JP2001517091A - Antigenic compositions and methods for detecting HELICOBACTER PYLORI - Google Patents

Antigenic compositions and methods for detecting HELICOBACTER PYLORI

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JP2001517091A JP54726398A JP54726398A JP2001517091A JP 2001517091 A JP2001517091 A JP 2001517091A JP 54726398 A JP54726398 A JP 54726398A JP 54726398 A JP54726398 A JP 54726398A JP 2001517091 A JP2001517091 A JP 2001517091A
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ピー. チォウ,テレサ
イー. フライ,カーク
ワイ. レム,ムーン
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ジェネラブス テクノロジーズ,インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、新たに発見されたH.pyloriのポリペプチド抗原の特徴付けおよび単離に関する。高度に免疫原性である抗原をコードするH.pyloriのゲノムの部分のDNAレプリカのクラスターファミリーが本明細書中で開示される。また、H.pyloriから回収された新たな抗原性タンパク質が開示される。本発明はまた、上記の抗原を利用する方法を提供する。   (57) [Summary] The present invention relates to a newly discovered H.264. For characterization and isolation of polypeptide antigens of pylori. H. encoding an antigen that is highly immunogenic. Disclosed herein is a cluster family of DNA replicas of parts of the genome of pylori. Also disclosed is a new antigenic protein recovered from H. pylori. The present invention also provides a method using the above-mentioned antigen.

Description

【発明の詳細な説明】 HELICOBACTER PYLORIについての抗原性組成物および検出方法発明の分野 本発明は、1つ以上のH.pyloriの抗原、その抗原をコードするポリヌクレオ チド配列、ならびに、このような抗原およびポリヌクレオチドを用いる診断およ び治療方法に関する。 発明の背景 H.pyloriは、慢性表在性胃炎、消化性潰瘍疾患、および胃腺癌をもたらす慢 性萎縮性胃炎に関連するヒトの胃の病原体であるが、今世紀のほとんどの間、消 化性潰瘍疾患は、H.pylori感染により生じるというよりはむしろ、ストレス関 連と考えられていた。研究によりH.pyloriを経口摂取したヒト被験体が胃炎を 発症し、この状態が、抗生物質処理により感染が除去された後に回復したことが 示された時点で、消化性潰瘍疾患および胃の炎症におけるH.pyloriの原因的役 割が承認された(WarrenおよびMarshall,1983)。 H.pyloriは、微好気性、グラム陰性、低増殖性、らせん状またはS字形の形 態の鞭毛を有する、胃の内壁に感染する生物である。H.pyloriは、もともと、1 982年に胃生検から培養され、そして全体としての形態に基づきCampylobacter属 に置かれた。1989年に、新しい属Helicobacteraceaが提案され、そして承認され 、H.pyloriは、唯一のメンバーであった(Blaser,1996)。現在、Helicobacte r属の13のメンバーが、認識される。 この属の全てのメンバーにより共有される珍しい特徴は、540kD細胞表面酵素 をコードするウレアーゼオペロンの存在である。ウレアーゼは、この細菌により 産生される最も豊富な表面タンパク質の1つである。この酵素は、尿素を二酸化 炭素とアンモニアに加水分解する機能を有する、多サブユニットウレアーゼであ る(Cover,1995)。生じるアンモニア分子は細菌を囲み、それにより細菌の直接 の近傍において酸を中和する。従って、ウレアーゼは、酸性pHでのH.pyloriの 生存のため、および、胃の環境での良好なコロニー形成のために重要である。 H.pyloriは、ヒトにおける最も一般的な慢性細菌感染の1つである。H.pylo ri感染は、活性の胃炎を有する90%を越える患者で見出され、そして胃粘膜にお けるH.pyloriの存在は、粘膜関連のリンパ組織リンパ腫と関連する(Coverら、 1996)。先進国において、人口の約半分は、約50歳までに、H.pyloriのコロニ ーを有し、そして開発途上国においては、小児の間でさえコロニー形成は一般的 である。さらに、感染した個人の10人中1〜2人は、生存中に消化性潰瘍疾患を 発症する。 H.pylori感染を評価する現在のアプローチは、代表的に侵襲性技術(例えば 、胃生検標本の採取、培養、組織学およびプレ形態の細菌酵素の検出)を用いる 。これらのアプローチには、多数の欠点(低感度、不便さ、および高い費用)が ある。非侵襲性アプローチとしては、尿素呼気検査、UBT(Athertonら、1994) および抗H.pylori抗体を検出するための種々のH.pylori抗原を利用する血清試 験が、挙げられる。尿素呼気検査は、同位体尿素を同位体二酸化炭素(分析物) およびアンモニアへ変換するH.pylori由来のウレアーゼ酵素の存在に依存する 。13C(または14C)尿素呼気検査は、かなり正確であるが、患者の呼気サンプル を分析するための質量分析計(ほとんどの臨床環境で存在しない装置の一つであ る)に依存するという欠点がある。さらに現存する血清アッセイは、日常的な診 断での使用について、いまだ十分には信頼できず、そして代表的には、感染を以 前に遡って評価する疫学的研究において使用される。 ヒト病原体としてのH.pyloriの重要性および世界人口におけるH.pylori感染 の永続性を鑑みると、遺伝的に多様なH.pylori株による感染を信頼性を有して 検出および処置するために有効な方法および組成物が、必要である。理想的には 、このようなアッセイのための試薬は、H.pyloriについて、高度に選択的であ り、かつ高度に特異的であることに加え、容易にかつ再現性よく調製されるべき である。さらに、方法は、単純、簡便、そして対費用効果の高いことに加え、正 確であり、高感度を示すべきである。発明の要旨 本発明は、H.pyloriの新規の高度に免疫原性のポリペプチド抗原の発見およ び特徴づけに関する。さらに、本発明の一部を形成するものは、以前には認識さ れていなかった69の免疫原性クラスターファミリーである。H.pyloriゲノム内 のこれらのクラスターファミリーの配列と位置は、高度に免疫原性の抗原をコー ドするとして発見されたH.pyloriのゲノムの一部の、250を越える開示されるDN Aのレプリカに基づいて、決定される。また開示されるものは、タンパク質模倣 物方法論を用いてH.pyloriから回収される天然の抗原性タンパク質である。本 発明はさらに、上記の抗原の1つの、いくつかの、多くのまたは各々を用いる方 法を提供する。また、本発明の一部を形成するものは、H.pylori感染を検出す るための、本明細書において記載された抗原タンパク質の1つの、いくつかの、 多くのまたは各々を用いる診断キットおよび方法であり、ここでアッセイは活発 な感染状態のH.pyloriを検出するために効果的である。 1つの局面において、本発明は、本明細書において記載される1つ以上のポリ ペプチド抗原をコードするH.pyloriゲノムのポリヌクレオチドを含む。ポリヌ クレオチドに関して、本発明のいくつかの局面は、H.pylori由来のRNAおよびDN Aポリヌクレオチド、組換えH.pyloriポリヌクレオチド、上記ポリヌクレオチド の任意のものを含む組換えベクター、ならびにこれらのベクターのいずれかで形 質転換された宿主細胞を含む。 これらのポリヌクレオチドは、H.pylori特異的ポリペプチド抗原をコードす る。対応するコード配列は、例えば、診断試験の試薬としておよび/またはワク チンの成分として有用な、ポリペプチドの生成を可能にする。 好ましいポリヌクレオチドは、配列番号43(A22)、配列番号38(C1)、配列 番号94,95(Y124A)、配列番号169,172(Y261A)、配列番号253(c5)、配列 番号20(C7)、配列番号51,54(B2)、配列番号60(Y104B)、および配列番号9 8(Y128D)によって同定されるDNAフラグメントに対し、ストリンジェントなハ イブリダイゼーション条件下で選択的にハイブリダイズし得る、実質的に純粋な 形態の、H.pyloriの抗原をコードするDNAフラグメントである。これらの抗原を コードするポリヌクレオチドは、得られる抗原によって高感度および高度な特異 性を示すことに起因して、特に好ましい。 本発明によって意図される別のポリヌクレオチドは、配列番号469〜547に対応 する以下のDNAフラグメントクラスターの1つにわたるDNAフラグメント(代表的 に、少なくとも約18ヌクレオチド長)に対し、ストリンジェントなハイブリダイ ゼーション条件下で選択的にハイブリダイズし得る、実質的に純粋な形態の、抗 原をコードするDNAフラグメントである: (1).配列番号222および223にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスタ ー1、配列番号469,470に対応); (2).配列番号8,135,161,162,218にわたる配列を有するDNAフラグメント (クラスター2、配列番号471); (3).配列番号11,60,73にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター 3、配列番号472); (4).配列番号75,127,20,169にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラ スター4、配列番号473); (5).配列番号175および176にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスタ ー5、配列番号474、475); (6).配列番号115,3,および227にわたる配列を有するDNAフラグメント(ク ラスター6、配列番号476); (7).配列番号206にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター7、配列 番号477); (8).クローンY291/T7およびY291/T3にわたる配列を有するDNAフラグメント( クラスター8、配列番号478); (9).配列番号35にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター9、配列 番号479); (10).配列番号160,100,198,159,134,197,99にわたる配列を有するDNA フラグメント(クラスター10、配列番号480); (11).配列番号201,155,202,および156にわたる配列を有するDNAフラグメ ント(クラスター11,配列番号481); (12).配列番号1,114,192,130,113,191,129にわたる配列を有するDNAフ ラグメント(クラスター12、配列番号482); (13).配列番号117,116,214,203,213,および110にわたる配列を有するDN Aフラグメント(クラスター13、配列番号483); (14).配列番号158,95,94,157にわたる配列を有するDNAフラグメント(ク ラスター14、配列番号484); (15).配列番号153および154にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラス ター15、配列番号485,486); (16).配列番号140および141にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラス ター16、配列番号487); (17).配列番号181,182にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター1 7、配列番号488); (18).配列番号138,144,15,および137にわたる配列を有するDNAフラグメン ト(クラスター18、配列番号489); (19).配列番号51および80にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスタ ー19、配列番号490); (20).配列番号98および125にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスタ ー20、配列番号491); (21).配列番号43,28にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター21 ,配列番号492); (22).配列番号6にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター22、配列 番号493); (23).配列番号78,212,142,79にわたる配列を有するDNAフラグメント(ク ラスター23、配列番号494); (24).配列番号495に対応するDNAフラグメント (25).配列番号259にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター25、配 列番号496); (26).配列番号164にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター26、配 列番号497); (27).配列番号174にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター27、配 列番号498); (28).配列番号119,83,85,136,84,120,24にわたる配列を有するDNAフラ グメント(クラスター28、配列番号499); (29).配列番号194,108,163,および193にわたる配列を有するDNAフラグメ ント(クラスター29、配列番号500); (30).配列番号224にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター30、配 列番号501); (31).配列番号150,173,199,183,230,および253にわたる配列を有するDN Aフラグメント(クラスター31、配列番号502); (32).配列番号122,77,187にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラス ター32、配列番号503); (33).配列番号88,184,89にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスタ ー33、配列番号504); (34).配列番号91にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター34、配 列番号505); (35).配列番号101,92,102,および93にわたる配列を有するDNAフラグメン ト(クラスター35、配列番号506,507,508); (36).配列番号170および118にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラス ター36、配列番号509); (37).配列番号205,104,87,204,103,126,86,264,271,151,および15 2にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター37、配列番号510); (38).配列番号151,152,271,および264にわたる配列を有するDNAフラグメ ント(クラスター38、配列番号511); (39).配列番号143および225にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラス ター39、配列番号512); (40).配列番号165および166にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラス ター40、配列番号513,514); (41).配列番号171にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター41、配 列番号515); (42).配列番号209,216,217,208,215,38にわたる配列を有するDNAフラグ メント(クラスター42、配列番号516); (43).配列番号177,178,179,180にわたる配列を有するDNAフラグメント( クラスター43、配列番号517,518); (44).クラスター44にわたる配列を有するDNAフラグメント(配列番号519); (45).配列番号186,195,185,196にわたる配列を有するDNAフラグメント( クラスター45、配列番号520); (46).配列番号251にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター46、配 列番号521); (47).クラスター47にわたる配列を有するDNAフラグメント(配列番号522,52 3); (48).配列番号190,189にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター4 8、配列番号524); (49).配列番号200にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター49、配 列番号525); (50).配列番号211,210にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター5 0、配列番号526); (51).配列番号168,81,132,82,121,133,167,228にわたる配列を有する DNAフラグメント(クラスター51、配列番号527); (52).配列番号146にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター52、配 列番号528); (53).クラスター53にわたる配列を有するDNAフラグメント(配列番号529); (54).配列番号221および220にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラス ター54、配列番号530); (55).配列番号74にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター55、配 列番号531); (56).配列番号72にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター56、配 列番号532); (57).配列番号70および71にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスタ ー57、配列番号533); (58).配列番号96,97にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター58 、配列番号534,535); (59).配列番号105および106にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラス ター59、配列番号536,537); (60).配列番号107にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター60、配 列番号538); (61).配列番号109にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター61,配 列番号539); (62).配列番号111,および112にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラ スター62、配列番号540); (63).クラスター63にわたる配列を有するDNAフラグメント(配列番号541); (64).配列番号58にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター64、配 列番号542); (65).クラスター65にわたる配列を有するDNAフラグメント(配列番号543); (66).配列番号90にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター66、配 列番号544); (67).配列番号13にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター67、配 列番号545); (68).配列番号47にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター68、配 列番号546); (69).配列番号16にわたる配列を有するDNAフラグメント(クラスター69、配 列番号547)。 別の実施態様に従って、H.pyloriポリヌクレオチドは、配列番号1、配列番号 3、配列番号6、配列番号8、配列番号11、配列番号13、配列番号15、配列番号16 、配列番号20、配列番号24、配列番号35、配列番号38、配列番号43、配列番号47 、配列番号51、配列番号54、配列番号58、配列番号60、配列番号70〜230、配列 番号248、配列番号251、配列番号253、配列番号255、配列番号257、配列番号259 、配列番号264、配列番号270、配列番号271、配列番号322、配列番号549からな る群より選択されるDNA配列に対し、ストリンジェントなハイブリダイゼーショ ン条件下で選択的にハイブリダイズし得る、ポリヌクレオチドである。ここで、 これらのDNA配列は、高度に免疫原性なタンパク質をコードするH.pyloriゲノム の、クローン化されそして配列決定された領域に対応する。 好ましい実施態様において、H.pyloriの抗原をコードするポリヌクレオチド は、配列番号43(A22)、配列番号38(C1)、配列番号94,95(Y124A)、配列番 号169,172(Y261A)、配列番号253(c5)、配列番号20(C7)、配列番号51,54 (B2)、配列番号60(Y104B)、および配列番号98(Y128D)からなる群より選択 されるDNA配列に対し、ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下で選 択的にハイブリダイズし得る、ポリヌクレオチドである。 あるいは、H.pyloriの抗原をコードするポリヌクレオチドは、配列番号469〜 547からなる群より選択されるクラスター領域にわたる、少なくとも18の連続す るヌクレオチドを含む。 さらに別の実施態様において、本発明によりH.pylori抗原をコードするポリ ヌクレオチドは、配列番号1、配列番号3、配列番号6、配列番号8、配列番号11、 配列番号13、配列番号15、配列番号16、配列番号20、配列番号24、配列番号35、 配列番号38、配列番号43、配列番号47、配列番号51、配列番号54、配列番号58、 配列番号60、配列番号70〜230、配列番号248、配列番号251、配列番号253、配列 番号255、配列番号257、配列番号259、配列番号264、配列番号270、配列番号271 、配列番号322、配列番号549からなる群より選択される配列内に含まれる、少な くとも18の連続するヌクレオチドを含む。 さらに別の実施態様において、H.pylori抗原をコードするポリヌクレオチド は、配列番号43(A22)、配列番号38(C1)、配列番号94,95(Y124A)、配列番 号169,172(Y261A)、配列番号253(c5)、配列番号20(C7)、配列番号51,54 (B2)、配列番号60(Y104B)、および配列番号98(Y128D)からなる群より選択 される配列内に含まれる少なくとも18の連続するヌクレオチドを含む。 別の局面において、本発明は、H.pyloriポジティブ抗血清との免疫反応性に より特徴付けられる、実質的に純粋な形態の、H.pyloriポリペプチド抗原を含 む。本発明の抗原は、1つの実施態様において、上記の特徴を有し、代表的には 少なくとも18ヌクレオチド長であるポリヌクレオチドによってコードされる。さ らに詳細には、抗原は、配列番号469〜547からなる群から選択されるクラスター 領域にわたるDNA配列と、ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下で 選択的にハイブリダイズし得る、少なくとも18ヌクレオチド長のポリヌクレオチ ド配列の全体または一部によってコードされる。 本発明によるさらなる抗原は、上記のH.pylori抗原をコードする配列により コードされる。 好ましい実施態様において、抗原は、配列番号43(A22)、配列番号38(C1) 、 配列番号94,95(Y124A)、配列番号169,172(Y261A)、配列番号253(c5)、 配列番号20(C7)、配列番号51,54(B2)、配列番号60(Y104B)、および配列 番号98(Y128D)からなる群より選択されるDNA配列と、ストリンジェントなハイ ブリダイゼーション条件下で選択的にハイブリダイズし得る、少なくとも18ヌク レオチド長のポリヌクレオチドによってコードされる。 あるいは、本発明は、配列番号340〜468からなる群から選択されるクラスター 抗原配列内に含まれる、少なくとも6つの連続するアミノ酸を含むH.pylori抗 原を含む。ここで、この抗原は、実質的に精製された形態であり、そしてH.pyl oriポジティブ抗血清との免疫反応性によって特徴付けられる。 特定の実施態様において、H.pylori抗原は、配列番号2、4、5、7、9、10、12 、14、17、21、25〜28、36、37、39、44、48、55、59、61、69、249、250、252 、254、256、258、260〜263、265〜269、323、324、および550〜554からなる群 より選択されるポリペプチド配列内に含まれる少なくとも6つの連続するアミノ 酸を含む。 さらに別の実施態様において、H.pylori抗原は、配列番号555〜602からなる 群より選択されるポリペプチド配列内に含まれる少なくとも6つの連続するアミ ノ酸を含む。 あるいは、H.pylori抗原は、配列番号555〜602からなる群より選択されるポ リペプチド配列を含む。 1つの特定の好ましい実施態様において、H.pylori抗原は、配列番号44(A22 )、配列番号39(C1)、配列番号568(Y124A)、配列番号557(Y261A)、配列番 号254(c5)、配列番号21(C7)、配列番号55(B2)、配列番号61(Y104B)、お よび配列番号573(Y128D)からなる群より選択される配列内に含まれる少なくと も6つの連続するアミノ酸を含む抗原である。 また、本発明の一部を形成するものは、抗H.pylori抗体の存在についての血 清のような生物学的液体のスクリーニングにおいて使用するための診断キットで ある。このキットは、少なくとも1つの抗H.pylori抗体と免疫反応性の、上記 で特徴付けられたタイプの実質的に精製されたH.pylori抗体、および抗体の抗 原への結合を検出するためのレポーターを含む。ポリペプチド抗原は、固体支持 体に結合され得、そしてキットはさらに、結合していないレポーター標識した抗 ヒト抗体を含み得、ここで、抗H.pylori抗体のポリペプチド抗原への結合は、 レポーター標識した抗体の抗H.pylori抗体への結合により検出され得る。 1つの実施態様により、キットは、異なる抗体特異性を有する少なくとも2つ のH.pylori抗原を含む。 関連する局面において、本発明は、被験体におけるH.pylori感染の検出、ま たは以前に感染した被験体において細菌の根絶を検出する方法を含む。この方法 は、被験体からの生物学的液体サンプルを精製した上記のタイプのH.pyloriポ リペプチド抗原と反応させる工程、および結合した抗体の存在について抗原を試 験する工程を含む。 この方法においての使用の好ましい抗原は、以下のポリペプチド配列または以 下に含まれる連続した領域の1つに対応する:配列番号44(A22)、配列番号39 (C1)、配列番号568(Y124A)、配列番号557(Y261A)、配列番号254(c5)、 配列番号21(C7)、配列番号55(B2)、配列番号61(Y104B)、および配列番号5 73(Y128D)。 さらに別の局面において、本発明は、上記のタイプのH.pyloriポリペプチド 抗原を含むH.pyloriワクチン組成物を含む。抗原は、哺乳動物モデル系(例え ば、マウスまたはアカゲザルをペプチドでチャレンジして、次にH.pyloriに感 染させる)においてH.pylori感染のレベルを減少する能力により特徴づけられ る。 ワクチンにおける使用に好ましい抗原は、抗菌処理に続く長期の抗体の存続に よって示されるように、長期の抗原性応答を引き起こすワクチンである。ワクチ ン組成物における使用のための代表的な抗原は、配列番号565(Y139)、配列番 号575(Y146B)、配列番号555(Y175A)、配列番号44(A22)、配列番号569(Y1 84A)、配列番号578(Z9A)、配列番号557(Y261A)および配列番号575(Y146B )からなる群より選択される。 本発明のこれらのおよび他の目的および特徴は、以下の詳細な説明が添付の図 および実施例と組み合わせて読まれる場合、十分に明らかである。図面の簡単な説明 図1は、Roostのプールした血清(H.pyloriポジティブ)でブロットした天然 H.pylori抗原の2次元(2D)ドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル 電気泳動(SDS-PAGE)分析(高pH条件)のウエスタンブロットのコンピュータス キャン画像である。 図2は、Roostプールでブロットした天然H.pylori抗原のドデシル硫酸ナトリ ウムポリアクリルアミドゲル2次元電気泳動(SDS-PAGE)分析(低pH条件)のウ エスタンブロットを示すコンピュータスキャン画像である; 図3は、クローンY104-1.asm(299アミノ酸)のORF3のアミノ酸翻訳の模式図 を示す。図において示される配列の領域を、E.coli株XL1Blueにおいて発現するY 104-l.asmタンパク質のアミノ酸配列分析により確認し、そして(i)H.pyloriの3 6kDタンパク質(下線で示す)、(ii)「スポット15」ペプチド(四角で示す)、 および(iii)クローンd7によってコードされるペプチド(括弧に入れた)に対応 する; 図4は、H.pyloriの36kDタンパク質のインビボプロセッシング経路および本 明細書において開示される「スポット15」抗原との関係を示す模式図である; 図5は、H.pylori(ATCC 43504)より単離された「スポット15」抗原に対応 する逆相HPLCペプチドプロフィールであり、これは多数の同定可能なタンパク質 のピークの存在を図示する。 図6は、H.pyloriの36kDタンパク質のアミノ酸配列を示し、下線は、28kDタ ンパク質領域を示す。 図7は、H.pyloriのいくつかの天然抗原の同定に使用されるプロテオーム(p roteome)方法論の模式図である。 図8は、代表的なH.pylori免疫ポジティブ血清パネルに対する種々のクロー ンの感受性の割合をまとめたグラフである; 図9は、本発明の1つの局面を形成する免疫原性クラスター領域のおよその位 置を示す、H.pyloriゲノムの線図である; 図10〜63は、それぞれクラスター(1),(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9), (10),(11),(12),(13),(14),(15),(16),(17),(18),(19),(20),(21),(23),(25),(2 7),(28),(29),(30),(32),(33),(35),(36),(37),(38),(39),(40),(41),(42),(43) ,(44),(45),(46),(47),(48),(49),(50),(51),(53),(54),(58),(59),(61),(62),( 68),および(69)内の免疫原性サブクローンの相対位置を示す直線マップである; 図64A〜Dは、本発明の免疫原性クローンクラスターの要約を示し、(1)ク ラスター番号、(ii)各クラスターの開始および終了領域を規定するクローン、H .pyloriゲノム内のクラスターコンセンサス領域の座標、および発現データを含 む; 図65は、種々の血清パネルに対するH.pylori組換え抗原の特異性の比較の 感度を表すグラフである。感度の値は、実施例6Bに記載のように種々の金参照 標準を用いて計算された。; 図66は、示した金標準に対し計算した、種々の血清パネルに対するH.pylor i組換え抗原の比較の特異性を示すグラフである;ならびに 図67Aおよび67Bは、(i)本発明の基礎を形成する免疫ポジティブクロー ン、(ii)それらの対応するクラスター番号(H.pyloriゲノム内の各クローンお よびタラスターの相対位置を示す)、ならびに相対的(iii)感受性および相対的( iv)特異性の値の表の形式の要約を、提供する。本発明の詳細な説明 I.定義 本発明で使用される以下の用語は、以下に示される意味を有する: ポリペプチド配列またはフラグメントは、それが由来するフラグメントの対応 する領域と同じアミノ酸残基の配列を有する場合に、別のポリペプチド配列また はフラグメントに「由来する」。 ポリヌクレオチド配列またはフラグメントは、それが由来するフラグメントの 対応する領域と同じ核酸残基の配列を有する場合に、別のポリヌクレオチド配列 またはフラグメントに「由来する」。 第一のポリヌクレオチドフラグメントは、第一のフラグメントまたはその相補 体が、選択的な(ストリンジエントな)ハイブリダイゼーション条件下で第二の フラグメントと二本鎖ポリヌクレオチドハイブリッドを形成し得る場合に、第二 のポリヌクレオチドフラグメントに「選択的にハイブリダイズし得る」。第一お よび第二のフラグメントは、代表的には、少なくとも15ヌクレオチド長であり、 好ましくは少なくとも18〜20ヌクレオチド長である。選択的な(ストリンジェン トな)ハイブリダイゼーション条件は、本明細書中で、約45℃、約1.1M塩でのハ イブリダイゼーション、続いて37℃、0.3M塩での少なくとも1回の洗浄として定 義される。このような条件は、代表的には、せいぜい約25〜30%の塩基対ミスマ ッチを許容する。 2つ以上のポリヌクレオチドまたはポリペプチドフラグメントは、2つ以上の フラグメントが、ALIGNのようなコンピュータープログラムを使用して、互いに 対応するように整列された場合に、そのヌクレオチド塩基またはアミノ酸残基が 、それぞれ全塩基または残基位置の少なくとも特定のパーセントにおいて同一で ある場合には、少なくとも所定のパーセントの「配列同一性」を有する。(この ALIGNプログラムは、配列比較プログラムのFASTAバージョン1.7パッケージソフ ト、Pearson and Lipman,1988;Pearson,1990において見出される)。 本明細書中で使用される「H.pyloriポリヌクレオチド」は、H.pyloriゲノム およびその改変体に由来するポリヌクレオチド配列をいう。本明細書中で開示さ れるタイプのH.pyloriポリヌクレオチドは、H.pyloriポリペプチド抗原をコー ドし、ここで、得られる抗原は、H.pyloriポジティブ抗血清との免疫反応性に よって特徴付けられる。一般に、本発明のH.pyloriポリヌクレオチドは、少な くとも約18以上のヌクレオチド長である(すなわち、6ペプチド抗原をコードす る)。代替の実施態様において、H.pyloriポリヌクレオチドは、少なくとも約2 4ヌクレオチド長(すなわち、8ペプチド抗原をコードする)である。なお別の 実施態様において、H.pyloriポリヌクレオチドは、少なくとも約30ヌクレオチ ド長である。いくつかの場合には、H.pyloriポリヌクレオチドは、約45〜75ヌ クレオチド長の範囲であるが、当然に、より長くてもよい。本発明のポリヌクレ オチドは、天然のまたは合成の供給源由来であり得るか、あるいは、組換え的に 調製され得る。ポリヌクレオチド配列は、問題のポリヌクレオチドが、本明細書 中に記載されるH.pylori抗原を発現し得る場合には、天然に生じる配列であり 得るか、または特定の天然に生じる配列に対する変異(単一または複数の塩基の 置換、欠失、挿入、および逆位を含む)によって関連し得る。ポリヌクレオチド 配列は、必要に応じて、コード領域に隣接して配置された発現コントロール配列 (代表的には、異種供給源由来)を含み得る。 本明細書中に記載されるヌクレオチド配列は、上記で定義されたように、本質 的に同一の「配列同一性」を有する改変体を包含することを意味する。本質的に 同一の配列同一性を有するヌクレオチド配列は、代表的には、選択的(ストリン ジェントな)ハイブリダイゼーション条件下で、選択的に互いにハイブリダイズ し得る。すなわち、核酸フラグメントは、H.pyloriポリヌクレオチド配列また はその改変体(例えば、H.pyloriポリヌクレオチドにハイブリダイズするが、H elicobacterファミリーの他のメンバーからのポリペプチドにはハイブリダイズ しないプローブ)に、ストリンジェントなハイブリダイゼーションおよび洗浄条 件下で、特異的にハイブリダイズし得る場合には、H.pyloriポリヌクレオチド に選択的にハイブリダイズし得ると考えられる。 「H.pylori抗原性ポリペプチド」は、ポリペプチド、またはその領域もしく はその部分の免疫反応性改変体を、その改変体が免疫原性である限り、包含する ことを意味する。適切な改変体は、H.pyloriポリペプチドの配列に同一である (すなわち、配列同一性を共有する)配列を有する任意のポリペプチドとして規 定される。 例えば、H.pyloriポリペプチド抗原に対して本質的に同一である抗原性ポリ ペプチドは、(i)H.pyloriまたはその改変体の配列に選択的にハイブリダイズす る核酸によってコードされるか、または(ii)H.Pyloriもしくはその改変体によ ってコードされる。 配列の比較はまた、例えば、局所的アラインメントプログラムLALIGNを使用す ることによって、「ポリペプチド相同性」を決定する目的のために利用され得る 。このような決定を行うにおいて、ポリペプチド配列は、代表的には、選択され たH.pyloriアミノ酸配列または任意のその改変体に対して、上記のようにLALIG Nプログラムを、1のktup、ディフォールトパラメーター、およびディフォール トPAMで使用して比較される。 約6〜8アミノ酸より長い最適なアラインメント、および70%より多い、また はより好ましくは75%〜80%の同一に整列されたアミノ酸を有する任意のポリペ プチドは、「相同なポリペプチド」と考えられる。LALIGNプログラムは、配列比 較プログラムのFASTAバージョン1.7パッケージソフトに見出される(Pearsonら 、1988;Pearson,1990;William R.Pearson,Department of Biological Chemis try,Box 440,Jordan Hall,Charlottesville,VAから入手可能なプログラム) 。抗原の間での配列の変動は、H.pyloriの株、H.pyloriゲノム内で抗原をコー ドする遺伝子または遺伝子ファミリーの位置(すなわち、遺伝子が、組換えに対 して高度に保存されているかまたは組換えされ易いか否か)などのような多くの 因子に依存する。 免疫原性ポリペプチドまたはポリペプチド「フラグメント」は、(i)H.pylori ポリヌクレオチドのオープンリーディングフレームによってコードされるか、ま たは(ii)上記のH.pyloriポリペプチドに対して配列同一性を示すものであり 、そしてH.pylori免疫ポジティブサンプル(例えば、血清)と免疫反応性であ るポリペプチドである。代表的には、免疫原性フラグメントは、特定の抗原の、 少なくとも約6〜8アミノ酸を含み、そして好ましくは、少なくとも約10〜12の 連続するアミノ酸残基を含む。 H.pyloriポリペプチド抗原の免疫原性改変体によって、本明細書中で開示さ れる特定のH.pyloriポリペプチド抗原配列のアミノ酸置換、欠失、および/また は付加改変体を意味し、従来の方法(例えば、競合アッセイまたは2抗体サンド ウィッチアッセイ)によって決定されるように、特定のポリペプチド抗原として 、所定の抗体に対する実質的に同一のまたは増大した結合親和性を有する。 代表的なH.pylori抗原は、配列番号340〜468からなる群から選択されるクラ スター抗原配列内に含まれる少なくとも6個の連続するアミノ酸から構成される 。ここで、抗原は、実質的に純粋な形態であり、そしてH.pyloriポジティブ抗 血清との免疫反応性によって特徴付けられる。 「クラスター配列」は、高度に免疫原性のポリペプチドをコードするH.pylor 1ゲノム内の領域に対応する。クラスター配列は、本明細書中に記載される250を 超える免疫原性クローンのDNA配列情報に基づいて決定された。その結果、69の 独特なクラスターが同定され、そして本発明に従う抗原は、任意の69のクラスタ ー内に含まれる連続する一連のヌクレオチドによってコードされる抗原である。 クラスターの各々の内に入る代表的な抗原コード配列は、図64A〜Dに要約される 。クラスター領域は、本明細書中でクラスター1〜69と呼ばれ、配列番号340〜4 68に対応する。 H.pyloriゲノム内のクラスター領域の各々の位置は、図9に絵図的に例示さ れる。いくつかの場合には、クラスターは、単一の配列によってよりもむしろ、 H.pyloriゲノム内の種々の領域によって規定される。例えば、特定のクラスタ ーは、「開始」配列、「末端」配列、およびおそらく中間の「中間」配列によっ て規定され、従って、配列表に含まれる1つより多い配列に対応し得る。このよ うな場合、クラスター配列の記述子は、所定のクラスター(例えば、開始、中間 、末端)に対するその関係を示す。代表的には、規定するクラスター配列は、1 つ以上の抗原をコードし、そして特定のクラスターについての配列の残りは、明 白に提供されない場合には、本明細書中で提供される情報に基づいて、例えば、 Tombら、1997に提供される情報にそって考慮した場合、容易に決定し得る。1つ より多くの代表的な配列によって規定されるクラスター配列は、クラスター1( 配列番号469、470)、クラスター5(配列番号474、475)、クラスター7(配列番号 477、末端)、クラスター15(配列番号485、486)、クラスター35(配列番号506〜50 8)、クラスター40(配列番号513、514)、クラスター41(配列番号515、末端)、ク ラスター43(配列番号517、518)、クラスター47(配列番号522、523)、クラスター 49(配列番号525、末端)、クラスター58(配列番号534、535)、およびクラスター5 9(配列番号536、537)である。 「実質的に精製された」および「実質的に精製された形態の」は、いくつかの 状況において使用され、そして代表的には、少なくとも1回の精製または単離工 程によって、関連していないかまたは混入している成分(例えば、血清、細胞、 タンパク質、非H.pyloriポリヌクレオチドなど)を除去した、H.pyloriポリヌ クレオチドまたはポリペプチドの少なくとも部分的な精製をいう。目的の化合物 または成分の単離または精製のための方法および手順は、本明細書中に記載され る(例えば、H.pyloriポリペプチドのSDS-PAGE、融合タンパク質のアフィニテ ィー精製、ブロッティング、および組換え産生)。 抗原は、最適な条件下で、抗原が、H.pyloriに感染したサンプルに存在する 抗体に結合するが、H.pyloriに感染していないかしたことがない被験体からの 液体サンプルの大部分(約60〜65%より多い、好ましくは約70%〜80%、さらに より好ましくは、約85%より多い)に存在する抗体には結合しない場合には、H. pyloriポジティブ抗血清または生物学的液体サンプルと「特異的に免疫反応性」 である。「特異的に免疫反応性」な抗原は、特定のH.pylori抗原に対して産生 されたモノクローナル抗体またはポリクローナル抗体に免疫反応性であり得る。 生物学的液体により、哺乳動物、特にヒトの体由来の任意の液体を意味する。 代表的な生物学的液体には、血液、血清、血漿、尿、糞便、粘液、胃液分泌物、 歯垢、または唾液が含まれる。 「免疫学的有効量」とは、H.pyloriの感染の処置または予防に有効である単 回用量またはシリーズの一部としてのいずれかで、哺乳動物宿主に投与される量 をいう。量は、処置される被験体の健康および身体的条件、被験体免疫系の抗体 を合成する能力、所望される防護の程度、ワクチンの処方などに依存して変化す る。このような量は、代表的には、比較的広い範囲内にあり、そして日常的な試 行において決定され得る。 II.H .pylori抗原性配列の単離 本発明は、百万を超える個々のH.pylori組成物のスクリーニングから得られ た、多数の高免疫原性H.pyloriポリペプチドの同定および単離に基づく。本発 明の抗原は、組換え的に産生されるか、またはペレット化され、そして溶解され たH.pyloriから得られる可溶性タンパク質の混合物から分離されるかのいずれ かである。さらに、集中的なコンピューター解析の努力の結果として、開示され た免疫原性クローンの全てに対応する異なる配列情報が、H.pyloriのゲノム内 に含まれるこれまでに認識されてない抗原性クラスター領域の収集物(collecti on)を提供するために集められた。 組換えH.pylori抗原の調製および同定、ならびにクラスター化ファミリーへ のそれらの分類がここに記載される。 1. 組換えサブライブラリーをスクリーニングするための方法 本発明のH.pylori抗原は、以下に記載の従来のスクリーニング法を用いて、 ファージライブラリーから得られ得る。他に記載されない限り、本明細書に記載 されるDNAλライブラリーは、GeneLabs Technologies,Inc.Culture Collectio n,505 Penobscot Drive,Redwood City,CA,94063、またはGenelabs Diagnost ics PTE LTD Culture Collection,85 Science Park Drive# 04-01,The Cavend ish,Singapore Science Park,Singerpore 118259に寄託されている。 以下のH.pyloriクローンに対応する挿入物を含むE.coli.XL-1 Blue MRFプラ スミドは、1997年9月9日にアメリカンタイプカルチャーコレクション,12301 Parklawn Drive,Rockville MD 20852により寄託が受領され、そして以下の命名 番号が割り当てられている:クローンdHC1S.11(ATCC 98525)、クローンdHG1a2 S.5(ATCC 98526)、クローンY212A(ATCC 98527)、クローンdHC7.2cd6(ATCC 96528)、クローンy175A(ATCC 98529)、クローンy146B(ATCC 98530)、クロ ーンdHA22.8(ATCC 98531)、クローンY184A(ATCC 98532)クローンdHB2d1(AT CC 98533)、クローンy104B(ATCC 98534)。H.pyloriDNA挿入Yライブラリー を含むバクテリオファージλは、1997年9月3日にアメリカンタイプカルチャー コレクションにより寄託が受領され、そしてATCC 209234の命名番号が割り当て られている。 本発明の抗原コードDNAフラグメントは、(i)上記のような免疫スクリーニ ング、および/または(ii)潜在的な抗原性領域を同定するためのアルゴリズ ム(例えば、「ANTIGEN」,Intelligenetics,Mountain View,CA)を使用する コード配列のコンピューター解析により、同定され得る。例えば、抗原コードDN Aフラグメントがサブクローニングされ、そしてサブクローニングされた挿入物 は、次いで部分的DNase消化によりフラグメント化され、ランダムなフラグメン トを生成するか、または特異的制限エンドヌクレアーゼ消化により、特異的サブ フラグメントを生成する。次いで、得られたDNAフラグメントは、発現ベクター (例えば、λgt11ベクター)に挿入され、そしてクローニングされた挿入物のエ ピトープのマップを提供するために、免疫スクリーニングに供される。 さらに、本明細書に記載されるような型のDNAフラグメントは、重複するH.py lori配列を同定するためのハイブリダイゼーション実験においてプローブとして 使用され得、次いでこれらはさらなる連続するクローンのセットを同定するため にプローブとして、さらに使用され得る。 本明細書に記載されるクローン配列のいずれかが、λgt10または「LAMDA ZAPI I」(Stratagene,LA Jolla,CA)のようなベクターにおいて生成される、DNAラ イブラリーをプローブするために使用され得る。公知の配列の特異的なサブフラ グメントは、ポリメラーゼ連鎖反応を用いるか、またはこのような配列を保有す るベクターの制限エンドヌクレアーゼ切断後に単離され得る。得られたDNAフラ グメントは、任意の選択ライブラリーに対して、放射標識プローブとして使用さ れる。特に、クローン挿入物の5'および3'末端配列は、さらなるクローンを同定 するためのプローブとして有用である。 さらに、クローニングされた挿入物の5'末端により提供される配列は、第1鎖 DNA合成反応における配列特異的プライマーとして、有用である(Maniatisら、1 982;Scharfら、1986)。例えば、特異的にプライムされた(primed)H.pyloriD NAライブラリーは、鋳型として本明細書に記載されるクローニングされたDNA配 列の1つに由来する特異的なプライマーを使用することにより調製され得る。新 しいDNAである第2鎖は、RNase HおよびDNAポリメラーゼIを用いて合成される 。上記の手順は、公知のクローン挿入配列に5'隣接する核酸領域に対応するDNA 分子を同定するかまたは産生する。次いで、これらの新規に単離された配列は、 さらに、隣接配列などを同定するために使用される。新規のH.pylori配列が単 離された後に、H.pylori抗原をコードする特異的配列を同定するためにポリヌ クレオチドが、クローニングされ、そして免疫スクリーニングされる。 2. 組換え抗原 H.pyloriの検出に有用な、新規且つ高抗原性ポリペプチドを同定するために 、DNAライブラリーを、発現ベクターλgt11または「ZAPII」(Stratagene,La J olla,CA;実施例1)のいずれかにおいて、市販のH.pylori株(アメリカンタイ プカルチャーコレクション,Rockville MD;ATCC受託番号43504,ATCC受託番号4 3526)から、調製した。次いで、ポリヌクレオチド配列を、内視鏡検査によりH .pyloriポジティブとして同定された11人の患者から得られたプール血清(ここ では「Roostプール」血清として規定)、または「SFA001」として規定された4 つのH.pylori免疫反応性血清サンプルの別のプールと免疫反応するポリペプチ ドの発現について選択した。実施例6Aおよび6Bに記載され、そして図65およ び66において参照されるか、または実施例13に記載されるように、H.pylori 感染サンプルの他の供給源でスクリーニングすることもまた可能である。サンプ ルは個体サンプル(すなわち、1人の被検体由来)であっても良いし、または本 明細書に記載のようなプールされたサンプルでも良い。 このアプローチにより同定される組換えタンパク質は、H.pyloriによる感染 を検出するための診断試験における基質として、単一もしくは組み合わせのいず れかで作用し得るポリペプチドについての候補物を提供する。さらに、対応する 核酸コード配列は、さらなるH.pylori抗原コード配列の同定のために有用なハイ ブリダイゼーションプローブとして作用する。 上記のH.pylori株は、λベクターにおいてDNAライブラリーを生成するために 使用された(実施例1)。他の共通に利用可能なH.pylori株には、例えば、#29 995株およびJ-170株として規定されるH.pyloriサンプルを含む。あるいは、ラ イブラリーは、H.pyloriポジティブと確認されたサンプルから単離されたH.py loriから構築され得る。実施例1に記載される方法において、ライブラリーは、 ペレット化された細菌から単離されたゲノムDNAから生成された。あるいは、遠 心分離が、感染した生物学的標本(例えば、胃粘膜)由来の細菌をぺレット化す るために使用され得る。 実施例1に言及すると、H.pylori DNAライブラリーは、開始材料としてH.pyl oriから単離されたDNase消化ゲノムDNAフラグメントを用いて作製された。「短 い抗原クローン」ライブラリーを調製するために、得られた分子を、Sequence l ndependent Single Primer Ampllfication(SISPA;Reyesら、1991)リンカープラ イマーに連結し、そして非選択的な様式で拡大され、次いでペプチド抗原の発現 およびスクリーニングに適切なベクター(例えば、λgt11またはZAPII)にクロ ーニングされた。本明細書に開示されるライブラリーは、「短い抗原クロー ン」ライブラリーと命名され、代表的には、文字YまたはZで始まる接頭語によ り命名され;そして「長い抗原クローン」ライブラリーは、ライブラリー1およ びライブラリー2と命名されている。 ZAPIIライブラリー1および2を、以下の例外(exception)を用いて同様に構 築した。ZAPIIライブラリー1および2を、より長いH.pylori DNAフラグメント (すなわち、Sequence Independent Single Primer Amplificationを受けていな いEcoRIまたはHindIII消化したゲノムDNA)から生成した。ライブラリー1クロ ーン(本明細書中、大文字により命名)を、EcoRI消化H.pylori DNAをλ「ZAPI I」ベクターのEcoRI部位に直接的に連結することにより生成する。ライブラリー 2クローン(小文字により命名)を、H.pyloriゲノムDNAをHindIIIを用いて消 化することにより得、次いでE.coli Klenow酵素またはT4 DNAポリメラーゼ酵素 を用いて、平滑末端化し、次いで得られた平滑末端化フラグメントを、SISPAプ ライマーに連結する。次いで、リンカー連結されたDNAを、EcoRIを用いて処理し 、そして「ZAPII」λアームのEcoRI部位に連結する。 λgt11は、H.pylori抗原を産生する特に有用な発現ベクターである。このベ クターは、βガラクトシダーゼ遺伝子の翻訳終止コドンの53塩基対上流に配置さ れる独特のEcoRI挿入部位を含む。従って、挿入された配列は、βガラクトシダ ーゼ融合タンパク質として発現され、これは、βガラクトシダーゼの遺伝子産物 のN末端部分、異種ペプチド、および必要に応じてβガラクトシダーゼペプチド の任意のC末端領域(このC末端部分は、異種ペプチドコード配列が、翻訳終結 コドンを含まない場合に発現される)を含む。 λgt11ベクターはまた、許容温度(例えば、32℃)でウイルスの溶原性を引き 起こし、そして上昇された温度(例えば、42℃)でウイルスの溶解をもたらす温 度感受性リプレッサー(cI857)を産生する。λgt11の利点には:(1)高い効 率での組換えクローンの生成、(2)許容温度において宿主細胞の増殖に基づい て溶原された宿主細胞を選択するが、非許容温度では選択しない能力、および( 3)組換え融合タンパク質の産生が含まれる。さらに、異種挿入物を含むファー ジは、不活性なβガラクトシダーゼ酵素を産生するので、代表的には、挿入物を 有するファージは、βガラクトシダーゼを用いる比色分析の基質転換反応を使 用して、同定される。 λgt11ベクターに加えて、多数のE.coli発現ベクターが、抗原の発現のため に有用である。発現に適切である代替的な微生物宿主には、桿菌(例えば、B.s ubtillis)、および他のEnterobacteraceae(例えば、Salmonella、Serratia、 および種々のPseudomonas種)が挙げられる。このような宿主において、発現ベ クターは、代表的には、宿主細胞に適合する調節配列を含む。他の公知のプロモ ーター配列は、発現ベクター(例えば、ラクトースプロモーター系、トリプトフ ァンプロモーター系、またはファージλ由来のプロモーター系)に存在し得る。 必要ならば、抗原を含むインフレームのMetコドンの挿入により、アミノ末端メ チオニンが提供され得る。抗原のカルボキシ末端伸長は、従来の変異誘発手順に より取り除かれ得る。 さらに、酵母の発現系が使用され得、これには、例えば、酵母由来のタンパク 質発現を指向させるために使用されるSaccharomyces cerevisiaeのプレプロα因 子(pre-pro-alpha-factor)のリーダー領域がある。抗原コード配列は、インフ レームでリーダー領域に融合され得る。次いで、この構築物は、代表的には、強 力な転写プロモーター(例えば、アルコールデヒドロゲナーゼIプロモーターま たは解糖(glycolytic)プロモーター)の制御下に置かれる。抗原配列に続いて 、翻訳終止コドン、続いて転写終結シグナルがある。あるいは、抗原コード配列 は、アフィニティークロマトグラフィーによる融合タンパク質の精製を容易にす るために使用される第2のタンパク質コード配列(例えば、βガラクトシターゼ )に融合され得る。酵母における発現について使用される構築物のために、プロ テアーゼ切断部位が、融合タンパク質成分の分離を容易にするために挿入され得 る。 さらに、哺乳動物細胞は、本発明の抗原の発現のために使用され得る。哺乳動 物細胞における発現に有用なベクターは、代表的には、強力なウイルスプロモー ターとポリアデニル化(ポリA)シグナルとの間の抗原コード配列の挿入により 特徴付けられる。必要に応じて、ベクターは、選択マーカー遺伝子(例えば、抗 生物質耐性を付与する選択マーカー遺伝子)を含み得る。適切な宿主細胞には、 チャイニーズハムスター卵巣細胞(CHO)株、HeLa細胞、ミエローマ細胞、Jurka t細胞株などが挙げられる。これらの細胞のための発現ベクターは、発現制御配 列(例えば、複製起点)、プロモーター、エンハンサー、情報プロセッシング部 位(information processig ite)(例えば、リボソーム結合部位、RNAスプライ シング部位、ポリアデニル化部位および転写終結配列)を含み得る。 DNA配列は、目的の配列が作動可能に発現制御配列に(すなわち、機能するこ とが可能な位置に)連結された後に、宿主において発現される。 本発明の支持において、行われた実験は、ここで記載され、詳細には、ウイル スファージライブラリーの作製および本発明のH.pylori抗原をコードする挿入 物の特徴付けが記載される。 a. 代表的なH.pylori抗原:短い抗原クローンライブラリー。実施例1は 、H.pylori(ATCC番号43504)についてのDNAライブラリーの調製を記載してい る。ライブラリーを、H.pylollポジティブプール血清を用いて免疫スクリーニ ングした(実施例2)。プール血清中に存在する抗H.pylori抗体と免疫反応し た多数のλクローンを同定した。選択された免疫反応性のクローンを、プラーク 精製し、そしてそれらの免疫反応性を再び試験した。正常ヒト血清のクローン( コントロール、H.pyloriネガティブ)との免疫反応性についてもまた試験した 。 実施例3および4に記載されるように、多数のクローンが、免疫スクリーニン グにより同定され、さらに特徴付けられた。さらに実施例3に記載され、そして YファミリーのクローンおよびZファミリーのクローンとして本明細書中に言及 される、免疫反応性クローンには、クローンY-104-1、および配列番号70〜230に 対応する表2にまとめられたクローンを含む。 本発明のポリペプチド抗原、およびそれらのそれぞれのコード配列を得るため に、免疫反応性の組換えλクローンのDNA挿入物を、ベクターのEcoRIクローニン グ部位に隣接するλアーム配列に対応するプライマーを使用し、そして鋳型とし てそれぞれの免疫反応性クローンをテンプレートとして利用して、PCR増幅した 。λgt11クローンについて、gt11F(配列番号65)およびgt11R(配列番号66)プ ライマーを使用した。λZAPIIクローンについて、T3(配列番号67)およびT7( 配列番号68)プライマーを使用した。 得られた増幅産物をアガロースゲル精製し、そしてプライマーおよび他の成分 を除去するために、ゲルから溶出した(Ausbelら、1988)。次いで、精製された 挿入DNAを、直接的な配列決定に供した。いくつかの場合、挿入DNAを、最初に、 TAクローニングベクター(Invitrogen,San Diego,CA)にサブクローニングし 、次いで配列決定した。H.pyloriポジティブプール血清に対して免疫反応性を 示すクローンが、実施例3において、そしてより詳細に、表2に同定されている 。 配列決定は、製造業者(Perkin Elmer Applied Biosystems,Foster City,CA )の推奨に従って、Perkin Elmer Applied Biosystems model 373A DNA sequenc ing systemにおいて、「DYEDEOXY TERMINATOR CYCLE SEQUENCING」(Sangerら(1 997)の手順の改変)を用いて行った。配列データは、添付の配列表に示されてい る。 YファミリーおよびZファミリーのクローンについての配列は、「GENBANK」 、EMBLデータベース、およびdbEST(National Library of Medicine)配列で、 核酸配列とアミノ酸配列レベルの両方で比較した。検索プログラムFASTA、BLAST P、BLASTN、およびBLASTX(Altschulら、1990)は、これらの配列が、核酸配列 およびアミノ酸配列の両方で独特であることを示した。 クローンが、タンパク質の予想されるコード領域より有意に長いと決定された 場合、ゲノムクローンを、制限酵素処理により消化し、そして得られたサブフラ グメントを適切な発現ベクターに挿入した。得られたサブクローン(特異的に消 化されたDNAフラグメントを含む)を、免疫原性についてスクリーニングした。H .pyloriポジティブプール血清に対して免疫反応性であるとして同定されたクロ ーンを、プラーク精製した。ファージからの回収により得られた挿入物を含むプ ラスミドDNAを、上記および実施例4にも記載されるように配列決定した。 b. 代表的なH.pylori抗原:ZAPIIライブラリー1および2。H.pylori免 疫反応性のプール血清を用いた免疫スクリーニングにより単離されたライブラリ ー1およびライブラリー2クローンは、以下を含む:ライブラリー1:A3、A22 、B2、B9、B17、B23、C1、C3、C7、DH、および、ライブラリー2:a1、a3、a5、 b5、b8c7、c2、c5、c13、d5、d6、d11、d7、e6、f3、f8、f1Lg2、g9、g11、k4。 クローンG1aを、Biogenesis,Inc.(Bournemouth,England)からのモノクロー ナ ル抗体1G6を用いたスクリーニングにより単離した。これらのクローンについて の配列データは、本明細書中の配列リストに示されている。 本発明の抗原を調製するためのライブラリー1および2のサブクローンを作製 し、そして単離するための例示的な手順(誘導されたコード配列および推定タン パク質の特徴を含む)は、上記に提供され、そして実施例3に詳細に記載される 。 c. クローンd7およびH.pyloriの36kDタンパク質とのその関連性。クロー ンd7、本発明の別の免疫反応性クローンは、平滑末端化され、A/Bリンカーに連 結され、EcoRIで消化され、そしてβガラクトシダーゼ融合タンパク質を産生す るためにλベクターZAPIIにサブクローニングされたHindIIIクローンである。そ の核酸配列は配列番号11として示される。このクローン由来のポリヌクレオチド およびポリペプチドは、本発明の好ましい実施態様を示す。 以下にさらに詳細に記載されるように、このクローンは、H.pyloriの36Kdの ネイティブなタンパク質のカルボキシ末端の約70%をコードし、これに対し、ク ローンY104は、36Kタンパク質の全体をコードする。本発明の支持(実施例8お よび9)において行われた配列決定実験の結果に基づいて、H.pyloriのネイテ ィブな36Kdのタンパク質のアミノ酸配列の一部が決定されている。36kDタンパク 質(クローンd7により部分的にコードされる)は、本明細書中「スポット15」タ ンパク質として言及される高抗原性H.pyloriタンパク質に対する前駆体である ようである(以下により詳細に記載される実施例8、9)。このバンドは、H.p yloriポジティブサンプルの大多数においてウエスタンブロットポジティブであ るようであり、通常、正常サンプル中には存在しない。従って、この抗原性タン パク質は、高度に、H.pyloriによる感染の指標となるようである。36kD(すな わち、見かけの分子量)タンパク質のインビトロプロセッシングは、図4に模式 的に示されている。 図4に示されるように、ネイティブなH.pyloriの翻訳産物(299のアミノ酸か らなる34kD(すなわち、計算された分子量)タンパク質)は、インビトロでアミ ノ酸23位で切断されると考えられる。これは、H.pyloriの「36kDタンパク質」 として共通に言及される31.6kD切断産物を生じる。このタンパク質に言及する分 子量の専門用語の差異は、以下に起因する:36kDはSDS-PAGEから観察され;34kD は、対応するDNA配列(図6)から計算され;そして31kDは配列番号60の残基23 から出発して決定されるように経験的な配列データから決定されている。 36kDタンパク質の翻訳後改変(すなわち、アミノ酸末端(23位)でのアセチル 化およびカルボキシ末端の切断)は、28kDの分子量を有する「スポット15」抗原 を生じる。図4を参照すると、「X」は脱アミド化(すなわち、アスパラギンま たはグルタミン)または点変異が生じている位置に対応する。さらに提案された マイナーなスポット15タンパク質を導く改変もまた示されている。スポット15に 対応する抗原性ポリペプチドおよびこのタンパク質をコードする配列(例えば、 クローンY-104およびd7)は、本発明の1つの特定の好ましい実施態様を示す。 これはペプチドの強い抗原性に起因する。さらに、スポット15ペプチドは、表9 および実施例10に示されるように種々のH.pylori株において検出されている。 上記に議論される結果および実施例における結果は、多数の新規のH.pylori ポリペプチド抗原、ならびにそのような抗原をコードするポリヌクレオチド配列 の単離および同定を示す。 d. クラスター分析およびH.pyloriゲノム内の抗原性領域の同定。本明細 書に記載される抗原性配列を、百万を超える異なるH.pyloriの抗原性組成物の スクリーニングに基づいて決定した。DNA配列決定を、H.pylori免疫ポジティブ クローンについて行い、そして抗原性タンパク質をコードするオープンリーディ ングフレームを同定した。次いで、このようにして同定された抗原をコードする 核酸配列を、発現ベクターに挿入し、そして所望の抗原性タンパク質の発現を確 認した。この研究の結果として、250を超える抗原性クローン配列が同定され、 そして本明細書に開示される。 配列情報を種々の免疫原性クローンに、さらに相関させるための努力において 、クローンはクラスター群に体系付けられた(1〜69)。本明細書中の単離され た抗原性ポリヌクレオチドフラグメントは、以下のクラスター(1)、(2)、 (3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)、(10)、(11)、 (12)、(13)、(14)、(15)、(16)、(17)、(18)、(19)、(20)、 (21)、(22)、(23)、(24)、(25)、(26)、(27)、(28)、(29)、 (30)、(31)、(32)、(33)、(34)、(35)、(36)、(37)、(38)、 (39)、(40)、(41)、(42)、(43)、(44)、(45)、(46)、(47)、 (48)、(49)、(50)、(51)、(52)、(53)、(54)、(55)、(56)、 (57)、(58)、(59)、(60)、(61)、(62)、(63)、(64)、(65)、 (66)、(67)、(68)、および(69)として本明細書中に規定される69のクラ スターにマップされる。完全H.pyloriゲノム内のこれらの抗原性クラスターの 位置は、図9に示される。図9から観察され得るように、ゲノム内のクラスター (およびクラスター内のクローン)の位置は、非常にランダムであり、ゲノム全 体の中に含まれる全体のヌクレオチドの小部分(すなわち、約2〜3%)のみを 示す。この研究の前に、H.pyloriのゲノム内に独特および高抗原性の領域に対 する包括的な指針は知られていない。 クラスター分析について、免疫クローン配列の全てが、PearsonおよびLlpman( 1988)により定義されるようなFASTAデータベースに組み合わされた。このデータ ベースは高スピード検索のためにBLASTデータベースに転換された(Altschulら 、1990)。次いで、それぞれの免疫クローンの配列は、クラスターを規定するた めにプログラムBLASTNを用いて、このデータベースに対して検索された。クラス ターは、群における他のクローンと同一の配列を含むクローンの集合体である。 次いで、各群またはクラスターにおける配列は、異なるデータベースファイルに 組み合わせられ、IG-Suite(Oxford Molecular)のGELプログラムへの入力のた めにフォーマットされた。次いで、GELは配列を集合化し、そして多義性を有す る共通配列を提案した。多義性のない配列は、共通配列を編集することにより、 各クラスターについて決定された。クラスターが連続しない配列を含む場合、H .pyloriのゲノム配列(TIGR World Wide Web Site)は、単に集合化を導くため に使用された。クラスター1〜69は、配列番号469〜547に対応する。次いで、抗 原についてのオープンリーディングフレームが、クラスターの共通配列から決定 された。単一のクローン配列は、翻訳されて、直接的に抗原配列を提供した。ク ラスターのオープンリーディングフレームの翻訳により決定されるような各クラ スター内に含まれる抗原性領域は、配列番号340〜468として提供される。図10〜 63は、クラスター(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、 (8)、(9)、(10)、(11)、(12)、(13)、(14)、(15)、(16)、 (17)、(18)、(19)、(20)、(21)、(23)、(25)、(27)、(28)、 (29)、(30)、(32)、(33)、(35)、(36)、(37)、(38)、(39)、 (40)、(41)、(42)、(43)、(44)、(45)、(46)、(47)、(48)、 (49)、(50)、(51)、(53)、(54)、(58)、(59)、(61)、(62)、 (68)、および(69)内の免疫原性サブクローンの相対的な位置を示す線状マッ プである。線状マップに示されないクラスターは、1つのクローン(すなわち、 クラスター(22)、(24)、(26)、(31)、(34)、(52)、(55)、(56) 、(57)、(60)、(63)、(64)、(65)、(66)、(67))により規定され るクラスターである。 図64A〜Dは、クラスター1〜69、各クラスター内に含まれるクローン、およ ひH.pyloriゲノム内の各タラスターの共通配列領域の座標をまとめた表を示す 。 本発明の経過に間に、H.pyloriの完全ゲノム配列は報告され(Tombら、1997) 、そしてこれは本明細書中で参考として援用される。H.pyloriは1,667,867塩基 対の環状のゲノムおよび1590の予想コード配列を有する。TIGRウェブサイトにお いて報告されたゲノム配列は、本発明のクラスターおよび免疫原性クローンのヌ クレオチド位置を報告するために参考として使用された。本発明に基づいて、H. pyloriゲノムに対して報告された比較的少数の予想オープンリーディングフレー ムは本発明の抗原性タンパク質またはその基礎を形成するクラスター領域をコー ドすることが理解され得る。 それぞれのクラスターは、クラスター中の最上流のクローンの5’末端から、 クラスター中の最下流のクローンの3’末端まで広がる(すなわち、伸長する) 連続したDNA配列を定義する。広がる配列が不完全である場合、それは報告され たH.pyloriゲノム配列(TIGRウェブサイト)からの配列で満たされる。