JP2001511703A - 遠心分離器 - Google Patents

遠心分離器

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Abstract

(57)【要約】 内燃機関用の潤滑剤内で見られる凝集性の燃焼生成物でなくて、例えば伝動油とか油圧流体において見られるような非凝集性の粒子用の遠心分離器100は液体の反動で駆動されるロータ容器20が回転する垂直スピンドル16を密閉しているハウジング11から構成される。前記容器は内方に延びている仕切り壁(35)によって内部で分離室と流出室36と37とに分割される。液体から分離され、回転の間遠心力によって周側壁241に対して保持されている非凝集性の粒子は回転が行われなく、流出室まで運ばれるスラリを形成する危険性がない場合遠心力によって側壁からどっさりと落下する。障壁手段140は上方に延び、外方に傾斜した障壁141から構成され、該障壁は障壁縁部142が側壁から離れることによって画成された抑制された首部143と共に汚染物質保持領域144を形成し、該汚染物質保持領域は障壁に堆積した汚染物質が周側壁まで運ばれ回転の間それに亘って広げられ回転が無くなると汚染物質がどっさり落下するのを阻害せず、落下した材料が回転が再開する前に流出室内へ洗い流されないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】 遠心分離器 本発明は例えば油圧油すなわち伝動油のような閉鎖回路の周りで繰返しくみ出 される液体から微粒の汚染物質を分離する種類の液体駆動の遠心分離器に関する 。 液体動力遠心分離器は種々の濃度の流体を分離したり、あるいは液体から微粒 物質を分離するためのものとして周知であり、エンジンや車両の同様の部分に対 する潤滑系統において長く使用されてきた。作動の共通原理はハウジングが概ね 垂直の軸線の周りで高速で回転するように支持されているロータを収容している ことである。ロータは回転軸線に亘って高圧で液体が供給され、接線方向に向い た反動噴射ノズルからハウジング内へ液体が排出される容器を含み、前記液体は ハウジングからエンジンの液体溜めに排出される。汚染した液状潤滑剤もまたロ ータまで供給されそこを通過し、そうすることにおいて、より濃縮された汚染物 質が遠心力によりロータから分離され、ロータ内に保持される。駆動流体は、例 えば英国特許第A−735658号、同第A−757538号、同第A−216 0796号あるいは同第A−2383194号に記載の型式の所謂自動動力遠心 分離器内での汚染した液体からなり、あるいは英国特許第A−22297499 号に記載のように個別の液体としてもよい。 ロータの駆動液体源とは無関係に、排出された液体によって喪失されたエネル ギはロータ内で循環し、かつ通過している汚染した液体が軸線の半径方向外方に 離隔され、軸線に向って半径方向内方に面する面上で固形の汚染物質を堆積する のに十分速い速度での軸線の周りでのロータの回転に影響を及ぼす。効率的な分 離のために、並びに分離された汚染物質が反動噴射ノズルと干渉しないように保 証するために、ロータ容器には、固体が集められる分離室と、回転軸線の近傍で 移送開口を介して清浄にされた液体が通過する流出室とに効果的に分割する半径 方向内方に延びる仕切り壁を設けることが出来る。仕切り壁が、回転軸線が垂直 方向から傾斜している場合分離室内で固体および液体含有スラッジをより良好に 保持する分離円錐体と称されることがあるものとして半径方向および軸線方向の 双方に延びることが、例えば欧州特許第0193000号および英国特許第22 83694号のように、近代的な設計において一般的である。 前述の遠心分離器は、汚染物質が特に、ロータに保持された液体およびその他 の固形材料と結合し、回転が停止した後でさえもロータの直立壁に粘着する濃密 で凝集性の物質を作る傾向のある煤煙流体等のような燃焼の炭質生成物からなる ような内燃機関のくみ出される液体系統内で基本的に採用され、ロータの簡単な 内部構造を可能にする。たとえそのような材料がロータの壁から仕切り壁上へ落 下するとしても、分離円錐体として仕切り壁に僅かな傾斜を形成することによっ て、その後の回転によって前記材料を周壁まで戻すに十分な遠心力を加える前に 環状の移送開口を通して反動噴射ノズルまで新しく導入された液体に該材料が捕 捉されないようにするのに十分である。しかしながら、燃焼生成物によって汚染 されない液体の場合には、遠心分離は非凝集性の流体を生じる傾向があり、該非 凝集性の汚染流体は相対的に流動性で簡単に洗い流されたり、あるいはスラリと して液体の流れに捕捉される湿った沈泥として液体から沈降する。そのような非 凝集性の汚染物質が遠心分離の結果として急速に回転しているロータの周側壁上 に沈降すると、該材料の非凝集性により該材料を概ね均一な厚さの沈泥として垂 直の壁に亘って広げ、かつ回転速度が低下するか、ロータへの液体の供給を停止 する結果全く回転が停止すると、非凝集性の沈泥は下方へどさっと落下し、仕切 り壁に集まる。