JP2002005598A - 地雷処理装置の打撃ポジション調整装置 - Google Patents
地雷処理装置の打撃ポジション調整装置Info
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- JP2002005598A JP2002005598A JP2000183915A JP2000183915A JP2002005598A JP 2002005598 A JP2002005598 A JP 2002005598A JP 2000183915 A JP2000183915 A JP 2000183915A JP 2000183915 A JP2000183915 A JP 2000183915A JP 2002005598 A JP2002005598 A JP 2002005598A
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- F41H11/00—Defence installations; Defence devices
- F41H11/12—Means for clearing land minefields; Systems specially adapted for detection of landmines
- F41H11/16—Self-propelled mine-clearing vehicles; Mine-clearing devices attachable to vehicles
- F41H11/18—Self-propelled mine-clearing vehicles; Mine-clearing devices attachable to vehicles with ground-impacting means for activating mines by the use of mechanical impulses, e.g. flails or stamping elements
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Operation Control Of Excavators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 地雷処理装置の打撃ポジションを自動的に調
整し、オペレータの負担を軽減し、処理作業の能率を向
上する。 【解決手段】 自走式車両10にブーム11をリフトシ
リンダ12によって上下回動可能に設け、ロッドユニッ
ト14に打撃を与える打撃機構3を備えた地雷処理装置
2をブーム11に打撃角度調整シリンダ13によって前
後傾動可能に設けた地雷処理機1において、ブーム11
のリフト角度を検出するブーム角度検出器23と、地雷
処理装置2の打撃角度を検出する打撃角度検出器22
と、地雷処理装置2の基準打撃ポジションにおけるブー
ム角度検出データと打撃角度検出データとを基準データ
として記憶すると共に、記憶した基準データに基づい
て、基準打撃ポジションから変位した地雷処理装置2を
基準打撃ポジションに復帰させるようリフトシリンダ1
1と打撃角度調整シリンダ13の作動を制御する制御器
6とを設ける。
整し、オペレータの負担を軽減し、処理作業の能率を向
上する。 【解決手段】 自走式車両10にブーム11をリフトシ
リンダ12によって上下回動可能に設け、ロッドユニッ
ト14に打撃を与える打撃機構3を備えた地雷処理装置
2をブーム11に打撃角度調整シリンダ13によって前
後傾動可能に設けた地雷処理機1において、ブーム11
のリフト角度を検出するブーム角度検出器23と、地雷
処理装置2の打撃角度を検出する打撃角度検出器22
と、地雷処理装置2の基準打撃ポジションにおけるブー
ム角度検出データと打撃角度検出データとを基準データ
として記憶すると共に、記憶した基準データに基づい
て、基準打撃ポジションから変位した地雷処理装置2を
基準打撃ポジションに復帰させるようリフトシリンダ1
1と打撃角度調整シリンダ13の作動を制御する制御器
6とを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自走式車両の前方
に地雷処理装置を設け、地雷処理装置で地中に埋設され
た地雷を打撃することにより処理する地雷処理機におい
