JP2001514717A - 単方向性のテーパを備えたランドスラスト軸受クラスタを備えたポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、高圧斜板ポンプ等で使用する一体の部品として構成される単方向性のテーパを有するランドスラスト軸受クラスタに関する。軸受クラスタは、軸受クラスタと一体の同一の複数の軸受パッドを有する。各軸受パッドは、テーパ部分と、平坦な部分と、平坦な部分と一体の流体連通溝とを有する。ポンプの作動中、斜板カム面は軸受クラスタに関して回転し、これにより、回転斜板の後板と軸受クラスタとの間の厚さを減少し、強度を増大する圧力負荷水力学的層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】 単方向性のテーパを備えたランドスラスト軸受クラスタを備えたポンプ 発明の背景 本発明は、斜板用のスラスト軸受装置を備えた高圧容積型斜板ピストン・ポン プに関し、特に、水によって潤滑され、一部品に形成された単方向性のテーパを 備えたランドスラスト軸受クラスタを備えた高圧容積型斜板ピストン・ポンプに 関する。 複数の材料からつくられた大きな高圧の容積型ピストン・ポンプは、高速高圧 での連続動作が可能である。通常は、これらのポンプは、1000psi台の圧力で作 動する。これらのタイプのポンプは、これらの性能に到達するために複数のピス トンを必要とし、ポンプの斜板がそのピストン行程を通して各ピストンを上方に 押すとき、各ピストンのスラストに対向するようにスラスト軸受を使用する必要 がある。これらのタイプの従来技術のボンプのあるものは、Torlon4301の商品名 で販売された材料から製造されたスラスト軸受と、75ジュロメータのポリウレタ ンから製造された関連取付パッドとを有する。スラスト軸受及び関連する取付パ ッドは、一緒に糊付けされる。ポンプの動作中、回転カム軸の影響で、スラスト 軸受は、傾き、２つの面の分離を行い、したがって、２つの表面の間の摩擦を低 減する水の加圧負荷支持水力学的層をつくる。しかし、このボンプがその最大限 の許容可能な水の入り口温度３８℃（１００°Ｆ）で作動する場合、スラスト軸 受を取付パッドに保持するのりが溶け、材料の機械的な特性の損失により、スラ スト軸受が各取付パッドを自由にする結果を招き、結局は、ポンプの他の重大な 部品へ大きな損傷を与える。 ポンプが２３℃（７３°F）ないし３８℃(１００°F)の温度範囲で最大限の許 容可能な入り口温度で作動することが予測されるとき、複数部品のスラスト軸受 及びパッド組立体を備えた構造のポンプに関し、特にその信頼性に関する問題に 対する１つの解決策は、ポンプの構成と構造を変更して、現在ポンプによって使 用される複数部品のスラスト軸受及びパッド組立体を使用するよりむしろ、標準 的な従来の平行なまたは従来の平坦なプレートタイプのスラスト軸受を使用する ことである。しかしながら、異なる構成の方法は、大きなポンプの場合には有 効には作動しない。なぜならば、スラスト軸受は、これらの大きなポンプを取り 扱うのに必要な大きな負荷を支持するための十分な圧力及び厚さの水または潤滑 剤の必要な圧力負荷支持水力学的層を形成することができないからである。 このポンプの信頼性に関する問題を解決する他の可能な解決法は、このポンプ が最大限の許容可能な水の入り口温度で作動するとき、ポンプの作動上の問題が 存在しない単方向性のテーパを有するスラスト軸受用のさらに信頼性の大きいク ラスタを設計、製造または構成することである。テーパを有する単方向性のラン ドスラスト軸受クラスタの一部品の構造は、より簡単であり、現在の複数の部品 からなる構造よりも製造が容易である。