JP2001501790A - 復号された音声パラメータを用いる移動電話で受信された不良データパケットの検出を行う方法およびその装置 - Google Patents
復号された音声パラメータを用いる移動電話で受信された不良データパケットの検出を行う方法およびその装置Info
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Abstract
(57)【要約】
移動電話は、パケットで表される音声パラメータを復号し、そして、音声パラメータの許容範囲に反する音声パラメータを比較して、不良データパケットを検出する。許容範囲内に音声パラメータがない場合には、そのパケットは処分される。不良データパケットの検出に基づく音声パラメータは、移動電話の可変レートデータパケットの受信において、特に有用で、ここで、パケットのレートを決める際の誤りは、誤ったレートで復号されている完全なパケットを生じ、これにより、復号された音声信号内で、耳障りに聞こえる人工音を引き起こす。このようなレート検出誤りは、たとえCRC、あるいは他の伝統的な誤り検出チェックによる不良パケットの検出が失敗しても、生じる。模範的な装置では、移動電話(128)の受信機(132)は、TIA/EIA/IS−95A標準で符号化された信号を受信する。可変レート復号器(140)は、線形予測符号化技術を用いて、線形音声パラメータ周波数とコードブックゲインパラメータを決める。これらのパラメータは、音声パラメータ検査ユニット(144)によって、許容範囲と対照して、不良パケットの検出が試される。
Description
【発明の詳細な説明】
復号された音声パラメータを用いる移動電話で受信された不良データパケットの
検出を行う方法およびその装置
発明の背景
I.発明の分野
この発明は、ディジタル電話システムに広く関わり、とりわけ不良データパケ
ットの検出技術に関わる。
II.関連技術の説明
図1は、通信工業会暫定標準規格TIA/EIA/IS−95A「Mobile Sta
tion-Base Station Compatibility Standard for Dual-Mode Wideband Spread S
pectrum Cellular System」で述べられている可変レートCDMA送信システム
10を説明するブロック図である。この送信システムは、例えば、セルラ送信シ
ステムの基地局が、この基地局を囲むセル内の移動電話に対して信号を送信する
際に用いられる。
マイクロホン11は、音声信号を検出し、それからこれをアナログ/ディジタ
ルコンバータ(図示しない)でサンプリングとディジタル化を行う。可変レート
データソース12は、デジタル化された音声信号のサンプルを受信し、これを符
号化して、等しいフレーム長のコード化された音声のパケットを得る。可変レー
トデータソース12は、例えば、入力音声のディジタルサンプルを、線形予測符
号化技術を用いた入力音声信号の代表例である、デジタル化された音声パラメー
タに変換してもよい。典型的な形態として、可変レートデータソースは、米国特
許第5,414,796号にて詳細に開示されている可変レートボコーダであり
、この特許は本発明の譲受人に譲渡されており、参考のためにここに組み込んだ
。可変レートデータソース12は、ここではフルレート、ハーフレート、1/4
レート、1/8レートと称する、4つのフレームレート9600bps、480
0bps、2400bps、1200bpsの可変データパケットを供給する。
フルレートで符号化されたパケットには、172個の情報ビットを含み、ハーフ
レートで符号化されたパケットには、80個の情報ビットを含み、1/4レート
で符号化されたパケットには、40個の情報ビットを含み、1/8レートで符号
化されたパケットには、16個の情報ビットを含む。パケットのフォーマットは
、図2A〜2Dで示される。すべてのパケットは、サイズに関係なく、1フレー
ムの長さ、すなわち20msecである。ここでは、「フレーム」と「パケット
」を区別なく用いる。
パケットは、そこに含まれるデータの複雑さやフレームに相当する情報の総量
に応じて異なるレートで符号化され、そして、送信される。例えば、入力音声の
変動がないか、あってもほとんどない場合、おそらく話者は話していないから、
これに相当するパケットの情報ビットは、1/8レートで圧縮され符号化される
。この圧縮は、結果として、音声信号のフレームに相当する部分の分析を損失す
るが、情報がないか、あってもほとんどない情報を含む音声信号のフレームに相
当する部分は得られ、信号分析における減衰は、一般に顕著ではない。その代わ
りに、フレームに相当するパケットの入力音声信号が、たくさんの情報を含む場
合、おそらく話者は、活発に声を出しているから、パケットはフルレートで符号
化され、そして、入力音声の圧縮は、より明瞭な音声を得られるように減じられ
る。
この圧縮と符号化の技術は、一度に送信される信号の総量の平均値を制限する
のに用いられ、これにより、例えば一度により多くの通話を処理できるように、
送信システムの帯域幅全体をより効果的に利用する。
データソース12によって生成された可変レートのパケットは、パケット化器
