JP2001518592A - 熱力学的サイクルの支援でエントロピを伝達する装置と方法 - Google Patents

熱力学的サイクルの支援でエントロピを伝達する装置と方法

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JP2001518592A
JP2001518592A JP2000514054A JP2000514054A JP2001518592A JP 2001518592 A JP2001518592 A JP 2001518592A JP 2000514054 A JP2000514054 A JP 2000514054A JP 2000514054 A JP2000514054 A JP 2000514054A JP 2001518592 A JP2001518592 A JP 2001518592A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱力学的サイクルの支援でエントロピを伝達する装置と方法 【解決手段】 様々な圧力にある作動物質を交換することによる機械的エネルギの変換によって、他の部分的システムを組み込むこと、また、熱力学的サイクルプロセスを熱エネルギ移送、熱エネルギ蓄積または簡単な太陽熱収集システムの構造にカップリングさせることによって1つの作動物質の温度を修正することが容易となる.この場合、光集中、透明絶縁及び透明絶縁通過流が組み合わされる。本発明は、太陽エネルギや太陽熱源に用いたり、局所的ポンピング能力要件を供給して、機械的な起動や、電気的エネルギや、高温/低温洗浄や分離及び少なくとも1つの物質の化学的及び物理的変性を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 問題 例えば太陽エネルギの使用のような、又は例えば揚水力、機械的駆動、電気エ
ネルギーの所要の局所的供給のための、及び周期的に進行する熱力学的サイクル
へのカップリングによる、熱の供給及び少なくとも1つの物質の寒冷、清浄、分
離、化学的又は物理的変化の生成のための、生物資源の燃焼、廃熱又は地熱等の
熱発生源の使用のような、エントロピの伝達の場合に、 ・装置全体の構成又は、方法全体の運転順序の構成、 ・この場合に必要とされる熱的又は機械的エネルギの移送、 ・機械的エネルギの転換のためのこのような場合に用いることができる方法又は
装置、又は ・組み込まれたエネルギ蓄積メカニズム のために、設計的、技術的、財政的又は生態学的経費とともに、エネルギ担体又
は機械的エネルギの所要の消費をできるだけ低くすることがその目的となる。
【0002】 これまで用いられてきた熱力学的サイクル(スターリングエンジン、蒸気ター
ビン)は、それぞれの場合に一定温度の2つの熱槽にカップリングされる。その
結果、エネルギの移送は、相遷移を伴う物質の流れ(熱パイプ)を通して(放物
面鏡又は光導体を用いる)光学的方法によってのみ行われる。目的は熱エネルギ
の等温交換であるので、熱エネルギは化学的蓄積形態又はPCM装置にのみ蓄積
され得る。その結果、多くの応用例にとって望ましい集熱器によるエネルギの集
中、移送及び蓄積に要する経費は非常にしばしば過度に増大する。装置のできる
だけ少ない消費で冷気又は圧縮空気を直接供給することが目的ならば、多くの周
知のシステムにおいて電力を通じて通る経路を選択することが必要である。 目的 例えば太陽エネルギの使用のような、又は例えば揚水力、機械的駆動、電気エ
ネルギーの所要の局所的供給のための、及び可能な限り高効率の周期的に進行す
る熱力学的サイクルへのカップリングによる、熱の供給及び少なくとも1つの物
質の寒冷、清浄、分離、化学的又は物理的変化の生成のための、生物資源の燃焼
、廃熱又は地熱等の熱発生源の使用のような、エントロピの伝達の場合に、 ・装置全体の構成又は、方法全体の運転順序の構成、 ・この場合に必要とされる熱的又は機械的エネルギの移送、 ・機械的エネルギの転換のためのこのような場合に用いることができる方法又は
装置、又は ・組み込まれたエネルギ蓄積メカニズム のために、設計的、技術的、財政的又は生態学的経費とともに、エネルギ担体又
は機械的エネルギの所要の消費をできるだけ低くすることが本発明の主要目的で
ある。 発明の本質 本発明に従えばこの目的は、作動流体が満たされた1つの作動体積が、1つ以
上のバルブ、及び例えば1つ以上のピストン、液体ピストン又はダイアフラム等
の機械的圧力装置を選択的に伴った又は伴わない、及び1つ以上の液体界面を伴
った又は伴わない1つ以上の圧力ハウジングによって、他のスペース又は周囲か
ら主として画されている、エントロピ伝達のための装置及び方法を用いて達せら
れる。その装置において、 ・作動流体が最大量の時に流れ、それぞれの作動状態において作動流体が流れる
異なる温度の等温表面が形成される熱力学的プロセスに対して必然的に活性化す
る熱伝達表面を有する互いに境界が画された少なくとも2つの構造体又は構造体
部品、 ・部品又は構造体部品間に接続的に及び主として密封的に配置され再生器の動作
を備えた、例えば(折畳式)ダイアフラム、折畳まれた、伸縮自在の又は弾力性
のシート、形状変形可能な再生器又は液体界面等の、選択的にゼロ個の又は1つ
以上の部品又は構造体部品、 ・あるいはこの作動体積内で移動可能な1つ以上又はゼロ個のディスプレイサピ
ストン、 ・及び作動流体の制限条件 は、相対的体積と重複しないように、最小の大きさをもつ1つ以上の部分体積の
境界を定め、主に周期的に進行する熱力学的サイクルの期間中それによって作動
する制御システム部品に部分的には基づく。作動体積に対するこの部分体積の比
は、増大したり減少したりする。その間この作動体積は、この作動体積内の作動
流体の圧力に応じて、より少ない程度に大きさのみが変化する。それぞれの場合
に、バルブの開閉時間は熱力学的サイクルに大きく影響し、このバルブは、部分
的に異なる圧力に関連して1つ以上の作動流体で満たされている1つ以上の外部
スペースからこの作動体積を画す。その圧力は、これらの期間中のこの作動体積
の周期的圧力変化により少なく関連してのみ変動する。この1つ以上の特定のバ
ルブは(上に特徴づけられた期間中に)制御システム又は流れの圧力によって開
かれ、これらの期間の合間の別の期間中には閉じられる。その別の期間中におい
て、この作動体積内の作動流体の圧力は、前記の又は更なる部品又は構造体部品
の変位を通して、制御システム及びこの作動体積内の作動流体の平均温度に帰結
する変動によって、及び/又は機械的圧縮装置による作動流体の大きさの変動に
よって、増大又は減少する。上で規定された各部分体積のこの作動体積に対する
比は決定的に小さな程度でのみ変化する。この場合この期間に比べて非常に長い
期間においては、滑動する温度又は複数の温度レベルに結びついた連続的な又は
周期的に増大減少する質量の流れの1つ以上の物質の熱エネルギの吸収又は生成
がある。そしてこの作動体積においては、1つ以上の作動手段が周期的熱力学サ
イクルを横断する作動流体として少なくとも部分的に機能する。
【0003】 本発明に従う方法は、本発明に従ってエントロピ伝達のための装置に向けられ
る、 そこにおいて、作動流体が満たされた1つ以上の作動体積が、例えば1つ以上
のピストン、液体ピストン又はダイアフラム等の機械的圧縮装置を伴う又は伴わ
ない1つ以上のバルブ及び1つ以上の圧力ハウジングによって、及び1個以上の
又はゼロ個の液体界面によって、他のスペース又は周囲から主として境界を画さ
れる。そこにおいて、 ・作動流体が最大量の時に流れ、それぞれの作動状態において作動流体が流れる
異なる温度の等温表面が形成される熱力学的プロセスに対して必然的に活性化す
る熱伝達表面を有する互いに境界が画された少なくとも2つの構造体又は構造体
部品、 ・部品又は構造体部品間に接続的に及び主として密封的に配置され再生器の動作
を備えた、例えば(折畳式)ダイアフラム、折畳まれた、伸縮自在の又は弾力性
のシート、形状変形可能な再生器又は液体界面等の、選択的にゼロ個の又は1つ
以上の部品又は構造体部品、 ・あるいはこの作動体積内で移動可能な1つ以上又はゼロ個のディスプレイサピ
ストン、 ・及び作動流体の制限条件 は、相対的体積と重複しないように、最小の大きさをもつ1つ以上の部分体積の
境界を定め、主に周期的に進行する熱力学的サイクルの期間中それによって作動
する制御システム部品に部分的には基づく。作動体積に対するこの部分体積の比
は、増大したり減少したりする。その間この作動体積は、この作動体積内の作動
流体の圧力に応じて、より少ない程度に大きさのみが変化する。それぞれの場合
に、バルブの開閉時間は熱力学的サイクルに大きく影響し、このバルブは、部分
的に異なる圧力に関連して1つ以上の作動流体で満たされている1つ以上の外部
スペースからこの作動体積を画す。その圧力は、これらの期間中のこの作動体積
の周期的圧力変化により少なく関連してのみ変動する。この1つ以上の特定のバ
ルブは(上に特徴づけられた期間中に)制御システム又は流れの圧力によって開
かれ、これらの期間の合間の別の期間中には閉じられる。その別の期間中におい
て、この作動体積内の作動流体の圧力は、前記の又は更なる部品又は構造体部品
の変位を通して、制御システム及びこの作動体積内の作動流体の平均温度に帰結
する変動によって、及び/又は機械的圧縮装置による作動流体の大きさの変動に
よって、増大又は減少する。上で規定された各部分体積のこの作動体積に対する
比は決定的に小さな程度でのみ変化する。この場合この期間に比べて非常に長い
期間においては、滑動する温度又は複数の温度レベルに結びついた連続的な又は
周期的に増大減少する質量の流れの1つ以上の物質の熱エネルギの吸収又は生成
がある。そしてこの作動体積においては、1つ以上の作動手段が周期的熱力学サ
イクルを横断する作動流体として少なくとも部分的に機能する。
【0004】 好ましい理想化の観点から、作動体積におけるサイクルの全体には、一定温度
の2つの熱リザーバ間を平行して進行する複数のサイクルを割当てることができ
る。これらのサイクルの各熱リザーバには作動体積の部分体積が割当てられ、そ
の部分体積は作動流体で満たされ上述のように規定される。連続的な又は周期的
に増大減少する質量の流れの1つ以上の物質がこうして、これらのサイクルのよ
り高温の又はより低温の熱リザーバに接触する際の全温度変化にわずかに関連す
る温度の相違にもとづいて熱エネルギを吸収又は生成することによって、加熱さ
れ又は冷却される。相又は化学的組成物物の変化が可能となる。
【0005】 太陽エネルギを用いるために、連続的な又は周期的に増大減少する質量流の少
なくとも1つの物質に、滑動する温度又は複数の温度レベルに関連して熱エネル
ギが与えられる。
【0006】 組み込まれた集熱を構築する際に、以下の諸原理を広い温度範囲にわたる温度
変化に基づいて非常に効果的に組み合わせることが可能となる: ・光学的集中; ・半透明絶縁体;および ・半透明絶縁体を通る流れ。 作動手段の通過に関連して、例えば砂利の堆積等の大きな表面積を有する感応性
の高いアキュムレータを用いて非常に効果的な及び大きな費用効果を伴う熱エネ
ルギの交換が可能となる。熱エネルギの移送は、例えば空気等の容量の大きな作
動手段の移動によって行われる。
【0007】 1つ以上の作動手段の圧力変化はまた、機械的エネルギ移送のための、又はよ
り具体的な問題を解決するための単純な更なる伝達又は変換への橋渡しとしての
、非常に故障の少ないインフラストラクチャを用いるという可能性を残す。
【0008】 これらの問題は既に独国特許第3607432A1号において部分的に取上げ
られている。この特許はサイクルの理論的な原理の説明を含んでいる。引用:3
列45行:“Vorliegende Erfindung liefert
die Erkenntnisse und praktischen Ver
fahren,um auch miteiner Warmezufuhr
bei gleitender Temperatur den Carnot
−Wirkungsgrad erreichen zu konnen.”[
「本発明は、滑動する温度とともに熱供給が行われる場合でもカルノー効率を達
成することができる知識及び実際的経験を提供する。」]。対応する熱機関の概
念は、前記特許の出願者によって、Eindhoven(オランダ)における第
6回国際スターリングエンジン協会1993年3月26日〜27〜28日の会議
録に与えられている。
【0009】 前記の特許は、広い温度範囲にわたる熱エネルギの変換による物理的(相)及
び/又は化学的変化について述べていないが、これらの問題は同じ核心的問題に
溯ることができる:分圧の様々な比率のために、混合気体の一部分を液化するた
めには一般に、ある温度範囲にわたって熱エネルギを取出すことが必要である。
従って混合気体を気化させる際、ある温度範囲にわたって又は複数の温度におい
て熱エネルギーを供給することが必要となる。
【0010】 同じことが、複数温度において又はある温度範囲にわたって熱エネルギの吸収
又は生成が行われる化学的プロセスについても当てはまる。
【0011】 引用した特許の従属請求項及び独立請求項は、作動流体に利用できる作動体積
が周知のスターリングエンジン内にある再生器、冷却器及びヒータのようなそこ
を流体が流れる強固に接続された構造体によって周期的に変動する2つの部分体
積のみに分割されている場合は、再生駆動可能な機械又は熱機関への限定を含ん
でいる。
【0012】 前記特許に述べた機械のように適切な体積、温度差及び速度を有するスターリ
ングエンジンについて、等温的モデルにを用いて引き続き述べる。参考:“St
udie uber den stand der Stirling−Mas
chinen Technik”[「スターリングエンジン技術の状態の研究」
];1995年BMBFの委員会において;開発コード:0326974;3.
2章55ページより。
【0013】 作動気体の、部分体積に隣接するシリンダ壁又は熱交換器との接触は、このモ
デルの応用に関連したいかなる相違をも示さない。このモデルが前述の特許の中
で述べられている機械に適用される場合、作動体積の加熱された部分体積内の作
動気体は、温度Tkに冷却された部分体積がより小さいときには温度Tにおい
て大部分等温的に膨張し、部分体積の比率が逆の場合には大部分等温的に圧縮さ
れる。この場合作動気体は、2つの熱リザーバ間のサイクルを横断する。このと
き熱エネルギは一定温度においてリザーバから又はリザーバへ取出され又は供給
される。作動気体のサイクルを除外すれば、温度−エントロピダイアグラムにお
いて又は圧力−体積ダイアグラムにおいて関連する領域を割当てることが可能な
サイクルは、この機械には存在しない。熱力学の第2法則を破ることなく、T 未満の温度において機械に供給される熱エネルギを冷却器に移送することが可能
なのは、不可逆的現象による場合のみである。同様に、Tk以上の温度において
機械から取出される熱エネルギは、不可逆的現象によってのみ移送可能であり、
それはヒータから生じなければならない。何故ならば、気体で満たされた作動体
積の最も低温の部分体積の温度レベルからより高い温度レベルまで熱エネルギを
押し上げる機械の中で進行する、対応するサイクルは存在しないからである。こ
のモデルに基づいた場合、前記の特許において述べられた機械が設定された目的
を達成できるとはほとんど想定できない。 利点 言及していない装置及び又は方法においては、エネルギバランスの相殺目的で
全サイクル期間にわたって供給され(消費され)又は出力する(獲得する)機械
的作動は、1つ以上の流体の1つ以上の特定量が1つの蓄熱スペースから異なる
圧力の他の蓄熱スペースへ伝達される間、大部分は直接変換される。そのために
他のシステム又は方法を簡単に組み込むことができる:機械的に駆動される圧縮
機を取り替えることによって、又はタービン、圧縮機等のドライビングシャフト
からの作動体積内での移動を防ぐことによる圧力変化の直接的な使用において、
そのタービン/圧縮機は(閉じた回路内を)流れている物質の圧力差によって駆
動され、又はその圧力差を生み出す。そのために、通常の角速度において再生器
を駆動することが可能となり、また熱伝達の場合には熱伝達表面に対して1m/
秒程度の作動流体の流速及びそれに対応した低い温度差を達成することが可能と
なる。これによって効率が高められ、制御システムに発生する加速度を低減し、
また流れの損失をも低減する。これによって、作動体積内の圧力が大気圧の範囲
内にあり空気が作動流体として用いられる大きな体積の設計が可能となる。その
結果窮屈さに結びついた多くの問題が解消され、興味深い応用例が可能となる(
応用例を参照)。上に選択された対象の抽象的公式化に比べて前記の特許は、加
熱媒体又は冷却媒体の再生駆動機械又は熱機関の熱交換器との熱的接触による冷
却又は加熱に限定されている。これは熱交換器又は再生器の設計又は技術におけ
る出費の低減を不可能にする。本発明に従えばそれは、加熱媒体が例えば高温の
気体としてバルブを通って作動体積内に入り、そして低温でバルブ(又は複数の
バルブ)を通って出てゆくことによって、熱が作動体積内に供給されるときに達
成される。その結果作動体積の死体積の減少が可能となり、これは経験に従えば
、熱交換器の比較的小さな熱伝達表面積の再生器の非常に大きな熱伝達表面積に
よる機能的な置き換えと同様に、高い効率を達成する上で好ましいことである。
外気は大気圧においてバルブの1つを通って作動体積内に流入することが可能で
あり、その結果いくつかの応用例では重要な相乗効果が得られる。こうして例え
ば、高温の空気が作動体積内に流入して、より低温の空気として膨張しより高圧
のスペースに入る。空気の冷却中に開放された熱エネルギの一部は冷却器によっ
て吸収される。大きな相乗効果は、大気圧の高温外気が内燃機関の排気ガスによ
って加熱されるプロセスにおいて用いられる。より高圧におけるより低温の空気
は、内燃機関を過給するめに用いられる(応用例を参照)。
【0014】 太陽エネルギを用いる場合は費用効果の高い溝付き放物鏡を利用することが可
能である。なぜならば、作動手段は太陽光の照射によって空気を加熱することが
でき、加熱用オイルの流出から生じかねない環境問題及び廃棄物問題が存在せず
、また高圧及び蒸気発生用の非常に細分化された吸収パイプライン構築の必要性
も無いので、実質的により問題性の少ない熱エネルギ移送を実現するからである
。さらに、大きな温度間隔(例えば200℃〜500℃)にわたる作動手段の加
熱は、比較的低い消費を伴う集熱器の吸収器内での加熱に関連して、より高い最
終温度を達成するために利用される。光学的集中の原理、半透明絶縁体及び半透
明絶縁体中の貫流が、この目的のために非常に効果的に組み合わされる。費用効
果の高い物質で作られた問題性の無いアキュムレータの助けによって、所定の適
切な寸法入れのもとに、数ヶ月にわたるインソレーションの季節的保存が可能と
なる。そのため費用効果の高い個別のインソレーション、例えば遠隔地の村又は
病院への供給が可能となる。 用いられるサイクルの原理 具体的な応用例に関連する以下の議論によって、目的が生じる基となる諸問題
とともに、例えば1つの熱交換器のみを用いる場合の作動体積内の温度領域の形
成、及び全体のサイクルの連続についての理解が容易になる。 本発明の原理の応用例 図1に示す装置は、特に(原動機として組み込まれた機能を伴う)気体熱圧縮
機として作動し、簡潔な設計及びサイクルの比較的簡単な理論的記述可能性のた
めに、本発明の原理に基づくより複雑な機械、装置又は方法を理解するための好
都合な出発点をなす。 設計 作動流体としての気体が満たされた作動体積は主として、それぞれ圧力容器1
、滑動的に密封されたピストン2、及び流入口及び流出口3、4によって囲まれ
ている。この作動体積内で、フレーム6が滑動的に密封された状態でシリンダ壁
に対して移動する。フレーム6には一定の構造又は大きさの熱交換器7及び再生
器8が取付けられており、気体はそれらを貫流せざるを得ない。スプラングスペ
ーサ9が再生器8及び可逆的に収縮膨張する構造体11の間に形成されている。
その構造体11は再生器として機能し、蛇腹10に囲まれており、また微細な(
40〜80ppi)フォームプラスチックで出来ている、又は、気体が構造体1
1を通り過ぎ作動体積の開いた流出口バル4及びパイプラインシステムの部分1
3を通ってベンチレータ14に至る流路12におけるシリンダ壁全体にわたって
、均一性又は間隙性の点でそれに近いもの(例えば、流れの方向に垂直に並べら
れ浮き出し加工の又は湾曲した金属繊維で作られた複数の層)で出来ている。こ
の気体はパイプラインシステムの部分15及び貫流される再生器16を通って、
蛇腹に囲まれた待機スペース17に至る。(逆流)熱交換器18内での加熱の後
、気体はベンチレータ14から流入口バルブ3を通って、又はこの待機スペース
17がらパイプラインシステムの部分19を通って、作動体積内に流入できる。
圧力タンク20はベンチレータ(タービン)14の上流13においてパイプライ
ンシステムに接続し、圧力の変動を緩衝する。ピストン2及びフレーム6は、図
4、図5、図6又は関連するサイクルの記述によって特徴づけられるように水圧
ピストン21、22、23によって周期的に移動させられる。ストローク方向に
関してのピストン2の向きは水圧シリンダ21及び22によって安定化される。
【0015】 フレーム6の駆動管24はピストン2によってストローク方向のシールを通っ
て作動体積の外へ導かれる。水を冷却するための2本の管が駆動管内を走ってお
り、それらは駆動管の内壁に対して密封されているので、サイクルを撹乱するガ
ス交換が作動体積及び周囲の間で発生することがない。
【0016】 可動ホース25、26がこれらの管を冷却水リザーバの固定接続部27、28
に接続し、その結果冷却水が閉じた回路を循環する。熱交換器7内の液体は作動
体積に比較して常に低い圧力下にあるので、急激な蒸気の発生等の危険状態に陥
りかねない液体の作動体積内への強制的流入が起こることはなく、逆に熱交換器
内の液体は流入する作動流体により取って替わられる。冷却すべき高温の気体が
、エントロピ伝達のために19から直接装置のパイプラインシステムに流入し(
図1を比較)、15において再び取り出された場合、熱交換器18の損失及び構
造的経費を減らすことができる。水圧ピストン21、22、23は、電動機及び
/又は発電機として機能するフライホイール31及び構成部品32を伴う水圧ポ
ンプ30を通じて制御されるバルブシステム29を介して機械力を交換する。作
動流体は、別のバルブ35を介してベンチレータ34によって駆動される又は駆
動されないバルブ33を通って、パイプラインシステムの部分19と流路12の
間で交換される。
【0017】 バルブ33は最初は閉じている。容認し得る簡単な仮定を以下のようにおこな
う。理想気体として作動流体は、常に最も低温の部分体積内で温度Tを有する
、即ちそこでは等温的プロセスのみが進行する。本発明に従う方法、および、本
発明の装置により、仕事の最大可能出力が決定される。質量mの気体は、サイ
クルへのカップリングにより、TからTまでの温度全体にわたって冷却する
ことができる。
【0018】 熱エネルギdΩ=m*c*dT[a1]が、気体をT+dTからTまで冷
却する間に出力される。この熱エネルギがTに冷却されたサイクルによって、
温度Tにおいて等温的に吸収される場合、最大で dW=η*dΩ[a2];η=1−T/T:カルノー効率[a3] の仕事が遂行され得る。
【0019】 従って、気体がTからTまで冷却される間に
【数1】
【0020】 の仕事が遂行される。Wは、冷却器温度Tが周囲の温度Tに等しいときにT からTまで冷却する間に気体から取り出された熱エネルギのエクサジー(e
xergy)として表される[Stephan、Karl:Grundlage
n und technische Anwendungen;Band 1
Einstoffsysteme[熱力学:原理的技術的応用例;第1巻 単一
システム];14版;1992年Springer−Verlag、177ペー
ジより、による]。 185ページ:エクサジー:‐
【数2】
【0021】 図2の曲線ηc[Tk](T)の曲線下の領域はこの仕事Wに比例する。この
場合、サイクルは熱エネルギQ=m*c*(T−T)を供給される。こ
の結果このサイクルの全体の効率は:
【数3】
【0022】 となる。
【0023】 温度T1.25、T1.5、T1.75、T(図3参照)において4つの理
想的熱交換器との熱的接触によって、熱エネルギが気体から等温的に取り出され
る場合、前記のエネルギはW_だけ減少して最大有効エネルギWまで低下する。
これを図3に示す。図2に関連する説明の後に正式の記述及び説明が続く。 図1に関する装置内の気体が横断するサイクル 運動のサイクルは制御システムによって決定され、図4、図5、図6Iにおい
て以下の分析に十分なように概略的に示される。後に詳細に確認されるように、
平衡作動状態において再生器システム11は、冷却器温度Tよりも実質的に高
い平均温度Tmgの温度プロフィールをもつと仮定すれば、それから直ちに作動
体積T(t)における平均温度のプロフィールが導かれ、それは図4、図5、
図6IIにおいて定性的に示される。
【0024】 待機スペース17によって、流入口バルブ上流のパイプラインシステムの部分
19における圧力Pは大気圧に一致する。
【0025】 ベンチレータ14は、圧力P1の変化は流出口バルブ4に隣接するパイプライ
ンシステムのスペース13内の圧力差P−Pにわずかに関連するのみである
ように作動する。バルブ3及び4は気体の(流れの)圧力によって開閉する。圧
力は、時間期間a−b−cにおけるピストン2の運動による作動体積のVから
への減少に対応して増大する。何故ならば、流入口及び流出口バルブ3及び
4は、Pに比べてより高く、Pに比べて低い作動体積内の圧力P(t)のた
めに閉じられるからである。前提とされた時間期間a−b−cにおける等温的圧
縮の場合、温度Tでの作動体積内の冷たい気体は熱エネルギ
【数4】
【0026】 を冷却器に出力する。この時間期間内に、制御システムはピストンにおいてW bc =Qabcの仕事を遂行しなければならない。この仕事は図7において斜線
で示す領域に対応する。
【0027】 時間期間c−d−eにおいて、最も低温の部分体積は、冷却器7及び再生器8
を備えるフレーム6の変位を通じて一定の作用体積との関連で最小になる。作動
体積内の圧力P(t)が、この時間期間の最初において流出口バルブ4の他方の
側の圧力Pよりも幾分高くなるとすぐにこのバルブは開き、平均温度の上昇に
結びついた気体の膨張によって、質量mの量の気体が流出口バルブを通って作
動体積の外は流出し、ベンチレータ14内で断熱的に膨張しその過程で図7の領
域に対応する仕事Wuseを遂行する。
【0028】 それは次のようになる:
【数5】
【0029】 注記:Tは所定の圧力比P/Pについて別個にmから導かれる、この場
【数6】
【0030】 である。
【0031】 各体積Vは、サブ体積Vに分割することができる。この場合適当な出来るだ
け小さい小部分によって
【数7】
【0032】 となり、熱力学的記述を事実上改変することなくVに対して以下の式が満たさ
れるようにする:
【数8】
【0033】 k:ボルツマン定数; T:Vにおける温度; N:V内の気体分子
数。
【0034】 数学的基礎: 熱伝導のために、連続的に微分可能な温度領域を仮定する、リーマン積分を参
照すると次のようになる:
【数9】
【0035】 期間内に作動体積とやり取りされる気体分子数は:
【数10】
【0036】 となる。 注記:インデックスの文字例えばNにおけるcは、図4、図5、図6で定義さ
れるようにサイクルの瞬間を表す。交換される気体量の質量の決定は
【数11】
【0037】 m:瞬間cにおける作動体積内の気体の質量 となり、それは時間期間c−d−eにおいて次のようになる:
【数12】
【0038】 作動体積は、時間期間e−f−gにおいてピストンの運動によって大きくなる。
この場合気体は、熱力学的サイクルに対して不可避的にアクティブな熱伝達表面
に関連して流れない。
【0039】 この時間期間において、全作動体積内の気体は熱力学サイクルに対して不可避
的にアクティブな高熱容量の熱伝達表面に直接接触しているので、かつその気体
はそれらに特有の運動のためにそれに対して移動しないので、サイクルのこの期
間は等温的膨張によって記述することが可能であり、時間期間a−b−cの場合
と同様の、交換された熱エネルギ又は仕事についての公式が当てはまる。従って
このエネルギは振動システムに保存することが可能であり、また再び圧縮のため
に出力することも可能である(例えば、空気バネ及び境界として機能する空隙を
有することもできるU字管内の振動する水柱)。時間期間g−h−a(c−d−
eを参照)において許容される気体については次のようになる:
【数13】
【0040】 ma:瞬間aにおける作動体積内の気体の質量 図1に関連する装置内の温度プロフィール、温度領域T(r)[参照]。時間
期間e−f−gにおいて、作動体積内の気体に関して非常に高くかつ下は無限大
と仮定される熱容量を持つ非常に均一な再生器構造体11が全作動体積を満たし
ており、作動体積はピストンの移動によって膨張する。
【0041】 特有の運動のために等温的プロセスのみが起こり得る。 定式化 作動体積を、ストローク方向に垂直に配置されたE−1個の平面によってE個
の等しい大きさの部分体積に分割してみよう。理想的な場合には、これらの平面
における温度は対象性のために一定になる。熱エネルギQ=1/E*Qefg が、気体の等温的膨張によって、サブ体積のそれぞれにおいて再生器構造体11
から取り出される。i∈[1;E]。時間期間g−h−aにおいて、各期間にお
いて流入口バルブ3を通って流入する質量mの気体量を冷却することによって
、エネルギが再生器構造体11に効果的に供給される。それによって逆方向に流
れる場合よりも多くの気体量が再生器構造体11の高温部からより低い部分へと
流入する。これらのサブ体積のj番目のものが、温度T及びTj+1において
等温的な平面によって境界を定められるものとしよう。期間内における気体の流
れによって、Qj=m*C*(T−Tj+1)の熱エネルギがこの部分体
積内に供給される。平衡な作動状態を形成するためには次の式が満たされなけれ
ばならない: Q=m*C*(T−Tj+1)=Q=1/E*Qefg T(r)についてストローク方向の線形的温度プロフィールは、(T−Tj+ )=(m*C*E)−1*Qefgから帰結する。 装置が図1によって特徴づけられる場合、より大きな温度差T−Tの達成は
熱気体圧縮機として利用される システムの目的が、作動領域へ流入する及び作動領域から流出する気体におけ
るより大きな温度差の達成にあるとすれば、質量mの気体量が、時間期間g−
h−aにおいて、パイプラインシステムの部分15から更なる流入口バルブ35
を経由して流路12へ流れなければならない。言い換えれば、バルブ13が開き
、ベンチレータ34は静止状態のままでよい。T、T、Pが不変であるの
で、引き込まれる気体量が全体で一定であるようにPを選択することができる
、すなわちこの量は、高温状態に引き込まれより低温高圧状態で排出される気体
の質量mをmだけ減少させる。従って期間中により少ない熱エネルギが再生
器システム11と交換される。従って圧力比P/Pはこの場合減少する。
【0042】 T、P、Pが不変であれば、同量の熱エネルギは、交換された気体量が
より強力に冷却されるときのみ、期間中に再生器システム11に供給される。こ
うしてより大きい温度差T−Tが同じ圧力比P/Pで達成される。一定
の圧力比P/Pが与えられるた場合、温度Tは流入口バルブ35のための
簡単なサーモスタット制御によって比較的容易に安定化され得る。この場合、1
5において気体が規定温度を(ちょうど)超えたときのみ、流入口バルブ35が
開かれる。妥当であれば、例えばバイ金属によって制御され流れの断面積を変化
させるバッフルによって、15における気体温度の上昇に関連する流入口バルブ
35の部位の流れ抵抗は十分に低減される。 装置が図1によって特徴づけられる場合に、より小さな温度差T−Tの達成
は熱気体圧縮機として用いられる 交換された気体の冷却中に特定の温度差によってより高い圧力比P/P
達成することがシステムの目的である場合、質量mの気体量が、ベンチレータ
34を用いて時間期間g−h−a間に、流路12から更なる(駆動)流出口バル
ブ35を経由して吸収されなければならない。そのベンチレータ34は理想的な
場合調節可能な構成部品を用いて、この時間期間においてのみこの目的に必要と
される圧力差P−Pに比べて小さい圧力差を適用する。この気体量はパイプ
ラインシステムのスペース15に供給される。即ちバルブ33を開く。そのよう
な4つの作動体積が90°の位相のずれを伴って作動していれば、市販のベンチ
レータは均一に作動できる。即ち流出口バルブ35がいくらかの力及びエネルギ
の消費を伴って制御されるのみでよい。従ってT、T、Pが不変であれば
、交換され冷却された気体量mはmだけ増大し、大きな量の熱エネルギが期
間中に再生器システム11に供給される。このより大きな熱エネルギの一部は、
気体のPからPへの事実上等温的な膨張の間に時間期間e−f−gにおいて
再び再生器システム11から取り出される。そうしてより高い圧力比P/P の達成が可能となり、その結果全期間中のエネルギ変換がより増大する。この場
合、再生器8又は再生器システム11全体で交換された熱エネルギ及びそれに関
連した熱損失ははるかに少ない率で増大する。それによって全体としてより良好
な効率が達成される。調節可能なベンチレータの質量の流れが3つのステージ(
外、平均、大)において設定されれば、そして特定の温度が達せらないときはい
つでも大のステージがサーモスタットによってオンに設定される場合には、温度
はそれによって比較的少ない消費で十分に安定化され得る。 図1で特徴づけられた装置の冷凍機としての使用 図1に示す装置はまた、広い温度範囲にわたって気体を冷却する冷凍機として
作動させることが可能である。この目的のために、駆動されるベンチレータ(タ
ービン)14は気体を、圧力Pのパイプラインシステムの部分19から、圧力
の部分13へ送出しなければならない。気体の流れの方向は(作動体積全体
にわたって)逆転され、装置の設計及び運動の道筋は、図1、図4、図5、図6
にそれぞれ示すように維持される。流出口バルブ4は流入口バルブになる。何故
ならばそれは、不変の静止方向との関連で、時間期間c−d−eにおいて例えば
制御システムに接続された係合バネによって流れの圧力に対して開かれるからで
ある。そして気体は圧力Pで流入し、冷却して熱エネルギを再生器システム1
1に出力する。(前記の気体圧縮機の場合のように;原動機としての)気体のP からPへの効果的な等温的膨張の間、熱エネルギは時間期間e−f−gにお
いて再生器システムから取り出される。前記の原動機の説明の場合のように、冷
凍機の場合においても、時間期間c−d−e及びe−f−gにおける部分的プロ
セスの協力によって、再生器構造体11内に温度領域T(r)が形成される。そ
れはストローク方向に線形的であり、その平均温度Tは冷凍機の場合には冷却
器温度Tよりも低い。(図4、図5、図6におけるT(t)の時間的な展開
:代りとなる最小値T(t)を伴う最大値Tm(t))。その結果、作動体積内
の平均温度は再生器システム11を圧縮する際に時間期間g−h−aにおいて増
大する。原動機3の流入バルブは冷凍機の場合、不変の静止方向との関連でそれ
らが、例えば制御システムに接続された係合バネによってこの時間期間g−h−
aにおいて流れの圧力に対して開かれているとき、流出口バルブとして機能する
ことができる。そして一定の作動体積内の平均温度の増加のために、気体は一定
圧力Pで出て行きパイプラインシステムの部分19に入る。気体がベンチレー
タ(タービン)によって再び圧縮される前に、それは他の気体流の冷却から生じ
た熱エネルギを熱交換器18内に取り込む。冷却される気体が15(図1を参照
)において冷凍機のパイプラインシステム内に直接取り込まれ19において再び
取り出されれば、熱交換器18の損失及び設計の経費は低減される。時間期間c
−d−eにおいて、作動体積内の平均温度は一定の作動体積との関連で、再生器
システム11の膨張によって低下する。それは、バルブ4が開いているので、一
定な圧力Pとの関連において、より高温の気体の流入、熱エネルギの再生器構
造体11への追加的な供給及びサイクルの終結へと帰結する。 図1で特徴づけられる装置における大きな温度T−Tの達成は、熱的冷凍機
として利用することができる 図1に示し原動機として既に述べた装置はまた、上述したように冷凍機として
作動し得る。原動機の場合と同様に開いたバルブ33及び静止したベンチレータ
34が与えられた場合、作動体積によって吸収される質量mの気体量のより大
きな温度差は、質量mの気体量が時間期間g−h−aにおいて流出しバルブ3
5を通ってスペース15に流入するときに達成される。このバルブ35は、時間
期間g−h−aにおいて制御システムによって流れの圧力に対して開いている流
出口バルブと同様のストップとして機能する。空気はまた時間期間g―h―aに
おいてタービン14及びバルブ4を通って作動体積内に送出される。T、P 、Pが不変である場合、再生器システム11は、気体がより強力に冷却される
期間のみ等しく大きな量の熱エネルギを供給される。従って大きな温度差T
を、同じ圧力比P/Pと共に達成することができる。一定の圧力比P /Pが与えられれば、温度Tは流出口バルブ35に対する簡単なサーモスタ
ット制御によって比較的容易に安定化できる。この場合流出口バルブ35は、気
体が19において規定温度を(ちょうど)超えたときのみ開かれる。 図1において特徴づけられる装置が熱的冷凍機として用いられるときのより小さ
な温度差T−Tの達成 図1に示した原動機はまた既述のように、冷凍機としても作動できる。原動機
の場合と同様に、特定の冷却用の冷凍機の場合においてより大きな圧力差P
を用いて作動させることが目的であるならば、質量mの気体量が時間期間
g〜h〜aにおいて、ベンチレータ34の助け借りてスペース15から別の(駆
動)流入口バルブ35を経由して流路12へ送り込まれるときにこの目的は達成
される。その結果この作動状態においては、再生器システム11はバルブ35を
伴わない作動状態に比べて相応するより大きな量の熱エネルギを供給され、相応
するより大きな量の熱エネルギが、等温的膨張の場合時間期間e−f−gにおい
てより高い圧力比P/Pを伴う膨張によって再び取り出される。これらの量
の利点又は温度Tの制御は、図1の対応して作動する原動機の場合と大体類似
している。 熱ポンプとしての機能 前記の冷凍機の場合、運動の全ての方向の逆転によって、運動部品がh−g―
f―e−d−c−b−aの逆転した順序で図4、図5、図6に従ってそれらの位
置を変え、ベンチレータの作動方向は図1に対して不変のままになるように、制
御システムを作動させた場合、これらの装置は流入した気体を冷却する代りにそ
れを類似の温度間隔にわたって類似の圧力比で加熱する熱ポンプとして機能する
。 図1の装置を熱ポンプとして用いた場合のサイクル (バルブが閉じた状態での)気体のPからPへの等温的圧縮の場合、熱エ
ネルギが時間期間g−f−eにおいて再生器システム11に供給される。時間期
間e−d−cにおいて再生器システム11を圧縮するに際して、温度Tの気体
が開いたままのバルブ4を通って圧力P1の作動体積からタービンによって流入
し、平均温度が低下する。時間期間c−b−aにおいて、気体はバルブが閉じて
いるために膨張して圧力Pになり、熱エネルギが熱交換器から温度Tで取り
出される。時間期間a−h−gにおいて、作動体積内の平均温度は再生器システ
ム11の膨張とともに上昇し、温度Tの気体がバルブ3を通って圧力Pで出
力される。これと同じように、温度約Tの気体がベンチレータ34によってス
ペース15からバルブ35を通って流路12に押し出される場合、温度差T
は同じ圧力比P/Pとの関連で低下する。原動機の場合と同様に、この
変更量は、おおよそ同じ大きさの熱損失に関連した機械的エネルギの大きな変換
に帰結する。気体が時間期間a−h−gにおいて、ガス温度を介して制御される
バルブ35を通って作動体積からパイプラインシステムのスペース15へと流れ
る場合、より大きな温度差を達成できる(図1に対応する冷凍機又は原動機を参
照)。
【0043】 外気をこの熱ポンプで濾過し加熱することが可能である。作動体積内の再生器
はフィルタとして機能する。外気に供給される熱エネルギの一部は周囲の空気ま
たは地下水等のより低い熱リザーバから生じる。概略的に示される熱ポンプは、
空気が事実上潤滑剤と接触しないように、フィルタが汚染に際して容易に交換で
きるように設計され得る。 高温気体+低温気体は高圧下において温暖な気体を生じる 質量m、mの2つの気体量を温度TおよびTで作動体積内に流入させ
、それらをより高圧及びT、T間のTの温度で再び出力するためには、図
1に示すエントロピ伝達と比べて以下の変更を施すことが必要である。
【0044】 ピストン2にタイプ3のバルブを取り付けることで、冷たい気体が作動体積の
変化に比べて大きいシリンダ1によって形成された緩衝スペースから作動体積内
に流入する。11に類似した再生器システムが、これらのバルブ及び再生器8の
被駆動フラットフレーム6間に配置される。熱交換器7は省いてもよい。運動の
道筋及び平均温度T(t)の変化又は作動体積P(t)内の圧力は、それでも
やはり図4、図5、図6における定性的説明に大部分は対応する。温度T又は
の気体はそれぞれ時間期間g−h−aにおいて各バルブを通って引き込まれ
る。流入気体量の質量m(T)及びmの比を適切に設定すれば、線形的な
温度プロフィールがストローク方向に生成される。これは効率性にとって理想的
である。作動体積内に流入する気体量はバルブによって適切に制御されなければ
ならない。冷却用気体にわずかな温度変化が起こるのみであれば、上記のように
気体はこの流入プロセスのあいだベンチレータによって作動体積から別のバルブ
(35を参照)を経由して吸収されなければならない。流路12に達するとさら
に流路があり、それは作動体積から気体が流れるように再生器8に対して鏡面対
称の関係に配置される。バルブ4、35又は対応するバルブはそれぞれこれらの
流路に隣接しており、そのために交換気体量に対して温度間隔を広範囲にわたっ
て変更することが可能となる(図1b、1cを参照)。全体としてこのエントロ
ピトランスフォーマは、熱交換器(例えば自動冷却器)を不要にするので構成す
るのが容易である。さらに、冷却水の逃げ道があるので蒸気の突発的な発生が回
避される。
【0045】 既に気体圧縮機の場合に上述したように、この設計は高圧の微温気体がタービ
ンによって作動体積内に送出されるように作動し、その結果、運動の周期的連続
ではなくて流れの方向が(図4、図5、図6を参照)変化し、高温及び低温の気
体は作動体積から低圧で流出する。 冷凍機及び原動機の組み合わせ 高温及び低温の気体又は温度Tの冷却水があれば、冷却水温度T以下の2
つの作動体積をもつエントロピトランスフォーマによって気体を冷却することが
できる。原理的には、上述した冷凍機の1つの場合におけるこの目的のために、
駆動ベンチレータ14が前記の気体圧縮機として機能する装置の1つによって置
き換えられる。高温の気体は作動体積内に入ることでき、それは気体圧縮機に割
当てられ、高圧の場合には作動体積の流出口バルブ4を経由してパイプラインシ
ステムのスペースに流入する。そパイプラインシステムには緩衝用圧力容器が接
続可能であり、そのシステムから気体が、おそらく約Tに事前冷却された後に
、流出口バルブとして機能するバルブ4を経由して冷凍機に割当てることが可能
な作動体積内に流入する。T以下に冷却された気体はこの作動体積からバルブ
3及びおそらく35を経由して出て行く。(前述のように)2つの作動体積のバ
ルブ5を通る周期的な流れは適切な圧力及び温度差に調節され得る。図4、図5
、図6Iに示す運動が作動体積内で同時に進行する場合は、緩衝圧力容器は小型
化可能であり又は省くことが可能である。またこの組み合わせを液体用の熱ポン
プとして用いても面白い。さらに面白い組み合わせは発熱量を1以上の値に増大
させる。こうして、高温の及び低温の気体量のそれぞれは前記のように第1作動
体積から入り、より高圧の低温気体量として出力されて、第2の作動体積によっ
て受け入れられ、そこからさらに再び出力圧力において高温気体量として出力さ
れる。このプロセスにおいて、熱交換器の液体が第2作動体積内で冷却された、
又は付加的な気体量が冷却された。 一定の作動体積 述べられた機能:気体圧縮機の部分(原動機) 例えば原動機の一部として、図8、図9又は図10に示されるエントロピトラ
ンスフォーマの作動体積は、図1又は図4、図5、図6に示されるそれと比較し
て、熱力学にとって決定的な2つの相違点を有する。第1に作動体積の大きさが
変化していない。第2に、図1に示される比較的均質的な再生器システム11の
代りに、図8、図9又は図10に関連する作動体積内でアクティブな4つの分離
したかつ強固に構成された再生器36、37、38、39が存在することである
。それらの上に、さらに2つの40及び41の上になるように、4つの管がそれ
ぞれ固定されており、それらはそれぞれ制御システムの管42の4つの同心的配
置の一部である。これらの構成部品36〜41及び冷却器として機能する熱交換
器43を伴ったフレームは、青銅製シリンダ壁の金属シート44上でV2A密封
ブラシによって密封され、熱交換機用液体45、46用の管も密封される。それ
によってそれらの液体は作動状態において最小の流れの損失(10%未満)を伴
って作動手段によってシール及びシリンダ壁間を通って流される。これらの構成
部品の運動の周期的道筋は図9I又は図10Iにおいて定性的に表され、そこにお
いて記号Hはストローク、tは時間である。再生器はできるだけ小さな金属表面
部分をもつ低V2A穿孔シートによって構成されており、またV2AでできたU
字型プロフィールをもつ。それらは補強のために溶接され、穿孔シートに平行で
ある。またその中には(直径の重心が40マイクロメータの)金属繊維が詰め込
まれ、(線径約0.1mmの)V2A繊維が収納され、別の穿孔シートによって
締められ封入されている。2つの穿孔シートは、これらの再生器の外面が巻線に
もかかわらず局所的高騰が無いように穿孔シートが変形された位置における巻線
によって互いに保持される。端部において、穿孔シートは穿孔の無いシートに変
わる。その結果シールは金属繊維が貫流されるように金属繊維について保持、密
封される。他の場合、作動流体としての気体で満たされた作動体積の大部分は、
図1、図4、図5、図6の原動機と同様に、圧力ハウジング47、流入口及び流
出口バルブ48、49によって取り囲まれる。気体は、図1の15に対応するパ
イプラインシステムのスペースから流入口バルブを経由してシリンダカバー及び
再生器36間の部分体積内に流入し、管50を通って再生器39及び40の間の
スペースから流出する。その管50内を、熱交換器液体用のライン46を伴う管
45が同軸的かつ恒久結合的に走り、またブラシで密封された状態で、作動体積
の境界を定め周期的運動を行わない管51の1つに周期的に挿入される。この管
51から、気体が流出口バルブ49を通って図1の13に対応する気体パイプラ
インシステムのスペースに流入する。部品36〜41、43の図9Iに示す周期
的運動の場合、それらの部品は静止した管の上の作動シリンダの中程でストロー
ク方向にガイドされる。6個の再生器36〜40、41のそれぞれの上に4つの
キャリッジ53が取付けられる。それらは再生器の表面重心方向のみに移動可能
であり、またそのそれぞれの上に4つの同軸管配置42が設けられ、1本の管は
キャリッジ53がまた内管のガイドとして機能するようにバヨネットロック54
で締められている。それぞれの場合に、互いに支え合う管配置42の2本の管は
、より大きな長さの差及びストロークの差を有し(図9Iを参照)、小径の管の
方がより長い。一端においてキャリッジ53によって再生器36〜40に可動的
に接続する管は、他端において、管軸に関して互いに対向して置かれた2つのホ
ルダを経由して接続される。ベアリング55は他端において管配置42によって
管軸に関して互いに対向配置された2つのレバー57に可動的に接続する2つの
レバー56の助けを借りる。可動接続のための作用点58が取り除かれる。複数
の均等な間隔の管軸から遠く離れれば離れるほど管径は大きくなる。再生器41
に一端において接続し全体が管配置42内に置かれる管は、他端において、他の
管のレバーを横方向に通り過ぎてガイドされる2本のロッド59を経由して短い
管60に接続する。その管60は再生器36上に固定される管上で滑動可能であ
り、それには、他端において管軸から最も長い距離をもってレバー57に接続す
る56のタイプの2つのレバーが前述のように可動的に接続する。運動構造55
〜66の全体はデッドスペースができるだけ無いようにハウジング61によって
作動状態において固く囲まれる。従って圧力は作動体積に接続するこのハウジン
グ内で周期的に変化する。即ちこのハウジングは圧力容器の一部である。自動式
冷却器を用いる場合及びフレームを運ぶためのスペースを必要とする場合、貫流
される熱交換器の表面はストロークに垂直な方向の作動体積内の表面よりも決定
的に小さいので、図9Iに示す運動の道筋が選択され、期間a−b−cにおいて
熱交換器構造体43に対する再生器は存在せず、結局自動式冷却器は気体によっ
て貫流される。
【0046】 時間期間e−f−gにおいて、再生器40及び41は熱交換器構造体をしっか
り支える。熱交換器構造体の大容量スペースには、再生器ができるだけ均一に貫
流されるような仕方で木(又はFRP)が充填される。この場合熱交換器構造体
43内において、自動式冷却器を通り過ぎた気体は自動式冷却器内を流れるより
も決定的に大きな流れの抵抗に打ち勝たなければならない。従って自動式冷却器
