JP2001502830A - 分散型コンピュータネットワーク上における、最適化されたデータ記憶および検索のためのシステムおよび方法 - Google Patents

分散型コンピュータネットワーク上における、最適化されたデータ記憶および検索のためのシステムおよび方法

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Abstract

(57)【要約】 分散型サイトにおけるビデオデータを最適化して記憶および検するためのシステムおよび方法は、ネットワーク(10)のいたる所に“スマートミラー”サイト(26,28,30)を配置することを要求する。前記スマートミラーサイトの各々は、前記システムにより管理されているデータのコピーを維持する。全てのユーザー(12,16,20)は、各々の利用可能なデリバリーサイトに関するネットワーク性能の分析に基づいて、特定のデリバリーサイトに割り当てられる。一般化されたネットワーク性能データは、さらなるデリバリーサイトの選択を容易にするために、かつ、従来のネットワークと比較して向上した性能の維持を確実にするために、集計かつ記憶される。

Description

【発明の詳細な説明】分散型コンピュータネットワーク上における、最適化されたデータ記憶および検 索のためのシステムおよび方法 本発明は、分散型データ記憶および検索のためのシステムおよび方法に関し、 より詳細には、ユーザーが、動的かつ分散型の多目的ネットワークのためのネッ トワーク性能情報を得ることができ、かつ、この情報を、コンピュータデータ、 特にマルチメディアコンテンツを受信するための最適なデリバリーサイトまたは サーバを識別しかつ選択するために用いることができるシステムおよび方法に関 する。このようなデリバリーサイトおよびサーバーについては、ネットワーク容 量を増大させ、サーバーの負荷を分配し、かつ、サーバーとユーザーとの間の送 信の遅延を低減させるように選択される。 発明の背景 インターネットは、接続されたコンピュータの、世界中に拡がる自由なネット ワークである。インターネット上では、終点アドレスを指定することと、一連の “バウンド(hops)”を介してコンピュータからコンピュータへメッセージを渡す こととにより、任意のコンピュータから他の任意のコンピュータへメッセージを 送信することができる。各々のコンピュータ、ルーター、またはインターネット 上の“ノード”は、独自のインターネットアドレスを有している。介在するコン ピュータまたはルーターが通過中のメッセージを受信すると、前記コンピュータ は、メッセージの目的地を照合し、それに応じてそのメッセージを通過させる。 インターネットは、規模および複雑さの両方の点に関して急速に発展している 。過去には、インターネットの大部分のユーザーは、教職、研究、または協会に 携わるユーザーであり、その当時、インターネットについては、電子メール、ネ ットワークニュースを送受信し、かつ、コンピュータの送信を可能にするために 用いられていた。しかしながら、数年前のワールドワイドウェブ(“Web”また は“WW”としても知られている)の導入以来、インターネットは、一般的な関心 、すなわち画像、記事などの表示に関する、増えつつある他の形式のデータを扱 い(host)始めた。 Webプロトコルおよび言語は、インターネット区域を進むためのグラフィッ ク手段を確立している。主にテキスト/グラフィックコンテンツからしばしば構 成されている“Webページ”は、インターネット中の、“Webサーバー”と して知られる多数のコンピュータ上に記憶されている。“ブラウザ”として知ら れるソフトウェアプログラムについては、所望のWebページの位置(すなわち 、インターネットアドレス)を指定することにより、インターネットを介してW ebページにアクセスするために用いることができる。Webページがアクセス されると、その情報は、(たとえ世界中のどこにあろうとも)遠く離れたコンピ ュータ(サーバーまたはデリバリーサイト)から、インターネットを介してユー ザーへ送信される。 近年では、Webは、オーディオ/ビデオデータ、およびコンピュータソフト ウェアのような高度に洗練された形式のマルチメディアコンテンツを扱い始めた 。第1世代のWebコンテンツ、すなわちテキストおよび静止画像と比較すると 、オーディオクリップ、ビデオクリップ、およびコンピュータソフトウェアにつ いては、非常に高度な記憶および帯域幅が必要とされる。 現在でも、インターネット上におけるマルチノードリンクにわたる大容量のオ ーディオ/ビデオファイルの一様な高速送信を供給することは、不可能ではない にしても困難である。データはしばしば遠くから送信されるので、多くの要因が 、送信の遅延や、送信の一部または全ての喪失を引き起こすことがある。小容量 のグラフィックまたはテキストファイルを受信する際にユーザーが僅かな遅延を 経験したとしても、一般的に重大なことではない。しかしながら、ビデオのよう なリアルタイムデータは、データの送信および表示のために非常に一定のかつ厳 格な時間設定の必要性を有していることが分かる。 不運にも、従来のインターネットのようなデータネットワークの現在の構造は 、遅延およびデータ送信速度の重大な変動が通常のデータ(例えば、テキストお よび静止画像)には容認できるという考えに基づいている。結果として、世界中 の位置からの、テキストおよびグラフィック情報への多数のアクセスを許容する ために、このような送信上の短所は容認できると考えられ、かつ、インターネッ トの基本的な容量は、データ送信の費用を低減させるために、幾分“加入者過剰 ”ぎみとなっている。言い換えれば、ネットワークデータ送信の適時さ(timeli ness)は、長距離通信接続の総訃費用を比較的些細なものにすべく、著しく妥協 して処理されてきた。 もっと多くのユーザーのために、インターネットのようなメッセージ中心の( message-oriented)ネットワークを介してオーディオービデオデータを首尾よく 送信するために、ネットワークリソースは、送信の適時さを容易にする方法に委 ねられるべきである。このように委ねられたネットワークリソースを用いたシス テムは、概して、インターネットのような共有ネットワークに関する既存の価格 体制(pricing scheme)を利用することはできない。その理由は、前記システム は、データパケット毎に基づいてネットワークリソースの共有に参加することか できないためである。ビデオデータは、優先順位の低いデータを排除して送信さ れる必要がある。したがって、送信費用は、特に接続が“長距離”であるときに 、または、接続が長時間にわたって継続されるときに、かなりの額となる。 前述した適時さ〜コストの妥協に関する他の結果は、表面土は境目のない地形 の(indiscriminate topographical)ネットワーク構造であった。遅延およびス ループット(throughput)の変動は、低コストのために従来から許されてきたの で、インターネットのインフラストラクチャーの環境設定(configuration)も また、コストを考慮して駆動している。それゆえに、ネットワークの相互接続の 効率はほとんど考慮されてこなかった。リアルタイムデータの急速な発展は、こ の要求を変えつつある。 インターネット上における、時間に鋭敏な(time-sensitive)データの不十分 なデータ送信の性能は、通常は、パケットの損失、過度のサーバー利用、比較的 小さなネットワークインフラストラクチャーの容量、およびネツトワークハード ウェアに固有の遅延という4つの要因により引き起こされることが分かる。特に パケットの損失は、不十分なインフラストラクチャーと、経路決定の確実さの欠 如とにより引き起こされる。本来の遅延は、とりわけ、インターネット上の多ノ ードのパスにおける、隣接したノード間のフロー制御の欠如により引き起こされ ると信じられている。 小容量のテキストおよびグラフィックファイルとは違って、比較的大容量のビ デオファイルは、“ストリーミング”、すなわち一定のデータの流れに数分(ま たはそれ以上)要することがある。その結果、通常のネットワーク性能の問題が 悪化する。ネットワークの帯域幅、すなわち特定のネットワークのデータ搬送容 量は制限されている。したがって、パケット損失および遅延が増大する。長い受 け渡し時間は、多量のサーバー容量を長時間にわたって消費し、他のユーザーに 利用可能なリソースを減少させる。それゆえに、ネットワークインフラストラク チャーは徐々に輻幀し、パケット損失および遅延は増大し続け、送信時間も上昇 し、かつ、サーバーの負荷はさらに増大する。 このパターンは、ネットワーク性能の“急降下”を例示しており、このネット ヮーク性能の“急降下”は、ビデオクリップのような大容量のデータファイルの 送信の試みにより生じることがある。ネットワークトラフィックがネットワーク の帯域幅により負わされた制限の範囲内に留まっている限りは、ネットワーク性 能は依然容認できる。しかしながら、ネットワークの負荷のピークが容量を超え た場合には、前述の急降下が始まり、不十分なネットワーク性能の期間の増大を 引き起こす。 前述したように、ブラウザプログラムについては、所望のWebページの位置 (すなわち、インターネットアドレス)を指定することにより、またはより一般 的には、Webページに“ホットリンク(hotlinking)”機能を行うことにより 、インターネットを介してWebページにアクセスしてかつ該Webページ見る ために用いることができる。通常のブラウザは、Linx,NCSA Mosaic,Netscape Navigator,およびMicrosoft Internet Explorerである。所望のWebページは 、“http://internet.address/directory/filename.html”という構文(syntax )を用いたファイルの正確な位置を示す“URL”(uniform resource locator )により指定される。 前記Webページは、主として、“HTML”(HyperText Markup Language ) として知られる言語を介して、レイアウトとコンテンツとに関して説明される 。インターネットにリンクした任意の個々のコンピュータは、1つまたは2つ以 上のWebページ、すなわちHTMLフオーマットのコンピュータファイルを、 ユーザーによるアクセスのために記憶することができる。 あるHTMLWebページから他のHTML Webページへのホットリンク は、以下のように行われる。最初に、ユーザーは、しばしばユーザーのISP( インターネットサービスプロバイダ)に設置されたコンピュータによって、既知 のアドレスを有するWebページへアクセスする。このISPは、インターネッ ト接続をユーザーに提供する機関である。前記Webページは、HTMLフォー マット形式で指定されたテキストおよびビジユアルデータに加えて、“リンク” 、すなわち、しばしばインターネット中の他のコンピュータ上にある、他のWe bページのインターネットアドレスを指している(URLの形式で)埋め込まれ た情報を有することができる。次に、ユーザーは、(しばしばマウスを用いて指 すかまたはクリックすることによって)リンクを選択することにより、他のWe bページにアクセスすることができ、その結果、該Webページは、さらなるデ ータおよび/またはさらなるリンクを有することができる。 NetscapeのEMBEDタグのような、HTMLへの種々の拡張は、Webペー ジに埋め込むべき他のデータへのリファレンス(reference)を可能にする。ブ ラウザの中には、テキストおよび画像以外のデータを扱うことができないものも ある。他のブラウザは、種々の方法でデータを扱うことができる。例えば、NCSA Mosaicは、ユーザーのコンピュータへデータをダウンロードすることを可能に してかつ次にデータを見るまたは操作するための外部プログラムを呼び出すこと により、末知の形式のデータに対するリフアレンスを扱う。Netscape Navigator ,およびMicrosoft Internet Explorerの最近の発売は、この概念を一歩先へ進 めている。ブラウザの機能拡張(extension)、すなわち“ブラグイン(plug-in )”については、データが遠隔のWebページから受信された際に該データを扱 うために、自動的に呼び出すことができる。Java言語(または類似の言語) で書かれたネットワークプログラム“アプレット”のような他の手段については 、ブラウザ環境またはネットワークの機能性を拡張するために用いることができ る。 ディジタルマルチメディアデータは、非常に高度な記憶および帯域幅に関する 要求を有していることがある。