JP2001525954A - 人工知能を用いた学習、分類、および最適化のための汎用システム - Google Patents

人工知能を用いた学習、分類、および最適化のための汎用システム

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JP2001525954A JP50801298A JP50801298A JP2001525954A JP 2001525954 A JP2001525954 A JP 2001525954A JP 50801298 A JP50801298 A JP 50801298A JP 50801298 A JP50801298 A JP 50801298A JP 2001525954 A JP2001525954 A JP 2001525954A
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Abstract

(57)【要約】 NP−ハード問題等を効率よく、迅速かつ正確に解くための並列的、分散形処理システムが提供される。このシステムは、選択された先行世代、すなわち親解答から一連の子解答を作成するために反復的、かつ知的に割当てられる並列プロセッサを使用している。このシステムは可能性がある次世代の解答を作成し、かつタスクへの最良の解答を見いだすためにプロセッサ資源を最も可能性がある領域に再割当てするために複数レベルの競争を採用している。それには家族間競争、および家族内部の競争が含まれる。システムの温度データが設定され、それぞれの後続の世代とともに次第に低減される。解答の作成にはある程度の無作為性が入れられる。無作為性と低下する温度を組入れた階層的、反復的な処理プロセスによって誘導進化をシミュレートしたアニーリング解答が作成される。サシステム。

Description

【発明の詳細な説明】 人工知能を用いた学習、分類、および最適化のための汎用システム 関連出願 本出願は1994年7月7日に出願された係属出願シリアルナンバー08/2 71,484号の部分継続出願である。 技術分野 本出願は多重プロセッサ・コンピュータ・システムに関し、特に極めて複雑な 課題を効率的に解決するようにされた多重プロセッサ・コンピュータ・システム に関する。このシステムには、例えばプロセッサ処理時間を極端に割当てない限 り、従来のコンピュータ技術では解決できない課題を迅速かつリアルタイムで解 決するようなより広範な用途があることが理解されよう。 発明の背景 容易に認識できる解答が得られない課題が多数存在している。しかし、これら の課題には実際には解答があることは周知とされている。このような最適化の問 題には2つの種類があり、それは順列(組合せ)的な最適化の問題と、連続的、 もしくは関数的な最適化の問題である。 (以下では“NP−ハード”または“NP−コンプリート”とも呼ばれる)順 列的最適化の問題の一般的な例には、“移動するセールスマンの問題”、“4色 マップの問題”等が含まれる。移動するセールスマンの問題では、セールスマン は多くの都市を訪問しなければならない。全ての都市に到着するために移動しな ければならない総マイル数が最小限になる旅行をスケジュール化することが望ま しい。勿論、このような解答は存在する。しかし、従来の演算では解答は畜力計 算で見いだすしかなかった。 4色マップの問題では、政治的区分の二次元マップが提供される。そのような 区分ごとに異なる色が割当てられるようにし、しかも隣接する2つの区分に同色 が与えられないようにするため、カラー計画を添付することが望ましい。そのよ うな解答があることは既に実証済みである。この場合も、選択は明確ではなく、 解答を得るには莫大な演算が必要である。 このようなNP−ハード問題にはその他に施設の配置計画問題がある。施設の 配置計画問題のタスクはnの立地にnの施設を割当てることである。各々一対の 施設の相互間の活動には負ではないウェートが関係している。各々の施設をウェ ートの合計と一対の施設間の距離との積が最小限になる立地に配置することが望 ましい。従来の探索技術で解答を得るのに充分な能力を従来のコンピュータで発 揮するのは困難であるか、実際的ではない。 関数的最適化の問題の場合、タスクは多次元空間で定義された連続関数のため に大域的最小値、または最大値(グローバル・ミニマムまたはマキシム)の位置 と数値を見いだすことである。例えば、品目のコストは品目のサイズと品目の重 量の双方の非一次関数であろう。定義された関数は複数の局域的最大値および最 小値(ローカル・マキシムおよびミニマム)を有する三次元プロットとして表す ことができよう。局域的最大値および最小値の周囲の“山”と“谷”の傾斜は極 めて著しいことがあるので、複雑な三次元景観が生ずる。一般的には、このよう な関数的最適化の問題の解答を見いだすために勾配探索(グラジェント・サーチ )技術が採用される。 このような問題の解答をリアルタイムで得ることが望ましい場合も多い。従来 のコンピュータ技術を利用せずにこのような問題を解決する初期の方法では、人 工知能を用いたシステムを採用してきた。従来の人工知能方式でも再び生ずる問 題点は“局域的最小値(ローカル・ミニマム)”の問題である。多くの解答の曲 線は第1の導関数がゼロであり、第2の導関数が負数である。