JP2001515827A - 微生物を不活性化する装置 - Google Patents

微生物を不活性化する装置

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JP2001515827A JP2000510341A JP2000510341A JP2001515827A JP 2001515827 A JP2001515827 A JP 2001515827A JP 2000510341 A JP2000510341 A JP 2000510341A JP 2000510341 A JP2000510341 A JP 2000510341A JP 2001515827 A JP2001515827 A JP 2001515827A
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    • A23L3/00Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs
    • A23L3/26Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs by irradiation without heating

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Abstract

(57)【要約】 広いスペクトルにわたる多色光の高強度短持続時間パルスを包装材料の表面に加えることにより微生物および酵素を不活性化することによって食品を保存する方法および装置について説明する。いくつかの実施形態では、光の強度を検出するためにフォトダイオードが使用され、光の強度を調整する必要がある場合に閃光電球に供給される電力を調整するために制御回路が使用される。いくつかの実施形態では、閃光電球を保護するために外側安全ガラスが使用される。外側安全ガラスはその端部にコーティング材料を含むことができる。また、電球アセンブリ形状のいくつかの変形形態は、たとえば、間に遷移領域を含む互いにずれた第1の部分と第2の部分を有する注入管を使用するか、あるいは水ジャケットをなくし、水が閃光電球の上方を通過する際に外側安全ガラスにその水を含めることによって、小径の包装材料チューブを収容する。他の追加の実施形態では、ランプ保持装置が、第1のフランジを有する保持シリンダを含み、第1のフランジが、圧縮シリンダと共に、第1のOリングを閃光電球内に圧縮する。他の実施形態では、ランプ保持装置が、Uランプの電極が挿入されるソケット内に位置決めされる。このランプ保持装置によって、近位部は遠位部に対して移動することができる。他の実施形態では、線形閃光電球から放出された光を受け取り、このような光を包装材料カップ内に送るように光導体が位置決めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 本発明は、微生物の不活性化に関し、詳細には、広スペクトル多色光の短持続
時間高強度パルスを使用する微生物の不活性化に関する。さらに詳細には、本発
明は、このような光パルスを使用する、食品、包装、材料、医療器具などにおけ
る微生物の不活性化に関する。
【0002】 食品および微生物学的に不安定なその他の製品の保存時間を延長し、これらの
製品を微生物による損害から保護するために、多くの技術的な試みがなされてい
る。このような試みでは、製品が処理されると共に、保存のための包装技術が開
発されている。
【0003】 食品、包装材料、医療器具、およびその他の製品の表面またはそれらの内部を
滅菌するか、あるいはこれらの製品の表面または内部に対する微生物による負担
を軽減する方法および装置に対する特定のニーズが存在する。このような方法お
よび装置を使用して防腐薬の必要を低減するか、あるいはなくすことができる。
たとえば、ベークトブレッドなど焼かれた商品では、焼かれてから包装するのに
十分な温度に冷却するまでの間にカビの胞子などの微生物が空気中から蓄積する
可能性がある。焼かれた商品を十分に再加熱すると、そのような商品は過度に乾
燥する。したがって、このような食品の再加熱を必要としないこのような食品用
の新しい表面滅菌方法が望ましい。
【0004】 食品では、酵素減成が起こり、それによって食品の貯蔵寿命が制限される可能
性もある。酵素減成は、切り立てのイモやリンゴが褐色になるとき特に急速かつ
明白に進行するが、様々な食品に悪影響を与える。酵素減成は、単独で作用する
ことも、あるいは微生物による劣化と共に作用することもある。
【0005】 微生物を不活性化する方法および装置を必要とする食品の一例として鮮魚があ
る。鮮魚は、微生物および/または酵素による損害を受けるまでの貯蔵期間がか
なり限られており、そのため鮮魚製品の配送および販売は制限される。鮮魚、お
よび/または鶏肉、牛肉、豚肉など腐敗しやすい食品の貯蔵寿命を延ばすのに適
した方法および装置が極めて望ましい。
【0006】 たとえば、ある種のジュースなど多くの製品は現在、必要に応じて生物学的活
動を低減するために、処理済みの食品の味および嗜好性を劣化させる条件の下で
、熱を使用することによって加工されている。消費者の関心を増し、したがって
、このように処理された食品を売れるようにする味および嗜好性に関する利益を
もたらすには、このような減成加熱なしに生物学的活動を低減するか、あるいは
なくす方法装置が望ましい。
【0007】 最近、長い貯蔵寿命を有する保存食品を提供するために、(高酸性食品および
低酸性食品を含む)滅菌された食品を無菌包装材料で包装する無菌包装技術に関
する顕著な研究および開発が行われている。しかし、このような方法および装置
は、包装材料または食品上に残留化学物質を残す恐れのある殺菌剤を広範囲に使
用する必要があることなど、様々な欠点を有する。食品包装材料を滅菌し無菌包
装を行うための新しい方法および装置が望ましい。
【0008】 光生物学食品処理装置と組み合わされた無菌包装システムの一例が、1989
年10月3日にDunn他に発行され、引用によって本明細書の一部とされる、
「METHODS FOR PRESERVATION OF FOODSTU
FFS」と題する米国特許第4,871,559号に示されている。この特許で
は、非干渉性広スペクトル光の短パルスを使用して、微生物減成プロセスから食
品が保護される。その結果、第′559号の教示は食品の貯蔵寿命および安定性
を著しく向上させる。高強度の非干渉性多色光のパルスを加えると、効率的で効
果的な高スループットの処理が行われ、多数の実際的な利点および経済上の利点
が得られる。さらに、各パルスの短い持続時間およびスペクトル範囲のために、
光パルスの保存効果の、食品または包装材料の表面など薄い表面層への空間配置
が可能になる。
【0009】 新鮮な果物、野菜、およびその他の食品、たとえば、イチゴは微生物を蓄積さ
せる。微生物の語には本明細書では、大気、地面、水、および食品が接触するそ
の他の発生源からの細菌、ウィルス、および菌類が含まれる。これらの微生物は
、様々な既知のメカニズムを通じて、腐敗しやすい食品に損害を及ぼし、それに
よって食品の貯蔵寿命を著しく制限する。(貯蔵寿命とは、腐敗しやすい食品を
、冷凍するか、あるいは冷凍しない状態で貯蔵することができ、依然として食べ
ることができ、かつこのような食品が微生物による顕著または有害な減成または
汚染を受けない期間である。)その結果、このような微生物を不活性化し、すな
わち、死滅させるか、あるいは滅菌し、それによって、イチゴ、オレンジ、トマ
ト、ズッキーニ、リンゴ、その他の食品など腐敗しやすい食品の貯蔵寿命を延ば
すのに適した方法および装置が望ましい。
【0010】 赤外光(780nmから2600nm、すなわち、3.9×1014Hzから1
.2×1014Hz)、可視光(380nmから780nm、すなわち、7.9×
1014Hzから3.9×1014Hz)、近紫外光(300nmから380nm、
すなわち、1.0×1015Hzから7.9×1014Hz)、および遠紫外光(1
70nmから300nm、すなわち、1.8×1015Hzから1.0×1014
z)を含む光の光生物学的効果が研究されており、光を使用して食品または食品
の容器上の微生物を不活性化する試みがなされている。たとえば、Dunn他に
発行された米国特許第4,871,559号、第4,910,942号、および
第5,034,235号を参照されたい。(以後それぞれ第′559号、第′9
42号、第′235号特許と呼ぶ)これらの特許はすべて、引用によって本明細
書の一部とされる。
【0011】 光の光生物学的効果の他の研究は、Jagger,J.著「Introduc
tion to Research in Ultraviolet Phot
obiology」(Prentice Hall,Inc.、1967年)で
報告されている。米国特許第2,072,417号は、紫外線などの活性光線を
含む照明物質、たとえば、ミルクについて説明している。米国特許第3,817
,703号は、パルスレーザ光を使用する光透過材料の滅菌について説明してい
る。米国特許第3,941,670号は、材料をレーザ照明にさらして微生物を
不活性化することによって、食品を含む材料を滅菌する方法について説明してい
る。
【0012】 腐敗しやすい食品の貯蔵寿命を延ばす他の試みは、腐敗しやすい食品の表面に
殺菌剤および/またはマイクロバイオスタットを塗布することからなる。本明細
書では、殺菌剤およびマイクロバイオスタットの語には、微生物を死滅させるか
、あるいはその成長/生殖を防止する物質が含まれる(微生物の語は本明細書で
定義される)。殺菌剤の一例には防カビ薬が含まれる。一般に、殺菌剤および/
またはマイクロバイオスタットは、乳化剤と組み合わされ、次いで食品の表面に
塗布される。乳化剤は、殺菌剤および/またはマイクロバイオスタットの塗布お
よび作用を助け、殺菌剤および/またはマイクロバイオスタットに、食品の表面
上に残らせ、出荷時に、食品が消費されるまで微生物を不活性化させる。
【0013】 しかし、このような殺菌剤およびマイクロバイオスタットは、様々な政府機関
によってますます綿密に調査されており、場合によっては潜在的なヒト発癌物質
であることが示されている。その結果、食品の貯蔵寿命を延ばすために一般に食
品の表面に塗布されていたいくつかの殺菌剤およびマイクロバイオスタットは、
政府機関によって食品に対する使用を禁止されている。したがって、防カビ薬な
どの殺菌剤またはマイクロバイオスタットを使用する必要のない腐敗しやすい食
品の貯蔵寿命を延ばす手法が極めて望ましい。
【0014】 本発明は有利には、上記のニーズおよびその他のニーズに対処する。
【0015】 (発明の概要) 本発明は有利には、微生物を不活性化し、特に、広スペクトル多色光の短持続
時間高強度パルスを使用して微生物を不活性化する装置および方法を提供するこ
とによって、上記のニーズおよびその他のニーズに対処する。
【0016】 一実施形態では、閃光電球と、閃光電球に結合された電源と、包装材料を閃光
電球に対して移動させ、閃光電球から放出された広いスペクトルにわたる多色光
の高強度短持続時間パルスに包装材料の各部を順次さらす包装材料移動手段と、
広いスペクトルにわたる多色光の高強度短持続時間パルスの強度を検出し、検出
された強度を示す出力信号を生成するフォトダイオードと、出力信号と設定値強
度に対応する設定値信号との間の差を求め、求められた差を示す差信号を生成す
るためにフォトダイオードに結合された差回路と、電源から閃光電球に供給され
る電力レベルを制御し、検出された強度が設定値強度よりも低くなったことを差
信号が示す場合に電力レベルを増大するために差回路に結合された制御回路とを
使用する微生物を不活性化する装置として本発明を特徴付けることができる。こ
の装置は、広いスペクトルにわたる多色光の高強度短持続時間パルスの少なくと
も一部を光ファイバ導体の第1の端部から第2の端部へ伝導させる光ファイバ導
体を含むこともできる。光ファイバ導体の第1の端部は、広いスペクトルにわた
る多色光の高強度短持続時間パルスを受け取るように位置決めされ、第2の端部
は、広いスペクトルにわたる多色光の高強度短持続時間パルスをフォトダイオー
ドの方へ向けるように位置決めされる。
【0017】 他の実施形態では、この装置は、検出された強度がしきい値強度よりも低くな
ったことを出力信号が示す場合に障害信号を生成する障害検出回路を含む。制御
回路は、検出された強度がしきい値強度よりも低くなったことを障害信号が示す
場合に装置を非活動化する。
【0018】 他の実施形態では、閃光電球と、包装材料を閃光電球に対して移動させ、閃光
電球から放出された広いスペクトルにわたる多色光の高強度短持続時間パルスに
包装材料の各部を順次さらす包装材料移動手段と、閃光電球を囲む外側安全ガラ
スと、外側安全ガラスの第1の端部および第2の端部に加えられる外部コーティ
ング(すなわち、第1の外部コーティング)とを有する、微生物を不活性化する
装置として本発明を特徴付けることができる。外部コーティングは、例えば、テ
フロン、および/または白金を含んでいてもよい。この実施形態の一変形形態で
は、第2の外部コーティングが少なくとも部分的に第1の外部コーティングを覆
う。
【0019】 追加の実施形態では、第1の閃光電球と、第2の閃光電球と、第1の閃光電球
と並置された第1の部分、および第2の閃光電球と並置された第2の部分を含む
注入管を使用する、微生物を不活性化する装置として本発明を特徴付けることが
できる。包装材料チューブが第1の部分および第1の閃光電球の上方を通過する
ときに、包装材料チューブの第1の側を占有するように第1の部分が位置決めさ
