JP2001509269A - ミリメートル波撮像装置 - Google Patents

ミリメートル波撮像装置

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Abstract

(57)【要約】 撮像されるべき人(3)と、場面の環境とのミリメートル温度コントラストを作り出すための手段を含む、特に、背景となる場面中の人の衣類の下に隠されている物体を識別する屋内保安システムとして使われるミリメートル波撮像装置。これは、実質的に非干渉性のミリメートル波長放射の束(4)と、比較的に小さな束(4)とをそれぞれ作るための“熱い”又は“冷たい”放射源(1)である。この装置は、その人(3)を実質的に偏らないように均一に照射するために、その“熱い”又は“冷たい”放射源(1)から放射された(及び撮像されるべき人及びその身体上の物体から反射された)ミリメートル波長放射を反射する少なくとも1つの部分楕円体反射性囲い(2)をも含んでいてよい。その囲いは、小凹所パターンが浮き出している金属内面を持つことができ、それは該金属内面から反射されたミリメートル波長放射を拡散させる。該装置は、1つ以上のミリメートル波中心周波数のミリメートル波長放射を検出するために、1つ以上のミリメートル波長撮像カメラ(5)をも包含することができ、それは該反射囲い(2)の内側又は外側に据え付けられる。その検出された放射から、物体の像をテレビジョン・モニター上に作ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 ミリメートル波撮像装置 本発明は、衣類の下に隠されている物体を識別するために使うことのできる、 特に屋内環境で使うことのできる、ミリメートル波撮像装置に関する。このシス テムは、空港で使う保安システムとして特に有用である。 軟X線に基づく既存の技術は、良好な解決策を与えるけれども、スキャナーに 繰り返しさらされる人たち、特に空港の職員達に健康上の危険となりがちである 。受動システムは、有害な放射を避けるので、有利である。更に、空港で通常使 われている金属探知棒及びアーチ通路などの保安システムは、爆発物などの非金 属の物体を発見することはできない。 ミリメートル波は、衣類を通過する性質を持っており、従って人の身体の像を 造りだし、衣類の下に隠されているものの像を描くために使うことができる。受 動ミリメートル波撮像は、ミリメートル波長領域の電磁放射の、物体からの放射 及び反射、及び物体の通過を利用して場面或いは人の見かけ上の温度マップ或い は像を造る技術である。受動撮像という用語は、普通は、放射のレベルが自然な バックグラウンド放射と同等であるような撮像プロセスを記述するために使われ る。 ミリメートル波撮像カメラを用いれば、衣類の下に銃を隠している人の、屋外 で記録された像は、その銃をはっきりと見えるようにして表示するが、その理由 は、それが冷たい空の温度(the cold sky temperature)を反映するのに対して 、その人の見かけ上の温度は周囲のそれに遙かに近いからである。人の肌とは異 なる性質を有する他の物は、その人とは異なる温度を有するように見えるので、 ミリメートル波撮像で見ることができる。 像は、場面からの電磁放射の放射照度を記録するピクセルから成り、それは、 場面にわたって走査されることのできる1つ以上の放射計上に収束される。ミリ メートル波長で金属は高度に反射性であるのに対して他の材料は反射性が遙かに 低いので、この技術は金属製の物体を非金属製の物体から区別するのに特に良好 である。 良好なミリメートル波結像は、被写体が適宜照射されることを条件とする。こ のことは、屋外では空が適当な放射源となるので、容易に達成されるけれども、 空港などの屋内環境では、これは不可能である。 米国特許第5,227,800号は、それ自体としては干渉性の放射を各々発 するガンダイオードのアレイの形の、非干渉性ミリメートル放射源を含むミリメ ートル波撮像システムを開示している。該ダイオードのアレイの端から端までに わたって製造許容誤差に変動があるために、それは実質的に非干渉性の放射源と なる。該システムは、照射立体角を与える多数のガンダイオードから成る照射パ ネルに依拠している。しかし、被写体を前面の完全な半球から充分に照射するた めには、多数のダイオードが必要である。更に、各ダイオードは点放射源である ので、得られた像の中の、場面中の物に鏡のように反射された放射のグリントが 生じることになる。更に、各ダイオードは、それ自体としては干渉性であるので 、鏡面反射は干渉効果を生じさせ、従って、得られた像の中にスペックルを生じ させることがある。 本発明は、これらの問題を克服するミリメートル波撮像装置に関する。 本発明に従って、バックグラウンド・ミリメートル温度を有するバックグラウ ンド環境の中に位置する、ミリメートル温度を有する少なくとも1つの物体を発 見するための装置は: バックグラウンド・ミリメートル温度と少なくとも1つの物体のミリメートル 温度との間にコントラストを作るためにバックグラウンド・ミリメートル温度を 変化させるための手段と、 バックグラウンド・ミリメートル温度と少なくとも1つの物体のミリメートル 温度との間のコントラストを検出するための検出手段とを含んでいる。 本発明の1実施態様では、バックグラウンド・ミリメートル温度を変化させる ための手段は: 実質的に非干渉性のミリメートル波長放射を発するための、放射面を有する、 少なくとも1つの放射源と、 物体がミリメートル波長放射で実質的に均一に照射されることとなるように、 該放射源により放射されたミリメートル波長放射を反射するための反射手段とを 含むことができる。 このシステムは、空港や税関で使われるような、衣類の下に隠されている物を 識別する保安システムとして使われることができる。このシステムでは、放射源 を極めて小さくすることができ、得られる像の中に、放射が場面中の物から鏡面 反射された箇所にグリントが生じないので、このシステムは従来技術と比べて有 利である。更に、照射立体角の大半を安価な反射性材料で提供することができる 。 該反射手段は、反射性内面を有する囲いを含むことができる。好ましくは、そ の囲いは、部分楕円体であり、該反射性内面は、該反射性内面から反射されたミ リメートル波長放射が拡散されることとなるように、小凹所パターンが浮き出す ように加工されていてよい。 