JP2002009778A - パケットスイッチ装置 - Google Patents

パケットスイッチ装置

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JP2002009778A
JP2002009778A JP2000191819A JP2000191819A JP2002009778A JP 2002009778 A JP2002009778 A JP 2002009778A JP 2000191819 A JP2000191819 A JP 2000191819A JP 2000191819 A JP2000191819 A JP 2000191819A JP 2002009778 A JP2002009778 A JP 2002009778A
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和人 西村
Atsushi Tanaka
淳 田中
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 任意の最低保証帯域及び最大許容帯域を有す
るコネクションに対して、高効率かつ公平に最低帯域保
証及び最大帯域制限を行うパケットスイッチ装置を提供
する。 【解決手段】 バッファメモリ2内のパケットの存在状
態を示すフラグと、読み出しレートを最大許容帯域以下
に制限するためのパケット間隔値と、最低保証帯域の比
で表わされるカウンタ初期値とをコネクション毎に対応
付けて保持するメモリ部4と;前記最大許容帯域パケッ
ト間隔値を初期値としてパケット読み出し時刻毎に所定
値ずつ減算されるカウンタ部5と;前記バッファメモリ
からパケットが読み出される毎に対応コネクションの保
持値を所定値ずつ減算されるカウンタ部6と;パケット
読み出し時刻が到来したとき、前記最大許容帯域パケッ
ト間隔値とその時刻の前記最低保証帯域カウンタ部の保
持値との積が最大値を示すパケットを読み出し対象とす
る読み出し制御部3とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は広帯域交換機、クロ
スコネクトスイッチ装置、及びルータ装置などに適用さ
れ、固定長パケットを伝送(特に、限定しないときは、
交換、伝達及び転送を含む)するパケットスイッチ装置
に関し、特に動的に読み出しコネクションを決定するパ
ケット読み出し制御手法を採るパケットスイッチ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】セルと称される固定長パケットを伝送す
るATM(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送モ
ード)交換機またはATM伝送装置においては、最低帯
域保証機能であるGFR(Guaranteed Frame Rate)機
能を実現する際、最低帯域を保証する従来のスケジュー
リング方法として、WRR(Weighted Round Robin)及
びWFQ(Weighted Fair Queue)等のセル読み出し制
御手法が採用されている。
【0003】例えば、電子情報通信学会・交換システム
研究会の論文(SSE98−192):「帯域共用効果
を有するGFR処理回路の開発」〔文献1〕では、バー
チャルチャネルVC(Virtual Channel)別キュー内の
セルの有無を考慮したWRR手法を採用することによ
り、最低帯域(MCR:Minimum Cell Rate)保証を実
現している。
【0004】このようなWRR採用の読み出し手法で
は、各VCの最低保証帯域をウエイト比に反映すること
により、最低帯域が保証でき、さらに余剰帯域をウエイ
ト比に従って割当てることが可能である。
【0005】また、特開平11−239151号公報記
載の「ラウンドロビン制御装置及び方法」〔文献2〕で
は、各VCが単位時間に読み出すべき最低帯域セル数、
及び「最大帯域−最低帯域」セル数などを保持したメモ
リを設けることにより、最低帯域を保証し、かつ最大帯
域(PCR:Peak Cell Rate)による制限を試みるスケ
ジューリング方法が提案されている。
【0006】さらに、特開平11−191780号公報
記載の「バンド共用回路」〔文献3〕では、コネクショ
ン(VC相当)毎のセル読み出し後に、その読み出しに
連動して、PCRの逆数に相当する時間「1/PCR」
を経過するまで当該コネクションの次セルの読み出しを
制限する制限機能を付加することにより、最低帯域を保
証し、かつ厳密なPCR間隔の制限を実現する手法が提
案されている。
【0007】上述した従来例において、文献1記載のW
RR採用の読み出し手法は、予めVC毎にMCR比に基
づきウエイトを付けたテーブル(またはカウンタ)等を
設定し、それに従いセルを読み出している。しかし、こ
の手法では、MCR比に従った帯域配分しか行えない
為、帯域共用単位にMCRとPCRとの比が異なるVC
を収容しようとすると、効率が大幅に低下するか、PC
R制限を維持できなくなる。
【0008】例えば、図1(A)に示すように、二つの
アクティブVC(VC#1,VC#2)が存在すること
を仮定して、一層具体的に説明する。なお、アクティブ
VCとは、対応キュー(バッファメモリ)内にセルが存
在するVCのことである。
【0009】このVC設定例においては、(1)PCR
を絶対に超えないとした場合、VC#2のPCRが4M
bps(b/s)で制限される為、VC#1のPCRは
2Mbpsとなり、本来のPCR(5Mbps)に対し
てPCR未満でしか対応セルを読め出せない。また、
(2)VC#1をPCRで読もうとした場合、VC#1
のPCRが5Mbpsということは、MCR比が2倍の
VC#2は、PCR・10Mbpsとなり、VC#2の
PCRを超えてしまう。
【0010】このように、WRR読み出し制御のみで
は、PCRの制限と高効率読み出しとを両立することは
できないという問題がある。
【0011】この問題を解決するために、図2に示すよ
うに、WRR(MCR保証)読み出し制御部CNTの後
段にPCRシェーパ(帯域制限部)SHPを設けるAT
Mスイッチ装置ATM−SWの構成が考えられる。これ
により、上記(2)のような高効率な読み出しを行い、
かつシェーパでPCR制限を行うことが可能となる。
【0012】しかし、この解決手法では、PCRシェー
パにも個別VCバッファBUFが必要となる為、ハード
ウェア量が非常に大きくなることを避けられない。さら
に、帯域制限箇所を二ヶ所に分割する為、効率の低下を
招くことがある。
【0013】よって、ハードウェア量の削減、帯域制限
箇所の統一などの観点から、MCR保証読み出しとPC
R制限とを一カ所で統合して行う手法が有効である。
【0014】上記文献2記載のATMスイッチ装置AT
M−SWにおいては、カウンタメモリを用いてMCR保
証とPCR制限とを同一箇所で行うことを試みるスケジ
ューリング方法を採用している(図3参照)。
【0015】しかし、この方法は、カウンタの初期化タ
イミングを誤っている為、最大帯域制限はおろか、最低
帯域保証も実現し得ないと、推定できる。仮に、最適な
初期化タイミングを採用しても、所定単位時間に読み出
すセル数を制限するという単純な方法の為、そのカウン
タ分のバーストトラヒックが生じることを回避できない
(図4(A)参照)。
【0016】このトラヒックのバースト性を解消する手
法として、上記文献3記載のように、VC毎に読み出し
間隔制限カウンタを設け、読み出しレートがPCR以下
となるように、各VCで読み出しセル間隔を制限する方
法が考えられる(図4(B)参照)。文献3記載の装置
構成を採用することにより、ハードウェア量の低減、M
CR保証、MCR比に従った公平な帯域割当て、及び厳
密なPCR制限などの項目が実現可能となる。
【0017】しかし、文献3記載の手法では、同一スロ
ットにおけるセル読み出しの競合が発生したときの優先
制御については考慮されていないため、効率の良い読み
出しが行えず、スループットの低下を招くことがある。
つまり、任意のMCR及びPCRを有するVCを扱うた
め、あるスロットにおいて複数のVCが読み出し可能と
なる競合状態が起こりうる(図5参照)。
【0018】このような場合、1スロットにおいて読み
出せるセル数は1セルなので、複数のVCから一つのV
Cを選択するスケジューリング制御が必要である。しか
し、この選択をラウンドロビンやMCRの大きいVC選
択等による静的な読み出し法則に従って行うと、不適当
な読み出し順序の選択により、スループットが低下する
恐れがある。
【0019】例えば、図1(B)に示すように、5つの
アクティブVC(VC#1…VC#5)があると仮定す
る。VC#1のMCRは4Mbpsであり、他のVC#
2…VC#5のMCRは1Mbpsである。また、総帯
域20Mbpsに対して各VCのPCRは10Mbps
であるので、PCR制限として各VCは、2スロットの
PCR間隔(スロット間隔)が必要となる。
【0020】このような条件において、MCR比の公平
な読み出しを実現しようとすると、MCRの値に比例し
たMCRカウンタを設け、セルを読み出す毎に「1」ず
