JP2001351322A - 情報処理装置、情報処理方法、および情報記録媒体、並びにプログラム提供媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、および情報記録媒体、並びにプログラム提供媒体

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JP2001351322A
JP2001351322A JP2000170603A JP2000170603A JP2001351322A JP 2001351322 A JP2001351322 A JP 2001351322A JP 2000170603 A JP2000170603 A JP 2000170603A JP 2000170603 A JP2000170603 A JP 2000170603A JP 2001351322 A JP2001351322 A JP 2001351322A
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Japan
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Application number
JP2000170603A
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English (en)
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Tomoyuki Asano
智之 浅野
Yoshitomo Osawa
義知 大澤
Katsuhiko Nakano
雄彦 中野
Mariko Kitajima
真理子 北島
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コピーの数を制限することを可能とした情報
処理装置および情報処理方法を提供する。 【解決手段】 コンテンツデータに対応して許容可能な
コピー数を設定したコピー履歴テーブルをコンテンツと
ともに保有する構成とした。コンテンツデータごとにコ
ピーの履歴テーブルを作成し、それに基づいてコピーを
行うかどうか判定し、上限に達した以降のコピー処理を
不可とする。他デバイスに対するコピー実行の前に、コ
ピー履歴テーブル中のコンテンツIDに対応して設定さ
れたコピー格納先メディアID欄に、コピーを実行する
メディアのメディアIDを書き込む処理を実行する構成
とし、コピー履歴テーブルのコピー番号として設定され
た数を超える場合は、メディアIDの書き込みが実行さ
れずコピーを不許可とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置、情
報処理方法、および情報記録媒体、並びにプログラム提
供媒体に関し、特に、データ記録再生可能な記録媒体に
対するデータ書き込み、データ再生処理における違法コ
ピーを防止することを可能とした情報処理装置、情報処
理方法、および情報記録媒体、並びにプログラム提供媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル信号処理技術の進歩、発展に
伴い、近年においては、情報を、ディジタル的に記録す
る記録装置や記録媒体が普及しつつある。このようなデ
ィジタル記録装置および記録媒体によれば、例えば画像
や音声を劣化させることなく記録、再生を繰り返すこと
ができる。このようにディジタルデータは画質や音質を
維持したまま何度もコピーを繰り返し実行することがで
きるため、コピーが違法に行われた記録媒体が市場に流
通することになると、音楽、映画等各種コンテンツの著
作権者、あるいは正当な販売権者等の利益が害されるこ
とになる。昨今では、このようなディジタルデータの不
正なコピーを防ぐため、ディジタル記録装置および記録
媒体に違法なコピーを防止するための様々な仕組み(シ
ステム)が導入されている。
【0003】例えば、MD(ミニディスク)(MDは商
標)装置において、違法なコピーを防止する方法とし
て、SCMS(Serial Copy Management System)が採用
されている。SCMSは、データ再生側において、オー
ディオデータとともにSCMS信号をディジタルインタ
フェース(DIF)から出力し、データ記録側におい
て、再生側からのSCMS信号に基づいて、再生側から
のオーディオデータの記録を制御することにより違法な
コピーを防止するシステムである。
【0004】具体的にはSCMS信号は、オーディオデ
ータが、何度でもコピーが許容されるコピーフリー(co
py free)のデータであるか、1度だけコピーが許され
ている(copy once allowed)データであるか、または
コピーが禁止されている(copy prohibited)データで
あるかを表す信号である。データ記録側において、ディ
ジタルインタフェース(DIF)からオーディオデータ
を受信すると、そのオーディオデータとともに送信され
るSCMS信号を検出する。そして、SCMS信号が、
コピーフリー(copy free)となっている場合には、オ
ーディオデータをSCMS信号とともにミニディスクに
記録する。また、SCMS信号が、コピーを1度のみ許
可(copy once allowed)となっている場合には、SC
MS信号をコピー禁止(copy prohibited)に変更し
て、オーディオデータとともに、ミニディスクに記録す
る。さらに、SCMS信号が、コピー禁止(copy prohi
bited)となっている場合には、オーディオデータの記
録を行わない。このようなSCMSを使用した制御を行
なうことで、ミニディスク装置では、SCMSによっ
て、著作権を有するオーディオデータが、違法にコピー
されるのを防止するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
SCMSで行えるのは、コピーの世代管理のみである。
例えば、コピーを1度のみ許可(copy once allowed)
とされるデータは、子から孫を作るコピーが禁じられる
のみであり、元データからは複数のコピー(子)を作る
ことが可能である。今後のネットワーク社会において
は、音楽などのコンテンツデータに対し、よりきめ細か
くコピーの制御を行いたいという要望が著作権者などか
ら出されている。本発明は、データごとに作られるコピ
ー(子)の数を制限できる情報処理装置、情報処理方
法、および情報記録媒体、並びにプログラム提供媒体を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面は、
コンテンツデータを格納したコンテンツ格納記録媒体か
らコンテンツデータを他の情報処理装置または他の記録
媒体に出力可能な情報処理装置において、前記コンテン
ツ格納記録媒体に格納されたコンテンツデータについて
の、前記他の情報処理装置または他の記録媒体に対する
コピー可否判定処理を、前記コンテンツデータ毎のコピ
ー可能回数を設定したコピー履歴テーブルに基づいて判
定する制御手段を有することを特徴とする情報処理装置
にある。
【0007】さらに、本発明の情報処理装置の一実施態
様において、前記コピー履歴テーブルには、コピー可能
回数に対応して設定されるコピー番号と、コピー番号毎
に対応して設定されるコピー格納先メディアID設定欄
を有し、前記制御手段は、コンテンツデータのコピー先
となる他の情報処理装置または他の記録媒体の識別子を
前記コピー格納先メディアID欄に記録したことを条件
として前記コンテンツ格納記録媒体からのコピーを実行
する構成を有することを特徴とする。
【0008】さらに、本発明の情報処理装置の一実施態
様において、前記コピー履歴テーブルは、前記コンテン
ツ格納記録媒体、または該コンテンツ格納記録媒体を装
着した情報処理装置内のメモリに暗号化されたデータと
して格納された構成であることを特徴とする。
【0009】さらに、本発明の情報処理装置の一実施態
様において、前記コピー履歴テーブルの暗号化キーは、
前記コンテンツ格納記録媒体の識別子と、前記情報処理
装置に格納されたマスターキーとに基づいて生成される
暗号化キーであることを特徴とする。
【0010】さらに、本発明の情報処理装置の一実施態
様において、前記コピー履歴テーブルには、コピー可能
回数に対応して設定されるコピー番号と、コピー番号毎
に対応して設定されるコピー格納先メディアID設定欄
を有し、前記制御手段は、コンテンツデータのコピー先
となる他の情報処理装置または他の記録媒体の識別子と
同一の識別子が既に前記コピー格納先メディアID欄に
記録されている場合には、同一の識別子を有する他の情
報処理装置または他の記録媒体に対する前記コンテンツ
格納記録媒体からのコピーを実行する構成を有すること
を特徴とする。
【0011】さらに、本発明の情報処理装置の一実施態
