JP2001516243A - 改良型吸入器 - Google Patents

改良型吸入器

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JP2001516243A JP54023198A JP54023198A JP2001516243A JP 2001516243 A JP2001516243 A JP 2001516243A JP 54023198 A JP54023198 A JP 54023198A JP 54023198 A JP54023198 A JP 54023198A JP 2001516243 A JP2001516243 A JP 2001516243A
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ダーキン,ジェイソン・アール
フィリップス,アンジェラ・エス
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ベスパック・パブリック・リミテッド・カンパニー
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61M15/00Inhalators
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    • A61M15/0091Inhalators mechanically breath-triggered
    • A61M15/0096Hindering inhalation before activation of the dispenser

Abstract

(57)【要約】 プロダクツを調剤するための吸入器(1)は、加圧調剤容器(3)のためのハウジングからなり、加圧調剤容器のバルブステム(9)を受け入れるのに適した部分(8)、前記ハウジングの空気流入口、および、マウスピース(7)を有している。さらに、吸入器は、マウスピースに薬を搬送するためのハウジングに連通するダクト手段と、バルブステムを受け入れる部分に隣接する環状膜(12)の形を有する気流制御器とで構成されている。気流制御器(12)は、空気の流入口からマウスピースに空気の最小流出あるいは無流出に対応する第1の位置に偏在しており、空気の流入口からマウスピースに空気の最大流出に対応する第2の位置に加圧調剤容器によって使用時に移動可能であり、加圧調剤容器の連続する移動が最大気流で一服の薬が調剤されることをもたらし、使用者がマウスピースを吸引に使用することによって気流が生じる。

Description

【発明の詳細な説明】 改良型吸入器 技術分野 本発明は、吸入のために物質を調剤する、特に、排他的なく、加圧調剤容器か ら噴霧状で医薬品を調剤するための吸入器に関する。 背景技術 吸入される物質の吸入される気流中への解放を吸入と同調させるため、使用者 による吸入を検出するように吸入器内にセンサーを設けることは知られている。 例えば、調剤操作のタイミングは使用者の肺に薬の最大堆積を確保するために慎 重に制御されるべきである喘息を除去するための噴霧状医薬品の投与において重 要である。 英国特許GB第2266466号より、通路を介して空気の流れに反応するセ ンサーによって生じた信号に反応する電気的に操作された調剤手段を提供するこ とは知られている。この解決方法の欠点は、吸入器が高価であるということであ る。 本発明の目的は、吸入で物質の解放を調整するために機械的手段が使用される 調剤手段を提供することである。 発明の開示 それゆえ、本発明は、加圧調剤容器のバルブステムを受け入れるのに適した部 分、ハウジングの空気流入口、および、マウスピースを有する加圧調剤容器用ハ ウジングからなり、さらに、前記吸入器は、マウスピースにプロダクツを搬送す るためにハウジングに連通するダクト手段を有し、前記バルムステムに隣接する 気流制御器が部分を受け入れ、前記気流制御器が、空気の流入口からマウスピー スに空気の最小流出あるいは無流出に対応する第1の位置に偏在しており、空気 流入口からマウスピースに空気の最大流出に対応する第2の位置に使用時に加圧 調剤容器によって移動可能であり、加圧調剤容器の連続移動が最大気流内に一服 のプロダクトを調剤し、使用者がマウスピースを吸引に用いることによって気流 が生じることを特徴とするプロダクトを調剤するための吸入器を提供する。 本発明の利点は、薬の調剤が安価な吸入器を使用する使用者の吸入と同調され ることである。別の利点は、気流制御器が最初、密閉位置にある場合でも、最初 の気流の存在がハウジングを介し、マウスピースおよび使用者の口内に空気の最 小体積流量を可能にすることである。これは、空気を幾分かの量を吸入できない ことによって使用者がパニックになる危険を阻止するのに役立つという利点があ る。 好ましくは、最小気流の体積流量は、最大気流の体積流量よりも小さいことで ある。 また、最大体積流量は、最小体積流量の8ないし12倍であってもよい。 第1体積流量に比べて増大した第2体積流量の利点は、加圧調剤容器から薬を 排出する前、十分な気流が使用者の肺内に薬剤粒子の最大調剤を可能にするため に確保されることである。 さらに、前記気流制御器は、前記加圧調剤容器の先端に接触可能な部分を有し ていてもよい。 