そのような状況において、かつ分離円錐体として仕切り壁が傾斜 しているにも拘わらず、非凝集性の沈泥は、ロータが液体から汚染物質を分離し 、それらをロータの容器内で周側壁に対して保持するような速度で回転するよう にされる前に移送開口内へその後供給された液体によって簡単に捕捉されてしま う。 本発明の目的は非凝集性の微粒汚染物質をそこを通過する液体から分離し、汚 染物質が液体に捕捉され直すことに関する問題を緩和するような遠心分離器を提 供することである。 本発明によると、そこへ供給されてきた液体から非凝集性の微粒汚染物質を分 離する遠心分離器は、ハウジング密閉体と、作動的に概ね垂直方向にハウジング 密閉体を通って延びている軸線と、高圧で液体を受け取るように配置され、概ね 接線方向にそこから液体の排出に反応して、少なくとも所定の最小速度で軸線の 周りで回転し汚染された液体から前記非凝集性の汚染物質を分離するように配置 されたロータとを含み、前記ロータは(i)軸線からずれた周側壁を含む外側の 周壁と、(ii)前記周壁から半径方向内方に延び、容器を分離室と流出室とに 分離し、その半径方向内周において分離室と流出室との間の移送開口を画成する 内側仕切り壁であって、前記分離室が回転軸線からそこに汚染された液体を導入 する入口開口を含み、前記流出室が液体を容器から排出するための少なくとも1 個のノズルを有する内側仕切り壁と、(iii)前記分離室内の障壁手段であっ て、仕切り壁から上方向に延び障壁の縁部に終わり、周側壁の半径方向内方に配 置された障壁を含み、前記周側壁と仕切り壁とで汚染物質保持領域を画成し、ロ ータが少なくとも前記所定の最小速度で軸線の周りを回転しているときに、障壁 に堆積した非凝集性の汚染物質が前記力によて障壁の縁部から周側壁まで流れる ようにされ、前記ロータが少なくとも前記所定速度において回転していないとき 周壁に堆積した分離された非凝集性の汚染物質が前記汚染物質保持領域内へどさ っと落下し、入口と移送開口との間で流れている液体中へ捕捉されないような傾 斜と間隔とで前記障壁が前記障壁の縁部に対する半径方向に抑制された首部を形 成するように前記障壁縁部が離隔するように前記障壁が周壁に向って傾斜してい る障壁手段とを有する容器を含む。 本発明の実施例を添付図面を参照して例示として以下説明する。 図1(a)は本発明による液体駆動の遠心分離器の第1の実施例の断面側面図 であって、半径方向内方に延びた仕切り壁によって分離された分離室および出口 室とを密閉する周壁と、前記分離室内の仕切り壁から上方に延び、狭い環状の首 によって周壁から分離された障壁縁部まで外方に広がった円錐形障壁の形態の障 壁とを有するロータが装着されている端から送り込まれ、固定されたスピンドル が貫通しているハウジングを示す図、 図1(b)は円形の障壁を示す図1(a)の線I−Iに沿って見た断面図、 図1(c)は代替的な多角形の障壁を示す図1(b)と類似の断面図、 図2は全体的に図1に示す実施例と類似であるが、分離室内にあって、上方に 延びている障壁と軸線方向に面し、ロータの周壁から半径方向に分離され、かつ 障壁縁部から軸線方向に分離されている対応する障壁縁部まで外方に広がってい る下方に延びる対応する障壁を含む補完の障壁手段を含む遠心分離器の第2の実 施例の断面側面図、 図3は補完の障壁がロータの周壁の円錐方向にテーパが付いている部分によっ て形成されている点が図2に示す実施例と相違する本発明による遠心分離器の第 3の実施例の断面側面図、 図4、図5および図6は遠心分離器の第4、第5および第6の実施例の断面側 面図であって、 図4は分離室が複数の軸線方向に離隔した内部仕切り壁を含み、障壁手段が内 部仕切り壁から延びている追加の障壁を含み、補完の障壁手段が該障壁手段に面 している対応する数の補完の障壁手段を含む第4の実施例を示し、 図5は最上方の補完の障壁がロータの周壁の円錐方向にテーパの付いている部 分によって形成されている点で図4に示す実施例と相違する第5の実施例を示し 、 図6は補完の障壁手段が何ら無く、仕切り壁が分離円錐体の仕方で密閉される のではなく水平方向に延びている点が図4に示す実施例と相違する第6の実施例 を示し、 図7は、全体的に図2と類似であるが、障壁と補完の障壁との障壁縁部の間の 空隙が半径方向外方に向いた力に応答して開放可能な弁手段によって閉鎖されて いる、本発明による遠心分離器の第7の実施例の断面側面図、 図8は図7に示す実施例と類似であるが、弁手段が伸張可能な補完の障壁によ って画成されている遠心分離器の第8の実施例の断面側面図、 図9はロータ容器が分解可能で、障壁手段がロータ容器内へ挿入し、かつそこ から取り外しするように一体ものとして形成されている遠心分離器の第9の実施 例の断面側面図である。 図1(a)と図1(b)を参照すると、液体から非凝集性の汚染物質を分離す る液体駆動の遠心分離器が全体的に100で指示され、それは汚染した液体自体 が汚染物質を遠心分離するための回転を与える動力源である自動動力型式のもの である。 