例えば、 図10に対する参考文献を用いると、クラスター1によって定義された配列は、 2つのクローン配列を連結する、短い(約730塩基)のゲノム配列を含む、クロ ーンY92(配列番号222)の5’末端で始まり、Y92(配列番号223)の3’末端で 終わる配列を含む。それぞれのクラスター中の個々のクローンの位置は、対応す る配列番号と共に図10〜63に示される。 本発明は、実質的に精製された形態で、ストリンジェントなハイブリダイゼー ション条件下で、DNAフラグメントクラスター:(1)、(2)、(3)、(4)、 (5)、(6)、(7)、(8)、(9)、(10)、(11)、(12)、(13)、(14) 、(15)、(16)、(17)、(18)、(19)、(20)、(21)、(22)、(23) 、(24)、(25)、(26)、(27)、(28)、(29)、(30)、(31)、(32) 、(33)、(34)、(35)、(36)、(37)、(38)、(39)、(40)、(41) 、(42)、(43)、(44)、(45)、(46)、(47)、(48)、(49)、(50) 、(51)、(52)、(53)、(54)、(55)、(56)、(57)、(58)、(59) 、(61)、(62)、(63)、(64)、(65)、(66)、(67)、(68)および( 69)の1つに広がるDNAフラグメントに、選択的にハイブリダイズし得る、抗原 をコードするDNAフラグメントを含む。 好ましくは、抗原コード領域は、クラスターからのそれ自身に広がる配列であ る。好ましいポリヌクレオチドは、実質的に精製された形態で、ストリンジェン トなハイブリダイゼーション条件下で、配列番号43(A22)、配列番号38(C1) 、配列番号94、95(Y124A)、配列番号169、172(Y261A)、配列番号253(c5) 、配列番号20(C7)、配列番号51、54(B2)、配列番号60(Y104B)および配列 番号98(Y128D)からなる群から選択されるDNA配列に、選択的にハイブリダイズ し得る、H.pylori抗原をコードするDNAフラグメントである。 従って、本明細書で開示されるクラスターは、H.pylori抗原コード配列の非ラ ンダムコレクションおよびH.pylori免疫ポジティブサンプルと反応することが示 され、そして種々の診断適用に有用である、生成する抗原を提供する。 3.ネイティブ抗原の単離およびマッピング 本発明を支持して行われる実験は、プロテオミックス(proteomics)アプロ- チを使用して、H.pyloriのいくつかのさらなるネイティブ抗原(表6)の同時の 同定をもたらした。 本明細書で開示され、そして20以上のH.pylori抗原の分離および同定に利用 されたプロテオーム(proteome)方法論の概要は、図7(右側)に提供される。 ここでこの図を参照すると、細菌タンパク質は二次元(2D)電気泳動によって 分離される。次いで、免疫反応性スポット(すなわち、ウェスタンブロットにお いて庄pylori感染患者からのプールした血清と反応性)が選択され、続いてタン パク質内部分解性(endoproteolytic)の消化、クロマトグラフィー、およびマ ススペクトロメトリー(例えば、フライトマススペクトロメトリーのマトリック スアシストレーザー脱離時間、MALDI-TOF)によって特徴付けられる。ボックスA は、インタクトなタンパク質の質量を決定するためのエレクトロスプレーマスス ペクトロメトリーの使用を示す。ボックスBは、Lys-Cペプチドの数および質量を 評価するためのMALDI-T0Fマススペクトロメトリーの使用を示す。ボックスCは、 分離されたLys-Cペプチドをクロマトグラフィー的に評価し、そして後のソース 崩壊によって配列の情報を提供する(ペプチドが純粋である場合)ための、MALD I-MSの使用を示す。ボックスDは、解離を誘導させる衝突を介してペプチドを評 価し、そして配列決定するためのエレクトロスプレーマススペクトロメトリーの 使用を示す。これらの手順は、本発明を支持して行われる実験によって示される ように、H.pyloriの抗原に対応するゲノムデータを導くための従来的なクローニ ング技術から得られるデータと代替的に、または並行して、使用され得る。従っ て抗原は、高度に免疫原性であり、そして実施例7〜9に説明され、および以下 に記載されるように、単離され、そして特徴付けされ得る。 可溶性H.pyloriタンパク質を得るために、ペレット化されたH.pyloriは、代表 的には、>10,000PSIでフレンチプレスにおいて溶解され、続いて遠心分離を行 う。別の溶解方法は、機械的破壊(douncing)または界面活性剤による破壊を含 む。 抗原は、一般的に、全体の溶解物から以下のようにして得られる。H.pyloriの 可溶性タンパク質の分画は、SDS-PAGEによって行われ、好ましくは二次元電気泳 動(O'Farrell,1975;O'Farrelら、1977)を利用する。 代表的な二次元電気泳動的な分離を行う上で、等電点電気泳動ゲル分離が、最 初に行われる(一次元目のゲル)。等電点電気泳動は、例えば、アクリルアミド /ビスアクリルアミドゲル上で、「CURRENT PROTOC0LS IN PROTEIN SCIENCE」ユ ニット10.46、John Wiley and Sons,Inc.,New York(1996)に記載されるよう に決定された、適切な電圧−時間数で行われる。次いで、最終的なチューブゲル pH勾配は、表面pH電極によって測定される。サンプル混合物中のタンパク質成分 は、図1および2の横軸に示されるような、pl値によって第1の分離を受ける。 一次元目の分離は、分離されるタンパク質の性質に依存して、酸性条件下(図2 )または塩基性条件下(図1)のいずれかで行われ得る。 次いで、二次元目の、サイズに基づくポリアクリルアミドスラブゲル分離が、 分子量に基づくタンパク質のさらなる分離のために行われる。適切な分子量マー カーは、溶出されるタンパク質に対応する分子量を決定するために、代表的には ゲルに加え得る。検出は、代表的には、クマシーブルー染色または銀染色によっ て行われる。いくつかの場合において、銀染色法は顕著により感度が高く、そし て少量のタンパク質を検出するために使用され得るので、銀染色法が好まれ得る 。 図1および2は、上記のように一般的に得られるH.pylori抗原(Roost H.pylo riポジティブ血清プールおよびネガティブ血清プールそれぞれを用いてウェスタ ンブロットされる)を説明する。それぞれの図中の数字は、H.pyloriタンパク質 を示すスポットに対応する。スポット番号によって規定される、これらのタンパ ク質の特色(およその分子量およびpI値を含む)は、表6にまとめられる。ポリ ペプチドは、Roostプール血清に含まれる抗H.pylori抗体に対して試験された場 合、免疫反応性であると確認された。ゲル上で数値的に示されたスポットの同一 性を、実施例9に記載される種々のタンパク質配列決定技術によって決定した。 これらのペプチドのさらなる同定のために、免疫反応性スポットをゲルから切 り出し、消化し、そして配列決定した。上記のように、ネイティブなH.pylori抗 原を、N−末端配列決定、液体クロマトグラフィー−マススペクトロメトリー、 およびアミノ酸特異的化学的切断による内部配列の決定、続いてEdman配列決定 (実施例9)を含む、配列決定方法論の組み合わせによって、さらに特徴付けら れた。 内部のアミノ酸配列は、種々の部位特異的切断試薬(例えば、オルトフタルア ルデヒド(OPA)/臭化シアン(CNBr)、ヒドロキシルアミン、ギ酸、およびBNP S-スカトール)の組み合わせを利用して決定され得、これらは以下のように切断 を行う:CNBr(メチオニンのC末端を切断する)、BNPS-スカトール(トリプト ファンのC末端を切断する)、ギ酸(Asp-Proペプチド結合を切断する)、ヒド ロキシルアミン(Asn-Gly結合を切断する)およびOPA(これは二級アミンと一級 アミンとの間を識別する);そして酵素的な試薬は、例えば、エンドプロテアー ゼLys-CエンドプロテイナーゼASP-NエンドプロテイナーゼGLU-C、および リプシン であり、これらはそれぞれ以下のように切断を行う:エンドプロテアー ゼLys-C (リジンのC末端を切断する)、エンドプロテイナーゼASP-N(アスパラ ギン酸およびシステイン酸のN末端を切断する)、エンドプロテイナーゼGLU-C (グルタミン酸のC末端を切断する)、およびトリプシン(アルギニンおよびリ ジンのC末端を切断する)。 それぞれのスポットに対応するN末端配列を決定した(表6)。上記の、およ び実施例7〜9に記載のアプローチを利用して、二次元ブロット(図1および2 )に示されたスポットを、表6に示すように同定した。 図2に示される低pHブロットを参照すると、スポット9、11、12、13、 15、16(メジャーおよびマイナー)および17が、独特な抗原を提示した。 スポット9は、クローンa1のORF2によって発現される組換えタンパク質に対応 するネイティブなH.pylori抗原を示し、一方スポット12はクローン5によって コードされる抗原性タンパク質に対応するネイティブ抗原を示す。 図1の高pHウェスタンブロットを見ると、スポット9(メジャーおよびマイナ ー)、10、12、13および15(メジャーおよびマイナー)が新規な抗原を 示す。塩基性スポット15ならびにクローンY104およびd7の間の関係は、上記で 議論され、そしてまた図3に説明される。 ウェタンのポジティブスポットに対応する、選択されたLys-C消化されたH.pyl oriタンパク質のマススペクトルプロフィールは、表11および12に提供され る。次いで、ペプチド消化物の質量「フィンガープリント」を、種々のゲノムデ ータベース(詳細は、実施例12に提供される)から予測されたタンパク質に対 する比較のための基礎として、本明細書に記載される選択されたH.pylori抗原の 同一性(identify)をさらに確認するために使用した。 上記のプロテオミック(proteomic)アプローチは、H.pyloriの遺伝的多様性 を分析するために、急性および慢性の感染(特に胃十二指腸の病理およびH.pylo ri関連疾患に対する自己免疫性であり得る成分を伴う)間の抗原抗体応答を試験 するために有用である。さらに、MALDI-TOF MSと組み合わせた二次元ゲル電気泳 動法およびインサイチュタンパク質分解的消化は、H.pylori抗原の迅速な同定の ための、および好ましいワクチンおよび診断的候補物の迅速なスクリーニングの ための非常に感度の高い技術を提供する。 4.抗原性ポリペプチドの発現および精製、ならびにそれらのそれぞれの抗体 の調製 a.抗原性ポリペプチドの発現および精製。本発明の組換え抗原性ペプチド は、差示的沈殿、分子ふるいクロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィ ー、等電点電気泳動、ゲル電気泳動およびアフィニティークロマトグラフィーを 含み得る、標準的なタンパク質精製手順によって精製され得る。 本発明に従うH.pylori抗原は、以下のクラスター抗原配列:配列番号340-468 の1つの中に含まれる、少なくとも6つの連続するアミノ酸を含む。特定の例に おいて、H.pylori抗原は、以下の配列番号:配列番号2、4、5、7、9、10、12、1 4、17、21、25〜28、36、37、39、44、48、55、59、61、69、249、250、252、25 4、256、258、260〜263、265〜269、323、324、および550〜554の1つから選択 されるポリペプチド配列内に含まれる少なくとも6つの連続するアミノ酸を含み 得る。 好ましくは、H.pylori抗原は、配列番号555〜602からなる群から選択されるポ リペプチド配列内に含まれる、少なくとも6つの連続するアミノ酸に対応し、こ こでこれらの配列は、H.pylori抗原に対応する、例示的な発現タンパク質を示す 。なおより好ましくは、H.pylori抗原は、以下の配列:配列番号44(A22)、配 列番号39(C1)、配列番号568(Y124A)、配列番号557(Y261A)、配列番号254 (c5)、配列番号21(C7)、配列番号55(B2)、配列番号61(Y104B)、配列番 号573(Y128D)の1つの中に含まれる少なくとも6つの連続するアミノ酸によっ て規定される。 本発明の抗原をコードするポリヌクレオチド配列は、プラスミドp-GEX(実施 例5)またはその種々の誘導体(pGEX-del65)にクローニングされた。プラスミ ドpGEX(Smithら、1988)およびその誘導体は、タンパク質グルタチオン-S-トラ ンスフェラーゼ(sj26)にインフレームに融合された、クローニングされた挿入 物のポリペプチド配列を発現する。1つのベクター構築(プラスミドpGEX-hisB )においては、6ヒスチジンのアミノ酸配列が、融合タンパク質のカルボキシ末 端に導入される。 種々の組換えpGEXプラスミドは、適切なE.coli株で形質転換され得、そして融 合タンパク質産生は、実施例5に記載されるように、IPTG(イソプロピル-チオ- ガラクトピラノシド)の添加によって誘導され得る。次いで、可溶化された組換 え融合タンパク質は、Ni-NTA++アフィニティークロマトグラフィーを使用して、 誘導された培養物の細胞溶解物から、精製され得る(実施例5)。 プラスミドによって発現される不溶性の融合タンパク質は、固定化された金属 イオンアフィニティークロマトグラフィー(Porath、1992)によって、6M尿素 または6Mグアニジウムイソチオシアネート(これらの両方がタンパク質の可溶 化に有用である)を含む緩衝液中で精製され得る。あるいは、pGEX-GLIまたはそ の誘導体において発現される不溶性タンパク質は、可溶性タンパク質を取り除く ための遠心分離、続いて不溶性タンパク質の可溶化、およびイオン交換クロマト グラフィーまたはサイズ排除クロマトグラフィーのような、標準的なクロマトグ ラフィー方法論、および当該分野で公知の他のそのような方法の組み合わせを用 いて精製され得る。 β-ガラクトシダーゼ融合タンパク質(例えば、λgt11クローンによって産生 されるもの)の場合、融合タンパク質は、アフィニティークロマトグラフィーに より、または細胞溶解物を表面に結合した抗β-ガラクトシダーゼ抗体を有する 固体支持体に通過させることにより、容易に単離され得る。 本発明には、適切な宿主中で、H.pylori抗原コード配列およびコード領域の発 現を可能にする発現制御エレメントを含む、上記のλgt11またはpGEXベクターの ような発現ベクターもまた、含まれる。制御エレメントは、一般的に、プロモー ター、転写開始コドン、翻訳および転写終結配列、およびベクターへの挿入を導 入するための挿入部位を含む。 所望の抗原性ポリペプチドをコードするDNAは、適切な宿主系においてポリペ プチドの発現を生じるために、任意の数の市販のベクターにクローニングされ得 る。これらの系には、以下が含まれるが、それらに限定されない:バキュロウイ ルス発現(Reillyら、1992;Beamesら、1991;Pharmingen,San Diego,CA;Clo ntech,Palo Alto,CA)、ワクシニア発現(Earlら、1991;Mossら、1991)、細 菌における発現(Ausubelら、1988;Clontech)、酵母における発現(Gellissen ら、1992;Romanosら、1992;Goeddelら、1990;GuthrieおよびFink、1991)、 哺乳動物細胞における発現(Clontech;Gibco-BRL,Ground Island,NY)、例え ば、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞株(Haynesら、1983;Lauら、198 4;KaufTnan、1990)。これらの組換えポリペプチド抗原は、直接的に発現され るかまたは融合タンパク質として発現され得る。培養培地へ発現される配列の分 泌を促進するリーダー配列のような、多数の特徴が発現ベクター中で操作され得 る。 大きなポリペプチド抗原の発現は、実施例5に記載される。いくつかの長い抗 原クローン配列が、実施例5に記載され、そして表3aおよび3bに示されるよ うに、発現ベクターにクローニングされ、そしてE.coli中で首尾良く発現された 。 酵母の系における発現は、市販の産物の利点を有する。ワクシニアおよびCHO 細胞株による組換えタンパク質産生は、哺乳動物発現系である利点を有する。さ らに、ワタシニアウイルス発現は、以下を含む、いくつかの利点を有する:(i )広い宿主範囲;(ii)信頼できる転写後修飾、プロセシング、フォールディ ング、輸送、分泌、および組換えタンパク質の集合;(iii)比較的可溶性の 組換えタンパク質の高レベル発現;および(iv)外来DNAに適応する広い能力 。 組換え的に発現されたポリペプチドにより産生されたH.pyloriポリペプチド抗 原は、代表的には溶解された細胞または培養培地から単離される。精製は、塩分 画、イオン交換クロマトグラフィーおよびアフィニティークロマトグラフィーを 含む、当該分野に公知の方法によって行われ得る。免疫アフィニティークロマト グラフィーは、本発明の方法によって同定されるH.pylori抗原に基づいて生成さ れる抗体を使用して行われ得る。 得られたDNAコード領域は、融合タンパク質または単離されたポリペプチドの いずれかとして、組換え的に発現され得る。さらに、アミノ酸配列は、市販の合 成機(Applied Biosystems,Foster City,CA)または「PIN」技術(Applied Bi osystems)を用いて、容易に化学的に合成され得る。 これらの方法のいずれかによって得られた抗原は、抗体の生成、診断試験およ びワクチン開発のために使用され得る。 発現されたH.pyloriの抗原性タンパク質に対応する例示的なアミノ酸配列は、 本明細書中に配列番号555〜602として提供される。 b.抗体産生。別の局面において、本発明は、本発明のポリペプチド抗原に対 して指向する特異的抗体を含む。これらの方法のいずれかによって得られる抗原 は、抗体の生成のために直接的に使用され得るか、または適切なキャリア分子に 結合され得る。多くのそのようなキャリアは、当該分野で公知であり、市販され ている(例えば、Pierce,Rockford,IL)。代表的には、抗体を調製するために 、ウサギまたはヤギのような宿主動物は、精製された抗原または融合タンパク質 抗原で免疫される。ハイブリッドタンパク質または融合タンパク質は、グルタチ オン-S-トランスフェラーゼまたはβ-ガラクトシダーゼのような、他のタンパク 質由来の種々のコード配列を使用して生成され得る。宿主の血清または血漿は、 適切な時間の間隔に従って収集され、そしてこの血清は抗原に対する特異的な抗 体について試験される。これらの技術は、本明細書に記載されるすべての免疫原 性配列に、等しく適用可能である。 免疫された動物のγグロブリン画分またはIgG抗体は、例えば、飽和硫酸アン モニウム沈殿またはDEAEセファデックスクロマトグラフィー、アフィニティーク ロマトグラフィー、あるいはポリクローナル抗体の産生のための、当業者に公知 の他の技術の使用によって、得られ得る。 あるいは、精製された抗原または融合抗原タンパク質は、モノクローナル抗体 を産生するために使用され得る。ここで、免疫された動物からの脾臓またはリン パ球が取り出され、そして当業者に公知の方法によって不死化されるか、または ハイブリドーマを調製するために使用される。ヒト由来のハイブリドーマを作製 するために、ヒトリンパ球ドナーが選択される。H.pyloriに感染したことが知ら れるドナーは、適切なリンパ球ドナーとして役立ち得る。リンパ球は、末梢血サ ンプルから単離され得る。エプスタインバーウイルス(EBV)が、ヒトリンパ球 を不死化するために使用され得るか、または適切な融合パートナーがヒト由来ハ イブリドーマを作製するために使用され得る。ウイルス特異的なポリペプチドを 用いた、初回のインビトロの感作はまた、ヒトモノクローナル抗体の作製におい て使用され得る。不死化された細胞によって分泌される抗体は、例えば、ELISA またはウェスタンブロット法(Ausubelら、1988)の使用によって、所望の特異 性の抗体を分泌するクローンを決定するためにスクリーニングされる。 次いで、H.pylori抗原に対して指向された、精製されたポリクローナルまたは モノクローナル抗体は、Harlowら、1988において記載されるように、抗原の存在 を検出するために多数の標準的なイムノアッセイ形式のいずれかにおいて使用さ れ得る。1つの代表的なアッセイ形式は、抗原捕獲サンドイッチアッセイである 。代表的なサンドイッチアッセイにおいて、抗体は固体支持体に固定される。次 いで、H.pyloriが感染したサンプル(糞便、歯垢、胃生検、生検サンプルからの 培養懸濁物)は、固定化された抗体と反応され、続いてH.pylori(例えば、全溶 解物)に対して指向する異なる抗体とのインキュベーションが行われ、続いてレ ポーター標識を有する二次抗体と反応される。試験領域における標識の検出は、 試験サンプルにおけるH.pylori抗原の存在を示す。上記のアッセイは、上記のよ うに調製した抗体に基づく任意の抗原ベースのアッセイの代表的なものであり、 H.pyloriによる感染が疑われるサンプルにおけるH.pylori抗原の早期の検出に 有用である。 5.ELISA およびタンパク質ブロットスクリーニング H.pylori抗原は、代表的には、上記に記載したようなプラーク免疫スクリーニ ングを介して最初に同定され、そして発現され、精製される(以前に記載したよ うに)。次いで、抗原は、単離された抗原ペプチドを用いる、ELISAまたはタン パク質ブロットアッセイ(ウェスタンブロット)のような選択的(alternative )イムノアッセイを使用して、H.pyloriポジティブと疑われる大量の抗血清に対 して、迅速にスクリーニングされる。次いで、抗原ポリペプチド融合タンパク質 は、通常、β-ガラクトシダーゼまたはグルタチオン-S-トランスフェラーゼの ような、融合パートナーに対するアフィニティークロマトグラフィーによって、 上記のように単離される。あるいは、抗原自体が、それに対して生成された抗体 を用いて精製される(以下を参照のこと)。 一般的なELISAアッセイ形式は、Harlowら、(1988)において記載されるよう に使用され得る。精製された抗原ポリペプチドまたは目的の抗原を含む融合ポリ ペプチドは、固体支持体(例えば、マルチウェルポリスチレンプレート)に結合 される。試験される生物学的液体(例えば、血清)は、希釈され、ウェルに添加 される。固定化された抗原に抗体が結合するのに十分な時間の後、血清はウェル から洗い流される。標識されたレポーター抗体は、適切な基質とともにそれぞれ のウェルに添加される:精製された抗原ポリペプチドまたは抗原を含む融合ポリ ペプチドに結合する抗体を含むウェルは、ポジティブシグナルによって検出され る。 1つの、任意の、いくつかの、またはそれぞれの本発明のポリペプチド抗原を 使用する、代表的なタンパク質ブロット分析についての形式は、実施例6に示さ れる。一般的なタンパク質ブロッティング方法は、Ausubelら、(1988)によっ て記載される。 実施例6Aにおいて、クローンdHA22.8(A22)により発現される抗原性タンパ ク質を、多数の血清サンプル(プールされた血清および個別のサンプルの両方) をスクリーニングするために使用した。組換えクローンdHA22.8から産生された 抗原に反応する血清の高い割合は、それが優性なエピトープであることを示し、 そしてH.pyloriの感染マーカーとして適切であることを示す。実施例6Aにおい て示される結果は、異なる供給源のH.pyloriポジティブ抗血清は、この代表的な ポリペプチド抗原と免疫反応性であることを実証する。同様の結果は、クローン dHC1S.11(C1)によって発現された組換えタンパク質について記載される。 実施例6Bにおいて記載されるように、本発明を支持して行われたさらなる実 験は、単一の抗原および抗原の組み合わせの両方を使用する血清パネルのデータ に基づいて、信頼できる、一般的なH.pylori感染の検出における使用のための好 ましい抗原は、以下を含むが、それらに限定されないことを示す:A22、C1、Y12 4A、Y26lA、c5、C7、B2、Y104B、およびY128D。 これらの抗原は、好ましい感度および選択性の特徴に基づく、H.pyloriによる 活動性の感染を検出するための血清学的マーカーとして効果的である。 実施例8において、H.pyloriからのネイティブタンパク質は、「Roos」プール 血清から得られた抗H.pylori一次抗体に免疫反応性であることが示される。 上記の結果は、本発明のポリペプチド抗原が、これらの方法によって、H.pylo riの検出のために、H.pylori感染が疑われるパネル血清サンプルに対して、迅速 にスクリーニングされ得ることを実証する。 A.保護抗体、ワクチンおよび保護免疫性の産生 a. 保護抗体。保護抗体を、例えば、動物モデル系を使用して同定し得る(DuB oisら、1996)。保護抗体を同定するために、ポリクローナルまたはモノクローナ ル抗体を、本発明の抗原に対して産生し、ここでその抗原は、コレラ毒素(CT)と 結合する免疫剌激成分アーム(arm)として使用し得る。次いで、このように産生 した抗体を使用し、細胞培養物または動物の感染前に、感染性のH.pyloriを含む 接種物(例えば、血清)を前処置する。感染から細胞培養物または動物を保護する 単一の抗体または抗体混合物の能力を評価する。例えば、細胞培養物および動物 において、抗原および/または核酸産生の非存在は、スクリーンとして作用する 。さらに、動物において、H.pylori疾患徴候の非存在、例えば、尿素呼吸試験(U BT)において上昇した二酸化炭素/アンモニアレベルはまた、保護抗体の存在を 示す。尿素呼吸試験は、摂取した13Cまたは14C尿素を放射活性二酸化炭素および アンモニアに分解するH.Pyloriのウレアーゼ酵素の作用を利用し、次いで放射活 性二酸化炭素を測定する。 H.Pylori感染を調査するための動物モデルは以下を含む:(i)ノトバイオート 新生仔ブタ(ヒト起源のH.pyloriによって容易に感染したが、短期間研究には好 ましい)、(ii)数ヶ月間(マウス)または数年間(フェレット(ferret))、コロニー を形成され得るマウスまたはフェレット、および(iii)H.pyloriを保有し得る、 特定の国産ネコ(DuBoisら、1996)。H.pyloriは、ノトバイオート仔ブタにおいて 、およびH.pyloriの「THE SYDNEY STRAIN」を用いてマウスにおいて潰瘍を引き 起こし、そしてマウス系統SJL.C3H/HZ.DBA、C56BL/b、およびBa1b/Cにおい て胃炎を引き起こす。アカゲザルの感染モデルはまた、開発されている(DuBois ら、1996)。 あるいは、回復期血清は、保護抗体の存在についてスクリーニングされ得、次 いで、これらの血清は、抗体と結合するH.pylori抗原を同定するために使用され た。次いで、同定したH.pylori抗原を、組換え的に、または合成的に生成する。 保護抗体を産生する抗原の能力を、上記のように試験する。 b. ワクチン。最初のスクリーニングの後、単独または組合わせのどちらの保 護抗体を産生し得るとして同定された抗原は、試験動物に接種するワクチンとし て使用され得る(以下により詳細に記載する)。次いで、動物をH.pylori感染でチ ャレンジした。感染からの保護は、感染から動物を保護する抗体を発生する動物 の能力を示す。さらに、動物モデルの使用は、細胞免疫を活性化する抗原の同定 を可能にする。 動物モデル研究において、細菌調製(例えば、感染した血清)によるチャレンジ に応じる応答における保護免疫応答は、(i)感染から動物を保護する、または(ii )疾患の発現を防ぐ。 ワクチンは、本明細書中に同定された1つ以上の免疫原性ポリペプチドから調 製され得る。本発明の多数のH.pyloriポリペプチド(例えば、スポット15)は、多 くの確認されたH.pyloriポジティブドナーからプールした血清において存在する 抗体に関して極度に抗原性である(すなわち、非常に反応する)ことが示されて いる。代表的なスクリーニング方法において、発色の強度は、抗原−抗H.pylori 抗体相互作用の強度(結合親和性)を示す。 2つのクローンdHA22.8(A22)およびdHC1S.11(C1)によって発現したタンパク質 についての代表的な血清パネリング結果(実施例6)は、これらの組換えタンパク 質の両方が高度に免疫原性であることを示す。クローンdHA22.8によって産生し たタンパク質は、H.pyloriポジティブプール血清供給源、RoostプールおよびSFA 001の両方において存在する抗体と反応し、そしてH.pyloriネガティブサンプル において存在する抗体との交差反応性を示さなかった。類似の結果を、クローン dHClS.11(C1)によって産生したタンパク質について観察した。 現在のところ、個々のH.pyloriポジティブ血清サンプルとの抗原反応性を調べ ると、クローンdHA22.8およびdHC1S.11の各々によって発現される抗原性タンパ ク質は、それぞれ、サンプルの100%および95%で抗H.pylori抗体と反応し、この ことは、本発明の抗原の、H.pylori感染を検出する能力、および・pyloriに対す るワクチンのための成分を提供する能力を示す。 ワクチン組成物における使用のための好ましい抗原を、実施例13に記載する。 例示的な抗原は、H.pyloriの後の抗菌処置の延長された時間、その力価を高度に 維持する抗体の持続的な存在によって示されるように、長期間続く抗原性応答を 発動し得る抗原である。これに基づいて、ワクチン組成物における使用のための 特に好ましい抗原は、Y139、Y146B、Y175A、およびA22、Y184A、Z9A、Y261Ains およびY146Bを含む。 本明細書に開示した唯一のH.pyloriペプチドの中で、他のペプチドは、以下の ようなH.pyloriのためのワクチンにおいて有用であると同定され得る。個々の試 験ペプチドは、適切なキャリア(例えば、アジュバント)に、注射に適切な濃度 (例えば、5〜500mg/ml)で処方される。ワクチン接種のための1つの適切な試 験動物は、DuBois(DuBoisら、1996)に詳述されるようなRhesusサルである。動物 を、代表的には0.2〜2.0mg/kg体重の間の量で、例えば、経口、筋肉内注射、ま たは静脈内注射によってワクチン接種する。適切な期間(例えば、2週間)後、 動物に、同様の経路によって、および代表的には同じ量で追加免疫を与え得る。 2〜3週間後、動物を、例えば、DuBois(DuBoisら、1996)に記載のように公知の 様式でH.pyloriでチャレンジする。例として、接種した動物を、特定の免疫原性 フラグメントの潜在的なワクチン効果を試験するために、H.pylori(例えば、H.p yloriの約108〜109CFUの懸濁液、1ml)でチャレンジする。H.pyloriでのチャレ ンジ後、被験体は、DuBois(DuBoisら、1996)に記載のように、H.pylori特異的血 漿IgGの内視鏡検査、組織学的試験、微生物学的方法、および/または測定によ って、代表的にはモニタリングされる。 次いで、ワクチン接種した動物における感染のレベルは、保護の程度を評価す るために、コントロール動物の感染のレベルと比較される。H.pylori感染に対す る保護の測定可能な程度を提供するこれらのペプチドは、上記のdHA22.8(A22)、 dHC1S.11(C1)、およびスポット15ペプチドのような、単独または他のペプチドワ クチン剤との組み合わせのどちらかで、ワクチン使用に適切である。 選択したペプチドを、公知のワクチン処方に従って処方する。代表的には、ペ プチドを、キャリアタンパク質(例えば、キーホールリンペットヘモシアニンま たはヒト血清アルブミン)と結合し、そして/または適切なアジュバント(例え ば、フロイントのアジュバント)に懸濁する。ワクチンを、上記のように、好ま しくは0.2〜2.0mg/kgの範囲のペプチドレベルで、従来の経路、代表的にはIMま たはIV経路によって投与する。必要ならば、1回以上の追加免疫注射を与える。 推定免疫原性フラグメントの特異性は、他の関連細菌との交差反応性について 、接種した動物由来の血清、他の液体、またはリンパ球を試験することによって 評価し得る。 B.合成ペプチド 本明細書中に開示したH.pyloriポリペプチド抗原のコード配列を使用して、こ れらのポリペプチドに対応する合成ペプチドを生成し得る。合成ペプチドを、当 該分野の標準方法および装置を使用して、商業的に合成または調製し得る(Appli ed Biosystems,Foster City CA)。 あるいは、ペプチドをコードするオリゴヌクレオチド配列は、オリゴヌクレオ チド合成の標準方法によって直接的に合成され得るか、または大きなコード配列 の場合において、コード配列に対応する複数のオリゴヌクレオチドフラグメント のタンデムアレイを含む一連のクローニング工程によって合成され得る(Crea,19 89;Yoshioら、1989;Eatonら、1988)。オリゴヌクレオチドコード配列は、標準組 換え手順によって発現され得る(Maniatisら、1982;Ausbelら、1988)。 C.H.pyloriのためのイムノアッセイ 本明細書中の抗原の1つ、いくつか、多く、または各々についての1つの利用 性は、H.pyloriで感染した試験被験体の血清において存在する抗体の有効かつ確 実な検出のための診断試薬としての抗原の使用であり、それによって試験被験体 における感染の指示を提供する。このような方法において単一、または組み合 わせのどちらかで使用され得る好ましい抗原は、例えば、配列番号44(A22)、配 列番号39(C1)、配列番号568(Y124A)、配列番号557(Y261A)、配列番号254(c5)、 配列番号21(C7)、配列番号55(B2)、配列番号61(Y104B)、または配列番号573(Y12 8D)によって同定される抗原、またはそれら由来の抗原を含む。あるいは、好ま しい抗原は、配列番号43(A22)、配列番号38(C1)、配列番号94、95(Y124A)、配列 番号169、172(Y261A)、配列番号253(c5)、配列番号20(C7)、配列番号51、54(B2) 、配列番号60(Y104B)、または配列番号98(Y128D)に対応する、またはそれらに由 来するDNAコード配列を考慮して規定される。 あるいは、H.pyloriに感染した試験被験体の血清において存在する抗体の検出 のために使用する抗原は、以下のDNAフラグメントクラスターの1つをスパンす るDNAフラグメントによってコードされる:(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7) 、(8)、(9)、(10)、(11)、(12)、(13)、(14)、(15)、(16)、(17)、(18)、(19)、 (2O)、(21)、(22)、(23)、(24)、(25)、(26)、(27)、(28)、(29)、(30)、(31)、 (32)、(33)、(34)、(35)、(36)、(37)、(38)、(39)、(40)、(41)、(42)、(43)、 (44)、(45)、(46)、(47)、(48)、(49)、(50)、(51)、(52)、(53)、(54)、(55)、 (56)、(57)、(58)、(59)、(61)、(62)、(62)、(63)、(64)、(65)、(66)、(67)、 (68)、および(69)、または、その免疫反応性改変体。好ましくは、抗原コード領 域は、クラスター由来のスパンニング(spanning)配列自体である。 本発明の抗原は、実施例6Bの結果によって例示されるように、H.pyloriを検出 するために、単一、または互いに組合わせて使用され得る。本発明の抗原はまた 、他の感染剤のための診断アッセイと結合され得る。 1つの診断配置において、試験血清は、本発明の方法によって得られた表面結 合抗原(例えば、「スポット15」抗原)を有する固相試薬と反応する。例示的な 抗原は、A22およびC1であり、その両方は、高感度を示す(図65および66、ならび に実施例6Bにおいて示される通り)。抗H.pylori抗体を試薬に結合し、そして洗 浄によって非結合血清成分を除去した後、試薬を、固体支持体上の結合した抗H. pylori抗体量に比例して試薬にレポーターを結合するために、レポーター標識抗 ヒト抗体と反応する。試薬を、再び洗浄し、非結合標識抗体を除去するために、 そして試薬と結合したレポーターの量を決定する。代表的には、レポーターは、 例えば、5-ブロモ-4-クロロ-3-インドイル−ホスフェート(BCIP)およびニトロブ ルーテトラゾリウム(NBT)(Sigma,St.Louis,MO)の適切な蛍光基質または発色基質 の存在下で固相をインキュベートすることによって検出される酵素である。 上記のアッセイにおける固体表面試薬は、重合性ビーズ、ディップスティック 、96ウェルプレート、またはフィルター物質のような固体支持物質にタンパク物 質を付着するための公知の技術によって調製される。一般的に、これらの付着方 法は、代表的には固体支持体上の化学的に反応性の基(例えば、活性化カルボキ シル基、ヒドロキシル基、またはアルデヒド基)に結合する遊離アミン基を介し て、支持体へのタンパク質の非特異的吸着またはタンパク質の共有結合を含む。 あるいは、ストレプトアビジンをコートしたプレートは、ビオチン化抗原と組み 合わせて使用され得る。 本発明の形成部分はまた、この診断方法を実行するためのアッセイ系またはキ ットである。そのキットは、一般的に、表面結合組換え抗原(例えば、表3aおよ び3bに記載のような抗原、または表2において要約される代表的なクローンによ ってコードされる抗原)またはネイティブのH.pylori抗原(例えば、上記のよう に、表6、ならびに図1および図2に同定される抗原)を有する支持体、および 表面結合抗H.pylori抗原抗体を検出するためのレポーター標識化抗ヒト抗体を含 む。 同質なアッセイとして知られる第2の診断配置において、固体支持体に結合す る抗体は、直接的に検出され得る反応媒体におけるいくつかの変化を生じる。こ れまでに提唱された同質のアッセイの公知の一般的な型は、以下を含む:(a)ス ピン標識化レポーター、ここで抗原に結合する抗体が、報告された移動度におけ る変化(スピン開裂ピークの広がり)によって検出される、(b)蛍光レポーター、 ここで結合は、蛍光効率または分極における変化によって検出される、(c)酵素 レポーター、ここで抗体結合が酵素/基質相互作用を引き起こす、および(d)リ ポソーム結合レポーター、ここで結合は、リポソーム溶解およびカプセル化レポ ーターの放出を導く。本発明のタンパク質抗原へのこれらの方法の適用は、同質 のアッセイ試薬を調製するための従来の方法に従う。 上記のアッセイの各々において、そのアッセイ方法は、タンパク抗原と試験固 体由来の血清とを反応させる工程、および結合抗体の存在について抗原を試験す る工程を包含する。試験工程は、被験体抗体(例えば、急性、慢性または回復期 由来)に標識化抗ヒト抗体を付着させる工程、および最初の方法と同様に固体支 持体に結合したレポーターの量を測定する工程を包含し得るか、または第2の方 法におけるように、同質のアッセイ試薬に結合する抗体の効果を観察する工程を 包含し得る。第D.2.節に先に記載のような抗原捕獲アッセイもまた意図される。 以下の実施例は、例示するが、決して本発明の範囲を限定することは意図され ない。 材料および方法 1. 一般的な手順 合成オリゴヌクレオチドリンカーおよびプライマーを、市販の自動化オリゴヌ クレオチド合成機を使用して調製した。あるいは、注文設計した合成オリゴヌク レオチドは、商業的な供給業者から購入され得る。 標準分子生物学およびクローニング技術は、Ausubelら、1988;Sambrookら、19 89;およびManiatisら、1982に先に本質的に記載のように実施した。 免疫反応性タンパク質抗原のスクリーニングおよび検出のための抗血清および /または抗体を使用することに関連する共通の操作は、Harlowら、(1988)に本質 的に記載のように実施した。H.pyloriゲノムライブラリーの抗体スクリーニング を、プラークイムノブロットアッセイによって実施した。 同様にウェスタンブロットアッセイを、製造業者(Abbott,N.Chicago,IL;Genel abs Diagnostlcs,Singapore)によって記載されるように、または当該分野におい て公知の標準技術(Harlowら、1988)を使用して実施した。 2.細菌株 ATCC受託番号43504(短い抗原クローンセット)および43526(ライブラリー1および 2)に対応する市販のH.pylori株を使用して、DNAライブラリーを生成した。H.pyl ori株ATCC 43504を、H.pyloriによって産生したネイティブのタンパク質の単離 のために使用した。ライブラリー1および2のためのEscherichia coli株Y1088、 Y1089、およびXLI-ブルー(Stratagene,La Jolla,CA)は、ファージ感染に使用し た宿主であった。E.coli株XL1-ブルー、XLOLR(Stratagene,La Jolla,CA)を、ク ローン化遺伝子のタンパク質発現に使用した。 実施例1 H.pylori λgt11およびZAPII DNAライブラリーの構築 1.ゲノムDNAの単離 H.pylori(American Type Culture Collection,Rockville,MD;ATCC受託番号435 04)を、血液寒天プレートに画線し、そして7日間室温で微好気性環境でインキュ ベートした。細胞を、10プレートから細菌細胞を擦り取ることによって収集し、 続いてリン酸緩衝化生理食塩水で1度洗浄した(Dulbecco's,Gibco BRL,Gaithers burg,MD)。 ゲノムDNAを、Ausubelら、1988に記載のように(わずかに改変して)調製した 。5プレートからの細胞ペレットを510μlのTE(Ausubelら、1988)に再懸濁し、 それに、60μlの10%SDSおよび30μlの20mg/mlプロテイナーゼKを添加した。懸濁 液を混合し、続いて4〜8時間、37℃にてインキュベートした。懸濁液に80μlのC TAB/NaCl(0.7M NaClにおいて10%ヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミド) を添加し、次いで、得られた溶液を混合し、そして65℃にて10分間インキュベー トした。次いで、溶液を、等量のクロロホルム/イソアミルアルコールで抽出し 、そして5分間微量遠心分離機でスピンした。分離した水相を、新しいチューブ に移し、そしてDNAを0.6容量のイソプロパノールの添加によって沈殿させ、続い て遠心分離した。DNAペレットを、70%エタノールで洗浄し、減圧下で手短に乾燥 し、そして100μlの蒸留水に溶解した。次いで、DNA溶液をDNaseを含まないRnas e(Boehringer Mannheim,Indianapolis,IN)で処理し(Ausubelら、1988;Maniatis ら、1982)、サンプルにおいて存在する任意のRNAを選択的に分解した。 2.DNase 消化およびDNA増幅 a.短い抗原クローンライブラリー。上記のようなH.pyloriゲノムDNAを、Ausu belら、(1988)およびSambrookら、(1989)に本質的に記載のように膵臓DNaseI(Bo ehringer Mannheim)で消化した。消化したDNAのアリコートを、種々の時間点で 得た。DNA消化物を、調製アガロースゲル電気泳動によって分析した。所望のサ イズの範囲のDNA(200〜2000塩基対)を含む生成物バンドを、ゲルから切り出し、 そして製造業者の説明書によって、「GENE CLEAN II」キット(Bio 101 Inc.,LaJ olla,CA)または「MERMAID」キット(Bio 101 Inc.,La Jolla,CA)を使用して回収 した。 平滑末端を生じさせるために、回収したDNAフラグメントを、DNAポリメラーゼ のE.coli Klenowフラグメントとともにインキュベートした(Ausubelら、1988;Sa mbrookら、1989)。反応混合物を30分間室温でインキュベートし、続いてフェノ ール/クロロホルムで抽出した。 得られた分子を、Reyesの方法(Reyesら、1991)によって配列非依存性単一プラ イマー増幅(Sequence Independent Singie Primer Amplificatlon)(SISPA;Rey esら、1991)リンカープライマーに結合した。平滑末端化DNAに以下を添加した: リン酸化SISPA(配列非依存性単一プライマー増幅)リンカーAB、配列番号63およ び配列番号64から構成される2本鎖リンカー(ここで配列番号64は、配列番号63 に対して部分的に相補的な配列として配列番号63に対して3'から5'方向にある) 、2μl 10×連結緩衝液(0.66M Tris.Cl pH=7.6、50mM MgCl2、50mM DTT、1mM MA TP)および1μl T4 DNAリガーゼ(0.3〜0.6Weiss Units)。代表的には、DNAおよび リンカーを、1:100の割合で混合した。反応物を、14℃で一晩インキュベートし た。次いで、反応物を、リガーゼを不活化するために3分間70℃でインキュベー トした。非連結リンカーを、製造業者の説明書に従って、Chromaspinカラム(Clo netech,Mountain View,CA)またはSephadex G spinカラム(Pharmacia,Piscataway ,NJ)を使用するゲル濾過によって取り除いた。 次いで、リンカー連結DNAを、SISPAによって増幅した(Reyesら、1991)。1.5mM MgCl2および50mM KCl(緩衝液A)を含む10mM Tris-C1緩衝液pH8.3の100μlに、約l μlのリンカー連結DNA調製物、配列番号63として示される配列を有する2μMのプ ライマー、それぞれ200μMのdATP、dCTP、dGTP、およびdTTP、ならびに2.5単位 のAmplitaq DNAポリメラーゼ(Applied Biosystems Division,Perkin Elmer,Fost er City,CA)を添加した。反応混合物を変性のために30秒間94℃まで加熱し、 プライマーアニーリングのために30秒間50℃に冷却し、次いで、0.5〜3分間72℃ まで加熱し、Taqポリメラーゼによってプライマー伸長させた。連続的な加熱、 冷却、およびポリメラーゼ反応を含む増幅反応を、Perkin-Elmer Cetus DNAサー マルサイクラーの助けで、さらに25〜40回繰り返した(Mullis,1987;Mullisら、1 987:Reyesら、1991;Perkin-Elmer Cetus,Norwalk,CT)。 増幅反応後、次いで、溶液をフェノール/クロロホルムで抽出し、そして2倍 量のエタノールで沈殿した。 3.LambdaベクターへのDNAクローニング a.短い抗原クローンライブラリー。DNAへの連結において使用されるリンカー は、λベクターへの増幅したDNAの直接的な挿入を可能にするEcoRI部位を含んだ (gt11またはZAP II,Stratagene,La Jolla)。製造業者から購入するようなλベク ターをEcoRI末端で消化し、そしてアルカリホスファターゼで処理し、末端の5' リン酸を取り除き、そしてベクターの自己連結を防いだ。1.B.からの増幅DNAを 、EcoRIで消化し、そして短いヌクレオチドをゲル濾過によって取り除いた。次 いで、消化したDNA調製物を、T4 DNAリガーゼを使用してλgt11または「ZAPII」 に連結した(Boehringer Mannheim,Indianapolis,IN)。結合反応条件は、以下の 通りである:1μlベクターDNA(Stratagene(La Jolla,CA)0.5mg/ml);0.5または3 μlのPCR増幅挿入DNA;0.5μlの10×連結緩衝液(0.5M Tris-HCl,pH=7.8;0.1M Mg Cl2;0.2M DTT,10mM ATP;0.5mg/mlウシ血清アルブミン(BSA))、0.5μl T4 DNA リガーゼ(0.3〜0.6Weiss単位)および蒸留水を最終反応量5μlまで。連結反応を 、一晩14℃でインキュベートした(12〜18時間)。連結DNAを、λ DNAパッケージ ング系(GIGAPAK,Stratagene,La JolIa)を使用する標準手順によってパッケージ ングし、次いで力価を決定するために種々の希釈をプレートした。 DNA挿入ファージライブラリーの力価および組換えの割合は、標準X-gal青/白 アッセイによって決定した(Miller,1994;Maniatisら、1982)。代表的には、組換 えライブラリーの力価は、1.5×104〜3×106PFU/mlの範囲であった。 それぞれのライブラリーにおける組換えの割合はまた、多くのランダムクロー ンを選択すること、および対応するファージDNAを単離することによって確認さ れ得る。次いで、ポリメラーゼ連鎖反応(Mullis,1987;Mullisら、1987)を、テン プレートとして単離したファージDNA、プライマーとしてDNA分子についてのEcoR I挿入部位に隣接するλ配列由来のλDNA配列を使用して実施する。次いで、挿入 の存在または非存在は、ポリメラーゼ連鎖反応産物のゲル分析から明らかである 。 b.λZAPIIライブラリー(ライブラリー1および2)。λZAPIIライブラリー(H .pyloriサンプルATCC番号43526から作製)を、以下の例外を伴って、同様に調製 した。ZAPIIライブラリーを、配列非依存性単一プライマー増殖(Sequence Indep endent Single Primer Amplification)をこれまで受けていないゲノムDNAから作 製した。 ライブラリー1クローン(本明細書中、大文字で示される)は、EcoRI消化したH .pylori DNAをλ「ZAPII」ベクターのEcoRI部位に直接連結することによって作 製した。ライブラリー2クローン(小文字で示す)を、H.pyloriゲノムDNAをHindI IIで消化し、HindIIIフラグメントを平滑末端化し、そして得られた分子を、上 記のとおりにSISPAプライマーABに連結することによって、得た。次いで、リン カーに連結したDNAをEcoRIで処理して、ZAPIIλアームのEcoRI部位に連結した。 他に示されない限り、ATCC受託番号第43504号およびATCC受託番号第43526号の H.pyloriサンプルから作製したDNAインサートgt11およびZAPIIファージライブラ リーを、Genelabs Technologies Inc.Culture Collection,505 Penobscot Dri ve,Redwood City,CA,94063またはGenelabs Diagnostics PTE LTD Culture Co llection,85 Science Park Drive #04-01,The Cavendish,Singapore Science Park,Singapore 118259に寄託した。 実施例2 組換えライブラリーの免疫スクリーニング 上記の1.C.に記載のλgt11およびZAPIIファージライブラリーを、内視鏡検査 を使用してH.pyloriポジティブであると同定された11人の患者からの血清プール (本明細書中で「Roostプール」血清と呼ぶ)、またはSFA001と同定された4つのH .pylori免疫ポジティブ血清サンプルの別のプールによって認識され得る抗原の 産 生について免疫スクリーニングした。λ短(short)抗原クローンライブラリーお よびZAPIIライブラリー2を、Roostプール血清に対して免疫スクリーニングした ;ZAPIIライブラリー1を、血清プールSFA001に対して免疫スクリーニングした 。λgt11ライブラリーを、E.coli Y1089細菌プレーティング株を使用してプラー ク形成させるためにプレートし、一方、λZAPIIライブラリーを、E.coliXL1-Blu e細菌プレーティング株を使用してプラーク形成させるためにプレートした。 組換えλファージクローンによって発現された融合タンパク質を、本質的にAu subelら(1988)に記載のように血清抗体を使用してスクリーニングした。 各ライブラリーを、150mmプレートあたり、約1.5〜2×104ファージでプレート した。ニトロセルロースフィルターをプレートに一晩重層した。フィルターを、 TBS(10mM,Tris pH7.5;150mM NaCl)で洗浄して、AIB(1%ゼラチンを含むTBS緩衝 液)でブロッキングし、そしてAIB中に100倍希釈した1次抗体とともにインキュ ベートした。 TBSで洗浄した後、フィルターを、1:1000の濃度のアルカリホスファターゼ 結合体化ヤギ抗ヒトIgGからなる2次抗体とともにインキュベートした。反応性 プラークを、NBT(ニトロブルーテトラゾリウム塩;Sigma Chemical Co.,St.Loul s,MO)を使用して、基質(例えば、BCIP(5-ブロモ-4-クロロ-3-インドリルーリン 酸))で発色させた。1次スクリーニングからのポジティブ領域を、再プレートし 、そして純粋なプラークが得られるまで免疫スクリーニングした。このスクリー ニングの結果を、表1aおよび1bに示す。NA=利用不能 上記の血清は、全てHelicoBlot2.0(Genelabs Diagnosticsウェスタンブロット 製品)を使用して試験し、この製品の基準を使用してポジティブに感染したサン プルであることを見出した。 SFA001は、HelicoBlot2.0において使用して、Helicobacter溶解物からの粗溶 解物抗原調製物を用いるウェスタンブロット形式で強い反応性バンドを示す4人 のドナーの血清のプール(血漿パック)である。 NAA121は、HelicoBlot2.0において使用して、Helicobacter溶解物からの粗溶 解物抗原調製物を用いるウェスタンブロット形式で全く反応性のバンドを示さな い4人のドナーの血清(血漿パック)のプールである。 実施例3 免疫反応性λgt11、ZおよびλZAPIIYライブラリークローンの特徴づけ 1.免疫反応性組換えλクローン(短抗原クローンセットである、H.pyloriク ローニングファミリーYおよびZ)のDNAインサートについてのPCR増幅、精製お よび配列決定 H.pyloriクローニングファミリー由来の特異的抗原をコードする配列を、代表 的クローンのPCR増幅によって単離した。.ASM拡張子を有するクローニングされ た配列を、完全に配列決定した;.SEQ拡張子を有する配列を、部分的に配列決定 した。 免疫反応性組換えλクローンのDNAインサートを、ベクターのEcoRIクローニン グ部位に隣接するλアーム配列に対応するプライマーを使用してPCR増幅した。 テンプレートとして各免疫反応性クローンを利用するポリメラーゼ連鎖反応によ って、増幅をおこなった。λgt11クローンについては、gt11F(配列番号65)およ びgt11R(配列番号66)プライマーを使用した。λZAPIIクローンについては、プラ イマーT3(配列番号67)およびT7(配列番号68)を使用した。 次いで、得られた増幅フラグメントを、アガロースゲルで精製して、ゲルから 溶出させた(Ausubelら、1988)。PCR産物を、「WIZARD PCR PREPS」(Promega,Mad ison,WI)または「CHROMASPIN」カラム(Clonetech,Mountain View,CA)によりさら に精製して、プライマーおよび他の成分を除去した。次いで、精製したインサー トDNAを、直接配列決定に供した。いくつかの場合には、インサートDNAを、まず TAクローニングベクター(Invitrogen,San Diego,CA)にサブクローニングし、 次いで配列決定した。 DNAインサートについての配列決定を、Perkin Elmer Applied Biosystems 373 A DNAシークエンサー(Perkin Elmer,Applied Biosystems Division,Foster Ci ty,CA)を使用して、製造業者のプロトコル(ジデオキシチェーンターミネーター 配列決定方法論、Sangerら、1977)に従って実行した。 配列データを、添付した配列表に示す。以下の表2は、クローニングファミリ ーYおよびZに対応する免疫原性タンパク質(すなわち、H.pyloriポジティブ血 清と反応性であることが示されるタンパク質)をコードする組換えH.pyloriヌク レオチド配列の部分的概要を示す。リンカーのEcoRI部位は、代表的には、図に 示される対応する配列が欠失している。 クローンY104-1(配列番号60)は、d7クローン全体を含み、そして36Kペプチド の全ておよび図3に示されるように、スポット15ペプチドの全てをコードする。 発現された抗原性タンパク質の産生および続いてそれらの精製は、実施例5Aお よび5Bにおいて一般的に記載される。クローン名、発現、精製およびパネリング データを示す表にした概要を、表3bに示す。種々の組換え抗原の免疫反応性の概 要を、表5bに示す。発現プロフィールが得られ、そして「Roost」のようなH.pyl oriポジティブのプールされた血清に対する種々のクローンの免疫反応性が確認 された。 簡潔には、特定のORFに対応する増幅産物をpGEXhisBベクターに代表的にクロ ーニングして、E.coliで発現させる。次いで、発現産物のサイズを決定した後、 (例えば、Roostプール血清を用いて)免疫反応性を確認する。 2.配列比較 配列を「GENBANK」(バージョン1998、1996)、EMBLデータベースおよびdbEST(N ational Library of Medicine)の配列と、核酸およびアミノ酸レベルの両方で比 較した。検索プログラムFASTA、BLASTP,BLASTN、およびBLASTX(Altschulら、19 90)は、本明細書中に開示された抗原をコードするポリヌクレオチド配列の大部 分が、H.pyloriのゲノム(Tombら、1997)が公開される前には、上記の公開された データベースに含まれた任意の配列に対して、95%を超えて同一ではなかったこ とを示した。 実施例4 免疫反応性λライブラリー1およびライブラリー2クローンの特徴付け 1.H.pylori 抗原についてのサブクローニング、精製、同定、および配列決定 上記の実施例2に記載されるように、さらなる免疫ポジティブクローンを精製 し、そしてDNAインサートのサイズについて分析した。そして上記の実施例3の ように、タンパク質のサイズを表した。ZAPIIクローンを(Stratagene,La Jolla, U.S.A.のプロトコルにより)ファージミドからプラスミドにレスキューした;得 られたインサートDNAをEcoRIを使用して切りだし、そしてアガロースゲルにおい て泳動して、サイズを決定した。次いで、わずかに長いバージョンのT3およびT7 (それぞれ、配列番号231および配列番号232に対応するGD60およびGD61)を配列 決定のためのプライマーとして使用した。これらのライブラリーは、「ライブラ リー1」シリーズ(EcoRI切断)(すなわち、クローンA3、A22、B2、B9、B17、B23 、C1、C3、C7)、ならびに「ライブラリー2」シリーズのクローン(HindIII切断) (すなわちクローンa1、a3、a5、b5、b8c7、c2、c5、c13、d5、d6、d7、d11、f11 、e6、f3、f8、g2、g9、g11、およびk4)に対応する;そしてEcoRI/Xbal切断ライ ブラリー由来のクローンG1aにもまた対応する。多くのクローンは、タンパク質 の推定コード領域より大きいことが決定された。 H.pyloriライブラリー1およびライブラリー2クローンに由来する特定抗原コ ード配列をサブクローニングした。代表的には、このサブクローンを、特異的制 限エンドヌクレアーゼ消化によって、対応するゲノムクローンを断片化すること により調製して、特定のサブフラグメントを生成した。これを、「GENE CLEAN I I」キット(Bio 101 Inc.,La Jolla,CA)または「MERMAID」キット(Bio 101 Inc .,La Jolla,CA)を使用して精製した。次いで、得られたDNAフラグメントを適 切な発現ベクター(すなわち、PB/Bluescript(SK)ベクター(Stratagene,La Jolla ,CA))に挿入した。発現クローンを、0.5mM IPTG(イソプロピルチオ-β-D-ガラ クトシド)を用いて、37℃で4時間誘導し、そして細菌細胞溶解物全体を、SDSゲ ルにおいて泳動した。発現したタンパク質の免疫反応性を、Roost、SFA001,お よびNAA001のプールした血清を使用して確認した。あるいは、最初のゲノムクロ ーンを、「Erase-a-Base」TMキット(Promega,Wisconsin,U.S.A.)を使用して、 入れ子状(nested)欠失に供した。そして得られたより小さな入れ子状クローンを 免疫反応性について試験して、コードしている抗原の位置を位置決めした。 次いで、免疫反応性DNA領域を配列決定し、オープンリーディングフレームの 位置を決定した。β-ガラクトシド融合産物として示されない限り、以下の表3a および3bにおけるクローンの各々について、コード領域の発現は、λgt11におけ るβ-ガラクトシダーゼ遺伝子のプロモーターによってではなく、対応するH.pyl oriのプロモーターによって駆動されると決定された。 ライブラリー1クローン 2.クローンA3 約6.0kbのサイズを有するゲノムクローンに由来するサブクローンA3CON3を、 入れ子状欠失クローンから得た。対応するヌクレオチド配列(1878bp)を、配列番 号16として本明細書中に示す。オープンリーディングフレーム(ORF)は、ヌクレ オチド399〜1743にわたり、そして448アミノ酸(最初のメチオニンから数えた場 合、443アミノ酸)を含む推定タンパク質をコードする。オープンリーディングフ レーム(ORF)399〜1743の翻訳物に対応するタンパク質配列を、配列番号17として 本明細書中に示す。 3.クローンA22 サブクローンA22210DMICを約2.2kbのインサートサイズを有する最初のゲノム クローンから得て、E.coliにおいてβ-ガラクトシダーゼ融合タンパク質を産生 した。以下の表3aおよび3bに示されるように、このオープンリーディングフレー ム(ORF)は、配列番号43のヌクレオチド12〜599にわたり、ここで、塩基12〜121 は、β-ガラクトシダーゼ融合ペプチドに対応し、塩基122〜599は、独特のA22抗 原性配列をコードする。対応するタンパク質についての翻訳配列を、配列番号44 として示す。 4.クローンB2 B3C19は、以下のとおりに、ゲノムクローンB3における5.0kbインサートから得 られたサブクローンである。このインサートを切り出して、DNaseで消化し、次 いで、T4 DNAリガーゼおよびKlenow酵素で処理して、平滑末端を作製した。次い で、この平滑末端化した短いDNA小片を、キナーゼ処理した(kinased)A/Bリンカ ー(AB SISPAリンカーのトップ鎖(top strand)に対応するリンカーA、配列番号6 3;AB SISPAリンカーのボトム鎖(bottom strand)に対応するリンカーB、配列番 号64)に連結し、プライマーAでPCR増幅し、そして増幅産物をEcoRIで消化した 。次いで、消化した産物を、EcoRI消化したλベクターZAPIIに連結した。B3C19 のDNA配列を、配列番号51として示す。 B3C19の配列に基づいて、プライマーGD77(5'プライマー、配列番号52)およびG D80(3'プライマー、配列番号53)を、ゲノムB2 DNAをテンプレートとして使用し てB3C19の配列を前後にウォーキングするように設計した。クローンB3C19の配列 を、5'および3'方向の両方で伸長し、B2伸長クローンであるB2197780(配列番号5 4)を生じた。 B2197780配列のコンピューター作製したタンパク質の翻訳は、アミノ酸9〜25 の推定膜貫通セグメントを有する、対応する291アミノ酸の推定タンパク質を生 じた(「PCGENE」から入手の「SOAP」プログラムを使用して予測した)。分析の結 果に基づいて、Shine Dalgarno AGGA配列は、ATGコドンの8bp前に位置すること が決定された。ヌクレオチドの278位でのこのATGコドンは、この遺伝子の最初の 「met」アミノ酸であるようである。クローンB2について翻訳されたタンパク質 配列を、配列番号55として示す。完全な大きさのタンパク質の推定分子量は、31 ,682である。(i)アミノ酸91と92との間;および(ii)アミノ酸25と26との間(「P CGENE」--原核生物分泌シグナル配列の推定)に、2つの潜在的な切断部位が存在 する。このタンパク質のpIは、8.3と推定される。 5.クローンB9 サブクローンB9.4Cは、以下のとおりに、最初のゲノムクローンB9(4.5kbイン サート)から得られた1.2kbのHindIIIフラグメントである。 ゲノムクローンB9を誘導することによって、SFA001プール血清において32kdお よびl4kdのサイズを有し、そしてRoostプール血清において14kdのサイズを有す る免疫反応性タンパク質を産生した。B9を、HindIIIで消化して、いくつかのHin dIIIサブフラグメントを形成した。これを、各々pBKSベクターにサブクローニン グした。タンパク質産生を、得られたサブクローンにおいて誘導し、そして対応 するタンパク質のサイズを決定した。 サブクローンB9.4C(ゲノムクローンB9の1.2kbのHindIIIサブフラグメントに対 応する)は、32kdの免疫反応性タンパク質を産生した。サブクローンB9.4Cのヌク レオチド配列を、配列番号47として示す;翻訳されたタンパク質配列(すなわち 、配列番号47のヌクレオチド230〜931)を、配列番号48として示す。配列番号47 を参照すると、AGGA Shine-Dalgarno配列は、ヌクレオチド218で生じ、そして翻 訳されたタンパク質配列の最初のアミノ酸は、230位のバリンについてのGTGコド ンで始まる。上記のようにPCGENEの計算(CHARGPROプログラム)に基づくと、対応 するタンパク質の推定分子量は、25.2kdであり、10.35のpIを有する。潜在的な 切断部位は、アミノ酸225位と226位との間に存在する。 核酸およびタンパク質両方のFASTA配列同一性分析に基づくと、クローンB9は 、H.pyloriの50A L1タンパク質をコードするようである。 6.クローンB17 B17CON4(2006塩基)を、約4.0kbのインサートサイズを有するゲノムクローンか らサブクローニングした。対応するヌクレオチド配列を、配列番号24として示す 。オープンリーディングフレーム(ORF)は、配列番号24の以下の領域に対応する :ORF1(ヌクレオチド500〜700);ORF2(ヌクレオチド870〜1406);ORF3(ヌクレオ チド1410〜2000);およびORF4(ヌクレオチド142〜705)。対応する翻訳されたタ ンパク質配列を、本明細書中で、配列番号25(B17ORF4)、配列番号26(B17ORF1)、 配列番号27(B17ORF2)、および配列番号28(B17ORF3)として示す。入れ子状欠失実 験に基づくと、免疫反応性タンパク質は、B17ORF4に対応するようである。 先に記載のように、コンピューター作製したタンパク質翻訳分析に基づくと、 B17ORF4、B17ORF2、およびB17ORF3は、それぞれ20.9kd、20kd、および22.2kdの 推定サイズを有する推定タンパク質をコードする。この推定サイズの免疫反応性 ゲノムタンパク質は、22kdおよび23kdのダブレットである。 7.クローンB23 免疫反応性が、最初のゲノムクローンB23(5.5kb)の3.5kb PstIサブクローン (1つのPstI部位はベクターpBSK由来である)中に存在することを決定した。3. 5kbのサブクローンをさらに配列決定して、配列番号13に提示される、免疫反応 性コード配列を決定した。ヌクレオチド1078塩基対配列(配列番号13)は、全て にわたり読み枠(open)であることを決定した(塩基3〜1076)。翻訳されたタ ンパク質配列を配列番号14として提示する。 8.クローンC1 C1CON6V2は、約4.0kbのインサートサイズを有する最初のゲノムクローンから サブクローニングした。exo-mung欠失クローンから得た配列情報は配列番号38と して提示する。オープンリーディングフレーム(ORF)はヌクレオチド868〜1926に 伸びる。C1クローン由来の抗原コード配列の発現ベクターへのサブクローニング 、および対応するタンパク質生成物の特徴を、以下の実施例5に提示する。翻訳 されたタンパク質配列を本明細書中、配列番号39として提示する。 9.クローンC3 最初のゲノムクローンである、C3(2.9kbのインサートサイズ)の免疫反応性 コード領域を決定するために、ゲノムクローンのいくつかの異なるサブフラグメ ントを得て、そして配列決定した。免疫反応性クローンはEcoRI/Kpn 2.2kbのサ ブクローン中に存在することを決定した。多数のサブクローニング実験およびサ ブフラグメントに基づいて、C3 DNA配列を配列番号15として提示する。 10.クローンC7 クローンC7.2Cは、ゲノムクローンC7から得たEcoRI/HindIIIサブクローンであ る。最初のゲノムC7クローンは、ほぼ3.8kbサイズのEcoRIクローンであり、こ れはほぼ30kdの分子量を有する免疫反応性タンパク質を生成する。 サブクローンC7.2Cは以下のように得た。HindIIIを使用して、ゲノムC7クロー ンを個々のフラグメントに消化した。次いで、各DNA制限フラグメントをpBKSベ クター中にいずれかのHindIII部位を介してサブクローニングし、あるいは末端 断片フラグメントに対してEcoRI/HindIII部位を介してサブクローニングした。C 7.2Cの対応するヌクレオチド配列(616塩基対)を、配列番号20として提示する 。サブクローンC7.2Cは免疫反応性タンパク質を生成し、これはゲノムクローン によって生成されたタンパク質と同じサイズである。クローンC7.2Cの塩基1〜5 61について翻訳されたタンパク質配列を、本明細書中、配列番号21として提示す る。 11.クローンB8 クローンB8(配列番号549)は3.5kbのインサートサイズを有するゲノムクロー ンであり、これはSDSウェスタンブロット上で約50kdの免疫反応性タンパク質を 生成する。B8のDNA配列はクローンC7のDNA配列(クローンC7.2C)と重なり、こ れはβ−ガラクトシダーゼとの融合タンパク質であった。クローンB8は、C7に対 して5'(上流)にさらなる266アミノ酸を付加し、そして遺伝子の始まりを含む 。しかし、B8は、遺伝子のC末端の64アミノ酸前で終結し、これはまた、C7によ ってコードされる。上記に基づいて、全長遺伝子の完全な配列をまとめた(配列 番号549)。まとめた遺伝子配列由来の対応するタンパク質配列は48.9kdの推定 タンパク質をコードし、そして本明細書中、配列番号550として提示する。 ライブラリー2クローンおよびG1A 12.クローンa1 クローンa1はHindIIIクローンであり、これはSDSゲル上で28〜30kdの免疫反応 性タンパク質を生成する。抗原性タンパク質をコードする対応するDNA配列は、1 208ヌクレオチドを含む(配列番号35)。2つのオープンリーディングフレーム が存在する。 ORF1は配列番号35の塩基53〜801に伸び、そして249アミノ酸を含む推定タンパ ク質(配列番号36、翻訳されたタンパク質)をコードする。ORF1は、ヌクレオチ ド43〜46に伸びるShine-Dalgarno配列(「AGGA」配列)を含む。タンパク質の予 測分子量は27.5kdであり、これはSDS-PAGE(上記)に基づく、予想タンパク質サ イズと一致する。ORF1についての推定タンパク質は、算出されたpK 8.42、およ びアミノ酸1〜19に伸びる予測膜貫通領域を有する。 クローンa1中に含まれる第2のORFはヌクレオチド880〜1206に伸び、そして1 つのHindIII部位で終結する。このことはクローンa1が部分的クローンであるこ とを示す。部分的タンパク質の予測サイズは109アミノ酸である(配列番号37) 。 13.クローンa3 免疫反応性クローンa3(ライブラリー1由来のクローンA3と混同しないこと) は、1975塩基対のインサートサイズを有するβ−ガラクトシダーゼ融合クローン である。対応するヌクレオチド配列は、配列番号248に対応する。クローンは2 つのオープンリーディングフレーム(ORF)を含む:ORF1(ヌクレオチド3〜608、 配列番号249)およびORF2(ヌクレオチド613〜1266、配列番号250)。免疫反応 性タンパク質の観察されたサイズ、すなわち30kdに基づいて、予想免疫反応性発 現オープンリーディングフレームはORF1である。a3タンパク質の発現を以下の章 に記載する。 14.クローンa5 クローンa5は最初のHindIII/EcoRIゲノムクローン(1kb)であり、これは25kd の免疫反応性タンパク質を生成する。対応するヌクレオチド配列を配列番号3と して提示する。クローンは2つのオープンリーディングフレーム(ORF)を含む :β−ガラクトシダーゼ融合タンパク質をコードするORF1(ヌクレオチド3〜54 5、配列番号5)およびORF2(ヌクレオチド569〜1021,配列番号4)。Shine D elgarno配列は、ORF2のヌクレオチド559〜562で生じる。免疫反応性タンパク 質の観察されたサイズ、すなわち28kdに基づくと、予想免疫反応性発現オープン リーディングフレームはORF1である。 15.クローンb5 クローンb5は内部のEcoRI部位を伴う二重のインサートを含む。