これは一瞥しただ けで、全体的なシステム・ミニマム、および望ましい解答であるように見えよう 。更に探索すると、関数は実際には局域的最小値にて得られたことが明らかにな る場合が多い。このように、より好ましい広域的解答が得られるが、容易に認識 することができない。 人工知能を用いた別のシステムには、上記の2種類の最適化の問題の一方また は他方の解答をより見いだし易いものがあるかも知れない。双方の種類の最適化 の問題を解決するためにプロセッサ資源を有効に活用するシステムを提供するこ とが望ましい。発明の大要 本発明は上記の、およびその他の問題点を克服するための新規、かつ改良型の 演算システムに関するものであり、順列的最適化の問題と関数的最適化の問題を 迅速かつ正確に最良に解決するために、プロセッサ資源を有効に活用するための 人工知能を用いたシステムを提供するものである。 本発明に従って、誘導進化をシミュレートしたアニーリング(“GESA”) (guided evolutionary simulated annealing)と呼ばれる方式を利用した問題 解決のための並列的、分散形処理システムが提供される。このシステムはそれぞ れが独自の局部メモリを含む複数個のプロセッサ・ユニットを含んでいる。複数 のNのプロセッサの各々に“親”すなわち初期世代の解答が得られる。各プロセ ッサには初期の“温度”データが送られる。個々のプロセッサは割当てられた親 解答から“子”すなわち後期世代の解答を作成する。最良の子を判定するために 子どうしで競争が行われる。最良の子はその家族の親と競争して、次の世代の親 を決定する。この競争のベクトルが次の反復処理の際の親を形成する。最良の子 が親よりも優れていなくても、最良の子が次世代の親になることが可能である。 家族間で競争が行われ、次の反復処理の際に各家族に割当てられる子の数が決 定される。ある家族の全ての子が現在最良の大域的解答に関して評価され、家族 の適性が判定される。次の反復処理で各家族に割当てられる子の数はその家族の 適性によって定まる。次世代の親を作成する反復処理がそれぞれ行われた後、温 度係数が低減される。更に、この時点で予め選択された受入れ基準に対する、可 能性がある解答のテストが行われる。更に、予め設定された数の最大限の反復処 理が行われる。これらの2つのテストの結果によっては、選択的に問題を終了す ることができる。 本発明の更に別の側面に従って、前述の誘導進化をシミュレートしたアニーリ ングを実行する方法が提案される。 本発明の更に別の側面に従って、前述の誘導進化をシミュレートしたアニーリ ングを迅速かつリアルタイムで達成するようにされた特定のハードウェア・プラ ットフォームが提供される。 本発明の利点は、NP−ハード問題の最良の解答を迅速かつ正確に見いだすた めにプロセッサ資源の効率よい活用を促進するためのシステムを提供することに ある。 本発明の更に別の利点は、比較的安価なハードウェアを利用してNP−ハード 問題の解答を得ることにある。 本発明の更に別の解決方法は、多様な上記のような問題に容易かつ簡単に適応 できるNP−ハード問題の解答を得ることにある。 その他の利点は本明細書を読み、理解することによって当業者には明らかにな ろう。 図面の簡単な説明 本発明はある部分、および部分の構成で物理的な形態をとることがあり、その 好適な実施例は本明細書に詳細に説明されており、本明細書の一部をなす添付図 面に記載されている。 図1は誘導進化をシミュレートしたアニーリングを実現するためのハードウェ ア、多重プロセッサ・プラットフォームの構成図である。 図2は本発明に関連した図1のハードウェア構成の状態図である。 図3は誘導進化をシミュレートしたアニーリングの解法に関連したシステム全 体の機能の流れ図である。 図4は家族内部の解答競争の機能の流れ図である。 図5は家族相互間の解答競争の機能の流れ図である。 好適な実施例の詳細な説明 ここで図面を参照するが、図面は本発明の好適な実施例を説明する目的だけの ためであり、本発明を限定するものではない。図1は誘導進化をシミュレートし たアニーリングを利用して問題を解決するための並列、分散形処理を行うのに適 した多重プロセッサ・プラットフォームを示している。多重プロセッサAは複数 個の評価プロセッサ10i、10ii、...10nを含んでいる。各々の評価 プロセッサには独自の局部メモリ、すなわちRAM12i、12ii、...1 2nがそれぞれ備えられている。 各々の一対の評価プロセッサ/局部RAM10、12はプロセッサが局部プロ グラムで、局部データを用いてランできる機構を備えている。各々の評価プロセ ッサは更に制御プロセッコサとのデータ伝送のためのデュアルポート・メモリ1 4と接続している。RAM/評価プロセッサの複合体はトリステート・バッファ 14aおよび14bによって関連するアドレス・バスおよびデータ・バスから選 択的に絶縁される。デュアルポート・メモリ14のデュアル・データ・ポートの 一方は母線割当て制御回路によって使用可能にされ、他方のポート13は使用不 能にされる。母線割当て制御回路20はデュアルポート・メモリの制御を規定す るシステムの状態を記憶する。 制御プロセッサ28はデュアルポート・メモリ14に供給される命令とデータ で適宜にランすることができる。あるいは、制御プロセッサ28には各々の評価 プロセッサ10と連結された局部RAM12のような独自の局部RAMを備えて もよい。 