詳細には、ビデオファイルは、10MB〜10G Bという非常に大容量なものとなり得る。ユーザーの端末において、ビデオファ イルをこれらが録画された速度に近い速度で再生するために、前記ファイルは、 速い、一定の速度で送られる必要がある。あまりに遅すぎると、画像は元来録画 されたものよりも遅く再生されてしまう。速度が一定でなければ、ビデオは、昔 の映画のようにぎこちなく現れる。 前述したネットワーク構成に関する妥協は、インターネットを介したオーディ オ/ビデオデータの送信に、概して悪影響を及ぼす。Webを“波乗り”するた めにブラウザを用いているユーザーが、テキストおよび静止画像を検索する間に 些細な遅延および送信速度の変動に気づかない一方で、このような短所は、リア ルタイムのオーディオ/ビデオ情報がアクセスされるときに、明白かつ重大なも のとなる。 これらの問題を解決しようとして、インターネットのコンテンツプロバイダは 、時々、種々のサーバーまたは“ミラーサイト”として知られるデリバリーサイ トによって、インターネットを介して人気のあるコンテンツを広める。各々のミ ラーサイトは、オリジナルのサイトのものと本質的に同一の情報を有している。 例えば、人気のあるWebサイトがニューヨークに設置されている場合に、ミラ ーサイトは、ロサンジェルス、ロンドン、および東京に設置することができる。 それゆえに、ヨーロッパのユーザーが、オリジナルのニューヨークのサイトにア クセスするのか難しい場合に、このユーザーは、地理的に最も近い、すなわちロ ンドンのミラーサイトに対してホットリンク機能を行うことができる。 しかしながら、ミラーサイトは、幾つかの不都合な点を有している。例えば、 ミラーサイトについては、地理的に広範に分散してもよいが、実際の用途、ネッ トワークトラフィックなどの点で、ネットワーク上に効率的に分散されないこと がある。したがって、ニューヨークおよびロサンジェルスのミラーサイトは、と もに同じ国のインターネットサービスプロバイダのネットワークに接続されるこ とがあり、このことは、これらのサイトのうち一方がアクセスしづらくなると、 他方にも影響を及ぼすことがあることを意味する。 さらに、ミラーサイトは、各々のサーバー上の負荷を低減させるために最適に 設置されないことがある。ミラーサイトを設置すべき場所に関して、“経験に基 づいた推測”がなされるかも知れないが、実際の使用パターンは異なることがあ る。さらに、性能が向上する保証はどこにもない。ミラーサイトの帯域幅はオリ ジナルサイトのものよりも小さいか、または、ミラーサイトが他の理由により過 負荷となることがある。 さらに、ミラーサイトはしばしば任意に扱われる。あるWebサイトが非常に 人気があり、かつ、そのコンテンツが自分の加入者にとって興味深いものである とサービスプロバイダが判断すれば、このサービスプロバイダは、オリジナルの Webサイトのミラーサイトを扱うことに同意することがある。このような計画 はミラーサイトのホストにとって魅力的である。その理由は、人々がそのミラー サイトに引きつけられ、かつ、そこに扱われている他のコンテンツに対してホッ トリンク機能を行うことがあるためである。その一方で、このような任意の協定 は、通常は信頼性が無く、かつ、いつでも断絶されることがある。 本質的に、ミラーサイトは、データのための二次的なソースを提供し、利用可 能なこともあれは利用不可能なこともあり、かつ、ユーザーの便宜を向上させる ことができるが、ネットワークの帯域幅または効率に取り組むものではない。ミ ラーサイトは、ネットワークの性能特性を補うことはなく、また、インターネッ トにおけるような既存の低コスト価格づけ計画を未だに利用する一方で、ビデオ データを効率的に送信するために用いることができる利用可能な帯域幅を識別す ることもない。 現在は、デリバリーサイトにとって最適な場所を選択する手本が存在せず、ま た、最大限の性能を各自にするためにはどのミラーサイトに接続すべきかをユー ザーが判断することを可能する公知の方法も存在しない。実際、従来のミラーサ イトの利用は任意である。通常は、ユーザーは、オリジナルサイト(または既知 のミラーサイト)にアクセスしようとし、次に、1回または2回以上の試行後に 性能が不十分であることが分かった場合にのみ、他のミラーサイトに切り換える 。この取り組みは、ネットワークリソースの非効率的な利用である。明らかに、 ミラーサイトは、過負荷状態のWebサイトに関する問題に対する最適な解決法 ではない。その主な理由は、とりわけ、ネットワーク性能を考慮していないこと である。 ネットワーク分析、詳細には、インターネットにおける特定のパスおよびリン クの性能については、周知であり、かつ、開発されている。例えば、“ping ”プログラムによって、インターネットに接続されたコンピュータは、遠隔のホ ストがアクセス可能かどうかを判断することができる。しかしながら、このpi ngプログラムは、ICMPプロトコルとして知られる優先順位の低いネットワ ークプロトコルを用いるので、有意義な性能分析情報を提供しない。“経路追跡 (traceroute)”プログラムは、コンピュータから遠隔のホストへのメッセージ 送信に追随し、各々のリンクに沿って遅延をトラッキングし、かつ、メッセージ により選ばれるパスを決定する。この経路追跡アプリケーションについては、デ ータの流れをマッピングするのに用いることができる。しかしながら、このアプ リケーションは、有意義な性能分析情報を提供する能力に欠けている。経路追跡 は、一方向に伝搬するメッセージのための経路情報のみを、時間にして一瞬のみ 提供するに過ぎない。 さらに、通常は、テストを実行している単一のコンピュータと相互につながっ ているパスの接続特性のみが決定される。テストの範囲を拡張することは可能で あるが、広範囲に広げることは実際には(logistically)実行不可能である。そ の理由は、インターネットが非常に広範であるためである。 “ping”および“経路追跡”プログラムのような従来のネットワーク分析 技術は、ネットワークの接続性の概観を提供するが、インターネットを介してプ ロバイダやミラーサイトからどんな性能が期待できるのかに関する理解を提供す ることはほとんどない。したがって、デリバリーサイトまたはミラーサイトが設 置されるべき場所や、性能を最大限にするためにはどのミラーサイトを用いるべ きかに関しては、“推測”のみがなされるに過ぎない。 それゆえに、ネットワークの性能全体を判断する方法の必要性が存在する。コ ンテンップロバイダが最適なネットワーク位置においてデータデリバリーサイト またはミラーサイトを動的に設置することを可能にしてかつユーザーがデータを 受信するのに最適なミラーサイトを選択することを可能にする方法を用いるシス テムのさらなる必要性が存在する。 発明の概要 本発明は、インターネット内に設置されたサイトに対する、Webコンテンツ の最適な分配のためのシステムおよび方法に向けられている。ここでは“スマー トミラーリング”と称される、情報処理機能をもつ(intelligent)ミラーリン グ機構が、ミラーサイトの分配のための必要性を決定するために、かつ、あるW ebコンテンツに関するユーザーの要求を最適なミラーサイトへ向けるために用 いられる。 多数の“スマートな”デリバリーサイトまたはミラーサイトが、人気のあるW ebコンテンツを、インターネットの種々の部分に分配するために用いられる。 多数のユーザーにより行われたテストに基づいた、ネットワーク分析の包括的な 機構は、サイトのための好ましい場所を相互作用的に決定するために、かつ、各 個人のユーザーにより用いられるべき最適なサイトを決定するために用いられる 。 それゆえに、各個人のユーザーが、改善された性能を供給するスマートミラー またはデリバリーサイトに経路指定されるので、ネットワークの全体的な輻輳は 低減される。ほとんどの場合に、改善されたサーバーは、データが移動する必要 のあるネットワーク接続の数を減少させるために、ユーザーと電子的に近接して 設置され、これにより、パケットの損失および遅延を低減させる。 さらに、ネットワーク分析の結果は、メッセージトラフィックを、既に過負荷 状態のデリバリーサイトやネットワーク領域からそらし、十分に活用されていな いサーバーやネットワークへ向けて経路指定することを可能にする。このことに より、各々のユーザーに見られるようなスループットにおける改善が得られ、か つこれにより、前記システムを用いているコンテンツプロバイダにより提供され たコンテンツの魅力を増大させる。コンテンツプロバイダは、重大な性能の劣化 を被ることなくインターネットを介して多数のユーザーに到達することができる 。 本発明によるシステムは、オリジナルのWebサイトと、少なくとも1つのさ らなるデリバリー(またはミラー)サイトとから開始される。前記システムを使 うことを所望する各々のユーザーは、好ましい実施形態においては、環境設定ユ ーティリティとクライアントプログラムとを有するソフトウェアを供給される。 前記環境設定ユーティリティは、最初に、どのデリバリーサイトが、特定のユー ザーのために改善された性能を提供するのかを判断するために用いられる。 本発明のある実施形態によれば、前記環境設定ユーティリティは、最初に、サ ービスプロバイダから“デリバリーサイトファイル”をダウンロードする。この デリバリーサイトファイルは、利用可能なデリバリーサイトのリストと、実行す べきネットワークテストのリストとを有する。テストの形式および実行すべきテ ストの頻度については、前記ネットワークをテストしているユーザーの数と、ネ ットワーク上でのおよその流出またはデリバリーサイトの容量とに依存して、前 記デリバリーサイトファイルにおいて指定してもよい。 前記環境設定ユーティリティは、前記デリバリーサイトファイルにおいて指定 されたテストの一部を実行する。前記テストの結果は、どのデリバリーサイトが ユーザーにとって改善された性能をもたらすかを示し、かつ、テストを実行して いるユーザーの立場から見た、種々の普及したネットワークの性能に関する情報 を有してもいる。前記ネツトワークテストの結果および選択されたデリバリーサ ィトの独自性(identity)は、サービスプロバイダのデータベースに組み込むた めに、(ある生じ得る環境設定においては電子メールを介して)前記デリバリー サービスプロバイダへ戻される。 したがって、前記環境設定ユーティリティにより選択された前記デリバリーサ イトは、デリバリーシステムのサービスプロバイダにより管理されている全ての コンテンツを検索するために、前記ユーザーにより用いられる。この結果、前記 ユーザーがWebコンテンツを閲覧していて、かつ、例えばビデオクリップのよ うな、サービスプロバイダのデリバリーシステムにより管理されている特定の項 目を見つけたときに、クライアントソフトウェアは、指定された“スマートミラ ー”デリバリーサイトから前記アイテムを自動的に検索する。サイトの優先権( preference)およびデフォルトサイトについては、要求に基づいて定期的に、 指定された時間に、またはネットワークの負荷およびトラフィックの変化に応じ て更新することができる。 さらに、本発明の前記環境設定ユーティリティが、種々のネットワークテスト を行っており、かつ、前記テストの結果をサービスプロバイダに供給しているの で、システムおよびネットワーク性能に関する貴重なデータが利用可能である。 このようなデータは、どの“スマートミラー”デリバリーサイトが効率的に動作 し、どの“スマートミラー”デリバリーサイトが効率的に動作していないのか、 どのスマートミラーデリバリーサイトが過負荷状態なのか、また、より多くのデ リバリーサイトまたは容量の追加により、インターネットのどの部分が恩恵を受 けるのか、に関する情報を提供する。 さらに、このようなデータは、徹底的な性能測定、作業負荷の特徴づけ(work load characterization)、経路の安定性、および停止の測定基準(outage metr ics)のような高度なネットワーク分析を行うことを可能にする。したがって、 工学の立場から見ると、ミラーサービスプロバイダは、改善された性能が提供さ れていることを確実にすることを続けることができる。マーケティングの展望か らは、コンテンツプロバイダには、改善された性能のためのスマートミラーまた はデリバリーサイトをどこに設置すべきかを、また、どのISPが改善された受 け渡しを提供するのか知らせることができる。 図面の簡潔な説明 図1は、多数のユーザーと多数のコンテンツプロバイダとを備える、本発明に よるシステムに関する、例示されたネットワーク形態のブロック図である。 図2は、本発明によるシステムにおいて用いられる環境設定ユーティリティの 動作を説明しているフローチャートである。 