JP2001503509A - アルツハイマー病の治療のための薬のスクリーニング - Google Patents

アルツハイマー病の治療のための薬のスクリーニング

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Abstract

(57)【要約】 アルツハイマー病の治療において使用できる可能性のある薬をスクリーニングする方法は、薬が存在する状態においてタウ蛋白質を適当な条件の下で適当な硫酸化炭水化物と反応させてフィラメントを形成することと、フィラメントの有無をモニタすることとを含む。タウ蛋白質と硫酸化炭水化物、たとえば硫酸化グリコサミノグリカン、とは適当な条件の下で反応し、対をなすらせん状フィラメントまたはストレートフィラメントのいずれかを形成する。スクリーニングされる薬が存在する状態において反応が実行される際にフィラメント形成に影響が出た場合、これはその薬の干渉、阻害および遮断効果によるものである可能性がある。インビトロでPHFのアセンブリを阻害する薬はインビボでも阻害効果を有する可能性があるため、アルツハイマー病の痴呆の進行を遅らせる上で治療的価値を秘めている。すなわち、この発明はアルツハイマー病の治療において使用するためにさらに研究する価値のある薬を識別するためのスクリーニングを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】 名称:アルツハイマー病の治療のための薬のスクリーニング 発明の分野 この発明はアルツハイマー病の治療のための薬をスクリーニングすることに関 し、アルツハイマー病の治療において使用できる可能性のある薬をスクリーニン グする方法に関する。発明の背景 アルツハイマー病は老人の痴呆の主たる原因である。アルツハイマー病の患者 の脳は、斑およびもつれとして知られる特徴的な構造上の損傷を含んでいる。斑 についてはここでは考慮しない。神経細線維のもつれとは、対をなすらせん状フ ィラメント(PHF)の細胞内の蓄積を表わし、これはニューロンの細胞骨格の 正常な構成要素のいずれともかなり異なっている。もつれは病変細胞が死ぬと細 胞外に現れる。PHFはまた、神経炎斑に関連のある異常ニューライトに見られ 、脳の病変領域全体にわたる細い神経網糸の広範囲の分布として見られる。死後 見られる神経細線維の変性の範囲は生前に観察された痴呆の程度の最も信頼のお ける病理学的相関現象であるように思われる。これらのトピックに関しては参考 文献1および2にさらに詳しく記述されている。 PHFは、高リン酸化状態にある、微小管に関連する蛋白質タウからできてい る(3−8)。タウの高リン酸化により、タウが微小管に結合できなくなること が知られており(9,10)、タウの高リン酸化はPHFアセンブリより先に起 こると考えられている(11)。しかしながら、PHF形成のためにタウを高リ ン酸化することが必要であるか、またはそれだけで十分であるかということはは っきりしていない。こうした理解の欠如の主な理由は、これまでインビトロでも インビボでも完全長のタウ蛋白質のための対をなすらせん状フィラメントを形成 することが不可能であったためである。 タウ蛋白質は成人のヒトの脳において6つのイソ型からなり、交互のmRNA スプライシングにより単一の遺伝子から生じる。大きさが352から441のア ミノ酸の範囲内であるイソ型は、カルボキシル末端の方に、31または32のア ミノ酸からなる3つまたは4つの相同鎖を備えた縦列反復領域を含む。他のイソ 型は、蛋白質のアミノ末端半分における29の、または58のアミノ酸挿入物の 存在により生成される。 タウの反復領域は微小管結合ドメインを表わし、蛋白質のアミノ末端半分は微 小管の表面からの腕状突起を形成するように見える。 タウ蛋白質が高リン酸化状態(PHF−タウ)である場合、蛋白質は微小管に 結合できず、PHFまたはその構造上の変形でストレートフィラメント(SF) として知られる形に集まる。タウの反復領域は生じるフィラメントのコアを構成 する。 タウ蛋白質についてのさらなる記述に関しては参考文献31および32を参照 されたい。 この発明は、生理的条件の下で実質的に定量的な態様で、適当な硫酸化炭水化 物によりインビトロで、アルツハイマー病で見られるようなフィラメントの形に タウ蛋白質が集まるよう誘導することができるという発見に基づいている。