JP2001356839A - モジュール式電源アセンブリを別個のベイに備えてなるコンピュータ - Google Patents
モジュール式電源アセンブリを別個のベイに備えてなるコンピュータInfo
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Abstract
切な空間を有し、アップグレード及び保守/修理が比較
的容易なコンピュータを提供する。 【解決手段】 本発明のコンピュータは、複数のコンピ
ュータ構成部品(350、410、510、710)を収容する複数
の別個のベイ(300、570、740)からなるシート状金属
のハウジング(12)と、この複数の別個のベイが第1の
ベイ(570)を含むことと、複数のコンピュータ構成部
品(350、410、510、710)の他のいかなる構成部品をも
取り付けることなく、第1のベイ(570)に容易に着脱
可能に取付けられている電源アセンブリ(510)と、か
らなることを特徴とする。
Description
タに関する。より詳細には、本発明は、別個のベイに配
置されたモジュール式電源アセンブリを備えているタワ
ー型構成を成すコンピュータに関する。
入されて以来、マザーボード、電源、各種駆動機構、す
なわち各種ドライブのような基本的コンピュータ構成部
品を収容するコンピュータハウジング、すなわち「箱」
の寸法を小さくする傾向が続いている。この傾向の理由
の一つは、コンピュータの周辺装置がますます利用され
るようになり、かつ供給されるようになり、したがって
卓上空間がコンピュータの周辺機器とコンピュータとに
より広く占められることにある。たとえば、最近のコン
ピュータユーザがコンピュータ、マウス、キーボード、
21インチモニタ、パーソナルプリンタ、スキャナを自分
の卓上に備えていることは珍しいことではないが、20年
前には、通常の卓上にはタイプライタ又は計算器以外に
は何も載っていなかったのである。
(専有面積)」を小さくするのに、設計者が現在広く採
用している手法の一つは、「タワー型」構成を利用する
ことである。標準のコンピュータハウジングは、高さが
比較的低く、長さ及び幅が比較的大きな寸法を備えてい
るが、タワー型コンピュータは、比較的小さな幅寸法及
び比較的大きな長さ及び高さ寸法を備える。
ワー型構成であっても、コンピュータの寸法を小さくし
ようとする設計者が考慮する一定の事項がある。まず始
めに、最近のすべてのコンピュータユーザが、デスクト
ップ型のパーソナルコンピュータに備えられることを期
待している一定の特徴が存在する。マザーボード及び電
源アセンブリは、もちろんコンピュータが動作するのに
必要である。プログラム及びある種のデータ記憶装置も
必要である。現時点で通常組み込まれている記憶装置
は、固定媒体ドライブ、通常はハードディスク、及び着
脱可能媒体ドライブである。最も普通に組み込まれてい
る着脱可能媒体ドライブは、CDドライブ又はDVDド
ライブのような光学ドライブ、光学駆動機構である。し
たがってコンピュータハウジングはこれら各構成部品用
の空間を備えていなければならない。
込むための一つの設計手法は、構成部品の密度を増大す
ること、すなわち構成部品をハウジングの内部に隙間な
く詰め込むことである。しかし、これに対抗する要件と
して、最新式のコンピュータの一層強力なCPU(中央
処理装置)及び高速ドライブ、高速駆動機構の適切な冷
却を行なう必要性が挙げられる。構成部品をあまりにぎ
ゅうぎゅうに詰め込みすぎると、冷却が困難になる。密
集した詰め込みを排除しようとする別の要件は、RAM
(ランダムアクセス記憶装置)チップ及び拡張カードを
マザーボードに追加することにより、自分のコンピュー
タをアップグレードしようとするコンピュータ所有者の
希望である。さらに他の要件は、コンピュータ所有者ば
かりでなく保証修理作業を行ななければならないコンピ
ュータ製造業者による希望であり、コンピュータの寿命
までの間に、保守又は交換を必要とする様々な構成部品
に容易にアクセスできるコンピュータ構成が望まれてい
る。密集して詰め込まれたハウジング内では、試験又は
交換を行わなければならない構成部品にアクセスしよう
とするために、一つ以上の構成部品を特殊工具を使用し
て取り外すという退屈なプロセスを進めることがしばし
ば必要とされる。
ンパクトで、しかも冷却のための適切な空間を有し、ア
ップグレード及び保守/修理が比較的容易なコンピュー
タが必要とされている。
電源アセンブリを有するコンピュータに関する。モジュ
ール式電源アセンブリは、シート状金属のハウジングの
背面部分に設けられた別個のベイに取付けることができ
る。ベイは、電源アセンブリを保守及び/又は交換のた
めに迅速かつ容易に取り外すことができるように構成さ
れ、配置される。また電源アセンブリを別個のベイに配
置することは、他のコンピュータ構成部品にアクセスす
ることが電源アセンブリにより邪魔されないことから、
他のコンピュータ構成部品へのアクセスが容易になる。
一実施形態では、電源アセンブリは、コンピュータハウ
ジングの背面にある開口を介してベイに滑動可能に挿入
可能、かつ着脱可能なサブハウジングを含む。電源アセ
ンブリは、電源アセンブリをベイに挿入すると自動的
に、コンピュータハウジングの内側に取付けられたカプ
リングに電気的に接続する電気カプリングを備える。電
源アセンブリは、サブハウジングの内部に取付けられた
ファンを含み、サブハウジングは、マザーボードベイと
周囲空気とをそれぞれ連通する通気孔部分を備える。電
源アセンブリは、外部電気ケーブル又はそのための直接
コネクタが全く無いように構成され得る。
タ構成部品を収容する複数の別個のベイを含む、シート
状金属製のハウジングを有するタワー型コンピュータか
らなる。複数の別個のベイは、前記複数のコンピュータ
構成部品の他のいかなる構成部品をも排除して、取り付
けることなく、その中に容易にかつ着脱可能に取付けら
れている電源アセンブリを備えた第1のベイを備えてい
る。
造する方法を含む。この方法は、コンピュータ電源アセ
ンブリを一端に電気カプラ部分を有するシート状金属の
箱の中に収容するステップ、及びシート状金属の箱を、
コンピュータハウジングにあるベイに、電源アセンブリ
の一端にある電気カプラ部分がベイに取付けられている
電気カプラ部分とかみ合い、他のコンピュータ構成部品
に電気的に接続されるまで滑り込ませるステップ、とか
らなる。
時点で好適な実施形態が添付の図に図解されている。以
下において使用される、右、左、上、下、後、前、等の
語は、通常の使用条件でのコンピュータで使用される位
置関係、方向を表し、必ずしも図中の位置関係と一致し
ない。
12を備えたタワー型コンピュータ10を示す。ハウジング
12は、複数のコンピュータ構成部品を収容する複数の別
個のベイ300、570、740を備える。別個のベイには複数
のコンピュータ構成部品の他のいかなる構成部品をも排
除して、取り付けることなく、その中に容易にかつ着脱
可能に取付けられている電源アセンブリ510を備えるベ
