JP2001518358A - 実質的にポリマーで形成された歩行器 - Google Patents

実質的にポリマーで形成された歩行器

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ジェイ ダグラス,カール
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ジェイ ダグラス,カール
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、歩行器に向けられる。歩行器(10)は、対向する側面端部(14)を備えたフロントフレーム(12)を有しており、これは実質的にポリマーで形成されている。第1及び第2のサイドフレーム(16が、フロントフレーム(12)の各側面終端部(14)において、フロントフレーム(12)にそれぞれ接続される。各サイドフレーム(16)は、実質的にポリマーにて形成され、前方及び後方の略垂直な脚部(32、34)を有している。第1のハンドル(24)が、各サイドフレーム(16)の上部領域に配置される。サイドフレーム(16)は、フロントフレーム(12)に旋回可能に装着することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、整形外科用歩行器の改良されたデザイン、より詳しくは、歩行器を
実質的にポリマーで形成できるようにする改良されたデザインに関するものであ
る。
【0002】 発明の背景 専門的な整形外科用歩行器(図示せず)は、一般にアルミニウム又はその他の
金属材料にて形成された1インチ管で構成され、フロント部(前部)と、このフ
ロント部の各側面端部から延在するサイド部(側部)を備えており、歩行器の使
用者は各サイド部の間に立ち、この各サイド部に組み込まれた各ハンドル(取っ
手)にもたれ掛かる。各サイド部は一般に2つの脚を有し、この脚は車輪又は滑
り止め処理した(non-skid)端部キャップを有している。
【0003】 このような伝統的な歩行器に対する多くの改良が提案されてきたが(例えば、
折りたたみ可能歩行器、上部及び下部のハンドルセット、ライトの取付、バスケ
ットの取付、その他)、基本的なデザインは現在も同じままである。しかし、こ
のようなデザインは、実用的で、「医療的」にすら見え、この外見が個人の伝統
的歩行器を使用したい気持ちを減退させている、ということが観察されてきた。
更に、このような外見は、他の人に歩行器の使用者に近づき難い感じを与えるこ
とによって、社会的な壁として作用していることが観察されてきた。単に1色又
はより多くの親しみやすい色を加えることによって、例えば歩行器などの対象を
より「親しみやすく(フレンドリーに)」しうることが知られているが、このよ
うに色を加えることは、アルミニウム歩行器では制限される。
【0004】 又、伝統的なアルミニウム歩行器は、材料及び製造コストの点で比較的高価に
なり易いことが知られている。更に、このような伝統的なアルミニウム歩行器は
、比較的重くなり易い。一般的に、対象をアルミニウムなどの金属で形成するよ
りもポリマーで構成すると、材料コスト、製造コスト及び重量が減少する。更に
、ポリマーの対象を構成する場合、1色又はより多くの色を加えることは、通常
、対象へと形成する前に、原料ポリマーに顔料を加えることにより、より単純で
ある。しかしながら、通常、ポリマーは金属に比べて機械的強度、引っ張り強度
及びその他の性質の厳格性が少なく、その結果、対象のポリマーバージョンは、
その他の点では同一である対象の金属バーションと同じ機能を発揮できない。従
って、明らかなように、本発明以前に伝統的なアルミニウム歩行器を、単にその
他の点では同一であるポリマー歩行器で置き換えることはできなかった。
【0005】 従って、歩行器のデザインを、比較的廉価、及び比較的軽い適当なポリマーで
構成でき、又、このような歩行器を廉価にて製造することができる、歩行器のた
めの改良されたデザインが必要である。更に、そのようなポリマー歩行器が伝統
的なアルミニウム歩行器と同様に信頼性があり、又頑丈である必要がある。
【0006】 発明の概要 簡潔に述べるなら、本発明は歩行器である。この歩行器は、対向する側面端部
を備え、実質的にポリマーで形成されたフロントフレームを有する。第1及び第
2のサイドフレームが、フロントフレームの各側面端部においてそれぞれフロン
トフレームに接続される。各サイドフレームは実質的にポリマーで形成され、前
