JP2002006236A - 磁石付き拡大鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 電気冷蔵庫やスチール製ボードなどに取付
けられる磁石付き拡大鏡で、新聞や注意書を、必要によ
り即座に拡大して読む事ができる拡大鏡を提供する。 【解決手段】 凸レンズ（１）の周囲に、枠（２）を設
けたものを本体とし、この枠（２）の上縁部及び下縁部
に突出片（４）を設け、さらに前記本体裏面の枠全域、
又はその一部に磁石（３）を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、拡大用レンズの
裏面に磁石をつけた磁石付き拡大鏡に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、把手のついた拡大鏡や、小型の拡
大鏡、ペンダントルーペ（ネックレスのチェーンに小型
の拡大鏡がついてるもの）があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これは次のような欠点
があった。 イ．把手のついた拡大鏡は机の引き出しにしまってあっ
たりして、料理をしている時に手元にないことが多い。
従って、例えば料理における調理材料や順序を記した、
いわゆるレシピや、その日の食事の献立などのメモ等を
冷蔵庫などに貼っている場合、これが調理場で非常に見
にくいという問題がある。 ロ．老眼になってくると、本や、新聞を読む時は老眼鏡
をかけるが、それ以外は眼鏡は不要になる。料理をする
ときに、食品の賞味期限、調理方法、注意書を読もうと
すると、眼鏡をかけたり、はずしたりが多く不確実なま
ま使用する事が，生じる可能性がある。 ハ．ペンダントルーペは首からぶさげているため、屈む
と首前方の空間に垂れて揺動するため、手元の作業時は
かえって邪魔になってしまう。 本発明は、以上の欠点を解決するためになされたもので
ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】凸レンズ（１）の周囲
に、枠（２）をとりつけ、枠（２）の裏面に磁石（３）
を設ける。また、上記枠（２）の上縁部と下縁部には突
出片（４）を設ける。本発明は、以上の構成により視力
を補助する、磁石付き拡大鏡である。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。 （イ）凸レンズ（１）の周囲に、枠（２）を設けて本体
を形成し、枠（２）の上縁部、下縁部に持ち手の突出片
（４）を設ける。 （ロ）枠（２）の裏面の全周囲、又は枠（２）の一部に
磁石（３）を設ける。 本発明は、以上の構成よりなりたっている。本発明の実
施においては、図２に示すごとく、凸レンズ全体を挟持
し得る大きさ、形状の枠を形成し、挟持という方式に
て、凸レンズを固定している。そして、この枠の裏面に
柔軟性のあるフェライト磁石などの薄板状を接着する方
式を採用したものである。またレンズの材質について
は、安全上プラスチックレンズが望ましい。本発明は以
上のような構造で、これを使用するときは、磁石により
固定されているときは、枠にもうけた突出片により、左
右どちらからでも取り外す事ができ、使用がすんだ時
は、スチール製のところに付けることができる。また突
出片に穴をあけて、フックにも掛けられるようにした。
これにより一段と使用範囲が広くなったのではないかと
考える。本発明の実施にあたり、レンズ、枠、突出片、
及び磁石についての形状・材質については、いままでの
色、形にとらわれない多様なデザインを望むので限定す
るものではない。本発明は、拡大鏡を磁石付きにしたも
のだが、従来、本、新聞、及び地図を読むだけの用途に
使用していた拡大鏡を、冷蔵庫やスチール製品、器具の
表面に付けることにより、日常生活の不便さを解決する
ことができる。今までの固定観念で使用している物が、
少しの工夫で便利になり、日常的になってゆく事は多い
と思う。これもその一例と確信する。

【０００６】

【発明の効果】本発明を電気冷蔵庫等につけて身近に置
いておくことにより、必要により即座に拡大鏡を取り出
して使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図である。

【図２】本発明を短辺方向に切り欠いた一部断面図であ
る。

【図３】本発明の使用状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 凸レンズ ２ 枠 ３ 磁石 ４ 突出片

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 凸レンズ（１）の周囲に、枠（２）をと
   りつけ、該枠（２）の裏面に磁石を設けたことを特徴と
   する磁石付き拡大鏡。