様において、前記コピー履歴テーブルには、複数のコン
テンツデータの各々に対応して許容可能な個別のコピー
可能回数が設定された構成であることを特徴とする。
【0012】さらに、本発明の情報処理装置の一実施態
様において、前記情報処理装置は、さらに、コピーの可
否を設定したコピー制御情報に基づいて、前記コンテン
ツデータを格納したコンテンツ格納記録媒体からのコン
テンツデータのコピーの可否を判定する構成を有し、前
記コピー制御情報には、コピーの可否とともに、コピー
の許容回数が設定されていることを示す態様としての、
コピー数制限ありを示す情報を含み、前記制御手段は、
前記コピー制御情報がコピー数制限ありを示す情報であ
るか否かを判定し、コピー数制限ありを示すコピー制御
情報であると判定されたことを条件として、前記他の情
報処理装置または他の記録媒体に対するコピー可否判定
処理を、前記コンテンツデータ毎のコピー可能回数を設
定したコピー履歴テーブルに基づいて実行する構成を有
することを特徴とする。
【0013】さらに、本発明の情報処理装置の一実施態
様において、前記情報処理装置は、さらに、コンテンツ
データの受信に際して、コピーの可否を設定したコピー
制御情報を受信し、コピー制御情報が、コピーの許容回
数が設定されていることを示す態様としてのコピー数制
限ありを示す情報である場合に、前記コピー履歴テーブ
ルを生成して、生成したコピー履歴テーブルに基づくコ
ピー制御処理を実行する構成を有することを特徴とす
る。
【0014】さらに、本発明の情報処理装置の一実施態
様において、前記情報処理装置は、さらに、コンテンツ
データの受信に際して、コピーの可否を設定したコピー
制御情報を受信し、コピー制御情報が、コピーの許容回
数が設定されていることを示す態様としてのコピー数制
限ありを示す情報であり、さらにコピーの許容回数の指
定データが前記コピー制御情報中に含まれる場合に、前
記コピー履歴テーブルを、前記コピー制御情報中のコピ
ーの許容回数データに基づいて生成して、生成したコピ
ー履歴テーブルに基づくコピー制御処理を実行する構成
を有することを特徴とする。
【0015】さらに、本発明の情報処理装置の一実施態
様において、前記情報処理装置は、さらに、コンテンツ
データの受信に際して、コピーの可否を設定したコピー
制御情報を受信し、コピー制御情報が、コピーの許容回
数が設定されていることを示す態様としてのコピー数制
限ありを示す情報であり、コピーの許容回数の指定デー
タが前記コピー制御情報中に含まれない場合に、前記コ
ピー履歴テーブルを、前記情報処理装置に予め設定済み
のコピー許容回数データに基づいて生成して、生成した
コピー履歴テーブルに基づくコピー制御処理を実行する
構成を有することを特徴とする。
【0016】さらに、本発明の情報処理装置の一実施態
様において、前記情報処理装置は、さらに、コンテンツ
データの受信に際して、受信コンテンツに対応するコピ
ー履歴テーブルを受信し、受信したコピー履歴テーブル
に基づくコピー制御処理を実行する構成を有することを
特徴とする。
【0017】さらに、本発明の第2の側面は、コンテン
ツデータを格納したコンテンツ格納記録媒体からコンテ
ンツデータを他の情報処理装置または他の記録媒体に出
力可能な情報処理装置における情報処理方法であり、前
記コンテンツ格納記録媒体に格納されたコンテンツデー
タについての、前記他の情報処理装置または他の記録媒
体に対するコピー可否判定処理を、前記コンテンツデー
タ毎のコピー可能回数を設定したコピー履歴テーブルに
基づいて判定することを特徴とする情報処理方法にあ
る。
【0018】さらに、本発明の情報処理方法の一実施態
様において、前記コピー履歴テーブルには、コピー可能
回数に対応して設定されるコピー番号と、コピー番号毎
に対応して設定されるコピー格納先メディアID設定欄
を有し、前記コピー可否判定処理は、コンテンツデータ
のコピー先となる他の情報処理装置または他の記録媒体
の識別子を前記コピー格納先メディアID欄に記録可能
か否かを判定するステップと、前記コピー格納先メディ
アID欄に記録可能であることを条件として前記コンテ
ンツ格納記録媒体からのコピーを可能と判定するステッ
プと、を含むことを特徴とする。
【0019】さらに、本発明の情報処理方法の一実施態
様において、前記コンテンツ格納記録媒体の識別子と、
前記情報処理装置に格納されたマスターキーとに基づい
て、暗号化キーを生成し、前記暗号化キーに基づいて前
記コピー履歴テーブルを暗号化して前記コンテンツ格納
記録媒体、または該コンテンツ格納記録媒体を装着した
情報処理装置内のメモリに格納する処理を実行すること
を特徴とする。
【0020】さらに、本発明の情報処理方法の一実施態
様において、前記コピー履歴テーブルには、コピー可能
回数に対応して設定されるコピー番号と、コピー番号毎
に対応して設定されるコピー格納先メディアID設定欄
を有し、前記コピー可否判定処理は、コンテンツデータ
のコピー先となる他の情報処理装置または他の記録媒体
の識別子と同一の識別子が既に前記コピー格納先メディ
アID欄に記録されている場合には、同一の識別子を有
する他の情報処理装置または他の記録媒体に対する前記
コンテンツ格納記録媒体からのコピーを実行可と判定す
ることを特徴とする。
【0021】さらに、本発明の情報処理方法の一実施態
様において、コピーの可否を設定したコピー制御情報に
基づいて、前記コンテンツデータを格納したコンテンツ
格納記録媒体からのコンテンツデータのコピーの可否を
判定するステップを有し、前記コピー制御情報には、コ
ピーの可否とともに、コピーの許容回数が設定されてい
ることを示す態様としての、コピー数制限ありを示す情
報を含み、前記コピー制御情報がコピー数制限ありを示
す情報であるか否かを判定し、コピー数制限ありを示す
コピー制御情報であると判定されたことを条件として、
前記他の情報処理装置または他の記録媒体に対するコピ
ー可否判定処理を、前記コンテンツデータ毎のコピー可
能回数を設定したコピー履歴テーブルに基づいて実行す
ることを特徴とする。
【0022】さらに、本発明の情報処理方法の一実施態
様において、コンテンツデータの受信に際して、コピー
の可否を設定したコピー制御情報を受信し、コピー制御
情報が、コピーの許容回数が設定されていることを示す
態様としてのコピー数制限ありを示す情報である場合
に、前記コピー履歴テーブルを生成して、生成したコピ
ー履歴テーブルに基づくコピー制御処理を実行すること
を特徴とする。
【0023】さらに、本発明の情報処理方法の一実施態
様において、コンテンツデータの受信に際して、コピー
の可否を設定したコピー制御情報を受信し、コピー制御
情報が、コピーの許容回数が設定されていることを示す
態様としてのコピー数制限ありを示す情報であり、さら
にコピーの許容回数の指定データが前記コピー制御情報
中に含まれる場合に、前記コピー履歴テーブルを、前記
コピー制御情報中のコピーの許容回数データに基づいて
生成して、生成したコピー履歴テーブルに基づくコピー
制御処理を実行することを特徴とする。
【0024】さらに、本発明の情報処理方法の一実施態
様において、コンテンツデータの受信に際して、コピー
の可否を設定したコピー制御情報を受信し、コピー制御
情報が、コピーの許容回数が設定されていることを示す
態様としてのコピー数制限ありを示す情報であり、コピ
ーの許容回数の指定データが前記コピー制御情報中に含
まれない場合に、前記コピー履歴テーブルを、前記情報
処理装置に予め設定済みのコピー許容回数データに基づ
いて生成して、生成したコピー履歴テーブルに基づくコ
ピー制御処理を実行することを特徴とする。
【0025】さらに、本発明の情報処理方法の一実施態
様において、コンテンツデータの受信に際して、受信コ
ンテンツに対応するコピー履歴テーブルを受信し、受信
したコピー履歴テーブルに基づくコピー制御処理を実行
することを特徴とする。
【0026】さらに、本発明の第3の側面は、コンテン
ツデータを格納した情報記録媒体であり、前記記録媒体
に格納されたコンテンツデータについて、コンテンツデ
ータ毎のコピー可能回数を設定したコピー履歴テーブル
を格納したことを特徴とする情報記録媒体にある。
【0027】さらに、本発明の情報記録媒体の一実施態
様において、前記コピー履歴テーブルには、コピー可能
回数に対応して設定されるコピー番号と、コピー番号毎
に対応して設定されるコピー格納先メディアID設定欄
を有することを特徴とする。
【0028】さらに、本発明の情報記録媒体の一実施態
様において、前記コピー履歴テーブルは、前記コンテン
ツ格納記録媒体の識別子と、前記情報処理装置に格納さ
れたマスターキーとに基づいて生成される暗号化キーで
暗号化されて格納された構成であることを特徴とする。
【0029】さらに、本発明の情報記録媒体の一実施態
様において、前記コピー履歴テーブルには、複数のコン