本発明の利点は、気流制御器の操作が、気流制御器に加圧調剤容器の先端が接 触することによって達成されることである。加圧調剤容器の高さにおける変異は 、バルブステムの頂部から容器の底部にかけて、数ミリずつ変化できることが分 かる。本発明の利点は、加圧調剤容器の高さにおける変異が、気流制御器が加圧 調 剤容器の先端で駆動されるので、第2気流の確立で気流制御器の操作、および、 内容物の排出のタイミングに影響を及ぼさない、ということである。 第1実施形態においては、気流制御器が、加圧調剤容器の先端に使用時に接触 する環状膜の上面に位置する1以上の突出リブと、外周とからなり、空気の最小 流出、あるいは、無流出を可能にするようにハウジングに嵌合する環状膜で形成 され、前記外周が、それらの間から最大気流が通過することを可能にするために ハウジングとの嵌合を外す突出リブの変位に対応している。 第1実施形態の利点は、吸入器の組立がまっすぐであり、吸入器の操作は加圧 調剤容器の高さの変化に頼らないことである。別の利点は、気流制御器が使用者 から隠れており、このため、おそらく損傷を受けることが少ないことである。 前記突出リブは、環状膜のほぼ中央からほぼ外周に延在する放射状突出リブで あってもよい。 代わりに、前記突出リブは、環状膜の中央部からほぼ外周に放射状に配置され た1以上の同心円状突出リブであってもよい。 第2の実施形態においては、前記気流制御器が、ハウジング内に収納可能な略 円筒形スリーブからなり、このスリーブは加圧調剤容器を受け入れるために上端 で開口し、かつ、下端に横膜を有し、この横膜の第1セグメントは加圧調剤容器 の先端に接触可能で、かつ、一緒に移動可能な気流制御器の第1部からなり、横 膜の第2セグメントは気流制御器の第2部からなり、前記第2セグメントは、そ の間から空気の最小流出あるいは無流出を可能にする第1の位置で気流制御器と ともに第1セグメントに嵌合し、第2セグメントに関連する第1セグメントの撓 みが、横膜の第1および第2セグメントの間で形成されているので、スリットを 介して通過する最大気流を可能にする。 第2実施形態の利点は、吸入器の組立がまっすぐであり、吸入器の操作は加圧 調剤容器の高さの変化に頼らないことである。 第3実施形態においては、前記気流制御器が、延在した位置に偏移しているア クチュエータを有するプランジャーバルブからなり、前記アクチュエータが加圧 調剤容器の先端に接触可能で、かつ、それと一緒に移動可能であり、アクチュエ ータの下方側への撓みがプランジャーバルブを開放し、それによって最大気流が 確立されることを可能にする。 この実施形態の利点は、第2空気流入口はゆっくりと開かないが、第2気流が 迅速に確立されるのを可能にすることである。別の利点は、吸入器の操作が調剤 容器の高さの変化に頼らず、その組立が使用者に隠され、それゆえ、おそらく損 傷が少ないことである。 プランジャーバルブが、アクチュエータの押圧後、アクチュエータの上方への 移動を遅らせるために組み込まれたダッシュポットからなり、このダッシュポッ トがプランジャーバルブの閉鎖を遅延させてもよい。 ダッシュポット組立部品の使用による利点は、第2空気流入口の閉鎖を、使用 者が加圧調剤容器を放した後、数秒遅らせることができることである。これは、 使用者が吸入を停止する前に加圧調剤容器を誤って放しても、吸入器の使用者が 調剤された薬の吸入を継続できるという利点がある。これは、薬の使用者の肺に 大きな割合で薬を堆積させることができ、吸入器の不正な操作を防止するのに役 立つ。 第4実施形態においては、前記気流制御器が、加圧調剤容器の先端に取付ける スカートからなり、このスカートは、ハウジング内の複数の縦溝に嵌合する複数 のキィと、下方側に延在する複数のフランジとからなり、このフランジは、第1 の位置における気流制御器にハウジングの仕切り内の穴に嵌めるための複数の突 出部からなり、前記仕切りが、加圧調剤容器およびマウスピースを受け入れるの に適したハウジングの部分を分離し、気流制御器の第2の位置へのスカートの下 方移動が、そこを介して最大気流が確立されることを可能にするために突出部が 前記穴から開放される。 この第4実施形態の利点は、気流制御器は広い表面をシールする必要がなく、 このため、より信頼できるシールを確保できることである。 最小気流はブリード孔を介してもよい。 また、吸入器は、加圧調剤容器からなるものであってもよい。 図面の簡単な説明 以下の添付図面に基づき、単なる例として本発明の好ましい実施形態を述べる 。 図1は、本発明の第1実施形態にかかる断面図である。 図2は、本発明の第1実施形態にかかる分解斜視図である。 図3は、本発明の第2実施形態にかかる断面図である。 図4は、本発明の第2実施形態にかかる分解斜視図である。 図5aは、本発明の第3実施形態にかかる断面図である。 図5bは、本発明の詳細な斜視図である。 図6は、本発明の第3実施形態にかかる分解斜視図である。 図7aは、本発明の第4実施形態にかかる断面図である。 図7bは、本発明の詳細な斜視図である。 図8は、本発明の第4実施形態にかかる分解斜視図である。 