JP2002022311A - 温泉熱複合利用システム - Google Patents

温泉熱複合利用システム

Info

Publication number
JP2002022311A
JP2002022311A JP2000199786A JP2000199786A JP2002022311A JP 2002022311 A JP2002022311 A JP 2002022311A JP 2000199786 A JP2000199786 A JP 2000199786A JP 2000199786 A JP2000199786 A JP 2000199786A JP 2002022311 A JP2002022311 A JP 2002022311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
hot spring
water
hot
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000199786A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Suruga
進 駿河
Manabu Suruga
学 駿河
Mikio Maruoka
幹男 丸岡
Yoshiaki Himura
義明 日村
Yasunobu Omori
靖信 大森
Hideki Sakiyama
英樹 崎山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKUSYU PLANT INDUSTRY CO Ltd
Mayekawa Manufacturing Co
Original Assignee
TOKUSYU PLANT INDUSTRY CO Ltd
Mayekawa Manufacturing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOKUSYU PLANT INDUSTRY CO Ltd, Mayekawa Manufacturing Co filed Critical TOKUSYU PLANT INDUSTRY CO Ltd
Priority to JP2000199786A priority Critical patent/JP2002022311A/ja
Publication of JP2002022311A publication Critical patent/JP2002022311A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • Y02A30/274Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies using waste energy, e.g. from internal combustion engine
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems
    • Y02B30/625Absorption based systems combined with heat or power generation [CHP], e.g. trigeneration
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/14Combined heat and power generation [CHP]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホテル、マンション等の集合居室空間を形成
する敷設において、地球環境に優しく、省エネ、天然資
源活用型の災害に強い快適な生活空間を形成するなかで
健康的なライフサイクルを送ることのできる自己完結型
の温泉熱複合システムを提供する。 【構成】 本発明の温泉熱複合利用システムは、温泉複
合冷温熱源51と温泉複合施設52とより構成し、温泉
複合冷温熱源51より地下水51bをコージェネヒート
ポンプシステム51aを介して給湯、高温泉、暖房用加
温水、冷房用の冷水を形成し、前記ホテル、マンション
とそれを含む敷設に設けた温泉複合施設52に供給す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホテル、マンショ
ン等の集合居室空間を形成する敷設に利用する温泉熱複
合利用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】都市の環境保全や都市美観、省エネル
ギ、省スペースという面からも、快適空間の開発が要求
されるとともに、快適空間に相応しい豊かで健康的なラ
イフスタイルの維持が要求されている。そのためには、
上記ライフスタイル維持の機能の整備が必要で、前記集
合居室空間は下記条件を満足する必要がある。 1、地球環境調和型であること、 2、健康増進日常空間型であること、 3、天然資源活用循環型であること、 4、災害に強い型であること、
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記条件1に対して
は、コージェネレーションプラントの大規模化により発
電システムの排熱を地域冷暖房の熱源として有効利用を
図ることにより省エネルギの効果を高めている。また、
省エネルギ性の向上により地球温暖化の原因となるCO