方及び後方の略垂直な脚部を有している。第1のハンドルが、各サイドフレーム
の上部領域に配置される。
【0007】 上述の概要、並びに後述する本発明の好ましい実施態様の詳しい説明は、添付
の図面と共に読まれるとき、より良く理解されるだろう。本発明を例示する目的
で、現在好ましいと思われる実施態様を図面に示す。しかし、本発明は図面に示
された正確な配置及び手段に限定されるものではないことを理解されたい。
【0008】 発明の詳細な説明 以下の説明において、単に便宜的に特定の用語法を用いるが、これは限定を意
味するものではない。「左」、「右」、「上(部、方)」及び「下(部、方)」
なる単語は、参照される図中での方向を指定する。「内側(部)」及び「外側(
部)」なる単語は、それぞれ歩行器及び指定された歩行器の部分の幾何学的中心
に向かう方向、及びそれから遠ざかる方向を指す。この用語法は、上述して特に
触れた単語、その派生語及び同様の意味の単語を含む。
【0009】 図面を詳しく参照すると、ここでは同様の要素を示すためには同様の符号が一
貫して用いられており、図1〜4には全体が符号10に指定された、本発明の好
ましい実施態様に従う歩行器が示されている。図示されるように、歩行器は、対
向する側面端部14を備えたフロントフレーム(前部構造)12を有しており、
各サイドフレーム(側部構造)16は、各側面端部14においてそれぞれフロン
トフレーム12に接続される。好ましい実施態様において、各サイドフレーム1
6は、後述してより詳しく説明するように、それぞれ側面端部14と同一領域を
占める略垂直なピボット軸(旋回支軸)18(図3に示す)の周囲を、フロント
フレーム12に対して旋回可能である。各サイドフレーム16は、それぞれ前方
及び後方の略垂直な脚部20、22を有している。第1のハンドル24が、各サ
イドフレーム16の上部領域に配置される。図3に示されるサイドフレームが、
歩行器10の対向する側部のサイドフレーム16の鏡像であることは理解されよ
う。
【0010】 好ましい実施態様において、サイドフレーム16はフロントフレーム12に対
して旋回可能であることが好ましいが、本発明が、各サイドフレーム16をフロ
ントフレーム12に旋回可能に装着することに限定されるものではないことを、
当業者はこの開示から理解されよう。即ち、本発明の精神及び範囲から逸脱する
ことなく、サイドフレーム16をフロントフレーム12に対して所定の位置に固
定することも可能である。
【0011】 好ましい実施態様において、フロントフレーム12及びサイドフレーム16は
いずれも実質的にポリマーで形成される。必須ではないが、ポリマーの体積の約
5〜10%をガラス繊維で占め、歩行器10に構造的完全性を更に加えることも
また好ましい。本発明は、如何なる特定のポリマー又はガラス繊維を使用するこ
とにも限定されるものではない。ポリマーは、図1〜4に示されるように形成さ
れたときに、歩行器10が間違えなく意図された目的に使用できるために必要な
特性を有していなければならない。この基準を満たすポリマーの例としては、サ
ンダンス プロダクツ インコーポレイテッド(Sundance Products, Inc.)( ジョージア州、ゲインスビレ)から、製品コード番号SP200〜6Bとして製
造されるポリプロピレン;アシュランド ケミカル(Ashland Chemical)(ジョ
ージア州、アトランタ)の一般ポリマー部門から、商品名Pro−fax SB
−823として販売されているポリプロピレンコポリマー;及びポリコム ハン
ツマン(Polycom Huntsman)(ペンシルバニア州、ワシントン)から販売されて
いるポリプロピレンAP7310が含まれる。
【0012】 好ましくは、フロントフレーム12及びサイドフレーム16はいずれも、実質
的に単一のボディーとしてポリマーで形成される。従って、フロントフレーム1
2及びサイドフレーム16はいずれも、実質的に構造用フォーム射出成形などに
よる単一の成形から、単一工程にて1つの部品として形成しうる。勿論、本発明
の範囲から逸脱することなく、上述のフレーム要素を形成する他の手段、例えば
、ストレート射出成形、ブロー成形、熱成形などを採用しうることを、当業者は
この開示から理解されよう。更に、上述のフレーム要素のいずれも、必ずしも単
一のボディーとして完全に形成する必要はないことを、当業者は理解されよう。
例えば、サイドフレーム16の1つに、図2に示されるように、サイドフレーム