発明を実施するための最良の形態 図1および図2に示すように、本発明の第1実施形態は、円筒形加圧調剤容器 3を受け入れ、かつ、吸入器1内に空気を許すように上端で開口する円筒部6か らなるハウジング2と、前記円筒部6の下端から突出するマウスピース7と、で 構成されている。マウスピース7はハウジングの円筒部6から側方に、あるいは 、代わりに、円筒部6から僅かに下方向きの角度で突出してもよい。円筒部6内 に挿入された容器3で、容器3と円筒部6の内側面との間に、そこから空気の流 出を可能にするのに十分な隙間がある。 また、ハウジング2は、加圧調剤容器3のバルブステム9を受け入れるのに適 したステムブロック8を有している。ステムブロック8は通常のデザインであり 、マウスピース7の出口方向にバルブステムを介して排出するエアゾールスプレ イを方向付けるためにステムブロックの内壁で開口しているダクトを介して連通 する孔を有している。 環状膜12はステムブロック8の最上端に密封的に嵌合している。環状膜12 は断面が略平坦であり、中央孔13を有している。中央孔13の断面形状は、ス テムブロック8の断面形状と同じであることが好ましい。吸入器1の組立途中に おいて、環状膜12は、中央孔13を介して部分的に、あるいは、完全にステム ブロック8を押圧してステムブロック8に嵌合される。環状膜12は、ステムブ ロック8の外径と環状膜12の中央孔13の内径との締りばめによって所定の位 置に保持されている。環状膜12の直径は、第1の位置で膜12の外周18が、 締りばめでハウジング2の円筒部6の内周面に嵌合するようなものである。この ため、環状膜12は、ハウジング2の円筒部6からマウスピース7への空気の通 過を実質的に阻止するように働く。ブリード孔は、ハウジング2の開口端部から マウスピース7に通過する最小気流を可能にするように環状膜12内に設けても よい。代わりに、環状膜12とハウジング2との間におけるシールは、そこを介 して空気の最小流出を可能にするように設計してもよい。ハウジング2の内周面 と一緒に環状膜12が、吸入器1を介して空気の流出およびタイミングを制御す る気流制御器として作用する。膜12は、良好なシール機能を有するポリプロピ レンあるいは柔軟なエラストマーで形成してもよい。 さらに、環状膜12は、環状膜12の上面に幾つかの突出リブ14を形成して ある。放射状リブ14は、第2の位置における吸入器1の使用において膜12を 曲げる手段として作用し、さらに、シール位置で膜12に構造的強度を提供する 。突出リブ14は放射状、あるいはそれに代わりに、同心円状であってもよい。 突出リブ14の形状は、正面三角形であってもよく、かつ、加圧調剤容器3の先 端部16に使用時に接触する中央孔13側に配置された頂点15を有している。 リブ14は、気流制御器の操作に影響しない異なる形状であってもよい。加圧調 剤容器3の先端部16は、バルブステム9に最も近い加圧調剤容器3の端部に、 加圧調剤容器3の口輪および他の表面を有している。もしも、同心円のリブが採 用された場合、中央孔13に最も近いリブは、外周18に最も近いリブよりも突 出している。 使用時において、使用者がマウスピース7を口にくわえて吸入する。ハウジン グ2に嵌合する第1の位置における環状膜12で、実質的な気流が気流制御器を 通過する可能性はない。ついで、使用者が加圧調剤容器3を押す。この容器3の 下方への移動は、バルブステム9がスライドし始めるように突出リブ14の頂点 15に容器3の先端16を接触させる。さらに、圧縮容器3の下方への変位は、 突出リブ14が第1の位置から第2の位置に環状膜12に曲げる。環状膜12の 中央部がステムブロック8の最上端に密封状態で固定されているので、環状膜1 2の中央領域は環状膜12の外周部17よりも曲がりが少ない。膜12の曲がり は、外周18と、出口11の外側およびマウスピース7内のハウジング2との間 、ハウジング2の上端開口からギャップ5を介して空気が流出することを可能に するように外周部18が下方に移動するので、外周18がハウジング2の円筒部 6の内径から離れて開く。 調剤容器3の更なる押圧はバルブステム9を更に押圧し、膜12を第3位置に 曲げ、バルブステム9およびバルブステムブロック8を介して一服の薬が排出さ れる。調剤容器3は第3位置を越えて移動可能であるが、これは吸入器1の操作 による効果ではない。薬は、確立された吸入器を通じて空気の流出後に排出され 、したがって、薬の粒子が空気の流れに乗って吸い込まれる。この実施形態、お よ び、後述する実施形態において、加圧調剤容器3を駆動させることを必要とされ るバルブステム9のストロークは、加圧調剤容器3が一服の薬を排出する前に、 気流制御器が第1の位置から第3の位置に移動することを可能とするために十分 に長くなければならないことを、理解すべきである。 吸引がマウスピース7に適用される場合に、使用者の口内へ吸入器を通じて空 気の最小流量があることを、円筒部6の内周面を環状膜12が第1の位置におい てシールすることが望まれる。この空気の最小流出は、もしも吸入器の使用者が ある量の空気を吸入できなかった場合に生じるパニックのいくらかの意識を阻止 するのに役立つ。そのような空気の最小体積流量は環状膜12のブリード孔を合 体させて作ってもよい。代わりに、空気の最小体積流量は、密閉状態の間に外周 18を通過する空気の最小漏れを生じる環状膜12を設計することによって確実 にしてもよい。