つ減算し、「0」になれば読み出し対象から外すという
メカニズムを設ければよい。また、全てのアクティブV
CのMCRカウンタが「0」になった時点で初期値にリ
セットする。
【0021】このような例において、ラウンドロビンに
よる読み出し制御を行った場合、図6に示すように、ス
タートから3スロット目において、VC#1とVC#3
との読み出し競合が起こる。競合時、この例ではラウン
ドロビンに従うため、既に一度読み出されているVC#
1より、まだ読み出されていないVC#3の方が優先さ
れて読み出される。同様に、VC#1とVC#5とのセ
ル競合においてもVC#1は後回しになるため、結局V
C#1対応の第2セルが読み出されるのは、ラウンドロ
ビンが1巡した6スロット目となる。
【0022】また、この時点においてVC#2…VC#
5のMCRカウンタは「0」となるため、読み出し可能
なVCは、VC#1のみとなる。よって、6スロット目
以降にVC#1対応のセルが読み出されるが、VC#1
のPCR間隔は「2」であるため、連続で読み出すこと
はできず、スロットの空きが生じてしまうので、スルー
プットの低下を免れない。
【0023】また仮に、VC#1のセル読み出しが後方
向(時間の未来方向)のスロットにずらされた分だけ、
次に読み出せる時刻を早めるようにした場合、読み出し
時系列は図7に示すようになり、空きスロットを無くす
ことができるため、スループット特性は向上する。しか
し、反面ではバースト性が非常に大きくなる可能性があ
り、文献2の手法と同様の問題を有することになる。
【0024】一方、ラウンドロビン読み出しでは無く、
VC#1のようにMCRの大きいVCを優先して読み出
せば、図1(B)のような例の場合、読み出し時系列は
図8に示すようになり、PCR制限、CDV(遅延変
動)、及びスループットを全て満たすことができる。し
かし、図1(C)のような例においては、図9のような
読み出し時系列になり、スループットの劣化が生じてし
まう。
【0025】このように、静的な読み出し法則を採用し
た読み出し制御では、VC毎にPCR、MCR比が異な
るような、無数のVC収容パターンが考えられる環境に
おいて、性能が劣化するパターンが必ず存在するという
問題がある。では、このような問題がなぜ発生するかに
ついて考察する。
【0026】まず、空きスロットが発生した図6及び図
9の事例に着目する。これらに共通する事柄として、競
合が発生したときに、1周期で読み出すべきセル、すな
わちMCRカウンタの値が多く残っているVCが後回し
にされている。よって、最終的に大きなMCRカウンタ
値を有するVCのみ残り、そのVCのPCR制限により
空きスロットが生じている。
【0027】つまり、静的な読み出し法則ではなく、セ
ルを読み出す毎に減じられるMCRカウンタの現在値を
参考に、動的に読み出しVCを決定するようなセル読み
出し手法が必要であると考えられる。しかし、単純にM
CRカウンタ値の大きなVCを選択するだけでは、まだ
問題が存在する。
【0028】例えば、図1(D)に示すように、2つの
アクティブVCが存在する例を考える。MCRカウンタ
の大きいVCを優先する場合、読み出しセル時系列は図
10に示すようになる。つまり、スタートから8スロッ
ト目までは、MCRカウンタの値が大きなVC#1のセ
ルが連続的に読み出され、9スロット目にVC#2の第
1セルが読み出される。しかし、第10及び第11スロ
ットにVC#1のセルを読み出した後、VC#2のMC
Rカウンタ分を読み出してしまうまでに、空きスロット
が生じてしまい、スループットの低下が発生することが
分かる。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、任意の最低保証帯域及び最大許容帯域を有する
コネクションに対して、高効率かつ公平に最低帯域保証
及び最大帯域制限を行うことを可能にするパケットスイ
ッチ装置を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1のパケットスイッチ装置は、バッファ
メモリ内のパケットの存在状態を示すフラグと、読み出
しレートを最大許容帯域以下に制限するための最大許容
帯域パケット間隔値と、最低保証帯域の比で表わされる
最低保証帯域カウンタ初期値とをコネクション毎に対応
付けて保持するメモリ部と;前記最大許容帯域パケット
間隔値を初期値としてパケット読み出し時刻毎に所定値
ずつ減算される最大許容帯域カウンタ部と;前記バッフ
ァメモリからパケットが読み出される毎に対応コネクシ
ョンの保持値を所定値ずつ減算される最低保証帯域カウ
ンタ部と;パケット読み出し時刻が到来したとき、前記
バッファメモリ内にパケットが存在することを前記フラ
グに基づいて検知し、かつ最大許容帯域制限を受けてい
ないことを前記最大許容帯域パケット間隔値に基づいて
検知した少なくとも1つのコネクションの中から、前記
最大許容帯域パケット間隔値とその時刻の前記最低保証
帯域カウンタ部の保持値との積が最大値を示すコネクシ
ョン対応のパケットを読み出し対象とする読み出し制御
部とを備える。
【0031】本発明の第2のパケットスイッチ装置は、
バッファメモリ内のパケットの存在状態を示すフラグ
と、読み出しレートを最大許容帯域以下に制限するため
の最大許容帯域パケット間隔値と、最低保証帯域の比で
表わされる最低保証帯域カウンタ初期値とをコネクショ
ン毎に対応付けて保持するメモリ部と;前記最大許容帯
域パケット間隔値を初期値としてパケット読み出し時刻
毎に所定値ずつ減算される最大許容帯域カウンタ部と;
前記バッファメモリからパケットが読み出される毎に対
応コネクションの保持値を所定値ずつ減算される最低保
証帯域カウンタ部と;パケット読み出し時刻が到来した
とき、前記バッファメモリ内にパケットが存在すること
を前記フラグに基づいて検知し、かつ最大許容帯域制限
を受けていないことを前記最大許容帯域パケット間隔値
に基づいて検知した少なくとも1つのコネクションの中
から、前記最大許容帯域パケット間隔値とその時刻の前
記最低保証帯域カウンタ部の保持値から1減算した値と
の積が最大値を示すコネクション対応のパケットを読み
出し対象とする読み出し制御部とを備える。
【0032】本発明の第3のパケットスイッチ装置は、
バッファメモリ内のパケットの存在状態を示すフラグ
と、読み出しレートを最大許容帯域以下に制限するため
の最大許容帯域パケット間隔値と、前記最大許容帯域パ
ケット間隔値と最低保証帯域の比で表わされる最低保証
帯域カウンタ初期値との積の積初期値とをコネクション
毎に対応付けて保持するメモリ部と;前記最大許容帯域
パケット間隔値を初期値としてパケット読み出し時刻毎
に所定値ずつ減算される最大許容帯域カウンタ部と;前
記積初期値を初期値とし、前記バッファメモリからパケ
ットが読み出される毎に対応コネクションの保持値を前
記最大許容帯域パケット間隔値ずつ減算される積減算カ
ウンタ部と;パケット読み出し時刻が到来したとき、前
記バッファメモリ内にパケットが存在することを前記フ
ラグに基づいて検知し、かつ最大許容帯域制限を受けて
いないことを前記最大許容帯域パケット間隔値に基づい
て検知した少なくとも1つのコネクションの中から、前
記積減算カウンタ部の保持値が最大値を示すコネクショ
ン対応のパケットを読み出し対象とする読み出し制御部
とを備える。
【0033】本発明の第4のパケットスイッチ装置は、
上記第1、第2または第3のパケットスイッチ装置にお
いて、前記読み出し制御部は、パケット読み出し時刻を
そのコネクション対応の前記最大許容帯域カウンタ部の
初期化タイミングとする。
【0034】本発明の第5のパケットスイッチ装置は、
上記第1、第2または第3のパケットスイッチ装置にお
いて、前記読み出し制御部は、前記最大許容帯域カウン
タ部が満期になった時点をその最大許容帯域カウンタ部
の初期化タイミングとする。
【0035】本発明の第6のパケットスイッチ装置は、
上記第1、第2または第3のパケットスイッチ装置にお
いて、前記最大許容帯域カウンタ部が満期を迎える毎に
所定値ずつ加算され、対応コネクションのパケットを読
み出す毎に所定値ずつ減算され、かつ予め定めた最大許
容帯域制限値を上限値とするカウンタ部を更に備え、前
記読み出し制御部は、このカウンタ部の保持値が所定値
以上の場合にパケットの読み出しを許可する。
【0036】本発明の第7のパケットスイッチ装置は、
上記第1または第2のパケットスイッチ装置において、
前記読み出し制御部は、前記最大許容帯域パケット間隔
値とその時刻の前記最低保証帯域カウンタ部の保持値と
の積を、前記バッファメモリ内にパケットが存在し、か
つ前記最大許容帯域制限を受けていない全てのコネクシ
ョンについて順番に比較し、最大値を示すコネクション
を検出する検索部を有する。
【0037】本発明の第8のパケットスイッチ装置は、
上記第1または第2のパケットスイッチ装置において、
前記最大許容帯域パケット間隔値と前記最低保証帯域カ
ウンタ部の保持値との積をコネクション毎に二進数で保
持するメモリ部を更に備え、前記読み出し制御部は、前
記バッファメモリ内にパケットが存在し、かつ前記最大
許容帯域制限を受けていない全てのコネクションについ