図1の構成によって、本明細書に記載している本発明の誘導進化をシミュレー トしたアニーリングと関連した家族内部の解答の可能性並びに家族間の解答の可 能性を極めて効率よく、同時に処理することができる。それによって受入れ可能 な解答を効率よく迅速に決定でき、これはリアルタイムでも達成できる。図1の 多重プロセッサ・プラットフォームに関連して実行される特定のプロセスについ ては後述する。 図1の構成では、制御プロセッサ28並びに評価プロセッサ10の双方ともデ ュアルポート・メモリ14を制御することができる。制御プロセッサ28がメモ リおよびデータ・バスを制御している場合は、評価プロセッサは制御が解除され るまではメモリにアクセスすることはできない。同様に、評価制御プロセッサ1 2がデュアルポート・メモリ14を制御している場合は、制御プロセッサは解除 されるまではメモリにアクセスできない。メモリの制御状態は、後述するように システムの現行の状態によって定まる。 母線割当て制御回路20はシステムの現在の状態を記憶する役割を果たす。好 適な実施例では、母線割当て制御回路20内に配置されたレジスタ(図示せず) がシステムの現在状態を記憶する。評価プロセッサ10または制御プロセッサ2 8が現在のタスクの完了を信号で伝えると、制御プロセッサ28はシステムの状 態を更新する。制御プロセッサ28と評価プロセッサ10の双方とも母線割当て 制御回路20内のレジスタにアクセスして、現在の機械の状態を更新することが できる。このように、後述する一連のタスクのうちの次のタスクに進むことがで きる場合には、全てのプロセッサにその旨が伝えられる。 前述したように、好適な実施例では各評価プロセッサ10には対応する局部R AM12が備えられている。各々の評価プロセッサの局部メモリは他の評価プロ セッサとは共用されない。しかし、局部メモリは制御プロセッサ28によってア クセスできるので、何らかのパラメタ、データ、または関数等をロードすること ができる。基本的に、各評価プロセッサ10はそれぞれの局部メモリ内の機能に 特有のタスクを実行する。制御プロセッサ28は対応する局部RAM12を介し て、各評価プロセッサ10にサブタスクを割当て、分配する機能を果たす。制御 プロセッサ28はデュアルポート・メモリ14を介して各評価プロセッサに適宜 にパラメタを送ってもよい。あるいは、個々の評価プロセッサの局部メモリに直 接情報を送ってもよい。 以下に詳述するようにGESAシステムの実行中、制御プロセッサ28はタス クの表明を受け、親解答を判定し、反復処理ごとに各々の評価プロセッサ10ご とに親解答を割当て、現在の反復処理までに得られた最良の結果を判定し、新た な反復処理が必要であるか否かを判定し、かつ各反復処理で各家族に割当てられ るべき子の数を判定する。 評価プロセッサ10は各々、割当てられた親解答の目的値を判定し、親解答か ら子解答を作成し、子の目的値を判定し、子解答が受け入れられたか否かを判定 し、表示された各家族の受入れ数を判定する。 デュアルポート・メモリ14は制御プロセッサ28および評価プロセッサ10 のための通信インターフェースとしての役割を果たす。制御プロセッサ28と評 価プロセッサ10の双方ともデュアルポート・メモリ14にアクセスできる。し かし、制御は前述したようにシステムの現在の状態によって決まる。 本発明のハードウェア・プラットフォームの動作は、異なる5通りの動作状態 に関連して考察することが適切である。多重プロセッサ・プラットフォームA内 の各モジュールの動作はシステムの現在の状態によって決定される。以下の状態 の説明は図2に示されている。状態1 状態1はGESAアルゴリズムの入口点である。GESAアルゴリズムが完全 なプログラムの別の部分から呼び出されると、システムはこの状態に入る。ゴー ル関数が制御プロセッサに送られ、その時点でシステムは状態2に入る。状態2 状態2に入ると、制御プロセッサ28はデュールポート・メモリ14を完全に制 御した状態になる。これは評価関数、パラメタおよびデータをメモリにロードす るので、評価プロセッサ10はこれらを後の状態で用いることができる。加えて 、制御プロセッサ28は無作為にMの解候補を作成する。これらの解候補は親解 答、または親と呼ばれる。制御プロセッサ28は各親ごとにMのコピーを複製し 、評価プロセッサごとに局部メモリ12にコピーを記憶する。 状態2にある時、評価プロセッサ10は後述するように状態3に進むまでは、 母線割当て制御回路20に供給されたシステムの状態の読取りを継続する。制御 プロセッサ28は母線割当て制御回路20に信号を送って母線を解放する。この 時点で、システムの状態は1だけ増分する、すなわち状態3に入る。状態3 状態3にある間、制御プロセッサ28はシステムが状態4に進捗するまではシ ステムの状態の読取りを継続する。各々の評価プロセッサは親を受け、突然変異 をもたらしてそこから子解答、すなわち子を作成する。評価プロセッサは前記の 子の目的値と受入れ状態を評価し、戻す。各々の評価プロセッサは評価を終了す ると、母線割当て制御回路20にその旨の信号を送る。そこで、母線割当て制御 回路20は、全ての評価プロセッサ10がそれぞれの評価の完了を示す信号を送 った後で、システムの状態を1だけ増分する。それによって状態4に進む。状態4 状態4にある間、制御プロセッサ28は各家族からの次の世代の解の親と、受 入れ数とを判定する。