個々のインサ ートは約0.3および0.2kb長である。クローンb5についての合わせられたヌクレオ チド配列は配列番号6に対応し、ヌクレオチド1〜414に伸びるオープンリーデ ィングフレーム(ORF)を有する。対応するタンパク質配列翻訳を配列番号7と して提示する。 16.クローンc2 クローンc2は2077ヌクレオチドのインサートサイズを有するライブラリー2ク ローンである(配列番号251)。免疫反応性タンパク質のSDSゲル上でのサイズは 30kdである。ヌクレオチド3〜877に伸びる1つのORFが存在し、これはヌクレオ チド45位に可能な最初の開始コドンを有する。対応するタンパク質配列翻訳を配 列番号253として提示する。タンパク質は予測pI 9.54を有し、これはアミノ酸2 〜24の間の潜在的な膜貫通領域を有する。このc2タンパク質の予測分子サイズは 30.2kdであり、これはSDSゲル上で観察されたサイズと一致する。 17.クローンc5 クローンc5は650塩基対のHindIII/HindIIIクローンである(配列番号253)。 クローンc5は部分的クローンであり、これはβ−ガラクトシダーゼ遺伝子と同調 しておらず、そしてN末端でpBluescript中に伸びる29アミノ酸ストレッチを含 む。ORFは塩基2〜604に伸び、これは23.5kdの予測タンパク質サイズを有する( 配列番号254)。SDSゲル上で観察されたタンパク質サイズは30kdである。推定タ ンパク質は9.6のpIを有する。 18.クローンc13 クローンc13は1742b.p.のインサートサイズを有するHindIII/HindIIIクローン である(配列番号255)。これはSDSゲル上で観察されたサイズである55kdを有す るβ-ガラクトシダーゼ融合タンパク質である。ORFは塩基2〜1420に伸びる。対 応するタンパク質は54.6kdの予測分子量を有する(配列番号256)。SWISS pro d atabaseを使用する配列検索は、この配列が種々の生物、細菌から酵母およびヒ トまでのトレオニル-tRNAシンテターゼと相同性を有することを示す。 19.クローンd5 クローンd5はEcoRIクローンであり、これはSDS-PAGEゲル上で約70kdの免疫反 応性タンパク質(β−ガラクトシダーゼ融合タンパク質)を生成する。クローニ ングされたインサートのサイズは1795塩基(配列番号58)であると決定され、ヌ クレオチド1〜1704に伸びるORFを有する。オープンリーディングフレームは568 アミノ酸(配列番号59)で構成され、そして62.1kdの予測分子量を有する推定タ ンパク質をコードする。推定タンパク質は予測pK値、5.1を有し、そして予測抗 原決定基はタンパク質のN末端領域に存在する。 コンピューターに基づく分析を「PCGENE」上の「PROSITE」プログラムを使用 して行った。本研究に基づき、いくつかの署名(signature)部位をタンパク質 内に同定した。これはcAMPおよびcGMP依存性タンパク質キナーゼリン酸化部位お よびATP-GTP結合モチーフA(P-ループ)を含む。 20.クローンd7 クローンd7はHindIIIクローンであり、実施例4.1について上記のように、これ を平滑末端化し、A/Bリンカーに対して連結し、EcoRIで消化し、およびλベクタ ーZAPII中にサブクローニングした。生成物はβ−ガラクトシダーゼ融合タンパ ク質である。ヌクレオチド配列を配列番号11として提示する。 誘導タンパク質は40kdおよび35kdのサイズを有すると決定した。配列番号11か ら翻訳された対応するタンパク質配列を配列番号12として提示する。 21.クローンf3 クローンf3は2274ヌクレオチドのインサートサイズを有するEcoRIクローンで ある(配列番号257)。クローンf3はβ−ガラクトシダーゼ融合タンパク質を生 成する。ORFはヌクレオチド1〜1788に伸び、そして67kdの予測分子サイズ(β −ガラクトシダーゼ部分を除く)を有する推定タンパク質をコードする(配列番 号258)。タンパク質の算出されたpIは9.66である。 SWISS pro data baseおよびDNA data baseの両方に対する配列検索は、Haemop hilus influenza、E.coli、Bacillus subtilisおよびStreptococcus pneumoniae のペニシリン結合タンパク質に30%の相同性を示す。EMBL DNA data baseに対す る検索は、Haemophilus influenzaのペニシリン結合タンパク質と56%の相同性 を示す。 SDSゲル上で観察されたタンパク質のサイズは25kd(メジャーなバンド)であ り、約67kdのマイナーなバンドを伴う。このサイズの不一致は、おそらくタンパ ク質が開裂してより小さなフラグメントが生成することに起因し得る。 22.クローンf8 F8CON1はHindIIIサブクローンであり、これはSDSゲル上で33〜35kdの免疫反応 性タンパク質を生成する。f8サブクローンに対応するDNA配列を、本明細書中、 配列番号1として提示する。クローニングされた1459塩基のDNAサブフラグメン トはヌクレオチド134〜1042のオープンリーディングフレーム(ORF)を含む。 f8サブクローンによってコードされる推定タンパク質は303アミノ酸を含み、3 3.9kdの予測分子量を伴う(これは予想タンパク質サイズと一致する)。予測抗 原決定基は推定タンパク質の3’末端(これはアミノ酸270からアミノ酸275に伸 びる(ヌクレオチド941〜958))にある。推定タンパク質はpK 9.75を有する。 配列番号1の翻訳に基づく対応するタンパク質配列を配列番号2として提示する 。 W.クローンg2 クローンg2は、2474ヌクレオチドのインサートサイズを有するEcoRI/HindIII クローンである(配列番号259)。SDSゲル上で観察された免疫反応性タンパク質 のサイズは25kdである。クローンは4つのORFを含む。第一のORFおよび最後のOR Fは部分的なタンパク質をコードし、すなわち完全なORFはクローン中に含まれな かった。ORF1はヌクレオチド2〜445に伸び、そして148アミノ酸の推定タンパ ク質のカルボキシル末端をコードする(配列番号260)。ORF2は塩基461〜1156 に伸び、分子サイズ25.4kdの推定タンパク質をコードする(配列番号261)。ORF 3は塩基1156〜1776に伸び、そして約22.2kdのサイズを有するタンパク質をコー ドする(配列番号262)。ORF4(ヌクレオチド1798〜2472)は、24.4kdの推定タ ンパク質のアミノ末端をコードする(配列番号263)。ORF2およびORF3の予測p Iは、それぞれ、7.82および5.26である。ORF2およびORF3の推定タンパク質は 、予測膜貫通領域を含まず、ORF4の推定タンパク質は6つの予測膜貫通ヘリッ クスを有する3つの予測膜貫通領域を含む。 23.クローンg9 クローンg9は4292塩基のインサートサイズを有する。2つのサブクローンであ るk4およびg11は、クローンg9中に含まれる。クローンg9は約85kdの免疫反応性 タンパク質バンドを生成し、同時にk4は55kd、46kd、35kdおよび30kdの免疫反応 性バンドを有し、ならびにg11は22kdの弱い免疫反応性バンドを生成する。 g9の完全な配列は、g11のC末端配列からの5’方向でのウォーキング、およ びk4のN末端配列からの3’方向でのウォーキングにより得られた(配列番号26 4)。クローンg9は5つのORFを有する。ORF1は塩基2〜349に伸びる領域に部分 的タンパク質をコードする(配列番号265)。タンパク質の対応する予測分予サ イズは12.3kdである。ORF2は塩基495〜1403に伸び(配列番号266)、そして対 応する予測タンパク質は33.8kdの分子サイズを有する。ORF2の後に「AGGA」Shi ne-Dalgarno配列が続き、これはORF3(塩基1418〜2209)のATGの前に位置する 。ORF3によりコードされる推定タンパク質の予測分子サイズは29.7kdである( 配列番号267)。ORF4は塩基2223〜3719に対応する。ORF4によりコードされる タンパク質は56.8kdの予測分子量サイズを有する(配列番号268)。ORF5はヌク レオチド3133〜4236に伸び、これは19.9kdの予測タンパク質分子サイズを伴う( 配列番号269)。 24.クローンG1a 対応するゲノムEcoRIクローンの免疫反応性2.8kb HindIIIフラグメント(これ は6.4kbのインサートサイズを有する)を、exo-mungヌクレアーゼで処理して、 配列決定のために、ネスト化(nested)欠失クローンを生成した。1610塩基対領 域のDNA配列を決定した(配列番号8)。2つのオープンリーディングフレーム (ORF)を決定した:ORF1(ヌクレオチド32〜964);およびORF2(ヌクレオチ ド1034〜1570)。対応する翻訳されたタンパク質配列を、本明細書中、それぞれ 配列番号9および配列番号10として提示する。 25.さらなるライブラリー2クローンである、e6、dll,f11およびd6の特徴付 けの詳細を以下の表に提供する。 n.d.=測定していない。タンパク質のサイズについて下線を付した数字はSDSゲ ル上で観察されたタンパク質のサイズである。予測タンパク質サイズはβ−ガラ クトシダーゼ融合ペプチドを含まない。 n.d.=測定していない。タンパク質のサイズについて下線を付した数字はSDSゲ ル上で観察されたタンパク質のサイズである。* 2つより多くのORFが存在する場合、*は、免疫反応性である発現されたORGを示 す。 実施例5A H.pylori 抗原コード領域の発現 種々のクローンファミリー、例えば、A3、A22、B2、B9、C1、C5、C7およびG1a 由来の増幅生成物をpGEXベクター(Pharmacia)中にクローニングした。クロー ニングした構築物をE.coli株中で発現させた(Stratagene、LaJolla、CA)。 1.クローンB2 発現プライマーGD96(正方向プライマー、配列番号56)およびGD97(逆方向プ ライマー、配列番号57)を、発現ベクターであるpGEXdel65およびpGEXGLI中への B2フラグメントのサブクローニングのために、NcoIおよびBamHI部位を導入する ように設計した。発現生成物は予測膜貫通領域を欠損した。 発現したタンパク質の不溶性に基づき、pGEXdel65由来の発現生成物のみをさ らに精製した。タンパク質を、Qiagen(Chatsworth、CA)からのNi-NTA++樹脂を 使用して、アフィニティー精製クロマトグラフィーにより精製した。 精製したタンパク質を、H.pylori感染血清の種々の供給源に対してパネル(pa nel)した。血清パネリング(paneling)を2回行ったが、異なる結果が得られ た:(i)75%の感度(35個の血清サンプルに基づく)および(ii)約30%の感 度(183個の血清に基づく)。血清パネルを、アフィニティークロマトグラフィ ー精製の後にさらにSDSゲル電気溶出法を行ったタンパク質を使用して、行った 。 2.クローンC1 クローンC1CON6V2由来の増幅生成物を、プライマーBF(配列番号40)およびBG (配列番号41)を使用して、以下の表5に概説されるように、発現ベクターであ るpGEXdl65中にクローニングした。発現されたタンパク質は、免疫反応性である ことが確認された;しかし、これは、膜貫通領域を超えて開裂し、より小さい免 疫反応性バンドを形成した。この観察に基づいて、より小さなタンパク質の発現 のために、新規の正方向プライマーである、プライマーBO(配列番号42)を、表 5に示されるように、設計した。 得られたタンパク質は、免疫反応性であることが決定され、そして以前の構築 物よりも、より非常に高い収率で形成された。 3.クローンB17 発現プライマーCA(正方向プライマー、配列番号29)およびCB(逆方向プライ マー、配列番号30)を、B17 ORF4フラグメントを発現ベクターGEXdelG5にサブク ローニングするためのNcoIおよびBamHI部位を導入するように設計した。 発現プライマーCC(正方向プライマー、配列番号31)およびCD(逆方向プライ マー、配列番号32)を、B17 ORF2フラグメントを発現ベクターにサブクローニン グするためのNcoIおよびBamHI部位を導入するように設計した。 4.クローンA3 ゲノムA3 DNAから増幅した生成物を、NcoI/BamHI制限酵素で消化し、そしてプ ライマーBP(配列番号18)およびBQ(配列番号19)をそれぞれ用いて、発現ベク ターpGEXd165ポリHisのNcoIおよびBamHI部位にサブクローニングした。タンパク 質の発現を、0.5mM IPTG(イソプロピルチオガラクト−ピラノシド)で誘導した 。発現したタンパク質は、予測されたサイズであり、そしてRoostプール血清に 対して免疫反応性であると確認された。 5.クローンC7 H.pyloriゲノムDNAからPCR増幅した生成物を、予期されたサイズのDNAフラグ メントを生成し、次いでこのフラグメントは、プライマーGD100(配列番号22) およびGD101(配列番号23)をそれぞれ用いて、発現ベクターpGEXdel65のNcoI/B amHI部位にサブクローニングされた。発現したタンパク質は、予測されたサイズ であり、そして非常に不溶性であった。タンパク質は、上記のようにNi-NTAカラ ムクロマトグラフィーによって容易に精製可能であった。免疫原性スクリーニン グによって、発現したタンパク質がRoostプール血清に対して免疫反応性である ことを確認した。 6.クローンG1a PCR増幅生成物を、以下の表5において概説されるように、プライマーBW(配 列番号33)およびBX(配列番号34)を用いて、発現ベクターpdel165ポリHisにサ ブクローニングした。発現したタンパク質は、免疫反応性であると確認された。 しかし、発現産物は、内部で切断され、切断は膜貫通領域でおそらく起こった。 さらなるクローン化構築物の発現を同様に実施した。 すべてタンパク質発現産物は、dHB9.4.2を除いて、Roostプール血清に対して 免疫反応性であると決定された。 実施例5B H .pyloriクローンY175A、Y212A、およびY146Bによって発現される、 例示的な抗原性タンパク質の精製 クローンY104B、Y175A、Y212A、およびY146Bを、上記のプロトコルに従って、 E.coli組換えタンパク質として発現した。E.coli発現クローンのためのプライ マー配列を、配列表に示す。組換えタンパク質を精製し、そしてそれらの免疫原 性を、下記の一般的な手順に従って確認した。 振盪フラスコからのペレットをスピンし、次いで示差的な可溶化(differentia l solubilization)に供した。簡便には、ペレットを、PBS/5mM PMSFを含む溶液 にホモジナイズし、そして4℃、30kにて60分間スピンした。引き続く回のホ モジナイゼーション/遠心分離は以下のとおりであった:(i)100mM Tris/2% Tr iton/2M尿素/5mM EDTA/0.5mM DTT(ホモジナイゼーション工程)/60分間、4 ℃、30k(遠心分離);(ii)PBS pH7.8/2M尿素/0.5mM DTT/60分間、4℃、30k ;(iii)PBS pH7.8/4M尿素/0.5mM DTT/60分間、4℃、30K、(iv)PBS pH8.0/6M 尿素/0.5mM DTT/60分間、4℃、30k;(v)PBS pH8.0/6M尿素/2MグアニジンHCl /2mM BME/60分間、4℃、30k。 次いで上記の工程(iv)からの上清を、PBS pH8.0/6M尿素/2mM BMEに透析し、 続いて5カラム容量の0.2M NiCl2をロードした、Chelating Sepharose(Pharmaci a)の予めパッキングされたカラムを用いてクロマトグラフィー分離した。緩衝液 Aの緩衝液B100%への10カラム容量(C.V.)勾配を利用し、ここでNickel IMAC緩衝 液Aは、PBS pH8.0/6M尿素/2mM BMEを含み、そしてNickel IMAC緩衝液Bは、 緩衝液Aおよび250mMイミダゾールを含んだ。 適切なNickel IMAC画分をプールし、そしてPBS pH8.0/6M尿素/0.5mM DTTに一 晩透析した。次いで、最終生成物をバイアルに移し、そして-80℃で保存した。 あるいは、グルタチオン−sepharoseパッキングカラム(Sigma)を利用した。 画分を、代表的には以下によって分析した:1)Pierce Coomassieタンパク質 アッセイ、2)SDS-PAGE(12%ゲルにおいて)、3)H.pylori Roost Pool #3を使 用するウェスタンブロット、4)GLT H.pyloriネガティブプール、および5)抗E.c oliポリクローナル抗体。これらの分析の結果は、発現したタンパク質の免疫原 性を確認した。 実施例6A クローンdHA22.8(A22)およびdHClS.11(C1)から精製した抗原についての抗原 濃度の最適化および小規模血清パネリング 1.クローンdHA22.8 クローンdHA22.8(クローンA22に対応する)によって発現されるタンパク質を 以下のように単離および精製した。 2000mlの培養ペレットを、200mlの緩衝液B(48gの尿素、1.2gのNaH2PO4、0. 12gのTris-HCl、および90mlの脱イオン化水(pH8.0および総容量100mlに調整し た))に懸濁し、そして細胞溶解をもたらすために10分間超音波処理した。次い で、超音波処理した混合物を室温で1時間振盪し、そして10℃にて15分間、15,0 00rpmでスピンさせ、細胞細片を除去した。次いで、上清に、1mlのNi-NTA樹脂( Qiagen GmgH,Hilden,Germany)を添加し、次いでこれを室温で1〜2時間混合 した。樹脂をペレットにするために、混合物を5,000rpmで4℃にて15分間遠心分 離し、そして上清を廃棄した。樹脂を、50mlの緩衝液C(48g尿素、1.2gNaH2PO4 、0.12gTris-HCl、および90ml脱イオン化水、pH6.3および総容量100mlに調整し た))で洗浄し、遠心分離し、そして上清を廃棄した。次いで樹脂を使い捨てカ ラムにロードし、そして洗浄工程を残りの緩衝液Cで繰り返した。次いで、タン パク質を、50mlの緩衝液III(50mMリン酸ナトリウム、pH8.0、300mM NaCl、250 イミダゾール)で溶出した。画分を回収し(2ml)、そして12%SDD-PAGEゲルで 分析した。 次いで、精製したタンパク質を、従来技術(Ausubelら、1988)を用いて、血 清抗体でスクリーニングした。精製したタンパク質を0.1〜20μg/mlの0.1M炭酸 緩衝液でスロットし、TBS緩衝液中5%脱脂乳でブロックし、そして100倍希釈し たH.pyloriポジティブ血清およびH.pyloriネガティブ血清と反応させた。36総血 清からなる血清パネルを、上記のように使用した。ポジティブ血清はRoostプー ル#2またはSFA 001プール由来であり;ネガティブ血清はドナーパック由来であ った。 1時間のインキュベーション時間後、ストリップをTBS緩衝液で3回洗浄し、 そしてTBS緩衝液中の5%脱脂乳中に1000倍希釈したアルカリホスファターゼ結 合抗ヒトIg二次抗体(Promega Biotech,Madison,WI)とともにインキュベート した。次いで、ストリップをTBS洗浄緩衝液で3回洗浄した。免疫反応性タンパ ク質を、基質(例えば、BCIP(5-ブロモ-4-クロロ-3-インドリル-ホスフェート )、およびNBT(ニトロブルーテトラゾリウム塩(Sigma))を用いて発色させた。色 の発色は、精製されたA22タンパク質の非常に高い(highly)抗原性の性質(すな わち、H.pyloriポジティブ血清と反応性)を示した。 抗原の最適濃度は、2.0mg/mlであると決定された。dHA22.8(A22)発現産物は、 プールされた両方の血清供給源(Roostプール#2およびSFA 001プール)において 存在する抗H.pylori抗体と、および100%の試験した個々のH.pyloriポジティブ 血清サンプルと反応した。抗原は、正常の血清と検出可能な交差反応性を示さな かった。 2.クローンdHClS.11(C1) クローンdHClS.11(C1)によって発現されたタンパク質を、以下のプロトコルに 従って単離および精製した。 タンパク質を、1連のホモジナイゼーション/遠心分離工程を用いて、示差的 可溶化によって、培養ペレットから抽出した。ペレットを、(i)PBS/1mM PMSFに ホモジナイズし、そして4℃、19,000rpmで30分間遠心分離し、続いて上清を分 離し、(ii)1M尿素/10mM Tris(pH8.0)/10mM DTTを用いてホモジナイズし、続い て(i)におけるように遠心分離し、そして上清を分離し;(iii)4M尿素/10mM Tri s pH8.0/2mM BMEにおいてホモジナイズし、続いて(i)におけるように遠心分離 し、そして上清を分離し;そして最後に(iv)6M尿素/10mM Tris pH8.0/2mM BME でペレットをホモジナイズし、続いて上記のように遠心分離した。組み合わせた 上清に、150mM NaClを添加した。次いで、タンパク質を、2C.V.(カラム容量) の0.2M NiCl2でロードした、キレート化sepharose(Pharmacia,Chelating Seph arose Fast Flow)を含む5mlの予めパッキングしたカラムを用いる、固定化金属 吸着クロマトグラフィーによって、組み合わせた上清から分離した。タンパク質 を、緩衝液A(4M尿素/10mM Tris pH8.0/0.2mM BME/150mM NaCl)の50%緩衝液 B(0.5Mイミダゾールを添加した緩衝液A)への20C.V.勾配を用いて、カラムか ら溶出させた。画分を回収し(2ml)、そして12%SDS-PAGEゲルで分析した。 免疫スクリーニングのための最適濃度を、本質的に上記のように決定した。上 記の血清パネリングを、クローンdHClS.11によって発現された精製C1タンパク質 について繰り返した。 上記の実施例におけるのと同様に、発現したタンパク質は、プールしたH.pyl oriポジティブ血清の両方の供給源と反応性であり、そしてコントロール血清(H .pyloriネガティブサンプル、プールした血清の1サンプルおよび13の個々の サンプル)との交差反応性の兆候を示さなかった。さらに、パネル20〜35および A〜Cにおいて理解され得るように、組換えタンパク質は、95%のH.pyloriポ ジティブサンプルとの免疫反応性を示した。 要約すると、この小規模パネル研究について、A22および自の両方は、高い感 受性および特異性(>90〜95%)を示す。 NA=入手不可能 実施例6B 精製された抗原についてのさらなる血清パネルに関する さらなる血清パネリング:好ましい抗原の選択 さらなる血清パネリング研究を、種々のH.pylori抗原の感受性および特異性 をさらに試験するために、他の血清パネル(USC(University of Southern Calif ornia)、およびPOW(Prince of Wales Hospital))に関して実施した。 Gold標準試験を、各個々の抗原の感受性および特異性をコンピューター処理す るための参照標準として使用した。使用した標準は、組織学、CLO試験、およびU BT試験を含む従来のgold標準試験であった。UBTは、非侵襲性方法による「活性 感染」の指示のための、現在非常に広範に使用されるgold標準である。組織学、 CLO(迅速なウレアーゼ試験)、およびUBTは、これらの試験がポジティブ結果を生 じる細菌の存在に依存するために、全て「活性感染」を示す。血清学は、過去の 感染および現在の感染の両方を測定するので、本研究の目的は、(i)「活性感染 マーカー」としての使用のためのUBT結果と相関する血清学マーカーを同定する こと、および(ii)H.pyloriによる活性感染について有効にスクリーニングする ための単一および複数の抗原の両方の組み合わせを試験することであった。 A.単一抗原スクリーニングにおけるgold標準としてのUBTの使用 異なる抗原は、異なるパネル(これは、H.pyloriの異なる株に起因する地理 的差異、およびその地域に特有の他の細菌由来の他の交差抗原への集団の曝露の 反映であり得る)における異なるパフォーマンスを有するので、局所集団につい ての単一の抗原マーカーの使用を、単一の参照標準としてUBTを用いて試験した 。 1.USC パネル。このパネルに基づいて、最も良好な単一抗原選択は、抗原Y261A またはY124Aであるようであった。これらの抗原の両方は、感受性および特異性 の全体のバランス(Y261の感受性および特異性の両方については>80%、および Y124Aの100%感受性および70%の特異性)を提供した。他の好ましい抗原(A22 およびC1)は、このパネルにおいてそれぞれ、95〜100%感受性であり、そして6 7〜77%特異性であった。 2.POW パネル。このパネリング研究に基づいて、最も良好な単一の抗原選択は 、 Y128D12SおよびY124Aであるようであり、ここで感受性および特異性は、Y128D12 Sについて約75〜80%であり、そしてY124Aについて両方とも約80%であった。別 の好ましい抗原は、Y261Aであり、これは、70%の感受性および80%の特異性を 示した。このパネリングの組について、好ましいクローンのA22および自は、約9 5〜98%感受性であり、そして約60%特異性であると見出された。 B.他のgold標準を用いること 1.Roost パネル。ポジティブの血清のみを試験し、そして抗原A22および自は 、90%感受性を示した。Y124Aは、約80%感受性を示し、そしてY261Aは、約87% の感受性を有した。 2.UNSW パネル このパネリングの組において、A22およびC1は、90〜100%以 上の特異性を示した。Y124は、80%の感受性および96%の特異性を示し、そして Y261Aは、80%の感受性および100%の特異性を示した。 UBTが、単独で使用される場合も、USCおよびPOWパネルにおける他のgold標準 と組み合わせて使用される場合も、感受性値および特異性値が有意に変化しない ことが観察された。従って、A22およびC1についてのいくぶん低い特異性は、他 の交差反応抗原への、以前の曝露の反映であり得る。 C.2〜4抗原組み合わせ試験 A22およびC1の高感受性、ならびに特定のパネル(POW、USC)についてのいくぶ ん低い特異性を考慮して、複数の抗原型を調べた。2〜4個の抗原型は、任意の 2〜3つの高度に感受性の抗原について、少なくとも両方または3個全てが特異 性を増大させる基準に関してポジティブである必要があるという基準に基づいた 。 この「2抗原両方にポジティブである」基準は、選択された12の抗原セットに 適用され、ここで12の抗原は、検討のために少なくとも40〜50%の感受性につい て選択された。 2抗原両方にポジティブの基準の感受性および特異性を、コンピューター処理 し、そして得られた表を、良好な結果(performer)について試験する。さらに、 高い特異性およびより低い選択性を有する2抗原の組み合わせは、全2抗原組み 合わせマトリクスに対して行われ、「2抗原両方にポジティブまたは2個の他の 抗原両方にポジティブ」を示す結果を提供する。次いで、最終的な分析は、USC とPOWパネルとの間のボード(board)を越えて良好な結果を提供する、一般的に存 在する抗原の選択を提供する。 D.2〜4抗原組み合わせ試験の結果 USC パネルについて、約95%の感受性および100%の特異性を提供する15の抗原 性組み合わせが存在する。 POW パネルについて、10の異なる抗原組み合わせが、70%以上の感受性および 約80〜90%の特異性を提供することが示された。 これらの知見に基づく、両方のパネルについての模範的な組み合わせ選択は、 以下の通りである: (a)両方にポジティブのC1およびY124A(POWおよびUSCパネルについて、それぞ れ、76.2%および100%の感受性、ならびに89.1%および95.2%の特異性)、そ して (b)すべてポジティブのC1およびY124AおよびA22(POWおよびUSCパネルについ て、それぞれ71.4%および94.7%の感受性、ならびに91.3%および95.2%の特異 性)。 USCパネルについて、C1およびc5の抗原組み合わせが好ましく、そしてPOWパネ ルについて、抗原組み合わせY261AおよびY124Aまたは抗原C7およびB2もまた、好 ましかった。 従って、これらの血清パネリングデータに基づいて、確実および普遍的にH.p ylori感染を検出することにおける使用のために好ましい抗原は、以下を含むが 、これらに限定されない:A22、C1、Y124A、Y261A、c5、C7、B2、Y104BおよびY1 28D。 異なる血清パネリング研究における代表的な精製されたH.pylori抗原につい ての感受性および特異性データの図の要約を、図65および66に示す。実施例7 H .pyloriによって産生される、36kDおよび「Spot 15」抗原の精製 H.pylori(ATCC番号43504)の培養物を適切な条件下で増殖し、そして細胞を リン酸緩衝化生理食塩水に収集した。これに続いて、遠心分離を繰り返し、細胞 細片および他の夾雑物を除去した。次いで、得られたペレットを、>10,000PSI にてFrenchプレス中に溶解し、続いて10,000×gにて25分間遠心分離した。 スポット15(高pH)、引き続く配列/構造試験(例えば、質量分析法、ペプチ ドマップ)を富化させる場合のみ、可溶性H.pylori溶解物上清の分画化を予め 行った。 36kDタンパク質の分画化を、10mM Tris緩衝液、pH8.0、50mM NaClへの透析、 続いて陰イオン交換樹脂Resource Q(Pharmacia Biotechnology,Piscataway,NJ )に勾配溶出することによって達成した。SDS-PAGE/ウェスタンブロット分析は、 30kDおよびポジティブ36kDバンドでのウェスタンポジティブダブレット(doublet )を示した。両方の画分は、Roostプール血清に対して試験した場合、非常に免疫 反応性であると決定された。 スポット15抗原の画分を、類似の様式で行った。サンプルを、Sephacryl S-10 0イオン交換樹脂(Pharmacia Biotechnology,Piscataway,NJ)(10mMリン酸緩 衝液、50mM NaCl、pH8.0)を透過させ、続いてResource S陽イオン交換樹脂(Phar macia Biotechnology,Piscataway,NJ)への勾配溶出によってさらに分画化した 。スポット15抗原を含む画分をSDS-PAGEおよびウェスタンブロットによって分析 し、そしてその画分は同様に、ウェスタンブロットおよびRoostプール血清との 免疫反応性によって示されるように、性質が非常に高い抗原性であると確認され た。 実施例8 36kD およびスポット15 H.pylori抗原の特徴付け 上記の実施例7に記載のように抗原性タンパク質の分画後、単離された画分を 、O'Farrell(1975,1977)の方法に従って行われる2次元電気泳動によりさらに特 徴 付けた。 1.低pH条件下での2次元電気泳動 2次元電気泳動を、本質的に、O'Farrell(1975)により記載のように行った。 等電点電気泳動を、900ボルト-時間で、2%アンフォリン(BDH,Hofer Scientifi c Instruments,San Francisco,CA)を用いて2.0mmの内径を有するガラス管内で行 った。表面pH電極により測定されるような最終的な管ゲルpH勾配は、閉じた(enc losed)pH勾配形態である。 緩衝液O(10%グリセロール、50mM DTT、2.3%SDS、および62.5mM tris緩衝 液(pH6.8))中での10分間の平衡化の後、管ゲルを、濃縮用ゲル(これは10%ア クリルアミドスラブゲル(0.75mm厚)の上部に配置された)の上部へ密着させた 。SDSスラブゲル電気泳動を、12.5mA/ゲルで4時間行った。次いで、スラブゲル を、10%酢酸−50%メタノール溶液中で一晩固定した。以下のタンパク質を分子 量マーカーとして、スラブゲルに管ゲルを密着させたアガロースに添加した:ミ オシン(mysin)(220kD)、ホスホリラーゼA(94kD)、カタラーゼ(60kD)、アクチン( 43kD)、カルボニックアンヒドラーゼ(29kD)、およびリゾチーム(14kD)。これら の標準物質は、銀染色された(Oakleyら、1980)10%アクリルアミドスラブゲル上 の水平線として現れる。銀染色ゲルを、左にアシッドエッジ(acid edge)がある セロハン紙のシート間で乾燥させた。 2.ウェスタンブロット スラブゲル電気泳動の後、二連のゲルを転写緩衝液(12.5mM Tris(pH8.8)、86 mMグリシン、10%メタノール)に移し、RVDF紙上に200mA(約50ボルト/ゲル)で 一晩トランスブロットした。ブロットを、2%ウシ血清アルブミン(BSA)を含むT TBS(Tween-Tris緩衝化生理食塩水)中で2時間ブロックし、TTBSでリンスし、 1%BSA/TTBSで1:2500に希釈したRoostプールまたはネガティブ血清プール由来 の一次抗体中で2時間インキュベートし、そしてTTBS中でリンスし、そして二次 抗体を含む溶液(TTBSで1:5000に希釈した抗ヒトIgG西洋ワサビペルオキシダー ゼ)中に1時間入れた。ブロットをTTBSでリンスし、ECL(Amersham Corporatio n,Arlington,Heights,IL)で処理し、そしてX線フィルムに暴露した。 上記のようなH.pylori由来抗原性タンパク質を含む例示的な染色膜のコンピュ ーター作製写真を図2に示す。「正常」ヒト血清は、「HELICOBLOT 2.0」(Genel abs Diagnostics(PTE)Ltd.,Singapore)を用いてH.pyloriネガティブであること が確認された。ゲル上に数値的に示されたスポットの同一性を、(以下の実施例 9に記載の)タンパク質配列決定により決定した。 3.高pH条件下での2次元電気泳動 塩基性タンパク質分離用に適合された2次元電気泳動を、O'Farrell(O'Farrel lら、1977)の方法に従って行った。 1.5% pH3.5〜10アンフォリンおよび0.25% pH9〜11アンフォリン(Pharmaci a Biotechnology,Piscataway,NJ)を用いる非平衡pH勾配電気泳動を、140ボルト で12時間行った。33kDの低スポット分子量および5.2のpIを有する精製トロポミ オシン、ならびに14kDの分子量および10.5〜11のpIを有する精製リゾチーム(Me rk Shape & Dohme,Philadelphia,PA)を、内部pIマーカーとしてサンプルに添加 した。 緩衝液(10%グリセロール、50mM DTT、2.3%SDS、および62.5mM tris(pH6.8) )中での10分間の平衡の後、管ゲルを、濃縮用ゲル(これは10%アクリルアミド スラブゲル(0.75mm厚)の上部に配置された)の上部に密着させ、そしてSDSス ラブゲル電気泳動を12.5mA/ゲルで4時間行った。スラブゲルを、10%酢酸/50% メタノール溶液中で一晩固定した。以下のタンパク質を分子量標準として、スラ ブゲルに管ゲルを密着させたアガロースに添加した:ミオシン(220kD)、ホスホ リラーゼA(94kD)、カタラーゼ(60kD)、アクチン(43kD)、カルボニックアンヒド ラーゼ(29kD)、およびリゾチーム(14kD)。これらの標準物質は、銀染色された(O akleyら、1980)10%アクリルアミドスラブゲル上の水平線として現れる。銀染色 ゲルを、左にアシッドエッジがあるセロハン紙のシート間で乾燥させた。 二連のゲルをPVDF紙上にトランスブロットし、そしてウェスタンブロッティン グを、上記の8.1.bに記載のように行った。 上記のようなH.pylori由来の抗原性タンパク質を含む例示的なウェスタンブロ ットされた膜のコンピューター作製写真を図1に示す。ゲル上に数値的に示され たスポットの同一性を、(以下の実施例9に記載のように)タンパク質配列決定 により決定した。 実施例9 ウェスタンポジティブスポットの単離およびタンパク質配列決定 1.N末端配列決定 上記の実施例8からのPVDFブロットを、クマシーブリリアントブルーを用いて 染色した。ウェスタンポジティブバンドに対応するスポットを外科用メスにより 切り出し、そして日常的な配列決定技術(例えば、Miller,1994;Spiecher,1989 )を用いるHewlett-Packard G1005A N末端配列決定機を用いて直接配列決定し た。使用した配列決定技術は、約100〜200fmolの検出限界のため高い反復収率( 代表的に、93〜98%の範囲)を与えた。 2.内部配列決定 4つの異なる方法を利用して、上記のH.pylori単離抗原の内部配列情報を得た (Allen,1981):Lys-Cペプチドマップおよび配列決定、CNBrペプチドマップお よび配列決定、OPA/CHBrペプチドマップおよび配列決定、ならびにLys-C消化物 のLC-MS/MS配列決定。 a.臭化シアン切断。臭化シアン(CMBr)切断を、70%蟻酸中のPVDF膜にお いて行った(CrimminsおよびMische,1996)。次いで、臭化シアン消化ペプチド を、キャピラリーHPLCにより再精製し、そして直接配列決定するか、またはオル ト-フタルアルデヒド(OPA)修飾に供するかのいずれかを行った。 b.オルト-フタルアルデヒド(OPA)修飾。消化ペプチドを、Bauer(Bauerら 、1984)の方法に従ってOPA修飾に供した。この試薬を使用して第1級アミンを修 飾し(しかし、第2級アミンを修飾しない)、それによりエドマン型N末端配列 分析により決定されるように、N末端残基としてプロリンを有する配列の同定お よび他の全ての配列のサイレンシング(silencing)を可能にした。 c.液体クロマトグラフィー/質量分析法。内部配列情報をまた、液体クロ マトグラフィー/質量分析法に基づく分析から得た。 銅染色ゲルスライス(Nakayamaら、1996)およびPVDFに移したタンパク質を、 最初に、抽出し、Sep-Pak固相抽出(Millipore Corporation,Bedford MA)を用 いた予備精製、およびプロテアーゼ(Lys C)消化により前処理した。 液体クロマトグラフィー−質量分析法(LC-MS)を、ペプチド質量技術および イオントラッピング技術(McAteeら、1996)により内部配列残基を指定するため に消化タンパク質に対して行った。消化物を、ABI Model 410 B二重シリンジポ ンプシステム(Applied Biosystems Division,Perkin Elmer,Foster City,CA) を用いて、Vydac C18逆相微孔(microbore)カラム(150mm×1mm)においてクロマ トグラフィーにかけた。流速を50マイクロリットル/分で維持し、そして溶出を 、0.1%水性TFAからアセトニトリル中の0.1%TFAの直線勾配を用いて行った。Ca rlo Erba Phoenix 20 CUポンプを使用して、メトキシエタノールおよびイソプロ パノールの混合物(1:1、v/v)を、1分あたり50マイクロリットルの速度で送達し 、これを、後カラム混合チャンバーにおいてカラム溶出物と組み合せた。インラ インフロースプリッター(in-line flow splitter)を使用して、質量分析計への 流れを約10マイクロリットル/分に制限した。検出を、ABI 759可変波長検出器を 用いて214ナノメーターでカラムからの溶出直後に行った。質量分析検出を、ナ ノエレクトロスプレーイオン源を伴うVG BioQ三重四重質量分析計により、後カ ラム溶媒添加およびフロースプリッティング後に達成した。スペクトルを、エレ クトロスプレーイオン化を用いて陽イオンモードにおいて記録した。計器較正を 、ミオグロブリンの直接注入分析を使用することにより、範囲m/z500〜2000にお いて行った。スペクトルを1.5秒間隔で記録し、そして窒素乾燥ガスを使用して 溶媒蒸発を補助した。キャピラリー電圧を、60℃の熱源温度と共に約4kVで維持 した。 3.配列決定結果 上記のアプローチを利用して、ウェスタンブロットにおいて示されたスポット (図1および2)を同定した。スポットの同一性(既知の場合)を以下の表6に 示す。 図2に示される低pHブロットを見ると、スポット9、11、12、13、15、16(メ ジャーおよびマイナー)、ならびに17は独特の抗原を示す。スポット9は、クロ ーンa1のORF2により発現される組換えタンパク質に対応するネイティブなH.pylo ri抗原を示すが、一方、スポット12は、クローンa5によりコードされる抗原性タ ンパク質に対応するネイティブな抗原を示す。 図1における高pHウェスタンブロットを見ると、スポット9(メジャーおよび マイナー)、10、12、13、および15(メジャーおよびマイナー)は独特の抗原を 示す。 以下の結果から明らかになるように、スポット15抗原(高pH)のN末端はブロ ックされていることが後で決定され、従って、2次元ゲル分析によりスポット15 について決定されたN末端配列は、不正確であることが後で示された。 実施例10 H.pylori の種々の供給源から単離された36kD抗原性タンパク質 およびスポット15抗原の配列分析 上記のH.pyloriスポット15抗原を、実施例8および9に記載のように、H.pylo riの3つの異なる供給源から単離した。使用したH.pyloriサンプルは以下であっ た:H.pylori、ATCC 43504(オーストラリア人型株);H.pylorl.#26695株、お よびH.pylori、J-170(両方とも、Washington University School of Medicine ,St.Louis,MOから得た)。次いで、各供給源から単離された対応するタンパク 質を、実施例9に記載のように逆相高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により分 析した。 種々のH.pylori株に由来するネイティブなスポット15タンパク質における小さ な差違が、特に、初期溶出ピーク領域において観察され、そしてTIGRおよびATCC H.pylori供給源に由来するスポット15抗原は密接に関連すると思われる。小さな 差違は、わずかな小さなアミノ酸変化、脱アミド化(deamidation)、および恐ら く、TIGR由来サンプルにおける高分子量(例えば、リポ多糖またはグリコシル化 )修飾により示唆されるような、側鎖修飾を含んだ。J-170由来スポット15タン パク質は、分子量差違により示されるように、さらなる高分子量修飾を含むと思 われる。 しかし、全てのピークは、Roostプール血清に対してスクリーニングされた場 合、強力な抗原性を示し、これは、ネイティブなタンパク質の間で、アミノ酸配 列のいずれの小さな差違も、回収されたスポット15抗原の高い免疫反応性に不利 に影響を及ぼさないことを示す。 上記の特徴付けデータに基づいて、スポット15抗原は、図4に示されるような 推定36kDタンパク質のプロセシングされた産物であると思われる。 上記のH.pylori株により生成された「スポット15」のインサイチュLys-C消化 物から生成されるペプチドのMALDI-TOF MS比較を行った。総消化物を調べること において、データは、26695株および43504株が、43504株およびJ-170株または26 695株およびJ170株より、それらの一次配列において(恐らく、それらの翻訳後 修飾プロフィールにおいて)保存されていることを示した。このデータは、上記 で示されたデータと共に、スポット15に対する免疫反応性が調べられた全ての株 において顕著に存在するが、種々の株のスポット15の間でアミノ酸含量およびタ ンパク質修飾の差違があることを示唆する。 Lys-C消化物をまた逆相HPLCにより調べた。総消化物に由来する全てのペプチ ドがRP-HPLCにより観察されたわけではないが、これは、逆相カラムの操作パラ メーター内で検出不可能な、極端に疎水性および/または親水性のペプチドの存 在に起因すると考えられた。RP-HPLC溶出プロフィールの調査に基づいて、ペプ チド質量フィンガープリントは、MALDI-TOF MS結果により示されたものより、株 間でより保存されていると思われる。優先的に、MALDI-TOFおよび他の形態のMS (エレクトロスプレー、高速原子衝突など)は、構造分析のより正確な決定を示 す。 実施例11 2-D 電気泳動により分離された、種々のH.pylori株間の抗原反応性 種々のH.pylori株を、他のH.pylori株間で実施例7および8に記載され、そし て図1において示されたように、ATCC 45304株において同定されたタンパク質の 保存程度を決定するために調べた。 試験された例示的なH.pylori株は以下であった:Chico(Oroville Community H ospitalからの臨床単離物)、TIGR 26695、96-212(アレウト族に由来するアラス カ人単離物)、4655-1(ガンビア人の子供)、J170、A-1c(リトアニア人単離物 、これは、cag領域近くの挿入物として、そしてC-3cに存在しない「X」セグメ ントと呼ばれる少なくとも6kBのDNAを含む)、Rus-95(米国へのロシア人移民 から単離された)、#9(ペルー人単離物)、C-3c(リトアニア人単離物)。 これらの種々のH.pylori株を精製し、実施例7および8においてATCC番号4530 4株について記載したように、2D電気泳動により分画し、そしてウェスタンブロ ットして、45304株による図1および2のセットにおいて示される免疫反応スポ ットが株間で保存されるか否かを決定した。結果を、以下の表9および10に要約 する。 上記から理解され得るように、H.pylori ATCC 45304株から単離された免疫原 性タンパク質は、H.pyloriの種々の株間で高度に保存される。本発明の好ましい 抗原の1つである、スポット15抗原(高pH)は、調べられた100%の代表的な株 において観察された。ウェスタンブロット結果は、このタンパク質の高度に抗原 性の性質をさらに支持した。 実施例12 H.pylori 抗原のマッピングに基づくMALDI-TOF質量分析法 実施例9に記載のようにクマシー染色または互換性のある(compatible)銀染色 で染色されたゲル片を微量遠心分離管に移し、そして10マイクロリットルの水で 再水和した。次いで、ゲル片を、500マイクロリットルの50%アセトニトリル/0. 05M Tris-HCl(pH8.5)で20分間、3回洗浄した。上清を捨て、そして洗浄した断 片を、Speed-Vac濃縮器において30分間乾燥した。5マイクロリットルの0.05マ イクログラムのLys-Cを含む溶液を管に添加し、そして32℃で20時間インキュベ ートした。消化後、ゲル片を、30マイクロリットルの50%アセトニトリル/0.1%T FAで3回抽出した。上清を0.5ml微量遠心分離管に移し、そして乾燥させた。抽 出されたペプチドを、4マイクロリットルの4-ヒドロキシ-α-シアノケイ皮酸に 再溶解し、そして0.8マイクロリットルのサンプルを、MALDIサンプルプレートに スポットした。次いで、MALDI質量分光分析を、PerSeptive BioSystems Voyager DE質量分析計において行った。次いで、ペプチド質量ピークを、MS-FITプログ ラム(UCSF)を用いて、PIR、NRDB、Genebank,EMBL、TIGR H.pylori、およびThe Swiss Protein Databases内のデータと比較した。 特定のLys-C消化タンパク質の質量スペクトルプロフィールピークをデータベ ース情報と適合させた結果を、以下の表11および12に要約する。 実施例13 ワクチンにおける使用のための抗原 本明細書中に記載の代表的な抗原を、抗菌処置前および後の患者から得られた 血清のウェスタンブロット分析(上記)に基づいてワクチン候補物として評価し た。 簡単には、処置前および抗菌処置の12ヶ月後に、クローニングされた抗原に対 して反応性の抗体の力価を決定した。力価が処置後長期間高いままであった抗体 に対応する抗原を、良好なワクチン候補物であると決定した。 2つの血清パネル、GasbarrinniパネルおよびGreenbergパネルを、これらの分 析のために使用した。患者からの血清を、処置前および処置の12ヶ月または24ヶ 月後に得た。処置後UBTによりポジティブであると試験された患者は、H.pylori による能動(active)感染のため、この分析に含まれなかった。 Gasbarrinniパネルを、内視鏡検査およびUBTによりH.pylori感染と診断された 、 18〜70歳のイタリアの男性および女性患者から得た。抗菌処置前および処置の12 ヶ月後に、血清を患者から収集した。 Greenbergパネルを、抗体試験において確認されたようにH.pylori感染を有す ると診断された、これもまた18〜70歳のカリフォルニアの男性および女性患者か ら得た。抗菌処置前および処置の24ヶ月後に、血清を患者から収集した。 表13は、Gasbarrinniパネルから得られたデータを要約する。12ヶ月で示され た抗原に対する高い抗体力価を示した患者の数および割合を表13に示す。処置の 12ヶ月後に、高い割合の患者が、クローンY139、Y146B,Y175A、およびA22に対 する高い抗体力価を示し続けた。 表14は、Greenbergパネルから得られたデータを要約する。24ヶ月で、示され た抗原に対する高い抗体力価を示した患者の数および割合を示す。処置の24ヶ月 後に、高い割合の患者が、クローンY184A,Z9A、Y261Ains、およびY146Bに対す る高い抗体力価を示し続けた。 長く続く抗原応答を惹起する抗原は良好なワクチン候補物と考えられるので、 そして以下の表に提供される結果に基づいて、以下の抗原は、好ましいワクチン 候補物であると考えられる:Y139、Y146B、Y175A、ならびにA22、Y184A、Z9A、Y 261Ains、およびY146B。 本発明は、特定の方法および実施態様を参照して記載されたが、種々の改変お よび変更は、本発明の範囲を逸脱することなくなされ得ることが認識される。 DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION         HELICOBACTER PYLORI ANTIGENIC COMPOSITIONS AND DETECTION METHODSField of the invention   The present invention relates to one or more H.264. pylori antigens, polynucleotides encoding the antigens Peptide sequences, and diagnostic and diagnostic methods using such antigens and polynucleotides. And treatment methods. Background of the Invention   H. pylori can cause chronic superficial gastritis, peptic ulcer disease, and gastric adenocarcinoma A pathogen of the human stomach associated with atrophic gastritis, which has disappeared for most of the century. Ulcerative diseases are described in stress related rather than caused by pylori infection It was considered a ream. According to research, Human subjects taking pylori orally develop gastritis Developed and recovered after the infection was removed by antibiotic treatment At the indicated times, H. pneumoniae in peptic ulcer disease and gastric inflammation was observed. The causative role of pylori Some were approved (Warren and Marshall, 1983).   H. pylori is microaerobic, gram-negative, hypoproliferative, spiral or S-shaped An organism that infects the inner wall of the stomach and has flagella. H. pylori was originally 1 Cultured from a gastric biopsy in 982 and based on overall morphology, Campylobacter sp. Was placed in In 1989, a new genus Helicobacteracea was proposed and approved , H. pylori was the only member (Blaser, 1996). Currently Helicobacte Thirteen members of the r genus are recognized.   An unusual feature shared by all members of this genus is the 540kD cell surface enzyme Is the presence of the urease operon. Urease is It is one of the most abundant surface proteins produced. This enzyme converts urea to dioxide Multi-subunit urease with the function of hydrolyzing to carbon and ammonia (Cover, 1995). The resulting ammonia molecules surround the bacteria, thereby directing the bacteria Neutralize the acid in the vicinity of. Thus, urease is H. oleic at pH pH. pylori Important for survival and good colonization in the gastric environment.   H. pylori is one of the most common chronic bacterial infections in humans. H. pylo ri infection is found in more than 90% of patients with active gastritis and affects the gastric mucosa. H. The presence of pylori is associated with mucosa-associated lymphoid tissue lymphoma (Cover et al., 1996). In developed countries, about half of the population is H. pylori colonies Colonization is common in developing countries, even among children It is. In addition, 1-2 of 10 infected individuals develop peptic ulcer disease during their lives. Develops.   H. Current approaches to assessing pylori infection typically involve invasive techniques (eg, , Gastric biopsy specimen collection, culture, histology and detection of pre-form bacterial enzymes) . These approaches have a number of disadvantages: low sensitivity, inconvenience, and high cost. is there. Non-invasive approaches include urea breath test, UBT (Atherton et al., 1994) And anti-H. Various H. pylori antibodies to detect p. Serum test using pylori antigen Experiments. Urea breath test converts isotope urea to isotope carbon dioxide (analyte) And H. to ammonia. Depends on the presence of urease enzyme from pylori .13C (or14C) The urea breath test is fairly accurate, but the patient breath sample Mass spectrometer (an instrument that does not exist in most clinical settings) ). In addition, existing serum assays are routine Is still not sufficiently reliable for use in other situations, and Used in epidemiological studies to evaluate retrospectively.   H. as a human pathogen Importance of H. pylori and H. in the World Population pylori infection In view of the persistence of H. Reliable infection by pylori strains There is a need for effective methods and compositions for detection and treatment. Ideally Reagents for such assays are described in pylori is highly selective Should be easy and reproducible in addition to being highly specific and highly specific It is. In addition, the method is simple, convenient, and cost-effective, It should be reliable and show high sensitivity.Summary of the Invention   The present invention provides Discovery and discovery of a novel highly immunogenic polypeptide antigen of pylori And characterization. Furthermore, what forms part of the present invention has been previously recognized. There are 69 immunogenic cluster families that have not been identified. H. within the pylori genome The sequence and position of these cluster families of genes encode highly immunogenic antigens. H. was discovered to be Over 250 disclosed DNs of part of the pylori genome Determined based on A's replica. Also disclosed are protein mimics H. using material methodology. It is a natural antigenic protein recovered from pylori. Book The invention further relates to the use of one, several, many or each of the above antigens. Provide the law. What forms part of the present invention is described in Detect pylori infection One, several, or several of the antigenic proteins described herein for Diagnostic kits and methods using many or each, where assays are active It is effective for detecting H. pylori in various infectious states.   In one aspect, the invention relates to one or more of the polypeptides described herein. H. encoding a peptide antigen Includes polynucleotides of the pylori genome. Polinu With respect to nucleotides, some aspects of the present invention are described in US Pat. RNA and DN from pylori A polynucleotide, recombinant H. pylori polynucleotide, the above polynucleotide Recombinant vectors, including any of Includes transformed host cells.   These polynucleotides are encodes a pylori-specific polypeptide antigen You. The corresponding coding sequence can be used, for example, as a reagent in diagnostic tests and / or Enables the production of polypeptides useful as components of tin.   Preferred polynucleotides are SEQ ID NO: 43 (A22), SEQ ID NO: 38 (C1), Nos. 94 and 95 (Y124A), SEQ ID Nos. 169 and 172 (Y261A), SEQ ID No. 253 (c5), Sequence No. 20 (C7), SEQ ID Nos. 51 and 54 (B2), SEQ ID No. 60 (Y104B), and SEQ ID No. 9 8 (Y128D) Substantially pure, capable of selectively hybridizing under hybridization conditions Of the form, H. It is a DNA fragment encoding the pylori antigen. These antigens Encoding polynucleotides are sensitive and highly specific depending on the antigen obtained It is particularly preferred due to its properties.   Another polynucleotide contemplated by the present invention corresponds to SEQ ID NOs: 469-547 DNA fragments spanning one of the following DNA fragment clusters (representative , At least about 18 nucleotides in length) A substantially pure form of anti-hybrid that can selectively hybridize under Here is the DNA fragment that encodes the original:   (1). DNA fragments having a sequence spanning SEQ ID NOs: 222 and 223 (cluster -1, corresponding to SEQ ID NOs: 469, 470);   (2). DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NOs: 8, 135, 161, 162, 218 (Cluster 2, SEQ ID NO: 471);   (3). DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NOs: 11, 60 and 73 (cluster 3, SEQ ID NO: 472);   (Four). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NOs: 75, 127, 20, and 169 (class Star 4, SEQ ID NO: 473);   (Five). DNA fragments having a sequence spanning SEQ ID NOs: 175 and 176 (cluster -5, SEQ ID NOs: 474, 475);   (6). DNA fragments having sequences spanning SEQ ID NOs: 115, 3, and 227 Raster 6, SEQ ID NO: 476);   (7). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NO: 206 (cluster 7, sequence No. 477);   (8). A DNA fragment having a sequence spanning clones Y291 / T7 and Y291 / T3 ( Cluster 8, SEQ ID NO: 478);   (9). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NO: 35 (cluster 9, sequence Number 479);   (Ten). DNA having a sequence spanning SEQ ID NOs: 160, 100, 198, 159, 134, 197, 99 Fragment (cluster 10, SEQ ID NO: 480);   (11). DNA fragments having sequences spanning SEQ ID NOs: 201, 155, 202, and 156 (Cluster 11, SEQ ID NO: 481);   (12). DNA sequence having a sequence spanning SEQ ID NOs: 1, 114, 192, 130, 113, 191, 129 Fragment (cluster 12, SEQ ID NO: 482);   (13). DN having a sequence spanning SEQ ID NOs: 117, 116, 214, 203, 213, and 110 A fragment (cluster 13, SEQ ID NO: 483);   (14). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NOs: 158, 95, 94, and 157 Raster 14, SEQ ID NO: 484);   (15). DNA fragments having a sequence spanning SEQ ID NOs: 153 and 154 (class 15, SEQ ID NOs: 485,486);   (16). DNA fragments having the sequence spanning SEQ ID NOs: 140 and 141 (class 16, SEQ ID NO: 487);   (17). DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NOs: 181 and 182 (cluster 1 7, SEQ ID NO: 488);   (18). DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NOs: 138, 144, 15, and 137 G (cluster 18, SEQ ID NO: 489);   (19). DNA fragments having a sequence spanning SEQ ID NOs: 51 and 80 (cluster -19, SEQ ID NO: 490);   (20). DNA fragments having a sequence spanning SEQ ID NOs: 98 and 125 (cluster -20, SEQ ID NO: 491);   (twenty one). DNA fragments having a sequence spanning SEQ ID NOs: 43 and 28 (cluster 21 , SEQ ID NO: 492);   (twenty two). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NO: 6 (cluster 22, sequence No. 493);   (twenty three). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NOs: 78, 212, 142, and 79 (C Raster 23, SEQ ID NO: 494);   (twenty four). DNA fragment corresponding to SEQ ID NO: 495   (twenty five). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NO: 259 (cluster 25, Column number 496);   (26). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NO: 164 (cluster 26, Column number 497);   (27). A DNA fragment having the sequence spanning SEQ ID NO: 174 (cluster 27, sequence Column number 498);   (28). DNA fragments having sequences spanning SEQ ID NOs: 119, 83, 85, 136, 84, 120 and 24. Fragment (cluster 28, SEQ ID NO: 499);   (29). DNA fragments having sequences spanning SEQ ID NOs: 194, 108, 163, and 193 (Cluster 29, SEQ ID NO: 500);   (30). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NO: 224 (cluster 30, Column number 501);   (31). DN having a sequence spanning SEQ ID NOs: 150, 173, 199, 183, 230, and 253 A fragment (cluster 31, SEQ ID NO: 502);   (32). DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NOs: 122, 77, and 187 (class 32, SEQ ID NO: 503);   (33). DNA fragments having a sequence spanning SEQ ID NOs: 88, 184, and 89 (cluster -33, SEQ ID NO: 504);   (34). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NO: 91 (cluster 34, sequence Column number 505);   (35). DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NOs: 101, 92, 102, and 93 G (cluster 35, SEQ ID NOs: 506, 507, 508);   (36). DNA fragments having a sequence spanning SEQ ID NOs: 170 and 118 (class 36, SEQ ID NO: 509);   (37). SEQ ID NOs: 205, 104, 87, 204, 103, 126, 86, 264, 271, 151, and 15 A DNA fragment having two sequences (cluster 37, SEQ ID NO: 510);   (38). DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NOs: 151, 152, 271 and 264 (Cluster 38, SEQ ID NO: 511);   (39). DNA fragments having a sequence spanning SEQ ID NOs: 143 and 225 (class 39, SEQ ID NO: 512);   (40). DNA fragments having a sequence spanning SEQ ID NOs: 165 and 166 (class 40, SEQ ID NOs: 513, 514);   (41). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NO: 171 (cluster 41, Column number 515);   (42). DNA flag having a sequence spanning SEQ ID NOs: 209, 216, 217, 208, 215, 38 Ment (cluster 42, SEQ ID NO: 516);   (43). DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NOs: 177, 178, 179, 180 ( Cluster 43, SEQ ID NOs: 517, 518);   (44). A DNA fragment having a sequence spanning cluster 44 (SEQ ID NO: 519);   (45). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NOs: 186, 195, 185, 196 ( Cluster 45, SEQ ID NO: 520);   (46). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NO: 251 (cluster 46, sequence Column number 521);   (47). A DNA fragment having a sequence spanning cluster 47 (SEQ ID NOs: 522, 52) 3);   (48). DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NOs: 190 and 189 (cluster 4 8, SEQ ID NO: 524);   (49). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NO: 200 (cluster 49, Column number 525);   (50). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NOS: 211 and 210 (cluster 5 0, SEQ ID NO: 526);   (51). Has a sequence spanning SEQ ID NOs: 168, 81, 132, 82, 121, 133, 167, 228 DNA fragment (cluster 51, SEQ ID NO: 527);   (52). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NO: 146 (cluster 52, Column number 528);   (53). A DNA fragment having a sequence spanning cluster 53 (SEQ ID NO: 529);   (54). DNA fragments having a sequence spanning SEQ ID NOs: 221 and 220 (class 54, SEQ ID NO: 530);   (55). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NO: 74 (cluster 55, Column number 531);   (56). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NO: 72 (cluster 56, Column number 532);   (57). DNA fragments having a sequence spanning SEQ ID NOs: 70 and 71 (cluster -57, SEQ ID NO: 533);   (58). DNA fragments having a sequence spanning SEQ ID NOs: 96 and 97 (cluster 58 , SEQ ID NOs: 534,535);   (59). DNA fragments having a sequence spanning SEQ ID NOS: 105 and 106 (class 59, SEQ ID NOs: 536, 537);   (60). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NO: 107 (cluster 60, sequence Column number 538);   (61). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NO: 109 (cluster 61, Column number 539);   (62). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NOS: 111 and 112 (class Star 62, SEQ ID NO: 540);   (63). A DNA fragment having a sequence spanning cluster 63 (SEQ ID NO: 541);   (64). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NO: 58 (cluster 64, Column number 542);   (65). A DNA fragment having a sequence spanning cluster 65 (SEQ ID NO: 543);   (66). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NO: 90 (cluster 66, Column number 544);   (67). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NO: 13 (cluster 67, Column number 545);   (68). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NO: 47 (cluster 68, Column number 546);   (69). A DNA fragment having a sequence spanning SEQ ID NO: 16 (cluster 69, Column number 547).   According to another embodiment, H. pylori polynucleotide is SEQ ID NO: 1, SEQ ID NO: 3, SEQ ID NO: 6, SEQ ID NO: 8, SEQ ID NO: 11, SEQ ID NO: 13, SEQ ID NO: 15, SEQ ID NO: 16 , SEQ ID NO: 20, SEQ ID NO: 24, SEQ ID NO: 35, SEQ ID NO: 38, SEQ ID NO: 43, SEQ ID NO: 47 , SEQ ID NO: 51, SEQ ID NO: 54, SEQ ID NO: 58, SEQ ID NO: 60, SEQ ID NO: 70-230, Sequence No. 248, SEQ ID NO: 251, SEQ ID NO: 253, SEQ ID NO: 255, SEQ ID NO: 257, SEQ ID NO: 259 SEQ ID NO: 264, SEQ ID NO: 270, SEQ ID NO: 271, SEQ ID NO: 322, SEQ ID NO: 549 Stringent hybridization to DNA sequences selected from A polynucleotide capable of selectively hybridizing under hybridization conditions. here, These DNA sequences correspond to the H. cerevisiae encoding highly immunogenic proteins. pylori genome Corresponds to the cloned and sequenced region.   In a preferred embodiment, Polynucleotide encoding pylori antigen Are SEQ ID NO: 43 (A22), SEQ ID NO: 38 (C1), SEQ ID NOs: 94 and 95 (Y124A), SEQ ID NO: Nos. 169 and 172 (Y261A), SEQ ID NO: 253 (c5), SEQ ID NO: 20 (C7), SEQ ID NOs: 51 and 54 (B2), SEQ ID NO: 60 (Y104B), and SEQ ID NO: 98 (Y128D) The DNA sequence to be selected under stringent hybridization conditions. It is a polynucleotide that can hybridize alternatively.   Alternatively, H. The polynucleotide encoding the antigen of pylori is SEQ ID NO: 469- At least 18 contiguous regions across a cluster region selected from the group consisting of 547 Nucleotides.   In yet another embodiment, the present invention provides a method comprising the steps of: Poly encoding pylori antigen The nucleotides are SEQ ID NO: 1, SEQ ID NO: 3, SEQ ID NO: 6, SEQ ID NO: 8, SEQ ID NO: 11, SEQ ID NO: 13, SEQ ID NO: 15, SEQ ID NO: 16, SEQ ID NO: 20, SEQ ID NO: 24, SEQ ID NO: 35, SEQ ID NO: 38, SEQ ID NO: 43, SEQ ID NO: 47, SEQ ID NO: 51, SEQ ID NO: 54, SEQ ID NO: 58, SEQ ID NO: 60, SEQ ID NOs: 70 to 230, SEQ ID NO: 248, SEQ ID NO: 251, SEQ ID NO: 253, Sequence No. 255, SEQ ID No. 257, SEQ ID No. 259, SEQ ID No. 264, SEQ ID No. 270, SEQ ID No. 271 , SEQ ID NO: 322, SEQ ID NO: 549. Contains at least 18 contiguous nucleotides.   In yet another embodiment, Polynucleotide encoding pylori antigen Are SEQ ID NO: 43 (A22), SEQ ID NO: 38 (C1), SEQ ID NOs: 94 and 95 (Y124A), SEQ ID NO: Nos. 169 and 172 (Y261A), SEQ ID NO: 253 (c5), SEQ ID NO: 20 (C7), SEQ ID NOs: 51 and 54 (B2), SEQ ID NO: 60 (Y104B), and SEQ ID NO: 98 (Y128D) At least 18 contiguous nucleotides contained within the sequence of interest.   In another aspect, the present invention provides For immunoreactivity with pylori positive antiserum H. in substantially pure form, characterized by pylori polypeptide antigen No. The antigen of the present invention, in one embodiment, has the above characteristics, and typically Encoded by a polynucleotide that is at least 18 nucleotides in length. Sa More particularly, the antigen is a cluster selected from the group consisting of SEQ ID NOs: 469-547 Region and DNA sequences under stringent hybridization conditions. Polynucleotides of at least 18 nucleotides in length capable of selectively hybridizing Encoded by all or part of the code array.   Further antigens according to the invention are described in H.S. by the sequence encoding the pylori antigen Coded.   In a preferred embodiment, the antigen is SEQ ID NO: 43 (A22), SEQ ID NO: 38 (C1) , SEQ ID NOs: 94 and 95 (Y124A), SEQ ID NOs: 169 and 172 (Y261A), SEQ ID NO: 253 (c5), SEQ ID NO: 20 (C7), SEQ ID NOS: 51, 54 (B2), SEQ ID NO: 60 (Y104B), and sequences No. 98 (Y128D) and a DNA sequence selected from the group consisting of At least 18 nuclei capable of selectively hybridizing under hybridization conditions Encoded by a polynucleotide of length leotide.   Alternatively, the invention provides a cluster selected from the group consisting of SEQ ID NOs: 340-468. H. containing at least six consecutive amino acids contained within an antigenic sequence pylori anti Including the original. Here, the antigen is in a substantially purified form and pyl ori Characterized by immunoreactivity with positive antisera.   In certain embodiments, H. pylori antigen has SEQ ID NOs: 2, 4, 5, 7, 9, 10, 12 , 14, 17, 21, 25-28, 36, 37, 39, 44, 48, 55, 59, 61, 69, 249, 250, 252 254, 256, 258, 260-263, 265-269, 323, 324, and 550-554 At least six consecutive amino acids contained within the polypeptide sequence selected from Contains acids.   In yet another embodiment, pylori antigen consists of SEQ ID NOs: 555-602 At least six consecutive amino acids contained within a polypeptide sequence selected from the group Nonoic acid.   Alternatively, H. The pylori antigen is a polio selected from the group consisting of SEQ ID NOS: 555-602. Includes a repeptide sequence.   In one particular preferred embodiment, pylori antigen is SEQ ID NO: 44 (A22 ), SEQ ID NO: 39 (C1), SEQ ID NO: 568 (Y124A), SEQ ID NO: 557 (Y261A), SEQ ID NO: No. 254 (c5), SEQ ID NO: 21 (C7), SEQ ID NO: 55 (B2), SEQ ID NO: 61 (Y104B), And at least the sequence selected from the group consisting of SEQ ID NO: 573 (Y128D) Are also antigens containing six consecutive amino acids.   Also, what forms part of the present invention are anti-H. blood for the presence of pylori antibodies Diagnostic kit for use in screening biological fluids such as Qing is there. The kit comprises at least one anti-H. Above, immunoreactive with pylori antibody A substantially purified H. of the type characterized by: pylori antibodies, and anti-antibodies Includes a reporter for detecting binding to the original. Polypeptide antigen is supported on a solid The kit may further comprise an unbound reporter-labeled antibody. It can include a human antibody, where an anti-H. The binding of the pylori antibody to the polypeptide antigen is Reporter-labeled antibody anti-H. It can be detected by binding to the pylori antibody.   According to one embodiment, the kit comprises at least two with different antibody specificities H. Contains the pylori antigen.   In a related aspect, the present invention relates to a method of treating H. in a subject. detection of pylori infection, Or methods of detecting eradication of bacteria in a previously infected subject. This way Has purified a biological fluid sample from a subject of the type described above. pylori po Reacting the antigen with the repeptide antigen and testing the antigen for the presence of bound antibody Testing.   Preferred antigens for use in this method include the following polypeptide sequences or Corresponds to one of the contiguous regions included below: SEQ ID NO: 44 (A22), SEQ ID NO: 39 (C1), SEQ ID NO: 568 (Y124A), SEQ ID NO: 557 (Y261A), SEQ ID NO: 254 (c5), SEQ ID NO: 21 (C7), SEQ ID NO: 55 (B2), SEQ ID NO: 61 (Y104B), and SEQ ID NO: 5 73 (Y128D).   In yet another aspect, the present invention relates to an H. of the above type. pylori polypeptide H. containing antigens pylori vaccine compositions. The antigen may be a mammalian model system (eg, For example, mice or rhesus monkeys are challenged with the peptide and then Feeling pylori Dyeing). characterized by the ability to reduce the level of pylori infection You.   Preferred antigens for use in vaccines are long-lasting antibodies following antimicrobial treatment As shown by this, it is a vaccine that provokes a long-lasting antigenic response. Wakuchi An exemplary antigen for use in a cancer composition is SEQ ID NO: 565 (Y139), SEQ ID NO: No. 575 (Y146B), SEQ ID NO: 555 (Y175A), SEQ ID NO: 44 (A22), SEQ ID NO: 569 (Y1 84A), SEQ ID NO: 578 (Z9A), SEQ ID NO: 557 (Y261A) and SEQ ID NO: 575 (Y146B ).   These and other objects and features of the invention are set forth in the following detailed description. When read in combination with the examples, it is clear enough.BRIEF DESCRIPTION OF THE FIGURES   FIG. 1 shows native blots of Roost pooled serum (H. pylori positive). H. Two-dimensional (2D) sodium dodecyl sulfate polyacrylamide gel of pylori antigen Computers of Western blot of electrophoresis (SDS-PAGE) analysis (high pH condition) It is a can image.   FIG. 2 shows native H.b. sodium dodecyl sulfate of pylori antigen Polyacrylamide gel two-dimensional electrophoresis (SDS-PAGE) analysis (low pH condition) Figure 9 is a computer scan image showing estanblots;   FIG. 3 is a schematic diagram of the amino acid translation of ORF3 of clone Y104-1.asm (299 amino acids). Is shown. The region of the sequence shown in the figure corresponds to Y expressed in E. coli strain XL1Blue. Confirmed by amino acid sequence analysis of the 104-l.asm protein, and (i) pylori 3 6 kD protein (indicated by underline), (ii) "Spot 15" peptide (indicated by square), And (iii) corresponding to the peptide encoded by clone d7 (in parentheses) Do;   FIG. In vivo processing pathway and book of the 36 kD protein of pylori FIG. 2 is a schematic diagram showing the relationship with the “Spot 15” antigen disclosed in the specification;   FIG. For "Spot 15" antigen isolated from pylori (ATCC 43504) Reverse-phase HPLC peptide profile, which contains a number of identifiable proteins Is illustrated.   FIG. pylori 36 kD protein amino acid sequence, underlined 28 kD protein Shows the protein region.   FIG. proteome (p) used to identify some natural antigens of pylori FIG. 2 is a schematic diagram of a method of (roteome).   FIG. Different claws for pylori immunopositive serum panel Is a graph summarizing the susceptibility ratio of the components;   FIG. 9 shows the approximate location of the immunogenic cluster regions that form one aspect of the present invention. H. pylori genome diagram;   FIGS. 10 to 63 show clusters (1), (2), (3), (4), (5), (6), (7), (8), (9), (10), (11), (12), (13), (14), (15), (16), (17), (18), (19), (20), (21), (23 ), (25), (2 7), (28), (29), (30), (32), (33), (35), (36), (37), (38), (39), (40), (41) , (42), (43) , (44), (45), (46), (47), (48), (49), (50), (51), (53), (54), (58), (59), ( 61), (62), ( 68) and (69) are linear maps showing the relative positions of the immunogenic subclones in;   FIGS. 64A-D show a summary of the immunogenic clone clusters of the present invention, wherein (1) Raster number, (ii) clones defining the start and end regions of each cluster, H . Includes the coordinates of the cluster consensus region in the pylori genome and expression data. MU;   FIG. 65 shows H. influenza for various serum panels. pylori recombinant antigen specificity comparison It is a graph showing sensitivity. Sensitivity values refer to various golds as described in Example 6B. Calculated using standards. ;   Figure 66 shows H. for various serum panels calculated against the indicated gold standard. pylor i is a graph showing the comparative specificity of the recombinant antigens; and   67A and 67B show (i) the immunopositive claw forming the basis of the present invention. (Ii) their corresponding cluster numbers (each clone within the H. pylori genome) And the relative position of the star star), and the relative (iii) sensitivity and relative ( iv) Provide a summary in the form of a table of specificity values.Detailed description of the invention I.Definition   The following terms used in the present invention have the meanings indicated below:   The polypeptide sequence or fragment corresponds to the fragment from which it is derived. Having the same amino acid residue sequence as the region to be Is “derived from” the fragment.   A polynucleotide sequence or fragment is a fragment of a fragment from which it is derived. Another polynucleotide sequence if it has the same sequence of nucleic acid residues as the corresponding region Or "derived from" the fragment.   The first polynucleotide fragment is the first fragment or its complement. Under selective (stringent) hybridization conditions, If the fragment can form a double-stranded polynucleotide hybrid, "Can selectively hybridize" to the polynucleotide fragment of First And the second fragment is typically at least 15 nucleotides in length; Preferably it is at least 18-20 nucleotides in length. Selective (stringent Hybridization conditions are used herein at about 45 ° C. at about 1.1 M salt. Defined as hybridization, followed by at least one wash with 0.3 M salt at 37 ° C. Is defined. Such conditions typically involve no more than about 25-30% base pair misuma. Switch.   Two or more polynucleotide or polypeptide fragments The fragments are linked to each other using a computer program such as ALIGN. When correspondingly aligned, the nucleotide base or amino acid residue is Are identical in at least a certain percentage of all base or residue positions, respectively. In some cases, it has at least a predetermined percentage of "sequence identity." (this The ALIGN program is a FASTA version 1.7 package software for the sequence comparison program. G., Pearson and Lipman, 1988; found in Pearson, 1990).   As used herein, “H. pylori polynucleotide” is H. pylori polynucleotide. pylori genome And a polynucleotide sequence derived from the variant thereof. Disclosed herein Type of H. pylori polynucleotides are described in pylori polypeptide antigen Where the antigen obtained is H. For immunoreactivity with pylori positive antiserum Is characterized by: Generally, the H. of the present invention. pylori polynucleotides At least about 18 nucleotides in length (ie, encoding a 6 peptide antigen) ). In an alternative embodiment, H. The pylori polynucleotide has at least about 2 It is 4 nucleotides long (ie, encodes an 8-peptide antigen). Yet another In embodiments, H. A pylori polynucleotide has at least about 30 nucleotides. Is the length. In some cases, H. pylori polynucleotide is about 45-75 nucleotides It is in the range of the length of the nucleotide, but may of course be longer. Polynucle of the present invention Otides can be derived from natural or synthetic sources, or Can be prepared. The polynucleotide sequence may be the polynucleotide of interest, H. described in If it can express the pylori antigen, it is a naturally occurring sequence Obtained or mutated to a particular naturally occurring sequence (of one or more bases) Substitutions, deletions, insertions, and inversions). Polynucleotide The sequence is, if necessary, an expression control sequence located adjacent to the coding region. (Typically from heterogeneous sources).   The nucleotide sequence described herein has the essential nature as defined above. It is meant to include variants having identical "sequence identity". Essentially Nucleotide sequences having the same sequence identity are typically selected (stringent). (Hybrid) hybridization conditions under selective hybridization conditions I can do it. That is, the nucleic acid fragment is pylori polynucleotide sequence or Is a variant thereof (eg, which hybridizes to an H. pylori polynucleotide, Hybridizes to polypeptides from other members of the elicobacter family Stringent hybridization and washing conditions If specific hybridization is possible under the conditions, pylori polynucleotide It is thought that hybridization can be selectively carried out.   "H. pylori antigenic polypeptide" refers to a polypeptide, or a region or region thereof. Include immunoreactive variants of that portion, as long as the variant is immunogenic Means that. Suitable variants are described in identical to the sequence of the pylori polypeptide Defined as any polypeptide having a sequence (ie, sharing sequence identity). Is determined.   For example, H. an antigenic poly which is essentially identical to a pylori polypeptide antigen The peptides are (i) H. selectively hybridizes to the sequence of pylori or its variants Or (ii) encoded by the nucleic acid. By Pylori or its variants Is coded.   Sequence comparisons can also be performed using, for example, the local alignment program LALIGN. Can be used for the purpose of determining "polypeptide homology" . In making such a determination, the polypeptide sequence is typically selected H. For the pylori amino acid sequence or any variant thereof, LALIG N programs with 1 ktup, default parameters and default Compared using PAM.   Optimal alignment longer than about 6-8 amino acids, and more than 70%; Is more preferably any polypeptide having 75% to 80% identically aligned amino acids. Peptides are considered "homologous polypeptides". The LALIGN program uses the array ratio Program found in FASTA version 1.7 package software (Pearson et al. 1988; Pearson, 1990; William R .; Pearson, Department of Biological Chemis try, Box 440, Jordan Hall, Charlottesville, VA) . Sequence variations between antigens are described in pylori strain, H. Coding antigens within the pylori genome Location of the gene or gene family to be transduced (ie, Whether they are highly conserved or easily recombined) and so on. Depends on factors.   An immunogenic polypeptide or polypeptide "fragment" can be obtained from (i) H. pylori Encoded by the open reading frame of the polynucleotide, or Or (ii) H. show sequence identity to the pylori polypeptide And H. pylori immunoreactive with a positive sample (eg, serum) Polypeptide. Typically, an immunogenic fragment is a specific antigen, At least about 6-8 amino acids, and preferably at least about 10-12 Contains consecutive amino acid residues.   H. Disclosed herein are immunogenic variants of the pylori polypeptide antigen. Specific H. amino acid substitutions, deletions, and / or Means addition variants and can be obtained by conventional methods (eg, competition assays or two antibody sandwiches). Specific polypeptide antigen, as determined by witch assay) Have substantially the same or increased binding affinity for a given antibody.   Representative H. pylori antigen is a class selected from the group consisting of SEQ ID NOs: 340-468. Consists of at least six consecutive amino acids contained within the star antigen sequence . Here, the antigen is in a substantially pure form and pylori positive anti It is characterized by immunoreactivity with serum.   "Cluster sequence" refers to the H. elegans encoding a highly immunogenic polypeptide. pylor It corresponds to a region in one genome. The cluster sequence has 250 as described herein. It was determined based on the DNA sequence information of the more immunogenic clones. As a result, 69 Unique clusters have been identified, and the antigens according to the present invention have any of the 69 clusters -Is an antigen encoded by a continuous series of nucleotides contained within. Representative antigen coding sequences falling within each of the clusters are summarized in FIGS. 64A-D . The cluster regions are referred to herein as clusters 1-69 and SEQ ID NOs: 340-4. Corresponds to 68.   H. The location of each cluster region in the pylori genome is illustrated pictorially in FIG. It is. In some cases, clusters are more likely than by a single sequence H. It is defined by various regions within the pylori genome. For example, a specific cluster Are separated by an “start” sequence, an “end” sequence, and possibly an intermediate “intermediate” sequence. And thus may correspond to more than one sequence contained in the sequence listing. This If this is the case, the descriptor for the cluster sequence will be the given cluster (eg, start, middle, , End). Typically, the defining cluster sequence is 1 Coding for one or more antigens, and the rest of the sequence for a particular cluster If not provided in white, based on the information provided herein, for example, Given the information provided in Tomb et al., 1997, it can be readily determined. One The cluster sequence defined by the more representative sequences is cluster 1 ( Cluster No. 469, 470), cluster 5 (SEQ ID Nos. 474, 475), cluster 7 (SEQ ID No. 477, end), cluster 15 (SEQ ID NOs: 485, 486), cluster 35 (SEQ ID NOs: 506-50) 8), cluster 40 (SEQ ID NOs: 513, 514), cluster 41 (SEQ ID NO: 515, end), cluster Raster 43 (SEQ ID NOs: 517, 518), cluster 47 (SEQ ID NOs: 522, 523), cluster 49 (SEQ ID NO: 525, end), cluster 58 (SEQ ID NOs: 534, 535), and cluster 5 9 (SEQ ID NOs: 536, 537).   "Substantially purified" and "substantially purified form" Used in the context, and typically includes at least one purification or isolation step. Depending on the process, unrelated or contaminating components (eg, serum, cells, Protein, non-H. pylori polynucleotide). pylori polynu Refers to at least partial purification of a nucleotide or polypeptide. Target compound Or methods and procedures for the isolation or purification of components are described herein. (Eg, SDS-PAGE of H. pylori polypeptide, affinity of fusion protein) Purification, blotting, and recombinant production).   Under optimal conditions, the antigen is H. Present in samples infected with pylori Binds to antibodies, from subjects who have or have not been infected with pylori The majority of liquid samples (greater than about 60-65%, preferably about 70-80%, More preferably, if it does not bind to antibodies present in greater than about 85%), then H. "Specifically immunoreactive" with pylori positive antisera or biological fluid samples It is. Antigens that are “specifically immunoreactive” are specific H. Produced for pylori antigen May be immunoreactive with a monoclonal or polyclonal antibody raised.   By biological fluid is meant any fluid derived from the body of a mammal, especially a human. Representative biological fluids include blood, serum, plasma, urine, feces, mucus, gastric secretions, Contains plaque, or saliva.   "Immunologically effective amount" A simple agent that is effective in treating or preventing pylori infection Amount administered to a mammalian host, either as a single dose or as part of a series Say. The amount depends on the health and physical condition of the subject to be treated, the antibodies of the subject's immune system. Depends on the ability to synthesize, desired degree of protection, vaccine formulation, etc. You. Such amounts are typically within a relatively wide range, and are routine. Can be determined in a row. II.H . Isolation of pylori antigenic sequence   The present invention relates to more than one million individual H. pylori composition obtained from screening In addition, many highly immunogenic H. Based on the identification and isolation of pylori polypeptide. Departure The light antigen is produced recombinantly or pelleted and dissolved. H. either isolated from a mixture of soluble proteins from pylori Is. In addition, as a result of intensive computer analysis efforts, Different sequence information corresponding to all of the immunogenic clones obtained is described in In the genome of pylori Collection of previously unrecognized antigenic cluster regions contained in on) gathered to provide.   Recombinant H. Preparation and identification of pylori antigens, and into clustered families Are described here. 1.Methods for screening recombinant sublibraries   H. of the present invention. pylori antigen, using the conventional screening method described below, It can be obtained from a phage library. Unless otherwise stated, described herein The DNA λ library used is GeneLabs Technologies, Inc. Culture Collectio n, 505 Penobscot Drive, Redwood City, CA, 94063, or Genelabs Diagnost ics PTE LTD Culture Collection, 85 Science Park Drive # 04-01, The Cavend ish, deposited at Singapore Science Park, Singerpore 118259.   The following H. E. coli containing the insert corresponding to the pylori clone. XL-1 Blue MRF plastic Smid, American Type Culture Collection, September 30, 1997, 12301 Deposit received by Parklawn Drive, Rockville MD 20852, and Number assigned: clone dHC1S.11 (ATCC 98525), clone dHG1a2 S.5 (ATCC 98526), clone Y212A (ATCC 98527), clone dHC7.2cd6 (ATCC 96528), clone y175A (ATCC 98529), clone y146B (ATCC 98530), Clone dHA22.8 (ATCC 98531), clone Y184A (ATCC 98532), clone dHB2d1 (AT CC 98533), clone y104B (ATCC 98534). H. pyloriDNA insertion Y library Bacteriophage λ containing American Type Culture on September 3, 1997 Deposit received by collection and assigned a naming number of ATCC 209234 Have been.   The antigen-encoding DNA fragment of the present invention comprises (i) an immunoscreen as described above. And / or (ii) algorithms for identifying potential antigenic regions Use a system (eg, "ANTIGEN", Intelligenetics, Mountain View, CA) It can be identified by computer analysis of the coding sequence. For example, antigen code DN The A fragment is subcloned and the subcloned insert Is then fragmented by partial DNase digestion, resulting in random fragmentation. Generate specific subunits by specific restriction endonuclease digestion. Generate a fragment. Next, the obtained DNA fragment is used as an expression vector. (Eg, the λgt11 vector) and cloned inserts Subject to immunoscreening to provide a map of the pitope.   In addition, DNA fragments of the type as described herein may have overlapping H. py As a probe in hybridization experiments to identify lori sequences These can then be used to identify additional contiguous sets of clones. Can be further used as a probe.   Any of the clone sequences described herein may have λgt10 or “LAMDA ZAPI I "(Stratagene, LA Jolla, CA). Can be used to probe libraries. Specific subflags of known sequence Fragment uses the polymerase chain reaction or possesses such a sequence. Can be isolated after restriction endonuclease cleavage of the vector. The resulting DNA fragment Fragments can be used as radiolabeled probes against any selected library. It is. In particular, the 5 'and 3' end sequences of the clone insert identify additional clones It is useful as a probe for   In addition, the sequence provided by the 5 'end of the cloned insert is the first strand Useful as sequence-specific primers in DNA synthesis reactions (Maniatis et al., 1 982; Scharf et al., 1986). For example, specifically primed H. pyloriD The NA library contains the cloned DNA sequence described herein as a template. It can be prepared by using specific primers from one of the columns. new The second strand, a new DNA, is synthesized using RNase H and DNA polymerase I. . The above procedure is based on the DNA corresponding to the nucleic acid region Identify or produce the molecule. These newly isolated sequences are then: Further, it is used to identify adjacent sequences and the like. New H. pylori sequence is simple After being released, H. Polynucleic acid to identify specific sequences encoding the pylori antigen Nucleotides are cloned and immunoscreened. 2.Recombinant antigen   H. To identify novel and highly antigenic polypeptides useful for detecting pylori , A DNA library, the expression vector λgt11 or “ZAPII” (Stratagene, La J olla, CA; commercially available H. in any of Examples 1). pylori strain (American Thai Culture Collection, Rockville MD; ATCC Accession No. 43504, ATCC Accession No. 4 3526). The polynucleotide sequence was then converted to H by endoscopy. . Pooled sera from 11 patients identified as pylori positive (here Defined as "Roost pool" serum) or 4 defined as "SFA001" Two H. Polypeptides immunoreactive with another pool of pylori immunoreactive serum samples Was selected for expression of the drug. As described in Examples 6A and 6B, and FIG. And 66, or as described in Example 13. pylori It is also possible to screen with other sources of infected samples. Sump Can be an individual sample (ie, from a single subject) or It may be a pooled sample as described in the specification.   Recombinant proteins identified by this approach are described in Infection by pylori Single or combination as substrates in diagnostic tests to detect It provides candidates for polypeptides that can act on them. In addition, corresponding The nucleic acid coding sequence can be used to identify additional H. pylori antigen coding sequences. Acts as a hybridization probe.   H. above. The pylori strain is used to generate a DNA library in a lambda vector. Used (Example 1). H. Other commonly available H. pylori strains include, for example, # 29 H. 995 and J. 170 strains. Includes pylori sample. Or, la The library is H. H. pylori isolated from a sample confirmed positive. py Can be built from lori. In the method described in Example 1, the library comprises: Produced from genomic DNA isolated from pelleted bacteria. Or far Heart isolation pellets bacteria from infected biological specimens (eg, gastric mucosa) Can be used to   Referring to Example 1 The pylori DNA library uses H.pyl as a starting material. It was generated using a DNase digested genomic DNA fragment isolated from ori. "Short To prepare a library of “antigen clones”, the resulting molecules are ndependent Single Primer Ampllfication (SISPA; Reyes et al., 1991) Ligation and expansion in a non-selective manner, followed by expression of the peptide antigen And a suitable vector for screening (for example, λgt11 or ZAPII). It was learned. The library disclosed herein comprises a "short antigen claw". Library ", typically with a prefix beginning with the letter Y or Z. And the "long antigen clone" library is designated library 1 and And Library 2.   