は時間期間a−b−cにおいてほんのわずかな迂回気体流を伴って貫流される。
再生器39の場合、可動的なキャリッジ53は、それによって案内されるネジ及
びスペーサ管(118)によって一定の間隔を隔てて熱交換器構造体のフレーム
に接続される。このフレームにはまた管45も接続され、その内部には熱交換器
液体用のライン46が配置されている。これらの管は作動体積の外へ導出され、
管62によってフレーム64に接続される。それはまた圧力ハウジング64の一
部及びシール63を形成する。このフレームに屈曲的に強固に固定される2本の
管65はストローク方向に走り、作動体積の中央軸に関してストローク方向に互
いに対向して配置され、圧力ハウジングに恒久的に接続し平行して走る管67上
に固定された2つの滑動ブッシュ66によってストローク方向に平行にガイドさ
れる。恒久的に直立する管67の上端及び可動フレーム64上に固定された管6
5の下端の間に装着されたテンションバネ68は運動構造体の重力を部分的に補
正する。ベアリングが作動体積の中心軸に関してストローク方向に対向して配置
されるように、接続ロッド69がフレーム64上に可動的に固定される。接続ロ
ッド69の他端はそれぞれの場合チェーンのスタッドに平行なベアリングの軸を
もつチェーン70に固定される。
【0047】 チェーン70上に固定されたベアリングは2つのボア72を有する2つの同一
のディスク71によって形成され、ディスク71は接続ロッド69のボア73内
に両側から係合し、ロッド69をそれらのカラー74で取り囲み、2重チェーン
70上の3重チェーンのチェーンジョイント75のボルトによって締められ、そ
の中に取付けられる。それぞれの場合にチェーン70の1つは2つのスプロケッ
ト76の周りを周り、それらのスプロケットは、平行なベアリング軸がストロー
ク方向への変位対称に対して直交して配置されるように一面側に取付けられて、
接続ロッドがチェーンの回転に際してぶつからないようにする。下部のスプロケ
ットのスピンドル上には別のスプロケット77が調整可能な相対角度をなして固
定される。それはさらにチェーン78を介して、2つの2重スプロケット80の
1つと接続しスピンドル上の軸に調節可能な位相で取付けられたスプロケット7
9に接続される。それらの周りを3重のローラチェーン81が、スピンドルがス
プロケットつながらない側のチェーンスタッドの方向に突出しないように、回る
。スプロケット80、76とともに77、79のピッチはそれぞれについて同じ
であり、チェーン81及び70の長さは等しい。
【0048】 ローラによるチェーンの連結はローラチェーンから取り外され、それと引き換
えに、レバー82がチェーンから出ている2つの金属チェーン83の間に挿入さ
れる。それらは2つのチェーンジョイント85(スプリングロックとのプラグイ
ンリンク)及びチェーンリンク86の間をチェーンの張出しのためにスプロケッ
トとの接触が無い場所から通る1つづつ穿孔されたディスク84と共に、2つの
孔を有する。
【0049】 同じ軌道におけるチェーンの別の点では、別のレバー87が1端において回転
自在に固定され、他端が、他のレバー82及び接続ロッド89の同じ軸上に取付
けられた端点間のベアリング88上に回転自在に固定されて相殺される。レバー
87、82のレバー軸の間隔は、2重スプロケット79又は76のピッチに対応
する。接続ロッド89は更なるフレーム90上の他端に回転可能に取付けられる
【0050】 4本の管91がフレーム90上に固定される。その管はストローク方向に走り
、圧力ハウジングに属し他端において最上部の再生器36のキャリッジ53に接
続する管の中にシール92経由で入る。作動体積の中心軸に関してストローク方
向外側にある下部スプロケット76の軸は非常に長く、十分なスペースがまだあ
るので、他の取付端上に、スプロケット97を伴って案内されるチェーン95、
96に接続する更なるスプロケット94を固定することが可能である。スプロケ
ット97は(モータ軸上に追加的なフライホイールを取り付けた)歯車付き電動
機の一部を形成するスピンドル上に固定される。
【0051】 上記のチェーン駆動の大規模な鏡面対称はまたスプロケットの回転方向にも当
てはまるので、チェーンはチェーンローラ98によって案内されて、スプロケッ
ト97及び94はチェーン95のリンクに異なる側から係合する。許容できる加
速度に関連して図9Iに定性的に示された運動を達成するために、レバー82、
87のベアリングの間隔を適切に選択し、チェーンは、1つのスピンドル上に固
定されているスプロケット77及び76又は79及び80の位相を設定すること
によって、適切に締め付けられ調整される必要がある。回転方向に関しては、チ
ェーンベアリングは全体として、作動体積のストローク方向の中心軸及びスプロ
ケットのベアリングスピンドルに平行な中心軸を含む平面に関して概ね鏡面対称
にある。この運動は再生器36〜40が時間期間a−b−cにおいて互いを支え
合うということで特徴づけられ、またこの運動は作動体積内の気体の一部分の運
動で在る場合、冷却器から貫流される。コンジット46は下部ストロークフレー
ム90上の管45の固着を貫通し、そこで管45に対して密封され、そこにある
スペーサ管内を走るネジによって固定されるので、それは管45の中に約10c
mだけ押し込まれて取付けられる。コンジットから自動式冷却器のスタブまでの
短い接続ホースをこのようにして取り付けることが出来る。
【0052】 内部を熱交換器液体(不凍液を含む水)用コンジット46が作動体積内の端部
に密着して走る管45のそれぞれをひっくり返すと管スリーブ99になり、その
上を再生器40のシール100が滑動し、かつその上にストローク方向の孔を有
する小さな金属部品101が恒久的に溶接されている。それは恒久的に溶接され
たナット120によって空気ガイド管50にネジ止めされている。共通の端部に
おいて、管45及び管スリーブ99は、熱交換器を担持するフレームがネジ止め
される金属片119に半径方向にネジ止めされる。その結果、管45、46は取
り付けの間シール63を通って外部から圧力容器内に押し込まれる。熱交換器の
熱交換液体用の周期的に運動する強固なパイプラインシステムは、ストローク方
向に走る2つの管102、103内の貫流方向における熱交換器の上向き及び下
向きの流れを有する。それらの管は熱交換器液体を入れた分離し直立した容器1
04、105内に、及び熱交換器液体を作動体積内の熱交換器から容器105に
送出するポンプ106内に入る。熱交換器液体はそこから、(例えば地下水で冷
却された)他の空いている熱交換器に熱を出力した後、他の容器104に流入す
る。これらの容器の液体の最初の水準は、図8に示す以外は、作動体積の下にあ
るので、液体回路内での漏れ又は穴開きが起こった場合に、蒸気の危険な突発的
発生を招きかねない作動体積内での液体の比較的大量な蓄積が回避される。気体
は熱交換器液体コンジットシステム内に引き込まれて、パイプラインシステムは
空になる。この空の状態を完全にするために、細いホース(庭ホース)が容器1
04から管102内に、作動体積内の熱交換器の最深部の達するまで差し込まれ
る。物質の膨張が問題となるのは目標とする機械の大きさ(100リットルの作
動体積)の程度による。圧力容器47はそれ自身概ね周囲温度のままであり、高
温の内部(例えばガラスフォーム107)に対してスペース充填的に絶縁されて
いる、という点において上のことは当てはまらない。そのためにストローク方向
のシリンダ壁44が、2つのシート金属のストリップ、幅20〜30cmの配列
されたオフセット、及び約3〜5mm幅のストローク方向に走るジョイントから
形成される。大部分ストローク方向に垂直に配置された圧力ハウジングの表面は
概ね、補強されたフラット金属シートによって保持された内部に対して、例えば
同様にガラスフォーム107によってスペース充填的に絶縁される。例えば制御
システムの部品の穿孔において、この金属シートはその表面重心方向に大きく切
開されて、端部において隣接するシートと適切な間隔を置くようにしなければな
らない。バルブ48及び/又は49は、Bowdenケーブル又は連結器を介し
て、ローラがチェーン70又は81のチェーンリンク上に固定される制御プレー
ト上に押し付けられているレバーによって開かれ又は開かれたままである。作動
体積内のより大きな圧力下及び不十分な圧力下においてもこれらのバルブを開く
ことを可能にするために、それらに平行で実質的により小さな断面積表面をもつ
バルブが、圧力差を減少するための同じ駆動によって前もって開かれる。再生器
41のみによって作動体積から区切られている部分体積において、気体によって
貫流されストローク方向に直交して配置されるグリッド平面が、図9Iで特徴づ
けられる制御システムによって移動させられて、この再生器41又は隣接する既
に移動したグリッド平面に関して、それらは一定の間隔(例えば全ストロークの
20%)を保持する、又は圧力容器の境界面に可能な限り近接する。大体同じこ
とが、再生器36のみによって区切られる作動体積の部分体積内のグリッド平面
109の駆動に当てはまる。この周期的運動の連続の場合、作動状態において、
これらのグリッド平面は主に一定温度の気体のみによって貫流されので、最大温
度差をもつ気体量のこの部分体積内への混入を引き起こしかねない乱流の形成が
強く阻止される。
【0053】 駆動:参照:特許クレーム99、100。
【0054】 図1における作動体積と同様に、図8に示す作動体積はパイプラインシステム
に接続され周囲のシステムに組み込まれる。
【0055】 再生器39の場合、可動キャリッジ53は再生器40のキャリッジを介して案
内されるネジ及びスペーサ管118によって、熱交換器構造体43のフレームに
一定の間隔を置いて接続される。共通の端部において、管45及び管スリーブ9
9は、熱交換器を担持するフレームがネジ止めされている金属片119に、半径
方向でネジ止めされる。
【0056】 内部を熱交換器液体(不凍液を含む水)用コンジット46が作動体積内の端部
に密着して走る管45のそれぞれを押し返すと管スリーブ99になり、その上を
再生器40のシール100が滑動し、かつその上にストローク方向の孔を有する
小さな金属部品101が恒久的に溶接されている。それは恒久的に溶接されたナ
ット120によって空気ガイド管50にネジ止めされている。 図8に示す一定作動体積中の気体のサイクル 図1又は図3に特徴を示すシステム、とくに気体コンプレッサとしてのシステ
ムに関連して払われる基本的考慮もまた、図8又は図9に特徴を示し気体コンプ
レッサとして動作するこのシステムにも当てはまる。したがって、この目的のた
めには、平衡動作状態では、再生器36〜40は、冷却器の温度Tを実質的に
上回る平均温度Tmgを持つ温度プロフィールを有している。作動体積T(t
)における平均温度の定性時間プロフィールはそこから直接に生じ、また、図9
IIに定性的に表されている。
【0057】 図1に示すように、取り入れバルブと取り出しバルブは、周辺のシステムに接
続されることになっている、すなわち、待機スペーサ17のために、取り入れバ
ルブ48の上流のパイプラインシステムの部分における圧力Pは大気圧に相当
する。図1のタービン14は、圧力Pが、取り出しバルブ13に隣接するパイ
プラインシステムのスペース中の上流補償圧力容器との協働によって圧力差P −Pに対して少しだけ変化する。バルブ49と48は、気体の(流れ)圧力に
よって開放及び/又は閉鎖される。平衡動作状態においては、作動体積中の気体
は、瞬間時aにおいて自身の最低平均温度T(t)(図1Iを参照)に達して
いる。その直後に、取り入れバルブが、作動体積中の平均気体温度Tが上昇し
た結果作動体積から流れる気体の流れ圧力によって閉じられる。作動体積中の圧
力が取り出しバルブ49の向こう側の圧力Pより低い限り、後者もまた閉じら
れる。作動体積中の平均気体温度T(t)の増加によって、時間期間a−b−
cにわたって圧力がPからPに次式に示すように上昇する:
【数14】
【0058】 この場合、熱エネルギが圧縮気体によって冷却器に対して出力される。瞬間時e
において、作動体積中の気体は最高平均温度T(t)に達している。時間期間
e−f−gで次にT(t)に低下すると、取り出しバルブはPとの比較によ
って低下させられる作動体積中の圧力によって再度閉じられる。作動体積中の圧
力が取り入れバルブを開くにはまだ大きすぎるので、T(t)の低下によって
作動体積中の圧力P(t)が減少する。この場合、熱エネルギは再生器37〜4
0から取られる(Qefgを参照)が、この理由は、中を流れる気体が2つの再
生器間で再度膨張するからである。時間期間c−d−eでT(t)がさらに増
加すると、取り出しバルブは作動体積中の幾分か高い圧力によって開かれ、質量
mAの気体分量が流れ出る。
【0059】 瞬間時eで、作動体積中の気体が最大平均温度に達する。作動体積中の気体の
質量は、時間期間a−b−cにおける場合よりも後続の時間期間e−f−gにお
ける場合の方が小さい。T(t)が少し低下した後で圧力差がすでにP−P に達している。T(t)がさらに低下すると、作動体積の質量mAの気体分
量が、瞬間時j=aで再度T(t)が最小値に達するまで、一定圧力Pで取
り入れバルブから導入される。この流入した気体分量は、熱エネルギが再生器3
6〜40に出力されて冷却器の気体を完全に混合されると冷却される。
【0060】 次のことが一般的に言える:熱エネルギは、請求の範囲第1項に記載の構成部
品によって作動体積から分割された部分体積からある完全な期間にわたって、前
記部分体積が圧力低下期間よりも圧力上昇期間で平均で(かなり)小さいときに
抽出される。
【0061】 すべてのバルブが平衡の動作状態で突然に閉じられるこの機械の場合、ブイル
ミュール(Vuilleumier)熱ポンプのプロセスに非常に類似したプロ
セスが進行する。この場合、熱エネルギは再生器36〜40間で作動体積の部分
体積から抽出され、部分的に冷却に中に出力される。この部分的サイクルが第2
の部分的サイクルを駆動し、これが、再生器41だけによって区切られる作動体
積の部分体積から、再生器36によってだけ作動体積から区切られる部分体積中
にポンピングする。
【0062】 このプロセスは、妨害バルブによって間違って連続して設定することを防止す
ることができ、また、オーバーヒートによる破壊の例は、危機に際して部分体積
の温度によって制御され、緊急時の作動体積中の一定圧力を減少させるバルブに
よって防止できる。圧力Pを適切に低く選択することによって、最低気体温度
が作動体積中に行き渡った後の短時間期間a−b−cで取り出しバルブはすでに
開かれている場合、作動体積中の圧力が、再生器41によってだけ区切られてい
る部分体積と冷却に隣接している部分体積が自身の最大サイズにあり、また、再
生器36によってだけ区切られている部分体積と2つの再生器間の部分体積がほ
とんど自身の最小サイズにあるときに、とりわけこのサイクルで増加する。他の
比の極値は、作動体積中の圧力が低下する間に行き渡る。その結果、これらの部
分体積を基準として、熱エネルギはこの全体的なサイクルによって、バルブが閉
じている場合とは異なる方向に方向変換される(上記を参照)。圧力Pはこれ
らの2つの極値同士間で、ある期間にわたる平均値で、このサイクルによって再
生器36によってだけ区切られている作動体積の部分体積に対して熱エネルギが
なにも供給や抽出されないように、選択することが可能である。
【0063】 再生器41によってだけ区切られている作動体積の部分体積に対する再生器の
シャトル効果、熱伝導及び好ましくない効率などの不可逆的現象によって供給さ
れる熱エネルギは、再生器41の図9Iに表す特定の運動シーケンスによってこ
の圧力Pで再度抽出されて、冷却器に供給される。図10に特徴を示すこの運
動シーケンスは、気体交換用の流れチャネルが移動する再生器によって少しのし
か覆われていない、すなわち良好に構成されているという利点を持っている。図
8に示す図と対称的に、この目的のために、低い方のストロークフレーム90は
最低位再生器41に接続する必要がある。また、この運動シーケンスの圧力P を作動体積に設定して、対応する部分体積に対する類似の熱エネルギバランスを
生じさせることが可能である。
【0064】 熱エネルギを、どの場合でも再生器36〜40の内の2つ同士間の作動体積の
部分体積から、流れている気体が2つの再生器間において時間期間e−f−gで
さらに膨張するという事実によって抽出される。熱エネルギは、ある期間中にこ
れらの部分体積から、高温状態において取り入れバルブ48から作動体積中に導
入されて取り出しバルブ49から低温状態で出力される質量mAの気体分量に基
づいて、低温側よりも最高温側から貫通流が流れる場合に質量mAのこの気体分
量よりも大きい気体分量が再生器36〜39中を流れる。この場合、貫通流の方
向におけるより急峻な勾配を持つ温度プロフィールが、均質であるとされるこれ
らの再生器の内の1つの再生器の低温側で形成される。再生器の品質は均一であ
ると仮定されるので、周期的な貫通流間における上記の部分体積の内の1つから
抽出されるより多くの熱エネルギが供給される。高温状態で周期的に作動体積中
に流入し冷却状態で再度出力される質量mAの気体分量の冷却中に出力された熱
エネルギは部分的に、部分体積同士間で並行に進行しほとんど等温的な熱エネル
ギの吸収と出力を示すサイクルによって吸収される。その結果、どの場合も再生
器36〜40の内の2つ同士間の作動体積の隣接する部分体積の平均温度は、サ
イズが同じで大きさの順序が時間系列であるため、図4、5及び6に対して概し
て表されるのと同じ差を示す。この場合によって実行可能な最大の仕事量は、図
3を参照して説明されるようにエネルギ(Tu=T)と比較してW_だけ減少
する。再生器36〜39での損失は部分的にW_だけ減少する。再生器の熱伝導
や熱損失などの不可逆的現象のために、比較的低い圧力比P/Pしか達成さ
れず、また、気体分量mAは、図8に示すように構成された装置の場合にはとり
わけ、Tより高い温度で作動体積に入る。図8に示すバルブ49の内の1つを
図1に示すバルブ35のように用いて、同じ圧力比P/Pで、交換された気
体の1部を冷却または過熱する際に温度差を上記のように変更することが可能で
ある。 注:高温空気を引き込むためのベンチレータは必ずしも必須ではないが、その理
由は、再生器が移動するとすぐに高温空気が作動体積中に引き込まれるからであ
る。再生器40が取り入れバルブ48から遠位にある限り、低温空気は吹き出さ
れて再生器36〜39が過熱される。再生器の流れて以降はこの場合アクティブ
である。再生器40が取り入れバルブに向かって移動するとき、このバルブは閉
じたままである。上記と図9に示す周期的動作状態に遷移するという現象は、作
動体積中の平均温度が上昇すると共に発生する現象である。上記の装置を気体コ
ンプレッサとして動作させるには、再生器を電気モーターで駆動して、図9に対
応する周期的運動を実行させればそれで十分である。 より大きい温度差T−Tにわたる気体の冷却 作動体積に受容されたりこれから出力されたりする気体の温度差が図8に表す
システムにおいてはより大きくなるとしたら、これは、時間期間g−h−aで、
質量mHの気体分量が、パイプラインシステム15の部分からの再生器39と4
0間にある図1のバルブ35のように用いられるバルブ49の内の1つ中を流れ
るためである。
【0065】 TとTとPが不変の状態では、全体的に引き込まれる気体分量が一定で
あるようにPを選択することができる、すなわち、この尺度が、高温状態で引
き込まれ低温と高圧で排出される気体の質量mHだけ減少する。したがって、再
生器36〜39における期間中で交換される熱エネルギは減少する。圧力比P /Pは平衡動作状態ではより低くなければならない。
【0066】 TとPとPが不変の状態では、交換された気体分量がよりcしゅうちゅ
うてきに冷却されるときはいつでも、再生器36〜39に対する期間中に同じ分
量の熱エネルギが供給される。したがって、圧力比P/Pが同じであると、
より大きい温度差T−Tを達成することができる。圧力比P/Pが一定
であるので、温度Tを、図1の取り入れバルブに対応するバルブ49の単純な
サーモスタット制御によって比較的簡単に安定化させることができる。取り入れ
バルブ35は、気体が(単に)15での予測温度を越える場合にだけこの場合開
放される。適切であれば、また、流れの断面積を変更するバイメタルで制御され
る例えばバッフルによる15における気体の温度上昇を相まって、取り入れバル
ブの領域における流れ抵抗を減少させるで十分である。 より小さい温度差T−Tにわたる気体の冷却 図8に表すシステムにおける目的が、特定の温度差による交換気体の冷却中で
の圧力比P/Pを高くすることである場合、質量mBの気体分量は再生器3
9と40間の部分体積から、図1の取り出しバルブ35に対応する(被駆動)バ
ルブ49を介して、理想的な場合、調整式部品を用いて、後出の時間期間でだけ
この目的のために必要とされるP−Pに比較すれば小さい圧力差Pを印加
するベンチレータの支援によって時間期間g−h−aで吸引されるが、この気体
分量はパイプラインシステムのスペース15に供給される。4つの作動体積が、
位相のズレ90°で動作する、すなわち、特定のベンチレータが均一に動作可能
であり、取り出しバルブ35だけを、力とエネルギを幾分かだけ消費して制御し
なければならない。この結果、TとTとPが不変の状態で、交換され冷却
された気体分量mAはmBだけ拡大し、より大きい量の熱エネルギが再度、P からPへの気体の効果的な等温膨張間に時間期間e−f−gで再生器36〜3
9から部分的に抽出されるが、圧力比P/Pをより高くすることができ、こ
の結果、より多くのエネルギが期間全体にわたって交換され、この場合、再生器
36から41にかけて全体的に交換された熱エネルギとこれと関連する熱損失も
また遙かに低い比率で増加する。これによってよりよい効率が全体的に達成され
る。調整式ベンチレータ中の質量の長さを3段階(外部、平均、大規模)で設定
でき、また、特定の温度に達しないときはいつでも大規模の段階を常にサーモス
タットによってオンできれば、温度Tをこれによって、比較的低い消費である
値に十分安定化させることができる。 注:高温空気を引き込むベンチレータは、上記の装置を気体コンプレッサとして
動作させるためには必ずしも必須ではないが、その理由は、高温空気は、再生器
が移動するとすぐに作動体積中に周期的に引き込まれるからである。再生器39
が取り入れバルブ48から遠位にある限り、高温空気が引き込まれ、低温空気が
排出されて、再生器36〜39が過熱される。再生器の流れ抵抗はこの場合アク
ティブである。再生器39が取り入れバルブに向かって移動する場合、バルブは
閉じたままである。すると、作動体積中の温度の上昇と相まって、上記と図9に
表される周期的動作状態に対して遷移する。上記の装置を気体コンプレッサとし
て動作させるためには、電気モーターで再生器36〜39を駆動して、図4、5
及び6に対応する周期的運動を実行するだけで十分である。 冷凍機としての応用 原動機として動作し、また、図8に表す作動体積を有する上記のシステムもま
た、少し変化させた後で、大幅な温度間隔にわたって気体分量を冷却する冷凍機
として動作させることが可能である。この目的のために、駆動されるベンチレー
タ(タービン)14が気体を、圧力Pのパイプラインシステムの部分から圧力
の部分13に駆動しなければならない。図9Iまたは図10Iに定性的に表
す運動シーケンスが逆の時間的シーケンスで実行される。取り出しバルブ49は
、停止方向が不変であることと相まって、制御システムによって時間期間a−h
−gで流れ圧力に逆らって開放状態に維持されるために取り入れバルブとなる。
この時間期間a−h−gでは、これらの再生器同士間の部分体積が拡大し、この
ため、作動体積中の気体の平均温度が最大値から低下する。次に、圧力Pで流
れている気体が、冷却されるに連れて再生器36〜39に対して熱エネルギを出
力する。
【0067】 後続の時間期間g−f−eの間に、熱エネルギが、どの場合も2つの再生器(
上位の場合は原動機)同士間での気体の膨張によってこれらの再生器から抽出さ
れる。作動体積中でのこの圧力の低下は、再生器36と41間の相対的な間隔が
一定であることと相まって排出による気体の平均温度の最小値への低下に基づい
たバルブの閉鎖状態で発生する。原動機に関する上記の説明で示したように、冷
凍機の場合でもまた、時間期間a−h−gtpg−f−eでの部分プロセスの協
働によって、再生器36〜39中において、ストローク方向に線形であり、冷凍
機の場合は冷却器の温度未満の平均温度Tを持つ段階的温度場T(r)が形成
される。T(t)の時間的展開は、時間的シーケンスの逆転の場合における図
9IIの定性的表示と、max.T(t)をmin.T(t)による置換と
、に対応している。作動体積中の気体の平均温度は、時間期間e−d−cと、そ
れに続く再生器36〜39のテレスコーピングの際に増加する。図8の原動機の
取り入れバルブ48は、不変の停止方向と相まって、制御システムによってこの
時間期間e−d−cで流れ圧力に逆らって開放状態に保持され、また、とりわけ
、一定作動体積中での平均温度が増加するために、気体が一定圧力Pでパイプ
ライシステム15の部分に流入する場合には、冷凍機の場合では取り出しバルブ
として動作する。この気体は、ベンチレータ(タービン)によって新たに圧縮さ
れる前に、他の気体流の冷却によって発生する熱エネルギを熱交換機18に吸収
する。冷却される気体が15のところ(図1を参照)で冷凍機のパイプラインシ
ステム中に直接に導入されて再度15から抽出されると、熱交換機18の損失と
設計消費を解消することができる。後続の時間期間c−b−aでは、作動体積中
の気体の平均温度が再生器36〜39の排出によって最大値に増加するが、これ
によって、バルブが閉じているため、圧力が増加してサイクルが閉じる。熱エネ
ルギが(追加的に)、バルブ48またはこれと並行に動作する断面積の小さいバ
ルブが、圧力差が完全に補償される以前にすでに開いているという事実によって
再生器36だけによって分割される作動体積の部分体積から抽出される。
【0068】 同様に、熱エネルギが、バルブ49の内の1つと並行に動作しているバルブが
、圧力差が完全に補償される前にすでに開かれているという事実によって再生器
41によってしか区切られていない作動体積の部分体積に供給される。 より大きい温度差T−Tにわたる気体の冷却 原動機として用いる場合のように、図1に表す装置の場合では、時間期間e−
d−cで質量mHの気体分量が、この場合では、図8から見て変化している停止
状態と相まって図1のバルブ35のような取り出しバルブとして動作し、制御シ
ステムによる流れ圧力に逆らってこの時間期間e−d−cでは開放状態に維持さ
れるバルブ49を介してスペーサ15中に流入する。T、P及びPが不変
の状態では、気体がより集中的に冷却される場合はいつでも、同じ量の熱エネル
ギがある期間にわたって再生器36〜39に供給される。圧力比P/Pが一
定であるので、したがって、より大きい温度差T−Tが達成され得る。圧力
比P/Pが一定であるので、温度Tを単純なサーモスタット制御によって
安定下させることができる。図1のバルブ35に対応する取り出しバルブ49は
、気体が(単に)15での予測温度を越えるときだけこの場合に開放される。 より小さい温度差T−Tにわたる気体の冷却 図1に表す気体コンプレッサの動作に関連して説明したシステムもまた、図1
を参照してすでに上述したように、作動体積と制御システムの部分とが図8に示
す装置に対して交換される場合には冷凍機として動作させることができる。原動
機の場合のように、その目的がまた、冷却の程度がより低い冷凍機の場合におけ
る特定の圧力差P−Pとの協働である場合、この目的は、時間期間e−d−
cでの質量mの気体分量が、ベンチレータの支援で再生器39と40との間で
、入力バルブ35に相当するさらなる(被駆動)バルブ49を介してスペース1
5から吹き込まれると達成することができる。その結果、動作状態においては、
再生器36〜39には、バルブ35に対応しバルブ49無しでの動作と比較して
より大きい分量のエネルギを供給され、したがって、より多くの熱エネルギが再
度、より高い圧力比P/Pでの膨張による時間期間e−f−gでの等温膨張
の場合に抽出される。これらの対策、すなわち温度Tを制御する利点は、図1
に関連する原動機の場合とほとんど同じである。 熱ポンプ 冷凍機の動作に関連して上述した、また、図8の作動体積が組み込まれている
システムは、運動の周期的なシーケンスが不変の状態で制御システムが再生器3
6〜41を駆動し、また、タービン14の作動方向は維持されるが、圧力の増加
が、気体が流出する際に通るバルブが解放されていることに基づく圧力低下によ
って気体が流入するバルブが解放していることによって変換される場合に、熱ポ
ンプとして動作する。その結果、作動体積の、再生器36によって区切られてい
る部分体積だけと、作動体積の、再生器41によって区切られている部分体積だ
け、が冷却される。上述の冷凍機と比較して、平均温度T(t)と圧力P(t
)のストロークH(t)に対する時間的シーケンスは半期間だけ変位する。 熱ポンプとして使用する場合のサイクル 時間期間g−f−eでは、作動体積中の気体の圧力は最大値まで増加するが、
この理由は、バルブが閉じた状態では再生器36〜41の変位によって平均温度
が上昇するからである。各々の場合に再生器36〜39の内の2つ同士間の部分
体積中を流れる気体が断熱圧縮するため、これらの再生器には熱エネルギが供給
される。時間期間e−d−cで再生器36〜39がテレスコーピングされると、
温度THにある気体がタービンによって圧力P1にある作動体積から解法状態に
あるバルブ49を介して導入されるが、その理由は平均温度が低下したからであ
る。時間期間c−b−aでは、作動体積中の気体の圧力はPからPに低下す
るが、その理由は、バルブが閉じている場合は再生器36〜41が変位して気体
の平均温度が最小値に低下するからである。冷却器に隣接する部分体積中の気体
は、このプロセスでは断熱的に膨張して、冷却する。時間期間c−b−aでは、
作動体積中の平均温度は、再生器36〜39間の一定の間隔と相まって変位と共
に増加し、冷却された気体が熱交換機中を流れて、温度Tの熱エネルギを抽出
し、圧力Pで、バルブ48が時間期間a−h−gで温度Tで気体を出力する
が、その理由は、作動体積中の気体の平均温度Tmg(t)が増加するからであ
る。これと同時に、約Tの温度の気体がベンチレータによってスペーサ15か
ら押し出されて、図1のバルブ35のように動作するバルブ49を介して再生器
39と40間の部分体積中に流入する場合、温度差T−Tは同じ圧力比P /Pのまま減少する。原動機の場合のように、変化させるというこの対策によ
って、ほぼ同じ大きさの熱損失(図1を参照)で機械的エネルギがより大きく変
換されることになる。気体が作動体積からパイプラインシステムのスペース15
中に、時間期間a−h−gで15のところでの気体温度によって制御されるバル
ブ35に相当するバルブ49から入り込むと、これによって、交換される気体の
温度差をより大きくすることが可能となる(図1に対応する冷凍機または原動機
を参照)。新鮮な空気を濾過してこの熱ポンプで過熱することができる。作動体
積中の再生器はフィルタとして動作し、したがって、汚染した場合は容易に交換
することができる。この新鮮な空気に供給された熱エネルギは部分的には周辺空
気または地下水などの低温の熱リザーバから発する。スケッチされている熱ポン
プは、空気が実質的には潤滑油とは接触せず、また、フィルタを、汚染したらす
ぐ交換できるように設計することができる。圧力比P/Pを高くすることが
できるように、気体を再生器36と37間の作動体積の部分体積から抽出する。
この目的のために必要とされる設計は、再生器39と40間の部分体積との気体
の交換用の設計に匹敵する。同様に、再生器36に固定されていて、さらに、圧
力ハウジングから滑動密封されている状態で、自身に接続されていて、バルブを
介して空気が交換される際に通る管206(51を参照)中に没入する管205
を、空気(50を参照)を誘導する目的で利用してもよい。 圧力容器の水 図8の描写と比較して、圧力容器の独立スペース61に導かれずに、冷却器4
3の熱交換構造によってのみ結びつけられるスペースへ、別方向に管バンドル4
2が導かれる場合は、密封を多く持つ圧力容器にかかる実際の消費を平行六面体
、もしくは開口部のほとんどないシリンダに減らす。この目的のために、管の直
径を逆連続順で再生器に割り当てる必要がある。この管は互いに57や58のよ
うなレバー構造に移動可能な状態で接続している。 再生器41は取り除かれ、バルブ48はそのままである。エアガイダンス管50
は同様に別方向を示し、51に対応し、圧力容器に密封された方法で接続してい
る管に滑動的に密封された方法で滑動する、その結果圧力容器上で49と対応す
る取り出しバルブを適合させることが可能となる。管4個、これらは2つの異な
る再生器(これらは一時的に可能な限り互いに遠隔に置かれることが好ましい)
の1つに各々の場合において固定されているが、それら1個1個に固定している
のは2個の張り詰めたベルトであり、そのうちの1個が密封されて圧力容器から
引き出したシャフトが回転する間に巻き取られ、その一方でベルトは巻きほどか
れる。それぞれの再生器の管はこのように2個のシャフトにより作動し、再生器
は並列して導かれている。これらのシャフトそれぞれが圧力容器の外側でスプロ
ケットおよびその上に導かれたチェーンとカプリングしている、そのチェーン上
で作動するのは、それぞれの場合に図20で示すチェーン・ドライブの接続ロッ
ド89もしくは69である。冷却器構造43が下限レベルにほぼ完全に沈む程度
に圧力ハウジングは水で一杯になる。結果として冷却液用の導管45および46
、貫通穴63および62は不要になる。この水は上部領域から使われ圧力容器の
外側にある熱交換機により密封回路の中で冷却もしくは熱せられる。管50はさ
らに圧力容器内のウォータレベル用のオーバーフロウとして使用される。遠心力
によりバルブ49のパイプラインシステムの下流に配列した圧力タンク内の気体
とあふれる水は分離される、これは垂直シリンダ軸を中間レベルすれすれに備え
る圧力タンクに水と気体の混合物が入り、圧力タンクに約30センチ突き出る管
を通り再び頂部の中間で再び取り出されるためである。フロートの助けを借りて
、この圧力タンク内のウォータレベルにより始動したバルブが密封可能な管を通
り、水はこの圧力タンクから作動体積の周囲の圧力容器に再び戻される。
【0069】 (圧力装置を始動させることで)圧力容器の中でウォータレベルは回生的に変
化する、それにより(1段の)圧力の変化を得ることが可能である。さらにそれ
により再生器36から40までの流れにより、常に回生的作動状態で水に沈むメ
タルシートをこの再生器のそれぞれの端に固定しておくことが可能になる。熱伝
達表面による損失を最小にするため、このメタルシートの表面に低い熱伝導性の
防水材を施す必要がある。 本発明による気体コンプレッサの機能: 熱い気体+冷たいは比較的高い圧力で暖かい気体を生じる。
【0070】 温度TおよびTそれぞれで質量m1、質量mk、2つの気体量を作動体積
に受けいれ、再びTとTの間にある温度TとTで比較的高い圧力で出力
するためには、図24で示すように、図8で表す作動体積と比較して以下の変性
を行う必要がある。再生器41は取り除かれ、再生器207が熱交換機43に取
って代わる。再生器39および207はそれゆえ固定した間隔で相互に接続して
おり、再生器40はそれぞれの場合に一時的にそれらと当接している。同様に一
時的に再生器207と当接する再生器208は、一時的に再生器38と対面する
再生器37に一時的に接続している、そして再生器209と一時的に対面する再
生器210は、一時的に再生器37と対面する再生器36に永続的に接続する。
同じ様にエアガイダンス管205および211を通る空気の交換はエアガイダン
ス管50および212を通る空気の交換と同じく、広く、かつ同時に行われる。
エアガイダンス管212から、もしくは中に流れる空気が通るバルブ49の1個
もしくはバルブ213の1個は停止方向が変化した場合には図1のバルブ35の
ように使用する。
【0071】 それにも関わらず平均温度T(t)での変化および連続した動作もしくは作
動体積P(t)内の圧力は図9の量の表示に一致する。g−h−aのプロセスに
おいて温度TもしくはTでの気体がバルブの中に引き込まれる。上記のよう
に、線状で、段階上の温度プロファイルがバルブ間の再生器内にストローク方向
に生じる。バルブが適切に制御し回生的に交換した気体量を冷却したり暖めたり
する場合に、作動体積の中に流れる気体量は特定の温度差を維持する必要がある
。比較的冷たい気体がわずかな温度差を受ける場合にはバルブ35のように作動
するバルブ49を通り流れ込むプロセスにおいて上記したように、気体は換気装
置の助けを借りて作動体積から吸い出される。再生器40により分離された異な
る部分体積2個から生じた気体は作動体積から流れ出て、異なるバルブ49およ
び213を通りパイプラインの異なるスペースに流れ込む、このため温度変化の
場合に生じる温度差は(バルブ35のように作動するバルブと共に)広範な範囲
で変化することがある。(自動冷却器のように)熱交換機を必要としないため、
この種のエントロピー・トランスフォーマは全体的に比較的構築し易い。さらに
漏れた冷却水から、突然蒸気が出てくることはない。すでに上記に示したように
、気体コンプレッサとして作動するシステムはさらに熱ポンプもしくは冷凍機と
してわずかな変化で作動することが可能である。高圧の生ぬるい気体を回生的に
タービンで作動体積に押し入れたり、比較的低い圧力で熱い気体と冷たい気体が
回生的に作動体積から流れ出るように本設計を操作することは可能である。それ
ぞれの温度差の追加設定はバルブ35のように作動するバルブにより可能である
。 冷凍機と原動機の結合 温度Tで熱い気体および冷却気体を利用できれば、冷却水温度T 以下で
作動体積2個を持つエントロピー・トランスフォーマにより気体を冷却すること
が可能である。原則として、この目的のために上記の冷凍機の場合には、駆動し
た喚気装置14に上記した原動機が取って代わり、作動体積が熱い気体を受け入
れる、さらにその気体は原動機に割り当てられ、比較的高圧の場合には取り出し
バルブ49もしくは4を通りバッファリング圧力容器が接続するアウトライン・
システムのスペースに出力される、またそこから前もっておおよそTまで冷却
された後に、気体は入り口バルブとして作動するバルブ49をとおり冷凍機に割
り当て可能な作動体積に流れ込むであろう。T以下までに冷却された気体はこ
の作動体積から出てバルブ48そしてバルブ35のように作動するバルブ49へ
と流れて行くであろう。上記に表すように2個の作動体積のバルブを通る回生的
流れは適切に設定され、圧力および温度差を調節する。図4、図5、図6で表す
流れが作動体積で同時に進む場合、バファリング圧力容器は比較的小さなディメ
ンションになるか、もしくは取り除かれることがある。
【0072】 この結合は液体を熱するための熱ポンプとしても使用できる。
【0073】 さらに興味ある結合により上記1の値まで熱量が増加する。このように1個の
熱い気体量と冷たい気体量それぞれは上記したように最初の作動体積からアドミ
ットされ、冷たい気体量として再び出力され、第2の作動体積により受け入れら
れる、この体積は暖かい気体量として出力圧力で再び冷たい気体量を出力する。
このプロセスで熱交換の液体は第2の作動体積で冷却されるか、もしくは追加の
気体量が冷却される。
【0074】 等温熱源および等温熱シンクを利用できれば、(冷凍機もしくは熱ポンプとし
て作動する)上述したシステムの場合には、コンプレッサのために気体を熱した
り、冷却するために熱エネルギーの等温吸収および出力を備える周知の熱コンプ
レッサがこのコンプレッサに取って代わることは興味深い。 作動体積の変化の追加 作動体積内の圧力が落ちることに関連して再生器内の流れのために、気体は実
際、等温温に拡がって行く。このプロセスで、気体の温度が比較的わずかしか変
化しないのは、再生器2個間の作動体積の部分体積の大きさと比較して、ある時
期に流れる気体量が決定的に大きいためである。結果として、再生器の気体交換
表面と熱交換表面が接触する場合に生じる不可逆現象は比較的目立たない。図8
に関係するマシンの場合に不変の作動体積と関連して作動体積内の圧力がまた生
じる時間期間に、制御システムにより回生的に動くピストンにより作動体積が減
少する場合は、特にこれらの長所が利用できる。上記に示すように再生器36の
上および41の下でグリッドプレーン108および109はエディーを防ぎ、一
定温度の気体によってしか流れないように制御システムが動かしている。図1の
バルブ35のようにバルブが作動する上述した効果のため、この設計の場合でも
また交換する気体が冷却されるか、もしくは熱される温度インタバルを設定する
ことが可能である。その間に流れる再生器がなく気体量が変化する場合、2個の
再生器間の気体は断熱的に膨張するか、もしくはPからPのプロセスで圧縮
される、それによりそれぞれが冷却もしくは熱せられる。動作の回生的連続はこ
の場合において図4、図5、図6に似ている。このプロセスで生じた温度変化が
大きければ、隣り合う再生器の1個の中に、後でおこる流れの場合において、そ
の非可逆性が効率性に与える影響はそれだけ大きい。この効果は周知のスターリ
ング・エンジンの場合でも生じるため、図8から関連制御システム42−55を
持つ再生器37−40が再生器システム11に取って代わるという変化があるが
、再生器システム11を除き概ね図1と一致する構造的に単純な設計に関心が行
く。動作の回生的連続性は図4、図5、図6Iから推測可能である。 周辺流を持つディスプレーサ 図21に表したマシンでは、圧力ハウジング110としてシリンダ、バルブ1
11、112および滑動的に密封したピストン113に概ね囲まれた作動体積は
円柱状のディスプレーサ114により部分体積に分割される: これらのディスペンサー114は作動流体により、再生器として作動するシリ
ンダ壁とディスプレーサ間の隙間を流れることが可能であり、シリンダ軸の方向
に圧力ハウジングに関していえば最大の動作長の3−10倍のエクステンション
を持っている。原動機として使用する場合、冷却は圧力ハウジングの外側の導管
115を冷却することで実現する。単一のディスプレーサ14は図8で対応する
再生器36−40の1つとして作動する。一定作動体積(すなわち図21の静止
ピストン)の可搬性サイクルの場合、図9に関係する議論が直接引き継がれる。
【0075】 この場合バルブ111および112はバルブ49および48とそれぞれ対応し
ている。同心管109の束、ピストン113に関して滑動的に密封されている最
大の直径を持つ管、さらに2番目に小さいか、もしくは2番目に大きい直径を持
つ管2個に関して滑動的に相互に密封された管によって、図8の再生器の場合の
ようにディスプレーサ114が駆動する。作動体積の外側で、(10%までの)
作動体積内の比較的少ない変化と共に、図8のようにレバー構造117の助けを
借りてピストン113により駆動が実現する。図8に関連して述べたチェーンド
ライブの対応する接続ロッドは管バンドル109の対応する管上で直接作動する
。この場合には、シリンダ表面との熱交換が再生器のように作動するよう設計さ
れているため、シリンダ表面に対する作動体積の割合が低ければ、それだけ本設
への関心が高くなる。この作用を強化するため、低温伝導性の作動流体の場合に
は、(ストローク方向の)細かいスロットによりこのアクティブ表面を拡大する
必要がある。
【0076】 高レベルの効率を得るためずっと大きな熱転送表面が必要な場合、流れる再生
器はディスプレーサの内部に配置する必要があり、シリンダ壁とディスペンサ間
の隙間に生じる流れ抵抗は流れの比較可能な割合と共に再生器の場合と同じ大き
さの順でなければならない。このためには密封を追加する必要がある。シリンダ
壁115を冷却するための熱転送表面は、この場合においてはストローク方向に
スロットにより拡大されて、この領域のディスプレイサの周りを作動流体が流れ
る、さらにはこのディスプレイサ内の再生器を流れる必要がある。
【0077】 また作動体積内の作動流体として液体で作動するように、このマシンをまた設
計することは可能である。
【0078】 設計上はスターリング・エンジンに似ているマシン内の作動流体としての水に
関して、この場合に生じる技術的問題(圧力抵抗、温度、安定性など)は193
1年にMalonにより解決されている。出所:Malon:新しい原動機―英
国芸術学士院のジャーナル、1931年発刊、4099番、97巻、680頁か
ら708頁。もしくはDie Entwicklung des HeiBlu
ftmotor[熱気エンジンの開発]熱力学の教授のIvo Kolin著で
、C. Foresterによるドイツ語訳、54および55頁。C E.Sc
hmitt,D−6370 Oberursel,PO Box 2006,T
el(06171)3364,Fax:(06171)59518図1に示すよ
うに周囲のシステムとこの作動体積がカプリングするのは、液体の適切な圧力お
よび圧力差のために、たとえば気体換気装置もしくは気体タービン、高圧ポンプ
の代わりとして設計される場合である。すでにMalonが示したように、高い
メカニカル出力を持つコンパクトマシンは作動流体として液体を使用することに
より構築できる。 密封したディスプレーサ 熱力学的に図22のエントロピ・トランスフォーマは図4、5、6もしくは9
にリンク可能な同じモデルを使用して表すことができる。対照的に図22に表さ
れた設計はきわめて異なって見える。圧力ハウジング128および入り口バルブ
と取り出しバルブ130と129a、bにより作動体積の範囲が設定される。圧
力ハウジングと比較して変化のない再生器131から136、再生器131から
135に接続するパーティション137から141、さらに圧力ハウジングの壁
とこれらの壁上に滑動的に密封される再生器142から146によりこの作動体
積で部分体積の範囲が設定される。作動状態では、図9Iの対応する再生器の回
生的に変化したストローク差にこの部分体積の大きさの回生的変化が一致する。
動作のこのサイクルを得るため、再生器142から145を同時に回生的に動か
すことは可能である。これらのディスプレーサに固定したギアラック142から
149はシャフト150a上のギアホイールにより駆動する。このシャフトは密
封された作動体積から圧力ハウジングの中に導かれ、また図8の再生器36を駆
動するチェーンのようにチェーンドライブ設計の接続ロッド152により作動す
る、2個のスポケット151上にピンと張った、チェーンドライブ150の端が
それに巻き付いたり巻きほどかれたりする。フェースシャフトが別のディスプレ
ーサの動きに関連して約4分の1周期になるように、電気が駆動するシャフト1
54はこのチェーンドライブをディスプレーサ146と同じように動かすさらに
似たチェーンドライブ155と結合させる。
【0079】 図21のディスプレーサと比較して、再生器131から135のうち、2個の
間の部分体積の1個と冷却器156に隣り合う部分体積により図22のディスプ
レーサ142から145それぞれが隣り合っている。求める均衡を他の方法では
得られないため、ディスプレーサ142から145が実際これ以上流されること
はない。再生器2個間に挿入される領域で時間期間a−b−c、d−e−f、g
−h−j(図9を参照)で可能な限り画一に再生器131から135が流れるす
るよう、ディスプレーサのスロットは再生器間をストローク方向に走っている。
それにより生じた死体体積はあるアプリケーションではあまり好ましくない影響
を与える。図1のバルブ35のようにバルブ35をさらに使用することが可能で
ある。
【0080】 図8に表すように原動機、冷凍機、熱ポンプなどとして図22の設計を構築し
、使用することもまた可能である。 液体ディスプレーサ・ピストン 図22に表した、また図23に表したような設計は異なる設計のために変更さ
れる。この場合にはU形のコンテナにフロートを持つ振動液体コラムとしてディ
スプレーサ・ポイントが設計される。ピンと張ってシャフトに巻かれ、フロート
157に固定されているベルト159が液体ディスプレーサ・ピストンの動きを
制御し、駆動する。図9と図22の関連で説明したように液体ディスプレーサは
同じ回生動作を行うため、本設計の場合でもまた作動状態でディスプレーサ・ピ
ストン142から145に対応する多数の液体ディスプレーサ・ピストンを、1
50aに対応するシャフト158から駆動させることは可能である。このシャフ
ト158の回生動作を図22に関連して述べたように制御および/もしく駆動す
ることは可能である。フロート157を過ぎ蒸気の爆発が起こる可能性がある熱
いスペースに液体が流れ込む前に、フロート157の末端位置および流量により
バルブ160は密封される。図9とさらに似通った回生動作を得るため、a−b
−cの時間期間の間、対応するフロートの末端と一時的にロックすることにより
、このバルブ160の閉鎖状態がつづく。同じ目的のため、ディスプレーサ15
7は圧力ハウジングに永続的に接続するシール161に押し当てられると一時的
にロックする。熱交換機162の表面は振動液につかることで熱せられたり、冷
却されたりする。全体的に等温エネルギーの交換は圧力容器により、周囲の交換
は部分的には圧力容器の中で振動する液体を絶えず交換することで行われる。作
動体積に上記の平均圧力を持つ時間期間の間、この液体の1部はバルブ63と周
囲164を持つ熱交換機165の中を流れ、包囲された気体体積のため、含まれ
た液体の量の変化によってのみ圧力変化が生じる気体体積待機スペース165に
流れ込む。以下の平均圧力を持つ時間期間の間に、液体の流れる量はバルブ16
6を通り回生的に振動する液体に戻る。原動機としての使用に関して、ノズルの