れ、包装材料チューブの第2の側を占有するように第1の閃光電球が位置決めさ
れる。包装材料チューブが第2の部分および第2の閃光電球の上方を通過すると
きに、包装材料チューブの第2の側を占有するように第2の部分が位置決めされ
、包装材料チューブの第1の側を占有するように第2の閃光電球が位置決めされ
る。
【0020】 他の実施形態では、第1の線形閃光電球と、第1の線形閃光電球を包囲する第
1の水ジャケットと、第1の線形閃光電球の外側と第1の水ジャケットの内側と
の間に形成された第1の冷却水導管と、第2の線形閃光電球と、第2の線形閃光
電球を包囲する第2の水ジャケットと、第2の線形閃光電球の外側と第1の水ジ
ャケットの内側との間に形成された第2の冷却水導管と、第1の水ジャケットと
第2の水ジャケットとの間に並置された注入管と、注入管を包囲する無菌空気管
と、注入管の外側と無菌空気管の内側との間に形成された無菌空気導管と、無菌
空気管を包囲するリフレクタと、第1の水ジャケット、第2の水ジャケット、お
よびリフレクタを包囲する外側安全ガラスとを使用する、微生物を不活性化する
装置として本発明を特徴付けることができる。
【0021】 代替実施形態では、第1の線形閃光電球と、第2の線形閃光電球と、第1の線
形閃光電球と第2の線形閃光電球との間に挿入された注入管と、注入管を包囲す
る無菌空気管と、注入管の外側と無菌空気管の内側との間に形成された無菌空気
導管と、第1の閃光電球、第2の閃光電球、および無菌空気管を包囲する外側安
全ガラスとを有する、微生物を不活性化する装置として本発明を特徴付けること
ができる。
【0022】 他の追加の実施形態では、閃光電球と、第1のランプ保持装置を含む第1のホ
ルダとを使用する、微生物を不活性化する装置として本発明を特徴付けることが
できる。ランプ保持装置は、第1の円錐台状表面を有する第1のフランジを含む
保持シリンダと、その円錐台状表面に対して並置された第1のOリングと、第1
のOリングを第1の円錐台状表面に押し付ける第1の力を第1のOリングに加え
る第1の圧縮シリンダとを含む。閃光電球の第1の端部は保持シリンダ内に位置
決めされ、第1のフランジを越えて延び、第1の円錐台状表面は、閃光電球の外
側に対して90度未満の角度に配向される。円錐台状表面は、第1の力と共に、
第1Oリングと第1の円錐台状表面との間および第1のOリングと閃光電球との
間に水密シールが形成されるように第1のOリングを閃光電球に押し付ける。
【0023】 他の実施形態では、第1の電極および第2の電極を含むUランプと、Uランプ
を包装材料カップ内に位置決めする手段と、ホルダ装置とを有する、微生物を不
活性化する装置として本発明を特徴付けることができる。ホルダ装置は、第1の
電極を受容する第1のソケットと、第2の電極を受容する第2のソケットと、第
2のソケット内に位置決めされたランプ保持装置とを含む。ランプ保持装置の形
状はほぼ円柱状であり、遠位部がUランプから離れた位置に位置決めされ、近位
部がUランプの近傍に位置決めされる。ランプ保持装置は、剛性材料で構成され
、近位部が第2のソケット内で遠位部に対して移動することを可能にする。第1
のOリングは、遠位部の外側の、ランプ保持装置と第2のソケットとの間に位置
決めされ、第2のOリングは、近位部の内側の、保持装置とUランプとの間に位
置決めされる。
【0024】 他の実施形態では、線形閃光電球と、線形閃光電球から放出された光を受け取
るように位置決めされた光導体と、光導体を包装材料カップ内に位置決めする手
段とを有する、微生物を不活性化する装置として本発明を特徴付けることができ
る。光導体は、一変形形態では、複数の湾曲石英ロッドである。他の変形形態で
は、光導体は、包装材料カップの内側底面の方へ光を向ける中央層と、包装材料
カップの内側側面の方へ光を向ける少なくとも2つの側部層とを有する。この変
形形態の側部層は、下端部で中央層から離れる方向に湾曲する。
【0025】 (好ましい実施形態の詳細な説明) 現時点で発明の実施の最良の形態と考えられる形態の以下の説明は、限定的な
意味でとらえるべきではなく、単に本発明の一般原理を説明するために記述した
にすぎない。本発明の範囲は、請求の範囲を参照して決定しなければならない。
【0026】 図1に、任意選択で、従来の柔軟な無菌包装材料のリール102が従来の慣例
に従い、一連のローラ104によって浸漬トラフ106の中の吸収促進剤の溶液
に導かれる無菌包装装置10を示す。包装材料は一般に、従来の慣例に従って1
層または複数層の内部コーティング層およびシーリング層、アルミニウム箔など
の金属箔、ラミネート層または紙層、ならびに外層からなる積層構造を含む。内
層および外層は、ポリエチレン製とすることができる。有利には、包装材料の内
部が、広いスペクトルにわたる光を少なくとも部分的に反射することが好ましい
【0027】 過剰な吸収促進剤溶液は、ローラ110によって除去することができ、フィル
ムは続いて、縦シーリング装置112によって、縦にシールされたチューブに成
形される。ラップシールとフィンシールのどちらを希望するかに応じて、縦シー
ムを補強し、製品がフィルム102の端と接触することを防ぐストリップ108
を包装材料の一端に適用することができる。
【0028】 無菌包装装置10の重要な態様は、図2に関して後により詳細に説明する製品
注入/閃光電球アセンブリ200である。図1の無菌包装装置は、先に参照によ
り本明細書に組み込んだ第′559号特許により詳細に説明されている。
【0029】 次に図2に、充填/閃光電球アセンブリ200を示す。図示の閃光電球アセン
ブリ200は外側支持管202を備え、外側支持管202には、外側支持管20
2の周囲にこれに沿って分布した1つまたは複数の強力キセノン閃光電球204
が取り付けられ、パルシング時、シールされた縦シールチューブ(または包装材
料チューブ)の内面全体に、広いスペクトルにわたる(すなわち170nmから
2600nm、1.8×1015Hzから1.2×1014Hz)の非干渉性多色光
の、高強度(すなわち包装フィルムの表面で測定したエネルギー密度で0.01
J/cm2から50J/cm2、例えば0.5J/cm2)、短持続時間(すなわ ち0.001msから100ms、例えば0.3ms)パルスが当たる。外側支
持管202に沿ったさまざまな構成の閃光電球204が実施可能であるが、包装
材料チューブの内面全体がパルス光に露出することが好ましい。図示のように、
らせん形またはコイル形の閃光電球、あるいは複数、例えば2つまたは4つのほ
ぼ線形の閃光電球を使用することができる。円筒形の外側安全ガラス203が閃
光電球を囲み、食品のしぶき、剥落した汚染物質、事前滅菌剤などから閃光電球
204を保護することが好ましい。
【0030】 後に説明するいくつかの図に示すように複数の線形閃光電球を利用するときに
は、全ての閃光電球を同時に点灯すること、対で点灯すること、または「ガット
リング銃(Gatling gun)」式の手法において順次に点灯することが
できる。しかし、全体のフルエンスレベルおよび包装材料の滅菌の程度を高く維
持しつつより低いフラッシュあたりフルエンスレベルを使用することができる、
線形閃光電球の同時点灯が好ましい。
【0031】 複数の線形閃光電球を同時に点灯すると、このようなより低いフラッシュあた
りフルエンスを使用することができる。これは、隣接する閃光電球からの光がこ
れらの閃光電球間の境界で協力し合い、処理中の表面全体の総フルエンスが最低
になることが保証されるためである。対照的に、例えばガットリング銃手法で、
このような最低総フルエンスが閃光電球間の境界で達成されることを保証するた
めには、より高いフラッシュあたりフルエンスを使用しなければならない。この
ように、閃光電球を同時に点灯するときにはより低いフラッシュあたりフルエン
スを使用することができるため、それぞれの閃光電球に供給するフラッシュあた
りエネルギーがより少なくて済み、したがって閃光電球のストレスが低減し、閃
光電球の有効寿命が延びる。したがって同時点灯を使用する場合にはさらに、閃
光電球の電源に必要なエネルギー貯蔵コンデンサのサイズを低減することができ
、これによってコストが減り、効率が向上する。
【0032】 閃光電球の同時点灯によってさらに、必要なスイッチング回路の数が、閃光電
球を個別に点灯するのに必要な数に比べて低減し、点灯と点灯の間に閃光電球を
低電流レベルに維持するのに必要なシマー電源の数が減る。さらに同時点灯によ
って、高い電圧(直列に連結した閃光電球の両端で測定)を使用することができ
るので、電源と閃光電球の間のエネルギー移動効率が高まる。
【0033】 複数の線形閃光電球を使用し、閃光電球を対で同時点灯することを希望すると
きには、閃光電球対がそれぞれ、互いの順電流および帰電流経路として機能する
ことが可能なように、閃光電球を直列に接続することができる。閃光電球を直列
に接続することによって、別個の絶縁帰線(またはその他の帰電流経路)を設け
る必要が排除され、したがって無菌包装装置の全体設計がさらに単純になり、閃
光電球アセンブリ内の空間使用効率が最大になる。
【0034】 外側支持管202の内部には、無菌食品管206(または注入管206)があ
る。閃光電球の電気ケーブル208および任意選択の閃光電球冷却ライン210
を、外側支持管202と無菌食品管206の中間(すなわち間)に配置すること
ができる。さらに、適当な給源(図示せず)から加圧下で供給された無菌空気2
20を、外側支持管202と無菌食品管206の間に導き、包装材料チューブ内
に放出することができる。無菌空気220は、ろ過、燃焼および/または本明細
書で説明する広いスペクトルにわたる多色光の高強度短持続時間パルスの使用を
含むさまざまな技法によって生成することができる。
【0035】 動作時、縦にシールされたチューブは、横シーリング装置114(図1)によ
って横にシールされ、その中に、実質的に無菌の食品212の所定の1回分が導
入される。無菌食品は、短時間の高温処理、またはその他のプロセス(本明細書
で説明する広いスペクトルにわたる多色光の高強度短持続時間パルスの適用など
)によって生成することができる。食品212の上方の縦にシールされたチュー
ブの隣接する内面全体を、広いスペクトルにわたる多色光の高強度短持続時間パ
ルスを用いて繰り返し殺菌するために、縦にシールされたチューブが包装1回分
の長さだけ前進する間に、閃光電球アセンブリ200が複数回パルシングする。
【0036】 無菌空気220は外側支持管202を出て、閃光電球アセンブリ上に運ばれ、
閃光電球を冷却し、閃光電球の放電によって生成された剥離生成物を縦にシール
されたチューブから除去し、包装材料チューブの処理済みの領域に汚染物質が定
着するのを防ぐ。横のシーリングに続いて、包装材料チューブを、個々の消費者
包装116に分離する(例えば切り離す)ことができる(図1も参照されたい)
【0037】 図3を参照する。本方法を、事前に成形した製品容器を利用するシステムなど
のその他の種類の無菌包装システムに適用することもできる。このような無菌包
装装置30を図に示した。包装装置30は、装置30の滅菌ゾーン304に導入
される事前成形された製品容器302を利用する。任意選択で、容器を照明する
前に、先に説明した吸収促進剤溶液を吹付け装置306によって容器302内に
吹き付けてもよい。続いて容器は、複数の閃光電球処理ステーション308中を
徐々に通過し、その中で、往復運動する「U」字形の閃光電球(Uランプ)、線
形閃光電球、バルブ型閃光電球および/またはその他の構成の閃光電球が容器の
開口の上または内部に導入される。閃光電球は、製品容器302あたり少なくと
も1度パルシング、すなわち点灯する。次いで、処理ステーション308が引き
出され、それぞれの製品容器302が、1つまたは複数の閃光電球処理ステーシ
ョン308の分だけ前進し、このプロセスが繰り返され、処理ステーション30
8に沿って前進するときに、それぞれの製品容器302の内面全体に、広いスペ
クトルにわたる非干渉性多色光の高強度短持続時間パルスが当たる。
【0038】 無菌空気パージ装置を利用して、製品容器302の内部から剥離した材料を除
去し、処理済み(または滅菌済み)の製品容器302に汚染物質が定着するのを
防ぎ、閃光電球を冷却することができる。
【0039】 希望する場合には、適当な閃光電球の固定バッテリを追加して、処理ゾーンを
通過するときに製品容器302の外面および端面を処理してもよい。滅菌を終え
た製品容器302は注入ステーション312に通され、事前処理した一定量の食
品がそれぞれの製品容器302に導入される。それぞれの製品容器302は次い
で、従来のシーリング方法を使用して、上部を無菌のふたでシールされる。
【0040】 製品容器302の再感染(すなわち微生物による再汚染)を防ぐため、薄層を
なす無菌エアカーテンを無菌包装装置30の全体を覆って適用することができる
。無菌空気は、反射ハウジング360に包囲された一連の強力キセノン閃光電球
358を含むパルス光処理ゾーン356にフィルタ354を通して空気をポンプ
注入する空気投入送風機352を含む気体滅菌装置350によって供給すること
ができる。空気は、閃光電球358のパルス繰返し速度に関連して、パルス光処
理ゾーン356を通過するときに全ての空気が、先に説明した広いスペクトルに
わたる非干渉性多色光の複数の高強度短持続時間パルスに当たることを保証する
速度で処理ゾーン356中に連続的に圧入される。
【0041】 この実施形態によれば、光パルスが紫外線に富む(例えば、170から380
ナノメートルの波長の光エネルギーを少なくとも5パーセント含む)ことが好ま
しく、パルス光処理ゾーン356全体を通してそのエネルギー密度が、少なくと
も0.1ジュール/平方センチメートル、例えば、少なくとも0.4または0.
