JP2002014928A - ネットワーク機器不正使用防止装置、ネットワーク機器不正使用防止方法、及びネットワーク機器不正使用防止プログラム記録媒体 - Google Patents

ネットワーク機器不正使用防止装置、ネットワーク機器不正使用防止方法、及びネットワーク機器不正使用防止プログラム記録媒体

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JP2002014928A
JP2002014928A JP2000199198A JP2000199198A JP2002014928A JP 2002014928 A JP2002014928 A JP 2002014928A JP 2000199198 A JP2000199198 A JP 2000199198A JP 2000199198 A JP2000199198 A JP 2000199198A JP 2002014928 A JP2002014928 A JP 2002014928A
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JP2000199198A
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Hiromi Matsuki
広美 松木
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークシステムを利用したコンピュー
タ、及び携帯端末等の不正使用を効果的に防止するこ
と。 【解決手段】 ローカル側のネットワーク機器201が
所有者、又は管理者以外の不審者によってアクセス開始
された場合、アクセス開始の事実をあらかじめ設定した
宛て先のリモート側のコンピュータ、又は携帯端末20
2に通知し、通知された者の判断で、前記ローカル側の
ネットワーク機器201をアクセス許可、又は禁止でき
るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワーク機器の
不正使用防止装置、ネットワーク機器の不正使用防止方
法、及びネットワーク機器の不正使用防止プログラム記
録媒体に関し、特に、ネットワーク機器のアクセス開始
を瞬時に所有者に通知することでセキュリティの向上を
図ったものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワークシステムを利用した
コンピュータ、及び携帯端末を使用した業務が増加する
につれて、会社の機密に関するデータや個人のプライバ
シーに関するデータ等、機密保護を必要とする多量のデ
ータがコンピュータに蓄積されてきている。前記従来の
コンピュータ、及び携帯端末などの機器に蓄積された機
密保護のうち、機器の利用者の利用資格を確認し、コン
ピュータ等の不正使用を防止するユーザー認証には、パ
スワードを設定する方法、物理的な鍵を用いる方法があ
る。
【0003】前記パスワードを設定する方法は、利用者
を識別するユーザーIDと、利用者本人しか知ることの
できないパスワードをコンピュータ等の機器内に格納
し、利用者が機器を使用する際にその利用者のユーザー
IDとパスワードを入力し、入力されたパスワードと前
記機器内に格納されているパスワードとを比較し、入力
されたパスワードが前記機器内に格納されているパスワ
ードと一致するときに正規の利用者本人であるとみなす
方法である。
【0004】また、前記物理的な鍵を用いる方法は、前
記ネットワーク機器を設置した部屋やコンピュータ等の
電源スイッチを物理的な鍵を使用して施錠し、前記機器
を使用する際には、物理的な鍵を使用してネットワーク
機器を設置した部屋やコンピュータ等の電源スイッチの
施錠を解除する方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のネットワーク機
器の不正使用防止装置及び方法は以上のように構成され
ており、パスワードを設定する方法や、物理的な鍵を使
用する方法によりセキュリティを図るようにしていた
が、前記のパスワードを設定し、ユーザーIDとパスワ
ードで利用者本人を確定する方法は、パスワードそのも
のが漏洩する場合が考えられる。さらに、前記の物理的
な鍵を使用する方法では、鍵の盗難や鍵の部分を壊すこ
とによってネットワーク機器の電源を投入することは可
能であり、ネットワーク機器の不正使用を防止するには
十分とは言えなかった。更に近年、コンピュータ、及び
携帯端末といった機器は、ネットワークシステムに接続
されており、そのネットワークシステム上に接続されて
いる機器のどれか一台でも不正に使用されれば、ネット
ワーク上のあらゆるデータが漏洩するという危険性があ
るという問題点があった。
【0006】この発明は以上のような問題点を解消する
ためになされたもので、ネットワーク上に接続されてい
るコンピュータ、及び携帯端末などの機器のセキュリテ
ィを向上することのできるネットワーク機器の不正使用
防止装置、ネットワーク機器の不正使用防止方法、及び
ネットワーク機器の不正使用防止プログラム記録媒体を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1にか
かるネットワーク機器の不正使用防止装置は、ネットワ
ークシステム上に接続されているコンピュータ、及び携
帯端末などのネットワーク機器の不正使用を防止する装
置であって、ローカル側の上記ネットワーク機器に対す
るアクセスが開始されたことを検出し、検出情報をメッ
セージにして出力するアクセス開始検出手段と、上記ア
クセス開始検出手段の出力を上記ネットワーク機器とは
異なるリモート側の他の機器に通知する通信手段とを備
えたものである。
【0008】また、この発明の請求項2にかかるネット
ワーク機器の不正使用防止装置は、上記請求項1記載の
ネットワーク機器の不正使用防止装置において、上記ア
クセス検出手段は、上記ローカル側のネットワーク機器
に対するアクセス開始の事実を電子メールとして生成す
るものである。
【0009】また、この発明の請求項3にかかるネット
ワーク機器の不正使用防止装置は、上記請求項1記載の
ネットワーク機器の不正使用防止装置において、上記ア
クセス開始検出手段は、上記ローカル側のネットワーク
機器に対するアクセス開始を検出した際、当該情報の通
知の宛て先となるリモート側の他の機器をあらかじめ設
定する機能を備えたものである。
【0010】また、この発明の請求項4にかかるネット
ワーク機器の不正使用防止装置は、上記請求項1記載の