イ570を含む。
たが、ハウジング及びその中に取付けられているコンピ
ュータ構成部品を次に更に詳細に説明する。図1〜図5
は、外側面14及び内側面16を有するシート状金属からな
るハウジング12を備えたタワー型コンピュータ10を示
す。ハウジングには、ハウジング中心で交差する、長手
方向の軸XX、横軸YY、垂直軸ZZがそれぞれ画定さ
れる。(ここでは全て他に注記しないかぎり、「水平」
及び「垂直」というときは、コンピュータ又は従属構成
部品の通常の動作姿勢を仮定している。)シート状金属
は、鋼とすることができ、例えば0.6mm〜0.8mmの厚
みとすることができる。当業者には、他の厚み寸法及び
他の形式の金属も使用可能であることが理解されるであ
ろう。
Y)に延伸する前部壁22、垂直かつ横に延伸する後部壁
24、垂直(ZZ)かつ長手方向(XX)に延伸する左横
側壁26、垂直かつ長手方向に延伸する右横側壁28、長手
方向(XX)かつ横(YY)に延伸する上部壁32、横か
つ長手方向に延伸する底部壁34、を備えている。前部壁
は、一方の側で前壁/左壁垂直縁38で、他方の側で前壁
/右壁垂直縁40で終端する。右壁から垂直に延伸するフ
ランジ部分41が垂直に延伸するフランジ縁43で終端する
前壁と重なっている。第1の、細長い長方形の、垂直に
延伸する開口42が、前部壁22の右側部分に配置されてい
る。この開口は、上縁44、下縁46、第1及び第2の垂直
縁48、50を備える。光学ドライブの前面部分412が、以
下に更に詳細を説明するように、その開口を貫通してい
る。上縁54、下縁56、第1の垂直縁58、第2の垂直縁60
を有する、全般に長方形の第2の開口52が前部壁22の下
部左手部分に設けられている。前部壁は、下縁71及び上
縁78を有する、全般に平坦な、垂直かつ横に延伸するパ
ネル部分70からなる。パネル部分70は、開口42及び52を
含む。前部壁22は、下縁73及び上縁75を有する部分70に
平行な、全般に平坦な、下方凹所部分72を備える。縁75
及び縁71は、図4に最もよく示されるように、全般に長
手方向かつ横方向に延伸する階段部分77を画定する。71
と75との間の距離を例えば、90mmにすることができ
る。73と75との間の距離を、例えば20mmとすることが
できる。図1に最もよく示されるように、上部壁/前部
壁の傾斜変化部分74が、上縁78から上端縁76まで上方及
び後方に延伸する。縁76と78との間の距離は、例えば20
mmとすることができる。
壁/右側壁垂直縁90と後部壁/左側壁垂直縁92との間で
横に、かつ上縁94と下縁96との間で垂直に延伸してい
る。後部壁は、右側壁の垂直に延伸するフランジ部分10
6により画定される第1の垂直縁ストリップ及び第2の
垂直縁ストリップ99から幾らか、例えば10mmへこんで
いる、全般に平坦な上方面98を含む。第1の垂直縁スト
リップ及び第2の垂直縁ストリップ99は共に、部分98と
長手方向に同一の広がりを有している。上部パネル部分
98は、その上部に第1の入出力(「I/O」)ポート領
域110及びその中間部分に設けられた第2のI/Oポート
領域112を備える。電力モジュール後部面パネル114は、
以下に更に説明するが、パネル部分98の直下に配置さ
れ、平坦な下部パネル部分116は電力モジュールパネル1
14の下に配置されている。
カポート122、ゲームポート123、パラレルポート124、
モニタポート125、マウスポート126、キーボードポート
127等のような、キーボード、表示装置、スキャナ、ジ
ョイスティック等(いずれも図示してない)のような通
常のI/O装置にコンピュータを接続するための、通常
のポート/コネクタからなる。
上部壁/右側壁縁境界144との間に延伸する、平坦な水
平パネル140からなる。右側壁フランジ146は、縁148で
終端する上部壁の重なり部分を形成している。複数の通
気孔152、154等が上部壁に設けられて、以下に説明する
マザーボード室からの空気の抜けが容易になる。
状部分又は突出し部分168を除いて、縁92から縁38まで
長手方向に、及び縁142から下縁164まで垂直に、延伸す
る全般に平坦なパネル部分162を備える。階段状部分168
は、ハウジングの前部壁パネル72から、例えば25mm長
手方向に引っ込んだ、横方向に例えば5mm延伸する前
面部分170を備え、また背面24から、例えば25mm前方
に設置された同様の後面174を備える。この階段状部分
は、上面176及び、底部壁34の延長である底面を備えて
いる。
との間で長手方向に、及び上縁144と蝶番線部分194によ
り形成される境界との間で垂直に、延伸する平坦な上部
パネル部分190、並びに傾斜階段形状縁部分196を備え
る。右側壁はまた、反対側の側壁26に設けられた突出し
部分、階段状部分168とおおよそ同一構成を有する突出
し/階段状部分202を除いて、縁40と90との間で長手方
向に、及び上部194、196と底部の底部縁200との間で垂
直に、延伸する平坦な底部パネル部分を含む。
壁34は、その中間部分では左突出し下縁210と右突出し
下縁212との間で、かつその最前端では縁164と縁200と
の間で、横方向に延伸する平坦な前方パネル部分を備え
る。この前方パネルは、後縁部分222で終端しており、
後縁部分222は、縁222から後縁96まで外部に露出して延
伸している第2の平坦なパネル部分230と重なってい
る。前方パネル220は、孔232、234等又はスラット(sla
t)(図示してない)のような通気孔を備えており、ま
たそれに設けられたボア766(図18)に受容されてい
る小ねじ238を有する凹所部分236を備えることができ
る。以下に更に詳細に説明するように、ハードドライブ
をパネル220の内側に取付けるための小ねじ244、246を
受容するのに適合される孔を有する右側凹所部分240、2
42を設けることができる。
に、ハウジング12は、前部壁22、左側壁26、上部壁32、
後部壁24の上部を備えている第1の組込みサブアセンブ
リ262を備える。第2のサブアセンブリ264が、右側壁28
の蝶番接続された上方及び下方部分により形成されてい
る。後部壁24の一部が電力モジュール510の後部分によ
り形成されている。後部壁の別の部分が中間壁部分アセ
ンブリ266により形成されている。このアセンブリ266に
は、後部壁24の底部分及び底部壁34の一部も含まれる。
底部壁の残りの部分は、底部ドアアセンブリ268からな
る。様々なサブアセンブリを、ロック用フランジ、タブ
とスロット、他の切り欠き部分、小ねじとねじ孔、又は
小ねじとナット接続、リベット、はんだ、溶接等のよう
な通常のシート状金属の接続手段により接続することが
できる。
えることができる。その寸法とは、図4及び図5に示す
ように、a=105mm、b=239mm、c=90mm、d=
306mm、e=70mm、f=35mmである。これらの寸
法は単なる例示であり、本明細書の他の箇所で記載され
る特定のコンピュータ構成部品に適応するのに適してい
る寸法を実証するものであることを理解すべきである。