5J/cm2であることが望ましい。パルス持続時間は一般に約0.1から3ミ リ秒、例えば0.3ミリ秒とすることができる。
【0042】 反射ハウジング360の一部であるマルチランプリフレクタアレイは、パルス
光処理ゾーン356を流れる空気またはその他の気体に実質的に均一な多方向照
明を適用する。したがって、空気またはその他の気体によって運ばれる単位を構
成するダスト粒子または細菌コロニーはあらゆる方向から処理され、自己遮蔽さ
れない。他の実施形態では、図示の気体滅菌装置350の代わりに、またはこれ
に加えて、図5および図6に示すようなその他の流体処理構成を利用することが
できる。
【0043】 図4に、包装完成品の容器本体用とふた用の2つのプラスチック包装材料リー
ル402、404を備えた無菌包装装置40の追加の実施形態を示す。容器本体
の包装材料は、先に説明したように任意選択の吸収促進剤浴406を通して導く
ことができる。この包装材料402を次いで、吸引/乾燥セクションに通し、過
剰な吸収促進剤溶液を除去することができる。
【0044】 次にこの容器本体の包装材料に、容器本体包装材料の進行の方向に沿って縦に
延びる閃光電球のアレイ408によって広いスペクトルにわたる非干渉性多色光
の高強度短持続時間パルスを当てる。容器本体の包装材料402を次いで、成形
装置410によってカップなどの適当な容器に熱成形し、次いで注入ステーショ
ン412で、無菌的に処理した一定量の食品を注入した。
【0045】 ふた包装材料を同様に、吸収促進剤浴414に通し、閃光電球アレイ416に
よって、広いスペクトルにわたる非干渉性多色光の複数の高強度短持続時間パル
スに当てる。次いでこのふた包装材料を使用して、注入、成形された容器をシー
ルする。再汚染の可能性をできるだけ小さくするため、装置全体を無菌空気ブラ
ンケットの中に維持してもよい。
【0046】 図5に、水、果汁、スープなどの液体または半液体食品、空気などの気体など
のポンピング可能な製品を広いスペクトルにわたる多色光の高強度短持続時間パ
ルスを用いて処理する装置の一実施形態の概略図を示す。装置50は、製品がそ
の中を流れ、パルス光光源504を囲む処理チャンバ502を画定する円筒形の
反射きょう体を含む。図示の実施形態では、パルス光光源が、閃光電球操作の従
来の慣例に従った適当な電源(図示せず)を備えた強力キセノン閃光電球である
【0047】 液体循環ポンプ508は、処理チャンバ502を通過する全ての製品が、処理
チャンバ502内での滞留時間中に、所定の数の広いスペクトルにわたる非干渉
性多色光の高強度短持続時間パルスにさらされるよう、処理チャンバ502内の
製品の流量をパルス光光源504のパルス繰返し速度に対して制御する。したが
って処理チャンバ502を出た製品は所望の程度に滅菌(または殺菌)されてい
る。
【0048】 いくつかの実施形態では、製品処理チャンバ502が、パルス光光源504か
ら離れ、製品が光源504と接触しないように配置される。
【0049】 これは、例えば、光源504の周囲に石英ジャケット(または石英シリンダ)
を使用することによって達成され、製品は石英ジャケットの外側を通る。有利に
は、冷却水を、光源504と石英ジャケットの間に循環させる。
【0050】 処理チャンバの直径は、処理対象製品の特定の吸収特性、光源504すなわち
閃光電球の物理および動作特性、および光パルスすなわちフラッシュ間の製品の
混合程度を含む多くの因子に従って変化する。ただしこれらに限定されるわけで
はない。製品を通り抜けた照明を製品の内部に向かって反射するために、処理チ
ャンバ502は、その外壁または外部リフレクタとして反射アセンブリを含むこ
とができる。外部リフレクタを使用するとき、反射アセンブリは、内側を製品が
循環し、外側に外部リフレクタが位置決めされる石英シリンダ(または石英管)
を含むことができる。
【0051】 空気、水などの流体は、紫外線スペクトルのかなりの部分を含む光に対して比
較的透明であることに留意されたい。したがって、このような媒体中での吸収に
よる減衰は比較的に小さく、束密度は、主として光源からの距離のみに応じて低
下する。しかし、かなりの吸収を有する流体では、束密度は、閃光電球からの距
離と製品の吸収の両方に応じて低下する。いずれにしても、望ましい最低束密度
、例えば0.4または0.5J/cm2(または不活性化する特定の微生物によ っては0.1または0.2J/cm2)を、処理ゾーン全体を通して維持しなけ ればならない。
【0052】 処理中の全ての流体が、(所望の不活性化、すなわち殺菌または滅菌の程度ま
たはレベルに対して)適当な束強度およびパルス数を受けることを保証するため
には、代わりにまたはこれに加えて、混合を実施しなければならない。
【0053】 図6を参照する。閃光電球504(図5)は、図5の装置50の処理チャンバ
502(図5)の内部に位置するが、代わりに(またはこれに加えて)、1つま
たは複数の閃光電球556を、処理チャンバ552の外部に配置することができ
る。処理対象製品が、透明な処理導管(例えば石英管)552を使用した処理チ
ャンバ552の中に導入される好ましい設計を示す。処理チャンバ552は、楕
円形のリフレクタ554の1つの焦点に沿って位置決めされる。閃光電球556
は、楕円形のリフレクタ554の他の焦点に沿って位置決めされる。
【0054】 図示の実施形態の一変形形態では、希望する場合、それぞれが1つの焦点に処
理チャンバ552(この変形形態では細長い)、もう1つの焦点(図示せず)に
閃光電球を有する複数の楕円形リフレクタを利用することができる。
【0055】 図示の変形形態を再び参照する。先に説明した実施形態に関して先に説明した
のと同様の方法で、閃光電球556を、水冷および/または液体スペクトルフィ
ルタリング目的の石英シリンダ(または管)で囲うことができる。このようにす
ると、光パルスが、楕円形のリフレクタによって処理チャンバ552の中心に向
かって集中するため、処理中の液体の光吸収が補償され、そのために液体全体が
より均一な光処理を受ける。
【0056】 図7に、処理対象製品601がその中を通過、下降、または転落するパルス光
光源/リフレクタアレイ602を備える光処理ステーション60の一実施形態を
示す。パルス光光源/リフレクタアレイ602は、パルス光光源/リフレクタア
レイ602に同時にまたは順番に電流を流す電気パルス形成回路網603、なら
びに所望のスペクトル透過/吸収特性を有する選択溶液の使用による冷却および
/またはスペクトルフィルタリングのために、光源/リフレクタアレイ602中
のそれぞれの閃光電球の外側の石英シリンダを通して水などの液体媒体を循環さ
せる冷却/フィルタリング液体循環器604に導線/管によって接続される。
【0057】 パルス光光源/リフレクタアレイ602は、複数の閃光電球および関連リフレ
クタを使用して、広いスペクトルにわたる多色光の高強度短持続時間パルスに処
理対象製品をさらさせる処理領域内に、広いスペクトルにわたる非干渉性多色光
の高強度短持続時間パルスを生成する。図示の実施形態60は、まっすぐな(す
なわち線形または円筒形の)閃光電球およびリフレクタ部品を使用するが、その
他の構成を利用することもできる。例えば、ネオンサインをほぼどんな形状にで
も作ることができるのと全く同様に、閃光電球をほぼどんな形状にでも構築する
ことができる。同様に、リフレクタは、閃光電球からの光パルスを処理対象製品
に導く多くの異なる形状の多くの異なる材料から製作することができる。リフレ
クタ設計の基礎についての概要が、米ニューヨークのJohn Wiley a
nd Sons社刊の「The Optical Design of Ref
lectors」,Second Editon,William B.Elm
erに出ている。
【0058】 本実施形態は、食品の保存における生存可能な生物、微生物またはウィルス数
の低減あるいは酵素活性の低減に向けた多くの潜在的用途を含むが、無菌包装方
法において水および包装材料の滅菌に高強度短持続時間、広スペクトル、多色、
非干渉性の光パルスを使用する方法は、本明細書に記載の実施形態の特に有用な
態様である。このような方法では一般に、比較的低いフルエンスを利用すること
ができるように、スペクトルの近紫外および遠紫外光成分を含む、広スペクトル
閃光電球出力が通常使用される。例えば、非常に高い生物密度(最高1×106 から1×108)でも、フラッシュあたりのエネルギー密度0.4または0.5 J/cm2(あるいは不活性化する微生物によっては0.1J/cm2、または0
.01J/cm2またはそれ以下)の1回または2回のフラッシュで、胞子、植 物細菌、ウィルスなどの不活性化、すなわち殺菌または滅菌ができる。
【0059】 図8に、図2の注入/滅菌アセンブリ200の一部とすることができる光アセ
ンブリ80の一変形形態の横断面図を示す。食品管833(または注入管833
)の周囲には、ジェットダイバータの出口835に無菌空気を運ぶ外側支持管8
32(または無菌空気管832)がある。複数、例えば2つまたは4つの閃光電
球831が、いくつかの実施形態では無菌空気管832の働きもするリフレクタ
832の周囲に配置される。閃光電球831はターミナルブロック826に固定
される。ターミナルブロック826は、高電圧絶縁体、冷却水分配器、ならびに
閃光電球831、光ファイバ導体(図示せず)および冷却水パイプ210(また
は冷却ライン210)(図2参照)の固定装置の働きもする。
【0060】 それぞれの閃光電球831の周囲には、石英管829(または水ジャケット8
29)がある。冷却水は、水ジャケット829とそれぞれの閃光電球831の間
を流れる。有利には冷却水が、閃光電球831の最初の「トリガ」の電流経路の
役割も果たし、これによって空間利用が最適化される。この最初のトリガは、当
技術分野で周知のように、閃光電球からの初期光パルスの開始を容易にするのに
使用するアースに対するキャパシタンスを提供する。(これまでは冷却水の代わ
りに、閃光電球の周囲に電線がらせん形コイルの形状に巻かれ、「トリガ」は冷
却水ではなく電線であった。らせん形の電線を「トリガ」として使用することは
当技術分野で周知である。)冷却水は、冷却ライン210(図2参照)を通って
それぞれの水ジャケット829に入る。
【0061】 石英安全ガラス828は、全ての閃光電球831、無菌空気管/リフレクタ8
32および注入管833を囲む。外側安全ガラス828は、食品のしぶき、およ
び除染(または処理)中の包装材料チューブの内面に適用することができる事前
滅菌剤から閃光電球831およびリフレクタ832を保護する働きをする。
【0062】 加えて外側安全ガラス828は、包装材料チューブ内の安全ガラス828の外
側にオゾンが生成される原因となる約200nmよりも短い光波長をフィルタリ
ングして除去する。外側安全ガラス828内の空間は窒素ガスで満たし、この空
間に、無菌空気管/リフレクタ832を酸化させるオゾンが生成されないように
することが好ましい。
【0063】 有利にはこの実施形態が、それぞれの端部が、外側安全ガラス828内のそれ
ぞれの閃光電球831の近くに位置し、閃光電球から直接に光を受け取る光ファ
イバ導体(図示せず)を備える。代わりに光ファイバ導体を、図14に示し後に
説明するように位置決めすることができる。
【0064】 光ファイバ導体は、閃光電球アセンブリ80内からの光を、注入管833と無
菌空気管832の間の空間を通して1対の紫外線感受性フォトダイオード(図示
せず)に導く。紫外線感受性ダイオードは、光アセンブリ80の外部の光遮蔽ボ
ックス(図示せず)の中に置かれる。光ファイバ導体と紫外線感受性ダイオード
の間に挿入された中性フィルタおよび紫外線選択性フィルタをそれぞれ使用して
、光を減衰させ、紫外線範囲外の波長を除去することが好ましい。紫外線感受性
フォトダイオードからの出力信号は、サンプルアンドホールド回路(図示せず)
に渡され、それぞれの放電すなわち光フラッシュ後に制御ユニット(図示せず)
によって監視される。光ファイバ導体によって運ばれた光の(それぞれのフラッ
シュ中の)ピーク強度に比例する出力信号の振幅が、閃光電球831の任意の放
電で微生物を不活性化するのに必要な規定の最低振幅(例えば新しい閃光電球か
らの光に応答して生成されるピーク振幅の80%)よりも小さい場合、制御ユニ