本発明の代替の実施態様では、バックグラウンド・ミリメートル温度を変化さ せるための手段は、実質的に非干渉性のミリメートル波長放射を発するための放 射面を有する少なくとも1つの放射源を含むことができ、その放射面は、物体が ミリメートル波長放射で実質的に均一に照射されることとなるように、該囲いの 一部分を形成する。例えば、この実施態様では、該囲いは、少なくとも1つの側 が該照射源の該放射面から形成されているキュービクルであってよい。 本発明のいずれの実施態様における検出手段も、少なくとも1つの物体から反 射され、また放射されたミリメートル波長放射を検出するための少なくとも1つ のミリメートル波撮像カメラを含むことができる。1つの構成では、該装置は、 少なくとも1つのミリメートル波動作中心周波数及び帯域幅を有する単一のミリ メートル波撮像カメラを含むことができる。代わりの構成では、該装置は2つ以 上のミリメートル波撮像カメラを含むことができて、それらの撮像カメラは実質 的に異なるミリメートル波動作中心周波数を有する。その1台又は数台のミリメ ートル波撮像カメラは、該囲いの中に据え付けられるのが好ましいけれども、該 囲いの中にも、また外にも据え付けられてよい。 その1台以上のミリメートル波撮像カメラは、少なくとも1つの物体のミリメ ートル波長像を作るために、付随するプロセッサ及びテレビジョンモニターを有 することができる。 本発明の1実施態様では、照射源は: ミリメートル波長放射を放射するための、光学的厚さtを有する放射性材料の 層と、 この放射性材料の層の温度を高めるための加熱手段とを含むことができ、 その放射性材料の層の温度を高めるとバックグラウンド・ミリメートル温度が 高まるようになっている。 前記加熱手段は、少なくとも1つの加熱エレメントを含むことができる。 前記照射源は金属層も含むことができ、 その金属層と放射性材料の層とは、ミリメートル波長領域である放射率εを有 する構造を形成し、 放射性材料の層の光学的厚さtは、前記構造からのミリメートル波長放射の発 生が実質的に最大となるような厚さである。 前記構造の放射率εは0.5と1との間にあり、好ましくは実質的に1に等し い。例えば、前記金属層はアルミニウムであり、放射性材料は、クレイ・タイル 、アスベスト耐火ブランケット(asbestos fire blanket)、又は耐火セメント (fire cement)のうちのいずれか1つであってよい。 放射源は、更に、放射源からの赤外線の放射を減少させるための断熱手段を包 含することができる。この断熱手段はガラスマットを包含することができる。光 源は、該光源の放射面からのミリメートル波長放射の放射が実質的に最大になる ように、該放射性材料から放射されるミリメートル波長放射を内部で反射するた めの少なくとも1つの付加的金属層を包含することができる。 代わりの実施態様では、照射源は: ミリメートル波長放射を放射するための材料の層と、 該放射性材料の温度を下げるための冷却手段とを包含することができ、 この材料の層の温度を下げるとバックグラウンド・ミリメートル温度が低下す るようになっている。 照射源は、放射性材料を取り囲む、ドアなどの、ミリメートル放射透明層を包 含することもできる。通常は、この材料の層はレーダー吸収材料(RAM)であ ってよい。 或いは、照射源は、1つ以上のガンダイオード、又ば、実質的に非干渉性のミ リメートル波長放射を発する複数のガス放電ノイズ源を包含することもできる。 更に、放射されたミリメートル波長放射を拡散させるために1つ以上の光学エレ メントを包含することができる。 本発明の別の面に従って、ミリメートル波撮像装置に用いられる照射源は: ミリメートル波長放射を放射するための、光学的厚さtを有する、放射性材料 の層と、 放射性材料の層の温度を高めるための加熱手段とを含んでおり、 放射性材料の層の温度を高めるとバックグラウンド・ミリメートル温度が高ま るようになっている。 次に、下記の図を参照して、本発明を例を挙げて説明する。 図1及び2は、ミリメートル波撮像装置の実現可能な形態を示す。 図3は、部屋の形の反射性囲いを示しており、これは本発明の一部分を形成し 得る。 図4は、本発明の一部分をなし得る反射性囲いの小凹所のある面の(a)平面 図及び(b)側面図を示す。 図5は、本発明のミリメートル波撮像装置に使うことのできる“熱い”光源を 示す図である。 図6及び7は、本発明のミリメートル波撮像装置に使うことのできる“冷たい ”光源の線図を示す。 図8は、本発明のミリメートル波撮像装置に使うことのできるミリメートル波 長撮像カメラの基本デザインを示す図である。 図1を参照すると、ミリメートル波撮像システムは、放射源1aと反射性囲い 2aとを含む。好ましくは放射源1aと同じデザインの第2放射源1bも含まれ ていて、第2の反射性ドーム2bの中に据え付けられている。該ドームは部分楕 円体であり、楕円体2a、2bの各々の焦点の1つに1つの放射源を置くことが できる。撮像されるべき被写体3は、ドーム形の囲い2a、2bの中心で部分楕 円体の他方の焦点の位置に立つ。 1つ以上の放射源1a、1bは、ミリメートル波長放射4を反射性囲い2a、 2bの方へ放射することができる。この放射は、囲い2a、2b及び被写体3の 間であちこちに跳ね返り、従って被写体3はミリメートル波長放射4で照射され る。被写体3から反射されたミリメートル波放射を検出する撮像カメラ(撮像器 )5もシステムに含まれている。 更に、被写体3自体も多少のミリメートル波長放射を発生し、それも撮像器5 で検出される。被写体3から反射され、また発生された放射は、囲いの窓6を通 過して撮像器5に到達することができる。この窓6は、照射の立体角の中のギッ プであるので、身体の像に多少の加工的影響を及ぼす。 撮像器5を反射性ドーム2a、2bの中に据え付け、従って窓6を設ける必要 を除去し、加工的影響を無くするのが好ましい。そのために、撮像器5の焦点距 離によっては、被写体3から反射されたミリメートル波長放射を撮像器5に集束 させるために、好ましくはドーム2a、2bの内側に据え付けられる多鏡システ ムが必要になることがある。 図1に示されている構成は、放射源1a、1bから放射されたミリメートル波 長放射4の可能な限りの多くが、ドーム2a、2bから被写体3へ反射されて、 放射源1a、1bの反射が満たすあらゆる角度から、被写体3が撮像されること を保証する。