遠心分離装置100はくみ出された液体を供給ダクト13を介して受け取り、 排出ダクト14を介して液体溜めまで戻すように結合されることにより、くみ出 された液体を使用する要素をバイパスしている支持構造体12の形態のハウジン グ11を含む。支持構造体12には、少なくとも部分的に延びる通路17を有し 、下端で供給ダクト13に結合されているスピンドルの形態の概ね垂直方向に延 びる軸手段16が固定されている。ハウジングは垂直方向に分離可能な部分181 と182からなり、スピンドル161が、ハウジング部分181に解放可能にシー ルされたハウジング部分182にナット19によって固定されている。 ロータ20がスピンドル16の周りで回転するようにハウジング内に装着され ている。ロータは折り曲げた継ぎ目23で接合されたプレス加工した鋼板の要素 21および22から形成されている容器からなる点で従来からのもである。要素 21は、軸線方向の側壁241並びに中央の開口25を備えた一体の半径方向内 方の端壁242として延びている周壁すなわち外壁24を画成している。要素2 2は一方のみを28で示している一対の接線方向に向いた反動噴射ノズルを有す るくぼみ26、27が形成されている周壁の概ね半径方向に延びるベースを形成 しており、該ベースはロータの長手方向軸線にある開口25と直線的に29にお いて開口を設けられている。 中空の部材30が軸線方向に離隔した開口25と29との間で、かつそれらを 貫通して延びており、容器の要素に対してすえ込みされ周壁の端部用のスペーサ として、かつスピンドル16の周りで回転するようにロータを支持する軸受ブッ シュ31および32の受入れ部として作用し、そのためロータの長手方向軸線は 34で指示するロータの回転軸線に対して同一である。 スピンドル内の通路17は、回転軸線から容器へ供給圧力で液体を導入するよ うに33において入口開口を形成している管状部材内へ開放している。このよう に、スペーサ部材30は容器用の半径方向内壁を形成している。 前記容器内で、内部仕切り壁35は継ぎ目23における周壁から半径方向内方 に延び、容器を(汚染物質が液体から分離される)分離室36と、反応ノズル2 8等と連通している流出室37とに分割する。仕切り壁の半径方向内周38は分 離室36と流出室37との間の移送開口39を画成する。 スピンドル16の上方部分161は下方部分162より小さい直径にされ、その ため管状部材30内の液圧に露出しているブッシュ31および32の端部はそ のような直径に関連した力の作用を受ける。このように、作動時、上側のブッシ ュ32に上方向により大きな力が作用し、ロータをその重量に抗して持ち上げよ うとし、その持ち上げる程度は瞬間的な供給圧力によって変わる。圧力が、その 圧力による持ち上げ力がロータの重量を上回るようなものである場合、ロータは 運動してハウジングの部分182と接触し、この運動を許容するために、圧力持 ち上げスラスト軸受がブッシュ32の概ね半径方向に延びたフランジ321とハ ウジング部分に固定された静的ブッシュ38とによって形成される。 ロータの重量は前記圧力によって生じる持ち上げ力が上回るときを除いて、重 量スラスト軸受手段によって支えられている。従来は、そのような重量スラスト 軸受手段は圧力持ち上げスラスト軸受をイメージしたもの、すなわちブッシュ3 1の下端と支持構造体12の上端121まで半径方向に延びているフランジ面3 11からなる。 これまで説明してきたロータは基本的に従来からのものであって、内燃機関の 潤滑系統において周知の型式であり、排出された液体がロータを特定レベルの遠 心力を発生させる少なくとも最小の速度で回転させると、微粒の汚染物質が液体 から分離されて内方に面した周側壁241に向って半径方向外方に投げ出される 。更に、前述のように、そのような周知の用途において分離された汚染物質は周 壁に対しておよび(または)相互に対して接触しようとする形態のものであり、 仕切り壁35は鋭角で回転軸線に対して傾斜し、それにより周壁の近傍で集積し ようとする傾向の固形の汚染物質が流出室内へ落下し、その結果反動噴射ノズル が閉塞したり潤滑剤の溜めに戻らないようにすることが出来る。 しかしながら、(液体の濃度に応じて)非凝集性のスラリあるいはスラッジとし て留まる汚染物質に対処するために、仕切り壁をそのように簡単に僅かに傾斜さ せるだけではそのような集積する汚染物質が液体によって、ロータがそのような 遠心力を発生させる所定の最小回転速度以下の速度で回転していて粒子を周側壁 に対して保持するような遠心力が介在しない場合移送開口内へ洗い流されないよ うにするのには不十分である。仕切り壁に堆積されたそのような粒子は直ちにス ラリーとされる、容器を貫流している液体中に捕捉されるのみならず、回転の間 垂直の側壁に形成された堆積物の非凝集性がそのような堆積物がそのような回転 の無い場合仕切り壁上に側壁からどさっと落下し、移送開口内への捕捉の可能性 を増加させる。 