JP2001507414A - 係止システム - Google Patents

係止システム

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JP2001507414A
JP2001507414A JP50962797A JP50962797A JP2001507414A JP 2001507414 A JP2001507414 A JP 2001507414A JP 50962797 A JP50962797 A JP 50962797A JP 50962797 A JP50962797 A JP 50962797A JP 2001507414 A JP2001507414 A JP 2001507414A
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locking system
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sleeve
tool
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Application number
JP50962797A
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Inventor
ゲヴィン・トーマス・マクレオド
Original Assignee
ディー・エッチ・ティー・テクノロジーズ・エル・ティー・ディー
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    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21BEARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B23/00Apparatus for displacing, setting, locking, releasing or removing tools, packers or the like in boreholes or wells
    • E21B23/02Apparatus for displacing, setting, locking, releasing or removing tools, packers or the like in boreholes or wells for locking the tools or the like in landing nipples or in recesses between adjacent sections of tubing
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21BEARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
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Abstract

(57)【要約】 係止システム(196)は、ダウンホール工具(14)の本体(74)に外側スリーブ(76)を選択的に係止するべく設けられている。係止システム(196)は本体(74)に設けられている一対の対向する孔(198)を具える。孔(198)は各係止ボールベアリング(200)をつかむ。チャネル(210)は、各孔(198)から本体(74)の外周面の周囲に縦方向に延在する。本体(74)内に設けられているスプリング(206)は、ボールベアリング(200)をホール(198)の外に出すよう作用する。開口(212)がスリーブ(76)に設けられており、ボールベアリング(200)が、その中に突出できて、スプリング(206)のバイアスによって駆動サブ(12)の円周面(28)に接触するように構成されている。駆動サブ(12)の内径が比較的小さい時、ボールベアリング(200)はスプリング(206)に抗して内側に押され、少なくとも部分的に孔(198)内に存在する。これによって、ボールが、チャネル(210)の周囲を縦方向に動いてスリーブ(76)が本体(74)と係止するのを防ぐことができる。しかし、駆動サブの内径が大きくなると、ボールベアリング(200)がスプリング(206)によって、孔(198)から逃げてチャネル(210)をころがる程度に半径方向に外側に押される。これによって、スリーブ(76)は本体(74)に対して摺動することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】発明の名称 係止システム発明の属する技術分野 本発明は、係止システムに関するものであり、特に、しかし排他的でなく、グ ラウンドドリル用の切断手段の交換システムに用いる工具の始動機構の係止シス テムに関するものである。発明の背景 グラウンドドリル用の切断手段の交換システムは、本願人の国際出願PCT/ AU94/00322(WO 94/29567)に記載されており、その内容 は、参考としてここに述べられている。 WO94/29567に記載されているシステムは、ドリルパイプに取付けら れているコアバレルの下端に連結するように構成された駆動サブと;ドリルビッ トセグメントを駆動サブに取りつけ、駆動サブから回収する工具と;前記ビット セグメントを前記駆動サブの一端の内周面の回りに設けたシートに選択的に係合 させ、次いで、このビットセグメントをこのシートから徐々に開放するインサー トまたはビット係止スリーブとを具えている。この工具は、本体と、その上に摺 動可能に装着されたスリーブを有する。この工具の中に設けられている取付け用 ラッチドッグはスリーブ内に設けられている開口またはスロットから延在してお り、ビット係止スリーブに係合してビットセグメントを駆動サブ周囲の切断位置 に係止する取付け位置にこれを位置させるようにしている。この工具は更に、回 収ラッチドッグを具えており、これはビット係止スリーブに係合してこれを上方 に回収位置まで引き上げるためにスリーブ内に設けられている別のスロットから 延在している。回収位置において、ビットセグメントが駆動サブから回収される 。 摺動可能な架台が工具の下端から延在しており、ビットセグメントを駆動サブ へ、および駆動サブから移送する。ビットセグメントを取付けるときに、この架 台はばねのバイアスに抗して工具の下端または頭部から延在する。ビットセグメ ントは一端が架台に設けられているストップに隣接し、他端が工具の頭部を支持 している状態で架台の周囲にゴムバンドで保持されている。この工具がグラウン ドドリル(ドリルチューブ、コアバレルおよび駆動サブの組み合わせを具える) の中に下降して、駆動サブ(ビット係止スリーブに係合する位置にある)内の所 定の位置に届いたときに、スリーブが工具の本体と相対的に動く。工具は架台の 回りにスプリングを圧縮した状態で保持されている1セットのピンを交互に開放 する。スプリングが伸びて架台を工具本体へ引き込む。これによってビットセグ メントの上端を工具の頭部に沿ってスライドさせて工具の外周を横方向に拡げる 。同時にビット係止スリーブが、工具によって押され、ドリルビットセグメント の端部をつかむと共にドリルビットセグメントの内部に移動する。これによって 、ドリルビットセグメントは駆動サブの内径に向かって広がり、ドリルビットセ グメントが切断位置にロックされる。 グラウンドドリルの中に工具が下降する時に、コアバレルと駆動サブを入れる 前にドリルチューブの内部表面をつかんでしまうことを防ぐために、工具は、ま ず最初に、取りつけラッチドッグを圧縮するように作用する移送スリーブの中に 置かれる。ランディングリングがコアバレルとドリルチューブの間に設けられて いる。その直径はスリーブが更に移動することを防げるが、その中を工具が通過 することができる。移送スリーブはランディングリングの上に取付けられており 、切断手段をとり付けあるいは回収した後に、工具をランディングリングの下か ら一旦引き出し工具を再びその表面に移動させる。 上記システムの現場での試行は成功を証明するものであったが、極限の操作条 件の下にはいくつかの問題が潜在している。 このような問題の一つは、ビット係止システムがビットセグメントの後ろに移 動してビットセグメントを切断位置にロックする前に架台のスプリングが開放さ れる(ビットセグメントをグラウンドドリルに取付けるときに)ことである。発明の概要 本発明は、主に上記の工具が早期に始動する事を防ぐという観点からなされた ものである。