13に供給され、ここで、巡回冗長検査(CRC)ビットと末尾ビットを選択的
に追加する。図2Aに示すように、フレームが可変レートデータソース12にて
フルレートで符号化された時、パケット化器13は、12個のCRCビットと8
個の末尾ビットを生成して追加する。同様に、図2Bに示すように、フレームが
可変レートデータソース12にてハーフレートで符号化された時、パケット化器
13は、8個のCRCビットと8個の末尾ビットを生成して追加する。図2Cに
示すように、フレームが可変レートデータソース12にて1/4レートで符号化
された時、パケット化器13は、8個の末尾ビットを生成して追加する。図2D
に示すように、フレームが可変レートデータソース12にて1/8レートで符号
化された時、パケット化器13は、8個の末尾ビットを生成して追加する。
パケット化器13からの可変レートパケットは、それから、符号化器14に供
給され、ここで、エラーの検出と補正の目的で、可変レートパケットのビットを
符号化する。典型的な実施形態としては、符号化器14は、1/3畳み込み符号
化器である。この畳み込み符号化されたシンボルは、それから、米国特許第5,
103,459号と第4,901,307号にて詳細に開示されている、CDM
A拡散器16に供給される。CDMA拡散器16は、8個の符号化されたシンボ
ルを、64ビットのウォルシュシンボルにマップし、それからこのウォルシュシ
ンボルを疑似ランダム雑音(PN)符号にしたがって拡散する。
反復ジェネレータ17は、上記にて拡散されたパケットを受信する。パケット
がフルレート以下の場合、反復ジェネレータ17は、一定のデータレートのパケ
ットを供給するために、パケットにおけるシンボルを複写する。可変レートパケ
ットがハーフレートの場合、反復ジェネレータ17は、2つの冗長度の因数を導
入する、すなわち各拡散シンボルが出力パケット内で2回繰り返される。可変レ
ートパケットが1/4レートの場合、反復ジェネレータ17は、4つの冗長度の
因数を導入する。可変レートパケットが1/8レートの場合、反復ジェネレータ
17は、8つの冗長度の因数を導入する。
反復ジェネレータ17は、拡散データパケットをより小さい、「パワーコント
ロールグループ」サブパケットに分けることにより、前述の冗長度を供給する。
典型的な実施形態としては、各パワーコントロールグループは、6つのPN拡散
ウォルシュシンボルからなる。一定のレートフレームは、前述したように、フレ
ームを満たすのに必要な回数だけ、パワーコントロールグループを連続的に繰り
返すことにより生成される。
この拡散パケットは、それから、データバーストランダマイザ18に供給され
、ここで、1994年8月16日に許可され、本発明の譲受人に譲渡されている
米国特許出願、第No.8の291,231号にて詳細に開示されている、疑似
ランダム処理にしたがって、拡散されたパケットから冗長度を移動する。データ
バーストランダマイザ18は、送信のために、疑似ランダム選択処理にしたがっ
て、拡散パワーコントロールグループの1つを選択し、そして、他のパワーコン
トロールグループの冗長コピーを処分する。
本発明の譲受人に譲渡されている、例えば米国特許出願、第No.8の194
,823号に述べられているように、データバーストランダマイザ18によって
、有限長インパルス応答(FIR)フィルタ20にパケットが供給される。フィ
ルタリングされた信号は、それから、ディジタル/アナログコンバータ22に供
給され、アナログ信号に変換される。このアナログ信号は、それから、送信機2
4に供給され、ここで、アンテナ26を通じた送信のために、アップコンバート
と増幅が行われる。
図3は、送信信号を受信する移動電話28あるいは他の移動局の適当な構成部
分を示したものである。その信号は、アンテナ30にて受信され、受信機32に
てダウンコンバートされ、必要ならば増幅される。そして、この信号は、フレー
ムレート検出ユニット33に供給され、ここで信号をパケットに細分し、各パケ
ット毎に対応するフレームレートを決定する。このフレームレートは、ここで、
フレームの独立ビットの期間を検出することにより、決定される。パケットと、
このパケットについて検出されたフレームレートを識別する信号は、それから、
送信誤りおよびフレームレート検出誤りが発生していないことの確認を試みるた
めに、巡回冗長検査あるいは関連誤り検出検査を実行するCRCユニット34に
転送される。フレームレート検出誤りは、実質的にランダムなビットのシーケン
スとなる誤ったレートにおいて、サンプリングされたパケットとなる。典型的に
、送信誤りは、1つか2つのビット誤りである。ふつうは、送信誤り、あるいは
フレームレート検出誤りが起きると、CRCユニットがこの誤りを検出する。C
RCを失敗した「誤り」フレームは、消去されるか、あるいは、他の方法として
は、フレーム消去ユニット36によって処分される。CRCをパスした「正常」
フレームは、デジタル化された音声信号に戻す変換を行う可変レート復号器40
に入力される。このデジタル化された音声信号は、ディジタル/アナログコンバ
ータ(図示しない)によって、アナログ信号に変換され、最後には、この移動電