ようにバルブ166は作動する。それにより、液体コラムの振動する動きが作り
出される。コンプレッションを増加させるため、作動状態で時間回生a−b−c
で滑動的に密封されたピストン167を置き換えることにより、作動体積の全体
積と振動する液体の体積と共にサイクルを横断する作動流体のための作動体積は
減少し、次に時間期間e−f−gで再び膨張する。それにより高まったメカニカ
ル・エネルギーはピストン167に隣接する振動液体に少なくとも部分的に蓄積
される。 本発明による圧力ハウジング内の最小限の熱交換機2個 サイクルと接触することで大きなインタバルで温度変化を液体が受けるとすれ
ば、再生器135の場合のように、図22の再生器131から134のそれぞれ
に貫通流に関して同じ側にある熱交換機を備え付ける必要がある。つぎに液体は
これら熱交換機の中を順番に流れ、そのプロセスで(.図3を参照)多くの温度
レベルで等温エネルギーを交換する。熱交換機によりオーバーラップせずに分割
される作動体積の部分体積内なある作動流体の総量は各々の場合において熱交換
機の温度によることが一般的である。図8に従って操作状態で原動機の作動体積
に流れ込むことが作動の意味であれば、それは比較的冷たい作動流体と混合する
ことになる。それにより等温伝導、シャトル損失もしくは限られた量の再生器の
おかげで、不可逆現象と等温エネルギー出力は等しくなる。このオーバオールの
結果、作動流体の平均的温度に比較的小さな変化が起こり、特に200°からの
比較的小さな温度差の場合、転換したメカニカルエネルギーの実質的な減少が生
じる。不可逆的現象は(上記を参照)この温度の低下と共に減少するため、効率
性が実質的に低下する。同様に図23もしくは図21に基づく設計は比較的少な
い設計消費と関連している、それはここでも熱交換器は移動する必要はなく、熱
交換器の液体交換は問題を生じないためである。
【0081】 熱交換機を流れる液体の温度変化におおよそ一致する気体の温度変化を外部の
タービンの断熱膨張により得る場合、入り口バルブと取り出しバルブの配列が図
22のように実現される。原動機の場合、気体は最も高温時に作動体積の部分体
積から出て、適切な温度で熱交換機に隣り合う部分体積に入る。外部タービンの
断熱膨張の場合に液体の温度変化より、気体の温度変化が実質的に小さい場合、
気体はバルブを通り作動体積の(最も高温の)部分体積に受け入れられ、そして
再び出力される。一般的に重要なことは気体量は混合されるか、もしくは可能な
限り小さな温度差と共に熱伝達表面との接触がおこる。 エンジン+等温気体コンプレッサ 冷却に結果、スパーク・イグニッションもしくはディーゼルエンジンの排気ガ
スにり生じた等温エネルギーを使用して、メカニカル・エネルギーもしくは電気
エネルギーが新たに発生する、もしくは比較的高圧で濾過された新しい空気をエ
ンジンに加給し、それによりターボチャージャのメカニカルエネルギーを消費す
る必要はなく、よりよいパフォーマンス体積とこのスーパーチャージャーを備え
ないエンジンと比較した場合、常に比較的高レベルの効率を得ることになる。ス
ーパーチャージャーを備えないエンジンと比較して、コンプレッサもしくはター
ボチャージャによりエンジンがスーパチャージされる時、空気の圧縮が好ましく
ない効率性レベルで実現するため、結果として好ましいエンジン・パフォーマン
ス体積が効率性レベルの改善と共に生じる。圧縮された空気のエネルギーを電気
エネルギーに変えるためにタービンおよび追加の再生器を必要としないので、さ
らなる相乗効果が得られる。 ガスタービンと等温気体コンプレッサの合体 上記の内部燃焼エンジンの場合と同じように、冷却の間ガスタービンの排気ガ
スにより出力された等温エネルギーを使用し、高圧の濾過された冷たい新しい空
気をガスタービンに送り込む。燃焼チェンバ内の変化のない圧力および変化のな
い気体流量と共に比較的少ない駆動エネルギーを必要とするため、このプロセス
で使用したガスタービンのコンプレッサを設計することが可能であり、これによ
り同じ燃料消費と共に高い負荷力および高レベルの効率性を獲得することになる
。相乗効果のため、最初のガスタービンの効率性レベルと等温コンプレッサ(気
体コンプレッサ)の効率レベルの合計より、この場合において効率性レベルは高
くなる、なぜならメカニカル・シャフト・出力のガスタービンのタッピングによ
り駆動するガスタービンの最初のコンプレッサが、部分気体のための等温コンプ
レッサにより生じたパワーを比較的好ましくないレベルの効率性でしか得ること
ができないためである。適切であれば、通常のガスタービンを使用することも可
能である。その場合には新しい空気の入り口から排気ガスの出口まで継続的に減
少する相関的圧力上昇がガスタービンに起こるであろう、その結果としてパワー
密度と効率レベルが増加することになる。 作動手段を加熱する特別太陽光吸収器 設計原理: 溝付き放物鏡による集光、半透明絶縁体、変換絶縁体を通る流量の組み合わせ。
【0082】 それによって、高温を低い経費で達成し、本発明の原理の長所を太陽エネルギ
ーの使用に対して完全に利用できる。この場合、ガラスロッド251は、溝付き
放物鏡の反射インソレーションを2つの等しい強度のビームに分割する平面に一
般に平行な方法で、および事実上平面に隣接し、それに垂直であり、焦線の方向
に反射されたほんのわずかの放射強度だけが溝付き放物鏡の理想的整列とともに
これらの焦線近くの端部面の領域に到達するように溝付き放物鏡の焦線250を
通る方法で配置されている。
【0083】 焦線の垂線に平行に延びるガラスロッド251の表面は、指向された方法で放
射された日光を最後に反射し、700°Kの温度の黒体の熱放射はできる限り吸
収される。これらのガラスロッドは、小さいスロットだけを有する複数の行に配
置され、それに平行な面を有する光沢がある金属シートとともに、焦線250に
平行なフローチャネル253からの空気および少なくとも1つの接続チャネル2
54を通るより大きな断面を供給され、空気がガラスロッド251間のスロット
を通して流れる焦線250に平行なフローチャネル252に囲まれる。この空気
は、集光されたインソレーションによって焦線から離れて空気が流れている間太
陽エネルギーによって加熱される吸収器構造体255上に向けられる。
【0084】 吸収器構造体に隣接するものは熱空気を集熱器チャネルに案内する最熱フロー
チャネル256である。太陽放射は、指向された方法で反射もし、温度700°
Kの黒体放射を吸収する表面上で吸収され、この表面から作動手段への熱伝達が
(前記手段の低熱伝達率あるいは熱容量にもかかわらず)進み、最少エネルギー
損失(例えば、光沢のあるスロット付金属シート)で行われるように表面当たり
の吸収エネルギーができるだけ一定であるように配置されている。吸収器の表面
は、常に増加する表面の数とより平行に整列される表面の数を増加することによ
って増加でき、空気は、熱フローチャネル253に送り込むために焦線から1つ
の表面だけを通って流れるのに必要である。照射方向の焦線の好適なアップスト
リームは、その平面に焦線もある少なくとも1つの光沢のある平坦なスロット付
金属シート257である。吸収器構造体255に流れるよりも大量の空気が焦線
の特定のセクションの時間間隔当たりのガラスロッド251全体に流れる場合、
空気流量は、放射方向に対して焦線の領域で形成され、特定の空気量がこの温度
プロフィールの形成なしよりも吸収器構造体でのより熱い状態に到達することを
非線形温度プロフィールの形成によって確実にする。
【0085】 太陽エネルギーによって電力供給の衛星解決策を実現できるために、例えば、
砂漠地域の遠く離れた病院に対して、溝付き放物鏡を有する前述の集熱器が熱交
換器を加熱する空気を加熱し、同様に前述されている熱交換器と並列にこの回路
に結合されている少なくとも2つの並列接続の作動容量が各々の場合発電機を駆
動するタービンに圧縮空気を供給するエントロピー変換器が必要である。水によ
る冷却は、夜により低い温度で水を冷却できるように中間貯蔵器として役立つ大
きい水タンクを介して行われる。熱エネルギーが、洗濯業界、大規模配膳業ある
いは滅菌消毒におけるように80℃以上の温度で必要である場合は常に、熱い空
気は貯蔵器から直接冷却される。結果として、これらの消費者はネットワークの
より低いピーク負荷の出現を引き起こす。
【0086】 より大きい温度間隔にわたって気体を加熱する太陽集熱器は従属請求項155
および下記のクレームによって保護される。
【0087】 図26に特徴付けられた典型的な実施形態は、平行に、3つの空間間に配置さ
れ、それに平行に延び、気体のためのフローチャネル262、263、264を
有する、透明カバー260と絶縁された後部壁261との間に半透明絶縁体26
5、266の2つの層を有する。このフローチャネルは、並列に延びる集熱器チ
ャネル267、268、269に45°の角度で延びる。半透明絶縁体の層によ
ってのみ互いから分離されているフローチャネル(262および263)(26
3および264)は互いに交差する。半透明絶縁体から流れる気体は、半透明カ
バーおよび絶縁後部壁に隣接する各フローチャネル262、264から抽出され
、この抽出は温度の関数として制御されるバルブ270あるいは271を通る集
熱器チャネルによって実行され、外側の空気に対する温度差は透明カバー260
で決定的であり、絶対温度は絶縁後部壁261で決定的である。気体は、適切な
集熱器チャネル268からベンチレータ272によってその間に配置された各フ
ローチャネルに吹き込まれる。これらのベンチレータ272は、シャフト273
上に全て配置され、各フローチャネル263への流入が各々の場合一般に適切な
チャネルの表面上に放射される放射強度に比例する気体質量流量であるような大
きさにされる。半透明絶縁体265、266は、できる限り700°Kの温度の
黒体の赤外線放射線を吸収し、できるだけ指示方法で日光を反射する任意に未被
覆あるいは被覆金属フォイルあるいは適切な面および透明カバーに平行なスロッ
ト274を有する薄い金属シートからなる。平たくて、波形をつけた層(波形を
つけた厚紙と比較)の互い違いの配置によって、できるだけ限り材料の全体に延
び、あるいは少なくともそれから離れていなくて、主方向に平行である直線を金
属の各点を通って置くことができ、少なくとも所与の適当な整列を吸収あるいは
散乱によって著しい損失なしに直接日射を通す構造を得ることができる。金属に
よって一般に境をつけられ、半透明絶縁体の主方向に垂直な最小表面は0.25
cm〜2cmの範囲の大きさである。任意の選択された方法で被覆されるか
あるいは黒くされた金属ファブリック275は、半透明絶縁体に隣接する絶縁後
部壁の領域に任意に配置されるので、流れ抵抗を拡大する。このフロー制御の目
的はできるだけ一定である半透明絶縁体の最大表面面積を通る流量を得ることに
ある。気体の透明性は、半透明絶縁体を通って流れるこの場合に使用される。流
通の協働の結果として放射エネルギーの熱伝達および吸収を形成するのは、それ
からフローが絶縁体に入る平面の領域に流通される絶縁体上により平坦に延びる
非線形温度プロフィールである。
【0088】 したがって、より低いエネルギー束は熱伝達によってこの平面を通って伝達さ
れる。全ての装置は、放射の方向が集熱器の主方向に一致するように太陽の位置
を追跡しなければならない。総じて、平坦な集熱器に対しては非常に高い最終温
度は、特にいくつかが直列に接続されている場合、この種の集熱器で得ることが
できる。各集熱器はその可能性に最適に対応する方法で使用されるので、光集中
も示す集熱器との直列接続は非常に効果的である。 圧力変化および機械的エネルギー その最も深い位置で垂直に周期的に移動されるシリンダーに流れ込み、その最
も高い位置で制御されたバルブを通って再び流出する場合、垂直軸および液体を
有する容器の中の方への下向きの開口に対して傾いているシリンダーは、例えば
、水を運ぶ深度ポンプを直接に駆動するために使用できる。バルブ制御は歴史的
な蒸気機関の場合と同様である。
【0089】 静水圧の差は、気体がこの部分システムを通して膨張するときの気体圧の変化
にほぼ対応する。バルブがない場合の結果は、上部および下部の両方で液体およ
び気体の交換とともに歴史的な水タービンの機能を果たし、歴史的な水タービン
のように設計される部分システムである。この場合、歴史的な水タービンのよう
な装置は全容器の液面の下で一般に移動される。液体と比較して気体が低粘度の
ために、シーリングにより大きい注意をはらうことがここでは必要である。この
ことは、その対称的な開口および軸が接線方向におよびシャフト軸に垂直に配置
された容器に気体を流入し、気体をこの容器から流出することによって問題なく
解決される。この容器は、全容器の液面は別にして、主要な時間中、容器に隣接
する液面だけがあるように回転によって移動される。気体は、シャフト軸に垂直
な水タービンの周りに取り付けられ、それに対して摺動するように密封されてい
る容器に供給されるか、あるいはこの容器からできるだけ低い位置でこの側面か
ら横方向のカバーを通してできるだけ離れた上部で抽出される。容器が充満され
た場合、気体の他の周期的な交換は生じるかあるいは液位の上を滑らかにする際
に空で作動する。シャフトが駆動されるときの使用の場合と逆方向に駆動される
場合、この装置は気体を圧縮するために使用できる。
【0090】 大気圧条件の下で数百kW以上の高電力を得るために、それを通してフローが
生じる再生器247〜277の表面は適当に拡大されねばならない。コンパクト
なハウジング形状278を得るために、静止再生器247〜277は、平行線2
78に沿って一般に一定の間隔で複数回折り畳まれ、少なくとも1つのディスク
状変位器部品279の両側を囲み、折り畳んだエッジに平行である変位器部品の
中心軸の領域に移動する限りでは、それに対して平行に周期的に移動する。変位
器部品の他の半分は同様に隣接する再生器によって囲まれる。円形の設計の場合
、再生器はそれに相応して同心円上にある。
【0091】 再生器の少なくとも1つは、ストローク方向に移動できる水圧ピストンあるい
は空気圧ピストンあるいは制御バルブを介して空にされるかあるいは液面の周り
の空間からの液体あるいは気体で充満され、結合振動液柱の対応する動作空間か
ら除去される膜蛇腹に任意に接続されている。
【0092】 例えば、後述される2つの部分からなる変位器構造体を動作空間の液体および
移動再生器で直接に駆動するために必要とされるようなより特別な運動を実行で
きるためにも、この運動は、駆動部品が作動空間(再生器、変位器)でわずかだ
け移動すべきである作動状態の時間中の2つの部品の間の角度が約90°であり
、作動空間の駆動部品の運動が速くなればなるほど、益々より小さくなるように
比較的均一な角速度で回転する複数の水タービンにわたって強制的に閉じられた
方法でぴんと張られている閉じられたチェーンあるいは歯状ベルトのようなエン
ドレスの引っ張り部品よる移動可能接続を介してロッドあるいはぴんと張られた
引っ張り部品(例えば、ケーブルあるいはチェーン)によって任意に分岐される
【0093】 ヒーターの上のボイラーのような圧力不足のパイプラインシステムは、本発明
による熱エンジンの入口バルブに結合される。このシステムは集塵機として使用
される。
【0094】 作動空間の周りのハウジング280の経費は湾曲した形状を使用することによ
って決定的に減少させることができる。横方向の円錐面の形で設計されている移
動再生器281〜284は、良好な寸法の安定性があり、受容できる経費で製造
でき、円錐頂点の領域で独占的に駆動できる。シーリングの目的のために、各再
生器は、金属薄板の横方向の面285あるいは尖った円錐台の匹敵する横方向の
面に接続される。この台は、下部端で連続的に液体286の中に傾くので、金属
薄板の横方向の面のシーリング軸に平行なストローク運動の場合、再生器が周り
に流れるように動くことを防止する。上方に狭くなる円錐台は、液体に傾くシー
リング部品285および横方向のハウジングに対する形状として好ましく、上部
領域の膨張が温度増加のために生じるので、問題を全然生じない。円錐台の角度
は比較的鋭くなければならないので、2つのシーリング部品285間のギャップ
は、互いから離れて移動される場合、不可逆工程は熱伝達のためにこのギャップ
で進行するので、あまり大いに拡大されない。再生器およびシーリングシリンダ
を駆動し、案内する目的は、シリンダの共通軸上の固定管287上に案内され、
円錐頂点の領域の再生器281〜285に接続されている同心管286によって
かなえられる。管286は、それを通って内部管が対応する再生器281〜28
4に接続されているスロットを軸方向のこの領域に少なくとも装備されている。
この管287は、上方に最上の再生器281を越えてハウジングによって囲まれ
た作動空間の特別の刻み目の中に決定的に突き出て、固定管287上で摺動する
方法でそこに案内される。液面288の下では、シリンダ285は、この領域で
も摺動するように案内される管286の中の1つにそれぞれに同様に接続されて
いる。液面288と作動状態のその最低位置の最低再生器284との間の空間は
、上方運動の場合にずれて移動される少なくも分岐した変位器構造体289によ
って一般に充填され、移動の方向に対して斜めに延びる分割面上の作動気体のた
めのフローチャネルを通り抜ける。この変位器構造289は、シリンダ軸の領域
で同様に案内され、別個の駆動装置あるいは再生器284および個別の変位器部
品と液体境界面288の止め金具のためのスプラングストッパのいずれかによっ
て移動される。この変位器285が部分に分かれていない形式の代替物として最
低再生器284に任意に永久に接続される。その代わりに、必要な永久にある空
気通路が変位器289を通るかあるいはその面上にあるために、空所の増加があ
る。熱交換器290は、任意に最低再生器284の真下に直接固定され、熱交換
器媒体を通して流動されるかあるいはシリンダ285および/または対応する管
286上に最低再生器284で固定され、最低位置で液体286の中に傾く、例
えばビルディングの温水処理システムに接続されている固定熱交換器によって連
続動作の場合に補償される熱エネルギーの交換がある。作動気体は、最上の再生
器281の上のハウジングの少なくとも1つのバルブ291を通して周期的に交
換される。この交換は、一方の端部でそれの上に直接固定され、常に液体286
の中に傾く少なくとも1つの浸透管によって最低再生器284の上の部分空間か
らのストローク方向に実行される作動気体の交換によって補償される。ハウジン
グに密封するように接続されている方法でこの管に同心的に配置されているのは
、液位288の上に突き出て、それから気体交換が少なくとも1つのバルブ29
4を通して実行される管293である。液体は、下部再生器の急速な運動あるい
は妨害の場合、この管に流入できる。
【0095】 これがストリームの憂慮すべきあるいはきわどいストリームの発生のために回
避されるべきである場合、その上部エッジが液位を越えてさらに遠くに突き出る
少なくとも1つの他の管がそれの中に配置されている。この空間は、気体バルブ
とともに空間にも制御される空間に対して接続される。この接続される空間に対
して作動気体は隣接する管を通して気体を交換する。これらのバルブの設計に応
じて、バルブは、気体交換に対する管が除去される追加対応管装置(295と比
較せよ)を介して水位を監視する代替物として任意にはより簡単である可能性が
ある。この管(295と比較せよ)は、放出口として使用され、再生器に浸透し
ないで一般の固定液位のレベルの開口によって一般に液体内部のストローク方向
に配置される別の管(296と比較せよ)を介して水を供給される。多孔性の構
造体(297と比較せよ)は、最低再生器がこの管配置によってその周りに流動
できないようにその周りに流動される可能性なしに放出口(296と比較せよ)
の下部領域に統合される。
【0096】 それにしっかりと接続された複数の再生器281〜284あるいは部品上に移
動できるように固定されるのは、各々の場合、任意に直接にあるいはレバーを介
してハウジングに移動できるように接続される少なくとも1つの他の主要レバー
の異なる点に他方の端部で移動可能なように接続される中型レバーである。最上
の再生器281は、ハウジングの直接あるいは間接の接続が行われる点に最も接
近して配置されている点の主レバー上で直接あるいは間接に移動可能なように作
動する。ストローク方向もある平面に対して対称のこのレバー装置の鏡面対称は
、特にレバー装置が面重心の下にある場合、横方向の力が再生器構造体上に全然
伝達されない効果を有する。
【0097】 最低再生器の中の1つは、固定案内部品287がストローク方向にある平面に
対して対称の方法で配置され、移動される2つの駆動クランクシャフト294に
接続ロッド298を介して移動可能なように接続される。当然の結果として、ス
トローク方向に対して、より弱い横方向の力は、ガイド300によって吸収され
ねばならなく、特に接続ロッド298が再生器281〜284の面重心の下に延
びる場合、付加的摩耗をもたらすことになる再生装置281〜285に伝達され
る。接続ロッドベアリングの反対側のクランクシャフト299上に取り付けたの
は、その重力によって再生器装置の重量を少なくとも部分的に補償する質量であ
る。再生器の駆動システムに対する代替として、複数の再生器は、その全てがク
ランクシャフトの軸を通り、それに平行である直線と交差できる少なくとも1つ
のクランクシャフトのスピンドル上に他の端部によって取り付けられている1つ
の接続ロッドの各々に任意に移動できるように接続され、最低再生器の接続ロッ
ドのためのベアリングはクランクシャフトの回転軸から最も遠く離れていて、最
上の再生器のベアリングは最も接近している。匹敵するように使用されたステア
リングエンジンの場合のように、少なくとも1つの再生器は、体積変化に対して
一周期の1/4(25%)の移相で駆動される。周期的に変わる体積を有する作
動空間(作動空間=作動体積)の最低圧力に対する時間に、原動機としての作動
の場合の周期的受け取りおよび熱ポンプあるいは冷却器としての作動の場合の作
動流体の周期的出力は、作動空間で2つの再生器302〜303によって完全に
囲まれる一定の体積の部分空間301に隣接するバルブ291によって実行され
、これらの再生器302の中の1つがハウジングに比較的直接に隣接する。前述
の駆動装置の代替として、少なくとも1つのガイド部品は、ストローク方向28
7にねじ切りロッドあるいは再循環ボールスクリューとして少なくとも部分的に
任意に設計され、それの中に係合する要素は、ねじ切りロッドあるいは再循環ボ
ールスクリューをストローク方向に回転させることによってそれに接続されてい
る少なくとも1つの再生器を移動させる。特定の代替例として、ねじ切りロッド
あるいは再循環ボールスクリューは、任意には、異なる速度で移動される再生器
の接続部品が係合する異なるねじピッチを有する領域を有し、その結果、この接
続部品はねじ切りロッドあるいは再循環ボールスクリューの回転中ストローク方
向に異なる速度で移動され、それによって、可動部品の数を実質的に減少させる
ことができる。したがって、本発明による熱機関は、5つの可動部品および必要
なバルブだけで設計できる。
【0098】 これらの代替例において、再循環ボールスクリューおよびそこに係合し、各々
が閉じられた交差するねじ切りトラックを有する接続部品は、任意には、ストロ
ーク方向に一定速度で再循環ボールスクリューの回転中、再生器を周期的に上下
に移動させるために使用されるかあるいは少なくとも1つのねじ切りロッドある
いは再循環ボールスクリューが、機械制御システムによって任意にあるいは適当
に制御されたモータによって直接に異なる方向に周期的に回転される。この場合
、市販の部品を使用して実現できる設計のために、最も低い再生器は、閉じられ
た溝でボールが再循環するボールスクリューと係合し、他の再生器の少なくとも
一部は、閉じられていない従来のねじ切りトラックと係合している。それによっ
て最も低い再生器は、液体の表面を打つことを予防する。
【0099】 ガイド管は、最も冷たい部分的空間からの作動気体により周期的あるは連続的
に、中央で流される。半径方向ベンチレータが、ねじ切りあるいは再循環式ボー
ルネジで管に接続されており、領域内の管は、管の中間の他方の側の丁度最も冷
たい部分的空間に横方向に開かれている。作動気体のための別個のパイプライン
は、ガイド管の一個の開口部に隣接する空間から、液体の表面の領域の他方の開
口部に隣接する空間に導かれている。周期的な圧縮が、作業空間の体積を周期的
に変化させることでエネルギーの転換を増すことは、既に知られている。これは
、作動状態で振動する水柱305が入っている管304が、作業空間の中の最も
冷たい領域に連結されていると言う事実に裏付けられて最も効率的に達成される
。この目的のために、管306は、液面288の上に開口部が付いたハウジング
280の外にストローク方向に導かれる。単一の作業空間が付いたシステムの場
合は、周期的に共振する液体柱305の連結された管304の他方の端は、圧力
容器306に連結されている。液体柱305の端に隣接する2個の空間308、
309は、任意に、目標とする平均液面310の液面307で、減圧バルブ31
1にに接続されており、圧力補正の結果として、液体の量が殆ど無いのに、大量
の気体を周期的に流すことができるか、あるいは最も小さい作動気体の部分が、
逆止バルブの付いた管システムを経由して作動区空間から加圧容器に行く間にに
供給され、更に、他の液体柱の他方の端に隣接する空間に導かれている、逆止バ
ルブの付いたパイプラインが、目標とする平均液面の液面に加圧容器に接続され
ており、その結果、僅かの液体と、大量の気体の流れが、周期的に流れる。これ
によって、加圧容器の中の気体の量は鎮静化される。作業空間から振動する液柱
の入った管への接続部分には、バルブ312が、取り付けられており、バルブに
は、作業空間のフロー方向にストッパーが付いており、ストッパーに対して、バ
ルブプレート313は、液柱が、作業空間の方向に移動し過ぎると、直ちに密着
して加圧される。バルブが、閉じられると、バルブの上流で蓄積された過剰圧力
は、空間308の外に導かれ、対応して振動水柱の管システムとまた特定の管(
加圧コンテナの中に行く)に接続されている、圧力放出バルブを経由して振動す
る液柱305の他方の端309に到達することができる。
【0100】 同じ空間308に連結されているもう一個の圧力放出バルブは、容器309の
代わりに、外部のコンテナ316に導かれる。コンテナの液体液面は、最も高い
液面で一定に保たれる。圧力放出バルブは、もう一個の逆止バルブにより、振動
する水柱の回りの管システムの端に接続されており、放出バルブを経由して、小
量の液体を、特定の時間で再逆流させることができる。管295aは、周期的に
運動する再生器の最も低い所に取り付けられており、ストローク方向に走ってお
り、管を往復する気体を、管の上に隣接する部分的空間に邪魔されることなく流
すことができ、管の最も低い端は、常に液体に漬かっている。管295aは、ハ
ウジングに密着する方法で接続されている管295aの中に同心状に配設されて
おり、管295bの上端は、再生器のシーリングシリンダ285に存在する最大
液体面288のレベルに対応し、振動水柱305へのアクセスにある安全バルブ
313の上の作動領域のの中に導かれ、安全弁から、溢れ出る液体は、振動液体
柱305の液体に達することができる。管299は、作業空間の中の目標とする
液面288のレベルで最も低い部分的空間の中の管の上縁端が、できるだけ遠く
、前記で説明された管295に接続されており、振動液柱305に導かれている
。作業空間208の液面が、バルブ313の場合の振動液柱の所で作業空間に接
続されている管の端の接続部分より高いときは、回りで流されることないように
なっている多孔性構造体297は、前記で説明された管システムの流入口の上流
に組み込まれる。機械が、始動される度に、液体の特定の量(例えば31)が、
バルブを経由して作業空間に供給される。機械の中の種々の液体量のその他の管
理は、前記で説明された設計と機能的関係で自動的に実施される。
【0101】 加圧容器を、中で熱力学的サイクルが、同じ期間の長さと関連させて、半分の
期間ずらしを進行するもう一つの作業空間と任意に取り替えることができる。集
光と熱絶縁体は、集熱器の設計の中で組み込まれている。鏡は、従って高い集光
係数(>100)に導く必要はない。1次元のカーブであるので、溝付き鏡31
7を使用して、集熱器を廉価で建設すると言う利点がある。加工技術の意味で、
溝付き鏡317は、光かな生産構造無しで、木材とシート金属のような市販の材
料で、寸法と形の面で弾力的に施工できる。この目的のために、ぷRPフィール
319は、コンパスソーで、ベニヤ板のような板材318から切り取られる。少
なくとも2枚のプレートが、2個のプロフィールの端が、プレート318に対す
る垂直線で、希望する点で理想的に接触するように全体的に並行な方法で接続さ
れる。シート金属あるは薄い(5mm)のベニヤ板のような可撓で平らな材料3
20が、オプションとして、プロフィールの端319に取り付けられる。シート
金属自体を、反射面とすることができる。鏡面フォイルあるいは薄いガラス鏡を
、ベニヤ板に貼り付けなければならない。これらの複数の溝付き鏡部品317は
、特に春と秋の正午に、個々の溝付き鏡部品317により反射される太陽光線が
、小さな表面321上でできるだけ吸収されることができるように配設される。
集光鏡の設計を、構造と建築上の意味で、家屋の屋根に組み込むことができる。
集光係数は、吸収器322が軌道に乗り、鏡が永久的に家屋の屋根に取り付けら
れても、まだ充分である。
【0102】 鏡セグメント323の縁は、垂直性が強調されているので、美的な観点からも
屋根として受け入れられ易い。中で水が逃げる溝324は、2個の鏡部品の間に
配設されている。鏡システムは、従って、屋根を覆う最上部を形成している。単
体構造のものの代案として、任意に、この構造を、適当な形の個体の溝で作るこ
とが有利である。説明された構造は、浸水、霜と漏洩による破損を招く恐れがあ
る水や溶けた雪が溜る可能性がある水平に走る溝が、構築されていないのでまた
有利な効果を有している。あるいは、鏡構造は、任意に、軸の回りで運動する。
従って、鏡に垂直な面が、大部分放物線で鏡の中に入っていおり、吸収器322
が、主軸あるいは325の対称軸が、吸収された放射の主方向に対応するように
軌道に載せられているときに有利である。吸収器322は、この場合は、常に溝
付き放物鏡317の対称の面の所にあり、良好な集光比を作り出す。吸収器32
2の芯の領域は、平らな熱絶縁体(TTI)327から成り、熱絶縁は、絶縁さ
れたコンテナ328と共に、内部329を囲んでおり、内部から、帯熱させられ
た熱伝達媒体(例えば、過熱された空気)が、パイプライン・システム330を
経由して引き出される。吸収器は、比較的大きな間隔で、TTIからのTTIの
範囲の順序で配設され、側壁は、吸収器の所でより均一な放射密度が起きるよう
に鏡面となっている。反射内壁を有する絶縁コンテナ328は、集熱器の上流の
後壁331を形成しており、後壁は、エネルギーを、TTI327を経由して流
れることができる前に、熱伝達媒体に供給する。集熱器331には、吸収器32
2に接続されているもう一個の鏡332により、TTI327が逃した太陽光線
エネルギーが供給される。この集熱器の場合、また吸収器333は、熱伝達媒体
によビームの方向の中を通して流され、伝導媒体は、パイプラインシステム33
4により、少なくとも1個の可動接続の所を経由して吸収器構造体全体に供給さ
れる。並行に配列され同一の焦点距離を有する複数の鏡を有する吸収器構造体3
22は、協働するパイプライン・システム334に連動して直接リンクされてい
る。吸収器は、3個のギヤラックを経由して可動に3個の固定された点に接続さ
れており、モーター動力の制御下でラックの方向に変位させる毎に、相互間隔を
、変更できる。少なくとも1個の吸収器322が、モーター動力の制御で移動で
きるように、ラックの方向において、ギヤラックに接続されており、その都度、
ラックが、2個のその他のギヤラックを経由してモーター動力の制御でして、2
個の固定点に可動に接続され、相互の間隔を、その都度、ラックの方向に変化さ
せることができる。
【0103】 少なくとも一方の吸収器が、他方の吸収器に可動で接続されており、2個のギ
ヤラックによってのみ動かされる。
【0104】 熱伝達媒体の接続管334は、管の軸に関して、管に取り付けられている諸吸
収器322の方向を決定するのにまた使用される。
【0105】 東西軸の水平面と、また主ビーム方向の中の吸収器の対称軸に垂直の回転軸の
回りの吸収器の回転は、ケーブルによるギヤラックへの並行連結で実施され、ギ
ヤラックは、南北の方向に水平面にできるだけ近くで正午に運動し、ケーブル回
転ポイント336は、吸収器332の回転軸337等、あるいはギヤラックを吸
収器構造体に取り付けている回転軸を経由する面に配設され、諸回転軸337そ
の他の両側上の所にあり、吸収器322の回転軸337等の軸に垂直面で突起す
る場合、回転軸337等の軸を経由して接続線で、角度が、理想的には正午で9
0度である少なくともほぼ平行四辺形を形成する。前記で説明されたケーブル構
造体の代案として、水平東西軸と主ビーム方向の中の吸収器の対称の軸に垂直の
軸の回りの吸収器322の回転は、正午に南北方向に垂直面にできるだけ近くに
運動するラックのギヤラック経の水平連結により実施され、ラックの回転点は、
吸収器の回転軸あるいはギヤラックを吸収構造体の上に取り付けている回転軸を
経由する面上に配設されていおり、吸収器の回転軸に垂直面で突起する場合、回
転軸337等の軸を経由して連結線で、角度が、正午で90度である少なくとも
ほぼ平行四辺形をまた形成する。ギヤ・ラックは、搬送器により形成され、搬送
器の上に、取り付けられたチェーンがあり、チェーンの中に、スプロケットが、
係号しており、逆転不能のギヤを経由してモーターで駆動される。スプロケット
は、チェーンの上の少なくとも一個のローラーにより誘導され、ローラーは、搬
送器の反対側から圧縮される。ギヤラックを、吸収器構造体を、噛み合っている
駆動装置を移動させることで、ギヤラックに沿って地面の近くまで下げることが
できるような、地面までの範囲と長さまで、垂直にセットアップできる。
【0106】 気体ガイダンスチャンネル322付き吸収器構造用の支点は補足的に周辺に配
置されている小さい鏡332に対する支点より広面積メイン鏡319よりビーム
方向に離れている。それ故斜角入射の場合は集熱器効率を高くする為光学エラ−
はさらに効果的に補正できる。半透明熱絶縁体327は放射方向の配置されたフ
ラットキャリヤ構造。例えば放射方向に垂直に配置されているスロットを持つ多
数のスロット付き金属シート。この構造体は透明構造体及び/または放射方向に
反射する構造体に取り囲まれている。光学的にまたはガラスファイバの代替品と
してガラス管またはロッドが任意にビーム方向に配置されている。集熱器16は
完全にガラス23によりカバーされている。TTI327はTTI327に対し
充分に平行な流れに於いて空気熱伝達媒体を導くのに充分なだけガラス337に
よりカバーされている。その結果このTTI327はパイプラインシステムの汚
染には敏感ではなく、放射トランスミッション中は反射は生じない。
【0107】 特に太陽放射が弱まった場合、空気流は制御され、TTI327より放出され
る多量の空気がTTI327の上流側の集熱器331から放出される。ホット気
体クッションのビルドアップによって得られるTTIのスクリーニング以外に濾
過されていない外部空気によるTTIの汚染がそれにより減少する。
【0108】 トラッキングの結果太陽放射エネルギは吸収器の半透明熱放射TTI327に
対し鏡構造体により集中される。太陽放射は主として吸収のないTTI327の
少なくとも前部を透過し、吸収器構造体により吸収される。熱エネルギはTTI
327により明白なハードルをこえた後にのみ吸収領域からビーム方向に向かっ
てエスケープする。何故なら吸収器または各放出表面の熱放射は比較的温度差の
小さい表面によってのみ大部分吸収されるからである。しかも対流はTTI32
7の大きい表面によって抑制される。これは該当する対流スペースを細分してい
る。上記のプロセスによりTTI11の比較的熱くない領域に伝達された熱エネ
ルギの大部分はビーム方向に於いて熱伝達(空気流)により吸収される。それに
より湾曲温度プロフィールが形成され、その勾配は温度上昇とともに明白に増加
する。TTI表面上の温度差が一定の場合TTI327を通しての熱伝達媒体の
流量の増加に伴いTTI11のクーラ側の勾配が小さくなるので、TTIのクー
ラ表面を通しての廃熱流が減少する。出力マニホルド330の温度差が大きい場
合熱伝達媒体の完全混合を避ける為温度の関数として流量を制御する領域に吸収
器を細分化する。
【0109】 流れが生じる断面はプロセス中この領域内で一定である。これはつぎのような
事実による。貫通流はバイメタル339により制御される。いずれの場合も1セ
ットのスケールの場合のようにビーム340に2者が接続される。2つの対応す
るビームは中央つり下げビームに可動的に接続する。吸収器322から高温気体
を除去するパイプライン330は良好な熱伝達を持ち、任意に、良好または選択
的な吸収を持つ外面342付き絶縁体341により包合されている。これはかな
り完全に半透明熱絶縁体343に包合され、空間344に配置される。少なくと
も1吸収器322への通路上の熱エネルギキャリヤ回路の高温気体が通される。
これは秋の正午12に合わす為直接照射側は半透明絶縁体345に囲まれている
。流通はできない。別の側には鏡346がある。それの上向き面は絶縁体347
及びウエザガードと隣接し、直接照射されない内管342側に入射光を反射する
。このように完全に包合されている。
【0110】 バルク材ストアは熱力学的条件で有効に機能する。
【0111】 熱伝達媒体(例えば空気)で通されるバルク材348は少なくともひとつの絶
縁内層349により分けられ許容可能なアウトレイを持つように設計されている
。これは垂直軸及び外側にカーブしたベース及びトップ面並びにトランジション
350をもつ円筒状横方向表面付き同心シェルへは流入できない。これは流通で
きる。バルク材を充填した内部シェルよりインサレーティング円筒状横方向表面
349の孔を通じて隣接外部シェルへと生じる。これはいずれの場合も両側に於
いて円筒軸を通る平面の領域内に配置されている。流れはコネクションにより導
かれる。これは貫通流できない。垂直円筒軸周辺の回転方向にのみシェルは貫通
流できる。
【0112】 バルク材を充填した2個のハーフシェル間のトランジションは垂直シャフト3
51を通じて流れる場合のみ可能である。それにより熱伝達媒体の交換も可能で
ある。その結果インフローチャンネルを減らすことにより流れを制御し、狭い温
度範囲内の熱伝達媒体だけがシャフト内を流れることが可能である。
【0113】 最外部絶縁体層352のうちのひとつはひとつのバルク充填層から別の層へと
貫通流する。明白な温度プロフィール曲線がそれにより形成される。その結果ク
ーラ側の浅い勾配に基づきクーラ側では損失熱エネルギの低流量のみが生じ、温
度勾配に対する貫通流はない。
【0114】 流路は円筒軸354の領域内に於いて水平に配置したバルク材層353内で補
足的な小さいバリヤ355により延長するが、これは貫通流できない。その結果
これらのバルク材層353も比較的均一に貫通流する。流路は円筒横方向面35
6に於ける長さにほぼ等しく、異なった温度に於ける不都合な熱伝達媒体の混合
はない。
【0115】 シーズンごとの保存を目的としバルク材ストアは高温インフロー空気及び低温
アウトフロー空気との組み合わせで100℃以上に熱する。数週間後ストアの外
部領域に約50℃で流れる空気によりバルク材ストアから熱エネルギを除去する
。120〜150℃の空気チャンネルのうちのひとつを通じて除去され、 熱交
換器で冷却される。これは水を約40℃から100℃に熱する。これは下部の絶
縁水タンクから排出され、上部に送られる。熱い気体エンジンとして作動する熱
機関からの廃熱は加熱用及び熱水供給用にビル内で使用する。時間により熱要求
に従い機械作動を切り離す為にアキュムレータが設けられている。アキュムレー
タが純水ではなくバイオロギカル廃物及び排泄物で充填されている場合は高い相
乗効果が得られる。特に目的がシーズンごとの蓄熱である場合は夏に分解反応ま
たはバイオガス発生が生じるには排泄物は高温すぎる。この効果は果物の保存で
も同様に活用される。バイオガスの発生はこのアキュムレータが晩秋または冬冷
却される時に確保される。それによりシーズンごとに熱エネルギが保存されるだ
けでなくバイオガスの間接的保存も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月17日(2000.5.17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN,YU,ZW

Claims (501)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エントロピ伝達方法であって、この方法においては、動作流
    体が満たされた少なくとも一種の動作体積が、主に他の空間または環境からその
    制限を決定されるのであり、その決定は、少なくとも一種のバルブと少なくとも
    一種の圧力ハウジングと、そしてその採否を選択するピストンとか、液体ピスト
    ンもしくは隔膜のような機械的圧縮デバイスと、そして選択的に少なくとも一種
    の、または全く採用しない液体界面により行われる、かかる前記転送方法におい
    て、 ・それぞれの場合における少なくとも二つの相互に制限設定可能な構造体または
    構造体部品であって、これらを通して動作流体が最大量をもって周期中に流れる
    のであり、そしてこれらの構造体は必要に応じて熱力学的過程に対して活動する
    熱伝達表面を有し、この構成においてそれぞれの場合の動作状態において、動作
    流体により流通される温度の異なる各等温表面が形成される、かかる構成の構造
    体または構造体部品と、 ・少なくとも一種かまたは採用しないかを選択する部品または構造体部品であっ
    て、例えば折り畳み自在な隔膜、折り畳んだシート、伸縮するシートまたは弾性
    シート、そして形状が変えられるかまたは液体界面をもつ再生器構造体などの、
    前記構造体または構造体部品の間に連結方式または大部分を封止する方法で設け
    られるか、あるいは再生器の作用をもった前記部品または構造体部品と、あるい
    は ・この動作体積中で運動が可能な少なくとも一種かまたは採用しない変位ピスト
    ンと、そして ・動作流体の制限と、 これらの構成要素が少なくとも一つの部分体積に最小寸法の制限を与え、その与
    え方は比較可能な容積と部分的に重なることが大部分はない方法であり、そして
    これらの構成要素はそれらに作用する制御システム部品により部分的に作動され
    、その結果、周期的に進行する熱力学的サイクルのこれらの時間周期において支
    配的に、この動作体積に対するこの部分的容積の比率が増大されるか低減され、
    その間にこの動作体積の大きさが更に小さく変化するのみであり、そしてこの動
    作体積中の動作流体の圧力に依存して、それぞれの場合において、その開閉時間
    が熱力学的サイクルに決定的に影響する少なくとも一種の特殊なバルブであって
    、少なくとも一つの外部空間からこの動作体積に制限を与えることが可能であり
    、この外部空間はこれらの時間周期中にこの動作体積の周期的圧力変化に比較し
    て小さい変動のみをもつ部分的に異なった圧力と連携して少なくとも一種の動作
    手段で満たされている、かかる構成の前記特殊なバルブが、支配的に(上述の特
    定された時間的周期中に)制御システムもしくは流体圧力によって開放に保たれ
    、そして流通し、このバルブは別の時間周期中に閉じてあり、この時間周期はこ
    れらの時間周期同士の間に進行し、そしてこの周期中にこの動作体積中の動作流
    体の圧力は、上述の、または別の構成部品もしくは構造体部品の変位を介して、
    制御システムと、そして制御システムにより動作体積中の動作流体の平均温度に
    生ずる変動及び/または機械的圧縮デバイスによるこの動作体積の寸法の変動に
    より、上昇かまたは下降をし、そしてこの動作体積に対する、上述のそれぞれの
    部分的容積の比率は、決定的に少ない範囲内で変動し、この構成において、変動
    する温度もしくは複数の温度レベルと連携して、連続性の、または周期的な膨脹
    と鎮静をする質量の流れをもつ少なくとも一種の物質の熱エネルギーの吸収また
    は発出の何れかが起こる期間と比較してかなり長い時間間隔中に、そしてこの動
    作体積中で、少なくとも一種の動作手段が、周期的熱力学的サイクルを横切る動
    作流体として少なくとも部分的に作用する、かかる構成を有して成ることを特徴
    とするエントロピ伝達方法。
  2. 【請求項2】 圧力と温度が別の範囲にあり、周期的進行の熱力学的サイク
    ルの時間周期が別の時間周期中において連続的操作をする場合に、バルブの開閉
    時間が決定的に熱力学的サイクルに影響を与える一つ以上の動作体積をもつ前記
    バルブが構成され、組入れられて、少なくとも一つのこのような入口バルブを貫
    流する動作手段の一部が、請求項1で詳しく特徴を説明した少なくとも一つの部
    分体積を貫流した後にのみ少なくとも一つのこのような出口バルブに達し、そし
    てこの動作体積から前記出口バルブを通って再度流出することを特徴とする請求
    項1に記載のエントロピ伝達方法。
  3. 【請求項3】 一つ以上の動作体積の、1または2の請求項で一層詳しく特
    徴を説明した部分体積は、概して相互に同一比率をもつことを特徴とするこれら
    の請求項1、2のいずれか一方または双方に記載のエントロピ伝達方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2で一層詳しく説明した、熱力学的サイクル
    の形態にとって決定的であるバルブが閉じられた場合に、一つ以上の動作体積は
    、例えばピストン、液体ピストンまたは隔膜などの圧縮デバイス上の制御システ
    ムの作用によって周期的で支配的に膨脹または収縮をすることを特徴とする請求
    項1〜3の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  5. 【請求項5】 制御システムが、周期的に進行する熱力学的サイクルの特定
    の時間周期において、請求項1で説明した一つまたはそれ以上の構成部品または
    比較可能な部品に運動を起こさせ、この運動により支配的にこれらの部分体積は
    、一つ以上の動作体積のこれらの構造体部品により限定されていて、そして膨脹
    または収縮され、この膨脹または収縮は、請求項1で特徴付けた部分体積がその
    寸法を決定的に変えられる請求項1で特徴付けたこれらの時間周期の進行中に、
    寸法がより小さい範囲でのみ変えられることを特徴とする請求項1〜4の一つま
    たはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  6. 【請求項6】 請求項1または2で一層詳しく説明した一つ以上の部分体積
    を拘束する構成部品は、制御システムにより構成され動かされるのであり、その
    やり方は周期的に進行する熱力学的サイクルの、請求項5の最初の部分で特徴付
    けた時間周期中にこの部分体積がその大きさをより小さい範囲でのみ変えられ、
    そして動作流体が完全に貫流される方法であることを特徴とする請求項5に記載
    のエントロピ伝達方法。
  7. 【請求項7】 操作状態において、請求項1〜6に設定された一つ以上の動
    作体積の部分体積はその大きさが制御システムによって変えられ、その結果周期
    中の平均温度の変化量が最大となることを特徴とする請求項1〜6の一つまたは
    それ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の構造体または構造体部品の少なくとも幾つ
    かの運動に基づいて、一つ以上の動作体積の請求項1で特徴付けた部分体積は、
    周期的に進行する熱力学的サイクルの特定の時間周期の進行中に制御システムに
    より連続的に低減され、その結果この動作体積中の動作流体の平均温度は顕著に
    低下し、その結果熱間動作手段が圧力変動を伴った空間から流れ、この圧力変動
    は少なくとも1つの広い開放入口バルブを経てこの動作体積の部分体積の中に入
    るこの動作体積内で起こる変動と比べて若干小さい程度のみであり、この動作体
    積は、最大量をもつそれぞれの周期中の動作流体が貫流する再生器にのみ直接接
    合し、そして続く時間周期の進行中に、請求項1で特徴付けた部分体積の、対応
    する動作体積に対する比率の変化が一層小さいので、この動作体積の圧力は増加
    し、請求項1で特徴付けた閉塞バルブに関連して、制御システムによる機械的圧
    縮デバイスの運動に基づいて及び/または請求項1で特徴付けた部分体積を拘束
    する若干の構成部品の運動または制御システムにより比較可能な部品の作動に基
    づいて、この運動はこの動作体積の最も冷えた部分体積を減らし、この動作体積
    は冷却器のみに直接接合され再生器には接合されず、最も高温の部分体積を膨脹
    させ、この高温の部分体積は一つ以上の入口バルブに接合し、この請求項の最初
    の項で特徴付けられており、その結果この動作体積の動作流体の平均温度が増大