て、同一桁のビットのオン・オフ状態を同時に検索する
動作を最上位ビットから最下位ビットまで順次に実行
し、最大値を示すコネクションを検出する検索部を有す
る。
【0038】本発明の第9のパケットスイッチ装置は、
バッファメモリ内のパケットの存在状態を示すフラグ
と、読み出しレートを最大許容帯域以下に制限するため
の最大許容帯域パケット間隔値と、最低保証帯域の比に
ウエイト付けしたWRRカウンタ初期値とをコネクショ
ン毎に対応付けて保持するメモリ部と;前記最大許容帯
域パケット間隔値を初期値としてパケット読み出し時刻
毎に所定値ずつ減算される最大許容帯域カウンタ部と;
前記バッファメモリからパケットが読み出される毎に対
応コネクションの保持値を所定値ずつ減算されるWRR
カウンタ部と;パケット読み出し時刻が到来したとき、
前記バッファメモリ内にパケットが存在することを前記
フラグに基づいて検知し、かつ最大許容帯域制限を受け
ていないことを前記最大許容帯域パケット間隔値に基づ
いて検知した少なくとも1つのコネクションの中から、
前記最大許容帯域パケット間隔値とその時刻の前記WR
Rカウンタ部の保持値との積が最大値を示すコネクショ
ン対応のパケットを読み出し対象とする読み出し制御部
とを備える。
【0039】本発明の第10のパケットスイッチ装置
は、バッファメモリ内のパケットの存在状態を示すフラ
グと、読み出しレートを最大許容帯域以下に制限するた
めの最大許容帯域パケット間隔値と、最低保証帯域の比
にウエイト付けしたWRRカウンタ初期値とをコネクシ
ョン毎に対応付けて保持するメモリ部と;前記最大許容
帯域パケット間隔値を初期値としてパケット読み出し時
刻毎に所定値ずつ減算される最大許容帯域カウンタ部
と;前記バッファメモリからパケットが読み出される毎
に対応コネクションの保持値を所定値ずつ減算されるW
RRカウンタ部と;パケット読み出し時刻が到来したと
き、前記バッファメモリ内にパケットが存在することを
前記フラグに基づいて検知し、かつ最大許容帯域制限を
受けていないことを前記最大許容帯域パケット間隔値に
基づいて検知した少なくとも1つのコネクションの中か
ら、前記最大許容帯域パケット間隔値とその時刻の前記
WRRカウンタ部の保持値から1減算した値との積が最
大値を示すコネクション対応のパケットを読み出し対象
とする読み出し制御部とを備える。
【0040】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0041】〔パケットスイッチ装置(ATMスイッチ
装置)の構成〕 (基本構成)本発明の一実施の形態のセルと称される固
定長パケットの伝送を行うパケットスイッチ装置として
のATMスイッチ装置においては、上述した従来の問題
を解決するために、MCR(最低帯域)カウンタの値の
みならず、PCR(最大帯域)間隔も考慮した上で読み
出しバーチャルチャネルVCを決定するセル読み出し制
御手法(スケジューリング手法)を採用する。
【0042】例えば、ある時刻におけるあるVCのPC
R間隔(PCRスロット間隔)がmスロット、MCRカ
ウンタの値がn個であったとする。このようなVCに対
して、PCR間隔でセルを読み出したとしても、n個全
て読み出すためには、m×(n−1)+1スロットに相
当する時間が必要となる。また、全て読み出し、かつ新
たに次のセルの読み出し可能時刻を迎えるには、m×n
スロットに相当する時間が必要となる。
【0043】つまり、この値が大きなVCの読み出しを
時間的に未来の後方向にずらせば、その分全体の読み出
し時間も後方向にずれることになり、上述した従来例の
ようにスループットの低下を招く結果となる。よって、
本発明の一実施の形態のATMスイッチ装置では、セル
読み出し競合が発生した場合、m×(n−1)あるいは
m×nの最も大きなVCを選択する。
【0044】本発明の一実施の形態におけるATMスイ
ッチ装置の基本構成を示す図11を参照すると、このA
TMスイッチ装置1は、各VCに対応する論理バッファ
メモリから構成されている個別VCキューVCQと、各
個別VCキューVCQにセルを分配する分配部DIS
と、各個別VCキューVCQからのセルを多重化する選
択部SELとを有するバッファ部2を備える。このバッ
ファ部2の配置位置により、ATMスイッチ装置1はク
ロスポイントバッファ型、入力バッファ型、出力バッフ
ァ型、及び共通バッファ型のいずれの構成をも採ること
ができる。
【0045】このATMスイッチ装置1は、更に個別V
CキューVCQを制御する機能として、読み出し制御部
3、VC情報メモリ4、PCRカウンタ5及びMCRカ
ウンタ6を備える。
【0046】つまり、この基本構成のATMスイッチ装
置1は、バッファ部2の個別VCキューVCQ内のセル
の有無を示すバッファフラグと、読み出しレートを最大
許容帯域以下とするために必要な最大許容帯域セル間隔
値としてのPCR間隔と、最低保証帯域の比で表わされ
るMCRカウンタ初期値(最低保証帯域カウンタ初期
値)とを保持するVC情報メモリ4と、PCR間隔を初
期値とし1スロット毎に所定値「1」ずつ減算するPC
Rカウンタ(最大許容帯域カウンタ)5と、セルを個別
VCキューVCQから読み出す毎に当該VCのカウンタ
のみ「1」ずつ減算するMCRカウンタ(最低保証帯域
カウンタ)6とを各VCに対応して備えている。
【0047】また、このATMスイッチ装置1は、セル
読み出しタイミングが到来したときに、バッファ部2の
個別VCキューVCQにセルが有り最大許容帯域制限を
受けていないVCの中から、PCR間隔とその時刻のM
CRカウンタの値との積が最も大きいVCをセル読み出
し対象として、バッファ部2を読み出し制御する読み出
し制御部3を更に備えている。
【0048】読み出し制御部3は、バッファ部2からの
バッファ情報、セルを読み出したVC情報(VC番
号)、VC情報メモリ4からのメモリ情報、及びMCR
カウンタ6からのMCRカウンタ値に基づいて、VC情
報メモリ4,PCRカウンタ5,及びMCRカウンタ6
の更新及び初期化を行うVC情報制御部30を有する。
【0049】また、読み出し制御部3は、更に、VC情
報メモリ4やMCRカウンタ6からの情報、つまりバッ
ファフラグ、PCRフラグ、PCR間隔、及びMCRカ
ウンタ値を基に最大値を検索する最大値検索部31と、
この検索部31からのVC番号に従い該当VCのセルを
バッファ部2の個別VCキューVCQから読み出させる
ための読み出し制御を行うセル読み出し部32とを有す
る。
【0050】ここで、読み出し制御部3は、セル読み出
しタイミングが到来したときに、バッファ部2の個別V
CキューVCQにセルが有り最大許容帯域制限を受けて
いないVCの中から、PCR間隔とその時刻のMCRカ
ウンタの値から「1」減算した値との積が最も大きいV
Cをセル読み出し対象として、バッファ部2を読み出し
制御することも可能である。
【0051】(VC情報メモリ、PCRカウンタ、MC
Rカウンタの詳細基本構成)上記VC情報メモリ4は図
12に示すような情報(データ)記憶構成を採る。VC
情報メモリ4は、バッファ部2の個別VCキューVCQ
内のセルの有無を示すバッファフラグと、PCR制限に
よる読み出しレートがPCR以下となる為のPCR間隔
(間隔値)と、MCRの比で表わされるMCRカウンタ
初期値と、PCRフラグとをVC番号(#1…#N)毎
に記憶している。
【0052】また、PCR間隔値を初期値とし、全VC
に対して1スロット毎に「1」ずつ減算するPCRカウ
ンタ5と、対応の自VCのセルを読み出す毎に「1」ず
つ減算するMCRカウンタ6とが、VC番号毎に設けら
れている。なお、PCRカウンタ5及びMCRカウンタ
6は、VC情報メモリ4と一体的または個別に構成する
ことが可能である。
【0053】(第1の変形構成)上記基本構成のATM
スイッチ装置1において、図13に示すように、上記V
C情報メモリ4におけるMCRカウンタ初期値に代替し
て、PCR間隔とMCRカウンタ初期値との積を保持す
るPCR×MCR積初期値の記憶領域を設けたVC情報
メモリ40に変更し、かつMCRカウンタ6の代わり
に、PCR×MCR積初期値を初期値とし、自VCのセ
ルを読み出す毎にPCR間隔ずつ減算するPCR×MC
R積カウンタ60を設けた構成に変更することが可能で
ある。
【0054】(第2の変形構成)図12,図13,図1
4に示す上記各ATMスイッチ装置1のPCRカウンタ
5においては、セルの読み出し時刻をそのVC対応のP
CRカウンタ5の初期化タイミングとする。また、セル
読み出しの如何に拘わらず、PCRカウンタ5が満期に
なった時点、つまりPCRカウンタ5の値が「0」にな
る時刻をその初期化タイミングとしてもよい。
【0055】(第3の変形構成)図14に示すように、
上記VC情報メモリ4におけるPCRフラグに代替し
て、PCRカウンタ5が満期を迎える毎に、つまりカウ
ンタ値が「0」になる毎に「1」加算し、当該VCのセ
ルを読み出す毎に「1」減算し、上限値をα(この例で
は、「3」)とする回数カウンタ領域を備えたVC情報
メモリ41に変更することが可能である。
【0056】(第4の変形構成)上記ATMスイッチ装
置1の最大値検索部31においては、m×(n−1)値