ZAPII libraries 1 and 2 are similarly constructed using the following exceptions: I built it. ZAPII libraries 1 and 2 were converted to the longer H. pylori DNA fragment (That is, have not received the Sequence Independent Single Primer Amplification) Genomic DNA digested with EcoRI or HindIII). Library 1 black (Named in uppercase in this specification) was replaced with EcoRI-digested H.E. pylori DNA to λ “ZAPI It is generated by direct ligation to the EcoRI site of the "I" vector. Library Two clones (named in lower case) were Erase pylori genomic DNA using HindIII And then E. coli Klenow enzyme or T4 DNA polymerase enzyme The blunt-ended fragment is then blunt-ended using SISPA Connect to the rimer. Next, the linker-linked DNA was treated with EcoRI. And ligated to the EcoRI site of the "ZAPII" lambda arm.   λgt11 is H. It is a particularly useful expression vector for producing pylori antigen. This Is located 53 base pairs upstream of the translation stop codon of the β-galactosidase gene. It contains a unique EcoRI insertion site. Therefore, the inserted sequence is β-galactosida Expressed as a β-galactosidase gene product N-terminal part of the heterologous peptide, and optionally β-galactosidase peptide Any of the C-terminal regions (where the C-terminal portion Expressed when no codon is included).   λgt11 vectors also reduce viral lysogenicity at permissive temperatures (eg, 32 ° C). Temperature that results in virus lysis at elevated temperatures (eg, 42 ° C.) Produces a temperature-sensitive repressor (cI857). Advantages of λgt11: (1) High efficiency (2) Based on growth of host cells at permissive temperature The ability to select a host cell that has been lysed but not at non-permissive temperatures, and ( 3) Includes the production of recombinant fusion proteins. In addition, fur containing a heterologous insert Di produces an inactive β-galactosidase enzyme, so typically the insert is The phage containing the phages use a colorimetric substrate conversion reaction with β-galactosidase. To be identified.   In addition to the λgt11 vector, a number of E. coli coli expression vector for antigen expression Useful for Alternative microbial hosts suitable for expression include bacilli (eg, B. s. ubtillis), and other Enterobacteraceae (eg, Salmonella, Serratia, And various Pseudomonas species). In such a host, the expression vector The vector typically contains regulatory sequences compatible with the host cell. Other known promos The promoter sequence is expressed in an expression vector (eg, lactose promoter system, In a phage promoter system, or a promoter system from phage λ). If necessary, the insertion of an in-frame Met codon containing the antigen allows the amino terminal Thionine may be provided. Carboxy-terminal extension of antigens can be added to traditional mutagenesis procedures Can be more removed.   In addition, yeast expression systems may be used, including, for example, yeast-derived proteins. Prepro-alpha factor of Saccharomyces cerevisiae used to direct quality expression There is a child (pre-pro-alpha-factor) leader area. The antigen coding sequence is Can be fused to the leader region at the frame. The construct is then typically Strong transcription promoters (such as the alcohol dehydrogenase I promoter) Or under the control of a glycolytic promoter. Following the antigen sequence There is a translation stop codon, followed by a transcription termination signal. Alternatively, the antigen coding sequence Facilitates purification of fusion proteins by affinity chromatography A second protein coding sequence (eg, β-galactosidase ). For constructs used for expression in yeast, A protease cleavage site can be inserted to facilitate separation of the fusion protein components You.   In addition, mammalian cells can be used for expression of the antigens of the invention. Feeding Vectors useful for expression in target cells are typically strong viral promoters. Insertion of the antigen-coding sequence between the promoter and the polyadenylation (polyA) signal Characterized. Optionally, the vector may be a selectable marker gene (e.g., (A selection marker gene that confers biomaterial resistance). Suitable host cells include: Chinese hamster ovary cell (CHO) strain, HeLa cell, myeloma cell, Jurka t cell line and the like. Expression vectors for these cells are Sequence (eg, origin of replication), promoter, enhancer, information processing unit Information processig ites (eg ribosome binding sites, RNA splices) Sing sites, polyadenylation sites and transcription termination sequences).   A DNA sequence is a sequence in which the sequence of interest is operably linked to an expression control sequence (ie, After being ligated (where possible) to be expressed in the host.   Experiments performed in support of the present invention are described herein, and in particular, Preparation of sphage library and H. of the present invention. Insertion encoding pylori antigen Object characterization is described.   a.Representative H. pylori antigen: short antigen clone library.Example 1 , H. pylori (ATCC No. 43504) describes the preparation of a DNA library. You. The library was Immunoscreen using pyloll positive pool serum (Example 2). Anti-H. Present in pooled serum. immunoreacts with pylori antibody A number of lambda clones were identified. The selected immunoreactive clones are Purified and tested again for their immunoreactivity. A clone of normal human serum ( Control, H. pylori negative) was also tested for immunoreactivity .   As described in Examples 3 and 4, a large number of clones were immunoscreened. Identified and further characterized. Further described in Example 3, and Referred to herein as Y family clones and Z family clones Immunoreactive clones include clone Y-104-1, and SEQ ID NOs: 70-230. Includes the corresponding clones summarized in Table 2.   To obtain polypeptide antigens of the invention, and their respective coding sequences The DNA insert of the immunoreactive recombinant λ clone was Primers corresponding to the lambda arm sequence adjacent to the PCR amplification using each immunoreactive clone as template . For the λgt11 clone, the gt11F (SEQ ID NO: 65) and gt11R (SEQ ID NO: 66) Limer was used. For the λZAPII clone, T3 (SEQ ID NO: 67) and T7 (SEQ ID NO: 67) SEQ ID NO: 68) Primers were used.   The resulting amplification product is agarose gel purified, and the primers and other components Eluted from the gel to remove (Ausbel et al., 1988). Then purified The inserted DNA was subjected to direct sequencing. In some cases, the inserted DNA is first Subcloned into a TA cloning vector (Invitrogen, San Diego, CA). And then sequenced. H. Immunoreactivity against pylori positive pool serum The clones shown are identified in Example 3 and, more particularly, in Table 2. .   Sequencing was performed by the manufacturer (Perkin Elmer Applied Biosystems, Foster City, CA). ) According to the recommendations of Perkin Elmer Applied Biosystems model 373A DNA sequenc "DYEDEOXY TERMINATOR CYCLE SEQUENCING" (Sanger et al. (1 997). Sequence data is shown in the attached sequence listing. You.   The sequence for Y family and Z family clones is "GENBANK" , EMBL database, and dbEST (National Library of Medicine) sequence, Comparisons were made at both the nucleic acid and amino acid sequence levels. Search program FASTA, BLAST P, BLASTN, and BLASTX (Altschul et al., 1990) indicate that these sequences have the nucleic acid sequence And amino acid sequences.   The clone was determined to be significantly longer than the predicted coding region of the protein In some cases, genomic clones were digested with restriction enzymes and the resulting Fragment was inserted into an appropriate expression vector. Obtained subclone (specifically deleted DNA fragments) were screened for immunogenicity. H . Clos identified as immunoreactive with pylori positive pooled sera Were plaque purified. A plasmid containing the insert obtained by recovery from phage Rasmid DNA was sequenced as described above and also in Example 4.   b.Representative H. pylori antigen: ZAPII libraries 1 and 2.H. pylori Libraries isolated by immunoscreening using pooled sera of epidemiological reactivity -1 and Library 2 clones include: Library 1: A3, A22 , B2, B9, B17, B23, C1, C3, C7, DH, and library 2: a1, a3, a5, b5, b8c7, c2, c5, c13, d5, d6, d11, d7, e6, f3, f8, f1Lg2, g9, g11, k4. Clone G1a was purchased from Biogenesis, Inc. Monochrome from (Bournemouth, England) Na And isolated by screening using antibody 1G6. About these clones Are shown in the sequence listing herein.   Preparation of subclones of libraries 1 and 2 for preparing the antigen of the present invention Exemplary procedures for isolating and isolating (derived coding sequence and putative proteins) (Including proteinaceous features) are provided above and are described in detail in Example 3. .   c.Clone d7 and H. Its association with the 36 kD protein of pylori.Claw D7, another immunoreactive clone of the invention, is blunt-ended and linked to an A / B linker. Ligated, digested with EcoRI, and produces a β-galactosidase fusion protein This is a HindIII clone subcloned into the λ vector ZAPII. So Is shown as SEQ ID NO: 11. Polynucleotide from this clone And polypeptides represent a preferred embodiment of the invention.   As described in further detail below, this clone is pylori 36Kd It encodes about 70% of the carboxy terminus of the native protein, whereas Lone Y104 encodes the entire 36K protein. Support of the present invention (Example 8 and And 9), based on the results of the sequencing experiments performed in pylori neate A portion of the amino acid sequence of a live 36Kd protein has been determined. 36kD protein The quality (partially encoded by clone d7) was determined by the “Spot 15” Highly antigenic H., referred to as protein. Precursor to pylori protein (Examples 8, 9 described in more detail below). This band is p The majority of ylori-positive samples were Western-positive. Appear to be present and usually not present in normal samples. Therefore, this antigenic tan Parkin is highly H. It appears to be an indicator of infection by pylori. 36kD (sun That is, the apparent molecular weight) in vitro processing of the protein is schematically shown in FIG. Is shown.   As shown in FIG. pylori translation product (299 amino acids 34kD (ie, calculated molecular weight) protein) It is thought to be cleaved at the noic acid position 23. This is H. pylori's "36kD protein" Yields a 31.6 kD cleavage product commonly referred to as Minutes that refer to this protein Differences in terminology terminology result from: 36 kD observed from SDS-PAGE; 34 kD Is calculated from the corresponding DNA sequence (FIG. 6); and 31 kD is residue 23 of SEQ ID NO: 60. Determined from empirical sequence data.   Post-translational modification of the 36 kD protein (ie, acetyl at the amino acid terminus (position 23)) Fragmentation and cleavage of the carboxy terminus) is a "spot 15" antigen with a molecular weight of 28 kD Is generated. Referring to FIG. 4, "X" represents deamidation (ie, asparagine or Or glutamine) or a point where a point mutation has occurred. Further suggested Modifications leading to a minor spot 15 protein are also shown. To spot 15 The corresponding antigenic polypeptide and the sequence encoding this protein (eg, Clones Y-104 and d7) represent one particular preferred embodiment of the present invention. This is due to the strong antigenicity of the peptide. In addition, spot 15 peptide is listed in Table 9 And various H. as shown in Example 10. pylori strain has been detected.   The results discussed above and the results in the examples show a number of novel H. pylori Polypeptide antigens, and polynucleotide sequences encoding such antigens 3 shows the isolation and identification of   d.Cluster analysis and H.E. Identification of antigenic regions within the pylori genome.This specification The antigenic sequences described in this document can be used to identify more than one million different H. pylori of the antigenic composition Determined based on screening. DNA sequencing was performed by H. pylori immunopositive Open readies performed on clones and encoding antigenic proteins Framing frame was identified. Then encodes the antigen thus identified The nucleic acid sequence is inserted into an expression vector and the expression of the desired antigenic protein is confirmed. I accepted. As a result of this study, more than 250 antigenic clone sequences were identified, And is disclosed herein.   In an effort to further correlate sequence information with various immunogenic clones Clones were organized into clusters (1-69). The isolated herein The antigenic polynucleotide fragments are represented by the following clusters (1), (2), (3), (4), (5), (6), (7), (8), (9), (10), (11), (12), (13), (14), (15), (16), (17), (18), (19), (20), (21), (22), (23), (24), (25), (26), (27), (28), (29), (30), (31), (32), (33), (34), (35), (36), (37), (38), (39), (40), (41), (42), (43), (44), (45), (46), (47), (48), (49), (50), (51), (52), (53), (54), (55), (56), (57), (58), (59), (60), (61), (62), (63), (64), (65), 69 classes defined herein as (66), (67), (68), and (69). Be mapped to a star. Complete H. of these antigenic clusters in the pylori genome The locations are shown in FIG. As can be observed from FIG. 9, clusters in the genome (And the clones within the cluster) are highly random, Only a small portion of the total nucleotides contained in the body (ie, about 2-3%) Show. Prior to this study, to unique and highly antigenic regions in the pylori genome No comprehensive guidelines are known.   For cluster analysis, all of the immunoclonal sequences were identified by Pearson and Llpman ( 1988) combined with the FASTA database. This data The base was converted to the BLAST database for high speed searching (Altschul et al. , 1990). The sequence of each immune clone then defines a cluster. The database was searched against the database using the program BLASTN. class Is a collection of clones containing sequences identical to the other clones in the group. The sequences in each group or cluster are then stored in different database files. Combined to provide input to IG-Suite (Oxford Molecular) 's GEL program Formatted for GEL then assembles the sequence and has ambiguity A consensus sequence was proposed. For sequences with no ambiguity, by editing the common sequence, Determined for each cluster. H if the cluster contains non-contiguous sequences . pylori genome sequence (TIGR World Wide Web Site) Used for Clusters 1 to 69 correspond to SEQ ID NOs: 469 to 547. Then anti The open reading frame for the primordium is determined from the common sequence of the cluster Was done. The single clone sequence was translated to directly provide the antigenic sequence. K Each class as determined by translation of the raster's open reading frame Antigenic regions contained within the star are provided as SEQ ID NOs: 340-468. FIG. 10- 63 is a cluster (1), (2), (3), (4), (5), (6), (7), (8), (9), (10), (11), (12), (13), (14), (15), (16), (17), (18), (19), (20), (21), (23), (25), (27), (28), (29), (30), (32), (33), (35), (36), (37), (38), (39), (40), (41), (42), (43), (44), (45), (46), (47), (48), (49), (50), (51), (53), (54), (58), (59), (61), (62), (68) and a linear map showing the relative positions of the immunogenic subclones in (69). It is. Clusters not shown in the linear map are one clone (ie, Clusters (22), (24), (26), (31), (34), (52), (55), (56) , (57), (60), (63), (64), (65), (66), (67)) Cluster.   64A-D show clusters 1-69, the clones contained within each cluster, and Hi H. Here is a table that summarizes the coordinates of the common sequence region of each star in the pylori genome .   During the course of the present invention, the complete genomic sequence of H. pylori was reported (Tomb et al., 1997). And this is incorporated herein by reference. H.pylori has 1,667,867 bases It has a paired circular genome and 1590 predicted coding sequences. Visit the TIGR website The genomic sequence reported in Table 1 contains the sequences of the clusters and immunogenic clones of the invention. Used as a reference to report nucleotide positions. Based on the present invention, H. Relatively small number of predicted open reading frames reported for the pylori genome The gene encodes the antigenic protein of the present invention or a cluster region forming the basis thereof. Can be understood.   Each cluster is from the 5 'end of the most upstream clone in the cluster Extends (i.e., extends) to the 3 'end of the most downstream clone in the cluster. Define a continuous DNA sequence. If the spreading sequence is incomplete, it is reported Filled with sequences from the H.pylori genomic sequence (TIGR website). For example, Using the reference to FIG. 10, the sequence defined by cluster 1 is: A clone containing the short (approximately 730 bases) genomic sequence joining the two clone sequences. At the 5 'end of Y92 (SEQ ID NO: 222) and at the 3' end of Y92 (SEQ ID NO: 223). Contains an ending array. The position of each clone in each cluster is The sequence numbers are shown in FIGS.   The present invention provides stringent hybridization in substantially purified form. Under fragmentation conditions, DNA fragment clusters: (1), (2), (3), (4), (5), (6), (7), (8), (9), (10), (11), (12), (13), (14) , (15), (16), (17), (18), (19), (20), (21), (22), (23) , (24), (25), (26), (27), (28), (29), (30), (31), (32) , (33), (34), (35), (36), (37), (38), (39), (40), (41) , (42), (43), (44), (45), (46), (47), (48), (49), (50) , (51), (52), (53), (54), (55), (56), (57), (58), (59) , (61), (62), (63), (64), (65), (66), (67), (68) and ( 69) An antigen capable of selectively hybridizing to a DNA fragment that extends over one of And a DNA fragment encoding   Preferably, the antigen coding region is a sequence that extends from the cluster to itself. You. Preferred polynucleotides are stringent in substantially purified form. SEQ ID NO: 43 (A22), SEQ ID NO: 38 (C1) under optimal hybridization conditions , SEQ ID NOs: 94, 95 (Y124A), SEQ ID NOs: 169, 172 (Y261A), SEQ ID NO: 253 (c5) SEQ ID NO: 20 (C7), SEQ ID NO: 51, 54 (B2), SEQ ID NO: 60 (Y104B) and sequence No. 98 (Y128D) selectively hybridizes to a DNA sequence selected from the group consisting of A DNA fragment encoding the H. pylori antigen.   Thus, the clusters disclosed herein represent non-licensed H. pylori antigen coding sequences. Reacts with random collection and H.pylori immunopositive samples And the resulting antigens are useful in a variety of diagnostic applications.   3.Isolation and mapping of native antigen   Experiments performed in support of the present invention are based on proteomics apro- Using several different native antigens of H. pylori (Table 6) Identification.   Disclosed herein and utilized for the isolation and identification of more than 20 H. pylori antigens A summary of the proposed proteome methodology is provided in FIG. 7 (right). Referring now to this figure, bacterial proteins are identified by two-dimensional (2D) electrophoresis. Separated. The immunoreactive spots (ie, Western blots) And reactive with pooled sera from patients infected with pylori). Endoproteolytic digestion, chromatography, and Spectrometry (e.g., flight mass spectrometry matrix Assist laser desorption time (MALDI-TOF). Box A Electrospray mass to determine intact protein mass 4 illustrates the use of spectrometry. Box B shows the number and mass of Lys-C peptides. 4 shows the use of MALDI-T0F mass spectrometry for evaluation. Box C The isolated Lys-C peptide is evaluated chromatographically and later sources MALD to provide sequence information by decay (if the peptide is pure)  Shows the use of I-MS. Box D evaluates peptides via collisions that induce dissociation. And electrospray mass spectrometry for sequencing Indicate use. These procedures are demonstrated by experiments performed in support of the present invention. As described, a conventional clonary for deriving genomic data corresponding to H. pylori antigens Alternatively or in parallel with the data obtained from the coding technology. Follow The antigen is highly immunogenic and is described in Examples 7-9, and Can be isolated and characterized.   To obtain soluble H. pylori protein, pelleted H. pylori is typically Typically, it is dissolved in a French press at> 10,000 PSI, followed by centrifugation. U. Alternative lysis methods include mechanical douncing or surfactant destruction. No.   Antigens are generally obtained from whole lysates as follows. H.pylori Fractionation of soluble proteins is performed by SDS-PAGE, preferably by two-dimensional electrophoresis. (O'Farrell, 1975; O'Farrel et al., 1977).   Isoelectric focusing gel separation is the most important method for performing typical two-dimensional electrophoretic separation. Performed first (first dimension gel). For isoelectric focusing, for example, acrylamide / On bisacrylamide gel,CURRENT PROTOC0LS IN PROTEIN SCIENCEYu Knit 10.46, as described in John Wiley and Sons, Inc., New York (1996) Is performed at the appropriate voltage-hours determined. Then the final tube gel The pH gradient is measured by a surface pH electrode. Protein components in the sample mixture Undergoes a first separation by pl values, as shown on the horizontal axis in FIGS. The first dimension separation depends on the nature of the protein to be separated, under acidic conditions (FIG. 2). ) Or under basic conditions (FIG. 1).   Next, a second dimension, size-based polyacrylamide slab gel separation, This is done for further separation of proteins based on molecular weight. Suitable molecular weight mer Kerr is typically used to determine the molecular weight corresponding to the protein to be eluted. May be added to the gel. Detection is typically by Coomassie blue or silver staining. Done. In some cases, silver staining is significantly more sensitive and Silver staining may be preferred as it can be used to detect small amounts of proteins .   FIGS. 1 and 2 show the H. pylori antigen (Roost H. pylo) commonly obtained as described above. ri Using positive and negative serum pools, respectively, Is blotted). The numbers in each figure are H.pylori protein Corresponding to the spot indicating. These tampers, defined by the spot number, Properties of the proteins (including approximate molecular weights and pI values) are summarized in Table 6. Poly Peptides were tested against anti-H.pylori antibodies in Roost pool sera. Were confirmed to be immunoreactive. Identical spots indicated numerically on the gel Sex was determined by various protein sequencing techniques described in Example 9.   Immunoreactive spots were cut from the gel for further identification of these peptides. Extracted, digested, and sequenced. As above, native H.pylori anti The original was analyzed by N-terminal sequencing, liquid chromatography-mass spectrometry, And internal sequence determination by amino acid-specific chemical cleavage followed by Edman sequencing Further characterized by a combination of sequencing methodologies, including (Example 9). Was.   The internal amino acid sequence can be determined using various site-specific cleavage reagents (eg, Aldehyde (OPA) / cyan bromide (CNBr), hydroxylamine, formic acid, and BNP S-skatole), which are cleaved as follows Perform: CNBr (cleaving the C-terminal of methionine), BNPS-skatole (trypto Cleaves the C-terminus of the fan), formic acid (cleaves the Asp-Pro peptide bond), Roxylamine (which cleaves Asn-Gly bonds) and OPA (which are secondary amines and primary And enzymatic reagents are, for example,End protea Ze Lys-C ,Endoproteinase ASP-N,Endoproteinase GLU-C,andG Lipsin And each of these cuts as follows:End protea Ze Lys-C (Cleaving the C-terminal of lysine),Endoproteinase ASP-N(Asparagus Truncates the N-termini of formic acid and cysteic acid),Endoproteinase GLU-C (Cleaves the C-terminus of glutamic acid), andTrypsin(Arginine and Li Cut the C-terminus of the gin).   The N-terminal sequence corresponding to each spot was determined (Table 6). The above, and The two-dimensional blot (FIGS. 1 and 2) utilizes the approach described in ) Were identified as shown in Table 6.   Referring to the low pH blot shown in Figure 2, spots 9, 11, 12, 13, 15, 16 (major and minor) and 17 presented unique antigens. Spot 9 corresponds to the recombinant protein expressed by ORF2 of clone a1 Spot 12 shows the native H. pylori antigen Shows the native antigen corresponding to the encoded antigenic protein.   Looking at the high pH western blot in FIG. 1, spot 9 (major and minor) -) 10, 12, 13 and 15 (major and minor) Show. The relationship between basic spot 15 and clones Y104 and d7 is described above. Discussed and also illustrated in FIG.   Selected Lys-C digested H.pyl corresponding to the positive spot of Wetane The mass spectral profiles of the ori proteins are provided in Tables 11 and 12. You. The mass “fingerprint” of the peptide digest was then Vs. predicted protein from the database (details provided in Example 12). As a basis for comparison, the selected H. pylori antigens described herein Used to further confirm identity.   The proteomic approach described above describes the genetic diversity of H. pylori To analyze acute and chronic infections (particularly gastroduodenal pathology and H. pylo test antigen-antibody responses between ri-related diseases (with components that may be autoimmune) Useful to In addition, two-dimensional gel electric swimming combined with MALDI-TOF MS Kinetic and in situ proteolytic digestion can be used to rapidly identify H. pylori antigens And for rapid screening of preferred vaccines and diagnostic candidates To provide a very sensitive technology for.   4.Expression and purification of antigenic polypeptides and their respective antibodies Preparation of     a.Expression and purification of antigenic polypeptide. Recombinant antigenic peptide of the present invention Means differential precipitation, molecular sieving chromatography, ion exchange chromatography -, Isoelectric focusing, gel electrophoresis and affinity chromatography Can be purified by standard protein purification procedures.   The H. pylori antigen according to the invention has the following cluster antigen sequence: SEQ ID NOs: 340-468 Comprises at least six consecutive amino acids contained within one of the following. For a specific example The H. pylori antigen has the following SEQ ID NOs: SEQ ID NOs: 2, 4, 5, 7, 9, 10, 12, 1 4, 17, 21, 25 to 28, 36, 37, 39, 44, 48, 55, 59, 61, 69, 249, 250, 252, 25 Choose from one of 4, 256, 258, 260-263, 265-269, 323, 324, and 550-554 At least six consecutive amino acids contained within the polypeptide sequence obtain.   Preferably, the H. pylori antigen is a poiy selected from the group consisting of SEQ ID NOs: 555-602. Corresponds to at least six consecutive amino acids contained within the Here, these sequences represent exemplary expressed proteins corresponding to the H. pylori antigen . Still more preferably, the H. pylori antigen has the following sequence: SEQ ID NO: 44 (A22) SEQ ID NO: 39 (C1), SEQ ID NO: 568 (Y124A), SEQ ID NO: 557 (Y261A), SEQ ID NO: 254 (C5), SEQ ID NO: 21 (C7), SEQ ID NO: 55 (B2), SEQ ID NO: 61 (Y104B), SEQ ID NO: No. 573 (Y128D) by at least six consecutive amino acids contained in one of them. Stipulated.   The polynucleotide sequence encoding the antigen of the present invention can be obtained from plasmid p-GEX (implementation Example 5) or various derivatives thereof (pGEX-del65). Plasmi PGEX (Smith et al., 1988) and its derivatives are derived from the protein glutathione-S-tra Cloned insert fused in-frame to a transferase (sj26) Express the polypeptide sequence of the product. One vector construction (plasmid pGEX-hisB In), the amino acid sequence of 6-histidine is replaced with the carboxy terminal of the fusion protein. Introduced to the end.   Various recombinant pGEX plasmids can be transformed with the appropriate E. coli strain and fused. Synthetic protein production was measured using IPTG (isopropyl-thio- Galactopyranoside). Then the solubilized recombination The fusion protein is obtained using Ni-NTA ++ affinity chromatography. It can be purified from cell lysates of induced cultures (Example 5).   The insoluble fusion protein expressed by the plasmid is an immobilized metal 6 M urea by ion affinity chromatography (Porath, 1992) Or 6M guanidium isothiocyanate (both of which are soluble in proteins) (Which is useful for purification). Alternatively, pGEX-GLI or its Insoluble protein expressed in derivatives of the protein removes soluble protein Centrifugation followed by solubilization of insoluble proteins, and ion-exchange chromatography Standard chromatography, such as chromatography or size exclusion chromatography Using Raffy methodology, and combinations of other such methods known in the art. And can be purified.   β-galactosidase fusion protein (eg produced by λgt11 clone The fusion protein is used for affinity chromatography. Or with anti-β-galactosidase antibody bound cell lysate to the surface It can be easily isolated by passage over a solid support.   The present invention provides for the generation of the H. pylori antigen coding sequence and coding region in a suitable host. Including the expression control element enabling the expression, the above λgt11 or pGEX vector Such expression vectors are also included. Control elements are typically promoted Directing transcription, transcription initiation codons, translation and transcription termination sequences, and insertion into vectors. Includes an insertion site for insertion.   DNA encoding the desired antigenic polypeptide can be obtained in a suitable host system. It can be cloned into any number of commercially available vectors to effect expression of the peptide. You. These systems include, but are not limited to: Baculoy Ruth expression (Reilly et al., 1992; Beames et al., 1991; Pharmingen, San Diego, CA; Clo ntech, Palo Alto, CA), vaccinia expression (Earl et al., 1991; Moss et al., 1991), Expression in fungi (Ausubel et al., 1988; Clontech), expression in yeast (Gellissen 1992; Romanos et al., 1992; Goeddel et al., 1990; Guthrie and Fink, 1991), Expression in mammalian cells (Clontech; Gibco-BRL, Ground Island, NY), eg For example, a Chinese hamster ovary (CHO) cell line (Haynes et al., 1983; Lau et al., 198) 4: KaufTnan, 1990). These recombinant polypeptide antigens are directly expressed Or expressed as a fusion protein. The amount of the sequence expressed in the culture medium A number of features can be manipulated in the expression vector, such as leader sequences that promote ligation. You.   Expression of large polypeptide antigens is described in Example 5. Some long anti The original clone sequence is described in Example 5 and shown in Tables 3a and 3b. Cloned into an expression vector and successfully expressed in E. coli .   Expression in a yeast system has the advantage of a commercially available product. Vaccinia and CHO Recombinant protein production by cell lines has the advantage of being a mammalian expression system. Sa In addition, cottonsia virus expression has several advantages, including: (i ) Wide host range; (ii) reliable post-transcriptional modification, processing, foldy , Transport, secretion, and assembly of recombinant proteins; (iii) relatively soluble High level expression of recombinant proteins; and (iv) broad ability to adapt to foreign DNA .   H. pylori polypeptide produced by a recombinantly expressed polypeptide The source is typically isolated from the lysed cells or culture medium. Purification is salty Chromatography, ion exchange chromatography and affinity chromatography. Including, but not limited to, methods known in the art. Immuno-affinity chromatography The chromatography was generated based on the H. pylori antigen identified by the method of the present invention. This can be done using antibodies that are used.   The resulting DNA coding region may be a fusion protein or an isolated polypeptide. As an alternative, it can be expressed recombinantly. In addition, the amino acid sequence is An adult machine (Applied Biosystems, Foster City, CA) or “PIN” technology (Applied Bi osystems) can be readily chemically synthesized.   Antigens obtained by any of these methods can be used for antibody production, diagnostic testing and And vaccine development.   An exemplary amino acid sequence corresponding to the expressed H. pylori antigenic protein is Provided herein as SEQ ID NOs: 555-602.   