16に小さなポケットを形成するためのネット又はメッシュ26などを備えるこ
とができる。
【0013】 図2に最もよく示されるように、各サイドフレーム16の前方及び後方の脚部
20、22は、前方及び後方の上側脚部20、22であり、又歩行器10は前方
及び後方の略垂直な下側脚部28、30をも有している。このようにして、図3
に示されるように、前方及び後方の上側及び下側脚部20、22、28、30は
、それぞれ結合されて前脚32及び後脚34を形成する。
【0014】 図示されるように、前脚32及び後脚34は、前方及び後方の下側脚部28、
30を前方及び後方の上側脚部20、22に対して調節することによって調節可
能である。好ましくは、各サイドフレーム16の前方及び後方の上側脚部20、
22は略管状であり、前方及び後方の下側脚部28、30は、それぞれの対応す
る上側管状脚部20、22の内側から入れ子式に下方に向けて設けられる。又、
好ましくは、適当なロックねじ環(カラー)/ピン型装置31を設けて、脚32
、34を示唆された高さにしっかりと止める。本発明は、如何なる特定のロック
装置にも限定されるものではない。このようなロック装置は当業者に周知である
ので、単に簡潔及び便宜的目的で、ロック装置の更なる説明は省略する。
【0015】 前脚32及び後脚34は高さ調節可能であることが好ましいが、本発明の精神
又は範囲から逸脱することなく、各脚32、34の高さを固定しうることを、当
業者はこの開示から理解されよう。実際には、上述の調節可能な脚を提供する代
わりに、脚の高さが固定された歩行器10の幾つかの異なるモデルを生産するこ
とが要求されるだろう。同様に、本発明は、前脚32及び後脚34を実質的にポ
リマーで構成するこに限定されるものではない。例えば、本発明の精神及び範囲
を逸脱することなく、前方及び後方の下側脚部28、30をアルミニウム管で構
成することができる。
【0016】 図示されるように、各脚32、34は、滑り止め(anti-skid)端部キャップ 36を備えている。しかし、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、車輪
又は他の装置(図示せず)で端部キャップ36の幾つか又は全てを置き換えうる
ことを、当業者は理解されよう。伝統的なアルミニウム歩行器では、アルミニウ
ムが比較的強い材料であるので、ストレス因子、引っ張り強度、荷重支持重量及
び他の構造工学的関心に対する、必要性又は考慮の要求は殆どなかった。
【0017】 単に据えるだけで、一般的な1インチアルミニウム管は、一般の歩行器使用者
へ適当な構造的支えを提供すると仮定することができる。一方、ポリマーは、一
般にアルミニウムと比べて相対的に強くなく、そのため、上述の構造工学的因子
がより大きな関心事となる。しかしながら、ポリマーは多数の形状に形成するこ
とができるので、本発明の歩行器10は、ポリマーを劣化させうる環境条件(例
えば、温度、紫外線劣化、砂/泥、微生物、その他)に晒された後であっても、
有効に課された荷重に耐えうる幾何学的形状を与えた。
【0018】 本発明の歩行器10において、最も重いストレスは、各ピボット軸18、又は
各サイドフレーム16とフロントフレーム12とが、フロントフレーム12のそ
れぞれの側面端部14において接する部分において発生することが分かった。従
って、各サイドフレーム16が比較的頑丈なピボット部38(図1及び図3に示
す)を、前脚32に対応する前側部に有することが好ましい。ここで、ピボット
部又はフロント部38は、図3に示されるように、ピボット軸18と略同一領域
を占め、フロントフレーム12の主部より上の第1の垂直方向高さH1から、フ
ロントフレーム12の主部より下の第2の垂直方向高さH2まで延在する。図示
されるように、各上側脚部20、22は、ほぼ第2の垂直方向高さH2から、第
3の垂直方向高さH3まで下方に延在する。
【0019】 図1、3及び4を参照すると、フロントフレーム12は、好ましくは、互いに
略垂直方向に所定距離の間隔を隔てられた、上方及び下方の略水平なクロスバー
40、42を有する。ここで、各クロスバー40、42は、フロントフレーム1
2の対向する各側面端部14の間に延在している。各クロスバー40、42は、
略弓形の終端を備えて、中央が略直線である。各クロスバー40、42の終端は
、相補的な中空ピントル41を回転可能に受容する、略垂直方向に延在した孔を