異なる寸法のコンピュータ構成部品を使用しようとする
場合、又はこのようなコンピュータ構成部品を例示され
る実施形態で、特に記載したものと幾分異なる構成にし
ようとする場合には、上記の例示される寸法が変更され
ることを理解すべきである。ここに特に記載したものと
は別の寸法又は別のコンピュータ構成部品に適応するよ
うにこれらの寸法を変更することは、当業者にとってこ
の開示を読めば明らかであり、したがってここではこれ
以上説明しないことにする。本発明は、このような上記
寸法が付記した特許請求の範囲の一つ以上に明らかに引
用されている場合を除いて、上記の寸法のいずれにも限
定されるものではないことが理解される。
は、前部壁274、後部壁276、左側壁278、上部壁280、底
部壁282を有する第1の部分272と、第1の部分の側面開
口の上部に、プレス解放ロック用タブなどにより、着脱
可能に取付けられるようになっている右側壁284からな
る第2の部分とを備える、審美的に満足される、高強度
プラスチックケーシング270で囲うことができる。ケー
シングは、その上部部分290及び隆起した底部部分294に
通気孔を備えることができる。ケーシング270に切り欠
き296、298、299等が形成され、着脱可能な媒体ドライ
ブ前面412、電源アセンブリ後面512、各種I/Oポート
が露出するように配列されている。好適にはケーシング
は、例えば、スタッドと押し解放タブ、プレスリリース
タブ、小ねじ等を使用して構成され、ハウジング12はケ
ーシングに対して非常に迅速に、例えば30秒未満で、取
付け、取り外しができる。しかしながら以下に示す「モ
ジュール式」及び「容易にアクセスすることができる」
ということは、ハウジング12に関してのみ定義され、ケ
ーシング270のどの部分をも取り外すのに必要となる時
間、又はハウジング12をケーシング270から取り外し、
必要であれば特定の構成部品にアクセスするのに必要と
なる時間は全く考慮されていないことが理解されるべき
である。
10は、シート状金属からなるハウジング12の右横側28に
あるアクセス用開口310を介してアクセス可能なマザー
ボードアクセスベイ300を備えている。開口は、側壁の
平坦な上部パネル部分190及びフランジ41、106、146
(図3及び図4参照)から構成される側面パネルドア31
2により開閉可能に覆われている。例示される実施形態
では、側面パネルドア312は、ドア312及びハウジング12
にある蝶番部分314、316によりハウジングに枢軸動可能
に取付けられている。ドア312及びハウジング12はその
中に受容されているピボットピン(図示せず)を備え、
枢軸動アクセスPPを画定する。側面パネルドア312の
フランジ部分106、146、41は、ドアを閉めると、ハウジ
ングの後部上側及び前側の隣接部分と重なる。これらの
ドアフランジ部分は、アクセス用開口310の周辺328の傍
に位置するフランジ部分318、320、322、324、326と共
動する。更に詳細に説明すれば、フランジ部分318、32
0、322、324、326は、図7に示す位置に片寄せられてお
り、ドアが閉じるにつれて側面パネルドア312のフラン
ジ部分により弾性的に内側に付勢される。したがって、
ハウジング及びドアフランジ部分は、ドアを閉めたとき
接触する表面を有し、これら接触面は、二組のフランジ
の弾性的回復力により共に付勢される。その結果、これ
ら接触面間に実質的滑り摩擦が存在し、これによりドア
は、一旦閉じたら閉じた位置に保持される。ドアを更に
開かないようにするために、小ねじ334(図4参照)
が、ドアの上部フランジ146にある孔330とハウジングの
上部フランジ320にあるねじ孔332に受容される。もちろ
んドアを閉じた位置に保持するのに、通常のキャビネッ
トラッチアセンブリ、スナップロックアセンブリ、フッ
ク及びキャッチアセンブリ等のような、多くのドア保
持、装置をも採用可能である。
0、図23に最もよく示されているが、ハウジングの横
側壁26の内部壁面353と接触して取付けられている背面3
55を有する基板352からなる。基板は、通常の手段、例
えば小ねじ、リベット等により壁面に取付けることがで
きる。基板352は、その中心部分に中央処理装置(CP
U)354が取付けられている前面357を有する。様々な回
路装置356、358等、拡張カード364、366(図23参照)
を受容するための拡張カードスロット360、362、メモリ
チップ372、374を受容するためのメモリチップスロット
368、370、等が基板352に設けられている。CPU冷却
ファン376は、直接CPUに取付けられる。マザーボー
ドアセンブリの様々な構成部品は、ここでは「マザーボ
ード構成部品」ということがあり、又は「マザーボード
に取付けられている」ということがある。
80が、マザーボードベイ300内に張られ、延伸し、マザ
ーボードアセンブリに動作可能に接続されている。マザ
ーボードアセンブリは、寸法及び形状の異なる別の形式
のものとすることができる。例示される実施形態では、
マザーボードは、ハウジング内に組みつけられたときの
高さが最大190.5mm、長さが最大216mmの寸法を有す
る長方形のインテルマイクロのATX形状係数を有する
マザーボードである。マザーボードベイ300は、好適に
は実質的にマザーボードと同じ長さ及び高さを有し、例
示される実施形態では90mmであるハウジング幅「c」
とほぼ同じ幅を有している。マザーボードベイは、好適
には長さ対幅の比が少なくとも1.5であり、より好まし
くは少なくとも2.0であり、最も好ましくは少なくとも
2.5である。マザーボードは、通常、様々なI/Oポー
ト、媒体ドライブ、電源等に電気的に接続される。これ
らの様々な電気接続ケーブルを除き、マザーボードベイ
300には実質的に他のコンピュータ構成部品が皆無であ
り(例えば媒体ドライブ用を除く他のコンピュータ構成
部品が皆無)、したがってマザーボードベイの内部に比
較的大きな冷却空気空間が設けられる。好適な実施形態
では、マザーボードベイ300は、少なくとも80%の自由
空気空間を有し、より好ましくは少なくとも85%の自由
空気空間を有し、最も好ましくは89%±5%の自由空気
空間を有する。
属からなる壁は、EMI遮蔽をもたらすとともに、マザ
ーボードアセンブリを物理的に保護し、マザーボードア
センブリ上方に冷却空気流をもたらすためのプレナムチ
ャンバーを形成する。
アセンブリ350以外のコンピュータ構成部品の一つは、
例示される実施形態では回転アクセスRRを有する光学
CD又はDVDのような着脱可能媒体ドライブである媒
体ドライブアセンブリ410である。このドライブは、中
心で交差する長手方向軸X1X1、横軸Y1Y 1、垂直軸Z
1Z1を有する。軸RRは、ドライブが図7及び図8に示
すその通常の動作位置にあるとき、横方向かつ水平方向
に配置される。
(図1及び図2参照)の第1の開口42に配置されている
前面412を備える。前面412は、その前部スロット部分を