    し、そして請求項1で説明した若干の構成部品の運動に基づき、この動作体積の
    請求項1で特徴付けた部品容積が制御システムにより、後続の時間周期進行中に
    連続的に膨脹され、その結果この動作体積の動作流体の平均温度が支配的に上が
    り、そして流入物の温度よりも低い温度をもつ動作流体が請求項1で一層詳しく
    説明した部分体積から流出し、そしてこの動作流体は、少なくとも一時的に冷却
    器に担持される再生器により範囲が限定され、少なくとも一つの広い開放出口バ
    ルブを通って、この動作体積中で生ずる変動に比べれば僅かな圧力変動をもつ空
    間に流入し、そして続く時間周期の進行中に、請求項1で特徴付けた部分体積の
    対応する動作体積に対する比率の変化が小さいので、この動作体積の圧力が低下
    し、請求項1で特徴付けた閉塞バルブと連携して、制御システムによる機械的圧
    縮デバイスの運動に基づき、及び/または請求項1で特徴付けた部分体積を拘束
    するか、あるいは制御システムにより比較可能な幾つかの構成部品の運動に基づ
    いて、この運動は最も冷えた部分体積を膨脹させ、この最も冷えた部分体積は直
    接冷却器によってのみ接合され、ただし再生器には接合されず、そして最も高温
    の部分体積を減らし、この部分体積は少なくとも一つの入口バルブに接合し、こ
    の請求項の最初の項で特徴付けられており、その結果この動作体積の動作流体の
    平均温度が低下し、そしてサイクルが終わる、かかる構成を有することを特徴と
    する請求項1〜7の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも入口及び出口のバルブによりそれぞれ少なくとも
    一つの動作体積だけ範囲限定された空間の圧力差が設定され、及び/または請求
    項1〜8で一層詳しく説明した構成部品が制御システムにより駆動され、請求項
    5で一層詳しく説明した少なくとも一つの部分体積が、部分体積の対応する動作
    体積に対する請求項1で特徴付けた比率が、決定的にその大きさを変えられる周
    期的に進行する熱力学的サイクルの、請求項1で特徴付けたこれらの時間周期の
    進行中に大きさが支配的には変化せず維持され、そして前記少なくとも一つの部
    分体積がサイクルの全周期を通じて、大きさが変えられ、その結果圧力が上がる
    時間周期においては、この部分体積の平均の大きさは圧力降下時の時間周期にお
    ける平均の容積よりも大きいか小さいかであり、これは平衡をとる場合に熱エネ
    ルギーをこの部分体積に対して付加するか減らすということになる、かかる構成
    を有することを特徴とする請求項1〜8の一つまたはそれ以上の項に記載のエン
    トロピ伝達方法。
  10. 【請求項10】 操作中は、請求項9で説明した部分体積の温度差は、ここ
    で特徴付けられているシーケンスにより広げられ、その結果部分体積の動作体積
    に対する請求項1で特徴付けた比率が、決定的には変化しない周期的に進行する
    熱力学的サイクルの、請求項5で特徴付けた時間周期進行中に、少なくとも一つ
    の動作体積中の動作流体の平均温度に大きな変化が起こり、そしてこの変化はこ
    の動作体積に一定寸法を与えると、閉塞バルブに基づいて一層大きい圧力変化を
    生ずるに到り、これはまた、この動作体積の大きさの同時変化により支持される
    、かかる構成を有することを特徴とする請求項9に記載のエントロピ伝達方法。
  11. 【請求項11】 熱エネルギーは、差圧調整システムに関する請求項9また
    は10で特徴付けた相互作用により、これらの請求項に記載の最も冷えた部分体
    積からのみ抽出されることを特徴とする請求項9または10に記載のエントロピ
    伝達方法。
  12. 【請求項12】 少なくとも一つの動作体積が、操作中の温度制御下にあっ
    て、最も高温の部分体積の過熱を阻止する動作流体を交換するためのバルブを有
    して成ることを特徴とする請求項1〜11の一つまたはそれ以上の項に記載のエ
    ントロピ伝達方法。
  13. 【請求項13】 その開閉作動時間が熱力学的サイクルに決定的な影響をも
    たらす少なくとも一つのバルブが制御システムによってのみ開かれ、その結果こ
    のバルブに接合するそれぞれ空間の圧力のみが補償される構成であることを特徴
    とする請求項1〜12の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  14. 【請求項14】 周期的に進行する熱力学的サイクルの特定の時間周期進行
    中において、すなわち少なくとも一つの動作手段が、少なくとも一つの動作体積
    に対して、制御システムによって開放に保たれている少なくとも一つのバルブを
    経て流入または流出する周期進行中において、そして少なくとも一つの動作手段
    が、請求項1または同様な請求項におけるようにこの動作体積から分けられた少
    なくとも一つの動作体積に対して、付加的に流入または流出する時に、この動作
    体積から、またはこの動作体積に、請求項1または2で説明したような部分体積
    の動作流体が、制御システムによって開放に保たれている少なくとも一つのバル
    ブを介して、別の時間周期において、別の圧力で流れる、かかる構成を有して成
    ることを特徴とする請求項1〜13の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロ
    ピ伝達方法。
  15. 【請求項15】 周期的に進行する熱力学的サイクルの特定の時間周期進行
    中において、すなわち少なくとも一つの動作手段が、少なくとも一つの動作体積
    に対して、制御システムによって開放に保たれている少なくとも一つのバルブを
    経て流入または流出する周期進行中において、そしてまた動作流体が、制御シス
    テムによって開放に保たれている少なくとも一つのバルブを介して、請求項1ま
    たは同様な請求項におけるようにこの動作体積から分けられた少なくとも一つの
    部分体積から流出するときに、この動作体積から請求項1または2で説明したよ
    うな部分体積の動作流体が、制御システムによって開放に保たれている少なくと
    も一つのバルブを介して、別の時間周期において、別の圧力で流れる、かかる構
    成を有して成ることを特徴とする請求項1〜14の一つまたはそれ以上の項に記
    載のエントロピ伝達方法。
  16. 【請求項16】 少なくとも一つの動作体積の大きさは操作状態では概して
    不変のままであり、その結果としてこの動作体積を変えることによって、熱力学
    的プロセスに決定的な機械的動作の交換がなくなる、かかる構成を有することを
    特徴とする請求項1〜15の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方
    法。
  17. 【請求項17】 熱エネルギーは、熱伝達面(例えば自動冷却器による)を
    もった、請求項1で特徴付けた少なくとも一つの構造体によって、少なくとも一
    つの熱交換器の支援を伴った少なくとも一つの動作体積に対して装入と装出がな
    されることを特徴とする請求項1〜16の一つまたはそれ以上の項に記載のエン
    トロピ伝達方法。
  18. 【請求項18】 請求項1で一層詳しく説明した構造体または構造体部品の
    少なくとも一つは熱伝達面を備えており、再生器の形態をもつことを特徴とする
    請求項1〜17の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  19. 【請求項19】 再生器は相変化もしくは化学反応を現示することを特徴と
    する[以下原稿脱落]。
  20. 【請求項20】 少なくとも一つの動作体積の、請求項1で定義した少なく
    とも一つの部分体積を接合することは、これによって熱エネルギーが、操作状態
    においてこの動作体積に対して装入と装出のどちらかがされる少なくとも一つの
    熱交換器であることを特徴とする請求項1〜19の一つまたはそれ以上の項に記
    載のエントロピ伝達方法。
  21. 【請求項21】 動作流体が空気であることを特徴とする請求項1〜20の
    一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  22. 【請求項22】 請求項1で一層詳しく述べた少なくとも一つの構造体また
    は構造体部品が熱伝達面をもち、再生器として、すなわち材料の熱容量を利用し
    、大きい界面とそして流れ方向の低い熱伝導率をもつアキュムレーターとして作
    用することを特徴とする請求項1〜21の一つまたはそれ以上の項に記載のエン
    トロピ伝達方法。
  23. 【請求項23】 請求項1で一層詳しく述べた構造体または構造体部品が熱
    伝達面をもち、操作状態において、ほこり、懸濁物または凝縮物のような堆積物
    が自動的に取除かれ、そして動作流体により遠くに運び去られるか、あるいはこ
    れらの堆積物が少なくとも一つの動作体積から特殊な開口またはチューブシステ
    ムを経て抜き取られるように設計されていることを特徴とする請求項1〜22の
    一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  24. 【請求項24】 少なくとも一つの再生器がフィルターとして作用し、この
    フィルターは可動自在に枠体に連結され、その結果低経費で交換可能である、か
    かる構成であることを特徴とする請求項1〜23の一つまたはそれ以上の項に記
    載のエントロピ伝達方法。
  25. 【請求項25】 別々の温度でそれぞれ堆積した物質は、例えば別種の化学
    組成を得るなどの目的で少なくとも一つの動作体積から分離抽出可能であること
    を特徴とする請求項23に記載のエントロピ伝達方法。
  26. 【請求項26】 少なくとも一つの別の動作手段は周期的に少なくとも一つ
    の動作体積に送給されるのであって、この手段は、動作流体との交換が可能なよ
    うに、そしてこの手段が再度この動作体積から、変化した相、温度もしくは化学
    組成をもつて抽出されるように、この動作体積の内部に入れられることを特徴と
    する請求項1〜25の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  27. 【請求項27】 請求項1または2で一層詳しく説明し、そして熱力学的過
    程に必要な熱伝達面は触媒として設計されて成ることを特徴とする請求項1〜2
    6のうちの一つに記載のエントロピ伝達方法。
  28. 【請求項28】 これまでの請求項で一層詳しく述べてきた部分体積の少な
    くとも幾つかの大きさの周期的変化が、請求項1または2で一層詳しく述べた構
    造体または構造体部品の行程方向の変換を経て少なくとも部分的に生ずるのであ
    って、この場合熱伝達面は必要に応じて熱力学的過程に対して活性状態にあって
    動作体積を拘束するハウジングを指向しており、シールは、熱伝達面をもつ構造
    体が運動中に貫流されなければならない状態になるように行程方向の表面上を摺
    動する、かかる構成であることを特徴とする請求項1〜27の一つまたはそれ以
    上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  29. 【請求項29】 少なくとも一つの熱交換器を支持する少なくとも一つの枠
    体は常に再生器から概して一定の空間を行程方向にもっており、また別の構造体
    または別の構造体部品は周期的に進行する熱力学的サイクルの周期の一部の進行
    中だけこの熱交換器に対して再生器を担持し、そして同一の枠体に装着され、こ
    の熱交換器と比較して実質的に大きい流動抵抗をもつ構造体を経て、この熱交換
    器に平行に流れることはやはりこの時間周期中には動作流体にとって可能である
    、かかる構成であることを特徴とする請求項28に記載のエントロピ伝達方法。
  30. 【請求項30】 必要に応じて熱力学的過程に対して活動し、部分的に制御
    システムとして作用する熱交換器を伴った、請求項1で一層詳しく説明した構造
    体または構造体部品が、少なくともその一部に比較的均質な構造体を用いて構成
    され、この均質な構造体は大きい熱伝達面をもち、この熱伝達面はその内部凝集
    力もしくは弾性に基づき、この占有する動作体積の大きさを引張り離すか圧縮し
    て変化させるのであって、このようにして請求項1または2で述べた部分体積の
    定義を可能にすることを特徴とする請求項1〜29の一つまたはそれ以上の項に
    記載のエントロピ伝達方法。
  31. 【請求項31】 請求項30で述べた比較的均質な構造体が金属織物製の大
    きい熱伝達面を伴って形成され、この織物の対角線はワイヤーの方向に対してし
    わ状であり、このワイヤー方向に複数の層が相互に並び、このようなしわは相互
    に交差(交差角度は90°とは限らない)している、かかる構成であることを特
    徴とする請求項30に記載のエントロピ伝達方法。
  32. 【請求項32】 少なくとも一つの熱交換器の場合は、ボールまたはばねが
    、転送面または流動溝/流動溝の上に並べてあり、その結果再生器構造体の補償
    的運動が弾性と連携して実施可能であることを特徴とする請求項36に記載のエ
    ントロピ伝達方法。
  33. 【請求項33】 操作状態において、少なくとも一つの変位ピストン(請求
    項1で説明した)はその周囲を動作流体が循環し、そしてその行程方向に少なく
    ともハウジングに対する周期的運動の(最大)振幅に対応する長さを有して成る
    ことを特徴とする請求項1〜32の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ
    伝達方法。
  34. 【請求項34】 操作状態において、請求項33で説明した少なくとも一つ
    の変位ピストンは、その中を動作流体が流れ、そして熱エネルギーを過程中の再
    生器と交換し、そして行程方向にハウジングに対する周期的作動の少なくとも振
    幅に対応する長さを有して成ることを特徴とする請求項1〜33の一つまたはそ
    れ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  35. 【請求項35】 操作状態において、請求項33または34で説明した少な
    くとも一つの変位ピストンはその周囲を動作流体が流れ、この流れる領域におい
    て、熱エネルギーが少なくとも一つの圧力ハウジングの壁を通して動作流体によ
    り吸収または放出されることを特徴とする請求項1〜34の一つまたはそれ以上
    の項に記載のエントロピ伝達方法。
  36. 【請求項36】 操作状態において、これまでの請求項で一層詳しく説明し
    た少なくとも一つの部分体積の大きさの周期的変化が少なくとも一つの変位ピス
    トン(請求項1で説明した)の変位によって影響され、そして動作流体は変位ピ
    ストンの一方の側から他方の側に流されるのであり、この動作流体は少なくとも
    一つの他のこのような部分体積を貫流した後においてのみ流されることを特徴と
    する請求項1〜35の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達方法。
  37. 【請求項37】 変位ピストンは二つの構造体または再生器を伴った構造体
    部品及び/または熱交換器の間の少なくとも部分において押され、そして一つの
    再生器から他方の再生器に向かう流動溝(行程方向の長孔の形)を有して成るこ
    とを特徴とする請求項36に記載のエントロピ伝達方法。
  38. 【請求項38】 請求項36または37で特徴付けた少なくとも一つの変位
    ピストン上に行程方向に締めつけた剛性部品は軸の少なくとも一つのギヤーホイ
    ールに作用するギヤーラックの中に合併されることを特徴とする請求項36〜3
    7の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  39. 【請求項39】 少なくとも一つの変位ピストンに運動自在に締めつけた少
    なくとも一つの可撓性部品があり、これは制御システム(例えばベルト)の高度
    の引張り応力に対するものであり、この可撓性部品は、制御システムの他の部分
    的システムによって駆動される軸に断続的に巻かれ、そしてこの可撓性部品はこ
    の変位ピストンの錘の力、または制御システムの別な可撓性部品によって引張り
    状態に任意に保持され、高度の引張り応力をもっており、そしてこの変位ピスト
    ンの行程方向に締めつけられた剛性部品の両端に固設され、そして他方が巻き戻
    したときに制御システムの他方の部分的システムにより駆動される軸に巻き付け
    られる、かかる構成を有して成ることを特徴とする請求項36〜38の一つまた
    はそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  40. 【請求項40】 複数の変位ピストンが制御システムの他の補助システムで
    駆動される軸により駆動されることを特徴とする請求項38〜39の一つまたは
    それ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  41. 【請求項41】 少なくとも一つの軸が圧力容器を経て動作体積から引き出
    され(そして制御システムの他の部分的システムによりここで駆動される)こと
    を特徴とする請求項38〜40の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝
    達方法。
  42. 【請求項42】 変位ピストンは液体ピストンとして設計されており、他の
    絶縁構造体は液体に接触した時点で作動され、周期的作動中に操作状態において
    液体により湿らされた表面は、高温動作流体がその上を直接流れないように大部
    分が覆われる、ことを特徴とする請求項36〜42の一つまたはそれ以上の項に
    記載のエントロピ伝達方法。
  43. 【請求項43】 動作流体が満たされた少なくとも一つの動作体積は、少な
    くとも一つのチューブにより大きさが変えられ、このチューブはピストン液体で
    満たされ、圧力容器に連通しており、そして動作流体で満たされた動作体積と接
    触していない液体の可動界面を有していることを特徴とする請求項36〜42の
    一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  44. 【請求項44】 動作流体が満たされた動作体積と接触していない液体の可
    動界面は、制御システムとエネルギー貯蔵機構(例えばフライホイール)に連結
    したピストンによって動かされることを特徴とする請求項43に記載のエントロ
    ピ伝達方法。
  45. 【請求項45】 請求項44で説明したピストンは、各位置において満たさ
    れず空隙だけを残すフロートと置き換えられ、このフロートは境界壁に関しては
    全体寸法に対して小さく、圧力ハウジングの中に少なくとも一つの動作体積によ
    って併合し、このフロートは、操作状態にある液体によって大部分が封止できな
    いような充分な長さを作動方向に有している、かかる構成を有することを特徴と
    する請求項44に記載のエントロピ伝達方法。
  46. 【請求項46】 少なくとも一つの変位ピストンは少なくとも一つのタービ
    ンにより駆動されることを特徴とする請求項42〜45の一つまたはそれ以上の
    項に記載のエントロピ伝達方法。
  47. 【請求項47】 異種の液体変位ピストンのタービンは共通の軸に固定され
    て成ることを特徴とする請求項46に記載のエントロピ伝達方法。
  48. 【請求項48】 少なくとも一つのガス容積は少なくとも一つの動作体積に
    連結されている少なくとも一つの容器の液体表面により範囲の限定を受け、この
    液体はこの容器中に少なくとも一つの逆止めバルブを経て流入可能であり、そし
    て少なくとも一つのノズルを経て再度流出可能である、かかる構成を有すること
    を特徴とする請求項42〜47の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝
    達方法。
  49. 【請求項49】 請求項42〜48で特徴付けた少なくとも一つの液体ピス
    トンは、請求項48におけるように造りだされた少なくとも一つの周期的液体噴
    流によって駆動されることを特徴とする請求項42〜48の一つまたはそれ以上
    の項に記載のエントロピ伝達方法。
  50. 【請求項50】 少なくとも一つの閉じた回路中の少なくとも一つの熱交換
    器を経て流れる液体は請求項48におけるように造りだされた少なくとも一つの
    周期的液体噴流によって駆動されることを特徴とする請求項1〜49の一つまた
    はそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  51. 【請求項51】 各種群の変位装置が、請求項1〜50の一つまたはそれ以
    上の項で特徴付けた部分体積における、請求項1〜50の一つまたはそれ以上の
    項で特徴付けた一時的な変化を目的として、別々に(例えば位相の移送により)
    駆動されることを特徴とする請求項33〜50の一つまたはそれ以上の項に記載
    のエントロピ伝達方法。
  52. 【請求項52】 変位ピストンの幾つかはピボットピストンとして設計され
    ている(そしてこれらピストンの幾つかは同一軸に固定される、ことを特徴とす
    る請求項1〜51の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  53. 【請求項53】 熱力学的過程で必要な熱伝達面を伴った、請求項1で特徴
    付けた構造体または構造体部品は、制御システムの部品に連結され、この制御シ
    ステムは、操作状態において、これらの部品の他方の端末が決して熱くならない
    空間中に動かされるような方法で引っ張りと圧力に関して行程方向に作動してい
    るのであって、これらの部品をこれらの構造体または構造体部品の幾つかを通し
    て案内することは多分必要である、これらの構成を有して成ることを特徴とする
    請求項28〜52の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達方法。
  54. 【請求項54】 請求項53で特徴付けた行程方向は垂直方向であることを
    特徴とする請求項53に記載のエントロピ伝達方法。
  55. 【請求項55】 熱力学的サイクルに対して必要に応じて活動する熱伝達面
    を伴った構造体または構造体部品は、行程方向に垂直に構成されていることを特
    徴とする請求項53〜54の一方または双方に記載のエントロピ伝達方法。
  56. 【請求項56】 入口ならびに出口バルブ及び熱交換器は、対応する動作体
    積の部分体積が熱交換器の上方に空間的広がりをもって設けられ、この熱交換器
    の温度が熱交換器に用いた熱交換器液体の沸騰点以上であるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項53〜55の一つまたはそれ以上の項に記載のエント
    ロピ伝達方法。
  57. 【請求項57】 請求項53で一層詳しく述べた制御システムの部品は、シ
    ールを経て少なくとも一つの動作体積から外部に除かれることを特徴とする請求
    項53〜56の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  58. 【請求項58】 制御システムの部品用の、請求項57で一層詳しく述べた
    シールは、そこを通して制御システムの部品が案内される動作体積の質量中心か
    ら、可能な限り遠くに取り去られた状態におかれ、その結果シールは、圧力容器
    内部の側方チューブ表面に常に直接連結する表面上のみを滑る構成となっている
    ことを特徴とする請求項57に記載のエントロピ伝達方法。
  59. 【請求項59】 請求項53〜58で一層詳しく述べたこれら部品の端末で
    作用する制御システムの複数の部品であって、これらの部品は依然としてここで
    は自由状態にあり、例えばボール軸受けで支持されたローラーがもしも妥当であ
    れば、力を伝達する方法で少なくとも一つのレバー上の各種の点に落ち着いてい
    るボルトを直接経ており、そして請求項3または22で特徴付けた運動が達成で
    きる構成となっていることを特徴とする請求項1〜58の一つまたはそれ以上の
    項に記載のエントロピ伝達方法。
  60. 【請求項60】 制御システムの、請求項53〜58で一層詳しく述べた複
    数の部品は可動自在であって端末で固定されており、これらの部品は依然として
    ここでは自由状態にあり、少なくとも一つのレバー上の各種点で、可動自在に固
    定されている少なくとも一つの中間介在部品を経ており、そして請求項3または
    53で特徴付けた運動が達成できる構成となっていることを特徴とする請求項1
    〜59の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  61. 【請求項61】 寸法的に安定した複数の構造体部品がそれぞれの端末で可
    動自在に連結されており、これら部品は、行程方向がやはり中に横たわっている
    平面を参照するとき、力の束が鏡対称となるように、やはり請求項59で述べた
    複数のレバーのある、請求項53〜61で一層詳しく述べた制御システムの部品
    から、ここでは依然として自由であることを特徴とする請求項53〜61の一つ
    またはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  62. 【請求項62】 制御システムの、請求項61で一層詳しく述べた少なくと
    も二つの部品は、請求項61に示すような寸法的に安定した構造体部品によって
    、可動自在に分離してレバーに連結され、そしてこれらのレバーは、これら部品
    の各グループに対して2本の軸に固定され、これらの軸は対応するグループの対
    称面に平行に伸びて成ることを特徴とする請求項61に記載のエントロピ伝達方
    法。
  63. 【請求項63】 制御システムの、請求項53〜62で一層詳しく述べた少
    なくとも一つの部品はその端末で作用し、この部品はギヤーラックを経てギヤー
    ホイール上で依然として自由であることを特徴とする請求項1〜62の一つまた
    はそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  64. 【請求項64】 制御システムの、請求項53〜63で一層詳しく述べた少
    なくとも一つの部品はその端末で連結し、この部品は、例えば鎖、ベルトもしく
    はこれらと同様な、少なくとも一つのローラーに巻き付けられた制御システムの
    、高度な引張り応力をもった、少なくとも一つの寸法的に安定した部品を経て、
    少なくとも一つの軸に対してここでは依然として自由であることを特徴とする請
    求項1〜62の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  65. 【請求項65】 制御システムの、請求項53〜64で一層詳しく述べた部
    品であって、この部品は請求項1〜28で一層詳しく述べた異なる構造体または
    構造体部品に変位自在に固定可能であり、熱伝達面は必要に応じて熱力学的過程
    に対して活動的であり、そしてこの部品はグループ内に同心円状態に設けられて
    いることを特徴とする請求項1〜64の一つまたはそれ以上の項に記載のエント
    ロピ伝達方法。
  66. 【請求項66】 制御システムの部品の、請求項65で説明した固定方法は
    バヨネットロックとして設計され、制御システムの部品に噛み合う構造体部品は
    更に内部に設けた制御システムの部品を案内する構成を有することを特徴とする
    請求項65に記載のエントロピ伝達方法。
  67. 【請求項67】 構造体部品の支援によって制御システムの、請求項53で
    特徴付けた部品の少なくとも一つが構造体部品に連結されている、その構造体部
    品が熱力学的過程にとって必要な熱伝達面を伴った構造体または構造体部品に関
    して行程方向に垂直な平面内を作動可能であり、かかる構成であることを特徴と
    する請求項1〜66の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  68. 【請求項68】 請求項67で説明した構造体部品は同様に説明した構造体
    の表面の中心の方向にのみ運動可能であることを特徴とする請求項67に記載の
    エントロピ伝達方法。
  69. 【請求項69】 それぞれの場合に、二つの再生器が固定間隔をもつ行程方
    向で、部品により相互連結されて成ることを特徴とする請求項28〜68の一つ
    またはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  70. 【請求項70】 請求項1で特徴付けた部分体積の少なくとも二つのグルー
    プが、少なくとも一つの動作体積内に範囲を限定され、そして一つのグループの
    部分体積の大きさが、別のグループの部分体積が減じた場合に膨脹する構成をも
    つことを特徴とする請求項1〜69の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロ
    ピ伝達方法。
  71. 【請求項71】 再生器に固設されない、請求項53〜70で説明した部品
    の端末は、液体が満たされている少なくとも一つの空間内の少なくとも一つの圧
    力ハウジングの内部に動かされる構成であることを特徴とする請求項28〜70
    の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  72. 【請求項72】 少なくとも一つの再生器または熱交換器の縁において封止
    するやり方で固定され、そしてやはり垂直方向に動かされるのは少なくとも一つ
    の部品であり、この部品は常に、請求項71で特徴付けた液体が封入された少な
    くとも一つの空間の中に漬浸し、その結果再生器または熱交換器は操作段階で動
    作流体が貫流しなければならない構成であることを特徴とする請求項71に記載
    のエントロピ伝達方法。
  73. 【請求項73】 請求項72で特徴付けた部品はやはり、ここで特徴付けた
    制御システムの部品により、請求項53〜71の一つまたはそれ以上の項におい
    て達成される機能を引き継ぐことを特徴とする請求項72に記載のエントロピ伝
    達方法。
  74. 【請求項74】 フロートにより、フロートに連結した構成の錘の力が補償
    される構成のフロートが、液体表面下方の、請求項71〜73の一つまたはそれ
    以上の項において特徴付けた部品の少なくとも一つに固設されることを特徴とす
    る請求項53〜73の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  75. 【請求項75】 動作流体が動作体積の対応する部分体積から圧力ハウジン
    グの出口バルブまで、封止するやり方で圧力容器に永久的に連結されたチューブ
    を経て通過し、そしてこの動作流体は、液体レベルとガス伝達チューブを突出す
    るように行程方向に設定されるのであり、ガス伝達チューブはその中に概して同
    心的にそしてこのチューブを封止するように構成し、そしてこのチューブは封止
    するように、必要とあれば熱力学的サイクルに対して活動する熱伝達面を伴った
    構造体に連結されて成ることを特徴とする請求項71〜74の一つまたはそれ以
    上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  76. 【請求項76】 封止するやり方でガス伝達チューブに連結された別の概し
    て同心円状態のチューブが、常に封止状態を保証する液体の中に漬浸してあり、
    そして永久的に封止状態で圧力容器に連結されるチューブを経て設けてあり、そ
    してこのチューブは、その中に概して同心円状態に設けてあるガス伝達チューブ
    を介して行程方向に構成されていることを特徴とする請求項75に記載のエント
    ロピ伝達方法。
  77. 【請求項77】 必要に応じて熱力学的サイクル用に活動する熱伝達面を備
    えた少なくとも一つの構造体を周期的に液体中に漬浸し、そして過程中の熱エネ
    ルギーを交換することを特徴とする請求項71〜76の一つまたはそれ以上の項
    に記載のエントロピ伝達方法。
  78. 【請求項78】 構造体を周期的に液体中に漬浸しそして過程中に続いて漬
    浸する液体をこの構造体から吸収して動作空間中にしたたり落すことを特徴とす
    る請求項71〜77の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  79. 【請求項79】 少なくとも一つの動作体積中の液体が閉じた回路中の熱交
    換器を用いて熱エネルギーを吸収するかまたは装出することを特徴とする請求項
    71〜78の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  80. 【請求項80】 液体が、液体表面下方の圧力容器内に固設された熱交換器
    を用いて、少なくとも一つの動作体積中の熱エネルギーを吸収するかまたは装出
    することを特徴とする請求項71〜79の一つまたはそれ以上の項に記載のエン
    トロピ伝達方法。
  81. 【請求項81】 請求項53〜80の一つまたはそれ以上の項において特徴
    付けた制御システムの少なくとも一つの部品が、軸の少なくとも一つのギヤーホ
    イールに作用するギヤーラックに併合される構成をもつことを特徴とする請求項
    53〜80の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  82. 【請求項82】 請求項53〜80の一つまたはそれ以上の項において特徴
    付けた制御システムの少なくとも一つの部品が、制御システムの高度の引張り応
    力をもった少なくとも一つの可撓性部品によって動かされるのであって、この制
    御システムは制御システムの別の部分システムにより駆動される軸に、巻き付け
    巻き戻し状態に設けてあり、しかもこの制御システムはこれにより運動される構
    造体の錘の力で、または少なくとも一つの別の可撓性部品によって引張り状態に
    任意に保持されるのであって、この別の可撓性部品は高度の引張り応力をもち、
    制御システムの少なくとも一つの部品の延長した自由端末に固定された制御シス
    テムの可撓性部品であり、このものは請求項53〜80の一つまたはそれ以上の
    項において特徴付けられており、そして他方の部品が巻き戻されると制御システ
    ムによって駆動される軸に巻き付けられる、かかる構成をもつことを特徴とする
    請求項53〜81の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  83. 【請求項83】 請求項53〜82の一つまたはそれ以上の項により特徴付
    けられている制御システムの複数の部品が制御システムの部分システムにより駆
    動される少なくとも一つの軸によって駆動されることを特徴とする請求項53〜
    82の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  84. 【請求項84】 少なくとも一つの軸が対応する圧力容器を通して対応する
    動作体積(そして制御システムの別の部分システムによりここで駆動される)か
    ら取り出されることを特徴とする請求項1〜83の一つまたはそれ以上の項に記
    載のエントロピ伝達方法。
  85. 【請求項85】 制御システムの、請求項65で特徴付けた少なくとも一つ
    の同心円状態に設けた部品は、それぞれの場合に、例えばロッドのような行程方
    向において自由端で相互連結された二つの細長い部品から成ることを特徴とする
    請求項53〜84の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  86. 【請求項86】 ばねは、熱力学的サイクル用に必要に応じて活動する熱伝
    達面をもつ請求項1で一層詳しく説明した構造体または構造体部品の間に作用す
    る構成をもつことを特徴とする請求項1〜85の一つまたはそれ以上の項に記載
    のエントロピ伝達方法。
  87. 【請求項87】 ばねは、制御システムの請求項53〜85で一層詳しく特
    徴付けた部品の間に作用する構成をもつことを特徴とする請求項86に記載のエ
    ントロピ伝達方法。
  88. 【請求項88】 熱力学的サイクル用に必要に応じて活動する熱転送機能を
    もつ請求項1で一層詳しく説明した構造体または構造体部品が、少なくとも二つ
    の構造体部品に対するそれぞれの場合に、可動自在に平行な回転軸に連結される
    のであって、これら二つの構造体部品はそれぞれの場合に相互に平行に設けた回
    転軸の1本の上で動かされ、そして回転軸は平面に垂直に立ち、交差点の連結通
    路は平行四辺形を形成して成ることを特徴とする請求項1〜87の一つまたはそ
    れ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  89. 【請求項89】 熱力学的サイクル用に必要に応じて活動する熱伝達表面を
    もつ請求項1または88で一層詳しく説明した構造体または構造体部品が2本の
    回転軸を密接包囲する状態で限られた範囲であり、また請求項88で説明した少
    なくとも二つの別の構造体部品への移動が、漏洩流出の最大の可能性をもつ熱交
    換に関連して広域到達シールを提供するように設計されていることを特徴とする
    請求項88に記載のエントロピ伝達方法。
  90. 【請求項90】 エントロピ伝達方法に対する制御システムの部分システム
    であって、この部分システムは請求項1で説明した構造体または構造体部品、例
    えば、変位ピストンとか、必要に応じて活動する熱伝達面を備えた構造体または
    構造体コンポーネントなどの運動を運転により達成するが、この運転の場合にお
    いては、片側に装着した2個のスプロケットを介した引張り状態が現出され、こ
    れらスプロケットの少なくとも一つが駆動されるかまたはエネルギー貯蔵機構、
    例えばフライホイールやチェーンに連結され、チェーンには2個の軸受けをもっ
    た2本のレバーが、スプロケットのピッチ半径に大体近い距離をとって可動自在
    に固定され、その結果これらレバーは別の回転軸線上に相互連結され、その結果
    スプロケットの連続運転の時はこの回転軸線はそれぞれの場合におけるスプロケ
    ット軸線の一つの近い方の周囲における周期の決定的な部分を使い、これらスプ
    ロケット軸線に対してこの回転軸線は大体平行で、駆動力はこの回転軸線から例
    えばレバーによって引き出される、かかる構成を有して成ることを特徴とするエ
    ントロピ伝達方法に対する制御システムの部分システム。
  91. 【請求項91】 スプロケットの少なくとも一つのチェーンは、使用済みス
    プロケットでは足りない少なくとも一つのスプロケットディスクを用いて設計し
    てあり、そしてレバーはチェーン小柱上のチェーン内側に装着されて成ることを
    特徴とする請求項1に記載のエントロピ伝達方法。
  92. 【請求項92】 請求項5または28で特徴付けた少なくとも運動は、この
    運動により少なくとも一つの動作体積の、請求項1その他の項で定義された部分
    体積の大きさの変化が達成されるが、請求項91で一層詳しく説明したように、
    チェーンが装着されそして回転と同一周期中駆動される別のチェーン駆動と共に
    、請求項90または91で一層詳しく説明したように、チェーン駆動により実証
    され、この駆動用の力は選択的にチェーンの少なくとも一つの小柱または少なく
    とも一つのリンクにおいて直接テープ連結されることを特徴とする請求項1〜3
    3の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  93. 【請求項93】 請求項92で再度説明したチェーン駆動の場合において、
    2本のチェーン小柱が通る二つの孔をもちそしてチェーンロックと貫通部分を形
    成できる少なくとも一つのディスクがチェーンに固定されるのであって、チェー
    ンは、レバー内の丸孔用の走行表面として、または駆動力を引き出すための少な
    くとも一つの他の構造体部品または装置として、直接選択的に作用可能となって
    いる、あるいは分離した軸受けを内部固定するために作用する、かかる構成を有
    することを特徴とする請求項92に記載のエントロピ伝達方法。
  94. 【請求項94】 拡大化すなわち高度化するための構造体部材は請求項90
    〜93または97で一層詳しく説明した少なくとも一つのチェーンに対して、バ
    ルブの運動(運動のための力)が(ローラーを経て)チェーンに作用するレバー
    により引き出されるように固設されることを特徴とする請求項1〜93の一つま
    たはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  95. 【請求項95】 少なくとも一つの動作体積の、請求項1またはその他の請
    求項で説明した部分体積の大きさの変化のための運動は、少なくとも一つの再循
    環ボールねじを振動と合併することにより達成されることを特徴とする請求項1
    〜94の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  96. 【請求項96】 少なくとも一つの動作体積の、請求項1またはその他の請
    求項で説明した部分体積の大きさの変化のための運動は、一つのカムディスクに
    対してプレスした少なくとも一つのホイールを合併することにより達成されるこ
    とを特徴とする請求項1〜95の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝
    達方法。
  97. 【請求項97】 制御システムの請求項90〜96で特徴付けた部分システ
    ムの少なくとも一つは請求項38〜41または84で特徴付けた少なくとも軸に
    対して作用することを特徴とする請求項1〜96の一つまたはそれ以上の項に記
    載のエントロピ伝達方法。
  98. 【請求項98】 操作状態において、請求項5で一層詳しく説明され請求項
    1では説明されていない少なくとも一つの部分体積の中に、貫流を伴った少なく
    とも一つの別の構造体108,109によって準容積の中に別のデビジョンがあ
    り、このものは熱転送に対しては支配的に流れ案内とか渦流防止に対するよりも
    設計が劣っており、そして熱力学的サイクルに対して必要とあれば活動する熱伝
    達面を伴った構造体部品の方向に設定された隣接の部分的準容積が、この構造体
    108,109が圧力容器の壁に可能な限り接近して設けられるときは何時でも
    支配的に減らされ、そして圧力容器の壁の方向に隣接する部分的準容積が、他方
    の側に隣接する部分的準容積が既に最大値にあるときにのみ支配的に膨脹される
    ように動かされる、かかる構成を有して成ることを特徴とする請求項1〜97の
    一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  99. 【請求項99】 貫流される構造体をもち、また少なくとも部分的に(ばね
    付きの)部品を伴った少なくとも一つの構造体(例えば180,190)が周期
    的に運動される構造体部品を抱き込むのであって、この構造体部品は縦方向の形
    状変化、例えば断面積の増加または低減などをし、そしてその結果周期的サイク
    ルの特定時間周期中に周期的運動をするように駆動される、かかる構成を有して
    成ることを特徴とするエントロピ伝達方法。
  100. 【請求項100】 本請求項で新規に採り上げた運動済構造体部品は、熱力
    学的サイクルに対して必要に応じて活動する熱伝達面を伴った、請求項98で特
    徴付けた構造体部品に固設されることを特徴とする請求項99に記載のエントロ
    ピ伝達方法。
  101. 【請求項101】 少なくとも一つの動作体積用の圧縮デバイスを駆動する
    ための位相は、制御システムにより設定されるのであって、その方法では動作流
    体が、周期的熱力学的サイクルのこれらの時間周期中に圧縮され、この場合の平
    均圧力は膨脹が起こる時間周期中におけるよりも若干低く、そして機械的エネル
    ギーは、周期中に整然と、このやり方で機械的損失や流れの損失を補償するよう
    に、あるいは、例えば駆動機械に機械的作業を行わせるように、制御システムに
    送給される、かかる構成をもつことを特徴とする請求項1〜100の一つまたは
    それ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  102. 【請求項102】 制御システムはフライホイールならびに少なくとも一つ
    の駆動ピストン、例えば隔膜ピストンとかベローに連結して駆動されることを特
    徴とする請求項1〜101の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方
    法。
  103. 【請求項103】 駆動ピストンの動作空間は動作体積に属し、そして予想
    作動の場合は、高圧を伴う時間周期中は支配的に制御システムにより膨脹され、
    低圧を伴う時間周期中は収縮されることを特徴とする請求項102に記載のエン
    トロピ伝達方法。
  104. 【請求項104】 動作ピストンの動作空間は、この空間がその上に制御シ
    ステムが作用する少なくとも一つのバルブを経て少なくとも一つのもっと高圧の
    空間に膨脹される時間周期中に連結され、そしてこの動作空間は収縮が起こる時
    間周期中には同様に低圧の空間に連結されることを特徴とする請求項102に記
    載のエントロピ伝達方法。
  105. 【請求項105】 少なくとも一つの圧力容器47はそれ自体で概して環境
    温度に留まり、そしてこの圧力容器47は熱い内部空間から空間充填方法により
    絶縁され(例えば発泡ガラスのような閉塞多孔性の絶縁材料を用いる)、その結
    果この介在空間は圧力変動に関して中性的な挙動をとる、かかる構成を有するこ
    とを特徴とする請求項1〜104の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ
    伝達方法。
  106. 【請求項106】 少なくとも一つの圧力ハウジングの行程方向において、
    内壁39が、オフセット構造体で接合部が行程方向をとるシート金属のストリッ
    プからなる2層で形成されて成ることを特徴とする請求項1〜105の一つまた
    はそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  107. 【請求項107】 少なくとも一つの圧力補償容器がやはり請求項1で表現
    したような少なくとも一つの動作体積が接合した少なくとも一つのバルブに直接
    連結された少なくとも一つの空間に連結される構成をもつことを特徴とする請求
    項1〜106の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  108. 【請求項108】 動作体積から混ざり合ったガス/液体混合物が事実に基
    づいて分離されるのであり、この事実とは、動作体積は接線方向に(媒体レベル
    において)円筒形圧力容器の中に大体垂直軸線を伴って流入し、ガスは軸線領域
    内の頂部において再度流出し、そして液体は最低領域において、フロートにより
    制御された少なくとも一つのバルブを介して、そしてパイプラインを介して再び
    少なくとも一つの動作体積によって圧力容器の中へ選択的に搬送戻されるか、あ
    るいは全ての動作体積の外側にある容器の中に搬送されるのであり、これら全て
    の動作体積は、溢れ出ることにより、常に各動作体積の目標液体レベル近くにあ
    り、それぞれの動作体積には少なくとも一つのパイプラインで連結されており、
    少なくとも一つの容易に作動する逆止めバルブが液体レベルの下方にあり、また