あるいはm×n値の最も大きなVCを検索するために、
二つのVCのPCR間隔とMCRカウンタ6との積を比
較し、大きい方を最大値及び読み出しVC候補として保
持し、新たなVCの積と比較するという動作を、バッフ
ァ部2の個別VCキューVCQ内にセルが有り、PCR
制限を受けていない全てのVCに対して順番に行う方法
を採ることが可能である。
【0057】(第5の変形構成)上記ATMスイッチ装
置1において、図15に示すように、VC毎のPCR間
隔とMCRカウンタ6との積を二進数で保持する二進数
メモリ33を最大値検索部31内に設ける。これによ
り、バッファ部2の個別VCキューVCQ内にセルが有
り、最大許容帯域制限を受けていない全てのVCに対し
て、同一桁のビットのオン「1」及びオフ「0」状態を
同時に検索するという動作を、最上位ビットMSBから
順に最下位ビットLSBまで繰り返すことにより、最大
値を有するVCを高速に検出する最大値検索部31を用
いるが可能である。
【0058】(第6の変形構成)上記各ATMスイッチ
装置1のMCRカウンタ6においては、バッファ部2の
個別VCキューVCQ内にセルが有り、かつMCRカウ
ンタ6の値が「1」以上であるという二つの条件を満た
すVCが存在しない場合、全てのVC対応のMCRカウ
ンタ6を初期化する。つまり、これにより、MCRカウ
ンタ6を初期化する場合、バッファ部2の個別VCキュ
ーVCQ内にセルが有るVCのMCRカウンタ6の値
が、全て「0」になった時点を初期化タイミングとする
ことが可能である。
【0059】(第7の変形構成)上記各ATMスイッチ
装置1のMCRカウンタ6においては、バッファ部2の
個別VCキューVCQ内にセルが有り、MCRカウンタ
6の値が「1」以上であり、かつPCRカウンタ5によ
る制限を受けていないという三つの条件を満たすVCが
存在しない場合、MCRカウンタ6を初期化する。つま
り、バッファ部2の個別VCキューVCQ内にセルが有
るVCの中で、MCRカウンタ6の値相当分のセルを読
み出しきれていないVCが存在しても、PCR制限によ
り、現在スロットに読み出せるVCが存在しない場合、
MCRカウンタ6を初期化する初期化方法を採用しても
よい。
【0060】(第8の変形構成)上記ATMスイッチ装
置1の読み出し制御部3においては、上述したようなM
CRカウンタ6の初期化を行っても、さらに読み出し可
能なVCが存在しない場合、バッファ部2の個別VCキ
ューVCQにセルが有り、かつPCR制限を遵守してい
るVCを一つ選択し、PCRによる制限を除外してセル
を読み出す読み出し制御を実施する。
【0061】この読み出し制御部3においては、PCR
制限を遵守している状態のVCと、PCR制限を除外し
て先読みしたVCとのセル読み出し競合が同一スロット
において発生した場合、PCR制限遵守状態のVC対応
のセルを優先して読み出す読み出し制御を採ることが可
能である。
【0062】また、この読み出し制御部3においては、
PCR制限を除外して先読みした複数のVC同士のセル
読み出し競合が同一スロットにおいて発生した場合、P
CRの大きなVC対応のセルを優先して読み出す読み出
し制御を採ることが可能である。
【0063】一層詳述すると、読み出し制御部3におい
ては、図16に示すように、VCがPCR制限を遵守し
ている状態ならば「0」、PCR制限を遵守していなけ
れば、本来の読み出し位置から先読みしたスロット値を
保持する先読みスロット領域をVC情報メモリ42に設
け、MCRカウンタ6の初期化を行ったとしても、更に
読み出し可能なVCが存在しない場合、バッファ部2の
個別VCキューVCQにセルが有り、かつ先読みスロッ
トの値が「0」のVCを一つ選択し、PCRによる制限
を除外して読み出し、前方向(時間の過去方向)にずら
したスロット数を先読みスロットに記述する読み出し制
御を行う。
【0064】この時、読み出し制御部3は、先読みスロ
ットの値が「0」のVCと、先読みスロットの値が
「0」を超えるVCとのセル読み出し競合が同一スロッ
トにおいて発生した場合、値「0」のVCを優先して読
み出す。
【0065】また、読み出し制御部3は、先読みスロッ
トの値が「0」を超える複数のVC同士のセル読み出し
競合が同一スロットにおいて発生した場合、PCRの大
きなVCを優先して読み出す。
【0066】〔パケットスイッチ装置(ATMスイッチ
装置)の動作〕次に、本発明の一実施の形態のATMス
イッチ装置1におけるセル読み出し制御(スケジューリ
ング)手法について、図11から図29を併せ参照して
説明する。
【0067】ATMスイッチ装置1にセルが到着する
と、周知の手法により、セルのヘッダに含まれている識
別子VPI及びVCIが識別され、バッファ部2の対応
個別VCキューVCQに蓄積される。
【0068】この時、バッファ部2からセル蓄積のバッ
ファ情報を受信した読み出し制御部3のVC情報制御部
30は、VC情報メモリ4からのメモリ情報に基づい
て、対応個別VCキューVCQに既にセルが存在しない
ことを検出した場合は、VC情報メモリ4内の対応VC
のバッファフラグを「0」から「1」に更新する。この
バッファフラグは、個別VCキューVCQからセルが読
み出され、蓄積セルが無くなれば、VC情報制御部30
の同様の処理手順により「0」に更新される。
【0069】「1」以上の値を持つ全てのVC対応のP
CRカウンタ5は1スロット毎に「1」ずつ減じられ、
PCRカウンタ5が「0」になったVCは、図12また
は図13に示すようなVC情報メモリ構成の場合、VC
情報メモリ4,40内のPCRフラグが立てられ、つま
り「1」が設定される。また、図14に示すようなVC
情報メモリ構成の場合、VC情報メモリ41の回数カウ
ンタが「1」加算される。この時、上記第2及び第3の
変形構成ならば、その時点でPCRカウンタ5はPCR
間隔値に初期化される。
【0070】PCRカウンタ5のカウントダウンが終了
すると、次に最大値検索動作に移行する。すなわち、上
記基本構成におけるVC情報メモリ構成の場合、VC情
報メモリ4及びMCRカウンタ6からバッファフラグ、
PCRフラグ、PCR間隔値、及びMCRカウンタ値
が、最大値検索部31に入力される。また、上記第1の
変形構成におけるVC情報メモリ構成の場合、VC情報
メモリ4(40)及びMCRカウンタ6からバッファフ
ラグ、PCRフラグ、PCR間隔値、及びPCR×MC
R積カウンタ値が、最大値検索部31に入力される。
【0071】これにより、上記基本構成においては、P
CR間隔×MCRカウンタの最大値を持つVC、または
PCR間隔×「MCRカウンタ−1」の最大値を持つV
Cが、最大値検索部31により検出される。
【0072】次に、最大値検索部31の動作を図17に
示すVC情報メモリ4,PCRカウンタ5,MCRカウ
ンタ6の例を用いて説明する。上記第4の変形構成例対
応の最大値検索部31は、図18に示す処理手順を採
る。つまり、最大値検索部31は最大値を有するVCを
検出する場合、VC#1から順に検索していき、VC情
報メモリ4においてバッファフラグとPCRフラグとが
共に立っているVCならば最大値と比較し、最大値より
大きければ更新する。
【0073】図17に示すVC情報メモリ4において、
VC#1については、バッファフラグ及びPCRフラグ
が共に「1」であるので、PCR間隔×MCRカウンタ
(=8)が最大値として保持される。VC#2について
は、バッファフラグ及びPCRフラグが共に「1」であ
るが、PCR間隔×MCRカウンタ(=6)がVC#1
より小さいため、最大値は更新されない。
【0074】また、VC#3については、バッファフラ
グが「0」であるので検索対象から外され、VC#4に
ついてもPCRフラグが「0」であるので検索対象から
外される。VC#5については、バッファフラグ及びP
CRフラグが共に「1」であり、かつPCR間隔×MC
Rカウンタ(=9)がVC#1より大きいので、最大値
が更新される。この処理手順により、最大値検索部31
はPCR間隔×MCRカウンタの最大値9を持つVC#
5を検出する。
【0075】続いて、最大値検索部31の他の動作を図
17に示すVC情報メモリ4,PCRカウンタ5,MC
Rカウンタ6の例を用いて説明する。図19を参照する
と、上記第5の変形構成例対応の最大値検索部31は、
VC情報メモリ4及びMCRカウンタ6から得たPCR
間隔及びMCRカウンタ値に基づき、この最大値検索部
31に設けられた二進数メモリ33にPCR間隔とMC
Rカウンタとの積の値を二進数として保持しておく。
【0076】この状態において、バッファフラグ(11
011)とPCRフラグ(11101)との論理積(ア
ンド)の結果(11001)が最大値検索部31の最上
流のアンド回路AND1から入力される。まず、アンド
回路AND2において、二進数メモリ33内のVC#1
からVC#5までのMSB対応の1行目の値(1010
1)と上記アンド結果(11001)とのアンドが取ら
れる。
【0077】この時、アンド回路AND2から出力され
るアンド結果のビット列は(10001)であり、全て
「0」では無いため、端子Nからの入力、つまりバッフ
ァフラグとPCRフラグと1行目の二進数値とのアンド