本発明によると、ロータ容器の分離室36内に全体的に140で指示し、周側 壁241の半径方向内方に配置した障壁手段が設けられている。 障壁手段は仕切り壁35から上方に延び、障壁の縁部142に終わっている障 壁141からなる。障壁は剛性であり、軸線34の周りで周方向に完全に延びて おり、図1(b)に示すように平面図では円形である、切頭円錐形にされている 。障壁と、周側壁と仕切り壁とはそれらの間で汚染物質保持領域144を画成し 、障壁は周側壁241に向って傾斜しており、障壁の縁部142は、汚染物質領 域と分離室の分離領域との間の唯一の連通通路である半径方向に抑制された首部 143によって周壁から分離されている。 垂直軸線に対する障壁の傾斜は、所定の最低回転速度において、障壁の傾斜が そこに堆積された非凝集性の汚染物質が入口および移送開口の間を通過している 液体による遠心分離力により分離され、壁に沿って作用している遠心力の成分に よって障壁縁部142に向って流れ、次にそこから周側壁143に戻るように供 給液体によって得られる回転速度と該液体が含有する非凝集性の汚染物質の性質 とに関連して選択される。汚染物質堆積物の非凝集性は遠心力/所定の回転速度 が留まっている間概ね均一な厚さの層になるように軸線方向に広がるようなもの である。 ロータが著しく低速となったり、あるいは静止した場合、そのような非凝集性 の堆積物はまとまって下方に落下し、汚染物質保持領域144に集められる。次 に、液体が加圧されてロータに供給され、移送開口39を通って流出室37まで 進み、必要に応じて、分離室を充満し始めると、著しい量の非凝集性の汚染物質 の沈泥が十分首部143を貫流し、移送開口まで進行している液体に捕捉される ように阻害することなく分離室に充満する。分離室が液体で充満するや否やロー タが回転を開始し、保持領域から洗い流された汚染物質の沈泥が遠心力により周 側壁に向って推進される速度まで迅速に加速し、そのとき周側壁の上に広がり、 保持領域から基本的によじ登るがロータの速度が次に低下すると再びまとまって 落下する層に変換されることが認められる。従って、遠心分離器の一連の作動サ イクルにおいて、非凝集性の汚染物質は徐々に沈泥を形成し、該沈泥はロータが 作動するとロータの周側壁に亘って均等に集積され、遠心力が無くなると保持領 域内へまとまって落下するが、双方の状態において、反応噴射ノズルへの液体の 流れに捕捉されないようにされる。 分離室における液体からの汚染物質粒子の分離効率はロータ容器自体の回転速 度ではなく、むしろ液体の回転速度の関数であって、すなわち液体はロータより もゆっくりと回転すべきでなく、この目的に対して、障壁が半径方向内方に面し た面に設けることが可能で、例えば障壁自体の1個以上の半径方向に細長い浮き 出し150によって、あるいは障壁の面に固定された個別に形成したフランジ( 図示せず)によって障壁と共に液体が回転し易くする半径方向に延びた障壁手段 が配置されている。そのような障壁と関連した障壁手段はロータ容器の周壁に画 成された同じ目的の類似の障壁手段に対して追加しうる。 図2を参照すると、これは全体的に240で指示されている障壁手段に関して 分離器100と相違する遠心分離器200の第2の実施例の断面側面図である。 同一の分離器における要素には同じ参照番号を付している。 障壁手段240は前述した円錐状の直立した障壁140からなり、該障壁は障 壁縁部142に終わり、周側壁241の近傍で抑制した首部143を介してアク セス可能な汚染物質保持領域144を画成している。それに加えて、障壁手段2 40は、前記障壁と関連して、ロータの周壁の上端部分242から延び、周側壁 241に向って同様に傾斜し、側壁から半径方向に離隔して抑制された首部24 7を画成し、障壁縁部142から軸線方向に離隔しその間で周方向半径方向に向 いた空隙248を画成している軸線方向に向き下方に延びている補完の障壁24 0を含む。前記補完の障壁に直立したそらせ手段を設けることが出来る。作動時 、ロータが少なくとも前記所定の最低速度で回転している場合、前記障壁と補完 の障壁とは、液体から分離された汚染物質が堆積する半径方向内方に面した面の 入口および移送開口を囲む分離領域を効果的に画成することが認められる。前述 のように、非凝集性の汚染物質は遠心力によって前記空隙248に向って移動し 、そこを通って周側壁241上に堆積する。また前述のように、堆積した汚染物 質の非凝集性によって汚染物質は周側壁に亘って広がり、空隙の近傍に堆積する の ではなくてむしろ概ね均一な厚さの層となる。 ロータが回転を停止すると、周側壁上に堆積した層は前述のように汚染物質保 持領域144にどさっと落下する。次に、液体が静止した、あるいはゆっくり回 転しているロータに供給されると、液体によってスラリ中へ洗い流された沈泥は 抑制された首部143を通るのみならず、移送開口39を貫流する流れに捕捉さ れうる前に空隙248も通過する。 