て、地雷処理装置の打撃ポジションの調整を容易にする
地雷処理装置の打撃ポジション調整装置に関する。
に地雷処理装置を設け、地雷処理装置で地中に埋設され
た地雷を打撃することにより処理する地雷処理機におい
て、地雷処理装置の打撃ポジションの調整を容易にする
地雷処理装置の打撃ポジション調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地中に埋設された地雷を処理するため、
自走式車両の前方に地雷処理装置を設けた地雷処理機が
提案されている。図4に示すように、この地雷処理機1
では、自走式車両10にブーム11がリフトシリンダ1
2によって上下回動可能に設けられており、このブーム
11の前端に、地雷処理装置2がスライド機構5を介し
て枢支されている。この地雷処理装置2は、打撃角度調
整シリンダ13によって前後傾動可能になっている。
自走式車両の前方に地雷処理装置を設けた地雷処理機が
提案されている。図4に示すように、この地雷処理機1
では、自走式車両10にブーム11がリフトシリンダ1
2によって上下回動可能に設けられており、このブーム
11の前端に、地雷処理装置2がスライド機構5を介し
て枢支されている。この地雷処理装置2は、打撃角度調
整シリンダ13によって前後傾動可能になっている。
【0003】地雷処理装置2は、複数本のロッド14が
ロッド支持プレート15に並列配設されたロッドユニッ
ト4と、ロッドユニット4に下方への打撃を与える打撃
機構3とを備えており、地雷処理装置2の位置を検出す
る位置検出器の検出データに基づいて、位置制御器がス
ライド機構5と打撃機構3の作動を制御するように構成
されている。
ロッド支持プレート15に並列配設されたロッドユニッ
ト4と、ロッドユニット4に下方への打撃を与える打撃
機構3とを備えており、地雷処理装置2の位置を検出す
る位置検出器の検出データに基づいて、位置制御器がス
ライド機構5と打撃機構3の作動を制御するように構成
されている。
【0004】地雷処理作業を行う場合には、オペレータ
は、まず手動操作でブーム11を上下に回動させると共
に地雷処理装置2を傾動させて、地雷処理装置2の打撃
ポジション、即ち、処理対象となる地面に対する高さと
打撃角度を設定した後、打撃機構3でロッドユニット4
に下方への打撃を与え、スライド機構5でロッドユニッ
ト4を上下方向及び左右方向へ移動させながら、地中に
埋設されている地雷を破壊あるいは爆破する。
は、まず手動操作でブーム11を上下に回動させると共
に地雷処理装置2を傾動させて、地雷処理装置2の打撃
ポジション、即ち、処理対象となる地面に対する高さと
打撃角度を設定した後、打撃機構3でロッドユニット4
に下方への打撃を与え、スライド機構5でロッドユニッ
ト4を上下方向及び左右方向へ移動させながら、地中に
埋設されている地雷を破壊あるいは爆破する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】地雷処理作業を行う
と、地雷処理装置2は、地雷の爆発時ばかりでなく、打
撃時にも衝撃を受けるので、衝撃によって打撃角度調整
シリンダ13や打撃角度調整用電磁弁の内部油漏れが発
生して、当初設定した打撃ポジションが変化する。この
ため、打撃開始の都度目視により打撃ポジションを調整
する必要があり、オペレータの負担が大きく、処理作業
の能率も悪くなるという問題がある。
と、地雷処理装置2は、地雷の爆発時ばかりでなく、打
撃時にも衝撃を受けるので、衝撃によって打撃角度調整
シリンダ13や打撃角度調整用電磁弁の内部油漏れが発
生して、当初設定した打撃ポジションが変化する。この
ため、打撃開始の都度目視により打撃ポジションを調整
する必要があり、オペレータの負担が大きく、処理作業
の能率も悪くなるという問題がある。
【0006】本発明は、地雷処理装置における上記問題
を解決するものであって、地雷処理装置の打撃ポジショ
ンを自動的に調整することができ、オペレータの負担を
軽減し、処理作業の能率を向上することのできる地雷処
理装置の打撃ポジション調整装置を提供することを目的
とする。
を解決するものであって、地雷処理装置の打撃ポジショ
ンを自動的に調整することができ、オペレータの負担を
軽減し、処理作業の能率を向上することのできる地雷処