更に、この構成の形態は放射源1a、1bから発射された放射4が 、撮像されるべき被写体3上に実質的に均一に分散されるようになっている。照 射の中の何らかのギャップに対応する人工的影響を被写体3の像に生じさせるの を防止するために、被写体3をあらゆる方向から照射する必要がある。 被写体3の均一な照射を確保するためには、ドーム2a、2bの内側反射面の 形状が正確な楕円体であることが重要である。しかし、代わりの実施態様では、 反射性ドーム2a、2bの内面を小凹所のあるフォイルでコーティングしてもよ く、或いはその表面を直接整形してもよい。これは拡散効果を生じさせ、この場 合にはドーム2a、2bの形状は、システムの性能にとっては、さほど重要では なくなる。例えば、これは、後述するように、囲いの形状を、部屋のそれに緩め ることを可能にすることがある。小凹所のある表面の好ましい特徴について、後 でいっそう詳しく説明する。 拡散フォイルを使用すれば、あらゆる角度から被写体3に到達するエネルギー 束が減少する。従って、なるべく多くの放射をドーム形囲い2a、2bの中へ反 射させて戻すために、床(水平軸の位置にある)と後壁(図の平面内にある)と を金属で覆うのが好ましい。ドーム2a、2bの反射面に拡散フォイルを設けず に床覆いを用いてもよい。反射性ドーム2a、2bの使用は、被写体3の位置に 大きな照射立体角が存在することを、即ち、局在していない照射を、保証する。 図2は、このシステムの代わりの構成を示しており、この構成では、単一の部 分楕円体ドーム2aの一方の焦点に位置する唯一の放射源1aが使われる。前の 例の場合と同じく、ドーム2aから反射された放射は、楕円体の中心にいる被写 体3を照射する。なるべく多くの放射が囲いの中へ反射されて戻って、最終的に 被写体3に到達するように、側壁及び後壁(y−z平面及びx−z平面)及び床 (x−y平面)は、好ましくは金属で覆われる。 前述したように、撮像器が見通すために存在するギャップを通して不均一な温 度が囲いの中に入り込まないように、撮像器5を完全に囲い2aの中に据え付け るのが好ましいかも知れない。完全に閉じた囲いは、最高に均一な照射を得るこ とを可能にする。形態が入念に制御されることを条件として、例えば人が出入り できるように、囲いに開口部を設けることも可能である。 開口部を有する適当な囲い形態が図3に示されている。これは、2つの開口部 41、42をそれぞれ入り口領域43及び出口領域44に有する反射チャンバー 40(この場合には、部屋の3つの壁)を示しており、それらを通って人がチャ ンバー40に出入りできるようになっている。この様な開放囲いの本質的特徴は 、外側からの放射が内側に反射して入り込む道が無いように、入り口領域が照射 チャンバーとおなじ見かけ温度の放射性材料43(例えばレーダー吸収材料(Ra dar Absorbing Material(RAM))でコーティングされることである。 本発明の代わりの実施態様では、反射手段に依拠せずに被写体が非干渉性放射 で直接照射されるように、図1、2及び3を参照して前述したいずれの囲いの反 射面もミリメートル波放射性材料又は放射源と置換されてよい。その放射面は、 反射囲いと同じく、被写体を実質的に均一に照射しなければならない。放射面が 使われるのであれば、例えば3つの壁又は側だけを有する部分囲いを使うことが 可能となる。例えば、3つの側があり、その各面が放射性材料でコーティングさ れている囲いの中に立っている被写体にとっては、その被写体の後ろの第4の側 はあまり重要ではないであろう。放射性の壁又は側を有する部分囲い又は完全囲 いが実用的でありそうなのは、その囲いが例えばキュービクルの形を取るなど、 サイズが割合に小さい場合に限られる。この明細書の目的上、“囲い”という用 語は、完全に囲まれたスペースだけを意味するものではない。 本発明の好ましい実施態様では、小凹所のあるフォイルを反射囲いの表面に付 けることができ、或いは囲いの表面を、小凹所のパターンをなすように直接整形 することもできる。図4(a)及び4(b)は、それぞれ、囲い(例えば図1の 反射ドーム2a、2b)の整形された表面であるか、又は囲い表面に付けられた 別の外被により与えられる典型的な小凹所のある表面30を示す平面図及び側面 図である。通常、小凹所、本発明の好ましい実施態様では、小凹所のあるフォイ ルを反射囲いの表面に付けることができ、或いは囲いの表面を小凹所のあるパタ ーンをなすように直接整形することができる。図4(a)及び4(b)は、それ ぞれ、囲い(例えば図1の反射ドーム2a、2b)の整形された表面であるか、 又は囲い表面に付けられた別の外被により与えられる典型的な小凹所のある表面 30を示す平面図及び側面図である。通常、表面の小凹所31は1mmと40m mの間、好ましくは約10mm、の中心間距離(d)を有することができる。通 常、各小凹所は球形で、その曲率半径(c)は1mmと40mmの間であり、高 さ(h)は1mmと20mmの間、好ましくは2mmと3mmの間である。実験 的には、互いに10mmだけ離れていて、4mmの小凹所曲率半径及び2.7m mの高さ(h)を有する小凹所のあるフォイルを表面に付けた楕円体囲いで、良 好な像コントラストが達成された。 場面のミリメートル波像は、その場面からのミリメートル波長放射の放射及び 反射に起因して撮像カメラで受け止められる放射に依拠する。場面中の与えられ た物体については、ミリメートル波長放射の発生は一定であって、その物体の熱 的温度と、そのミリメートル放射率とに左右される。しかし、反射は、周囲の場 面と、撮像されるべき物体のミリメートル反射率(the millimetric reflectivi ty)とに左右されるので、変わる可能性がある。 ミリメートル波撮像システムは、特に、人の衣類の下に隠されている物体を識 別するための保安システムとして使用可能である。普通のミリメートル波撮像技 術を使う場合には、人が身に付けて隠している物体について、周囲の見かけ上の 温度が人及び物体のそれに近いようにシステムが構成されているときには、その 人及び物体について観測されるミリメートル温度には殆ど差がない。隠されてい る物体を容易に発見できるようにするために、反射された放射の差(これは、放 射の差に起因するものより遙かに大きい可能性がある)を通して物体を発見でき るように、環境のミリメートル温度コントラスト(即ちミリメートル波長領域に おけるエネルギーの変動)を増大させることができる。