JP2002017644A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP2002017644A
JP2002017644A JP2000211045A JP2000211045A JP2002017644A JP 2002017644 A JP2002017644 A JP 2002017644A JP 2000211045 A JP2000211045 A JP 2000211045A JP 2000211045 A JP2000211045 A JP 2000211045A JP 2002017644 A JP2002017644 A JP 2002017644A
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washing
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supercooling
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JP2000211045A
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Yoshitsugu Nishiyama
吉継 西山
Takeji Watanabe
竹司 渡辺
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄力を向上し、汚れや残菜が付着残留する
ことがないようにする。 【解決手段】 洗浄水を過冷却状態まで冷却する過冷却
手段14を備え、流動性のあるシャーベット状の氷を生
成して、これを食器へ噴射して洗浄する。これによっ
て、食器のきめ細かい部分まで洗浄が可能となる。即
ち、食器へ噴射するときの洗浄水の慣性力と、食器表面
と氷の摩擦力は従来よりも飛躍的に増加するので、食器
3の洗浄力は大幅に向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水を噴射すること
によって食器等の洗浄を行う食器洗浄機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の食器洗浄機としては、例
えば、特開平9−206266号公報に記載されている
ようなものがあった。図10は、前記公報に記載された
従来の食器洗浄機を示すものである。
【0003】図10において、1は洗浄槽、2は食器3
を入れる食器カゴ、4は水に洗剤を溶かして生成される
洗浄水を複数のノズルより食器3に向けて噴射する噴射
ノズル、5は洗浄水を加熱するヒーター、6は洗浄槽1
の洗浄水を噴射ノズル4へ導く洗浄水回路、7は洗浄水
回路6に設けて洗浄水を搬送する水ポンプ、8は洗浄水
回路6を流れる洗浄水を排水するか、または噴射ノズル
4へ送るかを選択切り替えする回路切替手段、9は水ポ
ンプ7より搬送された洗浄水を噴射ノズル4へ導く洗浄
水回路、10は洗浄水回路6を流れる洗浄水を排水する
排水回路、11は洗浄水に含まれる残菜等の不純物を捕
集するフィルター、12は洗浄槽1へ水を補給する給水
回路、13は給水回路12に設置して給水流量を制御す
る給水制御弁である。以上のように構成された従来の食
器洗浄機について、以下動作について説明する。食器・
調理器具等の洗浄物を食器カゴ2収納した後に、給水制
御弁13を制御して洗浄槽1に給水回路12より所定量
の水を供給する。洗浄槽1に給水された水は、洗剤等を
溶かして洗浄水となり、そのあと洗浄水は洗浄水回路6
へ流入して水ポンプ7より加圧された後に、洗浄水回路
9を通じて噴射ノズル4へ入り食器3へ向けて勢い良く
噴射される。噴射ノズル4より噴射された洗浄水は、食
器3等の洗浄物に付着した汚れや残菜を洗い落としたあ
とにフィルター11でろ過される。ろ過された洗浄水は
再び、水ポンプ7より加圧されて洗浄水回路9を介して
噴射ノズル4より食器3へ向けて噴射される。このと
き、ヒーター5に通電して、洗浄水を所定の温度まで加
熱する。この行程を所定時間実行して食器3の洗浄を行
う。所定時間の洗浄運転が終わったのちに、洗浄水は排
水回路10より外部へ排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の食器洗浄機では、洗浄水の水勢による洗浄物の洗浄
は十分とは言えず、運転完了後も食器表面に汚れが付着
残留しているといった課題があった。
【0005】また、特に汚れがひどい食器を洗浄する場
合は、事前に下洗いする必要があり使い勝手の悪い食器
洗浄機となっていた。
【0006】また、洗浄終了後の食器は温められている
ので、冷熱料理に用いることが不可能であり、また例え
ば、ジョッキ等の洗浄を行った後、ビール等の冷飲料を
注ぐと味覚を損なうため、洗浄したジョッキを別途冷蔵
庫等で冷却する必要があった。
【0007】また、洗浄水の加熱はヒーター等の電気エ
ネルギーを用いるものであり、ランニングコストが嵩む
