JP2001357340A - シミュレーションモデル作成手法 - Google Patents

シミュレーションモデル作成手法

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JP2001357340A
JP2001357340A JP2000178886A JP2000178886A JP2001357340A JP 2001357340 A JP2001357340 A JP 2001357340A JP 2000178886 A JP2000178886 A JP 2000178886A JP 2000178886 A JP2000178886 A JP 2000178886A JP 2001357340 A JP2001357340 A JP 2001357340A
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JP2000178886A
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Masaaki Arimoto
雅昭 有本
Yoshihisa Okazaki
佳尚 岡崎
Fumihisa Ogasawara
史久 小笠原
Yoshihide Takeyama
佳秀 竹山
Yasuhito Kuze
泰人 久世
Takeshi Yuda
武志 湯田
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Chubu Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
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Chubu Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力系統監視制御システムのシミュレーショ
ンモデルを作成するにあたり、各業務処理プログラムの
CPU消費時間の算出には、システム開発の後工程や、
プロトタイプ開発など多大な時間と労力を必要としてい
た。 【解決手段】 CPU消費時間算出表201に、業務処
理プログラムがファイルへアクセスするときのアクセス
データサイズ及びアクセス回数に基づく算出式が設定さ
れており、業務処理プログラムのCPU消費時間を算出
する場合には、そのCPU消費時間算出表201の算出
式を用いて算出することにより、効率よく且つ精度よ
く、CPU消費時間が算出でき、これを用いてシミュレ
ーションモデルを作成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の業務処理
プログラムによって構成され、電力系統状態の監視、制
御を行う電力系統監視制御システムのシミュレーション
モデル作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】リアルタイム処理系制御システムである
電力系統監視制御システムは、複数の業務処理プログラ
ムから構成されており、各業務処理プログラムは、輻輳
して動作する。業務処理プログラムの処理内容は、基本
的にデータアクセス(参照、更新)処理、及び簡単な四
則演算や2値判定を行うデータ加工処理である。業務処
理プログラムがアクセスするデータは、予め決められて
おり、固定長レコードの繰り返し構造であるファイルに
格納されていることが一般的である。実計算機上での業
務処理プログラムの動作は、上述のようなのが一般的で
あるが、システムの性能評価を行う場合、図7に示すよ
うに、計算機やOS、ソフトウェア(プログラム)、ネ
ットワークなどの電力系統監視制御システムの各構成要
素をモデル化し、シミュレーションツールを使用して、
1つの計算機上で、これらの動作模擬(シミュレーショ
ン)を行うことがある。
【0003】図7は、従来の電力系統監視制御システム
のシミュレーションモデルを示す図であり、図7(a)
は、電力系統監視制御システムの構成を示す図、図7
(b)は、電力系統監視制御システムのシミュレーショ
ンモデルを示す図である。図7において、1はネットワ
ーク2に接続された計算機である。3は電力系統監視制
御システムの各構成要素をモデル化し、電力系統監視制
御システムのシミュレーションを行うためのシミュレー
ションツール、4はシミュレーションツール3へ入力さ
れる入力情報、5はシミュレーションツール3から出力
される出力情報である。このシミュレーションツール3
に、入力情報4として、CPU消費時間、通信データサ
イズ、アクセスデータサイズ、シミュレーションシナリ
オ等を与えることにより、電力系統監視制御システムの
シミュレーションが実施でき、出力情報5として、CP
U利用率、ネットワーク利用率、レスポンス時間等の予
測が行われる。
【0004】シミュレーションを行うためには、上記の