従って、隠されている物 体は人の身体の肌のそれと差のある見かけ温度を持つことになり、得られるミリ メートル波像における隠されている物体と人とのコントラストが増大することに なる。 例えば、人が身につけている物体の見かけ温度は: T=εTO+rTS+tTB 式1 で与えられ、ここでTOは物体の温度であり、TSはミリメートル照射温度(the mi llimetric illumination temperature)であり、TBは物体の後ろの身体の温度で あり、ε、r及びtは、それぞれ、物体の放射率、反射率及び透過率である。身体 に付けられている衣類の下に隠されている物体は、身体のそれに非常に近い温度 を有するので、TO=TBであり、またε+r+t=1であるので、式1は下記のような形 になる: T=TO-r(TO-TS) 例えば、反射率が0.176であり、156Kで空により照射されている263 Kの温度の物体については、この物体の見かけ温度は240Kである。 環境のミリメートル温度を変化させるために、実質的に非干渉性のミリメート ル波長放射の束を作るミリメートル波長放射の“熱い”放射源を使って環境のミ リメートル温度を高めることができる。その代わりに、非干渉性ミリメートル波 長放射の比較適に小さな、或いは実質的にゼロの、束を作る“冷たい”放射源を 使って、環境のミリメートル温度を下げることができる。“熱い”放射源及び“ 冷たい”放射源の双方が、撮像されるべき被写体3と環境とのミリメートル温度 コントラストを作り出す効果を持っている。 干渉性放射の検出は、像の質に影響を及ぼす干渉縞を生じさせる結果をもたら すので、放射源から発生される放射4がミリメートル波撮像カメラの動作帯域幅 内で実質的に非干渉性であることが放射源1a、1bの不可欠の性質である。こ の出願の目的上、“実質的に非干渉性”という用語は“1つ以上のミリメートル 波撮像カメラの動作帯域幅内で実質的に非干渉性”であることを意味すると解さ れなければならない。 図5を参照すると、“熱い”放射源7は、非干渉性のミリメートル波長放射を 放射する材料8の層を含んでいる。材料8は、2層のアルミニウム10、11に 挟まれた加熱エレメント9の系列により熱せられる。材料8の層の温度を変化さ せることにより材料8から放射されるミリメートル波長放射の束を変化させるこ とができる。 加熱エレメント9との良好な熱的接触を確保するために、該エレメントの形状 と整合するパターンをなす溝がアルミニウム板10に刻まれている。板9、10 は、アルミニウム又はその他の、熱伝導率の高い金属から作ることができる。通 常は、上側の板10の厚み(x)は10〜12mmであり、下側の板11の厚み (y)は3〜5mmである。 熱い放射源7は薄いガラスマット12も含んでいて、これは高度に断熱性の材 料から作られている2つのシート断熱層13、14により支持されている。この 層構造13、12、14は、放射及び伝導による放射源7からの熱のロスを減少 させるものであり、好ましくはミリメートル波長放射に対して透明である。断熱 層13、14に、ミリメートル波長放射4を通過させる穴15を開けることがで きる。 放射源7は、断熱層13、14と同じ材料又は同じ性質を有する材料から構成 することのできる通常は50mmの厚みの下側断熱層16と、通常は数mmの厚 みの底部アルミニウム板17とも含んでいる。材料8からアルミニウム板17の 方に放射されたミリメートル波長放射は全てアルミニウム板10によって反射さ れ、下側の層16、17には到達しないので、アルミニウム板17は、反射器と してではなくて、主として支持構造として作用する。 “熱い”放射源7は、材料8から放射されたミリメートル波放射が実質的に該 放射源を通って層13へ伝わるけれども赤外線は内部で反射されて、照射源7か らの熱のロスが最小限となるように設計されている。従って、2層スタック8、 10(放射性材料8の層とアルミニウム板10)の構造は、スタック8、10の 放射率を最大にするように設計されている。これは、層8からの反射が干渉効果 を通して最小限となるように層8の厚みを調整することによって達成され得る。 層8の厚さ(z)が、その光路長lが式l=σ1/2(nλ/4)を満たすように調整された とき、最小限の反射が生じる。ここでnは奇数であり、λは層8に入射する放射 の波長であり、σは材料8の誘電率である(これはμ0=1を仮定しており、このμ0 は自由空間の透磁率である)。 材料8の層は、好ましくは、ミリメートル波長で適切に高い(なるべく1に近 い、好ましくは1に等しい)バルク放射率(bulk emissivity)を有する材料で ある。例えば、粘度は、0.93という高いバルク放射率を有するので、適当な 材料である。同様に、耐火セメント及びアスベスト耐火ブランケットも、それそ れ0.7及び0.85のバルク放射率を持っていて、適当な材料である。 結局、“熱い”放射源7の構造、層に使われる材料及びその厚さは、具体的な 照射必要条件、即ち、“熱い”放射源は、得られたミリメートル波長像の中の興 味ある特定の物を識別するのに充分な、衣類の下の肌のそれとの温度差を作るの に充分なミリメートル波長放射を発生しなければならないという必要条件、に依 存する。更に、これは、撮像される場面により放射され及びその場面から反射さ れたミリメートル波長放射を検出するのに使われる撮像器の感度に依存する。 例えば、高感度の撮像器5が使われる場合には、被写体3と、隠されている物 体との対照をなす温度は小さくてもよいので、1より相当小さな放射率を有する 材料8を使うことができる。しかし、特に、肌のそれに近い放射率を有する衣類 の下の物を像の中で識別できる可能性を高めるために、粘度などの、放射率の高 い材料を使うのがいっそう有益である。“熱い”放射源7を確実に扱いやすいサ イズにするために、材料を慎重に選ぶことにより種々の層の厚さをなるべく小さ くするのも好ましい。 通常、“熱い”放射源7の合計の厚さは、持ち運びができるように10cm未 満であり、全ての層が通常は表面積が1平方メートルである。もう一つの必要条 件は、撮像されるべき物体3の位置で申し分のない温度コントラストを達成する ために必要な放射源7における熱さのレベルに材料8が耐えることができること である。