ネットワーク機器の不正使用防止装置において、上記ア
クセス開始検出手段は、上記ローカル側のネットワーク
機器に対するアクセス開始を検出した際、当該情報の通
知を、設定された時間内にのみ行うよう設定する機能を
備えたものである。
【0011】また、この発明の請求項5にかかるネット
ワーク機器の不正使用防止装置は、上記請求項1記載の
ネットワーク機器の不正使用防止装置において、上記ア
クセス開始検出手段は、特定の条件を満たす手続きによ
りアクセスが開始されたことを検出した場合、上記ロー
カル側のネットワーク機器に対する、上記リモート側の
他の機器へのアクセス開始の通知を行わないように設定
するものである。
【0012】また、本発明の請求項6にかかるネットワ
ーク機器の不正使用防止装置は、上記請求項1記載のネ
ットワーク機器の不正使用防止装置において、上記通信
手段を介して、上記アクセス開始検出手段からのアクセ
ス開始の通知を受信したリモート側の他の機器は、上記
ローカル側のネットワーク機器に対してアクセス許可、
または不許可の返信を行う返信手段を備え、上記ローカ
ル側の上記ネットワーク機器は、上記リモート側の他の
機器から送信されたアクセス可否にかかわる返信によっ
て、該ネットワーク機器へのアクセスの可否を判断する
アクセス可否判断手段と、上記アクセス可否判断手段に
よってアクセス拒否と判定された場合に、上記ローカル
側のネットワーク機器に対するアクセスを禁止するアク
セス禁止手段とを備えたものである。
【0013】また、本発明の請求項7にかかるネットワ
ーク機器の不正使用防止装置は、上記請求項6記載のネ
ットワーク機器の不正使用防止装置において、上記アク
セス開始検出手段は、上記ローカル側のネットワーク機
器からのアクセス開始通知の検出情報とともに、上記ロ
ーカル側のネットワーク機器に対する使用者を識別する
ための情報を送信し、上記リモート側の他の機器は、上
記ローカル側のネットワーク機器の使用者を判断する利
用者判断手段を備え、上記返信手段は、上記ローカル側
のネットワーク機器のアクセス開始の通知と上記使用者
を識別するための情報とに基づく判断結果に応じて、ア
クセス許可の条件を送信し、上記アクセス可否判断手段
は、上記送信されたアクセス許可の条件に従い、上記使
用者に対して上記ローカル側のネットワーク機器に対す
るアクセス可能な範囲を限定して設定するものである。
【0014】また、本発明の請求項8にかかるネットワ
ーク機器の不正使用防止装置は、上記請求項1記載のネ
ットワーク機器の不正使用防止装置において、上記リモ
ート側の他の機器から、上記ローカル側のネットワーク
機器のアクセス開始メッセージの通知を行うか否かを設
定するものである。
【0015】また、本発明の請求項9にかかるネットワ
ーク機器の不正使用防止装置は、上記請求項3記載のネ
ットワーク機器の不正使用防止装置において、上記リモ
ート側の他の機器が、上記ローカル側のネットワーク機
器のアクセス開始通知の宛て先を設定する手段を備えた
ものである。
【0016】また、本発明の請求項10にかかるネット
ワーク機器の不正使用防止装置は、上記請求項4記載の
ネットワーク機器の不正使用防止装置において、上記ロ
ーカル側のネットワーク機器に対するアクセス開始の通
知を、設定された時間内にのみ行うように、上記リモー
ト側の他の機器から設定するものである。
【0017】また、この発明の請求項11にかかるネッ
トワーク機器の不正使用防止方法は、ネットワークシス
テム上に接続されているコンピュータ、及び携帯端末な
どのネットワーク機器の不正使用を防止する方法であっ
て、ローカル側の上記ネットワーク機器に対するアクセ
スが開始されたことを検出するステップと、上記アクセ
スが開始されたことをメッセージにして出力するステッ
プと、上記出力されたメッセージを上記ネットワーク機
器とは異なるリモート側の他の機器に通知するステップ
とを含むものである。
【0018】また、この発明の請求項12にかかるネッ
トワーク機器の不正使用防止方法は、上記請求項11記
載のネットワーク機器の不正使用防止方法において、上
記アクセスが開始されたことをメッセージにして出力す
るステップは、上記ローカル側のネットワーク機器に対
するアクセス開始の事実を電子メールとして生成するス
テップを含むものである。
【0019】また、この発明の請求項13にかかるネッ
トワーク機器の不正使用防止方法は、上記請求項11記
載のネットワーク機器の不正使用防止方法において、上
記出力されたメッセージを上記ネットワーク機器とは異
なるリモート側の他の機器に通知するステップは、上記
メッセージの通知の宛て先となるリモート側の他の機器
を設定するステップを含むものである。
【0020】また、この発明の請求項14にかかるネッ
トワーク機器の不正使用防止方法は、上記請求項11記
載のネットワーク機器の不正使用防止方法において、上
記ローカル側のネットワーク機器がアクセスされた時の
時間情報に基づいて上記メッセージを出力するか否かの
判断を行うステップを含むものである。
【0021】また、この発明の請求項15にかかるネッ
トワーク機器の不正使用防止方法は、上記請求項11記
載のネットワーク機器の不正使用防止方法において、上
記ローカル側のネットワーク機器に対するアクセスが開
始されたことを検出するステップにおいて、特定の条件
を満たす手続きによるアクセスが開始されたことを検出
するステップと、上記特定の条件を満たす手続きにより
アクセスを開始したことが検出された場合に、上記アク
セスが開始されたことをメッセージにして出力するステ
ップをバイパスして、上記ローカル側のネットワーク機
器に対する、上記リモート側の他の機器へのアクセス開
始の通知を行わないように設定するステップとを含むも
のである。
【0022】また、本発明の請求項16にかかるネット
ワーク機器の不正使用防止方法は、上記請求項11記載
のネットワーク機器の不正使用防止方法において、上記
ローカル側のネットワーク機器とは異なるリモート側の
他の機器に通知するステップに続いて、上記リモート側
の他の機器が、上記ローカル側のネットワーク機器に対
してアクセス許可、または不許可の返信を行うステップ
と、上記ローカル側のネットワーク機器が、上記リモー
ト側の他の機器から送信されたアクセスの可否にかかわ
る返信によって、該ネットワーク機器に対するアクセス
の可否を判断するステップと、上記アクセスの可否を判
断するステップにおいて、アクセス拒否と判定された場
合に、上記ローカル側のネットワーク機器に対するアク
セスを禁止するステップとを含むものである。