ットは、直ちに包装材料チューブの操作を中断し、光アセンブリ80が補修、再
滅菌されるのを待つ。
【0065】 光ファイバ導体、紫外線感受性フォトダイオード、および制御ユニットについ
ては、図14および図15に関して後にさらに説明する。
【0066】 図9に、図8の閃光電球アセンブリ80で使用可能な内部形状の破断図を示す
。外側安全ガラス928、閃光電球931、水ジャケット930、リフレクタ9
37、注入管933、無菌空気管932(図9の実施形態ではリフレクタ937
から分離されている)および包装材料チューブ917が示されている。
【0067】 図8に関して先に説明したとおり、包装する食品は注入管933を介して、充
填ゾーン(すなわち食品が包装材料チューブ内に導入される無菌包装装置の閃光
電球アセンブリの直ぐ下の部分)(図示せず)に送られる。注入管933の周囲
には、無菌空気をジェットダイバータの空気出口835(図8参照)に運ぶ働き
をする無菌空気管932がある。
【0068】 無菌空気は、包装材料チューブ917の内部を正圧に保つ働きをし、そのため
、包装装置の動作中または停止中に図8の閃光電球アセンブリ80の周囲および
上方の無菌環境が維持される。無菌空気はさらに、外側安全ガラス928を冷却
する。これは、閃光電球931から放出された光の一部が外側安全ガラス928
に吸収され、これによって外側安全ガラス928が加熱される場合に有利である
。無菌空気管932は、使用前に無菌包装装置を滅菌することになっているとき
の事前滅菌剤の運搬装置として使用することもできる。
【0069】 無菌空気管932の周囲には、200nmから1200nmの光波長に対して
高い反射率を示すよう、反射剤で処理された、または反射剤から作られたリフレ
クタ937がある。このリフレクタが、参照によって本明細書に組み込まれる、
1990年3月27日にスプリングスティーン(Springsteen)に発
行されたLASER CAVITY MATERIALという名称の米国特許第
4,912,720号に記載されている米ニューハンプシャー州のラブスフェア
社(labsphere,Inc.)からSPECTRALONの商標名で販売
されているテフロンベースの材料製のスリーブであることが好ましい。リフレク
タ937の形状設計は、包装材料チューブ917の内面で均一な光分布が達成さ
れるようなものであることが好ましい。
【0070】 有利にはリフレクタ937が、導電性の場合に、閃光電球931のアース線ま
たは帰電流経路としても機能し、これによってアセンブリ80(図8参照)の内
部空間が節約される。(しかし代わりに、閃光電球対が直列に接続されるときに
は、閃光電球対が互いの帰電流経路を提供し、したがってアース線のニーズが排
除される。)
【0071】 図示の実施形態では、閃光電球931が、その数が1つまたは複数、例えば2
つまたは4つであり、米カリフォルニア州サンディエゴのピュアパルステクノロ
ジーズ社(PurePulse Technologies,Inc.)から部
品番号01812−525として販売されている230mmのOリング装着ラン
プなどのガス放電ランプである。閃光電球931は、リフレクタ937の周囲に
位置決めされ、高電圧用絶縁体、冷却水分配器、ならびに閃光電球931、光フ
ァイバ導体および水ジャケット930の固定装置として機能するターミナルブロ
ック826(図8参照)に固定される。図示のとおり、閃光電球931の周囲に
は水ジャケット930があり、水ジャケット930と閃光電球931の間には閃
光電球931を冷却するための水が流れる空間が形成され、これによって閃光電
球931の有効寿命が延長される。リフレクタ937は、リフレクタ937と無
菌空気管932の間の空間を流れる水によって冷却される。
【0072】 閃光電球アセンブリ80の周囲には、先に説明したとおり石英製の外側安全ガ
ラス928がある。前述のとおり、外側安全ガラス928の目的は、製品のしぶ
きおよび事前滅菌剤から閃光電球931およびリフレクタ937を保護すること
にある。外側安全ガラス928はさらに、200nmよりも短い光波長をフィル
タリング除去し、そのため、外側安全ガラスと包装材料チューブ917の間にオ
ゾンが生成されない。外側安全ガラス928の内部の外側安全ガラス928とリ
フレクタ937、水ジャケット930との間の空間は窒素ガスで満たされ、この
空間にオゾンが生成することを防ぐ。オゾンが生成されると、リフレクタ937
が酸化される原因となる。
【0073】 図10に、本発明の態様に基づく空間最適化特徴を使用することによって、最
適な空間利用を達成し、これによって、これを用いない場合に可能な直径よりも
小さな直径の包装材料チューブを用いてこの変形形態を使用することができる図
8の光アセンブリの部分の一変形形態の破断図を示す。閃光電球1031、注入
管1033、無菌空気管1032、外側安全ガラス1028および包装材料チュ
ーブ1017が示されている。図10の変形形態では、リフレクタ937(図9
)および水ジャケット930(図9)が省かれていることに留意されたい。
【0074】 無菌空気管1032の外面は、閃光電球31から放出された波長200nmか
ら1200nmの光が高い反射率で反射するよう、反射剤で処理される(すなわ
ち反射化される)。この反射剤が、SPECTRALONの商標名で販売されて
いる先に述べた第′720号特許に記載のテフロンベースの材料であることが好
ましい。無菌空気管1032をこのような反射剤でコーティングすることによっ
て、(図9の変形形態のように)リフレクタ937を分離するニーズが有利に排
除される。
【0075】 リフレクタの役目も果たす無菌空気管1032および閃光電球の1031の冷
却は、外側安全ガラス1028の内側、閃光電球1031および無菌空気管の外
側の空間に水を流すことによって達成し、これによって水ジャケット930(図
9)のニーズが排除される。無菌空気管1032上の反射剤が金属材料である場
合には、水の腐食効果から反射剤を保護するため、反射剤を、酸化ケイ素の厚い
層でコーティングすることができる。
【0076】 図11を参照すると、図8の光アセンブリの側面図が示されている。下部ホル
ダ1120と第1および第2の上部ホルダ1122、1124と共に外側安全ガ
ラス1117が示されている。
【0077】 図8、図9、図10に示されている変形形態のように、外側安全ガラス111
7は閃光電球(図示せず)、リフレクタ(図示せず)、水ジャケット(図示せず
)、および光アセンブリ内に含まれるその他の構造物を製品のしぶきと事前殺菌
剤から保護する働きをする。
【0078】 図12を参照すると、図11の光アセンブリの変形形態の詳細な展開図が示さ
れている。同図には、外側安全ガラス1217、閃光電球1231、リフレクタ
1237、水ジャケット1230、下部ホルダ1220、第1および第2の上部
ホルダ1222、1224、石英窓1250、コネクタ1252、圧着スリーブ
1254、別の下部ホルダ1256、接触ホース1258、プッシャ1260、
フランジ1262、リフレクタスリーブ1264、アセンブリネジ1266、お
よびUシール1268が示されている。
【0079】 当業者には明らかなように、上述の構成要素のアセンブリが図12に示されて
いる。外側安全ガラス1217は好ましくは石英を原料とする。閃光電球123
1はカリフォルニア州サンディエゴのPurePulse Technolog
ies製の部品番号01812−525として入手可能な230mm径のOリン
グを搭載したランプのような線形(または円筒形)閃光電球である。リフレクタ
1237およびリフレクタスリーブ1264は好ましくは、第′720号特許に
記載された商標名SPECTRALONで市販されているようなテフロンベース
の材料からなるスリーブで外部を包囲されたステンレス鋼パイプである。水ジャ
ケット1230は閃光電球1231を収容し、閃光電球1231間を冷却水が流
れる(または循環する)ことができる間を設けるサイズの石英シリンダである。
下部ホルダの一方および他方1220、1256と第1および第2の上部ホルダ
1222は、好ましくはガラスを25%混入したテフロンから製造される。
【0080】 外側安全ガラス1217、閃光電球1231、リフレクタ1237、および水
ジャケット1230は、とりわけ、図9および図10に関連して上記のように機
能する。ただし、図12のリフレクタ1237と水ジャケット1230との間、
および外側安全ガラス1217との間に、水ジャケット1230と閃光電球12
31との間に流れる冷却水の戻り経路として空間を設けることが図示の変形形態
の特徴であることに留意すべきである。例えば、冷却水は図12の向きに、閃光
電球1231と水ジャケット1230との間の空間を介して上から下に流れるこ
とができ、水ジャケット1230とリフレクタ1237との間、および外側安全
ガラス1217との間の空間を介して上に流れることによって戻ることができる
【0081】 図13を参照すると、図12の光アセンブリの変形形態で使用可能な外側安全
ガラスの部分的に断面を示す透視図が示されている。同図には、白金の第1の外
側コーティング1302と、第1の外側コーティング1302の外側のテフロン
製の第2の外側コーティングとを有する石英ガラス製の外側安全ガラス1300
が示されている。第1および第2の外側コーティング1302、1304は、外
側安全ガラス1300の中央部分1310を透明な状態でさらして、外側安全ガ
ラス1300の端部1306、1308の外部を覆い、したがって、その内部に
包囲された閃光電球(図示せず)から放出される光を導くことができる。
【0082】 外側安全ガラス1300は上部および下部ホルダによって所定位置に保持され
る(図12および図13を参照)。ガスケット(図14参照)は上部および下部
ホルダの間、および外側安全ガラス1300のそれぞれの端部1306、130
8の内部の間に配置されている。ガスケットは、それぞれの端部1306、13
08の間に水密シールを形成し、それによって、本明細書に記載するように、閃
光電球からの冷却水の戻りを実行し、可能であればスペクトルフィルタリングを
実行するために、外側安全ガラス1300を介して上部ホルダ(または下部ホル
ダ)から下部ホルダ(または上部ホルダ)まで冷却水を導くことが可能になる。
【0083】 有利には、第1および第2の外部コーティング1302、1304は光が外側
安全ガラス1300の端部1306、1308を通過するのを防止する、すなわ
ち、第1および第2の外部コーティング1302、1304の少なくとも1つは
ほぼ不透明である。その結果として、閃光電球から放出され、包装材料チューブ
によって閃光電球とそれぞれのガスケットに向かって下方向(上方)に反射する
光は、外側安全ガラス1300のそれぞれの端部1306、1308を通過する
ことができない。したがって、反射した光はガスケットに反射することを防止さ
れ、それによって、光はガスケット内の重合体を破壊するために、ガスケットの
使用寿命を延ばし、無菌包装装置のダウン時間を最小限にする助けとなる。
【0084】 第1および第2の外側コーティング1302、1304を使用する別の利点は
、それらの外側コーティングが操作時に外側安全ガラス1300の端部の欠けま
たはひび割れを防止する役に立つということである。
【0085】 第1および第2の外側コーティング1302、1304のこれらの有利な態様
をさらに拡大するために、そのような被膜は有利には端部1306、1308の
下端部および上端部1312、1314のそれぞれに重なる。ただし、図示の実
施形態では、第1および第2の外側コーティングは上端部および下端部1306
、1308の内部に端部1306、1308の上端部および下端部1312、1
314を包み込むものではない。
【0086】 第1の外側コーティング1302、すなわち、白金の塗布は、好ましくは、当
技術分野で知られている熱化学沈殿処理を使用して達成され、2000〜300
0オングストロームの厚みを達成する。第2の外側コーティング1304、すな
わち、テフロン被膜の塗布は、好ましくは、当技術分野で知られている静電処理
を使用して達成され、約0.010インチ(約0.025cm)の厚みを達成す
る。
【0087】 第2の外側コーティング1304は、例えば、PF8テフロンパウダーを使用