結果のビット列(10001)がセレクタSEL1にお
いて選択され下流方向に送られる。
【0078】次に、セレクタSEL1からの出力値(1
0001)と2行目の二進数値(01110)とのアン
ドがアンド回路AND3において取られるが、このアン
ド結果は全て「0」(00000)となってしまう。よ
って、セレクタSEL2は端子Yからの入力、つまりセ
レクタSEL1から送られてきたビット列をそのまま下
流方向に送る。
【0079】また、アンド回路AND4における3行目
の二進数値(01000)とセレクタSEL2の出力値
(10001)とのアンド結果も同様に全て「0」とな
るため、セレクタSEL3はセレクタSEL2から入力
された出力値(10001)をそのまま下流方向に送
る。
【0080】最後に、セレクタSEL3からの出力値
(10001)と4行目の二進数値(00011)との
アンド回路AND5におけるアンド結果は(0000
1)となり、全て「0」でないため、この値(0000
1)がセレクタSEL4より出力される。
【0081】最大値検索部31における上記検索処理に
より、バッファフラグとPCRフラグとが共に「1」で
あり、かつPCR間隔及びMCRカウンタ値の積の最大
値「9」を持つVC#5が検出される。
【0082】なお、ここでは、PCR間隔×MCRカウ
ンタの最大値を検出する動作について説明したが、PC
R間隔×「MCRカウンタ−1」の最大値においても、
入力値を変える以外、同様の動作で検出することが可能
である。
【0083】最大値を持つVCが検出されると、最大値
検索部31から該当VC番号がセル読み出し部32に通
知され、そのVCのセルが対応の個別VCキューVCQ
より読み出される。また、セル読み出し対象となったV
C番号はVC情報制御部30にも通知され、そのVC対
応のMCRカウンタ6が「1」減じられる。さらに、上
記第2の変形構成を採る場合、PCRカウンタ5がPC
R間隔に初期化される。
【0084】さて、このような動作を繰り返していく
と、次第に各VC対応のMCRカウンタ6の値は減って
いく。そして、ある時刻において、図20に示すような
VC情報メモリ4,PCRカウンタ5,MCRカウンタ
6の状態に遷移したとする。
【0085】この状態における上記第6の変形構成のM
CRカウンタ6の初期化方法の時系列を図21に示す。
バッファ部2の個別VCキューVCQにセルがあるV
C、すなわちバッファフラグが「1」のVCの中で、V
C#2対応のMCRカウンタ6が未だ「0」を超えてい
るので、この時点ではMCRカウンタ6の初期化は行わ
ない。しかし、VC#2はPCR制限により読み出すこ
とができないので、そのスロットは空きスロットとな
る。
【0086】そして、次スロットにおいてPCR制限が
無くなり、VC#2のセルを読み出した時点で、バッフ
ァフラグが「1」のVCのMCRカウンタ6は全て
「0」となるので、MCRカウンタ6が初期化される。
【0087】これに対して、上記第7の変形構成のMC
Rカウンタ6の初期化方法の時系列を図22に示す。上
記のとおり、VC#2対応のMCRカウンタ6は「1」
であるが、この時点ではVC#2についてPCR制限が
かかり、空きスロットが生じてしまう。このような場
合、MCRカウンタ6の内容が「1」以上のVCについ
て、セルを全て読み出していなくても、MCRカウンタ
6をリセットし、以降MCRカウンタ6が最大値「0」
を持っているVC#1が最大値検索部31によって検索
され、セルが読み出される。
【0088】しかし、MCRカウンタ6を初期化して
も、個別VCキューVCQにセルがある全VCについ
て、PCR制限を受けてセルが読み出されない場合も存
在する。図23に示すVC情報メモリ4(42),PC
Rカウンタ5,MCRカウンタ6はこの一例である。
【0089】このような環境において、上記第8の変形
構成を適用した場合の読み出し制御処理のフローチャー
トを図24に示す。なお、この読み出し制御処理は読み
出し制御部3のVC情報制御部30,最大値検索部3
1,セル読み出し部32の協働により実施される。
【0090】まず現在のスロットにおいて、読み出し可
能なVC、すなわちバッファフラグ=1、PCRフラグ
=1、及びMCRカウンタ=1の3つの条件を満たすV
Cが存在するかを調べる(処理手順S2401)。存在
しない場合、MCRカウンタ6を初期化して(S240
2)、再び読み出し可能なVCが存在するかを調べる
(S2403)。さらに存在しない場合は、バッファ部
2の個別VCキューVCQにセルが有り、VC情報メモ
リ4(42)内のバッファフラグが「1」であり、かつ
先読みスロットが「0」のVCが存在するか調べる(S
2404)。
【0091】この時、該当するVCが存在しなければ、
そのスロットにおいては、空きセルが読み出される(S
2405)。一方、該当するVCが存在すれば、その中
からVCを一つ選択し、セルを読み出す(S240
6)。さらに、前方向にずらしたスロット分、すなわち
現時刻のPCRカウンタ値を先読みスロット領域に代入
する(S2407)。そして、そのVC対応のPCRカ
ウンタ5をPCR間隔に初期化する(S2408)。
【0092】上記S2401またはS2403におい
て、該当するVCが存在する場合、読み出し可能な全て
のVC対応の先読みスロットが「1」以上であるか
(「0」を超えるか)を調べる(S2409)。先読み
スロット=0のVCが一つ以上存在すれば、その中から
例えば、PCR間隔×MCRカウンタの値の最も大きな
VCを選択する(S2410)。しかし、先読みスロッ
トが全て「1」以上であれば、PCR間隔の最も大きな
VCを選択する(S2411)。
【0093】上記S2410及びS2411の後、いず
れの場合でも、読み出し競合により後方向へ(時間の未
来方向へ)ずらされた先読みスロットで「0」を超える
ものが存在するか調べ(S2412)、存在する場合、
該当するVCの先読みスロットを「1」減算する(S2
413)。
【0094】〔パケットスイッチ装置(ATMスイッチ
装置)の有効性〕次に、上述した各ATMスイッチ装置
1の有効性について説明する。
【0095】上記基本構成のATMスイッチ装置1にお
いては、任意のMCR値及びPCR値を有するVCのM
CR保証及びPCR制限が可能である。また、高効率性
の実現、MCR比に従った公平な帯域割当ての実現、バ
ースト性の削減などにおいても有効である。
【0096】例えば、図1(B)から図1(D)に示す
条件に対応する読み出し時系列を図25,図26,図2
7にそれぞれ示す。各図において、下段はそれぞれのス
ロットにおける各VC対応のPCR間隔とMCRカウン
タとの積であり、上段は実際に読み出されるVC番号の
時系列を表わす。各図より、いずれの例においても、M
CR比の公平性を実現しつつ、空きスロットが無い高効
率な読み出しが実現できていることが分かる。各VCの
灰色スロット箇所はPCR制限により読み出し禁止状態
である。
【0097】また、上記第1の変形構成のVC情報メモ
リ構成を採ることにより、PCR間隔とMCRカウンタ
との積が予めメモリ内に保持されるため、最大値検索部
31において、PCR間隔とMCRカウンタ値とから積
を計算する処理を削減できる。
【0098】上記第2の変形構成のカウンタ初期化方法
を採用することにより、任意のVC対応のセル間隔が必
ずPCR間隔以上となるため、CDV(遅延変動)を許
容しない厳密なPCR制限が可能となる。
【0099】また、同変形構成の他のカウンタ初期化方
法を採用することにより、任意のVCにおいて、1PC
R間隔以内なら、読み出しスロットが後方向へずらされ
ても、次の読み出し時刻をずらされた分早めることがで
きるため、柔軟で高効率、かつCDVを1PCR間隔以
内に抑えたPCR制限が可能となる。
【0100】上記第3の変形構成のPCR制限方法を採
用することにより、PCR間隔×Nスロットまでなら、
競合による後方向スロットへのずれの補正が可能となる
ため、一層柔軟で高効率なPCR制限が可能となる。
【0101】上記第4の変形構成の最大値検索部31を
採用することにより、簡易な制御と小規模なハードウェ
アとによる最大値を有するVC検出が可能である。
【0102】また、上記第5の変形構成の最大値検索部
31を採用することにより、制御が複雑で、ハードウェ
ア規模も比較的大きくなるものの、多数のVCの中から
非常に短い時間で最大値を有するVCの検出が可能とな
る。
【0103】上記第6の変形構成のMCRカウンタ初期
化方法を採用することにより、バッファ部2の個別VC
キューVCQにセルがあるVCは、MCRカウンタ分必
ず読み出されるため、厳密にMCR比の公平性を実現す
ることが可能となる。
【0104】また、上記第7の変形構成のMCRカウン
タ初期化方法を採用することにより、空きスロットとな
る帯域を読み出し可能なVCに割当てることが可能とな
るため、一層効率の良い帯域割当てが行える。
【0105】上記第8の変形構成の読み出し制御を採用
することにより、CDVは大きくなるものの、前方向に
(時間の過去方向に)読み出し位置をずらすことも可能
となるので、一層柔軟な帯域使用が可能となる。また、
前方向にずらされたVCが多く存在する状態とは、各V