通常は、これは300℃の領域にあり、具体的照射必要条件に左右され る。“熱い”放射源7は、大表面積から非干渉性のミリメートル波長放射4を放 射する拡散照射器であるという性質を持っている。 図6を参照すると、代わりの実施態様では、ミリメートル波撮像装置は環境の ミリメートル温度を下げることによって、環境と撮像されるべき被写体3との所 要の温度コントラストを作り出すための“冷たい”放射源18を含むことができ る。通常、冷たい放射源18は、冷却されるとミリメートル波長放射4をごく僅 かしか放射しなくなり、従って高い吸収率(absorbtivity)を有するレーダー吸 収材料(RAM)19(通常は黒鉛が混入されている泡沫)のシートを含むこと ができる。黒鉛が混入されている泡沫シートは市販されていて、(図4に示され ているように)穴のある表面21を有することができる。 冷たい放射源18はRAM19の温度を制御するための冷凍ユニット20も含 んでいる。理想的には、RAMは、人である被写体3と、衣類の下に隠されてい る何らかの物体との間の最大の温度コントラストを達成する温度まで冷却される 。図7を参照すると、材料19は、熱伝導率の低いマイクロ波透過ドア50の背 後に囲い込まれている。例えば、ドア50は発泡ポリスチレンで構成される。 本発明の他の実施態様では、放射を大きな放射源領域に拡散させる追加の光学 エレメントを伴う点放射源照射器が、所要のミリメートル波長放射束を作るのに 必要な特性を持っているので、一種の“熱い”放射源として使われる。通常、点 放射源は、普通のガンダイオードなどの、半導体装置の形をとる。標準モードで 動作するとき、ガンダイオードは干渉性の放射を生じさせる。しかし、或るバイ アス条件が採用されるならば、非干渉性ミリメートル波長放射の適当な放射源と なる非干渉性“ノイズ”モードで該ダイオードを動作させることが可能である。 通常、非干渉性モードで動作するガンダイオード・ノイズ放射源の出力は2− 3mWであり、これは、衣類を通して測定したときに衣類の下の爆発物などの興 味ある物を識別するのに充分な、肌の温度との差を作り出すために必要なパワー を被写体3の位置に生じさせるのに充分である。図1及び2の場合と同じく、点 放射源照射器を、複数の放射源については1a、1bの位置に(図1)、単一の 放射源については1aの位置に(図2)置くことができる。 前述した要素により、通常は2nWの出力(これは、所要の総出力の約千分の 一である)を各々有するガス放電ノイズ放射源のアレイを点放射源照射器として 使ってもよい。 或いは、狭帯域幅放射源を使い、それを周波数に関して撮像カメラの積分時間 と比べて速い速度で掃引することによって適当な“放射源”を作ることができる 。適当な熱い放射源の設計特徴を適当な冷たい放射源の設計特徴にも当てはめる ことができ、またその逆も可能である。 普通の屋外でのミリメートル波撮像では、空が非干渉性ミリメートル波長放射 の放射源となる。しかし、撮像されるべき物体によっては、空は必ずしも常に充 分な照射を与えるとは限らない。更に、屋内でのミリメートル波撮像では、放射 源が少なくとも相当の利益となり、また不可欠であることもある。本発明のミリ メートル波撮像システムには放射源が組み込まれており、該システムは、もちろ ん屋外でも使用され得るけれども、特に屋内での使用を意図している。しかし、 適当な放射源は建物の中に容易に収まらなければならず、また携帯可能であるの が好ましい。特にこのことの故に、意図する目的のためのミリメートル波長放射 放射源としては空は不適切である。 該撮像システムに用いるミリメートル波撮像カメラ5の動作は、当業者にとっ ては普通のものである。ミリメートル波撮像器5の基本デザインが図8に示され ている。撮像カメラ5は、主反射器22と、副反射器23と、受信器24とを含 んでいる。被写体3から反射され(及び、それから放射され)て入ってきた放射 4’は、主反射器22により副反射器23へ反射され、受信器24に集束される 。これは、位置決め及びデータ収集制御ユニット26によりフィードバック・ル ープを介して制御されるパン及びチルト・システム25に取り付けられている。 ミリメートル波長像は、適当なプログラミングされているプロセッサ27により 処 理され、テレビジョンモニター28で表示され或いはパターン認識システムに送 られる。 テレビジョンモニター28上の像は、撮像器5が場面(即ち被写体3)上を走 査されてゆくときに順に記録されてゆくピクセルから構成されている。例えば、 撮像カメラ5は、物体空間走査を用いて、一連の隣接し合う複数チャネル垂直走 査により画像を作ることができる。 撮像カメラ5はコンピュータ・キーボード(図示されていない)から制御され ることができ、或る範囲の温度感度及び視野を用いることができる。例えば、典 型的な撮像カメラについては、温度感度の選択範囲は2段階の平方根で0.8K から0.1Kまでであり、その結果として、各ステップ間で積分時間は2倍とな り、従ってフレーム時間も2倍となる。温度感度が0.8Kから0.1Kに変化 すると、フレーム時間は64倍に増大する。撮像器5におけるチャネルの個数を 増やすことにより、フレーム時間を増大させることなく感度を高めることもでき る。通常、0.2Kと0.3Kとの間の温度感度が適切である。 好ましくは、走査時間は実時間テレビジョン・レートに実質的に等しいけれど も、空港で人々を撮像する目的のためには0.5−1秒間にわたる走査が適切で あり、それは、その人達がこの短時間の間だけ動かずにいるだけでよいからであ る。 通常、ミリメートル波長領域は10GHzと400GHzとの間の領域である と定義されており、撮像カメラはこの範囲内の1つ以上のミリメートル波中心周 波数で場面を撮像する能力を持つことができ、指定された中心周波数は通常は数 GHzの帯域幅を有する。例えば、94GHzの動作中心周波数と数GHzの帯 域幅とでは、撮像カメラは92GHzと96GHzとの間のミリメートル波長放 射に対して感度がよい。 例えば、中心周波数94GHzでの撮像は、衣類を充分に透過させると共に充 分な空間解像度を得るための良好な折衷策である。或いは、撮像器は、単一の撮 像カメラを使って可変的中心周波数で撮像できるように中心周波数走査可能であ ってもよい。