介して光ディスクを受容する形式のドライブのためのも
のとすることができ、又は代替的に、例示される実施形
態に示したように、前面(図示せず)から外方に突出し
て媒体ディスクをドライブスピンドル(図示せず)に配
置できるようにする長手方向に変位可能なトレイを有す
る形式のものとすることができる。どちらの形式のディ
スクローディング機構も当技術では周知であり、ここで
はこれ以上説明しないことにする。ドライブの前面は、
例えば130mmの垂直寸法「j」を有する。
に接続するための信号ケーブルアダプタ416を取付ける
ことができ、また電力ケーブル419を着脱可能に接続す
るための電力ケーブルアダプタ418を取付けることがで
きる後面414を備える。図8は、ケーブルが接続されて
いるドライブ410を示し、図7は、ケーブルを取り外し
た状態のドライブを示している。ドライブは更に、130
mmの長手方向寸法「k」有する第1の横側面415及び
第2の横側面420、及び例えば13mmの横寸法「x」
(図2参照)を有する上部面422及び底部面424を備えて
いる。
する本体部分434(図9参照)を有し、ドライブの側壁4
20に接触するドライブブラケット432に取付けられてい
る。ブラケット432はまた、水平に延伸する下方部分43
6、垂直に延伸する下方タブ部分438、下方タブ部分438
から突出している曲がり脚部分440、442を含む。ブラケ
ットは更に、小ねじ受容孔を有する上方タブ部分444
(図8参照)、及び前方整列タブ446、448(図9参照)
を備えている。
れた小ねじ(図示せず)によるなどしてハウジングに固
定されている第2のブラケット450は、長手方向に延伸
するスロット452、454があり、これらは枢軸HHを画定
する。
ングに、固定して、例えば一体的に取付けられ、上方タ
ブ部分444にある小ねじ孔と整列可能な小ねじ孔458を備
え、それによって小ねじ460を使用して上方タブ部分444
をフランジ456に固定することができる。もちろん様々
な代替的な解放可能な取付け手段、例えばばね金属タブ
(図示せず)又はフック及びキャッチ(図示せず)など
を小ねじ取付け方法の代わりに使用することができる。
2は、スロット452、454に、滑動的に、回転変位可能に
受容される。曲がり脚部分440、442及び底部ブラケット
450は、上方タブ部分444がドライブ取付け上部フランジ
456に固定されると、ドライブブラケット442の下方部分
をハウジング12と安定な固定関係に保持する。上端が解
放されると、ドライブ410及び取付けブラケット432は、
軸HHの周りに水平に枢軸動され、図9に示す位置に全
般的に水平に配置される。その後、必要であれば、ドラ
イブ及び取付けブラケット432は、ブラケット450から横
方向に離して移動され、脚部分440、442をスロット45
2、454から完全に取り外し、このようにしてドライブ及
び取付けブラケット432をハウジング12から取り外すこ
とができる。信号及び電力及び音響ケーブル417、419
は、ドライブの背後から、ドライブをブラケット450か
ら取り外す前か後に、手で切り離すことができ、ドライ
ブの交換、修理等のため、完全にハウジングから取り外
すことができる(図10参照)。
変位位置に配置した状態で、又は図10に示したような
ハウジングから完全に取り外した状態で、マザーボード
アセンブリ350の全ての領域に容易にアクセスすること
ができることが認識されよう。したがって、ユーザは、
拡張カード又はメモリを、特殊工具を使用することな
く、かつ技術的技巧又は訓練を必要とせずに、コンピュ
ータに迅速かつ容易に追加することができる。同様に、
技能者は、マザーボードアセンブリ350のどんな部分に
も容易にかつ迅速にアクセスし、試験することができ
る。例示される実施形態では、小ねじ334をアクセス用
ドア312の上から取り外し、ドア312を方向313に枢軸動
させて開き、ドライブブラケットタブ456から小ねじ460
を除去するか、ばねタブなどを解放し、ドライブを方向
413に枢軸動させ、必要であればケーブル417及び419を
手で取り外すだけでよい。この操作全体は、通常、以前
に少なくとも一度同じ動作を最近行なったことがある技
能的経験の無い人によって、3分かからずに行なわれ得
る。したがってマザーボード全体に容易にアクセスする
ことができる。「容易にアクセスすることができる」と
いう語句は、本明細書でマザーボードのようなコンピュ
ータ構成部品に関して使用される場合、以前に少なくと
も一度行った同じ操作を最近行なった技能的経験の無い
平均的人物が、特殊工具を使用せずに、3分かからず
に、そのコンピュータ構成部品に邪魔されずにアクセス
可能であるということを意味する。「容易にアクセスす
ることができる」ということは、ハウジング12に関する
場合にだけ定義され、ケーシング270のどんな部分をも
取り外す際に必要となる如何なる時間、又は必要であれ
ばケーシング270からハウジング12を取り外して特定の
構成部品にアクセスする際に必要となる如何なる時間を
も考慮していないということが理解されるべきである。
態を参照して説明してきたが、様々なブラケット構成部
品の関係を上下逆転させることにより、上方水平枢軸動
アクセスが容易に得られることが理解される。更に、43
2のようなドライブブラケットをドライブの前端部分で
VV(図8参照)のような垂直枢軸動アクセスの周りで
枢軸動可能に取付けることにより、ドライブをこのよう
な垂直軸の周りで枢軸動させて変位させ、ドライブ410
の背後に配置されているマザーボード構成部品にアクセ
ス可能となることが理解されよう。
おいて、ドライブ410が、一つの横側面415が(ドアが閉
じた位置にあるとき)側面パネルドア312に隣接して配
置されている状態で、及びその最小寸法「l」がマザー
ボードベイ300に突出している状態で配置されているこ
とに注目すべきである。したがってドライブ410は、そ
の通常の動作位置にある間、マザーボードベイ300を通
過する空気流に実質的に制約を加えない位置関係で配置
されている。すなわち、ドライブがこの通常の動作位置
にある状態で、マザーボードベイを通過する空気流量
は、ドライブが完全に取り外されている状態の時の空気
流量と同等であり、少なくとも90%である。
通常の動作位置から、図9に示すようなマザーボードに
対して干渉しない位置まで、容易に変位させることがで
き、ドライブがその通常の動作位置にあるとき、ドライ
ブ410の背後に配置されているマザーボードの部分にア
クセスすることが可能である。「容易に変位することが
できる」という語句は、本明細書で使用するとき、以前
に少なくとも一度行った同じ操作を最近行なった技能的
経験のない平均的人物が、特殊工具を使用せずに、3分
かからないで、構成部品を一つの基準位置から他の位置
に、移動させることができることを意味している。「容
易に変位することができる」というは、ハウジング12に
関する場合にだけ定義され、ケーシング270のどんな部
分をも取り外す際に必要となる如何なる時間、又は、必