このために、本発明の目的は、本体と、本体に摺動可能に取付けた スリーブとを具える工具の係止システムであって、スリーブと本体との相対的な 摺動動作を選択的に係止する係止システムを提供することである。 本発明によれば、本体と、この本体の周囲に摺動可能に取付けたスリーブとを 具える工具用であり、前記本体に対する実質的な摺動に対して前記スリーブを開 放可能に係止する係止システムが提供される。前記工具は導管内を移動するよう に構成されており、前記係止システムが前記導管の内側面と共働するように構成 されている。この係止システムは; 前記本体に形成された溝と; 前記スリーブ内に、または前記スリーブに関連して、前記溝の上に位置する開 口と; 前記内周面に隣接して設けられた前記開口を通って延在し、前記第1の溝内の カプチュアとして構成された係止部材であって、前記第1の溝に位置しており、 前記本体に対する摺動から前記スリーブを係止する第1の位置と、前記係止部材 が前記第1の溝から逃げて前記本体に対して前記スリーブを摺動させる第2の位 置との間で移動可能であり、前記第1の位置と第2の位置との間を、前記導管の 内側面の内径の変化に依存して移動することができる係止部材とを具える。 このシステムは、前記本体に形成されており、前記第1の溝から延在する第2 の溝であって、前記係止部材が第2の位置に移動して前記スリーブと前記本体と の相対的な移動を容易にする第2の溝を具えることが好ましい。 実施例においては、前記第1の溝は、前記本体に形成された貫通孔として構成 されている。更に、前記第2の溝は、前記貫通孔の上にスペースを空けて設けた チャネルである。このチャネルは前記貫通孔の上に明確な段差によって離隔され ていることが好ましい。又、前記係止システムが前記導管の前記部分を前記工具 が通過する時に、前記係止部材を前記第1の溝から前記第2の溝まで持ち上げる バイアス手段を具えることが好ましい。 前記バイアス手段は前記貫通孔内に延びるように構成されたスプリングを具え ることが好ましい。 更に前記バイアス手段が前記貫通孔内に逆向けに設置されたカップ状部材を具 え、前記スプリングの一端が前記カップ状部材の内に位置していると共に、前記 係止要素が前記第1の溝の中で前記カップ状部材の上に取付けられていることが 好ましい。 別の実施例においては、前記第1の溝が、前記係止システムの外側表面の第1 の部分に相補形状のキャビティとして設けられている。更に、前記第2の溝は前 記係止要素の外側表面の第2の部分に対して相補形状をしており、この第2の部 分は前記第1の部分より面積が小さい。前記係止システムは更に前記第1の溝か ら前記第2の溝へ延在する傾斜したランプを具え、前記工具が前記導管の部分を 通過し、かつ前記スリーブが前記本体に対して遅れた場合に、前記スリーブが前 記係止要素を前記ランプに沿って前記第2の溝へ押すことができるようにするこ とが好ましい。 前記係止システムは更に、前記開口の下端に適合し、前記係止部材に接触して 前記第1の溝から第2の溝へこの係止部材を押す交換可能なウェアリングを備え ることが好ましい。 前記係止部材と前記開口は相対的に、前記係止部材が前記開口を完全に通過で きない形状であり寸法であることが好ましい。 前記係止部材はボールベアリングを具えることが好ましい。 前記係止部材は前記工具の周囲に配置された複数の係止部材のひとつであるこ とが好ましい。 本発明の他の特徴は、グラウンドドリルから、またはグラウンドドリルへ切断 手段を移送する工具であって、この切断手段が交換可能であり、前記グラウンド ドリルが前記工具が動作として共働する内側面を具える導管を規定しており、こ の内側面に内径が長さ方向に変化する部分を有する工具が提供される。この工具 は; 本体と; 前記本体部分の上に摺動可能に装着されたスリーブと; 本発明の第1の特徴によって、前記係止スリーブの前記本体に対する摺動動作 を選択的に係止させる係止システムとを具える。 前記工具は、更に、前記工具の端部から延在し、前記グラウンドドリルに前記 切断手段を搬送する架台であって、第1のバイアス手段に対抗して前記係止手段 によって前記工具の下端から延在するように保持されている架台を具え、前記係 止手段が前記本体に対する前記スリーブの摺動動作によって開放され、前記搬送 手段を始動させて前記搬送手段を前記本体内に引き込ませることができる。使用 するに際して、前記第1の位置にある時は前記架台は始動せず、前記係止部材が 前記第2の位置にある時に始動するように構成されていることが好ましい。図面の簡単な説明 図面に基づいて、本発明の実施例を例示のために以下に説明する。 図1は、グラウンドドリル用の切断手段の交換システムの長手方向における側 面図である。 図1a,1b、1c及び1dは、切断手段のグラウンドドリルにロックされる 前の状態であって、グラウンドドリル内における切断手段の交換システムを示す 図1のa−a,b−b、c−c、d−d線に沿った長手方向における断面図であ り、切断手段をグラウンドドリルへおよびグラウンドドリルから移送する工具の 実施例を含む; 図2a、2b、2cおよび2dはグラウンドドリル内における切断手段の交換 システムを示す断面図であり、図1a,1b、1c、1dに示す図から90度回 転させた面における断面図である。 図3a、3b,3cおよび3dは図1a,1b、1c、1dに示す面と同じ面 におけるグラウンドドリル内の切断手段の交換システムの長手方向における側断 面図であり、このシステムが前記切断手段がグラウンドドリルに係止している第 2の状態にあるときのの状態を示す図である。 図4a、4b,4cおよび4dは図3a、3b,3cおよび3dに示すシステ ムの図であり、図3a、3b,3cおよび3dに示す状態から90度回転させた 状態の断面図である。 図5は、図1ないし4に示すグラウンドドリルの切断手段の交換用のシステム の一部をなす工具の斜視図である。 図6は、グラウンドドリルの切断手段の交換用のシステムの一部であり、圧縮 システムと共働する駆動サブの長手方向における断面図である。 図7は、図1ないし4に示す切断手段の交換用システムのビット係止スリーブ の長手方向における断面図である。 図8は図7に示すビット係止スリーブが図6に示す駆動サブの中に保持されて いる状態を示す長手方向における断面図である。 図9は、グラウンドドリルがランディングリングを通過する前のグラウンドド リルの切断手段の交換システムの一部を示す長手方向における断面図である。 図10は、グラウンドドリルがランディングリングを通過した後の図9に示す グラウンドドリルの切断手段の交換システムの一部を示す長手方向における断面 図である。 図11は、図1に示す工具のE−E線に沿った断面図である。 図12Aは、工具の一部を示す長手方向における断面図であり、第1の状態に ある係止システムの第2実施例を示す。 図12Bは、図12Aに示す係止システムが第2の状態にある時の図である。 図13は、図12A及び12Bに示す係止システムの一部を成すプッシュリン グの等測図である。好適な実施例の詳細な説明 以下の説明において、本発明にかかる係止システムの実施例を、グラウンドド リル用切断手段の交換システム全体に関連させて説明する。しかし、本発明の係 止システムはグラウンドドリル用切断手段の交換システム用に限定されるもので はない。 図面、特に図1〜7を参照すると、グラウンドドリル用切断手段の交換システ ム10は、別個にしかし共働して動作する部品を具える。これらの部品にはコア バレル26(図9および10)の下端に連結するように構成された駆動サブ12 (特に図6)と、ドリルビットセグメント16(特に図1a、1b、1c、1d 、4a、4b、4cおよび4d)の形の切断手段を駆動サブ12におよび駆動サ ブ12から移送するためにグラウンドドリル内を移動するような寸法を持つ取付 けおよび回収工具14(特に図5)と、ほぼ円筒状のビット係止スリーブ18( 特に図7)であって、駆動サブ12内で、係止スリーブがビットセグメント16 を駆動サブ12の端部の切断位置に保持している取付け位置(図3aから3d、 4aから4d)と係止スリーブ18が駆動サブ12の端部の上に位置しており、 ビ ットセグメント16を開放する取外し位置(図1aから1d,2aから2d)と の間に摺動可能に保持されているビット係止スリーブとが含まれる。 図6を参照すると、駆動サブ12は下側セクション20と上側セクション22 で構成されており、これらのセクションはねじ山を設けて連結されている。セク ション22の上側端にはコアバレル26とねじによって係合するスクリューねじ 24が設けられている。ネジ山が設けられている端部24から下方へ向けて、駆 動サブ12の内周面28に直径の異なる連続して隣接する部分が設けられている 。