JP2001511988A - 移動通信システムにおけるハンドオーバー - Google Patents
移動通信システムにおけるハンドオーバーInfo
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、無線信号のエラー修正を異なる保護レベルで構成することのできる移動通信システムにおけるハンドオーバー方法に係る。この方法は、ベースステーション(BTS)の信号レベル及び/又は質を移動ステーション(MS)において測定し、移動ステーション(MS)の信号の質及びレベルをベースステーション(BTS)において測定し、このようにして得た測定結果及び他の接続変数をハンドオーバー基準と比較し、そしてハンドオーバー基準が満足されたときにソースセルからターゲットセルへのハンドオーバーを実行する段階を含む。本発明は、無線接続のエラー修正に基づいて少なくとも1つのハンドオーバー基準を決定することを特徴とする。更に、本発明は、ハンドオーバーを実行するための移動通信システムにも係る。
Description
【発明の詳細な説明】
移動通信システムにおけるハンドオーバー発明の分野
本発明は、無線信号のエラー修正を異なる保護レベルで構成することのできる
移動通信システムにおけるハンドオーバー方法に係る。この方法は、ベースステ
ーションの信号レベル及び/又は質を移動ステーションにおいて測定し、移動ス
テーションの信号レベル及び/又は質をベースステーションにおいて測定し、こ
のようにして得た測定結果及び他の接続変数をハンドオーバー基準と比較し、そ
してハンドオーバー基準が満足されたときにソースセルからターゲットセルへの
ハンドオーバーを実行する段階を含む。
又、本発明は、ハンドオーバーを実行するための移動通信システムにも係る。先行技術の説明
セルラー移動通信システムにおいては、無線有効到達範囲が複数の若干重畳す
る無線セルで実施される。移動ステーションがあるセルから別のセルへ移動する
ときには、新たな無線セルへのハンドオーバーが、所定のハンドオーバー基準に
基づいて実行される。進行中の通話をできるだけ妨げることなくハンドオーバー
を実行することが目的である。ハンドオーバーは、通常、無線経路基準に基づい
て行なわれるが、例えば、負荷を分割したり又は送信電力を減少したりといった
別の理由で行うこともできる。又、ハンドオーバーは、セルの内部であるトラフ
ィックチャンネルから別のトラフィックチャンネルへと実行することもできる。
添付図面の図1は、パンヨーロピアンGSM移動通信システムを示す簡単なブ
ロック図である。移動ステーションMSは、無線経路を経てベーストランシーバ
ステーションBTSに接続され、図1のケースではBTS1に接続される。ベー
スステーションシステムBSSは、ベースステーションコントローラBSCと、
このBSCにより制御されるベースステーションBTSとで構成される。複数の
ベースステーションコントローラBSCは、通常、移動サービス交換センターM
SCの制御のもとで動作する。MSCは、他のMSCと通信すると共に、ゲート
ウェイ移動サービス交換センターGMSCを経て公衆交換電話ネットワークと通
信する。全システムのオペレーションは、オペレーション及びメンテナンスセン
ターOMCにより制御される。移動ステーションMSの加入者データは、システ
ムのホーム位置レジスタHLRに永久的に記憶され、そしてMSが所与の時点で
位置するエリアのビジター位置レジスタVLRに一時的に記憶される。
移動ステーションMS及びそれにサービスするベースステーションBTS1は
、例えば、無線接続の信号レベル及び質を連続的に測定し、ハンドオーバーの必
要性を決定する。MSは、それにサービスするベースステーションBTS1及び
例えばその位置エリアに最も近いベースステーションBTSの信号を測定し、ハ
ンドオーバーに適したターゲットセルを選択する。例えば、GSM移動通信ネッ
トワークでは、MSは、それにサービスするベースステーションと、32個まで
の他のベースステーションの信号レベルを同時に測定する。MSは、それにサー
ビスするベースステーションBTS1を経て、測定しなければならない隣接セル
が通知される。各セルの測定結果は、ベースステーション識別コードBSICと
、ブロードキャスト制御チャンネルBCCHの周波数との組合せに基づいて識別
される。ベースステーションBTSは、進行中の無線接続の信号レベル及び質を