b.Antibody production. In another aspect, the present invention relates to a polypeptide antigen of the present invention. Specific antibodies. Antigen obtained by any of these methods Can be used directly for the production of antibodies, or Can be combined. Many such carriers are known in the art and are commercially available. (Eg, Pierce, Rockford, IL). Typically, to prepare antibodies A host animal, such as a rabbit or goat, is a purified antigen or fusion protein. Immunized with antigen. The hybrid or fusion protein is a glutachi Other proteins, such as on-S-transferase or β-galactosidase It can be produced using various coding sequences from quality. The serum or plasma of the host Collected at appropriate time intervals, and this serum is Tested on the body. These techniques are compatible with all immunogens described herein. Is equally applicable to sexual sequences.   The gamma globulin fraction or IgG antibody of the immunized animal can be Monium precipitation or DEAE Sephadex chromatography, affinity Known to those skilled in the art for chromatographic or polyclonal antibody production Can be obtained by using other techniques.   Alternatively, the purified antigen or fusion antigen protein is a monoclonal antibody Can be used to produce Here, spleen or phosphorus from the immunized animal The papule is removed and immortalized by methods known to those skilled in the art, or Used to prepare hybridomas. Producing human-derived hybridomas To do so, a human lymphocyte donor is selected. H.pylori infected Can serve as a suitable lymphocyte donor. Lymphocytes from peripheral blood Can be isolated from the sample. Epstein-Barr virus (EBV) is a human lymphocyte Suitable fusion partners can be used to immortalize It can be used to make hybridomas. Virus-specific polypeptide The first in vitro sensitization used was also used to generate human monoclonal antibodies. Can be used. Antibodies secreted by immortalized cells can be, for example, ELISA Or by using Western blotting (Ausubel et al., 1988) Screened to determine clones that secrete sex antibodies.   The purified polyclonal or then directed against the H. pylori antigen Monoclonal antibodies are directed to the presence of the antigen, as described in Harlow et al., 1988. Used in any of a number of standard immunoassay formats to detect Can be One exemplary assay format is an antigen capture sandwich assay . In a typical sandwich assay, antibodies are immobilized on a solid support. Next H. pylori-infected samples (fecal, plaque, gastric biopsy, biopsy samples The culture suspension) is reacted with the immobilized antibody, followed by H. pylori (eg, total lysis). Incubation with different antibodies directed against Reacted with a secondary antibody having a porter label. Detection of the label in the test area 2 shows the presence of H. pylori antigen in test samples. The above assay is Representative of any antigen-based assay based on an antibody prepared as H. For early detection of H. pylori antigen in samples suspected to be infected by pylori Useful.   5.ELISA And protein blot screening   The H. pylori antigen is typically a plaque immune screen as described above. First identified, expressed, and purified (see previously described). Sea urchin). The antigen is then purified by ELISA or protein using the isolated antigenic peptide. Alternatives such as protein blot assays (Western blots) ) Using immunoassays to test for large amounts of antisera suspected of being H. pylori positive And are quickly screened. Then, the antigen polypeptide fusion protein Is usually for β-galactosidase or glutathione-S-transferase. By affinity chromatography on the fusion partner, such as Isolated as described above. Alternatively, the antigen itself is an antibody raised against it (See below).   The general ELISA assay format is as described in Harlow et al., (1988). Can be used for Purified antigen polypeptide or fusion polypeptide containing the antigen of interest Peptides bound to a solid support (eg, a multiwell polystyrene plate) Is done. The biological fluid to be tested (eg, serum) is diluted and added to the well Is done. After sufficient time for the antibody to bind to the immobilized antigen, the serum is Washed away from. Each labeled reporter antibody is labeled with an appropriate Added to the wells: purified antigen polypeptide or fusion polypeptide containing antigen Wells containing antibodies that bind to the peptide are detected by a positive signal You.   One, any, some or each of the polypeptide antigens of the invention The format for a representative protein blot analysis used is shown in Example 6. It is. General protein blotting methods are described by Ausubel et al., (1988). Is described.   In Example 6A, the antigenic protein expressed by clone dHA22.8 (A22) Quality as well as multiple serum samples (both pooled serum and individual samples) Was used for screening. Produced from recombinant clone dHA22.8 A high percentage of serum reacting with the antigen indicates that it is a dominant epitope, And it shows that it is suitable as an H. pylori infection marker. Example 6A The results shown indicate that H. pylori positive antisera from different sources Demonstrates immunoreactivity with the polypeptide antigen. Similar results were obtained with the clone A recombinant protein expressed by dHC1S.11 (C1) is described.   As described in Example 6B, further experiments performed in support of the invention Data from serum panels using both single antigens and combinations of antigens For reliable and general use in the detection of H. pylori infection Preferred antigens include, but are not limited to, the following: A22, C1, Y12 4A, Y261A, c5, C7, B2, Y104B, and Y128D.   These antigens are derived from H. pylori based on favorable sensitivity and selectivity characteristics. It is effective as a serological marker for detecting active infections.   In Example 8, the native protein from H. pylori was in the “Roos” pool It is shown to be immunoreactive with anti-H. Pylori primary antibodies obtained from serum.   The above results indicate that the polypeptide antigens of the present invention are H.pylo Rapid detection of panel sera samples suspected of H. pylori infection for ri detection Demonstrates that it can be screened. A. Production of protective antibodies, vaccines and protective immunity   a. Protective antibodies. Protected antibodies can be identified, for example, using animal model systems (DuB ois et al., 1996). Polyclonal or monoclonal to identify protective antibodies Antibodies are raised against an antigen of the invention, wherein the antigen is cholera toxin (CT). It can be used as a binding immunostimulatory component arm. Then produced in this way Containing infectious H. pylori prior to infection of cell cultures or animals using purified antibodies The inoculum (eg, serum) is pre-treated. Protect cell cultures or animals from infection Assess the performance of a single antibody or antibody mixture. For example, cell cultures and animals In the absence of antigen and / or nucleic acid production acts as a screen . Furthermore, in animals, the absence of H. pylori disease signs, such as the urea respiration test (U Elevated carbon dioxide / ammonia levels in (BT) also indicate the presence of protective antibodies. Show. Urea breathing test ingested13C or14C urea and radioactive carbon dioxide Utilizing the action of the urease enzyme of H. Pylori, which decomposes into ammonia, Measure carbon dioxide.   Animal models for investigating H. Pylori infection include: (i) Gnotobiotic Newborn piglets (easily infected by H. pylori of human origin, but good for short-term studies) (Ii) months (mouse) or years (ferret), colonies A mouse or ferret capable of forming H. pylori, and (iii) H. pylori, Certain domestic cats (DuBois et al., 1996). H. pylori is found in gnotobiotic piglets Ulcers in mice using H.pylori and THE SYDNEY STRAIN Awake and mouse strain SJL. C3H / HZ. DBA, C56BL / b, and Ba1b / C odors Cause gastritis. A rhesus monkey infection model has also been developed (DuBois Et al., 1996).   Alternatively, convalescent sera can be screened for the presence of protective antibodies, These sera were used to identify H. pylori antigens that bind to the antibody. Was. The identified H. pylori antigen is then produced recombinantly or synthetically. The ability of the antigen to produce protective antibodies is tested as described above.   b.vaccine. After the initial screening, you can save either alone or in combination. Antigens identified as capable of producing protective antibodies can be used as vaccines to inoculate test animals. (Described in more detail below). The animals are then infected with H. pylori infection. Arranged. Infection protection is for animals that produce antibodies that protect animals from infection Show the ability of In addition, the use of animal models allows the identification of antigens that activate cellular immunity Enable.   Challenge with bacterial preparations (e.g., infected serum) in animal model studies A protective immune response in response to (i) protects the animal from infection, or (ii) ) Prevent disease development.   A vaccine is prepared from one or more of the immunogenic polypeptides identified herein. Can be made. Many H. pylori polypeptides of the present invention (e.g., spot 15) Present in pooled sera from many confirmed H. pylori positive donors Has been shown to be extremely antigenic (ie, highly reactive) with respect to antibodies I have. In a typical screening method, the intensity of color development is determined by antigen-anti-H. Pylori Shows the strength of antibody interaction (binding affinity).   Proteins expressed by two clones dHA22.8 (A22) and dHC1S.11 (C1) Representative serum paneling results (Example 6) for these recombinant proteins It indicates that both qualities are highly immunogenic. Produced by clone dHA22.8 Proteins were sourced from H. pylori positive pool serum source, Roost pool and SFA  Reacts with antibodies present in both 001 and H. pylori negative samples Did not show any cross-reactivity with the antibodies present. Similar results for the clone The protein produced by dHClS.11 (C1) was observed.   Currently testing antigen reactivity with individual H. pylori positive serum samples The antigenic proteins expressed by each of clones dHA22.8 and dHC1S.11 Protein reacts with anti-H. Pylori antibody in 100% and 95% of the sample, respectively. That is, the ability of the antigen of the present invention to detect H. pylori infection, and 5 shows the ability to provide components for a vaccine.   Preferred antigens for use in vaccine compositions are described in Example 13. Illustrative antigens enhance their potency for a prolonged period of antimicrobial treatment after H. pylori. Maintain a long-lasting antigenic response, as indicated by the sustained presence of the maintaining antibody It is an antigen that can be activated. On this basis, for use in vaccine compositions Particularly preferred antigens are Y139, Y146B, Y175A, and A22, Y184A, Z9A, Y261Ains And Y146B.   Among the only H. pylori peptides disclosed herein, the other peptides are: H. pylori can be identified as useful in such vaccines. Individual trials The test peptide is prepared in a suitable carrier (eg, adjuvant) at a suitable concentration for injection. (Eg, 5-500 mg / ml). One suitable trial for vaccination The test animals are Rheus monkeys as detailed in DuBois (DuBois et al., 1996). animal Is typically in an amount between 0.2 and 2.0 mg / kg body weight, e.g., for oral, intramuscular injection, or Or vaccination by intravenous injection. After an appropriate period (eg, two weeks) Animals can be boosted by a similar route, and typically in the same amount. After a few weeks, the animals are transferred to a known animal, for example as described in DuBois (DuBois et al., 1996) Challenge with H.pylori in style. As an example, inoculated animals can be given specific immunogenicity. To test the potential vaccine effect of the fragment, H.pylori (e.g., H.p. about 10 of ylori8~Ten9CFU suspension, 1 ml). Chare at H.pylori After administration, the subject was treated with H.pylori-specific blood as described in DuBois (DuBois et al., 1996). By endoscopy, histological examination, microbiological methods, and / or measurement of serum IgG Therefore, it is typically monitored.   The level of infection in the vaccinated animal then assesses the degree of protection. To the level of infection in control animals. H.pylori infection These peptides, which provide a measurable degree of protection, include dHA22.8 (A22), alone or other peptide proteins, such as dHC1S.11 (C1), and spot 15 peptide Either in combination with a Kuching agent is suitable for vaccine use.   The selected peptides are formulated according to known vaccine formulations. Typically, The peptide can be transferred to a carrier protein (eg, keyhole limpet hemocyanin). Or human serum albumin) and / or a suitable adjuvant (eg, (If used, Freund's adjuvant). Vaccines, as described above, are preferred Or at peptide levels in the range of 0.2-2.0 mg / kg, using the conventional route, typically IM or Or by the IV route. If necessary, give one or more booster injections.   The specificity of the putative immunogenic fragment will determine its cross-reactivity with other related bacteria. By testing serum, other fluids, or lymphocytes from the inoculated animal Can be evaluated.   B.Synthetic peptide   Using the coding sequences of the H. pylori polypeptide antigens disclosed herein, Synthetic peptides corresponding to these polypeptides can be produced. Synthetic peptide It can be synthesized or prepared commercially using standard methods and equipment in the art (Appli ed Biosystems, Foster City CA).   Alternatively, the oligonucleotide sequence encoding the peptide may be an oligonucleotide A large coding sequence that can be synthesized directly by standard methods of tide synthesis The plurality of oligonucleotide fragments corresponding to the coding sequence Can be synthesized by a series of cloning steps involving tandem arrays of (Crea, 19 89; Yoshio et al., 1989; Eaton et al., 1988). The oligonucleotide coding sequence is a standard set It can be expressed by replacement procedures (Maniatis et al., 1982; Ausbel et al., 1988).   C. Immunoassay for H. pylori   One use for one, some, many, or each of the antigens herein The efficacy and efficacy of antibodies present in the serum of test subjects infected with H. pylori The use of an antigen as a diagnostic reagent for real detection, and thereby the test subject Provide instructions for infection in Single or combined in such a way A preferred antigen that can be used in either of the combinations is, for example, SEQ ID NO: 44 (A22), SEQ ID NO: 39 (C1), SEQ ID NO: 568 (Y124A), SEQ ID NO: 557 (Y261A), SEQ ID NO: 254 (c5), SEQ ID NO: 21 (C7), SEQ ID NO: 55 (B2), SEQ ID NO: 61 (Y104B), or SEQ ID NO: 573 (Y12 8D) or antigens derived therefrom. Or prefer New antigens, SEQ ID NO: 43 (A22), SEQ ID NO: 38 (C1), SEQ ID NOs: 94, 95 (Y124A), sequence No. 169, 172 (Y261A), SEQ ID NO: 253 (c5), SEQ ID NO: 20 (C7), SEQ ID NO: 51, 54 (B2) SEQ ID NO: 60 (Y104B), or SEQ ID NO: 98 (Y128D), or It is defined taking into account the incoming DNA coding sequence.   Alternatively, detection of antibodies present in the serum of test subjects infected with H. pylori Used to span one of the following DNA fragment clusters: (1), (2), (3), (4), (5), (6), (7) , (8), (9), (10), (11), (12), (13), (14), (15), (16), (17), (18), (19), (2O), (21), (22), (23), (24), (25), (26), (27), (28), (29), (30), (31), (32), (33), (34), (35), (36), (37), (38), (39), (40), (41), (42), (43), (44), (45), (46), (47), (48), (49), (50), (51), (52), (53), (54), (55), (56), (57), (58), (59), (61), (62), (62), (63), (64), (65), (66), (67), (68) and (69) or immunoreactive variants thereof. Preferably, the antigen coding region The region is the spanning sequence itself from the cluster.   Antigens of the invention detect H. pylori, as exemplified by the results of Example 6B Can be used alone or in combination with one another. The antigen of the present invention , Can be combined with diagnostic assays for other infectious agents.   In one diagnostic arrangement, the test sera contains the surface binding obtained by the method of the present invention. Reacts with a solid phase reagent having a combined antigen (eg, "Spot 15" antigen). Exemplary The antigens are A22 and C1, both of which show high sensitivity (Figures 65 and 66, as well as As shown in Example 6B). Bind anti-H.pylori antibody to reagent and wash After removal of unbound serum components by purification, the reagent was combined with bound anti-H. To bind the reporter to the reagent in proportion to the amount of pylori antibody, use a reporter-labeled antibody. Reacts with human antibodies. The reagents are washed again to remove unbound labeled antibody, Then, the amount of the reporter bound to the reagent is determined. Typically, the reporter For example, 5-bromo-4-chloro-3-indoyl-phosphate (BCIP) and nitrobutane Suitable Fluorescent or Chromogenic Substrates for Lutetrazolium (NBT) (Sigma, St. Louis, MO) Is an enzyme detected by incubating the solid phase in the presence of   Solid surface reagents in the above assays are polymerizable beads, dipsticks Protein on solid support materials, such as 96-well plates, or filter materials Prepared by known techniques for attaching quality. In general, these Methods typically involve chemically reactive groups (eg, activated carboxyl groups) on a solid support. Via a free amine group attached to a sil, hydroxyl, or aldehyde group) And non-specific adsorption of the protein to the support or covalent attachment of the protein. Alternatively, streptavidin-coated plates can be combined with biotinylated antigen. Can be used together.   The forming part of the present invention also provides an assay system or key for performing this diagnostic method. It is. The kit generally comprises a surface-bound recombinant antigen (e.g., Table 3a and And 3b, or representative clones summarized in Table 2. Antigen) or native H. pylori antigen (eg, as described above) A support having Table 6, and the antigens identified in FIGS. 1 and 2), and Includes a reporter-labeled anti-human antibody to detect surface-bound anti-H. Pylori antigen antibodies No.   In a second diagnostic arrangement, known as a homogeneous assay, binding to a solid support Antibodies produce some changes in the reaction medium that can be detected directly. This Known general types of homogeneous assays proposed so far include: (a) A pin-labeled reporter, where the antibody that binds to the antigen (B) a fluorescent reporter, which is detected by the change (broadening of the spin cleavage peak) Where binding is detected by a change in fluorescence efficiency or polarization, (c) the enzyme A reporter, where antibody binding triggers an enzyme / substrate interaction, and (d) Posome-associated reporter, where binding is performed by liposome lysis and encapsulated reporter Leads to the release of the rotor. The application of these methods to the protein antigens of the invention According to conventional methods for preparing the assay reagents.   In each of the above assays, the assay method involves testing the protein antigen with a test solid. Reacting with serum from the body and testing the antigen for the presence of bound antibodies Step. The testing step may include subject antibody (e.g., acute, chronic, or convalescent). The labeled anti-human antibody, and solid support as in the first method. Measuring the amount of reporter bound to the carrier, or a second method. Observing the effect of antibodies binding to homogeneous assay reagents as in May be included. Antigen capture assays as described above in Section D.2. Are also contemplated.   The following examples illustrate but are in no way intended to limit the scope of the invention. Absent.                              Materials and methods   1.General procedure   Synthetic oligonucleotide linkers and primers are compatible with commercially available automated oligonucleotides. Prepared using a nucleotide synthesizer. Alternatively, custom designed synthetic oligonucleotides Leotide can be purchased from commercial suppliers.   Standard molecular biology and cloning techniques are described in Ausubel et al., 1988; Sambrook et al., 19 89; and Maniatis et al., 1982, essentially as described previously.   Antiserum for screening and detection of immunoreactive protein antigens and Common procedures involving the use of antibodies are described in Harlow et al., (1988). The procedure was performed as described. Antibody screening of H.pylori genomic library Was performed by plaque immunoblot assay.   Similarly, Western blot assays were performed according to the manufacturer (Abbott, N. Chicago, IL; Genel. abs Diagnostlcs, Singapore) or as described in the art. Using standard techniques known in the art (Harlow et al., 1988).   2.Bacterial strain ATCC accession numbers 43504 (short antigen clone set) and 43526 (library 1 and A DNA library was generated using a commercially available H. pylori strain corresponding to 2). H.pyl Isolation of native protein produced by H. pylori from ori strain ATCC 43504 Used for Escherichia coli strain Y1088 for libraries 1 and 2, Y1089 and XLI-Blue (Stratagene, La Jolla, CA) were used for phage infection. Was the host. E. coli strain XL1-Blue, XLOLR (Stratagene, La Jolla, CA) Used for protein expression of the loaned gene.                                 Example 1 H.pylori Construction of λgt11 and ZAPII DNA libraries 1.Genomic DNA isolation   H.pylori (American Type Culture Collection, Rockville, MD; ATCC accession number 435 04) on a blood agar plate and incubate in a microaerobic environment at room temperature for 7 days. I was vate. Collect cells by scraping bacterial cells from 10 plates, Subsequently, it was washed once with phosphate buffered saline (Dulbecco's, Gibco BRL, Gaithers  burg, MD).   Genomic DNA was prepared (with slight modifications) as described in Ausubel et al., 1988. . Resuspend cell pellet from 5 plates in 510 μl TE (Ausubel et al., 1988) To it, 60 μl of 10% SDS and 30 μl of 20 mg / ml proteinase K were added. Suspension The liquids were mixed and subsequently incubated at 37 ° C. for 4-8 hours. 80 μl C in suspension TAB / NaCl (10% hexadecyltrimethylammonium bromide in 0.7M NaCl) And then mix the resulting solution and incubate at 65 ° C for 10 minutes. I did it. The solution was then extracted with an equal volume of chloroform / isoamyl alcohol. And spun in a microcentrifuge for 5 minutes. Transfer the separated aqueous phase to a new tube And precipitate the DNA by adding 0.6 volumes of isopropanol, followed by And centrifuged. Wash DNA pellet with 70% ethanol and dry briefly under reduced pressure And dissolved in 100 μl of distilled water. Next, the DNA solution was washed with DNase-free Rnas. e (Boehringer Mannheim, Indianapolis, IN) (Ausubel et al., 1988; Maniatis Et al., 1982), selectively degraded any RNA present in the sample.   2.DNase Digestion and DNA amplification   a.Short antigen clone library.H.pylori genomic DNA as above (1988) and Sambrook et al. (1989). ehringer Mannheim). Aliquots of digested DNA can be taken at various time points. Obtained. DNA digests were analyzed by preparative agarose gel electrophoresis. Desired Product bands containing a range of DNA (200-2000 base pairs) were excised from the gel, Then, according to the manufacturer's instructions, the “GENE CLEAN II” kit (Bio 101 Inc., LaJ (olla, CA) or MERMAID kit (Bio 101 Inc., La Jolla, CA) did.   To generate blunt ends, the recovered DNA fragment is E. coli Klenow fragment (Ausubel et al., 1988; Sa mbrook et al., 1989). Incubate the reaction mixture for 30 minutes at room temperature, followed by Extraction with chloroform / chloroform.   The resulting molecules are sequence-independent single plasmids by the method of Reyes (Reyes et al., 1991). Immer amplification (Sequence Independent Singie Primer Amplificatlon) (SISPA; Rey es et al., 1991). The following was added to the blunt-ended DNA: Phosphorylated SISPA (sequence independent single primer amplification) linker AB, SEQ ID NO: 63 and And a double-stranded linker consisting of SEQ ID NO: 64 (SEQ ID NO: 64 corresponds to SEQ ID NO: 63). (In the 3 'to 5' direction to SEQ ID NO: 63 as a sequence partially complementary to) , 2 μl 10 x ligation buffer (0.66 M Tris.Cl pH = 7.6, 50 mM MgClTwo, 50 mM DTT, 1 mM MA TP) and 1 μl T4 DNA ligase (0.3-0.6 Weiss Units). Typically, DNA and The linker was mixed at a ratio of 1: 100. Incubate the reaction at 14 ° C overnight. Was. The reaction was then incubated at 70 ° C for 3 minutes to inactivate ligase. I did it. The unlinked linker can be attached to a Chromaspin column (Clo netech, Mountain View, CA) or Sephadex G spin column (Pharmacia, Piscataway) , NJ).   The linker-ligated DNA was then amplified by SISPA (Reyes et al., 1991). 1.5mM MgClTwoAnd 100 mM of 10 mM Tris-C1 buffer pH 8.3 containing 50 mM KCl (buffer A) μl of the linker-ligated DNA preparation, a 2 μM plate having the sequence shown as SEQ ID NO: 63. Primers, 200 μM each of dATP, dCTP, dGTP, and dTTP, and 2.5 units Amplitaq DNA polymerase (Applied Biosystems Division, Perkin Elmer, Fost er City, CA) was added. Heating the reaction mixture to 94 ° C. for 30 seconds for denaturation, Cool to 50 ° C for 30 seconds for primer annealing, then 72 ° C for 0.5-3 minutes Until primer extension with Taq polymerase. Continuous heating, Amplification reactions, including cooling and polymerase reactions, are performed on Perkin-Elmer Cetus DNA Repeated an additional 25-40 times with the help of the Marcycler (Mullis, 1987; Mullis et al., 1 987: Reyes et al., 1991; Perkin-Elmer Cetus, Norwalk, CT).   After the amplification reaction, the solution was then extracted with phenol / chloroform and doubled Precipitated with an amount of ethanol.   3. DNA cloning into Lambda vector   a. Short antigen clone library. Linkers used in ligation to DNA Contained an EcoRI site that allows for direct insertion of the amplified DNA into the λ vector. (gt11 or ZAP II, Stratagene, La Jolla). Λ BEC like purchasing from manufacturer The digester is digested at the EcoRI end and treated with alkaline phosphatase to terminate the 5 ′ end. The phosphate was removed and prevented self-ligation of the vector. 1.Amplified DNA from B. , Digested with EcoRI, and short nucleotides were removed by gel filtration. Next The digested DNA preparation was then purified using T4 DNA ligase to λgt11 or “ZAPII” (Boehringer Mannheim, Indianapolis, IN). The binding reaction conditions are as follows: As follows: 1 μl vector DNA (Stratagene (La Jolla, CA) 0.5 mg / ml); 0.5 or 3 μl of PCR amplified insert DNA; 0.5 μl of 10 × ligation buffer (0.5 M Tris-HCl, pH = 7.8; 0.1 M Mg ClTwo; 0.2M DTT, 10mM ATP; 0.5mg / ml bovine serum albumin (BSA)), 0.5μl T4 DNA Ligase (0.3-0.6 Weiss units) and distilled water to a final reaction volume of 5 μl. Ligation reaction , Incubated at 14 ° C overnight (12-18 hours). Connect ligated DNA to λ DNA package Packaged by standard procedures using the packaging system (GIGAPAK, Stratagene, La JolIa) And then plated the various dilutions to determine the titer.   The titer and recombination rate of the DNA-inserted phage library are based on standard X-gal blue / white Determined by the assay (Miller, 1994; Maniatis et al., 1982). Typically, recombination The library titer is 1.5 × 10Four~ 3 × 106It was in the range of PFU / ml.   The rate of recombination in each library is also large Selection and isolation of the corresponding phage DNA. Can be The polymerase chain reaction (Mullis, 1987; Mullis et al., 1987) Phage DNA isolated as plate, EcoR for DNA molecule as primer Performed using a λ DNA sequence from the λ sequence adjacent to the I insertion site. Then insert The presence or absence of is evident from gel analysis of polymerase chain reaction products .   b.λZAPII library (libraries 1 and 2). λZAPII library (H .pylori sample ATCC No. 43526) was prepared similarly, with the following exceptions: did. The ZAPII library was used for sequence independent single primer amplification (Sequence Indep endent Single Primer Amplification) Made.   Library 1 clone (shown in uppercase herein) contains EcoRI digested H .pylori DNA by direct ligation to the EcoRI site of the λ “ZAPII” vector. Made. The library 2 clones (shown in lowercase) were prepared using H. pylori genomic DNA Digestion with HindIII, blunt-end the HindIII fragment, and place the resulting molecule on top Obtained by ligation to SISPA primer AB as described. Then phosphorus The DNA linked to the car was treated with EcoRI and ligated to the EcoRI site of the ZAPII λ arm.   Unless otherwise indicated, ATCC Accession No. 43504 and ATCC Accession No. 43526 DNA insert gt11 and ZAPII phage library generated from H. pylori sample Lee, Genelabs Technologies Inc. Culture Collection, 505 Penobscot Dri ve, Redwood City, CA, 94063 or Genelabs Diagnostics PTE LTD Culture Co llection, 85 Science Park Drive # 04-01, The Cavendish, Singapore Science  Park, deposited at Singapore 118259.                                 Example 2 Immunoscreening of recombinant libraries   Endoscopy of the λgt11 and ZAPII phage libraries described in 1.C. Pools from 11 patients identified as H. pylori positive using (Referred to herein as "Roost pool" serum), or the four Hs identified as SFA001. of antigens that can be recognized by another pool of .pylori immunopositive serum samples Birth Lives were immunoscreened. λ short antigen clone library and And ZAPII library 2 were immunoscreened against Roost pool sera ZAPII library 1 was immunoscreened against serum pool SFA001 . The λgt11 library was pooled using the E. coli Y1089 bacterial plating strain. Plates while allowing the λZAPII library to be transferred to E. coli XL1-Blu. e Plated for plaque formation using bacterial plating strain.   The fusion protein expressed by the recombinant lambda phage clone Screening was performed using serum antibodies as described in subel et al. (1988).   Approximately 1.5 to 2 × 10FourPlate with phage did. A nitrocellulose filter was overlaid on the plate overnight. Filter After washing with TBS (10 mM, Tris pH 7.5; 150 mM NaCl), AIB (TBS buffer containing 1% gelatin) Solution), and incubate with primary antibody 100-fold diluted in AIB. I was vate.   After washing with TBS, the filters were washed with a 1: 1000 concentration of alkaline phosphatase. Incubated with a secondary antibody consisting of conjugated goat anti-human IgG. Reactivity Plaques were washed with NBT (nitro blue tetrazolium salt; Sigma Chemical Co., St. Loul s, MO) using a substrate (eg, BCIP (5-bromo-4-chloro-3-indolylline) Acid)). Re-plate positive areas from primary screening And immunoscreened until a pure plaque was obtained. This screen The results of the tanning are shown in Tables 1a and 1b.NA = Not available   All the above sera were used for HelicoBlot 2.0 (Genelabs Diagnostics Western Blot) Product) and positively infected samples using this product's criteria. I found it to be a pull.   SFA001 was used in HelicoBlot 2.0 to produce crude lysates from Helicobacter lysates. 4 persons showing strong reactive band in Western blot format using the digest antigen preparation Is a pool (plasma pack) of sera from all donors.   NAA121 was used in HelicoBlot 2.0 to obtain crude lysates from Helicobacter lysates. No reactive band in Western blot format using digest antigen preparation A pool of sera (plasma packs) from four donors. Example 3 Characterization of immunoreactive λgt11, Z and λZAPIIY library clones   1.Immunoreactive recombinant λ clones (short antigen clone set, H. pylori PCR amplification, purification and cloning of DNA inserts from roning families Y and Z) And sequencing   Representative sequences encoding specific antigens from the H. pylori cloning family The clone was isolated by PCR amplification. Cloned with .ASM extension Sequence was completely sequenced; sequences with the .SEQ extension were partially sequenced did.   Insert the DNA insert of the immunoreactive recombinant λ clone into the EcoRI clonin vector PCR amplification was performed using primers corresponding to the λ arm sequence adjacent to the DNA site. Polymerase chain reaction using each immunoreactive clone as a template Thus, amplification was performed. For the λgt11 clone, gt11F (SEQ ID NO: 65) and And gt11R (SEQ ID NO: 66) primer were used. For λZAPII clones, Imers T3 (SEQ ID NO: 67) and T7 (SEQ ID NO: 68) were used.   