特に、内周面28は第1の直径を有する第1の部分30と、直径がより大きく これに隣接する第2の部分32と、更に直径が大きくこれに隣接する第3の部分 34とを含む。部分34は上述した通り下側セクション20にねじで連結されて いる駆動サブのセクション22の端部まで延在している。内周面28の第3部分 34に続いて、更に直径の大きい第4の部分36があり、この部分が駆動サブ1 2のセクション20にねじで連結されて、セクション22と20とを連結してい る。第4の部分36に、直径が第4の部分36より小さく部分34よりは大きい 第5の部分38が隣接している。第5の部分38はステップアップした(すなわ ち直径がより大きい)第6の部分40に隣接している。内周面28には第7部分 42が隣接して設けられており、この部分42は第6の部部より段階的に直径が 小さい。第7部分42はテーパ状の第8部分44に隣接しており、この部分44 は第9部分46に向けて徐々に直径が大きくなっている。この第9部分46は一 定の直径を有しており、セクション20のほぼ全長に延在し、一般的にビットセ グメント16用のシート50の一部を形成するアイテム48として示されており 、平坦かつテーパ状の面から連続している面に至る。シート50はビットセグメ ント16を係合する円周上に設けたランド49を含んでおり、駆動サブ12の内 周面28の最も下端の回りに円周上にスペースをあけて設けた一連の駆動ラグ5 2から成る。円周上にスペースをあけて設けた一連のスプライン54が駆動サブ 12の内周面の第9部分46の回りに設けられている。 係止スリーブ18(図7および8)は上端58に一対のピーク56(一方のみ を図示する)を有するチューブ形状をしている。ピーク56はスペースをあけて 形成されておりこれらの間に設けられているフラット60に続いている。ピーク 56の最も上側部分の外表面は半径方向に内側に向けてテーパ形状を成しており 、従ってピーク56のこの部分は内周面28(図2c)から離隔している。ラン ド60の下側のインサート18の外側面の周囲に第1の周溝62が形成されてい る。溝62からスペースをあけて第2の周溝64が係止スリーブ18の外側面の 周囲に形成されている。一対の対向するスロット66が係止スリーブ18に切り 欠かれており、係止スリーブ18の長さ方向に延在している。スロット66は第 2の溝64の下側に位置している。係止スリーブ18の下端68にはその外側面 の周囲に一連のスプライン70と溝72とが設けられており、駆動サブ12のス プライン54に係合して係止スリーブ18の動きを案内している。より詳しくは 、各スプライン70は隣接するスプライン54の間に位置して、各スプライン5 4が対応する溝72の中を移動することができる。この構成により、係止スリー ブ18は内周面28に沿って摺動可能となるが、係止スリーブの回転は防止され る。 工具14は本体部74と、本体部74に摺動可能に取付けられた外側スリーブ 76とを具える。本体74の上側部はネジ山が設けられておりカップリング78 を介して回転スペアポイント80に連結されている。スペアポイント80はこの 分野では良く知られており、ランニングライン(図示せず)への工具14の連結 を容易にさせる。本体74自体は、第1の部分82と後述する第2の部分あるい はヘッド84とから構成されており、これらは互いに入れ子式に連結されている 。 本体74のキャビティ86の中には取付けラッチドッグとして知られているラ ッチ機構88が設けられている。取付けラッチドッグ88は基本的に一対のアー ム90を具えており、これらのアームは一端でピン92によって回転可能に互い に連結されており、他端でスプリング94でバイアスされて、工具の外側96か ら延在している。ピン92の対向する端部は本体74に形成されているスロット 98をそれぞれ通り、スリーブ76に形成された直径が対向しているホール10 0を通っている。これによって、スリーブ76と本体74との間での摺動可能な 連結がなされ、スリーブ76が本体74に対して縦方向に移動するときに、ピン 92はスロット98内をスライドする。ピン92はスナップリング102によっ て正しい位置に保持されている。このスナップリングはスリーブ76の回りに形 成された周溝104内に配置されている。スナップリング102をピン92の回 りに取付けるために、ピンの対向する端部にも溝106が形成されており、この 中にスナップリング102を位置させることができる。スナップリング102は 基本的に弾性があって膨張可能なメタルワイヤリングでできている。 キャビティ86から延在しているアーム90の端部にはプラナラッチングフェ ース108が設けられており、ここに係止スリーブ18のランド60が係合して いる。スプリング94の中央部分はスタッド110に巻き付けられている。この スタッドは全体が本体74内に位置しており、直径が対向するスロット112の 対向する端部に保持されている。 回収ラッチドッグとして知られている第2のラッチ機構114もキャビティ8 6内に設けられている。回収ラッチドッグ114は、一対のアーム116を具え ており、このアームは取りつけラッチドッグのアーム90と同じ平面内に反対方 向に向けて配置されている。アーム116は、その下端にネジ山を設けて本体7 4に係合しており、全体が本体74の内に配設されているピン118の回りに互 いに回動可能に連結されている。各アーム116の反対側の端部はスプリング1 20でバイアスされており、係止スリーブ18の内側面に接触する方向へ向けて キャビティ86の外側へ移動する。スプリング120の中央部はスタッド122 の回りに巻き付けられており、スタッド122によって保持されている。スタッ ド122の対向する端部は、本体74内に形成された直径が対向するスロット1 24の中に保持されている。 アーム116のピン118に対向する端部にはラッチフェース125が設けら れており、係止スリーブ18の各スロット66に係合する。ラッチフェース12 5のスリーブ76に最も近い端部にベベルフェース126が隣接しており、この フェースは工具74の中央からピン118の方へ向けて離れていくスロープを構 成している。更にこのベベルフェース126は、各アーム116の回転する外側 部上のストレートフェース128に連なっている。このフェース128は、第2 のベベルフェース130に連なっており、本体74の中央に向けてスライドして いる。 取外し可能なピン132が設けられており、このピンは両アーム116を通っ てほぼ圧縮した状態で回収ラッチドッグ114をロックしており、本体74の中 に配置されている。ピン132はスナップリング133で正しい位置に保持され ている。このピンは、工具14が取付けモードで使用されるときに差し込んでビ ットセグメント16を駆動サブ12内に取付けるのに使用される。また、工具1 4を回収モードで取り外すときには、このピンは取り外しておき、ビットセグメ ント16を駆動サブ12から取り外すようにする。 本体74の第1の部分82の下端には筒状のエクステンション134が設けら れており、このエクステンションは第2の部分84の上端から延在しているスピ ゴット136を受けている。ピン138は筒状エクステンション134内を横方 向に延在しており、筒状エクステンション134の長さ方向の中央部分にあるス ピゴット136内に形成されている対向するスロット140の中に配設されてい る。直径が対向する一対のホール142がエクステンション134の中に形成さ れており、ここにボールベアリング144を取付ける。筒状エクステンション1 34は下端で内径が徐々に小さくなっており、カップ状構造146を形成してい る。 直径が対向する一対の長スロット148がホール142の下のスピゴット13 6の内に形成されている。このスロット148はボールベアリング144を受け るが、その幅はボールベアリング144の一部がその中に入り込める程度であり 、ボールベアリング144が全体的に通りぬけられないように構成されている。 このスロット148は、スピゴット136と筒状エクステンション134が相対 的に動くことができる長さを有し、工具の第1の部分82に対してヘッド84が 容易に動けるようにしている。 ヘッド84の上側部分150はほぼ円柱形状をしているが、周辺部に長手方向 に伸びているチャネル152(図5)を有しており、このチャネルの側部に沿っ て水やドリルした泥などの液体がここを流れるように構成されている。上側部1 50に隣接して、一定のしかしより小さい直径を有する中間部154が設けられ ている。この中間部154ににはほぼ台形円錐形状の底部156が隣接しており 、この底部は下側に向けて狭くなっている。 