機器となっていた。
【0008】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、食器の洗浄力を強化し、さらにランニングコストが
廉価な食器洗浄機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、食器洗浄機において、洗浄水回路の水を過
冷却状態となるまで冷却する過冷却手段を備えたことを
特徴とする食器洗浄機としたものである。
【0010】これによって、水、あるいは水に洗剤を溶
かして生成する洗浄水を過冷却手段で過冷却状態まで冷
却したあと、この水を噴射して流動性のあるシャーベッ
ト状の氷を生成して食器を洗浄することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、洗浄槽
を有して食器の洗浄を行う食器洗浄機において、洗浄槽
に水を給水する給水回路と、洗浄槽の水を過冷却状態と
なるまで冷却する過冷却手段と、過冷却手段で冷却した
水を食器へ噴射する噴射ノズルを備えたことを特徴とす
る食器洗浄機とすることにより、洗浄水を過冷却手段に
おいて過冷却状態まで冷却し、この洗浄水より流動性の
あるシャーベット状の氷を生成して食器の洗浄を行うも
ので、洗浄物の洗浄能力が向上した食器洗浄機とするこ
とができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、過冷却手段は、
少なくとも圧縮機と凝縮器を有するヒートポンプ回路で
構成し、給水回路の水を食器へ噴射する噴射ノズルを備
え、給水回路の水はヒートポンプ回路の冷媒と凝縮器に
おいて熱交換関係を有することを特徴とする請求項1に
記載の食器洗浄機とすることにより、洗浄水を過冷却手
段において過冷却状態まで冷却し、この洗浄水より流動
性のあるシャーベット状の氷を生成して食器の洗浄を行
い、さらに、温水を生成して洗浄を行うことができるの
で、洗浄物の洗浄力の強化を図るとともに、ランニング
コストが廉価な食器洗浄機とすることができる。
【0013】請求項3に記載の発明は、過冷却手段で冷
却した水を食器へ噴射する噴射ノズルと、給水回路の水
を食器へ噴射する噴射ノズルは一体となる噴射ノズルで
構成されていることを特徴とする請求項2に記載の食器
洗浄機とすることにより、過冷却手段において過冷却状
態まで冷却された洗浄水と、凝縮器で加熱した水を噴射
する噴射ノズルを一体化したので、洗浄水を噴射する構
造が簡素化され、低コストな食器洗浄機とすることがで
きる。
【0014】請求項4に記載の発明は、過冷却手段で冷
却した水で食器の洗浄を行って食器の洗浄が完了するこ
とを特徴とする請求項1〜3に記載の食器洗浄機とする
ことにより、過冷却手段において過冷却状態まで冷却さ
れた洗浄水と、凝縮器で加熱した水で洗浄を行うので、
洗浄物の洗浄力が強化されるとともに、洗浄完了直後で
も食器が冷却されて、冷飲食物の利用に適した食器とす
る食器洗浄機とすることができる。
【0015】請求項5に記載の発明は、過冷却手段は、
スリット状の穴を有する複数の冷媒プレートと、スリッ
ト状の穴を有する複数の水プレートと、この複数の冷媒
プレートと水プレートの間に設けられていて冷媒と水の
隔壁をなす複数の隔壁プレートとから冷媒流路と水流路
を形成した積層式熱交換器を備えている請求項1〜3の
いずれか1項に記載の食器洗浄機とすることにより、洗
浄水を安定して過冷却状態まで冷却することと、過冷却
手段の過冷却熱交換器のコンパクト化を図ることが出来
るので、耐久性が高くコンパクトな食器洗浄機とするこ
とができる。
【0016】請求項6に記載の発明は、過冷却手段は食
器洗浄機本体に納められている請求項1〜4のいずれか
1項に記載の食器洗浄機とすることにより、低コストで
コンパクトな食器洗浄機とすることができる。
【0017】請求項7に記載の発明は、ヒートポンプ回
路を有してなる冷蔵庫を備え、過冷却手段は前記ヒート
ポンプ回路と結合していることを特徴とする請求項1〜
5のいずれか1項に記載の食器洗浄機とすることによ
り、低コストでコンパクトな食器洗浄機とすることがで
きる。
【0018】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0019】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
おける食器洗浄機の構成図を模式的に示すものである。
図1において、14は洗浄水回路9を流れる水、あるい
は水に洗剤を溶かして生成した洗浄水を過冷却状態まで
冷却する過冷却手段である。過冷却手段14の15は圧
縮機、16は凝縮器、17は減圧手段、18は洗浄水回
路9に設置した過冷却熱交換器、19は圧縮機15、凝
縮器16、減圧手段17、過冷却熱交換器18、圧縮機
15を順に接続する冷媒回路、20は過冷却熱交換器1
8の出口に設置して洗浄水回路9を流れる水の温度を検