図3は、本発明によるシステムにおいて用いられるクライアントプログラムの 動作を説明しているフローチャートである。 発明の詳細な説明 本発明について、詳細な例示的実施形態に関連して以下に説明する。本発明が 広範な種々の形式で具現され得ることは明白であり、これらの形式の中には、開 示される実施形態のものとは全く異なったものもあり得る。その結果、本明細書 中に開示される特定の構造的かつ機能的詳細は単に典型例に過ぎず、かつ、本発 明の範囲を制限するものではない。 最初に、図1を参照すると、主に広範囲の通信ネットワークの典型例となるよ うに意図されているインターネット10が“雲”として表されている。このイン ターネットは、多数のコンピュータの相互接続されたネットワークとして知られ ている。“地理的に”互いに近くにあるインターネット接続されたコンピュータ が、インターネット上で“電子的に”互いに近くに存在することがあるが、この ような場合が通常のこととは限らない。しかしながら、インターネットに接続さ れたあるコンピュータは、インターネットに接続された他の任意のコンピュータ と通信することができる。メッセージは、おそらく、互いに直接接続されている コンピュータ間における一連のリンクまたは“バウンド(hops)”を具備するパ スを介して移動することになる。 さらに、第1ユーザー端末12が図1に表されている。この第1ユーザー端末 12は、通常は、単に、インターネット10に接続されたコンピュータ、ルータ ー、または端末サーバーであるインターネットサービスプロバイダ(ISP)1 4に接続されている。このISP14は、第2ユーザー端末16のような、さら なるユーザー端末の中心となることができる。さらに、第2のISP18のよう な他のISPが、インターネット10に接続されている。第3ユーザー端末20 は、第2ISP18に接続されて示されている。後述する動作的な詳細に従って 3つのユーザー端末のみが示されているが、本発明に関して同時発生するユーザ ー数には制限がないことが分かる。 従来の技術において周知であるように、コンテンツプロバイダもまた、インタ ーネット10に接続されている。第1のコンテンツプロバイダ22は、例えばス ポーツの得点やハイライトのような、ある種類のコンテンツを供給することがで きる。第2のコンテンツプロバイダ24は、例えばビジネスニュースのような、 違う種類のコンテンツを供給することができる。 従来は、(例えば第1ユーザー端末12を用いている)あるユーザーが、第1 のコンテンツプロバイダ22により供給されたコンテンツにアクセスしたいと希 望した場合、端末12は、第1のコンテンツプロバイダ22に直接問い合わせて いた。要求メッセージは、端末12からインターネット10を介してコンテンツ プロバイダ22へ伝搬していた。コンテンツプロバイダ22は、所望のデータを 、インターネット10を介して端末12へ送り返していた。 幾つかのデリバリーまたは“ミラー”サイトは、図1においてインターネット 10に接続されて示されている。第1デリバリーサイト26については、第1ユ ーザー端末12から少数の“バウンド”位置に設置することができる。第2デリ バリーサイト28については、第1ユーザー端末12からより遠く離れているが 第3ユーザー端末20に近い位置に設置することができる。第3デリバリーサイ ト30については、第2デリバリーサイト28と同じくらい第3ユーザー端末2 0に近い位置に設置することができる。前述したように、“地理的に”互いに近 くにあるユーザーとプロバイダまたはデリバリーサイトは、インターネット上に おいては“電子的に”互いに近くないことがある。ユーザーとプロバイダまたは デリバリーサイトとの間の“電子的”な距離を減少させるために、データが移動 する必要があるネットワーク接続の数とルーター数とを減少させることができる 。 前述したように、スマートミラーリングシステムは、前述のネットワーク問題 の発生を減少させることにより、ネットワーク性能を改善するように作用する。 幾つかの場合において、本発明のネットワークテストの手順は、幾分長いパスの 方が幾分短いパスよりも優れたスループットを供給することを示しているが、パ ケットの損失および遅延の問題は、主に、データが移動する必要があるネットワ ークの接続数を減らすことにより減少する。ネットワークケーブルにおいては、 僅かなパケット損失しか生じず、かつ、本質的に何の遅延も生じない。パケット の損失および遅延は、通常は、過負荷状態にあるネットワークの記憶装置および ルーティング装置により引き起こされる。本発明のスマートミラーサイトは、各 々のユーザーに対し、電子的に近く設置されているので、パケットの損失および 遅延は低減する。通常は単一のサーバーにより処理されてきた負荷を多数のデリ バリーサイトが分配するので、過度のサーバー利用の問題は抑えられる。異なっ た場所にある並列のデリバリーサイトから検索されたデータは、一般には、同じ ネットワークリンク上を移動する必要がないので、ネットワークインフラストラ クチャーの比較的低い容量はさほど問題ではなくなる。 本発明を説明する目的のために、デリバリーサイトは、データ、またはソフト ウェアコードのような他のファイルを記憶できるネットワーク上の受け渡し用“ ノード”である。さらに、この用語は、データの受け渡しに関して応答可能なサ イトをも含んでおり、ミラーサイト、コンテンツプロバイダ、および放送ビデオ ストリームまたはWebサイトを含んでいる。 前記システムにおいては、ミラーサービスプロバイダ(MSP)32は、イン ターネット10に接続されている。このMSP32は、デリバリーサイト26, 28,30の分配に関する、かつ、ユーザー端末12,16,20からオリジナ ルサイトおよひデリバリーサイトへの要求の割当てに関する管理機能を働かせ、 インターネット10上でのデータの送受信が可能なデータベースを備えている。 この管理機能は、ユーザー端末12上の記憶媒体(すなわちRAM)内で実行 される環境設定ユーティリティ34およびクライアントプログラム36の利用に よって容易になる。環境設定ユーティリティ34およびクライアントプログラム 36は、第1ユーザー端末12のみの一部として図1に示されているが、前記シ ステムに関係している、端末16,20のようなあらゆるユーザー端末が、この ようなソフトウェアを用いることが分かる。前記システムに参加することを所望 しているユーザーは、環境設定ユーティリティ34とクライアントプログラム3 6とを具備するソフトウエアを、MSP32から直接に、または、(ブラウザま たはコンピュータの動作システムの一部ような)小売りの、あるいは他のチャン ネルを介して得ることができる。本発明の、説明されている実施形態において、 環境設定ユーティリティ34により実行される機能については、ブラウザまたは 他のネットワークアプリケーションのような、一般的なインターネットアプリケ ーションソフトウェア内に組み込むことができ、スタンドアロン(stand-alone )プログラムは必要ないことを特筆しておく。 好ましい実施形態において、前記環境設定ユーティリティ34は、第1ユーザ ー端末12がシステムにアクセスする前に、コマンドまたは自動のいずれかによ って、ユーザーにより実行される必要がある。環境設定ユーティリティ34の動 作は、図2において詳細に示されている。 前記環境設定ユーティリティ34は、ユーザー端末12上で最初に実行された ときに、MSP32(図1)からデリバリーサイトファイルを検索する(段階4 0)。ユーザーが既にデリバリーサイトファイル(例えば、環境設定ユーティリ ティ34を用いて受信したもの)を持っていて、かつ、このデリバリーサイトフ ァイルが十分に新しい場合には、このデリバリーサイトファイルを、ユーザー端 末12のローカルハードディスクから検索することができる。このデリバリーサ イトファイルは、全ての利用可能なデリバリーサイト(デリバリーサイト26, 28,30のような)のリストと、ユーザー端末12において実行すべきネット ワークテストのリストとを有している。本発明の場合には、僅か2つのデリバリ ーサイトのみが存在することができ、あるいは、ユーザー数に応じて数千ものデ リバリーサイトが存在することもできる。サイトの数については、各々の利用可 能なデリバリーサイトがデリバリーサイトファイル内に表示され、原則的に無制 限である。 前記デリバリーサイトファイルは、MSPのコンピュータシステム内から、デ ータベースにより生じる。このデータベースのアプリケーションは、実行すべき 最適なテストを動的に決定するために、ユーザーについての情報を用いる。この 結果、このデリバリーサイトファイルは、存在している全てのデリバリーサイト のためのエントリーを有する必要がない。リストについては、適切または実行可 能と思われるサイトのみを有するように作ることができる。 最初に、デリバリーシステムのユーザーのためのテスト形態におけるランタイ ム(run-time)の変動の規模は小さい。つまり、ユーザーの第1グループは全て 、本質的に同じテストを実行する。しかしながら、デリバリーサイトが発達する につれて、各々のユーザーのテストの強度は、ネットワーク中に及ぶテストの増 大した規模を補償するために低減される。テストの範囲およびテストされたデリ バリーサイトの数については、ともにネットワークテストの総負荷をさらに低減 するように制限することができる。 ある実施形態において、デリバリーサイトファイルは、以下のようなフォーマ ットを有する。 1. ファイル改訂番号およびメツセージ(File Revision Nunlber and Mess age)。ファイルは、新しいバージョンの環境設定ユーティリティ34が利用可 能かどうかを判断するためにこのフィールドを有する。デリバリーサイトファイ ルの改訂番号が環境設定ユーティリティのバージョン番号よりも大きい場合には 、環境設定は許可されない。代わりに、ユーザーはより新しいバージョンの環境 設定ユーティリティ34を得るように促される。本明細書中で説明するようなフ ァイル改訂の検証は、最新情報を取り入れたデリバリーサイト選択アルゴリズム が、環境設定ユーティリティ34により生じるテストデータに適用されることを 確実にする。 2. 利用可能なスマートミラーデリバリーサイトのリスト。各々の利用可能 なデリバリーサイトのために、以下の情報が提供される。 a.ホストタイム。“www.server.com”という既知のインターネットフォー マットにおいて。 b.IPアドレス。既知のフォーマット形式における、数値によるインター ネットアドレス。このアドレスは、現在、フォームw,x,y,zからなる32 ビットの数であり、ここで、w,x,yおよびzは、各々0〜255の範囲であ る。 c.代わりの名前(Alternate Name)。“The First Hirror Site”のよう な非公式な名前。 d.実行すべきテストのリスト。各々のテストのために、以下の情報が提供 されている。 i.テストID。各々の形式のテストは、環境設定ユーティリティ34に 知られている独自の識別子(identifier)を有している ii.重み係数。各々のテストは、指定された割合により重みづけされる 。 iii.頻度。各々のテストは必ずしも毎回実行する必要はない。このフ ィールドは、特定のテストがどのくらい頻繁に実行されるのかを判断する蓋然性 を指定する。 iv.さらなる情報(任意)。あるテストに関しては、さらなる情報が必 要とされる。 e.サイト優先権レベル(Site Preference Level)。各々のサイトには、 例えば1〜100の間の重みづけまたは優先権レベルを与えることができる。後 述するように、MSPのデータベース内の総計としてのデータは、ユーザーが一 人で即時的に徹底したテストを行うだけでは不可能な、ネットワーク使用分析を 実行するために用いられる。ここで提供された前記重み係数は、サービスプロバ イダのデータベースから受信したテスト結果を組み込むために用いられる。さら に、いったん所定の最大使用レベルに到達すると、この重み係数は、新たなユー ザーのデリバリーサイトへの割当てを制限するためにも用いられる。 f.テストサイトフラグ。このフラグがイネーブル状態になった場合には、 前述のテストが実行されるが、前記サイトは、たとえ最も優れた性能を生じさせ ても、デリバリーサイトとして割り当てられない。 g.コンテンツプロバイダグループ。各々のサイトは、1つまたは2つ以上 のコンテンツプロバイダグループに属することができ、これにより、決まったコ ンテンツのみをミラーリングする。ユーザーが、特定のデリバリーサイトにより 扱われた形式のデータに関心がない場合には、このデータはテストされる必要は ない。 