この 発見は、アセンブリを阻害する薬に対するインビトロでのアッセイまたはスクリ ーニングの基礎をなし、そしてアルツハイマー病の治療に使用できる可能性があ る。発明の概要 よってこの発明は、薬が存在する状態で適当な条件下においてタウ蛋白質を適 当な硫酸化炭水化物と反応させてフィラメントを形成することと、フィラメント の存在をモニタすることとを含む、アルツハイマー病の治療において使用できる 可能性のある薬をスクリーニングする方法を提供する。 タウ蛋白質と硫酸化炭水化物、たとえば硫酸化グリコサミノグリカン、とは適 切な条件下で反応して、対をなすらせん状フィラメントまたはストレートフィラ メントのいずれかを形成する。スクリーニングされる薬が存在する状態でその反 応が実行される際にフィラメント形成に影響が出た場合、これはその薬の干渉、 阻害または遮断効果によるものである可能性がある。インビトロでPHFのアセ ンブリ(会合または集合)を阻害する薬は、インビボでも阻害効果を有する可能 性があるためアルツハイマー病の痴呆の進行を遅らせる上で治療的価値を秘めて いる。すなわち、この発明はアルツハイマー病の治療において使用するためにさ らに研究する価値のある薬を識別するためのスクリーニングを提供できる。 タウ蛋白質は、完全長の蛋白質またはフィラメントを形成するそのフラグメン トであってもよい。タウのフィラメント形成フラグメントは一般的に、3つの微 小管結合反復を含む部分を少なくとも含んでいる。上記のとおり、成人のヒトの 脳に生じる6つのイソ型のうちのいずれを用いてもよい。上述のようにアルツハ イマー病の患者の脳に見られる対をなすらせん状フィラメントに非常に類似した 対をなすらせん状フィラメントを形成する完全長の3反復381アミノ酸イソ型 がうまく働くため、目下有望視されている。フィラメント形成に顕著な影響を及 ぼさずにアミノ酸を付加し、置換し、および/または欠失することによりタウ蛋 白質を公知の態様で部分変更してもよい。用語「タウ蛋白質」は適当な条件下で フィラメントを形成するすべての蛋白質およびフラグメントを含む意味で用いら れる。 現在好まれている硫酸化炭水化物は硫酸化グリコサミノグリカンであり、好都 合にはヘパリンまたはヘパラン硫酸である。 反応は生理的条件下で、たとえば以下に説明するように試薬をMOPSおよび AEBSHF中でインキュベートすることにより実行してもよく、定量的な結果 が得られる。30mM MOPS、1mM AEBSF、pH 7.4で30℃ においてインキュベートすることにより良好な結果が得られており、フィラメン ト形成は5時間後に開始し、48時間後に最大となる。タウ濃度は適当には少な くとも40μMであり、タウ/硫酸化グリコサミノグリカンのモル比はほぼ4: 1で良好な結果が得られる。 フィラメントの存在(または不在)は電子顕微鏡検査法または他の適当な方法 を用いてモニタできる。 この発明はさらに、添付の図面に関連して、以下の例において例示により説明 される。 図1は、ヒトのタウの3つの反復を含んだ381アミノ酸イソ型(htau3 7)(図1A)、ヒトのタウの4つの反復を含んだ441アミノ酸イソ型(ht au40)(図1B)およびNCLKでリン酸化したhtau37(図1C)か らなる、硫酸化グリコサミノグリカンに誘導されるフィラメントアセンブリの一 連の電子顕微鏡写真である。図1Cでの目盛線は100nmである。 図2は、アミノ末端(抗血清133)(図2A)、カルボキシ末端(抗血清1 34)(図2B)および微小管結合反復(抗血清135)(図2C)に対する抗 体で標識されたヒトのタウの対をなすらせん状フィラメントの一連の電子顕微鏡 写真である。図2Cでの目盛線は100nmである。 図3Aは、異なる濃度のNaClを含む緩衝液でヘパリン−セファロースカラ ムから溶離されるアリコートの電気泳動ゲルを示し、タウ蛋白質のヘパリン−セ ファロースへの結合を示す。 図3Bは、微小管結合タウ(%)対ヘパリン(mg/ml)のグラフであり、 タウの微小管への結合に対するヘパリンの効果を示す。 図3Cは、(350nmにおける)濁度対時間のグラフであり、(20分間の インキュベーションの後)ヘパリンを添加することの、タウで促進される微小管 アセンブリに対する効果を示す。 