複数のランプ158が底部156の外側面の周囲に半径方向に設けられており 、ビットセグメント16の上側端部160をここに取付けるようにしている。各 ランプ158は対向する側壁162によって束ねられており、この側壁の間にビ ットセグメント16の上側端160を設定する。また、長手方向に伸びるチャネ ル164が各ランプ158の中央に形成されており、水やドリルした泥がこれを 流れる。同様に、チャネル166が隣合うランプ158の隣合う側壁162の間 に形成されており、水やドリルした泥がこれを流れる。 スプリング168がスピゴット136の周囲に配設されており、カップ状構造 146の中に位置する上側端部と、ヘッド84の下側部150の上側フェース1 70に対向する下端部とを有する。スプリング168は、ヘッド84と工具の第 1部分82とを長手方向に押し離すようにバイアスされている。 スリーブ76の下端172もヘッド84上にフェース170を接触させる方向 にバイアスされている。このバイアスはカップリング78とスリーブ76の上側 端部176との間の本体74の上側部分の回りに配設されたコイルスプリング1 74によって与えられている。 架台178はヘッド84に設けられている軸穴180を連通しており、従って 架台178の上側部分がスピゴット136内に位置している。架台178の目的 は、駆動サブ12へおよび駆動サブ12から移送する間にビットセグメント16 を保持するためであり、ビットフィンガ16を取付ける際にビットフィンガの上 側端部160を半径方向に外側に膨張させてビットフィンガが係止スリーブ18 によって集められるようにすることである。 コイルスプリング182はスピゴット136の中に設けられている架台178 の上側端部の周りに設けられている。スプリング182は架台178の上にワッ シャ184で保持されて架台178にボルト186で固定されている。工具14 が駆動サブ12の中にビットセグメント16を取付けるように使用されていると き(図1aから1d及び2aから2d)、架台178はヘッド84から延長してス プリング182を圧縮する。スプリング182は長スロット148を通ってワッ シャ184の上側表面に係合しているボールベアリング144によって圧縮され た状態で保持されている。 工具14の軸を横切る面に延在するディスク状のフランジ188は、ナット1 90によって架台178の底に取付けられている。フランジ188の上側フェー スはビットセグメント16の下端に形成されている切断フェース192のベアリ ングフェースとして作用する。ビットセグメント16は架台178の周辺に、ビ ットセグメントの外側面のまわりの架台178の周囲に延在しており、3つの弾 性のバンド194で保持されている。 工具14の上側端には係止システム196が設けられており(図2)、スリーブ 76を本体74に選択的に係止して、相対的な摺動を防いでいる。係止システム 196は本体74に設けられた孔198を通過する直径が対向する一対の第1の 溝198を含んでいる。この孔198はボールベアリング200の形で係止部材 を捕らえるように設計されている。本体74の中には、バイアスシステム202 が配置されており、ボールベアリング200の上でこれらに半径方向に外側に力 が加わるように作用するように設計されている。バイアスシステム202は、切 り欠き198内で摺動できる寸法に設計された一対のカップ204を具えており 、この間にスプリング206が保持されている。このカップ204とスプリング 206は、本体74内のキャビティ86を横方向に、溝198と同心状に延在し ている円柱状のケース208内に交互に配置されている。ケース208は、基本 的にスプリング206をドリルした液体から密封しており、その中で工具14が 作動する。 本体74の外側面の周囲の各孔198から長手方向にチャネル210が延在し ている。このチャネル210はレースを具えており、ボールが各孔198を逃げ ることができる場合にその中をボールベアリング200が移動することができる 。チャネル210は対応する孔198のレベル上で明確な段差によって間隔が開 けられている。 係止システム196はまた、直径が対向し、ボールベアリング200の最大径 より直径が小さい一対の開口212を具えている。この開口はスリーブ76の上 側端に形成されている。ボールベアリング200はバイアスシステム202によ ってバイアスされており、開口212内に延在して、駆動サブ12の内周面28 に対向している。 係止システム196’の第2実施例を図12A及び12Bに示す。本実施例に おいては、図2に示す第1実施例のバイアスシステム202は不要である。 本実施例において、第1および第2の溝198’と210’は双方ともに、本 体74内にキャビティとして設けられている。各溝198’及び210’は溝2 10’より表面積が大きく深さの深い溝198’にあるボールベアリング200 の外周面の形状の一部に対して相補形状をしている。この溝は斜めになったラン プ211と結合している。ボールベアリング200はランプ211の上で駆動サ ブ12の内径が大きくなっているため、ランプ211に沿って押上げられる。 交換可能なウェアリング213がスリーブ76内の開口212の下端周囲に取 付けられており、ボールベアリング200に接触してボールベアリング200を ランプ211の上の第2の溝210’内へ押上げる。 プッシュリング215はボールベアリング200の側部の上の本体74の周囲 にリング213に対向して位置している。プッシュリング213はスプリング1 74によって、ボールベアリング200に対してボールベアリング200を溝1 98’に向けて押圧するよう作用する。ボールベアリング200に隣接するプッ シュリング215のエッジ217にはテーパが付けられており各ボールベアリン グ200の一部をこえて延在して、工具14がドリルパイプ又は駆動サブ内にな い時にボールが工具14から外れることを防止している。実際は、リング215 と217とが、これらの間に開口212’を形成している。開口212’はスリ ーブ76と関連しており、スリーブ76と共に動く。 ボールベアリング200と溝198’は、工具14がランディングリング23 2内を通過できるような寸法に構成されている(図9及び10に示す)。何らかの 理由で、スリーブ76が本体74に対して動いたら、ボールベアリング200は ランプ211に沿って押上げられる。 しかしながら、ランプ211に沿って動く移動量はランディングリング232 の上のドリルパイプの内側面によって、または部分32の上の駆動サブ内側面に 接触しているボールベアリング200によって制限される。すなわち、スリーブ 76と本体74との制限された摺動動作が生じ得るが、それは架台178を始動 させるほどのものではない。 エッジ217とボールベアリング200との接触面積を大きくするために、各 ボールについてエッジ217にアーチ形の切り欠き219を設けることもできる (図13)。これによって、工具14を地面の上で操作する際にボールベアリング 200が外れることをより確実に防ぐことができる。 係止システム196’が駆動サブ12の部分30の中にある時に、ボールベア リング200は溝198’内に保持される。図12に示すように、ランプ211 にのせるようなスペースはまるでないか、物理的に限定されたスペースしかない ので、ボールベアリング200は溝198’から実質的に動く事ができず、ボー ルベアリング200によってスリーブ76と本体74との相対的な摺動が防げる 。しかしながら、係止システム196’が駆動サブ12の内径が大きい部分32 に移動した時は(図12B)、スリーブ76がランプ211に沿って溝210’へ ボールベアリング200を押す事ができる。 開口212から下側に直径が対向し、長手方向に延在する一対のスロット21 4がスリーブ76に設けられており、このスロットを介して取付けラッチドッグ 88のアーム90が延在することができる。このアーム90はスプリング94に よってバイアスされてスロット214内に延在する。 図9に最も良く示されているが、圧縮システム216がスリーブ76とスロッ ト214との回りに設けられており、取付けラッチドッグ88を工具14の外側 面の境界部分内に開放可能に保持している。圧縮システム216はスナップリン グ218の形をしたリング状部材を有しており、この位置が取りつけラッチドッ グ88の周囲にくるように構成されている。スナップリング218はスペースを 空けて設けられている2つの溝220と222の間を押されて移動することが可 能であり、スリーブ76の外側面の周上にスロット214を横切るように形成さ れる。溝220は、溝104側にほぼ垂直に立つバンク224と溝104から離 れている側に、このバンクに対向する斜めのスロープバンク226とを有するほ ぼU字形状のチャネルを形成している。 