各構成要素の挙動をモデル化した上で、各業務処理プロ
グラムのCPU消費時間を与える必要があるが、これま
で業務処理プログラムのCPU消費時間は、経験値や一
様分布等の乱数を用いて与えていた。しかし、新規開発
システムについてシミュレーションを実施する際には、
経験値は使用できない場合があった。また、乱数もその
範囲を決定することが容易ではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】シミュレーションは、
過剰に高性能な計算機の採用によるコストアップや、製
作・試験段階に入ってからの性能改善によるシステム開
発の手戻り(=工程遅延)を未然に防止するために、シ
ステムの初期設計段階において、当該システムのボトル
ネックを把握し、最適な計算機選定及び業務処理プログ
ラム・データの分散配置を決定するために実施されるも
のである。しかし、現状では、電力系統監視制御システ
ムの業務処理プログラムに関するシミュレーションモデ
ルを作成するにあたり、各業務処理プログラムのCPU
消費時間を精度高く求めるためには、実際に開発完了し
ているシステム上で各業務処理プログラムのCPU消費
時間を実測する、またはプロトタイプシステムを構築し
て実際に業務処理プログラムを作成・実行させた結果を
測定する、などといった方法がとられている。従って、
各業務処理プログラムのCPU消費時間が、プログラム
の製作・試験段階といったシステム開発の後工程や、多
大な時間と労力を必要とするプロトタイプシステム開発
を通してでなければ、求められないという問題があっ
た。
【0006】各業務処理プログラムのCPU消費時間
を、システムの初期設計段階(ソフトウェア設計時)に
求めるためには、以下に示すいくつかの課題がある。電
力系統監視制御システムを構成する各業務処理プログラ
ムは、輻輳して動作しているため、複数の業務処理プロ
グラムが、同一ファイルに対して同時にアクセスする可
能性がある。全業務処理プログラムが、ファイルの内容
を参照するだけであれば問題はないが、ファイルの内容
を更新する業務処理プログラムが存在する場合は、更新
途中の不完全なデータを、他の業務処理プログラムが参
照してしまうことや、他の業務処理プログラムが更新し
た最新内容を古い内容で更新してしまうことなどの危険
性がある。このため、業務処理プログラムが、各ファイ
ルに対してアクセスする際には、排他制御を行うことが
一般的であり、ファイルに対する排他制御の要否は、プ
ログラムの品質や生産性を向上させる目的から、通常、
各ファイルの属性として定義されている。
【0007】また、電力系統監視制御システムは、複数
の計算機がネットワークで接続された分散型計算機シス
テムとして構成される場合が多い。この分散型計算機シ
ステムでは、業務処理プログラムは、電力系統監視制御
システムを構成する各計算機に分散配置される。また、
分散配置された各業務処理プログラムの処理上、必要と
なるデータ(ファイル)もまた、各計算機に分散配置さ
れる。しかし、あるファイルが複数の計算機で必要とな
る場合がある。例えば、電力系統監視制御システムに入
力された情報(電力設備の状態データ)を加工し、ファ
イルに格納(更新)する業務処理プログラムが配置され
た計算機と、格納された情報(電力設備の状態データ)
を表示(参照)する業務処理プログラムが、別の計算機
に配置される場合である。
【0008】電力系統監視制御システムにおいて、情報
を表示する計算機は、操作卓と呼ばれ複数台(10台〜
20台程度)設置されることが多い。この操作卓計算機
に配置された表示用業務処理プログラムが必要とするフ
ァイルは、表示処理性能や応答性を向上させる目的か
ら、各操作卓計算機に重複させて配置させることが一般
的である。この入力された情報を加工し、格納したファ
イルを、マスタファイル(複製元)と呼び、各操作卓計
算機に重複配置させたファイルを、レプリカファイル
(複製先)と呼ぶ。この場合、マスタファイルが更新さ
れる都度、もしくは定周期で、マスタファイルとレプリ
カファイルの内容を一致化(レプリケーション)させて
おく必要があり、このレプリケーションの要否も、また
各ファイルの属性として定義されていることが一般的で
ある。これらファイル属性の違い(排他制御、レプリケ
ーションの要否)は、データをアクセスする業務処理プ
ログラムのCPU消費時間に影響を与える。従って、各
データ(ファイル)の属性に応じて、適切なデータアク
セスに要するCPU消費時間を求めるという課題があ
る。
【0009】業務処理プログラムがデータをアクセスす
る場合、単純にファイル内の特定のデータ(レコード)
をアクセスするだけでなく、全データの中から、ある条
件に一致するデータを、ファイルの先頭データ(レコー
ド)から順次検索していく場合がある。例えば、ユニー
クな数値データが格納されているファイルの中から、値
が100のデータを取得したいという場合である。この