    液体レベル上方の容器は対応する動作体積の最低圧力に等しい圧力に大体等しい
    圧力を有して成る、かかる構成を有することを特徴とする請求項1〜107の一
    つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  109. 【請求項109】 限定された空間をもつ少なくとも一つの動作体積に対す
    る少なくとも一つのバルブに決定的な差圧が、少なくとも一つの換気装置または
    少なくとも一つの調節部品をもつ少なくとも一つのタービンにおいてやはり現れ
    、その結果前記換気装置またはタービンは少なくとも一つの動作手段の変化した
    流量(この動作体積の制御システムにより制御された)に対して反応可能である
    ことを特徴とする請求項1〜50の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ
    伝達方法。
  110. 【請求項110】 ラジアルタービンが動作流体または、もっと高圧にある
    少なくとも一つの空間に流入する少なくとも一つの動作手段である力の何れかで
    駆動され、そしてタービンブレードの近傍の流入溝は寸法変更が(流れ差圧また
    は制御システムによる)(例えば金属舌)最大円周におけるハウジングの離心率
    を変更することにより可能であり、この寸法変更は単位時間当たりの流れ容積が
    できるだけ一定である圧力と関連して成るべく大きくしかも広く変化するように
    してある、かかる構成を有することを特徴とする請求項109に記載のエントロ
    ピ伝達方法。
  111. 【請求項111】 ガスは制御状態で容器に対して周期的に流入し、そして
    再度流出するのであって、容器は合間の時間には、液体の入った容器の液体表面
    に対して少なくとも垂直に動かされることを特徴とするエントロピ伝達方法。
  112. 【請求項112】 少なくとも一つの容器が少なくとも一つの軸に設けてあ
    り、この容器の開口の位置は軸の軸線に垂直な接線方向にあり、そして容器は用
    途の種類と回転方向によってガスを流出または流入させるのであり、容器が液面
    よりずっと下方にあるときはガスは大きい差圧がこの容器に流入または流出しな
    くてもガスは流れ、容器が液面上に少なくとも部分的に突出した後に一旦再び液
    体が溢れるか空になるときに、ガスは容器から流出するか流入する、かかる構成
    であることを特徴とする請求項111に記載のエントロピ伝達方法。
  113. 【請求項113】 ガスは選択的にノズルまたは多孔質材料を経て、液面下
    にあるチューブの中に吹き込まれるのであって、その態様は、ガス気泡の大きさ
    ができるだけ小さくなって間隙に留まり、そしてこのガスと液体の混合物が、平
    均密度が低いことによる高い液体レベルとなっている容器の中に流入する、かか
    る構成であることを特徴とする請求項1〜112の一つまたはそれ以上の項に記
    載のエントロピ伝達方法。
  114. 【請求項114】 少なくとも一つの動作手段が熱エネルギーを動作体積の
    外側の少なくとも一つの熱エネルギーアキュムレーターと交換することを特徴と
    する請求項1〜113の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  115. 【請求項115】 少なくとも一つの熱エネルギーアキュムレーターが少な
    くとも動作手段によって貫流されるべき少なくとも一つのバルク容器の構成から
    成り、このバルク容器は容量性熱エネルギーアキュムレーターであり、(例えば
    (廃棄)ガラス、(白色)砂利(直径が公差が狭く±20%)、金属(金属スク
    ラップ)など)及び/または絶縁材料であることを特徴とする請求項114に記
    載のエントロピ伝達方法。
  116. 【請求項116】 少なくとも一つの熱エネルギーアキュムレーターの場合
    において、アキュムレーター材料を被包する絶縁材料(この絶縁材料はアキュム
    レーター材料が熱膨脹したときに弾性的に後退させられる)が貫流されるべきア
    キュムレーター材料の構成は、任意表面の最大寸法が、乱暴に言うとこの任意表
    面は垂直に貫流されるのだが、全体構成を貫流する最短距離よりも実質的に小さ
    くなるようになっており、そしてホース状の構造体は羊毛の巻き取りボールのよ
    うに並べて置かれ、積載材料がそれぞれ絶縁材料により分離され、そして少なく
    とも一つの動作手段が、この通路間を貫流するときに通路をできるだけ短く覆わ
    ねばならない、かかる構成であることを特徴とするエントロピ伝達方法。
  117. 【請求項117】 少なくとも一つの熱アキュムレーターが複数の通路を
    もち、これら通路は複数の箇所でバルブで閉塞可能であり、少なくとも一つの動
    作手段がこれら通路の一つから他の通路に、アキュムレーター材料の全ての部分
    を貫流した後にのみ通過可能となっている、かかる構成をもつことを特徴とする
    請求項114〜116の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  118. 【請求項118】 少なくとも一つの動作手段が太陽エネルギーにより加熱
    され、そしてこの動作手段は、選択的に少なくとも部分的に位相が変えられるか
    化学的に変えられることを特徴とする請求項1〜117の一つまたはそれ以上の
    項に記載のエントロピ伝達方法。
  119. 【請求項119】 太陽熱放射は鏡またはレンズにより光学的に、例えば少
    なくとも一つの動作手段が貫流される少なくとも一つの熱交換器の上に収集され
    ることを特徴とする請求項118に記載のエントロピ伝達方法。
  120. 【請求項120】 焦点ライン領域内に設けた少なくとも一つの吸光構造体
    に対する太陽熱放射の集収は少なくとも一つのデバイス、例えば太陽の相対的位
    置に一線上に揃った放物線状フルート型鏡によりなされることを特徴とする請求
    項119に記載のエントロピ伝達方法。
  121. 【請求項121】 とりわけ変更太陽位置を伴った少なくとも一つの吸熱器構 造体が追跡される構成を有することを特徴とする請求項119〜120のいずれ
    か一方または双方に記載のエントロピ伝達方法。
  122. 【請求項122】 少なくとも一つの光学的吸熱器と熱交換器が構造体また
    は材料によって環境に対して熱的に絶縁されて、太陽の放射線がこの構造体を通
    してできるだけ吸収または反射を少なくして熱交換器に到達するように構成して
    成ることを特徴とする請求項118〜122の一つまたはそれ以上の項に記載の
    エントロピ伝達方法。
  123. 【請求項123】 焦線(例えば、放物線状フルート型鏡)に放射エネルギ
    ーを光学的に集め、そしてこのデバイスの焦線を通過するために、少なくとも一
    つのデバイスの反射放射線の少なくとも一部を二つの等しい強度のビームに分割
    する平面に垂直な平面に実質的に隣接し、そしてここに設けてある部品の表面は
    、その中で放射線がこの焦線の回りに集められている領域を通してラインに平行
    であり、そして放射された日光を最終的に方向付けするやり方で反射し、そして
    少なくともこの焦線(例えばガラスチューブとかガラス繊維、光ファイバーと比
    較のこと)から目視できるときに温度700°Kをもつ黒体の熱放射線をできる
    限り吸収し、その結果として少なくとも一つの焦線に集められた直射日光は少な
    くとも部分的に、それらが吸収される領域(光ファイバーまたは不透明な熱的絶
    縁体と比較のこと)に導かれる、かかる構成を有することを特徴とするエントロ
    ピ伝達方法。
  124. 【請求項124】 焦線上に放射エネルギーを光学的に集める少なくとも一
    つのデバイス(例えば放物線状フルート型鏡)が焦線に平行な個々の区分に分け
    られ、この焦線は請求項120で要求されたよりも少ない範囲で平行して個々に
    再調節されるのであり、それは吸熱器が追跡されるときの光学的濃度を改善する
    ためである、かかる構成を有することを特徴とする請求項120〜123の一つ
    またはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  125. 【請求項125】 請求項123または122で説明した部品は動作手段に
    よって部分的に冷却されるのであり、この動作手段は適当な焦線または焦点から
    流出することを特徴とする請求項122〜124の一つまたはそれ以上の項に記
    載のエントロピ伝達方法。
  126. 【請求項126】 設けてある部品は一つもなく、その結果吸収された放射
    線は材料を経て伝達されなければならない、かかる構成をもつことを特徴とする
    請求項123〜125の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  127. 【請求項127】 請求項123で説明した部品は高度の対称性をもつ平面
    から遠く離れて設けてあり、この平面には少なくとも一つの焦線が横たわり、こ
    の焦線には、放射エネルギーを光学的に集めるための適切なデバイスの理想的な
    一線化が与えられており、この焦線方向に反射された放射パワーの僅かな部分的
    パワーだけがこれらの部品の端面領域に到達する、かかる構成をもつことを特徴
    とする請求項123〜126の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達
    方法。
  128. 【請求項128】 これまでの請求項で説明してきた部品は適切な焦線から
    貫流されることを特徴とする請求項123〜127の一つまたはそれ以上の項に
    記載のエントロピ伝達方法。
  129. 【請求項129】 請求項123〜128で説明してきた部品の構成は、太
    陽放射線が、この放射線が吸収される表面に伝達されずに通過できるようになっ
    ており、そしてこの表面は動作流体の流れで冷却される、かかる構成をもつこと
    を特徴とする請求項123〜128の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロ
    ピ伝達方法。
  130. 【請求項130】 動作手段が太陽放射線を吸収する表面をもつ少なくとも
    一つの構造体を貫流できることを特徴とする請求項123〜129の一つまたは
    それ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  131. 【請求項131】 請求項130で説明した部品が封止するやり方で両端に
    装着され、従って少なくとも隣接領域において閉じられている導管システムの中
    に一体化されて成ることを特徴とする請求項130に記載のエントロピ伝達方法
  132. 【請求項132】 請求項131で説明した部品の内部で、適当な焦線から
    遠く離れている領域内の日射に対する吸収係数が、少なくとも幾つかの表面の場
    合において、ガラス壁(例えば金属、セラミックあるいは金属ストリップで造っ
    た挿入チューブを黒くすることにより)の場合におけるより高いことを特徴とす
    る請求項131に記載のエントロピ伝達方法。
  133. 【請求項133】 これまでの請求項で説明した部品が、貫流し、そして別
    種の材料からなり、その表面が慨して同一方向をもつ部品に次第に合併される、
    かかる構成を有して成ることを特徴とする請求項131及び132のいずれか一
    方または双方に記載のエントロピ伝達方法。
  134. 【請求項134】 太陽放射線の吸収はやはり方向性をもって反射する表面
    で起こり、任意に700°Kの温度の黒体の放射線を吸収するかまたは吸収しな
    い、そして太陽放射線の一表面当たりの吸収太陽放射エネルギーができるだけ一
    定となるように構成されており、その結果この表面から動作手段への熱の転送が
    最低のエネルギー損失で起こる(前記動作手段の熱伝導率または熱容量がちいさ
    いにも係わらず)、かかる構成を有して成ることを特徴とする請求項123〜1
    33の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  135. 【請求項135】 構成全体が、少なくとも一つの焦線または少なくとも一
    つの焦点の少なくとも一部の下流にあるビーム方向の熱絶縁体で鎧装されている
    ことを特徴とする請求項119〜134の一つまたはそれ以上の項に記載のエン
    トロピ伝達方法。
  136. 【請求項136】 放射方向の焦線の上流に固定された少なくとも一つの平
    坦な平面と薄い構造体部品(放射方向に低い熱伝導率をもつ)(例えば孔のある
    金属シートで多分光沢処理してある)があり、この平面には適切な焦線が横たわ
    るかあるいはこの領域内を少なくとも一つの走っている、ことを特徴とする請求
    項123〜135の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  137. 【請求項137】 空気が、焦線または焦点領域にある少なくとも一つの流
    れ溝から流出され、この空気は放射線方向に向けて流れることを特徴とする請求
    項119〜154の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  138. 【請求項138】 太陽放射は、対称軸に対して回転対称をなし、そして太
    陽の相対的位置に対して一線化されている少なくとも一つの放物線鏡によって、
    焦点領域に設けられた少なくとも一つの熱交換器に集められる構成をもつことを
    特徴とする請求項119に記載のエントロピ伝達方法。
  139. 【請求項139】 とりわけて少なくとも一つの吸熱器が変化する太陽の位
    置により追跡されることを特徴とする請求項119〜138の一つまたはそれ以
    上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  140. 【請求項140】 強度の等しい二つのビームの中に提供される全ての平面
    の中に横たわらなければならない主ビームラインに対して、選択的に概して平行
    または概して回転対称的なやり方で、放射線は、太陽放射エネルギーを光学的に
    集めるために少なくとも一つのデバイスにより焦点に集められ、そしてこの焦点
    を通して垂直な平面に実質的に隣接してここに設けてある部品の表面は、その中
    で放射線がこの焦点の回りに集められている領域を通してラインに平行であり、
    そして放射された日光を最終的に方向付けするやり方で反射し、そしてこの焦線
    (例えばガラスチューブとかガラス繊維、光ファイバーと比較のこと)から目視
    できるときに温度700°Kをもつ黒体の熱放射線をできる限り吸収し、その結
    果として少なくとも一つの焦線に集められた直射日光は少なくとも部分的に、そ
    れらが吸収される領域(光ファイバーまたは不透明な熱的絶縁体と比較のこと)
    に導かれる、かかる構成を有することを特徴とするエントロピーの転送システム
  141. 【請求項141】 焦点に太陽放射エネルギーを光学的に集める少なくとも
    一つのデバイスが、個々の区分に分割され、これらの区分は関連の吸熱器が追跡
    される時に光学的濃縮の改良を達成するために請求項139または120で求め
    られたものより少ない範囲で個々に平行に再調節されることを特徴とする請求項
    119〜140の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  142. 【請求項142】 請求項140で説明して部品は適当な焦点から遠く離れ
    た動作手段の流れによって部分的に冷却されることを特徴とする請求項140に
    記載のエントロピ伝達方法。
  143. 【請求項143】 その接線方向に伸びる平面が適当な主ビームラインと実
    質的に0°からばらついている角度で交差している表面を通って放射線が伝達さ
    れなければならないような構造体部品はないことを特徴とする請求項140〜1
    42の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  144. 【請求項144】 これまでの請求項で述べてきた部品は、焦点を通してそ
    れぞれの対応する主ビームラインから遠く離れて設けてあるので、放射線状鏡に
    理想的な一線化を与え、小さな部分的パワーのみが、これらの部品の端面の領域
    内の焦点の到達点の方向に反射される構成となっていることを特徴とする請求項
    140〜143の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  145. 【請求項145】 これまでの請求項で説明してきた部品は適当な焦点から
    貫流することを特徴とする請求項140〜144の一つまたはそれ以上の項に記
    載のエントロピ伝達方法。
  146. 【請求項146】 請求項140〜145で説明した部品は、太陽放射が吸
    収され、そして動作流体の流れにより冷却される表面を太陽放射が伝達せずに通
    過できるように構成されていることを特徴とする請求項140〜145の一つま
    たはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  147. 【請求項147】 動作手段が太陽放射を吸収する表面を伴った少なくとも
    一つの構造体を貫流できることを特徴とする請求項140〜146の一つまたは
    それ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  148. 【請求項148】 請求項145で説明した部品は、封止するやり方で両端
    に装着され、従って少なくとも隣接領域では閉じている導管システムの中に一体
    化されて成ることを特徴とする請求項140〜147の一つまたはそれ以上の項
    に記載のエントロピ伝達方法。
  149. 【請求項149】 請求項148で説明した部品の内部において、焦点から
    遠く離れた領域における日射の吸収係数は、接線方向の平面の交点の大体平行な
    ラインを伴う少なくとも幾つかの表面の場合において、ガラス壁(例えば金属と
    かセラミックまたは金属ストリップで造った挿入チューブを黒色化して)の場合
    におけるよりも高くなっていることを特徴とする請求項140〜148の一つま
    たはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  150. 【請求項150】 請求項148で説明した部品は、貫流しそして別種の材
    料から成り、その表面は大体同一方向を向いている、かかる構成であることを特
    徴とする請求項140〜148の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝
    達方法。
  151. 【請求項151】 太陽放射の吸収は表面で起こり、これらの表面は温度7
    00°Kの黒体の放射線をやはり方向性をもって反射し、選択的に少なくとも吸
    収するか、あるいはそうしないのであって、これらの表面は単位表面積当たりの
    吸収エネルギーが可能な限り一定しており、その結果この表面からの動作手段へ
    の熱の転送が最低のエネルギー損失でなされる構成となっていることを特徴とす
    る請求項123〜150の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法
  152. 【請求項152】 構成全体が、少なくとも一つの焦線または少なくとも一
    つの焦点の下流にあるビーム方向の熱絶縁体で鎧装されていることを特徴とする
    請求項119〜151の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  153. 【請求項153】 放射方向の少なくとも一つの焦線の上流に固定された少
    なくとも一つの平坦な平面状の、薄いしかも方向性をもって反射及び/または伝
    達する構造体部品があり、この部品は側方円錐形表面の形状をもち熱伝導率が低
    く(例えば孔のある金属シートで多分光沢処理してある)、この円錐形表面の軸
    線は主ビームラインであり、その伸びた頂部先端は焦点になっている、かかる構
    成をもつことを特徴とする請求項140〜152の一つまたはそれ以上の項に記
    載のエントロピ伝達方法。
  154. 【請求項154】 少なくとも一つの光学的吸熱器の領域に設けた少なくと
    も一つのバルブは緊急の場合に温度の関数として開けられるのであり、これは過
    熱に対する保護の意味があり、その結果空気が煙突効果により吸熱器構造体を流
    通し、この煙突効果は長尺化したチューブ(主ビームの方向に)によって増強さ
    れる、かかる構成であることを特徴とする請求項123〜153の一つまたはそ
    れ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  155. 【請求項155】 理想的な場合の部品は方向性方式で伝達及び/または反
    射し、そして少なくとも一つのビーム方向をもつ透明カバーの下流に設けられ、
    そして理想的な場合において、温度700°Kの黒体の赤外放射線を大体吸収し
    、殆ど平行に設けられ、そして表面が放射線方向に概して平行になるように一線
    化され、そして部分的な日射が、透明カバーからできるだけ離れた位置で成るべ
    く多く吸収され、そしてこれらの部品は少なくとも一つの動作手段により透明カ
    バーからビーム方向に貫流し、そして放射線を受けていないこの構成の側面は熱
    的に絶縁されている、かかる構成をもつことを特徴とするエントロピ伝達方法。
  156. 【請求項156】 請求項155で説明した大体平坦な部品は、表面が大き
    く、個々に一本の軸線に装着され、太陽がこの軸線周囲の回転により追跡される
    ことを特徴とする請求項155に記載のエントロピ伝達方法。
  157. 【請求項157】 請求項155で特徴付けた構成全体と共に、請求項15
    5で説明した部品は太陽を追跡する構成であることを特徴とする請求項155に
    記載のエントロピ伝達方法。
  158. 【請求項158】 請求項155で特徴付けた構成全体と共に、請求項15
    5で特徴付けた大体平坦な部品は共通軸線に装着され、太陽を追跡する構成であ
    ることを特徴とする請求項155に記載のエントロピ伝達方法。
  159. 【請求項159】 部品の少なくとも一つの別な半透明な構成が請求項15
    5で記載した部品のビーム方向の上流に抗して貫流する構成であることを特徴と
    する請求項155に記載のエントロピ伝達方法。
  160. 【請求項160】 少なくとも一つの透明カバーとこれまでの請求項で特徴
    付けた部品の間の空間は流れ溝の中に、これらの部品と適当な絶縁物との間のこ
    れらの部品の他方の側の空間のように分割されることを特徴とする請求項155
    〜159の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  161. 【請求項161】 請求項159で特徴付けられ、少なくとも一つの動作流
    体により異なる方向に貫流される部品間の少なくとも一つの空間は、請求項16
    0で特徴付けた空間とやはり同様に流れ溝の中に分割されることを特徴とする請
    求項155〜160の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  162. 【請求項162】 一つの流れ溝から他の流れ溝に、請求項155と159
    で特徴付けた部品を通る流れは、何ら効果的な妨害的対流状態の流れがこの流れ
    に重ならないように、充分大きい流動抵抗を制圧することによってのみ可能であ
    る、かかる構成であることを特徴とする請求項155〜161の一つまたはそれ
    以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  163. 【請求項163】 貫流されそして適当な大きさの流動抵抗をもつ吸熱器構
    造体は、前記部品と適当な不透明絶縁体の間の少なくとも一つの空間中に、これ
    までの請求項で特徴付けた部品の端末に隣接し固設されて成ることを特徴とする
    請求項155〜162の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  164. 【請求項164】 流れ溝は、これまでの請求項で特徴付けた異なる空間中
    を走り、またいろいろな方向に走る構成であることを特徴とする請求項160〜
    163の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  165. 【請求項165】 流れ溝で覆われている表面領域において吸収される放射
    エネルギーに大体比例する量の動作流体が適当なコレクター溝への変換点におい
    てそれぞれの流れ溝を貫流するように、流れが規制される、かかる構成を有する
    ことを特徴とする請求項160〜164の一つまたはそれ以上の項に記載のエン
    トロピ伝達方法。
  166. 【請求項166】 少なくとも幾つかの流れ溝においては、動作手段を、そ
    れぞれの場合に提供された換気装置を介してコレクター溝と交換することを特徴
    とする請求項160〜165の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達
    方法。
  167. 【請求項167】 少なくとも幾つかの流れ溝は、動作手段を、温度の関数
    として制御されているバルブを介してコレクター溝の中に流入させることを特徴
    とする請求項160〜166の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達
    方法。
  168. 【請求項168】 少なくとも一つの光学的吸熱器の領域に設けた少なくと
    も一つのバルブは緊急の場合に温度の関数として開けられるのであり、これは過
    熱に対する保護の意味があり、その結果空気が煙突効果により吸熱器構造体を流
    通し、この煙突効果は長尺化したチューブによって増強される、かかる構成であ
    ることを特徴とする請求項155〜167の一つまたはそれ以上の項に記載のエ
    ントロピ伝達方法。
  169. 【請求項169】 請求項123〜168で特徴付けた複数のコレクターは
    直列に連結され、その結果少なくとも一つの動作流体が数段階に加熱されること
    を特徴とする請求項123〜168の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロ
    ピ伝達方法。
  170. 【請求項170】 少なくとも一つの動作手段が、例えばヘリウムで冷却さ
    れ黒鉛で減速された原子炉中の核反応中に、あるいは例えば新鮮な空気を伴った
    生物量またはバイオガスの燃焼中に任意に開放された熱エネルギーによって加熱
    されることを特徴とする請求項1〜169の一つまたはそれ以上の項に記載のエ
    ントロピ伝達方法。
  171. 【請求項171】 制御システムが移動した構成部品と複数の動作体積のバ
    ルブを制御し、その結果それぞれの熱力学的サイクルが、同一周期を伴う位相移
    動方式で行われる、かかる構成を有することを特徴とする請求項1〜170の一
    つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  172. 【請求項172】 動作体積の少なくとも一つの入口及び出口バルブは、そ
    れぞれ同一の外部空間に導入されることを特徴とする請求項171に記載のエン
    トロピ伝達方法。
  173. 【請求項173】 少なくとも一つの動作体積の少なくとも一つの出口バル
    ブから流出後に、少なくとも一つの動作手段が、選択的に加熱、冷却または圧力
    変更をした後に(再開される)、少なくとも一つのバルブを貫流して少なくとも
    一つの別の動作体積に流入することを特徴とする請求項1〜171の一つまたは
    それ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  174. 【請求項174】 (ろ過した)新鮮な空気が少なくとも一つの熱交換器ま
    たは少なくとも一つの再生器(触媒として作用する)の中で、少なくとも一つの
    内燃機関の排出ガスによって加熱され、そして取り出されてバルブに送られ再度
    少なくとも部分的に装出されて、圧力の上げてある少なくとも一つの空間に、少
    なくとも一つの出口バルブを経て流入される、かかる構成を有することを特徴と
    する請求項1〜173の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  175. 【請求項175】 少なくとも一つの出口バルブを経て少なくとも一つの圧
    力を上げた動作体積から強制的に装出される空気は少なくとも部分的に少なくと
    も一つの内燃機関に流入する(圧力低減タンク内に介在的に貯蔵した後に)、か
    かる構成を有することを特徴とする請求項174に記載のエントロピ伝達方法。
  176. 【請求項176】 この場合に、冷却空気は冷却器に隣接する少なくとも一
    つの動作体積の部分容器から装出されることを特徴とする請求項174〜175
    の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  177. 【請求項177】 少なくとも二つの動作体積の入口及び出口バルブは、少
    なくとも一つの動作体積から流出した後、圧力を変えるか、熱エネルギーを変え
    るために、選択的にシステムと相互作用をもつかあるいはもたないで、そして動
    作流体が部分的に少なくとも一つの別の動作体積に流入できるように(共通の空
    間によって)連結される、かかる構成を有することを特徴とする請求項1〜17
    6の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  178. 【請求項178】 請求項45で一層詳しく説明した動作体積の構成の中に
    吸引されたガスは、乾燥圧縮ガスとして圧縮ガス貯蔵器に送給されるのであって
    、この乾燥圧縮ガスは減圧溶剤蒸気及び/またはオイルを含まず、そしてこのガ
    スの乾燥作業は、溶剤の一部または水蒸気の、請求項211で一層詳しく説明し
    たような最も冷却された部分体積の中に留まっている時に、凝縮または昇華中に
    実施され、また、例えば入口バルブが駆動のため開いている空運転時に、氷/冷
    凍溶剤が少なくとも一つの動作体積から再融解または除去される、かかる構成を
    有することを特徴とする請求項1〜177の一つまたはそれ以上の項に記載のエ
    ントロピ伝達方法。
  179. 【請求項179】 少なくとも一つの動作体積から取除かれたエネルギーは
    、高温水調製のためまたは加熱目的で(家庭的なまたは地域的な加熱システムを
    経て)任意に転送されることを特徴とする請求項1〜178の一つまたはそれ以
    上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  180. 【請求項180】 製造工業からの付加的部品はその中に取付けるか配置で
    きるように設けられ、そして動作体積の副次的システムは貯蔵し、そして燃焼に
    よる加熱器と太陽集熱器は並列連結により組合せ構造体とされることを特徴とす
    る請求項1〜179の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  181. 【請求項181】 動作流体は空気であり及び/または少なくとも一つの動
    作体積中の冷却水(不凍性)により冷却されることを特徴とする請求項180に
    記載のエントロピ伝達方法。
  182. 【請求項182】 熱エネルギーは、例えば加熱または温水用の気体と液体
    用の熱交換器によって利用可能にされることを特徴とする請求項1〜181の一
    つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  183. 【請求項183】 冷却目的で、または熱源として、例えば雨水タンクのよ
    うな少なくとも一つの水タンクが介在アキュムレーターとして採用され、そして
    環境空気により冷却または加熱される構成てあることを特徴とする請求項1〜1
    82の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  184. 【請求項184】 少なくとも一つの動作体積の寸法変化は、圧力変化にの
    み影響することを特徴とする請求項1〜183の一つまたはそれ以上の項に記載
    のエントロピ伝達方法。
  185. 【請求項185】 太陽エネルギーは、特徴付けたように転換及び/または
    貯蔵の後、ガス圧縮機、熱エネルギーアキュムレーター、太陽集熱器、圧縮ガス
    貯蔵装置、タービン及び発電機のような、この特許で特徴付けた複数の副次的シ
    ステムを一体構成することによる必要条件に従って、電気エネルギーとして利用
    可能であることを特徴とする請求項1〜183の一つまたはそれ以上の項に記載
    のエントロピ伝達方法。
  186. 【請求項186】 各熱交換器の液体圧力はそれぞれの動作体積中で、操作
    状態にある対応する動作体積中に起こる最低圧力よりも常に低いことを特徴とす
    る請求項1〜184の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  187. 【請求項187】 少なくとも一つの最も冷えた部分体積に隣接する少なく
    とも一つの再生器は、回転するか変位されて、再生器の少なくとも一部分が少な
    くとも周期的に融解して暖かい空間に滴下し、そこから液体が自動的に(パイプ
    ラインによって)除去されることを特徴とする請求項1〜186の一つまたはそ
    れ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  188. 【請求項188】 動作流体は、少なくとも一つの再生器を経て流れて冷却
    されそして再加熱され、熱エネルギーは冷却した動作流体から引き出されて凝縮
    または昇華した過程溶剤中に入る、かかる構成であることを特徴とする請求項1
    〜187の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  189. 【請求項189】 ガスは、冷凍機として作用するエントロピー転送方法の
    少なくとも一部によって冷却され、そして(閉塞回路において)この冷却ガスは
    熱エネルギーアキュムレーター(請求項114〜117と比較のこと)を冷却し
    、このアキュムレーターは続いて別のガスの流れによって再加熱され、溶剤はガ
    スから凝縮及び/または冷凍される、かかる構成をもつことを特徴とする請求項
    1〜188の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  190. 【請求項190】 この方法は空気の湿気から水を得るのに使用されること
    を特徴とする請求項187〜189の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロ
    ピ伝達方法。
  191. 【請求項191】 冷却されるべき少なくとも一つの空間は少なくとも一つ
    の動作体積の部分体積に熱的に接合されて成ることを特徴とする請求項1〜19
    0の一つまたはそれ以上の項に記載のエントロピ伝達方法。
  192. 【請求項192】 少なくとも一つの冷却空間は少なくとも一つの動作体積
    の少なくとも一つの部分体積に熱的に接合され、この動作体積は、公知の熱圧縮
    機の場合におけるように構成され、しかも請求項1〜191の一つまたはそれ以
    上の項で特徴付けた少なくとも一つの動作体積に連結され、制御システムは異な
    る種類の二つの動作体積の同一の周期によって構造体または構造体部品を動かす
    、かかる構成をもつことを特徴とする請求項1〜191の一つまたはそれ以上の
    項に記載のエントロピ伝達方法。
  193. 【請求項193】 少なくとも一つの液体ピストンの少なくとも一種の液体
    が作動状態にある熱交換表面を濡らしそしてやはり加熱または冷却用の液体とし
    て使われることを特徴とする請求項42〜192の一つまたはそれ以上に記載の
    エントロピ伝達方法。
  194. 【請求項194】 作動状態において、少なくとも一つの液体ピストンの少
    なくとも一種の液体が少なくとも一つの容器または少なくとも一つの吸熱器構造
    体を満たし、そして少なくとも一つの動作体積の部分体積の中に滴下する、かか
    る構成をもつことを特徴とする請求項42〜193の一つまたはそれ以上に記載
    のエントロピ伝達方法。
  195. 【請求項195】 バルブが少なくとも一つの開放容器の液体を少なくとも
    一つの動作体積と交換することを行い、そしてこの容器の液体レベルは対応する
    動作体積の平均液体レベルよりも高い、かかる構成をもつことを特徴とする請求
    項42〜194の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達方法。
  196. 【請求項196】 液体は少なくとも一つの圧力逃がしバルブを経て少なく
    とも一つの動作体積から逃避し、そしてこの時点で少なくとも一つの液体ピスト
    ンが冷却領域の頂部にある行程制限体に対して立ち上がり時の打撃を与える、か
    かる構成をもつことを特徴とする請求項42〜195の一つまたはそれ以上に記
    載のエントロピ伝達方法。
  197. 【請求項197】 液体変位ピストンのフロートは、連続運動をするために
    離れた位置で周期的に一時的な固定がなされるのであり、この連続運動により、
    一つの周期の進行中に、少なくとも一つの動作体積内の動作流体の最大の温度変
    化を達成するが可能となる、かかる構成をもつことを特徴とする請求項42〜1
    96の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達方法。
  198. 【請求項198】 液体変位ピストンのフロートが最も遠い位置まで動かさ
    れると、それぞれの場合に、流れ方向に抗する液体の流れに対して一つの下げ翼
    が断面を封止し、そしてこの下げ翼がばねで開かれ、この下げ翼が流量の関数と
    して完全に閉じるまで開放状態に保たれる、かかる構成をもつことを特徴とする
    請求項42〜197の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達方法。
  199. 【請求項199】 少なくとも一つの圧力容積の少なくとも一つの圧縮装置
    の作動に際して、変換された圧縮仕事は少なくとも部分的に水圧システムに(少
    なくとも一つの高圧ガスばねによって)貯蔵される、かかる構成をもつことを特
    徴とする請求項1〜198の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達方法。
  200. 【請求項200】 少なくとも一つの圧力容積の少なくとも一つの圧縮デバ
    イスの作動に際して、変換された圧縮仕事は、被駆動または駆動を一時的になさ
    れるポンプに連結された少なくとも一つのフライホイールにより少なくとも部分
    的に水圧システムに貯蔵される、かかる構成をもつことを特徴とする請求項1〜
    199の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達方法。
  201. 【請求項201】 エントロピ伝達装置であって、この方法においては、動
    作流体が満たされた少なくとも一種の動作体積が、主に他の空間または環境から
    その制限を決定されるのであり、その決定は、少なくとも一種のバルブと少なく
    とも一種の圧力ハウジングと、そしてその採否を選択するピストンとか、液体ピ
    ストンもしくは隔膜のような機械的圧縮デバイスと、そして選択的に少なくとも
    一種の、または全く採用しない液体界面により行われる、かかる前記転送方法に
    おいて、 ・それぞれの場合における少なくとも二つの相互に制限設定可能な構造体または
    構造体部品であって、これらを通して動作流体が最大量をもって周期中に流れる
    のであり、そしてこれらの構造体は必要に応じて熱力学的過程に対して活動する
    熱伝達表面を有し、この構成においてそれぞれの場合の動作状態において、動作
    流体により流通される温度の異なる各等温表面が形成される、かかる構成の構造
    体または構造体部品と、 ・少なくとも一種かまたは採用しないかを選択する部品または構造体部品であっ
    て、例えば折り畳み自在な隔膜、折り畳んだシート、伸縮するシートまたは弾性
    シート、そして形状が変えられるかまたは液体界面をもつ再生器構造体などの、
    前記構造体または構造体部品の間に連結方式または大部分を封止する方法で設け
    られるか、あるいは再生器の作用をもった前記部品または構造体部品と、あるい
    は ・この動作体積中で運動が可能な少なくとも一種かまたは採用しない変位ピスト
    ンと、そして ・動作流体の制限と、 これらの構成要素が少なくとも一つの部分体積に最小寸法の制限を与え、その与
    え方は比較可能な容積と部分的に重なることが大部分はない方法であり、そして
    これらの構成要素はそれらに作用する制御システム部品により部分的に作動され
    、その結果、周期的に進行する熱力学的サイクルのこれらの時間周期において支
    配的に、この動作体積に対するこの部分的容積の比率が増大されるか低減され、
    その間にこの動作体積の大きさが更に小さく変化するのみであり、そしてこの動
    作体積中の動作流体の圧力に依存して、それぞれの場合において、その開閉時間
    が熱力学的サイクルに決定的に影響する少なくとも一種の特殊なバルブであって
    、少なくとも一つの外部空間からこの動作体積に制限を与えることが可能であり
    、この外部空間はこれらの時間周期中にこの動作体積の周期的圧力変化に比較し
    て小さい変動のみをもつ部分的に異なった圧力と連携して少なくとも一種の動作
    手段で満たされている、かかる構成の前記特殊なバルブが、支配的に(上述の特
    定された時間的周期中に)制御システムもしくは流体圧力によって開放に保たれ
    、そして流通し、このバルブは別の時間周期中に閉じてあり、この時間周期はこ
    れらの時間周期同士の間に進行し、そしてこの周期中にこの動作体積中の動作流
    体の圧力は、上述の、または別の構成部品もしくは構造体部品の変位を介して、
    制御システムと、そして制御システムにより動作体積中の動作流体の平均温度に
    生ずる変動及び/または機械的圧縮デバイスによるこの動作体積の寸法の変動に
    より、上昇かまたは下降をし、そしてこの動作体積に対する、上述のそれぞれの
    部分的容積の比率は、決定的に少ない範囲内で変動し、この構成において、変動
    する温度もしくは複数の温度レベルと連携して、連続性の、または周期的な膨脹
    と鎮静をする質量の流れをもつ少なくとも一種の物質の熱エネルギーの吸収また
    は発出の何れかが起こる期間と比較してかなり長い時間間隔中に、そしてこの動
    作体積中で、少なくとも一種の動作手段が、周期的熱力学的サイクルを横切る動
    作流体として少なくとも部分的に作用する、かかる構成を有して成ることを特徴
    とするエントロピ伝達装置。
  202. 【請求項202】 圧力と温度が別の範囲にあり、周期的進行の熱力学的サ
    イクルの時間周期が別の時間周期中において連続的操作をする場合に、バルブの
    開閉時間が決定的に熱力学的サイクルに影響を与える一つ以上の動作体積をもつ
    前記バルブが構成され、組入れられて、少なくとも一つのこのような入口バルブ
    を貫流する動作手段の一部が、請求項1で詳しく特徴を説明した少なくとも一つ
    の部分体積を貫流した後にのみ少なくとも一つのこのような出口バルブに達し、
    そしてこの動作体積から前記出口バルブを通って再度流出することを特徴とする
    請求項201に記載のエントロピ伝達装置。
  203. 【請求項203】 一つ以上の動作体積の、201または202の請求項で
    一層詳しく特徴を説明した部分体積は、概して相互に同一比率をもつことを特徴
    とするこれらの請求項の一方または双方に記載のエントロピ伝達装置。
  204. 【請求項204】 請求項201または202で一層詳しく説明した、熱力
    学的サイクルの形態にとって決定的であるバルブが閉じられた場合に、一つ以上
    の動作体積は、例えばピストン、液体ピストンまたは隔膜などの圧縮デバイス上
    の制御システムの作用によって周期的で支配的に膨脹または収縮をすることを特
    徴とする請求項201〜203の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装
    置。
  205. 【請求項205】 制御システムが、周期的に進行する熱力学的サイクルの
    特定の時間周期において、請求項1で説明した一つまたはそれ以上の構成部品ま
    たは比較可能な部品に運動を起こさせ、この運動により支配的にこれらの部分体
    積は、一つ以上の動作体積のこれらの構造体部品により限定されていて、そして
    膨脹または収縮され、この膨脹または収縮は、請求項1で特徴付けた部分体積が
    その寸法を決定的に変えられる請求項1で特徴付けたこれらの時間周期の進行中
    に、寸法がより小さい範囲でのみ変えられることを特徴とする請求項201〜2
    04の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  206. 【請求項206】 請求項1または2で一層詳しく説明した一つ以上の部分
    体積を拘束する構成部品は、制御システムにより構成され動かされるのであり、
    そのやり方は周期的に進行する熱力学的サイクルの、請求項5の最初の部分で特
    徴付けた時間周期中にこの部分体積がその大きさをより小さい範囲でのみ変えら
    れ、そして動作流体が完全に貫流される方法であることを特徴とする請求項20
    5に記載のエントロピ伝達装置。
  207. 【請求項207】 操作状態において、請求項201〜206に設定された
    一つ以上の動作体積の部分体積はその大きさが制御システムによって変えられ、
    その結果周期中の平均温度の変化量が最大となることを特徴とする請求項201
    〜206の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  208. 【請求項208】 請求項1に記載の構造体または構造体部品の少なくとも
    幾つかの運動に基づいて、一つ以上の動作体積の請求項201で特徴付けた部分
    体積は、周期的に進行する熱力学的サイクルの特定の時間周期の進行中に制御シ
    ステムにより連続的に低減され、その結果この動作体積中の動作流体の平均温度
    は顕著に低下し、その結果熱間動作手段が圧力変動を伴った空間から流れ、この
    圧力変動は少なくとも1つの広い開放入口バルブを経てこの動作体積の部分体積
    の中に入るこの動作体積内で起こる変動と比べて若干小さい程度のみであり、こ
    の動作体積は、最大量をもつそれぞれの周期中の動作流体が貫流する再生器にの
    み直接接合し、そして続く時間周期の進行中に、請求項201で特徴付けた部分
    体積の、対応する動作体積に対する比率の変化が一層小さいので、この動作体積
    の圧力は増加し、請求項1で特徴付けた閉塞バルブに関連して、制御システムに
    よる機械的圧縮デバイスの運動に基づいて及び/または請求項201で特徴付け
    た部分体積を拘束する若干の構成部品の運動または制御システムにより比較可能
    な部品の作動に基づいて、この運動はこの動作体積の最も冷えた部分体積を減ら
    し、この動作体積は冷却器のみに直接接合され再生器には接合されず、最も高温
    の部分体積を膨脹させ、この高温の部分体積は一つ以上の入口バルブに接合し、
    この請求項の最初の項で特徴付けられており、その結果この動作体積の動作流体
    の平均温度が増大し、そして請求項201で説明した若干の構成部品の運動に基
    づき、この動作体積の請求項201で特徴付けた部品容積が制御システムにより
