JP2001527240A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】 リンクされたレコードのリストを含むデータ構造内の記号のシーケンスを管理する方法であって、前記記号のシーケンスをレコードの二重集合に１記号ずつ挿入し、前記二重集合は、
・ 記号（例えば、０−９）毎に１つの要素を持つポインタの配列レコードであるリンクされたレコード（Ａレコード）のリストである第１の集合と、
・ 挿入される記号のシーケンス全体を含むストリング（Ｂレコード）である第２の集合と、
を含み、
最初に第１のＡレコードを定義し、また前記Ａレコード内の全ての要素を最初にヌル・ポインタにし、次に記号のシーケンスを次のステップで挿入する、すなわち、
(i) 第１のレコードであるか、または現在のポインタが指し示し最初は前記第１のＡレコードを指しているレコードである、現在のレコードを選択し、最初はゼロにセットされている深さカウンタを１だけ増やし、
(ii) 最初は「第１の」記号であり後には「現在の」記号である、挿入する記号のシーケンスの次の記号を選択し、
(iii) 前記現在の記号の値を前記現在のレコードへの指標として用いて、前記レコード内の対応する位置にある現在のポインタを発見し、このポインタが他のＡレコードを指し示している場合はステップ(i) に戻り、
(iv) 前記現在のポインタがヌルの場合はＢレコードを作成して記号の全シーケンスをその中に記憶し、新しいＢレコードを指し示すように前記現在のポインタを更新して前記挿入を終了し、そうでない場合は次に進み、
(v) 挿入する記号のシーケンスと同じ記号のシーケンスを前記現在のＢレコードが含むかどうかチェックし、含む場合は前記挿入手順を終了し、そうでない場合は次に進み、
(vi) 新しいＡレコードを作成してリンクさせ、前記深さカウンタを１だけ増やし、挿入する記号のシーケンスの中の次の記号を「現在の」記号にし、
(vii) 前記現在のＢレコード内で、前記深さカウンタに対応する記号を選択し、この記号と挿入する記号のシーケンスの中の前記現在の記号とを比較し、２つの記号が等しい場合はステップ(vi) に戻り、そうでない場合は次に進み、
(viii) 新しいＢレコードを作成し、新しい記号のシーケンス全体をそこに挿入し、前記現在の記号に対応する前のＡレコード内の指標位置に前記Ｂレコードへのポインタを挿入する、
ことを特徴とする、データ構造内の記号のシーケンスを管理する方法。
【請求項２】 リンクされたレコードのリストを含むデータ構造内の記号のシーケンスを管理する方法であって、前記記号のシーケンスをレコードの二重集合に１記号ずつ挿入し、前記二重集合は、
・ 記号（例えば、０−９）毎に１つの要素を持つポインタの配列レコードであるリンクされたレコード（Ａレコード）のリストの第１の集合と、
・ 挿入される記号のシーケンス全体を含むストリング（Ｂレコード）である第２の集合と、
を含み、
記号のシーケンスを次のステップで削除する、すなわち、
(i) 第１のレコードであるかまたは前記現在のポインタが指し示すレコードである現在のレコードを選択し、最初はゼロにセットされている深さカウンタを１だけ増やし、
(ii) 最初は「第１の」記号であり後には「現在の」記号である、削除する記号のシーケンスの次の記号を選択し、
(iii) 前記現在の記号の値を前記現在のレコードへの指標として用いて、前記レコード内の対応する位置にある新しい現在のポインタを発見し、一時的配列内の前記現在のポインタの値を前記深さカウンタに対応する指標値のところに記憶し、このポインタが他のＡレコードを指し示している場合はステップ(i) に戻り、そうでない場合は次に進み、
(iv) 前記現在のポインタがヌル値を含むかどうかチェックし、そうであれば削除手順を終了し、
(v) そうではなく、現在のポインタがＢレコードを指し示している場合は、そのＢレコードに含まれる記号のシーケンスが削除する記号のシーケンスと同じかどうかチェックし、そうであればそのレコードを削除し、そうでなければ削除手順を終了し、
(vi) Ａレコード内の前記現在のＢポインタをヌルにセットし、
(vii) 前記現在のＡレコード内に２つ以上のＢポインタがあるかまたはＡポインタがある場合は、削除手順を終了し、
(viii) そうではなく、現在のＡレコード内に残っているＢポインタが１つだけの場合は、そのＡレコードを削除し、前記Ｂポインタを前のＡレコードに移動し、これを前記現在のレコードとして、前記削除するレコードへのＡポインタを前記Ｂポインタに置き換えて、ステップ(vii) に戻る、
ことを特徴とする、データ構造内の記号のシーケンスを管理する方法。
【請求項３】 リンクされたレコードのリストを含むデータ構造内の記号のシーケンスを管理する方法であって、前記記号のシーケンスをレコードの二重集合に１記号ずつ挿入し、前記二重集合は、
・ 記号（例えば、０−９）毎に１つの要素を持つポインタの配列レコードであるリンクされたレコード（Ａレコード）のリストの第１の集合と、
・ 挿入される記号のシーケンス全体を含むストリング（Ｂレコード）である第２の集合と、
を含み、
記号のシーケンスを次のステップで発見する、すなわち、
(i) 第１のレコードであるかまたは前記現在のポインタが指し示すレコードである現在のレコードを選択し、最初はゼロにセットされている深さカウンタを１だけ増やし、
(ii) 最初は第１の記号であり後には「現在の」記号である、発見する記号のシーケンスの次の記号を選択し、
(iii) 前記現在の記号の値を前記現在のレコードへの指標として用いて、前記レコード内の対応する位置にある新しい現在のポインタを発見し、このポインタが他のＡレコードを指し示している場合はステップ(i) に戻り、そうでない場合は次に進み、
(iv) 前記現在のポインタがヌル値を含むかどうかチェックし、そうであれば探索手順を終了して「発見せず」を示し、
(v) そうではなく、前記現在のポインタが型Ｂのレコードを指し示している場合は、そのレコードを候補の記号のシーケンスとして検索し、
(vi) 前記候補の番号を１記号ずつ走査し、発見する記号のシーケンスの中の対応する記号と比較し、対応する位置の記号が一致しない場合または記号のシーケンス長さが異なる場合は、終了して「発見せず」を示し、両方の記号のシーケンスの全ての記号を比較して等しいことが分かった場合は、探索を終了して「発見した」を示す、
ことを特徴とする、データ構造内の記号のシーケンスを管理する方法。
【請求項４】 前記記号は数字を意味し、前記記号のシーケンスは電話番号を意味することを特徴とする、請求項１−請求項３のいずれかに記載のデータ構造内の記号のシーケンスを管理する方法。