テンツデータの各々に対応して許容可能な個別のコピー
可能回数が設定された構成であることを特徴とする。
【0030】さらに、本発明の第4の側面は、コンテン
ツ格納記録媒体に格納されたコンテンツデータについて
の、他の情報処理装置または他の記録媒体に対するコピ
ー可否判定処理をコンピュータ・システム上で実行せし
めるコンピュータ・プログラムを提供するプログラム提
供媒体であって、前記コンピュータ・プログラムは、コ
ンテンツデータのコピー先となる他の情報処理装置また
は他の記録媒体の識別子を前記コピー格納先メディアI
D欄に記録可能か否かを判定するステップと、前記コピ
ー格納先メディアID欄に記録可能であることを条件と
して前記コンテンツ格納記録媒体からのコピーが可能で
あると判定するステップと、を有することを特徴とする
プログラム提供媒体にある。
【0031】なお、本発明の第4の側面に係るプログラ
ム提供媒体は、例えば、様々なプログラム・コードを実
行可能な汎用コンピュータ・システムに対して、コンピ
ュータ・プログラムをコンピュータ可読な形式で提供す
る媒体である。媒体は、CDやFD、MOなどの記録媒
体、あるいは、ネットワークなどの伝送媒体など、その
形態は特に限定されない。
【0032】このようなプログラム提供媒体は、コンピ
ュータ・システム上で所定のコンピュータ・プログラム
の機能を実現するための、コンピュータ・プログラムと
提供媒体との構造上又は機能上の協働的関係を定義した
ものである。換言すれば、該提供媒体を介してコンピュ
ータ・プログラムをコンピュータ・システムにインスト
ールすることによって、コンピュータ・システム上では
協働的作用が発揮され、本発明の他の側面と同様の作用
効果を得ることができるのである。
【0033】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0034】
【発明の実施の形態】[実施例1]図1は、本発明を適
用した情報処理装置としての記録再生装置100の一実
施例形態の構成を示すブロック図である。記録再生装置
100は、入出力I/F(Interface)120、MPEG
(Moving Picture Experts Group)コーデック130、A
/D,D/Aコンバータ141を備えた入出力I/F(I
nterface)140、暗号処理手段150、CPU(Centra
l Processing Unit)170、メモリ180、記録媒体1
95に対する記録媒体インタフェース(I/F)190
を有し、これらはバス110によって相互に接続されて
いる。
【0035】入出力I/F120は、外部から供給され
る画像、音声、プログラム等の各種コンテンツを構成す
るディジタル信号を受信し、バス110上に出力すると
ともに、バス110上のディジタル信号を受信し、外部
に出力する。MPEGコーデック130は、バス110
を介して供給されるMPEG符号化されたデータを、M
PEGデコードし、入出力I/F140に出力するとと
もに、入出力I/F140から供給されるディジタル信
号をMPEGエンコードしてバス110上に出力する。
入出力I/F140は、A/D,D/Aコンバータ14
1を内蔵している。入出力I/F140は、外部から供
給されるコンテンツとしてのアナログ信号を受信し、A
/D,D/Aコンバータ141でA/D(Analog Digita
l)変換することで、ディジタル信号として、MPEGコ
ーデック130に出力するとともに、MPEGコーデッ
ク130からのディジタル信号を、A/D,D/Aコン
バータ141でD/A(Digital Analog)変換すること
で、アナログ信号として、外部に出力する。
【0036】暗号処理手段150は、例えば、1チップ
のLSI(Large Scale IntegratedCurcuit)で構成さ
れ、バス110を介して供給されるコンテンツとしての
ディジタル信号を暗号化し、または復号し、バス110
上に出力する構成を持つ。なお、暗号処理手段150は
1チップLSIに限らず、各種のソフトウェアまたはハ
ードウェアを組み合わせた構成によって実現することも
可能である。ソフトウェア構成による処理手段としての
構成については後段で説明する。
【0037】CPU170は、メモリ180に記憶され
たプログラムを実行することで、MPEGコーデック1
30や暗号処理手段150等を制御する。さらに、後段
で詳細に説明するが本発明に特有のコピー履歴テーブル
の読み出し処理、さらにコピー履歴テーブルを参照した
コピー実行の可否判定処理等の制御手段の主要構成要素
として機能する。メモリ180は、例えば、不揮発性メ
モリで、CPU170が実行するプログラムや、CPU
170の動作上必要なデータを記憶する。例えば、後段
で詳細に説明するコピー実行の可否判定処理プログラム
を格納する。記録媒体インタフェース190は、デジタ
ルデータを記録再生可能な記録媒体195を駆動するこ
とにより、記録媒体195からディジタルデータを読み
出し(再生し)、バス110上に出力するとともに、バ
ス110を介して供給されるディジタルデータを、記録
媒体195に供給して記録させる。
【0038】記録媒体195は、例えば、DVD、CD
等の光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスク、磁気
テープ、あるいはRAM等の半導体メモリ等のディジタ
ルデータの記憶可能な媒体であり、本実施の形態では、
記録媒体インタフェース190対して着脱可能な構成で
あるとする。但し、記録媒体195は、記録再生装置1
00に内蔵する構成としてもよい。
【0039】なお、記録媒体195には個々の記録媒体
を識別するための媒体識別情報(メディアID)が記録
されている。具体的には、本出願人による先の特許出
願、特開平11−224461号公報(特願平10−2
5310号)において説明しているが、個々の記録媒体
を識別する為の媒体識別情報を、他のデータとともに記
録媒体に記録し、この媒体識別情報のライセンスを受け
た装置であることを条件として、その条件が満たされた
場合にのみ記録媒体の媒体識別情報へのアクセスが可能
となる。
【0040】この方法では、記録媒体上のデータは、媒
体識別情報とライセンスを受けることにより得られる秘
密キー(マスターキー)により暗号化され、ライセンス
を受けていない装置が、この暗号化されたデータを読み
出したとしても、意味のあるデータを得ることができな
いようになっている。例えば前述のデバイスキーを用い
て復号キーを生成する構成として、ライセンスを受けた
デバイスに復号キーを生成可能なデバイスキーを付与す
る構成とする。なお、装置はライセンスを受ける際、不
正な複製(違法コピー)ができないように、その動作が
規定される。
【0041】ライセンスを受けていない装置は、媒体識
別情報にアクセスできず、また、媒体識別情報は個々の
媒体毎に個別の値となっているため、ライセンスを受け
ていない装置が、記録媒体に記録されている、暗号化さ
れたデータのすべてを新たな記録媒体に複製したとして
も、そのようにして作成された記録媒体に記録されたデ
ータは、ライセンスを受けていない装置は勿論、ライセ
ンスを受けた装置においても、正しく復号することがで
きないから、実質的に、違法コピーが防止されることに
なる。
【0042】なお、本発明の記録再生装置の構成例とし
ては図1に示す構成の他に図2に示す構成が可能であ
る。図2に示す記録再生装置200では、記録媒体19
5はドライブ装置としての記録媒体インタフェース(I
/F)190とともに記録再生装置200に内蔵されて
おり、外部から入力されるデータ書き込みは、内蔵され
た記録媒体195に対して実行される。
【0043】図3に、本発明を利用した機器を用いたデ
ータのコピーを行う場合の機器構成の一例を示す。図3
においては、図1に示した記録再生機器を2台用いて、
これら2台の機器をデジタルバス300を用いて接続
し、記録媒体(メディア1)に記録されているコンテンツ
データを記録媒体(メディア2)にコピーする様子を示し
ている。
【0044】記録媒体(メディア1)にはあらかじめ、1
つあるいは複数のコンテンツデータが記録され、それぞ
れのコンテンツデータについて、そのデータを元(親)
として作成してよいコピー(子)の個数が決められてい
る。この個数は、システムで一意に設定してもよいし、
コンテンツデータごとに個別に設定してもよい。
【0045】さらに、記録媒体(メディア1)には、図4
に示すコピー履歴テーブルが格納される。このテーブル
は、たとえばその記録媒体に格納されているデータが、
始めてコピーされる際に記録再生機器により生成される
構成としてもよいし、記録媒体(メディア1)にコンテン
ツデータが記録される際に記録再生機器により作られる
ようにしてもよい。
【0046】コピー履歴テーブルには、コンテンツデー
タの識別情報であるコンテンツID、そのデータから作