このため、吸入器は、(第1の位置における膜12で)非動作状 態における吸入器を介して空気の最小体積流量、および、環状膜12が第2の位 置に固定されている場合に吸入器を介して空気の最大体積流量を有している。最 大,最小体積流量の割合は大いに変化でき、環状膜12の密閉接触の種類および /またはブリード孔の大きさを変えることによって容易に調節できる。好ましく は、空気の最大,最小体積流量の割合は8ないし12の範囲に位置し、好ましい 空気の最大,最小体積流出の割合はほぼ10である。 さらに、本発明の他の実施形態が今、記載される。第1実施形態と共通する他 の実施形態の特徴は、同様な参照番号で指示されている。 本発明の第2実施形態において、図3および図4に示すように、気流制御器2 0は、横膜23で下方端を閉鎖し、かつ、加圧調剤容器3を受け入れるために上 方端を開口する円筒スリーブ22からなるフレキシブル部材21で構成されてい る。円筒スリーブ22は、ハウジング2の最上端を密閉するように取付けられる 。この密閉は円筒部6の最上端で行われることが好ましい。しかしながら、密閉 は、横膜23の位置よりも上方でハウジング2の円筒部6の幾つかのポイントで 行う ことができる。横膜23は、吸入器1内に調剤容器3を挿入するに際して調剤容 器3のバルブステム9が通る中央孔13を有している。さらに、横膜23は、中 央孔13を囲むリング部材26に結合する第1セグメント25と、横膜23内の 幾つかのスリット28によって第1セグメント25から切り離された第2セグメ ント27と、からなる。非動作位置において、第1および第2セグメント25, 27は横膜23を横切る空気の幾つかの実質的な流出を妨げるために相互にかみ 合う。調剤容器3の押圧に対し、調剤容器3の先端16がリング部材26に接触 し、リング部材26および第1セグメント25が第1から第2の位置に下方へ撓 む。そのため、第1セグメント25およびリング部材26が第2の位置に下方へ 撓む場合に、横膜23の第2セグメント27が第1セグメント25から離れ、使 用者がマウスピース7を吸入に使用する場合に、スリット28から空気の最大流 出の通過を可能にするようにスリット28が開口する。 調剤容器3の更なる押圧はバルブステム9を更に押圧し、第3位置に横膜23 を曲げ、バルブステム9およびバルブステムブロック8を介して一服の薬を排出 する。薬が、確立した吸入器から空気の最大流出後に排出され、このため、薬の 粒子が空気の流れに乗って吸引される。 第1位置における横膜23は、上方に膨張したドーム形状を有していることが 好ましい。この形状は、調剤容器3の先端面16に接触している横膜23を偏ら せる。また、この偏り動作は、スリット28が調剤容器3の開放を再び閉じるこ とを確実にする。フレキシブル部材21は、ポリプロピレンのような高分子から 製造することが好ましい。 ブレード孔を第1セグメント25または第2セグメント27に設けてもよく、 あるいは、代わりに、第1および第セグメント25,27間の境界を、そこを介 して空気流量の最小体積を可能にするように設計できる。 本発明の第3実施形態は、図5a,5bおよび図6に示されている。通常の設 計のプランジャバルブ30はステムブロック8に隣接して設けられている。プラ ンジャバルブ30は、プランジャバルブ30から調剤容器3の先端16に向けて 上方に伸びるアクチュエータ31を有している。プランジャバルブ30の第1の 位置において、アクチュエータ31は上方側に延在した位置に偏っている。さら に、ハウジング2は、マウスピース7から円筒部6を密閉する仕切り32を、円 筒部6の最下端に有している。使用時に、使用者がマウスピース7を吸引に使用 する場合、調剤容器3の押圧は、プランジャバルブ30のアクチュエータロッド 31が先端面16によって第1の位置から第2の位置に押圧されることにより、 プランジャバルブ30を開き、そして、マウスピース7内およびステムブロック 8の両側のスロット33を介し、プランジャバルブ30を介してハウジング2の 上端開口から空気の最大流出を流出可能にする。 調剤容器3の更になる押圧は、第3の位置にプランジャバルブ30を押圧し、 バルブステム9およびバルブステムブロック8を介して一服の薬が排出される。 薬は、確立された吸入器を介して空気の最大流出後に排出され、薬の粒子は空気 の流れに乗って吸入される。 プランジャバルブ30は独創的なものであってもよく、調剤容器3によってア クチュエータロッド31の押圧後にアクチュエータ31の上方への伸展を遅らせ るように組込まれたダッシュポットであってもよい。この方法において、プラン ジャバルブ30の閉鎖および空気流出の停止は、調剤容器3を放した後、既知の 時間、遅らせることができる。もしも吸入器の使用者が誤って吸入サイクルを完 了する前に調剤容器3を放した場合に、吸入器からの空気の流出は数秒間止まら ず、これによって排出された薬の吸入を終了することが可能となる。 本発明の第4実施形態が図7a,7bおよび図8に示されている。可撓性スカ ート40が設けられ、調剤容器3の先端16を受け入れるのに適している。スカ ート40は、バルブステム9が突き出す中央孔13を有し、バルブステムブロッ ク8に嵌め込まれる。さらに、スカート40は、円筒部6の内周の溝48に受け 入れられる複数のキー47を有している。