【0023】また、本発明の請求項17にかかるネット
ワーク機器の不正使用防止方法は、上記請求項16記載
のネットワーク機器の不正使用防止方法において、上記
ローカル側のネットワーク機器からのアクセス開始通知
の検出情報とともに、上記ローカル側のネットワーク機
器に対する使用者を識別するための情報を送信するステ
ップと、上記リモート側の他の機器が、上記ローカル側
のネットワーク機器の使用者を判断するステップと、上
記リモート側の他の機器が、上記判断の結果に応じてア
クセス許可の条件を上記ローカル側のネットワーク機器
に送信するステップと、上記ローカル側のネットワーク
機器が、上記送信されてきたアクセス許可の条件に従
い、上記ローカル側のネットワーク機器に対するアクセ
ス可能な範囲を限定して設定するステップとを含むもの
である。
【0024】また、本発明の請求項18にかかるネット
ワーク機器の不正使用防止方法は、請求項11記載のネ
ットワーク機器の不正使用防止方法において、上記リモ
ート側の他の機器から、上記ローカル側のネットワーク
機器のアクセス開始メッセージの通知を行うか否かを設
定するステップを含むものである。
【0025】また、本発明の請求項19にかかるネット
ワーク機器の不正使用防止方法は、上記請求項13記載
のネットワーク機器の不正使用防止方法において、上記
ローカル側のネットワーク機器のアクセス開始通知の宛
て先を、上記リモート側の他の機器から設定するステッ
プを含むものである。
【0026】また、本発明の請求項20にかかるネット
ワーク機器の不正使用防止方法は、上記請求項14記載
のネットワーク機器の不正使用防止方法において、上記
ローカル側のネットワーク機器に対するアクセス開始の
通知を、設定された時間内にのみ行うように、上記リモ
ート側の他の機器から設定するステップを含むものであ
る。
【0027】また、この発明の請求項21にかかる情報
記録媒体は、上記請求項11記載のネットワーク機器の
不正使用防止方法を実現するためのプログラムを格納し
たものである。
【0028】また、この発明の請求項22にかかる情報
記録媒体は、上記請求項12記載のネットワーク機器の
不正使用防止方法を実現するためのプログラムを格納し
たものである。
【0029】また、この発明の請求項23にかかる情報
記録媒体は、上記請求項13に記載のネットワーク機器
の不正使用防止方法を実現するためのプログラムを格納
したものである。
【0030】また、この発明の請求項24にかかる情報
記録媒体は、上記請求項14記載のネットワーク機器の
不正使用防止方法を実現するためのプログラムを格納し
たものである。
【0031】また、本発明の請求項25にかかる情報記
録媒体は、上記請求項15記載のネットワーク機器の不
正使用防止方法を実現するためのプログラムを格納した
ものである。
【0032】また、本発明の請求項26にかかる情報記
録媒体は、上記請求項16記載のネットワーク機器の不
正使用防止方法を実現するためのプログラムを格納した
ものである。
【0033】また、本発明の請求項27にかかる情報記
録媒体は、上記請求項17記載のネットワーク機器の不
正使用防止方法を実現するためのプログラムを格納した
ものである。
【0034】また、本発明の請求項28にかかる情報記
録媒体は、上記請求項18記載のネットワーク機器の不
正使用防止方法を実現するためのプログラムを格納した
ものである。
【0035】また、本発明の請求項29にかかる情報記
録媒体は、上記請求項19記載のネットワーク機器の不
正使用防止方法を実現するためのプログラムを格納した
ものである。
【0036】また、本発明の請求項30にかかる情報記
録媒体は、上記請求項20記載のネットワーク機器の不
正使用防止方法を実現するためのプログラムを格納した
ものである。
【0037】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下に、本発明
の実施の形態1にかかるネットワーク機器の不正使用防
止装置、及び方法について、図1、図3〜図5を用いて
説明する。図1は本実施の形態1による、ネットワーク
機器の不正使用防止装置の構成図を示し、図3は、アク
セス開始通知の基本的な流れを示すフローチャート図で
あり、図4は、アクセス開始通知の宛て先を設定した場
合、設定された時間にのみアクセス開始通知を行う場合
の流れを示すフローチャート図、図5は、アクセス開始
通知を行わない場合の流れを示したフローチャート図で
ある。
【0038】図1におけるネットワーク機器の不正使用
防止装置の構成は、アクセス開始通知を行うネットワー
ク機器101と、アクセス開始通知を受信するネットワ
ーク機器の例として携帯端末102とから構成されてい
る。さらに詳細には、図1において、ネットワーク機器
101は、電源入力部,装置全体を制御する制御部,入出
力部,記憶部,通信処理部103,アクセス開始検出手段
となるアクセス開始通知処理部104から構成されてい
る。アクセス開始通知の宛て先となる携帯端末102
は、ネットワーク機器101においてアクセス開始が発
生したことについて通信手段を介して受信し、受信した
メッセージを、液晶画面などで表示可能な構成となって
いる。
【0039】次に動作について説明する。ネットワーク
機器101の電源入力部より、電源が投入されたり、ロ
グインが発生したりすることにより、アクセス開始通知
処理部104は、あらかじめ設定されている宛て先に対
し、前記ネットワーク機器のアクセスが開始された旨を
メッセージにし、通信処理部103を介して送信する。
例えば、ここで作成されるメッセージは、例えば、電子
メールのような形式が挙げられる。
【0040】携帯端末102は、通信処理部と入出力部
を有するものとする。前記ネットワーク機器101のア
クセスが開始され、メッセージとして送信されると、通
信手段を介して伝送され、アクセス開始事実は携帯端末
102の通信処理部を介して受信され、前記ネットワー
ク機器101のアクセス開始通知メッセージは、前記携
帯端末102の出力部、例えば、液晶画面102aに表
示される。
【0041】また、ネットワーク機器101が有するア
クセス開始通知処理部104では、ネットワーク機器1
01のアクセス開始について通知の有無、及び通知の宛
て先を、日時,曜日などの条件によって変更することを
可能にする手段を含んでいる。さらに、上記アクセス開
始通知処理部104では、前記ネットワーク機器の所有
者、又は管理者が起動させる場合など、アクセス開始の
通知が必要でない場合には、ホットキー、または明示的