溝222も、溝220に側面に溝220に向けて斜めになっているスロープバ ンク228を有するチャネルを形成している。溝220の反対側には、垂直に立 っバンク230を有する。溝220は溝222より深い。また、溝220はスロ ット214の周りの、その中をアーム90が延在しない一部分に配設されている 。一方、溝222は一対のスロット214の回りその中にアーム90が延在する ことができる部分に配設されている。 圧縮システム216、より具体的にはスナップリング218は、ドリルパイプ 内に設けられほぼ段差のついた面と共働するように構成されている。この段差の っいた面は、コアバレル26とドリルパイプ234の間でグラウンドドリル内に ねじ込まれている従来のランディングリング232によって形成されている。工 具14がドリルパイプ内を下降しビットセグメント16を駆動サブ12に移送す るとき、取付けラッチドッグ88はまず、相対的に圧縮された状態で溝222に 位置しているスナップリング218によって保持され、工具がランディングリン グ232内を確実に通過できるようにする。図9に示すように、スナップリング 218が溝220にあるときに、アーム90のラッチフェース108は工具14 の外側面内に位置するため、このラッチフェースはランディングリング232と 係合できない。しかし、スナップリング218は工具14の外側面の盛り上がっ た部分に位置して、ランディングリング232に接触して一時的にランディング リングに対向して保持される上側部分を有している。工具14の動きによって、 スナップリングが下方に移動しつづけ、工具が下方への移動をつづけると、スナ ップリング218はスロープバンク228に対向して半径方向かつ外側に伸びる 。スナップリング218が溝222から出たら、アーム90はスプリング94の 動きによって、スロット214から張りだすことができる(図10)。工具が下方 に移動しつづけることによって、溝220がスナップリング218の下まできて 、その弾性によって、図10に示すように、スナップリング218が溝220内 で圧縮する。溝220はスナップリング218がその中に位置しているときに、 ランディングリング232内を通過できる程度の深さである。 長手方向に延在し、スロット214と同一線上にありスロット214の下に配 置されている第2の一対のスロット235がスリーブ76に設けられており、回 収ラッチドッグ114がここを通って伸びて係止スリーブ18の内側面に接触す るように構成されている。各スロット235の上端には、スリーブ76の半径方 向における内側面および半径方向における外周面に形成された表面ベベル236 が設けられている。このベベルには上方向にみたときに、相互に収束するような 坂になっている。 以下により詳細に説明する通り、スリーブ76に形成されているスロット23 5とスプリング174の組み合わせが、駆動サブ12からのビットセグメントセ ット16を回収した後に工具を引き抜く間に、キャビティ86の中に回収ラッチ ドッグを引き込む引き込みシステムとして作用する。スリーブ76のスロット2 35の下には、一対の長孔238が設けられており、これによって取り外し及び 取付け用のピン138にアクセスする。ピン138を取り外すことによって、ヘ ッド84を工具14の第1部分82から脱着することができ、修理およびメンテ ナンスを行いうる。 端部172に近いスリーブ76の下側部分240は本体部分82の筒状エクス テンション134に密着している。下側部分240の上側部分242は、上側部 分242が孔142より上に位置するときに下側のスロット148を介してボー ルベアリング144を押してワッシャ184に接触できるように構成された内径 を有する。しかしながら、下側部分240の下側部分244は筒状のエクステン ション134の外周面と下側部分244の内周面との間にギャップ246ができ るように直径が大きくなっている。下記に詳細に説明するように、スリーブ76 が本体74に対して後側にスライドするときに、ボールベアリング144はワッ シャ184と接触することなくギャップ246の中に移動することができ、スプ リング182が伸びて架台178をヘッド84に引き込む一連の動作が行われる 。 図8は取付け位置にある係止スリーブ18を示す。上述した通り、移動した係 止スリーブ18は図1aから1dおよび図2aから2dに示す回収位置と図3a から3dおよび図4aから4dおよび図8に示す取付け位置との間を工具14を 用いて移動させることができる。図8に示すように、係止スリーブ18は第1の 溝62と駆動サブ12の内周面28の第6部分40との間の空隙の中に設けたス ナップリング248によって取付け位置に保持されている。スナップリング24 8は常に第6部分40内に保持されている。係止スリーブ18が工具14で回収 位置へ引っ張られているときは、スナップリング248は溝62の外へ伸び、続 いて工具14が再度下降して新しいビットセグメント16を挿入するまで第2の 溝64内で縮んだ状態でこの位置に係止スリーブを保持する(図1aから1dお よび図2aから2d)。 図11に示すように、セルフセンタリングシステム249によって、係止スリ ーブ18中で工具14をセンタリングする。セルフセンタリングシステムはヘッ ド84の上側部分150を横切る平面内において、工具14の円周上に配置され ている。このセルフセンタリングシステムは、ボールベアリングに使用されてい るような金属性のボールベアリング250の形状をした複数の、本例の場合4つ の、センタリング要素が、工具14の外周に均等にスペースをあけて配置されて いる。各ボールベアリング250は上側部分150の周辺付近に形成されている 対応するキャビティ252に取付けられている。キャビティ252には、その中 をボールベアリング250が延在することのできる中央開口を有するねじキャッ プ254が設けられているが、開口の直径はボールベアリングの直径より小さく 、したがってボールベアリング250がキャビティ252から落下する事を防い でいる。ボールベアリング250はキャビティ252内に、各ボールベアリング の下側に配置した弾性部材でできたパッド256によってボールを半径方向に外 側に押し付けて弾性的に保持されている。パッド256の弾性によって、ボール ベアリングは、上側部分150の外側面とほぼ同一面にある第1の位置と、係止 スリーブ18の内径と同じかそれより大きい直径を有するヘッド84の周囲に刻 まれた架空のサークル接面の第2位置との間を半径方向に移動することができる 。パッド256は、工具14がスリーブ18内にあり、双方が水平面内にあると きに、工具またはすくなくとも工具のヘッドの重量を支持できる程度の弾性を有 しており、確実に係止スリーブ18内で工具をほぼセンタリングすることができ る。 図面には示されていないが、ほぼ同様のセンタリングシステムを工具14の長 さ方向における中央付近に設けることもできる。この場合、工具14が作動して いる間に、スリーブ76と本体74の必要とされる相対的な摺動動作を得るため に、スロットをスリーブ76に沿って設けることが必要である。 下記により詳細に説明するとおり、工具14がビットセグメント16を回収す べく使用されている場合は、架台178を延長位置にロックしておくことが必要 である。これは、回収ラッチドッグからピン132を外して、ヘッド84の中間 セクション154を通って形成されている架台係止ホール260の中を通ってピ ンを挿入することによって行われる。架台178にはまた、ピン132が通る係 止ホール260との整合を図るためのホール262が設けられている。ピン13 2は中間セクション154の外側周辺付近に設けられているスナップリング13 3によって正しい位置に保持されている。 システム10の動作を以下に説明する。 駆動サブ12に最初にセグメント16を取付ける場合、ボールベアリング20 0は溝198内に位置しており、架台178がヘッド84から伸びてスプリング 182が縮み、ボールベアリング144がワッシャ184に隣接することによっ て圧縮した状態でロックされる。また、ビットセグメント16は架台178上に 装着されゴムバンド194によって正しい位置に保持される。取付けラッチドッ グ88は溝222内に配置されているスナップリング218によって相対的に圧 縮された状態で保持されている(図9)。回収ラッチドッグ144はビットセグメ ント16の取付けになんら寄与しないので、これもピン132と対応するスナッ プリング133とによって相対的に圧縮された状態でロックされている。