図4は、茶色に染色された抗ヘパラン硫酸抗体10E4で標識されるアルツハ イマー病の脳の海馬構成物の組織切片(写真A)と、青色に染色されたリン酸化 依存性の抗タウ抗体AT8と10E4とで標識される二重染色した脳の海馬構成 物の組織切片(写真B−F)との一連の写真である。目盛線は、(A)において 45μM、(B)において34μM、(C)において30μM、(D)および( E)において24μM、ならびに(F)において40μMである。例1 タウのリン酸化を刺激するために硫酸化グリコサミノグリカンを用いて実験を 行なった。 タウ蛋白質イソ型(ヒトのタウの3つの反復を含んだ381アミノ酸イソ型( htau37)およびヒトのタウの4つの反復を含んだ441アミノ酸イソ型( htau40))は(28)に記述されるようにE.coliで発現された。タ ウの精製のために、10L細菌培養物からの凍結ペレットを、240mlの5 0mMトリス、pH7.4、0.1mM EDTA、0.1mM DTT,0. 1mMフッ化フェニルメチルスルホニル(PMSF)(緩衝液A)中で再懸濁し 、氷の上で5×1分にわたって超音波処理した。遠心した後、上清をDE−52 カラム(4×4cm)に通して濾過し、濾過された画分を、緩衝液A中で平衡さ せたホスホセルロースカラムにかけた。0.1M NaClを含む緩衝液Aで洗 浄した後、0.1M−0.5M NaCl勾配を適用し、タウを含む画分を硫酸 アンモニウムを添加することにより50%に濃縮した。その沈殿物を50mM MES、pH6.25、0.1mM DTT、0.1mM PMSF(緩衝液B )中で可溶化し、緩衝液B中で平衡させたS−200カラム(1.3×100c m)にかけた。緩衝液B中で平衡させたモノ(Mono)Sカラムにタウを含む 画分を適用し、塩勾配を用いて溶離した。ピーク画分を高速真空により濃縮し、 40mMヘペス(Hepes)、pH7.4、0.1mM DTT、0.1mM P MSFに対して透析した。タウの精製はSDS−PAGEによりモニタされた。 精製されたhtau37およびhtau40(80μM)を、30℃において 48時間の間、25μlの30mM 3−[N−モルホリノ]プロパン−スルホ ン酸(MOPS)、1mM [4−(2−アミノエチル)フッ化ベンゼンスルホ ニル](AEBSF、Ca1biochem)、pH7.4中ヘパリン(20μM、BDH )とともにインキュベートした。アリコートを取出し、(7)に説明されるよう に電子顕微鏡検査法で調べた。いくつかの場合、ヘパリンを添加する前にhta u37を5U/mlの組換ニューロンのcdc2様キナーゼ(NCLK)でリン 酸化した(29)。結果は図1に示される。 図1に示されるように、電子顕微鏡検査法によって数多くのフィラメントの存 在が明らかになり、タウのイソ型の形態は微小管結合反復を3つ含むかまたは4 つ含むかで異なっていた。3つの反復を含むタウのイソ型では、典型的な対をな すらせん状形態を有するフィラメントが得られ(図1A)、4つの反復を含むタ ウのイソ型では、真っ直ぐの外観を有するフィラメントが得られた(図1B)。 ヘパリン(またはヘパラン硫酸)とインキュベートする前にp42マイトジェン 活性化蛋白質(MAP)キナーゼまたはNCLKによりリン酸化されたタウ蛋白 質が形成したフィラメントは、非リン酸化タウにより形成されたものと区別がつ かず、このことからタウのリン酸化はインビトロでのフィラメント形成に刺激を 与えるものでも阻害するものでもないことが示された(図1C)。同じ形態のフ ィラメントが硫酸化グリコサミノグリカンおよびp42 MAPキナーゼまたは MCLKを用いるタウの共同インキュベーションにおいて形成された。 最適のタウおよびヘパリン濃度において、対をなすらせん状フィラメントは3 0mM MOPS、1mM AEBSF、pH7.4中で30℃において約5時 間後に形成し始め、48時間後に最大数に達した。フィラメント形成は臨界タウ 濃度を要し、タウ/硫酸化グリコサミノグリカンの比が非常に重要である。対を なすらせん状のフィラメントおよびストレートフィラメントは40μMを超える タウ濃度において形成され、タウ/硫酸化グリコサミノグリカンのモル比はほぼ 4:1であった。