キー47は、溝48に嵌め込まれた場 合に、スカート40の回転を防止する。さらに、スカート40は、一方の垂直面 に突部43を備えた下方に伸びるフランジ42を有している。突部43は、盛り 上がったこぶの形であってもよい。スカート40の第1の位置において、突部4 3はハウジング2の仕切り50における穴44を密閉するように嵌め込まれてい る。仕切り50は、円筒部6からマウスピース7を分離している。スカート40 は高分子あるいは他のフレキシブルな材料で作ってもよい。 使用時において、調剤容器3は、スカート40が第2の位置へ下方に移動する ように、そして、突部43が孔44の外側に外れるように押される。この移動は 、仕切り50から曲げられるフランジ42によって調節される。突部43と穴4 4との間に結果として生じるギャップが、使用者がマウスピース7を吸入に使用 する場合に、吸入器からマウスピース7内に空気の最大流出の通過を可能にする 。 調剤容器3の更なる押圧は、スカート40を第3の位置に移動させ、バルブス テム9およびバルブステムブロック8を介して一服の薬を排出する。薬は確立さ れた吸入器を介して空気の最大流出後に排出され、このため、薬の粒子は空気の 流れに乗って吸入される。 保持リストリクション49は、スカート40の位置より上方のハウジング2の 内周に設けられている。保持リストリクション49は、押圧された調剤容器3が 清浄され、あるいは、再設定される場合に、ハウジング2からスカート40が引 き出されるのを妨げる。加圧調剤容器3の先端16からスカート40を離すのに 必要な力は、保持リストリクション49を通過してスカート40を移動させるの に必要な力よりも小さい。 ブリード孔45は、吸入器が停止位置にある間に、吸入器を介して空気の最小 流量の通過を可能にするようにスカート40内に設けてよい。 吸入器1の構成に対する種々の変更は本発明の範囲から離れないで行うことが できることが認識される。 これらの実施形態すべての利点は、気流制御器が使用時に加圧調剤容器3の先 端面16に接触することである。それゆえ、吸入器の操作は、バルブステム9の ストローク長さとして同じ命令の総数以上で変化することがわかり、調剤容器本 体の高さの変化に影響されず、その代わりに、容器全体3の高さの変化よりも十 分に少ない変化を有することがわかり、バルブステム9の先端と容器3の先端面 16との間の距離に影響される。このため、最大気流の開始に関係する一服の薬 の調剤タイミングは、より一層信頼できる。 容器3の排出タイミングは、容器3の先端面16と気流制御器との間の距離を 調整することにより、最大気流の開始を簡単に変更できる。大きなギャップは、 最大気流の開始と一服の排出との間のより長い遅れをもたらす結果となる。容器 3の先端面16は、気流制御器が第1の位置から第2の位置に移動を始めると同 時に最大気流が始まるように、気流制御器に接触して休止状態に置かれているこ とが好ましい。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年5月7日(1999.5.7) 【補正内容】 明細書 改良型吸入器 技術分野 本発明は、吸入のために物質を調剤する、特に、排他的なく、加圧調剤容器か ら噴霧状で医薬品を調剤するための吸入器に関する。 背景技術 吸入される物質の吸入される気流中への解放を吸入と同調させるため、使用者 による吸入を検出するように吸入器内にセンサーを設けることは知られている。 例えば、調剤操作のタイミングは使用者の肺に薬の最大堆積を確保するために慎 重に制御されるべきである喘息を除去するための噴霧状医薬品の投与において重 要である。 英国特許GB第2266466号より、通路を介して空気の流れに反応するセ ンサーによって生じた信号に反応する電気的に操作された調剤手段を提供するこ とは知られている。この解決方法の欠点は、吸入器が高価であるということであ る。 また、使用者が器具を介して放出することを可能にする複数のオリフィスと薄 いシートからなるダンパーバルブを備えた噴霧装置を提供する米国特許US第5 460171号が知られている。作動させた場合、ダンパーバルブの薄いシート はオリテフィスを開くために押され、マウスピースに一服の動作エレメントを解 放すると同時に患者が吸入することを可能にする。 本発明の目的は、吸入で物質の解放を調整するために機械的手段が使用される 調剤手段を提供することである。 発明の開示 それゆえ、本発明は、加圧調剤容器のバルブステムを受け入れるのに適した部 分、ハウジングの空気流入口、および、マウスピースを有する加圧調剤容器用ハ ウジングからなり、さらに、前記吸入器は、マウスピースにプロダクツを搬送す るためにハウジングに連通するダクト手段を有し、前記バルムステムに隣接する 気流制御器が部分を受け入れ、前記気流制御器が、空気の流入口からマウスピー スに空気の最小流出あるいは無流出に対応する第1の位置に偏在しており、空気 流入口からマウスピースに空気の最大流出に対応する第2の位置に使用時に加圧 調剤容器によって移動可能であり、加圧調剤容器の連続移動が最大気流内に一服 のプロダクトを調剤し、使用者がマウスピースを吸引に用いることによって気流 が生じることを特徴とするプロダクトを調剤するための吸入器を提供する。 