知する温度センサー、21は圧縮機15の運転制御と、
洗浄水回路9を流れる水の温度が所定の温度T1となる
ように、温度センサー20から受ける信号を基に水ポン
プ7を介して洗浄水回路6の水量を制御する制御手段で
ある。過冷却熱交換器18は、プレート式熱交換器や二
重管式熱交換器などの熱交換器を用いた。温度センサー
20はサーミスターとしたが、熱電対、あるいは測温抵
抗体を用いることもできる。
【0020】以上のように構成された食器洗浄機につい
て、以下その動作と作用について説明する。食器や調理
器具の洗浄を行う場合は、本実施例も従来の方法と同じ
ように、食器・調理器具等の洗浄物を食器カゴ2収納し
た後、給水制御弁13を制御して洗浄槽1に給水回路1
2より所定量の水を供給し、その水、あるいは水に洗剤
を溶かして生成した洗浄水を水ポンプ7で加圧した後に
洗浄水回路9を通じて噴射ノズル4へ送り、食器3へ向
けて勢い良く噴射して食器3等の洗浄物に付着した汚れ
や残菜を洗い落す。噴射ノズル4より噴射された洗浄水
は、食器3等の洗浄物に付着した汚れや残菜を洗い落と
したあとにフィルター11でろ過される。ろ過された洗
浄水は再び、水ポンプ7より加圧されて洗浄水回路9を
介して噴射ノズル4より食器3へ向けて噴射される。
【0021】ここで、制御手段21によって、過冷却手
段14の圧縮機15を動作させると、圧縮機15より吐
出された高温高圧の冷媒は、凝縮器16で凝縮液化した
あと、減圧手段17を通過する際に減圧されて低温低圧
となり、過冷却熱交換器18で蒸発気化したあと圧縮機
15に吸入される。水ポンプ7によって加圧されて洗浄
水回路9を流れる水、または洗浄水は、過冷却熱交換器
18を通過する際に低温低圧冷媒によって冷却される。
このとき、所定の温度T1を氷点以下の温度とし(例え
ば−3℃)、温度センサー20で検出する温度がT1と
なるように制御手段21で水ポンプ7を介して洗浄水の
水量を制御すると、過冷却熱交換器18を流出する水、
または洗浄水は、氷点以下の温度でも液相である過冷却
状態の水となる。過冷却状態まで冷却された洗浄水は噴
射ノズル4へ送られ、食器3へ向けて勢い良く噴射され
る。水は氷点以下の温度まで冷却しても流れに乱れがな
いとき、あるいは水が衝撃を受けないときは、氷へと相
変化しない過冷却状態の水となる。
【0022】しかし、流れに乱れが生じるか、または衝
撃を受けると一瞬に氷へと相変化し、過冷却される温度
が大きくなるほど僅かな乱れでも氷へと相変化する。従
って、噴射ノズル4より噴射された過冷却状態の水、ま
たは洗浄水は、食器3の表面に当たったときに受ける衝
撃によって瞬時に氷へと変化する。このとき生成される
氷は柔軟性と流動性のあるシャーベット状となる。洗浄
水回路6から連続的に給水される水、または洗浄水を過
冷却手段14の過冷却熱交換器18によって過冷却状態
となるまで冷却したのちに、噴射ノズル4より洗浄槽1
へ噴射することにより、食器3をシャーベット状の氷で
連続的に洗浄することができる。シャーベット状の氷は
微細粒子の氷で形成されているので、これを用いて食器
の洗浄を行うと、食器3のきめ細かい部分の洗浄が可能
となり、また、食器3へ噴射するときの氷の慣性力と、
食器表面と氷との摩擦力は従来の方式に比較して飛躍的
に増加するので、食器3の洗浄力は大幅に向上する。上
記シャーベット氷による食器の洗浄を行った後、ヒータ
ーに通電して温水を生成し従来の方法と同様の食器の洗
浄を行うことができる。
【0023】以上のように、本実施例においては、過冷
却手段14を設置し、洗浄水回路6から供給される洗浄
水を過冷却熱交換器18で過冷却状態まで冷却したあ
と、噴射ノズル4より食器3へ噴射しシャーベット状の
氷で洗浄を行う構成としたことから、食器3の洗浄力が
大幅に向上した食器洗浄機とすることができる。また、
食器の洗浄後であっても食器は冷却されているので、即
座に冷食材を用いた料理の食器として使うことができる
ともに、ジョッキ等を洗浄した場合は、冷蔵庫で冷却す
ることなく即座にビール等の冷飲料を容器として利用す
ることができる。
【0024】また、洗浄槽1の食器3より落ちた汚れや
残菜から臭素成分が空気中へ拡散して悪臭となるため、
使用者に不快感を与えている。臭素成分が空気へ揮発拡
散する量は、残菜の温度と洗浄水の温度に深く関係して
おり、残菜と水の温度が高ければ臭素成分の空気へ揮発
する量が増加する。そこで、食器3の汚れや残菜をシャ
ーベット状の氷で洗浄することにより汚れや残菜は急速
冷却されるので、臭素成分の空気への揮発拡散する量を
激減させることができる。従って、汚れや残菜はシャー
ベット状の氷によって急速冷却されるので、防臭効果を
備えた食器洗浄機とすることができる。
【0025】また、本実施例では、図1に示すように洗
浄水の給水は給水回路12より、洗浄槽1へ給水する構
成であるが、図2に示すように給水回路12より直接洗
浄水回路9へ導く給水回路22と、給水回路を切り替え
る回路切替手段23を設けて、洗浄槽1へ給水を行うと
