JP2002010455A - 電気回路 - Google Patents

電気回路

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JP2002010455A
JP2002010455A JP2000189713A JP2000189713A JP2002010455A JP 2002010455 A JP2002010455 A JP 2002010455A JP 2000189713 A JP2000189713 A JP 2000189713A JP 2000189713 A JP2000189713 A JP 2000189713A JP 2002010455 A JP2002010455 A JP 2002010455A
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Kazuo Shima
和男 島
Miyoshi Takahashi
身佳 高橋
Yukinori Sato
征規 佐藤
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Hitachi Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G7/00Overhead installations of electric lines or cables
    • H02G7/20Spatial arrangements or dispositions of lines or cables on poles, posts or towers

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  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Patch Boards (AREA)
  • Installation Of Bus-Bars (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電力効率が高く、導体冷却の設備や費用を小さ
くできる電気回路を提供する。また、寸法の小さな電気
回路を提供する。 【解決手段】交流電流が流れる3本以上の導体1を有
し、該導体1は並行して配置され、位相の異なる交流電
流が該導体1に通電される電気回路において、該導体同
士を任意に入れ替えてできる全ての導体配置の組み合わ
せの中から、隣り合う該導体間の電流位相差の大きさの
和が最大になる組み合わせを選び、さらに、これを満た
す組み合わせの中から、隣り合う導体間の電流位相差の
大きさの最小値が最も大きくなるものを選んだ組み合わ
せの一つが、該導体1の実際の配置と一致するようにし
た。 【効果】渦電流による導体の損失を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電流を使用す
る電気回路の導体の配置に関する。特に、多相の交流電
流を使用する電気回路を備えた回転電機,電気機器,電
力機器および電力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】交流電流が通電される複数の導体を並行
して配置する場合、従来の電気回路においては、導体配
置の方法について十分に考慮されていなかった。U,
V,Wの平衡3相の往復電流それぞれを通電した6本の
導体を1列に配置する電気回路を有する電気機器の一列
を挙げれば、端から+U相,−V相,+W相,−U相,
+V相,−W相の順番に配置されているため、隣同士の
導体に流れる電流の位相差の大きさが小さい配置となっ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、他
の導体に流れる電流によって導体内に生じる誘導磁界が
大きいため、導体内に渦電流が発生することによって生
じる損失が大きく、導体を冷却するための設備や費用が
大きくなる恐れがあった。また、該損失によって電気回
路の電力効率の低下が生じる恐れがあった。あるいは、
該損失を小さくするために、該導体同士間の距離を大き
くする必要が生じ、電気回路の寸法が大きくなる恐れが
あった。
【0004】本発明の目的は、上記の損失を低減できる
導体配置を有し、電力効率が高く、導体冷却の設備や費