理装置の打撃ポジション調整装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の地雷処理装置の
打撃ポジション調整装置は、自走式車両にブームをリフ
トシリンダによって上下回動可能に設け、ロッドユニッ
トに下方への打撃を与える打撃機構を備えた地雷処理装
置を前記ブームに打撃角度調整シリンダによって前後傾
動可能に設けた地雷処理機において、ブームのリフト角
度を検出するブーム角度検出器と、地雷処理装置の打撃
角度を検出する打撃角度検出器と、地雷処理装置の基準
打撃ポジションにおけるブーム角度検出データと打撃角
度検出データとを基準データとして記憶すると共に、記
憶した基準データに基づいて、基準打撃ポジションから
変位した地雷処理装置を基準打撃ポジションに復帰させ
るようリフトシリンダと打撃角度調整シリンダの作動を
制御する制御器とを設けることにより上記課題を解決し
ている。
打撃ポジション調整装置は、自走式車両にブームをリフ
トシリンダによって上下回動可能に設け、ロッドユニッ
トに下方への打撃を与える打撃機構を備えた地雷処理装
置を前記ブームに打撃角度調整シリンダによって前後傾
動可能に設けた地雷処理機において、ブームのリフト角
度を検出するブーム角度検出器と、地雷処理装置の打撃
角度を検出する打撃角度検出器と、地雷処理装置の基準
打撃ポジションにおけるブーム角度検出データと打撃角
度検出データとを基準データとして記憶すると共に、記
憶した基準データに基づいて、基準打撃ポジションから
変位した地雷処理装置を基準打撃ポジションに復帰させ
るようリフトシリンダと打撃角度調整シリンダの作動を
制御する制御器とを設けることにより上記課題を解決し
ている。
【0008】地雷処理作業を行う場合には、オペレータ
は、まず手動操作でブームを上下に回動させると共に地
雷処理装置を傾動させて処理対象となる地面に合わせ、
地雷処理装置の基準打撃ポジションを設定する。基準打
撃ポジションが設定されると、基準打撃ポジションにお
けるブーム角度検出データと打撃角度検出データとが基
準データとして制御器に記憶される。
は、まず手動操作でブームを上下に回動させると共に地
雷処理装置を傾動させて処理対象となる地面に合わせ、
地雷処理装置の基準打撃ポジションを設定する。基準打
撃ポジションが設定されると、基準打撃ポジションにお
けるブーム角度検出データと打撃角度検出データとが基
準データとして制御器に記憶される。
【0009】それから打撃機構でロッドユニットに下方
への打撃を与え、地中に埋設されている地雷を破壊ある
いは爆破する。作業中は、ブーム角度検出器と打撃角度
検出器とがブームのリフト角度と地雷処理装置の打撃角
度とを検出し、制御器が、この検出データと記憶した基
準データに基づいて、基準打撃ポジションから変位した
地雷処理装置を基準打撃ポジションに復帰させるようリ
フトシリンダと打撃角度調整シリンダの作動を制御す
る。このように、地雷処理装置が自動的に基準打撃ポジ
ションとなるよう調整されるので、オペレータの負担が
軽減され、処理作業の能率が向上する。
への打撃を与え、地中に埋設されている地雷を破壊ある
いは爆破する。作業中は、ブーム角度検出器と打撃角度
検出器とがブームのリフト角度と地雷処理装置の打撃角
度とを検出し、制御器が、この検出データと記憶した基
準データに基づいて、基準打撃ポジションから変位した
地雷処理装置を基準打撃ポジションに復帰させるようリ
フトシリンダと打撃角度調整シリンダの作動を制御す
る。このように、地雷処理装置が自動的に基準打撃ポジ
ションとなるよう調整されるので、オペレータの負担が
軽減され、処理作業の能率が向上する。
【0010】ブーム角度検出データと打撃角度検出デー
タとを制御器に記憶させる設定スイッチと、地雷処理装
置の基準打撃ポジションへの復帰を制御器に実行させる
実行スイッチとを備えた操作器を設けると、オペレータ
は設定スイッチと実行スイッチとを操作することによ
り、任意の時点で基準データの記憶と、地雷処理装置の
基準打撃ポジションへの復帰を行わせることができる。
タとを制御器に記憶させる設定スイッチと、地雷処理装
置の基準打撃ポジションへの復帰を制御器に実行させる
実行スイッチとを備えた操作器を設けると、オペレータ
は設定スイッチと実行スイッチとを操作することによ
り、任意の時点で基準データの記憶と、地雷処理装置の