して、粉状、または粒状の形態から層状に塗布され、そのような塗布中に白く吹
き付け塗装され、または染められる。上記のように、層は静電方式で塗布され、
次いで、そのような層を外側安全ガラスおよび/または第2の外側コーティング
1304の以前に塗布された層に接着するために、塗布後に焼結される。
【0088】 第1の外側コーティング1302、すなわち白金は、第2の外側コーティング
1304、すなわちテフロンが外側安全ガラス1300に固着する助けとなると
同時に、端部1306、1308を圧縮し、その結果、端部1306、1308
を強化することに留意すべきである。第2の外側コーティング1304によって
端部からの光の反射の大部分が生じる。本発明の代替実施形態では、第1または
第2の外側コーティング1302、1304のいずれかを省略でき、その結果、
第1の外側コーティング1302または第2の外側コーティング1304のみを
使用することができる。
【0089】 本発明の別の変形形態では、外側安全ガラスに関して上述したような方法で水
ジャケットの端部を被覆することも望ましい可能性がある。
【0090】 図14を参照すると、図11および図12に示す光アセンブリの変形形態の一
部の詳細な断面図の概略図が示されている。同図には、外側安全ガラス1417
、閃光電球1431、第1の上部ホルダ1420、第2の上部ホルダ1458、
注入管1437、およびリフレクタ1431が示されている。また、1対の閃光
電球のOリング1431と外側安全ガラスのOリング1452も示されている。
【0091】 閃光電球のOリング1450および外側安全ガラスのOリング1452は、そ
れぞれ、上部ホルダ1458、1420の間と閃光電球1431と外側安全ガラ
ス1417との間にシールを形成するために使用される。閃光電球1431の端
部1460は第2の上部ホルダ1458内に配置され、電気的接続1454が閃
光電球1431と適当な電源(図示せず)との間になされている。注入管143
7は好ましくは商標SPECTRALONで市販され、本明細書に参照としてす
でに組みこまれている第′720号特許に記載されているテフロンベースの材料
1456のシースで覆われている。
【0092】 また、すでに詳述した水ジャケット1459と第1および第2の外側コーティ
ング1464、1466が示されている。当業者には明らかなように、第1およ
び第2の外側コーティング1464、1466は、例えば、包装材料チューブ9
17および1017(図9および図10)によって外側安全ガラス1417の方
に反射する光から外側安全ガラスのOリング1452を遮蔽する。
【0093】 図15を参照すると、図8および図11の光アセンブリの変形形態で使用可能
な光ファイバフィードバックシステムの変形形態の概略図が示されている。同図
には、外側安全ガラス1528、包装材料チューブ1517、水ジャケット15
29、および閃光電球1531が示されている。また、閃光電球1531から放
射し、石英水ジャケット1529および外側安全ガラス1528を通過して包装
材料チューブ1517の内側表面1552に衝突する光線1550も示されてい
る。
【0094】 包装材料チューブ1517の内側表面1552には光1554の第1の反射光
線が反射する。外側安全ガラス1528の内側表面1558に刻まれたノッチ1
556が示されている。ノッチ1556は断面が通常の直角三角形で、光線15
50は外側安全ガラス1528の内側から外側安全ガラス1528の外側に自由
に通過できる。
【0095】 ただし、第1の反射光線1554はノッチ1556の上部表面1560によっ
て進路を変えられる。その結果、第2の反射光線1562が外側安全ガラス15
28内で、好ましくは円筒状の外側安全ガラス1528の中心軸(図示せず)に
平行の軌跡に沿って上方に送られる。外側安全ガラス1528の上端部1564
で、第2の反射光線1562は光ファイバ導体1566によって捕捉され、光フ
ァイバ導体1566の第1の端部1528から光ファイバ導体1566の第2の
端部1570まで光ファイバ導体1566を介して送られる。第2の端部157
0から外に出た向きを変えられた光線1572はUV感受性ダイオード1574
に送られる。UV感受性ダイオード1574に到達する前に、向きを変えられた
光線1572は、UVスペクトラム内の光は通過させるが、UVスペクトラム外
の光は通さない中性密度フィルタ1580および/または「帯域通過」フィルタ
1582を通過することができる。
【0096】 UV感受性ダイオード1574は、UV感受性ダイオード1574に衝突する
光の量を示す出力を提供する検出器回路1576に結合される。検出器回路15
76はサンプリングおよび保持回路を含むことができ、その場合、出力は、フラ
ッシュごとの(各フラッシュに先だってサンプリングおよび保持回路をリセット
した状態での)UV感受性ダイオード1574に衝突する光の最大量を示す。こ
の場合、この光量は包装材料チューブ1517の内側表面1552に衝突する光
の量を示す。この出力に応答して、包装材料チューブ1517の内側表面で包装
材料チューブ1517の除染を行うのに十分なフルエンスレベルが達成されてい
るか否かについての判定がなされる。
【0097】 有利には、本発明は閃光電球1531によって生成される光の量を(間接的に
)検出するだけでなく、同様に重要に、包装材料チューブ1517の内側表面に
衝突する光の量を(直接的に)検出する。これらの量は(すなわち、生成された
光の量と内側表面1552に衝突する光の量)は外側安全ガラス1528の外側
表面1578が汚れている場合には異なるので、そのような方法は有利である。
【0098】 包装材料チューブ1517の内側表面1552のフルエンスレベルが不十分な
場合、すなわち、規定のしきい値、例えば、0.4または0.5J/cm2未満 の場合、閃光電球1571に送達される電力が増加するか、および/またはサー
ビスを実行できるまで包装装置の動作が終了する。
【0099】 図16を参照すると、図15の光ファイバフィードバックシステムを使用でき
る閉ループフィードバック制御システムのブロック図が示されている。同図には
、UV感受性ダイオード1620(またはその他の適したUV検出器)、検出器
回路1622、および閃光電球1631が示されている。図示のように、閃光電
球1631からの光は、上記のように、包装材料チューブ1517(図15)の
内側表面1552(図15)に到達する光の量および/または閃光電球1631
によって生成される光の量を決定するUV感受性ダイオード/検出器回路162
0、1622に導かれる。上記のように、UV感受性ダイオード/検出器回路1
620、1622は光の各フラッシュの前にリセットされるサンプリングおよび
保持回路を含むことができる。UV検出システム1620、1622からの出力
信号(すなわち、検出信号)は、差回路1650に送られる。検出信号は、包装
材料チューブ1517(図15)の内側表面1552(図15)に到達する光の
量および/または閃光電球1631によって生成される光の量を示し、またはU
V感受性ダイオード/検出器回路1660、1662がサンプルおよび保持回路
を含む時には、そのような光の最大量を示す。また、差回路1650にはUV設
定値回路1652からの設定値信号が送られる。
【0100】 差回路1650はUV設定値信号と検出信号の差を求め、それに応答して差信
号を生成する。差信号は積分回路1654に送られ、積分回路1654は制御信
号を電源1656に提供する。あるいは、プロポーショナル−インテグラル−デ
リバティブ(proportional−integral−derivati
ve)(PID)装置またはその他の伝達関数装置を積分回路1654の代わり
に使用できる。制御信号は、電源1656によって生成される出力電圧の電圧レ
ベルを設定するために電源1656によって使用される。電圧信号はパルス生成
装置1658に提供され、電圧パルスを生成するためにパルス生成装置1658
によって使用され、電圧パルスは閃光電球1631に提供され、閃光電球は広い
スペクトルにわたる多色光の高強度短持続時間パルスを生成する。
【0101】 有利には、UV感受性ダイオード/検出器回路1620、1622が包装材料
チューブ1517(図15を参照)の内側表面1552に衝突する漸進的に低下
するフルエンスレベルを検出するにつれて、差回路1650によって生成される
差信号は増加する。したがって、積分回路1654によって生成される制御信号
は電源1656により大きい出力電圧を生成するように指示し、したがって、パ
ルス生成装置1658に提供される電圧信号の振幅は増加する。次いで、パルス
生成装置1658によって閃光電球1631に提供される電圧パルスの振幅は増
加し、したがって、閃光電球1631によって生成される光の強度は増加するは
ずである。次いで、閃光電球の強度がこのように増加すると、通常、包装材料チ
ューブ1517(図15)の内側表面のフルエンスレベルが増加し、同時に差信
号は減少する。
【0102】 したがって、包装材料チューブ1517の内側表面1552の検出されたフル
エンスレベルが減少するにつれて、閃光電球1531によって生成される光の強
度は増加して検出されたフルエンスレベルのこの減少を補償する閉ループフィー
ドバックシステムが提供される。包装材料チューブ1517の内側表面1552
で適切なフルエンスレベルが検出されると、閃光電球1531によって生成され
る光の強度は増加を停止する。(同様に、内側表面1552で検出されたフルエ
ンスレベルが大きすぎる場合、閃光電球1531によって生成される光の強度は
適当なフルエンスレベルが検出されるまで減少する。) 閃光電球1631に提供される電圧パルスの電圧レベルが動作条件、例えば、
閃光電球1631および/または電源1656の最大電圧より低い規定の量のた
めにもはや増加せず、UV感受性ダイオード/検出器回路1620、1622に
よって検出されるフルエンスレベルがしきい値回路1662によって示される所
望のフルエンスしきい値未満の場合、UV感受性ダイオード/検出器回路162
0、1622の出力信号をしきい値回路1662のしきい値信号と比較する比較
器1660によって生成される障害信号を使用して障害状態をトリガする(また
は示す)ことができる。障害信号は、例えば、無菌包装装置を運転できるまで、
例えば、閃光電球1631を交換できるまで、かつ/または外側安全ガラス15
28(図15参照)の外側表面から食料製品しぶき、除去された食料製品および
/または事前殺菌剤が清掃されるまで、包装材料チューブ1517(図15)の
処理(すなわち、殺菌、注入およびシール)の停止をトリガするために使用でき
る。
【0103】 図17を参照すると、閃光電球1731のそれぞれの端部を図8および図11
の光アセンブリの変形形態の上部および/または下部ホルダに固定する留め具シ
ステムの横断面図が示されている。同図には、保持共振器1752(または円筒
共振器1752)に至る金属コネクタ1750を有する閃光電球1731が示さ
れている。保持共振器1752は、例えば、ガラスを25%混入したテフロンか
ら製造される下部ホルダ1754と、ガラスを25%混入したテフロンから製造
される圧縮シリンダ1756の組み合わせの1部から形成される。金属コネクタ
1750には閃光電球1731への、かつ/または閃光電球1731からの電流
経路を提供するリード線が接続される。円筒共振器1752内の下部ホルダには
円錐台状フランジ1758が組み込まれる。円錐台状フランジ1758の円錐台
状下部表面1760は一般に閃光電球1731と反対側に向き、円錐台状下部表
面1760は金属コネクタ1750の円筒形の外側表面に対して90度未満、例
えば45度の角度をなす。好ましくは保持共振器1752の内部壁と金属コネク
タの円筒状の外部壁に対して直角の円錐台状フランジ1758の垂線方向の表面
1762は閃光電球1731の方を向いている。
【0104】 圧縮シリンダ1756と円錐台状フランジ1758の円錐台状下部表面176
0との間には、円錐台状下部表面1760に対して並置された圧縮ゴムガスケッ
ト1764(またはOリング1764)と、圧縮シリンダ1756に対して並置
されたスリップワッシャ1766が配置されている。圧縮シリンダ1756は下