こうした特徴はフィラメント形成が核形成依存性プロセスであ ることを示しており、これによって、硫酸化グリコサミノグリカンへのタウの結 合が、整った核の形成につながり、この整った核のおかげでタウのフィラメント の成長が起こる。フィラメントの形態ではなくその数がグリコサミノグリカンの 硫酸化の程度と相関しており、最大数はタウをヘパリンとインキュベートした後 に得られ、ヘパラン硫酸とインキュベートした後のその数はより少なかった。コ ンドロイチン硫酸およびデルマタン硫酸で得られたフィラメントの数は最も少な く、ヒアルロン酸ではフィラメントは全く得られなかった。同様に、ポリ−L− グルタミン酸とタウをインキュベートした後にはフィラメントは得られず、この ことはフィラメント形成が単純な電荷相互作用によって生じるのではないことを 示している。 MAPキナーゼまたはMCLKでリン酸化されているか否かにかかわらず、単 独のタウ蛋白質ではフィラメントが観察されなかった。単独の硫酸化グリコサミ ノグリカンでもフィラメントは形成されなかった。タウのイソ型とさまざまな市 販品のヘパラン硫酸またはヘパリンとを用いて行なった、ヘパリンの分子質量が 5から30kDaの範囲内である、50を超える別個の実験からも同様の結果が 得られた。 すなわち、この結果からタウはグリコサミノグリカンには依存するがリン酸化 には依存しない態様でフィラメントを形成することが示されている。さらに、タ ウはインビトロで生理的条件下で定量的な態様でフィラメントを形成できる。例2 組換htau37(80μM)を、30℃において48時間の間、30mMM OPS、1mM AEBSF、pH7.4中でヘパリン(20μM)とインキュ ベートした。346,000×gにおける1時間の遠心の後、フィラメントペレ ットを30mM MOPS、1mM AEBSF、pH7.4中で再懸濁し、( 7)に説明されるように、免疫電子顕微鏡検査法のために、タウのアミノ末端( 抗血清133)、カルボキシ末端(抗血清134)および微小管結合反復領域( 抗血清135)に対する抗体を用いて処理した。 結果は図2に示される。金標識は133および134には見られるが、135 には見られない。すなわち、対をなすらせん状フィラメントはタウのアミノおよ びカルボキシ末端に対する抗体によって修飾されたが、微小管結合反復領域に対 する抗体によっては修飾されなかった。 こうした結果は、フィラメントにおいてタウの反復領域に抗体が接近すること ができないことを示すが、こうした結果は以前にアルツハイマー病の脳からのP HFにより得られたものと同じであり(7)、すなわち、この2種類のフィラメ ントにおけるタウ分子の構成が類似していることを示している。ヘパリンが存在 している状態では、6つの組換ヒト脳タウのイソ型の各々は対をなすらせん状フ ィラメントまたはストレートフィラメントのいずれかを形成した。3つまたは4 つの微小管結合反復のみからなるタウ蛋白質と、タウのカルボキシ末端および反 復領域からなる蛋白質とからも同様の結果が得られた。これと比較して、反復領 域を除いた反復領域までのタウのアミノ末端半分からなる蛋白質からはフィラメ ントが得られなかった(データは示さず)。こうした実験結果から、タウの微小 管結合反復領域が、硫酸化グリコサミノグリカンに誘導されるフィラメント形成 にとって欠くことのできないものであることが確証される。タウの3つの微小管 結合反復がアルツハイマー病の脳からのPHFのコアを形成することは周知であ り(4,15)、このことも2種類のフィラメントの構成が類似していることの 証拠を裏付けている。硫酸化グリコサミノグリカンが存在する状態で形成された タウフィラメントのねじれはアルツハイマー病のフィラメントと比べて概してよ り不規則ではあったが、タウフィラメントの寸法はアルツハイマー病の脳のフィ ラメントの寸法に類似しており、ねじれたフィラメントの直径は約20nmであ り、ストレートフィラメントでは15nmであり、対をなすらせん状フィラメン トでは交差間隔は約80nmであった。例3 タウのヘパリン結合特性をヘパリン−セファロースとのインキュベーションの 後に調べた。 6つの組換ヒト脳タウのイソ型の60μgの等混合物または20μgのウシの 脳のチューブリン(Cytoskeleton,Inc.)を、30mM MOPS、pH7.4 中4.5×8mmヘパリン−セファロース(Pharmacia)カラムにかけた。