図3を参照すると、この図は機能的には図2に示すものと類似である遠心分離 器300の第3の実施例を示す。遠心分離器300は全体的に340で指示する ように、障壁縁部142に終わり、首部143を介してアクセスする汚染物質保 持領域144を画成する前述の障壁141を含む障壁手段を有する。補完の障壁 手段は端壁242と側壁241との間の中間でロータの周壁の一部によって形成さ れている下方に延び、外方に傾斜した補完の障壁345によって提供されている 。補完の側壁は、作動時に少なくとも所定の最低ロータ速度において、直接堆積 したか、あるいは障壁の縁部142から周側壁部分345から堆積した非凝集性 の汚染物質が垂直方向に延びる側壁24まで下方に移動され、該側壁に亘って広 がり、かつ該側壁が十分な回転力が無い場合にどさっと落下するように首部14 3のレベルより僅かに下方で側壁部分と合流する。補完の障壁および(または) 周壁345の半径方向内方に面している面に、ロータと同じ速度で流体が回転し 易くするように1個以上のそらせ手段350を設けることが出来る。 図4、図5および図6は断面側面図で遠心分離器の第4と、第5と、第6の実 施例を複合して示している。図4を参照すると、遠心分離器400は全体的に4 40で指示する障壁の別の変形を有する。障壁手段は、以前のものと同様に、仕 切り壁35から上方に延び、周側壁24向って半径方向外方に傾斜し、障壁縁部 142に終わり、首部143と汚染物質保持領域144とを画成している。分離 室36内には、周側壁241から半径方向内方に延びている2個の追加の仕切り 壁461、462が設けられている。前記追加の仕切り壁のそれぞれから周側壁 241に向って傾斜し、追加の障壁の縁部465、466に終わっている追加の 障壁463、464が延びており、前記障壁の縁部465、466は周側壁と共 に首部467、468を画成しており、前記追加の障壁と追加の仕切り壁との間 で追加の汚染物質保持領域469、470を画成している。 各障壁141と追加の障壁463、464とにはそれぞれ、補完の障壁471 、472、および473が関連している。補完の各障壁は前述の補完の障壁24 5と概ね同じであって、下方に延び、周側壁に向って半径方向外方に傾斜し、補 完の障壁縁部474、475、476に終り、該障壁縁部は抑制された首部によ って周側壁241から離隔し、関連の障壁あるいは追加の障壁の縁部の上に位置 して周方向の空隙を画成している。最上側の補完の障壁473はロータの端壁2 42に固定され、一方補完の障壁472、471はそれぞれ追加の障壁464、 463と共に追加の仕切り壁462、461によって担持されている。各々の追 加の仕切り壁によって担持されている追加の補完の障壁は相互に一体形成しても よい。 機能は、軸線方向の異なる高さにおいて3個の汚染物質保持領域が提供され、 周側壁に堆積された汚染物質がどさっと落ちる距離が短くなっており、移動開口 39への液体の流れに沈泥を戻す危険性があること以外は遠心分離器200につ いて前述したものと概ね同じである。 2個の追加の仕切り壁および追加の障壁よりも多く、あるいは少なくしてもよ いことが認められる。 図5に戻ると、遠心分離器500は全体的に540で指示する障壁手段に関し て基本的に遠心分離器400と類似であって、分離室において最上方にある補完 の障壁573が側壁241と端壁242との間で傾斜した周壁によって画成される ことのみが相違するが、追加の障壁および対応する数の上に位置する補完の障壁 とを有する。 図6を参照すると、遠心分離器600は全体的に640で指示し、直立した障 壁141と、追加の直立した障壁663が担持されている少なくとも1個の追加 の仕切り壁661とを含む障壁手段を有する。しかしながら、下方に延びた補完 の障壁を有する補完の障壁手段は設けられていない。遠心分離器600は、また 分離室と流出室との間の仕切り壁35が種々の用途において凝集性の汚染物質に 対する保持領域を提供するのにそれ自体十分である円錐形分離手段の仕方で上方 に傾斜しているのではなく、追加の仕切り壁の仕方で概ね水平方向に延びている 点が前述した遠心分離器と相違する。仕切り壁をそのような姿勢とすることは直 立する障壁が堆積物を保持する能力を決める主要な手段であるので、本明細書で 説明した実施例のいずれに対しても採用可能である。 液体を回転させ易くするために障壁、追加の障壁および補完の障壁のいずれか 、あるいは全てに対して突出したそらせ手段を設けても良いことが認められる。 図7と図8を参照すると、遠心分離器の第7および第8の実施例700および 800がそれぞれ複合的に示されている。 図7においては、全体的に740で指示する障壁手段は、障壁の縁部142に 終わる上方向に延びた障壁141と補完の障壁の縁部246に終わっている下方 に延びている補完の障壁245とを有する点において図2を参照して前述した障 壁手段240と類似であり、前記縁部の双方はロータの周側壁24に近接してい るが、そこから分離されて配置されている。