他の実施例では、システムに2つ以上の撮像カメラが含まれていて 、その各々が異なるミリメートル波中心周波数(例えば35GHz及び94GH z) を持っていて、いろいろな解像度及びコントラスト(即ち、通常は数GHzの動 作帯域幅について33及び37GHzの間と92及び96GHzの間)の映像場 面を与える。 好ましくは、撮像カメラ5の空間分解能は、撮像されるべき人が通常所持して いるような小さな物体を分解できる程度のものである。従って、空間分解能は好 ましくは1−3cmの間にある。例えば、受信器24から1mの距離に焦点を合 わせることができて2cmの空間分解能を有する撮像カメラ5は、空港で用いる ミリメートル波長撮像システムに用いるのに適している。屋内で用いるためには 、受信器24の焦点距離は、システムが著しく大きなスペースをしめることのな いように、あまり長くない方が好都合である。 ミリメートル波撮像装置は、場面を受動撮像することを可能にする。特に、衣 類を通して測定されたときには、衣類の下に隠されている爆発物や銃などの金属 製物体は肌のそれとは違う温度を有するので、これは、その様な隠されている物 体を発見するのに役立つ。該装置は、得られるミリメートル波像における、隠さ れている物体と人とのコントラストを強め、通知を受けた操作員が隠されている 物体を見やすくする。 この特許出願の目的上、“放射源”という語は、場面中の環境のミリメートル 温度を高めることのできる、実質的に非干渉性のミリメートル波長放射の束を作 るための手段(“熱い”放射源)と、場面中の環境のミリメートル温度を下げる ことのできる、実質的に非干渉性のミリメートル波長放射の比較的に小さな束、 又は実質的にゼロの束、を作るための手段(“冷たい”放射源)とを指す。ミリ メートル波長放射の束は、1つ以上のミリメートル波撮像カメラの動作帯域幅内 で実質的に非干渉性でなければならない。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年3月4日(1999.3.4) 【補正内容】請求の範囲 1.バックグラウンド・ミリメートル温度を有するバックグラウンド環境の中に 位置する、ミリメートル温度を有する少なくとも1つの物体(3)を発見する ための装置であって: バックグラウンド・ミリメートル温度と前記物体(3)のミリメートル温度 との間にコントラストを作るためにバックグラウンド・ミリメートル温度を変 化させるための手段(1a,1b,2b;1a,2a;7;18)と、 バックグラウンド・ミリメートル温度と前記物(3)のミリメートル温度と の間のコントラストを検出するための検出手段とを含み、 前記バックグラウント・ミリメートル温度を変化させるための手段が、囲い (2a,2b;2a;40)と少なくとも一つの実質的に可干渉性のミリメー トル波放射源(4)とから成り、前記囲いと前記放射源(1a,1b;1a; 7;18)とが、前記物体(3)が実質的に均一に照射される様に構成されて いることを特徴とする装置。 2.前記放射源(2a,2b,2a)により放射されたミリメートル波長放射( 4)を反射するための反射手段とを含むことを特徴とする請求の範囲第1項に の装置。 3.前記反射手段は、反射性内面を有する反射囲い(2a,2b;2a)を含む ことを特徴とする請求の範囲第2項に記載の装置。 4.前記反射囲い(2a,2b;2a)は部分楕円体であることを特徴とする請 求の範囲第3項に記載の装置。 5.前記反射囲いは1つ以上の開口部(41,42)を有する部屋(40)であ り、その1つ以上の開口部の各々は入り口領域(43,44)を有し、ミリメ ートル波長放射が該囲い(40)の外側から該囲い(40)の中へ反射して入 り込むのを防止するために該入り口領域(43,44)はバックグラウンド・ ミリメートル温度のそれと実質的に同じ見かけミリメートル温度を有する放射 性材料でコーティングされていることを特徴とする請求の範囲第3項に記載の 装置。 6.前記反射性内面は、該反射性内面から反射されたミリメートル波長放射(4 ) が拡散されることとなるように、小凹所パターンが浮き出すように加工されて いることを特徴とする請求の範囲第3項に記載の装置。 7.前記反射性内面に、小凹所のある反射カバーが設けられていることを特徴と する請求の範囲第3項に記載の装置。 8.前記少なくとも1つの放射源が、実質的に非干渉性のミリメートル波長放射 を発生するための放射面を有し、該放射面は該囲いの一部分であって、物体が ミリメートル波長放射で実質的に均一に照射されるようになっていることを特 徴とする請求の範囲第1項に記載の装置。 9.前記囲いは、前記放射源の前記放射面から形成された少なくとも1つの側を 有するキュービクルであることを特徴とする請求の範囲第8項に記載の装置。 10.前記検出手段は、少なくとも1つの物体(5)から反射され、また、その物 体から放射されたミリメートル波長放射を検出するための1つ以上のミリメー トル波撮像カメラ(5)を含むことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の装 置。 11.その1つ以上のミリメートル波撮像カメラ(5)は少なくとも1つのミリメ ートル波動作中心周波数を有することを特徴とする請求の範囲第10項に記載 の装置。 12.実質的に異なるミリメートル波動作中心周波数を有する2つ以上のミリメー トル波撮像カメラ(5)を含むことを特徴とする請求の範囲11項に記載の装 置。 13.1つ以上のミリメートル波撮像カメラ(5)は該囲い(2a,2b;2a) の外側に据え付けられることを特徴とする請求の範囲第10項に記載の装置。 14.1つ以上のミリメートル波撮像カメラは該囲い(2a,2b;2a)の中に 据え付けられることを特徴とする請求の範囲第10項に記載の装置。 15.1つ以上のミリメートル波撮像カメラ(5)には、少なくとも1つの物体の ミリメートル波長像を作るためのプロセッサ及びテレビジョンモニターが付随 していることを特徴とする請求の範囲第10項に記載の装置。 16.前記放射源(8)は: ミリメートル波長放射(4)を発生するための、光学的厚さtを有する放射 性材料の層と、 この放射性材料の層(8)の温度を高めるための加熱手段(9)とを含んで おり、 その放射性材料の層(8)の温度を高めるとバックグラウンド・ミリメート ル温度が高まるようになっていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の 装置。 