前記環境設定ユーティリティ34は、例えば、ユーザー名、電子メールアドレ ス、パスワード、モデム速度、およびアクセス制御に関する情報(例えば、どの レベルの属性かユーザーに見えるのか)のような、環境設定過程において必要と される種々の項目の情報に関して、ユーザーに問い合わせる(段階42)。アク セス制御機構については、さらに詳細に後述する。本発明のある実施形態におい て、ユーザーから受け取った情報は、暗号化され、かつ、ユーザー端末12上の 環境設定ファイルに記憶される。 次に、前記環境設定ユーティリティ34は、ユーザー端末12がインターネッ トに接続されているかどうかを判断する(段階42)。もし、接続されていなけ れば、接続を開始するか(段階44)またはユーザーに接続するように促す。 次に、一連のネットワークテストが実行される(段階46)。1つまたは2つ 以上のテストを、デリバリーサイトファイルに掲載された各々の利用可能なサイ トのために実行することができる。ファイル内の全てのサイトがテストされる必 要はない。 現在、以下のテスト形式が、有用なデータを提供すると考えられている。 1. Ping。該Pingは、遠隔にあるサーバーが到達可能かどうかと、 到達可能な場合に、優先順位の低いメッセージがユーザー端末12から前記遠隔 サーバーまでを往復するための所要時間とに関する情報を提供する。Pingは 、さらなる評価のためにサイトが利用可能かどうかを判断する場合に有用な、簡 潔なテストである。Pingアプリケーションにより戻される過度の時間につい ては、効果的な情報の受け渡しのためには余りに遅過ぎるデリバリーシステムを 削除することができる。このテストは、テストされるデリバリーサイトの数を減 少させるために、前記端末により用いられる。 2. 経路追跡。該経路追跡は、ユーザー端末12から遠隔のサーバーへのメ ッセージによりどのような経路が選ばれるのかに関する情報を提供する。この情 報には、この方法に沿ってどのようなシステムが用いられるのか、また、各々の バウンドにどのくらいの時間がかかるのかも含まれている。経路追跡は、情報送 信のパスを記録するために、環境設定ユーティリティ34により用いられる。幾 度かの追跡により異なる結果が得られた場合には、特定のユーザーから特定のサ ーバーへの経路の安定性が容認できるものではないことを示す。さらに、特定の 経路上で、サービスプロバイダのシステムデータベースから予め集計されたデー タは、特定のユーザーのための特定のデリバリーサイトを選択する判断に影響を 与える。経路の安定性は主要な問題である。 3. 逆経路追跡。該逆経路追跡は、遠隔のサーバーからユーザー端末へのメ ッセージによりどのような経路が選ばれるのかに関する情報を提供する。この情 報には、この方法に沿ってどのようなシステムが用いられるのか、また、各々の バウンドにどのくらいの時間がかかるのかも含まれている。逆経路追跡は、情報 受信の経路を記録するために、環境設定ユーティリティ34により用いられる。 幾度かの追跡により異なる結果が得られた場合には、特定のサーバーから特定の ユーザーへの経路の安定性が容認できるものではないことを示す。さらに、特定 の経路上で、サービスプロバイダのシステムデータベースから予め集計されたデ ータは、特定のユーザーのための特定のデリバリーサイトを選択する判断に影響 を与える。経路の安定性は主要な問題である。 4. 動的経路追跡。該動的経路追跡は、経路追跡や逆経路追跡に類似してい るが、インターネット上で任意に指定された組のコンピュータ間における経路追 跡である。動的経路追跡は、情報送信の経路を記録するために、環境設定プログ ラムにより用いられる。幾度かの追跡により異なる結果が得られた場合には、2 つのネットワーク位置間の経路の安定性が容認できるものではないことを示す。 さらに、特定の経路上で、サービスプロバイダのシステムデータベースから予め 集計されたデータは、特定のユーザーのための特定のデリバリーサイトを選択す る判断に影響を与える。前述のように、経路の安定性は主要な問題である。 5. ネームサーバー解像度遅延(Name Server Resolution Delay)。数値で 表されたインターネットアドレスが指定されていない場合には、どの数値アドレ スが所望のホストネームに対応するのかを判断するために、ネームサーバーのル ックアップ(lookup)が実行される。このプログラムは、かなりの時間がかかる 。 6. スループット。バイト/秒での実際のスループットを判断するために、 サンプルファイルが、遠隔のサーバーから全てまたは部分的にダウンロードされ る。 7. スループット変動。スループットが比較的一定であるか変動しているの かを判断するために、サンプルファイルが、遠隔のサーバーから全てまたは部分 的にダウンロードされる。 8. 誤り率(error rate)。送信が送信エラーを被り易いかどうかを判断す るために、サンプルファイルが、遠隔のサーバーから全てまたは部分的にダウン ロードされる。この情報は、ユーザーに戻されるエラーメッセージパケットの数 を計数することにより得られ、これにより、ユーザーからサーバーへの誤り率を 学習し、かつ、送信されたバイト数の端数(fraction)として受信されたバイト 数をトラッキングすることにより、サーバーからユーザーへの誤り率を学習する 。 9. パケット断片化(Packet Fragmentation)。送信が、断片化または故障 したパケット受信を被り易いかどうかを判断するために、サンプルファイルが、 速隔サーバーから全てまたは部分的にダウンロードされる。 10. 容量問い合わせ(Capacity Query)。遠隔サーバーがイネーブル状態 である場合には、環境設定ユーティリティ34は、サーバーに、該サーバーの送 信容量と平均的な負荷とを問い合わせる。この情報は、ほとんど全てのインター ネットサーバーによりサポートされている“SNMP”(Simple Network Manag ement Protocol)を介して集められる。 11. 巨視的(macroscopic)ネットワーク分析。MSPデータベースによ り蓄積されたデータは、ネットワークの動きの全体的な概要を提供する。この情 報により、スマートミラーシステムユーザーは、利用可能なデリバリーサイトの 過去の性能を知ることができる。蓄積されたデータは、ネットワーク性能を分析 するためにデリバリーシステムデータベースにより操作され、これにより、ネッ トワークの大容量領域の使用が強調され、その一方で、低下した性能を既に経験 している領域の使用は強調されない。 前述のテストの各々がどのように実行されるのかに関する情報は、ネットワー ク分析に関する従来技術において公知である。例えば、Bob Quinn and Dave Shu te,”Windows Sockets Network Programming”(Addison-Wesley 1996)を参照 のこと。本発明のある実施形態において、テストは、サーバーが到達可能である かどうかを検証するための“ping”テスト、一連の小容量(例えば20K) のダウンロード、一連の大容量(例えば200K)のダウンロード、および受け 渡しパスを記録するための“経路追跡/逆経路追跡”テストを実行することによ りなされる。 前記経路追跡情報はMSP32により用いられ、これにより、テストデータは MSP32のデータベース内の情報と相関関係を持つ。こうして、特に粗悪なネ ットワークリンクおよびサーバーを識別することができる。このような情報は、 前述したデリバリーサイトファイルにおいて提供される。特定のリンクまたはサ ーバーが、他のユーザーから得られた情報に基づいて信頼性の無いものであるこ とが知られた場合には、たとえ、1つのテストで良い結果が得られたとしても、 個々のユーザーは、そのリンクまたはサーバーから離れて経路指定され得る。 短いダウンロードは、サーバー容量を決定するために用いられる。前記ネーム サーバー解像度遅延については、データ送信を始めるためにサーバーが要する時 間の他に、このようなテストにより決定することができる。後の結果は、サーバ ーの負荷、容量、および性能に強く関連している。 長いダウンロードによって、前記環境設定ユーティリティ34は、パケット損 失、ネットワークの輻幀、およびサーバー利用が、ファイルの受け渡しにどのよ うな影響を及ぼすのかを判断することが可能になる。一人のユーザーから得られ た結果に基づいて、前述の要因のうちのどれが、性能の低下を引き起こしている のかを判断することは理想的ではない。しかしながら、MSP32により維持さ れたデータベースに記憶されたような結果は、総計的には根本的な原因を示して いる。 テスト結果の中には、他のテスト結果とともに用いられるものもあることを特 筆しておく。例えば、容量の問い合わせを介して決定されたような、デリバリー サイト上の負荷については、サーバーの負荷特性を考えれば、平均的に期待され るダウンロード時間を得るために、スループットテストの結果により分割するこ とができる。 全ての指定されたテストが実行された後に、これらの結果は、集計され、かつ 、処理される(段階48)。あるテストについてうまく実行することができなか ったということが起こり得る。このような場合には、最悪の場合の値(例えば、 ゼロ値のスループットまたは極度に大きな遅延)を結果として適切に示す必要が ある。 考え得る全てのテストが、前記環境設定ユーティリティ34が実行される度に 行われるのではないことを特筆することは重要である。多数のユーザーがシステ ムを使用するときには、サーバーおよびネットワーク容量上での実質的な消耗が 、テスト手順のみにより引き起こされ、前述したネットワーク性能の急降下を増 大させることになる。 前述したように、テスト頻度数は、テストを実行するユーザーの数を動的に制 御する目的のためにデリバリーサイトファイル内に記憶される。環境設定ユーテ ィリティ34により実行されるテストは、どのデリバリーサイトが特定のユーザ ーへのデータの受け渡しに最も適しているかを決定することにおける統計的一致 を達成するために実行される。統計的一致については、ユーザーの小容量サンプ ルを十分上手くテストし、かつ、そのデータを用いてデリバリーサイトの選択に 影響を与えるか、または、多数のユーザーに幾つかの利用可能なテストを個々に “軽く”テストさせ、かつ、そのデータを総計として用いるかのいずれかにより 得られる。 それゆえに、システムが最初に用いられるときには、比較的少数のユーザーが システムに“登録される”。MSP32により維持されるデリバリーサイトファ イルは、これらの条件を反映し、かつ、比較的厳しく(環境設定ユーティリティ 34によって)ネットワークをテストするように各々のユーザーに要求する。ユ ーザーの数が増加するにつれて、デリバリーサイトファイルは、各々のユーザー により実行されるテストを減少させるように変更される。非常に多数のユーザー がシステムを用いる時までに、環境設定ユーティリティ34は、(前述したよう な、“ping”形式のテストを介して)デリバリーサイトの到達可能性(reac hability)のためのテストを主に行い、かつ、他のユーザーにより提供されかつ MSP32により維持されるデータベースに記憶されたテストデータに主として 依存する。しかしながら、多くのユーザーがシステムをテストしているときでさ え、(例えば5000人に1人の)少数のユーザーが、包括的なテスト一式を実 行するように選ばれることがある。 好ましくは、テストティングはサーバーの総負荷の約5%より多くに寄与すべ きではない。この目的に到達する1つの方法は、多数のサーバーを軽くテストし て、十分な性能を有するデリバリーサイトのグループを生じさせることである。 次に、このデリバリーサイトのグループについては、データを検索するために順 番に用いることができる。前記グループ内の各々のデリバリーサイトのための、 マルチメディアクリップの実際のダウンロード時間に関する情報は、後述するよ うに蓄積され、かつ、デリバリーサイトの性能に関するさらなる情報を、さらな る徹底したテストを必要とせすに、平易にMSP32に供給することができる。 それゆえに、集約されたテスト結果と、MSP32によりデリバリーサイトフ ァイルに提供された情報とに基づいて、環境設定ユーティリティ34は、どのデ リバリーサイト、またはデリバリーサイトのグループが、ユーザー端末12に最 も適しているのかを判断する(段階50)。この判断は、実行された種々のテス トに重みづけをしてかつ各々のサイトの値を比較することにより、数値的になさ れる。 好ましい実施形態においては、比較的少数のデリバリーサイトおよびユーザー 端末による、低トラフィック環境における使用のために、環境設定ユーティリテ ィ34は、主としてpingテストとスループットテストとに依存する。