話のスピーカ42を通じて出力される。
この装置によれば、必ずしも、フレーム消去ユニット36を必要としない。む
しろ、CRCユニット34が、単に、誤りフレームを可変レート復号器40に出
力しないように配置されるだけかもしれない。しかしながら、フレーム消去ユニ
ットの準備は、フレーム消去誤りの基地局を通知するために、基地局に向けたフ
レーム消去信号の生成を促進する。基地局は、フレーム誤りを縮小化する間に、
送信電力を縮小するためのフィードバックシステムの部分で、信号を送信するの
に用いられた電力量を調整するために、フレーム消去情報を用いる。
上述したように、ここに含まれた情報を圧縮するようにパケットのフレームレ
ートを変化させることにより、通常は、送信信号における顕著な効果なしに、シ
ステムの帯域幅すべてでより効果的に利用される。しかしながら、時として、顕
著な効果を有する問題が発生する。その1つの問題は、フレームが、CRCをパ
スしたにもかかわらず、フレームレート検出誤りや送信誤りに従属する場合に、
生じる。このような場合、誤りフレームは、消されないが、他の正常なフレーム
で処理される。例えば、その誤りが、符号化音声の1,2ビットだけの送信誤り
ならば、出力音声信号には、とてもわずかで気付かない影響にすぎないであろう
。しかしながら、その誤りが、フレームレート検出誤りならば、ランダムビット
が有効に復号器に入力され、結果として出力音声信号内で目立った人工物となり
そうな誤ったフレームレートを用いて、パケット全体が処理されるであろう。い
くつかのシステムでは、約16分会話する毎に出力音声信号内に、誤った受信パ
ケットや同様の人工物を生じる、約0.005%の可能性で、誤ったフレームレ
ート検出が生じるのが見受けられる。TIA/EIA IS−95−Aプロトコ
ルを用いてCDMAシステムに関して述べたが、同様の問題が、可変レート送信
を行う送信システムや、これに関連するシステムのほとんどで同様に生じうる。
このような問題が改善されることが望まれ、そして、この発明は主としてこれ
を解決するためにかかれたものである。
発明の要約
この発明では、音声は、ボコーダで復号され、そして、再構築された音声のサ
ンプルは、復号されたフレームをチェックするユニットに供給される。この復号
されたフレームをチェックするユニットは、復号音声信号のエネルギーと、再構
築された音声のレートとを調べ、そして、再構築された音声のエネルギーと、上
記レートで接続可能なエネルギー値の範囲とを比較する。もし、そのエネルギー
が上記エネルギー値内でないならば、電話機において、フレーム消去が申し立て
られ、そして、復号フレームが出力スピーカに供給されないようにする。模範的
な実施形態では、ボコーダは、CELP符号化器である。この発明では、フレー
ム誤りが検出された場合、音声復号器のフィルタ係数が初期化され、後のフレー
ムが汚されないように、復号フレームを誤りと決定する。一方の実施形態では、
復号されたフレームをチェックするユニットが、復号されたフレームのPCMサ
ンプルの高周波部分を調べ、この高周波部分のエネルギーが閾値を越えているな
らば、消去が宣言される。
模範的な装置では、音声は、ポストフィルタを有するボコーダで再構築され、
ここには自動利得制御が含まれる。ポストフィルタの自動利得制御回路は、復号
された音声データのエネルギーを測定する手段が含まれる。この測定されたエネ
ルギーは、復号されたフレームをチェックするユニットが、復号されたPCMデ
ータをユーザに供給するか、あるいはフレーム消去を宣言するかを判定するのに
用いられる。この装置では、この発明を成し得るのに必要な付加的なハードウエ
アの量を少なくする。
この発明の1つの観点にしたがって、移動電話システムで用いられる信号受信
システムが提供される。この信号受信システムは、音声を表現する音声パラメー
タを含むデジタル化された信号を受信する手段と、ディジタル信号の変則的な部
分を識別するためにディジタル信号を調べる手段と、この調べる手段によって見
つけられた信号の変則的な部分を消去する手段とを有する。変則的な部分は、誤
りとなりそうなものである。この装置によれば、変則的な部分を識別するために
デジタル化された信号を調べる手段は、予め設定した範囲外の音声パラメータを
有する部分を識別するための、満足な音声パラメータの予め設定した範囲と、デ
ジタル化された信号の上記部分の音声パラメータを比較する手段を有する。音声
パラメータの典型的な型には、コードブックのゲインパラメータか、あるいはL
SP(linear speech predictor)の周波数を含む。
これゆえに、システムは、変則的で誤りそうな信号の部分を識別するために調
べられた受信ディジタル音声信号によって表現された、実際の音声パラメータに
おいて、おそらく検出できなかった信号送信誤りの結果として供給される。例え
ば、受信信号のある部分がとても高い周波数で表現されるパラメータを有し、普
通の人間の音声でないことが分かった場合に、このシステムは、その信号の部分
が、変則的になっていると識別して、その部分を削除し、そのために、結局は聞