    、後続の時間周期進行中に連続的に膨脹され、その結果この動作体積の動作流体
    の平均温度が支配的に上がり、そして流入物の温度よりも低い温度をもつ動作流
    体が請求項201で一層詳しく説明した部分体積から流出し、そしてこの動作流
    体は、少なくとも一時的に冷却器に担持される再生器により範囲が限定され、少
    なくとも一つの広い開放出口バルブを通って、この動作体積中で生ずる変動に比
    べれば僅かな圧力変動をもつ空間に流入し、そして続く時間周期の進行中に、請
    求項201で特徴付けた部分体積の対応する動作体積に対する比率の変化が小さ
    いので、この動作体積の圧力が低下し、請求項1で特徴付けた閉塞バルブと連携
    して、制御システムによる機械的圧縮デバイスの運動に基づき、及び/または請
    求項201で特徴付けた部分体積を拘束するか、あるいは制御システムにより比
    較可能な幾つかの構成部品の運動に基づいて、この運動は最も冷えた部分体積を
    膨脹させ、この最も冷えた部分体積は直接冷却器によってのみ接合され、ただし
    再生器には接合されず、そして最も高温の部分体積を減らし、この部分体積は少
    なくとも一つの入口バルブに接合し、この請求項の最初の項で特徴付けられてお
    り、その結果この動作体積の動作流体の平均温度が低下し、そしてサイクルが終
    わる、かかる構成を有することを特徴とする請求項201〜207の一つまたは
    それ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  209. 【請求項209】 少なくとも入口及び出口のバルブによりそれぞれ少なく
    とも一つの動作体積だけ範囲限定された空間の圧力差が設定され、及び/または
    請求項201〜208で一層詳しく説明した構成部品が制御システムにより駆動
    され、請求項205で一層詳しく説明した少なくとも一つの部分体積が、部分体
    積の対応する動作体積に対する請求項1で特徴付けた比率が、決定的にその大き
    さを変えられる周期的に進行する熱力学的サイクルの、請求項1で特徴付けたこ
    れらの時間周期の進行中に大きさが支配的には変化せず維持され、そして前記少
    なくとも一つの部分体積がサイクルの全周期を通じて、大きさが変えられ、その
    結果圧力が上がる時間周期においては、この部分体積の平均の大きさは圧力降下
    時の時間周期における平均の容積よりも大きいか小さいかであり、これは平衡を
    とる場合に熱エネルギーをこの部分体積に対して付加するか減らすということに
    なる、かかる構成を有することを特徴とする請求項201〜208の一つまたは
    それ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  210. 【請求項210】 操作中は、請求項209で説明した部分体積の温度差は
    、ここで特徴付けられているシーケンスにより広げられ、その結果部分体積の動
    作体積に対する請求項201で特徴付けた比率が、決定的には変化しない周期的
    に進行する熱力学的サイクルの、請求項205で特徴付けた時間周期進行中に、
    少なくとも一つの動作体積中の動作流体の平均温度に大きな変化が起こり、そし
    てこの変化はこの動作体積に一定寸法を与えると、閉塞バルブに基づいて一層大
    きい圧力変化を生ずるに到り、これはまた、この動作体積の大きさの同時変化に
    より支持される、かかる構成を有することを特徴とする請求項209に記載のエ
    ントロピ伝達装置。
  211. 【請求項211】 熱エネルギーは、差圧調整システムに関する請求項20
    9または210で特徴付けた相互作用により、これらの請求項に記載の最も冷え
    た部分体積からのみ抽出されることを特徴とする請求項209または210に記
    載のエントロピ伝達装置。
  212. 【請求項212】 少なくとも一つの動作体積が、操作中の温度制御下にあ
    って、最も高温の部分体積の過熱を阻止する動作流体を交換するためのバルブを
    有して成ることを特徴とする請求項201〜211の一つまたはそれ以上に記載
    のエントロピ伝達装置。
  213. 【請求項213】 その開閉作動時間が熱力学的サイクルに決定的な影響を
    もたらす少なくとも一つのバルブが制御システムによってのみ開かれ、その結果
    このバルブに接合するそれぞれ空間の圧力のみが補償される構成であることを特
    徴とする請求項201〜212の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装
    置。
  214. 【請求項214】 周期的に進行する熱力学的サイクルの特定の時間周期進
    行中において、すなわち少なくとも一つの動作手段が、少なくとも一つの動作体
    積に対して、制御システムによって開放に保たれている少なくとも一つのバルブ
    を経て流入または流出する周期進行中において、そして少なくとも一つの動作手
    段が、請求項201または同様な請求項におけるようにこの動作体積から分けら
    れた少なくとも一つの動作体積に対して、付加的に流入または流出する時に、こ
    の動作体積から、またはこの動作体積に、請求項201または202で説明した
    ような部分体積の動作流体が、制御システムによって開放に保たれている少なく
    とも一つのバルブを介して、別の時間周期において、別の圧力で流れる、かかる
    構成を有して成ることを特徴とする請求項201〜213の一つまたはそれ以上
    に記載のエントロピ伝達装置。
  215. 【請求項215】 周期的に進行する熱力学的サイクルの特定の時間周期進
    行中において、すなわち少なくとも一つの動作手段が、少なくとも一つの動作体
    積に対して、制御システムによって開放に保たれている少なくとも一つのバルブ
    を経て流入または流出する周期進行中において、そしてまた動作流体が、制御シ
    ステムによって開放に保たれている少なくとも一つのバルブを介して、請求項2
    01または同様な請求項におけるようにこの動作体積から分けられた少なくとも
    一つの部分体積から流出するときに、この動作体積から請求項201または20
    2で説明したような部分体積の動作流体が、制御システムによって開放に保たれ
    ている少なくとも一つのバルブを介して、別の時間周期において、別の圧力で流
    れる、かかる構成を有して成ることを特徴とする請求項201〜214の一つま
    たはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  216. 【請求項216】 少なくとも一つの動作体積の大きさは操作状態では概し
    て不変のままであり、その結果としてこの動作体積を変えることによって、熱力
    学的プロセスに決定的な機械的動作の交換がなくなる、かかる構成を有すること
    を特徴とする請求項201〜215の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝
    達装置。
  217. 【請求項217】 熱エネルギーは、熱伝達面(例えば自動冷却器による)
    をもった、請求項1で特徴付けた少なくとも一つの構造体によって、少なくとも
    一つの熱交換器の支援を伴った少なくとも一つの動作体積に対して装入と装出が
    なされることを特徴とする請求項201〜216の一つまたはそれ以上に記載の
    エントロピ伝達装置。
  218. 【請求項218】 請求項1で一層詳しく説明した構造体または構造体部品
    の少なくとも一つは熱伝達面を備えており、再生器の形態をもつことを特徴とす
    る請求項201〜217の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  219. 【請求項219】 再生器は相変化もしくは化学反応を現示することを特徴
    とする請求項218に記載のエントロピ伝達装置。
  220. 【請求項220】 少なくとも一つの動作体積の、請求項201で定義した
    少なくとも一つの部分体積を接合することは、これによって熱エネルギーが、操
    作状態においてこの動作体積に対して装入と装出のどちらかがされる少なくとも
    一つの熱交換器であることを特徴とする請求項201〜219の一つまたはそれ
    以上に記載のエントロピ伝達装置。
  221. 【請求項221】 動作流体が空気であることを特徴とする請求項201〜
    220の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  222. 【請求項222】 請求項201で一層詳しく述べた少なくとも一つの構造
    体または構造体部品が熱伝達面をもち、再生器として、すなわち材料の熱容量を
    利用し、大きい界面とそして流れ方向の低い熱伝導率をもつアキュムレーターと
    して作用することを特徴とする請求項201〜221の一つまたはそれ以上に記
    載のエントロピ伝達装置。
  223. 【請求項223】 請求項201で一層詳しく述べた構造体または構造体部
    品が熱伝達面をもち、操作状態において、ほこり、懸濁物または凝縮物のような
    堆積物が自動的に取除かれ、そして動作流体により遠くに運び去られるか、ある
    いはこれらの堆積物が少なくとも一つの動作体積から特殊な開口またはチューブ
    システムを経て抜き取られるように設計されていることを特徴とする請求項20
    1〜222の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  224. 【請求項224】 少なくとも一つの再生器がフィルターとして作用し、こ
    のフィルターは可動自在に枠体に連結され、その結果低経費で交換可能である、
    かかる構成であることを特徴とする請求項201〜223の一つまたはそれ以上
    に記載のエントロピ伝達装置。
  225. 【請求項225】 別々の温度でそれぞれ堆積した物質は、例えば別種の化
    学組成を得るなどの目的で少なくとも一つの動作体積から分離抽出可能であるこ
    とを特徴とする請求項223に記載のエントロピ伝達装置。
  226. 【請求項226】 少なくとも一つの別の動作手段は周期的に少なくとも一
    つの動作体積に送給されるのであって、この手段は、動作流体との交換が可能な
    ように、そしてこの手段が再度この動作体積から、変化した相、温度もしくは化
    学組成をもつて抽出されるように、この動作体積の内部に入れられることを特徴
    とする請求項201〜225の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置
  227. 【請求項227】 請求項201または202で一層詳しく説明し、そして
    熱力学的過程に必要な熱伝達面は触媒として設計されて成ることを特徴とする請
    求項201〜226のうちの一つに記載のエントロピ伝達装置。
  228. 【請求項228】 これまでの請求項で一層詳しく述べてきた部分体積の少
    なくとも幾つかの大きさの周期的変化が、請求項1または2で一層詳しく述べた
    構造体または構造体部品の行程方向の変換を経て少なくとも部分的に生ずるので
    あって、この場合熱伝達面は必要に応じて熱力学的過程に対して活性状態にあっ
    て動作体積を拘束するハウジングを指向しており、シールは、熱伝達面をもつ構
    造体が運動中に貫流されなければならない状態になるように行程方向の表面上を
    摺動する、かかる構成であることを特徴とする請求項20〜227の一つまたは
    それ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  229. 【請求項229】 少なくとも一つの熱交換器を支持する少なくとも一つの
    枠体は常に再生器から概して一定の空間を行程方向にもっており、また別の構造
    体または別の構造体部品は周期的に進行する熱力学的サイクルの周期の一部の進
    行中だけこの熱交換器に対して再生器を担持し、そして同一の枠体に装着され、
    この熱交換器と比較して実質的に大きい流動抵抗をもつ構造体を経て、この熱交
    換器に平行に流れることはやはりこの時間周期中には動作流体にとって可能であ
    る、かかる構成であることを特徴とする請求項228に記載のエントロピ伝達装
    置。
  230. 【請求項230】 必要に応じて熱力学的過程に対して活動し、部分的に制
    御システムとして作用する熱交換器を伴った、請求項201で一層詳しく説明し
    た構造体または構造体部品が、少なくともその一部に比較的均質な構造体を用い
    て構成され、この均質な構造体は大きい熱伝達面をもち、この熱伝達面はその内
    部凝集力もしくは弾性に基づき、この占有する動作体積の大きさを引張り離すか
    圧縮して変化させるのであって、このようにして請求項201または202で述
    べた部分体積の定義を可能にすることを特徴とする請求項201〜229の一つ
    またはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  231. 【請求項231】 請求項230で述べた比較的均質な構造体が金属織物製
    の大きい熱伝達面を伴って形成され、この織物の対角線はワイヤーの方向に対し
    てしわ状であり、このワイヤー方向に複数の層が相互に並び、このようなしわは
    相互に交差(交差角度は90°とは限らない)している、かかる構成であること
    を特徴とする請求項230に記載のエントロピ伝達装置。
  232. 【請求項232】 少なくとも一つの熱交換器の場合は、ボールまたはばね
    が、転送面または流動溝/流動溝の上に並べてあり、その結果再生器構造体の補
    償的運動が弾性と連携して実施可能であることを特徴とする請求項231に記載
    のエントロピ伝達装置。
  233. 【請求項233】 操作状態において、少なくとも一つの変位ピストン(請
    求項201で説明した)はその周囲を動作流体が循環し、そしてその行程方向に
    少なくともハウジングに対する周期的運動の(最大)振幅に対応する長さを有し
    て成ることを特徴とする請求項201〜232の一つまたはそれ以上に記載のエ
    ントロピ伝達装置。
  234. 【請求項234】 操作状態において、請求項233で説明した少なくとも
    一つの変位ピストンは、その中を動作流体が流れ、そして熱エネルギーを過程中
    の再生器と交換し、そして行程方向にハウジングに対する周期的作動の少なくと
    も振幅に対応する長さを有して成ることを特徴とする請求項201〜233の一
    つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  235. 【請求項235】 操作状態において、請求項233または234で説明し
    た少なくとも一つの変位ピストンはその周囲を動作流体が流れ、この流れる領域
    において、熱エネルギーが少なくとも一つの圧力ハウジングの壁を通して動作流
    体により吸収または放出されることを特徴とする請求項201〜234の一つま
    たはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  236. 【請求項236】 操作状態において、これまでの請求項で一層詳しく説明
    した少なくとも一つの部分体積の大きさの周期的変化が少なくとも一つの変位ピ
    ストン(請求項201で説明した)の変位によって影響され、そして動作流体は
    変位ピストンの一方の側から他方の側に流されるのであり、この動作流体は少な
    くとも一つの他のこのような部分体積を貫流した後においてのみ流されることを
    特徴とする請求項201〜235の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達
    装置。
  237. 【請求項237】 変位ピストンは二つの構造体または再生器を伴った構造
    体部品及び/または熱交換器の間の少なくとも部分において押され、そして一つ
    の再生器から他方の再生器に向かう流動溝(行程方向の長孔の形)を有して成る
    ことを特徴とする請求項236に記載のエントロピ伝達装置。
  238. 【請求項238】 請求項236または237で特徴付けた少なくとも一つ
    の変位ピストン上に行程方向に締めつけた剛性部品は軸の少なくとも一つのギヤ
    ーホイールに作用するギヤーラックの中に合併されることを特徴とする請求項2
    36〜237の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  239. 【請求項239】 少なくとも一つの変位ピストンに運動自在に締めつけた
    少なくとも一つの可撓性部品があり、これは制御システム(例えばベルト)の高
    度の引張り応力に対するものであり、この可撓性部品は、制御システムの他の部
    分的システムによって駆動される軸に断続的に巻かれ、そしてこの可撓性部品は
    この変位ピストンの錘の力、または制御システムの別な可撓性部品によって引張
    り状態に任意に保持され、高度の引張り応力をもっており、そしてこの変位ピス
    トンの行程方向に締めつけられた剛性部品の両端に固設され、そして他方が巻き
    戻したときに制御システムの他方の部分的システムにより駆動される軸に巻き付
    けられる、かかる構成を有して成ることを特徴とする請求項236〜238の一
    つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  240. 【請求項240】 複数の変位ピストンが制御システムの他の補助システム
    で駆動される軸により駆動されることを特徴とする請求項238〜239の一つ
    またはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  241. 【請求項241】 少なくとも一つの軸が圧力容器を経て動作体積から引き
    出され(そして制御システムの他の部分的システムによりここで駆動される)こ
    とを特徴とする請求項238〜240の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ
    伝達装置。
  242. 【請求項242】 変位ピストンは液体ピストンとして設計されており、他
    の絶縁構造体は液体に接触した時点で作動され、周期的作動中に操作状態におい
    て液体により湿らされた表面は、高温動作流体がその上を直接流れないように大
    部分が覆われる、ことを特徴とする請求項236〜241の一つまたはそれ以上
    に記載のエントロピ伝達装置。
  243. 【請求項243】 動作流体が満たされた少なくとも一つの動作体積は、少
    なくとも一つのチューブにより大きさが変えられ、このチューブはピストン液体
    で満たされ、圧力容器に連通しており、そして動作流体で満たされた動作体積と
    接触していない液体の可動界面を有していることを特徴とする請求項236〜2
    42の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  244. 【請求項244】 動作流体が満たされた動作体積と接触していない液体の
    可動界面は、制御システムとエネルギー貯蔵機構(例えばフライホイール)に連
    結したピストンによって動かされることを特徴とする請求項243に記載のエン
    トロピ伝達装置。
  245. 【請求項245】 請求項244で説明したピストンは、各位置において満
    たされず空隙だけを残すフロートと置き換えられ、このフロートは境界壁に関し
    ては全体寸法に対して小さく、圧力ハウジングの中に少なくとも一つの動作体積
    によって併合し、このフロートは、操作状態にある液体によって大部分が封止で
    きないような充分な長さを作動方向に有している、かかる構成を有することを特
    徴とする請求項244に記載のエントロピ伝達装置。
  246. 【請求項246】 少なくとも一つの変位ピストンは少なくとも一つのター
    ビンにより駆動されることを特徴とする請求項242〜245の一つまたはそれ
    以上に記載のエントロピ伝達装置。
  247. 【請求項247】 異種の液体変位ピストンのタービンは共通の軸に固定さ
    れて成ることを特徴とする請求項246に記載のエントロピ伝達装置。
  248. 【請求項248】 少なくとも一つのガス容積は少なくとも一つの動作体積
    に連結されている少なくとも一つの容器の液体表面により範囲の限定を受け、こ
    の液体はこの容器中に少なくとも一つの逆止めバルブを経て流入可能であり、そ
    して少なくとも一つのノズルを経て再度流出可能である、かかる構成を有するこ
    とを特徴とする請求項242〜247の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ
    伝達装置。
  249. 【請求項249】 請求項242〜248で特徴付けた少なくとも一つの液
    体ピストンは、請求項48におけるように造りだされた少なくとも一つの周期的
    液体噴流によって駆動されることを特徴とする請求項242〜248の一つまた
    はそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  250. 【請求項250】 少なくとも一つの閉じた回路中の少なくとも一つの熱交
    換器を経て流れる液体は請求項248におけるように造りだされた少なくとも一
    つの周期的液体噴流によって駆動されることを特徴とする請求項201〜249
    の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  251. 【請求項251】 各種群の変位装置が、請求項201〜250の一つまた
    はそれ以上の項で特徴付けた部分体積における、請求項201〜250の一つま
    たはそれ以上の項で特徴付けた一時的な変化を目的として、別々に(例えば位相
    の移送により)駆動されることを特徴とする請求項233〜250の一つまたは
    それ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  252. 【請求項252】 変位ピストンの幾つかはピボットピストンとして設計さ
    れている(そしてこれらピストンの幾つかは同一軸に固定される、ことを特徴と
    する請求項201〜251の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  253. 【請求項253】 熱力学的過程で必要な熱伝達面を伴った、請求項1で特
    徴付けた構造体または構造体部品は、制御システムの部品に連結され、この制御
    システムは、操作状態において、これらの部品の他方の端末が決して熱くならな
    い空間中に動かされるような方法で引っ張りと圧力に関して行程方向に作動して
    いるのであって、これらの部品をこれらの構造体または構造体部品の幾つかを通
    して案内することは多分必要である、これらの構成を有して成ることを特徴とす
    る請求項228〜252の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  254. 【請求項254】 請求項253で特徴付けた行程方向は垂直方向であるこ
    とを特徴とする請求項53に記載のエントロピ伝達装置。
  255. 【請求項255】 熱力学的サイクルに対して必要に応じて活動する熱伝達
    面を伴った構造体または構造体部品は、行程方向に垂直に構成されていることを
    特徴とする請求項253〜254の一方または双方に記載のエントロピ伝達装置
  256. 【請求項256】 入口ならびに出口バルブ及び熱交換器は、対応する動作
    体積の部分体積が熱交換器の上方に空間的広がりをもって設けられ、この熱交換
    器の温度が熱交換器に用いた熱交換器液体の沸騰点以上であるように構成されて
    いることを特徴とする請求項253〜255の一つまたはそれ以上に記載のエン
    トロピ伝達装置。
  257. 【請求項257】 請求項253で一層詳しく述べた制御システムの部品は
    、シールを経て少なくとも一つの動作体積から外部に除かれることを特徴とする
    請求項253〜256の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  258. 【請求項258】 制御システムの部品用の、請求項257で一層詳しく述
    べたシールは、そこを通して制御システムの部品が案内される動作体積の質量中
    心から、可能な限り遠くに取り去られた状態におかれ、その結果シールは、圧力
    容器内部の側方チューブ表面に常に直接連結する表面上のみを滑る構成となって
    いることを特徴とする請求項257に記載のエントロピ伝達装置。
  259. 【請求項259】 請求項253〜258で一層詳しく述べたこれら部品の
    端末で作用する制御システムの複数の部品であって、これらの部品は依然として
    ここでは自由状態にあり、例えばボール軸受けで支持されたローラーがもしも妥
    当であれば、力を伝達する方法で少なくとも一つのレバー上の各種の点に落ち着
    いているボルトを直接経ており、そして請求項3または22で特徴付けた運動が
    達成できる構成となっていることを特徴とする請求項201〜258の一つまた
    はそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  260. 【請求項260】 制御システムの、請求項253〜258で一層詳しく述
    べた複数の部品は可動自在であって端末で固定されており、これらの部品は依然
    としてここでは自由状態にあり、少なくとも一つのレバー上の各種点で、可動自
    在に固定されている少なくとも一つの中間介在部品を経ており、そして請求項2
    03または253で特徴付けた運動が達成できる構成となっていることを特徴と
    する請求項201〜259の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  261. 【請求項261】 寸法的に安定した複数の構造体部品がそれぞれの端末で
    可動自在に連結されており、これら部品は、行程方向がやはり中に横たわってい
    る平面を参照するとき、力の束が鏡対称となるように、やはり請求項59で述べ
    た複数のレバーのある、請求項253〜261で一層詳しく述べた制御システム
    の部品から、ここでは依然として自由であることを特徴とする請求項253〜2
    61の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  262. 【請求項262】 制御システムの、請求項261で一層詳しく述べた少な
    くとも二つの部品は、請求項261に示すような寸法的に安定した構造体部品に
    よって、可動自在に分離してレバーに連結され、そしてこれらのレバーは、これ
    ら部品の各グループに対して2本の軸に固定され、これらの軸は対応するグルー
    プの対称面に平行に伸びて成ることを特徴とする請求項261に記載のエントロ
    ピ伝達装置。
  263. 【請求項263】 制御システムの、請求項253〜262で一層詳しく述
    べた少なくとも一つの部品はその端末で作用し、この部品はギヤーラックを経て
    ギヤーホイール上で依然として自由であることを特徴とする請求項201〜26
    2の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  264. 【請求項264】 制御システムの、請求項253〜263で一層詳しく述
    べた少なくとも一つの部品はその端末で連結し、この部品は、例えば鎖、ベルト
    もしくはこれらと同様な、少なくとも一つのローラーに巻き付けられた制御シス
    テムの、高度な引張り応力をもった、少なくとも一つの寸法的に安定した部品を
    経て、少なくとも一つの軸に対してここでは依然として自由であることを特徴と
    する請求項201〜262の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  265. 【請求項265】 制御システムの、請求項253〜264で一層詳しく述
    べた部品であって、この部品は請求項201〜228で一層詳しく述べた異なる
    構造体または構造体部品に変位自在に固定可能であり、熱伝達面は必要に応じて
    熱力学的過程に対して活動的であり、そしてこの部品はグループ内に同心円状態
    に設けられていることを特徴とする請求項201〜264の一つまたはそれ以上
    に記載のエントロピ伝達装置。
  266. 【請求項266】 制御システムの部品の、請求項265で説明した固定方
    法はバヨネットロックとして設計され、制御システムの部品に噛み合う構造体部
    品は更に内部に設けた制御システムの部品を案内する構成を有することを特徴と
    する請求項265に記載のエントロピ伝達装置。
  267. 【請求項267】 構造体部品の支援によって制御システムの、請求項25
    3で特徴付けた部品の少なくとも一つが構造体部品に連結されている、その構造
    体部品が熱力学的過程にとって必要な熱伝達面を伴った構造体または構造体部品
    に関して行程方向に垂直な平面内を作動可能であり、かかる構成であることを特
    徴とする請求項201〜266の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装
    置。
  268. 【請求項268】 請求項267で説明した構造体部品は同様に説明した構
    造体の表面の中心の方向にのみ運動可能であることを特徴とする請求項267に
    記載のエントロピ伝達装置。
  269. 【請求項269】 それぞれの場合に、二つの再生器が固定間隔をもつ行程
    方向で、部品により相互連結されて成ることを特徴とする請求項228〜268
    の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  270. 【請求項270】 請求項1で特徴付けた部分体積の少なくとも二つのグル
    ープが、少なくとも一つの動作体積内に範囲を限定され、そして一つのグループ
    の部分体積の大きさが、別のグループの部分体積が減じた場合に膨脹する構成を
    もつことを特徴とする請求項201〜269の一つまたはそれ以上に記載のエン
    トロピ伝達装置。
  271. 【請求項271】 再生器に固設されない、請求項253〜270で説明し
    た部品の端末は、液体が満たされている少なくとも一つの空間内の少なくとも一
    つの圧力ハウジングの内部に動かされる構成であることを特徴とする請求項22
    8〜270の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  272. 【請求項272】 少なくとも一つの再生器または熱交換器の縁において封
    止するやり方で固定され、そしてやはり垂直方向に動かされるのは少なくとも一
    つの部品であり、この部品は常に、請求項271で特徴付けた液体が封入された
    少なくとも一つの空間の中に漬浸し、その結果再生器または熱交換器は操作段階
    で動作流体が貫流しなければならない構成であることを特徴とする請求項271
    に記載のエントロピ伝達装置。
  273. 【請求項273】 請求項272で特徴付けた部品はやはり、ここで特徴付
    けた制御システムの部品により、請求項253〜271の一つまたはそれ以上の
    項において達成される機能を引き継ぐことを特徴とする請求項272に記載のエ
    ントロピ伝達装置。
  274. 【請求項274】 フロートにより、フロートに連結した構成の錘の力が補
    償される構成のフロートが、液体表面下方の、請求項271〜273の一つまた
    はそれ以上の項において特徴付けた部品の少なくとも一つに固設されることを特
    徴とする請求項253〜273の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装
    置。
  275. 【請求項275】 動作流体が動作体積の対応する部分体積から圧力ハウジ
    ングの出口バルブまで、封止するやり方で圧力容器に永久的に連結されたチュー
    ブを経て通過し、そしてこの動作流体は、液体レベルとガス伝達チューブを突出
    するように行程方向に設定されるのであり、ガス伝達チューブはその中に概して
    同心的にそしてこのチューブを封止するように構成し、そしてこのチューブは封
    止するように、必要とあれば熱力学的サイクルに対して活動する熱伝達面を伴っ
    た構造体に連結されて成ることを特徴とする請求項271〜274の一つまたは
    それ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  276. 【請求項276】 封止するやり方でガス伝達チューブに連結された別の概
    して同心円状態のチューブが、常に封止状態を保証する液体の中に漬浸してあり
    、そして永久的に封止状態で圧力容器に連結されるチューブを経て設けてあり、
    そしてこのチューブは、その中に概して同心円状態に設けてあるガス伝達チュー
    ブを介して行程方向に構成されていることを特徴とする請求項275に記載のエ
    ントロピ伝達装置。
  277. 【請求項277】 必要に応じて熱力学的サイクル用に活動する熱伝達面を
    備えた少なくとも一つの構造体を周期的に液体中に漬浸し、そして過程中の熱エ
    ネルギーを交換することを特徴とする請求項271〜276の一つまたはそれ以
    上に記載のエントロピ伝達装置。
  278. 【請求項278】 構造体を周期的に液体中に漬浸しそして過程中に続いて
    漬浸する液体をこの構造体から吸収して動作空間中にしたたり落すことを特徴と
    する請求項271〜277の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  279. 【請求項279】 少なくとも一つの動作体積中の液体が閉じた回路中の熱
    交換器を用いて熱エネルギーを吸収するかまたは装出することを特徴とする請求
    項271〜278の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  280. 【請求項280】 液体が、液体表面下方の圧力容器内に固設された熱交換
    器を用いて、少なくとも一つの動作体積中の熱エネルギーを吸収するかまたは装
    出することを特徴とする請求項271〜279の一つまたはそれ以上に記載のエ
    ントロピ伝達装置。
  281. 【請求項281】 請求項253〜280の一つまたはそれ以上の項におい
    て特徴付けた制御システムの少なくとも一つの部品が、軸の少なくとも一つのギ
    ヤーホイールに作用するギヤーラックに併合される構成をもつことを特徴とする
    請求項253〜280の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  282. 【請求項282】 請求項253〜280の一つまたはそれ以上の項におい
    て特徴付けた制御システムの少なくとも一つの部品が、制御システムの高度の引
    張り応力をもった少なくとも一つの可撓性部品によって動かされるのであって、
    この制御システムは制御システムの別の部分システムにより駆動される軸に、巻
    き付け巻き戻し状態に設けてあり、しかもこの制御システムはこれにより運動さ
    れる構造体の錘の力で、または少なくとも一つの別の可撓性部品によって引張り
    状態に任意に保持されるのであって、この別の可撓性部品は高度の引張り応力を
    もち、制御システムの少なくとも一つの部品の延長した自由端末に固定された制
    御システムの可撓性部品であり、このものは請求項253〜280の一つまたは
    それ以上の項において特徴付けられており、そして他方の部品が巻き戻されると
    制御システムによって駆動される軸に巻き付けられる、かかる構成をもつことを
    特徴とする請求項253〜281の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達
    装置。
  283. 【請求項283】 請求項253〜282の一つまたはそれ以上の項により
    特徴付けられている制御システムの複数の部品が制御システムの部分システムに
    より駆動される少なくとも一つの軸によって駆動されることを特徴とする請求項
    253〜282の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  284. 【請求項284】 少なくとも一つの軸が対応する圧力容器を通して対応す
    る動作体積(そして制御システムの別の部分システムによりここで駆動される)
    から取り出されることを特徴とする請求項201〜283の一つまたはそれ以上
    に記載のエントロピ伝達装置。
  285. 【請求項285】 制御システムの、請求項65で特徴付けた少なくとも一
    つの同心円状態に設けた部品は、それぞれの場合に、例えばロッドのような行程
    方向において自由端で相互連結された二つの細長い部品から成ることを特徴とす
    る請求項253〜284の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  286. 【請求項286】 ばねは、熱力学的サイクル用に必要に応じて活動する熱
    伝達面をもつ請求項1で一層詳しく説明した構造体または構造体部品の間に作用
    する構成をもつことを特徴とする請求項201〜285の一つまたはそれ以上に
    記載のエントロピ伝達装置。
  287. 【請求項287】 ばねは、制御システムの請求項253〜285で一層詳
    しく特徴付けた部品の間に作用する構成をもつことを特徴とする請求項286に
    記載のエントロピ伝達装置。
  288. 【請求項288】 熱力学的サイクル用に必要に応じて活動する熱転送機能
    をもつ請求項1で一層詳しく説明した構造体または構造体部品が、少なくとも二
    つの構造体部品に対するそれぞれの場合に、可動自在に平行な回転軸に連結され
    るのであって、これら二つの構造体部品はそれぞれの場合に相互に平行に設けた
    回転軸の1本の上で動かされ、そして回転軸は平面に垂直に立ち、交差点の連結
    通路は平行四辺形を形成して成ることを特徴とする請求項201〜287の一つ
    またはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  289. 【請求項289】 熱力学的サイクル用に必要に応じて活動する熱伝達表面
    をもつ請求項201または288で一層詳しく説明した構造体または構造体部品
    が2本の回転軸を密接包囲する状態で限られた範囲であり、また請求項288で
    説明した少なくとも二つの別の構造体部品への移動が、漏洩流出の最大の可能性
    をもつ熱交換に関連して広域到達シールを提供するように設計されていることを
    特徴とする請求項288に記載のエントロピ伝達装置。
  290. 【請求項290】 エントロピ伝達装置に対する制御システムの部分システ
    ムであって、この部分システムは請求項201で説明した構造体または構造体部
    品、例えば、変位ピストンとか、必要に応じて活動する熱伝達面を備えた構造体
    または構造体コンポーネントなどの運動を運転により達成するが、この運転の場
    合においては、片側に装着した2個のスプロケットを介した引張り状態が現出さ
    れ、これらスプロケットの少なくとも一つが駆動されるかまたはエネルギー貯蔵
    機構、例えばフライホイールやチェーンに連結され、チェーンには2個の軸受け
    をもった2本のレバーが、スプロケットのピッチ半径に大体近い距離をとって可
    動自在に固定され、その結果これらレバーは別の回転軸線上に相互連結され、そ
    の結果スプロケットの連続運転の時はこの回転軸線はそれぞれの場合におけるス
    プロケット軸線の一つの近い方の周囲における周期の決定的な部分を使い、これ
    らスプロケット軸線に対してこの回転軸線は大体平行で、駆動力はこの回転軸線
    から例えばレバーによって引き出される、かかる構成を有して成ることを特徴と
    するエントロピ伝達装置に対する制御システムの部分システム。
  291. 【請求項291】 スプロケットの少なくとも一つのチェーンは、使用済み
    スプロケットでは足りない少なくとも一つのスプロケットディスクを用いて設計
    してあり、そしてレバーはチェーン小柱上のチェーン内側に装着されて成ること
    を特徴とする請求項290に記載のエントロピ伝達装置。
  292. 【請求項292】 請求項205または228で特徴付けた少なくとも運動
    は、この運動により少なくとも一つの動作体積の、請求項201その他の項で定
    義された部分体積の大きさの変化が達成されるが、請求項291で一層詳しく説
    明したように、チェーンが装着されそして回転と同一周期中駆動される別のチェ
    ーン駆動と共に、請求項290または291で一層詳しく説明したように、チェ
    ーン駆動により実証され、この駆動用の力は選択的にチェーンの少なくとも一つ
    の小柱または少なくとも一つのリンクにおいて直接テープ連結されることを特徴
    とする請求項201〜233の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置
  293. 【請求項293】 請求項292で再度説明したチェーン駆動の場合におい
    て、2本のチェーン小柱が通る二つの孔をもちそしてチェーンロックと貫通部分
    を形成できる少なくとも一つのディスクがチェーンに固定されるのであって、チ
    ェーンは、レバー内の丸孔用の走行表面として、または駆動力を引き出すための
    少なくとも一つの他の構造体部品または装置として、直接選択的に作用可能とな
    っている、あるいは分離した軸受けを内部固定するために作用する、かかる構成
    を有することを特徴とする請求項292に記載のエントロピ伝達装置。
  294. 【請求項294】 拡大化すなわち高度化するための構造体部材は請求項2
    90〜293または297で一層詳しく説明した少なくとも一つのチェーンに対
    して、バルブの運動(運動のための力)が(ローラーを経て)チェーンに作用す
    るレバーにより引き出されるように固設されることを特徴とする請求項201〜
    293の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  295. 【請求項295】 少なくとも一つの動作体積の、請求項201またはその
    他の請求項で説明した部分体積の大きさの変化のための運動は、少なくとも一つ
    の再循環ボールねじを振動と合併することにより達成されることを特徴とする請
    求項201〜294の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  296. 【請求項296】 少なくとも一つの動作体積の、請求項201またはその
    他の請求項で説明した部分体積の大きさの変化のための運動は、一つのカムディ
    スクに対してプレスした少なくとも一つのホイールを合併することにより達成さ
    れることを特徴とする請求項201〜295の一つまたはそれ以上に記載のエン
    トロピ伝達装置。
  297. 【請求項297】 制御システムの請求項290〜296で特徴付けた部分
    システムの少なくとも一つは請求項238〜241または284で特徴付けた少
    なくとも軸に対して作用することを特徴とする請求項201〜296の一つまた
    はそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  298. 【請求項298】 操作状態において、請求項205で一層詳しく説明され
    請求項201では説明されていない少なくとも一つの部分体積の中に、貫流を伴
    った少なくとも一つの別の構造体108,109によって準容積の中に別のデビ
    ジョンがあり、このものは熱転送に対しては支配的に流れ案内とか渦流防止に対
    するよりも設計が劣っており、そして熱力学的サイクルに対して必要とあれば活
    動する熱伝達面を伴った構造体部品の方向に設定された隣接の部分的準容積が、
    この構造体108,109が圧力容器の壁に可能な限り接近して設けられるとき
    は何時でも支配的に減らされ、そして圧力容器の壁の方向に隣接する部分的準容
    積が、他方の側に隣接する部分的準容積が既に最大値にあるときにのみ支配的に
    膨脹されるように動かされる、かかる構成を有して成ることを特徴とする請求項
    201〜297の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  299. 【請求項299】 貫流される構造体をもち、また少なくとも部分的に(ば
    ね付きの)部品を伴った少なくとも一つの構造体(例えば180,190)が周
    期的に運動される構造体部品を抱き込むのであって、この構造体部品は縦方向の
    形状変化、例えば断面積の増加または低減などをし、そしてその結果周期的サイ
    クルの特定時間周期中に周期的運動をするように駆動される、かかる構成を有し
    て成ることを特徴とするエントロピ伝達装置。
  300. 【請求項300】 本請求項で新規に採り上げた運動済構造体部品は、熱力
    学的サイクルに対して必要に応じて活動する熱伝達面を伴った、請求項298で
    特徴付けた構造体部品に固設されることを特徴とする請求項299に記載のエン
    トロピ伝達装置。
  301. 【請求項301】 少なくとも一つの動作体積用の圧縮デバイスを駆動する
    ための位相は、制御システムにより設定されるのであって、その方法では動作流
    体が、周期的熱力学的サイクルのこれらの時間周期中に圧縮され、この場合の平
    均圧力は膨脹が起こる時間周期中におけるよりも若干低く、そして機械的エネル
    ギーは、周期中に整然と、このやり方で機械的損失や流れの損失を補償するよう
    に、あるいは、例えば駆動機械に機械的作業を行わせるように、制御システムに
    送給される、かかる構成をもつことを特徴とする請求項201〜300の一つま
    たはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  302. 【請求項302】 制御システムはフライホイールならびに少なくとも一つ
    の駆動ピストン、例えば隔膜ピストンとかベローに連結して駆動されることを特
    徴とする請求項201〜301の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装
    置。
  303. 【請求項303】 駆動ピストンの動作空間は動作体積に属し、そして予想
    作動の場合は、高圧を伴う時間周期中は支配的に制御システムにより膨脹され、
    低圧を伴う時間周期中は収縮されることを特徴とする請求項302に記載のエン
    トロピ伝達装置。
  304. 【請求項304】 動作ピストンの動作空間は、この空間がその上に制御シ
    ステムが作用する少なくとも一つのバルブを経て少なくとも一つのもっと高圧の
    空間に膨脹される時間周期中に連結され、そしてこの動作空間は収縮が起こる時
    間周期中には同様に低圧の空間に連結されることを特徴とする請求項302に記
    載のエントロピ伝達装置。
  305. 【請求項305】 少なくとも一つの圧力容器47はそれ自体で概して環境
    温度に留まり、そしてこの圧力容器47は熱い内部空間から空間充填方法により
    絶縁され(例えば発泡ガラスのような閉塞多孔性の絶縁材料を用いる)、その結
    果この介在空間は圧力変動に関して中性的な挙動をとる、かかる構成を有するこ
    とを特徴とする請求項201〜304の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ
    伝達装置。
  306. 【請求項306】 少なくとも一つの圧力ハウジングの行程方向において、
    内壁39が、オフセット構造体で接合部が行程方向をとるシート金属のストリッ
    プからなる2層で形成されて成ることを特徴とする請求項201〜305の一つ
    またはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  307. 【請求項307】 少なくとも一つの圧力補償容器がやはり請求項201で