同時に洗浄水を過冷却熱交換器18で過冷却状態まで冷
却した後、食器3へ向けて噴射することによって、食器
洗浄機の洗浄時間を短縮することができる。
【0026】また、本実施例では、所定の温度T1を−
3℃としたが、T1を低く設定しすぎると過冷却状態の
水は噴射ノズル4より食器3へ噴射する前に、過冷却熱
交換器18や洗浄水回路9で氷へと相変化して流路を閉
塞し、食器3を洗浄できなくなってしまうので、T1>
−7℃の範囲で設定する。
【0027】また、本実施例では、温度センサー20は
過冷却熱交換器18の出口の洗浄水回路9に設置した
が、圧縮機15と凝縮器16の冷却能力の特性が把握で
きているとき温度センサー20を過冷却熱交換器18の
入口の洗浄水回路9、あるいは洗浄水回路6に設置し、
検知した温度と冷却能力特性から水量の演算を行い、演
算した水量となるように水ポンプ7を制御すると、同様
の効果を得ることができる。
【0028】また、本実施例では、過冷却熱交換器18
を洗浄槽1の外に設置しているが、洗浄槽1に内蔵する
ことにより熱交換器の表面も伝熱面として利用できるの
で、装置の効率が向上するとともに、熱交換器を断熱す
る断熱材が不要となるばかりでなく、洗浄水回路が簡素
化することができるので装置の低コスト化を図ることが
できる。
【0029】また、本実施例では、洗浄水回路6より搬
送される洗浄水の流量の調節は、水ポンプ7の制御のほ
かに、洗浄水回路6に流量制御弁を設置して制御するこ
とも可能である。また、圧縮機15にインバーター回路
を設け、冷却される水の温度が所定の温度T1となるよ
うに圧縮機15の出力を制御しても同様の効果を得るこ
とができる。
【0030】また、本実施例では、過冷却熱交換器18
で冷却される水の温度が所定の温度T1となるように循
環する水量、あるいは圧縮機1の制御を行うが、このよ
うな制御を行わず一定量の洗浄水を循環させても、洗浄
槽1と過冷却熱交換器18を循環している間に洗浄水の
温度は徐々に低下し、ある時間経過後から過冷却熱交換
器18より過冷却状態の水が生成され、シャーベット状
の氷が生成される。従って、装置の簡素化と低コスト化
を図ることが出来る。
【0031】また、本実施例では、所定の温度T1を氷
点以下に設定するとしたが、氷点以上の温度に設定する
ことも可能であり、この場合は温度T1の洗浄水で食器
の洗浄を行う食器洗浄機となる。
【0032】また、本実施例の過冷却手段14は、圧縮
機15を用いて冷媒を循環させる冷凍サイクルとしてい
るが、冷媒を吸収器で吸収剤に吸収させて再生器で冷媒
を発生させるような吸収式サイクルで構成しても同様の
効果を得ることができる。
【0033】また、本実施例の過冷却熱交換器18は、
冷媒と水が並行流となるように冷媒回路6と洗浄水回路
6を接続しているが、直交流、あるいは対向流となるよ
うな構成とした熱交換器としても同様の効果を得ること
ができる。
【0034】(実施例2)図3は、本発明の実施例2の
食器洗浄機の構成図を模式的に示すものである。図3に
おいて、24は水を食器へ噴射する噴射ノズル、25は
冷媒回路19に設置した水冷式の凝縮器、26は凝縮器
25を冷却した水を貯める貯水タンク、27は給水回路
12の水を凝縮器25へ導く温水回路、28は凝縮器2
5を流出した水を貯水タンク26へ送る温水回路、29
は貯水タンク26の水を噴射ノズル4へ導く温水回路、
30は温水回路27を開閉する回路開閉手段、31は貯
水タンク26の水を搬送するために温水回路29に設置
した水ポンプであり、冷媒の凝縮熱を利用して温水回路
27の水を加熱するものである。32は制御手段21の
機能に加えて、回路開閉手段30と水ポンプ31の操作
ができる制御手段である。凝縮器25は、実施例1の凝
縮器16と置き換えるもので、プレート式熱交換器や二
重管式熱交換器などの熱交換器を用いた。
【0035】以上のように構成された食器洗浄機につい
て、以下その動作と作用について説明する。図3の食器
洗浄機において、制御手段32によって回路開閉手段3
0を開くと、給水回路12の水を温水回路27を通じて
凝縮器25へ流すことができる。ここで、実施例1と同
様に制御手段32によって、過冷却手段14の圧縮機1
5を動作させると、水ポンプ7によって加圧されて洗浄
水回路9を流れる水、または洗浄水は、過冷却熱交換器
18を通過する際に低温低圧冷媒によって冷却され、さ
らに、所定の温度T1を氷点以下の温度とし、温度セン
サー20で検出する温度がT1となるように制御手段1
6で水ポンプ7を介して水量を制御すると、過冷却熱交
換器18を流出する水、または洗浄水は、氷点以下の温
度でも液相である過冷却状態の水となり、食器3へ噴射
されて接触したときに受ける衝撃によって瞬時に流動性
のあるシャーベット状の氷へと変化する。これを用いて
食器3の洗浄を行うと、実施例1で記載したように洗浄
力が向上した食器洗浄機とすることができる。
【0036】また、室内の空気に冷媒の凝縮熱を放熱す
ると、室温が上昇して使用者に不快感を与えてしまうば