に入力画面を表示しないパスワードを入力することで、
アクセス開始の通知を解除する手段を含んでいる。
【0042】図3において、ネットワークシステムに接
続されているネットワーク機器101の電源が投入され
たり、ログインが発生したりした場合(ステップ30
1)、あらかじめ設定されている所有者、又は管理者の
使用しているコンピュータ、又は携帯端末102に前記
ネットワーク機器101のアクセス開始の旨を通知し
(ステップ302)、処理を終了する(ステップ30
3)。
【0043】次に、図4において、アクセス開始通知の
有無、条件の設定によって宛て先を変更する場合につい
て説明する。例として、日付、曜日の優先順位でネット
ワーク機器の所有者、又は管理者に通知する相手先を変
更する場合を示す。
【0044】前記ネットワーク機器101の電源投入ま
たはログインが発生すると(ステップ401)、その時
の日付が1月1日から1月3日であるか否かが判定され
(ステップ402)、該当する期間であればステップ4
04に進んで所有者、又は管理者に通知が行われ、また
該当期間で無い場合にはステップ403に進んで、当該
日が土曜日、日曜日であるか否かの判定が行われ、該当
する曜日である場合にはステップ404に進んで管理者
に通知が行われる。
【0045】一方、上記ステップ402,403でとも
に条件に該当しないと判定された場合には、ステップ4
05に進んで、現在の時刻が平日の22:00から翌日
の8:00までであるか否かの判定が行われ、該当する
時間帯の場合には、前記ネットワーク機器の所有者、又
は管理者にアクセス開始の事実を通知し(ステップ40
6)、処理を終了する(ステップ407)。
【0046】ステップ405において当該時間帯でない
と判定された上記以外の場合には、所有者、又は管理者
が前記ネットワーク機器101を使用するものとして、
アクセス開始の通知を行わないで処理を終了する(ステ
ップ407)。
【0047】図5は、本実施の形態1による、ネットワ
ーク機器の不正使用防止装置における、前記ネットワー
ク機器のアクセス開始の通知を行わない場合のフローチ
ャートを示す図である。ネットワーク機器101のアク
セス開始時に、ホットキーが押下されている、或いは、
所有者、又は管理者だけが知り得るパスワードを入力し
たことをステップ502で判定し、所定のホットキー、
もしくは所定のパスワードが入力された場合には、ステ
ップ503の処理をバイパスして、前記ネットワーク機
器101のアクセス開始における通知を行うことなく、
システムを正常に起動し(ステップ505)、それ以外
であれば、前記ネットワーク機器101のアクセス開始
を所有者、又は管理者に通知し(ステップ503)、終
了する(ステップ504)。
【0048】このように本実施の形態1によれば、ネッ
トワーク機器101が起動、もしくはログインされたこ
とを検出するアクセス開始通知処理部104と、アクセ
ス開始通知処理部104の出力をメッセージとして出力
する通信処理部103とを備え、該メッセージを通信手
段を介して、他の携帯端末102に伝送するようにした
ので、ネットワーク機器101がアクセスされたという
事実を所有者、又は管理者がリアルタイムで認識するこ
とができ、ネットワーク機器の不正使用に対するセキュ
リティを向上することができる。
【0049】また、上記他の携帯端末102へのメッセ
ージの伝送を、日付,曜日,時間帯などの条件に応じて
変化させ、通知する相手や、通知の有無を制御するよう
にしたので、必要でないときに、むやみに所有者、又は
管理者に通知が行われるという不具合が生じることがな
い。
【0050】また、ネットワーク機器101のアクセス
時に、ホットキー(通常の動作に影響を与えず、通常で
は使用しないキーの組み合わせなど)の押下、もしくは
入力画面が表示されないパスワードの入力画面からのパ
スワード入力を伴う場合には、ネットワーク所有者、又
は管理者であるものとみなして、上記ネットワーク機器
101へのアクセス開始の通知を行うようにしたので、
必要でないときに、むやみに所有者、又は管理者に通知
が行われるという不具合が生じることがない。
【0051】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2にかかるネットワーク機器の不正使用防止装置、及
び方法について、図2、図6を用いて説明する。本実施
の形態では、ローカル側のネットワーク機器からのアク
セス開始の通知を受信したリモート側のコンピュータ、
及び携帯端末が、前記ローカル側のネットワーク機器に
対してアクセス許可、または不許可の返信を行うことに
より、前記ローカル側のネットワーク機器のアクセスの
可否が判断されるものである。
【0052】図2は、本発明の実施の形態2にかかるネ
ットワーク機器不正使用防止装置の構成図である。図2
において、ローカル側のネットワーク機器201のアク
セスが開始されたことを、所有者、又は管理者の使用す
るリモート側の携帯端末202(返信手段)が受信し、
画面202aに表示された後、前記リモート側の携帯端
末202から、通信手段を介してローカル側のネットワ
ーク機器201の通信処理部203と通信を行い、アク
セス開始通知処理部204に対して、前記ローカル側の
ネットワーク機器201のアクセス開始後、システム起
動を許可、又は禁止メッセージを返信するシステムとな
っている。なお、上記アクセス開始通知処理部204は
アクセス可否判断手段、及びアクセス禁止手段を実現す
るものとなっている。
【0053】図6は、本実施の形態2のネットワーク機
器の不正使用防止装置における、前記ネットワーク機器
のアクセス開始の通知を受けた者が前記ローカル側のネ
ットワーク機器の起動を許可、又は禁止する場合の処理
フローチャートを示す図である。
【0054】前記ローカル側のネットワーク機器の電源
ONまたはログインが行われ(ステップ601)、アク
セスが開始され、アクセス開始の通知(ステップ60
2)を受信した者が、ステップ603における判断条件
で、前記ローカル側のネットワーク機器の使用を許可し
ても良い場合には、ステップ605に進んで通知を受信
したリモート側のコンピュータ、又は携帯端末から前記
ローカル側のネットワーク機器のアクセスを許可するこ
とで、ネットワーク機器は起動し、処理は終了する(ス
テップ606)。一方、上記ステップ603において、
前記ローカル側のネットワーク機器の使用を許可しない
場合には、前記ネットワーク機器のシステムは起動せず
に処理を終了する(ステップ606)。
【0055】このように、本実施の形態2によれば、ロ