そのベースステーションにおいて測定する。
移動ステーションMSは、それにサービスするベースステーションBTS1を
経てベースステーションコントローラBSCへ測定結果を報告メッセージとして
規則的に送信する。報告メッセージは、それにサービスするベースステーション
及び6個までの最良の隣接ベースステーションの測定結果を含む。サービスセル
からその隣接セルへの又はサービスセルの別のチャンネルへのハンドオーバーは
、例えば、移動ステーション/ベースステーションの測定結果が、現在サービス
セルのトラフィックチャンネルの信号レベル及び/又は質が低く、且つ隣接セル
においてより高い信号レベルが達成されるか又は別のチャンネルでより良好な信
号の質が達成されることを指示するとき、或いは隣接セル/別のチャンネルがよ
り低い送信電力での通信を許すときに、行うことができる。ターゲットセルの信
号レベル及び/又は負荷は、例えば、ハンドオーバーターゲットセルの選択に影
響を及ぼす。一般的に使用されるハンドオーバー基準は、無線接続の信号レベル
及び質と、ソースセル及びターゲットセルの信号レベルと、ソースセルの信号の
質と、ターゲットセルにおいて移動ステーションに必要とされ及び許された送信
電
力とを含む。ソースセルからターゲットセルへのハンドオーバーは、オペレータ
により設定されたハンドオーバー基準を満足するときに実行される。移動通信ネ
ットワークの安定性を確保するために、測定結果及びハンドオーバーに使用され
るパラメータが所与の時間周期にわたって平均化される。この平均化プロセスは
、瞬間的な干渉やフェージングにより歪められた測定結果に対してハンドオーバ
ーがあまり敏感に行なわれないようにする。
ベースステーションコントローラBSCは、ハンドオーバーに関連した判断を
実行する。ターゲットセルが別のBSCにより制御される場合には、ハンドオー
バーがMSCの制御のもとで行なわれてもよい。ハンドオーバーの判断が常にM
SCにおいて集中的に行なわれることも考えられる。もし必要であれば、BSC
は、BTSを経てMSにハンドオーバーコマンドを与える。
コード分割多重アクセス(CDMA)技術によって実施される移動通信システ
ムにおいては、上記のように実行されるハンドオーバーを「ハードハンドオーバ
ー」と称する。更に、CDMAシステムは、ハンドオーバー中に移動ステーショ
ンが多数のベースステーションを経てネットワークに同時に接続されるようない
わゆる「ソフトハンドオーバー」を使用することもできる。これらベースステーシ
ョンの1つが、その信号に基づき、他のベースステーションより良好であると分
かったときには、移動ステーションと他のベースステーションとの接続が解除さ
れ、通話は最良のベースステーションのみを通り続ける。ソフトハンドオーバー
は、移動ステーションがセルの周囲に位置するときにベースステーション間でハ
ンドオーバーが繰り返されるのを防止する。
デジタルテレコミュニケーションシステムにスピーチ又はデータが送信される
ときには、送信信号の質を低下させる送信エラーが送信経路に発生する。例えば
、多経路伝播や干渉信号や高いバックグランドノイズレベルのために信号に障害
が生じるときに、送信経路に送信エラーが発生する。送信の質及び送信エラーの
裕度を改善するために、送信されるべきデジタル信号のエラー修正方法、例えば
、チャンネルコード化及び/又は再送信が使用される。チャンネルコード化にお
いては、エンコードされたスピーチ又はデータのオリジナルビットストリングに
、オリジナル信号から計算されたエラー修正ビットが繰り返し追加される。受信
器
において、チャンネルコードがチャンネルデコーダでデコードされ、これにより
、送信中に生じた信号エラーを検出することができ、又は修正ビットで修正する
こともできる。再送信は、送信エラーを独立して修正するか又は例えばチャンネ
ルコード化に加えて修正するのに使用でき、即ちチャンネルコード化送信のエラ
ーは、歪んだフレームの再送信によって修正される。接続の質が低下するときに
は、誤った及び失われたフレームの数が増大し、従って、再送信の回数も増加す
る。
チャンネルコード化は、送信されるべきビットの数を増加する。例えば、GS
M移動通信システムでは、9.8kビット/sの送信レートのエラー修正ビット
が13kビット/sの全レートスピーチ信号に加えられ、全送信レートが22.