備えている。又、ピントル41は、両クロスバー40、42間のピボット部38
内の相補的な孔、及び下方のクロスバー42の丁度下まで貫通して延在する。各
クロスバー40、42の終端を受容するために、空間39がピボット部38に設
けられている。ピントル41は、各サイドフレーム16がフロントフレーム12
に対して旋回できるようにする。
【0020】 本発明はピントル41を如何なる特定の材料で構成することにも限定されるも
のではない。ピントル41は、歩行器10の他を構成するのに用いるものと同じ
ポリマーで構成することができ、或いはアルミニウムのような軽量高強度材料で
構成することもできる。ピントル41を、中空とは反対に中実(図示せず)とし
うることを、当業者はこの開示から理解されよう。中空ピントル41の利点は、
取り外し可能キャップ43を、ピントル41と整合させてピボット部38の頂部
に解放可能に配置することができるということである。キャップ41を取り外す
と、例えば傘及びI.V.管支持ロッド(図示せず)などの種々のアイテムを着
脱可能にピントル41に装着することができる。
【0021】 好ましい実施態様において、フロントフレーム12は、上方及び下方のクロス
バー40、42を相互に結合する少なくとも1つの略垂直な柱(ピラー)44を
有している。図1に示されるように、3つの柱44を設けることが好ましいが、
本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、他の数の柱を設けることができる
ことを当業者は理解されよう。好ましくは、第1の垂直方向高さH1は、上方の
クロスバー40の丁度上であり、第2の垂直方向高さH2は下方のクロスバー4
2の丁度下である。
【0022】 歩行器10を使用するにあたり、最も大きな荷重は、歩行器の使用者が歩行器
10を前方に移動させて、後脚34において歩行器10を静止させ、同時に第1
のハンドル24において下に押す時に発生する。従って、好ましくは、このよう
な荷重をピボット部38から下方に後脚34へと、サイドフレーム16の前側部
のピボット部38から後側部の上側後方脚部22まで略斜め方向に延在する主支
持部46によって伝達する。図3及び図4に最もよく示されるように、前側部の
主支持部46(前脚32に対応)は、ほぼ第1の垂直方向高さH1から第2の垂
直方向高さH2まで広がっている。従って、主支持部46は、実質的にピボット
部38の垂直方向高さ全域に沿って、ピボット部38に直接結合することが好ま
しい。又、図示されるように、サイドフレーム16の後側部における主支持部4
6(後脚34に対応)は、ほぼ第3の垂直方向高さH3より上方に広がっている
。通常、主支持部46は、上側部48と下側部50を有しており(図3及び図4
に示す)、これらは、上側部48の後部がその頂部に配置される第2のハンドル
52によって中断されているように見えるが、互いに後脚34方向に向かって収
束する。主支持部46は、その断面が略U形状であり、「U」の開口端が他方の
サイドフレーム16に向かって内側に面している。U形状主支持部26の脚は、
図1、2及び4に示されるように、ネット26をサイドフレーム16に取り付け
る標準的ファスナー55(例えば、セルフタッピングスクリュー(自動雌ねじ切
りねじ))を受容するためのファスナー突起53を備えている。
【0023】 より詳しく説明すると、第2のハンドル42は、後部の柱(ポスト)としての
上側の後方脚部22の上部セグメント54、及びほぼ第2の垂直方向高さH2に
おいて主支持部46の後部の柱54と上側部48との間に延在する略水平なグリ
ップ56を備えている。このように、第2のハンドル52は、主支持部46の内
部へと広がるグリップ開口58を画成する。
【0024】 歩行器使用者が第2のハンドル52のグリップ56を握るとき、例えば、椅子
から立ち上がるとき、歩行器使用者によってグリップ56に働いた荷重は、上側
の後方脚部22の上部セグメント54を介して、又主支持部46を介して前脚3
2へと伝達されることが理解されよう。勿論、本発明の精神及び範囲から逸脱す
ることなく、同等の構造的機構を第2のハンドル52に対して採用することがで
きることを当業者は理解されよう。
【0025】 図3及び図4を参照すると、サイドフレーム16は、主支持部46の下側部5
0の中心点から、ほぼ第3の垂直方向高さH3における上側の前方脚部20へと
略斜め方向に延在する第1の支柱58を有している。第1の支柱58は、断面が