かりでなく、装置の電気回路等の温度が上昇し故障を来
す原因となる。しかし、凝縮器25は温水回路27の水
に放熱する水冷式とし、冷媒の凝縮熱は温水回路27の
水に回収する構成としているので、室温を上昇させるこ
となく食器洗浄機の運転を行うばかりでなく、凝縮器2
5の伝熱促進が容易となるので凝縮器25の小型化を図
ることができる。凝縮熱を回収して温度が上昇した水は
貯水タンク26に温水として蓄積され、シャーベット状
の氷で洗浄を行った後に、水ポンプ31を動作させて、
温水を噴射ノズル24へ供給すると温水による食器3の
洗浄を行うことができる。食器3に付着している汚れ
は、タンパク質や油脂成分であり、タンパク質は温水で
加温することによって容易に食器3より剥離させること
ができる。生成される温水はシャーベット状の氷を造る
ときに発生する廃熱を利用するものであり、そのときの
消費する電力量はヒーター5で加熱する方式より大幅に
削減することができるとともに、ヒーター5が不要とな
る。
【0037】以上のように、本実施例においては、噴射
ノズル24、凝縮器25、貯水タンク26などを設置
し、凝縮器25の冷媒の凝縮熱を貯水タンク26の水に
放熱する構成としたことから、シャーベット状の氷で効
率よく食器の洗浄を行うとともに、室温を上昇させて使
用者に不快感を与えることがなく、また、熱交換器の伝
熱促進が容易となるので凝縮器の小型化を図ることがで
きる。また、貯水タンク26の温水を用いて従来の方式
と同様に食器の洗浄を行うことと、ヒーターが不要とな
り、ランニングコストが廉価で低コストな食器洗浄機と
することができる。
【0038】また、本実施例では、凝縮器25を貯水タ
ンク26の外に設置しているが、水没するように設置す
ることにより熱交換器の表面も伝熱面として利用できる
ので装置の効率が向上するとともに、熱交換器を断熱す
る断熱材が不要となるばかりでなく、温水回路が簡素化
することができるので装置の低コスト化を図ることがで
きる。
【0039】また、本実施例では、洗浄槽1の食器を過
冷却状態の水と温水を使って洗浄できる構成であること
から、食器カゴ2に特に汚れのひどい食器を置く部分
と、温水による食器洗浄を行う部分を分離するように設
けると、食器の汚れに応じた効果的な食器洗浄を行うこ
とができる。
【0040】(実施例3)図4は、本発明の実施例3の
食器洗浄機の構成図を模式的に示すものである。図4に
おいて、33は噴射ノズル4と噴射ノズル24を一体化
して形成した噴射ノズルである。
【0041】以上のように構成された食器洗浄機につい
て、以下その動作と作用について説明する。図4の食器
洗浄機において、過冷却手段に14よる過冷却状態の洗
浄水の生成と、凝縮器25による温水の生成は、実施例
1〜2に記載した方法により行うことができる。また、
本実施例では、これらの状態となった洗浄水を食器へ噴
射する噴射ノズル4と24が一体化された噴射ノズル3
3を用いた。従って、洗浄水を噴射する構造が簡素化す
ることができる。
【0042】以上のように、本実施例においては、噴射
ノズル4と24を一体化した噴射ノズル33を設置した
ので、洗浄水を噴射する構造を簡素化することができる
ので、低コストな食器洗浄機とすることができる。
【0043】(実施例4)図5は、本発明の実施例4の
食器洗浄機の構成図を模式的に示すものである。図5に
おいて、35は過冷却手段14の圧縮機15の操作と、
洗浄水回路9を流れる水の温度が所定の温度T1となる
ように、温度センサー20から受ける信号を基に水ポン
プ7を介して洗浄水回路6の水量を制御するとともに、
回路開閉手段30と水ポンプ31の操作ができる制御手
段である。制御手段35は、過冷却手段14で生成され
た過冷却状態の洗浄水で食器3の洗浄を行った後、貯水
タンク26に蓄積された温水で食器の洗浄を行うよう
に、過冷却手段14の圧縮機15と水ポンプ7と水ポン
プ31を制御する機能を備えている。さらに、貯水タン
ク26に蓄積された温水で食器の洗浄を行った後、過冷
却手段14で生成された過冷却状態の洗浄水で食器3の
洗浄を行うように、過冷却手段14の圧縮機15と水ポ
ンプ7と水ポンプ31を制御する機能も備えている。
【0044】以上のように構成された食器洗浄機につい
て、以下その動作と作用について説明する。過冷却手段
14で過冷却状態まで冷却した洗浄水による食器3の洗
浄と、凝縮器25で生成された温水による食器3の洗浄
は、実施例1〜3に記載した方法により行うことができ
る。制御手段35によって、過冷却手段14で過冷却状
態まで冷却した洗浄水による食器3の洗浄を行った後、
凝縮器25で生成された温水による食器3の洗浄を行う
ことにより、食器3の洗浄力をさらに向上させることが
できる。しかしながら、食器洗浄後の食器3は加温され
たままの状態であるから、制御手段35によって、過冷
却手段14で過冷却状態まで冷却した洗浄水を食器3に
噴射することによって食器3を冷却することができる。