ーカル側のネットワーク機器201が起動、もしくはロ
グインされたことを検出するアクセス開始通知処理部2
04と、アクセス開始通知処理部204の出力をメッセ
ージとして出力する通信処理部203とを備え、該メッ
セージを通信手段を介して、リモート側の携帯端末20
2に伝送し、該携帯端末202から前記ローカル側のネ
ットワーク機器201の起動の可否をアクセス開始通知
処理部204へ返信して、アクセスの制御を行うように
したから、前記ローカル側のネットワーク機器201が
アクセスされたという事実を所有者、又は管理者がリア
ルタイムで認識することができる。また、前記ローカル
側のネットワーク機器201の起動を遠隔にて制御で
き、ネットワーク機器の不正使用に対するセキュリティ
をさらに向上することができる。
【0056】なお、本実施の形態2においては、上記実
施の形態1におけるように、ネットワーク機器の電源投
入にかかる通知の有無,通知の宛先,日時,曜日などを
条件によって変化させる点を、さらに実施することも可
能である。
【0057】(実施の形態3)次に、本発明の実施の形
態3にかかるネットワーク機器の不正使用防止装置,及
び方法について、図7、及び図8を用いて説明する。本
実施の形態では、ローカル側のネットワーク機器からの
アクセス開始の通知、及び利用者に関する識別情報を受
信した、利用者判断手段となるリモート側のコンピュー
タ、及び携帯端末が、前記ローカル側のネットワーク機
器に対して、ローカル側のネットワーク機器に存在する
指定されたデータに対して暗号化を行うようにしたもの
である。
【0058】図7は、本実施の形態3によるネットワー
ク機器の不正使用防止装置の構成図である。図7におい
て、ローカル側のネットワーク機器701のアクセスが
開始されたことを、所有者、又は管理者の使用するリモ
ート側の携帯端末702が受信し、画面702aに表示
された後、前記リモート側の携帯端末702から、通信
手段を介して前記ローカル側のネットワーク機器701
の通信処理部703と通信を行い、アクセス開始通知処
理部704に対して、前記ローカル側のネットワーク機
器701に存在するファイルシステム、及び指定された
データ領域の暗号化メッセージを送信する。さらに前記
ローカル側のネットワーク機器701のアクセス開始通
知処理部704は、前記ローカル側のネットワーク機器
701内のファイルシステム、又は指定されたデータ領
域を暗号化して、ネットワーク機器内におけるアクセス
可能な範囲を、リモート側から指定されたレベルによっ
て限定することができる。
【0059】図8は、本実施の形態3のネットワーク機
器の不正使用防止装置における、前記ローカル側のネッ
トワーク機器のアクセス開始の通知を受けた者が、前記
ローカル側のネットワーク機器の起動、及び、前記ロー
カル側のネットワーク機器内のファイルシステム、又は
指定されたデータ領域の暗号化を行う場合の処理につい
てのフローチャートを示す図である。
【0060】前記ローカル側のネットワーク機器の電源
ONまたはログインが行われ(ステップ801)、アク
セスの開始が通知され(ステップ802)、ステップ8
03において、アクセス開始の通知を受信した者が、前
記ローカル側のネットワーク機器701の使用を許可、
又は禁止の判断を行い、使用を禁止した場合には、ステ
ップ804に進んで、前記ローカル側のネットワーク機
器701内のファイルシステムを暗号化するかどうかを
決定できる。ステップ804において、ファイルシステ
ムを暗号化すると判定した場合は、前記ローカル側のネ
ットワーク機器701内の記憶部にあるファイルシステ
ムが暗号化され(ステップ808)、処理を終了する
(ステップ810)。また、、ファイルシステムを暗号
化しない場合には、前記ローカル側のネットワーク機器
701は起動を禁止され(ステップ807)、処理を終
了する(ステップ810)。
【0061】一方、上記ステップ803において、アク
セス開始の通知を受信した者が使用を許可した場合に
は、ステップ805に進んで、前記ローカル側のネット
ワーク機器701の指定されたデータ領域について暗号
化するかどうかを決定できる。ステップ805におい
て、指定されたデータ領域を暗号化することで、前記ロ
ーカル側のネットワーク機器701は使用できるものの
(ステップ809)、所有者、又は管理者しか知り得な
いデータなどについては、不正に読み出すことができな
いものとすることができる。また、上記ステップ805
においてデータ領域を暗号化しない場合には、前記ロー
カル側のネットワーク機器701のシステムは全て正常
に起動することができる(ステップ809)。
【0062】このように、本実施の形態3によれば、ロ
ーカル側のネットワーク機器701が起動、もしくはロ
グインされたことを検出するアクセス開始通知処理部7
04と、アクセス開始通知処理部704の出力をメッセ
ージとして出力する通信処理部703とを備え、メッセ
ージを通信手段を介して、リモート側の携帯端末702
に伝送し、該携帯端末702から前記ローカル側のネッ
トワーク機器701のデータの受信許可の有無に基づい
て、受信許可が無い場合には、前記ローカル側のネット
ワーク機器701内のファイルシステムの暗号化を行
う、もしくは起動を禁止するようにし、受信許可者に対
しては、所定のデータ領域を暗号化する、もしくは、そ
のまま前記ローカル側のネットワーク機器701の起動
を許可することにより、前記ローカル側のネットワーク
機器701がアクセスされたという事実を所有者、又は
管理者がリアルタイムで認識することができる。また、
前記ローカル側のネットワーク機器701の起動の有無
を遠隔で制御したり、データの不正読み出しを防止した
りすることができ、ネットワーク機器の不正使用に対す
るセキュリティをさらに向上することができる。
【0063】なお、本実施の形態3においては、上記実
施の形態1におけるように、ネットワーク機器の電源投
入にかかる通知の有無,通知の宛先,日時,曜日などを
条件によって変化させる点を、さらに実施することも可
能である。
【0064】(実施の形態4)次に、本発明の実施の形
態4にかかるネットワーク機器の不正使用防止装置,及
び方法を実現するためのプログラムを格納する情報記録
媒体について、図9を用いて説明する。上記各実施の形
態で示した符号化装置あるいは復号化装置の構成を実現
するための符号化あるいは復号化プログラムを、フロッ
ピー(登録商標)ディスク等のデータ記憶媒体に記録す
るようにすることにより、本発明の各実施の形態で示し