補完の壁の縁部246は、これらの 半径方向に偏位した縁部の間で画成される周方向の空隙748が上方に傾斜する ように障壁縁部142よりも周側壁241から更に離隔することが好ましい。 障壁手段740は、更に全体的に780で指示する弁手段を含む。弁手段は、 ロータが静止しているか、あるいは極くゆっくりと回転しているとき、障壁の縁 部142と当接するように重力により引き摺り下ろされるように補完の障壁の縁 部246によって担持された可撓性で非浸透性の材料で作られたフラップ781 からなる。所定の最低速度において、(汚染物質および液体の外方の力によって 助勢可能な)フラップに対する遠心力の作用によりフラップを障壁の縁部から持 ち上げ、非凝集性の汚染物質が、点線782で示すようにロータの周側壁241 まで非凝集性の汚染物質が進行できるようにする。 十分な回転速度が存在しないと汚染物質保持領域において液体によって洗い流 された非凝集性の汚染物質は分離室の主要部分まで戻り、移動開口39内へ捕捉 されるのが困難になる。 そのような簡単な形態の弁手段を図4に示す追加の障壁と補完の障壁との間に 採用可能であり、また弁手段が、所定の最低作動回転速度以上の遠心力が加えら れると、各保持領域への通路を開放させるその他のいずれかの形態を取って良い ことが認められる。 例えば、弁手段は可撓性材料の周方向に連続したフラップから構成する代わり に複数の断続した、可能なら剛性のあるフラップから構成してもよい。 また、障壁141およびいずれかの追加のあるいは補完の障壁は断面が円形で ある円錐体の一部分以外の形としてもよい。図1(c)を参照すると、障壁14 1’は、例えば外形が平坦あるいは湾曲してよい壁部材1411、1412、14 13、....を配列して当接させたものから形成された断面が六角形のものと してもよい。弁手段を使用しているにもかかわらず、部材間の接合部によって形 成されて角部1451、1452、1453....が壁と共に液体を回転させや すくする前述のそらせ手段として作用可能である。弁手段が採用された場合、そ のような壁部材は弁手段フラップ用の壁縁部1421、1422、1423... .を提供するように作用し、壁部材のあるもの、あるいは全てが前記最低の作動 回転速度において得られる遠心力に応答して半径方向に撓み可能であるため弁手 段として作用し、さもなければ撓むことなく協働する壁縁部に対して閉鎖される 。障壁141’が示されているが、前述のことは追加の障壁あるいは補完の障壁 に対して均等に適用される。 障壁、追加の障壁あるいは補完の障壁の材質が伸張可能で、たわみ可能である 場合、そのような材質からなる壁は一体の弁手段を構成可能である。図8を参照 すると、遠心分離器800は障壁縁部142に終わる障壁141であって、可撓 性のある材料で形成され縁部846が障壁縁部142の上に位置し、軸線の周り で周方向に該縁部と概ね当接している補完の障壁845とからなる障壁手段84 0を有する。前記壁845の材質は弾性変形可能であって、かつ伸張性があるた め、縁部846は半径方向外方の遠心力自体および(または)分離領域における 中味によって加えられる力とに応答して障壁の縁部142から離れる方向に動き 、分離された汚染物質を通すことが可能で、十分な遠心力が無い場合には当接位 置まで戻す。補完の障壁の縁部および可能ならば壁全体が弁手段880を構成す る。 希望に応じて、追加の障壁のいずれか、あるいは全ては可撓性で、可能なら弾 性的に伸張性のある材料から作ればよい。遠心力によって作動する弁手段はそれ 自体周知であって、そのような障壁、追加の障壁および補完の障壁に対していず れかの適当な弁手段を採用すればよい。 前述の実施例の全てにおいて、ロータ容器は所謂使い捨て型式であって、構成 要素は、例えば折り曲げた継ぎ目23やすえ込みした管状部材30のように相互 に対して永続的に固定されている。障壁手段の追加の構造体を掃除のために開放 可能であるロータ容器内で使用可能なことは勿論である。 ロータ容器構造にも拘わらず、障壁手段を構成する追加の要素が、適当に製造 の間にロータ容器内へ挿入可能で、かつ掃除の間に取り外し可能である小組み立 て体として装着可能である。そのような小組み立て体は、また現存のロータ容器 に障壁手段を容易に、かつ任意に組み込むことが可能である。 図9を参照すると、ロータ容器90が掃除のために分解可能で、管状部材30 がベース部材22と一体であり、上端301において、密閉体21の周端壁242 の開口25を通して延びており、前記上端301は、端壁によってロータの壁要 素21を保持し、分離可能継ぎ目23’に対してシール圧を加えるクランプナッ ト302を受け入れるように外ねじを切っている遠心分離器900を断面側面図 で示す。ロータ室90内で、仕切り壁35はそれを分離室36と流出室37とに 分割する。本発明による障壁手段940は障壁941、追加の障壁963および 補完の障壁971とを有する一体の小組み立て体として分離室内に配置されてい る。