基準打撃ポジションへの復帰を行わせることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
る地雷処理装置の打撃ポジション調整装置を備えた地雷
処理機の側面図、図2は地雷処理装置の打撃ポジション
調整装置の構成を示すブロック図、図3は地雷処理機の
作業状態の説明図である。ここで、地雷処理機1の本体
は、タイヤ16を設けた前輪側フレーム17とタイヤ1
8を設けた後輪側フレーム19とを中央部で左右に屈曲
可能に連結したアーティキュレートタイプの自走式車両
10であって、その前輪側フレーム17にはブーム11
がリフトシリンダ12によって上下回動可能に設けられ
ている。このブーム11の先端部には、地雷処理装置2
がスライド機構5を介して枢支されており、この地雷処
理装置2はスライド機構5と共に、打撃角度調整シリン
ダ13によって前後傾動可能になっている。
る地雷処理装置の打撃ポジション調整装置を備えた地雷
処理機の側面図、図2は地雷処理装置の打撃ポジション
調整装置の構成を示すブロック図、図3は地雷処理機の
作業状態の説明図である。ここで、地雷処理機1の本体
は、タイヤ16を設けた前輪側フレーム17とタイヤ1
8を設けた後輪側フレーム19とを中央部で左右に屈曲
可能に連結したアーティキュレートタイプの自走式車両
10であって、その前輪側フレーム17にはブーム11
がリフトシリンダ12によって上下回動可能に設けられ
ている。このブーム11の先端部には、地雷処理装置2
がスライド機構5を介して枢支されており、この地雷処
理装置2はスライド機構5と共に、打撃角度調整シリン
ダ13によって前後傾動可能になっている。
【0012】地雷処理装置2は、複数本のロッド14が
ロッド支持プレート15に並列配設されたロッドユニッ
ト4と、ロッドユニット4に下方への打撃を与える打撃
機構3とを備えており、地雷処理装置2の位置を検出す
る位置検出器(図示略)の検出データに基づいて、位置
制御器(図示略)がスライド機構5と打撃機構3の作動
を制御するように構成されている。
ロッド支持プレート15に並列配設されたロッドユニッ
ト4と、ロッドユニット4に下方への打撃を与える打撃
機構3とを備えており、地雷処理装置2の位置を検出す
る位置検出器(図示略)の検出データに基づいて、位置
制御器(図示略)がスライド機構5と打撃機構3の作動
を制御するように構成されている。
【0013】後輪側フレーム19には、運転室20と原
動部21とが設けられており、運転室20には、制御器
6と操作器7とが配置れさている。また、ブーム11の
基端部付近には、ブーム11のリフト角度を検出するブ
ーム角度検出器23が設置され、スライド機構5の上部
には、地雷処理装置2の打撃角度を検出する打撃角度検
出器22が設置されている。
動部21とが設けられており、運転室20には、制御器
6と操作器7とが配置れさている。また、ブーム11の
基端部付近には、ブーム11のリフト角度を検出するブ
ーム角度検出器23が設置され、スライド機構5の上部
には、地雷処理装置2の打撃角度を検出する打撃角度検
出器22が設置されている。
【0014】制御器6は、図2に示すように、受信部6
1、入力部62、A/D変換部63、演算処理部64、
記憶部65、出力部66、及び電源安定化回路67を備
えている。ブーム角度検出器23と打撃角度検出器22
は、入力側が制御器6の電源安定化回路67と接続さ
れ、出力側が制御器6のA/D変換部63を介して入力
部62に接続されていて、ブーム角度と打撃角度に対応
する電圧がA/D変換部63に出力され、A/D変換さ
れてデジタル信号として入力部62に送られる。
1、入力部62、A/D変換部63、演算処理部64、
記憶部65、出力部66、及び電源安定化回路67を備
えている。ブーム角度検出器23と打撃角度検出器22
は、入力側が制御器6の電源安定化回路67と接続さ
れ、出力側が制御器6のA/D変換部63を介して入力
部62に接続されていて、ブーム角度と打撃角度に対応
する電圧がA/D変換部63に出力され、A/D変換さ
れてデジタル信号として入力部62に送られる。
【0015】操作器7は、ブーム角度検出データと打撃
角度検出データとを制御器6に記憶させる設定スイッチ
24と、地雷処理装置2の基準打撃ポジションへの復帰
を制御器6に実行させる実行スイッチ25とを備えてい