用が小さい電気回路を提供することである。
【0005】また、該電気回路を回転電機,電気機器,
電力機器,電力回路,送電線など大電流を扱う必要があ
る装置に適用し、電力効率が高く、導体冷却の設備や費
用が小さい装置を提供することである。
【0006】本発明の他の目的は、寸法の小さな電気回
路を提供することである。
【0007】また、該電気回路を回転電機,電気機器,
電力機器,電力回路,送電線など大電流を扱う必要があ
る装置に適用し、寸法の小さな装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、交流電流が流れる3本以上の導体を有
し、該導体は並行して配置され、位相の異なる交流電流
が該導体に通電される電気回路において、該導体同士を
任意に入れ替えてできる全ての導体配置の組み合わせの
中から、隣り合う該導体間の電流位相差の大きさの和が
最大になる組み合わせを選び、さらに、これを満たす組
み合わせの中から、隣り合う導体間の電流位相差の大き
さの最小値が最も大きくなるものを選んだ組み合わせの
一つが、該導体の実際の配置と一致するようにしたもの
である。
【0009】また、n相交流の往復電流のそれぞれが流
れる2n本の導体を有し、該導体は1列に並列して配置
される電気回路において、隣り合う該導体間の電流位相
差の大きさが、列の端から順に180゜,(180−1
80/n)゜,180゜,(180−180/n)゜,
…,180゜,(180−180/n)゜になる順番に
該導体を配置したものである。
【0010】また、3相交流の往復電流である+U,+
V,+W,−U,−V,−W相の電流のそれぞれが流れ
る6本の導体を有し、該導体は環状に並行して配置され
る電気回路において、隣り合う該導体間の電流位相差の
大きさが、順に180゜,120゜,120゜,180
゜,120゜,120゜になる順番に該導体を配置した
ものである。
【0011】また、2n相交流電流のそれぞれが流れる
2n本の導体を有し、該導体は2列n段に並行して配置
された電気回路において、列間の隣り合う該導体距離よ
りも段間の隣り合う該導体間距離が長く、列間の隣り合
う該導体間の電流位相差の大きさが全て180゜にな
り、段間の隣り合う該導体間の電流位相差の大きさが全
て(180−180/n)゜になる順番に該導体を配置
したものである。
【0012】さらに、上記のいずれかの該導体配置を有
する電気回路を、回転電機,電気機器,電力機器,電力
回路,送電線など大電流を扱う必要がある装置に備えた
ものである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1〜図4を参照して、本発明に
よる実施例を説明する。
【0014】図1は、本発明による交流電気回路におけ
る導体配置方法の一実施例の断面を示す図である。導体
1a〜1fは、互いに並行する導電性の線材であり、図
1は、導体1a〜1fに紙面を貫く方向の交流電流が流
れる方向の面上から見た断面図である。導体1a〜1f
に流れるそれぞれの交流電流は、振幅は同程度で周波数
は同一であるが、位相が異なる。ここで、周波数および
位相とは、振幅の最も大きい周波数成分の周波数および
位相を指しており、交流電流は必ずしも正弦波形である
必要はない。導体1a〜1fは、平衡3相交流電流を用
いた電気回路の一部であり、例えば電気機器の配線や、
送電線などである。図1の実施例ではU,V,Wの平衡
3相の往復電流それぞれを、1aには+U相、1bには
−U相、1cには−V相、1dには+V相、1eには+
W相、1fには−W相の電流がそれぞれ流れるように導
体1を配置している。ここに、これら各相の位相関係を
交流理論のフェーザ表示で表すと、図2のようになる。
該導体配置の特徴は、+U,−U,+V,−V,+W,
−W相の6種の電流を各導体1a〜1fに配置する全て
の組み合わせの中で、隣り合う導体間の電流位相差の大
きさの和が最大になる組み合わせを選び、さらに、これ
を満たす組み合わせが複数ある場合には、隣り合う導体
間の電流位相差の大きさの最小値が最も大きくなるよう
な配置を選んでいる点である。すなわち、1a−1b
間,1b−1c間,1c−1d間,1d−1e間,1e
−1f間の電流位相差の大きさはそれぞれ、180゜,
120゜,180゜,120゜,180゜となってい