部ホルダ1754のネジ切り部1770と嵌め合うネジ切部1768を含む。
【0105】 圧縮シリンダ1756が例えば時計回りに回転すると、例えば、閃光電球17
31に向いた回転ベクトル力に応答して、圧縮シリンダ1756のネジ切部17
68は、下部ホルダ1754のネジ切り部1770と組み合わさって、スリップ
ワッシャ1766に対して円筒共振器1752の中心軸に平行で、円錐台状フラ
ンジ1758に方向に向けられた圧縮力が発生する。そのような力に応答して、
スリップワッシャ1766はガスケット1764に対して圧縮され、次いでガス
ケット1764は円錐台状フランジ1758の円錐台状表面1760に対して圧
縮される。
【0106】 ガスケット1764に対する力に応答して、ガスケット1764は円錐台状表
面1760によって金属コネクタ1750に対して半径方向に内側に向けられる
。その結果、金属コネクタ1750、ガスケット1764、および円錐台状フラ
ンジ1758の間にシールが形成される。
【0107】 有利には、これによって冷却水が領域1772から閃光電球1731外に流出
し、水ジャケット内の円筒共振器1752内と下部ホルダ1754外に流出する
ことが防止される。有利にはそのようなシールは閃光電球1731の長さが一貫
していなくても、また閃光電球1731の直径が一貫しなくても問題ない方法で
形成される。
【0108】 さらに、図示の変形形態は、閃光電球1731のガラス部分と円錐台状フラン
ジ1758との間にシールが形成されるように(図示の金属コネクタ1750と
円錐台状表面1760とは逆に)閃光電球1731のガラス部分が円筒共振器1
752内で下方向に突き出すように構成することができる。このようにして、冷
却水が金属コネクタ1750に接触するのを防止でき、本発明に特有の応用例で
有利である。
【0109】 図18を参照すると、閃光電球アセンブリの直径を最小限にし、それによって
閃光電球アセンブリを使用する包装材料チューブの最小の直径を縮小する、図8
および図11の閃光電球アセンブリで使用可能な別の閃光電球アセンブリの幾何
形状の透視図が示されている。同図には、注入管1800、直径が縮小した包装
材料チューブ1802(部分的に切断されている)、および第1、第2の閃光電
球1804、1806が示されている。直径が縮小した包装材料チューブ180
2は、例えば、約3cmから7cm、例えば5cmの直径を有する。外側安全ガ
ラス(図示せず)は図8および図11の実施形態と同様に使用できるが、図18
では図18を見やすくするために省略されている。
【0110】 第1の閃光電球1804は、注入管1800の上部分1808に沿って、直径
が縮小した包装材料チューブ1802内に並置されている。直径が縮小した包装
材料チューブ1802内の注入管1800の上部分1808と上部閃光電球18
04が図18の向きに、上部分1808が右を向き、上部閃光電球1804が左
を向いて、平行に並置されている。
【0111】 注入管1800の上部分1808と第1の閃光電球1804(または上部閃光
電球1804)の下に注入管1800の遷移部分1810がある。遷移部分18
10は注入管1800の上部分1808から下部分1812へ遷移する注入管1
800のオフセット領域を表す。
【0112】 下部分1812は第2の閃光電球1806(または下部閃光電球1806)と
平行に並置されている。直径が縮小した包装材料チューブ1802内に、図18
の向きに、下部分1812が左を向き、下部閃光電球1806が右を向き、した
がって、上部分1808と上部閃光電球1804によって占められる側と反対の
直径が縮小した包装材料チューブ1802の側を占める。
【0113】 したがって、図18の向きのように、遷移部分1810は直径が縮小した包装
材料チューブ1802の右側から直径が縮小した包装材料チューブ1802の左
側まで注入管1800を遷移する。この遷移によって、包装材料チューブ180
0内の上部閃光電球1804の空間が注入管1800の左に位置し、包装材料チ
ューブ1800内の下部閃光電球1806の空間が注入管1800の右に位置で
き、依然として、直径が縮小した包装材料チューブ1802を収容することがで
きる。
【0114】 このようにして、上部閃光電球1804と下部閃光電球1806は、直径が縮
小した包装材料チューブ1802が上部および下部閃光電球1804、1806
の上を通過する時に協働して操作される際に、直径が縮小した包装材料チューブ
1802の内側表面全体(右側と左側)を1つまたは複数の高強度、短持続時間
、広スペクトル多色光のパルスにさらすことができる。
【0115】 ただし、同時に、注入管1800と上部および下部閃光電球1804、180
6を共に直径が縮小した包装材料チューブ1802内に包み込むのに必要な内部
空間の量、すなわち直径は、これまでに知られている手法と比較して大幅に低減
される。
【0116】 図19を参照すると、図3および図4の無菌包装アセンブリの他方の実施形態
の一部であってもよい光アセンブリの別の変形形態の断面図が示されている。同
図には、外側安全ガラス1900、第1の金属電極1904、第2の金属電極1
906、第1のOリング1908、第2のOリング1910、第3のOリング1
912を有するU字形閃光電球1902(またはUランプ1902)が示されて
いる。また、Uランプ電極の間隔の不均一性に備える閃光電球保持装置1915
を含む閃光電球ソケット1914も示されている。
【0117】 動作時には、Uランプ1902の電極1904、1906は、第1のOリング
1908が閃光電球ホルダ1914の第1のソケットの1916の内部壁に第1
の電極1904をシールするように、閃光電球ソケット1914(または閃光電
球ホルダ1914)内に挿入される。閃光電球ホルダ1914の第2のソケット
1918内で、ランプ保持装置1915は第2の電極1906を収容し、第2の
Oリング1910が閃光電球保持装置1915の内側表面に第2の電極1906
をシールし、第3のOリング1912が第2のソケット1918の内側表面に閃
光電球保持装置1915の外側表面をシールする。
【0118】 有利には、第2のOリング1910は、閃光電球保持装置1915の内部に突
き出したリブ1922に隣接して形成される第1のチャネル1920内の閃光電
球保持装置1915の内側表面にあてがわれる。このリブ1922は、第2のO
リングが閃光電球保持装置内の規定範囲を超えて閃光電球保持装置1915内で
回転することを防止する。第1のチャネルは、一般に円筒形の閃光電球保持装置
1915の内周に沿ったUランプ1912の近位に位置する。
【0119】 第3のOリング1912は、閃光電球保持装置1915から半径方向に外側に
突き出した1対のリブ1926の間に形成された別のチャネル1924内に配置
される。他方のチャネル1924は、第2のOリング1910が位置するチャネ
ル1920から閃光電球保持装置1915の反対の端部にUランプ1902に対
して遠位に位置する。第2のOリング1910と同様、他方のチャネルも、第3
のOリング1906が1対のリブ1926によって定義される規定範囲を超えて
閃光電球保持装置1915の外側で回転することを防止する。
【0120】 有利には、閃光電球保持装置1915はステンレス鋼などの剛性金属材料から
製造され、閃光電球保持装置1915の近位端は閃光電球保持装置の遠位端に対
して横方向に転置することができる。このようにして、閃光電球保持装置191
5は、有利には、Uランプの第1および第2の電極1904、1906の間の距
離の非一貫性の問題を克服し、一方、有利には、同時にソケット1914と電極
1904、1906との間に水密シールを維持する。
【0121】 そのような水密シールは、有利には、外側安全ガラス1900内、Uランプ1
902の外側に空間を含むシールされた流体回路内を水が循環することを可能に
する。この水は、当技術業界で知られているように、Uランプ1902の冷却を
提供し、それによってUランプ1902の使用寿命を延長し、Uランプ1902
が使用可能なフラッシュ反復速度を増し、さらに、Uランプから放射する光のス
ペクトルフィルタリングを提供することができる。
【0122】 図20を参照すると、閃光電球保持装置2000の詳細な断面図が示されてい
る。同図には、第2の電極2002、第2のOリング2004、第3のOリング
2006、閃光電球保持装置2000およびソケット2010の第2のソケット
2008が示されている。図から分かるように、電極2002は閃光電球保持装
置2000の第2のソケット2008内に挿入され、第2のOリング2004が
閃光電球保持装置2000の内周の近位に形成されたチャネル2012内に位置
決めされている。第3のOリング2008は第2のソケット2008の内側表面
と、閃光電球保持装置2000の遠位端の外部の他方のチャネル2014との間
に位置決めされている。
【0123】 図21を参照すると、不均一のUランプが使用されている閃光電球保持装置2
100の別の詳細な断面図が示されている。同図には、第2の電極2102、ソ
ケット2016の第2のソケット2104、閃光電球保持装置2100、第2の
Oリング2108、および第3のOリング2110が示されている。
【0124】 図から分かるように、Uランプの電極間の不均一の距離を収容するために、閃
光電球保持装置2100の近位端が閃光電球保持装置2100の遠位端に対して
横方向に転置している。近位端、すなわち、閃光電球保持装置2100のUラン
プに近い端部のそのような転置によって、閃光電球保持装置の近位端は第2のソ
ケット2104の別の内側表面よりも第2のソケット2104の一方の内側表面
に近づけている。
【0125】 有利には、シールの完全性が第2および第3のOリング2108、2110に
よって維持され、同時に不均一のUランプを収容する。したがって、有利には、
閃光電球保持装置は併用されるUランプの製造精度を低下し、その結果、労力を
低減し、コストを大幅に削減する。
【0126】 図22を参照すると、U字形閃光電球(Uランプ)のニーズと、それに伴う、
コストや電極間隔の低精度などの問題を解消するために、図3および図4に示す
無菌包装アセンブリ内の線形閃光電球(図示せず)と共に使用できる光導体22
00の一実施形態の図が示されている。光導体は、線形閃光電球から包装材料カ
ップ2202の内側表面2204上に広域スペクトル多色光の高強度短持続時間
パルス2203を放射できるように、包装材料カップ2202内の下方向に示さ
れている。好ましくは、光導体2200は広いスペクトルにわたる優れた光の伝
導体である石英などから製造される。
【0127】 図23を参照すると、図22の光導体の本実施形態の一変形形態の透視図が示
されている。図から分かるように、光導体2300は包装材料カップ2302の
上方に位置決めされている。光導体は、上端部2310で断面がほぼ矩形で、図
23の向きのように光を一般に下方向に送る向きをしている3つの石英層230
4、2306、2308を使用する。層2304、2306、2308の下端部
2312で、光を包装材料カップ2302の底面に放射できるように中央層23
06が下方向への方向づけを継続している。2つの側部層2304、2308の
各々は中央層2306から包装材料カップ2302の内側側面に向かって湾曲す
る。側部層2304、2308の端2316、2318は、光導体を上から見た
場合に、図23の位置のように、光導体が一般に断面が円形であり、それによっ
て、光導体2300を内側断面が円形である包装材料カップ2302内に挿入す
ることが容易になるように湾曲する。
【0128】 動作時には、広いスペクトルにわたる多色光の高強度短持続時間パルスが光導
体2300の上端部に投射される。光パルスはそのような上部表面を介して光導
体2300に入射する。中央層2306に入射する光は光導体内で下方向に放射
される。そのような光は光導体2300から出射して包装材料カップ2302の
底面に投射される。側部層2304、2308の各々に入射する光は光導体23
00内で一般に下方向に送られるが、光導体の下端部2312付近では、光は側
部層2304によって中央層2306からそれた方向に、包装材料カップ230
2の内側側面2314に向かって送られる。次いでそのような光は側部層230