の削減と空気汚染の原因であるNOの削減が図ら
れ、外部への排気ガスの放出も最小に抑えている。ま
た、前記条件4に対しては、コージェネ化により自己完
結型に移行が可能となり、災害時にも水源確保、エネル
ギ源の確保ができるようになっている。上記コージェネ
化の結果、熱電併給が可能となり、上記条件1、条件4
に対してはそれぞれ改善向上の効果が得られている。
【0004】ところで、条件2の健康的快適空間の形成
は勿論であるが、特に健康的日常生活に対するきめ細か
い対策は見受けられない状況である。また、前記条件3
に対しては、地中のいずれの場所においても約1000
m以上の地中掘削では40℃前後の高温泉が得られる
が、その掘削費用は極めて高く開発事業費総額の大きな
部分を占め、経済的リスクは極めて高く十分な探査と慎
重な掘削計画の立案が要求されている。一方約1000
m程度若しくはそれ未満の地中掘削により得られる温泉
では30〜40℃の低温泉しか得られず温泉としての有
効利用が図られていない状況である。
【0005】上記事項についても、限りある資源の有効
利用が叫ばれている現状から見て新たなエネルギ採取と
利用の手段を考える必要がある。則ち、条件3の天然資
源の活用において、未だ有効利用が図られていない低温
泉の有効利用を図れば、併せて条件2の健康的快適空間
の形成が可能と考えられる。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、ホテル、マンション等の集合居室空間を形成する敷
設において、地球環境に優しく、省エネ、天然資源活用
型の災害に強い快適な生活空間を形成するなかで健康な
ライフサイクルを送ることのできる自己完結型の温泉熱
複合利用システムの提供を目的とするものである。本発
明の他の目的は、特に比較的浅深度の地中掘削により得
られる低温泉や井戸水等の地下水とを組み合わせて、当
該ホテル、マンション、または地域内の冷暖房用冷熱源
の供給と、高温泉、給湯用熱源、延いては温泉利用の周
年栽培用熱源の供給、ミネラルウォータの給水、温泉蒸
気利用のマイナスイオン冷房等の健康なライフスタイル
を維持できる、自己完結型の温泉複合利用システムの提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題解決の
ため、温泉熱複合システムの対象としては、ホテル、マ
ンション等の集合居室空間を形成する敷設を選択し、前
記空間に導入された熱発生源と組合せ前記熱発生源より
発生した排熱の有効利用を図るべく、ミネラルと地中エ
ネルギを多量に含む一定温度を保持する未利用の地下水
を使用するようにしたもので、特に比較的浅深度の地中
掘削により得られた低温泉と井戸水の組合せ使用と、前
記排熱を介しての加熱により高温泉、高温給湯、暖房用
加温水を得て、前記居室空間の敷設に天然の加温した低
温泉を導入して、日常で温泉効果とそれに関連する温泉
熱利用の健康なライフサイクルの形成を省エネ下に可能
とする一方、前記排熱により作動する吸収式冷凍機を含
む冷凍サイクルを介して得られる冷熱と前記暖房用高温
泉との併用により省エネ化の地域冷暖房を可能としたも
のである。なお、上記省エネ化によりCO、NO
SOの削減を可能とした環境に優しい集合居室空間を
得ることができる。
【0008】そこで、本発明の温泉熱複合利用システム
は、ホテル、マンション等の集合居室空間を形成する敷
設に利用する温泉熱複合利用システムにおいて、熱供給
源と、該熱供給源より供給された温熱により作動し冷房
用の冷熱を形成する冷凍サイクルと、比較的浅深度の地
中掘削により得られた低温泉と、前記温熱と低温泉とを
熱交換して複数の加温温泉を生成する熱交換器と、前記
熱交換器より得られた一の加温温泉を高温泉若しくは暖
房用加温水に、他の加温温泉を給湯の一部に利用するこ
とを特徴とする。
【0009】上記請求項1記載の本発明は、前記ホテ
ル、マンション等の集合居室空間を形成する敷設におい
て、熱供給源を導入し、該熱供給源より供給された温熱
とミネラルと地中エネルギを多量に含む未利用の低温泉
とを組合わせ、省エネ下に高温泉、給湯、暖房用加温水
を得て、前記ホテルやマンション等を含む敷設に天然の
加温した温泉湯を導入するようにしたものである。ま
た、前記温熱により冷凍サイクルを介して得られる冷熱
と前記暖房用加温水との併用により省エネ化の地域冷暖
房を可能とした温泉熱複合システムを形成してある。
【0010】また、請求項1記載の冷凍サイクルが、吸
収式冷凍機を用いて構成されることを特徴とする。
【0011】また、請求項1記載の熱供給源が、自家発
電設備の排熱を利用した熱発生源であり、該熱発生源よ
り排出する排熱により駆動して冷房用の冷熱を形成する
吸収式冷凍機により冷凍サイクルが構成されていること
を特徴とする。
【0012】上記請求項3記載の発明により、請求項1
記載の熱供給源に、特定電気事業用電力を供給する事業
所のようにガスエンジンまたはガスタービン等の動力源
により発電するようにした自家発電設備の排熱を使用す
るようにしたため、自己完結型システムが形成され、災
害時にも水源確保、エネルギ源の確保が省エネ下に可能
であるとともに、CO、NO 等の削減による環境に
優しい環境協調型の災害に強い生活空間を形成できる。
【0013】また、請求項1記載の敷設内に、温室、植
物園等の植物育成空間を形成するとともに、該空間に供