係止ス リーブ18は第2の溝64と駆動サブ12の内周面28の第6部分40との間に あるスナップリング248で回収位置に保持されている。工具14はドリルパイ プを通ってスペアポイント80に取付けられているワイヤラインによって下降す る。ボールベアリング200はドリルパイプの内周面に対抗して溝198内に保 持されており、したがって係止スリーブ76が本体74に対する実質的な摺動に 対抗し、これによって架台178の事故によるまたは早すぎる動作を防止するこ とができる。(係止システム196、196’はある程度の相対的な摺動動作を させるが、この動作は架台178を早期に始動させるには充分ではない。) 図9および図10を参照すると、工具14がランディングリング232を通過 するときに、最初に溝222内に保持されているスナップリング218がスリー ブ76に沿って押されて溝220内へ戻される。この溝の中で、スナップリング 218は半径方向に圧縮されてランディングリング323を通過する。ボールベ アリング200もスプリング200のバイアスに逆らって溝198の中に更に圧 縮されてランディングリング323を通過することができる。 取付けラッチドッグ88のラッチフェース108は係止スリーブ18のピーク 56に接触して、工具14をその長手方向の軸に沿って回転させる。これによっ てビットセグメント16をシート50に特に駆動ラグ52に正確に方向づける。 工具が下側に移動しつづけてはいるが、ラッチフェース108と係止スリーブ1 8のランド60とが係合する前に、ボールベアリング200は駆動サブ12の内 周面28の第2部分32に入る。第2部分32はそのすぐ上の部分30より内径 が大きく、したがってスプリング206によって与えられるバイアス動作によっ て、ボールベアリング200はスプリング206によって溝198から持ち上げ られる。実際、スプリング206がカップ204を押してボールベアリングのす ぐ下の表面がチャネル210とぼほ同じ平面にある位置にくる。この時点で、ス リーブ76と本体74とは、スリーブ76が本体74に対して摺動できる程度に 離れることになる。 次いで工具74は、ラッチフェース108が係止スリーブ18のランド60と 係合するまで下降しつづける。この接触によって、本体74はスプリング174 を圧縮しているスリーブ76と相対的に前方へ動きつづける。図12Aないし1 3に示す係止システムの第2実施例を使用する場合は、係止スリーブ18のラン ド60に伴う取付けラッチドッグ88の衝撃力によって、ボールベアリング20 0はスプリング174のバイアスに抗して溝210’内へランプ211に沿って 押上げられる。ボールベアリング144はスリーブ76の下側部分244と、部 分82のカップ状構造146の外側との間のギャップ246の中に移動する(図 3および4)。ボールベアリング144は圧縮されたスプリング182によって ワッシャ284に与えられる後方へのバイアスによって半径方向に外側に向けて 押される。これによって、スプリング182が伸びて、ヘッド84の中に架台1 78を引き込む。この結果、ビットフィンガ16の上側端部160がヘッド84 のランプ158に沿ってスライドし、工具から横方向に延びる。端部160は、 ビットフィンガ16の後方へ移動してビットフィンガを半径方向に外側に広げる 係止スリーブ18の下側端によって集められる。このように、係止スリーブ18 に係合してそれを下側へ押しているラッチドッグ88による工具14の継続的な 下方への動きによって、係止スリーブ18は移動する。 工具14が係止スリーブ18内にある間、または少なくともヘッド84がスリ ーブ18の中にある間は、駆動サブあるいは係止スリーブ18が傾斜していても 、セルフセンタリングシステム249が工具14をスリーブ18のほぼ中央に維 持する。 ビットフィンガ16は取り付けランド49に係合してそれ以上下側に移動しな いようになっている。工具のヘッド84は、ビットフィンガ16の半径方向にお ける内側面という形をとるストップに隣接することによって駆動サブ12の底で 落下が防止されている。しかしながら、ヘッド84と第1部分82との間の結合 の性質のために、本体74の第1部分82はまだすこしの距離を移動することが できる。図1および2に明確に示すように、面170とカップ状構造146との 間に隙間が存在するため、第1の部分82は、この隙間の分だけ下側に移動しつ づけることができる。実際は、ヘッド84は第1部分82に引き込む。この引き 込みによって、工具14と、特に第1の部分82が係止スリーブ18を押してビ ットフィンガ16の内側面で構成されている着地シートの上のもとの位置に戻す 。 ビットフィンガ16が切断位置に取付けられた状態で、工具14は上側に引っ 張られて駆動サブ12とドリルストリングから引き込まれる。 交換のためにセグメント16を回収するには、回収ラッチドッグ144を圧縮 状態に維持しているスナップリング133とピン132を取り外す。これによっ て、回収ラッチドッグ144がストリング120によって与えられるバイアスに 応じて外方向に動く。しかし、ここでピン132は架台係止孔260に再度挿入 されて、完全に延びた位置で架台178をロックする。もちろん、ビットセグメ ント16を回収することが要求されているので、ドリルパイプ内に工具を下降さ せるときに、最初はビットセグメントは架台178上に置かれていない。工具の その他の状態は、ビットセグメント16を取付ける際と同じである。 工具がランディングリング232の中を通るとき、スナップリング218が溝 222から溝220へ移動して、取付けラッチドッグをスロット214から延ば すようにする。再び、取付けラッチドッグ88がピーク56に接触して、工具1 4が回転しヘッド84と架台176を正しく方向づけてビットセグメントを受け 入れる。更に、ボールベアリング200が駆動サブ12の内側面の第2部分32 に入ると、ボールベアリングは各溝198(又は溝198‘)から出て、チャネ ル210(又は溝210’)に沿ってずれることができ、スリーブ76と本体7 4との相対的な摺動動作が容易になる。 工具14がビットフィンガ16の内側面に隣接しているヘッド84についたと き、回収ラッチドッグ114がスリーブ76内のスロット235を通って係止ス リーブ18のスロット66の中に延びる。このような状態にあるときに、各アー ムのベベルフェース126も駆動サブ12の内周面の第9部分46を押す。 スペアポイント80に取付けられているワイヤラインによって工具14が上側 に引き上げられると、スロット66内に係合しているラッチフェース120が係 止スリーブ18を上側に引き上げ、これによってビットセグメント16を開放す る。ビットセグメント16はゴムバンド194の動作によって架台18の上で折 りたたまれる。 工具14とビットセグメント16とを完全に回収するためには、回収ラッチド ッグ114は係止スリーブ18のスロット66から外れていなければならない。 これは、スリーブ76のスロット234と、駆動サブ12の内側面とを含む回収 システムによって行われる。特に、工具14が上方に引っ張られているので、ベ ベルフェース126とフラットフェース128とが、アームを互いに内側に向け て押圧している駆動サブ12の内側面の斜めになった第9部分44に接触する。 同時に、スプリング174はスリーブ76を下方に押している。アーム116は 駆動サブ12の内側面の斜めになった第9部分44によって内側にある程度押さ れており、ベベルフェース126がスロット235の上端でベベル26に接触す る。スプリング174の力とベベルフェース126とベベル236との相対的な 配置が、スリーブ76を回収ラッチドッグの方へ押して、これらを係止スリーブ 18から解除する。 何らかの理由で、スリーブ76がスプリング174で押されずに回収ラッチド ッグの方へ動かなかったら、工具14が上に引っ張られつづけて、ボールベアリ ング200が駆動サブ12の第1および第2の部分30と32との間の境界で係 合し、スリーブは静止状態を保つ一方、チャネル214に沿って回る。したがっ て、工具14を引っ張る力がスリーブ76に伝わり、スリーブを押して回収ラッ チドッグ114の方へ押す。次いで、ボールベアリング200は溝198(又は 198’)の中に入り、スプリング200を圧縮して工具14を完全に引っ込め る。 次いで、工具をドリルストリングから外すことができる。ビットセグメント1 6を架台から取り出し、新しいドリルビット16のセットを架台に載せて駆動サ ブ内に取付ける。 ここでは係止システム196及び196’の実施例を詳細に述べており、関連 する技術分野の当業者は、本発明の基本的な概念から離れることなく様々な改良 あるいは変形を成しうる。