4、2308から出射し、包装材料カップ2302の内側側面2314に投射さ
れる。
【0129】 線形閃光電球の連続的なフラッシュ中に光導体を包装材料カップ2302内部
で上下動させ、そのような連続的なフラッシュ中に包装材料カップ2302また
は光導体2300のいずれかを回転することで、包装材料カップ2302の全内
側表面2314はU字形閃光電球を必要とせず、広いスペクトル多色光の高強度
短持続時間パルスで処理することができる。
【0130】 したがって、有利には、本発明はUランプに関連する問題を克服し、同時に、
包装材料カップを処理するUランプの使用の代替策を提供することで、線形閃光
電球と比較してUランプのより高いコストを低減する。
【0131】 図24を参照すると、図3および図4の無菌包装アセンブリ内の線形閃光電球
2402と併用できる光導体2400の本実施形態の別の変形形態を上から見た
透視図が示されている。同図には、線形閃光電球2402、包装材料カップ24
04およびそれぞれの上端部2408が線形閃光電球2402の一部に沿って位
置決めされた向きの複数の湾曲石英ロッド2406が示されている。好ましくは
、リフレクタ(図示せず)は閃光電球2402の上部から放射される光(図24
の向き)を湾曲石英ロッド2406の上端部2408に下方向に集束させる。
【0132】 動作時には、線形閃光電球2402から放出された光は、湾曲石英ロッド24
06の上端部2408内で受け取られ、一般に湾曲石英ロッドによって下方向に
搬送される。
【0133】 図25を参照すると、図24にも示されている光導体2500の本実施形態の
別の変形形態を下から見た一部が切断図である透視図が示されている。同図には
、包装材料カップ2502と湾曲石英ロッド2506の下端部2504の切断図
が示されている。図から分かるように、湾曲石英ロッド2506の下端部250
4は光2504を一般に下方向に送るような向きをしている。各下端部2504
は包装材料カップ2502の内側側面に向かって外側に曲げられ、外側に曲げら
れた下端部2504の各々が約60度の角度をなすような向きをしている。
【0134】 動作時には、湾曲石英ロッド2506によって線形閃光電球から搬送される光
は、包装材料カップ2502内で下方向に送られ、湾曲石英ロッド2506の下
端部2504に到達する。湾曲石英ロッド2506の下端部2504で、光は包
装材料カップ2502の内側側面に向けて外側に送られる。有利には、各下端部
2504を隣接する下端部2504に対して60度の角度に向けることで、包装
材料カップ2502の全内周にわたって湾曲石英ロッド2506内で搬送される
光の最も効果的な分散が達成される。
【0135】 実際、光導体2506は、広いスペクトルの多色光高強度短持続時間パルスの
連続的なフラッシュ中に、包装材料カップ2502内で上下動され、包装材料カ
ップ2502の内側側面および底面全体はそのような光にさらされる。
【0136】 このようにして、包装材料カップ2502の内側表面を、従来のUランプを必
要とせず、広いスペクトルの多色光高強度短持続時間パルスにさらすことができ
る実施形態が提供される。
【0137】 本明細書に開示する本発明についての特定の実施形態およびその応用例に関し
て説明してきたが、請求の範囲に記載する本発明の範囲を逸脱することなしに、
当業者は本発明に多数の修正および変更を加えることができる。
【図面の簡単な説明】
本発明の以上およびその他の態様、特徴、利点は、図面に関連して示す以下の
本発明のより具体的な説明からより明白となろう。
【図1】 連続した包装フィルムを個々の包装単位に成形し、これと同時に食品を注入し
、個々の包装単位の注入前に、広いスペクトルにわたる(170nmから260
0nm、1.8×1015Hzから1.2×1014)多色光の高強度(すなわち包
装フィルムの表面で測定したエネルギー密度で0.01J/cm2から50J/ cm2、例えば0.5J/cm2)、短持続時間(すなわち0.001msから1
00ms、例えば0.3ms)パルスを使用して包装フィルム上の微生物を不活
性化し、無菌的に包装された食品を提供する、本発明により製作された無菌包装
装置の一実施形態の概略図である。
【図2】 図1の無菌包装装置の注入/滅菌アセンブリの部分断面詳細図である。
【図3】 事前成形された食品容器に食品を注入し、事前成形食品容器の注入前に、広い
スペクトルにわたるの多色光の高強度短持続時間パルスを使用して事前成形食品
容器の内面の微生物を不活性化する、本発明により製作された無菌包装装置の他
の実施形態の概略図である。
【図4】 熱可塑性材料のロールおよびふた材料のロールから食品容器を成形し、次いで
食品容器に食品を注入し、事前成形食品容器の注入前に、広いスペクトルにわた
るの多色光の高強度短持続時間パルスを使用して事前成形食品容器の内面の微生
物を不活性化する、無菌包装装置の他の実施形態の概略図である。
【図5】 細長い非干渉性パルス光光源を囲むジャケット中を縦に流れるポンピング可能
な製品を、広いスペクトルにわたる多色光の高強度短持続時間パルスを用いて処
理するパルス光処理装置の一実施形態の概略図である。
【図6】 1つまたは複数の細長い非干渉性光源に平行な方向に流れるポンピング可能な
食品を、広いスペクトルにわたる多色光の高強度短持続時間パルスを用いて処理
する、図5のパルス光処理装置の他の実施形態の概略図である。
【図7】 製品が処理ステーションまたはゾーンを通るときに、広いスペクトルにわたる
多色光の高強度短持続時間パルスを用いて製品を処理する、パルス光処理装置の
他の実施形態の概略図である。
【図8】 図2の注入/滅菌アセンブリの一部とすることができる、光アセンブリの一変
形形態の部分破断断面図である。
【図9】 図8の光アセンブリの一部分の一変形形態の破断図である。
【図10】 図8の光アセンブリの一部分の他の変形形態の破断図である。
【図11】 図2の充填/滅菌アセンブリの一部とすることができる、光アセンブリの他の
変形形態の側面図である。
【図12】 図11に示した光アセンブリの他の変形形態の詳細組立図である。
【図13】 図12の光アセンブリの変形形態で使用可能な外側安全ガラスの部分断面透視
図である。
【図14】 図11に示した光アセンブリの他の変形形態の一部分の断面図である。
【図15】 図8および図11の光アセンブリの一変形形態および他の変形形態で使用可能
な光ファイバフィードバックシステムの一変形形態を示す概略図である。
【図16】 図14の光ファイバフィードバックシステムを使用することができる閉回路フ
ィードバック制御システムを示すブロック図である。
【図17】 図8または図11の光アセンブリの一変形形態または他の変形形態の内部に閃
光電球を固定する固定システムの横断面図である。
【図18】 ランプアセンブリの直径を最小にし、これによって、このランプアセンブリを
使用することができる包装材料チューブの最低直径を低減させる、図8および図
11のランプアセンブリで使用可能な代替のランプアセンブリ形状の透視図であ
る。
【図19】 図3および図4に示した包装アセンブリの他の実施形態の一部とすることがで
きる、光アセンブリの他の変形形態の横断面図である。
【図20】 図19に示した光アセンブリの他の変形形態で使用するUランプに不均一性を
与えるランプ保持装置の詳細断面図である。
【図21】 不均一Uランプを使用したランプ保持装置の他の詳細断面図である。
【図22】 図3および図4に示した無菌包装アセンブリ中でUランプの代わりに線形閃光
電球とともに使用することができる光導体の一実施形態の概略図である。
【図23】 図22の光導体の実施形態の一変形形態の透視図である。
【図24】 図3および図4の無菌包装アセンブリ中で線形閃光電球とともに使用すること
ができる光導体の他の実施形態の一変形形態の上からの透視図である。
【図25】 図24の光導体の他の実施形態の一変形形態の下からの部分破断透視図である
。 全図面を通して対応する参照符号は、対応する構成要素を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラーク アール. ウェイン アメリカ合衆国 92104 カリフォルニア 州 デル マール バイア エスペリア 12919 (72)発明者 ゲルステン ミリアム アメリカ合衆国 92128 カリフォルニア 州 サン ディエゴ カミニート コリエ ンテ 11516 (72)発明者 ミーダー ドン アメリカ合衆国 92122 カリフォルニア 州 サン ディエゴ キャサー アベニュ ー 4464 (72)発明者 ナスランド ラーズ−エイク スウェーデン エス244 02 フルーラン ド スカッタバーゲン 12 (72)発明者 メルビン ハーカン スウェーデン エス−242 96 ホービー ファーヒュート 835 (72)発明者 オランダーズ パル スェーデン エス−240 13 ゲナルプ ホールスティーゲン 13 (72)発明者 スターク オロフ スェーデン エス−27100 イスタッド スージョラップ 23 Fターム(参考) 4B021 LP10 LT03 4C058 AA12 AA21 AA25 BB06 CC04 DD01 DD03 DD13 EE26 KK01 KK32

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微生物を不活性化する装置であって、 閃光電球と、 閃光電球に結合された電源と、 包装材料を閃光電球に対して移動させ、閃光電球から放出された広いスペクト
    ルにわたる多色光の高強度短持続時間パルスに包装材料の各部を順次さらす包装
    材料移動手段と、 広いスペクトルにわたる多色光の高強度短持続時間パルスの強度を検出し、検
    出された強度を示す出力信号を生成するフォトダイオードと、 出力信号と設定値強度に対応する設定値信号との間の差を求め、求められた差
    を示す差信号を生成するためにフォトダイオードに結合された差回路と、 電源から閃光電球に供給される電力レベルを制御し、検出された強度が設定値
    強度よりも低くなったことを差信号が示す場合に電力レベルを増大するために差
    回路に結合された制御回路とを備える装置。
  2. 【請求項2】 さらに、広いスペクトルにわたる多色光の高強度短持続時間
    パルスの少なくとも一部を光ファイバ導体の第1の端部から第2の端部へ伝導さ
    せる光ファイバ導体を備え、第1の端部が、広いスペクトルにわたる多色光の高
    強度短持続時間パルスを受け取るように位置決めされ、第2の端部が、広いスペ
    クトルにわたる多色光の高強度短持続時間パルスをフォトダイオードの方へ向け
    るように位置決めされる請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記制御回路が、検出された強度がしきい値強度よりも低く
    なったことを出力信号が示す場合に装置を非活動化する手段を含む請求項1に記
    載の装置。
  4. 【請求項4】 さらに、 閃光電球を囲み、広いスペクトルにわたる多色光の高強度短持続時間パルスを
    伝導させる外側安全ガラスと、 包装材料から反射された広いスペクトルにわたる多色光の高強度短持続時間パ
    ルスの一部を外側安全ガラスを通して光ファイバ導体の前記第2の端部へ向ける
    ために外側安全ガラスに切削されたノッチとを備える請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 微生物を不活性化する装置であって、 閃光電球と、 閃光電球に結合された電源と、 包装材料を閃光電球に対して移動させ、閃光電球から放出された広いスペクト
    ルにわたる多色光の高強度短持続時間パルスに包装材料の各部を順次さらす包装
    材料移動手段と、 広いスペクトルにわたる多色光の高強度短持続時間パルスの強度を検出し、検
    出された強度を示す出力信号を生成するフォトダイオードと、 出力信号としきい値強度に対応するしきい値信号との間の差を求め、強度がし
    きい値よりも低くなったかどうかを示す障害信号を生成するためにフォトダイオ
    ードに結合された比較器回路と、 電源を制御し、検出された強度がしきい値強度よりも低くなったことを障害信