層の厚さを減少する方向の斜板の回転は 、対向面との間で十分な加圧された負荷支持水力学的層の形成を容易にする。さ らに、一部品の単方向性テーパを備えたスラスト軸受クラスタは、適当なポリマ ー材料を使用して射出成形することができる。 高圧の容積型ピストンポンプの構造に関する他の問題は、斜板を支持するため にいくつかのスラスト軸受を必要とすることである。従来技術に含まれる１つの タイプのポンプは、回転斜板を支持するために２つの部品からなる７つの傾斜ス ラスト軸受及びスラスト軸受パッド組立体を用いる。ポンプ内の各平坦な対向面 は、動作に伴う摩擦を緩和するか又はなくすために潤滑性の十分な負荷支持水力 学的層又は他の液体軸受部材のいずれかを必要とする。さらに、従来技術に見ら れるポンプに関連し、ここに列挙した種々の問題を克服できれば有利である。 本発明は、複数部品のスラスト軸受及びパッド組立体を備えた現在の高圧容積 型ピストン・ポンプに固有のこれら及び他の問題を克服する。本発明は、ポンプ が作動するとき、十分な圧力及び厚さの潤滑性負荷支持加圧ハイドロ・ダイナミ ック層をつくる新しい一部品の単方向性テーパを備えたランドスラスト軸受クラ スタを使用する。この軸受クラスタ装置は、一部品構造として機械加工されるか 、または射出成形される。 発明の概要 本発明の１つの目的は、関連する高圧容積型ピストンポンプを使用するさらに 信頼性を有する一部品の設計及び構造を備えた新しい単単方向性テーパを備えた ランドスラスト軸受クラスタを提供することである。 本発明の他の目的は、大きな信頼性と製造が廉価である一部品の単方向性のテ ーパを備えたランドスラスト軸受クラスタを提供することである。 本発明の他の目的は、機械加工かまたは射出成形される一部品の単方向性テー パを有するランドスラスト軸受クラスタを提供することである。 本発明の他の目的は、ポンプの拡張動作条件において、ポンプの耐久性を改良 する一体の部品の構成と構造を有する連続した単方向性のテーパを備えたランド スラスト軸受クラスタを用いる改良された高圧容積型ピストンポンプを提供する ことである。 本発明によれば、ポンプハウジングと、ポンプハウジングの入り口圧力室に連 通する入り口と、ポンプハウジングの出口圧力室に連通する出口と、入り口に液 体を送る装置と、前記ハウジングは前記入り口装置及び前記出口装置に連通する 複数のシリンダを有し、各々が前記シリンダ内で往復動可能であり、対応する入 り口及び出口圧力室に隣接した位置に可動な上方圧力面をその一端に備え、他端 にピストンヘッドを備えた複数のピストンと、前記ポンプハウジングに設けられ た溝の前記ポンプの内側圧力室に作動可能に配置されたテーパを有するランド軸 受クラスタと、前記溝は、テーパを有するランドスラスト軸受クラスタを受け、 斜板の後面に隣接してその下に配置され、テーパを有するランド軸受クラスタは 、斜板の後面に接触する関連する平坦な複数の軸受けパッド部分を有するポンプ を備えた高圧容積型斜板ポンプが提供される。 また、テーパを有するランドスラスト軸受は、各ピストンの圧力行程の間負荷 を支持するためにスラスト軸受と、十分な厚さの回転斜板との間に水力学的層を 形成する平坦なパッド部分に隣接して複数のテーパを有する表面を有する。 本発明のこれら及び他の目的は及び利点は、同じ数字には同じ部品を表す、図 面と、詳細な説明及び請求の範囲と関連して好ましい実施の形態の次の説明にお いて明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 図１は、スラスト軸受の平坦及びテーパを備えた面を示す本発明の単方向性の テーパを有するランドスラスト軸受クラスタの斜視図である。 図２は、本発明の単方向性のテーパを有するランドスラスト軸受クラスタの平 面図である。 