る。なお該電流位相差の関係は図1にも記載している。
したがってその和は780゜と上記全ての組み合わせの
中で最大である。これにくわえて、隣り合う導体間の電
流位相差の大きさの最小値は120゜であり、これも最
大である。ここに、隣り合う導体間の電流位相差の大き
さは、0゜が最小で、180゜が最大となるように定義
している。例えば、位相差の大きさ240゜は、360
゜−240゜=120゜より、位相差の大きさ120゜
と同じことであるので120゜とする。なお本発明の効
果は、それぞれの導体間の相対的な電流位相差の大きさ
が上記のようになっていれば良い。したがって、図1の
実施例では1aを+U相に配置したが、代わりに1aを
+U以外の相に配置したのち、導体間の相対的な電流位
相差の大きさが上記の通りになるように1b〜1fを順
次配置していっても同じ効果が得られる。
【0015】なお、本発明の実施例では特定の電流の組
み合わせに対して特定の導体配置方法を示したが、導体
の本数は3本以上であればいくらでも良い。また導体に
流れる電流は平衡3相以外でもよく、それぞれの導体に
任意の位相の電流が流れていてもよい。また、全ての導
体の電流が互いに位相が異なっている必要はなく、位相
が同じ導体どうしを含んでいてもよい。また各導体の電
流の振幅は同程度である方が本発明の効果が高いが、同
程度で無い場合でも本発明の効果は生じる。また、導体
配置は1列に限らず、他の配列でも良い。すなわち、こ
れらの場合でも図1と同様に、全ての配置の組み合わせ
の中から、隣り合う導体間の電流位相差の大きさの和が
最大になる組み合わせを選び、さらに、これを満たす組
み合わせの中から、隣り合う導体間の電流位相差の大き
さの最小値が最も大きくなるような配置を選べば良い。
【0016】なお、導体断面は任意の形状でも良い。ま
た、各導体が、複数本の素線に分割されていても良い。
【0017】以下、本発明の原理を説明する。3本以上
の導体が並行しており、それぞれの導体に、位相の異な
る交流電流を流す場合の導体配置を考える。ただし、全
ての導体の電流が互いに位相が異なっている必要はな
く、位相が同じ導体どうしを含んでいてもよい。ある導
体に交流電流を流すと、その周囲に該電流と同一周波
数,同一位相の交流磁界が生じる。この交流磁界内に他
の導体が存在すると、上記交流磁界が他の導体内に鎖交
しようとするため、電磁誘導によって他の導体内に渦電
流が流れ、無用な損失が発生する。この損失を最小限に
とどめるためには、他の導体内に鎖交しようとする交流
磁界を最小限にとどめればよい。このためには、それぞ
れの導体に流した交流電流に対して、この電流との位相
差の大きさがなるべく大きい交流電流が流れる導体が隣
に来るように、全体の導体配置を構成する。本発明の導
体配置は、このように構成されることを特徴とする。こ
のようにすれば、ある導体による交流磁界とその隣の導
体による交流磁界とが効率よく打ち消し合うため、周囲
の交流磁界を減らすことができ、その他の導体に生じる
無用な損失を低減できる。また、本発明によれば上記の
ように周囲の交流磁界を低減できるため、損失を低減す
る効果を得る代わりに、導体間間隔を近づけることもで
きる。なお、周囲の磁界は一般に電流源に近づくほど大
きくなる。
【0018】なお、電磁誘導による導体内の渦電流の大
きさは表皮の深さに対する導体断面の寸法によって大き
く影響を受けるため、本発明は、導体1の材料の表皮の
深さに対する、導体1断面の寸法(縦の長さや横の長
さ)の比が大きいほど、従来の方法と比べて効果が高
い。特に、上記の比が1程度のオーダーか、それよりも
大きくなると効果が顕著に表れるようになる。具体的に
は、50Hzで表皮の深さが10mm程度以上である。こ
こに、表皮の深さの定義は、多くの文献に記載されてい
るもので、例えば卯本重朗著「電磁気学」(昭晃堂),
第326頁,平成2年4月20日初版15刷発行、に記
載がある。以上のことから、本発明は、導体断面の寸法
が大きいほど従来の方法と比べて効果が高くなる。特
に、回転電機,電気機器,電力機器,電力回路,送電線
など大電流を扱う必要がある電気回路は、電流密度の制
約から導体断面の寸法が大きくなるので、本発明は回転
電機,電気機器,電力機器,電力回路,送電線などに対
して特に効果が高い。
【0019】以上のように、このような構成の本発明に