最初の pingテストは、デリバリーサイトが到達可能であるかどうかを判断するため に実行される。長短のダウンロードは、デリバリーサイトからの最大および最小 のスループットを決定するために、かつ、ビデオデータの送信に適応するのにス ループットの変動が十分小さいかどうかを判断するために、スループットテスト において実行される。それゆえに、これらのテストは、全て大きな重みを与えら れている。経路追跡のような他のテストを行うこともでき、かつ、その結果を、 デリバリーサイトを選択することなくMSP32に知らせることもできる(この ような他のテストには、例えば、ゼロまたはほとんどゼロの重みを与えてもよい )。システムの大きさが増大し、かつ、さらなるデリバリーサイトおよびユーザ ーが登録されるにつれて、サイト選択公式(site selection formula)が、デリ バリーサイトファイルのコンテンツを変更することにより、変化しているネット ワーク条件を反映するように変更され得る。 本発明のある実施形態において、登録商標をもつグラフィカルインタフェース が提供され、これにより、ユーザーの位置と、テストされる各々のサイトの(地 理的および電子的の両方の)位置とを、ユーザー端末12に接続されているモニ ターに表示することができ、これにより、サイト間の相対位置を視覚的に示すこ とが可能となる。ある実施形態においては、ディスプレイは、“レーダースクリ ーン”の形式で示されており、該ディスプレイ上に、ユーザー端末12およびデ リバリーサイトが、適切な地理的範囲のマップ上に重ね合わされた“ブリップ (blips)”として表示される。ユーザーにアプリケーションを用いることを奨 励し、かつ、より多くのネットワーク中に及ぶデータを提供するために、ユーザ ーインタフェースは、ユーザーが、さらなる性能テストのために、“この目的だ けのための(ad-hoc)”テストサイトに入ることを可能にする。この場合には、 環境設定ユーティリティは、デフオルトWebサイトファイル(例えば“index. html”)、またはユーザーにより要求された特定のファイルのいずれかをテスト する。ユーザーが選択したサイトからの分析結果は、他のサイトからの結果と妥 当な比較がなされるように適合される。 幾つかのグループのコンテンツプロバイダを適応させるために、多くの組のデ リバリーサイトを本発明により維持することができることを特筆しておく。各々 のコンテンツプロバイダは、あるサイトにおいてのみミラーリングされ得る。そ れゆえに、独自の組のデリバリーサイトを有する各々のコンテンツプロバイダの ために、主要なデリバリーサイトが、環境設定ユーティリティ34により選択さ れる。このことを達成するために、前述のテストを一度実行することができ、か つ次に、ある実施形態においては、数値による重みづけを各々の適切な組のデリ バリーサイトに適用することができる。各々のコンテンツプロバイダのグループ に対して1度ずつ、複数のスマートミラーサイトが選択される。コンテンツプロ バイダのグループは、デリバリーサイトファイルにおいて指定される。存在し得 る各々のデリバリーサイトは、1つまたは2つ以上のコンテンツプロバイダのグ ループに属しているものとして識別される。コンテンツプロバイダのグループが 用いられるときには、僅か2つのグループが存在することもでき、その最大数は 本質的に無制限である。 さらに、優先順位が付いたデリバリーサイトの序列が、発生し、かつ、維持さ れ得ることも特筆しておく。このことがなされた場合には、主要なスマートミラ ーサイトが応答し損なっても、システムは、次の最高位に位置づけられたスマー トミラーサイトに降りていくことが可能である。 スマートミラーサイトが選択された後に、あるデータが、電子メールまたは他 のインターネット電子プロトコルを介してMSP32へ送信される(段階52) 。ユーザーと、選択されたスマートミラーサイトの独自性と、各々のテストが実 行された時間および日付を含む全ての未処理テストデータ(raw test data)お よび結果とに問い合わせることにより受信された情報は、テキストファイルにコ ンパイルされる(該テキストファイルは、ある実施形態においては暗号化される )。MSP32による受信に基づいて、データは、システムの管理および分析に おける使用のためにデータベースに記憶される。 最後に、前記環境設定ユーティリティ34は、各々の組のデリバリーサイトの ための選択されたスマートミラーサイトの独自性、または優先順位の付いたリス トを(暗号化された)環境設定ファイルに保存する(段階54)。クライアント プログラム36は、適切なスマートミラーサイトからデータファイル(ビデオク リップまたは他のコンテンツ)をダウンロードするために、暗号化された環境設 定ファイルを用いる。 システムの動作において、MSP32がある機能を実行することを特筆してお く。MSP32は、デリバリーサイトのリストを維持しており、必要な際にサイ トを追加したり削除したりする。さらに、MSP32は、環境設定ユーティリテ ィ34を実行しているユーザーから電子メールまたは他の手段を介して受信され た情報を備えた、ネットワーク性能のデータベースを維持している。大量のデー タが多数のユーザーから受信される際に、データベースは、インターネットおよ びその一部の、性能および他の特性に関する貴重な情報を提供することができる 。このような情報を得るための種々のデータ処理技術が知られている。 本発明とともに用いられるデリバリーサイトの位置は、マーケティングに関す る考察やコスト/利益の分析を含んでいる多くの要因により最終的に決定される 。しかしながら、MSPのデータベースに記憶されているデータは、インターネ ットまたは他のネットワーク上の所定の位置にデリバリーサイトを配置すること の有用性を確認することができる。ある実施形態においては、サーバーは、各々 の主要なバックボーン(単一の会社により維持されているインターネットの一部 )上と、Regional Bell Operating Company("RB0Cs")により操業されている主 要な回線のような、多数のユーザーにサービス供給している他のインターネット 回線上とに設置される。多数のユーザーにサービス供給しているか、または大量 のビデオ受け渡しトラフィックを有するあるネットワークにおいては、サーバー を前記ネットワークのための主要な存在地点(Points of Presence:"P0Ps")に 配置することができ、これにより、各々のユーザーが迅速なサーバーに対して長 所を有することが確実となる。 いったん、前記環境設定ユーティリティ34が実行されると、ユーザーは、デ ータファイル、特にビデオクリップ、オーディオクリップ、ソフトウェアプログ ラム、および他のコンテンツの受信を可能かつ容易にするために、システムを用 いることができる。 時間が経過し、かつ、インターネットのユーザー領域の使用パターンが変化す るにつれて、ユーザーは、自分のユーザー端末12と結びついたスマートミラー サイトの性能に不満を感じることがある。このような場合に、ユーザーは、自由 に環境設定ユーティリティ34を再実行する(re-run)ことができる。その時ま でに、さらなるデリバリーサイトにサービス供給させることができた可能性があ るか、または異なった既存のサイトが、以前に割り当てたものよりも優れた性能 を示すことがある。さらに、選択されたスマートミラーサイトが十分に動作して いない(例えば、10回の試行のうち3回は失敗する)と、プレーヤプログラム 36が判断した場合に、該プレーヤプログラム36は、ユーザーに、環境設定ユ ーティリティ34を再実行するように促すことができる。本発明の他の実施形態 においては、テストおよびミラー割当ては、スマートミラーサービス上のファイ ルの各々の要求によって、または1,3,10または100の要求の後毎におけ るような幾つかの間欠的な時刻において、自動的に実行される。 本発明のある実施形態において、前記スマートミラーシステムは、Webペー ジ上に参照しやすく掲載されたビデオクリップ(“clip”)またはオーディオク リップをダウンロードするためのデリバリーサイトを設置するために用いられる 。この実施形態においては、前記クライアントプログラムについては、“プレー ヤプログラム”と称するかまたは考えることができる。このプレーヤプログラム は、クライアントプログラム36の機能を実行することに加えて、ビデオデータ の検索および再生を可能にする。通常は、ブラウザプログラム38は、Webコ ンテンツを見るためにユーザー端末12上で実行される。通常用いられるブラウ ザプログラムは、NCSA Mosaic,Netscape Navigator,およびMicrosoft Intern et Explorerである。このブラウザプログラム38によって、ユーザーは、イン ターネット上の種々のWebサイト間において、ホットリンク機能を行うことが 可能になる。 前記EMBEDタグは、どのWebページが、システムにより管理されている コンテンツを有しているのかを示すために、HTML文書内で用いられている。 ブラウザプログラム38が、EMBEDタグを有するWebページを受信すると 、該タグにより参照符をつけられたファイルのダウンロードが開始され、かつ、 ファイル形式が分析される。ファイルが、例えば、MPEGのような、プレーヤ プログラム36により扱われる形式である場合には、ブラウザプログラム38は 、プレーヤプログラム36を開始させる。次に、前記タグのコンテンツは、ブラ ウザプログラム38により、プレーヤプログラム36へ渡される。 前記プレーヤプログラム36(図1)は、MSP32により促進されるスマー トミラーリングサービスを提供する。プレーヤプログラム36の動作は、図3に 詳細に示されている。 前記プレーヤプログラム36は、最初に、“SM”(スマートミラー)パラメ ータが存在するかどうかを判断するためにEMBEDタグを分析する(段階60 )。このようなパラメータの存在は、埋め込まれたクリップがスマートミラーリ ングのためにイネーブル状態であることを示している。“SM”パラメータに関 連したデータは、特定のコンテンツプロバイダが用いるミラーサーバーのグルー プの他に、所望のクリップを生じさせた特定のコンテンツプロバイダを指定する 。 前記EMBEDタグが、システムにより処理されるビデオクリップまたは他の コンテンツを載せていると、前記プレーヤプログラム36が判断した場合に、コ ンテンツプロバイダ22からの埋め込まれたクリップの送信は中止される(段階 62)。次にプレーヤプログラム36は、もし存在すれば、EMBEDステート メントからアクセス制御または評価(rating)情報を抽出する(段階64)。こ の評価情報は、ユーザー端末12に記憶された環境設定ファイルに記憶された基 準レベルに対して比較される(段階66)。クリップに対する評価情報が存在し ない場合には、環境設定ファイルは、以下に定義するような、未評価の(nurate d)クリップを再生することができるかどうか問い合わせをされる(段階68) 。前述の情報に基づいて、プレーヤプログラム36は、所望のクリップを見るこ とを認可または却下する。 再生が認可された場合には、プレーヤブログラム36は、ユーザー端末12に 属するローカルコンピュータ上に、参照されたクリップを発見しようとする(段 階70)。このクリップがそこに存在する場合には、該クリップは、再度ダウン ロードされず、かつ、コンピュータ上で(ディスクまたはRAMから)直接再生 され得る(段階72)。しかしながら、ローカルコンピュータ上でクリップを作 成した時間および日付は、最初に、ネットワーク上で利用可能なクリップに関す る時間および日付に対して照合され、これにより、記憶されたクリップが最新バ ージョンであるかどうかが判断される(段階74)。もし、最新バージョンでな い場合には、記憶されたクリップは捨てられ(段階76)、かつ、ダウンロード は以下のように続行される。 前記クリップがローカルコンピュータ上に存在しない場合には、プレーヤは、 “http://”、環境設定ファイルに記憶された選択されたスマートミラーサイト のIPアドレス、ミラーファイルへのパス名(例えば、“/pub/mirror/”)、E MBEDステートメント内の“SM”パラメータから選ばれたコンテンツプロバ イダ名、EMBEDステートメントから選ばれたファイル名、という形式で新た なURLを作成する(段階78)。構成されたURLは、環境設定ユーティリテ ィ34により選択された適切なスマートミラーサイトから、選択されたクリップ を検索するために用いられる(段階80)。2組以上のデリバリーサイトが、異 なったコンテンツプロバイダに対して存在する場合には、“SM”パラメータは 、環境設定ファイル内のどのスマートミラーサイトが前記構成されたURLにお いて用いられるべきかを判断するために、プレーヤプログラム36によりさらに 用いられる(段階82)。 