The resulting amplified fragment is then purified on an agarose gel and Eluted (Ausubel et al., 1988). PCR products can be transferred to WIZARD PCR PREPS (Promega, Mad ison, WI) or `` CHROMASPIN '' column (Clonetech, Mountain View, CA). To remove primers and other components. Then, the purified insert DNA was directly subjected to sequencing. In some cases, the insert DNA is first Subcloning into a TA cloning vector (Invitrogen, San Diego, CA) It was then sequenced.   Sequencing for DNA inserts was performed using Perkin Elmer Applied Biosystems 373. A DNA sequencer (Perkin Elmer, Applied Biosystems Division, Foster Ci) ty, CA) using the manufacturer's protocol (dideoxy chain terminator Performed according to sequencing methodology, Sanger et al., 1977).   The sequence data is shown in the attached sequence listing. Table 2 below shows the cloning families -Immunogenic proteins corresponding to Y and Z (ie, H. pylori positive blood Recombinant H. pylori nucleic acid encoding a protein that is shown to be reactive with 1 shows a partial overview of the leotide sequence. The EcoRI site of the linker is typically The corresponding sequence shown has been deleted.   Clone Y104-1 (SEQ ID NO: 60) contains the entire d7 clone and has a 36K peptide And all of the spot 15 peptides as shown in FIG.   Production of the expressed antigenic proteins and subsequent purification thereof was performed in Example 5A and And 5B in general. Clone name, expression, purification and paneling A tabulated summary of the data is shown in Table 3b. Overview of immunoreactivity of various recombinant antigens The point is shown in Table 5b. Expression profiles were obtained and H.pyl like "Roost" Confirmed immunoreactivity of different clones against ori-positive pooled sera Was done.   Briefly, amplification products corresponding to specific ORFs are typically cloned into pGEXhisB vectors. And expressed in E. coli. Then, after determining the size of the expression product, Confirm immunoreactivity (eg, using Roost pool serum).   2.Sequence comparison   The sequence was changed to "GENBANK" (version 1998, 1996), EMBL database and dbEST (N ational Library of Medicine) at both the nucleic acid and amino acid levels. Compared. The search programs FASTA, BLASTP, BLASTN, and BLASTX (Altschul et al., 19 90) is the majority of polynucleotide sequences encoding the antigens disclosed herein. Before the H. pylori genome (Tomb et al., 1997) was published, Not be more than 95% identical to any sequence contained in the database Was shown.                                 Example 4 Characterization of immunoreactive lambda library 1 and library 2 clones   1.H.pylori Subcloning, purification, identification, and sequencing for antigen   Purify additional immunopositive clones as described in Example 2 above And analyzed for DNA insert size. And of the above-mentioned third embodiment As described for protein size. ZAPII clone (Stratagene, La Jolla, Rescue from phagemid to plasmid (according to U.S.A.A. protocol); The cut insert DNA is cut out using EcoRI and placed on an agarose gel. To determine the size. Then, slightly longer versions of T3 and T7 (GD60 and GD61 corresponding to SEQ ID NO: 231 and SEQ ID NO: 232, respectively) Used as primer for determination. These libraries are available in the library Lee 1 "series (EcoRI digestion) (ie, clones A3, A22, B2, B9, B17, B23 , C1, C3, C7), and "library 2" series clones (HindIII cut) (I.e. clones a1, a3, a5, b5, b8c7, c2, c5, c13, d5, d6, d7, d11, f11 , E6, f3, f8, g2, g9, g11, and k4); and EcoRI / Xbal cleavage line. It also corresponds to clone G1a from Bally. Many clones contain protein Was determined to be larger than the estimated code region.   Specific antigen clones derived from H. pylori library 1 and library 2 clones The nucleotide sequence was subcloned. Typically, this subclone is Fragmenting the corresponding genomic clone by restriction endonuclease digestion To produce specific subfragments. This is called "GENE CLEAN I I "kit (Bio 101 Inc., La Jolla, CA) or" MERMAID "kit (Bio 101 Inc. , La Jolla, CA). Then, the obtained DNA fragment is Expression vectors (i.e., PB / Bluescript (SK) vectors (Stratagene, La Jolla , CA)). Expression clones were cloned into 0.5 mM IPTG (isopropylthio-β-D-gal For 4 hours at 37 ° C. and whole bacterial cell lysate Electrophoresis. The immunoreactivity of the expressed protein was measured by Roost, SFA001, And pooled sera of NAA001. Alternatively, the first genome `` Erase-a-Base ''TMUsing the kit (Promega, Wisconsin, U.S.A.) They were subjected to nested deletions. And the resulting smaller nested clones Tested for immunoreactivity, the location of the encoding antigen was located.   The immunoreactive DNA region is then sequenced and the open reading frame The position was determined. Table 3a below, unless indicated as a β-galactoside fusion product And for each of the clones in 3b, the expression of the coding region was at λgt11. The corresponding H.pyl, not by the promoter of the β-galactosidase gene It was determined to be driven by the ori promoter.                          Library 1 clone   2.Clone A3   Subclone A3CON3 derived from a genomic clone having a size of about 6.0 kb, Obtained from nested deletion clones. The corresponding nucleotide sequence (1878 bp) is It is designated herein as No. 16. Open reading frame (ORF) Ocides from 399 to 1743, and 448 amino acids (as counted from the first methionine) (443 amino acids in total). Open reading The protein sequence corresponding to the translation of Lame (ORF) 399-1743 is set forth as SEQ ID NO: 17. Shown herein.   3.Clone A22   The first genome with an insert size of about 2.2 kb from subclone A22210DMIC Produce β-galactosidase fusion protein in E. coli from clones did. This open reading frame is shown in Tables 3a and 3b below. (ORF) spans nucleotides 12-599 of SEQ ID NO: 43, where bases 12-121 Corresponds to the β-galactosidase fusion peptide and bases 122-599 are unique A22 anti- Encodes a native sequence. The translated sequence for the corresponding protein is set forth in SEQ ID NO: 44. As shown.   4.Clone B2   B3C19 was obtained from the 5.0 kb insert in genomic clone B3 as follows. Subclone. Cut out this insert, digest with DNase, Then, treatment with T4 DNA ligase and Klenow enzyme was performed to create blunt ends. Next The blunt-ended short piece of DNA was then kinased with the A / B linker. -(Linker A corresponding to the top strand of AB SISPA linker, SEQ ID NO: 6 3; Linker B corresponding to the bottom strand (bottom strand) of AB SISPA linker, SEQ ID NO: No. 64), PCR amplified with Primer A, and the amplified product was digested with EcoRI . The digested product was then ligated into EcoRI digested lambda vector ZAPII. B3C19 Is shown as SEQ ID NO: 51.   Based on the sequence of B3C19, primers GD77 (5 ′ primer, SEQ ID NO: 52) and G Using D80 (3 'primer, SEQ ID NO: 53) with genomic B2 DNA as template The B3C19 sequence was designed to walk back and forth. Sequence of clone B3C19 Was extended in both the 5 ′ and 3 ′ directions to give a B2 extended clone, B2197780 (SEQ ID NO: 5). 4) occurred.   Translation of the computer-generated protein of the B2197780 sequence is from amino acids 9-25 Generate a corresponding putative 291 amino acid protein with a putative transmembrane segment (Predicted using the "SOAP" program from "PCGENE"). Analysis results Based on the results, the Shine Dalgarno AGGA sequence should be located 8 bp before the ATG codon Was decided. This ATG codon at nucleotide position 278 is the first of this gene It appears to be a "met" amino acid. Protein translated for clone B2 The sequence is shown as SEQ ID NO: 55. The estimated molecular weight of the full size protein is 31 , 682. (i) between amino acids 91 and 92; and (ii) between amino acids 25 and 26 ("P CGENE ''-putative prokaryotic secretory signal sequence) with two potential cleavage sites I do. The pi of this protein is estimated to be 8.3.   5.Clone B9   Subclone B9.4C is the first genomic clone B9 (4.5 kb in. This is a 1.2 kb HindIII fragment obtained from (Sart).   By inducing genomic clone B9, 32 kd And 14kd in Roost pooled serum Produced an immunoreactive protein. B9 is digested with HindIII and some Hin The dIII subfragment was formed. This is added to each pBKS vector by subcloning. I did it. Protein production is induced in the resulting subclones and the corresponding The size of the protein to be used was determined.   Subclone B9.4C (corresponding to the 1.2 kb HindIII subfragment of genomic clone B9) Responded) produced a 32 kd immunoreactive protein. Nuku of subclone B9.4C The reotide sequence is shown as SEQ ID NO: 47; the translated protein sequence (ie, , Nucleotides 230-931 of SEQ ID NO: 47 are shown as SEQ ID NO: 48. SEQ ID NO: 47 Referring to, the AGGA Shine-Dalgarno sequence occurs at nucleotide 218 and is inverted. The first amino acid in the translated protein sequence is the GTG code for valine at position 230. Starts with Based on PCGENE calculation (CHARGPRO program) as above The estimated molecular weight of the resulting protein is 25.2 kd and has a pI of 10.35. Potential The cleavage site is between amino acids 225 and 226.   Based on FASTA sequence identity analysis of both nucleic acids and proteins, clone B9 , Seems to encode the 50A L1 protein of H. pylori.   6.Clone B17   Is B17CON4 (2006 bases) a genomic clone with an insert size of about 4.0kb? And subcloned. The corresponding nucleotide sequence is shown as SEQ ID NO: 24 . Open reading frame (ORF) corresponds to the following region of SEQ ID NO: 24 ORF1 (nucleotides 500 to 700); ORF2 (nucleotides 870 to 1406); ORF3 (nucleotide) And ORF4 (nucleotides 142-705). The corresponding translated tag The protein sequence is referred to herein as SEQ ID NO: 25 (B17ORF4), SEQ ID NO: 26 (B17ORF1), This is shown as SEQ ID NO: 27 (B17ORF2) and SEQ ID NO: 28 (B17ORF3). Nested deletion fruit Based on experiments, the immunoreactive protein appears to correspond to B17ORF4.   As described above, based on computer-generated protein translation analysis, B17ORF4, B17ORF2, and B17ORF3 have 20.9 kd, 20 kd, and 22.2 kd, respectively. Encodes a putative protein having a putative size. Immunoreactivity of this estimated size Genomic proteins are 22 kd and 23 kd doublets.   7.Clone B23   3.5 kb PstI subclone of the first genomic clone B23 (5.5 kb) immunoreactivity (One PstI site is from the vector pBSK). 3. The 5 kb subclone was further sequenced and the immune response presented in SEQ ID NO: 13 The sex coding sequence was determined. The nucleotide 1078 base pair sequence (SEQ ID NO: 13) Over the open frame (bases 3 to 1076). Translated TA The protein sequence is presented as SEQ ID NO: 14.   8.Clone C1   C1CON6V2 was derived from the first genomic clone with an insert size of about 4.0kb. Subcloned. The sequence information obtained from the exo-mung deletion clone has SEQ ID NO: 38 To present. Open reading frame (ORF) at nucleotides 868-1926 extend. Subcloning of antigen coding sequence from C1 clone into expression vector , And corresponding protein product characteristics are provided in Example 5 below. translation The assigned protein sequence is presented herein as SEQ ID NO: 39.   9.Clone C3   Immunoreactivity of the first genomic clone, C3 (2.9kb insert size) Several different subfragments of a genomic clone were used to determine the coding region. Were obtained and sequenced. Immunoreactive clones were EcoRI / Kpn 2.2kb It was determined to be present in the clone. Numerous subcloning experiments and The C3 DNA sequence is presented as SEQ ID NO: 15 based on the fragment.   Ten.Clone C7   Clone C7.2C is an EcoRI / HindIII subclone obtained from genomic clone C7. You. The first genomic C7 clone was an EcoRI clone of approximately 3.8 kb in size. It produces an immunoreactive protein with a molecular weight of approximately 30 kd.   Subclone C7.2C was obtained as follows. Genomic C7 clones using HindIII Was digested into individual fragments. Next, each DNA restriction fragment was Subcloning via any HindIII site into the The fragment was subcloned through the EcoRI / HindIII site. C The corresponding nucleotide sequence (616 bp) of 7.2C is presented as SEQ ID NO: 20 . Subclone C7.2C produces an immunoreactive protein, which is a genomic clone The same size as the protein produced by Bases 1-5 of clone C7.2C The protein sequence translated for 61 is presented herein as SEQ ID NO: 21. You.   11.Clone B8   Clone B8 (SEQ ID NO: 549) is a genomic clone with an insert size of 3.5 kb. Approximately 50 kd of immunoreactive protein on an SDS western blot. Generate. The DNA sequence of B8 overlaps with the DNA sequence of clone C7 (clone C7.2C), It was a fusion protein with β-galactosidase. Clone B8 matched C7 To add an additional 266 amino acids 5 '(upstream) and include the beginning of the gene . However, B8 terminates 64 amino acids before the C-terminus of the gene, which is also Is coded. Based on the above, the complete sequence of the full-length gene was compiled (sequence Number 549). The corresponding protein sequence from the assembled gene sequence is estimated at 48.9 kd The protein encodes and is presented herein as SEQ ID NO: 550.                     Library 2 clone and G1A   12.Clone a1   Clone a1 is a HindIII clone, which has a 28-30 kd immune response on an SDS gel. Produces a sex protein. The corresponding DNA sequence encoding the antigenic protein is 1 It contains 208 nucleotides (SEQ ID NO: 35). Two open reading frames Exists.   ORF1 extends to bases 53-801 of SEQ ID NO: 35 and is a putative protein containing 249 amino acids. Encoding the protein (SEQ ID NO: 36, translated protein). ORF1 is nucleotchi A Shine-Dalgarno sequence ("AGGA" sequence) extending from step 43 to step 46. Protein prediction The measured molecular weight is 27.5 kd, which is the expected protein size based on SDS-PAGE (above). Matches The putative protein for ORF1 is calculated pK 8.42 and And a predicted transmembrane region extending to amino acids 1-19.   The second ORF contained in clone a1 extends from nucleotides 880 to 1206 and Terminates at two HindIII sites. This means that clone a1 is a partial clone. And The predicted size of the partial protein is 109 amino acids (SEQ ID NO: 37) .   13.Clone a3   Immunoreactive clone a3 (not to be confused with clone A3 from library 1) Is a β-galactosidase fusion clone having an insert size of 1975 base pairs It is. The corresponding nucleotide sequence corresponds to SEQ ID NO: 248. Clone 2 Contains one open reading frame (ORF): ORF1 (nucleotides 3-608, SEQ ID NO: 249) and ORF2 (nucleotides 613-1266, SEQ ID NO: 250). Immune response Based on the observed size of the sex protein, i.e. 30 kd, the expected immunoreactivity The current open reading frame is ORF1. The following sections describe a3 protein expression It describes in.   14.Clone a5   Clone a5 is the first HindIII / EcoRI genomic clone (1 kb), which is 25 kd Produces an immunoreactive protein. The corresponding nucleotide sequence is shown as SEQ ID NO: 3. To present. Clone contains two open reading frames (ORF) : ORF1 encoding a β-galactosidase fusion protein (nucleotides 3 to 54) 5, SEQ ID NO: 5) and ORF2 (nucleotides 569-1021, SEQ ID NO: 4). Shine D The elgarno sequence occurs at nucleotides 559-562 of ORF2. Immunoreactive protein Based on the observed size of the quality, i.e. 28 kd, the expected immunoreactive expression open The reading frame is ORF1.   15.Clone b5   Clone b5 contains a double insert with an internal EcoRI site. Individual Insa The sheets are about 0.3 and 0.2 kb long. Matched nucleosomes for clone b5 The peptide sequence corresponds to SEQ ID NO: 6 and has an open reading frame extending from nucleotides 1-414. A frame (ORF). The corresponding protein sequence translation is shown as SEQ ID NO: 7. To present.   16.Clone c2   Clone c2 is a library 2 clone with an insert size of 2077 nucleotides. It is a loan (SEQ ID NO: 251). The size of the immunoreactive protein on the SDS gel is 30kd. There is one ORF extending from nucleotides 3 to 877, which is Has the first possible start codon at position 45. Provides the corresponding protein sequence translation Presented as column number 253. The protein has a predicted pI of 9.54, It has between ~ 24 potential transmembrane regions. The predicted molecular size of this c2 protein is 30.2 kd, which is consistent with the size observed on the SDS gel.   17.Clone c5   Clone c5 is a 650 base pair HindIII / HindIII clone (SEQ ID NO: 253). Clone c5 is a partial clone, synchronized with the β-galactosidase gene And contains a 29 amino acid stretch that extends into pBluescript at the N-terminus. No. The ORF extends to bases 2-604, which has a predicted protein size of 23.5 kd ( SEQ ID NO: 254). The observed protein size on the SDS gel is 30 kd. Estimation The protein has a pi of 9.6.   18.Clone c13   Clone c13 is a HindIII / HindIII clone with an insert size of 1742 bp (SEQ ID NO: 255). It has a size of 55 kd, observed on SDS gels Β-galactosidase fusion protein. The ORF extends from bases 2 to 1420. versus The corresponding protein has a predicted molecular weight of 54.6 kd (SEQ ID NO: 256). SWISS pro d Sequence searches using atabase show that this sequence can be found in yeast and human And has homology to threonyl-tRNA synthetase.   19.Clone d5   Clone d5 is an EcoRI clone, which is approximately 70 kd on SDS-PAGE gel. Generate a responsive protein (β-galactosidase fusion protein). Cloni The size of the inserted insert was determined to be 1795 bases (SEQ ID NO: 58) and It has an ORF extending from nucleotides 1 to 1704. Open reading frame is 568 A putative protein consisting of amino acids (SEQ ID NO: 59) and having a predicted molecular weight of 62.1 kd. Encode protein. The putative protein has a predicted pK value, 5.1, and Primitive determinants are present in the N-terminal region of the protein.   Computer-based analysis using the PROSITE program on PCGENE I went. Based on this study, several signature sites were added to proteins Identified within. This is the site of cAMP and cGMP-dependent protein kinase phosphorylation. And ATP-GTP binding motif A (P-loop).   20.Clone d7   Clone d7 is a HindIII clone and was cloned as described above for Example 4.1. Was blunt-ended, ligated to the A / B linker, digested with EcoRI, and the λ vector -Subcloned into ZAPII. The product is a β-galactosidase fusion protein Quality. The nucleotide sequence is presented as SEQ ID NO: 11.   The derived protein was determined to have a size of 40 kd and 35 kd. SEQ ID NO: 11 The corresponding protein sequence translated therefrom is presented as SEQ ID NO: 12.   twenty one.Clone f3   Clone f3 is an EcoRI clone with an insert size of 2274 nucleotides. (SEQ ID NO: 257). Clone f3 produces a β-galactosidase fusion protein To achieve. The ORF extends from nucleotides 1-1788 and a predicted molecular size of 67 kd (β -Coding for a putative protein having a (excluding galactosidase moiety) (SEQ ID NO: No. 258). The calculated pI of the protein is 9.66.   Sequence searches for both the SWISS pro database and the DNA database can be found in Haemop hilus influenza, E. coli, Bacillus subtilis and Streptococcus pneumoniae Shows 30% homology to the penicillin-binding protein. EMBL DNA database Search yields 56% homology to the penicillin binding protein of Haemophilus influenza Is shown.   The protein size observed on the SDS gel is 25 kd (major band). With a minor band of about 67kd. This size mismatch is probably due to tampa This may be due to cleavage of the protein to produce smaller fragments.   twenty two.Clone f8   F8CON1 is a HindIII subclone, which has a 33-35 kd immune response on SDS gels Produces a sex protein. The DNA sequence corresponding to the f8 subclone is referred to herein as Presented as SEQ ID NO: 1. Cloned DNA subfragment of 1459 bases Contains an open reading frame (ORF) from nucleotides 134 to 1042.   The predicted protein encoded by the f8 subclone contains 303 amino acids and has 3 amino acids. With a predicted molecular weight of 3.9 kd, which is consistent with the predicted protein size. Anticipation The original determinant is the 3 'end of the putative protein (which extends from amino acid 270 to amino acid 275). (Nucleotides 941-958). The putative protein has a pK of 9.75. The corresponding protein sequence based on the translation of SEQ ID NO: 1 is presented as SEQ ID NO: 2 .   W.Clone g2   Clone g2 has an EcoRI / HindIII with an insert size of 2474 nucleotides. It is a clone (SEQ ID NO: 259). Immunoreactive protein observed on SDS gel Is 25kd in size. The clone contains four ORFs. First ORF and Last OR F encodes a partial protein, i.e. the complete ORF is not included in the clone won. ORF1 extends from nucleotides 2-445 and has a predicted protein of 148 amino acids. Encodes the carboxyl terminus of the protein (SEQ ID NO: 260). ORF2 has bases 461 to 1156 And encodes a putative protein with a molecular size of 25.4 kd (SEQ ID NO: 261). ORF 3 extends to bases 1156-1776 and encodes a protein having a size of about 22.2 kd. (SEQ ID NO: 262). ORF4 (nucleotides 1798 to 2472) has a predicted data of 24.4 kd. Encodes the amino terminus of the protein (SEQ ID NO: 263). ORF2 and ORF3 predictions p I is 7.82 and 5.26, respectively. The putative proteins of ORF2 and ORF3 are Contains no predicted transmembrane regions and putative proteins of ORF4 have six predicted transmembrane helicopters. Includes three predicted transmembrane regions with a matrix.   twenty three.Clone g9   Clone g9 has an insert size of 4292 bases. Two subclones K4 and g11 are contained in clone g9. Clone g9 is approximately 85kd immunoreactive Produces protein bands, while k4 has an immune response of 55kd, 46kd, 35kd and 30kd G11 produces a weak immunoreactive band of 22 kd.   The complete sequence of g9 was obtained by walking in the 5 'direction from the C-terminal sequence of g11, and And walking from the N-terminal sequence of k4 in the 3 'direction (SEQ ID NO: 26). Four). Clone g9 has 5 ORFs. ORF1 is in the region extending from bases 2 to 349 (SEQ ID NO: 265). Corresponding prediction of protein The size is 12.3kd. ORF2 extends from base 495 to 1403 (SEQ ID NO: 266), and The corresponding predicted protein has a molecular size of 33.8 kd. "AGGA" Shi after ORF2 followed by the ne-Dalgarno sequence, which is located before the ATG of ORF3 (bases 1418 to 2209) . The predicted molecular size of the putative protein encoded by ORF3 is 29.7 kd ( SEQ ID NO: 267). ORF4 corresponds to bases 2223-3719. Coded by ORF4 The protein has a predicted molecular weight size of 56.8 kd (SEQ ID NO: 268). ORF5 is Nuku Extend to leotides 3133-4236, with a predicted protein molecular size of 19.9 kd ( SEQ ID NO: 269).   twenty four.Clone G1a   The immunoreactive 2.8 kb HindIII fragment of the corresponding genomic EcoRI clone (this Has an insert size of 6.4 kb), treated with exo-mung nuclease, Nested deletion clones were generated for sequencing. 1610 base pairs The DNA sequence of the region was determined (SEQ ID NO: 8). Two open reading frames (ORF) was determined: ORF1 (nucleotides 32-964); and ORF2 (nucleotide). De 1034-1570). The corresponding translated protein sequences are referred to herein as Presented as SEQ ID NO: 9 and SEQ ID NO: 10.   25. Characterization of additional library 2 clones, e6, dll, f11 and d6 Details are provided in the table below. n.d. = Not measured. The underlined numbers for protein size are The size of the protein observed on the screen. Predicted protein size is β-gal Does not contain cuctosidase fusion peptide. n.d. = Not measured. The underlined numbers for protein size are The size of the protein observed on the screen.* If there are more than two ORFs,*Indicates an expressed ORG that is immunoreactive You. Example 5A H.pylori Expression of antigen coding region   Different clone families, such as A3, A22, B2, B9, C1, C5, C7 and G1a The resulting amplification product was cloned into the pGEX vector (Pharmacia). Claw The engineered construct was expressed in an E. coli strain (Stratagene, LaJolla, CA).   1.Clone B2   Expression primers GD96 (forward primer, SEQ ID NO: 56) and GD97 (reverse primer) Primer, SEQ ID NO: 57) into the expression vectors pGEXdel65 and pGEXGLI. Introduce NcoI and BamHI sites for B2 fragment subcloning Designed to be. The expression product lacked the predicted transmembrane region.   Based on the insolubility of the expressed protein, only expression products derived from pGEXdel65 Were further purified. Protein was purified using Ni-NTA ++ resin from Qiagen (Chatsworth, CA). And purified by affinity purification chromatography.   Purified proteins were paneled against various sources of H. pylori-infected serum. nel). Serum paneling was performed twice, but different results were obtained. (I) 75% sensitivity (based on 35 serum samples) and (ii) about 30% sensitivity Degree (based on 183 sera). Serum panel is analyzed by affinity chromatography -Using SDS gel electroelution protein after purification .   2.Clone C1   The amplification product from clone C1CON6V2 was purified using primers BF (SEQ ID NO: 40) and BG (SEQ ID NO: 41) and the expression vector as outlined in Table 5 below. Cloned into pGEXdl65. Expressed protein is immunoreactive However, it did cleave beyond the transmembrane region and An epidemiologically reactive band formed. Based on this observation, the expression of smaller proteins A new forward primer, primer BO (SEQ ID NO: 42) Designed as shown in FIG.   The resulting protein was determined to be immunoreactive, and It was formed in much higher yield than the product.   3.Clone B17   Expression primers CA (forward primer, SEQ ID NO: 29) and CB (reverse primer) The B17 ORF4 fragment into the expression vector GEXdelG5. It was designed to introduce NcoI and BamHI sites for cloning.   Expression primer CC (forward primer, SEQ ID NO: 31) and CD (reverse primer) , SEQ ID NO: 32), and subcloning the B17 ORF2 fragment into an expression vector. It was designed to introduce NcoI and BamHI sites for logging.   4.Clone A3   The product amplified from genomic A3 DNA is digested with NcoI / BamHI restriction enzyme and The expression vector was determined using Limer BP (SEQ ID NO: 18) and BQ (SEQ ID NO: 19), respectively. The pGEXd165 poly-His was subcloned into the NcoI and BamHI sites. Protein Quality expression was induced with 0.5 mM IPTG (isopropylthiogalacto-pyranoside) . The expressed protein was of the expected size and was It was confirmed to be immunoreactive. 5.Clone C7   H. PCR amplified product from pylori genomic DNA, A fragment is then generated using primer GD100 (SEQ ID NO: 22) And GD101 (SEQ ID NO: 23), respectively, using the NcoI / B of the expression vector pGEXdel65 It was subcloned into the amHI site. The expressed protein has the expected size And was very insoluble. The protein is Ni-NTA color as described above. Could be easily purified by chromatography. Immunogenic screening Protein is immunoreactive with Roost pooled sera It was confirmed.   6.Clone G1a   The PCR amplification products were ligated with primer BW (ligand) as outlined in Table 5 below. (SEQ ID NO: 33) and BX (SEQ ID NO: 34) to support the expression vector pdel165 polyHis. It was cloned. The expressed protein was confirmed to be immunoreactive. However, the expression product was cleaved internally, and cleavage probably occurred at the transmembrane region.   Expression of additional cloned constructs was performed similarly.   All protein expression products are relative to Roost pool sera, except for dHB9.4.2. It was determined to be immunoreactive.                                 Example 5B H . expressed by pylori clones Y175A, Y212A, and Y146B, Purification of exemplary antigenic proteins   Clones Y104B, Y175A, Y212A, and Y146B were constructed according to the protocol described above. E. E. coli expressed as a recombinant protein. E. Plies for E. coli expression clones The mer sequences are shown in the sequence listing. Purify the recombinant proteins and their immunogens Sex was confirmed according to the following general procedure.   Spin the pellet from the shake flask and then differentially solubilize (differentia l solubilization). Conveniently, the pellet is dissolved in a solution containing PBS / 5mM PMSF. And spun at 4 ° C., 30k for 60 minutes. E of the following times Modification / centrifugation was as follows: (i) 100 mM Tris / 2% Tr iton / 2M urea / 5mM EDTA / 0.5mM DTT (homogenization step) / 60 min, 4 30 ° C, 30k (centrifugation); (ii) PBS pH7.8 / 2M urea / 0.5mM DTT / 60min, 4 ° C, 30k (Iii) PBS pH7.8 / 4M urea / 0.5mM DTT / 60min, 4 ° C, 30K, (iv) PBS pH8.0 / 6M Urea / 0.5 mM DTT / 60 min, 4 ° C., 30 k; (v) PBS pH 8.0 / 6 M urea / 2 M guanidine HCl / 2mM BME / 60min, 4 ° C, 30k.   The supernatant from step (iv) above was then dialyzed against PBS pH 8.0 / 6 M urea / 2 mM BME, Then 5 column volumes of 0.2M NiClTwoLoaded, Chelating Sepharose (Pharmaci Chromatographic separation using the prepacked column of a). Buffer Utilize a 10 column volume (C.V.) gradient of A to Buffer B 100%, where Nickel IMAC buffer Solution A contains PBS pH 8.0 / 6 M urea / 2 mM BME and Nickel IMAC Buffer B contains Buffer A and 250 mM imidazole were included.   Pool the appropriate Nickel IMAC fractions and reconstitute in PBS pH 8.0 / 6 M urea / 0.5 mM DTT. Dialysis was performed overnight. The final product was then transferred to a vial and stored at -80 ° C.   Alternatively, a glutathione-sepharose packing column (Sigma) was utilized.   Fractions were typically analyzed by: 1) Pierce Coomassie protein Assay, 2) SDS-PAGE (on 12% gel), 3) H. Use pylori Roost Pool # 3 Western blot to use, 4) GLT H. pylori negative pool, and 5) anti-E.c oli polyclonal antibody. The results of these analyzes indicate that the expressed protein Was confirmed.                                 Example 6A Antigen for antigens purified from clones dHA22.8 (A22) and dHClS.11 (C1) Concentration optimization and small-scale serum paneling   1.Clone dHA22.8   The protein expressed by clone dHA22.8 (corresponding to clone A22) It was isolated and purified as follows.   2000 ml of culture pellet is mixed with 200 ml of buffer B (48 g urea, 1.2 g NaHTwoPOFour, 0. 12 g of Tris-HCl and 90 ml of deionized water (adjusted to pH 8.0 and a total volume of 100 ml) )) And sonicated for 10 minutes to effect cell lysis. Next The sonicated mixture was shaken at room temperature for 1 hour and Spin at 00 rpm to remove cell debris. Then, 1 ml of Ni-NTA resin ( Qiagen GmgH, Hilden, Germany) and then mix it for 1-2 hours at room temperature did. Centrifuge the mixture at 5,000 rpm for 15 minutes at 4 ° C to pellet the resin. Release and the supernatant was discarded. The resin was washed with 50 ml of buffer C (48 g urea, 1.2 g NaHTwoPOFour , 0.12 g Tris-HCl, and 90 ml deionized water, pH 6.3 and a total volume of 100 ml. )), Centrifuged and the supernatant discarded. Next, dispose of the resin The ram was loaded and the washing step was repeated with the remaining buffer C. Then, tongue The protein is washed with 50 ml of Buffer III (50 mM sodium phosphate, pH 8.0, 300 mM NaCl, 250 mM Imidazole). Collect fractions (2 ml) and run on a 12% SDD-PAGE gel analyzed.   The purified protein is then converted to blood using conventional techniques (Ausubel et al., 1988). Screened with clear antibody. Purify the protein with 0.1-20 μg / ml 0.1 M carbonate Slot with buffer, block with 5% skim milk in TBS buffer, and dilute 100-fold Were reacted with H. pylori positive serum and H. pylori negative serum. 36 total blood A serum panel consisting of Qing was used as described above. Positive serum is Roost Pooh # 2 or SFA 001 pool; negative serum from donor pack Was.   After a one hour incubation period, the strips were washed three times with TBS buffer, And alkaline phosphatase bound 1000-fold in 5% skim milk in TBS buffer. Incubate with a secondary anti-human Ig antibody (Promega Biotech, Madison, WI) did. The strips were then washed three times with TBS wash buffer. Immunoreactive tamper Can be converted to a substrate (eg, BCIP (5-bromo-4-chloro-3-indolyl-phosphate) ), And NBT (nitroblue tetrazolium salt (Sigma)). color The color development is due to the very highly antigenic nature of the purified A22 protein. In other words, H. pylori positive serum).   The optimal concentration of antigen was determined to be 2.0 mg / ml. dHA22.8 (A22) expression product, In both pooled serum sources (Roost pool # 2 and SFA 001 pool) Existing anti-H. pylori antibody and 100% tested individual H. pylori positive Reacted with serum samples. Antigen has no detectable cross-reactivity with normal serum won.   2.Clone dHClS.11 (C1)   The protein expressed by clone dHClS.11 (C1) was used for the following protocol. Therefore, it was isolated and purified.   