【0045】以上のように、本実施例においては、制御
手段35を設置して、温水で食器の洗浄を行った後に、
過冷却手段14で生成された過冷却状態の洗浄水で食器
3の冷却を行うので、洗浄物の洗浄力が強化されるとと
もに、食器の洗浄後であっても即座に冷食材を用いた料
理の食器として使うことができるともに、ジョッキ等を
洗浄した場合は、冷蔵庫で冷却することなく即座にビー
ル等の冷飲料を容器として利用することができる。
【0046】また、本実施例では、食器の冷却を過冷却
状態まで冷却した洗浄水で行うとしたが、洗剤を含まな
い水で冷却を行うことも可能であり、さらに、過冷却状
態となるまで冷却せずとも、所定の温度T1を氷点以上
の温度に設定して、温度T1の冷水で食器の冷却を行う
こともできる。
【0047】(実施例5)図6は、本発明の実施例5の
食器洗浄機の構成図を模式的に示すものである。図6に
おいて、36は積層式熱交換器であり、過冷却熱交換器
18と置き換えたものである。図7は積層式熱交換器3
6の分解斜視図であり、積層式熱交換器36は冷媒プレ
ート38、水プレート40、これらのプレート38、4
0の間に挿入する隔壁プレート39を順に積層して形成
される。冷媒プレート38は、スリット状の穴である冷
媒流路スリット38aと水通路スリット38bが形成さ
れている。水プレート40は、スリット状の穴である冷
媒通路スリット40a、水流路スリット40bが形成さ
れている。隔壁プレート39は、スリット状の穴である
冷媒通路スリット39aと水通路スリット39bが形成
されている。
【0048】冷媒流路スリット38aは、トッププレー
ト37と隔壁プレート39と、あるいは両面の隔壁プレ
ート39から挟まれることにより冷媒流路を形成する。
水流路スリット40aは、両面の隔壁プレート39から
挟まれることにより水流路を形成する。冷媒プレート3
8の水通路スリット38b、および隔壁プレート39の
冷媒通路スリット39aと水通路スリット39b、およ
び水プレート40の冷媒通路スリット40aは、順に積
層されることによって貫通した空間を形成し、冷媒と水
を各々のプレートの流路に送る流入通路42a、43
a、また各々の流路で熱交換した冷媒あるいは水を合流
させて積層式熱交換器36から流出させるための流出通
路42b、43bとなる。順に積層したプレートの最上
面にはトッププレート37、最低面にはエンドプレート
41を配し各々のスリットを密閉空間とする。
【0049】積層式熱交換器36の冷媒流路の高さ、お
よび水流路の流路高さは、冷媒プレート38、および水
プレート40のプレートの厚みであり、流路の幅は冷媒
流路スリット38a、水流路スリット40aの幅とな
る。本実施例では、水プレート40の厚みを0.1〜
2.0mmの範囲とし、水流路の水の流れが層流となるよ
うに(レイノルズ数が1000以下)プレート40の厚
みとスリット40aの幅、および積層するプレートの枚
数を設計した。水流路を流れる水の流れは層流となり、
一般的に層流の熱伝達は低いとされているが、本発明の
ように流路高さを0.1〜2.0mmの範囲とすると温度
境界層が薄膜化され、伝熱が促進される。
【0050】以上のように構成された食器洗浄機につい
て、以下その動作と作用について説明する。過冷却熱交
換器18で生成される過冷却状態の水は、僅かな衝撃で
も受けると液相から氷へと相変化する特性があり、過冷
却される温度幅が大きいほど極僅かな流れの乱れでも氷
へと相変化してしまう。過冷却熱交換器18を水の熱伝
達が乱流であるプレート式熱交換器、あるいは二重管式
熱交換器で構成した場合、過冷却状態の水が氷点温度以
下のある温度まで冷却されると、流れの乱れ等の影響を
受けて氷へと相変化して流路を閉塞する場合があり、装
置の運転を停止する必要がある。装置を度々停止させる
とヒートポンプ回路の圧縮機15の耐久性が低下する。
【0051】そこで、本実施例のように、過冷却熱交換
器18を積層式熱交換器36で構成すると、水流路の水
の流れは層流であり、乱れを伴わない流れであることか
ら、過冷却状態となった水は氷へ相変化することなく流
路を通過することができる。過冷却状態となった水は、
噴射ノズル4より食器3へ噴射されて接触するときに受
ける衝撃で液相から流動性のあるシャーベット状の氷へ
と変化する。
【0052】以上のように、本実施例においては、水を
過冷却状態まで冷却する過冷却熱交換器を積層式熱交換
器36とした構成であることから、生成した過冷却状態
の水が熱交換器の水流路で氷へと相変化することなく噴
射ノズル4より食器3へ噴射することができる。従っ
て、圧縮機15の運転を停止することなく連続的に過冷
却状態の水を生成することができるので、効率と耐久性
が向上した食器洗浄機とすることができる。
【0053】また、積層式熱交換器36は流路の高さが
プレート式熱交換器や二重管式熱交換器よりも小さいた
め、同一伝熱面積であっても内容積が小さくなる。従っ
て、本実施例の構成により、食器洗浄機に充填する冷媒