られたコピー(子)の番号、コピーの格納先の記録媒体
の識別情報であるメディアIDが格納される。
【0047】たとえば図4に示したコピー履歴のテーブ
ルの例では、この記録媒体にはコンテンツID:123456
78とabcd1234というコンテンツデータが記録されてお
り、コンテンツID=12345678のデータは、コピー番号
の欄が1〜Nまで設定されており、N個までコピーを作
ることが許されている。図4の例では、コンテンツID
=12345678のデータは、コピー格納先メディアIDの欄
に記録されているように、既に記録媒体識別番号(メデ
ィアID)がabcdefghと87654321という識別情報を持つ
記録媒体にコピーが行われている。このテーブルを持つ
記録媒体に格納されたコンテンツのコピーが実行される
と、テーブルの対応コンテンツIDのコピー格納先メデ
ィアID欄にコピー番号1からNまで、順次、コピーデ
ータの格納先となるメディアIDが記録される。図4の
例では、コピー番号:3以降のコピーはまだ作られてい
ないため、コピー番号3からNについては空欄となって
いる。同様にコンテンツID=abcd1234のコンテンツ
は、M個までコピーを作ることが許されており、識別番
号87654321の記録媒体に1つコピーが行われたことを意
味している。
【0048】なお、後段で説明するが、記録媒体が記録
再生装置に内蔵された構成である場合は、図4のコピー
履歴テーブルのコピー格納先メディアID欄にコピー格
納先記録再生装置(情報処理装置)の識別子を格納する
構成としてもよい。また、コピー履歴テーブルを記録媒
体自体に格納せず、記録再生装置内のメモリに格納する
構成として、必要に応じて読み出す構成としてもよい。
【0049】本発明の情報処理装置は、記録媒体に格納
されたコンテンツデータについて、他の情報処理装置ま
たは他の記録媒体に対するコピー可否判定処理を、上述
したコンテンツデータ毎のコピー可能回数を設定したコ
ピー履歴テーブルに基づいて判定する。この判定処理
は、図1または図2の記録再生装置構成における制御手
段によって実行される。具体的には、制御手段の構成要
素はCPU170であり、メモリ180に格納された処
理プログラムに従ってCPU170が処理を実行する。
【0050】図4に示すように、コピー履歴テーブルに
は、コピー可能回数に対応して設定されるコピー番号
と、コピー番号毎に対応して設定されるコピー格納先メ
ディアID設定欄を有し、制御手段としてのCPU17
0は、コンテンツデータのコピー先となる他の情報処理
装置または他の記録媒体の識別子を前記コピー格納先メ
ディアID欄に記録する処理を実行し、IDが新たに記
録されたことを条件としてコンテンツ格納記録媒体から
のコピーを実行する。
【0051】ただし、コンテンツデータのコピー先とな
る他の情報処理装置または他の記録媒体の識別子と同一
の識別子が既に前記コピー格納先メディアID欄に記録
されている場合には、同一の識別子を有する他の情報処
理装置または他の記録媒体に対するコンテンツ格納記録
媒体からのコピーは繰り返し実行可能であり、新たな識
別子を持つ他の情報処理装置または他の記録媒体に対す
るコピー時にのみ、そのIDをコピー履歴テーブルに記
録する処理を実行する。
【0052】なお、本実施例では、記録媒体(メディア
1)は、例えば図5に示すような中心孔501、RAM
領域502を有するRAMメディアとすることが可能で
あり、この場合、コンテンツデータおよびコピー履歴テ
ーブルはともにRAMメディア上に格納する。また、記
録媒体(メディア1)は、図6に示すような中心孔60
1、RAM領域602、ROM領域603を有するRA
MとROMの混在メディアとした構成も可能であり、こ
の場合、コンテンツデータをROM領域603に格納
し、コピー履歴テーブルをRAM領域602に格納する
ように構成してもよい。
【0053】また、記録媒体(メディア1)は、図7に
示すような、カートリッジ701にROMまたはRAM
からなる光ディスク702を収納し、さらに不揮発メモ
リを有するICチップ703を持つ構成、すなわち、R
OMメディアと書き換え可能な記憶領域を持つICチッ
プが組み合わさった記録媒体とすることも可能であり、
この場合、例えばコンテンツデータは光ディスク702
のROM領域に、コピー履歴テーブルをICチップ70
3にそれぞれ格納する。さらに、記録媒体(メディア
1)は、図8に示すような記録可能な領域を持つ1つも
しくは複数のICチップ804を有するカートリッジ8
01とすることも可能である。カートリッジ801に
は、記録再生機器接続用の入出力端子802、メモリコ
ントロール用ICチップ803を有する。このカートリ
ッジ801においては、コンテンツデータ、コピー履歴
テーブルともにICチップ804に格納される。
【0054】図9に、図3の構成を用いて記録再生機器
A(デバイスA)に接続された記録媒体(メディア1)上の
コンテンツデータを記録再生機器B(デバイスB)に接続
された記録媒体(メディア2)にコピーする場合の処理フ
ローを示す。一連の処理は、たとえば、記録再生機器B
(デバイスB)から記録再生機器AデバイスA)に対して
あるコンテンツデータのコピーを要求するコマンドを送
信することによって開始される。
【0055】図9のステップS901において、記録再
生機器A(デバイスA)と記録再生機器B(デバイスB)
はお互いの正当性を確認するために、相互認証および鍵
共有プロトコルを実行し、このプロトコルを用いて共有
した暗号鍵をそれ以降の通信に用いる。ただし、システ
ムが高度のセキュリティを必要としない場合には、この
プロトコルを行わなくてもよい。
【0056】相互認証のプロトコルの例としては、ISO/
IEC 9798-2に代表される、共通鍵暗号を用いるもの、IS
O/IEC 9798-3 に代表される、公開鍵暗号を用いるも
の、ISO/IEC 9798-4に代表される、暗号学的チェック関
数を用いるものなどが挙げられる。
【0057】図10は、暗号学的チェック関数を用いた
相互認証および暗号鍵共有のための方法のひとつを本実
施例に用いたものである。図10において、記録再生機
器A(デバイスA)と記録再生機器B(デバイスB)は、シ
ステム共通の秘密鍵:DKを、たとえばメモリ180に
格納している。まず、デバイスBは乱数R_Bを発生
し、デバイスAに送る。
【0058】次にデバイスAは、乱数R_A、S_Aを生
成し、R_A,S_AとともにMAC(DK,R_A || R_
B || S_A)をデバイスBに送る。MAC(DK,R_A
|| R_B || S_A)は、暗号学的チェック関数に鍵とし
てシステム共通の秘密鍵:DKを、データとしてR_A
|| R_B || S_Aを入力することを表す。暗号学的チ
ェック関数は、ISO/IEC 9797 に示されているように、F
IPS 46-2 のデータ暗号化規格(Data Encryption Stand
ard, DES)を用いて構成することが可能である。なお、
図10における記号 || は連結を表している。
【0059】デバイスBは、受信したデータを用いて自
分でもMAC(DK,R_A || R_B|| S_A)を計算
し、これが受信したものと一致するかを検査する。一致
すれば、デバイスAが正当なものであるとして認め、処
理を続けるが、一致しなければデバイスBが不正なもの
であると判断して処理を中止する。
【0060】次にデバイスBは乱数S_Bを生成し、こ
れとMAC(DK,R_B || R_A ||S_B)をデバイス
Aに送る。
【0061】デバイスAも受信したデータを用いて自分
でMAC(DK,R_B || R_A ||S_B)を計算し、受
信したものと一致するかを確認する。一致すれば、デバ
イスBが正当なものであるとして認め、処理を続ける
が、一致しなければデバイスBが不正なものと判断して
処理を中止する。
【0062】最後に、双方がMAC(DK, S_A || S
_B)を計算し、これをそのセッションにおけるセッショ
ンキーとして使用する。
【0063】上記のようにすることにより、2つの記録
再生装置は互いの正当性を検査することができ、またセ
ッションキーを安全に共有することができたので、例え
ば、このセッションキーを鍵として、そのセッションの
通信内容を暗号化することにより安全に相手に送信する
ことが可能となる。
【0064】図11は、公開鍵暗号、具体的には楕円曲
線暗号を用いた認証技術を本実施例に適用したものであ
る。
【0065】図11において、デバイスAおよびデバイ
スBは、それぞれ自分の識別情報であるIDと、自分の
公開鍵証明書、およびリボケーションリストまたはレジ
ストレーションリストを持っている。公開鍵証明書は、
図12に示すように、そのエンティティのIDと、公開
鍵に対し、信頼できるセンタがデジタル署名を施したデ
ータである。
【0066】リボケーションリストは、不正者リストあ