た処理を、独立したコンピュータシステムにおいて簡単
に実施することが可能となる。
【0065】図9は、上記各実施の形態の符号化あるい
は復号化処理を、上記符号化あるいは復号化プログラム
を格納したフロッピーディスクを用いて、コンピュータ
システムにより実施する場合を説明するための図であ
る。図9(a) は、フロッピーディスクの正面からみた外
観、断面構造、及びフロッピーディスク本体を示し、図
9(b) は、該フロッピーディスク本体の物理フォーマッ
トの例を示している。
【0066】上記フロッピーディスクFDは、上記フロ
ッピーディスク本体DをフロッピーディスクケースFC
内に収容した構造となっており、該フロッピーディスク
本体Dの表面には、同心円状に外周からは内周に向かっ
て複数のトラックTrが形成され、各トラックTrは角
度方向に16のセクタSeに分割されている。従って、
上記プログラムを格納したフロッピーディスクFDにお
いて、上記フロッピーディスク本体Dは、その上に割り
当てられた領域セクタSeに、上記プログラムとしての
データが記録されたものとなっている。
【0067】また、図9(c) は、フロッピーディスクF
Dに対する上記プログラムの記録、及びフロッピーディ
スクFDに格納したプログラムを用いた処理を行うため
の構成を示している。
【0068】上記プログラムをフロッピーディスクFD
に記録する場合は、コンピュータシステムCsから上記
プログラムとしてのデータを、フロッピーディスクドラ
イブFDDを介してフロッピーディスクFDに書き込む。
また、フロッピーディスクFDに記録されたプログラム
により、上記符号化装置あるいは復号化装置をコンピュ
ータシステムCs中に構築する場合は、フロッピーディ
スクドライブFDDによりプログラムをフロッピーディス
クFDから読み出し、コンピュータシステムCsにロー
ドする。
【0069】なお、上記説明では、データ記録媒体とし
てフロッピーディスクを用いて説明を行ったが、光ディ
スクを用いても上記フロッピーディスクの場合と同様に
ソフトウェアによる符号化処理あるいは復号化処理を行
うことができる。また、記録媒体は上記光ディスクやフ
ロッピーディスクに限るものではなく、ICカード、R
OMカセット等、プログラムを記録できるものであれば
よく、これらの記録媒体を用いる場合でも、上記フロッ
ピーディスク等を用いる場合と同様にソフトウェアによ
る符号化処理あるいは復号化処理を実施することができ
る。
【0070】なお、上記各実施の形態では、ネットワー
ク機器のアクセスが開始された旨のメッセージとして電
子メールを例として挙げたが、所定のランプを点灯させ
る制御信号や、音声を発生させたりすることで通知する
ことも可能である。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかるネットワ
ーク機器不正使用防止装置によれば、ネットワークシス
テムに接続されているコンピュータ、及び携帯端末など
のネットワーク機器の不正使用を防止する装置であっ
て、上記ローカル側のネットワーク機器に対するアクセ
スが開始されたことを検出し、検出情報をメッセージに
して出力するアクセス開始検出手段と、上記アクセス開
始検出手段の出力を上記ローカル側のネットワーク機器
とは異なるリモート側の他の機器に通知する通信手段と
を備えたものとしたので、所有者、又は管理者以外の人
物が不正にネットワーク機器を利用しようとした場合、
ネットワーク機器のアクセス開始と同時に所有者、又は
管理者にその事実が通知され、不審者本人に悟られるこ
となく所有者、又は管理者に通知されるので、不審者の
早期発見が可能であるという効果が得られる。
【0072】また、上記不審者によるネットワーク機器
のアクセスが所有者、又は管理者に通知された後、所有
者、又は管理者がネットワーク機器に対して遠隔操作で
セキュリティを設定することができるようにしたので、
不審者は、アクセス開始後、所有者、又は管理者の許可
なくネットワーク機器を使用して、ネットワーク機器内
のデータを自由に持ち出すことができず、ネットワーク
機器のセキュリティを高めることができるという効果が
得られる。
【0073】また、上記ネットワーク機器へのアクセス
の通知を、条件によって実行するか否かを設定するよう
にしたので、例えば、所有者、又は管理者がアクセスす
るときには不必要な通知が行われることを防止できると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかるネットワーク機
器不正使用防止装置の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態2にかかるネットワーク機
器不正使用防止装置の構成図である。
【図3】上記実施の形態1にかかるネットワーク機器不
正使用防止装置の基本的な動作の流れを示すフローチャ
ート図である。
【図4】上記実施の形態1によるネットワーク機器不正
使用防止装置において、条件により、アクセス開始の宛
て先を変更する処理の流れを示すフローチャート図であ
る。
【図5】上記実施の形態1にかかるネットワーク機器不
正使用防止装置のアクセス開始の通知を解除する流れを
示すフローチャート図である。
【図6】上記実施の形態2にかかるネットワーク機器不
正使用防止装置のアクセス開始を受信した者がネットワ
ーク機器の使用許可を行う処理の流れを示すフローチャ
ート図である。
【図7】本発明の実施の形態3にかかるネットワーク機
器不正使用防止装置の構成図である。
【図8】上記実施の形態3にかかるネットワーク機器不
正使用防止装置において、アクセス開始を受信した者
が、ネットワーク機器内のファイルシステム、又は指定
されたデータ領域について暗号化を行う処理の流れを示
すフローチャート図である。
【図9】本発明の実施の形態4によるネットワーク機器
の不正使用防止方法における各ステップを実現するため
のプログラムを格納した情報記録媒体の構成、及び使用
時の構成を示す図である。
【符号の説明】
101,201,701 ネットワーク機器 102,202,702 携帯端末 103,203,703 通信処理部 104,204,704 アクセス開始通知処理部

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークシステムに接続されてい
    るコンピュータ、及び携帯端末などのネットワーク機器
    の不正使用を防止する装置であって、 ローカル側の上記ネットワーク機器に対するアクセスが
    開始されたことを検出し、検出情報をメッセージにして