8kビット/sとなる。チャンネルコード化によって与えられる保護レベルは、
必要に応じて構成される。多数のデータを高速で送信すべき場合には、送信チャ
ンネルにより多くのペイロードを送信できるようにするために、チャンネルコー
ド化の量が減少される。チャンネルコード化は、送信中に生じたエラーを検出し
てそれらを修正するか、又は単にそれらを検出するように構成することができる
。GSMシステムでは、送信されるべきビットがそれらの重要性に基づいて異な
るクラスに分割され、チャンネルコード化が所定のレベルで行なわれる。接続に
対して与えられるチャンネルコード化の選択及び実施は、移動通信システムの異
なる要素により制限されることがある。例えば、移動ステーションは、あるチャ
ンネルコード化しかサポートしないことがある。更に、与えられるチャンネルコ
ード化の保護レベルは、異なるチャンネルコード化を使用するベースステーショ
ン及び他のネットワーク要素の能力に依存する。
公知のハンドオーバーにおける問題は、ネットワークプランニングが通常のエ
ラー修正を用いるチャンネルに対して一般に行なわれるので、弱いエラー修正で
行なわれた接続の質がハンドオーバーの必要性を指示するときには、ハンドオー
バー手順で適切なハンドオーバーターゲットセルを決定することが常に可能では
ないことである。更に、ベースステーション信号のレベルのみに基づくハンドオ
ーバーの問題は、弱いエラー修正で行なわれた無線接続の質がハンドオーバーの
実行前に著しく低下することがあり、そして効率的なエラー修正で行なわれた無
線接続のハンドオーバーは早く行なわれ過ぎることである。発明の要旨
本発明の目的は、多数の異なるレベルのエラー修正が使用される環境において
ハンドオーバーを実行する最適な方法を提供することである。
この新たな形式のハンドオーバーは、無線接続のエラー修正に基づき少なくと
も1つのチャンネル変更基準を接続に対して決定することを特徴とする本発明の
方法により達成される。
本発明の別の目的は、無線信号のエラー修正を異なる保護レベルで構成するこ
とのできる移動通信システムであって、移動ステーションに受け取られたベース
ステーションの信号レベル及び/又は質を測定し、ベースステーションに受け取
られた移動ステーションの信号レベル及び/又は質を測定し、このようにして得
た測定結果及び他の接続変数をハンドオーバー基準と比較し、そしてハンドオー
バー基準が満足されたときにソースセルからターゲットセルへのハンドオーバー
を実行するように構成された移動通信システムを提供することである。本発明に
よれば、この移動通信システムは、無線接続のエラー修正に基づいて少なくとも
1つのハンドオーバー基準を決定するように構成されたことを特徴とする。
本発明は、ハンドオーバーの判断を行うときに、無線接続に必要とされる信号
レベルに対するエラー修正の作用を考慮するという考え方をベースとする。
本発明のハンドオーバー方法においては、接続のエラー修正、好ましくは、チ
ャンネルコード化が、ハンドオーバーに対する基準として使用される。本発明の
第1の実施形態では、本発明によるハンドオーバー基準は、ソースセルチャンネ
ルよりもターゲットセルチャンネルにおいて弱いエラー修正を使用しなければな
らないときにはターゲットセルのベースステーション信号が通常より良好である
状態で満足され、そしてソースセルチャンネルよりもターゲットセルチャンネル
においてより効率的なエラー修正を使用できるときには、ターゲットセルのベー
スステーション信号が通常より弱い状態で満足されるように設定される。本発明
の第1の実施形態には、ある機能を追加することもでき、この機能に基づき、タ
ーゲットセル及びソースセルにおいてエラー修正が同じであるときには、本発明
のハンドオーバー基準は、共通のエラー修正が通常より効率的であるときにター
ゲットセルのベースステーション信号が通常より良好である状態で満足され、そ
して共通のエラー修正が通常より弱いときにはターゲットセルのベースステーシ
ョン信号が通常より弱い状態で満足されるように設定される。本発明のハンドオ
バー基準及び公知の他の考えられるハンドオーバー基準が満足されるときには、
ターゲットセルへのハンドオーバーが実行されると同時に、ターゲットセルにお
ける接続のエラー修正の保護レベルが、ハンドオーバー中に決定されるレベルに
設定される。本発明の第2の実施形態においては、ソースセルの無線接続に使用
されるエラー修正、好ましくは、チャンネルコード化に基づいて、接続に対する
ハンドオーバー優先順位が決定される。ハンドオーバー基準は、接続の他のハン
ドオーバー基準が満足されるときには、優先順位の値の順序で異なる接続へのハ
ンドオーバーをトリガーする。
このようなハンドオーバーの効果は、エラー修正に基づいてハンドオーバーを
固定状態に構成できることである。
本発明のハンドオーバーの別の効果は、通常より効率の高いエラー修正で実行
される無線接続のハンドオーバーが、接続の質に関して必要に応じて実行される
ときに、不必要なハンドオーバーが回避されることである。
本発明のハンドオーバーの更に別の効果は、通常のエラー修正に対してプラン
ニングされたネットワークが、通常とは異なる保護レベルでエラー修正が実行さ
れる移動ステーションにも最適なハンドオーバーを付与できることである。
本発明のハンドオーバーの更に別の効果は、ハンドオーバー中にエラー修正の