るいはブラックリストとも呼ばれ、図13に示すよう
に、その装置の秘密鍵が露呈してしまったもののIDが
リストアップされ、単調に増加するバージョンナンバー
とともにセンタのデジタル署名が施されたものである。
【0067】これに対し、レジストレーションリスト
は、正当者リストあるいは登録リストとも呼ばれ、図1
4に示すように、その時点で信頼できる(秘密が露呈し
ていない)装置のIDがリストアップされ、単調に増加
するバージョンナンバーとともにセンタのデジタル署名
が施されたものである。
【0068】図11において、デバイスBは乱数R_B
を発生させ、デバイスAに送る。デバイスAは、乱数K
_AおよびR_Aを発生させ、楕円曲線E上でシステム共
通の点(ベースポイント)であるGとK_Aを乗算して
V_Aを計算し、さらに自分の秘密鍵(PriKey_A)を用
いてデータR_A || R_B || V_Aに対して施した署
名とともに、公開鍵証明書(Cert_A)とR_A || R_
B || V_AをデバイスBに送る。
【0069】デバイスBは、デバイスAの公開鍵証明書
の正当性、デバイスAが作成した署名の正当性を検査す
る。そして、自分がリボケーションリストを格納してい
れば、相手のIDがリボケーションリストに載っていな
いことを、また、自分がレジストレーションリストを格
納していれば、相手のIDがレジストレーションリスト
に登録されていることを確認する。以上の確認が正常に
できなければ、デバイスBはデバイスAが不正者である
と判断して処理を終了する。以上の確認が正常にできれ
ば、デバイスBは、乱数K_Bを生成して、デバイスA
が行ったのと同様な計算を行い、公開鍵証明書(Cert_
B)とR_B,R_A,V_BとともにデータR_B || R_
A || V_Bに対して施した署名をデバイスAに送る。
【0070】デバイスAでは、上記のデバイスBが行っ
たのと同様の検査を受信したデータに対して行い、すべ
ての検査が正常に終了したときのみ処理を継続する。
【0071】この後、デバイスAではK_AとV_Bを、
デバイスBではK_BとV_Aを、それぞれ楕円曲線E上
で乗算してセッションキーK_Sを得る。セッションキ
ーの使用方法については、上述の暗号学的チェック関数
を用いた相互認証の場合と同様である。
【0072】なお、楕円曲線上の乗算やデジタル署名の
生成および検査方法については、現在IEEE P1363 で規
格制定中であり、そのドラフトに詳細が記されている。
【0073】図9に戻り、図3の構成において、記録再
生機器A(デバイスA)に接続された記録媒体(メディア
1)上のコンテンツデータを記録再生機器B(デバイス
B)に接続された記録媒体(メディア2)にコピーする場
合の処理フローの説明を続ける。ステップS902にお
いて、デバイスBはデバイスAに、記録媒体(メディア
2)の識別情報(メディアID)を送信する。
【0074】ステップS903において、デバイスA
は、記録媒体(メディア1)からコピー履歴テーブルを読
出し、そのコンテンツデータをデバイスBに接続された
記録媒体(メディア2)にコピーしてよいか否かを判断す
る。
【0075】この判断は、基本的には、コピー履歴テー
ブルの、そのコンテンツに対応するコピー先メディアI
Dの欄に空欄があるかどうか、すなわち、既に許容個数
までコピーが作成されていないかどうかを用いて判断さ
れる。空欄があれば、コピーが許され、空欄がなければ
コピーは許可されない。
【0076】また、すでにそのコンテンツデータのコピ
ーが行われ、コピー履歴テーブルにそのIDが記録され
ている記録媒体に対して行われるコピーについては、コ
ピー(子)の個数を増やさないと決めることも可能であ
る。即ち、たとえば図4のコピー履歴テーブルにおいて
コンテンツID 12345678 のデータのコピー格納先メデ
ィアIDの欄がN個すべて埋まっていた場合、基本的に
はこのデータからの新たなコピーは許可されないが、コ
ピー格納先メディアIDに記されたメディアIDを持つ
記録媒体に対するコピーのみは許可されるとするもので
ある。ステップS903の詳細を図15の処理フローを
用いて説明する。
【0077】図15は、本出願と同一の出願人に係る先
の特許出願である特開平11−224461号公報で提
案した方式、すなわち複数の記録再生機器に共通に格納
された秘密鍵(マスターキー)と記録媒体固有情報から
暗号化キーおよび復号キーを生成する手法に、本発明の
コピー制御情報によるコピー制御処理を適用した場合の
処理、すなわち記録媒体に格納したコピー履歴テーブル
(図4参照)の暗号化、復号処理に秘密鍵(マスターキ
ー)と記録媒体固有情報(メディアID)とから生成し
た鍵を用いる処理フローである。
【0078】ステップS1501において、コピー履歴
テーブルを格納した記録媒体をアクセスしたデバイス
(図3の例では、記録再生機器A(デバイスA))はメ
ディア1のメディアIDを読み出す。
【0079】次に、デバイスAは、ステップS1502
において、メディア1のメディアIDと自身が格納して
いるマスターキーに基づいて暗号鍵を生成する。さら
に、ステップS1503で、デバイスはメディア1から
暗号化されて格納されているコピー履歴テーブルを読み
出す。ステップS1504において、デバイスAはステ
ップS1502で生成した暗号鍵を用いてコピー履歴テ
ーブルを復号する。さらに、ステップS1505におい
て、デバイスAは上述した手順に従ってコピーの許可、
不許可を判定する。すなわち、先に図4を用いて説明し
たコピー履歴テーブルにおいて、コピー対象のコンテン
ツIDのデータに対応して設定されたコピー番号の欄1
〜Xに対応するコピー格納先メディアIDの欄に空欄が
ある場合にのみ、コピー可と判断する。
【0080】図9に戻り、処理フローの説明を続ける。
ステップS903において、コピーが許可されない場合
には、ステップS904乃至S906をスキップし、コ
ピーを行わずに処理を終了する。一方、コピーが許可さ
れる場合にはステップS904に進む。
【0081】ステップS904において、デバイスAは
コピー履歴テーブルを変更する必要があるかどうかを判
定する。基本的には、コピーを行う場合にはコピー先の
メディアIDを新たにテーブルに書き加える必要がある
ため、テーブルの変更が必要である。ただし、上述のよ
うに、同じメディアIDを持つ記録媒体へのコピーは何
回行っても1回と考えるというルールの下では、今回の
コピー先のメディアIDが既にテーブルのそのコンテン
ツデータに対応するコピー先メディアIDの欄に記録さ
れている場合には、コピー履歴テーブルの変更は必要で
はない。
【0082】テーブルの変更が必要でない場合にはステ
ップS905をスキップしてステップS906に進み、
テーブルの変更が必要であればステップS905に進
む。
【0083】ステップS905では、デバイスAはコピ
ー履歴テーブルの変更を行う。具体的には、そのコンテ
ンツデータに対応するコピー先メディアIDの空いてい
る欄に今回コピーを作る記録媒体のメディアIDを追記
する。ステップS905の詳細を図16の処理フローを
用いて説明する。
【0084】図16は、特開平11−224461号公
報で提案した方式、すなわち複数の記録再生機器に共通
に格納された秘密鍵(マスターキー)と記録媒体固有情
報から暗号化キーおよび復号キーを生成する手法を本発
明のコピー履歴テーブルの変更(編集)処理に応用した
場合の処理フローである。
【0085】デバイスAがメディア1上のコピー履歴テ
ーブルを変更(編集)する処理において、図16のステ
ップS1601乃至S1604は、図15のステップS
1501乃至S1504と同一であり、記録再生機器に
共通に格納された秘密鍵(マスターキー)と記録媒体固
有情報としてのメデイアIDから復号キーを生成してコ
ピー履歴テーブルを復号するステップである。
【0086】ステップS1605において、実際にコピ
ー履歴テーブルを編集する。ここでの編集は、先に図4
を用いて説明したように、コピー対象となるコンテンツ
IDに対応して設定されたコピー格納先メディアID欄
に、新たにコピーを実行するメディアのメディアIDを
書き込む処理である。コピー履歴テーブルの編集が終了
すると、ステップS1606において、先に生成したデ
ータ暗号鍵を用いて編集後のコピー履歴テーブルを暗号
化し、ステップS1607において暗号化したコピー履
歴テーブルをメディア1に記録する。
【0087】図9に戻り、処理フローの説明を続ける。
上述のような処理に従ったコピー履歴テーブルの編集処
理が終了すると、ステップS906に進む。ステップS
906では、デバイスAおよびデバイスBの両機器はコ
ンテンツデータのコピーを実行する。
【0088】次に、図17に、デバイスAのメデイア1
からデバイスBのメディア2に対するコンテンツデータ
のコピー処理において、デバイスAおよびデバイスBの
各々において実行される処理を簡潔に説明したフローを