き手に出力される音声信号内で送信誤りの人工物を潜在的にいらいらさせるのを
避ける。
一つの特定の装置では、前述のシステムは、TIA/EIA IS−95−A
標準で符号化された信号を受信するように形作られた移動電話に用いられる。こ
の信号は、潜在的に異なるフレームレートで符号化された可変レートデータパケ
ットに含まれる。手段は、各データパケットのフレームレートを検出するのに用
いられる。注意すると、誤りが、フレームレートを検出する間に生じ、これによ
り、誤ったフレームレートを用いてパケット全体の処理し、そして、最終的に、
音声信号の中の耳障りな人工音が聞き手に供給される。この発明を用いれば、こ
のようなパケットが検出され、削除される。
さらには、この発明の原理は、同様に他の信号受信システムにも好適する。そ
れどころか、この発明の原理は、後述の別の既存の誤り検出を行う多くのシステ
ムで用いられ、いくつかの冗長性の総量は、受信信号のままである。この冗長性
は、より高い確率の信号からより低い確率の信号を識別するように開発され、こ
れにより誤りでありそうな信号に基づいて、とても低い確率の信号の削除を許す
。
図面の簡単な説明
本発明の特徴、目的、効果は、同じ参照文字が全体を通して対応するものを識
別している図面とともに以下に述べられている詳細な説明からさらに明白になる
であろう。
図1は、ディジタルセルラ電話システムの基地局の送信部のブロック図である
。
図2Aから2Pは、図1のシステムで用いられるフレームのフォーマットを示
したものである。
図3は、この発明とは無関係に、図1に示したシステムによって送信された信
号を受信するための、ディジタルセルラ電話システムの基地局の受信部のブロッ
ク図である。
図4は、誤ったフレームに基づく音声パラメータを検出するユニットと復号フ
レームを調べるユニットにしたがって形成され、図1に示したシステムによって
送信された信号を受信するための、ディジタルセルラ電話システムの基地局の受
信部のブロック図である。
図5は、満足な音声パラメータの模範的な範囲を示したグラフである。
図6は、音声復号器の模範的な形態を示したものである。
図7は、模範的な音声復号器のポストフィルタのブロック図である。
好ましい実施形態の詳細な説明
残りの数字に関して、この発明の典型的な実施形態について述べることにする
。この実施形態は、主として、ブロック図とフローチャートを参照して説明する
。フローチャートに関しては、各ブロックが、方法のステップと、このステップ
を実行する構成要素の両方について説明する。この装置によれば、各構成要素、
あるいは、これらの部分がハードウエア、ソフトウエア、ファームウエア、ある
いはこれらの組み合わせで形作られる。また、図示され、あるいは詳細に述べら
れた実際のシステムの完成した装置では、すべての構成を必要とするものではな
いと、理解されたい。むしろ、それらの構成は、図示され、説明された発明を理
解するために必要であるにすぎない。
図4は、移動電話128の適切な構成か、あるいは図1の可変レートパケット
を有する信号が送信されるような基地局送信システムからの信号を受信する他の
移動局を示している。フレームレートには、図2Aから図2Dに示したように、
フルレート、ハーフレート、1/4レート、および1/8レートがある。パケッ
トは、圧縮した音声信号の符号化した音声パラメータ表現を含む。その上、CR
Cビットと符号化器の末尾ビット、あるいはこの末尾ビットのみを各パケットが
含んでいる。加えて、パケットの内容についての詳細は、図1を用いて前述した
とともに、前述したように米国特許第5,414,796号で参照される。
図4に図示した構成は、図3に示したものに類似しており、適切な差異につい
てのみ述べることにする。送信信号は、アンテナ130で受信され、ダウンコン
バートと増幅が受信機132により行われる。この信号は、それから、フレーム
レート検出ユニット133に供給され、ここで、パケットについて、相当するフ
レームレートを決定することを試みる。パケットは、それから、送信誤りおよび
フレームレート検出誤りが発生していないことの確認を試みるために、受信した
信号のフレームで巡回冗長検査を行うCRCユニット134に供給される。CR
Cに失敗したフレーム、すなわち不良フレームは、フレーム消去ユニット136
で削除される。前述したように、分離したフレーム消去ユニットは必ずしも必要
ではない。むしろ、CRC誤りが生じやすいフレームは、単にCRCユニットか
ら出力されないだけかもしれない。どの場合においても、CRCをパスしたフレ
ーム、すなわち潜在的に良好なフレームは、可変レート復号器140に入力され
、ここで、含まれた音声パラメータを復号し、ここでディジタル化された音声信
号に再変換する。デジタル化された音声信号は、最終的には、ディジタル/アナ
ログ変換器(図示しない)により、アナログ信号に変換される。聞き手に向け、
移動電話のスピーカ142を通じて出力される。
可変レート復号器140の出力フレームは、復号フレームチェックユニット1
57に供給される。典型的な実施形態では、フレームのレートは、CRCユニッ
ト134により復号フレームチェックユニット157に供給される。復号フレー