追加の障壁と補完の障壁とは追加の仕切り壁961によって担持され、障壁 941は真正の仕切り壁35に支持された副仕切り壁935によって担持され、 仕切り壁の第2の層からなる。同様に、ロータ容器の要素21の周壁は、機能的 に周側壁241を提供し、周端壁242、追加の仕切り壁961および副仕切り壁 は層921に接続されるか、あるいは一体に形成され、そのため、周側壁に位置 するか、あるいは保持領域944および969にあるか否かには関係なく非凝集 性の堆積物が収容されている一体の小組み立て構造体を形成する。そのような汚 染物質の堆積物を入れた一体の小組み立て体をロータの容器から取り外すことが 可能であり、堆積物の非凝集性に鑑みて掃除、および再使用が可能である。一体 の障壁手段の小組み立て体は、前述の弁手段を提供するように壁の縁部が十分な 可撓性を有しうるプラスチック材料を都合よく一品成形可能である。 前述の実施例の全てにおいて、障壁、追加の障壁および補完の障壁は一定の角 度で傾斜しており、単純な縁部に終わっているものとして説明し、かつ図示して きた。いずれのも壁も傾斜は変えてもよく、および(または)汚染物質が周側壁 まで通し易くし、および(または)そのような汚染物質が分離領域内へ戻るのを 阻止するようにしたリップ構造に終わるようにしてもよいことが認められる。 本発明を軸手段が静止したスピンドルの形態である実施例について説明してき たが、障壁手段は、シャフトに装着され、形状端がロータに対して固定されてお り、ハウジングに対して回転可能なロータ容器内に設けることが可能であること が認められる。 また、前述した実施例の全てにおいて、ロータ容器は汚染された液体がノズル 48から排出されることによりロータを回転させるような圧力で供給される自動 動力型式である。ロータ容器は前述の英国特許第A−2297499号に記載の 汚染した液体とは別にこの目的のために供給される液体によって駆動しうること を繰返して述べておく。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 供給されてくる液体から非凝集性の微粒汚染物質を分離するための遠心 分離器(100、200、300、400)であって、ハウジング密閉体(11 )と、作動的に概ね垂直の方向に前記ハウジング密閉体を貫通する軸線(34) と、高圧で液体を受け取るように配置され、そこからの液体の排出に応答して、 少なく前記非凝集性の汚染粒子をその中の汚染された液体から分離するように少 なくとも所定の最低速度で前記軸線の周りで概ね接線方向に回転するように配置 されたロータ(20)とを含む遠心分離器において、前記ロータが、 (i)前記軸線から周側壁(241)を含む外側の周壁(24)と、 (ii)周壁から半径方向内方に延び、容器を分離室(36)と流出室(37 )とに分割し、半径方向内周において分離室と流出室との間で移送開口(39) を画成する内側仕切り壁(35;391)であって、前記分離室が回転軸線から 汚染された液体を入れる入口開口(33)を含み、流出室が容器から液体を排出 するための少なくとも1個のノズル(28)を有する内側仕切り壁と、 (iii)前記分離室内の障壁手段(140;240;340;440;54 0;640;740;840;940)であって、前記仕切り壁から上方に延び て障壁縁部(142)に終わり、周側壁の半径方向内方に配置され前記周側壁と 仕切り壁と共に汚染物質保持領域(144:944)を画成し、前記仕切り壁は 周側壁(241)に向って傾斜し、前記障壁縁部がそこから離隔して、ロータが 少なくとも前記所定の最低速度で軸線の周りを回転しているとき、そのような傾 斜と離隔とにおいて汚染物質保持領域への半径方向に抑制された首部(143) を形成し、遠心力によって障壁(141;941)に堆積された非凝集性の汚染 物質は前記遠心力によって障壁縁部(142)から周側壁(241)まで流れる ようにされ、ロータが少なくとも前記所定の速度で回転していないときは、周側 壁(241)に堆積された、分離された非凝集性の汚染物質が前記汚染物質保持 領域(144;944)内へどさっと落下し、入口と移送開口との間で流れてい る液体中へ捕捉されないようにする障壁手段とを含むことを特徴とする遠心分離 器。 2. 障壁手段(440;540;640;940)が周側壁(241)から 半径方向内方に延び、追加の障壁縁部(465、466)に終わり、周側壁の半 径方向内方に配置された追加の障壁(463;464;663;963)の各々 から上方に延び、前記周側壁と仕切り壁と共に追加の汚染物質保持領域(469 ;470;969)を画成する少なくとも1個の追加の仕切り壁(461;46 2;661;961)を含み、前記追加の障壁が周側壁に向って傾斜し、前記追 加の障壁の縁部がそこから離隔し、ロータが少なくとも前記所定の最低速度で回 転していると、そのような傾斜と離隔とにおいて追加の汚染物質保持領域への半 径方向に抑制された首部(467;468)を形成し、遠心力によって前記追加 の障壁に堆積した非凝集性の汚染物質が前記遠心力によって前記追加の障壁の縁 部から周側壁まで流れるようにされ、前記ロータが少なくとも前記所定速度で回 転していないときは、周側壁に堆積されいて分離された非凝集性の汚染物質が前 記追加の汚染物質保持領域(469;470)内へどさっと落下出来るようにし 、入口と移送開口との間で流れている液体中へ捕捉されないようにすることを特 徴とする請求の範囲第1項に記載の遠心分離器。 