次に、制御プロセッサは各々の親ごとに後続世代で作成さ れるべき子のプロセス数、すなわち子を計算する。その数に基づいて親の複製が 作成され、各々の評価プロセッサごとにそれぞれの局部メモリに記憶される。制 御プロセッサ28は更に最小の目的値を判定する。制御プロセッサは各々の評価 プロセッサ10に関連する局部メモリ12に前記最小の目的値を記憶する。この ように、各評価プロセッサは独自の受入れを決定することができる。 この評価は状態5に進むまでシステムの状態を読み取ることによって継続され る。制御プロセッサ28は現在の状態に関するタスクを終了した後で、母線割当 て制御回路にその旨の信号を送る。この時点で、状態は1だけ増分し、状態5に 入る。状態5 状態5にある間、制御プロセッサ28は終了基準をチェックする。このチェッ クで正の判定がなされると、最小の目的値を有する解がユーザー・プログラムに 戻される。そうではない場合は、制御プロセッサはシステムを状態3に戻し、そ こから再度進捗する。 誘導進化をシミュレートしたアニーリングの実行 ここで図3−5を参照すると、本発明の制御プロセスをより理解できる。GE SA探索技術は可能性があるNの解候補を推測することから始まる。好適な実施 例では、これらの候補は解答探索スペースから無作為に選択される。これらの候 補は親解答すなわち親である。最初に、各々の親は例えばM11である同数の子を 作成する。 前述したように、GESAシステムは2つのレベルの競争をもたらす。局域的 競争では、家族内の子(すなわち同じ親から作成された子)は互いに競争し、最 小の目的値を有する子だけが残存する。次にこの最良の子がそれ自体の親と競争 して、どちらが残存して次の反復処理の親になるかが判定される。最良の子がそ の親よりも優れている場合は、それが次の世代の親として受入れられる。最良の 子が親よりも優れていない場合は、子が受入れられる確率はボルツマンの確率で ある。好適な実施例では、最良の子は下記の場合に後続世代の親として受け入れ られる。すなわち、 yc<yP または、但し、 Yc=最良の子解答の目的値 Yp=最良の子解答に関連する親解答の目的値 p=0と1の間で無作為に分散する乱数 t1=温度係数 これは次世代の親を作成するための局域的競争を形成する。 第2のレベルの競争は家族間の競争である。次世代の各家族ごとに作成さられ るべき子の数は前記の第2のレベルの競争によって定まる。各家族ごとに適性の 尺度が計算され、第2レベルの競争で用いられる。 一般的な尺度は単一のポイントでの目的値に対する尺度でもよいであろう。し かし、このような尺度は変倚することがある。本発明ではその代わりにこのよう な尺度に関して全ての子が用いられる。各々の子は進化プロセス全体の全ての解 の候補についてそれまでに見いだされた最小の目的値と比較された目的値を有し ている。すなわち、子の目的値は先行の世代までに母集団全体で見いだされた最 小の目的値と比較される。子が最小の目的値よりも優れている場合は、それが受 け入れられ、家族のカウントが増分される。家族のカウントとは、他の家族と比 較された家族の適性の尺度である家族受入れ数のことでもある。子の目的値が最 小の目的値よりも劣っている場合は、子が受け入れられるる確率はボルツマンの 確率となり、家族のカウントは増分される。好適な実施例では、下記の場合に子 は受入れられ、家族のカウントは増分される。すなわち、 yc<yGL または、 但し、 Yc=最良の子解答の目的値 YGL=先行世代までの母集団全体で見いだされた解答の最小の目的値 p=0と1の間で無作為に分散する乱数 t2=温度係数 各世代で作成された子の総数Tはハードウェアの考慮を固定したことに拠るも のである。集中的に並列の機械では、処理素子の数は固定している。図1の評価 プロセッサ10の場合のように母集団のそれぞれの個々が処理素子によって処理 される限り、母集団のサイズは固定的であるべきであろう。 各家族ごとの次世代からの子の数は、下記の通り家族の受入れ数に比例するよ うに選択される。すなわち、 但し、 M’=その家族について作成される子の数 T=全ての家族ごとに利用できる子の総数、例えばM×Nの子 A=その家族の受入れ数 S=全ての家族の受入れ総数、すなわち家族のカウント このように、家族受入れ数で示される家族の適性に従って、家族間の再割当て されるべき一定の子の総数Tが残される。 上記の手順は、予め選択された反復処理数に達するまで、または受入れられる 解が見いだされる時間まで継続される。第2のレベルノ競争は地域情報の尺度を 与える効果を有している。受入れ数によってその地域の良好さの度合いに関する 情報が得られる。ある領域が(受入れ数が多いことによって判定された結果)最 適な解を得る可能性が高いものとの確信が得られれば、探索はその地域により意 図的に焦点を当てる。 好適な実施例では、(i)局部的競争、(ii)大域的競争、および(ii i)子世代の関数の各々が温度値を有している。システムはそれぞれについて初 期の温度値が高いほうから開始される。これらの温度値は、温度の低下を停止す る“凍結温度”に到達するまで各世代の後に低下する。各々の温度値を変更する 好適な方法は下記の数式で表される。すなわち、 但しCは1未満の定数である。 上記のシステムは競争による並列的にシミュレートされたアニーリングである と見なすこともできる。