図３は、線３−３に沿った図２に示す単方向性のテーパを有するランドスラス ト軸受クラスタの断面図である。 図４は、線４−４に沿った図２に示す単方向性のテーパを有するランドスラス ト軸受クラスタの詳細な側面図である。 図５は、本発明の単方向性のテーパを有するランドスラスト軸受クラスタを組 み込んだ高圧容積型斜板ピストン・ポンプの断面図である。 好ましい実施の形態の説明 本発明によれば、従来技術と比較した場合、明確な利点を提供する高圧容積斜 板ピストン・ポンプに使用する単方向性のテーパを有するランドスラスト軸受ク ラスタが説明される。本発明は、添付図面を参照した場合最もよく理解できる。 図１は、本発明によって製造された単方向性のテーパを有するランドスラスト 軸受クラスタ１０の斜視図である。一部品の単方向性のテーパを有するランドス ラスト軸受クラスタは、関連する高圧容積斜板ポンプ１００に使用される個々に 分離したスラスト軸受及びパッド組立体の必要性をなくし（図５参照）、関連す るポンプ１００の信頼性及び性能を改良する。この信頼性を目的として、分離し たスラスト軸受及び個別のパッド組立体よりむしろ単方向性のテーパを有する一 部品のランドスラスト軸受クラスタ１０を備えることが有利である。関連するス ラスト軸受及びパッド組立体の構造の変化は、ポンプの動作中に個々のスラスト 軸受が割れ、その取付パッドが自由に分離し、他の重要なポンプ部品に損傷を与 える可能性をなくす。 好ましい実施の形態において、単方向性のテーパを有するランドスラスト軸受 クラスタは、以下にさらに詳細に示すように、ポンプ１００の後側のプレートに 配置された溝のポンプの斜板の後ろの下側に配置されている。 図１において、単方向性のテーパを有するランドスラスト軸受クラスタ１０の 一部品の構造は、軸受クラスタ１０に一体的な複数の個々の軸受パッド１２を有 する。関連する時くけパッド１２の各々は、円形の単方向性のテーパを有するラ ンドスラスト軸受クラスタ１０の周りに等間隔に配置されている。好ましい実施 例において、図１に示すような単方向性のテーパを有するランドスラスト軸受ク ラスタ１０の１０個の一体の軸受パッド１２があるが、軸受パッド１２のいずれ の数のパッドも使用することができる。 単方向性のテーパを有するランドスラスト軸受クラスタ１０の軸受パッド１２ の各々は、関連する一体の矩形のテーパ部分１４及び関連する一体の平坦なテー パを有さない部分１６を有する。さらに、隣接する各軸受パッド１２、軸受クラ スタ１０の表面は、一体の収束する潤滑通路または溝２４で軸受パッド１２を提 供するように機械加工されるか、輪郭を形成される。各テーパを有する部分１４ は、軸受クラスタ１０の内径２２と同じ外径２０であるテーパで隆起した部分１ ８を有する。各流体送り溝２４は、テーパを備えた隆起部分１８の長さに沿って 流体力学的な圧力領域の形成を容易にするであろう。層の厚さを減少する方向へ のポンプ１００の斜板２５の回転（例えば、図２に示すような反時計方向すなわ ち、左手への回転）は、斜板の圧力を支持するために十分に加圧された負荷支持 水力学的層を形成することを容易にする。好ましい実施の形態において、単方向 性のテーパを有するランドスラスト軸受クラスタ１０は、機械加工されるか、ま たは射出成形される一部品の構造を有する。単方向性のテーパを有するランドス ラスト軸受クラスタ１０を機械加工する場合、クラスタ１０は、フライス盤を一 回通過する際に作業者が軸受クラスタ１０の各テーパされた部分１４を切断する ことができる共通の機械加工技術を使用することによって製造が容易にされる。 射出成形する場合、単方向性のテーパを有するランドスラスト軸受クラスタ１０ は、商品名Arlon1555PEEKで市販されている材料で、または他の適当な材料で製 造される。 