    表現したような少なくとも一つの動作体積が接合した少なくとも一つのバルブに
    直接連結された少なくとも一つの空間に連結される構成をもつことを特徴とする
    請求項201〜306の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  308. 【請求項308】 動作体積から混ざり合ったガス/液体混合物が事実に基
    づいて分離されるのであり、この事実とは、動作体積は接線方向に(媒体レベル
    において)円筒形圧力容器の中に大体垂直軸線を伴って流入し、ガスは軸線領域
    内の頂部において再度流出し、そして液体は最低領域において、フロートにより
    制御された少なくとも一つのバルブを介して、そしてパイプラインを介して再び
    少なくとも一つの動作体積によって圧力容器の中へ選択的に搬送戻されるか、あ
    るいは全ての動作体積の外側にある容器の中に搬送されるのであり、これら全て
    の動作体積は、溢れ出ることにより、常に各動作体積の目標液体レベル近くにあ
    り、それぞれの動作体積には少なくとも一つのパイプラインで連結されており、
    少なくとも一つの容易に作動する逆止めバルブが液体レベルの下方にあり、また
    液体レベル上方の容器は対応する動作体積の最低圧力に等しい圧力に大体等しい
    圧力を有して成る、かかる構成を有することを特徴とする請求項201〜307
    の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  309. 【請求項309】 限定された空間をもつ少なくとも一つの動作体積に対す
    る少なくとも一つのバルブに決定的な差圧が、少なくとも一つの換気装置または
    少なくとも一つの調節部品をもつ少なくとも一つのタービンにおいてやはり現れ
    、その結果前記換気装置またはタービンは少なくとも一つの動作手段の変化した
    流量(この動作体積の制御システムにより制御された)に対して反応可能である
    ことを特徴とする請求項201〜250の一つまたはそれ以上に記載のエントロ
    ピ伝達装置。
  310. 【請求項310】 ラジアルタービンが動作流体または、もっと高圧にある
    少なくとも一つの空間に流入する少なくとも一つの動作手段である力の何れかで
    駆動され、そしてタービンブレードの近傍の流入溝は寸法変更が(流れ差圧また
    は制御システムによる)(例えば金属舌)最大円周におけるハウジングの離心率
    を変更することにより可能であり、この寸法変更は単位時間当たりの流れ容積が
    できるだけ一定である圧力と関連して成るべく大きくしかも広く変化するように
    してある、かかる構成を有することを特徴とする請求項309に記載のエントロ
    ピ伝達装置。
  311. 【請求項311】 ガスは制御状態で容器に対して周期的に流入し、そして
    再度流出するのであって、容器は合間の時間には、液体の入った容器の液体表面
    に対して少なくとも垂直に動かされることを特徴とするエントロピ伝達装置。
  312. 【請求項312】 少なくとも一つの容器が少なくとも一つの軸に設けてあ
    り、この容器の開口の位置は軸の軸線に垂直な接線方向にあり、そして容器は用
    途の種類と回転方向によってガスを流出または流入させるのであり、容器が液面
    よりずっと下方にあるときはガスは大きい差圧がこの容器に流入または流出しな
    くてもガスは流れ、容器が液面上に少なくとも部分的に突出した後に一旦再び液
    体が溢れるか空になるときに、ガスは容器から流出するか流入する、かかる構成
    であることを特徴とする請求項311に記載のエントロピ伝達装置。
  313. 【請求項313】 ガスは選択的にノズルまたは多孔質材料を経て、液面下
    にあるチューブの中に吹き込まれるのであって、その態様は、ガス気泡の大きさ
    ができるだけ小さくなって間隙に留まり、そしてこのガスと液体の混合物が、平
    均密度が低いことによる高い液体レベルとなっている容器の中に流入する、かか
    る構成であることを特徴とする請求項201〜312の一つまたはそれ以上に記
    載のエントロピ伝達装置。
  314. 【請求項314】 少なくとも一つの動作手段が熱エネルギーを動作体積の
    外側の少なくとも一つの熱エネルギーアキュムレーターと交換することを特徴と
    する請求項201〜313の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  315. 【請求項315】 少なくとも一つの熱エネルギーアキュムレーターが少な
    くとも動作手段によって貫流されるべき少なくとも一つのバルク容器の構成から
    成り、このバルク容器は容量性熱エネルギーアキュムレーターであり、(例えば
    (廃棄)ガラス、(白色)砂利(直径が公差が狭く±20%)、金属(金属スク
    ラップ)など)及び/または絶縁材料であることを特徴とする請求項314に記
    載のエントロピ伝達装置。
  316. 【請求項316】 少なくとも一つの熱エネルギーアキュムレーターの場合
    において、アキュムレーター材料を被包する絶縁材料(この絶縁材料はアキュム
    レーター材料が熱膨脹したときに弾性的に後退させられる)が貫流されるべきア
    キュムレーター材料の構成は、任意表面の最大寸法が、乱暴に言うとこの任意表
    面は垂直に貫流されるのだが、全体構成を貫流する最短距離よりも実質的に小さ
    くなるようになっており、そしてホース状の構造体は羊毛の巻き取りボールのよ
    うに並べて置かれ、積載材料がそれぞれ絶縁材料により分離され、そして少なく
    とも一つの動作手段が、この通路間を貫流するときに通路をできるだけ短く覆わ
    ねばならない、かかる構成であることを特徴とするエントロピ伝達装置。
  317. 【請求項317】 少なくとも一つの熱アキュムレーターが複数の通路を
    もち、これら通路は複数の箇所でバルブで閉塞可能であり、少なくとも一つの動
    作手段がこれら通路の一つから他の通路に、アキュムレーター材料の全ての部分
    を貫流した後にのみ通過可能となっている、かかる構成をもつことを特徴とする
    請求項314〜316の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  318. 【請求項318】 少なくとも一つの動作手段が太陽エネルギーにより加熱
    され、そしてこの動作手段は、選択的に少なくとも部分的に位相が変えられるか
    化学的に変えられることを特徴とする請求項201〜317の一つまたはそれ以
    上に記載のエントロピ伝達装置。
  319. 【請求項319】 太陽熱放射は鏡またはレンズにより光学的に、例えば少
    なくとも一つの動作手段が貫流される少なくとも一つの熱交換器の上に収集され
    ることを特徴とする請求項318に記載のエントロピ伝達装置。
  320. 【請求項320】 焦点ライン領域内に設けた少なくとも一つの吸光構造体
    に対する太陽熱放射の集収は少なくとも一つのデバイス、例えば太陽の相対的位
    置に一線上に揃った放物線状フルート型鏡によりなされることを特徴とする請求
    項319に記載のエントロピ伝達装置。
  321. 【請求項321】 とりわけ変更太陽位置を伴った少なくとも一つの吸熱器構 造体が追跡される構成を有することを特徴とする請求項319〜320の一方ま
    たは双方に記載のエントロピ伝達装置。
  322. 【請求項322】 少なくとも一つの光学的吸熱器と熱交換器が構造体また
    は材料によって環境に対して熱的に絶縁されて、太陽の放射線がこの構造体を通
    してできるだけ吸収または反射を少なくして熱交換器に到達するように構成して
    成ることを特徴とする請求項318〜321の一つまたはそれ以上に記載のエン
    トロピ伝達装置。
  323. 【請求項323】 焦線(例えば、放物線状フルート型鏡)に放射エネルギ
    ーを光学的に集め、そしてこのデバイスの焦線を通過するために、少なくとも一
    つのデバイスの反射放射線の少なくとも一部を二つの等しい強度のビームに分割
    する平面に垂直な平面に実質的に隣接し、そしてここに設けてある部品の表面は
    、その中で放射線がこの焦線の回りに集められている領域を通してラインに平行
    であり、そして放射された日光を最終的に方向付けするやり方で反射し、そして
    少なくともこの焦線(例えばガラスチューブとかガラス繊維、光ファイバーと比
    較のこと)から目視できるときに温度700°Kをもつ黒体の熱放射線をできる
    限り吸収し、その結果として少なくとも一つの焦線に集められた直射日光は少な
    くとも部分的に、それらが吸収される領域(光ファイバーまたは不透明な熱的絶
    縁体と比較のこと)に導かれる、かかる構成を有することを特徴とするエントロ
    ピ伝達装置。
  324. 【請求項324】 焦線上に放射エネルギーを光学的に集める少なくとも一
    つのデバイス(例えば放物線状フルート型鏡)が焦線に平行な個々の区分に分け
    られ、この焦線は請求項320で要求されたよりも少ない範囲で平行して個々に
    再調節されるのであり、それは吸熱器が追跡されるときの光学的濃度を改善する
    ためである、かかる構成を有することを特徴とする請求項320〜323の一つ
    またはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  325. 【請求項325】 請求項323または322で説明した部品は動作手段に
    よって部分的に冷却されるのであり、この動作手段は適当な焦線または焦点から
    流出することを特徴とする請求項322〜324の一つまたはそれ以上に記載の
    エントロピ伝達装置。
  326. 【請求項326】 設けてある部品は一つもなく、その結果吸収された放射
    線は材料を経て伝達されなければならない、かかる構成をもつことを特徴とする
    請求項323〜325の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  327. 【請求項327】 請求項323で説明した部品は高度の対称性をもつ平面
    から遠く離れて設けてあり、この平面には少なくとも一つの焦線が横たわり、こ
    の焦線には、放射エネルギーを光学的に集めるための適切なデバイスの理想的な
    一線化が与えられており、この焦線方向に反射された放射パワーの僅かな部分的
    パワーだけがこれらの部品の端面領域に到達する、かかる構成をもつことを特徴
    とする請求項323〜326の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置
  328. 【請求項328】 これまでの請求項で説明してきた部品は適切な焦線から
    貫流されることを特徴とする請求項323〜327の一つまたはそれ以上に記載
    のエントロピ伝達装置。
  329. 【請求項329】 請求項323〜328で説明してきた部品の構成は、太
    陽放射線が、この放射線が吸収される表面に伝達されずに通過できるようになっ
    ており、そしてこの表面は動作流体の流れで冷却される、かかる構成をもつこと
    を特徴とする請求項323〜328の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝
    達装置。
  330. 【請求項330】 動作手段が太陽放射線を吸収する表面をもつ少なくとも
    一つの構造体を貫流できることを特徴とする請求項323〜329の一つまたは
    それ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  331. 【請求項331】 請求項330で説明した部品が封止するやり方で両端に
    装着され、従って少なくとも隣接領域において閉じられている導管システムの中
    に一体化されて成ることを特徴とする請求項330に記載のエントロピ伝達装置
  332. 【請求項332】 請求項331で説明した部品の内部で、適当な焦線から
    遠く離れている領域内の日射に対する吸収係数が、少なくとも幾つかの表面の場
    合において、ガラス壁(例えば金属、セラミックあるいは金属ストリップで造っ
    た挿入チューブを黒くすることにより)の場合におけるより高いことを特徴とす
    る請求項331に記載のエントロピ伝達装置。
  333. 【請求項333】 これまでの請求項で説明した部品が、貫流し、そして別
    種の材料からなり、その表面が慨して同一方向をもつ部品に次第に合併される、
    かかる構成を有して成ることを特徴とする請求項331及び332の一方または
    双方に記載のエントロピ伝達装置。
  334. 【請求項334】 太陽放射線の吸収はやはり方向性をもって反射する表面
    で起こり、任意に700°Kの温度の黒体の放射線を吸収するかまたは吸収しな
    い、そして太陽放射線の一表面当たりの吸収太陽放射エネルギーができるだけ一
    定となるように構成されており、その結果この表面から動作手段への熱の転送が
    最低のエネルギー損失で起こる(前記動作手段の熱伝導率または熱容量がちいさ
    いにも係わらず)、かかる構成を有して成ることを特徴とする請求項323〜3
    33の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  335. 【請求項335】 構成全体が、少なくとも一つの焦線または少なくとも一
    つの焦点の少なくとも一部の下流にあるビーム方向の熱絶縁体で鎧装されている
    ことを特徴とする請求項319〜334の一つまたはそれ以上に記載のエントロ
    ピ伝達装置。
  336. 【請求項336】 放射方向の焦線の上流に固定された少なくとも一つの平
    坦な平面と薄い構造体部品(放射方向に低い熱伝導率をもつ)(例えば孔のある
    金属シートで多分光沢処理してある)があり、この平面には適切な焦線が横たわ
    るかあるいはこの領域内を少なくとも一つの走っている、ことを特徴とする請求
    項323〜335の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  337. 【請求項337】 空気が、焦線または焦点領域にある少なくとも一つの流
    れ溝から流出され、この空気は放射線方向に向けて流れることを特徴とする請求
    項319〜336の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  338. 【請求項338】 太陽放射は、対称軸に対して回転対称をなし、そして太
    陽の相対的位置に対して一線化されている少なくとも一つの放物線鏡によって、
    焦点領域に設けられた少なくとも一つの熱交換器に集められる構成をもつことを
    特徴とする請求項319に記載のエントロピ伝達装置。
  339. 【請求項339】 とりわけて少なくとも一つの吸熱器が変化する太陽の位
    置により追跡されることを特徴とする請求項319〜338の一つまたはそれ以
    上に記載のエントロピ伝達装置。
  340. 【請求項340】 強度の等しい二つのビームの中に提供される全ての平面
    の中に横たわらなければならない主ビームラインに対して、選択的に概して平行
    または概して回転対称的なやり方で、放射線は、太陽放射エネルギーを光学的に
    集めるために少なくとも一つのデバイスにより焦点に集められ、そしてこの焦点
    を通して垂直な平面に実質的に隣接してここに設けてある部品の表面は、その中
    で放射線がこの焦点の回りに集められている領域を通してラインに平行であり、
    そして放射された日光を最終的に方向付けするやり方で反射し、そしてこの焦線
    (例えばガラスチューブとかガラス繊維、光ファイバーと比較のこと)から目視
    できるときに温度700°Kをもつ黒体の熱放射線をできる限り吸収し、その結
    果として少なくとも一つの焦線に集められた直射日光は少なくとも部分的に、そ
    れらが吸収される領域(光ファイバーまたは不透明な熱的絶縁体と比較のこと)
    に導かれる、かかる構成を有することを特徴とするエントロピーの転送システム
  341. 【請求項341】 焦点に太陽放射エネルギーを光学的に集める少なくとも
    一つのデバイスが、個々の区分に分割され、これらの区分は関連の吸熱器が追跡
    される時に光学的濃縮の改良を達成するために請求項339または320で求め
    られたものより少ない範囲で個々に平行に再調節されることを特徴とする請求項
    319〜340の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  342. 【請求項342】 請求項340で説明して部品は適当な焦点から遠く離れ
    た動作手段の流れによって部分的に冷却されることを特徴とする請求項340に
    記載のエントロピ伝達装置。
  343. 【請求項343】 その接線方向に伸びる平面が適当な主ビームラインと実
    質的に0°からばらついている角度で交差している表面を通って放射線が伝達さ
    れなければならないような構造体部品はないことを特徴とする請求項340〜3
    42の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  344. 【請求項344】 これまでの請求項で述べてきた部品は、焦点を通してそ
    れぞれの対応する主ビームラインから遠く離れて設けてあるので、放射線状鏡に
    理想的な一線化を与え、小さな部分的パワーのみが、これらの部品の端面の領域
    内の焦点の到達点の方向に反射される構成となっていることを特徴とする請求項
    340〜343の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  345. 【請求項345】 これまでの請求項で説明してきた部品は適当な焦点から
    貫流することを特徴とする請求項340〜344の一つまたはそれ以上に記載の
    エントロピ伝達装置。
  346. 【請求項346】 請求項340〜345で説明した部品は、太陽放射が吸
    収され、そして動作流体の流れにより冷却される表面を太陽放射が伝達せずに通
    過できるように構成されていることを特徴とする請求項340〜345の一つま
    たはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  347. 【請求項347】 動作手段が太陽放射を吸収する表面を伴った少なくとも
    一つの構造体を貫流できることを特徴とする請求項340〜346の一つまたは
    それ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  348. 【請求項348】 請求項345で説明した部品は、封止するやり方で両端
    に装着され、従って少なくとも隣接領域では閉じている導管システムの中に一体
    化されて成ることを特徴とする請求項340〜347の一つまたはそれ以上に記
    載のエントロピ伝達装置。
  349. 【請求項349】 請求項348で説明した部品の内部において、焦点から
    遠く離れた領域における日射の吸収係数は、接線方向の平面の交点の大体平行な
    ラインを伴う少なくとも幾つかの表面の場合において、ガラス壁(例えば金属と
    かセラミックまたは金属ストリップで造った挿入チューブを黒色化して)の場合
    におけるよりも高くなっていることを特徴とする請求項340〜348の一つま
    たはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  350. 【請求項350】 請求項348で説明した部品は、貫流しそして別種の材
    料から成り、その表面は大体同一方向を向いている、かかる構成であることを特
    徴とする請求項340〜348の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装
    置。
  351. 【請求項351】 太陽放射の吸収は表面で起こり、これらの表面は温度7
    00°Kの黒体の放射線をやはり方向性をもって反射し、選択的に少なくとも吸
    収するか、あるいはそうしないのであって、これらの表面は単位表面積当たりの
    吸収エネルギーが可能な限り一定しており、その結果この表面からの動作手段へ
    の熱の転送が最低のエネルギー損失でなされる構成となっていることを特徴とす
    る請求項323〜350の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  352. 【請求項352】 構成全体が、少なくとも一つの焦線または少なくとも一
    つの焦点の下流にあるビーム方向の熱絶縁体で鎧装されていることを特徴とする
    請求項319〜351の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  353. 【請求項353】 放射方向の少なくとも一つの焦線の上流に固定された少
    なくとも一つの平坦な平面状の、薄いしかも方向性をもって反射及び/または伝
    達する構造体部品があり、この部品は側方円錐形表面の形状をもち熱伝導率が低
    く(例えば孔のある金属シートで多分光沢処理してある)、この円錐形表面の軸
    線は主ビームラインであり、その伸びた頂部先端は焦点になっている、かかる構
    成をもつことを特徴とする請求項340〜352の一つまたはそれ以上に記載の
    エントロピ伝達装置。
  354. 【請求項354】 少なくとも一つの光学的吸熱器の領域に設けた少なくと
    も一つのバルブは緊急の場合に温度の関数として開けられるのであり、これは過
    熱に対する保護の意味があり、その結果空気が煙突効果により吸熱器構造体を流
    通し、この煙突効果は長尺化したチューブ(主ビームの方向に)によって増強さ
    れる、かかる構成であることを特徴とする請求項323〜353の一つまたはそ
    れ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  355. 【請求項355】 理想的な場合の部品は方向性方式で伝達及び/または反
    射し、そして少なくとも一つのビーム方向をもつ透明カバーの下流に設けられ、
    そして理想的な場合において、温度700°Kの黒体の赤外放射線を大体吸収し
    、殆ど平行に設けられ、そして表面が放射線方向に概して平行になるように一線
    化され、そして部分的な日射が、透明カバーからできるだけ離れた位置で成るべ
    く多く吸収され、そしてこれらの部品は少なくとも一つの動作手段により透明カ
    バーからビーム方向に貫流し、そして放射線を受けていないこの構成の側面は熱
    的に絶縁されている、かかる構成をもつことを特徴とするエントロピ伝達装置。
  356. 【請求項356】 請求項355で説明した大体平坦な部品は、表面が大き
    く、個々に一本の軸線に装着され、太陽がこの軸線周囲の回転により追跡される
    ことを特徴とする請求項355に記載のエントロピ伝達装置。
  357. 【請求項357】 請求項355で特徴付けた構成全体と共に、請求項35
    5で説明した部品は太陽を追跡する構成であることを特徴とする請求項355に
    記載のエントロピ伝達装置。
  358. 【請求項358】 請求項355で特徴付けた構成全体と共に、請求項35
    5で特徴付けた大体平坦な部品は共通軸線に装着され、太陽を追跡する構成であ
    ることを特徴とする請求項355に記載のエントロピ伝達装置。
  359. 【請求項359】 部品の少なくとも一つの別な半透明な構成が請求項35
    5で記載した部品のビーム方向の上流に抗して貫流する構成であることを特徴と
    する請求項355に記載のエントロピ伝達装置。
  360. 【請求項360】 少なくとも一つの透明カバーとこれまでの請求項で特徴
    付けた部品の間の空間は流れ溝の中に、これらの部品と適当な絶縁物との間のこ
    れらの部品の他方の側の空間のように分割されることを特徴とする請求項355
    〜359の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  361. 【請求項361】 請求項359で特徴付けられ、少なくとも一つの動作流
    体により異なる方向に貫流される部品間の少なくとも一つの空間は、請求項36
    0で特徴付けた空間とやはり同様に流れ溝の中に分割されることを特徴とする請
    求項355〜360の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  362. 【請求項362】 一つの流れ溝から他の流れ溝に、請求項355と359
    で特徴付けた部品を通る流れは、何ら効果的な妨害的対流状態の流れがこの流れ
    に重ならないように、充分大きい流動抵抗を制圧することによってのみ可能であ
    る、かかる構成であることを特徴とする請求項355〜361の一つまたはそれ
    以上に記載のエントロピ伝達装置。
  363. 【請求項363】 貫流されそして適当な大きさの流動抵抗をもつ吸熱器構
    造体は、前記部品と適当な不透明絶縁体の間の少なくとも一つの空間中に、これ
    までの請求項で特徴付けた部品の端末に隣接し固設されて成ることを特徴とする
    請求項355〜362の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  364. 【請求項364】 流れ溝は、これまでの請求項で特徴付けた異なる空間中
    を走り、またいろいろな方向に走る構成であることを特徴とする請求項360〜
    363の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  365. 【請求項365】 流れ溝で覆われている表面領域において吸収される放射
    エネルギーに大体比例する量の動作流体が適当なコレクター溝への変換点におい
    てそれぞれの流れ溝を貫流するように、流れが規制される、かかる構成を有する
    ことを特徴とする請求項360〜364の一つまたはそれ以上に記載のエントロ
    ピ伝達装置。
  366. 【請求項366】 少なくとも幾つかの流れ溝においては、動作手段を、そ
    れぞれの場合に提供された換気装置を介してコレクター溝と交換することを特徴
    とする請求項360〜365の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置
  367. 【請求項367】 少なくとも幾つかの流れ溝は、動作手段を、温度の関数
    として制御されているバルブを介してコレクター溝の中に流入させることを特徴
    とする請求項360〜366の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置
  368. 【請求項368】 少なくとも一つの光学的吸熱器の領域に設けた少なくと
    も一つのバルブは緊急の場合に温度の関数として開けられるのであり、これは過
    熱に対する保護の意味があり、その結果空気が煙突効果により吸熱器構造体を流
    通し、この煙突効果は長尺化したチューブによって増強される、かかる構成であ
    ることを特徴とする請求項355〜367の一つまたはそれ以上に記載のエント
    ロピ伝達装置。
  369. 【請求項369】 請求項323〜368で特徴付けた複数のコレクターは
    直列に連結され、その結果少なくとも一つの動作流体が数段階に加熱されること
    を特徴とする請求項323〜368の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝
    達装置。
  370. 【請求項370】 少なくとも一つの動作手段が、例えばヘリウムで冷却さ
    れ黒鉛で減速された原子炉中の核反応中に、あるいは例えば新鮮な空気を伴った
    生物量またはバイオガスの燃焼中に任意に開放された熱エネルギーによって加熱
    されることを特徴とする請求項201〜369の一つまたはそれ以上に記載のエ
    ントロピ伝達装置。
  371. 【請求項371】 制御システムが移動した構成部品と複数の動作体積のバ
    ルブを制御し、その結果それぞれの熱力学的サイクルが、同一周期を伴う位相移
    動方式で行われる、かかる構成を有することを特徴とする請求項201〜370
    の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  372. 【請求項372】 動作体積の少なくとも一つの入口及び出口バルブは、そ
    れぞれ同一の外部空間に導入されることを特徴とする請求項371に記載のエン
    トロピ伝達装置。
  373. 【請求項373】 少なくとも一つの動作体積の少なくとも一つの出口バル
    ブから流出後に、少なくとも一つの動作手段が、選択的に加熱、冷却または圧力
    変更をした後に(再開される)、少なくとも一つのバルブを貫流して少なくとも
    一つの別の動作体積に流入することを特徴とする請求項201〜371の一つま
    たはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  374. 【請求項374】 (ろ過した)新鮮な空気が少なくとも一つの熱交換器ま
    たは少なくとも一つの再生器(触媒として作用する)の中で、少なくとも一つの
    内燃機関の排出ガスによって加熱され、そして取り出されてバルブに送られ再度
    少なくとも部分的に装出されて、圧力の上げてある少なくとも一つの空間に、少
    なくとも一つの出口バルブを経て流入される、かかる構成を有することを特徴と
    する請求項201〜373の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  375. 【請求項375】 少なくとも一つの出口バルブを経て少なくとも一つの圧
    力を上げた動作体積から強制的に装出される空気は少なくとも部分的に少なくと
    も一つの内燃機関に流入する(圧力低減タンク内に介在的に貯蔵した後に)、か
    かる構成を有することを特徴とする請求項374に記載のエントロピ伝達装置。
  376. 【請求項376】 この場合に、冷却空気は冷却器に隣接する少なくとも一
    つの動作体積の部分容器から装出されることを特徴とする請求項374〜375
    の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  377. 【請求項377】 少なくとも二つの動作体積の入口及び出口バルブは、少
    なくとも一つの動作体積から流出した後、圧力を変えるか、熱エネルギーを変え
    るために、選択的にシステムと相互作用をもつかあるいはもたないで、そして動
    作流体が部分的に少なくとも一つの別の動作体積に流入できるように(共通の空
    間によって)連結される、かかる構成を有することを特徴とする請求項201〜
    376の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  378. 【請求項378】 請求項245で一層詳しく説明した動作体積の構成の中
    に吸引されたガスは、乾燥圧縮ガスとして圧縮ガス貯蔵器に送給されるのであっ
    て、この乾燥圧縮ガスは減圧溶剤蒸気及び/またはオイルを含まず、そしてこの
    ガスの乾燥作業は、溶剤の一部または水蒸気の、請求項211で一層詳しく説明
    したような最も冷却された部分体積の中に留まっている時に、凝縮または昇華中
    に実施され、また、例えば入口バルブが駆動のため開いている空運転時に、氷/
    冷凍溶剤が少なくとも一つの動作体積から再融解または除去される、かかる構成
    を有することを特徴とする請求項201〜377の一つまたはそれ以上に記載の
    エントロピ伝達装置。
  379. 【請求項379】 少なくとも一つの動作体積から取除かれたエネルギーは
    、高温水調製のためまたは加熱目的で(家庭的なまたは地域的な加熱システムを
    経て)任意に転送されることを特徴とする請求項201〜378の一つまたはそ
    れ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  380. 【請求項380】 製造工業からの付加的部品はその中に取付けるか配置で
    きるように設けられ、そして動作体積の副次的システムは貯蔵し、そして燃焼に
    よる加熱器と太陽集熱器は並列連結により組合せ構造体とされることを特徴とす
    る請求項201〜379の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  381. 【請求項381】 動作流体は空気であり及び/または少なくとも一つの動
    作体積中の冷却水(不凍性)により冷却されることを特徴とする請求項380に
    記載のエントロピ伝達装置。
  382. 【請求項382】 熱エネルギーは、例えば加熱または温水用の気体と液体
    用の熱交換器によって利用可能にされることを特徴とする請求項201〜381
    の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  383. 【請求項383】 冷却目的で、または熱源として、例えば雨水タンクのよ
    うな少なくとも一つの水タンクが介在アキュムレーターとして採用され、そして
    環境空気により冷却または加熱される構成てあることを特徴とする請求項201
    〜382の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  384. 【請求項384】 少なくとも一つの動作体積の寸法変化は、圧力変化にの
    み影響することを特徴とする請求項201〜383の一つまたはそれ以上に記載
    のエントロピ伝達装置。
  385. 【請求項385】 太陽エネルギーは、特徴付けたように転換及び/または
    貯蔵の後、ガス圧縮機、熱エネルギーアキュムレーター、太陽集熱器、圧縮ガス
    貯蔵装置、タービン及び発電機のような、この特許で特徴付けた複数の副次的シ
    ステムを一体構成することによる必要条件に従って、電気エネルギーとして利用
    可能であることを特徴とする請求項201〜383の一つまたはそれ以上に記載
    のエントロピ伝達装置。
  386. 【請求項386】 各熱交換器の液体圧力はそれぞれの動作体積中で、操作
    状態にある対応する動作体積中に起こる最低圧力よりも常に低いことを特徴とす
    る請求項201〜384の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  387. 【請求項387】 少なくとも一つの最も冷えた部分体積に隣接する少なく
    とも一つの再生器は、回転するか変位されて、再生器の少なくとも一部分が少な
    くとも周期的に融解して暖かい空間に滴下し、そこから液体が自動的に(パイプ
    ラインによって)除去されることを特徴とする請求項201〜386の一つまた
    はそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  388. 【請求項388】 動作流体は、少なくとも一つの再生器を経て流れて冷却
    されそして再加熱され、熱エネルギーは冷却した動作流体から引き出されて凝縮
    または昇華した過程溶剤中に入る、かかる構成であることを特徴とする請求項2
    01〜387の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  389. 【請求項389】 ガスは、冷凍機として作用するエントロピー転送方法の
    少なくとも一部によって冷却され、そして(閉塞回路において)この冷却ガスは
    熱エネルギーアキュムレーター(請求項314〜317と比較のこと)を冷却し
    、このアキュムレーターは続いて別のガスの流れによって再加熱され、溶剤はガ
    スから凝縮及び/または冷凍される、かかる構成をもつことを特徴とする請求項
    201〜388の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  390. 【請求項390】 この方法は空気の湿気から水を得るのに使用されること
    を特徴とする請求項387〜389の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝
    達装置。
  391. 【請求項391】 冷却されるべき少なくとも一つの空間は少なくとも一つ
    の動作体積の部分体積に熱的に接合されて成ることを特徴とする請求項201〜
    390の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  392. 【請求項392】 少なくとも一つの冷却空間は少なくとも一つの動作体積
    の少なくとも一つの部分体積に熱的に接合され、この動作体積は、公知の熱圧縮
    機の場合におけるように構成され、しかも請求項201〜391の一つまたはそ
    れ以上の項で特徴付けた少なくとも一つの動作体積に連結され、制御システムは
    異なる種類の二つの動作体積の同一の周期によって構造体または構造体部品を動
    かす、かかる構成をもつことを特徴とする請求項201〜391の一つまたはそ
    れ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  393. 【請求項393】 少なくとも一つの液体ピストンの少なくとも一種の液体
    が作動状態にある熱交換表面を濡らしそしてやはり加熱または冷却用の液体とし
    て使われることを特徴とする請求項242〜392の一つまたはそれ以上に記載
    のエントロピ伝達装置。
  394. 【請求項394】 作動状態において、少なくとも一つの液体ピストンの少
    なくとも一種の液体が少なくとも一つの容器または少なくとも一つの吸熱器構造
    体を満たし、そして少なくとも一つの動作体積の部分体積の中に滴下する、かか
    る構成をもつことを特徴とする請求項242〜393の一つまたはそれ以上に記
    載のエントロピ伝達装置。
  395. 【請求項395】 バルブが少なくとも一つの開放容器の液体を少なくとも
    一つの動作体積と交換することを行い、そしてこの容器の液体レベルは対応する
    動作体積の平均液体レベルよりも高い、かかる構成をもつことを特徴とする請求
    項242〜394の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  396. 【請求項396】 液体は少なくとも一つの圧力逃がしバルブを経て少なく
    とも一つの動作体積から逃避し、そしてこの時点で少なくとも一つの液体ピスト
    ンが冷却領域の頂部にある行程制限体に対して立ち上がり時の打撃を与える、か
    かる構成をもつことを特徴とする請求項242〜395の一つまたはそれ以上に
    記載のエントロピ伝達装置。
  397. 【請求項397】 液体変位ピストンのフロートは、連続運動をするために
    離れた位置で周期的に一時的な固定がなされるのであり、この連続運動により、
    一つの周期の進行中に、少なくとも一つの動作体積内の動作流体の最大の温度変
    化を達成するが可能となる、かかる構成をもつことを特徴とする請求項242〜
    396の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  398. 【請求項398】 液体変位ピストンのフロートが最も遠い位置まで動かさ
    れると、それぞれの場合に、流れ方向に抗する液体の流れに対して一つの下げ翼
    が断面を封止し、そしてこの下げ翼がばねで開かれ、この下げ翼が流量の関数と
    して完全に閉じるまで開放状態に保たれる、かかる構成をもつことを特徴とする
    請求項242〜397の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  399. 【請求項399】 少なくとも一つの圧力容積の少なくとも一つの圧縮装置
    の作動に際して、変換された圧縮仕事は少なくとも部分的に水圧システムに(少
    なくとも一つの高圧ガスばねによって)貯蔵される、かかる構成をもつことを特
    徴とする請求項201〜398の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装
    置。
  400. 【請求項400】 少なくとも一つの圧力容積の少なくとも一つの圧縮デバ
    イスの作動に際して、変換された圧縮仕事は、被駆動または駆動を一時的になさ
    れるポンプに連結された少なくとも一つのフライホイールにより少なくとも部分
    的に水圧システムに貯蔵される、かかる構成をもつことを特徴とする請求項20
    1〜399の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  401. 【請求項401】 水蒸気が動作流体として作用し、そして水と水蒸気間の
    界面は圧力容器中に生ずることを特徴とする請求項200〜400の一つまたは
    それ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  402. 【請求項402】 冷却目的のために、水が圧力容器に供給され、そして水
    蒸気が引き出されることを特徴とする請求項401に記載のエントロピ伝達装置
  403. 【請求項403】 請求項402で特徴付けた副次的システムが任意に家庭
    的または地方的加熱システムに一体構成されることを特徴とする請求項42に記
    載のエントロピ伝達装置。
  404. 【請求項404】 水蒸気が動作流体として作用し、そして水と水蒸気間の
    界面は圧力容器中に生ずることを特徴とする請求項1〜400の一つまたはそれ
    以上に記載のエントロピ伝達方法。
  405. 【請求項405】 冷却目的のために、水が圧力容器に供給され、そして水
    蒸気が引き出されることを特徴とする請求項404に記載のエントロピ伝達方法
  406. 【請求項406】 請求項405で特徴付けた副次的システムが任意に家庭
    的または地方的加熱システムに一体構成されることを特徴とする請求項405に
    記載のエントロピ伝達方法。
  407. 【請求項407】 周期的運動中に、合間のある変位構造が液体表面と蓄熱
    器との間に設けられ、そして液体表面に配置後下方運動中に伸縮され、その結果
    この変位構造が蓄熱器と液体表面の間の合間を満たす、かかる構成を有すること
    を特徴とする請求項71〜406の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達
    方法。
  408. 【請求項408】 周期的運動中に、合間のある変位構造が液体表面と蓄熱
    器との間に設けられ、そして液体表面に配置後下方運動中に伸縮され、その結果
    この変位構造が蓄熱器と液体表面の間の合間を満たす、かかる構成を有すること
    を特徴とする請求項271〜407の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝
    達装置。
  409. 【請求項409】 少なくとも一つの可動太陽集熱器に付加して、支持構造
    に固設屋根が装着され、休止位置から操作位置にピボット作動するに際し氷また
    は雪がこの屋根の上に降る、かかる構成を有することを特徴とする請求項118
    〜408の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達方法。
  410. 【請求項410】 相当大きな領域が屋根と太陽集熱器の組合せ構造により
    完全に覆われた構成となっていることを特徴とする請求項409に記載のエント
    ロピ伝達方法。
  411. 【請求項411】 一方向に追跡する太陽集熱器の場合において、この領域
    の屋根は斜め下方に走る平面内で回転する軸線の周囲に設けられて成ることを特
    徴とする請求項409〜410の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達方
    法。
  412. 【請求項412】 絶縁材料を伴ったホースを用いて外装されたアキュムレ
    ータ材料への接近を可能にできるバルブは、構成ならびにアキュムレータ材料の
    ホースに関して二つの空間の一つに交番的に割り当てられ、その結果これら全て
    のバルブが開かれ、そして熱いガスがこれら空間の一つの中に吹き込まれ、そし
    てガスがこれらの空間の他の一つから取り出される場合において、熱的アキュム
    レータ全体の複数の部分的区分が平行して同時に負荷が可能になる、かかる構成
    をもつことを特徴とする請求項117〜411の一つまたはそれ以上に記載のエ
    ントロピ伝達方法。
  413. 【請求項413】 少なくとも一つの可動太陽集熱器に付加して、支持構造
    に固設屋根が装着され、休止位置から操作位置にピボット作動するに際し氷また
    は雪がこの屋根の上に降る、かかる構成を有することを特徴とする請求項318
    〜408の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  414. 【請求項414】 相当大きな領域が屋根と太陽集熱器の組合せ構造により
    完全に覆われた構成となっていることを特徴とする請求項413に記載のエント
    ロピ伝達装置。
  415. 【請求項415】 一方向に追跡する太陽集熱器の場合において、この領域
    の屋根は斜め下方に走る平面内で回転する軸線の周囲に設けられて成ることを特
    徴とする請求項413〜414の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装
    置。
  416. 【請求項416】 絶縁材料を伴ったホースを用いて外装されたアキュムレ
    ータ材料への接近を可能にできるバルブは、構成ならびにアキュムレータ材料の
    ホースに関して二つの空間の一つに交番的に割り当てられ、その結果これら全て
    のバルブが開かれ、そして熱いガスがこれら空間の一つの中に吹き込まれ、そし
    てガスがこれらの空間の他の一つから取り出される場合において、熱的アキュム
    レータ全体の複数の部分的区分が平行して同時に負荷が可能になる、かかる構成
    をもつことを特徴とする請求項317〜415の一つまたはそれ以上に記載のエ
    ントロピ伝達方法。
  417. 【請求項417】 ガスは、例えばタービンその他によって、熱的ガス圧縮
    機として使用されるに匹敵する動作容積を、請求項1〜416の一つまたはそれ
    以上により特徴付けた動作容積中に強制的に入れられ、そして再びこの動作容積
    をもっと低い圧力ともっと高い温度で流出し、そしてこの加熱で要求される温度
    が、このガスの一部を液化して部分的に適用されることを特徴とする請求項1〜
    416の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達方法。
  418. 【請求項418】 液体ガスはこれまでの請求項において、そして請求項7
    1〜80,271〜280,108,308,193〜196または393〜3
    96の一つまたはそれ以上に関係する液体に割り当てられた機能を満たすことを
    特徴とする請求項1〜417の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達方法
  419. 【請求項419】 ガスは、例えばタービンその他によって、熱的ガス圧縮
    機として使用されるに匹敵する動作容積を、請求項1〜418の一つまたはそれ
    以上により特徴付けた動作容積中に強制的に入れられ、そして再びこの動作容積
    をもっと低い圧力ともっと高い温度で流出し、そしてこの加熱で要求される温度
    が、このガスの一部を液化して部分的に適用されることを特徴とする請求項1〜
    418の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  420. 【請求項420】 液体ガスはこれまでの請求項において、そして請求項7
    1〜80,271〜280,108,308,193〜196または393〜3
    96の一つまたはそれ以上に関係する液体に割り当てられた機能を満たすことを
    特徴とする請求項1〜419の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置