要であればケーシング270からハウジング12を取り外し
て特定の構成部品を一つの位置から他の位置に変位させ
るのに必要となる如何なる時間をも考慮していないとい
うことが理解されるべきである。
語「モジュール式」は、コンピュータ構成部品を指すの
に本明細書で使用する場合、以前に少なくとも一度行な
った同じ動作を最近行なった技能的経験のない平均的人
物が、特殊工具を使用せずに、3分かからないで、完全
に取り外すことができる構成部品を意味している。「モ
ジュール式」とは、ハウジング12に関する場合にのみ定
義され、ケーシング270のどんな部分をも取り外す際に
必要となる如何なる時間又は、必要であればケーシング
270からハウジング12を取り外して特定の構成部品を取
り外すのに必要となる如何なる時間をも考慮していない
ということが理解されるべきである。語句「容易に取り
外すことができる」又は「容易に着脱可能に取付けられ
た」もまた、ここでは上記に規定したような「モジュー
ル式」である構成部品を指すのに使用される。
3、図7、図9、図11〜図16に最もよく示される。
電源アセンブリ510は、その通常の動作位置で、ハウジ
ング後部壁24(図3参照)の一部114を与える後部面514
を有する平行六面体形状のハウジング512からなる。後
部面514は、図11に最もよく示されるが、長方形形状
を有し、複数の通気孔516、517等を備える。また後部面
514は、電力コードソケット518、電源が正常に動作して
いるかどうかを指示する表示灯520、万能電圧選択器ス
イッチ522を備えているが、これらは全て通常のもので
あり、当技術で周知である。
られた高密度電力コネクタ526、その上隅部分に取付け
られたACインターロック528を有する比較的平坦な長
方形状前面524を備えている。電力コネクタ及びACイ
ンターロックは当技術で周知である。
設けられている上部面532を有する。
取付けられているカムレバー538(図15参照)を有す
る、平坦な長方形の下部面536を備える。カムレバー538
は、垂直に延伸する回転アクセスCC及び垂直に延伸す
るカム面540を備えている。第1の垂直タブ部分541及び
第2の垂直タブ部分542がカムレバーの自由端543に設け
られている。第1のタブ部分541は、それを貫通する孔5
44を有する。孔544は、ハウジングの後部壁部分(図1
4参照)にある対応する孔545と整列される。カムレバ
ー538はまた、直立柱を支持する、部分的に切り込まれ
た、片持ち梁型シート状金属製舌部により底面536に垂
直に不完全に取付けられている戻り止めスタブ548を受
容するように適合されている、垂直方向に延伸する戻り
止め孔546を備える。
面552及び長方形の左側面554を備える。例示される一実
施形態では、電源は、152mmの長手寸法又は長さ
「m」、83mmの横寸法又は幅「n」、57mmの垂直寸
法又は高さ「o」を有する。電源は、中心で交差する、
長手軸X2X2、横軸Y2Y2、垂直軸Z2Z2を有する。図
16に最もよく示されるように、モジュール式電源アセ
ンブリ510は、通常の電源構成部品とすることができ
る、様々な電気構成部品564などを有する電力アセンブ
リ562を含む。電源アセンブリ510又はハウジング512の
内部に取付けられた電源冷却ファン566を備える。好適
には、電気構成部品564などは、ハウジングの下方部分
に設けられ、冷却ファン566は、電源アセンブリの中心
垂直軸Z2Z2に平行に配置されたファンの回転アクセス
により上面532を画定する壁に固定して取付けられてい
る。
セス用開口572を有する電源ベイ570(図17参照)に滑
動可能に受容される。開口572は、垂直及び横の各方向
にわずかに大きい寸法の、例えば2mm大きい、モジュ
ール式電源ハウジング512の前部面及び後部面と実質的
に同じ形状を備える。ベイ570は、コンピュータ10の通
常の動作位置では水平である、長手方向かつ横方向に延
伸する壁574により画定されている。壁574は、ハウジン
グの底部壁34から小さな距離離れた上方、例えば32mm
の位置に設けられ、ハウジングの底部壁34と平行に延伸
している。カム柱575(図14参照)が中間壁部分574に
取付けられ、電源ハウジング512のカムレバーと共動す
る。カム柱575のカムレバーのカム面に対する相対位置
を図15に550で示す。
手方向に延伸する下方パネル部分198及び左側壁の下方
パネル部分162により画定される。図17により最もよ
く示されているように、電源ベイ570の前部端は、全般
に垂直かつ横に延伸する電気コネクタアセンブリ576に
より画定され、例示される実施形態では、電気コネクタ
アセンブリ576は、その上に雌型ソケットである高密度
電力コネクタソケット580が取付けられている基板578を
備える。基板は、基板を介してソケット580に接続され
ている、その前方部分に接続された複数の電力線582、5
84、586を備える。電気コネクタアセンブリ576はまた、
様々なコンピュータ構成部品を接続する様々な電力線及
び信号線が通過している下方前部室581の後部分を画定
する。電気コネクタアセンブリ576はまた、モジュール
式電源ハウジング512の前壁に取付けられたAC遮断(A
C interrupt)528と共動するAC遮断アクチュエータス
タッド590を備える。
源の通常の動作位置は、雄型電源ソケット526が雌型電
源ソケット580と適合固定関係に配置される位置であ
り、AC遮断アクチュエータスタッド590がAC遮断528
と適合係合関係に配置される位置である。この位置は、
図3及び図11に示され、これらの図では、電源ハウジ
ングの後部壁部分510が下方パネル116と同じ高さ関係に
配置されている。この通常の動作位置では、カムレバー
538が、その小ねじ孔544がハウジングパネル116の小ね
じ孔545と整列し、電源背面の中心からわずか右に配置
される。凹所547は、パネル116に設けられ、カムレバー
の第1のタブ部分541を互いに接触するように受容す
る。カムレバーが偶然に作動しないように、小ねじ(図
示せず)が孔544を介して挿入され、孔545にねじ込まれ
る。カムレバー538は、孔544及び545を介する小ねじを
利用することなく、戻り止め孔546と戻り止めスタッド5
48との共動動作により、図3及び図11に示した位置に
維持される。
イ570から取り外すには、カムレバー538に人間の親指な
どをタブ部分542の右側に係合させ、カムレバーを図1
2に551で示したように左に付勢する。戻り止め孔546を
戻り止めスタッド548の外に移動させ、551の方向に移動
させるには、力を551の方向に手で加えることで十分で
ある。図12に及び図7にも更に示したように、カムレ
バーの551の方向への移動は、カム面540とカムスタッド
575とを共動させ、取付けられている電源アセンブリ510
をハウジングの後方に、図12に及び図7に示される位
置に移動させる。この位置で、高密度電力ソケット526
は、電源ベイにある対応するソケット580から切り離さ