0( フロースルー、f.t.)、0.15M、0.3M、0.5Mおよび1.0Mの NaClを含む10カラム容積の緩衝液を用いて溶出を行なった。アリコートを SDS−PADGにかけ、クーマシーブルーで染色した。この結果は図3Aに示 される。6つの組換タウのイソ型がヘパリン−セファロースに塩依存の態様で結 合し、0.3−0.5MのNaClで溶離したことが示される。 3つまたは4つの反復のみからなるタウ蛋白質、または反復領域およびカルボ キシ末端を含むタウ蛋白質もまたヘパリン−セファロースに結合し、反復領域を 除いた反復領域までのタウのアミノ末端半分からなる蛋白質も同様に結合した( データは示さず)。このことは、複数のヘパリン結合部位がタウ配列全体に分布 していることを示している。同様に、p42 MAPキナーゼまたはNCLKで リン酸化される組換タウはヘパリン−セファロースに結合でき、これはリン酸化 がタウのヘパリンに結合する能力を顕著に妨げなかったことを示している。この 結合はおそらく、ヘパリン中の負の電荷とタウ中の正の電荷との間の静電相互作 用を介して行なわれたと考えられる。タウは反復領域および反復の上流側の領域 において正に帯電しており、アミノ末端の125のアミノ酸は負に帯電している 。 次に、微小管に結合し微小管アセンブリを促進させるタウの能力に対するヘパ リンの影響を調べるための実験を行なった。 チューブリンは、37℃において15分間、アセンブリ用緩衝液(80mMP IPES、1mM MgCl2、1mM EGTA、1mM DTT、1mMGT P、pH6.8)中で20μMのタキソール(Ca1biochem)とインキュベートす ることにより微小管の形に集まった。組換htau40(4μM、0.18mg /ml)を37℃において10分間、アセンブリ用緩衝液中で異なる濃度のヘパ リン(0、2、20、100、200、500、1000、2000μg/ml )とインキュベートし、10μMのタキソールにより安定化された微小管に加え 、さらに20分間インキュベートした。懸濁液を、25%のグリセロールおよび 20μMのタキソールを含むアセンブリ用緩衝液からなる緩衝剤上に重ね、20 分間、346,000×gにおいて遠心した。得られたペレットは上清と同じ容 積の緩衝液中で再懸濁された。上清(遊離のタウ)およびペレット(微小管結合 タウ)のアリコートをSDS−PAGEにかけ、クーマシーブルーで染色した。 蛋白質濃度は、Moleculate Dynamicsコンピューティングデンシトメータ(Model 300A)を用いてゲルを走査することにより見積った。蛋白質濃度はヘパリ ンが存在しない状態(100%としてみなされる)において微小管に結合するタ ウの%として表わされる。この結果は図3Bに示され、ヘパリンの存在は、タキ ソールにより安定化された微小管にタウが結合するのを防ぐことが示される。 タウで促進される微小管アセンブリに対するヘパリンの影響を調べるため、組 換htau40(2μM)を37℃においてアセンブリ用緩衝液中でチューブリ ン(10μM)とインキュベートした。20分後、ヘパリン(10μM)を加え 、インキュベーションをさらに20分続けた。微小管の重合および解重合を35 0nmにおいて濁度を測定することによりモニタした。この結果は図3Cに示さ れ、タウが存在する状態において集まった微小管はヘパリンを添加すると急速に 解重合したことが示される。タウなしに濃縮したチューブリンから集まった微小 管はヘパリンを添加しても分散しなかった(データは示さず)。これらの結果か ら、ヘパリンは、タウが微小管に結合し微小管アセンブリおよび安定性を促進す るのを防ぐことが立証される。例4 以前の実験では、アルツハイマー病において神経細線維の損傷を有する神経細 胞内にヘパラン硫酸が存在することがわかっている(16−19)。しかしなが ら、リン酸化依存性の抗タウ抗体により広く染色される神経細胞で構成される神 経細線維の病状の知られている最も初期の段階(アルツハイマー病の「もつれ以 前」の段階(11))においてヘパラン硫酸と高リン酸化タウとが共存するかど うかについては研究がなされていなかった。そこで、抗ヘパラン硫酸抗体10E 4(20)およびリン酸化依存性の抗タウ抗体AT8(21、22)を用いてア ルツハイマー病の脳の海馬構成物に対して単一標識および二重標識の免疫組織化 学を行なった。 