前記構成されたURLに対応するクリップがスマートミラーサイトにおいて発 見されないか、またはアクセスすることができない場合には、ダウンロードは、 環境設定ファイルにおける次位に位置づけられたスマートミラーサイトから続行 される(段階84)。全てのデリバリーサイトが作動しない場合には、ダウンロ ードは、EMBEDステートメントにより直接指定されたように、元のコンテン ツプロバイダのサイトから続行される。 再生が却下された場合には、プレーヤは、クリップが送信されないようにし( 段階88)、かつ、ダウンロードが許可されていないことをユーザーに知らせる ビットマップを表示する(段階90)。 EMBEDタグが、システムにおいて処理されないビデオクリップまたは他の コンテンツを載せていると、プレーヤプログラム36が判断した場合には、プレ ーヤは、環境設定ファイルにより設定されたアクセス制御レベルが、これらのク リップ、また“未評価”と考えられている他のファイルを再生することを、ユー ザーに許可しているかどうかを検査する(段階92)。もし許可していれば、前 記クリップは、そのオリジナルであるコンテンツプロバイダ22から、従来の手 段により送信され(段階94)、かつ、プレーヤプログラム36は、ダウンロー ドファイルを表示する(段階96)。もし許可していない場合には、プレーヤは 、クリップが送信されないようにし(段階98)、かつ、ダウンロードが許可さ れていないことをユーザーに知らせるビットマップを表示する(段階100)。 ダウンロードに基づいて、所望のクリップを表すデータファイルは、ローカル コンピュータ上の、通常はハードディスク上にあり、ユーザー端末に属している 、特定のデータ領域内に記憶される(段階102)。ある実施形態においては、 このデータ領域を、プレーヤプログラム36によって、LRU法(least-recent ly-used)に基づいて管理することができる。つまり、データ領域内に新たなク リップのための空き場所が残されてない場合に、最も長く用いられていない(ま たは見られていない)単数または複数のクリップを捨てて場所を空けることがで きる(段階104)。 本発明のある実施形態において、前記クライアントプログラム36は、ダウン ロードが成功したことを表すために、MSP32へメッセージを送信することが 可能である(段階106)。このメッセージは、ユーザー端末12のインターネ ットアドレス、選択されたサーバー一式の独自性、ダウンロードを達成するため に用いられるサイトのインターネットアドレス、作動しなかった全てのサイトの インターネットアドレス、ダウンロードされたファイル名、およびファイルをダ ウンロードする時問、を有している。さらに、この情報については、ファイルの ダウンロードを追跡するために、かつ、任意のスマートミラーサイトに何らかの 問題があるかどうかをリアルタイムで判断するために、MSP32により用いる ことができる。 あるいはまた、クラィアントプログラム36は、ファイル送信動作に関する小 さなローカルデータベースを維持することができる。これにより、各々のダウン ロード時間を測定することができる。特に、要求されたファイルの送信をサーバ ーが開始するのに要する時間と、データ送信速度の安定性と、送信の誤り率とに 関する情報を集計することができる。多少の間隔をおいて(例えば、週単位また は100回のダウンロード毎に)、前述したユーザーおよびサーバーの情報の他 に、蓄積されたファイル送信動作情報を有するメッセージが、MSP32のデー タベースを更新するために、該MSP32へ(自動的にまたは要求に基づいて) 送信される(段階106)。このさらなる情報は、追加のテストを一切行わずに 、MSPのネットワークに関する“知識”を増大させる。 このデータは、システムのコストをサポートすべく、デリバリーサイトのプロ バイダから得られるサービスの質を査定し、かつ、コンテンツプロバイダにサー ビスの質に関する証拠を提供する目的のために、デリバリーサイトの性能を確か めることにおいて特に貴重である。しかしながら、ほとんど同じ情報を、環境設 定ユーティリティ34を実行している新たなユーザーを介して得られることが分 かる。 さらに、MSPへのダウンロード情報の提供は、特に優れた加入者を基礎とし たサービスとして本発明を利用することを容易にする。成功したダウンロードが データベースにおいてトラッキングされる際に、各々のユーザーは、トラック料 金に対する関連した“アカウント”を持つことができる。ユーザーには、ファイ ル単位、メガバイト単位、月単位、または他の公知の手段で、支払いを請求する ことができる。ある実施形態においては、ファイルに関連したEMBEDタグは 、請求書情報、すなわちファイルの“値段”を含んでいる。本発明によるダウン ロードトラッキング性能は、ダウンロードが甚だしく困難であるか遅いことが判 明した場合に発行すべき割引または貸金(credits)を許容する。 スマートミラーデリバリーサイト上に記憶されたファイルが、本発明の認可さ れたユーザー(例えば、支払われたアカウントを持つユーザー)のみにより用い られることを確実にするために、デリバリーサイトに記憶されたファイルについ ては任意に暗号化形式にすることができ、かつ、前述したダウンロード段階は解 読段階である。このような暗号化および解読については、周知の手段により実行 することができる。 前述したように、本発明により管理されるクリップは、該クリップに関連した コンテンツ評価情報を有することができる。このことは、前記クリップに対応す るEMBEDステートメント内に“PG”パラメータを提供することにより達成 される。ある実施形態においては、裸体画、性的表現、冒涜的言動、および暴力 という4つの特性が評価される。それに応じて、PGパラメータは、4桁の引数 (four-digit argument)により指定される。各々の特性は、1〜3の階級に基 づいて評価される。1は、フィルタリング無し(すなわち、全てのコンテンツは 許容可能である)に対応し、2は、いくらかのフィルタリング(例えば、放送さ れるテレビにおいて通常許容されるレベルに等しい)に対応し、かつ、3は、最 も広範囲なフィルタリング(例えば、子供向け)に対応する。ファイルに関する EMBEDステートメントに備えられた評価レベルは、前述の認可工程において 、ユーザー端末12に記憶された環境設定ファイルに備えられた評価フィルター レベルと比較され、かつ、認可されたファイルのみが送信される。 前述のことを考慮すると、本発明の実施形態が、所定のユーザーとコンテンツ プロバイダまたはデリバリーサイトとの間のネットワークのための性能データを 得てかつ分析することを可能にするために、多くの様々なアプリケーションにお いて用いられ得ることが分かる。したがって、説明されている実施形態は、イン ターネットという状況の中で動作しているシステムを例示しているが、このよう なシステムは、共同の“イントラネット”のような他のネットワーク環境におい ても有用であることが分かる。 さらに、例示的な実施形態が、主として、ビデオデリバリーシステムにおける 使用に関して説明されているが、本発明によるシステムについては、他の様々な 種類のコンピュータデータ(例えば、アプリケーションプログラム、データベー スファイル、および他のビジネス情報、バーチャルリアリティファイル、Macrom edia社のShockwaveのファイルのようなマルチメディア、および本のような大容 量のテキストファイル)を分類させるために用いることもできることが分かる。 このような他の形式のデータについては、詳細に前述した様々なコンテンツプロ バイダのグループにおいて、本発明により管理することができる。他の形式のデ ータを見るかまたは利用するためには、通常は、(プレーヤプログラム36以外 の)異なった形式のプログラムが、ユーザー端末12において呼び出される。 さらに、前記ユーザー端末12において実行されるとして説明したある機能性 (特に、環境設定ファイル34またはクライアント/プレーヤプログラム36に おいて実行される、ある機能)については、スタンドアロンプログラムとして、 ブラウザプログラム内で実行する“プラグイン”あるいは“ヘルパーアプリケー ション(helper application)”として、またはブラウザ環境内で実行するため にデリバリーサイトからダウンロードされたJavaアプレットとして、実行す ることができることを特筆しておく。Microsoft社のWindowsのオペレーティング システムを実行することが可能なユーザー端末に対しては、Microsoft社のActiv eXとして知られる環境もまた有用である。 ある典型的な構成および動作について説明してきたが、本発明はこのように制 限されるものではなく、かつ、その範囲は、後述する請求項によって決定される 。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年12月1日(1998.12.1) 【補正内容】 請求の範囲 1. 分散型コンピュータネットワーク上に設置されかつファイルを受信する ためのデリバリーサイトを選択するためのシステムであって、 分散型コンピュータネットワークと、 前記ネットワークに接続された少なくとも1つのコンテンツプロバイダと、 前記ネットワークに接続された複数のデリバリーサイトと、 前記ネットワークに接続されたユーザー端末と、 前記ネットワークに接続された全てのデリバリーサイトから好ましいデリバリ ーサイトを選択するためのネットワークトラフィックテスト装置と、 前記好ましいデリバリーサイトから前記ユーザー端末へ、前記ファイルをダウ ンロードするためのダウンロード装置と を具備し、 前記コンテンツプロバイダは、少なくとも1つのファイルを記憶しており、 前記デリバリーサイトのうち少なくとも1つは、同じファイルの少なくとも1 つのコピー を記憶していることを特徴とするシステム。 2. 前記ネットワークテスト装置が、前記ユーザー端末に接続された第1記 憶媒体を具備し、かつ、該第1記憶媒体が、前記ネットワークをテストしかつ前 記ネットワークに接続された全てのデリバリーサイトから好ましいデリバリーサ イトを選択するための第1ソフトウェアプログラムを具体化していることを特徴 とする請求項1に記載のシステム。 3. 前記ダウンロード装置が、前記ユーザー端末に接続された第2記憶媒体 を具備し、かつ、該第2記憶媒体が、前記好ましいデリバリーサイトから前記ユ ーザー端末へ前記ファイルをダウンロードすることが可能な第2ソフトウェアプ ログラムを具体化していることを特徴とする請求項2に記載のシステム。 4. 前記ネットワークに接続されたデータベースをさらに具備することを特 徴とする請求項3に記載のシステム。 5. 前記第1ソフトウェアプログラムが、前記データベースにより作成され たデリバリーサイトのリストを用いることを特徴とする請求項4に記載のシステ ム。 6. 前記第1ソフトウェアプログラムが、前記デリバリーサイトのリストか ら前記好ましいデリバリーサイトを選択するためのネットワーク分析手順からの 結果を用いることを特徴とする請求項5に記載のシステム。 7. 前記第1ソフトウェアプログラムが、前記好ましいデリバリーサイトに 関する優先順位付きリストを作成するためのネットワーク分析手順からの結果を 用いることを特徴とする請求項5に記載のシステム。 8. 前記ネットワーク分析手順が、少なくとも一部は、前記ユーザー端末に おいて実行されることを特徴とする請求項6に記載のシステム。 9. 前記ネットワーク分析手順が、複数のネットワークテストを具備するこ とを特徴とする請求項8に記載のシステム。 10. 前記ネットワークテストが、前記データベース内に維持されているテ ストのリストから選択されることを特徴とする請求項9に記載のシステム。 11. 前記テストのリストが、ダウンロード経過時間テストを有しているこ とを特徴とする請求項10に記載のシステム。 12. 前記経過時間が、テストされた各々のデリバリーサイトにより経験さ れた平均的な負荷によって正規化されることを特徴とする請求項11に記載のシ ステム。 13. 前記ネットワークテスト手順が、テストされた各々のデリバリーサイ トに関する、数値による性能評価をもたらすことを特徴とする請求項9に記載の システム。 14. 前記数値による性能評価が、前記ネットワークテストからの結果の重 みづけされた合計として計算されることを特徴とする請求項13に記載のシステ ム。 15. 前記重みづけされた合計が、前記データベースによる各々のネットワ ークテストのために供給された重みを用いて計算されることを特徴とする請求項 14に記載のシステム。 