17.前記加熱手段は、少なくとも1つの加熱エレメント(9)を含むことを特徴 とする請求の範囲第16項に記載の装置。 18.前記放射源(7)は金属層(10)も含んでおり、 その金属層(10)と放射性材料の層(8)とは、ミリメートル波長領域で ある放射率εを有する構造を形成し、 放射性材料の層(8)の光学的厚さtは、前記構造(8,10)からのミリ メートル波長放射の発生が実質的に最大となるような厚さであることを特徴と する請求の範囲第17項に記載の装置。 19.前記構造(8,10)の放射率εは0.5と1との間にあることを特徴とす る請求の範囲第18項に記載の装置。 20.前記構造(8,10)の放射率εは実質的に1.0に等しいことを特徴とす る請求の範囲第19項に記載の装置。 21.前記金属層(10)はアルミニウムであることを特徴とする請求の範囲第1 9項又は第20項に記載の装置。 22.放射性材料(8)は、クレイ・タイル、アスベスト耐火ブランケット(asbe stos fire blanket)、又は耐火セメント(fire cement)のうちのいずれか1 つであることを特徴とする請求の範囲第16項に記載の装置。 23.前記放射源(7)は、更に、放射源(7)からの赤外線の放射を減少させる ための断熱手段(12,13,14,16)を更に含んでいることを特徴とす る請求の範囲第16項に記載の装置。 24.前記断熱手段はガラスマット(12)を包含することを特徴とする請求の範 囲第23項に記載の装置。 25.前記放射源(7)は、該放射源(7)の放射面からのミリメートル波長放射 (4)の発生が実質的に最大になるように、該放射性材料(8)から放射され るミリメートル波長放射を内部で反射するための少なくとも1つの付加的金属 層(11)を包含することを特徴とする請求の範囲第16項に記載の装置。 26.前記放射源(18)は: ミリメートル波長放射(4)を発生するための材料の層(19)と、 該放射性材料(19)の温度を下げるための冷却手段とを包含しており、 この材料の層(19)の温度を下げるとバックグラウンド・ミリメートル温 度が低下するようになっていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の装 置。 27.前記材料層(19)はレーダー吸収材料(RAM)であることを特徴とする 請求の範囲第26項に記載の装置。 28.前記冷却手段は冷凍ユニット(20)を含むことを特徴とする請求の範囲第 27項に記載の装置。 29.前記放射源(18)は、前記放射性材料層(19)を囲むミリメートル放射 透明層(50)も含んでいることを特徴とする請求の範囲第26項に記載の装 置。 30.前記放射源(1a,1b;1a)としては、実質的に非干渉性のミリメート ル波長放射を発生する1つ以上のガンダイオードを含むことを特徴とする請求 の範囲第1項に記載の装置。 31.前記放射源としては、実質的に非干渉性のミリメートル波長放射を発生する 複数のガス放電ノイズ放射源を含むことを特徴とする請求の範囲第1項に記載 の装置。 32.放射されたミリメートル波長放射を拡散させるための1つ以上の光学エレメ ントを包含することを特徴とする請求の範囲第30項又は第31項に記載の装 置。 33.請求の範囲第1項に記載のミリメートル波撮像装置に用いられる放射源(7 )であって、この放射源は: ミリメートル波長放射(4)を発生するための、光学的厚さtを有する、放 射性材料の層(8)と、 放射性材料の層(8)の温度を高めるための加熱手段(9)とを含んでおり 、 放射性材料の層(8)の温度を高めるとバックグラウンド・ミリメートル温 度が高まるようになっていることを特徴とする放射源。 34.前記放射源(7)が更に金属層(10)を含んでおり、該金属層(10)及 び放射性材料の層(8)が、ミリメートル波長放射領域である放射率εを有す る構造を形成しており、放射性材料の層の光学的厚さtは、前記構造からのミ リメートル波長放射の発生が実質的に最大となるような厚さであることを特徴 とする請求の範囲33項記載の放射源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA, UG,US,UZ,VN (72)発明者 レッティントン アラン ハロルド イギリス国 リーディング アールジー6 6エイエフ ホワイトナイツ(番地な し)ユニヴァーシティー オヴ リーディ ング デパートメント オヴ フィジック ス ジェイジェイ トムソン フィジカル ラボラトリー 【要約の続き】 は外側に据え付けられる。その検出された放射から、物 体の像をテレビジョン・モニター上に作ることができ る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.バックグラウンド・ミリメートル温度を有するバックグラウンド環境の中に 位置する、ミリメートル温度を有する少なくとも1つの物体を発見するための 装置であって: バックグラウンド・ミリメートル温度と少なくとも1つの物体のミリメート ル温度との間にコントラストを作るためにバックグラウンド・ミリメートル温 度を変化させるための手段と、 バックグラウンド・ミリメートル温度と少なくとも1つの物体のミリメート ル温度との間のコントラストを検出するための検出手段とを含んでいることを 特徴とする装置。 2.バックグラウンド・ミリメートル温度を変化させるための手段は: 実質的に非干渉性のミリメートル波長放射を発生するための、放射面を有す る、少なくとも1つの放射源と、 物体がミリメートル波長放射で実質的に均一に照射されることとなるように 、該放射源により放射されたミリメートル波長放射を反射するための反射手段 とを含むことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の装置。 3.前記反射手段は、反射性内面を有する反射囲いを含むことを特徴とする請求 の範囲第1項に記載の装置。 4.前記反射囲いは部分楕円体であることを特徴とする請求の範囲第2項に記載 の装置。 5.前記反射囲いは1つ以上の開口部を有する部屋であり、その1つ以上の開口 部の各々は入り口領域を有し、ミリメートル波長放射が該囲いの外側から該囲 いの中へ反射して入り込むのを防止するために該入り口領域はバックグラウン ド・ミリメートル温度のそれと実質的に同じ見かけミリメートル温度を有する 放射性材料でコーティングされていることを特徴とする請求の範囲第2項に記 載の装置。 