れており、AC遮断528は、AC遮断スタッド590からA
C電源接続を遮断するのに十分なだけ変位してしまって
いる。
切り離し点と比較して、はるかに短時間で遮断するよう
設定されている。例えば、AC遮断は2mm後方へ移動
することにより切り離すことができるが、高密度コネク
タ526は約5mm後方へ移動することにより切り離され
る。
ジュール式電源アセンブリ510の突出端をしっかりと握
り、これを電源ベイ570から完全に取り外されるまで後
方に引っ張る。図14に最もよく示されるように、ベイ
570の壁には、対応する壁の内部平面のわずか内側の位
置に片寄せられている、複数の長手方向に延伸する舌部
571、573等が設けられる。モジュール式電源及び電源ベ
イの大きさ及び、様々な舌部571、573等により加えられ
る摩擦力により、モジュール式電源をベイ570から取り
外すのに適度の量の後方への力は、例えば2.3kgf(5lb
s)を加えなければならない。部分的に取り外した位置
での電源アセンブリ510の内部を図9に示す。ベイから
完全に取り外された電源を図14に示す。
の完全に取り外された位置まで、電源を移動させるのに
要する時間は約5〜10秒である。小ねじをカムレバーか
ら取り外さなければならない場合の、電源を取り外すの
に必要な時間は、以前に少なくとも一度行なった同じ動
作を最近行なった技能的経験のない平均的人物で、約20
〜30秒である。したがって、電源アセンブリ510は、上
記に示した「モジュール式」の定義の範囲内にある「モ
ジュール式」構成部品である。
すためには、カムレバー538を、戻り止めスタッド548が
戻り止め孔546に受容される位置、図3及び図11の位
置に戻す。その後、モジュール510はベイアクセス用開
口572に挿入され、図3及び図11に示される固定位置
に達するまでハウジングの前方に押し込まれる。この固
定位置で、高密度電力コネクタ526はソケット580と電気
的に接続され、ACインターロック528はAC遮断アク
チュエータスタッド590と係合し、電源とそれに接続さ
れた電源との間は、ACソケット518に受容された電力
コード(図示せず)を介して接続される。必要であれ
ば、小ねじ(図示せず)を、孔544を介して孔545にねじ
込み、モジュール式電源アセンブリ510を図11の固定
位置に確実に保持する。
むことにより自動的に接続され、電源をベイから手で取
り外すことにより自動的に遮断、切り離される単一の電
源ハウジング512の中に、電源構成部品564及び電源冷却
ファン566の双方を取付けることにより、電源を取り外
して検査すること及び/又は必要であれば欠陥電源を新
しい電源に交換することが、オペレータにとって極めて
容易なことであることが認識されよう。電源アセンブリ
を取り外すために、何らかの方法で取り外し又は分解し
なければならない電源アセンブリ自身以外にはコンピュ
ータ構成部品が存在しない。使用者が電源の電気的構成
部品564又はファン566を検査したいと考えれば、一対の
小ねじ531などを上部面(孔535、537に受容されてい
る)から取り外し、一対の小ねじ539を後部面524から取
り外すだけでよい。例示される実施形態では、電源の上
部面532、後部面524、横側面552、554は、図16に示さ
れる構成に適切に形成されているシート状金属の単一片
から形成されている。4本の小ねじを取り外して電源ハ
ウジング512の内部にある電源構成部品にアクセスでき
るようにするために必要な時間は、約2分以下である。
ハウジング512は、もちろん、結合又はねじ込み可能に
取付け得る取付けフランジを有する、六つの別個の面を
設けること、又は平行六面体形状のハウジング512を設
けるために隣接面の対応部分に取付けられるように構成
され設置される二つ以上の面を有する複合アセンブリを
設けること、を含む、シート状金属の形成技術の日常作
業事項として、多くの方法によって構成することができ
る。電源ハウジング512を、内部構成部品にアクセスす
るために分解するのが容易ではない場合でも、取り外し
やすく取り替えやすい電源アセンブリを備えることはや
はり非常に有利である。したがってコンピュータユーザ
は、保証又は修理作業のためにコンピュータ全体ではな
く、電源アセンブリ512だけを容易に返送することがで
きる。この構成では、コンピュータの所有者は、自分の
ドライブに関する情報を許可なく獲得する第3者に悩ま
される必要はなく、コンピュータ全体の梱包及び輸送に
関連する時間及び出費に直面することがない。また、コ
ンピュータ10全体が保証修理店に返送された場合、欠陥
電源アセンブリ510は、非保証修理の場合のユーザ及び
/又は保証店の手間をかなり節約して、迅速かつ容易
に、おそらくはユーザが待っている間に、交換すること
ができる。
び電源ベイ570をマザーボードベイ300の直下に配置する
ことの利点は、電源の電気的構成部品564及びマザーボ
ードアセンブリ350の両者の非常に効率的な冷却が、電
源ファン566によりもたらされる空気流592(図7参照)
により達成されるということである。電源ファン566
は、例えば台湾のAddaから販売されている型式番号AD
0812MSのような軸流ファン、及び台湾のGlobal Winが
製造している型式番号50DC12Vのような半径流空気フ
ァンとすることができる。流路592は、図7に最もよく
示されているように、電源ハウジング512の後部面514に
入り、電源ハウジングの上部面から出て、その後部部分
でマザーボードベイ300に入り、マザーボードベイを通
って、コンピュータハウジング12の上部面32の通気孔15
2、154等から出る。代替的には、ファンの方向を逆にす
ることができ、流路をハウジング12の上部面32にある通
気孔152、154等を介して、マザーボードベイ300を通過
させ、上部面532にある電源ハウジングの貫通孔534に入
れ、電源ファン及び電源ハウジングを介して、電源ハウ
ジング512の後面514の通気孔516、517等から出るように
することができる。ファンにより発生するいずれの空気
流も、この一般的流路を生じ、両方のファンの動作によ
り空気流量はもちろん増大する。各ファンの動作は通
常、関連する格納装置の温度が所定の温度に達したとき
にのみ、ファンが動作するようにサーモスタットにより
制御することができる。
ング12の底部ハードドライブベイ740に取付けられてい
る。底部ベイは、軸DDの周りで枢軸動変位して、図5
及び図18〜図22に示されるようにハードドライブに
アクセスできるようにする壁部分220を備える。図21
に最もよく示されるように、ハードドライブアセンブリ
710は、その一つの横縁717に設けられたねじ孔713、715
を有する、開放された、全般に長方形の底部面部分712
を備える。ハードドライブアセンブリ710は、全般に長
方形の上部面714(図18参照)、全般に長方形の第1
の横側面716、全般に長方形の第2の横側面718、全般に
長方形の後部面720、全般に長方形の前部面722(図21