略T形状であり、その底部は床(図示せず)に面し、又略第1の線60に沿って
延在する。主支持部46は更に、下側部50から上側部48へと略第1の線60
に沿って延在する第1のリブ62を有している。第1のリブ62及び第1の支柱
58は、歩行器10に構造的完全性を与える。第1の支柱58は断面が略T形状
であることが好ましいが、第1の支柱58が、例えば断面が略I形状など、他の
外形を有し得ることを、当業者は理解されよう。
【0026】 図1、3及び4を参照すると、各サイドフレーム16は更に、主支持部46の
上側部48の中心点から、ほぼ第1の垂直方向高さH1におけるその端部64a
まで略垂直に延在する第2の支柱64を備えている。第2支柱64は、好ましく
は断面が略T形状である。ほぼ第1の垂直方向高さH1における主支持部46の
上側部48から、ほぼ第1の垂直方向高さH1における第2の支柱64の端部6
4aまで、第3の支柱66が略水平方向に延在する。第1のハンドル24は第3
の支柱66の後部の頂部に配置され、第1のハンドル24は前方及び後方の略垂
直な柱(ポスト)68、70、及び前方及び後方の柱68、70の頂部に配置さ
れた略水平のグリップ72を備えている。各サイドフレーム16は更に、ほぼ第
1の垂直方向高さH1における主支持部46の上側部48から、第1のハンドル
24のグリップ72に隣接する第1のハンドル24の前方の柱68へと、略弓形
に傾斜して延在する第4の支柱74を有している。
【0027】 図4を参照すると、第3の支柱66及び主支持部46の上方角には、全体が符
号76で指定された、サイドフレーム16を所定の開いた位置にロックするため
のロック機構を収容する中空領域が備えられている。ロック機構76を解放して
サイドフレーム16を閉じた位置へと旋回できるようにするための、ラッチ(か
んぬき)解放ボタン78が第1のハンドル24の基部に設けられている。ロック
機構76は本発明には属さない。更に、このようなロック機構は当業者には周知
である。従って、ロック機構76の詳細な説明は、単に簡潔又便宜的目的で省略
する。又、これに限定されるものではない。
【0028】 当業者には、本発明の広義の概念から逸脱することなく、上述の実施態様を変
更しうることが理解されよう。従って、本発明は開示された特定の実施態様に限
定されるものではなく、添付の特許請求の範囲に規定される本発明の精神及び範
囲内での変更をカバーすることを意図する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の好ましい実施態様に従う歩行器の前面斜視図である。
【図2】 図2は、図1に示される歩行器の背面斜視図である。
【図3】 図3は、図1に示される歩行器の左側面立面図である。
【図4】 図4は、図2の4−4線に沿って切り取った、図2に示される歩行器の拡大断
面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する側面端部を有し、実質的にポリマーで形成されるフ
    ロントフレームと、 前記フロントフレームの前記各側面端部において前記フロントフレームにそれ
    ぞれ接続される第1及び第2のサイドフレームと、 を有し、前記各サイドフレームは、それぞれの前記側面端部と略同一領域を占め
    る略垂直なピボット軸の周囲を前記フロントフレームに対して旋回可能であり、
    前記各サイドフレームは、実質的にポリマーで形成され、前方及び後方の略垂直
    な脚部と前記各サイドフレームの上部領域に配置される第1のハンドルとを有す
    ることを特徴とする歩行器。
  2. 【請求項2】 前記各サイドフレームの前記前方及び後方の脚部は、前方及
    び後方の上側脚部であり、前記歩行器は更に、前方及び後方の略垂直な下側脚部
    を有し、前記前方及び後方の上側及び下側脚部は、それぞれ結合されて前脚及び
    後脚を形成することを特徴とする請求項1の歩行器。
  3. 【請求項3】 前記各サイドフレームは、それぞれ前記前脚及び後脚に対応
    する前側部及び後側部を有し、前記各サイドフレームは更に、 前記前側部におけるピボット部と、 前記前側部における前記ピボット部から、前記後側部における前記上側の後方
    脚部まで略斜め方向に広がる主支持部と、 を有し、前記ピボット部は、前記ピボット軸と略同一領域を占め、前記フロント
    フレームの主部より上の第1の垂直方向高さから、前記フロントフレームの主部