場合、検索対象のデータがファイル内のどの位置(レコ
ード)に格納されているかにより、検索回数が異なるこ
とになる。このこともデータをアクセスする業務処理プ
ログラムのCPU消費時間に影響を与える。従って、検
索対象のデータが、ファイル内のどの位置(レコード)
に格納されているかにより検索回数が異なることも考慮
して、適切なCPU消費時間を求めるという課題があ
る。
【0010】さらに、業務処理プログラムがデータをア
クセスする場合、あるファイル内に格納された情報を元
に、別のファイルをアクセスすることにより、目的のデ
ータを得る場合がある。例えば、インデックスファイル
と実体ファイルの組合わせを用いたアクセスであり、フ
ァイルBに目的のデータが格納され、ファイルAにはフ
ァイルB内のn個のレコード番号(ポインタ情報)のみ
が格納されている場合である。この場合、目的のデータ
を取得するためには、まずファイルA内の1レコードを
アクセスし、その内容を元にファイルBのnレコードを
アクセスすることになる。このことはデータのアクセス
回数に影響があり、その結果、データをアクセスする業
務処理プログラムのCPU消費時間に影響を与える。従
って、検索対象のデータが格納されているファイル同士
の依存関係(関連情報)により、アクセス回数が異なる
ことも考慮して、適切なCPU消費時間を求めるという
課題がある。
【0011】また、業務処理プログラムがアクセスする
データは、如何なる場合も同じとは限らない。例えば、
他の業務処理プログラムからの処理要求によって、処理
を開始する業務処理プログラムがあった場合に、業務処
理プログラムは、その処理要求の内容により、異なる処
理を行う場合がある。処理内容が異なるということは、
即ちアクセスするデータもまた異なる可能性があること
を示している。このことも各業務処理プログラムのCP
U消費時間に影響を与える。業務処理プログラムのデー
タアクセスに要するCPU消費時間が一意に決定しない
ことは、シミュレーションモデル作成上、大きな問題で
ある。従って、業務処理プログラムの動作条件に応じ
て、アクセス対象となるデータを選定し、適切なデータ
アクセスに要するCPU消費時間を求めるという課題が
ある。
【0012】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、電力系統監視制御システム
を構成する業務処理プログラムのCPU消費時間を効率
よく且つ、精度よく求めることができるシミュレーショ
ンモデル作成方法を得ることを目的にしている。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるシミュ
レーションモデル作成方法においては、業務処理プログ
ラムがファイルへアクセスするときのアクセスデータサ
イズ及びアクセス回数に基づく算出式により業務処理プ
ログラムのCPU消費時間を算出すると共に、算出され
たCPU消費時間を用いて電力系統監視制御システムの
シミュレーションモデルを作成するものである。
【0014】また、CPU消費時間を算出する算出式
は、ファイルの属性毎に設けられているものである。さ
らに、CPU消費時間を算出する算出式に用いられるア
クセス回数は、ファイルの検索条件を基にして算出され
るものである。
【0015】また、CPU消費時間を算出する算出式に
用いられるアクセス回数は、予め定義されたファイル間
の依存関係を基にして算出されるものである。また、業
務処理プログラムは、業務処理プログラムに入力される
処理要求の種類に対応して複数の処理が設定されると共
に、複数の処理の各処理毎にCPU消費時間が算出され
るものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.実施の形態1は、
電力系統監視制御システムを構成する業務処理プログラ
ムのシミュレーションモデルの作成に必要なCPU消費
時間の算出に関するものであり、以下、図1、図2に基
づいて説明する。図1は、この発明の実施の形態1によ
る電力系統監視制御システムにおける業務処理プログラ
ムのシミュレーションモデルを示す図である。図1にお
いて、101、102、103は電力系統監視制御シス
テムを構成する業務処理プログラム、104は業務処理
プログラムA101から業務処理プログラムB102に
対する処理要求X、105は業務処理プログラムB10
2から業務処理プログラムC103に対する処理要求Y
である。106は業務処理プログラムB102の処理内
容であり、107はファイル110に対するデータアク
セス(参照)処理、108はデータ加工処理、109は
ファイル110に対するデータアクセス(更新)処理で
ある。電力系統監視制御システムのシミュレーションモ
デルは、複数の業務処理プログラム、処理要求及びファ
イルにより構成されるが、実施の形態1では、3つの業
務処理プログラムと、その業務処理プログラム間で発生