及び図22参照)を備える。ハードドライブは、中心で
交差する、長手軸X3X3、横軸Y3Y3、垂直軸Z3Z3を
備える。ハードドライブアセンブリは、100mmの長手
方向長さ「s」、145mmの横幅「t」、21mmの垂直
高さ「u」(図21参照)を備える。図20〜図22に
最もよく示されるように、前部面722は、手で接続する
ことができる信号ケーブル725を受容するのに適合され
ている信号ケーブル接続ソケット724と、手で接続する
ことができる電力ケーブル728を受容するのに適合され
ている電力ケーブル接続ソケット726を有する。ソケッ
ト724及び726は、ドライブの回路板730に取付けられた
構成部品とケーシングされたハードドライブ732に電気
的に接続され、これらの構成部品とハードドライブは、
面714、716、718、720、722により画定される格納装置
の内部にそれぞれ取付けられている。
ハウジング12の底部分に設けられ、常時閉位置(図5参
照)にあり、必要に応じて開放(図18参照)される。
ハードドライブベイは、閉位置にあるとき、平行関係に
配置されている上部壁574及び底部壁220により画定され
ている。さらにベイは、前壁凹所部分72(図1及び図2
2参照)、左側壁フランジ742、右側壁フランジ744、底
部壁の右垂直フランジ746、底部壁の左垂直フランジ748
により画定される。
達しない、例えば壁72から約70mm離れて終端する上部
壁574の終端部により形成された前端垂直開口750が存在
し、これはハードドライブベイ740から前方室581までの
経路をもたらし、信号ケーブル725及び電力ケーブル728
が、室581を介してハードドライブベイ740に入り込む。
に、一対のピン752、754が、それぞれハウジングのフラ
ンジ部分760及び762を介して、及び底部壁フランジ74
6、748の凹所部分757、759を介して延伸している。ピン
752、754は、底部壁ベイアクセス用ドアを軸DDの周囲
で枢軸動可能に取付けている。
及びフランジ746、748等から構成されている。底部壁前
縁部分764は、枢軸の前方に延伸し、ドア220が閉じる
(図5参照)と底部壁フランジ部分73と係合する。ドア
220の孔766は、それを貫通して小ねじ238を受容するよ
うに適合され、小ねじ238をハウジングの固定底部壁部
分230にねじ込んで、枢軸動変位可能な底部壁ドア221を
固定底部壁部分230に確実に固定することができる。ハ
ードドライブアセンブリ710は、ドア221にある孔770、7
72(図19参照)を介して受容されている小ねじ244、2
46(図5参照)により枢軸動ドア220に着脱可能に取り
付けられており、小ねじ244、246をハードドライブアセ
ンブリ(図21参照)にある孔713、715を介してねじ込
み、図18に示されるように、ハードドライブがドア22
1に取付けられる。
的な保持に加えて、例えば戻り止めボス774をフランジ7
76に設けること、戻り止めボス778をフランジ780に設け
ること等、ドアを閉位置に保持するための更なる装置を
設けることができる。戻り止めボスは、それぞれフラン
ジ742及び744にある孔782(一つだけを図示してある)
と共動する。
ハードドライブベイ740の内部の動作位置に取付けられ
た状態で、ドア220が閉じられた状態を示している。ハ
ードドライブにアクセスするために、最初にドア保持用
小ねじ238が通常のねじ回し239で取り外される。次にド
ア220が、枢軸動アクセス部DDの周囲で、図18に示
される位置まで回転される。次に小ねじ244、246が取り
外され、ハードドライブアセンブリ710をドアから取り
外し、表面574(図19及び図20参照)に支持される
ようにする。次に、図21に示されるように、信号ケー
ブル725及び電力ケーブル728が、対応するソケット72
4、726から手で取り外される。ハードドライブは、今
や、コンピュータ10(図22参照)から完全に取り外す
ことができる。取り外しを代替的な順序で行なうことも
できることが理解される。例えば小ねじ244、246を小ね
じ238が取り外される前に取り外すことができ、又はケ
ーブルを小ねじ244、246を取り外す前に取り去ることが
できる。ハードドライブアセンブリ710をコンピュータ1
0から取り外すのに必要な合計時間は、前に少なくとも
一度行なった同じ動作を最近行なった技能的経験の無い
平均的人物が、図5に示される動作位置から始めて、3
分未満である。したがって、ハードドライブアセンブリ
710は、上記した「モジュール式」の定義に入る「モジ
ュール式」構成部品である。
スを逆に行なうことによりコンピュータに再び取付けら
れる。ハードドライブを再び取付けるのに要する時間
は、一般にハードドライブを取り外すのに要する時間と
同等であり、3分未満である。
ドライブアセンブリ710を備えたコンピュータを設ける
ことにより、ユーザにとって及びコンピュータのサービ
ス部門にとって多数の利益のがもたらされることが認識
されよう。例えば、ユーザが欠陥のあるハードドライブ
で作業を行なわなければならない場合、ユーザは、それ
を容易に取り外し、コンピュータ全体を梱包し輸送する
というかなりの困難を経験することなしに、修理現場に
輸送することができる。更に、個人は、コンピュータ動
作システムのコピーを備える他のドライブを所有してい
れば、ハードドライブなしで自分のコンピュータを使用
し続けることができる。別の利点は、自分のコンピュー
タの他の部分にサービスを必要とするコンピュータのオ
ペレータが、コンピュータを輸送する前にハードドライ
ブを取り外し保持することができ、したがってハードド
ライブ全体にわたる制御及び格納されている検出可能な
データを保持することができる。またユーザは、着脱可
能な、取り外し可能なハードドライブを、コンピュータ
ユーザが着脱可能な媒体を使用するのと同じ様式で使用
することができる。例えば、多数のユーザにより共有さ
れているコンピュータでは、各ユーザが、動作セッショ
ンの開始時に自分が手でインストールした個別ハードド
ライブを所有し、保存することができる。着脱可能なハ
ードドライブは、もちろん、ユーザの欠陥ハードドライ
ブを、おそらくはユーザが待っている間に、容易に交換
することができる修理店にとって大きな利益をもたら
す。容易に着脱可能なハードドライブは、ハードドライ
ブの修理又は保証サービスに関連する労働時間を減ら
し、したがってコンピュータのサービス員ばかりでなく
コンピュータユーザにとっても有益である。
な卓上の「フットプリント」を占めるコンピュータ10を
提供可能であることがわかるであろう。例えば、上記で
特に説明したハウジングの実施形態は、7143cm3未満
の総体積を有している。しかしながら構成部品をコンピ
ュータに取付けるこの様式は、この比較的コンパクトな
構成においても、コンピュータの様々な構成部品に容易
にアクセスすることができる。着脱可能媒体ドライブ、
ハードドライブ、電源は各々、これらの構成部品の容易
な取り外し及び交換/修理/検査を可能とするモジュー