給する熱源が前記加温温泉の一次使用後の排熱利用であ
ることを特徴とする。
【0014】上記請求項4記載の発明により、前記加温
温泉の一次使用後の排熱を、敷設内に設けた温室、植物
園等の植物育成空間の熱源として使用するようにし、省
エネに寄与する構成にしてある。
【0015】また、請求項1記載の低温泉とともに、略
10〜20℃の井戸水を汲み上げて二種の温度域の水利
用を図るとともに、上記冷房時には前記井戸水を、冬期
暖房時には前記低温泉の加温水を使用することを特徴と
する。
【0016】また、請求項1記載の敷設の屋上を緑化さ
せ、該屋上に適時井戸水を供給して空調負荷の低減を図
ったことを特徴とする。
【0017】上記請求項6記載の発明により、ホテルま
たはマンション等の集合居室空間を形成する敷設の屋上
を緑化させ、屋上の植栽へ適時井戸水を供給するととも
に、夏期は冷房負荷の軽減と冬期は暖房負荷の軽減を図
るようにしたものである。
【0018】また、請求項1記載の一の加温水が40〜
70℃前後の加温水であり、他の加温水が70〜95℃
前後の高温加温水であることを特徴とする。
【0019】また、請求項1、請求項7記載の40〜7
0℃前後の加温水を、周年栽培温室用の熱源に使用する
ことを特徴とする。
【0020】また、請求項1、請求項3記載の冷房用冷
熱は、該冷熱により形成された冷水により低温泉水を5
〜10℃(好ましくは5〜7℃)に冷却し、温泉水使用
のマイナスイオン冷房空調を可能としたことを特徴とす
る。
【0021】上記請求項9記載の発明により、夏期冷房
時には前記冷凍サイクルより5〜10℃に冷却した低温
泉水をマイナスイオン屋内空調機に導入し、ミスト状の
温泉蒸気を形成させ、マイナスOHイオンを発生させ、
健康的雰囲気を持つ冷房空調を形成させたものである。
【0022】また、請求項3記載の自家発電設備は、燃
料電池で構成したことを特徴とする。
【0023】上記請求項10記載の発明により、自家発
電設備に発電機と動力源の代わりに燃料電池を使用し、
該電池より電気エネルギ取出しの際発生する温水を介し
ての温熱を、前記動力源より発生する排熱の代わりに使
用するようにしたもので、燃焼によらないクリーンな排
熱を供給できる。
【0024】また、請求項1記載の複数の温度域の加温
温泉を生成する熱交換器は、入力側より高温出力部と低
温出力部とを直列状に配設する構成としたことを特徴と
する。
【0025】また、請求項1記載の低温泉は、ミネラル
ウォータ精製装置を介して井戸水と混合してミネラルウ
ォータを形成する構成としたことを特徴とする。
【0026】上記請求項12記載の発明により、地下よ
り得られた低温泉と井戸水とを、飲料水精製装置により
混合し、ミネラルウォータの給水を常時可能とし、健康
的飲料水を常時摂取を可能にしている。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を、
図示例と共に説明する。ただし、この実施例に記載され
ている構成部品の寸法、形状、その相対的位置等は特に
特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれに
限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。以下
図面に基づいて本発明の詳細を説明する。図1は本発明
の温泉熱複合利用システムの一実施例を示す系統図であ
り、図2は図1の高効率熱交換器の概略の構成を示す図
である。
【0028】図1に示すように、本発明の温泉熱複合利
用システムは、温泉複合冷温熱源51と温泉複合施設5
2とより構成し、温泉複合冷温熱源51より地下水51
bをコージェネヒートポンプシステム51aを介して給
湯、高温泉、暖房用加温水、冷房用の冷水を、省エネ
下、且つCO、NO削減下で形成し、ホテル、マン
ション等の集合居室空間を形成する敷設に設けた温泉複
合施設52に供給して、前記ホテル、マンション等を含
む敷設に地球環境に優しく、省エネ、天然資源活用型の
災害に強い快適にして健康的なライフサイクル形成を可
能にしたものである。
【0029】前記コージェネヒートポンプシステム51
aは、地域内電力供給用に用意された自家発電設備の発
電機12と該発電機12を駆動させるガスエンジンから
なる動力源10と、該動力源のジャケット冷却水からの
温水により駆動して冷熱を供給する冷凍サイクルを形成
する吸収式冷凍機11と、前記動力源10の排ガスの排
熱を前記地下水51bとの間で熱交換をして前記地下水
に熱供給をする高効率熱交換器13とより構成する。前
記地下水51bには、約15℃前後の井戸水15と約2
5〜35℃の低温泉14とを使用するようにしてあり、
前記低温泉14は前記ホテル、マンション等の集合居室
空間の地下での約1000m程度若しくはそれ未満の掘
削により得られる約25〜35℃の地下水からなり、温
度変化のない一定温度の天然温泉の導入を省エネ下で可
能としたものである。なお、前記動力源10と発電機1
2には、都市ガス等の燃料補給を受けて運転される図示
しない燃料電池を使用しても良く、この場合の排熱はク
リーンな温水として供給される。また、前記吸収式冷凍
機11は略夏期の冷熱を必要とする時期に運転するよう
にし、それ以外の時期は前記ジャケット冷却水からの温
水を図示しない別の熱交換器に導入使用する構成にして
ある。
【0030】前記高効率熱交換器13は図2に見るよう
に、熱交換器35、36を約400〜600℃の排ガス