ムチェックユニット157は、可変レート復号器140により出力されるフレー
ムのエネルギーを調べる。典型的な実施形態では、フレームレートが1/8で、
復号されたフレームのエネルギーが予め設定した閾値を越えた場合に、そのフレ
ームは、フレームエラーであると宣言する。加えて、復号フレームチェックユニ
ット157は、エラーの検出を指示する可変レート復号器140に信号を入力す
る。この復号チェックユニット157からの信号に反応して、可変レート復号器
140は、初期化を行うとともに、そのフィルタのメモリを消去する。フレーム
エラーの宣言に反応して、いずれのPCM音声出力も消音される。これに変わる
実施形態では、出力として心地よいノイズがセットされる。
他の実施形態では、復号フレームチェックユニット157は、復号されたフレ
ームで、DFTあるいはFFT操作が実施される。復号フレームチェックユニッ
ト157は、3500Hzを超える周波数の部位を有するフレームのエネルギー
を調べ、これらの部位が予め設定した閾値を越えるエネルギーを有するならば、
復号フレームチェックユニット157は、出力を消音し、そして、可変レート復
号器140のフィルタメモリを初期化する。
可変レート復号器140によって復号された音声パラメータは、音声パラメー
タ検査ユニット144に入力され、ここで、復号された音声パラメータが、許容
音声パラメータテーブル146内に格納される、予め設定した許容範囲の音声パ
ラメータ内にあるかどうか判定される。テーブル146にて指定される許容範囲
内のデータパラメータを有するフレームだけが、可変レート復号器140に戻さ
れ、そして、最終的にスピーカ142を通じて出力されるディジタル音声信号を
生成するのに用いられる。残る他のフレームは、フレーム消去ユニット136に
入力される。
こうして、音声パラメータ検査ユニット144は、復号された音声パラメータ
を、許容範囲外の音声パラメータを含むフレームと識別するための許容範囲と比
較する。図5は図解により、システムの音声パラメータの許容範囲145を示し
たもので、ここでは、2次元の音声パラメータで評価される。例えば、1つに次
元は、LSPの周波数に相当し、残る一方は、コードブックゲインであるが、こ
れらが一般に符号化された音声信号のふさわしい特徴として用いられる。許容で
きない音声パラメータの範囲147もまた、図5に示されている。
この装置によれば、音声パラメータの許容範囲は、典型的には、ある音声パラ
メータに遭遇する確率に基づいて決定される。例えば、きわめて低い、あるいは
高い周波数を含む、人の音声が送信される可能性が低い。それゆえ、この音声パ
ラメータは、対応する周波数を決定するために検査され、そして、その周波数が
ある予め設定した、許容音声範囲テーブル146で指定される閾値よりも大きか
ったり、あるいは小さかったりすることが分かった場合には、このシステムは、
音声パラメータが不適当であると判断する。もちろん、低い確率の音声パラメー
タが全く正常である可能性もあり、結果として、誤ったフレームが消去される。
不必要にフレームを消去してしまう可能性を最小にする音声パラメータの許容範
囲を、注意して選択するべきである。このことについては、許容音声パラメータ
は、典型的な音声、このほか、トーンや、DTMF信号、音楽、背景雑音などを
含めて、送信されることが予期される典型的な音におけるさまざま音声パラメー
タと遭遇する可能性を評価することにより、経験的に決定される。その結果とな
るレンジは、不必要なフレームの消去の可能性を見分けるほど正確とわかってい
る入力信号に反して、試され、そして、その時、それに応じて調整される。音声
信号と同様に、データ送信する能力を有するシステムについては、フレーム消去
機構に基づく音声パラメータは、データ送信の間、すすんで無効にされる。
また、テーブル146に格納される音声パラメータの許容範囲は、移動電話を
利用することを望む組織に合わせて仕立てられる。例えば、許容範囲は、重要な
異なる音声の特徴を有する、ホッテントットのような、英語以外の言語を話すと
思われる組織とは対照的に、英語圏で使用される移動電話では異なる設定がなさ
れる。そのうえ、適用可能なフィルタリング技術は、時間で許容範囲を異ならせ
て用いてもよく、おそらくは、許容範囲が最適な設定でないことを示すような、
多くのパケットの消去については補償する。
典型的な装置では、音声は、前述の米国特許第5,414,796号の、図2
Aから図2DにしめしたCRCビットと符号化器末尾ビットを有するフルレート
、ハーフレート、1/4レート、1/8レートの可変レート符号化器を用いて符
号化される。疑似符号によって表現され、LSP周波数と、受信パケットから抽
出か、あるいは他の方法で決定したコードブックの利得を用いて不良パケットを
検出する方法を下式に示す。
ここで、wq(i)は、0.0から1.0までで測られた第i番目のLSPパラメータで
、G0(i)は、0から60dBで表される第i番目の1/4レートコードブックゲインパ
ラメータであり、それからrxrateはフルレート、ハーフレート、1/4レート、
あるいは1/8レートのいずれかの検出されたフレームレートである。