例えば、本実施例に用いられている係止要素はボール ベアリング200であるが、駆動サブの円周面28に沿って、かつチャネル21 0にそって摺動動作をさせる対向するベアリングフェースを有する他の要素を用 いるようにしても良い。また、バイアスシステムは弾性材でできたパッドなどの スプリング以外のバイアス要素を含んでもいても良い。更に、工具の周囲に設け るボールの数はいくつでも良い。 これらの改良および変形は、その特徴が以下に述べる請求範囲から決定される 本発明の範囲内にあるものと考えられる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成9年6月26日(1997.6.26) 【補正内容】 極限の操作条件の下にはいくつかの問題が潜在している。 このような問題の一つは、ビット係止システムがビットセグメントの後ろに移 動してビットセグメントを切断位置にロックする前に架台のスプリングが開放さ れる(ビットセグメントをグラウンドドリルに取付けるときに)ことである。発明の概要 本発明は、主に上記の工具が早期に始動する事を防ぐという観点からなされた ものである。このために、本発明の目的は、本体と、本体に摺動可能に取付けた スリーブとを具える工具の係止システムであって、スリーブと本体との相対的な 摺動動作を選択的に係止する係止システムを提供することである。 本発明によれば、直線的に摺動可能なスリーブを工具の本体に選択的に係止す る係止システムであって、前記工具が導管内を移動するように構成されており、 前記係止システムが前記導管の内側面と共働するように構成されている係止シス テムにおいて: 前記本体に設けられた第1及び第2の隣接する溝であって、第2の溝より第1 の溝の方が深さが深い第1及び第2の溝と; 前記スリーブの中に設けられたあるいは前記スリーブに関連して設けられ、前 記第1または第2の溝の上に位置することのできる開口と; 前記第1の溝内にカプチュアとして構成されており、前記開口を通って延在し て前記内側面に隣接する係止部材であって、前記第1の溝に位置して前記本体に 対する前記スリーブの摺動を係止する第1の位置と、前記係止部材が前記第2の 溝に逃げることが可能であり前記スリーブを前記本体と相対的に摺動させる第2 の位置との間で移動可能であり、前記導管の前記内側面の内径の変化に応じて前 記第1の位置から戦記第2の位置に移動可能な係止部材とを具える係止システム が提供される。 このシステムは、前記本体に形成されており、前記第1の溝から延在する第2 の溝であって、前記係止部材が第2の位置に移動して前記スリーブと前記本体と の相対的な移動を容易にする第2の溝を具えることが好ましい。 実施例においては、前記第1の溝は、前記本体に形成された貫通孔として構成 されている。更に、前記第2の溝は、前記貫通孔の上にスペースを空けて設けた チャネルである。このチャネルは前記貫通孔の上に明確な段差によって離隔され ていることが好ましい。又、前記係止システムが前記導管の前記部分を前記工具 が通過する時に、前記係止部材を前記第1の溝から前記第2の溝まで持ち上げる バイアス手段を具えることが好ましい。 前記バイアス手段は前記貫通孔内に延びるように構成されたスプリングを具え ることが好ましい。 更に前記バイアス手段が前記貫通孔内に逆向けに設置されたカップ状部材を具 え、前記スプリングの一端が前記カップ状部材の内に位置していると共に、前記 係止要素が前記第1の溝の中で前記カップ状部材の上に取付けられていることが 好ましい。 別の実施例においては、前記第1の溝が、前記係止システムの外側表面の第1 の部分に相補形状のキャビティとして設けられている。更に、前記第2の溝は前 記係止要素の外側表面の第2の部分に対して相補形状をしており、この第2の部 分は前記第1の部分より面積が小さい。前記係止システムは_特許請求の範囲 1. 直線的に摺動可能なスリーブを工具の本体に選択的に係止する係止システ ムであって、前記工具が導管内を移動するように構成されており、前記係止シス テムが前記導管の内側面と共働するように構成されている係止システムにおいて : 前記本体に設けられた第1及び第2の隣接する溝であって、第2の溝より第1 の溝の方が深さが深い第1及び第2の溝と; 前記スリーブの中に設けられたあるいは前記スリーブに関連して設けられ、前 記第1または第2の溝の上に位置することのできる開口と; 前記第1の溝内にカプチュアとして構成されており、前記開口を通って延在し て前記内側面に隣接する係止部材であって、前記第1の溝に位置して前記本体に 対する前記スリーブの摺動を係止する第1の位置と、前記係止部材が前記第2の 溝に逃げることが可能であり前記スリーブを前記本体と相対的に摺動させる第2 の位置との間で移動可能であり、前記導管の前記内側面の内径の変化に応じて前 記第1の位置から戦記第2の位置に移動可能な係止部材とを具えるることを特徴 とする係止システム。 2. 請求項1に記載の係止システムにおいて、前記第1の溝が前記本体に形成 された貫通孔として構成されていることを特徴とする係止システム。 3. 請求項2に記載の係止システムにおいて、前記第2の溝が前記貫通孔の上 にスペースをあけて設けたチャネルであることを特徴とする係止システム。 4. 請求項3に記載の係止システムにおいて、前記チャネルがはっきりした段 差によって前記貫通孔の上に離隔されていることを特徴とする係止システム。 5. 請求項4に記載の係止システムにおいて、該係止システムが、前記導管の 前記部分を前記工具が通過する時に、前記第1の溝から前記第2の溝のレベルへ 前記係止部材を持ち上げるバイアス手段を更に具えることを特徴とする係止シス テム。 6. 請求項5に記載の係止システムにおいて、前記バイアス手段が前記貫通孔 内に延びるように構成されたスプリングを具えることを特徴とする係止システム 。 7. 請求項6に記載の係止システムにおいて、前記バイアス手段が前記貫通孔 内に逆向けに設置されたカップ状部材を更に具え、前記スプリングの一端が前記 カップ状部材の内に位置していると共に、前記係止要素が前記第1の溝の中で前 記カップ状部材の上に取付けられていることを特徴とする係止システム。 8. 請求項1に記載の係止システムにおいて、前記第1の溝が、前記係止要素 の外側表面の第1の部分の相補形状であることを特徴とする係止システム。 9. 請求項8に記載の係止システムにおいて、前記第2の溝が前記係止要素の 外側表面の第2の部分の相補形状をなしており、この第2の部分は前記第1の部 分より面積が小さいことを特徴とする係止システム。 10. 請求項9に記載の係止システムにおいて、前記第2の溝が前記第1の溝 のレベルからスペースをあけて配置されていることを特徴とする係止システム。 11. 請求項10に記載の係止システムにおいて、前記第1の溝から前記第2 の溝へ延在する傾斜したランプを具え、前記工具が前記導管の部分を通過し、か つ前記スリーブが前記本体に対して遅れた場合に、前記スリーブが前記係止要素 を前記ランプに沿って前記第2の溝へ押すことができるようにしたことを特徴と する係止システム。 12. 請求項11に記載の係止システムにおいて、該係止システムが更に、前 記開口の下端周囲に取付けた前記係止部材に接触して前記第1の溝から第2の溝 へこの係止部材を押すように構成された交換可能なウェアリングを具えることを 特徴とする係止システム。 13. 請求項12に記載の係止システムにおいて、前記係止部材と前記開口が 相対的に、前記係止部材が前記開口を完全に通過できない形状かつ寸法であるこ とを特徴とする係止システム。 14. 請求項13に記載の係止システムにおいて、該係止システムが更に; 前記ウェアリングの反対側の前記係止要素側の前記本体の周囲に配置したプッ シュリングであって、前記ウェアリングと共に前記開口を規定するプッシュリン グと; 前記プッシュリングを前記係止要素の隣に押し入れて、前記溝から前記係止要 素の係合を解くバイアス手段を具えることを特徴とする係止システム。 15. 請求項14に記載の係止システムにおいて、前記係止要素の隣の前記プ ッシュリングのエッジがテーパ形状をしており、前記係止要素をこえて延在する ことを特徴とする係止システム。 16. 請求項15に記載の係止システムにおいて、前記プッシュリングのエッ ジに、前記係止要素の表面部分と相補する形状であって、前記係止要素を取付け るための切り欠きを設けたことを特徴とする係止システム。 17. 請求項16に記載の係止システムにおいて、前記係止部材が少なくとも 一つのボールを具えることを特徴とした係止システム。 18. 請求項17に記載の係止システムにおいて、前記係止部材が前記工具の 周囲に配置された複数の係止部材の一つであることを特徴とする係止システム。 