各家族とは子が並列的にトライアルに貢献する、多重ト ライアルで並列にシミュレートされたアニーリング機械であると考えてもよい。 GESAの実施例では、N個の並列的にシミュレートされたアニーリング機械が ある。より良好な解はより多くのトライアルを行い、より最も劣った解のトライ アルは少ない。トライアルの数は温度レベルの低下とともに増大するものとする 。家族間の競争(第2レベル、すなわち大域的競争)によってこのような機構が 得られる。最良の並列的にシミュレートされたアニーリング機械のトライアル数 (すなわち最良の家族から作成された子の数)は温度の低下、または反復処理回 数の増大とともに増加する。 特に図3を参照すると、本発明の汎用の制御プロセスをより明解に理解できよ う。この流れ図はGESAプロセス全体を詳細に示している。このシステムはブ ロック100で開始される。ブロック102で、制御プロセッサ28は(i)タ スクの表明、(ii)変数の名前、(iii)変数の範囲、(iv)目的関数を 受け、かつ探索パラメタの値、例えば初期温度値が3つの温度値t1、t2および t3の全てについて設定される。家族の数N並びに子の総数T=M×Nが特定さ れ、但しMは最初の反復処理で各家族Nに割当てられる子の数である。次にシス テムはブロック104に進む。 ブロック104では、N個の初期の親解答が制御プロセッサによって無作為に 選択される。制御プロセッサは各々の親の記述を記入して、初期のN個の親をN 個の評価プロセッサに割当てる。次に制御プロセッサは最初にM個の子をN個の それぞれの親に割当てることによって、家族を形成する。子には親または家族の 親族関係を示すためのIDが与えられる。特定の子は新たな家族の割当てに関わ りなく、後続の反復処理全体を通して同じプロセッサに留まる。更に、あるプロ セッサを子の処理だけのために確保しておいてもよく、それによってプロセッサ の総数がN以上になることがある。上記のようにプロセッサに子を割当てること によって、家族の適性に応じて子を再割当てすることにより特定の家族のサイズ が増大するにも係わらず、プロセッサ資源を効率よく活用できる。ブロック10 4では更に、評価プロセッサが評価プロセッサに割当てられた各親ごとに目的関 数を評価する。各々の親解答の目的値は制御プロセッサに戻される。制御プロセ ッサは次に全ての親解答の目的値を順序付けし、最小の親の目的値を初期の大域 的最小値の目的値YGLとして記入、すなわち保存する。 次に、ブロック106で、評価プロセッサはそれらの親、すなわち親解答から 子、すなわち子解答を作成する。親解答内の無作為に選択された要素の簡単な突 然変異を利用して子が作成される。好適には、無作為な変更はt3に比例する。 ブロック108で、第1のレベルの(家族内部、すなわち局域的)競争が行わ れ、次世代用にどの親を使用すべきかが判定される。この競争は家族内の最良の 子を判定するために子の間で行われる。次に、最良の子が次世代の親となるべく その親と競争する。 図4を参照すると、次世代の親を選択する処理プロセスがより明解に示されて いる。処理プロセスはブロック160で開始される。次に、ブロック161で、 これから次世代の親を決めなければならない家族が選択される。ブロック162 で、評価プロセッサは選択された家族の各々の子の目的値を判定する。次に、ブ ロック164で、評価プロセッサは評価プロセッサに表示された各々の家族から 最良の子、すなわち最小の目的値を見いだす。家族のうちの最良の子はその家族 IDとともにそれぞれの親と競争するべく制御プロセッサに戻される。ブロック 166で、最良の子とその親との競争が開始され、そこで最良の子の目的値がそ の親の目的値よりも優れているか否かの判定が行われる。ブロック166での判 定が肯定であった場合は、処理プロセスはブロック168に進み、そこで最良の 子が次世代の親として受入れられる。ブロック166での判定の結果が否であり 、最良の子がその親よりも劣っていることが示された場合は、処理プロセスはブ ロック172に進む。ブロック172で、最良の子が前述のようなボルツマンの 確 率の基準を満たすか否かの判定がなされる。ブロック172での判定が肯定であ った場合は、プロセッサはブロク168に進み、そこで子が次世代の親として選 択される。ブロック168から、処理プロセスは次にステップ170に進み、そ こで次世代用の全ての親が選択されたか否かの判定が行われる。全ての家族が評 価され、次世代の親が全て選択されると、処理プロセスはステップ172に進み 、そこで第1レベルの競争手順は終了する。ステップ170での判定が否であり 、追加の家族が未だ次世代の親を決定すべきであることが示されると、処理プロ セスはブロック161に戻る。ブロック161で、これからアドレス指定される べき次の家族が選択され、処理プロセスは前述のように新たに選択された最良の 子と親の評価を継続する。 ブロック172におけるボルツマンの確率の基準の判定が否であり、親が競争 の勝者であることが示された場合は、処理プロセスはブロック174へと継続さ れ、そこで親は次世代の親として受入れられる。ブロック174から、処理プロ セスはブロック170に進み、前述のように残りの処理プロセスが継続される。 各家族について、制御プロセッサは次世代の親のIDを特定し、かつ記入する 。制御プロセッサは全ての目的値を比較して、新たな大域的最小値の目的値YGL を判定する。