の流入側より直列状に配設し、上流側の熱交換器35よ
り約70〜95℃の加温水を得るようにし、下流側熱交
換器36より約40〜70℃の加温水を得て、約150
℃の排ガス37を排出する構造にしてある。
【0031】そして、前記地下水である低温泉14は動
力源10よりの排熱により前記高効率熱交換器13を介
して加熱され、約80℃前後の高温加温水13a、約5
0℃前後の加温水13b、約50℃前後の暖房用加温水
13cが形成され、それぞれ給湯槽17、高温泉槽1
8、暖房用加温水槽19に貯留されるとともに、前記吸
収式冷凍機11より供給された約5〜7℃の冷水11a
を冷却水槽24に導入させ同じく導入された25〜35
℃の低温泉水14を冷却貯留する構成にしてある。な
お、前記低温泉14は、前記約5〜7℃に冷却された後
マイナスイオン屋内空調機20へ導入して夏季冷房空調
を形成するようにしてある。
【0032】なお、前記井戸水15はミネラルウォータ
精製装置16を介して適量の低温泉14と混合精製し健
康に最適のミネラルウォータを得て、給水槽28に貯留
し当該地域への日常水源として供給するようにしてあ
る。
【0033】前記温泉複合施設52は、温泉施設53と
空調施設54とより構成する。前記温泉施設53は、ホ
テルまたはマンションの大浴場、各小浴場と各階各室毎
に設けられている浴槽25とシャワー・給湯26と、各
室床暖房30と、屋上菜園31とを含む構成とし、前記
浴槽25には高温泉槽18より約50℃の加温水13b
を使用しポンプ18aを介して供給し約41℃の温泉湯
を形成させるようにし、シャワー・給湯26は給湯槽1
7より約80℃の高温加温水13aを使用し、ポンプ1
7aを介して温度41〜42℃のシャワーの形成を可能
とし、使用後は排水22として外部へ排出されるように
してある。
【0034】床暖房30と屋上菜園31には、暖房用加
温水槽19よりポンプ19aを介して供給される約50
℃の暖房用加温水13cを使用して約46℃の床暖房を
可能とし、床暖房30は還流回路30aを介して暖房用
加温水槽19に還流させるとともに、屋上菜園31では
その一部は還流回路31aを介して一部を還流させ、他
の一部は高効率熱交換器13へ還流循環加熱するように
してある。前記屋上菜園31以外に当該地域には、図示
しない温泉熱利用の温室または植物園を設け、前記暖房
用加温水を前記と同様に熱交換器13を介して循環供給
する構成としてある。なお、前記屋上菜園には、植栽を
施し屋上緑化をさせ、都市空間の美化と冷暖房の省エネ
効果を上げることができる。
【0035】前記温泉施設52は、当該地域の別途設け
た温泉利用のクアサロンに設けても良く、ゆったりとし
た共有スペースの温浴設備を供給できる。
【0036】前記空調施設54は、マイナスイオン屋内
空調機20と浄水器21とより構成し、冷房用冷熱源を
形成する吸収式冷凍機11より供給された約5〜7℃の
低温泉水14を貯留する冷水槽24から温泉水をマイナ
スイオン屋内空調機20内で空気と直接接触させるなど
して、ミスト状の温泉蒸気により形成されたマイナスO
Hイオンを多量に含んだ適度の冷風を、ホテルまたはマ
ンションの各室に供給し、健康的な室内冷房を行なうよ
うにしてある。
【0037】
【発明の効果】本発明は上記構成であるので、ホテル、
マンション等の集合居室空間を形成する敷設において、
コージェネ熱電併合供給可能のシステムに、都市空間の
地下でも約1000m程度若しくはそれ未満の掘削で容
易に入手できる約25〜35℃の低温泉を使用するよう
にして、温度変化のない一定温度の天然温泉の導入によ
り、省エネ、且つ環境に優しい自己完結型の温泉熱複合
システムを提供できる。また、天然温泉、ミネラル分を
多量に含んだ温泉を井戸水に混合してミネラルウォータ
として常時使用、マイナスイオン冷房等による、健康的
快適なライフスタイルを提供できる。また、クアサロ
ン、ガーデニング設備等コミュニティ可能の生活雰囲気
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の温泉熱複合システムの一実施例を示
す系統図である。
【図2】 は図1の高効率熱交換器の概略の構成を示す
図である。
【符号の説明】
10 動力源 11 吸収式冷凍機 12 発電機 13 高効率熱交換器 14 低温泉 15 井戸水 16 ミネラルウォータ精製装置 17 給湯槽 18 高温泉槽 19 暖房用加温水槽 20 マイナスイオン屋内空調機 24 冷水槽 25 浴槽 26 シャワー・給湯 28 給水槽 30 床暖房 31 屋上菜園 51 温泉複合冷温熱源 51a コージェネヒートポンプシステム 51b 地下水 52 温泉複合施設 53 温泉施設 54 空調施設
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24F 7/00 F24F 7/00 B F25B 15/00 301 F25B 15/00 301E 303 303E 27/00 27/00 P 30/00 30/00 H01M 8/00 H01M 8/00 Z (72)発明者 駿河 学 大阪府大阪市浪速区敷津西2丁目1番8号 特殊プラント工業株式会社内 (72)発明者 丸岡 幹男 大阪府大阪市浪速区敷津西2丁目1番8号 特殊プラント工業株式会社内 (72)発明者 日村 義明 東京都江東区牡丹2丁目13番1号 株式会 社前川製作所内 (72)発明者 大森 靖信 東京都江東区牡丹2丁目13番1号 株式会 社前川製作所内 (72)発明者 崎山 英樹 東京都江東区牡丹2丁目13番1号 株式会 社前川製作所内 Fターム(参考) 3L050 BB07 BB11 3L093 BB24 BB26