Proteins were differentially differentiated using a series of homogenization / centrifugation steps. Extracted from the culture pellet by solubilization. Pellets into (i) PBS / 1mM PMSF Homogenize and centrifuge at 4 ° C, 19,000 rpm for 30 minutes, then separate the supernatant (Ii) homogenized using 1 M urea / 10 mM Tris (pH 8.0) / 10 mM DTT, Centrifuged as in (i) and the supernatant separated; (iii) 4M urea / 10mM Tri s Homogenized in pH 8.0 / 2 mM BME followed by centrifugation as in (i) And the supernatant is separated; and finally (iv) 6 M urea / 10 mM Tris pH 8.0 / 2 mM BME The pellet was homogenized and subsequently centrifuged as described above. Combined 150 mM NaCl was added to the supernatant. Then, the protein was added to 2 CV (column volume). 0.2M NiClTwoSepharose (Pharmacia, Chelating Seph) loaded with immobilized metal using a pre-packed 5 ml column containing arose Fast Flow) Separated from the combined supernatants by adsorption chromatography. protein Using a 50% buffer of buffer A (4 M urea / 10 mM Tris pH 8.0 / 0.2 mM BME / 150 mM NaCl) Using a 20 CV gradient to B (buffer A with 0.5 M imidazole), the column And eluted. Fractions were collected (2 ml) and analyzed on a 12% SDS-PAGE gel.   The optimal concentration for immunoscreening was determined essentially as described above. Up The serum paneling described above was performed using the purified C1 protein expressed by clone dHClS.11. Was repeated.   As in the above example, the expressed protein was pooled H. pyl ori is reactive with both sources of positive serum and control serum (H .pylori negative sample, one sample of pooled serum and 13 individual Sample) did not show any signs of cross-reactivity. In addition, panels 20-35 and As can be seen in AC, the recombinant protein is 95% H. pylori po Showed immunoreactivity with the positive sample.   In summary, for this small panel study, both A22 and Shows acceptability and specificity (> 90-95%). NA = not available                                 Example 6B For an additional serum panel for purified antigen Further serum paneling: selection of preferred antigens   Further serum paneling studies were performed on various H. Sensitivity and specificity of pylori antigen For further testing, another serum panel (USC (University of Southern Calif. ornia) and POW (Prince of Wales Hospital)).   Gold standard tests are run to compute the sensitivity and specificity of each individual antigen. Used as a reference standard for The standards used were histology, CLO testing, and U It was a conventional gold standard test including the BT test. UBT is active in a non-invasive way It is the gold standard now very widely used for the indication of "infection". Histology, CLO (rapid urease test), and UBT report that these tests produce positive results. All show "active infections" because of the dependence on the presence of the germs. Serology is a past Since both infections and current infections are measured, the purpose of this study was to Identify serological markers that correlate with UBT results for use as "markers" And (ii) H. Effective screening for active infection by pylori Was to test both single and multiple antigen combinations.   A.Use of UBT as a gold standard in single antigen screening   Different antigens were analyzed on different panels (geographical origins from different strains of H. pylori). Differences and the exposure of the population to other cross-antigens from other bacteria specific to the area (Which may be a reflection) Use of all single antigen markers tested using UBT as a single reference standard . 1.USC panel.Based on this panel, the best single antigen selection is the antigen Y261A Or it seemed to be Y124A. Both of these antigens are sensitive and specific Overall balance (> 80% for both sensitivity and specificity of Y261, and Y124A 100% sensitivity and 70% specificity). Other preferred antigens (A22 And C1) are 95-100% sensitive in this panel, respectively, and 6 It was 7-77% specific. 2.POW panel.Based on this paneling study, the best single antigen selection is , Y128D12S and Y124A, where the sensitivity and specificity are It was about 75-80% for S and both about 80% for Y124A. Another A preferred antigen is Y261A, which has 70% sensitivity and 80% specificity. Indicated. For this paneling set, preferred clones A22 and It was found to be 5-98% sensitive and about 60% specific.   B.Use other gold standards   1.Roost panel.Only test positive sera, and antigens A22 and , 90% sensitivity. Y124A is about 80% sensitive and Y261A is about 87% Had the sensitivity.   2.UNSW panel  In this paneling set, A22 and C1 are 90-100% or less. The above specificity was shown. Y124 shows 80% sensitivity and 96% specificity, and Y261A showed 80% sensitivity and 100% specificity.   Other gold standards in USC and POW panels, even when UBT is used alone Sensitivity and specificity values do not change significantly when used in combination with Was observed. Thus, the somewhat lower specificity for A22 and C1 May be a reflection of previous exposure to cross-reactive antigens.   C.2-4 antigen combination test   High sensitivity of A22 and C1, and some about specific panels (POW, USC) Multiple serotypes were examined, taking into account their low specificity. 2-4 serotypes can be any At least both or all three specific for a few highly sensitive antigens Based on criteria that need to be positive with respect to .   This "positive for both antigens" criterion is that the selected set of 12 antigens Applied, where 12 antigens have a sensitivity of at least 40-50% for consideration. Selected.   Computed sensitivity and specificity of a positive reference for both antigens And the tables obtained are tested for good performers. further, Combinations of two antigens with high specificity and lower selectivity are used in all two antigen combinations. Performed on the combined matrix, "positive for both antigens or two other antigens. Provides a result indicating "positive for both antigens". Then the final analysis is USC Generally provide good results beyond the board between the POW panel Provides a selection of the antigen present.   D.Result of 2-4 antigen combination test USC About the panel,15 antigens providing about 95% sensitivity and 100% specificity There are gender combinations.   POW About the panel,10 different antigen combinations have more than 70% sensitivity and It has been shown to provide about 80-90% specificity.   Based on these findings, an exemplary combination selection for both panels is: It is as follows:   (a) Both positive C1 and Y124A (for POW and USC panels, 76.2% and 100% sensitivity, and 89.1% and 95.2% specificity). do it   (b) All positive C1 and Y124A and A22 (for POW and USC panels) 71.4% and 94.7% sensitivity, respectively, and 91.3% and 95.2% specificity sex).   For the USC panel, the C1 and c5 antigen combinations are preferred, and the POW panel For antigens, antigen combinations Y261A and Y124A or antigens C7 and B2 are also preferred. It was good.   Therefore, based on these serum paneling data, H. p Preferred antigens for use in detecting ylori infection include the following: But not limited to: A22, C1, Y124A, Y261A, c5, C7, B2, Y104B and Y1 28D.   Representative purified H. in different serum paneling studies. About pylori antigen A summary of the figures for all sensitivity and specificity data is shown in FIGS. 65 and 66.Example 7 H . Purification of 36kD and "Spot 15" antigen produced by pylori   H. pylori (ATCC No. 43504) is grown under appropriate conditions and the cells Collected in phosphate buffered saline. This is followed by repeated centrifugation and cell Debris and other contaminants were removed. Then, the obtained pellets were subjected to> 10,000 PSI And then centrifuged at 10,000 × g for 25 minutes.   Spot 15 (high pH), followed by sequence / structure studies (eg mass spectrometry, pepti Only when enriching soluble H. Pre-fractionation of pylori lysate supernatant went.   Fractionation of the 36 kD protein was performed by dialysis against 10 mM Tris buffer, pH 8.0, 50 mM NaCl, Subsequently, anion exchange resin Resource Q (Pharmacia Biotechnology, Piscataway, NJ ) Was achieved by gradient elution. SDS-PAGE / Western blot analysis Western positive doublet (doublet at 30kD and positive 36kD band) )showed that. Both fractions are very immune when tested against Roost pool sera It was determined to be reactive.   Fractions of spot 15 antigen were performed in a similar manner. Samples were separated by Sephacryl S-10 0 Ion exchange resin (Pharmacia Biotechnology, Piscataway, NJ) (10 mM phosphate buffer) Buffer, 50 mM NaCl, pH 8.0), followed by Resource S cation exchange resin (Phar macia Biotechnology, Piscataway, NJ) . Fractions containing spot 15 antigen analyzed by SDS-PAGE and Western blot And fractions were similarly analyzed with Western blots and Roost pooled sera. Confirmed to be highly antigenic in nature, as indicated by immunoreactivity Was.                                 Example 8 36kD And spot 15 H. pylori antigen characterization   After fractionation of the antigenic protein as described in Example 7 above, the isolated fraction was And two-dimensional electrophoresis performed according to the method of O'Farrell (1975, 1977). Sign I attached. 1.Two-dimensional electrophoresis under low pH conditions   Two-dimensional electrophoresis was performed essentially as described by O'Farrell (1975). Isoelectric focusing was performed at 900 volts-hours with 2% ampholine (BDH, Hofer Scientifi c Instruments, San Francisco, CA) in a glass tube with an internal diameter of 2.0 mm. Was. The final tube gel pH gradient, as measured by a surface pH electrode, was closed (enc losed) pH gradient form.   Buffer O (10% glycerol, 50 mM DTT, 2.3% SDS, and 62.5 mM tris buffer After equilibration for 10 minutes in a liquid (pH 6.8), the tube gel is washed with a concentrating gel (this is a 10% Adhered to the top of acrylamide slab gel (placed on top of 0.75mm thickness) . SDS slab gel electrophoresis was performed at 12.5 mA / gel for 4 hours. Then slab gel Was fixed in a 10% acetic acid-50% methanol solution overnight. The following proteins are molecules As a quantity marker, it was added to agarose in which tube gel was adhered to slab gel: Osin (mysin) (220 kD), phosphorylase A (94 kD), catalase (60 kD), actin ( 43 kD), carbonic anhydrase (29 kD), and lysozyme (14 kD). these Standards were on silver stained (Oakley et al., 1980) 10% acrylamide slab gel. Appears as a horizontal line. Silver stained gel, acid edge on the left Dry between sheets of cellophane paper.   2.Western blot   After slab gel electrophoresis, duplicate gels were transferred to transfer buffer (12.5 mM Tris (pH 8.8), 86 mM glycine, 10% methanol) at 200 mA (about 50 volts / gel) on RVDF paper. Transblot overnight. Blots were run on T cells containing 2% bovine serum albumin (BSA). Block in TBS (Tween-Tris buffered saline) for 2 hours, rinse with TTBS, From Roost pool or negative serum pool diluted 1: 2500 in 1% BSA / TTBS Incubate in primary antibody for 2 hours and rinse in TTBS Antibody-containing solution (anti-human IgG horseradish peroxidase diluted 1: 5000 in TTBS) Z) for one hour. The blot is rinsed with TTBS and ECL (Amersham Corporatio n, Arlington, Heights, IL) and exposed to X-ray film.   Computation of exemplary stained membranes containing H. pylori-derived antigenic proteins as described above FIG. 2 shows a photograph of the preparation of the rotor. `` Normal '' human serum is `` HELICOBLOT 2.0 '' (Genel abs Diagnostics (PTE) Ltd., Singapore) to be H. pylori negative Was confirmed. The identity of the spots indicated numerically on the gel was determined by Determined by protein sequencing (described in Section 9).   3.Two-dimensional electrophoresis under high pH conditions   Two-dimensional electrophoresis adapted for basic protein separation was performed using O'Farrell (O'Farrel 1977).   1.5% pH 3.5-10 ampholin and 0.25% pH 9-11 ampholin (Pharmaci a Biotechnology, Piscataway, NJ) using non-equilibrium pH gradient electrophoresis at 140 volts. For 12 hours. Purified tropomi with low spot molecular weight of 33 kD and pI of 5.2 Osin and purified lysozyme (Me with a molecular weight of 14 kD and a pI of 10.5-11) rk Shape & Dohme, Philadelphia, PA) as an internal pI marker did.   Buffer (10% glycerol, 50 mM DTT, 2.3% SDS, and 62.5 mM tris (pH 6.8) After 10 minutes equilibration in the tube gel, concentrate the gel (this is 10% acrylamide Adhere to the top of the slab gel (located on top of 0.75 mm thick) and Lab gel electrophoresis was performed at 12.5 mA / gel for 4 hours. Slab gel, 10% acetic acid / 50% Fixed overnight in methanol solution. Using the following proteins as molecular weight standards, Added to agarose with tube gel adhered to Bugel: myosin (220 kD), phospho Lylase A (94 kD), catalase (60 kD), actin (43 kD), carbonic anhydride Lase (29 kD), and lysozyme (14 kD). These standards were silver stained (O akley et al., 1980) Appears as a horizontal line on a 10% acrylamide slab gel. Silver stain The gel was dried between sheets of cellophane paper with an acid edge on the left.   Transblot duplicate gels onto PVDF paper and Western blot Was performed as described in 8.1.b above.   Exemplary Western blots containing antigenic proteins from H. pylori as described above FIG. 1 shows a computer-made photograph of the film thus set. Shown numerically on the gel The identity of the spots was determined by protein sequencing (as described in Example 9 below). Determined by                                 Example 9 Western positive spot isolation and protein sequencing   1.N-terminal sequencing   The PVDF blot from Example 8 above was used with Coomassie Brilliant Blue. Stained. Spot corresponding to western positive band with scalpel Excision and routine sequencing techniques (eg, Miller, 1994; Spiecher, 1989) ) Was sequenced directly using a Hewlett-Packard G1005A N-terminal sequencer Was. The sequencing technique used has a high repeat yield (because of the detection limit of about 100-200 fmol). Typically in the range 93-98%).   2.Internal sequencing   Four different methods were used to obtain the internal sequence information of the H. pylori isolated antigen described above. (Allen, 1981): Lys-C peptide map and sequencing, CNBr peptide map and And sequencing, OPA / CHBr peptide maps and sequencing, and Lys-C digests LC-MS / MS sequencing.     a.Cyanogen bromide cutting. Cyanogen bromide (CMBr) cleavage was applied to PVDF membrane in 70% formic acid. (Crimmins and Mische, 1996). Then, the cyanogen bromide digested peptide Was repurified by capillary HPLC and sequenced directly or Either subject to to-phthalaldehyde (OPA) modification was performed.     b.Ortho-phthalaldehyde (OPA) modification. The digested peptide was converted to Bauer (Bauer et al.). , 1984). Use this reagent to repair primary amines Decorating (but not modifying the secondary amine), thereby providing an Edman-type N-terminal sequence Identification and identification of sequences with proline as the N-terminal residue as determined by analysis And silencing of all other sequences.     c.Liquid chromatography / mass spectrometry. Internal sequence information can also be Obtained from analysis based on chromatography / mass spectrometry.   Copper stained gel slices (Nakayama et al., 1996) and proteins transferred to PVDF were First, extract and use Sep-Pak solid phase extraction (Millipore Corporation, Bedford MA) Pre-purification and pretreatment by protease (Lys C) digestion.   Liquid chromatography-mass spectrometry (LC-MS) uses peptide mass technology and To specify internal sequence residues by ion trapping technology (McAtee et al., 1996) On digested proteins. Digest the ABI Model 410 B double syringe Pump system (Applied Biosystems Division, Perkin Elmer, Foster City, CA) On a Vydac C18 reverse phase microbore column (150 mm x 1 mm) I was torographed. Maintain the flow rate at 50 microliters / minute and elute , Using a linear gradient from 0.1% aqueous TFA to 0.1% TFA in acetonitrile. Ca Use the rlo Erba Phoenix 20 CU pump to add methoxyethanol and isopro A mixture of panol (1: 1, v / v) was delivered at a rate of 50 microliters per minute. This was combined with the column eluate in a post-column mixing chamber. Inla Using an in-line flow splitter, the mass spectrometer The flow was limited to about 10 microliters / minute. Detection with the ABI 759 variable wavelength detector Performed immediately after elution from the column at 214 nanometers. Mass spectrometry detection VG BioQ triple quadrupole mass spectrometer with electrospray ion source Achieved after ram solvent addition and flow splitting. The spectrum Recordings were made in positive ion mode using trospray ionization. Instrument calibration By using direct injection analysis of myoglobulin, the range m / z 500-2000 I went there. Spectra were recorded at 1.5 second intervals and using nitrogen dry gas Solvent evaporation was assisted. Capillary voltage is maintained at about 4 kV with a heat source temperature of 60 ° C did.   3.Sequence determination results   Spots shown in Western blots using the above approach (FIGS. 1 and 2) were identified. The identity of the spot (if known) is shown in Table 6 below. Show.   Looking at the low pH blot shown in FIG. 2, spots 9, 11, 12, 13, 15, 16 (me Jar and minor), and 17 indicate unique antigens. Spot 9 is black Native H.pylo corresponding to the recombinant protein expressed by ORF2 ri antigen, whereas spot 12 shows the antigenic tag encoded by clone a5. Shows the native antigen corresponding to the protein.   Looking at the high pH western blot in FIG. 1, spot 9 (measure and Minor), 10, 12, 13, and 15 (major and minor) have unique antigens Show.   As will be apparent from the following results, the N-terminus of spot 15 antigen (high pH) was Is determined later, and thus spot 15 The N-terminal sequence determined for was later shown to be incorrect.                                 Example 10 H.pylori 36kD antigenic protein isolated from various sources Analysis of spot 15 and spot 15 antigens   The above H. pylori spot 15 antigen was used as described in Examples 8 and 9 for H. pylo ri from three different sources. The following H.pylori samples were used: H. pylori, ATCC 43504 (Australian strain); H. pylorl. # 26695 shares And H.pylori, J-170 (both from the Washington University School of Medicine , St. Louis, MO). The corresponding protein isolated from each source is then The quality was analyzed by reversed phase high performance liquid chromatography (HPLC) as described in Example 9. Was analyzed.   Small spots in native Spot 15 protein from various H. pylori strains Differences are observed, especially in the early eluting peak area, and the TIGR and ATCC Spot 15 antigen from the H. pylori source appears to be closely related. small Differences may include slight minor amino acid changes, deamidation, and possibly High molecular weight (eg, lipopolysaccharide or glycosylation ) Included side chain modifications, as suggested by the modifications. 15 spots from J-170 The protein is thought to contain additional high molecular weight modifications, as indicated by the difference in molecular weight. Will be   However, all peaks were not screened against Roost pool sera. When a protein is highly antigenic, it is an amino acid sequence between native proteins. Any minor discrepancies in the columns are detrimental to the high immunoreactivity of the recovered Spot 15 antigen Does not affect.   Based on the above characterization data, spot 15 antigen was generated as shown in FIG. It appears to be a processed product of the putative 36 kD protein.   In situ Lys-C digestion of "spot 15" produced by the above H. pylori strain MALDI-TOF MS comparison of peptides produced from the products was performed. Checking total digest In the data, 26695 strains and 43504 strains were replaced by 43504 strains and J-170 strains or 26 From their 695 and J170 strains (possibly after their translation) (In the modification profile). This data is All strains tested for immunoreactivity to spot 15 with data shown in Amino acid content and protein content among spots 15 of various strains. This suggests that there is a difference in protein modification.   Lys-C digest was also examined by reverse phase HPLC. All pepti derived from total digest Although this was not observed by RP-HPLC, this was due to the The presence of extremely hydrophobic and / or hydrophilic peptides that cannot be detected in the meter It was thought to be due to the presence. Based on the investigation of the RP-HPLC elution profile, Tide mass fingerprints were higher than those indicated by MALDI-TOF MS results. Seems to be more preserved between. Preferentially, MALDI-TOF and other forms of MS (E.g., electrospray, fast atom bombardment) show more accurate determination of structural analysis You. Example 11 2-D Antigen reactivity between various H. pylori strains separated by electrophoresis   Various H. pylori strains were described in Examples 7 and 8 among other H. pylori strains, As shown in FIG. 1, the protein identified in ATCC strain 45304 Examine to determine the extent of preservation.   Exemplary H. pylori strains tested were: Chico (Oroville Community H clinical isolate from ospital), TIGR 26695, 96-212 (Aras from the Aleut tribe) 4655-1 (Gambian child), J170, A-1c (Lithuanian isolate) , This is as an insert near the cag region and as an "X" seg Rus-95 (including Russian immigration to the US) ), # 9 (Peruvian isolate), C-3c (Lithuanian isolate).   These various H. pylori strains were purified and used in Examples 7 and 8 with ATCC No. 4530. Fractionated by 2D electrophoresis and described in And the immune response spots shown in the set of FIGS. It was determined whether the stocks were conserved between strains. The results are summarized in Tables 9 and 10 below I do.   As can be understood from the above, the immunogen isolated from H. pylori ATCC 45304 strain Sex proteins are highly conserved among different strains of H. pylori. Preferred of the present invention One of the antigens, spot 15 antigen (high pH), is the 100% representative strain tested Was observed. Western blot results show that this protein is highly antigenic Sexual properties were further supported.                                 Example 12 H.pylori MALDI-TOF mass spectrometry based on antigen mapping   Coomassie staining or compatible silver staining as described in Example 9. Transfer the gel pieces stained in to a microcentrifuge tube and add with 10 microliters of water. Rehydrated. The gel pieces were then mixed with 500 microliters of 50% acetonitrile / 0.1%. The plate was washed three times with 05M Tris-HCl (pH 8.5) for 20 minutes. Discard the supernatant and wash The pieces were dried in a Speed-Vac concentrator for 30 minutes. 5 microliters of 0.05 Add a solution containing an microgram of Lys-C to the tube and incubate at 32 ° C for 20 hours. I did it. After digestion, gel slices were removed from 30 microliters of 50% acetonitrile / 0.1% T Extracted three times with FA. The supernatant was transferred to a 0.5 ml microcentrifuge tube and dried. Lottery The released peptide was added to 4 microliters of 4-hydroxy-α-cyanocinnamic acid. Re-dissolve, and transfer 0.8 microliters of sample to MALDI sample plate Spotted. MALDI mass spectrometry was then performed on a PerSeptive BioSystems Voyager  Performed on a DE mass spectrometer. Next, the peptide mass peak was analyzed using the MS-FIT program. PIR, NRDB, Genebank, EMBL, TIGR H. pylori, and The Compared to data in Swiss Protein Databases.   Database of mass spectrum profile peaks for specific Lys-C digested proteins The results matched with the source information are summarized in Tables 11 and 12 below. Example 13 Antigens for use in vaccines   Representative antigens described herein were obtained from patients before and after antimicrobial treatment. Evaluated as a vaccine candidate based on Western blot analysis of serum (above) Was.   Briefly, before treatment and 12 months after antimicrobial treatment, To determine the titer of reactive antibodies. Antibodies whose titer remained high for a long time after treatment The antigen corresponding to was determined to be a good vaccine candidate.   Two serum panels, the Gasbarrinni panel and the Greenberg panel, were Used for analysis. Serum from patients is given before and 12 months or 24 months after treatment. Got a month later. Patients tested positive by UBT after treatment were H. pylori Was not included in this analysis due to active infection by   Gasbarrinni panel diagnosed with H. pylori infection by endoscopy and UBT , Obtained from Italian male and female patients between the ages of 18 and 70. 12 before and during antimicrobial treatment After months, serum was collected from the patient.   Greenberg panel with H.pylori infection as confirmed in antibody tests Are also male and female patients in California between the ages of 18 and 70? I got it. Serum was collected from patients before antimicrobial treatment and 24 months after treatment.   Table 13 summarizes the data obtained from the Gasbarrinni panel. Shown in 12 months Table 13 shows the number and percentage of patients that showed high antibody titers to the antigens that failed. Treatment At 12 months, a high percentage of patients had clones Y139, Y146B, Y175A, and A22. Continued to show high antibody titers.   Table 14 summarizes the data obtained from the Greenberg panel. In 24 months, shown The numbers and proportions of patients that showed high antibody titers to the antigens that were tested. 24 months of treatment Later, a high percentage of patients had clones Y184A, Z9A, Y261Ains, and Y146B. High antibody titers.   Antigens that elicit long-lasting antigen responses are considered good vaccine candidates, And based on the results provided in the table below, the following antigens are preferred vaccines Considered to be candidates: Y139, Y146B, Y175A, and A22, Y184A, Z9A, Y 261Ains, and Y146B.   Although the present invention has been described with reference to particular methods and embodiments, various modifications and changes may be made. It is recognized that changes and modifications can be made without departing from the scope of the present invention.

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,V N,YU,ZW (72)発明者 レム,ムーン ワイ. アメリカ合衆国 カリフォルニア 94065, レッドウッド シティ,リド サークル 10 (72)発明者 マッカッティー,シー.ピー. アメリカ合衆国 カリフォルニア 95136, サン ノゼ,パーク オックスフォード プレイス 93────────────────────────────────────────────────── ─── Continuation of front page    (81) Designated country EP (AT, BE, CH, CY, DE, DK, ES, FI, FR, GB, GR, IE, I T, LU, MC, NL, PT, SE), OA (BF, BJ , CF, CG, CI, CM, GA, GN, ML, MR, NE, SN, TD, TG), AP (GH, GM, KE, L S, MW, SD, SZ, UG, ZW), EA (AM, AZ , BY, KG, KZ, MD, RU, TJ, TM), AL , AM, AT, AU, AZ, BA, BB, BG, BR, BY, CA, CH, CN, CU, CZ, DE, DK, E E, ES, FI, GB, GE, GH, GM, GW, HU , ID, IL, IS, JP, KE, KG, KP, KR, KZ, LC, LK, LR, LS, LT, LU, LV, M D, MG, MK, MN, MW, MX, NO, NZ, PL , PT, RO, RU, SD, SE, SG, SI, SK, SL, TJ, TM, TR, TT, UA, UG, UZ, V N, YU, ZW (72) Inventors Rem, Moon W.             United States California 94065,             Redwood City, Lido Circle             Ten (72) Inventor McCutty, C .; Pee.             United States California 95136,             San Jose, Park Oxford             Place 93

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1. (i)配列番号39; (ii)FASTAバージョン1.7のLALIGNプログラムを、1のktup、ディフォールト パラメーター、およびディフォールトPAMで使用して、配列番号39と最適に整 列された場合に、配列番号39に対して少なくとも80%同一である配列;ならび に (iii)(i)または(ii)に示される少なくとも12個の連続するアミノ酸の配 列; からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、単離され、そして実質的に精製 されたH.pylori抗原であって、ここで、該抗原が、H.pyloriポジティブ抗血清 と免疫反応性である、H.pylori抗原。 2.配列番号39内に含まれる少なくとも12個の連続するアミノ酸を含む、請求 項1に記載のH.pylori抗原。 3.前記抗原が、ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下で、配列番 号516(クラスター42)として表されるDNA配列に選択的にハイブリダイズし得る ポリヌクレオチドによってコードされる、請求項1に記載のH.pylori抗原。 4.配列番号38(C1)として表される配列内に含まれる連続する一連のヌク レオチドによってコードされる、請求項1に記載のH.pylori抗原。 5.抗H.pylori抗体の存在について生物学的液体のスクリーニングにおいて使 用するための診断キットであって、 少なくとも1つの抗H.pylori抗体と免疫反応性である、請求項1に記載され た実質的に精製されたH.pylori抗原、および 該抗体の該抗原への結合を検出するためのレポーター、 を含む、診断キット。 6.前記ポリペプチド抗原が、固相支持体に結合している、請求項5に記載のキ ット。 7.被験体におけるH.pylori感染を検出する方法であって、 被験体由来の生物学的液体と請求項1に記載の精製されたH.pyloriポリペプ チド抗原とを反応させる工程、および 該抗原に結合した抗体の存在を検出する工程、 を包含する、方法。 8.請求項1に記載のH.pylori抗原を含むワクチン組成物であって、ここで該 抗原が、該抗原でチャレンジされ、その後H.pyloriに感染したアカゲザルまた はマウスにおけるH.pylori感染のレベルを低減するその能力を特徴とする抗原 である、ワクチン組成物。 9.前記抗原が、配列番号39の少なくとも12個の連続するアミノ酸を含む、 請求項8に記載のワクチン組成物。 10.前記抗原が、配列番号39に少なくとも80%同一であるアミノ酸配列を有 する、請求項8に記載のワクチン組成物。 11.前記抗原が、配列番号39として同定されるアミノ酸配列を有する、請求 項8に記載のワクチン組成物。 12.請求項1に記載のH.pylori抗原を含むワクチン組成物であって、ここで 該抗原が、該抗原でチャレンジされ、そして抗微生物処置に供された被験体にお いて、長期間持続する抗原性応答を誘発するその能力を特徴とする抗原である、 ワクチン組成物。 13.前記抗原が、配列番号39の少なくとも12個の連続するアミノ酸を含む、 請求項12に記載のワクチン組成物。 14.前記抗原が、配列番号39に対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配 列を有する、請求項12に記載のワクチン組成物。 15.前記抗原が、配列番号39として同定されるアミノ酸配列を有する、請求 項12に記載のワクチン組成物。 16.配列番号39として同定されるアミノ酸配列を有する、請求項1に記載の H.pylori抗原。 17.配列番号39に対して少なくとも80%同一であるアミノ酸配列を有する、 請求項1に記載のH.pylori抗原。[Claims] 1. (I) SEQ ID NO: 39;   (Ii) FASTA version 1.7 LALIGN program, 1 ktup, default Parameter and optimal PAM using with default PAM A sequence that, when aligned, is at least 80% identical to SEQ ID NO: 39; To   (Iii) an arrangement of at least 12 consecutive amino acids shown in (i) or (ii). Column; Isolated and substantially purified, comprising an amino acid sequence selected from the group consisting of: H. pylori antigen, wherein the antigen is H. pylori. pylori positive antiserum H. is immunoreactive with pylori antigen. 2. Claims comprising at least 12 contiguous amino acids contained within SEQ ID NO: 39 Item H. pylori antigen. 3. The antigen has a SEQ ID NO: under stringent hybridization conditions. No. 516 (cluster 42) can selectively hybridize to the DNA sequence represented as 2. The method of claim 1, wherein the H.3 is encoded by a polynucleotide. pylori antigen. 4. A contiguous series of nucleotides contained within the sequence represented as SEQ ID NO: 38 (C1) 2. The method of claim 1, wherein the H. reotide is encoded. pylori antigen. 5. Anti-H. Used in screening biological fluids for the presence of pylori antibodies. Diagnostic kit for use,   At least one anti-H. 2. The method of claim 1, wherein the antibody is immunoreactive with a pylori antibody. Substantially purified H. pylori antigen, and   A reporter for detecting the binding of the antibody to the antigen, A diagnostic kit, comprising: 6. The key of claim 5, wherein said polypeptide antigen is bound to a solid support. To 7. H. in the subject A method for detecting pylori infection,   A biological fluid derived from a subject and the purified H. coli according to claim 1. pylori polypep Reacting with a tide antigen; and   Detecting the presence of the antibody bound to the antigen, A method comprising: 8. 3. The H.-method according to claim 1. A vaccine composition comprising a pylori antigen, wherein the vaccine composition comprises An antigen is challenged with the antigen, and then Rhesus monkeys infected with pylori Is H. in mice. An antigen characterized by its ability to reduce the level of pylori infection A vaccine composition. 9. The antigen comprises at least 12 contiguous amino acids of SEQ ID NO: 39, A vaccine composition according to claim 8. 10. The antigen has an amino acid sequence that is at least 80% identical to SEQ ID NO: 39. 9. The vaccine composition according to claim 8, wherein 11. The antigen has the amino acid sequence identified as SEQ ID NO: 39. Item 10. The vaccine composition according to Item 8. 12. 3. The H.-method according to claim 1. A vaccine composition comprising a pylori antigen, wherein The antigen is administered to a subject challenged with the antigen and subjected to antimicrobial treatment. An antigen characterized by its ability to elicit a long-lasting antigenic response, Vaccine composition. 13. The antigen comprises at least 12 contiguous amino acids of SEQ ID NO: 39, A vaccine composition according to claim 12. 14. An amino acid sequence wherein said antigen is at least 80% identical to SEQ ID NO: 39 13. The vaccine composition of claim 12, having a row. 15. The antigen has the amino acid sequence identified as SEQ ID NO: 39. Item 13. The vaccine composition according to Item 12. 16. 2. The method of claim 1, having the amino acid sequence identified as SEQ ID NO: 39. H. pylori antigen. 17. Having an amino acid sequence that is at least 80% identical to SEQ ID NO: 39, 3. The H.-method according to claim 1. pylori antigen.
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