好ましい実施の形態において、ポンプ１００の動作中、層の厚さを低減する方 向のポンプの斜板の回転（図５）は、単方向性のテーパを有するランドスラスト 軸受クラスタ１０と斜板２５との間での十分に加圧された負荷支持水力学的な層 の形成を容易にする。さらに、単方向性のテーパを有するランドスラスト軸受ク ラスタ１０は、複数のピストンを備えた大きなポンプの関連する斜板を支持する ために（例えば、ポンプ１００の寸法に依存して５ないし１２のピストンの間に ）十分な厚さ及び圧力の負荷を支持する水力学的な液体層を形成することができ る。 図２は、本発明によって形成された単方向性のテーパを有するランドスラスト 軸受クラスタ１０の平面図であり、この図によれば、スラスト軸受の平坦でテー パを備えた表面を示し、またカムまたは斜板２５の左手への回転を示している。 図２において、軸受クラスタ１０の図示した実施例は、同じ形状の１０の分離し た軸受パッド１２を有する。したがって、好ましい実施例において、各軸受パッ ド１２は、約３６°の軸受クラスタ１０の中心から関連する共通の角度２８を有 し、矩形のテーパを有する部分１４は、約１．５°のテーパを備えた表面を有し 、テーパを有しない部分１６の各々は、好ましくは1.27cm（１／２インチ）の厚 さが好ましい。 図３は、線３−３に沿った図２に示す単方向性のテーパを有するランドスラス ト軸受クラスタ１０の断面図である。軸受クラスタ１０の表面の溝２４は、軸受 クラスタ１０と斜板２５との間に潤滑の導入を容易にし、圧力負荷支持水力学的 層をつくる。軸受クラスタ１０の各軸受パッド１２において、軸受パッド１２が 平坦なテーパが形成されていない部分１６から矩形のテーパを有する部分１４ま で遷移することを示している。 図４は、線４−４に沿って図２に示した単方向性のテーパを有するランドスラ スト軸受クラスタの実施例の側面図である。図４において、軸受クラスタ１０の 各軸受パッド１２は、矩形の形状のテーパを備えた部分１４と平坦なテーパを備 えたいない部分１６とを有する。好ましい実施例において、矩形のテーパ部分１ ４は、約０．２５°のテーパを有する面３０を有し、これは、軸受パッド１２の テーパを備えていない部分１６と比較するとき、約0.07mmないし0.12mm（約0.00 3インチないし0.005インチ）の高さの差が生じる。 図５は斜板２５の後面４９とポンプの後ろ側のプレート２１との間に配置され た一部品の単方向性のテーパを有するランドスラスト軸受クラスタ１０が形成さ れた高圧の容積型斜板ピストン・ポンプ１００の断面図である。好ましくは、軸 受クラスタ１０は、後側のプレート２１に形成された環状溝５０に配置されてい る。さらに、軸受クラスタ１０は、軸受クラスタ１０と後方プレート２１に形成 された対向穴に配置されたステンレス・スチール性製のピン５２によって溝５０ の所定の位置に保持されることが好ましい。ポンプ１００において１つのピスト ン１１のみが示されているが、ポンプ１００は、少なくて５つ、多くて１２のピ ストンを含む。図５において、ポンプ本体１３は、チェック弁ハウジング１５で キャップがかぶせられる。チェック弁ハウジング１５は、通路１７によってキャ ップがかぶせられる。カムスペーサ１９がポンプの後ろ側のプレート２１から離 れるようにポンプ本体１３を支持し、駆動軸２７によって回転可能に駆動される 斜板２５用の圧力室またはキャビティ２３を形成する。６角形のナット４３及び ボルト５１は、通路１７と、チェック弁ハウジング１５と、ポンプ本体１３と、 カムスペーサ１９と、後方プレート２１を一緒に固定するように保持する。 ポンプ１００が動作していないとき、斜板２５は、単方向性のテーパを有する ランドスラスト軸受クラスタ１０に統合された各分離した軸受パッド１２上に配 置される（図１参照）。 