利点は、薬の調剤が安価な吸入器を使用する使用者の吸入と同調されることで ある。別の利点は、気流制御器が最初、密閉位置にある場合でも、最初の気流の 存在がハウジングを介し、マウスピースおよび使用者の口内に空気の最小体積流 量を可能にすることである。これは、空気を幾分かの量を吸入できないことによ って使用者がパニックになる危険を阻止するのに役立つという利点がある。 好ましくは、最小気流の体積流量は、最大気流の体積流量よりも小さいことで ある。 また、最大体積流量は、最小体積流量の8ないし12倍であってもよい。 第1体積流量に比べて増大した第2体積流量の利点は、加圧調剤容器から薬を 排出する前、十分な気流が使用者の肺内に薬剤粒子の最大調剤を可能にするため に確保されることである。 さらに、前記気流制御器は、前記加圧調剤容器の先端に接触可能な部分を有し ていてもよい。 本実施形態の利点は、気流制御器の操作が、気流制御器に加圧調剤容器の先端 が接触することによって達成されることである。加圧調剤容器の高さにおける変 異は、バルブステムの頂部から容器の底部にかけて、数ミリずつ変化できること が分かる。本実施形態の利点は、加圧調剤容器の高さにおける変異が、気流制御 器が加圧調剤容器の先端で駆動されるので、第2気流の確立で気流制御器の操作 、および、内容物の排出のタイミングに影響を及ぼさない、ということである。 第1実施形態においては、気流制御器が、加圧調剤容器の先端に使用時に接触 する環状膜の上面に位置する1以上の突出リブと、外周とからなり、空気の最小 流出、あるいは、無流出を可能にするようにハウジングに嵌合する環状膜で形成 され、前記外周が、それらの間から最大気流が通過することを可能にするために ハウジングとの嵌合を外す突出リブの変位に対応している。 第1実施形態の利点は、吸入器の組立がまっすぐであり、吸入器の操作は加圧 調剤容器の高さの変化に頼らないことである。別の利点は、気流制御器が使用者 から隠れており、このため、おそらく損傷を受けることが少ないことである。 前記突出リブは、環状膜のほぼ中央からほぼ外周に延在する放射状突出リブで あってもよい。 代わりに、前記突出リブは、環状膜の中央部からほぼ外周に放射状に配置され た1以上の同心円状突出リブであってもよい。 第2の実施形態においては、前記気流制御器が、ハウジング内に収納可能な略 円筒形スリーブからなり、このスリーブは加圧調剤容器を受け入れるために上端 で開口し、かつ、下端に横膜を有し、この横膜の第1セグメントは加圧調剤容器 の先端に接触可能で、かつ、一緒に移動可能な気流制御器の第1部からなり、横 膜の第2セグメントは気流制御器の第2部からなり、前記第2セグメントは、そ の間から空気の最小流出あるいは無流出を可能にする第1の位置で気流制御器と ともに第1セグメントに嵌合し、第2セグメントに関連する第1セグメントの撓 みが、横膜の第1および第2セグメントの間で形成されているので、スリットを 介して通過する最大気流を可能にする。 第2実施形態の利点は、吸入器の組立がまっすぐであり、吸入器の操作は加圧 調剤容器の高さの変化に頼らないことである。 第3実施形態においては、前記気流制御器が、延在した位置に偏移しているア クチュエータを有するプランジャーバルブからなり、前記アクチュエータが加圧 調剤容器の先端に接触可能で、かつ、それと一緒に移動可能であり、アクチュエ ータの下方側への撓みがプランジャーバルブを開放し、それによって最大気流が 確立されることを可能にする。 この実施形態の利点は、第2空気流入口はゆっくりと開かないが、第2気流が 迅速に確立されるのを可能にすることである。別の利点は、吸入器の操作が調剤 容器の高さの変化に頼らず、その組立が使用者に隠され、それゆえ、おそらく損 傷が少ないことである。 プランジャーバルブが、アクチュエータの押圧後、アクチュエータの上方への 移動を遅らせるために組み込まれたダッシュポットからなり、このダッシュポッ トがプランジャーバルブの閉鎖を遅延させてもよい。 ダッシュポット組立部品の使用による利点は、第2空気流入口の閉鎖を、使用 者が加圧調剤容器を放した後、数秒遅らせることができることである。これは、 使用者が吸入を停止する前に加圧調剤容器を誤って放しても、吸入器の使用者が 調剤された薬の吸入を継続できるという利点がある。これは、薬の使用者の肺に 大きな割合で薬を堆積させることができ、吸入器の不正な操作を防止するのに役 立つ。 第4実施形態においては、前記気流制御器が、加圧調剤容器の先端に取付ける スカートからなり、このスカートは、ハウジング内の複数の縦溝に嵌合する複数 のキィと、下方側に延在する複数のフランジとからなり、このフランジは、第1 の位置における気流制御器にハウジングの仕切り内の穴に嵌めるための複数の突 出部からなり、前記仕切りが、加圧調剤容器およびマウスピースを受け入れるの に適したハウジングの部分を分離し、気流制御器の第2の位置へのスカートの下 方移動が、そこを介して最大気流が確立されることを可能にするために突出部が 前記穴から開放される。 この第4実施形態の利点は、気流制御器は広い表面をシールする必要がなく、 このため、より信頼できるシールを確保できることである。 最小気流はブリード孔を介してもよい。 また、吸入器は、加圧調剤容器からなるものであってもよい。 