示す。以下、図17の各処理ステップについて説明す
る。
【0089】図17も前述の図15,16と同様、本出
願と同一の出願人に係る先の特許出願である特開平11
−224461号公報で提案した方式、すなわち複数の
記録再生機器に共通に格納された秘密鍵(マスターキ
ー)と記録媒体固有情報から暗号化キーおよび復号キー
を生成する手法と、本発明のコピー制御情報によるコピ
ー制御処理とを併せて実行した場合の処理フローであ
る。また、図17に示す処理フローは、デバイスAがメ
ディア1上のコピー履歴テーブルを用いてコピーの許可
/不許可を判断し、コピー可である場合、すなわち、先
に図4を用いて説明したコピー履歴テーブルにおいて、
コピー対象のコンテンツIDのデータに対応して設定さ
れたコピー番号の欄1〜Xに対応して設定されたコピー
格納先メディアIDの欄に空欄があり、コピー可と判断
された場合に実行されるフローである。
【0090】図17の処理フローの左側はデバイスAの
処理、右側はデバイスBの処理である。ステップS17
01およびステップS1721において、デバイスAお
よびデバイスBは、例えば先に図10,11を用いて説
明した処理に従って、相互認証処理およびセッションキ
ー生成処理を実行する。相互認証が成立し、セッション
キーの生成に成功すると次のステップに進む。認証がエ
ラーとなった場合は以下の処理は実行されない。
【0091】ステップS1702において、デバイスA
はメディア1のメディアIDを読み出し、ステップS1
722において、デバイスBはメディア2のメディアI
Dを読み出す。デバイスBはステップS1723におい
て、読み出したメディア2のメディアIDをデバイスA
に送信する。この際、送信メディアIDはセッションキ
ーで暗号化して送信してもよい。
【0092】デバイスAは、ステップS1703におい
て、メディア1のメディアIDと自身が格納しているマ
スターキーに基づいて、メディア1上のデータを暗号化
する暗号鍵(これを暗号鍵(1)と呼ぶ)を生成する。さ
らに、ステップS1704で、デバイスAはメディア1
からコピー履歴テーブルおよびコピー対象となるコンテ
ンツデータを読み出す。
【0093】ステップS1705において、デバイスA
はメディア1からコピーすべきコンテンツデータと、コ
ピー履歴テーブルとを先に生成した暗号鍵(暗号鍵
(1))を用いて復号する。
【0094】ステップS1706において、デバイスA
は、ステップS1723でデバイスBから、受信したメ
ディア2のメディアIDに基づいてコピー履歴テーブル
の更新処理を実行する。具体的には、先に図4を用いて
説明したように、コピー対象となるコンテンツIDに対
応して設定されたコピー格納先メディアID欄に、新た
にコピーを実行するメディアのメディアIDを書き込
む。
【0095】ステップS1707において、デバイスA
はステップS1701でデバイスBと共有したセッショ
ンキーを用いてコンテンツデータを暗号化し、ステップ
S1708で暗号化コンテンツデータをデバイスBに送
信する。なお、コンテンツデータを暗号化して伝送する
方法として、××××××××××××××××××5
社によって定められている、5CDTCP(Five Compan
y Digital Transmission Content Protection)(以下、
適宜、DTCPという)を用いてもよい。ここで、DT
CPについては、例えば、http://www.dtcp.comのURL(U
niform Resource Locator)で特定されるWebページにお
いて、インフォメイショナルバージョン(Informational
Version)の仕様書の取得が可能である。
【0096】さらに、ステップS1709において、デ
バイスAは、先に生成したデータ暗号鍵(暗号鍵(1))
を用いて編集後のコピー履歴テーブルを暗号化し、ステ
ップS1710において暗号化したコピー履歴テーブル
をメディア1に記録する。
【0097】ステップS1724において、デバイスB
は暗号化されたコンテンツデータを受信する。ステップ
S1725において、デバイスBはステップ1721で
共有したセッションキーを用いて受信した暗号化コンテ
ンツデータを復号する。
【0098】次に、ステップS1726において、デバ
イスBはメディア2から読み出したメディアIDと、自
身が格納するマスターキーを用いてデータを暗号化する
暗号鍵(暗号鍵(2)と呼ぶ)を生成する。ステップS1
727において、デバイスBは暗号鍵(2)を用いてコン
テンツデータを暗号化し、ステップS1728において
暗号化データをメディア2に記録する。
【0099】以上の処理により、メディア1のコンテン
ツデータについて、許容された個数の範囲内の個数のコ
ピーとなるようなコピーをメディア2に作成することが
できる。ステップS1706において、コピー履歴テー
ブルの更新処理、すなわち、コピー対象となるコンテン
ツIDに対応して設定されたコピー格納先メディアID
欄に、新たにコピーを実行するメディアのメディアID
を書き込む処理が実行できない場合、すなわち、予めコ
ピー履歴テーブルのコピー番号として設定された数を超
える場合は、メディアIDを書き込めないことになり、
以下の処理ステップS1707以下の処理が実行されな
い。この場合は、デバイスBに対するコピー処理が実行
されない。
【0100】なお、上記の例では、コピー先の記録媒体
(メディア2)が図1に示すようなリムーバブルメディ
アであることを前提としているが、これが図2の記録媒
体のような、記録再生装置と一体型となっている記録媒
体の場合、即ち、図18に示す構成となっている場合に
は、メディア2のメディアIDの代わりに、コピー先の
記録再生装置(デバイスB)の識別情報(デバイスI
D)を使用することも可能である。この場合、コピー履
歴テーブルの、コピー先メディアIDの欄にはデバイス
IDを記録してもよい。
【0101】さらに、コピー先の記録媒体が記録再生装
置と一体型となっている場合のみならず、リムーバブル
型の記録媒体の場合であっても、記録媒体のメディアI
Dの代わりに記録再生装置のデバイスIDを使用するこ
とは可能である。記録媒体上のデータが、それを記録し
た記録再生装置でのみ再生できるような暗号化をされる
仕組みになっている場合に最も効果が大きいが、そうで
ない場合でも実施可能である。
【0102】また、上記の例では、コピー履歴テーブル
を、記録媒体(メディア1)上に格納するようにしてい
るが、これをコピー元の記録再生装置(デバイスA)内
のたとえばメモリ180に格納するようにしてもよい。
これも記録媒体上のデータが、それを記録した記録再生
装置でのみ再生できるような暗号化をされる仕組みにな
っている場合に最も効果が大きいが、そうでない場合で
も実施可能である。また、このようにすることにより、
コピー元の記録媒体(メディア1)が書き込み可能な領
域を持たない場合にも対応可能となる。
【0103】[実施例2]図19は、本発明を適用した
記録再生装置の別の実施の形態の構成例を示している。
図19に示す記録再生装置1900は、図1に示すもの
とほぼ同様であるが、2つの記録媒体I/F1901、
および1902を持ち、それぞれが記録媒体1951お
よび1952と接続されるようになっている。
【0104】図20に、図19に示した記録再生装置を
用いたコピーの処理フローを示す。この構成において
は、実施例1で説明した図9のステップS901のよう
な機器間での相互認証プロトコルは不要となっている。
【0105】ステップS2001において、記録再生装
置はコピー先となるメディア2のメディアIDを読出
し、ステップS2002では、コピーしてよいか否かの
判断を行う。コピーの可否の判断は、先に図4を用いて
説明したように、コピー履歴テーブル、この場合は、メ
ディア1に格納されたコピー履歴テーブルにおいて、コ
ピー対象のコンテンツIDのデータに対応して設定され
たコピー番号の欄1〜Xに対応するコピー格納先メディ
アIDの欄に空欄がある場合にコピー可と判断する。
【0106】ステップS2003およびS2004は、
図9のステップS904およびS905と同様であるの
で説明を省略する。
【0107】ステップS2005では、メディア1から
メディア2に対するコンテンツのコピーを実行する。こ
のコンテンツコピー処理の詳細を図21のフローに示
す。
【0108】図21の処理フローは、先に述べた他の処
理フローと同様、特開平11−224461号公報で提
案した方式、すなわち複数の記録再生機器に共通に格納
された秘密鍵(マスターキー)と記録媒体固有情報から
暗号化キーおよび復号キーを生成する手法を適用した場
合の処理フローである。
【0109】図21のステップS2101乃至S210
4は、先に説明した図17のデバイスAでの処理ステッ
プS1702,S1703と、デバイスBでの処理ステ
ップS1722,S1723に相当するものであり、本