  421. 【請求項421】 請求項1で説明した構造または構造エレメントの少なく
    とも幾つかの運動にもとづいて、少なくとも一つの動作容積の請求項1で特徴付
    けた部分容積が周期的に進行する熱力学的循環の特定の周期の進行中に、制御シ
    ステムによって連続的に減らされ、その結果この動作容積中の動作流体の平均温
    度が支配的に上昇し、また冷えた動作手段が一つの空間に流入するのであって、
    この空間は脈動圧力をもち、この脈動圧力は、動作流体が各周期中に最大量でも
    って貫流される蓄熱器にのみ直接隣接するこの動作容積の部分容積から、少なく
    とも一つの広い開放出口バルブを経てこの動作容積中で生ずる脈動よりも小さく
    、そして請求項1で特徴付けた部分容積の、対応する動作容積に対する比率の変
    化が小さい、後続の時間周期の進行中に、この動作容積の圧力は請求項1で特徴
    付けた閉塞バルブに関連して増大し、また制御システムによる機械的圧縮装置の
    運動に基づき、及び/または制御システムによって、請求項1で特徴付けた部分
    容積または匹敵する部分容積を拘束する幾つかの部品の運動に基づき、この運動
    は、熱交換機にのみ直接隣接し蓄熱器には接していないこの動作容積の最も熱い
    部分容積を膨脹させ、そして少なくとも一つの出口バルブに隣接し、この請求項
    の始めの部分で特徴付けられた最も冷えた部分容積を収縮するのであり、その結
    果、この動作容積中の液体の平均温度は増大するのであり、そして請求項1で説
    明した部品の幾つかの運動に基づき、この動作容積の請求項1で特徴付けた部分
    容積は後続の時間周期進行中に制御システムによって連続的に膨脹され、その結
    果この動作容積中の液体の平均温度は支配的に低下するのであり、そして流出の
    場合よりも高い温度をもった動作流体は、請求項1で一層詳しく説明した部品容
    積に流入し、そしてこの動作容積中で生ずる脈動よりも小さい脈動圧力をもつ空
    間から少なくとも一つの広い開放出口バルブを経て、少なくとも一時的に熱交換
    機に担持されている蓄熱器により範囲が限定され、そして請求項1で特徴付けた
    部分容積の、対応する動作容積に対する比率の変化が小さい、後続の時間周期の
    進行中に、この動作容積の圧力は請求項1で特徴付けた閉塞バルブに関連して低
    下し、また制御システムによる機械的圧縮装置の運動に基づき、及び/または制
    御システムによって、請求項1で特徴付けた部分容積または匹敵する部分容積を
    拘束する幾つかの部品の運動に基づき、この運動は、熱交換機にのみ直接隣接し
    蓄熱器には接していないこの動作容積の最も熱い部分容積を収縮させ、そして少
    なくとも一つの出口バルブに隣接し、この請求項の始めの部分で特徴付けられた
    最も冷えた部分容積を膨脹するのであり、その結果、この動作容積中の液体の平
    均温度は低下するのであり、そして循環は閉じられ、特定バルブはやはり制御シ
    ステムにより開かれ、中でも増大位相においては、圧力補償が未だに達成されて
    いない場合には、そこで平衡状態での操作の温度の態様は動作容積において達成
    されるという結果になる、かかる構成を有して成ることを特徴とする請求項1〜
    420の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達方法。
  422. 【請求項422】 請求項1で説明した構造または構造エレメントの少なく
    とも幾つかの運動にもとづいて、少なくとも一つの動作容積の請求項1で特徴付
    けた部分容積が周期的に進行する熱力学的循環の特定の周期の進行中に、制御シ
    ステムによって連続的に膨脹され、その結果この動作容積中の動作流体の平均温
    度が支配的に上昇し、また熱い動作手段が一つの空間に流入するのであって、こ
    の空間は脈動圧力をもち、この脈動圧力は、動作流体が各周期中に最大量でもっ
    て貫流される蓄熱器にのみ直接隣接するこの動作容積の部分容積から、少なくと
    も一つの広い開放出口バルブを経てこの動作容積中で生ずる脈動よりも小さく、
    そして請求項1で特徴付けた部分容積の、対応する動作容積に対する比率の変化
    が小さい、後続の時間周期の進行中に、この動作容積の圧力は請求項1で特徴付
    けた閉塞バルブに関連して増大し、また制御システムによる機械的圧縮装置の運
    動に基づき、及び/または制御システムによって、請求項1で特徴付けた部分容
    積または匹敵する部分容積を拘束する幾つかの部品の運動に基づき、この運動は
    、熱交換機にのみ直接隣接し蓄熱器には接していないこの動作容積の最も冷たい
    部分容積を収縮させ、そして少なくとも一つの出口バルブに隣接し、この請求項
    の始めの部分で特徴付けられた最も熱い部分容積を膨脹するのであり、その結果
    、この動作容積中の液体の平均温度は増大するのであり、そして請求項1で説明
    した部品の幾つかの運動に基づき、この動作容積の請求項1で特徴付けた部分容
    積は後続の時間周期進行中に制御システムによって連続的に収縮され、その結果
    この動作容積中の液体の平均温度は支配的に低下するのであり、そして流出の場
    合よりも低い温度をもった動作流体は、請求項1で一層詳しく説明した部品容積
    に流入し、そしてこの動作容積中で生ずる脈動よりも小さい脈動圧力をもつ空間
    から少なくとも一つの広い開放出口バルブを経て、少なくとも一時的に熱交換機
    に担持されている蓄熱器により範囲が限定され、そして請求項1で特徴付けた部
    分容積の、対応する動作容積に対する比率の変化が小さい、後続の時間周期の進
    行中に、この動作容積の圧力は請求項1で特徴付けた閉塞バルブに関連して低下
    し、また制御システムによる機械的圧縮装置の運動に基づき、及び/または制御
    システムによって、請求項1で特徴付けた部分容積または匹敵する部分容積を拘
    束する幾つかの部品の運動に基づき、この運動は、熱交換機にのみ直接隣接し蓄
    熱器には接していないこの動作容積の最も熱い部分容積を膨脹させ、そして少な
    くとも一つの出口バルブに隣接し、この請求項の始めの部分で特徴付けられた最
    も冷えた部分容積を膨脹するのであり、その結果、この動作容積中の液体の平均
    温度は低下するのであり、そして循環は閉じられ、特定バルブはやはり制御シス
    テムにより開かれ、中でも増大位相においては、圧力補償が未だに達成されてい
    ない場合には、そこで平衡状態での操作の温度の態様は動作容積において達成さ
    れるという結果になる、かかる構成を有して成ることを特徴とする請求項1〜4
    20の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達方法。
  423. 【請求項423】 請求項201で説明した構造または構造エレメントの少
    なくとも幾つかの運動にもとづいて、少なくとも一つの動作容積の請求項201
    で特徴付けた部分容積が周期的に進行する熱力学的循環の特定の周期の進行中に
    、制御システムによって連続的に減らされ、その結果この動作容積中の動作流体
    の平均温度が支配的に上昇し、また冷えた動作手段が一つの空間に流入するので
    あって、この空間は脈動圧力をもち、この脈動圧力は、動作流体が各周期中に最
    大量でもって貫流される蓄熱器にのみ直接隣接するこの動作容積の部分容積から
    、少なくとも一つの広い開放出口バルブを経てこの動作容積中で生ずる脈動より
    も小さく、そして請求項201で特徴付けた部分容積の、対応する動作容積に対
    する比率の変化が小さい、後続の時間周期の進行中に、この動作容積の圧力は請
    求項2011で特徴付けた閉塞バルブに関連して増大し、また制御システムによ
    る機械的圧縮装置の運動に基づき、及び/または制御システムによって、請求項
    201で特徴付けた部分容積または匹敵する部分容積を拘束する幾つかの部品の
    運動に基づき、この運動は、熱交換機にのみ直接隣接し蓄熱器には接していない
    この動作容積の最も熱い部分容積を膨脹させ、そして少なくとも一つの出口バル
    ブに隣接し、この請求項の始めの部分で特徴付けられた最も冷えた部分容積を収
    縮するのであり、その結果、この動作容積中の液体の平均温度は増大するのであ
    り、そして請求項201で説明した部品の幾つかの運動に基づき、この動作容積
    の請求項201で特徴付けた部分容積は後続の時間周期進行中に制御システムに
    よって連続的に膨脹され、その結果この動作容積中の液体の平均温度は支配的に
    低下するのであり、そして流出の場合よりも高い温度をもった動作流体は、請求
    項201で一層詳しく説明した部品容積に流入し、そしてこの動作容積中で生ず
    る脈動よりも小さい脈動圧力をもつ空間から少なくとも一つの広い開放出口バル
    ブを経て、少なくとも一時的に熱交換機に担持されている蓄熱器により範囲が限
    定され、そして請求項201で特徴付けた部分容積の、対応する動作容積に対す
    る比率の変化が小さい、後続の時間周期の進行中に、この動作容積の圧力は請求
    項201で特徴付けた閉塞バルブに関連して低下し、また制御システムによる機
    械的圧縮装置の運動に基づき、及び/または制御システムによって、請求項20
    1で特徴付けた部分容積または匹敵する部分容積を拘束する幾つかの部品の運動
    に基づき、この運動は、熱交換機にのみ直接隣接し蓄熱器には接していないこの
    動作容積の最も熱い部分容積を収縮させ、そして少なくとも一つの出口バルブに
    隣接し、この請求項の始めの部分で特徴付けられた最も冷えた部分容積を膨脹す
    るのであり、その結果、この動作容積中の液体の平均温度は低下するのであり、
    そして循環は閉じられ、特定バルブはやはり制御システムにより開かれ、中でも
    増大位相においては、圧力補償が未だに達成されていない場合には、そこで平衡
    状態での操作の温度の態様は動作容積において達成されるという結果になる、か
    かる構成を有して成ることを特徴とする請求項1〜420の一つまたはそれ以上
    に記載のエントロピ伝達方法。
  424. 【請求項424】 請求項201で説明した構造または構造エレメントの少
    なくとも幾つかの運動にもとづいて、少なくとも一つの動作容積の請求項201
    で特徴付けた部分容積が周期的に進行する熱力学的循環の特定の周期の進行中に
    、制御システムによって連続的に膨脹され、その結果この動作容積中の動作流体
    の平均温度が支配的に上昇し、また熱い動作手段が一つの空間に流入するのであ
    って、この空間は脈動圧力をもち、この脈動圧力は、動作流体が各周期中に最大
    量でもって貫流される蓄熱器にのみ直接隣接するこの動作容積の部分容積から、
    少なくとも一つの広い開放出口バルブを経てこの動作容積中で生ずる脈動よりも
    小さく、そして請求項201で特徴付けた部分容積の、対応する動作容積に対す
    る比率の変化が小さい、後続の時間周期の進行中に、この動作容積の圧力は請求
    項201で特徴付けた閉塞バルブに関連して増大し、また制御システムによる機
    械的圧縮装置の運動に基づき、及び/または制御システムによって、請求項20
    1で特徴付けた部分容積または匹敵する部分容積を拘束する幾つかの部品の運動
    に基づき、この運動は、熱交換機にのみ直接隣接し蓄熱器には接していないこの
    動作容積の最も冷たい部分容積を収縮させ、そして少なくとも一つの出口バルブ
    に隣接し、この請求項の始めの部分で特徴付けられた最も熱い部分容積を膨脹す
    るのであり、その結果、この動作容積中の液体の平均温度は増大するのであり、
    そして請求項201で説明した部品の幾つかの運動に基づき、この動作容積の請
    求項201で特徴付けた部分容積は後続の時間周期進行中に制御システムによっ
    て連続的に収縮され、その結果この動作容積中の液体の平均温度は支配的に低下
    するのであり、そして流出の場合よりも低い温度をもった動作流体は、請求項2
    01で一層詳しく説明した部品容積に流入し、そしてこの動作容積中で生ずる脈
    動よりも小さい脈動圧力をもつ空間から少なくとも一つの広い開放出口バルブを
    経て、少なくとも一時的に熱交換機に担持されている蓄熱器により範囲が限定さ
    れ、そして請求項201で特徴付けた部分容積の、対応する動作容積に対する比
    率の変化が小さい、後続の時間周期の進行中に、この動作容積の圧力は請求項2
    01で特徴付けた閉塞バルブに関連して低下し、また制御システムによる機械的
    圧縮装置の運動に基づき、及び/または制御システムによって、請求項201で
    特徴付けた部分容積または匹敵する部分容積を拘束する幾つかの部品の運動に基
    づき、この運動は、熱交換機にのみ直接隣接し蓄熱器には接していないこの動作
    容積の最も熱い部分容積を膨脹させ、そして少なくとも一つの出口バルブに隣接
    し、この請求項の始めの部分で特徴付けられた最も冷えた部分容積を膨脹するの
    であり、その結果、この動作容積中の液体の平均温度は低下するのであり、そし
    て循環は閉じられ、特定バルブはやはり制御システムにより開かれ、中でも増大
    位相においては、圧力補償が未だに達成されていない場合には、そこで平衡状態
    での操作の温度の態様は動作容積において達成されるという結果になる、かかる
    構成を有して成ることを特徴とする請求項1〜420の一つまたはそれ以上に記
    載のエントロピ伝達方法。
  425. 【請求項425】 少なくとも一つの蓄熱器が肉厚一定の側面円錐形表面を
    もち、外側縁がほとんど蓄熱器の作用なしにシリンダー表面に合流する形となる
    ように設計されていることを特徴とする請求項1〜424の一つまたは両方に記
    載のエントロピ伝達装置。
  426. 【請求項426】 少なくとも一つの蓄熱器が円錐形の頂点の領域に導かれ
    、そして制御システムにより動かされ、そしてシリンダーの軸線に平行な静止エ
    レメント上の二つの領域内に可動自在に案内される構成であることを特徴とする
    請求項425に記載のエントロピ伝達装置。
  427. 【請求項427】 シリンダーの側面の下方縁または尖った円錐台形は常に
    液体中に漬浸する構成であることを特徴とする請求項1〜426の一つまたはそ
    れ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  428. 【請求項428】 シリンダー軸線に平行に案内されるエレメントは内部の
    静止エレメントを経て行程方向に同軸状態に案内されるチューブから成り、チュ
    ーブ間の行程方向ならびに縦方向の間隙により内部チューブの蓄熱器への連続が
    できる構成であることを特徴とする請求項1〜427の一つまたはそれ以上に記
    載のエントロピ伝達装置。
  429. 【請求項429】 最下位の位置において、最下位の蓄熱器表面と水面との
    間の空間は、少なくとも二つの部分から成る変位構造によって殆ど満たされてお
    り、この変位構造は制御システムに接合され、最下位の蓄熱器の上方への移動が
    起こった場合に、行程方向に対して傾斜している二つの表面が離れ、その結果動
    作ガス用の流れ溝が遊離表面にあるこの変位構造により形成される、かかる構成
    をもつことを特徴とする請求項1〜426の一つまたはそれ以上に記載のエント
    ロピ伝達装置。
  430. 【請求項430】 蓄熱器の形状を表している側面円錐形表面の頂部は液体
    表面に向けて尖っていることを特徴とする請求項1〜431の一つまたはそれ以
    上に記載のエントロピ伝達装置。
  431. 【請求項431】 熱交換機は最下位の蓄熱器のシリンダーに永久的に固定
    して、液体中に漬浸し、そして変位構造はこの蓄熱器と冷却器との間に設けてあ
    る構成をもつことを特徴とする請求項1〜430の一つまたはそれ以上に記載の
    エントロピ伝達方法。
  432. 【請求項432】 最下位の蓄熱器は行程方向に少なくとも一つのチューブ
    が貫通しており、このチューブは直接蓄熱器に固設され、常に液体中に漬浸し、
    そしてこの蓄熱器には同心状態に少なくとも一つのチューブが内部に設けてあり
    、このチューブはハウジングに連結され、蓄熱器を貫通しないで液体レベルの上
    方に突出し、この蓄熱器から少なくとも一つのバルブを介してガス交換が実施さ
    れる、かかる構成を有することを特徴とする請求項1〜432の一つまたはそれ
    以上に記載のエントロピ伝達装置。
  433. 【請求項433】 請求項432で説明した構成中に設けられ、ハウジング
    に封止状態で連結された別のチューブがあり、このチューブの上方の縁は隣接す
    る液体表面よりも更に液体表面を超えて突出し、そしてこの隣接する液体表面か
    らのガスが周期的にバルブを経て交換され、そしてこれで二つのチューブ間に新
    しく生じた空間は、内部チューブのガスバルブに連結されるバルブによって、チ
    ューブシステムを介してガスの空間に連結され、また動作空間または分離容器の
    液体にバルブを介して選択的に連結されている空間に接合される、かかる構成を
    有することを特徴とする請求項1〜432の一つまたはそれ以上に記載のエント
    ロピ伝達装置。
  434. 【請求項434】 ハウジングは、動作空間の周囲において、ハウジングの
    中で最も離れた位置の一つに入ってくる最外側の蓄熱器にハウジングが非常に接
    近する状態に設計され、そしてハウジングは、請求項426で特徴付けた静止エ
    レメントが、冷却器側から見て、動作空間を残さずにこの蓄熱器をずっと超えて
    突出するように、運動方向にカットアウトをもち、そして請求項426で特徴付
    けた運動エレメントが、比較的直接的なやり方でカットアウトの領域内でハウジ
    ングに包囲される、かかる構成をもつことを特徴とする請求項1〜433の一つ
    またはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  435. 【請求項435】 少なくとも一つの案内エレメントが行程方向に少なくと
    も部分的にねじの切ってあるロッド、または再流通ボールねじとして設計されて
    おり、そしてその中に噛み込まれるエレメントは、ねじ付きロッドまたは再流通
    式ボールねじを行程方向に回転することによって少なくとも一つの蓄熱器を動か
    す、かかる構成をもつことを特徴とする請求項1〜434の一つまたはそれ以上
    に記載のエントロピ伝達装置。
  436. 【請求項436】 ねじ付きロッドまたは再流通ボールねじはピッチの異な
    る少なくとも二つの領域があり、この構成において、異なる速さで動く二つの蓄
    熱器の連結エレメントが噛み合い、この連結エレメントはねじ付きロッドまたは
    再流通ボールねじの回転中に異なる速さで行程方向に動く、かかる構成を有する
    ことを特徴とする請求項1〜435の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝
    達装置。
  437. 【請求項437】 少なくとも一つの再流通ボールねじの少なくとも一つの
    領域とその中に噛み込む連結エレメントは閉じた相互に交差する軌道を有し、し
    かも行程方向に一定速さの再流通ボールねじの回転中に周期的上下運動をするこ
    とを特徴とする請求項1〜436の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達
    装置。
  438. 【請求項438】 少なくとも一つのねじ付きロッドまたは再流通ボールね
    じは、機械的制御システムによって選択的に、あるいは適当な制御モーターによ
    って直接に、異なる方向に周期的に回転されることを特徴とする請求項1〜43
    7の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  439. 【請求項439】 最下位の蓄熱器は閉塞軌道により再流通ボールねじに噛
    み合い、そして他の蓄熱器の少なくとも一部は、閉じている軌道をもつ従来のね
    じ付き軌道と噛み合う、かかる構成を有することを特徴とする請求項1〜438
    の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  440. 【請求項440】 少なくとも一つの案内チューブは最も冷えた空間からの
    動作ガスによって中央を周期的または連続的に貫流する、かかる構成を有するこ
    とを特徴とする請求項1〜438の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達
    装置。
  441. 【請求項441】 放射式換気装置がねじ付きまたは再流通ボールねじの支
    援によりチューブに連結され、この領域のチューブがチューブの中央の他方の側
    の最も冷えた部分的空間内におけるように側方に開かれる、かかる構成を有する
    ことを特徴とする請求項1〜440の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝
    達装置。
  442. 【請求項442】 動作ガス用の分離パイプラインが、案内チューブの一つ
    の開口に隣接する空間から他方の開口に隣接する空間まで敷設されて成ることを
    特徴とする請求項1〜441の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置
  443. 【請求項443】 チューブシステムが、液体柱が動作状態において内部で
    振動している動作空間に接合され、そして圧力容器がチューブシステムの他方の
    端末に接合している、かかる構成を有することを特徴とする請求項1〜442の
    一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  444. 【請求項444】 この圧力容器は、圧力容器中の動作ガスの量が周期毎に
    若干増大するように逆止めバルブ経て動作空間に接合されて成ることを特徴とす
    る請求項1〜443の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  445. 【請求項445】 目標にした平均液体レベルにおいて圧力容器と接合され
    たパイプラインは、液体柱の他端にまで敷設され、そして逆止めバルブを備え、
    この逆止めバルブを経て、無視できる量の液体だが実質的にはガス流である周期
    当たりのパイプラインが圧力容器を通過できる、かかる構成をもつことを特徴と
    する請求項1〜444の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  446. 【請求項446】 液体柱端末に隣接する二つの空間は、平均液体レベルの
    目標高さにおいて連結されることを特徴とする請求項1〜445の一つまたはそ
    れ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  447. 【請求項447】 動作空間から、振動する液体柱を伴うチューブに到る連
    結に固設されたバルブは、動作空間の流れ方向に停止体をもち、液体柱が動作空
    間の方向に遠く動かされると直ちにこの停止体に対してバルブ板が封止状態に押
    しつけられる、かかる構成をもつことを特徴とする請求項1〜446の一つまた
    はそれ以上に記載のエントロピ伝達方法。
  448. 【請求項448】 動作空間から、振動する液体柱を伴うチューブに到る連
    結に固設されたバルブは、動作空間の流れ方向に停止体をもち、液体柱が動作空
    間の遠くの方向に動かされると直ちにこの停止体に対してバルブ板が封止状態に
    押しつけられ、そしてこの空間に接合されるパイプラインには安全バルブが設け
    てあり、この安全バルブを経て液体が振動する液体柱の他方の端末に到達できる
    、かかる構成をもつことを特徴とする請求項1〜447の一つまたはそれ以上に
    記載のエントロピ伝達装置。
  449. 【請求項449】 同一の長さの周期をもつ循環が、半周期で一時的に変位
    されるやり方で、その内部で進行する二つの動作空間がチューブを介してこれら
    二つの動作空間の間で振動する液体柱に連結される、かかる構成となっているこ
    とを特徴とする請求項1〜448の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達
    装置。
  450. 【請求項450】 安全バルブとチューブが請求項448で安全バルブを介
    して同一空間から分離貯蔵容器に導かれる構成となっていることを特徴とする請
    求項1〜449の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  451. 【請求項451】 起動時において、振動液体柱用のチューブ内の液体の量
    は、制御バルブを介して容器または導管システムから選択的に導入することによ
    って、及び/またはポンプを用いることによって若干膨脹される、かかる構成で
    あることを特徴とする請求項1〜450の一つまたはそれ以上に記載のエントロ
    ピ伝達装置。
  452. 【請求項452】 最下位の周期的に動く蓄熱器に固設されたチューブは行
    程方向に走っており、そしてこのチューブの中に、そしてこのチューブからガス
    がチューブ上方に隣接する部分的空間から妨害なしに流され、そしてチューブの
    最下位の端末は常に液体中に漬浸し、そしてハウジングに封止するように連結さ
    れるやり方でこのチューブの中に同心円状態に設けられたチューブの上方縁は、
    蓄熱器の封止シリンダーに現れる最大液体表面のレベルに対応するのであり、そ
    してこのチューブは振動する水柱への通路にある安全バルブ上方の動作空間内の
    領域中に設けられ、この水柱から多分溢れ出た液体が振動する水柱の液体に送達
    する、かかる構成を有することを特徴とする請求項1〜451の一つまたはそれ
    以上に記載のエントロピ伝達装置。
  453. 【請求項453】 動作空間内の目標とする液体表面のレベルにある最下位
    の部分空間内にその上方縁の端末がある行程方向のチューブは、できるだけ遠く
    下方で前もって説明したチューブに連結され、振動する液体柱に到る長さに及ん
    で成る、かかる構成を有することを特徴とする請求項1〜452の一つまたはそ
    れ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  454. 【請求項454】 包囲循環ができない多孔質構造が、入口の上流で、上述
    のチューブシステムの中に、そして新規に請求項453で特徴付けたチューブの
    中に一体化される構成をもつことを特徴とする請求項1〜453の一つまたはそ
    れ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  455. 【請求項455】 何時でも機械は起動され、液体の特定量(例えば3リッ
    トル)が、バルブを経て熱交換機下方の動作空間に供給されることを特徴とする
    請求項1〜454の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  456. 【請求項456】 複数の蓄熱器またはこれら蓄熱器に堅固に連結されたエ
    レメントに可動自在に固設された中間レバーがあり、これらレバーは、それぞれ
    の場合に少なくとも一つの別の主レバーの異なる点に、他方の端末で連結され、
    この主レバーは可動自在にハウジングに選択的に直接あるいはレバーを介して連
    結され、そしてこの状態において、最上位の蓄熱器が、可動自在に直接作用し、
    あるいはハウジングに対して直接的または間接的可動自在な連結がなされる点に
    最も近くにある点において、主レバーに直接的または間接的に可動自在に作用す
    る、かかる構成を有することを特徴とする請求項1〜455の一つまたはそれ以
    上に記載のエントロピ伝達装置。
  457. 【請求項457】 レバーの構成に、行程方向がやはり中に横たわっている
    平面に関して鏡対称が含まれて成ることを特徴とする請求項456に記載のエン
    トロピ伝達装置。
  458. 【請求項458】 最下位の蓄熱器の一つは、少なくとも一つのコネクティ
    ングロッドを介して少なくとも一つの被駆動クランクシャフトに可動自在に連結
    され、この被駆動クランクシャフトは少なくとも部分的に液体表面の下方に設け
    られて成ることを特徴とする請求項1〜457の一つまたはそれ以上に記載のエ
    ントロピ伝達装置。
  459. 【請求項459】 最下位の蓄熱器の一つは、コネクティングロッドを介し
    て二つの被駆動クランクシャフトに可動自在に連結され、この被駆動クランクシ
    ャフトは、行程方向に静止案内エレメントがその中に横たわっている平面に関し
    て鏡対称方式で構成され、そして動かされる、かかる構成を有することを特徴と
    する請求項1〜458の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  460. 【請求項460】 コネクティングロッド軸受けの反対側のシャフト軸線の
    他方の側のクランクシャフトに固設されて塊(質量)があり、その重量は少なく
    とも部分的に蓄熱器構成の重量を補償することを特徴とする請求項1〜459の
    一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  461. 【請求項461】 複数の蓄熱器が各コネクティングロッドの一つに可動自
    在に連結され、これらのコネクティングロッドはそれらの他方の端末で少なくと
    も1本のクランクシャフトのスピンドルに装着され、これらのスピンドルは全て
    スピンドルに平行でクランクシャフトの回転軸線を通るラインと交差可能となっ
    ており、最下位の蓄熱器のコネクティングロッド用の軸受けはクランクシャフト
    の回転軸線から最も遠い位置にあり、最上位の蓄熱器が最も接近した位置にある
    、かかる構成を有することを特徴とする請求項1〜460の一つまたはそれ以上
    に記載のエントロピ伝達装置。
  462. 【請求項462】 スターリングエンジンの場合のように、少なくとも一つ
    の蓄熱器が駆動される容積変化に比例して周期の四分の一(25%)の位相のず
    れを伴って駆動される、かかる構成を有することを特徴とする請求項1〜461
    の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  463. 【請求項463】 周期的に容積の変化する動作空間(動作空間=動作容積
    )が最低圧力となっている時間周期において、原動機として操作する場合は周期
    的合格が、そしてヒートポンプまたは冷凍機として操作する場合は動作流体の周
    期的出力が、動作空間の中で隣接するバルブを介して実行され、一定容積の部分
    空間は完全に二つの蓄熱器に取巻かれ、これら蓄熱器の一つはハウジングに比較
    的直接の状態で隣接している、かかる構成であることを特徴とする請求項1〜4
    62の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  464. 【請求項464】 ビーム方向に貫流される光学的濃縮及び半透明熱絶縁の
    両原理が組合せられ、そして第一段階で太陽放射が鏡によって光学的に濃縮され
    、そして吸熱器構造に達する前に少なくとも実質的な程度まで、熱転送媒体(例
    えば空気)がビーム方向に半透明な熱絶縁を貫流して横切り、そしてこの熱転送
    媒体によって熱エネルギーが温度もしくは状態変化に基づいて輸送される、かか
    る構成であることを特徴とする請求項1〜463の一つまたはそれ以上に記載の
    太陽放射エネルギーの熱的利用装置。
  465. 【請求項465】 出力コレクター導管内に大きい温度差をもつ熱転送媒体
    の徹底した混入を避けるために、吸熱器が領域に更に分割され、この領域を通じ
    て流れは温度の関数として制御される、かかる構成であることを特徴とする請求
    項1〜464の一つまたはそれ以上に記載の太陽放射エネルギーの熱的利用装置
  466. 【請求項466】 吸熱器の領域において貫流することが可能な横断面はこ
    の場合に一定に維持される、かかる構成であることを特徴とする請求項465に
    記載の太陽放射エネルギーの熱的利用装置。
  467. 【請求項467】 吸熱器の貫流はバイメタルにより制御されるのであり、
    このバイメタルの構成は、それぞれの場合に2個がビームに連結されており、こ
    れはスケールのセットの場合と同様であり、対応する二つのビームの懸架は再度
    可動自在に中央で懸架されたビームに連結される、かかる構成であることを特徴
    とする請求項1〜466の一つまたはそれ以上に記載の太陽放射エネルギーの熱
    的利用装置。
  468. 【請求項468】 鏡はそれぞれの場合の大体焦線に一致する直射の太陽放
    射線が集められる複数のフルート型鏡エレメントから成り、その境界縁は大体二
    つの表面に横たわっており、これらの表面はそれぞれの場合に湾曲していること
    が多く、しかも平面の場合は関連の焦線に垂直となっている、かかる構成である
    ことを特徴とする太陽放射エネルギーの利用装置。
  469. 【請求項469】 焦線に対して平行であるよりも垂直である方がずっと多
    い複数のフルート型鏡エレメントが相互にしっかりと接近して配列され、そして
    一線上に揃い、その結果特に、夏または春の月を取巻いて、直射の太陽放射線が
    できるだけ小さい領域に、そしてそこに吸収できる構成であることを特徴とする
    請求項1〜468の一つまたはそれ以上に記載の太陽放射エネルギーの利用装置
  470. 【請求項470】 少なくとも一つのフルート型鏡区分が例えば家の屋根及
    びひとつの平面に対する垂直状態、すなわち焦線に垂直な平面と交差する共通の
    線の上のこの平面構成に垂直な平面内の垂直状態に固設される、かかる構成であ
    ることを特徴とする請求項1〜469の一つまたはそれ以上に記載の太陽放射エ
    ネルギーの利用装置。
  471. 【請求項471】 鏡構造は動かされず、そして蓄熱器は、鏡の主軸または
    対称軸が吸収された放射線の主方向に対応するように適当に追跡され、回転され
    る、かかる構成であることを特徴とする請求項1〜470の一つまたはそれ以上
    に記載の太陽放射エネルギーの利用装置。
  472. 【請求項472】 鏡構造は軸線周囲にのみ動かされ、鏡に垂直な表面は大
    体放物線に沿って貫通し、そして吸熱器が追跡される、かかる構成であることを
    特徴とする請求項1〜471の一つまたはそれ以上に記載の太陽放射エネルギー
    の利用装置。
  473. 【請求項473】 熱転送媒体は、半透明熱絶縁体を貫流する前に上流の集
    熱器で加熱されることを特徴とする請求項1〜472の一つまたはそれ以上に記
    載の太陽放射エネルギーの利用装置。
  474. 【請求項474】 上流の集熱器を貫流した半透明熱絶縁体と共に空間を形
    成するのであって、この空間により熱転送媒体が吸熱器から引き出される構成で
    あることを特徴とする請求項1〜473の一つまたはそれ以上に記載の太陽放射
    エネルギーの利用装置。
  475. 【請求項475】 上流の集熱器には太陽放射エネルギーが供給され、この
    太陽放射エネルギーを半透明熱絶縁体が、吸熱器構造全体を取巻いて付加的に鏡
    による反射によってすでに逃がしている、かかる構成であることを特徴とする請
    求項1〜474の一つまたはそれ以上に記載の太陽放射エネルギーの利用装置。
  476. 【請求項476】 ガス案内溝をもつ吸熱器構造用の支点は、ビーム方向に
    おいて大面積の主鏡から、主鏡の回りに付加的に設けた主鏡より小さい鏡の支点
    よりも遠い距離にある、かかる構成であることを特徴とする請求項1〜475の
    一つまたはそれ以上に記載の太陽放射エネルギーの利用装置。
  477. 【請求項477】 複数の吸熱器は共同して作動するパイプラインシステム
    に対して比較的直接可動自在に連結されていることを特徴とする請求項1〜47
    6の一つまたはそれ以上に記載の太陽放射エネルギーの利用装置。
  478. 【請求項478】 熱転送用に吸熱器に連結されたパイプラインシステムは
    半透明方式で絶縁されていることを特徴とする請求項1〜477の一つまたはそ
    れ以上に記載の太陽放射エネルギーの利用装置。
  479. 【請求項479】 熱いガスが吸熱器から取除かれるときに通されるパイプ
    ラインは、任意的に良い、あるいは選択的に吸熱性の外側表面をもつ絶縁体で外
    装され、順番にこの外側表面はほとんど完全に半透明熱絶縁体で外装され、そし
    て一つの空間内を走り、この空間は、少なくとも一つの吸熱器に到る路にある熱
    エネルギー担持回路の熱いガスが貫流するのであり、そして秋の真昼の12時に
    おける一線化のために、この蓄熱器は、直接放射される側が半透明絶縁体で包囲
    され、この絶縁体は貫流されず、そして鏡に対して他方の側からの、鏡の外側の
    直接的表面は絶縁体と天候防護物が隣接し、そしてこれらが入射光を反射し、中
    でも直射されなかった内部チューブの側において反射し、そしてこの天候防護物
    は完全に外装される、かかる構成であることを特徴とする請求項1〜478の一
    つまたはそれ以上に記載の太陽放射エネルギーの利用装置。
  480. 【請求項480】 貫流される半透明絶縁体は放射線方向に配列された平坦
    な担持体構造からなり、そしてこの担持体構造は放射線方向に直角に並んだ長孔
    を伴う複数の長孔の開いた金属シートで造られており、この構造は放射線方向に
    走るガラス繊維によって巻回されている、かかる構成であることを特徴とする請
    求項1〜479の一つまたはそれ以上に記載の太陽放射エネルギーの利用装置。
  481. 【請求項481】 貫流される半透明絶縁体は放射線方向に配列された平坦
    な担持体構造からなり、そしてこの担持体構造は放射線方向に直角に並んだ長孔
    を伴う複数の長孔の開いた金属シートで造られており、この装置は放射線方向に
    走る表面をもつガラスエレメントによって巻回されている、かかる構成であるこ
    とを特徴とする請求項1〜480の一つまたはそれ以上に記載の太陽放射エネル
    ギーの利用装置。
  482. 【請求項482】 少なくとも一つの吸熱器は、三つのギヤーラックを経て
    三つの固定点に可動自在に連結され、そして空間設定方法は、モーター電力の制
    御下にあるラックの方向の変位により、それぞれの場合において変更可能である
    ことを特徴とする請求項1〜481の一つまたはそれ以上に記載の太陽放射エネ
    ルギーの利用装置。
  483. 【請求項483】 少なくとも一つの吸熱器は、モーター電力の制御下にあ
    るラックの方向のギヤーラックに変位自在に連結され、このラックは二つの別の
    ギヤーラックを経てそれぞれの場合の二つの固定点に可動自在に連結され、そし
    て空間設定方法は、モーター電力の制御下にあるラックの方向におけるそれぞれ
    の場合において変更可能である、かかる構成であることを特徴とする請求項1〜
    482の一つまたはそれ以上に記載の太陽放射エネルギーの利用装置。
  484. 【請求項484】 少なくとも一つの吸熱器は、もう一つの吸熱器に可動自
    在に連結され、そして二つのギヤーラックの支援によってのみ動かされる構成で
    あることを特徴とする請求項1〜483の一つまたはそれ以上に記載の太陽放射
    エネルギーの利用装置。
  485. 【請求項485】 熱転送媒体はまた、蓄熱器の方向性を決めるために使用
    され、熱転送媒体は蓄熱器に固設され、チューブ軸線が基準となっている、かか
    る構成であることを特徴とする請求項1〜485の一つまたはそれ以上に記載の
    太陽放射エネルギーの利用装置。
  486. 【請求項486】 吸熱器の、水平な東−西軸線と、そして主ビーム方向に
    おける吸熱器の対称軸線に対して直角な回転軸の周囲における回転が、ケーブル
    の支援によりギヤーラックにたいする平行接合によって実施され、ギヤーラック
    は正午12時において、北−南方向の垂直平面上をできるだけ密接して走り、ケ
    ーブルの支点は吸熱器の回転軸線または吸熱器構造上のギヤーラックの固定具の
    回転軸線を通る平面上に設けてあり、そしてこの支点はこれらの回転軸線の両側
    に設けてあり、吸熱器の回転軸線に垂直な平面の中に突出する場合には、少なく
    とも大体平行四辺形に形成されその角度は理想的には正午12時において、90
    °である、かかる構成であることを特徴とする請求項1〜485の一つまたはそ
    れ以上に記載の太陽放射エネルギーの利用装置。
  487. 【請求項487】 吸熱器の、水平な東−西軸線と、そして主ビーム方向に
    おける吸熱器の対称軸線に対して直角な回転軸の周囲における回転が、ケーブル
    の支援によりギヤーラックにたいする平行接合によって実施され、ギヤーラック
    は正午12時において、北−南方向の垂直平面上をできるだけ密接して走り、ラ
    ックの支点は吸熱器の回転軸線または吸熱器構造上のギヤーラックの固定具の回
    転軸線を通る平面上に設けてあり、そしてこの支点はこれらの回転軸線の両側に
    設けてあり、吸熱器の回転軸線に垂直な平面の中に突出する場合には、少なくと
    も大体平行四辺形に形成されその角度は理想的には正午12時において、90°
    である、かかる構成であることを特徴とする請求項1〜486の一つまたはそれ
    以上に記載の太陽放射エネルギーの利用装置。
  488. 【請求項488】 ギヤーラックは担持体により形成され、この担持体の上
    には固設されたチェーンがあり、このチェーンの中でスプロケットが噛み合い、
    このスプロケットは不可逆歯車を経てモーターにより駆動される構成となってい
    ることを特徴とする請求項1〜487の一つまたはそれ以上に記載の太陽放射エ
    ネルギーの利用装置。
  489. 【請求項489】 スプロケットはローラーによってチェーン上に案内され
    、このローラーは他方の側から担持体に押しつけられる、かかる構成であること
    を特徴とする請求項1〜488の一つまたはそれ以上に記載の太陽放射エネルギ
    ーの利用装置。
  490. 【請求項490】 ギヤーラックはこの程度まで垂直に設定できるし、下方
    に地面近くまで降下できるのであって、その結果吸熱器構造は噛み合い駆動体を
    作動させてこのギヤーラックに沿って地面近くまで降下できるようになる、かか
    る構成であることを特徴とする請求項1〜489の一つまたはそれ以上に記載の
    太陽放射エネルギーの利用装置。
  491. 【請求項491】 熱転送媒剤が貫流する大量の材料が少なくとも一つの絶
    縁性中間層により分割され、この中間層は、垂直軸線をもつ円筒形側面と外側に
    湾曲した基盤と頂部表面をもつ同心円状態の殻体の中に貫流できず、そして貫流
    される遷移は、大量の材料が満たされた内側殻体から絶縁性円筒形側面の開口を
    通して隣接する外側殻体にまで生じ、この絶縁性円筒形側面はそれぞれの場合に
    両側にある円筒形の軸線を通して平面の領域に設けられており、そして流れは連
    結部により大量の材料を満たした殻体の間に案内され、この連結部はこの平面の
    領域内を走るので貫流されず、その結果殻体は垂直な円筒形軸線周囲の循環の一
    方向のみに貫流されるようになる、かかる構成をもつことを特徴とする高感度熱
    エネルギーアキュムレータ。
  492. 【請求項492】 大量の材料が満たされた二つの半殻体間の遷移は、垂直
    軸を経て流れる場合においてのみ可能であり、この軸を経て、熱転送媒体を交換
    することはやはり可能である、かかる構成であることを特徴とする請求項1〜4
    91の一つまたはそれ以上に記載の高感度熱エネルギーアキュムレータ。
  493. 【請求項493】 少なくとも一つの最外側の絶縁層は大量充填層からその
    他の層への貫流が可能であることを特徴とする請求項1〜492の一つまたはそ
    れ以上に記載の高感度熱エネルギーアキュムレータ。
  494. 【請求項494】 流路は、とりわけシリンダー軸線の領域における水平方
    向に走る大量材料層において付加したより小さい隔壁により延長できる、かかる
    構成を特徴とする請求項1〜493の一つまたはそれ以上に記載の高感度熱エネ
    ルギーアキュムレータ。
  495. 【請求項495】 大量の材料貯蔵庫は高温流入空気の冷却に関連して加熱
    され、そして100℃を遙にこえる温度まで流出する空気を冷却し、そして二三
    週間後に、熱エネルギーは大量の材料貯蔵庫から空気によって引き出されるので
    あり、この空気は大体50℃でこの貯蔵庫の外側領域に流入し、そして120〜
    150℃の温度で空気溝の一つを経て引き出され、続いて熱交換機により冷却さ
    れ、この熱交換機は水を大体40℃から100℃まで加熱し、この温度は下方領
    域の絶縁貯水槽から取り出され上方領域に送給される、かかる構成であることを
    特徴とする請求項1〜494の一つまたはそれ以上に記載の熱エネルギーの蓄積
    方法。
  496. 【請求項496】 アキュムレータタンクは、生物学的廃棄物及び/または
    汚物により満たされ、そして熱エネルギーは温度の変化により蓄積目的で交換さ
    れることを特徴とするエネルギーアキュムレータ。
  497. 【請求項497】 アキュムレータタンクは、酷暑の月には汚物で満たされ
    、そして加熱され、もはや分解反応が進行不可能になるまで加熱を続け、あるい
    はバイオガスの産出がが実質的な量に達するまで続けるのであり、とりわけバイ
    オガスの産出は寒冷な月に進行させる、かかる構成であることを特徴とするエネ
    ルギー蓄積方法。
  498. 【請求項498】 可動エレメント、例えばチェーンとか歯付きベルトは引
    張り力を伝達し、操作状態において比較的均一に回転する少なくとも一つのホイ
    ールの上を力を閉じたやり方で走行し、そしてホイールは、連結されている蓄熱
    器または変位装置が動作空間内で作動されることがなく、そして運動が迅速に行
    われるにつれて小さくなる角度をもっている、このような循環のこれらの時間周
    期の進行中における操作状態において、このエレメントが別のエレメントに対し
    て直角をなすように構成され、この別のエレメントはホイールに可動自在に連結
    され、そして少なくとも引張り力を伝える、かかる構成を有することを特徴とす
    る請求項1〜497の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  499. 【請求項499】 少なくとも二つの静止蓄熱器は、平行なラインに沿う大
    体一定の空間設定において折り畳んで増大し、そして平行に周期的に動く少なく
    とも一つのディスク型変位装置エレメントが、畳み縁に平行なその中心軸線の領
    域の中に及ぶ限りにおいて蓄熱器により取り囲まれ、そして変位装置エレメント
    の他方の半分が隣接する蓄熱器で囲まれている、かかる構成を有することを特徴
    とする請求項1〜498の一つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
  500. 【請求項500】 ボイラーや塵埃抽出装置の塵埃袋のような圧力不足のパ
    イプラインシステムは加熱器を介して本発明によるヒートエンジンの入口バルブ
    に接合されることを特徴とする請求項1〜499の一つまたはそれ以上に記載の
    エントロピ伝達装置。
  501. 【請求項501】 下方の蓄熱器の一つは、油圧または空気圧ピストンに任
    意に連結され、このピストンは行程方向に、あるいは薄膜ベロー中で作動可能で
    あり、しかもこのピストンは、接合した振動する液体柱の、対応する動作空間か
    ら取除いた液体表面の周囲の空間からの液体またはガスを通し、制御バルブを介
    して連結されている、かかる構成をもつことを特徴とする請求項1〜500の一
    つまたはそれ以上に記載のエントロピ伝達装置。
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