    より下の第2の垂直方向高さまで延在し、各上側脚部は、ほぼ前記第2の垂直方
    向高さから第3の垂直方向高さまで下方に延在し、前記主支持部は、前記前側部
    においてほぼ前記第1の垂直方向高さから前記第2の垂直方向高さまで広がり、
    又前記後側部においてほぼ前記第3の垂直方向高さから上方に広がり、前記主支
    持部は、上側部及び下側部を有することを特徴とする請求項2の歩行器。
  4. 【請求項4】 前記フロントフレームは、 互いに略垂直方向に所定距離の間隔を隔てられ、前記フロントフレームの前記
    対向する側面端部間に延在する上方及び下方の略水平なクロスバーと、 前記上方及び下方のクロスバーを相互に結合する少なくとも1つの略垂直な柱
    と、 を有し、前記第1の垂直方向高さは、前記上方のクロスバーより上であり、前記
    第2の垂直方向高さは、前記下方のクロスバーより下であることを特徴とする請
    求項3の歩行器。
  5. 【請求項5】 各サイドフレームは更に、前記主支持部の前記下側部の中心
    点から、ほぼ前記第3の垂直方向高さにおける前記上側の前方脚部まで略斜め方
    向に延在する第1の支柱を有することを特徴とする請求項3の歩行器。
  6. 【請求項6】 前記第1の支柱は、略第1の線に沿って延在し、前記主支持
    部は更に、前記下側部から前記上側部まで略前記第1の線に沿って延在する第1
    のリブを有することを特徴とする請求項5の歩行器。
  7. 【請求項7】 前記各サイドフレームは更に、 前記主支持部の前記上側部の中心点から、ほぼ前記第1の垂直方向高さにおけ
    るその端部まで略垂直に延在する第2の支柱と、 ほぼ前記第1の垂直方向高さにおける前記主支持部の前記上側部から、ほぼ前
    記第1の垂直方向高さにおける前記第2の支柱まで略水平に延在する第3の支柱
    と、 を有し、前記第1のハンドルは、前記第3の支柱の後部の頂部に配置され、前記
    第1のハンドルは、前方及び後方の略垂直な柱と前記前方及び後方の柱の頂部に
    配置される略水平なグリップとを有することを特徴とする請求項3の歩行器。
  8. 【請求項8】 前記各サイドフレームは更に、ほぼ前記第1の垂直方向高さ
    における前記主支持部の前記上側部から、前記第1のハンドルの前記グリップに
    隣接した前記第1のハンドルの前記前方の柱まで略斜め方向に延在する第4の支
    柱を有することを特徴とする請求項7の歩行器。
  9. 【請求項9】 前記各サイドフレームは更に、前記主支持部の前記上側部の
    後部の頂部に配置される第2のハンドルを有し、前記第2のハンドルは、後方の
    柱としての前記上側の後方脚部の上部セグメントと、ほぼ前記第2の垂直方向高
    さにおいて前記後方の柱と前記主支持部の前記上側部との間に延在する略水平な
    グリップとを有することを特徴とする請求項3の歩行器。
  10. 【請求項10】 前記第2のハンドルは、前記主支持部の内部へと広がるグ
    リップ開口を画成することを特徴とする請求項9の歩行器。
  11. 【請求項11】 前記各サイドフレームの前記前方及び後方の上側脚部は管
    状であり、前記前方及び後方の下側脚部は、それぞれ前記上側の管状脚部の内部
    から入れ子式に下がっていること特徴とする請求項2の歩行器。
  12. 【請求項12】 前記フロントフレームは、実質的に単一のボディーとして
    形成されることを特徴とする請求項1の歩行器。
  13. 【請求項13】 各サイドフレームは、実質的に単一のボディーとして形成
    されることを特徴とする請求項1の歩行器。
  14. 【請求項14】 対向する側面端部を有し、実質的にポリマーで形成される
    フロントフレームと、 前記フロントフレームの前記各側面端部において前記フロントフレームにそれ
    ぞれ結合される第1及び第2のサイドフレームと、 を有し、前記各サイドフレームは、実質的にポリマーで形成され、前方及び後方
    の略垂直な脚部と前記各サイドフレームの上部領域に配置される第1のハンドル
    とを有することを特徴とする歩行器。
  15. 【請求項15】 前記各サイドフレームの前記前方及び後方の脚部は、前方
    及び後方の上側脚部であり、前記歩行器は更に、前方及び後方の略垂直な下側脚
    部を有し、前記前方及び後方の上側及び下側脚部は、それぞれ結合されて前脚及