する2つの処理要求及び、業務処理プログラムB102
がアクセスするファイル110に限定する。
【0017】図2は、この発明の実施の形態1によるシ
ミュレーションモデルのアクセスデータサイズ、アクセ
ス回数に着目したCPU消費時間の算出方法を示す図で
ある。図2において、104〜109は図1におけるも
のと同一のものである。201はCPU消費時間算出
表、202はCPU消費時間算出表201中のデータ参
照性能を示すCPU消費時間を算出する算出式1であ
る。203はCPU消費時間算出表201中のデータ更
新性能を示すCPU消費時間を算出する算出式2であ
る。
【0018】業務処理プログラムB102に対して、処
理要求X104が入力され、業務処理プログラムB10
2が処理した結果、処理要求Y105を出力するまでの
動作について、以下に説明する。業務処理プログラムB
102は、処理要求X104が入力されると、まずファ
イル110に対して、データアクセス(参照)107を
行い、データを取得する。次に取得したデータに対して
四則演算、2値判定などのデータ加工処理108を行っ
た後、ファイル110に対してデータアクセス(更新)
109を行い、処理要求Y105を出力する。
【0019】このデータ加工処理108に要するCPU
消費時間は、データアクセス(参照)処理107、デー
タアクセス(更新)処理109に要するCPU消費時間
に比べ、非常に小さいという特性があるため、業務処理
プログラムB102のCPU消費時間は、データアクセ
ス(参照)処理107のCPU消費時間と、データアク
セス(更新)処理109のCPU消費時間の和として考
えることができる。従って、シミュレーションモデル作
成に必要となる業務処理プログラムB102のCPU消
費時間は、データアクセス(参照)処理107とデータ
アクセス(更新)処理109のCPU消費時間が分かれ
ば求められることになる。
【0020】データアクセス(参照)処理107とデー
タアクセス(更新)処理109のCPU消費時間は、実
計算機で、アクセスデータサイズを変化させて実測した
結果から、算出式1(データ参照性能)202、算出式
2(データ更新性能)203に示した近似式により、ア
クセスするデータサイズを元に算出できることが判明し
ている。CPU消費時間算出表201は、業務処理プロ
グラムのCPU消費時間を算出するためのものであり、
業務処理プログラムの各ファイルへのアクセスデータサ
イズを元に算出式1(データ参照性能)202、算出式
2(データ更新性能)203を使用して、1アクセスあ
たりのCPU消費時間を求め、さらに各データアクセス
の回数を掛けて、それらの結果を合計することで、業務
処理プログラムのCPU消費時間を算出するものであ
る。
【0021】実施の形態1によれば、業務処理プログラ
ムのCPU消費時間が、アクセスデータサイズと回数か
ら算出できるため、シミュレーションモデル作成に必要
となる業務処理プログラムのCPU消費時間を、プログ
ラムの設計段階において、効率的に精度高く求められて
いるという効果がある。
【0022】実施の形態2.以下、この発明の実施の形
態2を、図3に基づいて説明する。図3は、この発明の
実施の形態2によるシミュレーションモデルのファイル
属性に着目したCPU消費時間の算出方法を示す図であ
る。図3において、104〜109は図1におけるもの
と同一のものである。301はCPU消費時間算出表、
302はファイル属性からCPU消費時間を算出するフ
ァイル属性別CPU消費時間算出式導出表である。
【0023】実施の形態1では、業務処理プログラムが
アクセスするデータのサイズ及びアクセス回数を指定し
て、CPU消費時間算出式を特定し、CPU消費時間を
算出していたが、実施の形態2は、ファイルの属性(排
他制御/レプリケーションの要否)の違いによる複数の
CPU消費時間の算出式を設け、複数のCPU消費時間
の算出式の中から、業務処理プログラムがアクセスする
データが格納されているファイルの属性に合致するCP
U消費時間の算出式を特定して、業務処理プログラムの
CPU消費時間を算出するものである。図3において、
CPU消費時間算出表301は、実施の形態1と同様に
業務処理プログラムのCPU消費時間を算出するための
ものであるが、実施の形態2では、CPU消費時間算出
表301内のCPU消費時間算出式を、ファイル名をキ
ーにファイル属性別CPU消費時間算出式導出表302
を検索して取得する。
【0024】実施の形態2によれば、ファイルの属性に
より、CPU消費時間の算出式を変更するため、シミュ
レーションモデル作成に必要となる業務処理プログラム
のCPU消費時間をプログラムの設計段階において、フ
ァイル属性の違いを考慮して、効率的に精度高く求めら
れるという効果がある。
【0025】実施の形態3.以下、この発明の実施の形
態3を、図4に基づいて説明する。図4は、この発明の
実施の形態3によるシミュレーションモデルのデータア