19. グラウンドドリルから、またはグラウンドドリルへ切断手段を移送して この切断手段を交換可能にする工具であって、前記グラウンドドリルが前記工具 が動作として共働する内側面を具える導管を規定しており、この内側面に内径が 長さ方向に変化する部分を有する工具において、この工具が; 本体と; 前記本体部分の上に摺動可能に装着されたスリーブと; 前記スリーブの前記本体に対する摺動動作を選択的に係止させる請求項1に記 載の係止システムとを具えることを特徴とする工具。 20.請求項19に記載の工具において、前記工具が、前記工具の端部から延在 し、前記グラウンドドリルに前記切断手段を搬送する架台であって、前記係止手 段によって第1のバイアス手段に対向して保持されており、前記工具の下端から 延在する架台を更に具え、前記係止手段が前記本体に対する前記スリーブの摺動 動作によって開放されて前記搬送手段を始動させ、前記搬送手段を前記本体内に 引き込ませることができるように構成されており、 使用するに際して、前記係止部材が前記第1に位置にある時は前記架台が始動 せず、前記係止部材が前記第2の位置にある時に前記架台が始動するように構成 したことを特徴とする工具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,H U,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG, MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM ,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN 【要約の続き】 ができる。しかし、駆動サブの内径が大きくなると、ボ ールベアリング(200)がスプリング(206)によ って、孔(198)から逃げてチャネル(210)をこ ろがる程度に半径方向に外側に押される。これによっ て、スリーブ(76)は本体(74)に対して摺動する ことが可能となる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 本体と、この本体の周囲に摺動可能に取付けたスリーブとを具える工具用 で、前記本体に対する摺動に対して前記スリーブを開放可能に係止する係止シス テムであって、前記工具が導管内を移動するように構成されており、前記係止シ ステムが前記導管の内側面と共働するように構成された係止システムにおいて、 該係止システムが; 前記本体に形成された溝と; 前記スリーブ内に、または前記スリーブに関連して、前記溝の上に位置するよ うに形成された開口と; 前記第1の溝内のカプチュアとして構成され、前記内周面に隣接して設けられ た前記開口を通って延在する係止部材であって、前記スリーブの前記本体に対す る摺動を係止する第1の位置と、前記係止部材が前記第1の溝から逃げて前記ス リーブが前記本体に対して摺動することができる第2の位置との間で移動可能で あり、前記導管の内側面の内径の変化に応じて前記第1の位置から第2の位置へ 移動可能な係止部材とを具えることを特徴とする係止システム。 2. 請求項1に記載の係止システムにおいて、このシステムが前記本体に形成 されており、前記第1の溝から延在する第2の溝であって、前記係止部材がその 中を第2の位置に移動して前記スリーブと前記本体との相対的な移動を容易にす る第2の溝を更に具えることを特徴とする係止システム。 3. 請求項2に記載の係止システムにおいて、前記第1の溝が前記本体に形成 された貫通孔として構成されていることを特徴とする係止システム。 4. 請求項3に記載の係止システムにおいて、前記第2の溝が前記貫通孔の上 にスペースをあけて設けたチャネルであることを特徴とする係止システム。 5. 請求項4に記載の係止システムにおいて、前記チャネルがはっきりした段 差によって前記貫通孔の上に離隔されていることを特徴とする係止システム。 6. 請求項5に記載の係止システムにおいて、該係止システムが、前記導管の 前記部分を前記工具が通過する時に、前記第1の溝から前記第2の溝のレベルへ 前記係止部材を持ち上げるバイアス手段を更に具えることを特徴とする係止シス テム。 7. 請求項6に記載の係止システムにおいて、前記バイアス手段が前記貫通孔 内に延びるように構成されたスプリングを具えることを特徴とする係止システム 。 8. 請求項2に記載の係止システムにおいて、前記バイアス手段が前記貫通孔 内に逆向けに設置されたカップ状部材を更に具え、前記スプリングの一端が前記 カップ状部材の内に位置していると共に、前記係止要素が前記第1の溝の中で前 記カップ状部材の上に取付けられていることを特徴とする係止システム。 9. 請求項8に記載の係止システムにおいて、前記第1の溝が、前記係止要素 の外側表面の第1の部分の相補形状であることを特徴とする係止システム。 10. 請求項9に記載の係止システムにおいて、前記第2の溝が前記係止要素 の外側表面の第2の部分の相補形状をなしており、この第2の部分は前記第1の 部分より面積が小さいことを特徴とする係止システム。 11. 請求項10に記載の係止システムにおいて、前記第2の溝が前記第1の 溝のレベルからスペースをあけて配置されていることを特徴とする係止システム 。 12. 請求項11に記載の係止システムにおいて、前記第1の溝から前記第2 の溝へ延在する傾斜したランプを具え、前記工具が前記導管の部分を通過し、か つ前記スリーブが前記本体に対して遅れた場合に、前記スリーブが前記係止要素 を前記ランプに沿って前記第2の溝へ押すことができるようにしたことを特徴と する係止システム。 13. 請求項12に記載の係止システムにおいて、該係止システムが更に、前 記開口の下端周囲に取付けた前記係止部材に接触して前記第1の溝から第2の溝 へこの係止部材を押すように構成された交換可能なウェアリングを具えることを 特徴とする係止システム。 14. 請求項13に記載の係止システムにおいて、前記係止部材と前記開口が 相対的に、前記係止部材が前記開口を完全に通過できない形状かつ寸法であるこ とを特徴とする係止システム。 15. 請求項14に記載の係止システムにおいて、該係止システムが更に; 前記ウェアリングの反対側の前記係止要素側の前記本体の周囲に配置したプッ シュリングであって、前記ウェアリングと共に前記開口を規定するプッシュリン グと; 前記プッシュリングを前記係止要素の隣に押し入れて、前記溝から前記係止要 素の係合を解くバイアス手段を具えることを特徴とする係止システム。 16. 請求項15に記載の係止システムにおいて、前記係止要素の隣の前記プ ッシュリングのエッジがテーパ形状をしており、前記係止要素をこえて延在する ことを特徴とする係止システム。 17. 請求項16に記載の係止システムにおいて、前記プッシュリングのエッ ジに、前記係止要素の表面部分と相補する形状であって、前記係止要素を取付け るための切り欠きを設けたことを特徴とする係止システム。 18. 請求項17に記載の係止システムにおいて、前記係止部材が少なくとも 一つのボールを具えることを特徴とした係止システム。 19. 請求項18に記載の係止システムにおいて、前記係止部材が前記工具の 周囲に配置された複数の係止部材の一つであることを特徴とする係止システム。 20. グラウンドドリルから、またはグラウンドドリルへ切断手段を移送して この切断手段を交換可能にする工具であって、前記グラウンドドリルが前記工具 が動作として共働する内側面を具える導管を規定しており、この内側面に内径が 長さ方向に変化する部分を有する工具において、この工具が; 本体と; 前記本体部分の上に摺動可能に装着されたスリーブと; 前記スリーブの前記本体に対する摺動動作を選択的に係止させる請求項1に記 載の係止システムとを具えることを特徴とする工具。 21. 請求項20に記載の工具において、前記工具が、前記工具の端部から延 在し、前記グラウンドドリルに前記切断手段を搬送する架台であって、前記係止 手段によって第1のバイアス手段に対向して保持されており、前記工具の下端か ら延在する架台を更に具え、前記係止手段が前記本体に対する前記スリーブの摺 動動作によって開放されて前記搬送手段を始動させ、前記搬送手段を前記本体内 に引き込ませることができるように構成されており、 使用するに際して、前記係止部材が前記第1に位置にある時は前記架台が始動 せず、前記係止部材が前記第2の位置にある時に前記架台が始動するように構成 したことを特徴とする工具。
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