ポンプ１００と軸受クラスタ１０の動作は、次のようである。送られる液体は 、入り口溝３３を通してボンプ１００に入り、ピストン１１の上方への行程によ ってつくられた圧力で出口溝３５を通ってポンプの外側に排出される。各ピスト ン１１は、入り口溝３３とこれに関連する出口溝３５とを有し、入り口溝３３は 、ポンプ入り口３４に接続され、出口溝は、ポンプ出口３６に接続される。チェ ック弁３７，３９は、ポンプ１００の内外に送られる液体の流れを制御する。 １組のチェック弁３７，３９が各ピストン１１に関連している。各溝３３，３ ５は、圧力室４１と連通している。各ピストン１１は、ポンプ本体１３の裏打ち されたシリンダ２９に支持されている。従来のように、ピストン１１は、駆動軸 ２７によって回転可能に駆動される斜板２５のカム面の構成及びカム動作によっ て裏打ちされたシリンダ２９に往復動可能に移動するように固定される。 駆動軸２７は、従来公知の適当な電源によって回転可能に駆動されるようにな っている。斜板２５は、駆動軸の一部として形成されることが好ましく、駆動軸 ２７とともに回転する。クラスタ軸受４５は、斜板２５と各ピストン１１との間 で作動するように配置される。各ピストン１１のヘッド端部３１は、クラスタ軸 受４５に一体的に形成された対応するキャビティ４７に当接するようになってい る。斜板２５が駆動軸２７の回転により回転するとき、クラスタ軸受４５の下面 は、斜板２５の上方のスラスト軸受面に乗り、対応するキャビティ４７を通して 各ピストン１１へ垂直方向の加速度成分を付与する。斜板２５が室２３で回転す るとき、各ピストン１１は、上方に駆動され、出口溝３５を通って加圧液体を放 出する。ポンプの動作中、単方向性のテーパを有するランドスラスト軸受クラス タ１０の上の斜板の反時計回りの回転は、斜板２５の後面４９と対応する軸受ク ラスタ１０との間での十分な厚さの加圧された負荷軸受水力学的な層の発生を容 易にする。通常、この加圧された負荷支持水力学的層は、その反時計回りの回転 中、軸受クラスタ１０の各軸受パッド１２の溝２４及びテーパを有する部分１４ を通る液体流により形成される。 特に、図１に示すように、斜板２５の後面がクラスタ軸受１０上に反時計回り に回転するとき、液体送り溝２４からの液体が、斜板２５の各テーパを有する面 １４と後面４９との間に形成された空隙に移動する。平坦な表面１６に向かうテ ーパを備えた面１４に沿って液体が前進するとき、液体が回転する斜板、絶え間 なく減少する厚さと増大する強度の加圧された水力学的な層が、平面１６に向か う方向に形成される。加圧された水力学的な層が斜板２５の平面１４と後面４９ の間の空隙に前進し、ここで液圧が、クラスタ軸受１０の回転斜板２５と平面１ ４との間の軸受として作用し、これにより、斜板とクラスタ軸受との間を分離す る。クラスタ軸受１０は、９つまたはそれ以上のピストンを備えたより大きい負 荷の容積ポンプを支持するために十分な水力学的な圧力及び厚さの液体層を形成 する。上述したように。軸受パッド１２の各々は、斜板２５が層の厚さを減少す る方向に回転するとき、テーパを備えた部分１４の長さに沿って負荷支持水力学 的な圧力帯域の形成を許容する収束する潤滑経路を形成するような輪郭を有する 。 前述した本発明の詳細な説明は、１つの例示として説明し、本発明を実行する 最もよい態様を図示して説明したが、特に前述したもの他に本発明の範囲内で考 慮されるようなこの実施例の構造及び構成の改造または変更が当業者によって達 成される。したがって、これらの改造または変更は、ここに示された原理及びク レームの精神及び観点内にある。その結果、本発明の範囲は、添付した請求の範 囲でのみ制限されるものである。