3. 障壁手段(240;340;440;540;740;840;940 )が少なくとも1個の障壁あるいは追加の障壁(141;463;464;96 3)と関連して補完の障壁(245;345;471;472;473;845 ;742)を構成し、前記補完の障壁は、ロータが軸線の周りで少なくとも前記 所定の最低速度で回転しているとき周側壁(241)に向って傾斜し、関連の障 壁あるいは追加の障壁と軸線方向に対面し、それによって遠心力によって補完の 障壁に堆積している非凝集性の汚染物質が前記遠心力によって汚染物質の保持領 域あるいは追加の汚染物質保持領域の首部の近傍の周側壁まで流れるようにされ 、ロータが少なくとも前記所定の速度で回転していないときは非凝集性の汚染物 質が前記保持領域内へどさっと落下出来るようにし、かつ前記首部によって入口 と移送開口との間を流れている液体中へ捕捉されないようにする下方に延びてい る壁からなることを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の遠心分離 器。 4. 少なくとも1個の補完の障壁(471、472)が追加の仕切り壁(4 61;462)から延びていることを特徴とする請求の範囲第2項に従属した請 求の範囲第3項に記載の遠心分離器(400;500;900)。 5. 分離室(345;573)で最上方にある前記補完の障壁がロータ容器 の周壁(242)によって画成されることを特徴とする請求の範囲第3項に記載 の遠心分離器(300;500;600)。 6. 各々の補完の障壁(471;472;473;242)が、ロータが少 なくとも前記所定の最低速度で回転していないとき、補完の障壁の縁部が関連の 障壁あるいは追加の障壁縁部から空隙(248;748)によって軸線方向に離 隔していることを特徴とする請求の範囲第3項または第4項に記載の遠心分離器 (400;500;700;900)。 7. 障壁手段(740)が前記空隙(748)を概ね閉鎖するように弾圧さ れ、半径方向外方に向けられた遠心分離力に応答して前記弾圧力を上回り前記空 隙を開放するように配置されている弁手段(780)を含むことを特徴とする請 求の範囲第6項に記載の遠心分離器(700)。 8. 少なくとも1個の補完の障壁と、それに対面する障壁あるいは追加の障 壁(141)が軸線の周りに完全に延びており、弁手段(780)が補完の障壁 の縁部によって担持され、前記外方に向いた遠心分離力が存在しない場合障壁の 縁部あるいは追加の障壁縁部と当接するように配置されており、可撓性で非浸透 性の材料から作られたフラップ(781)からなることを特徴とする請求の範囲 第7項に記載の遠心分離器(700)。 9. 前記障壁、追加の障壁あるいは補完の障壁(141;245)の少なく とも1個が軸線の周りに周方向に複数の断続した壁部材からなり、前記壁部材の 少なくとも1個がその壁縁部が通常対面する壁と当接するように弾圧されており 、かつ前記ロータが概ね前記所定速度で回転することにより半径方向に撓み可能 であることを特徴とする請求の範囲第7項に記載の遠心分離器(700)。 10. 前記障壁手段の少なくとも1個の壁の半径方向内方に面する面が壁と 共に液体が回転し易くするように配置されたそらせ手段(150)を有すること を特徴とする請求の範囲第1項から第9項までのいずれか1項に記載の遠心分離 器。 11. 前記そらせ手段が壁の少なくとも1個の半径方向に延びる浮き出しか らなることを特徴とする請求の範囲第10項に記載の遠心分離器。 12. 前記そらせ手段が壁の面に固定されたフランジからなることを特徴と する請求の範囲第10項または第11項に記載の遠心分離器。 13. 前記障壁手段の少なくとも1個の壁(141)が軸線の周りに配置さ れた複数の断続した壁部材(1411、1412....)によって画成され、前 記壁が周方向に相互に対して傾斜され、それらの接合部(1451、1452、1 453、...)において半径方向に延びているそらせ手段を画成することを特 徴とする請求の範囲第10項に記載の遠心分離器。 14. 前記障壁手段(942)が、少なくとも1個の側壁(921)と、仕 切り壁(961)と、副仕切り壁(935)とそこから延び汚染物質保持領域を 一体的に画成する障壁(941)とを有する一体の小組み立て体として形成され ることを特徴とする請求の範囲第1項から第13項までのいずれか1項に記載の 遠心分離器(900)。
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