前述の方法(30)の部分変更を用いて、3人のアルツハイマー病の患者(7 6才、79才および80才)の海馬構成物の脱パラフィン化した4μMの切片を 単一標識および二重標識の免疫組織化学に用いた。抗体10E4(Seikagaku Co rporation)を1:250で用い、抗体AT8(Innogenetics)を1:500で 用いた。細胞切片を、0.2%のトゥイーン20および150mM NaClを 含む50mM トリス/HCl、pH7.4中で第1または第2の一次抗体と4 ℃においてひと晩インキュベートした。その切片をリン酸塩緩衝生理食塩水(P BS)中で洗浄し、1:200に希釈した、ビオチニル化ウマ抗マウスIgGま たはヤギ抗マウスIgM(Vector)と室温において2時間インキュベートした。 さらにPBS中で洗浄した後、これを1:100に希釈したアビジン−DH(Ve ctor)と1時間インキュベートし、3,3−ジアミノベンジディンで染色を行な った。次に切片をPBS中で洗浄し、0.01%のチオニンで対比染色し、乾燥 し、DPHに載せた。二重標識のため、非特異的染色を避けるため、最初の染色 の後に切片をアビジン−ビオチン(ベクター・ブロッキング・キット)とインキ ュベートした。PBS中で洗浄した後、基質として4−クロロ−1−ナフトール を用い、切片を1晩4℃において第2の一次抗体でインキュベートし、上述の手 順を繰返した。二重染色した切片は直接ゼラチンに載せた。いくつかの実験では 、一次抗体の順序を逆にし、第1または第2の一次抗体を省略した。さらに、組 織切片を、100mM NaCl、1mM CaCl2、10μg/mlのウ シ血清アルブミンおよび1mM PMSFを含む、0.5mlの50mM ヘペ ス、pH7.0中で0、2.5、5または10mUのヘパリチナーゼ(Seikagak u Corporation)を用いて37℃において3時間インキュベートした。PBS中 で洗浄した後、切片を上述のように抗体10E4とインキュベートした。10E 4による染色は2.5mUのヘパリチナーゼにより大幅に減少し、5および10 mUの酵素によりなくなったが、AT8染色はヘパリチナーゼ処理の影響を受け なかった。AT8染色は、希釈した抗体を10μMのリン酸化された組換タウ蛋 白質とインキュベートした後になくなった。 結果は図4に示される。10E4染色は茶色であり(図の薄い部分)、AT8 染色は青色であった(図の濃い部分)(Nomarski optics)。(A)の切片はチ オニンで対比染色されており、(B−F)では対比染色されていない。 図4Aに示されるように、錐体細胞のサブセットは10E4に対して強い免疫 反応を示した。これらは明らかな神経細線維のもつれを有する細胞およびもつれ を有さない細胞を含んでいた。二重標識免疫組織化学により、AT8によって広 く染色される神経細胞は10E4でも染色されることがわかった(図4B−図4 F)。図4Bから図4Fでは、ほとんどの染色された細胞において、茶色の10 E4染色および青色のAT8染色は十分な二重標識により混ざっていた。しかし ながら、いくつかの神経細胞では、ヘパラン硫酸染色の方がタウ染色に比べてよ り広範囲にわたっていた。部分的に二重標識されていろ錐体細胞は図4C、図4 Dおよび図4Fにおいて矢印で示されている。特に、拡散ヘパラン硫酸染色のな されたいくつかの錐体細胞においてタウ染色の小さな部分が観察された(図4D における矢印で示した細胞)。さらに、いくつかのタウ陰性の神経細胞はヘパラ ン硫酸陽性であり、ヘパラン硫酸染色が高リン酸化タウに対する染色に優先して 起こり得ることを示している。以前に示されるように(16−19)、タウおよ びヘパラン硫酸免疫反応は明らかな神経細線維の損傷を有する神経細胞において 共存しており、アミロイド斑はヘパラン硫酸抗体により染色された。細胞切片の ヘパリチナーゼ処理の後ではヘパラン硫酸染色がなく、かつリン酸化タウによる 抗体の予備吸着の後ではタウ染色がなかったため、免疫染色は特異的であった。 年齢が一致した対照の脳において、10E4またはAT8で染色された細胞の数 は非常に少なかった。このことから、神経細線維の病状の知られている最も初期 の段階において、アルツハイマー病の脳の神経細胞内にはヘパラン硫酸と高リン 酸化タウとが共存することがわかる。 