ル式構成部品である。このモジュール式構成はまた、コ
ンピュータのマザーボードアセンブリを保守及び修理又
はアップグレードするためのアクセスを容易にする。
形態を上記のように詳細に説明してきたが、本発明の概
念は、他の種々の態様で具体化することができ、付記し
た特許請求の範囲は、従来技術により限定されているも
のを除き、このような変更を包含すると解釈されること
が理解される。
の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。 1.複数のコンピュータ構成部品(350、410、510、71
0)を収容する複数の別個のベイ(300、570、740)から
なるシート状金属のハウジング(12)と、この複数の別
個のベイが第1のベイ(570)を含むことと、前記複数
のコンピュータ構成部品(350、410、510、710)の他の
いかなる構成部品をも取り付けることなく、前記第1の
ベイ(570)に容易に着脱可能に取付けられている電源
アセンブリ(510)と、からなるタワー型コンピュー
タ。
シート状金属のハウジング(12)とは別個になっている
シート状金属の箱(512)からなる、1項に記載のタワ
ー型コンピュータ。
1のベイの開口(572)を介して前記第1のベイ(570)
に滑動可能に受容可能である、2項に記載のタワー型コ
ンピュータ。
記ハウジング(12)の背面(24)にある開口からなる、
3項に記載のタワー型コンピュータ。
けられているカムアセンブリの第1の部分(538)と、
前記ハウジング(12)に取付けられ、前記第1の部分
(538)と共動して前記第1のベイ(570)の内部で前記
電源アセンブリ(510)を滑り移動させるカムアセンブ
リの第2の部分(550)と、からなるカムアセンブリ(5
38、550)を備えている、2〜4項のいずれかに記載の
タワー型コンピュータ。
ンピュータの機能構成部品と電気的に接続する電力カプ
ラを備え、この電力カプラが、前記第1のベイ(570)
の内部に固定して取付けられている第1のカプラ部分
(580)と、前記シート状金属の箱(512)に固定して取
付けられ、前記電源アセンブリ(510)を前記第1のベ
イ(570)の内部でそれぞれ第1の方向及び第2の方向
に滑り移動させることにより前記第1のカプラ部分(58
0)に電気的に接続してかみ合わせることができ、また
前記第1のカプラ部分(580)から切り離すことができ
る第2のカプラ部分(526)と、を備えている、3〜5
項のいずれかに記載のタワー型コンピュータ。
シート状金属の箱(512)の内部に固定して取付けられ
ている電源ファン(566)からなる、3〜6項のいずれ
かに記載のタワー型コンピュータ。
の後部壁部分(514)に通気孔(516)及びその上部壁部
分(532)に通気孔(534)を備えている、3〜6項のい
ずれかに記載のタワー型コンピュータ。
る方法であって、コンピュータ電源の電気構成部品(56
4)を一端に電気カプラ部分(526)を有するシート状金
属の箱(512)の内側に収容することにより、コンピュ
ータ電源アセンブリ(510)を設けたコンピュータを設
けるステップと、前記シート状金属の箱(512)を、前
記シート状金属の箱(512)の一端にある電気カプラ部
分(526)がベイ(570)に取付けられて他のコンピュー
タ構成部品と電気的に接続されている電気カプラ部分
(580)とかみ合うまで、コンピュータハウジング(1
2)にある前記ベイ(570)に滑り込ませるステップと、
からなる方法。
記他のコンピュータ構成部品から邪魔されることなく、
かみ合わせるために前記ベイ(570)に滑り挿入でき、
また前記ベイ(570)から取り外すことができるよう
に、前記電源アセンブリ(510)以外のすべてのコンピ
ュータ機能構成部品(350、410、710)を前記ベイ(57
0)の外側に取付るステップを備えている、9項に記載
の方法。
(350、410、510、710)を収容する複数の別個のベイ
(300、570、740)を有するシート状金属のハウジング
(12)を含むタワー型コンピュータ(10)に関し、この
複数の別個のベイが第1のベイ(570)を含み、電源ア
センブリ(510)が、複数のコンピュータ構成部品の他
のいかなる構成部品をも取り付けることなく、第1のベ
イ(570)に容易に着脱可能に取り付けられるタワー型
コンピュータ(10)に関する。このような構成であるこ
とによって、比較的コンパクトで、しかも冷却のための
適切な空間を有し、アップグレード及び保守/修理が比
較的容易なコンピュータが提供される。
である。
ある。
図である。
である。
ハウジングを下方後ろから見た図である。
コンピュータハウジングを前方右から見た図である。
ンブリが部分的に取り外されているコンピュータハウジ
ングを後方右から見た図である。
ンブリが取り外されているコンピュータハウジングを前
方右から見た詳細図である。
リが部分的に取り外されている状態を示す、コンピュー
タハウジングの右から見た詳細な立面図である。
センブリが取り外されているコンピュータハウジングを
後方右から見た図である。
ータハウジングの下方部分を後方右から見た詳細な図で
ある。
バーが作動位置にあるコンピュータハウジングの下方部
分を後方右から見た詳細な図である。
にあるコンピュータハウジングの下方部分を後方右から
見た詳細な図である。
ータハウジングの下方部分を後方右から見た詳細な図で
ある。
図である。
ろからみた図である。
ュータハウジングの下方部分を上方右から見た詳細な図
であり、電源ベイの詳細を図示している。
ライブベイのドアが開いた位置にあり、電源アセンブリ
が取り外されているコンピュータハウジングを下方右後
ろから見た図である。
る、ハードドライブベイのドアを後方から見た詳細な図
である。
り、ハードドライブアセンブリが取り外されているコン
ピュータハウジングの下前方部分を下方右から見た図で
ある。
り、ハードドライブはそのドアから取り外されている
が、電気ケーブルには依然として接続されている状態に
あるコンピュータハウジングの下前方部分を下方右から
見た図である。
り、ハードドライブが取り外されかつ電気ケーブルから
完全に切り離されているコンピュータハウジングの下前
方部分を下方右から見た図である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】複数のコンピュータ構成部品(350、410、
510、710)を収容する複数の別個のベイ(300、570、74
0)からなるシート状金属のハウジング(12)と、この
複数の別個のベイが第1のベイ(570)を含むことと、 前記複数のコンピュータ構成部品(350、410、510、71
0)の他のいかなる構成部品をも取り付けることなく、
前記第1のベイ(570)に容易に着脱可能に取付けられ
ている電源アセンブリ(510)と、からなるタワー型コ
ンピュータ。
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