クセス条件に着目したCPU消費時間の算出方法を示す
図である。図4において、401はファイル内のデータ
を検索するための検索条件を有するCPU消費時間算出
表、402はCPU消費時間算出表401中の検索条件
毎に検索回数を算出する検索条件別検索回数算出式表で
あり、403〜405は各検索回数算出式である。
【0026】実施の形態1では、業務処理プログラムが
アクセスするデータのサイズ及びアクセス回数を指定し
て、CPU消費時間算出式を特定し、CPU消費時間を
算出していたが、実施の形態3は、業務処理プログラム
がファイル内のデータを検索するための検索条件毎に確
率的に検索回数を求める検索条件別検索回数算出式表4
02を設け、複数ある検索回数算出式の中から検索条件
に合致する検索回数算出式を特定して、検索回数を算出
するものである。
【0027】図4において、CPU消費時間算出表40
1は、実施の形態1と同様に業務処理プログラムのCP
U消費時間を算出するためのものであるが、実施の形態
4では、CPU消費時間算出表401内に検索条件欄を
設け、この検索条件をキーに検索条件別検索回数算出式
表402から検索回数算出式を取得し、データアクセス
回数を算出する。検索回数算出式403は、n個のデー
タ中を全検索する場合の検索回数算出式、検索回数算出
式404は、n個の中から任意のk個を選び出す検索
(k個を選択すると検索を終了する)を行う場合の平均
検索回数算出式、検索回数算出式405は、m個の中に
検索対象となるデータがj個あり、そのうちの1つにヒ
ットしたら検索を終了する場合の平均検索回数算出式で
ある。
【0028】実施の形態3によれば、データの検索条件
毎にCPU消費時間の算出式を変更するため、シミュレ
ーションモデル作成に必要となる業務処理プログラムの
CPU消費時間を、プログラムの設計段階において、デ
ータの検索条件の違いを考慮して、効率的に精度高く求
められるという効果がある。
【0029】実施の形態4.以下、この発明の実施の形
態4を、図5に基づいて説明する。図5は、この発明の
実施の形態4によるシミュレーションモデルのファイル
間の依存関係に応じたCPU消費時間の算出方法を示す
図である。図5において、501はCPU消費時間算出
表、502はファイル間の依存関係(関連)の情報であ
る依存関係情報、503〜505は各ファイル、506
はファイル間の依存関係を定義したファイル関連情報定
義である。
【0030】実施の形態1では、業務処理プログラム
が、アクセスするデータのサイズ及びアクセス回数を指
定して、CPU消費時間算出式を特定し、CPU消費時
間を算出していたが、実施の形態4は、業務処理プログ
ラムがアクセスするファイル間の依存関係(関連情報)
を定義したファイル関連情報定義506を設け、このフ
ァイル関連情報定義506の内容を元に、アクセス回数
を算出するものである。
【0031】図5において、CPU消費時間算出表50
1は、実施の形態1と同様に業務処理プログラムのCP
U消費時間を算出するためのものであるが、実施の形態
4では、CPU消費時間算出表501内のアクセス回数
をファイル関連情報定義506の内容を元に算出する。
例えば、識別子A3に関する情報を得るためには、ファ
イル関連情報定義506からファイルA503、ファイ
ルB504及びファイルC505へのアクセスが必要に
なることがわかる。さらに、この時のアクセス回数は、
ファイルA503とファイルB504間には1:1の関
連、ファイルA503とファイルC505間には1:3
の関連があることから、ファイルA503へのアクセス
が1回、ファイルA503の内容を元にしたファイルB
504へのアクセスが1回、ファイルA503の内容を
元にしたファイルC505へのアクセスが3回、計5回
が必要になることが算出できる。
【0032】実施の形態4によれば、データ(ファイ
ル)間の依存関係(関連情報)を元に、アクセス回数を
算出するため、シミュレーションモデル作成に必要とな
る業務処理プログラムのCPU消費時間を、プログラム
の設計段階において、アクセス対象のデータ(ファイ
ル)間の依存関係(関連情報)の違いを考慮して、効率
的に精度高く求められるという効果がある。
【0033】実施の形態5.以下、この発明の実施の形
態5を、図6に基づいて説明する。図6は、この発明の
実施の形態5による電力系統監視制御システムにおける
業務処理プログラムのシミュレーションモデルを示す図
である。図6において、601、602、603、60
4は電力系統監視制御システムを構成する業務処理プロ
グラムである。業務処理プログラム602は、処理αと
処理βを有している。605は業務処理プログラムB6
02内の処理αである。606はデータアクセスファイ
ルA参照処理、607はデータアクセスファイルB参照
処理、608はデータ加工処理、609はデータアクセ
スファイルC参照処理であり、606〜609は処理α