    び後脚を形成することを特徴とする請求項14の歩行器。
  16. 【請求項16】 前記各サイドフレームは、それぞれ前記前脚及び後脚に対
    応する前側部及び後側部を有し、前記各サイドフレームは更に、 前記フロントフレームの主部より上の第1の垂直方向高さから、前記フロント
    フレームの主部より下の第2の垂直方向高さまで延在する前記前側部のフロント
    部と、 前記前側部における前記フロント部から、前記後側部における前記上側の後方
    脚部まで略斜め方向に広がる主支持部と、 を有し、前記各上側脚部は、ほぼ前記第2の垂直方向高さから第3の垂直方向高
    さまで下方に延在し、前記主支持部は、前記前側部においてほぼ前記第1の垂直
    方向高さから、前記第2の垂直方向高さまで広がり、又前記後側部においてほぼ
    前記第3の垂直方向高さから上方に広がり、前記主支持部は、上側部及び下側部
    を有することを特徴とする請求項15の歩行器。
  17. 【請求項17】 前記フロントフレームは、 互いに略垂直方向に所定距離の間隔を隔てられ、前記フロントフレームの前記
    対向する側面端部間に延在する上方及び下方の略水平なクロスバーと、 前記上方及び下方のクロスバーを相互に結合する少なくとも1つの略垂直な柱
    と、 を有し、前記第1の垂直方向高さは、前記上方のクロスバーより上であり、前記
    第2の垂直方向高さは、前記下方のクロスバーより下であることを特徴とする請
    求項16の歩行器。
  18. 【請求項18】 前記各サイドフレームは更に、前記主支持部の前記下側部
    の中心点から、ほぼ前記第3の垂直方向高さにおける前記上側の前方脚部まで略
    斜め方向に延在する第1の支柱を有することを特徴とする請求項16の歩行器。
  19. 【請求項19】 前記第1の支柱は、略第1の線に沿って延在し、前記主支
    持部は更に、前記下側部から前記上側部まで略前記第1の線に沿って延在する第
    1のリブを有することを特徴とする請求項18の歩行器。
  20. 【請求項20】 前記各サイドフレームは更に、 前記主支持部の前記上側部の中心点から、ほぼ前記第1の垂直方向高さにおけ
    るその端部まで略垂直に延在する第2の支柱と、 ほぼ前記第1の垂直方向高さにおける前記主支持部の前記上側部から、ほぼ前
    記第1の垂直方向高さにおける前記第2の支柱まで略水平に延在する第3の支柱
    と、 を有し、前記第1のハンドルは、前記第3の支柱の後部の頂部に配置され、前記
    第1のハンドルは、前方及び後方の略垂直な柱と前記前方及び後方の柱の頂部に
    配置される略水平なグリップとを有することを特徴とする請求項16の歩行器。
  21. 【請求項21】 前記各サイドフレームは更に、ほぼ前記第1の垂直方向高
    さにおける前記主支持部の前記上側部から、前記第1のハンドルの前記グリップ
    に隣接した前記第1のハンドルの前記前方の柱まで略斜め方向に延在する第4の
    支柱を有することを特徴とする請求項20の歩行器。
  22. 【請求項22】 前記各サイドフレームは更に、前記主支持部の前記上側部
    の後部の頂部に配置される第2のハンドルを有し、前記第2のハンドルは、後方
    の柱としての前記上側の後方脚部の上部セグメントと、ほぼ前記第2の垂直方向
    高さにおいて前記後方の柱と前記主支持部の前記上側部との間に延在する略水平
    なグリップとを有することを特徴とする請求項16の歩行器。
  23. 【請求項23】 前記第2のハンドルは、前記主支持部の内部へと広がるグ
    リップ開口を画成することを特徴とする請求項22の歩行器。
  24. 【請求項24】 前記各サイドフレームの前記前方及び後方の上側脚部は管
    状であり、前記前方及び後方の下側脚部は、それぞれ前記上側の管状脚部の内部
    から入れ子式に下がっていることを特徴とする請求項15の歩行器。
  25. 【請求項25】 前記フロントフレームは、実質的に単一のボディーとして
    形成されることを特徴とする請求項14の歩行器。
JP2000514600A 1997-10-06 1998-10-05 実質的にポリマーで形成された歩行器 Pending JP2001518358A (ja)

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