上記で示されるように、コードブックゲインテストは、1/4レートのパケッ
トにのみ適用される。この付加的なテストは、1/2レートかあるいは1レート
の不良なパケットを受信する可能性よりも、1/4レートの不良パケットを受信
する可能性の方が大きいために、行われる。1/4レートがより小さいCRCを
有し、また米国特許第5,414,796号の模範とすべき符号化器を用いた、
1/4レートは無音声、あるいは一時的にマスクされた音声だけに用いられるか
ら、この可能性は低い。それゆえに、1/4レートのパケットは、よい厳しいテ
ストに依存する。1/8では、テストは行われない。
はじめに述べたことは、許容できるパラメータの範囲に反したパケット内で符
号化され、あるいは導かれるパラメータと比較することによるフレームレート検
出誤りより、不良パケットを検出する方法と装置である。この技法は、同様に他
の要因で生じる検出誤りにも適用する。また、この発明の技術は、パケットで表
されないデータの場合や可変レートに従わない場合も含み、他の信号送信にも適
用できる。概して、この発明の原理は、送信信号に多少の冗長性が生じ、必要以
上の多くのビットが情報の符号化に用いられる、ほとんどのシステムに適用でき
る。典型的にこのようなシステムでは、すべての可能なデータパターンが、等し
く起こるものではない。可能なデータパターンが等しく起こるものでないならば
、この発明は、発生の可能性に基づいて、良いデータと悪いデータを識別するの
に十分に利用されるであろう。もし、すべてのデータパターンが、等しく起こる
ならば、このような識別は、典型的に行われないであろう。
図6は、この模範的な装置の可変レート復号器140をより詳細に示すもので
ある。模範的な実施形態においては、可変レート復号器140は、前述の米国特
許第5,414,796号(以下、‘796特許と称する)にて詳述されるよう
なCELP復号器である。コードブックインデックスIは、コードブック回路1
70に供給され、ここで、インデックスIにしたがって、励振ベクトルを復元す
る。選択されたコードインデックスは、乗算器172に供給され、そしてゲイン
値Gが乗算される。乗算器172の乗算結果は、ピッチフィルタ174に供給さ
れ、ここで前述の‘796特許で詳述され、従来より知られるピッチフィルタパ
ラメータLとbにしたがって、フィルタリングされる。ピッチフィルタリングさ
れた信号は、それから、フォルマントフィルタ176に供給され、ここで線形予
測コード(LPC)係数α1〜α10にしたがって、ピッチフィルタリングされる
。フォーマットフィルタの出力は、アダプティブポストフィルタ178に供給さ
れ、ここで、改善された近くのある品質にフィルタリングする。
図7は、模範的な形態のアダプティブポストフィルタ178を示すものである
。この実施形態で用いられるポストフィルタは、1987年、J.H.Chen
らによって、Proc.ICASSPの「Real-Time Vector APC Speech Coding
At 4800 BPS with Adaptive postfiltering」に初めて述べられた。音声フォル
マントは、スペクトルの谷間より、知覚的により重要であるから、ポストフィル
タは、コード化された音声の知覚的な品質を少し改善するフォルマントを押し上
げる。これは、ポストフィルタ202において、原点へ放射状に向かうフォルマ
ント組立フィルタの極を測定することによってなされる。しかしながら、すべて
の極のポストフィルタは、一般に、フィルタリングされた音声を消すスペク
トルの傾きを導入する。このすべての極のポストフィルタのスペクトルの傾きは
、より小さい範囲で極として、同じ位相角を有する零を加算することにより減じ
られ、以下のような型のポストフィルタとなる。
ここで、A(z)は、フォルマント予測フィルタであり、ρ値とσ値は、ポストフ
ィルタによって測定される因数で、ここでρは0.5セットで、σは0.8セットであ
る。フィルタ係数の計算は、フォルマントフィルタタップ係数α1〜α10にした
がって、フィルタタップジェネレータ200によってなされる。
適応ブライトネスフィルタ204は、フォルマントポストフィルタによって導
入されるスペクトルの傾きをよりいっそう補うために、付加される。ブライトネ
スフィルタは、下式で示される。
ここで、κ(この一つのタップフィルタの係数)の値は、A(z)のスペクトルの
傾きに変換したものを近似したLSP周波数の平均値で決定される値である。ブ
ライトネスフィルタ204のタップ値は、フォルマントフィルタタップ係数α1
〜α10で、フィルタタップジェネレータ200により生成される。
ポストフィルタリングによって生じる大きなゲインの逸脱を避けるために、A
GCループ205は、音声出力を測定し、そのため、ポストフィルタリングされ
なかった音声とほぼ同じのエネルギーを有する。ゲインコントロールは、未フィ
ルタリング音声エネルギーカリキュレータ212で計算された、40個のフィル
タ入力サンプルの平方の和を、フィルタゲインの逆数を得るためのフィルタリン
グ音声エネルギーカリキュレータ210で計算された、40個のフィルタ出力サ