    出力するアクセス開始検出手段と、 上記アクセス開始検出手段の出力を上記ネットワーク機
    器とは異なるリモート側の他の機器に通知する通信手段
    とを備えたことを特徴とするネットワーク機器の不正使
    用防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のネットワーク機器の不
    正使用防止装置において、 上記アクセス検出手段は、上記ローカル側のネットワー
    ク機器に対するアクセス開始の事実を電子メールとして
    生成することを特徴とするネットワーク機器の不正使用
    防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のネットワーク機器の不
    正使用防止装置において、 上記アクセス開始検出手段は、上記ローカル側のネット
    ワーク機器に対するアクセス開始を検出した際、当該情
    報の通知の宛て先となるリモート側の他の機器をあらか
    じめ設定する機能を備えたことを特徴とするネットワー
    ク機器の不正使用防止装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のネットワーク機器の不
    正使用防止装置において、 上記アクセス開始検出手段は、上記ローカル側のネット
    ワーク機器に対するアクセス開始を検出した際、当該情
    報の通知を、設定された時間内にのみ行うよう設定する
    機能を備えたことを特徴とするネットワーク機器の不正
    使用防止装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のネットワーク機器の不
    正使用防止装置において、 上記アクセス開始検出手段は、特定の条件を満たす手続
    きによりアクセスが開始されたことを検出した場合、上
    記ローカル側のネットワーク機器に対する、上記リモー
    ト側の他の機器へのアクセス開始の通知を行わないよう
    に設定することを特徴とするネットワーク機器の不正使
    用防止装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のネットワーク機器の不
    正使用防止装置において、 上記通信手段を介して、上記アクセス開始検出手段から
    のアクセス開始の通知を受信したリモート側の他の機器
    は、上記ローカル側のネットワーク機器に対してアクセ
    ス許可、または不許可の返信を行う返信手段を備え、 上記ローカル側のネットワーク機器は、上記リモート側
    の他の機器から送信されたアクセス可否にかかわる返信
    によって、該ネットワーク機器へのアクセスの可否を判
    断するアクセス可否判断手段と、 上記アクセス可否判断手段によってアクセス拒否と判定
    された場合に、上記ローカル側のネットワーク機器に対
    するアクセスを禁止するアクセス禁止手段とを備えたこ
    とを特徴とするネットワーク機器の不正使用防止装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のネットワーク機器の不
    正使用防止装置において、 上記アクセス開始検出手段は、上記ローカル側のネット
    ワーク機器からのアクセス開始通知の検出情報ととも
    に、上記ローカル側のネットワーク機器に対する使用者
    を識別するための情報を送信し、 上記リモート側の他の機器は、上記ローカル側のネット
    ワーク機器の使用者を判断する利用者判断手段を備え、 上記返信手段は、上記ローカル側のネットワーク機器の
    アクセス開始の通知と上記使用者を識別するための情報
    とに基づく判断結果に応じて、アクセス許可の条件を送
    信し、 上記アクセス可否判断手段は、上記送信されたアクセス
    許可の条件に従い、上記使用者に対して上記ローカル側
    のネットワーク機器に対するアクセス可能な範囲を限定
    して設定することを特徴とするネットワーク機器の不正
    使用防止装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のネットワーク機器の不
    正使用防止装置において、 上記リモート側の他の機器から、上記ローカル側のネッ
    トワーク機器のアクセス開始メッセージの通知を行うか
    否かを設定することを特徴とするネットワーク機器の不
    正使用防止装置。
  9. 【請求項9】 請求項3記載のネットワーク機器の不
    正使用防止装置において、 上記リモート側の他の機器が、上記ローカル側のネット
    ワーク機器のアクセス開始通知の宛て先を設定する手段
    を備えたことを特徴とするネットワーク機器の不正使用
    防止装置。
  10. 【請求項10】 請求項4記載のネットワーク機器の
    不正使用防止装置において、 上記ローカル側のネットワーク機器に対するアクセス開
    始の通知を、設定された時間内にのみ行うように、上記
    リモート側の他の機器から設定することを特徴とするネ
    ットワーク機器の不正使用防止装置。
  11. 【請求項11】 ネットワークシステムに接続されてい
    るコンピュータ、及び携帯端末などのネットワーク機器
    の不正使用を防止する方法であって、 ローカル側の上記ネットワーク機器に対するアクセスが
    開始されたことを検出するステップと、 上記アクセスが開始されたことをメッセージにして出力
    するステップと、 上記出力されたメッセージを上記ネットワーク機器とは
    異なるリモート側の他の機器に通知するステップとを含
    むことを特徴とするネットワーク機器の不正使用防止方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のネットワーク機器の
    不正使用防止方法において、 上記アクセスが開始されたことをメッセージにして出力
    するステップは、上記ローカル側のネットワーク機器に
    対するアクセス開始の事実を電子メールとして生成する
    ステップを含むことを特徴とするネットワーク機器の不
    正使用防止方法。
  13. 【請求項13】 請求項11記載のネットワーク機器の
    不正使用防止方法において、 上記出力されたメッセージを上記ネットワーク機器とは
    異なるリモート側の他の機器に通知するステップは、上
    記メッセージの通知の宛て先となるリモート側の他の機