    号が示す場合に装置を非活動化するために比較器回路に結合された制御回路とを
    備える装置。
  6. 【請求項6】 さらに、広いスペクトルにわたる多色光の高強度短持続時間
    パルスの少なくとも一部を光ファイバ導体の第1の端部から第2の端部へ伝導さ
    せる光ファイバ導体を備え、第1の端部が、広いスペクトルにわたる多色光の高
    強度短持続時間パルスを受け取るように位置決めされ、第2の端部が、広いスペ
    クトルにわたる多色光の高強度短持続時間パルスをフォトダイオードの方へ向け
    るように位置決めされる請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記制御回路が、前記電源から前記閃光電球に供給される電
    力レベルを制御し、検出された強度がしきい値強度よりも低くなったことを出力
    信号が示す場合に電力レベルを増大する手段を含む請求項5に記載の装置。
  8. 【請求項8】 さらに、 閃光電球を囲み、広いスペクトルにわたる多色光の高強度短持続時間パルスを
    伝導させる外側安全ガラスと、 包装材料から反射された広いスペクトルにわたる多色光の高強度短持続時間パ
    ルスの一部を外側安全ガラスを通して光ファイバ導体の前記第2の端部へ向ける
    ために外側安全ガラスに切削されたノッチとを備える請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 微生物を不活性化する装置であって、 閃光電球と、 包装材料を閃光電球に対して移動させ、閃光電球から放出された広いスペクト
    ルにわたる多色光の高強度短持続時間パルスに包装材料の各部を順次さらす包装
    材料移動手段と、 閃光電球を囲む水ジャケットと、 水ジャケットの第1の端部および第2の端部に加えられる外部コーティングと
    を備える装置。
  10. 【請求項10】 外部コーティングがテフロン含有コーティングを含む請求
    項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 外部コーティングが白金含有コーティングを含む請求項9
    に記載の装置。
  12. 【請求項12】 さらに、 白金含有コーティングを少なくとも部分的に覆う他の外部コーティングを備え
    る請求項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】 他の外部コーティングがテフロン含有コーティングを含む
    請求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 さらに、 水ジャケットおよび閃光電球を囲む外側安全ガラスと、 外側安全ガラスの第1の端部および第2の端部に加えられる他の外部コーティ
    ングとを備える請求項9に記載の装置。
  15. 【請求項15】 微生物を不活性化する装置であって、 第1の閃光電球と、 第2の閃光電球と、 第1の閃光電球と並置された第1の部分、および第2の閃光電球と並置された
    第2の部分を含む注入管とを備え、包装材料チューブが、第1の部分および第1
    の部分と並置された第1の閃光電球の上方を通過するときに、包装材料チューブ
    の第1の側を占有するように第1の部分が位置決めされ、包装材料チューブの第
    2の側を占有するように第1の閃光電球が位置決めされ、包装材料チューブが第
    2の部分および第2の部分と並置された第2の閃光電球の上方を移動するときに
    、包装材料チューブの第2の側を占有するように第2の部分が位置決めされ、第
    2の部分は第1の側を占有するように位置決めされ、包装材料チューブの第2の
    側を占有するように第2の閃光電球が位置決めされる装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の閃光電球がキセノン閃光電球である請求項15
    に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記包装材料チューブが、少なくとも1つのポリエチレン
    層を含む積層体である請求項15に記載の装置。
  18. 【請求項18】 微生物を不活性化する装置であって、 第1の線形閃光電球と、 第1の線形閃光電球を包囲する第1の水ジャケットと、 第1の線形閃光電球の外側と第1の水ジャケットの内側との間に形成された第
    1の冷却水導管と、 第2の線形閃光電球と、 第2の線形閃光電球を包囲する第2の水ジャケットと、 第2の線形閃光電球の外側と第1の水ジャケットの内側との間に形成された第
    2の冷却水導管と、 第1の水ジャケットと第2の水ジャケットとの間に並置された注入管と、 注入管を包囲する無菌空気管と、 注入管の外側と無菌空気管の内側との間に形成された無菌空気導管と、 無菌空気管を包囲するリフレクタと、 第1の水ジャケット、第2の水ジャケット、およびリフレクタを包囲する外側
    安全ガラスとを備える装置。
  19. 【請求項19】 さらに、 外側安全ガラスを包囲する反射材料を備える請求項18に記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記反射材料が包装材料を備える請求項19に記載の装置
  21. 【請求項21】 さらに、 第1の水ジャケット、第2の水ジャケット、およびリフレクタの外側と外側安
    全ガラスの内側との間に形成された水戻り導管を備える請求項18に記載の装置
  22. 【請求項22】 微生物を不活性化する装置であって、 第1の線形閃光電球と、 第2の線形閃光電球と、 第1の線形閃光電球と第2の線形閃光電球との間に挿入された注入管と、 注入管を包囲する無菌空気管と、 注入管の外側と無菌空気管の内側との間に形成された無菌空気導管と、 第1の閃光電球、第2の閃光電球、および無菌空気管を包囲する外側安全ガラ
    スとを備える装置。
  23. 【請求項23】 さらに、 無菌空気管の外側に塗布された反射コーティングと、 第2の線形閃光電球、第1の線形閃光電球、および無菌空気管の外側と外側安
    全ガラスの内側との間に形成された冷却水導管を備える請求項22に記載の装置
  24. 【請求項24】 さらに、 外側安全ガラスを包囲する反射材料を備える請求項23に記載の装置。
  25. 【請求項25】 前記反射材料が包装材料を備える請求項24に記載の装置
  26. 【請求項26】 さらに、 第1の水ジャケットの第1の端部に塗布された第1の外側コーティングと、第
    1の水ジャケットの第2の端部に塗布された第2の外側コーティングとを含む請
    求項23に記載の装置。
  27. 【請求項27】 前記第1の外側コーティングおよび第2の外側コーティン
    グが白金含有コーティングを備える請求項26に記載の装置。
  28. 【請求項28】 前記第1の外側コーティングおよび第2の外側コーティン
    グがテフロン含有コーティングを備える請求項26に記載の装置。
  29. 【請求項29】 さらに、 前記第1の外側コーティングを介して前記第1の水ジャケットの前記第1の端
    部に塗布された第3の外側コーティングと、前記第2の外側コーティングを介し
    て前記第1の水ジャケットの前記第2の端部に塗布された第4の外側コーティン
    グとを含む請求項26に記載の装置。
  30. 【請求項30】 前記第1の外側コーティングおよび第2の外側コーティン
    グが白金含有コーティングを備え、前記第3の外側コーティングおよび第4の外
    側コーティングがテフロン含有コーティングを備える請求項29に記載の装置。
  31. 【請求項31】 微生物を不活性化する装置であって、 閃光電球と、 閃光電球の第1の端部が、保持シリンダ内に位置決めされ、第1のフランジ
    を越えて延び、第1の円錐台状表面が、閃光電球の外側に対して90度未満の角
    度に位置する、第1の円錐台状表面を有する第1のフランジを含む保持シリンダ
    、 円錐台状表面に対して並置された第1のOリング、および 円錐台状表面が、第1の力と共に、第1のOリングと第1の円錐台状表面と
    の間および第1のOリングと閃光電球との間に水密シールが形成されるように第
    1のOリングを閃光電球に押し付ける、第1のOリングを第1の円錐台状表面に
    押し付ける第1の力を第1のOリングに加える第1の圧縮シリンダを含む、第1
    のランプを含む第1のホルダとを備える装置。
  32. 【請求項32】 さらに、 閃光電球の第2の端部が、保持シリンダ内に位置決めされ、第2のフランジ
    を越えて延び、第2の円錐台状表面が、閃光電球の外側に対して90度未満の角
    度に位置する、第2の円錐台状表面を有する第2のフランジを含む保持シリンダ
    、 円錐台状表面に対して並置された第2のOリング、および 円錐台表面が、第2の力と共に、第2Oリングと第2の円錐台状表面との間
    および第2のOリングと閃光電球との間に水密シールが形成されるように第2の
    Oリングを閃光電球に押し付ける、第2のOリングを第2の円錐台状表面に押し
    付ける第2の力を第2のOリングに加える第2の圧縮シリンダを含む、第2のラ
    ンプを含む第2のホルダとを備える請求項31に記載の装置。
  33. 【請求項33】 さらに、 閃光電球と並置された注入管と、 注入管を包囲する無菌空気管と、 閃光電球および無菌空気管を包囲する外側安全ガラスとを備える請求項32に
    記載の装置。
  34. 【請求項34】 さらに、 注入管の外側と無菌空気管の内側との間に形成された無菌空気導管を備える請
    求項33に記載の装置。
  35. 【請求項35】 さらに、 第1の圧縮シリンダの外側上の第1の1組のネジと、 圧縮シリンダが保持シリンダに挿入されたときに第1の1組のネジと係合する
    ように位置決めされた保持シリンダの内側上の第2の1組のネジとを含む請求項
    31に記載の装置。
  36. 【請求項36】 微生物を不活性化する装置であって、 第1の電極および第2の電極を含むUランプと、 Uランプを包装材料カップ内に位置決めする手段と、 第1の電極を受容する第1のソケット、 第2の電極を受容する第2のソケット、 第2のソケット内に位置決めされ、形状がほぼ円柱状であり、遠位部がUラ
    ンプから離れた位置に位置決めされ、近位部がUランプの近傍に位置決めされ、
    近位部が遠位部に対して移動できるようにするために第2のソケット内で移動で
    きるランプ保持装置、 遠位部の外側の、ランプ保持装置と第2のソケットとの間に位置決めされた
    第1のOリング、および 近位部の内側の、ランプ保持装置とUランプとの間に位置決めされた第2の
    Oリングを含む保持装置とを備える装置。
  37. 【請求項37】 さらに、 内部に前記第1のOリングが位置決めされた、前記遠位部の前記外側上の第1
    のチャネルと、 内部に前記第2のOリングが位置決めされた、前記近位部の前記内側上の第2
    のチャネルとを備える請求項36に記載の装置。
  38. 【請求項38】 微生物を不活性化する装置であって、 線形閃光電球と、 線形閃光電球から放出された光を受け取るように位置決めされた光導体と、 光導体を包装材料カップ内に位置決めする手段とを備える装置。
  39. 【請求項39】 前記光導体が、 複数の湾曲石英ロッドを備える請求項38に記載の装置。
  40. 【請求項40】 前記複数の湾曲石英ロッドが、 湾曲石英ロッドによって伝導された光を包装材料カップの内側側面上に向ける
    ように互いに外側に湾曲された下端部を含む少なくとも6つの湾曲石英ロッドを
    備える請求項38に記載の装置。
  41. 【請求項41】 前記下端部が互いに約60度だけ斜めに変位される請求項
    40に記載の装置。
  42. 【請求項42】 前記光導体が、 包装材料カップの内側底面の方へ光を向ける中央層と、 下端部で中央層から離れて湾曲し、包装材料カップの内側側面の方へ光を向け
    る少なくとも2つの側部層とを含む請求項41に記載の装置。
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