よる導体の配置方法は、それぞれの隣り合う導体間の電
流位相差の大きさが大きい配置としているので、全導体
に生じる合計の抵抗損失を小さくすることができる。し
たがって導体配線の損失による無用な電力消費を小さく
することができるため、本発明を回転電機(特に、ブス
リング),電気機器,電力機器,電力回路,送電線など
に使用すれば、これらの電力効率を向上できる。また、
損失が低減するので、導体冷却の設備や費用を小さくで
きる。また、本発明による導体の配置方法は、全導体に
生じる合計の抵抗損失を小さくする代わりに、導体間の
間隔を小さくすることもできる。したがって本発明を回
転電機,電気機器,電力機器,電力回路,送電線などに
使用すれば、これらの寸法を小さくすることもできる。
【0020】なお、以下に、全ての配置の組み合わせを
調べるよりも簡易な、複数本の導体を1列に配置する場
合の導体配置の一決定方法を示す。図2のフェーザ図に
示す6種の電流が流れる6本の導体を図1のように配置
する手順を示すことによって例示する。まず、一番左側
の導体は任意に選んで良い。図1では一例として+Uと
する。次に左側二番目の導体は、一番左側の導体と最も
電流位相が離れた導体とする。すなわち−Uとする。三
番目の導体は、既に使用した一番左側の導体を除いて、
左側二番目の導体と最も電流位相が離れた導体とする。
すなわち−Wまたは−Vとする。図1では一例として−
Vとする。四番目の導体は、既に使用した一番左側と二
番目の導体を除いて、左側三番目の導体と最も電流位相
が離れた導体とする。すなわち+Vとする。以下同様に
して、全ての導体の配置を決定できる。
【0021】本発明の上記導体配置の方法を、相異なる
n相の往復電流が流れる2n本(n=2,3,4,…)
の導体を1列に配置する場合に適用すると、列の端から
順に、隣り合う導体間の電流位相差の大きさを、180
゜,(180−180/n)゜,180゜,(180−1
80/n)゜,…,180゜,(180−180/n)゜
とすることができる。この場合でも、図1の実施例と同
じ効果が得られる。
【0022】図3は、本発明による交流電気回路におけ
る導体配置方法の他の一実施例の断面を示す図である。
平衡6相6本の導体1a〜1fが、断面から見て環状に
配列している。平衡6相6本の導体は、平衡3相の往復
電流6本と実質的に同じであり、各相の位相関係を交流
理論のフェーザ表示で表すと、図2と同じになる。すな
わち図3の実施例は、1aと1fの導体が隣接している
ことを除けば図1の実施例と同じである。図4の実施例
では、1a−1b間,1b−1c間,1c−1d間,1
d−1e間,1e−1f間に加えて1f−1a間の電流
位相差の大きさも考慮に入れる。すなわち、+U,−
U,+V,−V,+W,−W相の6相の電流を各導体1
a〜1fに配置する全ての組み合わせの中で、上記の隣
り合う導体間の電流位相差の大きさの和が最大になり、
かつ、隣り合う導体間の電流位相差の大きさの最小値が
最も大きくなるような配置として導体配置を決定する。
一例として、1aは+U相、1bは−U相、1cは−W
相、1dは−V相、1eは+V相、1fは+W相とす
る。すなわち、1a−1b間,1b−1c間,1c−1
d間,1d−1e間,1e−1f間,1f−1a間の電
流位相差の大きさはそれぞれ、180゜,120゜,1
20゜,180゜,120゜,120゜となっている。
なお該電流位相差の関係は図3にも記載している。した
がってその和は840゜と上記全ての組み合わせの中で
最大である。これにくわえて、隣り合う導体間の電流位
相差の大きさの最小値は120゜であり、これも最大で
ある。なお、図3の実施例でも、図1の実施例と同じ効
果が得られる。
【0023】図4は、本発明による交流電気回路におけ
る導体配置方法の他の一実施例の断面を示す図である。
6相6本の導体1a〜1fが、断面から見て2列に配列
している。図4の実施例は、導体の配置が異なることを
除れば図1または図3の実施例と同じである。1a−1
b間,1c−1d間,1e−1f間の導体間間隔が、1
a−1c間,1b−1d間,1c−1e間,1d−1f
間の導体間間隔よりも狭い。より狭い1a−1b間,1
c−1d間,1e−1f間の導体電流位相差の大きさを
180゜、より広い1a−1c間,1b−1d間,1c
−1e間,1d−1f間の導体電流位相差の大きさを1