CがPCR間隔で読み出されているにも拘わらず、読み
出し可能なVCが欠乏している状態、すなわち輻輳が比
較的軽いか、起こっていない状況と考えられる。つま
り、この先読みVC数の大小により、輻輳状況を自動的
に判断することができる。
【0106】同変形構成の他の読み出し制御を採用する
ことにより、PCR制限を破った状態にあるVCが、P
CR制限を遵守しているVCへ与える影響を無くすこと
ができる。また、先読みVCを後回しにすることによ
り、読み出し位置を補正する効果もある。
【0107】同変形構成の別の読み出し制御を採用する
ことにより、輻輳が比較的軽い、または起こっていない
状況において、一層高効率なセル読み出し制御が可能と
なる。
【0108】上記第8の変形構成の各読み出し制御を採
用することによる有効性について、図23に示すVC情
報メモリ4(42),PCRカウンタ5,MCRカウン
タ6の数値例を用いて一層具体的に説明する。
【0109】これらの各読み出し制御を用いない場合の
読み出し時系列を図28に示す。なお、ここでは、効率
を重視するため、上記第7の変形構成のMCRカウンタ
初期化方法を併用することにする。図28を参照する
と、第5スロットまでは、読み出すべきVCが存在する
ため、PCR間隔×MCRカウンタ値の大きな順に読み
出される。第6スロット目において、読み出すVCが存
在しないため、ここでMCRカウンタの初期化を行う。
【0110】しかし、全VCはPCR制限による読み出
し制限を受けているため、結局空きスロットとなってし
まい、同様の動作が第8、第10、第12スロットにお
いても起こる。このように、第1スロットから第12ス
ロットまでを1サイクルとした読み出しが続くため、V
C#1の読み出しレートは4Mbpsとなり、PCRで
ある6Mbps以下のレートとなってしまう。
【0111】一方、上記第8の変形構成の各読み出し制
御を採用した場合の時系列を図29に示す。なお、図2
9では、MCRカウンタ6の初期化は、ほとんど意味が
無いので省略する。また、時系列の下に各VCの先読み
スロット(前方向に何スロットずらしたか)の値を示
す。
【0112】図29においても第5スロットまでは上記
同様の動作であるが、第6スロットにおいて、先読みを
行っていないVCから一つのVCを選択して読み出すこ
とができるため、VC#2をこの時点で読み出す。ただ
し、先読みされたVCは、その状態で再び先読みされる
ことは無いので、図29中の黒色スロットにおいてその
VCのセルが読まれることは無い。
【0113】第8、第10、第12スロットでも同様の
先読みが発生し、第14スロットにおいてVC#1が先
読みされることにより、全てのVCが先読み状態にな
る。前述のとおり、先読み状態から再び先読みされるこ
とは無いので、第15スロットは空きスロットとなる。
【0114】また、第18スロットでは、VC#1とV
C#2との読み出し競合が発生する。しかし、この時い
ずれのVCも先読み状態にあるため、上記別の読み出し
制御方法に従いPCRの大きなVC#1を優先して読み
出す。
【0115】同様のことが第20、第22、第24スロ
ットでも発生するが、いずれもPCRの大きいVC#1
が優先される。このように第14スロットから第25ス
ロットまでを1サイクルとした読み出しが続くため、V
C#1の読み出しレートは6Mbpsとなり、PCR分
の読み出し帯域を使い切ることが可能となる。なお、各
VCの灰色スロット箇所はPCR制限により読み出し禁
止状態である。各VCの黒色スロット箇所は先読み状態
におけるPCR読み出し禁止状態である。
【0116】〔他の変形例〕 (第1の他の変形例)モード切り換え等のソフトウェア
による制御手法に基づいて、上述したATMスイッチ装
置1における各読み出し制御を選択的に行うことが可能
である。例えば、VC情報メモリ4(41)を図14に
示すような構成にしておく。この時、回数カウンタの上
限値を「0」とし、PCRカウンタが「0」になっても
PCRカウンタを初期化しないようにすると、上記第2
の変形構成の一方のPCRカウンタ初期化が実現可能と
なる。
【0117】また、回数カウンタの上限値を「1」とす
ることにより、上記第2の変形構成の他方のPCRカウ
ンタ初期化が実現可能となる。さらに、回数カウンタの
上限値をαとすると、上記第3の変形構成のPCR制限
が実現可能となる。
【0118】また、MCRカウンタ6の初期化条件に
「アクティブVCのMCRカウンタ6が全て「0」」と
いう条件を設定することにより、上記第6の変形構成の
MCRカウンタ初期化が実現でき、この条件を外すこと
により、上記第4の変形構成のMCRカウンタ初期化が
実現できる。
【0119】このように、ハードウェア的な変更を必要
とせず、ソフトウェア的な設定を変えるのみで、各読み
出し制御を同一ATMスイッチ装置において、選択的に
行うことが可能である。
【0120】(第2の他の変形例)上述した一実施の形
態のATMスイッチ装置をWRRに応用した場合の構成
を図30及び図31に示す。この変形例のATMスイッ
チ装置1において、WRRカウンタ7が代替配置され、
かつVC情報メモリ4内にWRRカウンタ初期値が記憶
されている以外は、一実施の形態のATMスイッチ装置
と同一構成である。
【0121】この変形例は、ウエイト比に従ったセル読
み出しを行いつつ、かつPCRを保持する必要があるA
TMスイッチ装置において適用すると有効である。
【0122】制御動作は、MCRカウンタ6の場合とほ
ぼ同様であり、PCR間隔×WRRカウンタ値、または
PCR間隔×「WRRカウンタ値−1」の最も大きなV
Cをセル読み出し対象とする。これにより、PCR間隔
を遵守しつつ、WRRの1周期を最小化したスケジュー
リングが可能となる。
【0123】なお、本発明の一実施の形態においてはA
TMスイッチ装置について述べたが、セル形態ではない
固定長パケットの伝送を行うパケットスイッチ装置にお
いても同様に実施できる。この場合、セル読み出し対象
のバーチャルチャネルVCはパケット読み出し対象のコ
ネクションとして扱えばよい。
【0124】〔付記〕 (付記1) バッファメモリ内のパケットの存在状態を
示すフラグと、読み出しレートを最大許容帯域以下に制
限するための最大許容帯域パケット間隔値と、最低保証
帯域の比で表わされる最低保証帯域カウンタ初期値とを
コネクション毎に対応付けて保持するメモリ部と;前記
最大許容帯域パケット間隔値を初期値としてパケット読
み出し時刻毎に所定値ずつ減算される最大許容帯域カウ
ンタ部と;前記バッファメモリからパケットが読み出さ
れる毎に対応コネクションの保持値を所定値ずつ減算さ
れる最低保証帯域カウンタ部と;パケット読み出し時刻
が到来したとき、前記バッファメモリ内にパケットが存
在することを前記フラグに基づいて検知し、かつ最大許
容帯域制限を受けていないことを前記最大許容帯域パケ
ット間隔値に基づいて検知した少なくとも1つのコネク
ションの中から、前記最大許容帯域パケット間隔値とそ
の時刻の前記最低保証帯域カウンタ部の保持値との積が
最大値を示すコネクション対応のパケットを読み出し対
象とする読み出し制御部と;を備えるパケットスイッチ
装置。
【0125】(付記2) バッファメモリ内のパケット
の存在状態を示すフラグと、読み出しレートを最大許容
帯域以下に制限するための最大許容帯域パケット間隔値
と、最低保証帯域の比で表わされる最低保証帯域カウン
タ初期値とをコネクション毎に対応付けて保持するメモ
リ部と;前記最大許容帯域パケット間隔値を初期値とし
てパケット読み出し時刻毎に所定値ずつ減算される最大
許容帯域カウンタ部と;前記バッファメモリからパケッ
トが読み出される毎に対応コネクションの保持値を所定
値ずつ減算される最低保証帯域カウンタ部と;パケット
読み出し時刻が到来したとき、前記バッファメモリ内に
パケットが存在することを前記フラグに基づいて検知
し、かつ最大許容帯域制限を受けていないことを前記最
大許容帯域パケット間隔値に基づいて検知した少なくと
も1つのコネクションの中から、前記最大許容帯域パケ
ット間隔値とその時刻の前記最低保証帯域カウンタ部の
保持値から1減算した値との積が最大値を示すコネクシ
ョン対応のパケットを読み出し対象とする読み出し制御
部と;を備えるパケットスイッチ装置。
【0126】(付記3) バッファメモリ内のパケット
の存在状態を示すフラグと、読み出しレートを最大許容
帯域以下に制限するための最大許容帯域パケット間隔値
と、前記最大許容帯域パケット間隔値と最低保証帯域の
比で表わされる最低保証帯域カウンタ初期値との積の積
初期値とをコネクション毎に対応付けて保持するメモリ
部と;前記最大許容帯域パケット間隔値を初期値として
パケット読み出し時刻毎に所定値ずつ減算される最大許
容帯域カウンタ部と;前記積初期値を初期値とし、前記
バッファメモリからパケットが読み出される毎に対応コ
ネクションの保持値を前記最大許容帯域パケット間隔値
ずつ減算される積減算カウンタ部と;パケット読み出し
時刻が到来したとき、前記バッファメモリ内にパケット
が存在することを前記フラグに基づいて検知し、かつ最
大許容帯域制限を受けていないことを前記最大許容帯域