6.前記反射性内面は、該反射性内面から反射されたミリメートル波長放射が拡 散されることとなるように、小凹所パターンが浮き出すように加工されている ことを特徴とする請求の範囲第2項に記載の装置。 7.前記反射性内面に、小凹所のある反射カバーが設けられていることを特徴と する請求の範囲第2項に記載の装置。 8.部分的な又は完全な囲いの中に位置する、ミリメートル温度を有する少なく とも1つの物体を発見するために、バックグラウンド・ミリメートル温度を変 化させるための手段は: 実質的に非干渉性のミリメートル波長放射を発生するための放射面を有する 少なくとも1つの放射源を含んでおり、該放射面は該囲いの一部分であって、 物体がミリメートル波長放射で実質的に均一に照射されるようになっている ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の装置。 9.前記囲いは、前記放射源の前記放射面から形成された少なくとも1つの側を 有するキュービクルであることを特徴とする請求の範囲第8項に記載の装置。 10.前記検出手段は、少なくとも1つの物体から反射され、また、その物体から 放射されたミリメートル波長放射を検出するための1つ以上のミリメートル波 撮像カメラを含むことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の装置。 11.その1つ以上のミリメートル波撮像カメラは少なくとも1つのミリメートル 波動作中心周波数を有することを特徴とする請求の範囲第10項に記載の装置 。 12.実質的に異なるミリメートル波動作中心周波数を有する2つ以上のミリメー トル波撮像カメラを含むことを特徴とする請求の範囲11項に記載の装置。 13.1つ以上のミリメートル波撮像カメラは該囲いの外側に据え付けられること を特徴とする請求の範囲第12項に記載の装置。 14.1つ以上のミリメートル波撮像カメラは該囲いの中に据え付けられることを 特徴とする請求の範囲第10項に記載の装置。 15.1つ以上のミリメートル波撮像カメラには、少なくとも1つの物体のミリメ ートル波長像を作るためのプロセッサ及びテレビジョンモニターが付随してい ることを特徴とする請求の範囲第10項に記載の装置。 16.前記放射源は: ミリメートル波長放射を発生するための、光学的厚さtを有する放射性材料 の層と、 この放射性材料の層の温度を高めるための加熱手段とを含んでおり、 その放射性材料の層の温度を高めるとバックグラウンド・ミリメートル温度 が高まるようになっていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の装置。 17.前記加熱手段は、少なくとも1つの加熱エレメントを含むことを特徴とする 請求の範囲第16項に記載の装置。 18.前記放射源は金属層も含んでおり、 その金属層と放射性材料の層とは、ミリメートル波長領域の放射率εを有す る構造を形成し、 放射性材料の層の光学的厚さtは、前記構造からのミリメートル波長放射の 放射が実質的に最大となるような厚さであることを特徴とする請求の範囲第 17項に記載の装置。 19.前記構造の放射率εは0.5と1との間にあることを特徴とする請求の範囲 第18項に記載の装置。 20.前記構造の放射率は実質的に1.0に等しいことを特徴とする請求の範囲第 19項に記載の装置。 21.前記金属層はアルミニウムであることを特徴とする請求の範囲第19項又は 第20項に記載の装置。 22.放射性材料は、クレイ・タイル、アスベスト耐火ブランケット(asbestos f ire blanket)、又は耐火セメント(fire cement)のうちのいずれか1つであ ることを特徴とする請求の範囲第16項に記載の装置。 23.前記放射源は、更に、放射源からの赤外線の放射を減少させるための断熱手 段を更に含んでいることを特徴とする請求の範囲第16項に記載の装置。 24.前記断熱手段はガラスマットを包含することを特徴とする請求の範囲第24 項に記載の装置。 25.前記放射源は、該放射源の放射面からのミリメートル波長放射の放射が実質 的に最大になるように、該放射性材料から放射されるミリメートル波長放射を 内部で反射するための少なくとも1つの付加的金属層を包含することを特徴と する請求の範囲第16項に記載の装置。 26.前記放射源は: ミリメートル波長放射を放射するための材料の層と、 該放射性材料の温度を下げるための冷却手段とを包含しており、 この材料の層の温度を下げるとバックグラウンド・ミリメートル温度が低下 するようになっていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の装置。 27.前記材料層はレーダー吸収材料(RAM)であることを特徴とする請求の範 囲第26項に記載の装置。 28.前記冷却手段は冷凍ユニットを含むことを特徴とする請求の範囲第27項に 記載の装置。 29.前記放射源は、該放射性材料層を囲むミリメートル放射透明層も含んでいる ことを特徴とする請求の範囲第26項に記載の装置。 30.前記放射源は、実質的に非干渉性のミリメートル波長放射を放射する1つ以 上のガンダイオードを含むことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の装置。 31.前記放射源は、実質的に非干渉性のミリメートル波長放射を放射する複数の ガス放電ノイズ放射源を含むことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の装置 。 32.放射されたミリメートル波長放射を拡散させるための1つ以上の光学エレメ ントを包含することを特徴とする請求の範囲第30項又は第31項に記載の装 置。 33.請求の範囲第1項に記載のミリメートル波撮像装置に用いられる放射源であ って、この放射源は: ミリメートル波長放射を放射するための、光学的厚さtを有する、放射性材 料の層と、 放射性材料の層の温度を高めるための加熱手段とを含んでおり、 放射性材料の層の温度を高めるとバックグラウンド・ミリメートル温度が高 まるようになっていることを特徴とする放射源。
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