ンプルの平方の和で割ることによりなされる。このゲイン因数の平方根は、平滑
され、下式で示される。
そしてそれから、フィルタ出力は、出力音声を生成するゲインカリキュレータ
208で計算された、ゲインの逆数の平滑値により、ゲインコントローラ206
で測定される。好ましい実施形態では、未フィルタリング音声エネルギーカリキ
ュレータ212で計算されたエネルギーは、誤って復号されたフレームに対する
保護を与えるのに必要な付加的なハードウエアの量を少なくするための復号フレ
ームチェックユニット157に供給される。
好ましい実施形態の先の説明は、当業者が本発明を生産または使用できるよう
に提供されている。これらの実施形態に対するさまざまな修正は当業者にとって
容易に明らかとなるであろう。ここに規定されている一般的な原理は発明力を使
用することなく他の実施形態に対して適用することができる。したがって、本発
明はここに示されている実施形態に制限されることを意図しているものでなく、
ここに開示されている原理および新規な特徴と矛盾しない最も広い範囲に一致す
べきものである。
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フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
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,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S
D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG
,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT
,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,
CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F
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,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,
LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M
W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD
,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,
TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW
【要約の続き】
不良パケットの検出が試される。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.移動電話システムで用いられる信号受信システムにおいて、 音声を表す音声パラメータを含むデジタル化された信号を受信する手段と、 前記デジタル化された信号の変則的な部分を識別するために、前記デジタル化 された信号を検査する手段と、 この検査する手段で見つけられた前記信号の変則的な部分を消去する手段とを 具備することを特徴とする信号受信システム。 2.前記デジタル化された信号を検査する手段は、 前記デジタル化された信号の前記部分の前記音声パラメータを、予め設定した 許容範囲の音声パラメータと比較して、前記予め設定した範囲外の音声パラメー タを有する部分を識別する手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の信号受 信システム。 3.前記音声パラメータの許容範囲は、送信された音声における音声パラメータ の範囲に遭遇する確率に基づいて、予め決定されるものであることを特徴とする 請求項1に記載の信号受信システム。 4.前記デジタル化された音声信号の前記部分は、可変レートデータパケットで あることを特徴とする請求項1に記載の信号受信システム。 5.各パケットのレートを決定する手段を備えることを特徴とする請求項4に記 載の信号受信システム。 6.前記パケットは、巡回冗長検査(CRC)ビットを含み、 前記CRCビットを用いて、各パケットにおけるCRCを行う手段と、 前記CRCに失敗したパケットを消去する手段とを備えることを特徴とする請 求項4に記載の信号受信システム。 7.前記信号受信システムは、移動電話の範囲内に適用されることを特徴とする 請求項1に記載の信号受信システム。 8.前記デジタル化された信号は、CDMAプロトコルにしたがって符号化され たものであることを特徴とする請求項1に記載の信号受信システム。 9.前記デジタル化された信号は、TIA/EIA/IS−95A標準にしたが って符号化されたものであることを特徴とする請求項1に記載の信号受信システ ム。 10.