16. 前記ネットワークテストからの結果が、前記データベースに供給され ていることを特徴とする請求項9に記載のシステム。 17. 前記結果が、前記データベースに記憶されることを特徴とする請求項 16に記載のシステム。 18. 前記第1ソフトウェアプログラムが、前記ユーザー端末と共同して前 記ネットワークテストを実行することを特徴とする請求項9に記載のシステム。 19. 前記第2ソフトウェアプログラムが、前記ユーザー端末と共同して前 記ダウンロードを実行することを特徴とする請求項18に記載のシステム。 20. 前記第1ソフトウェアプログラムが、いつでも実行され得ることを特 徴とする請求項18に記載のシステム。 21. 前記第1ソフトウエアプログラムが、任意のファイルがダウンロード される前に、自動的に実行されることを特徴とする請求項20に記載のシステム 。 22. 前記ファイルが、ビデオクリップを具備することを特徴とする請求項 1に記載のシステム。 23. 前記第2ソフトウェアプログラムが、前記優先順位付きリストを用い ることを特徴とする請求項7に記載のシステム。 24. 前記第2ソフトウェアプログラムが、最初に、前記優先順位つきリス トにおいて指定された第1デリバリーサイトを用いることを試みることを特徴と する請求項23に記載のシステム。 25. 前記第1デリバリーサイトが機能しない場合には、前記第2ソフトウ ェアプログラムが、前記優先順位つきリストにおいて指定された次のデリバリー サイトを用いることを試みることを特徴とする請求項24に記載のシステム。 26. 前記優先順位つきリストにおいて指定された全てのデリバリーサイト が機能しない場合に、前記第2ソフトウエアプログラムが、前記コンテンツプロ バイダから直接ダウンロードすることを試みることを特徴とする請求項25に記 載のシステム。 27. 前記平均的な負荷が、各々のデリバリーサイトにより監視され、かつ 、前記平均的な負荷に対応する数が、前記ネットワークにアクセス可能となるた めに各々のデリバリーサイトにより記憶されることを特徴とする請求項12に記 載のシステム。 28. 前記ファイルが、該ファイルに関連する特有の情報を有していること を特徴とする請求項1に記載のシステム。 29. 前記特有の情報は、前記ファイルが少なくとも2つのデリバリーサイ トに記憶されることを指定する情報を有していることを特徴とする請求項28に 記載のシステム。 30. 前記特有の情報が、前記コンテンツプロバイダを識別することを特徴 とする請求項29に記載のシステム。 31. 前記特有の情報が、コンテンツ評価情報を有していることを特徴とす る請求項28に記載のシステム。 32. 前記特有の情報が、前記ファイルに対応する“EMBED”ステート メント内に記憶されることを特徴とする請求項28に記載のシステム。 33. ネットワーク上の複数のデリバリーサイトから一組の好ましいデリバ リーサイトを決定する方法であって、 デリバリーサイトのリストを得る段階と、 前記デリバリーサイトと関連している、前記ネットワーク内の複数のパスに関 連したファイル受け渡し性能を判断するために、 少なくとも1つのネットワークトラフィック テストを実行する段階と、 前記ネットワークテストからの結果を処理する段階と、 前記テストの結果にしたがって、前記デリバリーサイトに優先順位をつける段 階と を具備する方法。 34. 前記実行段階が、前記リスト内の前記デリバリーサイトのうちの幾つ かをテストすることを具備することを特徴とする請求項33に記載の方法。 35. 前記実行段階が、 前記リストからデリバリーサイトのサブセットを選択することと、 前記サブセット内の各々のデリバリーサイトに対して、少なくとも1つのテス トを実行することと を具備することを特徴とする請求項34に記載の方法。 36. 前記テストが、複数のテストから選択されることを特徴とする請求項 35に記載の方法。 37. 前記複数のテストが、前記ネットワークに接続された前記データベー スにおいて指定されていることを特徴とする請求項36に記載の方法。 38. 前記テストが、前記データベースにおいて指定された頻度に基づいた ランダムな選択によって、前記複数のテストから選択されることを特徴とする請 求項37に記載の方法。 39. 前記結果を、前記ネットワークに接続されたデータベースヘ送信する 段階をさらに具備することを特徴とする請求項33に記載の方法。 40. 前記処理段階が、前記結果に重みづけをすることを具備することを特 徴とする請求項33に記載の方法。 41. 前記重みづけ段階が、前記デリバリーサイトのリストにおいて指定さ れた重みを用いることを特徴とする請求項40に記載の方法。 42. 前記優先順位をつける段階が、前記一組のデリバリーサイトを、好ま しい順位で記憶することを具備することを特徴とする請求項33に記載の方法。 43. 前記好ましい順位は、前記テストの結果により決定されることを特徴 とする請求項42に記載の方法。 44. 前記デリバリーサイトのリストが、データベースから得られることを 特徴とする請求項33に記載の方法。 45. デリバリーサイトからファイルをダウンロードする方法であって、 所望のファイルを識別する段階と、 前記所望のファイルが、1つまたは2つ以上のデリバリーサイト上でミラーリ ングされるかどうかを判断する段階と、 前記所望のファイルがミラーリングされた場合に、少なくとも1つのネットワ ークトラフィックテストの結果にしたがって、少なくとも1つの 好ましいデリバ リーサイトを識別する段階と、 前記好ましいデリバリーサイトから前記所望のファイルをダウンロードする段 階と を具備することを特徴とする方法。 46. 前記識別段階およびダウンロード段階は、該ダウンロード段階が成功 するまで繰り返されることを特徴とする請求項45に記載の方法。 47. 前記繰り返された識別段階およびダウンロード段階が成功しなかった 場合に、コンテンツプロバイダのサイトから前記所望のファイルをダウンロード する段階をさらに具備することを特徴とする請求項46に記載の方法。 48. 前記決定段階の後に、ファイルの認可を検証する段階をさらに具備す ることを特徴とする請求項45に記載の方法。 49. 前記検証段階が、 前記所望のファイルがコンテンツ評価を有しているかどうかを検査する副次的 段階と、 前記ファイルがコンテンツ評価を有している場合に、前記コンテンツ評価を、 ユーザーにより指定された基準に対して比較する副次的段階と、 前記コンテンツ評価がユーザーにとって容認可能である場合に、または、前記 クリップが何のコンテンツ評価も持たず、かつ、未評価クリップがユーザーにと って容認可能である場合に、ダウンロードを認可する副次的段階と、 そうでない場合には、ダウンロードを拒否する副次的段階と を具備することを特徴とする請求項48に記載の方法。 50. 前記ダウンロード段階が、認可された場合のみ実行されることを特徴 とする請求項49に記載の方法。 51. 前記ユーザー端末上もデータ領域に前記ダウンロードされたファイル を記憶する段階をさらに具備することを特徴とする請求項45に記載の方法。 52. 前記記憶段階が、 前記データ領域内に、前記ダウンロードされたファイルを記憶するのに十分な 空き場所があるかかどうかを判断する副次的段階と、 十分な空き場所がない場合には、最も長く用いられていないファイルを前記デ ータ領域から削除する副次的段階と、 前記データ領域に、前記ダウンロードされたファイルを保存する副次的段階と を具備することを特徴とする請求項51に記載の方法。 53. 前記ダウンロード段階の前に、前記データ領域内で所望のファイルを 探す段階と、 前記所望のファイルが記憶されたファイルとして発見された場合に、該記憶さ れたファイルが前記所望のファイルと同一であることを検証する段階と、 前記所望のファイルと前記記憶されたファイルとが同一である場合に、前記所 望のファイルをダウンロードする代わりに、前記記憶されたファイルを表示する 段階と をさらに具備することを特徴とする請求項52に記載の方法。 54. 前記検証段階が、前記所望のファイルおよび前記記憶されたファイル が作成された日付および時刻を比較することを具備することを特徴とする請求項 53に記載の方法。 55. ダウンロードが成功したことを、ミラーサービスプロバイダに知らせ ることをさらに具備することを特徴とする請求項45に記載の方法。 56. ファイルを最適に記憶かつ検索するために、デリバリーサイトのネッ トワークを設置かつ維持する方法であって、 複数のユーザーから、ネットワークトラフィックテストの結果を受信する段階 と、 前記テスト結果を、データベースに記憶する段階と、 前記ネットワーク上の種々の位置におけるネットワーク性能を判断する段階と 、 前記判断されたネットワーク性能にしたがって、前記デリバリーサイトと前記 ファイルとを、前記ネットワーク中に分散させる段階と を具備する方法。 57. 分散型コンピュータネットワーク上に設置されかつファイルを受信す るためのデリバリーサイトを選択するためのシステムであって、 分散型コンピュータネットワークと、 前記ネットワークに接続された少なくとも1つのコンテンツプロバイダと、 前記ネットワークに接続された複数のデリバリーサイトと、 前記ネットワークに接続されたユーザー端末と、 前記ネットワークに接続された全てのデリバリーサイトから好ましいデリバリ ーサイトを選択するためのネットワークテスト装置と、 前記好ましいデリバリーサイトから前記ユーザー端末へ、前記ファイルをダウ ンロードするためのダウンロード装置と を具備し、 前記コンテンツプロバイダは、少なくとも1つのファイルを記憶しており、 前記デリバリーサイトのうち少なくとも1つは、同じファイルの少なくとも1 つのコピーを記憶しており、 前記ネットワークテスト装置が、デリバリーサイトのリストから前記好ましい デリバリーサイトを選択するために、複数のネツトワークテストからの結果を用 い、前記ネットワークテストが、テストされた各々のデリバリーサイトにより経 験された平均的なロードにより正規化されるダウンロード経過時間テストを備え ていることを特徴とするシステム。 58. ネットワーク上の複数のデリバリーサイトから一組の好ましいデリバ リーサイトを決定する方法であって、 デリバリーサイトのリストを得る段階と、 前記ネットワーク内の少なくとも1つのパスに関連したファイル受け渡し性能 を判断するために、少なくとも1つのネットワークテストを実行する段階と、 前記ネットワークテストからの結果を処理する段階と、 前記テストの結果にしたがって、前記デリバリーサイトに優先順位をつける段 階と を具備し、 前記実行段階は、 デリバリーサイトのリストから、デリバリーサイトのサブセットを選択する段 階と、 前記サブセット内の各々のデリバリーサイトに対して、少なくとも1つのテス トを実行する段階と を具備し、 前記少なくとも1つのテストのうち1つが、指定された頻度に基づいたランダ ムな選択によって選択されることを特徴とする方法。 59. 前記ユーザー端来に接続されたファイル要求装置をさらに具備し、 前記ファイル要求装置が、前記デリバリーサイトの1つからファイルを要求す るためのものであることを特徴とする請求項1に記載のシステム。 60. 前記実行段階、処理段階、および優先順位づけ段階が、クライアント アブリケーションにより実行されることを特徴とする請求項33に記載の方法。 61. 前記デリバリーサイトの1つからファイルを要求する段階をさらに有 することを特徴とする請求項45に記載の方法。 62. ユーザー端末から最短の電子的距離に設置されているデリバリーサイ トが、好ましいデリバリーサイトとして計画されていることを特徴とする請求項 1に記載のシステム。 63. 前記優先順位づけ段階が、デリバリーサイトから、前記ネットワーク におけるエンティティまでの最短電子的距離に基づいていることを特徴とする請 求項33に記載の方法。 64. 前記ネットワークにおけるエンティティから最短の電子的距離に設置 されているデリバリーサイトが、好ましいデリバリーサイトとして計画されてい ることを特徴とする請求項45に記載の方法。 65. 前記分数段階が、デリバリーサイトからユーザーまでの最短電子的距 離に某づいていることを特徴とする請求項56に記載の方法。 66. コンテンツプロバイダから少なくとも1つのデリバリーサイトまでデ ータをミラーリングする段階をさらに有していることを特徴とする請求項56に 記載の方法。 67. 少なくとも1つのデリバリーサイトの存在を、ユーザーに知らせる段 階をさらに有することを特徴とする請求項56に記載の方法。 68. 