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１０年１１月２３日（１９９８．１１．２３） 【補正内容】 ［請求の範囲を次のように補正する］ 請求の範囲 １．ポンプハウジングと、 前記ポンプハウジングの入り口圧力室に連通する入り口装置と、 前記ポンプハウジングの出口圧力室に連通する出口装置と、 前記入り口装置に液体を送る装置と、 前記ハウジングに形成され、前記入り口装置及び前記出口装置に連通する複数 のシリンダと、 各々が前記シリンダ内で往復動可能であり、対応する入り口及び出口圧力室に 隣接した位置に可動な上方圧力面をその一端に備え、他端にピストンヘッドを備 えた複数のピストンを有するピストン装置と、 前記各ピストンヘッドに係合し前記ピストンを各シリンダ内で往復動可能に駆 動し前記出口装置に加圧流体を押す回転カム面と、 前記ポンプハウジングの後方プレートに設けられた溝の前記ポンプの内側圧力 室に作動可能に配置されたテーパを有するランド軸受クラスタであって、当該ク ラスタと一体的に形成された複数の関連する軸受パッドを有し、前記溝は、回転 カム面の後面に隣接して前記テーパを有するランドスラスト軸受クラスタを受け る、テーパを有するランド軸受クラスタと、 前記軸受パッドの各々は、前記回転カム面の前記テーパを有する面と前記後面 との間に可変の厚さの水力学的に加圧された軸受層を形成するテーパ面を有する 高圧容積型斜板ポンプ。 ２．前記テーパを有するランドスラスト軸受クラスタは、一体的な構造である 請求項１に記載のポンプ。 ３．前記軸受パッドの各々は、関連する平面と、前記テーパ面に作動的に接続 された関連する流体送り溝とを有する請求項１に記載のポンプ。 ４．前記テーパ面は、１．５°のテーパ隆起部を備えている請求項３に記載の ポンプ。 ５．前記テーパを有するランドスラスト軸受クラスタ及び前記流体は、前記回 転カム面の前記クラスタ軸受と前記後方プレートとの間に圧力負荷支持水力学的 層を形成する請求項３に記載のポンプ。 ６．各軸受パッドのテーパを有する面は、前記流体送りスロットから平坦な面 への一定のテーパ角で上方に延びている請求項３に記載のポンプ。 ７．前記各軸受パッドのテーパ面は、矩形である請求項３に記載のポンプ。 ８．前記テーパを有するランドスラスト軸受クラスタは円形であり、内径と外 径を有し、前記表面は、前記テーパを有するランドスラスト軸受クラスタの内径 と外径において均一である請求項６に記載のポンプ。 ９．前記流体が存在する前記カム面の回転は、前記表面の領域にわたって水力 学的な領域を形成する収束潤滑通路を提供する請求項５に記載のポンプ。 １０．複数のピストンに係合する回転カム面を備えた斜板を有する容積型ポン プの組み合わせにおいて、前記カム面と反対側に斜板用の動的支持体を提供する テーパを有するランドスラスト軸受クラスタを有し、前記ランドスラスト軸受ク ラスタは、ほぼ円形のスラスト軸受クラスタ本体と、 前記軸受クラスタ本体と一体の複数の軸受パッドと、を備え、 各前記軸受パッドは、テーパ面と、平面と、互いに作動的に関連する流体送り 溝と、を有し、前記斜板の回転により、前記斜板と前記パッドの各々との間に水 力学的な潤滑層を形成する、容積型ポンプの組み合わせ。 １１．前記テーパ面は、１．５°のテーパ隆起部を有する請求項１０に記載の テーパを有するランドスラスト軸受クラスタ。 １２．各軸受パッドのテーパ面は、流体送り溝から前記平面へ一定のテーパ角 で上方に延びている請求項１０に記載のテーパを有するランドスラスト軸受クラ スタ。 １３．前記各軸受パッドのテーパ面は、矩形である請求項１０に記載のテーパ を有するランドスラスト軸受クラスタ。 １４．