の量を削減することができるとともに、食器洗浄機の小
型化と低コスト化を実現することができる。
【0054】また、積層式熱交換器を凝縮器25に適用
することも可能であり、凝縮器25のコンパクト化を実
現することができる。
【0055】(実施例6)図8は、本発明の実施例6の
食器洗浄機の構成図を模式的に示すものである。図8に
おいて、44は食器洗浄機本体であり、圧縮機15と凝
縮器25と減圧手段17と過冷却熱交換器18と冷媒回
路19からなる過冷却手段14と、凝縮器25と貯水タ
ンク26などは食器洗浄機本体44に収納されている。
【0056】以上のように構成された食器洗浄機につい
て、以下にその動作と作用について説明する。過冷却手
段14は食器洗浄機本体44に収納されており、さらに
過冷却熱交換器18がプレート式熱交換器と比較して大
幅にコンパクト化された積層式熱交換器36で構成され
る場合は、食器洗浄機本体44の圧縮機1の周囲などに
僅かに空く空間や、食器洗浄機本体44を断熱する断熱
材の中に、過冷却熱交換器18を設置することができ
る。
【0057】以上のように、本実施例においては、食器
洗浄機本体44に過冷却手段14と凝縮器25と貯水タ
ンク26などを収納する構成としたことから、外観が整
った食器洗浄機とすることができる。さらに、過冷却手
段14の過冷却熱交換器18を積層式熱交換器36とし
た場合は、従来の食器洗浄機の大きさのままで過冷却状
態の水を生成できるので、低コストでコンパクトな食器
洗浄機とすることができる。
【0058】(実施例7)図9は、本発明の実施例7の
食器洗浄機の構成図を模式的に示すものである。図9に
おいて、45はヒートポンプ回路を有する冷蔵庫であ
り、冷蔵庫45の46は冷蔵室、47は冷蔵室46に備
えた蒸発器、48は減圧弁、49は冷媒回路19に設置
して圧縮機15から吐出された冷媒を蒸発器47へ導い
て冷蔵室46の冷却を行う冷媒回路である。圧縮機15
と凝縮器16と冷媒回路19の一部は冷蔵庫45に収納
されている。
【0059】以上のように構成された食器洗浄機につい
て、以下にその動作と作用について説明する。冷蔵庫4
5の冷蔵室46の冷却は、圧縮機15を動作して冷媒を
循環させることで行う。ここで、食器洗浄機は冷蔵庫4
5の圧縮機15と利用することで、実施例1で記載した
ように洗浄水の冷却を行うことができる。
【0060】以上のように、本実施例においては、食器
洗浄機の圧縮機15を冷蔵庫15と共有する構成とした
ことから、低コストでコンパクトな食器洗浄機とするこ
とができる。
【0061】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、流動性のあるシャーベット状の氷で洗浄槽の洗
浄物を洗浄することが可能となり、シャーベット状の氷
は微細粒子の氷で形成されているので、これを用いて食
器3の洗浄を行うときめ細かい部分の洗浄が可能とな
り、また、食器3へ噴射されるときの氷の慣性力と、食
器面と氷の摩擦力は従来の方式に比較して飛躍的に増加
する。従って、食器3の洗浄力が大幅に向上し、下洗い
の不要な使い勝手のよい食器洗浄機とすることができ
る。
【0062】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、凝縮熱を貯水タンク26の
水に放熱する構成としたことから、室温を上昇させて使
用者に不快感を与えることなくシャーベット状の氷を用
いて効率よく食器の洗浄を行い、熱交換器の伝熱促進が
容易となるので凝縮器の小型化を図ることができる。ま
た、過冷却状態の水の生成すると同時に貯水タンク26
には温水が貯められ、これを用いて食器の洗浄を行うこ
とができるので、ヒーターが不要となり、ランニングコ
ストが廉価で低コストな食器洗浄機とすることができ
る。
【0063】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
〜2に記載の発明の効果に加え、過冷却状態の洗浄水と
加温された水を噴射する噴射ノズルを一体化したので、
洗浄水を噴射する構造が簡素化され、低コストな食器洗
浄機とすることができる。
【0064】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3に記載の発明の効果に加え、食器の洗浄後であって
も即座に冷食材を用いた料理の食器として使うことがで
きるともに、ジョッキ等を洗浄した場合は、冷蔵庫で冷
却することなく即座にビール等の冷飲料を容器として利
用することが可能な食器洗浄機とすることができる。
【0065】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜4に記載の発明の効果に加え、過冷却熱交換器の小型
・軽量化と、冷媒回路に必要な冷媒充填量を削減できる
のでコンパクトで低コストな食器洗浄機とすることがで
きる。
【0066】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