次に新たな大域的目的値は制御プロセッサに記入され、それが評価 プロセッサによって利用される。全ての家族が第1レベルの競争を完了し、全て の次世代の親が選択され、記入された後、処理プロセスは図3に示した全体的な 制御プロセスに戻る。 図3を再び参照すると、処理プロセスはブロック110へと続き、そこで予め 選択された基準に対するテストが行われて、受入れ可能な解が見つかったか否か が判定される。判定の結果が肯定である場合は、ブロック112で手順が終了、 すなわち完了する。判定が否である場合はブロック114で照会がなされる。こ の照会によって、予め設定された回数の反復処理が完了したか否かが判定される 。この場合も、判定の結果が肯定である場合は、ブロック112で手順が終了す る。判定が否である場合は処理プロセスはブロック116に進む。ブロック11 6で、温度係数t1、t2およびt3が前述のように低減される。 次に、図5を参照して図3のブロック118に記載のような第2レベル、すな わち家族間の競争に関連する手順を詳細に説明する。 家族間の大域的競争はブロック200で開始される。ブロック210で、評価 プロセッサはそこに表示された家族について数値COUNTをゼロに設定する。 ステップ210で、これからアドレス指定されるべき次の家族が選択される。選 択された家族は次に、ブロック214で処理が開始される。この時点で、これか ら処理されるべき子がブロック216で選択され、その子の目的値がテストされ て、それが最も低い大域的最小値の目的値YGLであるか否かが判定される。判定 が否である場合はブロック218に進み、その時点で上記の方程式がテストされ る。ブロック216での判定が肯定である場合は処理プロセスはブロック220 に進む。この時点で、家族の値COUNTが増分される。 ブロック218に戻ると、判定の結果が肯定である場合は前述のようにブロッ ク220に進む。ブロック220の出力によって、並びにブロック218での判 定の結果が否である場合は、ブロック222に進む。この時点で、戸特定の家族 内の全ての子のアドレス指定が終了したか否かの判定が行われる。否である場合 は、ブロック214で次の子が再び選択される。終了している場合は、ブロック 224に進む。 ブロック224で、特定の家族の受入れ数が数値COUNTに等しく設定され る。評価プロセッサはそこに表示された全ての家族の受入れ数を判定し、受入れ 数を制御プロセッサへと返送する。ステップ226で、各評価プロセッサはそこ に表示されている全ての家族の評価が終わったか否かを判定する。判定の結果が 否である場合は、処理プロセッスはブロック212に戻る。ブロック226での 判定が肯定であり、全ての家族の評価が完了したことが示された場合は、処理プ ロセスはブロック228に続く。この時点で、全ての家族の処理は完了し、受入 れ数が与えられている。次に、ブロック230で、次世代で作成されるべき子の 数に関して前述の計算が行われる。ルーチンは232で終了し、その時点で図3 のブロック112に戻る。 上記に詳細に記載したGESAシステムは幾つかのNP−コンプリート問題に 適用された。それぞれの場合で、GESA方式はそのような問題を解く迅速で正 確な手段であることが実証された。GESAシステムは(i)最も可能性が高い 解答の領域に問題解法のタスクの焦点を絞るために、プロセッサ資源を再割当て する効率が高い誘導最適化技術であり、(ii)プロセッサ間で処理タスクを効 率よく分散し、(iii)局域的最小値から脱出する能力を有し、かつ(iv) 任意の精度で解答をカバーする能力を有していることが同業者には理解されよう 。GESAアルゴリズムは2進ストリングによって課される直線的表現の拘束を 受けず、新たな子の解答を作成する際に対合(ペアリング)を要しない。 本発明を好適な実施例を参照して説明してきたが、本明細書を読み、理解すれ ば明らかに修正や変更が可能であろう。添付の請求の範囲またはそれと同等の範 囲内にある限り、そのような修正や変更の全てが本発明に含まれることを意図す るものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA, UG,US,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.誘導進化をシミュレートしたアニーリングを利用した問題解決のための並列 的、分散形処理システムにおいて、 予め選択された数の反復処理を表すデータを記憶するための反復処理データ 記憶装置と、 無作為に作成された親解答の数を表す整数Nを記憶する手段と、 N個の親解答のそれぞれに子解答の数を表す整数Mを割当てる手段と、 複数個のプロセッサ・ユニットを表す整数Pのそれぞれの間にM×Nの子解 答を割当てる手段と、 Nの親解答の1つを表すデータを受ける手段と、 親解答と、親解答から作成された全ての子解答とが家族を形成する形式 で、受信されたNの親解答の1つから子解答を作成する手段と、 作成手段から作成された各々の子解答を予め選択された大域的基準と比 較するための大域的比較手段と、 作成手段から作成された各々の子解答を予め選択された局域的基準と比 較するための局域的比較手段の出力に従って、作成手段によって作成された、 次世代の親解答を形成するサブセットN’の子解答を選択するための選定手段 と、 を含む複数個のPのプロセッサ・ユニットを使用可能にする手段と、 大域的比較手段に応答してN’の親解答の各々の間にM×Nの数の子解答を 再割当てする手段と、 (i)反復処理データ記憶装置に記憶された予め選択された数の反復処理を 表すデータとの比較に基づいて所定数の反復処理に達すること、 (ii)先行する子解答のサブセットから受入れ可能な解答が達成されるこ と、の少なくとも一方に達するまで、次世代のNの親プロセスとしてN’の子 解答を複数のPのプロセッサ・ユニットに反復的に通信する手段と、 を備えてなることを特徴とする並列的、分散形処理システム。 