20゜とする。なお該電流位相差の関係は図4にも記載
している。この一例として、1aは+U相、1bは−U
相、1cは+V相、1dは−V相、1eは+W相、1f
は−W相とする。すなわち、図4の実施例における導体
配置方法の特徴は、+U,−U,+V,−V,+W,−
W相の6相の電流を各導体1a〜1fに配置する全ての
組み合わせの中で、まず最近接の隣り合う導体間(図4
においては1a−1b間,1c−1d間,1e−1f
間)の電流位相差の大きさの和が最大になるようにす
る。次にこの状態で二番目に近い隣り合う導体間(図4
においては1a−1c間,1b−1d間,1c−1e
間,1e−1f間)の電流位相差の大きさの和が最大に
なるようにする。図4において導体を縦2列横3段に配
置しているのは、これが6相6本の導体に対して上記導
体配置方法を適用するのに適した配置であるためであ
る。なお、図4の実施例でも、図1の実施例と同じ効果
が得られる。
【0024】なお、図4と同様にして2n相2n本(n
=2,3,4,…)の導体に対して、縦2列横n段に導
体を配置し、縦どうしの隣接導体間の電流位相差を18
0゜、横どうしの隣接導体間の電流位相差を(180−
180/n)゜にすることができる。なお、この例で
は、図1の実施例と同じ効果が得られる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、交流電流が流れる3本
以上の導体を有し、該導体は並行して配置され、位相の
異なる交流電流が該導体に通電される電気回路におい
て、該導体同士を任意に入れ替えてできる全ての導体配
置の組み合わせの中から、隣り合う該導体間の電流位相
差の大きさの和が最大になる組み合わせを選び、さら
に、これを満たす組み合わせの中から、隣り合う導体間
の電流位相差の大きさの最小値が最も大きくなるものを
選んだ組み合わせの一つが、該導体の実際の配置と一致
するようにした。また、2n相交流電流のそれぞれが流
れる2n本の導体を有し、該導体は2列n段に並行して
配置された電気回路において、列間の隣り合う該導体間
距離よりも段間の隣り合う該導体間距離が長く、列間の
隣り合う該導体間の電流位相差の大きさが全て180゜
になり、段間の隣り合う該導体間の電流位相差の大きさ
が全て(180−180/n)゜になる順番に該導体を配
置した。これらのため、導体の全損失を低減でき、電力
効率が高く、導体冷却の設備や費用を小さくできる電気
回路を提供できる。また、寸法の小さな電気回路を提供
できる。
【0026】さらに、該電気回路を電気機器,電力機器
および電力回路など大電流を扱う必要がある装置に適用
したので、電力効率が高く、導体冷却の設備や費用を小
さくできる装置を提供できる。また、寸法の小さな装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による交流電気回路における導体配置方
法の一実施例の断面を示す図である。
【図2】図1,図3または図4の各導体1に通電される
電流の位相関係を表すフェーザ表示図である。
【図3】本発明による交流電気回路における導体配置方
法の他の一実施例の断面を示す図である。
【図4】本発明による交流電気回路における導体配置方
法の他の一実施例の断面を示す図である。
【符号の説明】
1a〜1f…導体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 征規 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 5G016 DA03 DA51 5G365 DA14 DB02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電流が流れる3本以上の導体を有し、
    該導体は並行して配置され、位相の異なる交流電流が該
    導体に通電される電気回路において、導体の配置が、隣
    り合う該導体間の電流位相差の大きさの和が最大になる
    組み合わせであって、かつ、該組み合わせが複数通り存
    在する場合には、該組み合わせのうちで隣り合う導体間
    の電流位相差の大きさの最小値が最も大きくなるもので
    あることを特徴とする電気回路。
  2. 【請求項2】交流電流が流れる3本以上の導体を有し、
    該導体は1列に並行して配置され、位相の異なる交流電