〜5に記載の発明の効果に加え、外観が整った食器洗浄
機とすることができる。さらに、過冷却熱交換器を積層
式熱交換器とした場合は、従来の食器洗浄機の大きさの
ままで過冷却状態の水を生成できるので、低コストでコ
ンパクトな食器洗浄機とすることができる。
【0067】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
〜5に記載の発明の効果に加え、圧縮機を冷蔵庫と共有
する構成としたので、低コストでコンパクトな食器洗浄
機とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における食器洗浄機の構成図
【図2】本発明の実施例1における食器洗浄機の構成図
【図3】本発明の実施例2における食器洗浄機の構成図
【図4】本発明の実施例3における食器洗浄機の構成図
【図5】本発明の実施例4における食器洗浄機の構成図
【図6】本発明の実施例5における食器洗浄機の構成図
【図7】同食器洗浄機の積層式熱交換器の分解斜視図
【図8】本発明の実施例6における食器洗浄機の構成図
【図9】本発明の実施例7における食器洗浄機の構成図
【図10】従来の食器洗浄機の構成図
【符号の説明】
1 洗浄槽 3 食器 4、24、33 噴射ノズル 14 過冷却手段 36 積層式熱交換器 38 冷媒プレート 38a 冷媒流路スリット 38b 水通路スリット 39 隔壁プレート 39a 冷媒通路スリット 39b 水通路スリット 40 水プレート 40a 冷媒通路スリット 40b 水流路スリット 44 食器洗浄機本体 45 冷蔵庫

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽を有し食器の洗浄を行う食器洗浄
    機において、洗浄槽に水を給水する給水回路と、前記洗
    浄槽の水を過冷却状態となるまで冷却する過冷却手段
    と、この過冷却手段で冷却した水を食器へ噴射する噴射
    ノズルを備えたことを特徴とする食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 過冷却手段は、少なくとも圧縮機と凝縮
    器を有するヒートポンプ回路で構成し、給水回路の水を
    食器へ噴射する噴射ノズルを備え、前記給水回路の水は
    ヒートポンプ回路の冷媒と前記凝縮器において熱交換関
    係を有することを特徴とする請求項1に記載の食器洗浄
    機。
  3. 【請求項3】 過冷却手段で冷却した水を食器へ噴射す
    る噴射ノズルと、給水回路の水を食器へ噴射する噴射ノ
    ズルとは一体となる噴射ノズルで構成されていることを
    特徴とする請求項2に記載の食器洗浄機。
  4. 【請求項4】 過冷却手段で冷却した水で食器の洗浄を
    行って食器の洗浄が完了することを特徴とする請求項
    1、2又は3に記載の食器洗浄機。
  5. 【請求項5】 過冷却手段は、スリット状の穴を有する
    複数の冷媒プレートと、スリット状の穴を有する複数の
    水プレートと、この複数の冷媒プレートと水プレートの
    間に設けられ、冷媒と水の隔壁をなす複数の隔壁プレー
    トとから冷媒流路と水流路を形成した積層式熱交換器を
    備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1
    項に記載の食器洗浄機。
  6. 【請求項6】 過冷却手段は食器洗浄機本体に納められ
    ていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に
    記載の食器洗浄機。
  7. 【請求項7】 ヒートポンプ回路を有してなる冷蔵庫を
    備え、過冷却手段は前記ヒートポンプ回路と結合してい
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載
    の食器洗浄機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007117553A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 食器洗い機
JP2007117556A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 食器洗い機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007117553A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 食器洗い機
JP2007117556A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 食器洗い機

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