各パケットのレートを判定する手段と、 前記パケット内の送信誤りを識別し、あるいはパケットがフレームレート検出 誤りに従属するかどうかを判定して、前記パケットの誤り検出を行う手段と、 送信誤りを含むことが分かった、あるいはフレームレート検出誤りに従属する ことが分かったフレームを消去するフレーム消失手段と、 予め設定された音声パラメータの許容範囲から外れた音声パラメータを含むか どうかを判定するフレーム消失手段によって、消去されなかったデータパケット を検査する手段と、 前記フレーム消失手段に予め設定された前記音声パラメータの許容範囲から外 れたことが分かった音声パラメータを有するパケットを適用する手段とを具備す ることを特徴とする移動電話装置。 11.デジタル化された音声パラメータを含むパケットを受信する受信機と、 各パケットのフレームレートを判定するフレームレート判定ユニットと、 前記パケット内の送信誤りを識別し、あるいはパケットがフレームレート検出 誤りに従属するかどうかを判定して、前記パケットの誤り検出を行う誤り検出ユ ニットと、 送信誤りを含むこと、あるいはフレームレート検出誤りに従属することが分か ったフレームを消去するフレーム消失ユニットと、 予め設定された音声パラメータの許容範囲から外れた音声パラメータを含むか どうかを判定するフレーム消失手段によって、消去されなかったデータパケット を検査する音声パラメータ検査ユニットと、 前記フレーム消失ユニットに予め設定された前記音声パラメータの許容範囲か ら外れたことが分かったパケットを適用するユニットとを具備することを特徴と する移動電話装置。 12.移動電話システムで用いられる信号受信方法において、 音声を表す音声パラメータを含むデジタル化された信号を受信する工程と、 前記デジタル化された信号の変則的な部分を識別するために、前記デジタル化 された信号を検査する工程と、 この検査する工程で見つけられた前記信号の変則的な部分を消去する工程とを 具備することを特徴とする信号受信方法。 13.前記デジタル化された信号を検査する手段は、 前記デジタル化された信号の前記音声パラメータを、予め設定した許容範囲の 音声パラメータと比較して、前記予め設定した範囲外の音声パラメータを識別す る工程を含むことを特徴とする請求項12に記載の信号受信方法。 14.前記音声パラメータの許容範囲は、送信された音声における音声パラメー タの範囲に遭遇する確率に基づいて、予め決定されるものであることを特徴とす る請求項13に記載の信号受信方法。 15.前記デジタル化された音声信号の前記部分は、可変レートデータパケット であることを特徴とする請求項12に記載の信号受信方法。 16.各パケットのレートを決定する工程を備えることを特徴とする請求項15 に記載の信号受信方法。 17.前記パケットは、巡回冗長検査(CRC)ビットを含み、 前記CRCビットを用いて、各パケットにおけるCRCを行う工程と、 前記CRCに失敗したパケットを消去する工程とを備えることを特徴とする請 求項15に記載の信号受信方法。 18.前記信号受信方法は、移動電話によってなされることを特徴とする請求項 17に記載の信号受信方法。 19.前記デジタル化された信号は、CDMAプロトコルにしたがって符号化さ れたものであることを特徴とする請求項12に記載の信号受信方法。 20.前記デジタル化された信号は、TIA/EIA/IS−95A標準にした がって符号化されたものであることを特徴とする請求項12に記載の信号受信方 法。 21.移動電話に用いられる方法において、 デジタル化された音声パラメータを含む可変レートパケットを受信する工程と 、 各パケットのレートを判定する工程と、 前記パケット内の送信誤りを識別し、あるいはパケットがフレームレート検出 誤りに従属するかどうかを判定して、前記パケットの誤り検出を行う工程と、 送信誤りを含むことが分かった、あるいはフレームレート検出誤りに従属する ことが分かったフレームを消去する工程と、 予め設定された音声パラメータの許容範囲から外れた音声パラメータを含むか どうかを判定するデータパケットを検査する工程と、 予め設定された前記音声パラメータの許容範囲から外れたことが分かった音声 パラメータを有するデータパケットのフレームを消去する工程とを具備すること を特徴とする移動電話装置の方法。 22.符号化された音声信号を受信する手段と、 前記符号化された音声信号を復号し、復号された音声信号を供給する手段と、 前記復号された音声信号のエネルギー値から、前記復号された音声信号の品質 値を判定する手段とを具備することを特徴とする音声信号受信システム。 23.前記品質値を判定する手段は、予め設定した閾値と前記エネルギー値を比 較して、この比較結果にしたがって、前記品質値を判定することを特徴とする請 求項22に記載の音声信号受信システム。 24.前記品質値を判定する手段は、前記エネルギー値が許容範囲を超えたこと を前記品質値が示す場合に、消去指示信号を供給することを特徴とする請求項2 2に記載の音声信号受信システム。 25.前記復号する手段は、ポストフィルタを含み、ここで、前記エネルギー値 を計算することを特徴とする請求項22に記載の音声信号受信システム。
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