前記軸受クラスタは円形であり、内径及び外径を有し、前記テーパ面に よって形成された表面の隆起は、テーパが形成されたランドスラスト軸受クラス タの内径と外径で均一である請求項１０に記載のテーパを有するランドスラスト 軸受クラスタ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ポンプハウジングと、 前記ポンプハウジングの入り口圧力室に連通する入り口装置と、 前記ポンプハウジングの出口圧力室に連通する出口装置と、 前記入り口装置に液体を送る装置と、 前記ハウジング内に形成された前記入り口装置及び前記出口装置に連通する複 数のシリンダと、 各々が前記シリンダ内で往復動可能であり、対応する入り口及び出口圧力室に 隣接した位置に可動な上方圧力面をその一端に備えた複数のピストン装置と、 前記各ピストンヘッドに係合し前記ピストンを各シリンダ内で往復動可能に駆 動し前記出口装置に加圧流体を押す回転カム面と、 前記ポンプハウジングの後方プレートに設けられた溝の前記ポンプの内側圧力 室に作動可能に配置されたテーパを有するランド軸受クラスタであって、当該ク ラスタと一体的に形成された複数の関連する軸受パッドを有し、前記溝は、回転 カム面の後面に隣接して前記テーパを有するランドスラスト軸受クラスタを受け る、テーパを有するランド軸受クラスタと、 前記軸受パッドの各々は、前記回転カム面の前記テーパを有する面と前記後面 との間に可変の厚さの水力学的に加圧された層を形成するテーパ面を有する高圧 容積型斜板ポンプ。 ２．前記テーパを有するランドスラスト軸受クラスタは、一体的な構造である 請求項１に記載のポンプ。 ３．前記軸受パッドの各々は、関連する平面と、前記テーパ面に作動的に接続 された関連する流体送り溝とを有する請求項１に記載のポンプ。 ４．１．５°のテーパ隆起部を備えている請求項３に記載のポンプ。 ５．前記テーパを有するランドスラスト軸受クラスタ及び前記流体は、前記回 転カム面の前記クラスタ軸受と前記後方プレートとの間に圧力負荷支持水力学的 層を形成する請求項３に記載のポンプ。 ６．各軸受パッドのテーパを有する面は、前記流体送り溝から平坦な面への一 定のテーパ各で上方に延びている請求項３に記載のポンプ。 ７．前記各軸受パッドのテーパ面は、矩形である請求項３に記載のポンプ。 ８．前記テーパを有するランドスラスト軸受クラスタは円形であり、内径と外 径を有し、前記表面は、前記テーパを有するランドスラスト軸受クラスタの内径 と外径において均一である請求項６に記載のポンプ。 ９．前記流体が存在する前記カム面の回転は、前記表面の領域にわたって水力 学的な領域を形成する収束潤滑通路を提供する請求項５に記載のポンプ。 １０．ほぼ円形のスラスト軸受クラスタ本体と、 前記軸受クラスタ本体と一体の複数の軸受パッドと、を備え、 各前記軸受パッドは、テーパ面と、平面と、互いに作動的に関連する流体送り 溝と、を有する、複数のピストンの容積型ボンプの回転カム面用の動的支持体を 提供するテーパを有するランドスラスト軸受クラスタ。 １１．前記テーパ面は、１．５°のテーパ隆起部を有する請求項１０に記載の テーパを有するランドスラスト軸受クラスタ。 １２．各軸受パッドのテーパ面は、流体送り溝から前記平面へ一定のテーパ角 で上方に延びている請求項１０に記載のテーパを有するランドスラスト軸受クラ スタ。 １３．前記各軸受パッドのテーパ面は、矩形である請求項１０に記載のテーパ を有するランドスラスト軸受クラスタ。 １４．前記軸受クラスタは円形であり、内径及び外径を有し、前記テーパ面に よって形成された表面の隆起は、テーパが形成されたランドスラスト軸受クラス タの内径と外径で均一である請求項１０に記載のテーパを有するランドスラスト 軸受クラスタ。