実施例においては、同一機器内において、メディア1,
2のIDを読み出して、それぞれのメディア用の暗号鍵
(1)、(2)を生成する。
【0110】ステップS2105では、メディア1から
コピーすべきコンテンツデータと、コピー履歴テーブル
とを読み出して、ステップS2106において、先のス
テップS2102で生成した暗号鍵(暗号鍵(1))を用
いて、コンテンツデータと、コピー履歴テーブルとの復
号処理を実行する。
【0111】ステップS2107において、デバイス
は、復号したコピー履歴テーブルの編集処理を実行す
る。具体的には、図4に示すコピー履歴テーブルのコピ
ー対象となるコンテンツのコピー格納先メディアID欄
にメディア2のIDを書き込む。この書き込み処理の
後、先に生成したデータ暗号鍵(暗号鍵(1))を用いて
編集後のコピー履歴テーブルを暗号化し、暗号化したコ
ピー履歴テーブルをメディア1に記録する。
【0112】次に、ステップS2108において、デバ
イスは暗号鍵(2)を用いてコンテンツデータを暗号化
し、ステップS2109において暗号化データをメディ
ア2に記録する。
【0113】実施例2の構成では、図20,21の処理
フローから理解されるように、図17において2つの記
録再生装置が行っていた処理を1つの記録再生装置が行
うようになっているため、装置間でコンテンツデータを
伝送する処理を省略できる。
【0114】[実施例3]以上の説明においては、コピ
ー履歴テーブルの編集更新処理を行なうことにより、コ
ピーの数を制限する構成について説明したが、従来例の
欄で説明したSCMS(Serial Copy Management Syste
m)と組み合わせて、ネットワーク配信によるコンテンツ
配信においてもコピーの数を制限することを可能とした
構成について実施例3として説明する。これまでに規定
されているSCMSには、何度でもコピーが許容される
コピーフリー(copy free)のデータであるか、1度だ
けコピーが許されている(copy once allowed)データ
であるか、またはコピーが禁止されている(copy prohi
bited)データであるか、これら3態様を表す信号が含
まれる。上記3つの態様に加え、さらにコピー履歴テー
ブルによるコピー数を制限する場合を、コピー数制限あ
りとして設定する。このような設定をすることにより、
インターネットを介したコンテンツ配信のようなネット
ワーク配信において、コンテンツプロバイダからの一次
配信を受信した機器からの2次配信回数を制限すること
が可能となる。
【0115】例えばSCMS信号として2ビット設定
し、コピーフリー(copy free)の場合、[0,0]、
1度だけコピーが許されている(copy once allowed)
を[0,1]、コピー禁止(copy prohibited)を
[0,1]とし、コピー履歴テーブルによるコピー数制
限ありの場合を、[1,1]とする。これら4態様をS
CMS信号として設定してコピーの制限を行なう。SC
MS信号が[1,1]、すなわち、コピー履歴テーブル
によるコピー数制限ありの場合には、コピー数を設定す
るビットとしてコピー数設定ビットを数ビット、例えば
4ビットを設定し、許可されたコピー数に応じて、コピ
ー数設定ビットを設定する。例えば3回のみコピー可で
あれば[0011]、5回コピー可であれば、[010
1]等である。コンテンツプロバイダは、コンテンツの
配信先にコンテンツとともに、これらのコピー数設定ビ
ットを送信する。
【0116】コンテンツプロバイダからの一次配信を受
信する機器において、コピー履歴テーブルによるコピー
数制限ありの[1,1]の信号およびコピー数設定ビッ
トを受信した場合、予め機器に格納されている、あるい
は配信されるコピー履歴テーブル生成処理プログラムに
従って、コピー数設定ビットに設定されたコピー数に応
じたコピー履歴テーブルを生成する。生成したコピー履
歴テーブルは、受信コンテンツとともに記録媒体に格納
される。
【0117】生成するコピー履歴テーブルは、先に説明
した図4と同様のものとなるが、コンテンツに対応して
設定されるコピー番号は、コピー数設定ビットに設定さ
れた数、例えば、[0011]であれば3、[010
1]であれば5を上限とした数に設定される。なお、S
CMS信号が[1,1]であり、コピー数設定ビットに
コピー数の指定がない場合、もしくはコピー数設定ビッ
トが伝送されない場合には、システムにあらかじめ定め
られているコピー数に対応したテーブルが作られる。す
なわち、情報処理装置に予め設定済みのコピー許容回数
データ、例えばコピー数設定ビットの付与されないコン
テンツに共通に適用するデータとして情報処理装置に設
定されているコピー許容回数データに基づいてコピー履
歴テーブルを生成して、生成したコピー制御テーブルに
基づいてコピー制御処理を実行する。
【0118】このように、コピー制限数をコンテンツと
併せて配信することにより、記録媒体から再生されてコ
ピーされるコンテンツのみでなく、ネットワークを介し
て配信されるコンテンツに対してもコピー数の制限を行
なうことが可能となる。
【0119】なお、コピー数設定ビットに基づいてコピ
ー履歴テーブルを生成する構成に限らず、例えばコンテ
ンツとともに、予め所定のコピー番号が設定されたコピ
ー履歴テーブルを、コンテンツプロバイダが送信する構
成としてもよい。また、予め所定のコピー番号が設定さ
れたテーブル生成コマンドを送信して、受信側において
コマンドに応じたコピー履歴テーブルを生成する構成と
してもよい。
【0120】[データ処理手段の構成]上述した一連の
処理は、ハードウェアにより行うことは勿論、ソフトウ
ェアにより行うこともできる。即ち、例えば、図1他で
示す記録再生装置に構成される暗号処理手段150は暗
号化/復号LSIとして構成することも可能であるが、
汎用のコンピュータや、1チップのマイクロコンピュー
タにプログラムを実行させることにより行う構成とする
ことも可能である。一連の処理をソフトウェアによって
行う場合には、そのソフトウェアを構成するプログラム
が、汎用のコンピュータや1チップのマイクロコンピュ
ータ等にインストールされる。図22は、上述した一連
の処理を実行するプログラムがインストールされるコン
ピュータの一実施の形態の構成例を示している。
【0121】プログラムは、コンピュータに内蔵されて
いる記録媒体としてのハードディスク2205やROM
2203に予め記録しておくことができる。あるいは、
プログラムはフロッピー(登録商標)ディスク、CD−
ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magnet
o optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Dis
c)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記
録媒体2210に、一時的あるいは永続的に格納(記
録)しておくことができる。このようなリムーバブル記
録媒体2210は、いわゆるパッケージソフトウエアと
して提供することができる。
【0122】なお、プログラムは、上述したようなリム
ーバブル記録媒体2210からコンピュータにインスト
ールする他、ダウンロードサイトから、ディジタル衛星
放送用の人工衛星を介して、コンピュータに無線で転送
したり、LAN(Local AreaNetwork)、インターネット
といったネットワークを介して、コンピュータに有線で
転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されて
くるプログラムを、通信部2208で受信し、内蔵する
ハードディスク2205にインストールすることができ
る。
【0123】コンピュータは、CPU(Central Process
ing Unit)2202を内蔵している。CPU2202に
は、バス2201を介して、入出力インタフェース22
11が接続されており、CPU2202は、入出力イン
タフェース2210を介して、ユーザによって、キーボ
ードやマウス等で構成される入力部2207が操作され
ることにより指令が入力されると、それにしたがって、
ROM(Read Only Memory)2203に格納されているプ
ログラムを実行する。
【0124】あるいは、CPU2202は、ハードディ
スク2205に格納されているプログラム、衛星若しく
はネットワークから転送され、通信部2208で受信さ
れてハードディスク2205にインストールされたプロ
グラム、またはドライブ2209に装着されたリムーバ
ブル記録媒体2210から読み出されてハードディスク
2205にインストールされたプログラムを、RAM(R
andom Access Memory)2204にロードして実行する。
【0125】これにより、CPU2202は、上述した