る。設定スイッチ24と実行スイッチ25は、制御器6
の入力部62に接続されていて、設定信号と実行信号を
入力部62に送る。
角度検出データとを制御器6に記憶させる設定スイッチ
24と、地雷処理装置2の基準打撃ポジションへの復帰
を制御器6に実行させる実行スイッチ25とを備えてい
る。設定スイッチ24と実行スイッチ25は、制御器6
の入力部62に接続されていて、設定信号と実行信号を
入力部62に送る。
【0016】なお、この操作器7は、運転室20から取
り外し、遠隔操作器として使用することができるように
構成されており、遠隔操作する場合には、送信アンテナ
30から制御器6の受信アンテナ31、受信部61を介
して入力部62に設定信号と実行信号を送ることができ
る。制御器6の出力部66は、ブーム角度調整用電磁弁
33の上昇用ソレノイド33U、下降用ソレノイド33
Dに制御信号を送り、ブーム角度調整用電磁弁33を切
換えてリフトシリンダ12を伸縮させることによりブー
ム11の上下回動を制御し、打撃角度調整用電磁弁32
の前傾用ソレノイド32F、後傾用ソレノイド32Bに
制御信号を送り、打撃角度調整用電磁弁33を切換えて
打撃角度調整シリンダ13を縮伸させることにより地雷
処理装置2の前後傾動を制御する。
り外し、遠隔操作器として使用することができるように
構成されており、遠隔操作する場合には、送信アンテナ
30から制御器6の受信アンテナ31、受信部61を介
して入力部62に設定信号と実行信号を送ることができ
る。制御器6の出力部66は、ブーム角度調整用電磁弁
33の上昇用ソレノイド33U、下降用ソレノイド33
Dに制御信号を送り、ブーム角度調整用電磁弁33を切
換えてリフトシリンダ12を伸縮させることによりブー
ム11の上下回動を制御し、打撃角度調整用電磁弁32
の前傾用ソレノイド32F、後傾用ソレノイド32Bに
制御信号を送り、打撃角度調整用電磁弁33を切換えて
打撃角度調整シリンダ13を縮伸させることにより地雷
処理装置2の前後傾動を制御する。
【0017】地雷処理作業を行う場合には、オペレータ
は、まず手動操作でブーム11を上下に回動させると共
に地雷処理装置2を傾動させて処理対象となる地面Gに
合わせ、地雷処理装置2の基準打撃ポジションを設定す
る。基準打撃ポジションを設定したら、設定スイッチ2
4をonとして設定信号を制御器6に送り、基準打撃ポジ
ションにおけるブーム角度検出データと打撃角度検出デ
ータを基準データとして制御器6の記憶部65に記憶さ
せる。
は、まず手動操作でブーム11を上下に回動させると共
に地雷処理装置2を傾動させて処理対象となる地面Gに
合わせ、地雷処理装置2の基準打撃ポジションを設定す
る。基準打撃ポジションを設定したら、設定スイッチ2
4をonとして設定信号を制御器6に送り、基準打撃ポジ
ションにおけるブーム角度検出データと打撃角度検出デ
ータを基準データとして制御器6の記憶部65に記憶さ
せる。
【0018】それから打撃機構3でロッドユニット4に
下方への打撃を与え、スライド機構5でロッドユニット
4を上下方向及び左右方向へ移動させながら、地中に埋
設されている地雷を破壊あるいは爆破する。地雷処理作
業を行うと、地雷処理装置2は、地雷の爆発時ばかりで
なく、打撃時にも衝撃を受けるので、衝撃によって打撃
角度調整シリンダ13や打撃角度調整用電磁弁32等の
内部油漏れ発生して、当初設定した打撃ポジションが変
化することがある。このため、オペレータは、ロッドユ
ニット4を地中から抜き出した後、左右に移動させてか
ら次の打撃を開始する前に、実行スイッチ25をonにし
て実行信号を制御部6に送る。
下方への打撃を与え、スライド機構5でロッドユニット
4を上下方向及び左右方向へ移動させながら、地中に埋
設されている地雷を破壊あるいは爆破する。地雷処理作
業を行うと、地雷処理装置2は、地雷の爆発時ばかりで
なく、打撃時にも衝撃を受けるので、衝撃によって打撃
角度調整シリンダ13や打撃角度調整用電磁弁32等の
内部油漏れ発生して、当初設定した打撃ポジションが変
化することがある。このため、オペレータは、ロッドユ
ニット4を地中から抜き出した後、左右に移動させてか
ら次の打撃を開始する前に、実行スイッチ25をonにし
て実行信号を制御部6に送る。
【0019】すると、制御部6では演算処理部64がリ