605を構成する。610は業務処理プログラムB60
2内の処理βである。611はデータアクセスファイル
D参照処理、612はデータ加工処理、613はデータ
アクセスファイルE参照処理であり、611〜613は
処理β610を構成する。614は業務処理プログラム
の動作条件を定義した動作条件定義表である。615は
業務処理プログラムA601から、業務処理プログラム
B602内の処理α605に対する処理要求X、616
は業務処理プログラムA601から業務処理プログラム
B602内の処理β610に対する処理要求Y、617
は処理α605から業務処理プログラムC603に対す
る処理要求M、618は処理β610から業務処理プロ
グラムD604に対する処理要求Nである。
【0034】実施の形態1〜4では、ある業務処理プロ
グラムがアクセスするデータのサイズ及びアクセス回数
は、常に同じという場合のものであるが、実施の形態5
は、1つの業務処理プログラムに対して、動作条件毎に
複数の処理(=CPU消費時間)を設定し、動作条件に
より、CPU消費時間を切り替えて、シミュレーション
を実施するものである。
【0035】図6において、業務処理プログラムB60
2は、処理要求の種類により、処理α605を行う場合
と、処理β610を行う場合がある。業務処理プログラ
ムB602は、処理要求X615が入力された場合に
は、処理α605を実施して、処理要求M617を出力
する。また、業務処理プログラムB602は、処理要求
Y616が入力された場合には、処理β610を実施し
て、処理要求N618を出力する。これらの業務処理プ
ログラム、動作条件及び処理の関係は、業務処理プログ
ラムの動作条件定義表614に定義されており、シミュ
レーション実施時は、この定義内容に従い、動作条件に
より、CPU消費時間を切り替えて業務処理プログラム
を実行する。
【0036】実施の形態5によれば、1つの業務処理プ
ログラムに対して、動作条件毎に複数のCPU消費時間
を設定できるため、シミュレーションモデル作成に必要
となる業務処理プログラムのCPU消費時間を、プログ
ラムの設計段階において、業務処理プログラムに対し
て、動作条件の違いを考慮して、効率的に最適な値を求
められるという効果がある。
【0037】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。業務処
理プログラムがファイルへアクセスするときのアクセス
データサイズ及びアクセス回数に基づく算出式により業
務処理プログラムのCPU消費時間を算出すると共に、
算出されたCPU消費時間を用いて電力系統監視制御シ
ステムのシミュレーションモデルを作成するので、CP
U消費時間を、プログラムの設計段階において、効率的
に且つ精度よく求めることができる。
【0038】また、CPU消費時間を算出する算出式
は、ファイルの属性毎に設けられているので、CPU消
費時間を、ファイルの属性の違いを考慮して、さらに精
度よく算出することができる。さらに、CPU消費時間
を算出する算出式に用いられるアクセス回数は、ファイ
ルの検索条件を基にして算出されるので、CPU消費時
間を、ファイルの検索条件の違いを考慮して、さらに精
度よく算出することができる。
【0039】また、CPU消費時間を算出する算出式に
用いられるアクセス回数は、予め定義されたファイル間
の依存関係を基にして算出されるので、ファイル間の依
存関係の違いを考慮して、さらに精度よく算出すること
ができる。また、業務処理プログラムは、業務処理プロ
グラムに入力される処理要求の種類に対応して複数の処
理が設定されると共に、複数の処理の各処理毎にCPU
消費時間が算出されるので、処理要求の種類に対応し
て、最適なCPU消費時間を算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による電力系統監視
制御システムにおける業務処理プログラムのシミュレー
ションモデルを示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるシミュレーシ
ョンモデルのアクセスデータサイズ、アクセス回数に着
目したCPU消費時間の算出方法を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2によるシミュレーシ
ョンモデルのファイル属性に着目したCPU消費時間の
算出方法を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態3によるシミュレーシ
ョンモデルのデータアクセス条件に着目したCPU消費
時間の算出方法を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態4によるシミュレーシ
ョンモデルのファイル間の依存関係に応じたCPU消費
時間の算出方法を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態5による電力系統監視