図面の簡単な説明 以下の添付図面に基づき、単なる例として本発明の好ましい実施形態を述べる 。 図1は、本発明の第1実施形態にかかる断面図である。 図2は、本発明の第1実施形態にかかる分解斜視図である。 図3は、本発明の第2実施形態にかかる断面図である。 図4は、本発明の第2実施形態にかかる分解斜視図である。 図5aは、本発明の第3実施形態にかかる断面図である。 図5bは、図5aにかかる実施形態の詳細な斜視図である。 図6は、本発明の第3実施形態にかかる分解斜視図である。 図7aは、本発明の第4実施形態にかかる断面図である。 図7bは、図7aにかかる実施形態の詳細な斜視図である。 図8は、本発明の第4実施形態にかかる分解斜視図である。 発明を実施するための最良の形態 図1および図2に示すように、本発明の第1実施形態は、円筒形加圧調剤容器 3を受け入れ、かつ、吸入器1内に空気を許すように上端で開口する円筒部6か らなるハウジング2と、前記円筒部6の下端から突出するマウスピース7と、で 請求の範囲 1. 加圧調剤容器を使用時に受け入れるためのセクションを有する略円筒形ハ ウジング、および、マウスピースからなり、加圧容器の一端が単一空気流入口を 定めるセクションに納まり、さらに、前記吸入器が、前記マウスピースへロダク ツを搬送するためのセクションに納まる加圧容器に連結するダクト手段と、空気 流入口からマウスピース内への気流を制限するための手段とからなり、前記手段 が、空気流入口からマウスピースに最小気流あるいは無気流に対応する位置に偏 在した気流制御器を有し、使用者がマウスピースを吸入に使用する場合に、空気 流入口からマウスピースに増大した気流に対応する位置に移動可能であることを 特徴とするプロダクツを調剤するための吸入器。 2. セクションを受け入れる加圧容器の上端に、単一の空気流入口を設けたこ とを特徴とする請求項1に記載の吸入器。 3. 気流を制限する手段が、前記略円筒ハウジングを横に横切る方に延在する ことを特徴とする請求項1または2に記載の吸入器。 4. 前記気流制御器が、気流制限手段を有していることを特徴とする前述の請 求項のいずれか1項に記載の吸入器。 5. 気流制御器が、加圧調剤容器の先端に接触可能な部分からなることを特徴 とする前述の請求項のいずれか1項に記載の吸入器。 6. 気流制御器が、加圧調剤容器の先端に使用時に接触する環状膜の上面に位 置する1以上の突出リブと、外周とからなり、空気の最小流出、あるいは、無流 出を可能にするようにハウジングに嵌合する環状膜で形成され、前記外周が、そ れらの間から増加した気流が通過することを可能にするためにハウジングとの嵌 合を外す突出リブの変位に対応していることを特徴とする前述の請求項のいずれ か1項に記載の吸入器。 7. 前記突出リブが、環状膜のほぼ中央からほぼ外周に延在する放射状突出リ ブであることを特徴とする請求項6に記載の吸入器。 8. 前記突出リブが、環状膜の中央部からほぼ外周に放射状に配置された1以 上の同心円状突出リブであることを特徴とする請求項6に記載の吸入器。 9. 前記気流制御器が、ハウジング内に収納可能な略円筒形スリーブからなり 、このスリーブは加圧調剤容器を受け入れるために上端で開口し、かつ、下端に 横膜を有し、この横膜の第1セグメントは加圧調剤容器の先端に接触可能で、か つ、一緒に移動可能な気流制御器の第1部からなり、横膜の第2セグメントは気 流制御器の第2部からなり、前記第2セグメントは、その間から空気の最小流出 あるいは無流出を可能にする気流制御器で第1セグメントに嵌合し、第2セグメ ントに関連する第1セグメントの撓みが、横膜の第1および第2セグメントの間 で形成されているので、スリットを介して通過する増大した気流を可能にするこ とを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の吸入器。 10. 前記気流制御器が、延在した位置に偏移しているアクチュエータを有す るプランジャーバルブからなり、前記アクチュエータが加圧調剤容器の先端に接 触可能で、かつ、それと一緒に移動可能であり、アクチュエータの下方側への撓 みがプランジャーバルブを開放し、それによって増大した気流が確立されること を可能にすることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の吸入器 。 11. プランジャーバルブが、アクチュエータの押圧後、アクチュエータの上 方への移動を遅らせるために組み込まれたダッシュポットからなり、このダッシ ュポットがプランジャーバルブの閉鎖を遅延させることを特徴とする請求項10 に記載の吸入器。 12. 前記気流制御器が、加圧調剤容器の先端に取付けるスカートからなり、 このスカートは、ハウジング内の複数の縦溝に嵌合する複数のキィと、下方側に 延在する複数のフランジとからなり、このフランジは、気流を制限する手段に穴 を嵌めるための複数の突出部からなり、スカートの下方移動は、前記突出部がそ こを介して確立される気流の増大を可能にする穴を開放することを特徴とする請 求項1ないし5のいずれか1項に記載の吸入器。 13. 最小気流がブリード孔を介していることを特徴とする前述の請求項のい ずれか1項に記載の吸入器。 14. 