前記分散段階が、前記システムにおけるユーザーによるコンテンツの 使用に基づいていることを特徴とする請求項56に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/58 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,BG,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 分散型コンピュータネットワーク上に設置されかつファイルを受信する ためのデリバリーサイトを選択するためのシステムであって、 通信ネットワークと、 前記ネットワークに接続された少なくとも1つのコンテンツプロバイダと、 前記ネットワークに接続された少なくとも2つのデリバリーサイトと、 前記ネットワークに接続されたユーザー端末と、 前記ネットワークをテストするための、かつ、前記ネットワークに接続された 全てのデリバリーサイトから好ましいデリバリーサイトを選択するためのネット ワークテスト装置と、 前記好ましいデリバリーサイトから前記ユーザー端末へ、前記ファイルをダウ ンロードするためのダウンロード装置と を具備し、 前記コンテンツプロバイダは、少なくとも1つのファイルを記憶しており、 各々のデリバリーサイトは、前記コンテンツプロバイダと同じファイルを記憶 していることを特徴とするシステム。 2. 前記ネットワークテスト装置が、前記ユーザー端末に接続された第1記 憶媒体を具備し、かつ、該第1記憶媒体が、前記ネットワークをテストしかつ前 記ネットワークに接続された全てのデリバリーサイトから好ましいデリバリーサ イトを選択するための第1ソフトウェアプログラムを具体化していることを特徴 とする請求項1に記載のシステム。 3. 前記ダウンロード装置が、前記ユーザー端末に接続された第2記憶媒体 を具備し、かつ、該第2記憶媒体が、前記好ましいデリバリーサイトから前記ユ ーザー端末へ前記ファイルをダウンロードすることが可能な第2ソフトウェアプ ログラムを具体化していることを特徴とする請求項2に記載のシステム。 4. 前記ネットワークに接続されたデータベースをさらに具備することを特 徴とする請求項3に記載のシステム。 5. 前記第1ソフトウェアプログラムが、前記データベースにより作成され たデリバリーサイトのリストを用いることを特徴とする請求項4に記載のシステ ム。 6. 前記第1ソフトウェアプログラムが、前記デリバリーサイトのリストか ら前記好ましいデリバリーサイトを選択するためのネットワーク分析手順からの 結果を用いることを特徴とする請求項5に記載のシステム。 7. 前記第1ソフトウェアプログラムが、前記好ましいデリバリーサイトに 関する優先順位付きリストを作成するためのネットワーク分析手順からの結果を 用いることを特徴とする請求項5に記載のシステム。 8. 前記ネットワーク分析手順が、少なくとも一部は、前記ユーザー端末に おいて実行されることを特徴とする請求項6に記載のシステム。 9. 前記ネットワーク分析手順が、複数のネットワークテストを具備するこ とを特徴とする請求項8に記載のシステム。 10. 前記ネットワークテストが、前記データベース内に維持されているテ ストのリストから選択されることを特徴とする請求項9に記載のシステム。 11. 前記テストのリストが、ダウンロード経過時間テストを有しているこ とを特徴とする請求項10に記載のシステム。 12. 前記経過時間が、テストされた各々のデリバリーサイトにより経験さ れた平均的な負荷によって正規化されることを特徴とする請求項11に記載のシ ステム。 13. 前記ネットワークテスト手順が、テストされた各々のデリバリーサイ トに関する、数値による性能評価をもたらすことを特徴とする請求項9に記載の システム。 14. 前記数値による性能評価が、前記ネットワークテストからの結果の重 みづけされた合計として計算されることを特徴とする請求項13に記載のシステ ム。 15. 前記重みづけされた合計が、前記データベースによる各々のネットワ ークテストのために供給された重みを用いて計算されることを特徴とする請求項 14に記載のシステム。 16. 前記ネットワークテストからの結果が、前記データベースに供給され ていることを特徴とする請求項9に記載のシステム。 17. 前記結果が、前記データベースに記憶されることを特徴とする請求項 16に記載のシステム。 18. 前記第1ソフトウェアプログラムが、前記ユーザー端末と共同して前 記ネットワークテストを実行することを特徴とする請求項9に記載のシステム。 19. 前記第2ソフトウェアプログラムが、前記ユーザー端末と共同して前 記ダウンロードを実行することを特徴とする請求項18に記載のシステム。 20. 前記第1ソフトウェアプログラムが、いつでも実行され得ることを特 徴とする請求項18に記載のシステム。 21. 前記第1ソフトウェアプログラムが、任意のファイルがダウンロード される前に、自動的に実行されることを特徴とする請求項20に記載のシステム 。 22. 前記ファイルが、ビデオクリップを具備することを特徴とする請求項 1に記載のシステム。 23. 前記第2ソフトウェアプログラムが、前記優先順位付きリストを用い ることを特徴とする請求項7に記載のシステム。 24. 前記第2ソフトウエアプログラムが、最初に、前記優先順位つきリス トにおいて指定された第1デリバリーサイトを用いることを試みることを特徴と する請求項23に記載のシステム。 25. 前記第1デリバリーサイトが機能しない場合には、前記第2ソフトウ ェアプログラムが、前記優先順位つきリストにおいて指定された次のデリバリー サイトを用いることを試みることを特徴とする請求項24に記載のシステム。 26. 前記優先順位つきリストにおいて指定された全てのデリバリーサイト が機能しない場合に、前記第2ソフトウェアプログラムが、前記コンテンツプロ バイダから直接ダウンロードすることを試みることを特徴とする請求項25に記 載のシステム。 27. 前記平均的な負荷が、各々のデリバリーサイトにより監視され、かつ 、前記平均的な負荷に対応する数が、前記ネットワークにアクセス可能となるた めに各々のデリバリーサイトにより記憶されることを特徴とする請求項12に記 載のシステム。 28. 前記ファイルが、該ファイルに関連する特有の情報を有していること を特徴とする請求項1に記載のシステム。 29. 前記特有の情報は、前記ファイルが少なくとも2つのデリバリーサイ トに記憶されることを指定する情報を有していることを特徴とする請求項28に 記載のシステム。 30. 前記特有の情報が、前記コンテンツプロバイダを識別することを特徴 とする請求項29に記載のシステム。 31. 前記特有の情報が、コンテンツ評価情報を有していることを特徴とす る請求項28に記載のシステム。 32. 前記特有の情報が、前記ファイルに対応する“EMBED”ステート メント内に記憶されることを特徴とする請求項28に記載のシステム。 33. ネットワーク上の複数のデリバリーサイトから一組の好ましいデリバ リーサイトを決定する方法であって、 デリバリーサイトのリストを得る段階と、 少なくとも1つのネットワークテストを実行する段階と、 前記ネットワークテストからの結果を処理する段階と、 前記テストの結果にしたがって、前記デリバリーサイトに優先順位をつける段 階と を具備する方法。 34. 前記実行段階が、前記リスト内の前記デリバリーサイトのうちの幾つ かをテストすることを具備することを特徴とする請求項33に記載の方法。 35. 前記実行段階が、 前記リストからデリバリーサイトのサブセットを選択することと、 前記サブセット内の各々のデリバリーサイトに対して、少なくとも1つのテス トを実行することと を具備することを特徴とする請求項34に記載の方法。 36. 前記テストが、複数のテストから選択されることを特徴とする請求項 35に記載の方法。 37. 前記複数のテストが、前記ネットワークに接続された前記データベー スにおいて指定されていることを特徴とする請求項36に記載の方法。 38. 前記テストが、前記データベースにおいて指定された頻度に基づいた ランダムな選択によって、前記複数のテストから選択されることを特徴とする請 求項37に記載の方法。 39. 前記結果を、前記ネットワークに接続されたデータベースへ送信する 段階をさらに具備することを特徴とする請求項33に記載の方法。 40. 前記処理段階が、前記結果に重みづけをすることを具備することを特 徴とする請求項33に記載の方法。 41. 前記重みづけ段階が、前記デリバリーサイトのリストにおいて指定さ れた重みを用いることを特徴とする請求項40に記載の方法。 42. 前記優先順位をつける段階が、前記一組のデリバリーサイトを、好ま しい順位で記憶することを具備することを特徴とする請求項33に記載の方法。 43. 前記好ましい順位は、前記テストの結果により決定されることを特徴 とする請求項42に記載の方法。 44. 前記デリバリーサイトのリストが、データベースから得られることを 特徴とする請求項33に記載の方法。 45. デリバリーサイトからファイルをダウンロードする方法であって、 所望のファイルを識別する段階と、 前記所望のファイルが、1つまたは2つ以上のデリバリーサイト上でミラーリ ングされるかどうかを判断する段階と、 前記所望のファイルがミラーリングされた場合に、デリバリーサイトの優先順 位つきリストから好ましいデリバリーサイトを識別する段階と、 前記好ましいデリバリーサイトから前記所望のファイルをダウンロードする段 階と を具備することを特徴とする方法。 46. 前記検索段階およびダウンロード段階は、該ダウンロード段階が成功 するまで繰り返されることを特徴とする請求項45に記載の方法。 47. 前記繰り返された検索段階およびダウンロード段階が成功しなかった 場合に、コンテンツプロバイダのサイトから前記所望のファイルをダウンロード する段階をさらに具備することを特徴とする請求項46に記載の方法。 48. 前記決定段階の後に、ファイルの認可を検証する段階をさらに具備す ることを特徴とする請求項45に記載の方法。 49. 前記検証段階が、 前記所望のファイルがコンテンツ評価を有しているかどうかを検査する副次的 段階と、 前記ファイルがコンテンツ評価を有している場合に、前記コンテンツ評価を、 ユーザーにより指定された基準に対して比較する副次的段階と、 前記コンテンツ評価がユーザーにとって容認可能である場合に、または、前記 クリップが何のコンテンツ評価も持たず、かつ、末評価クリップがユーザーにと って容認可能である場合に、ダウンロードを認可する副次的段階と、 そうでない場合には、ダウンロードを拒否する副次的段階と を具備することを特徴とする請求項48に記載の方法。 50. 前記ダウンロード段階が、認可された場合のみ実行されることを特徴 とする請求項49に記載の方法。 51. 前記ユーザー端末上もデータ領域に前記ダウンロードされたファイル を記憶する段階をさらに具備することを特徴とする請求項45に記載の方法。 52. 前記記憶段階が、 前記データ領域内に、前記ダウンロードされたファイルを記憶するのに十分な 空き場所があるかかどうかを判断する副次的段階と、 十分な空き場所がない場合には、最も長く用いられていないファイルを前記デ ータ領域から削除する副次的段階と、 前記データ領域に、前記ダウンロードされたファイルを保存する副次的段階と を具備することを特徴とする請求項51に記載の方法。 53. 前記ダウンロード段階の前に、前記データ領域内で所望のファイルを 探す段階と、 前記所望のファイルが記憶されたファイルとして発見された場合に、該記憶さ れたファイルが前記所望のファイルと同一であることを検証する段階と、 前記所望のファイルと前記記憶されたファイルとが同一である場合に、前記所 望のファイルをダウンロードする代わりに、前記記憶されたファイルを表示する 段階と をさらに具備することを特徴とする請求項52に記載の方法。 54. 前記検証段階が、前記所望のファイルおよび前記記憶されたファイル が作成された日付および時刻を比較することを具備することを特徴とする請求項 53に記載の方法。 55. ダウンロードが成功したことを、ミラーサービスプロバイダに知らせ ることをさらに具備することを特徴とする請求項45に記載の方法。 56. ファイルを最適に記憶かつ検索するために、デリバリーサイトのネッ トワークを設置かつ維持する方法であって、 複数のユーザーから、ネットワークテストの結果を受信する段階と、 前記テスト結果を、データベースに記憶する段階と、 前記ネットワーク上の種々の位置におけるネットワーク性能を判断する段階と 、 デリバリーサイトが追加または削除されたときに、常に前記ユーザーに通知す る段階と を具備する方法。
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