パケット間隔値に基づいて検知した少なくとも1つのコ
ネクションの中から、前記積減算カウンタ部の保持値が
最大値を示すコネクション対応のパケットを読み出し対
象とする読み出し制御部と;を備えるパケットスイッチ
装置。
【0127】(付記4) 前記読み出し制御部は、パケ
ット読み出し時刻をそのコネクション対応の前記最大許
容帯域カウンタ部の初期化タイミングとする付記1、2
または3記載のパケットスイッチ装置。
【0128】(付記5) 前記読み出し制御部は、前記
最大許容帯域カウンタ部が満期になった時点をその最大
許容帯域カウンタ部の初期化タイミングとする付記1、
2または3記載のパケットスイッチ装置。
【0129】(付記6) 前記最大許容帯域カウンタ部
が満期を迎える毎に所定値ずつ加算され、対応コネクシ
ョンのパケットを読み出す毎に所定値ずつ減算され、か
つ予め定めた最大許容帯域制限値を上限値とするカウン
タ部を更に備え、前記読み出し制御部は、このカウンタ
部の保持値が所定値以上の場合にパケットの読み出しを
許可する付記1、2または3記載のパケットスイッチ装
置。
【0130】(付記7) 前記読み出し制御部は、前記
最大許容帯域パケット間隔値とその時刻の前記最低保証
帯域カウンタ部の保持値との積を、前記バッファメモリ
内にパケットが存在し、かつ前記最大許容帯域制限を受
けていない全てのコネクションについて順番に比較し、
最大値を示すコネクションを検出する検索部を有する付
記1または2記載のパケットスイッチ装置。
【0131】(付記8) 前記最大許容帯域パケット間
隔値と前記最低保証帯域カウンタ部の保持値との積をコ
ネクション毎に二進数で保持するメモリ部を更に備え、
前記読み出し制御部は、前記バッファメモリ内にパケッ
トが存在し、かつ前記最大許容帯域制限を受けていない
全てのコネクションについて、同一桁のビットのオン・
オフ状態を同時に検索する動作を最上位ビットから最下
位ビットまで順次に実行し、最大値を示すコネクション
を検出する検索部を有する付記1または2記載のパケッ
トスイッチ装置。
【0132】(付記9) 前記読み出し制御部は、前記
バッファメモリ内にパケットが存在し、かつ前記最低保
証帯域カウンタ部の保持値が所定値以上である二つの条
件を満たすコネクションが存在しない場合、全てのコネ
クション対応の前記最低保証帯域カウンタ部を初期化す
る付記1または2記載のパケットスイッチ装置。
【0133】(付記10) 前記読み出し制御部は、前
記バッファメモリ内にパケットが存在し、前記最低保証
帯域カウンタ部の保持値が所定値以上であり、かつ前記
最大許容帯域制限を受けていない三つの条件を満たすコ
ネクションが存在しない場合、全てのコネクション対応
の前記最低保証帯域カウンタ部を初期化する付記1また
は2記載のパケットスイッチ装置。
【0134】(付記11) 前記読み出し制御部は、前
記最低保証帯域カウンタ部の初期化を行った後、更にパ
ケットを読み出し可能なコネクションが存在しない場
合、前記バッファメモリ内にパケットが存在し、かつ前
記最大許容帯域制限を遵守しているコネクションを一つ
選択し、前記最大許容帯域制限を除外してパケットを読
み出させる付記9または10記載のパケットスイッチ装
置。
【0135】(付記12) 前記読み出し制御部は、前
記最大許容帯域制限を遵守している状態のコネクション
と前記最大許容帯域制限を除外して先読みしたコネクシ
ョンとのパケット読み出し競合が同一時刻において発生
した場合、前記遵守状態のコネクション対応のパケット
を優先して読み出させる付記11記載のパケットスイッ
チ装置。
【0136】(付記13) 前記読み出し制御部は、前
記最大許容帯域制限を除外して先読みしたコネクション
同士のパケット読み出し競合が同一時刻において発生し
た場合、前記最大許容帯域パケット間隔値の一層大きい
コネクション対応のパケットを優先して読み出させる付
記11記載のパケットスイッチ装置。
【0137】(付記14) バッファメモリ内のパケッ
トの存在状態を示すフラグと、読み出しレートを最大許
容帯域以下に制限するための最大許容帯域パケット間隔
値と、最低保証帯域の比にウエイト付けしたWRRカウ
ンタ初期値とをコネクション毎に対応付けて保持するメ
モリ部と;前記最大許容帯域パケット間隔値を初期値と
してパケット読み出し時刻毎に所定値ずつ減算される最
大許容帯域カウンタ部と;前記バッファメモリからパケ
ットが読み出される毎に対応コネクションの保持値を所
定値ずつ減算されるWRRカウンタ部と;パケット読み
出し時刻が到来したとき、前記バッファメモリ内にパケ
ットが存在することを前記フラグに基づいて検知し、か
つ最大許容帯域制限を受けていないことを前記最大許容
帯域パケット間隔値に基づいて検知した少なくとも1つ
のコネクションの中から、前記最大許容帯域パケット間
隔値とその時刻の前記WRRカウンタ部の保持値との積
が最大値を示すコネクション対応のパケットを読み出し
対象とする読み出し制御部と;を備えるパケットスイッ
チ装置。
【0138】(付記15) バッファメモリ内のパケッ
トの存在状態を示すフラグと、読み出しレートを最大許
容帯域以下に制限するための最大許容帯域パケット間隔
値と、最低保証帯域の比にウエイト付けしたWRRカウ
ンタ初期値とをコネクション毎に対応付けて保持するメ
モリ部と;前記最大許容帯域パケット間隔値を初期値と
してパケット読み出し時刻毎に所定値ずつ減算される最
大許容帯域カウンタ部と;前記バッファメモリからパケ
ットが読み出される毎に対応コネクションの保持値を所
定値ずつ減算されるWRRカウンタ部と;パケット読み
出し時刻が到来したとき、前記バッファメモリ内にパケ
ットが存在することを前記フラグに基づいて検知し、か
つ最大許容帯域制限を受けていないことを前記最大許容
帯域パケット間隔値に基づいて検知した少なくとも1つ
のコネクションの中から、前記最大許容帯域パケット間
隔値とその時刻の前記WRRカウンタ部の保持値から1
減算した値との積が最大値を示すコネクション対応のパ
ケットを読み出し対象とする読み出し制御部と;を備え
るパケットスイッチ装置。
【0139】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
動的に読み出しコネクションを決定するパケット読み出
し制御手法を採ることにより、任意の最低保証帯域及び
任意の最大許容帯域を有するコネクションに対して、高
効率かつ公平に最低帯域保証及び最大帯域制限を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ATMスイッチ装置におけるバーチャルチャ
ネルVC設定例を示す図。
【図2】 従来の後段シェーパ型ATMスイッチ装置の
構成例を示す図。
【図3】 従来のVC毎のPCR制限を行うATMスイ
ッチ装置の構成例を示す図。
【図4】 従来のPCR制限方法を説明するための図。
【図5】 従来の複数VCによる読み出し重複例を説明
するための図。
【図6】 従来のラウンドロビン手法の読み出しセル時
系列を示す図。
【図7】 従来のCDVを許容した場合の読み出しセル
時系列を示す図。
【図8】 従来のMCR値の大きいVCを優先した場合
の読み出しセル時系列を示す図。
【図9】 従来のMCR値の大きいVCを優先した場合
の読み出しセル時系列を示す図。
【図10】 従来のMCRカウンタの大きいVCを優先
した場合の読み出しセル時系列を示す図。
【図11】 本発明の一実施の形態のATMスイッチ装
置の構成を示すブロック図。
【図12】 VC情報メモリ、PCRカウンタ、MCR
カウンタの基本構成を示す図。
【図13】 積情報を保持するVC情報メモリ及びカウ
ンタの構成例を示す図。
【図14】 PCRフラグの代わりに回数カウンタを有
するVC情報メモリの構成例を示す図。
【図15】 読み出し制御部の最大値検索部の構成概要
を説明するための図。
【図16】 先読みスロットを有するVC情報メモリの
構成例を示す図。
【図17】 ある時刻におけるVC情報メモリ及びカウ
ンタの数値例を示す図。
【図18】 第4の変形構成を採るATMスイッチ装置
における処理のフローチャート。
【図19】 第5の変形構成を採るATMスイッチ装置
における最大値検索例を説明するための図。
【図20】 ある時刻におけるVC情報メモリ及びカウ
ンタの数値例を示す図。
【図21】 第6の変形構成を採るATMスイッチ装置
におけるMCRカウンタ初期化方法を説明するための
図。
【図22】 第7の変形構成を採るATMスイッチ装置
におけるMCRカウンタ初期化方法を説明するための
図。
【図23】 ある時刻におけるVC情報メモリ及びカウ
ンタの数値例を示す図。
【図24】 第8の変形構成を採るATMスイッチ装置
における処理のフローチャート。
【図25】 図1(B)の設定例に基本構成のATMス
イッチ装置を適用した場合の時系列を示す図。
【図26】 図1(C)の設定例に基本構成のATMス
イッチ装置を適用した場合の時系列を示す図。
【図27】 図1(D)の設定例に基本構成のATMス
イッチ装置を適用した場合の時系列を示す図。
【図28】 図23の設定例に第8の変形構成を採るA
TMスイッチ装置を適用しない場合の時系列を示す図。