保護レベルが変化することにより、ハンドオーバーされるべき無線接続の質が充
分良好に保たれるよう確保することである。
本発明のハンドオーバーの更に別の効果は、通常より弱いエラー修正で実施さ
れる無線接続においてコールが失われる確率を減少することである。図面の簡単な説明
以下、添付図面を参照して本発明を詳細に説明する。
図1は、移動通信システムの構造を示すブロック図である。
図2は、セルラーネットワークにおけるハンドオーバーを例示する図である。
図3は、本発明のハンドオーバー方法の第1の実施形態を示すフローチャート
である。
図4a及び4bは、本発明のハンドオーバーの第1の実施形態を例示する図で
ある。
図5は、本発明のハンドオーバー方法の第2の実施形態を例示するフローチャ
ートである。好ましい実施形態の詳細な説明
本発明は、いかなるセルラー移動通信システムにも適用できる。以下、本発明
は、一例としてパンヨーロピアンデジタル移動通信システムGSMを参照して詳
細に説明する。図1は、GSMネットワークの上記構造を簡単に示す。GSMシ
ステムの更に詳細な説明については、GSM推奨勧告及び「移動通信用のGSM
システム(The GSM System for Mobile Communications)」、M.モーリ及びM−
B.ポーテット著、パライゼウ、フランス、1992年、ISBN:2−950
7190−0−7を参照されたい。
本発明は、異なる種類のチャンネルコード化に適用できる。チャンネルコード
化は、例えば、GSMシステムのトラフィックチャンネルに使用されそしてGS
M推奨勧告05.03に規定されたコンボリューションコード化である。コンボ
リューションコード化の効率は、コンボリューションコード比X/Yで表すこと
ができ、これは、Xデータビットがチャンネルコード化においてYコードビット
で表わされることを意味する。全レートGSMトラフィックチャンネルでは、コ
ンボリューションコード比が、9.6kビット/sN4.8kビット/s及び0
.3ないし2.4kビット/sのデータレートに対して各々1/2(バッファ式)
、1/3及び1/6である。全レートスピーチチャンネルは、1/2チャンネル
コード化を使用している。最も効率的なチャンネルコード化は1/6であり、2
番目に効率的なチャンネルコード化は1/3であり、そして最も弱いチャンネル
コード化は1/2である。
上述したように、公知のハンドオーバーに伴う問題は、ネットワークプランニ
ングが、通常のエラー修正を用いるトラフィックチャンネルに対して一般的に行
なわれるので、弱いエラー修正で行なわれた接続の質がハンドオーバーの必要性
を指示するときには、適切なハンドオーバーターゲットセルをハンドオーバー手
順で常に決定できないことである。ベースステーション信号のレベルのみに基づ
くハンドオーバーに伴う更に別の問題は、弱いエラー修正で行なわれた無線接続
の質がハンドオーバーの実行前に著しく低下し、そして効率的なエラー修正で行
なわれた無線接続のハンドオーバーは早く行なわれ過ぎることである。
以下、いずれかの特定形式のチャンネルコード化を参照せずに、本発明をより
一般的に説明する。
図2は、移動ステーションMSがセルラーネットワークにおいてベースステー
ションBTS1のエリアからベースステーションBTS2のエリアへ移動すると
きのハンドオーバーの一例を示す。ハンドオーバーの前にMSが位置しているベ
ースステーションのエリアを以下「ソースセル」と称し、そしてハンドオーバー
が行なわれるベースステーションのエリアを「ターゲットセル」と称する。ハンド
オーバーがセル内で1つのチャンネルから別のチャンネルへと行なわれるときに
は、ターゲットセルとソースセルが同じセルでもよい。図2は、ベースステーシ
ョンBTS1及びBTS2の有効到達エリアC1及びC2を示し、これらの有効
到達エリア内で、通常のエラー修正、例えば、チャンネルコード化を用いる無線
接続の質は、通常、充分高く保たれ、コールが失われるのを防止する。通常より
弱いエラー修正を用いる無線接続は、充分な接続の質を得るために通常より良好
な信号を必要とし、対応的に、通常より効率的なエラー修正は、通常より弱い信
号でも充分な接続の質を得ることができるようにする。ベースステーションの有
効到達エリアの大きさに対するエラー修正のこの作用(ここでは、チャンネルコ
ード化の作用)は、図2に破線で示されており、破線C1Wは、チャンネルコー
ド化が通常より弱いBTS1の有効到達エリアを示し、そして破線C2Eは、チ
ャンネルコード化が通常より効率的なBTS2の有効到達エリアを示す。通常よ
り弱いチャンネルコード化を以下「弱いチャンネルコード化」と称し、一方、通
常より効率的なチャンネルコード化を「強力なチャンネルコード化」と称する。
GSMの場合には、通常のチャンネルコード化を「全レートチャンネルのチャン
ネルコード化」と称する。
図2において、公知のハンドオーバーは、MSがBTS1のエリアからBTS
2のエリアへ矢印の方向に移動するときにポイントx1で実行されるように示さ
れている。ハンドオーバーをトリガーするのに使用される1つの基準は、例えば
、
サービスベースステーションの接続の測定結果、又はMSによりネットワークに
報告されるベースステーション測定結果であり、これは、MSにより受信された
ベースステーションBTSI及び隣接ベースステーションBTS2等の信号レベ
ル及び/又は質を表すものである。公知のハンドオーバーは、測定結果及び接続