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホテル、マンション等の集合居室空間を
    形成する敷設に利用する温泉熱複合利用システムにおい
    て、 熱供給源と、 該熱供給源より供給された温熱により作動し冷房用の冷
    熱を形成する冷凍サイクルと、 比較的浅深度の地中掘削により得られた低温泉と、 前記温熱と低温泉とを熱交換して複数の加温温泉を生成
    する熱交換器と、 前記熱交換器より得られた一の加温温泉を高温泉若しく
    は暖房用加温水に、他の加温温泉を給湯の一部に利用す
    ることを特徴とする温泉熱複合利用システム。
  2. 【請求項2】 前記冷凍サイクルが、吸収式冷凍機を用
    いて構成されることを特徴とする請求項1記載の温泉熱
    複合利用システム。
  3. 【請求項3】 前記熱供給源が、自家発電設備の排熱を
    利用した熱発生源であり、該熱発生源より排出する排熱
    により駆動して冷房用の冷熱を形成する吸収式冷凍機に
    より冷凍サイクルが構成されていることを特徴とする請
    求項1記載の温泉熱複合利用システム。
  4. 【請求項4】 前記敷設内に、温室、植物園等の植物育
    成空間を形成するとともに、該空間に供給する熱源が前
    記加温温泉の一次使用後の排熱利用であることを特徴と
    する請求項1記載の温泉熱複合利用システム。
  5. 【請求項5】 前記低温泉とともに、略10〜20℃の
    井戸水を汲み上げて二種の温度域の水利用を図るととも
    に、上記冷房時には前記井戸水を、冬期暖房時には前記
    低温泉の加温温泉を使用することを特徴とする請求項1
    記載の温泉熱複合利用システム。
  6. 【請求項6】 前記敷設の屋上を緑化させ、該屋上に適
    時井戸水を供給して空調負荷の低減を図ったことを特徴
    とする請求項1記載の温泉熱複合利用システム。
  7. 【請求項7】 前記一の加温水が40〜70℃前後の加
    温水であり、他の加温水が70〜95℃前後の高温加温
    水であることを特徴とする請求項1記載の温泉熱複合利
    用システム。
  8. 【請求項8】 前記40〜70℃前後の加温水を、周年
    栽培温室用の熱源に使用することを特徴とする請求項
    1、請求項7記載の温泉熱複合利用システム。
  9. 【請求項9】 前記冷房用冷熱は、該冷熱により形成さ
    れた冷水により低温泉水を5〜10℃(好ましくは5〜
    7℃)に冷却し、温泉水使用のマイナスイオン冷房空調
    を可能としたことを特徴とする請求項1、請求項3記載
    の温泉熱複合利用システム。
  10. 【請求項10】 前記自家発電設備は、燃料電池で構成
    したことを特徴とする請求項3記載の温泉熱複合利用シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 前記複数の温度域の加温温泉を生成す
    る熱交換器は、入力側より高温出力部と低温出力部とを
    直列状に配設する構成としたことを特徴とする請求項1
    記載の温泉熱複合利用システム。
  12. 【請求項12】 前記低温泉は、ミネラルウォータ精製
    装置を介して井戸水と混合してミネラルウォータを形成
    する構成としたことを特徴とする請求項1記載の温泉熱
    複合利用システム。
JP2000199786A 2000-06-30 2000-06-30 温泉熱複合利用システム Pending JP2002022311A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000199786A JP2002022311A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 温泉熱複合利用システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000199786A JP2002022311A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 温泉熱複合利用システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002022311A true JP2002022311A (ja) 2002-01-23

Family

ID=18697748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000199786A Pending JP2002022311A (ja) 2000-06-30 2000-06-30 温泉熱複合利用システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002022311A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012112618A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 温泉水供給システムおよび温泉水供給方法