2.初期温度tを表す温度データを記憶するための温度データ記憶装置と、 予め選択された反復処理回数のそれぞれの反復処理中に温度データの値を低 減する手段とを更に備えたとともに、 選定手段が温度データに従って子解答のサブセットを選択するための手段を 含むことを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の誘導進化をシミュレートし たアニーリングを利用した問題解決のための並列的、分散形処理システム。 3.家族内の親解答の目的値YPを計算するための手段と、 家族内の子解答目的値YCを計算するための手段と、 家族内の子解答に関連する最小の目的値を表す値を記憶する手段と、 子解答に関連する最小の目的値を家族内の親の目的値に対してテストするテ スト手段と、を更に備えたとともに、 選定手段がテスト手段の出力に従って子解答のサブセットを選択するための 手段を含むことを特徴とする、請求の範囲第2項に記載の誘導進化をシミュレ ートしたアニーリングを利用した問題解決のための並列的、分散形処理システ ム。 4.テスト手段が子解答を下記の関係式、すなわち yc<yP または、 但し、 Yc=最良の子解答の目的値 Yp=最良の子解答に関連する親解答の目的値 p=0と1の間で無作為に分散する乱数 t1=温度係数 の少なくとも一方に従って、局域的基準に対してテストすることを特徴とす る、請求の範囲第3項に記載の誘導進化をシミュレートしたアニーリングを利 用した問題解決のための並列的、分散形処理システム。 5.大域的比較手段が予め選択された大域的基準に応じてカウント値を増分する 手段を含むことを特徴とする、請求の範囲第3項に記載の誘導進化をシミュレ ートしたアニーリングを利用した問題解決のための並列的、分散形処理システ ム。 6.予め選択された大域的基準が、下記の関係式、 yc<yGL または、 但し、 Yc=最良の子解答の目的値 YGL=先行世代までの母集団全体で見いだされた解答の最小の目的値 p=0と1の間で無作為に分散する乱数 t2=温度係数 の少なくとも一方に従うことを特徴とする、請求の範囲第5項に記載の誘導進 化をシミュレートしたアニーリングを利用した問題解決のための並列的、分散 形処理システム。 7.M×Nの数の子をN’の親のそれぞれの間に再割当てする手段が、 但し、 M’=その家族について作成される子の数 T=全ての家族ごとに利用できる子の総数、例えばM×Nの子 A=その家族の受入れ数 S=全ての家族の受入れ総数、すなわち家族のカウント に従うことを特徴とする、請求の範囲第6項に記載の誘導進化をシミュレート したアニーリングを利用した問題解決のための並列的、分散形処理システム。 8.複数個のNのプロセッサが使用可能になるごとに、複数個のプロセッサ・ユ ニット各々についてカウント値を増分する手段を更に備えてなることを特徴と する請求の範囲第7項に記載の誘導進化をシミュレートしたアニーリングを利 用した問題解決のための並列的、分散形処理システム。 9.誘導進化をシミュレートしたアニーリングを利用した問題解決のための並列 的、分散形処理方法において、 予め選択された数の反復処理を表すデータを記憶するステップと、 無作為に作成された親解答の数を表す整数Nを記憶するステップと、 複数個のNのプロセッサ・ユニットを同時に使用可能にするステップと、 N個の親解答の1つを表すデータを各プロセッサ・ユニットで受けるステッ プと、 Mの子解答を家族を形成するNの親解答のそれぞれ1つに割当てるステップ と、 M×Nの子解答を複数個のプロセッサ・ユニット間に割当てるステップと、 各プロセッサ・ユニット内で、Nの親解答の1つから子解答を作成するステ ップと、 各プロセッサ・ユニット内で、作成ステップで作成された各々の子解答を予 め選択された大域的基準と比較するステップと、 家族の子と予め選択された大域的基準との比較に応じて、各家族の適性を判 定するステップと、 家族の子を予め選択された大域的基準と局域的に比較するステップの出力に 従って、作成ステップで作成されたN’の子解答のサブセットを選択するよう に選定し、その際に子解答のサブセットは次世代の親解答を形成するステップ と、 適性の判定に応じてN’の親解答のそれぞれの間にM×Nの数の子解答を再 割当てするステップと、 (i)反復処理データ記憶装置に記憶された予め選択された数の反復処理を 表すデータとの比較に基づいて所定数の反復処理に達すること、 (ii)先行する子解答のサブセットから受入れ可能な解答が達成されるこ と、の少なくとも一方に達するまで、次世代のNの親プロセスとしてN’の子 解答を複数のPのプロセッサ・ユニットに反復的に通信するステップと、 からなることを特徴とする並列的、分散形処理方法。 10.