の他のパラメータが所定のハンドオーバー基準を満足するときにスタートされる
。共通のハンドオーバー基準は、サービスベースステーション、図2のケースで
はBTS1の信号レベルと、隣接ベースステーション、例えばBTS2の信号レ
ベルとの関係である。これら信号レベルの関係が所定のハンドオーバー基準を満
足するとき、例えば、隣接ベースステーションの信号レベルがサービスベースス
テーションより3dB強く、そして移動ステーションの所要送信電力のような他
のハンドオーバー基準も満足するときに、サービスベースステーションBTS1
から当該隣接ベースステーションBTS2へのハンドオーバーが実行される(図
2のケースでは、ポイントx1で)。従って、弱いチャンネルコード化を用いる
無線接続の場合には、BTS1の有効到達エリアが、図2に破線で示されたエリ
アC1Wに対応し、それ故、ポイントx1で行なわれるハンドオーバーでは遅過
ぎ、通話が既に失われることがある。
以下、本発明の第1の実施形態を詳細に説明する。この実施形態では、無線接
続のエラー修正がチャンネルコード化で実行される。この第1の実施形態に使用
される1つのハンドオーバー基準は、ターゲットセルの信号レベルとソースセル
の信号レベルとの関係である。図3は、本発明のハンドオーバー方法の第1実施
形態を示すフローチャートである。明瞭化のために、このハンドオーバー手順は
、1つのターゲットセルの1つのチャンネルコード化形態のみについて説明する
。しかしながら、以下の説明は、多数の潜在的なターゲットセルが監視される場
合にも適用できることが当業者に明らかであろう。この場合に、本発明のハンド
オーバー基準は、各ターゲットセルのチャンネルコード化に対して別々に決定さ
れ、即ちハンドオーバー判断が行われる前に、各ハンドオーバー基準がチェック
されて、それが満足されるかどうか調べられる。
図3のステップ30において、移動ステーションMSと、それにサービスする
ベースステーション、図2のケースではBTS1とが、公知技術に基づいて無線
接続の信号レベル及び/又は質を測定する。更に、移動ステーションMSは、隣
接ベースステーションからの信号も測定する。ステップ31において、ハンドオ
ーバーの判断を行うユニット、好ましくは、ベースステーションコントローラB
SC又は移動サービス交換センターMSCは、本発明により、ハンドオーバーに
対して考えられるターゲットセル(図2のケースではBTS2)により無線接続
に与えられるチャンネルコードを決定する。従って、本発明の方法は、全てのベ
ースステーションが全ての異なるチャンネルコード化形態を使用できないような
ネットワークにも特に適用することができる。ステップ32において、考えられ
るターゲットセルのBTS2及びソースセルのBTS1により与えられるチャン
ネルコードが本発明により互いに比較される。考えられるターゲットセルのBT
S2のチャンネルコードがソースセルのBTS1より弱い場合には、ハンドオー
バー基準の値がステップ33において通常値から増加され、例えば、このハンド
オーバー基準を満足するには、ソースセルの信号より6dB強い信号レベルがタ
ーゲットセルに必要とされる。考えられるターゲットセルのBTS2のチャンネ
ルコードがソースセルのBTS1より弱くない場合には、ステップ34において
、ターゲットセルのBTS2のチャンネルコードがソースセルのBTS1のチャ
ンネルコードより強力であるかどうかチェックされる。考えられるターゲットセ
ルのBTS2のチャンネルコードがソースセルのBTS1より強力な場合には、
ハンドオーバー基準の値がステップ35において通常値から減少され、例えば、
ハンドオーバー基準は、ターゲットセルの信号レベルがソースセルの信号レベル
と同程度に高いときに満足されるように設定される。
所定のハンドオーバー基準、及びオペレータにより設定された他のハンドオー
バー基準が満足される(ステップ36)場合に、ソースセルのベースステーショ
ンBTS1からターゲットセルのベースステーションBTS2へのハンドオーバ
ーが実行される(ステップ37)。例えば、ハンドオーバー基準として6dB高く
設定され、そしてMSの測定結果が、ターゲットセルのBTS2の信号レベルが
ソースセルのBTS1の信号レベルより6dB強いことを示す場合に、本発明の
ハンドオーバー基準が満足される。ハンドオーバーが実行されるときには、無線
接続のチャンネルコードが、ステップ31で決定されたように設定される。
本発明の好ましい実施形態では、ハンドオーバー基準は、第1の実施形態につ
いて上述したように定義することができると共に、ソースセル及びターゲットセ
ルにおいて同じ保護レベルでチャンネルコード化が実行されるときには、チャン
ネルコード化に基づいてハンドオーバー基準を定義することができる。上記チャ
ンネルコード化が通常より弱いときには、ハンドオーバー基準値が通常値から減
少される。共通のチャンネルコード化が通常より効率的であるときには、チャン
ネルコード値が通常値から増加される。ハンドオーバー基準が満足されそしてハ
ンドオーバーが上記のように実行されることが監視される。
ターゲットセル及びソースセルの特定の所定の1組のチャンネルコード組合せ
があるときには、本発明のハンドオーバー基準として幾つかの個別の値を記憶す
ることができる。この場合に、各組み合わせごとに対応する基準値を決定するこ
とができ、これにより、図3のステップ33及び35において、監視されている