アルタイムのブーム角度検出データと打撃角度検出デー
タを入力部62から読み出し、記憶部65に記憶されて
いる基準データと比較して、もし、地雷処理装置2が基
準打撃ポジションから変位していれば、出力部66から
ブーム角度調整用電磁弁33の上昇用ソレノイド33
U、下降用ソレノイド33D、打撃角度調整用電磁弁3
2の前傾用ソレノイド32F、後傾用ソレノイド32B
に必要な制御信号を送り、地雷処理装置2を基準打撃ポ
ジションに復帰させる。リアルタイムのブーム角度検出
データと打撃角度検出データが基準データと一致したら
制御信号の送出は停止される。
アルタイムのブーム角度検出データと打撃角度検出デー
タを入力部62から読み出し、記憶部65に記憶されて
いる基準データと比較して、もし、地雷処理装置2が基
準打撃ポジションから変位していれば、出力部66から
ブーム角度調整用電磁弁33の上昇用ソレノイド33
U、下降用ソレノイド33D、打撃角度調整用電磁弁3
2の前傾用ソレノイド32F、後傾用ソレノイド32B
に必要な制御信号を送り、地雷処理装置2を基準打撃ポ
ジションに復帰させる。リアルタイムのブーム角度検出
データと打撃角度検出データが基準データと一致したら
制御信号の送出は停止される。
【0020】地面Gの傾斜等の条件が一定であれば、以
後、実行スイッチ25を操作するだけで、地雷処理装置
2は自動的に基準打撃ポジションとなるよう調整され
る。図3に示すように、作業の途中で地面の傾斜が変化
するような場合には、再度基準打撃ポジションを設定
し、設定スイッチ24をonとし記憶部65に記憶されて
いる基準データを更新する。
後、実行スイッチ25を操作するだけで、地雷処理装置
2は自動的に基準打撃ポジションとなるよう調整され
る。図3に示すように、作業の途中で地面の傾斜が変化
するような場合には、再度基準打撃ポジションを設定
し、設定スイッチ24をonとし記憶部65に記憶されて
いる基準データを更新する。
【0021】この打撃ポジション調整装置では、操作器
7を操作するだけで、地雷処理装置2は自動的に基準打
撃ポジションとなるよう調整されるので、オペレータの
負担が軽減され、処理作業の能率が向上する。操作器7
を遠隔操作器として使用すれば、運転席20以外の所か
らも操作することができる。
7を操作するだけで、地雷処理装置2は自動的に基準打
撃ポジションとなるよう調整されるので、オペレータの
負担が軽減され、処理作業の能率が向上する。操作器7
を遠隔操作器として使用すれば、運転席20以外の所か
らも操作することができる。
【0022】なお、操作器7に代えて、手動操作による
ブーム11の上下回動と地雷処理装置2の傾動に関連し
て基準データの自動設定を行い、スライド機構の作動に
関連して打撃ポジションの自動調整を行うように構成す
ることも可能である。
ブーム11の上下回動と地雷処理装置2の傾動に関連し
て基準データの自動設定を行い、スライド機構の作動に
関連して打撃ポジションの自動調整を行うように構成す
ることも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の地雷処理
装置の打撃ポジション調整装置は、地雷処理装置の打撃
ポジションを自動的に調整することができ、オペレータ
の負担を軽減し、処理作業の能率を向上することができ
る。ブーム角度検出データと打撃角度検出データとを制
御器に記憶させる設定スイッチと、地雷処理装置の基準
打撃ポジションへの復帰を制御器に実行させる実行スイ
ッチとを備えた操作器を設けると、オペレータは設定ス
イッチと実行スイッチとを操作することにより、任意の
時点で基準データの記憶と、地雷処理装置の基準打撃ポ
ジションへの復帰を行わせることができる。
装置の打撃ポジション調整装置は、地雷処理装置の打撃
ポジションを自動的に調整することができ、オペレータ
の負担を軽減し、処理作業の能率を向上することができ
る。ブーム角度検出データと打撃角度検出データとを制
御器に記憶させる設定スイッチと、地雷処理装置の基準
打撃ポジションへの復帰を制御器に実行させる実行スイ
ッチとを備えた操作器を設けると、オペレータは設定ス
イッチと実行スイッチとを操作することにより、任意の
時点で基準データの記憶と、地雷処理装置の基準打撃ポ
ジションへの復帰を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である地雷処理装置の打