    流が該導体に通電される電気回路において、導体の配置
    が、隣り合う該導体間の電流位相差の大きさの和が最大
    になる組み合わせであって、かつ、該組み合わせが複数
    通り存在する場合には、該組み合わせのうちで隣り合う
    導体間の電流位相差の大きさの最小値が最も大きくなる
    ものであることを特徴とする電気回路。
  3. 【請求項3】交流電流が流れる3本以上の導体を有し、
    該導体は環状に並行して配置され、位相の異なる交流電
    流が該導体に通電される電気回路において、導体の配置
    が、隣り合う該導体間の電流位相差の大きさの和が最大
    になる組み合わせであって、かつ、該組み合わせが複数
    通り存在する場合には、該組み合わせのうちで隣り合う
    導体間の電流位相差の大きさの最小値が最も大きくなる
    ものであることを特徴とする電気回路。
  4. 【請求項4】3相交流の往復電流である+U,+V,+
    W,−U,−V,−W相の電流のそれぞれが流れる6本
    の導体を有し、該導体は1列に並行して配置される電気
    回路において、隣り合う該導体間の電流位相差の大きさ
    が、列の端から順に180゜,120゜,180゜,1
    20゜,180゜になる順番に該導体を配置したことを
    特徴とする電気回路。
  5. 【請求項5】n相交流の往復電流のそれぞれが流れる2
    n本の導体を有し、該導体は1列に並行して配置される
    電気回路において、隣り合う該導体間の電流位相差の大
    きさが、列の端から順に180゜,(180−180/
    n)゜,180゜,(180−180/n)゜,…,18
    0゜,(180−180/n)゜になる順番に該導体を
    配置したことを特徴とする電気回路。
  6. 【請求項6】3相交流の往復電流である+U,+V,+
    W,−U,−V,−W相の電流のそれぞれが流れる6本
    の導体を有し、該導体は環状に並列して配置される電気
    回路において、隣り合う該導体間の電流位相差の大きさ
    が、ある一導体から始まって順に180゜,120゜,
    120゜,180゜,120゜,120゜になる順番に
    該導体を配置したことを特徴とする電気回路。
  7. 【請求項7】6相交流電流のそれぞれが流れる6本の導
    体を有し、該導体は2列3段に並行して配置される電気
    回路において、列間の隣接該導体間距離よりも段間の隣
    接該導体間距離が長く、列間の隣り合う該導体間の電流
    位相差の大きさが全て180゜になり、段間の隣り合う該
    導体間の電流位相差の大きさが全て120゜になる順番
    に該導体を配置したことを特徴とする電気回路。
  8. 【請求項8】2n相交流電流のそれぞれが流れる2n本
    の導体を有し、該導体は2列n段に並行して配置された
    電気回路において、列間の隣り合う該導体間距離よりも
    段間の隣り合う該導体間距離が長く、列間の隣り合う該
    導体間の電流位相差の大きさが全て180゜になり、段
    間の隣り合う該導体間の電流位相差の大きさが全て(1
    80−180/n)゜になる順番に該導体を配置したこ
    とを特徴とする電気回路。
  9. 【請求項9】請求項1,2,3,4,5,6,7及び8
    のいずれか記載の該導体配置を有する電気回路を備えた
    ことを特徴とする回転電機。
  10. 【請求項10】請求項1,2,3,4,5,6,7及び
    8のいずれか記載の該導体配置を有する電気回路を備え
    たことを特徴とする電気機器。
  11. 【請求項11】請求項1,2,3,4,5,6,7及び
    8のいずれか記載の該導体配置を有する電気回路を備え
    たことを特徴とする電力機器。
  12. 【請求項12】請求項1,2,3,4,5,6,7及び
    8のいずれか記載の該導体配置を有する電気回路を備え
    たことを特徴とする電力回路。
  13. 【請求項13】請求項1,2,3,4,5,6,7及び
    8のいずれか記載の該導体配置を有する電気回路を備え
    たことを特徴とする送電線。
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