チャンネルコード組合せに対応する値がハンドオーバー基準として設定される。
例えば、A(弱い)、B(通常)及びC(強い)がソースセル及びターゲットセル
エリアのベースステーションにおいて考えられるチャンネルコードである場合に
は、ハンドオーバー基準がターゲットセルのベースステーションBTS2の信号
レベルとソースセルのベースステーションBTS1の信号レベル(dB)との関
係を示すときに、所定の基準値グループは、例えば、次のようになる。
ターゲットセル A B C
ソースセル
A 3 0 −3
B 6 3 0
C 9 6 3
以下、図2の例を参照して本発明を詳細に説明する。図2において、移動ステ
ーションMSの無線接続は、BTS1のエリアにおいて弱いチャンネルコード化
で実行される。BTS2は、通常のチャンネルコード化に加えて、強力なチャン
ネルコード化も接続に与えるので、ハンドオーバー基準は、本発明の第1の実施
形態に基づき通常値から減少され、これは、オペレータにより任意に設定された
ハンドオーバー基準が満足されるならば、ポイントx2で早期に実行されるハン
ドオーバーをトリガーする。この例では、BTS2とMSとの間の無線接続は、
強力なチャンネルコード化を伴うハンドオーバーの後に続けられる。
第1の実施形態に使用されるターゲットセル及びソースセルの信号レベルの関
係に代わって、本発明の他の実施形態は、公知の他の適当なハンドオーバー基準
、例えば、ソースセル及びターゲットセルの絶対信号レベルをハンドオーバー基
準として使用することができる。信号の測定は、各システムに適用できるやり方
で実行される。
図4aは、本発明によりハンドオーバーが実行されるときの2つの例を示して
おり、ハンドオーバーは、BTS1からBTS2へ実行され、通常のチャンネル
コード化のみを与える(セルの有効到達範囲C2)。第1の例では、無線接続は、
ベースステーションBTS1において弱いチャンネルコード化で行なわれる(セ
ルの有効到達範囲C1W)。本発明の第1の実施形態によれば、ターゲットセル
のベースステーションBTS2のチャンネルコードがソースセルのベースステー
ションBTS1のチャンネルコードより強力であるので、ハンドオーバー基準が
減少される。全てのハンドオーバー基準が満足されるときに、例えば、図4aに
示すポイントx2においてハンドオーバーが実行されそしてチャンネルコードが
設定される。第2の例では、無線接続がベースステーションBTS1において強
力なチャンネルコード化で実行され(セルの有効到達範囲C1E)、従って、本発
明の第1の実施形態に基づいてハンドオーバー基準が増加される。例えば、ポイ
ントx3において、ハンドオーバーが実行されそしてチャンネルコードが設定さ
れる。ここに例示するケースでは、公知のハンドオーバーは、図に比較により指
示されたポイントx1で実行される。
図4bは、通常のチャンネルコード化で実行される無線接続のハンドオーバー
がBTS1からBTS2へ行なわれるときに、本発明によるハンドオーバーが実
行されて、通常のチャンネルコード化(セルの有効到達範囲C2)、弱いチャンネ
ルコード化(セルの有効到達範囲C2W)及び強力なチャンネルコード化(セル
の有効到達範囲C2E)を与えることができるポイントを示している。本発明の
第1の実施形態によれば、ターゲットセルのBTS2において強力なチャンネル
コード化へ無線接続を移行すべきときには、ハンドオーバー基準が減少される。
例えば、図4bに示すポイントx3においてハンドオーバーが実行されそしてチ
ャンネルコードが設定される。ターゲットセルのBTS2へ弱いチャンネルコー
ド化でハンドオーバーを実行すべき場合には、本発明によりハンドオーバー基準
が増加される。例えば、図4bに示されたポイントx2においてハンドオーバー
が実行されそしてチャンネルコードが設定される。ここに例示するケースでは、
公知のハンドオーバーは、この場合も、図に比較により示されたポイントx1に
おいて実行される。
本発明のハンドオーバーの第2の実施形態においては、本発明のハンドオーバ
ー基準でハンドオーバーの優先順位が決定され、そして例えば、ターゲットセル
のベースステーション信号レベルとソースセルのベースステーション信号レベル
との関係として、又は無線接続のソースセルで測定された質及びターゲットセル
の信号レベルに基づいて、無線信号に対して設定されるべき基準値と共に公知の
方法を用いてターゲットセルが決定される。優先順位値は、本発明により無線接
続に対して設定され、この優先順位値に基づいて、異なる移動ステーションのハ
ンドオーバーを行う順序が決定される。設定されるべき優先順位値は、ソースセ
ルに使用されるエラー修正方法、好ましくはチャンネルコード化に基づき、無線
接続で決定される。
以下、図5に示すフローチャートを用いて、本発明のハンドオーバーの第2の
実施形態を説明する。図5のステップ50において、移動ステーションMSと、
それにサービスするベースステーション、図2のケースではBTS1とにおいて
、公知技術に基づき無線接続の信号レベル及び/又は質が測定される。更に、移
動ステーションMSは、隣接ベースステーションの信号も測定する。ステップ5
1において、ソースセルのエラー修正の保護レベルが無線接続に対して決定され
る。エラー修正は、例えば、ハンドオーバー判断を行うユニット、好ましくはベ
ースステーションコントローラBSC又は移動サービス交換センターMSCにお