撃ポジション調整装置を備えた地雷処理機の側面図であ
る。
撃ポジション調整装置を備えた地雷処理機の側面図であ
る。
【図2】地雷処理装置の打撃ポジション調整装置の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図3】地雷処理機の作業状態の説明図である。
【図4】従来の地雷処理機の側面図である。
1 地雷処理機 2 地雷処理装置 3 打撃機構 4 ロッドユニット 5 スライド機構 6 制御器 7 操作器 10 自走式車両 11 ブーム 12 リフトシリンダ 13 打撃角度調整シリンダ 17 前輪側フレーム 19 後輪側フレーム 20 運転室 22 打撃角度検出器 23 ブーム角度検出器 24 設定スイッチ 25 実行スイッチ 30 送信アンテナ 31 受信アンテナ 32 打撃角度調整用電磁弁 33 ブーム角度調整用電磁弁
Claims (2)
- 【請求項1】 自走式車両にブームをリフトシリンダに
よって上下回動可能に設け、ロッドユニットに下方への
打撃を与える打撃機構を備えた地雷処理装置を前記ブー
ムに打撃角度調整シリンダによって前後傾動可能に設け
た地雷処理機において、 ブームのリフト角度を検出するブーム角度検出器と、地
雷処理装置の打撃角度を検出する打撃角度検出器と、地
雷処理装置の基準打撃ポジションにおけるブーム角度検
出データと打撃角度検出データとを基準データとして記
憶すると共に、記憶した基準データに基づいて、基準打
撃ポジションから変位した地雷処理装置を基準打撃ポジ
ションに復帰させるようリフトシリンダと打撃角度調整
シリンダの作動を制御する制御器とを設けたことを特徴
とする地雷処理装置の打撃ポジション調整装置。 - 【請求項2】 ブーム角度検出データと打撃角度検出デ
ータとを制御器に記憶させる設定スイッチと、地雷処理
装置の基準打撃ポジションへの復帰を制御器に実行させ
る実行スイッチとを備えた操作器を設けたことを特徴と
する請求項1記載の地雷処理装置の打撃ポジション調整
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000183915A JP2002005598A (ja) | 2000-06-20 | 2000-06-20 | 地雷処理装置の打撃ポジション調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000183915A JP2002005598A (ja) | 2000-06-20 | 2000-06-20 | 地雷処理装置の打撃ポジション調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002005598A true JP2002005598A (ja) | 2002-01-09 |
Family
ID=18684418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000183915A Withdrawn JP2002005598A (ja) | 2000-06-20 | 2000-06-20 | 地雷処理装置の打撃ポジション調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002005598A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005329745A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Fuji Heavy Ind Ltd | 地雷処理装置の車体構造 |
-
2000
- 2000-06-20 JP JP2000183915A patent/JP2002005598A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005329745A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Fuji Heavy Ind Ltd | 地雷処理装置の車体構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070904 |