【図29】 図23の設定例に第8の変形構成を採るA
TMスイッチ装置を適用した場合の時系列を示す図。
【図30】 本発明のATMスイッチ装置の他の変形例
を示すブロック図。
【図31】 他の変形例におけるVC情報メモリ、PC
Rカウンタ、MCRカウンタの構成を示す図。
【符号の説明】
1 ATMスイッチ装置 2 バッファ部 3 読み出し制御部 4,40,41,42 VC情報メモリ 5 PCRカウンタ 6 MCRカウンタ 30 VC情報制御部 31 最大値検索部 32 セル読み出し部 33 二進数メモリ 60 PCR×MCR積カウン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッファメモリ内のパケットの存在状態
    を示すフラグと、読み出しレートを最大許容帯域以下に
    制限するための最大許容帯域パケット間隔値と、最低保
    証帯域の比で表わされる最低保証帯域カウンタ初期値と
    をコネクション毎に対応付けて保持するメモリ部と;前
    記最大許容帯域パケット間隔値を初期値としてパケット
    読み出し時刻毎に所定値ずつ減算される最大許容帯域カ
    ウンタ部と;前記バッファメモリからパケットが読み出
    される毎に対応コネクションの保持値を所定値ずつ減算
    される最低保証帯域カウンタ部と;パケット読み出し時
    刻が到来したとき、前記バッファメモリ内にパケットが
    存在することを前記フラグに基づいて検知し、かつ最大
    許容帯域制限を受けていないことを前記最大許容帯域パ
    ケット間隔値に基づいて検知した少なくとも1つのコネ
    クションの中から、前記最大許容帯域パケット間隔値と
    その時刻の前記最低保証帯域カウンタ部の保持値との積
    が最大値を示すコネクション対応のパケットを読み出し
    対象とする読み出し制御部と;を備えるパケットスイッ
    チ装置。
  2. 【請求項2】 バッファメモリ内のパケットの存在状態
    を示すフラグと、読み出しレートを最大許容帯域以下に
    制限するための最大許容帯域パケット間隔値と、最低保
    証帯域の比で表わされる最低保証帯域カウンタ初期値と
    をコネクション毎に対応付けて保持するメモリ部と;前
    記最大許容帯域パケット間隔値を初期値としてパケット
    読み出し時刻毎に所定値ずつ減算される最大許容帯域カ
    ウンタ部と;前記バッファメモリからパケットが読み出
    される毎に対応コネクションの保持値を所定値ずつ減算
    される最低保証帯域カウンタ部と;パケット読み出し時
    刻が到来したとき、前記バッファメモリ内にパケットが
    存在することを前記フラグに基づいて検知し、かつ最大
    許容帯域制限を受けていないことを前記最大許容帯域パ
    ケット間隔値に基づいて検知した少なくとも1つのコネ
    クションの中から、前記最大許容帯域パケット間隔値と
    その時刻の前記最低保証帯域カウンタ部の保持値から1
    減算した値との積が最大値を示すコネクション対応のパ
    ケットを読み出し対象とする読み出し制御部と;を備え
    るパケットスイッチ装置。
  3. 【請求項3】 バッファメモリ内のパケットの存在状態
    を示すフラグと、読み出しレートを最大許容帯域以下に
    制限するための最大許容帯域パケット間隔値と、前記最
    大許容帯域パケット間隔値と最低保証帯域の比で表わさ
    れる最低保証帯域カウンタ初期値との積の積初期値とを
    コネクション毎に対応付けて保持するメモリ部と;前記
    最大許容帯域パケット間隔値を初期値としてパケット読
    み出し時刻毎に所定値ずつ減算される最大許容帯域カウ
    ンタ部と;前記積初期値を初期値とし、前記バッファメ
    モリからパケットが読み出される毎に対応コネクション
    の保持値を前記最大許容帯域パケット間隔値ずつ減算さ
    れる積減算カウンタ部と;パケット読み出し時刻が到来
    したとき、前記バッファメモリ内にパケットが存在する
    ことを前記フラグに基づいて検知し、かつ最大許容帯域
    制限を受けていないことを前記最大許容帯域パケット間
    隔値に基づいて検知した少なくとも1つのコネクション
    の中から、前記積減算カウンタ部の保持値が最大値を示
    すコネクション対応のパケットを読み出し対象とする読
    み出し制御部と;を備えるパケットスイッチ装置。
  4. 【請求項4】 前記読み出し制御部は、パケット読み出
    し時刻をそのコネクション対応の前記最大許容帯域カウ
    ンタ部の初期化タイミングとする請求項1、2または3
    記載のパケットスイッチ装置。
  5. 【請求項5】 前記読み出し制御部は、前記最大許容帯
    域カウンタ部が満期になった時点をその最大許容帯域カ
    ウンタ部の初期化タイミングとする請求項1、2または
    3記載のパケットスイッチ装置。
  6. 【請求項6】 前記最大許容帯域カウンタ部が満期を迎
    える毎に所定値ずつ加算され、対応コネクションのパケ
    ットを読み出す毎に所定値ずつ減算され、かつ予め定め
    た最大許容帯域制限値を上限値とするカウンタ部を更に
    備え、 前記読み出し制御部は、このカウンタ部の保持値が所定
    値以上の場合にパケットの読み出しを許可する請求項
    1、2または3記載のパケットスイッチ装置。
  7. 【請求項7】 前記読み出し制御部は、前記最大許容帯
    域パケット間隔値とその時刻の前記最低保証帯域カウン
    タ部の保持値との積を、前記バッファメモリ内にパケッ
    トが存在し、かつ前記最大許容帯域制限を受けていない
    全てのコネクションについて順番に比較し、最大値を示
    すコネクションを検出する検索部を有する請求項1また
    は2記載のパケットスイッチ装置。
  8. 【請求項8】 前記最大許容帯域パケット間隔値と前記
    最低保証帯域カウンタ部の保持値との積をコネクション
    毎に二進数で保持するメモリ部を更に備え、 前記読み出し制御部は、前記バッファメモリ内にパケッ
    トが存在し、かつ前記最大許容帯域制限を受けていない
    全てのコネクションについて、同一桁のビットのオン・
    オフ状態を同時に検索する動作を最上位ビットから最下
    位ビットまで順次に実行し、最大値を示すコネクション
    を検出する検索部を有する請求項1または2記載のパケ
    ットスイッチ装置。
  9. 【請求項9】 バッファメモリ内のパケットの存在状態
    を示すフラグと、読み出しレートを最大許容帯域以下に
    制限するための最大許容帯域パケット間隔値と、最低保
    証帯域の比にウエイト付けしたWRRカウンタ初期値と
    をコネクション毎に対応付けて保持するメモリ部と;前
    記最大許容帯域パケット間隔値を初期値としてパケット
    読み出し時刻毎に所定値ずつ減算される最大許容帯域カ
    ウンタ部と;前記バッファメモリからパケットが読み出
    される毎に対応コネクションの保持値を所定値ずつ減算
    されるWRRカウンタ部と;パケット読み出し時刻が到
    来したとき、前記バッファメモリ内にパケットが存在す
    ることを前記フラグに基づいて検知し、かつ最大許容帯
    域制限を受けていないことを前記最大許容帯域パケット
    間隔値に基づいて検知した少なくとも1つのコネクショ
    ンの中から、前記最大許容帯域パケット間隔値とその時
    刻の前記WRRカウンタ部の保持値との積が最大値を示
    すコネクション対応のパケットを読み出し対象とする読
    み出し制御部と;を備えるパケットスイッチ装置。
  10. 【請求項10】 バッファメモリ内のパケットの存在状
    態を示すフラグと、読み出しレートを最大許容帯域以下
    に制限するための最大許容帯域パケット間隔値と、最低
    保証帯域の比にウエイト付けしたWRRカウンタ初期値
    とをコネクション毎に対応付けて保持するメモリ部と;
    前記最大許容帯域パケット間隔値を初期値としてパケッ
    ト読み出し時刻毎に所定値ずつ減算される最大許容帯域
    カウンタ部と;前記バッファメモリからパケットが読み
    出される毎に対応コネクションの保持値を所定値ずつ減
    算されるWRRカウンタ部と;パケット読み出し時刻が
    到来したとき、前記バッファメモリ内にパケットが存在
    することを前記フラグに基づいて検知し、かつ最大許容
    帯域制限を受けていないことを前記最大許容帯域パケッ
    ト間隔値に基づいて検知した少なくとも1つのコネクシ
    ョンの中から、前記最大許容帯域パケット間隔値とその
    時刻の前記WRRカウンタ部の保持値から1減算した値
    との積が最大値を示すコネクション対応のパケットを読
    み出し対象とする読み出し制御部と;を備えるパケット
    スイッチ装置。
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