制御システムにおける業務処理プログラムのシミュレー
ションモデルを示す図である。
【図7】 電力系統監視制御システムのシミュレーショ
ンモデルを示す図である。
【符号の説明】
101,102,103 業務処理プログラム、10
4,615処理要求X、105,616 処理要求Y、
106 処理内容、107 データアクセス(参照)処
理、108 データ加工処理、109 データアクセス
(更新)処理、110 ファイル、201,301,4
01,501 CPU消費時間算出表、202,203
算出式、302 ファイル属性別CPU消費時間算出
式導出表、402 検索条件別検索回数算出式表、40
3,404,405 検索回数算出式、502 依存関
係情報、503,504,505 ファイル、506
ファイル関連情報定義、601,602,603,60
4 業務処理プログラム、605 処理α、606 デ
ータアクセスファイルA参照処理、607 データアク
セスファイルB参照処理、608 データ加工処理、6
09 データアクセスファイルC参照処理、610 処
理β、611 データアクセスファイルD参照処理、6
12 データ加工処理、613 データアクセスファイ
ルE参照処理、614 動作条件定義表、617 処理
要求M、618 処理要求N。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡崎 佳尚 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 小笠原 史久 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内 (72)発明者 竹山 佳秀 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内 (72)発明者 久世 泰人 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内 (72)発明者 湯田 武志 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内 Fターム(参考) 5B048 AA18 DD14 5B049 CC11 EE05 EE31 EE41 EE56 5G066 AA03 AA20 AE03 AE07 AE09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 業務処理プログラムによって構成され、
    電力系統の監視及び制御を行う電力系統監視制御システ
    ムのシミュレーションモデルを作成するシミュレーショ
    ンモデル作成方法において、上記業務処理プログラムが
    ファイルへアクセスするときのアクセスデータサイズ及
    びアクセス回数に基づく算出式により上記業務処理プロ
    グラムのCPU消費時間を算出すると共に、上記算出さ
    れたCPU消費時間を用いて上記シミュレーションモデ
    ルを作成することを特徴とするシミュレーションモデル
    作成方法。
  2. 【請求項2】 CPU消費時間を算出する算出式は、フ
    ァイルの属性毎に設けられていることを特徴とする請求
    項1記載のシミュレーションモデル作成方法。
  3. 【請求項3】 CPU消費時間を算出する算出式に用い
    られるアクセス回数は、ファイルの検索条件を基にして
    算出されることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載のシミュレーションモデル作成方法。
  4. 【請求項4】 CPU消費時間を算出する算出式に用い
    られるアクセス回数は、予め定義されたファイル間の依
    存関係を基にして算出されることを特徴とする請求項1
    〜請求項3のいずれか一項記載のシミュレーションモデ
    ル作成方法。
  5. 【請求項5】 業務処理プログラムは、上記業務処理プ
    ログラムに入力される処理要求の種類に対応して複数の
    処理が設定されると共に、上記複数の処理の各処理毎に
    CPU消費時間が算出されることを特徴とする請求項1
    〜請求項4のいずれか一項記載のシミュレーションモデ
    ル作成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012185726A (ja) * 2011-03-07 2012-09-27 Nec Corp シミュレーション用データ生成システム、方法およびプログラム
CN103246546A (zh) * 2013-05-07 2013-08-14 山东大学 基于云技术的开放式电力系统数值仿真系统及其仿真方法
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