いて通常のエラー修正と比較される(ステップ52及び54)。無線接続に使用さ
れるエラー修正の保護レベルが通常のエラー修正より弱いときには、通常より高
い優先順位が無線接続のハンドオーバーに対して設定される(ステップ53)。無
線接続のエラー修正が通常より強力なときには、通常より低い優先順位が無線接
続のハンドオーバーに対して設定される(ステップ55)。ソースセルからターゲ
ットセルへのハンドオーバーは、オペレータにより設定された他のハンドオーバ
ー基準がハンドオーバーをトリガーしたときに、ハンドオーバー基準により決定
される優先順位で実行される。
本発明の第3の実施形態によれば、ハンドオーバーは、第1の実施形態を参照
して述べたように実行されるが、ターゲットセルのベースステーションにより無
線接続に与えられるチャンネルコードに加えて、MS接続に所望されるチャンネ
ルコードが図3のステップ31において決定される。例えば、コール設定につい
ては、MS又は他のネットワーク要素は、エラー修正又は接続の送信レートに関
連した希望を指示することができる。ターゲットセルのベースステーションが、
接続に対し希望の/許されたチャンネルコード及び他のチャンネルコードを与え
ることができる場合には、その希望の/許されたチャンネルコードが接続に対す
るターゲットセルのチャンネルコードとして選択される。このチャンネルコード
は、本発明の方法のハンドオーバー基準を決定するチャンネルコードとして及び
ステップ37において接続に対して設定されるべきチャンネルコードとして、図
3のステップ32以降に使用される。
本発明のハンドオーバー方法は、ハンドオーバー中にエラー修正を変更するの
にも適用できる。本発明は、その第1の実施形態を参照して特に説明し、そして
主として簡単化のために、ターゲットセルの1つの考えられるチャンネルコード
形態のケースを説明したが、本発明のハンドオーバー方法は、多数のチャンネル
コード形態のケースにも適用することができる。このとき、本発明のハンドオー
バー基準は、各チャンネルコードごとに別々に決定され、そしてハンドオーバー
基準が満足されるときに、その決定された当該基準のチャンネルコードに対して
ハンドオーバーが実行される。
添付図面及びそれを参照した上記の説明は、本発明の概念を単に例示するもの
に過ぎない。本発明のハンドオーバーは、請求の範囲内でその細部を種々変更す
ることができる。本発明は、主としてチャンネルコード化を参照して上述したが
、本発明は、他の種類のエラー修正にも使用することができる。又、エラー修正
のやり方を変更することにより、エラー修正に対する異なる保護レベルを構成す
る
こともできる。又、本発明の機能は、本発明のハンドオーバー方法において異な
る保護形態で形成される保護レベルの使用にも適用できる。本発明によれば、タ
ーゲットセルの要求及び選択を決定するときのエラー修正の使用を公知のハンド
オーバー基準と組み合わせることもできる。又、TDMA型の移動通信システム
に加えて、本発明は、特にハードハンドオーバーの場合には、他のセルラー移動
通信システム、例えば、CDMA技術で実施されるシステムにも適用できる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M
W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY
,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM
,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,
CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E
S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID
,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,
LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M
G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT
,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,
TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V
N,YU,ZW
(72)発明者 レセネン ユーハ
フィンランド エフイーエン―02660 エ
スプー ペンサスケルテュンティエ 3ア
ー
(72)発明者 アールト リスト
フィンランド エフイーエン―11100 リ
ーヒメーキ ヘメーンカテュ 58アー6