家族内の親解答の目的値YPを計算するステップと、 家族内の子解答目的値YCを計算するステップと、 家族内の子解答に関連する最小の目的値を表す値を記憶するステップと、 子解答に関連する最小の目的値を家族内の親の目的値に対してテストするス テップとからなり、 選定ステップが更に、テスト手段の出力に従って子解答のサブセットを選択 するステップを含むことを特徴とする、請求の範囲第9項に記載の誘導進化を シミュレートしたアニーリングを利用した問題解決のための並列的、分散形処 理方法。 11.初期温度tを表す温度データを記憶するステップと、 予め選択された反復処理回数のそれぞれの反復処理中に温度データの値を低 減ステップと、 温度データに従って子解答のサブセットトを選択するステップと、 からなることを特徴とする請求の範囲第10項に記載の誘導進化をシミュレー トしたアニーリングを利用した問題解決のための並列的、分散形処理方法。 12.家族の適性を判定するステップが、予め選択された大域的基準との比較に応 答してカウント値を増分するステップを含むことを特徴とする請求の範囲第1 1項に記載の誘導進化をシミュレートしたアニーリングを利用した問題解決の ための並列的、分散形処理方法。 13.複数個のNのプロセッサが使用可能になるごとに、複数個のプロセッサ・ユ ニット各々についてカウント値を増分するステップを更に含むことを特徴とす る請求の範囲第12項に記載の誘導進化をシミュレートしたアニーリングを利 用した問題解決のための並列的、分散形処理方法。 14.テスト手段が局域的比較を下記の関係式、すなわち yc<yP または、 但し、 Yc=最良の子解答の目的値 Yp=最良の子解答に関連する親解答の目的値 p=0と1の間で無作為に分散する乱数 t1=温度係数 の少なくとも一方に従って行うステップを更に含むことを特徴とする、請求 の範囲第10項に記載の誘導進化をシミュレートしたアニーリングを利用した 問題解決のための並列的、分散形処理方法。 15.誘導進化をシミュレートしたアニーリングを利用した問題解決のための並列 的、分散形処理システムのための並列的プロセッサ・システムにおいて、 複数個の評価プロセッサと、 各評価プロセッサと連結された局部メモリであって、各々が、 Nの親解答の1つを表すデータを記憶する手段と、 計算の反復処理回数を表すカウント値を記憶する手段と、 受入れ可能な最小目的値を表すデータを記憶する手段と、 を含む局部メモリと、 評価プロセッサの各々と選択的にデータ通信する共通メモリであって、 予め選択された反復処理回数を表すデータを記憶する手段と、 無作為に作成された親解答の数を表す整数Nを記憶する手段と、 初期温度tを表す温度を記憶するための温度データ記憶装置と、 所定の問題の受入れ可能な解答を表すデータを記憶する手段と、 を含む局部メモリを備えてなり、 各評価プロセッサが、 Nの親解答の1つを表すデータを受ける手段と、 子解答の数を表す整数MをNの親解答の各々に割当てる手段と、 M×Nの子解答を複数個の評価プロセッサの間に割当てる手段と、 Nの親解答の1つから子解答を作成する作成手段と、 各々の子解答を予め設定された大域的基準と比較する大域的比較手段 とと、 作成手段によって作成された各々の子解答をその親の目的値と比較す る局域的比較手段と、 局域的比較手段の出力に従って作成手段によって作成された、次世代 の親解答を形成するN’の子解答のサブセットを選択するための選定手段と、 を含み、かつ、 大域的比較手段に応じてM×Nの数の子解答をN’の親解答の各々の間に再 割当てするための手段を備えてなにことを特徴とする並列的プロセッサ・シス テム。 16.予め選択された大域的基準が、下記の関係式、 yc<yGL または、 但し、 Yc=最良の子解答の目的値 YGL=先行世代までの母集団全体で見いだされた解答の最小の目的値 p=0と1の間で無作為に分散する乱数 t2=温度係数 の少なくとも一方に従うことを特徴とする、請求の範囲第15項に記載の誘導 進化をシミュレートしたアニーリングを利用した問題解決のための並列的、分 散形処理システム。 17.各々の局部メモリと共通メモリとの間の伝送を調整するための母線割当て制 御手段を更に備えてなることを特徴とする請求の範囲第15項に記載の誘導進 化をシミュレートしたアニーリングを利用した問題解決のための並列的、プロ セッサ・システム。 18.各々の次世代の親解答を評価プロセッサのサブセットに割当てるため、母線 割当て制御手段およびシステム・メモリとデータ通信する制御プロセッサを更 に備えてなることを特徴とする請求の範囲第17項に記載の誘導進化をシミュ レートしたアニーリングを利用した問題解決のための並列的プロセッサシステ ム。 19.共通メモリが、記憶されたデータを複数個のプロセッサが同時にアクセスし 易くするためのデュアルポート・メモリからなることを特徴とする請求の範囲 第18項に記載の誘導進化をシミュレートしたアニーリングを利用した問題解 決のための並列的プロセッサシステム。 20.制御プロセッサが局域的データおよびそのための命令を記憶するための独自 の局部メモリを含むことを特徴とする請求の範囲第18項に記載の誘導進化を シミュレートしたアニーリングを利用した問題解決のための並列的プロセッサ システム。
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