併せて考慮すると、この実験結果は、タウ蛋白質と硫酸化グリコサミノグリカ ンとの相互作用からアルツハイマー病の神経細線維の損傷が形成されることにつ ながり得ることを示している。後者は、微小管に結合できない高リン酸化タウ蛋 白質を含むPHFからなる(3−6、9、10)。硫酸化グリコサミノグリカン は基質依存の態様でいくつかのプロテインキナーゼによりタウのリン酸化を刺激 することが知られている(12−14)。本発明者はここで、完全長のタウと硫 酸化グリコサミノグリカンとの間のリン酸化に依存しない相互作用により、アル ツハイマー病の脳に見られるフィラメントに非常によく似たフィラメントが形成 されることを示した。PHFに加えて、後者は少数の生物化学的におよび構造上 関連のあるストレートフィラメントからなる(23)。硫酸化グリコサミノグリ カンが存在する状態では、3つの反復を含むタウのイソ型から対をなすらせん状 フィラメントが生じ、4つの反復を含むイソ型からストレートフィラメントが形 成されたが、これはアルツハイマー病の2つのタウアセンブリの機構を示してい る。非生理的条件の下での以前の研究では、タウの3つの微小管結合反復(24 −26)ないし完全長の分子からの非常に限られた範囲(27)から、対をなす らせん状フィラメントが形成されることがわかっている。ここに提示した結果か ら、タウが硫酸化グリコサミノグリカンに結合することから生じるフィラメント 形成は核形成依存性プロセスであり、完全長のタウが3つの微小管結合反復を介 して集まり、PHFを形成できるようにするものであることが示される。また、 この相互作用はタウが微小管に結合し微小管アセンブリを促進するのを妨げるこ とが示される。さらに、ヘパラン硫酸およびタウ免疫反応は明らかな神経細線維 の損傷が形成される前にアルツハイマー病の脳の神経細胞内にともに局在するこ とがわかった。これらの結果により、神経細胞の細胞質内の硫酸化グリコサミノ グリカンが増加するとタウの高リン酸化を引起こし、微小管を不安定にしPHF のアセンブリを誘導することがあり、この結果アルツハイマー病の神経細線維の 病状が生じることが示される。これらはまた、PHF形成を妨げる化合物を識別 するための簡単なアッセイを提供する。 参考文献
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スピランティニ,マリア・グラジア イギリス、シィ・ビィ・2 2・キュー・ ジェイ ケンブリッジ、ヒルズ・ロード、 シダー・コート、20 (72)発明者 長谷川 成人 イギリス、シィ・ビィ・1 4・エス・エ ックス ケンブリッジ、ホゥルブルック・ ロード、55 (72)発明者 スミス,マイケル・ジョン イギリス、シィ・ビィ・2 2・ピィ・ダ ブリュ ケンブリッジ、セッドリィ・テイ ラー・ロード、22 (72)発明者 クラウザー,リチャード・アンソニー イギリス、シィ・ビィ・4 1・エイチ・ ジィ ケンブリッジ、キンバリー・ロー ド、51

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.アルツハイマー病の治療において使用できる可能性のある薬をスクリーニン グする方法であって、前記薬の存在する状態においてタウ蛋白質を適当な条件の 下でフィラメントを形成するため適当な硫酸化炭水化物と反応させることと、フ ィラメントの存在をモニタすることとを含む、方法。 2.前記タウ蛋白質は完全長の3反復381アミノ酸のイソ型を含む、請求項1 に記載の方法。 3.前記硫酸化炭水化物は硫酸化グリコサミノグリカンである、請求項1または 請求項2に記載の方法。 4.前記硫酸化グリコサミノグリカンはヘパリンまたはヘパラン硫酸である、請 求項3に記載の方法。 5.前記反応が生理的条件の下で実行される、請求項1から4のいずれかに記載 の方法。 6.前記反応はMOPSおよびAEBSF中で試薬をインキュベートすることに より実行される、請求項5に記載の方法。 7.フィラメントの存在は電子顕微鏡検査法または他の適当な方法を用いてモニ タされる、請求項1から6のいずれかに記載の方法。
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