増加した気流の体積流量が、最小気流の体積流量の8倍ないし12倍で あることを特徴とする前述の請求項のいずれか1項に記載の吸入器。 15. 加圧調剤容器からなることを特徴とする前述の請求項のいずれか1項に 記載の吸入器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フィリップス,アンジェラ・エス アメリカ合衆国27612ノースカロライナ州 ローリー、ネイリーズバーロウ・ロード 5004番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 加圧調剤容器のバルブステムを受け入れるのに適した部分、ハウジングの 空気流入口、および、マウスピースを有する加圧調剤容器用ハウジングからなり 、さらに、前記吸入器は、マウスピースにプロダクツを搬送するためにハウジン グに連通するダクト手段を有し、前記バルムステムに隣接する気流制御器が部分 を受け入れ、前記気流制御器が、空気の流入口からマウスピースに空気の最小流 出あるいは無流出に対応する第1の位置に偏在しており、空気流入口からマウス ピースに空気の最大流出に対応する第2の位置に使用時に加圧調剤容器によって 移動可能であり、加圧調剤容器の連続移動が最大気流内に一服のプロダクトを調 剤し、使用者がマウスピースを吸引に用いることによって気流が生じることを特 徴とするプロダクトを調剤するための吸入器。 2. 最小気流の体積流量が、最大気流の体積流量よりも小さいことを特徴とす る請求項1に記載の吸入器。 3. 最大体積流量が、最小体積流量の8ないし12倍であることを特徴とする 請求項2に記載の吸入器。 4. 前記気流制御器が、前記加圧調剤容器の先端に接触可能な部分を有してい ることを特徴とする前述の請求項のいずれか1項に記載の吸入器。 5. 気流制御器が、加圧調剤容器の先端に使用時に接触する環状膜の上面に位 置する1以上の突出リブと、外周とからなり、空気の最小流出、あるいは、無流 出を可能にするようにハウジングに嵌合する環状膜で形成され、前記外周が、そ れらの間から最大気流が通過することを可能にするためにハウジングとの嵌合を 外す突出リブの変位に対応していることを特徴とする前述の請求項のいずれか1 項に記載の吸入器。 6. 前記突出リブが、環状膜のほぼ中央からほぼ外周に延在する放射状突出リ ブであることを特徴とする請求項5に記載の吸入器。 7. 前記突出リブが、環状膜の中央部からほぼ外周に放射状に配置された1以 上の同心円状突出リブであることを特徴とする請求項5に記載の吸入器。 8. 前記気流制御器が、ハウジング内に収納可能な略円筒形スリーブからなり 、このスリーブは加圧調剤容器を受け入れるために上端で開口し、かつ、下端に 横膜を有し、この横膜の第1セグメントは加圧調剤容器の先端に接触可能で、か つ、一緒に移動可能な気流制御器の第1部からなり、横膜の第2セグメントは気 流制御器の第2部からなり、前記第2セグメントは、その間から空気の最小流出 あるいは無流出を可能にする第1の位置で気流制御器とともに第1セグメントに 嵌合し、第2セグメントに関連する第1セグメントの撓みが、横膜の第1および 第2セグメントの間で形成されているので、スリットを介して通過する最大気流 を可能にすることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の吸入器 。 9. 前記気流制御器が、延在した位置に偏移しているアクチュエータを有する プランジャーバルブからなり、前記アクチュエータが加圧調剤容器の先端に接触 可能で、かつ、それと一緒に移動可能であり、アクチュエータの下方側への撓み がプランジャーバルブを開放し、それによって最大気流が確立されることを可能 にすることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の吸入器。 10. プランジャーバルブが、アクチュエータの押圧後、アクチュエータの上 方への移動を遅らせるために組み込まれたダッシュポットからなり、このダッシ ュポットがプランジャーバルブの閉鎖を遅延させることを特徴とする請求項9に 記載の吸入器。 11. 前記気流制御器が、加圧調剤容器の先端に取付けるスカートからなり、 このスカートは、ハウジング内の複数の縦溝に嵌合する複数のキィと、下方側に 延在する複数のフランジとからなり、このフランジは、第1の位置における気流 制御器にハウジングの仕切り内の穴に嵌めるための複数の突出部からなり、前記 仕切りが、加圧調剤容器およびマウスピースを受け入れるのに適したハウジング の部分を分離し、気流制御器の第2の位置へのスカートの下方移動が、そこを介 して最大気流が確立されることを可能にするために突出部が前記穴から開放され ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の吸入器。 12. 最小気流がブリード孔を介していることを特徴とする前述の請求項のい ずれか1項に記載の吸入器。 13. 加圧調剤容器からなることを特徴とする前述の請求項のいずれか1項に 記載の吸入器。 14. 実質的に、添付図面に示され、かつ、関連して上で記載されている吸入 器。
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