JP2012110866A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 温泉水殺菌装置およびこれを備えた温泉水供給システム、並びに、温泉水殺菌方法およびこれを用いた温泉水供給方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012112618A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 温泉水供給システムおよび温泉水供給方法
JP2012110866A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 温泉水殺菌装置およびこれを備えた温泉水供給システム、並びに、温泉水殺菌方法およびこれを用いた温泉水供給方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Wu et al. Residential net-zero energy buildings: Review and perspective
Zhang et al. Comparison of combined cooling, heating and power (CCHP) systems with different cooling modes based on energetic, environmental and economic criteria
EP2784412B1 (en) Seasonal energy-storage cooling and heating system
Zhai et al. A review for the applications and integrated approaches of ground-coupled heat pump systems
Yu et al. Towards an optimized zero energy solar house: A critical analysis of passive and active design strategies used in Solar Decathlon Europe in Madrid
Angrisani et al. Design of a novel geothermal heating and cooling system: Energy and economic analysis
CN101403521B (zh) 太阳能吸收式制冷与地源热泵耦合联供系统
Asimakopoulos et al. Passive cooling of buildings
CN107166801A (zh) 用于恒温泳池的多能互补分布式能源系统
Deng et al. Case study of green energy system design for a multi-function building in campus
Angrisani et al. A small scale polygeneration system based on compression/absorption heat pump
CN105841396A (zh) 一种基于余热深度回收的冷热电三联供复合供能系统
CN102338500A (zh) 具有制冷、制热、生活热水和新风功能的空调热泵通风系统
CN109539375A (zh) 一种含生活热水废热回收的冷热电联供系统及方法
Nahavandinezhad et al. Conceptual design of solar/geothermal hybrid system focusing on technical, economic and environmental parameters
Ayou et al. Performance analysis of a reversible water/LiBr absorption heat pump connected to district heating network in warm and cold climates
CN101566376B (zh) 集中换热分户控制家用中央空调系统
Intini et al. A trigeneration system based on polymer electrolyte fuel cell and desiccant wheel–Part B: Overall system design and energy performance analysis
CN212457223U (zh) 一种热电厂及供热管网夏季供冷系统
Yaxiu et al. The potential of urban wastewater heat: The feasibility analysis of using wastewater source heat pump
CN204115295U (zh) 一种区域地源热泵集成式三联供能源站
JP2002022311A (ja) 温泉熱複合利用システム
CN203215829U (zh) 发电厂辅机循环水供暖结构
CN205593216U (zh) 一种基于内燃机的集中冷热源空调系统
CN212378169U (zh) 一种太阳能-空气能综合利用的新型建筑节能系统