    器を設定するステップを含むことを特徴とするネットワ
    ーク機器の不正使用防止方法。
  14. 【請求項14】 請求項11記載のネットワーク機器の
    不正使用防止方法において、 上記ローカル側のネットワーク機器がアクセスされた時
    の時間情報に基づいて上記メッセージを出力するか否か
    の判断を行うステップを含むことを特徴とするネットワ
    ーク機器の不正使用防止方法。
  15. 【請求項15】 請求項11記載のネットワーク機器の
    不正使用防止方法において、 上記ローカル側のネットワーク機器に対するアクセスが
    開始されたことを検出するステップにおいて、特定の条
    件を満たす手続きによるアクセスが開始されたことを検
    出するステップと、 上記特定の条件を満たす手続きによりアクセスが開始さ
    れたことを検出した場合に、上記アクセスが開始された
    ことをメッセージにして出力するステップをバイパスし
    て、上記ローカル側のネットワーク機器に対する、上記
    リモート側の他の機器へのアクセス開始の通知を行わな
    いように設定するステップとを含むことを特徴とするネ
    ットワーク機器の不正使用防止方法。
  16. 【請求項16】 請求項11記載のネットワーク機器の
    不正使用防止方法において、 上記ローカル側のネットワーク機器とは異なるリモート
    側の他の機器に通知するステップに続いて、上記リモー
    ト側の他の機器が、上記ローカル側のネットワーク機器
    に対してアクセス許可、または不許可の返信を行うステ
    ップと、 上記ローカル側のネットワーク機器が、上記リモート側
    の他の機器から送信されたアクセスの可否にかかわる返
    信によって、該ネットワーク機器に対するアクセスの可
    否を判断するステップと、 上記アクセスの可否を判断するステップにおいて、アク
    セス拒否と判定された場合に、上記ローカル側のネット
    ワーク機器に対するアクセスを禁止するステップとを含
    むことを特徴とするネットワーク機器の不正使用防止方
    法。
  17. 【請求項17】 請求項16記載のネットワーク機器の
    不正使用防止方法において、 上記ローカル側のネットワーク機器からのアクセス開始
    通知の検出情報とともに、上記ローカル側のネットワー
    ク機器に対する使用者を識別するための情報を送信する
    ステップと、 上記リモート側の他の機器が、上記ローカル側のネット
    ワーク機器の使用者を判断するステップと、 上記リモート側の他の機器が、上記判断の結果に応じて
    アクセス許可の条件を上記ローカル側のネットワーク機
    器に送信するステップと、 上記ローカル側のネットワーク機器が、上記送信されて
    きたアクセス許可の条件に従い、上記ローカル側のネッ
    トワーク機器に対するアクセス可能な範囲を限定して設
    定するステップとを含むことを特徴とするネットワーク
    機器の不正使用防止方法。
  18. 【請求項18】 請求項11記載のネットワーク機器の
    不正使用防止方法において、 上記リモート側の他の機器から、上記ローカル側のネッ
    トワーク機器のアクセス開始メッセージの通知を行うか
    否かを設定するステップを含むことを特徴とするネット
    ワーク機器の不正使用防止方法。
  19. 【請求項19】 請求項13記載のネットワーク機器の
    不正使用防止方法において、 上記ローカル側のネットワーク機器のアクセス開始通知
    の宛て先を、上記リモート側の他の機器から設定するス
    テップを含むことを特徴とするネットワーク機器の不正
    使用防止方法。
  20. 【請求項20】 請求項14記載のネットワーク機器の
    不正使用防止方法において、 上記ローカル側のネットワーク機器に対するアクセス開
    始の通知を、設定された時間内にのみ行うように、上記
    リモート側の他の機器から設定するステップを含むこと
    を特徴とするネットワーク機器の不正使用防止方法。
  21. 【請求項21】 請求項11記載のネットワーク機器の
    不正使用防止方法を実現するためのプログラムを格納し
    たことを特徴とする情報記録媒体。
  22. 【請求項22】 請求項12記載のネットワーク機器の
    不正使用防止方法を実現するためのプログラムを格納し
    たことを特徴とする情報記録媒体。
  23. 【請求項23】 請求項13に記載のネットワーク機器
    の不正使用防止方法を実現するためのプログラムを格納
    したことを特徴とする情報記録媒体。
  24. 【請求項24】 請求項14記載のネットワーク機器の
    不正使用防止方法を実現するためのプログラムを格納し
    たことを特徴とする情報記録媒体。
  25. 【請求項25】 請求項15記載のネットワーク機器の
    不正使用防止方法を実現するためのプログラムを格納し
    たことを特徴とする情報記録媒体。
  26. 【請求項26】 請求項16記載のネットワーク機器の
    不正使用防止方法を実現するためのプログラムを格納し
    たことを特徴とする情報記録媒体。
  27. 【請求項27】 請求項17記載のネットワーク機器の
    不正使用防止方法を実現するためのプログラムを格納し
    たことを特徴とする情報記録媒体。
  28. 【請求項28】 請求項18記載のネットワーク機器の
    不正使用防止方法を実現するためのプログラムを格納し
    たことを特徴とする情報記録媒体。
  29. 【請求項29】 請求項19記載のネットワーク機器の
    不正使用防止方法を実現するためのプログラムを格納し
    たことを特徴とする情報記録媒体。
  30. 【請求項30】 請求項20記載のネットワーク機器の
    不正使用防止方法を実現するためのプログラムを格納し
    たことを特徴とする情報記録媒体。
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JP2008176647A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Nec Corp コンピュータの不正使用防止方法、不正使用防止機能付き装置およびプログラム

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