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.無線信号のエラー修正を異なる保護レベルで構成することのできる移動通信 システムにおけるハンドオーバー方法であって、ベースステーション(BTS)の 信号レベル及び/又は質を移動ステーション(MS)において測定し、移動ステー ション(MS)の信号の質及びレベルをベースステーション(BTS)において測定し 、このようにして得た測定結果及び他の接続変数をハンドオーバー基準と比較 し、そしてハンドオーバー基準が満足されたときにソースセルからターゲット セルへのハンドオーバーを実行する段階を含む方法において、接続に対し無線 接続のエラー修正に基づいて少なくとも1つのハンドオーバー基準を決定する ことを特徴とする方法。 2.ハンドオーバーの潜在的なターゲットセルにおいて接続に対して考えられる 少なくとも1つのエラー修正を決定し、 ソースセルのベースステーション(BTS1)のエラー修正と、決定された潜在的 なターゲットセルのベースステーション(BTS2)のエラー修正とに基づいて上記 ハンドオーバー基準を設定し、そして ターゲットセル(BTS2)においてターゲットセルのベースステーションの上記 エラー修正として転送接続のエラー修正を設定する請求項1に記載の方法。 3.ハンドオーバー基準を設定するために、 ソースセルのベースステーション(BTS1)及びターゲットセルのベースステー ション(BTS2)のエラー修正を互いに比較し、 ターゲットセルにおいて接続に対して考えられるエラー修正が、ソースセル における接続のエラー修正より弱いときには、上記ハンドオーバー基準を満足 するために、ターゲットセルのベースステーション(BTS2)から通常より良好な 信号を必要とするように上記ハンドオーバー基準を設定し、そして ターゲットセルにおいて接続に対して考えられるエラー修正が、ソースセル における接続のエラー修正より効率的であるときには、上記ハンドオーバー基 準を満足するために、ターゲットセルのベースステーション(BTS2)から通常よ り弱い信号を必要とするように上記ハンドオーバー基準を設定する請求項2に 記載の方法。 4.ターゲットセルにおいて接続に対して考えられるエラー修正が、ソースセル における接続のエラー修正と同じであるときには、 上記共通のエラー修正が通常より弱いときに、上記ハンドオーバー基準を満 足するために、ターゲットセルのベースステーション(BTS2)から通常より弱い 信号を必要とするように上記ハンドオーバー基準を設定し、そして 上記共通のエラー修正が通常より効率的であるときに、上記ハンドオーバー 基準を満足するために、ターゲットセルのベースステーション(BTS2)から通常 より良好な信号を必要とするように上記ハンドオーバー基準を設定する請求項 2又は3に記載の方法。 5.ターゲットセルのベースステーション信号及びソースセルのベースステーシ ョン信号のレベル又は質の差として通常のハンドオーバー基準を決定し、 ハンドオーバー基準を満足するために、ターゲットセルのベースステーショ ン(BTS2)から通常より良好な信号を必要とするように上記ハンドオーバー基準 を設定するために、ハンドオーバー基準を通常から増加し、そして ハンドオーバー基準を満足するために、ターゲットセルのベースステーショ ン(BTS2)から通常より弱い信号を必要とするように上記ハンドオーバー基準を 設定するために、ハンドオーバー基準を通常から減少する請求項3又は4に記 載の方法。 6.接続のエラー修正に基づいてハンドオーバー優先順位を与えるように上記ハ ンドオーバー基準を決定する請求項1に記載の方法。 7.ソースセルにおける無線接続のエラー修正をエラー修正を、通常のエラー修 正と比較し、 無線接続がソースセルにおいて通常より弱いエラー修正を使用するときには 、接続のハンドオーバー優先順位を、それが通常より高くなるように決定し、 無線接続がソースセルにおいて通常より効率的なエラー修正を使用するとき には、接続のハンドオーバー優先順位を、それが通常より低くなるように決定 し、そして 接続の他のハンドオーバー基準が満足されるときに、上記ハンドオーバー基 準によりトリガーされる優先順位でソースセルからターゲットセルへの接続の ハンドオーバーを実行する請求項6に記載の方法。 8.無線信号のエラー修正を異なる保護レベルで構成することのできる移動通信 システムであって、移動ステーション(MS)に受け取られたベースステーション (BTS)の信号レベル及び/又は質を測定し、ベースステーション(BTS)に受け取 られた移動ステーション(MS)の信号レベル及び質を測定し、このようにして得 た測定結果及び他の接続変数をハンドオーバー基準と比較し、そしてハンドオ ーバー基準が満足されたときにソースセルからターゲットセルへのハンドオー バーを実行するように構成された移動通信システムにおいて、無線接続のエラ ー修正に基づいて少なくとも1つのハンドオーバー基準を決定するように構成 されたことを特徴とする移動通信システム。 9.上記ハンドオーバー基準を決定するために、 ハンドオーバーの潜在的なターゲットセルにおいて接続に対して考えられる 少なくとも1つのエラー修正を決定し、 ソースセルのベースステーション(BTS1)及び決定された潜在的なターゲット セルのベースステーション(BTS2)のエラー修正とに基づいて上記ハンドオーバ ー基準を設定し、そして ターゲットセル(BTS2)における接続のエラー修正をターゲットセルのベース ステーションの上記エラー修正として設定する、 ように構成された請求項8に記載の移動通信システム。 10.接続のエラー修正に基づいてハンドオーバー優先順位を与えるように上記ハ ンドオーバー基準を決定する請求項8に記載の移動通信システム。 11.使用されるエラー修正は、チャンネルコード化である請求項8、9又は10 に記載の移動通信システム。
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