フローチャートにしたがった処理、あるいは上述したブ
ロック図の構成により行われる処理を行う。そして、C
PU2202は、その処理結果を、必要に応じて、例え
ば、入出力インタフェース2211を介して、LCD(L
iquid Crystal Display)やスピーカ等で構成される出力
部2206から出力、あるいは、通信部2208から送
信、さらには、ハードディスク2205に記録させる。
【0126】ここで、本明細書において、コンピュータ
に各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処
理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載され
た順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あ
るいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるい
はオブジェクトによる処理)も含むものである。
【0127】また、プログラムは、1つのコンピュータ
により処理されるものであっても良いし、複数のコンピ
ュータによって分散処理されるものであっても良い。さ
らに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて
実行されるものであっても良い。
【0128】なお、暗号化/復号処理は、1チップの暗
号化/復号LSIで実行する構成、あるいはCPUが実
行する1つのソフトウェアモジュールとして実現するこ
とも可能である。
【0129】以上、特定の実施例を参照しながら、本発
明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成
し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で
本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべ
きではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に
記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0130】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の情報処
理装置では、コピー数を設定したコピー履歴テーブルを
コンテンツに対応付けて保有する構成としたので、デー
タ(コンテンツ)ごとに作られるコピー(子)の数の制
限が可能となる。具体的には、コンテンツデータごとに
コピーの履歴テーブルを作成し、それに基づいてコピー
を行うかどうか判定し、上限に達した以降のコピー処理
を不可とする。すなわち、コピー実行の前に、コンテン
ツIDに対応して設定されたコピー格納先メディアID
欄に、コピーを実行するメディアのメディアIDを書き
込む処理を実行する構成としたので、予めコピー履歴テ
ーブルのコピー番号として設定された数を超える場合
は、メディアIDを書き込めず、コピーが実行されな
い。従って、テーブルに設定したコピーの数を超えるコ
ピーが氾濫することを防止できる。
【0131】さらに、本発明の情報処理装置では、コピ
ー制限数をコンテンツと併せて配信することにより、記
録媒体から再生されてコピーされるコンテンツのみでな
く、ネットワークを介して配信されるコンテンツに対し
てもコピー数の制限を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置の構成例1を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の情報処理装置の構成例2を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明の情報処理装置のコンテンツコピー時の
接続態様例を示すブロック図である。
【図4】本発明の情報処理装置におけるコピー履歴テー
ブルの例を示す図である。
【図5】本発明の情報処理装置において使用可能な記録
媒体の構成例(例1)を示す図である。
【図6】本発明の情報処理装置において使用可能な記録
媒体の構成例(例2)を示す図である。
【図7】本発明の情報処理装置において使用可能な記録
媒体の構成例(例3)を示す図である。
【図8】本発明の情報処理装置において使用可能な記録
媒体の構成例(例4)を示す図である。
【図9】本発明の情報処理装置におけるコンテンツコピ
ー処理フローを示す図である。
【図10】本発明の情報処理装置において適用可能な認
証処理(共通鍵方式)の処理シーケンスを示す図であ
る。
【図11】本発明の情報処理装置において適用可能な認
証処理(公開鍵方式)の処理シーケンスを示す図であ
る。
【図12】本発明の情報処理装置において適用可能な認
証処理に用いられる公開鍵証明書の構成を示す図であ
る。
【図13】本発明の情報処理装置におけるリボケーショ
ンリストの構成を示す図である。
【図14】本発明の情報処理装置におけるレジストレー
ションリストの構成を示す図である。
【図15】本発明の情報処理装置におけるコピー履歴テ
ーブルを用いたコピー許可/不許可判定処理フローを示
す図である。
【図16】本発明の情報処理装置におけるコピー履歴テ
ーブルの編集処理、格納処理フローを示す図である。
【図17】本発明の情報処理装置におけるデバイス間で
のコピー履歴テーブルを用いたコンテンツコピー処理フ
ローを示す図である。
【図18】本発明の情報処理装置のコンテンツコピー時
の接続態様例を示すブロック図である。
【図19】本発明の情報処理装置の実施例2における構
成例を示すブロック図である。
【図20】本発明の情報処理装置の実施例2におけるコ
ンテンツコピー処理フローを示す図である。
【図21】本発明の情報処理装置の実施例2におけるコ
ンテンツコピー処理の詳細フローを示す図である。
【図22】本発明の情報処理装置において、データ処理
をソフトウェアによって実行する場合の処理手段構成を
示したブロック図である。
【符号の説明】
100,200 記録再生装置 110 バス 120 デジタルI/F 130 MPEGコーデック 140 入出力I/F 145 A/D.D/Aコンバータ 150 暗号処理手段 170 CPU 180 メモリ 190 記録媒体I/F 195 記録媒体 501 中心孔 502 RAM領域 601 中心孔 602 RAM領域 603 ROM領域 701 カートリッジ 702 光ディスク 703 ICチップ 801 カートリッジ 802 入出力端子 803 メモリコントロール用ICチップ 804 ICチップ 1900 記録再生装置 1901,1902 記録媒体I/F 1951,1952 記録媒体 2201 バス 2202 CPU 2203 ROM 2204 RAM 2205 ハードディスク 2206 出力部 2207 入力部 2208 通信部 2209 ドライブ 2210 リムーバブル記録媒体 2211 入出力インタフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 142 G06F 17/60 142 (72)発明者 中野 雄彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 北島 真理子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B017 AA06 BA07 BB10 CA15 CA16 5B049 AA05 BB00 CC00 DD05 FF09 GG04 5D044 AB05 BC04 CC04 DE17 DE50 GK17 HL08

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンテンツデータを格納したコンテンツ格
    納記録媒体からコンテンツデータを他の情報処理装置ま
    たは他の記録媒体に出力可能な情報処理装置において、 前記コンテンツ格納記録媒体に格納されたコンテンツデ
    ータについての、前記他の情報処理装置または他の記録
    媒体に対するコピー可否判定処理を、前記コンテンツデ
    ータ毎のコピー可能回数を設定したコピー履歴テーブル
    に基づいて判定する制御手段を有することを特徴とする
    情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記コピー履歴テーブルには、コピー可能
    回数に対応して設定されるコピー番号と、コピー番号毎
    に対応して設定されるコピー格納先メディアID設定欄
    を有し、 前記制御手段は、 コンテンツデータのコピー先となる他の情報処理装置ま
    たは他の記録媒体の識別子を前記コピー格納先メディア
    ID欄に記録したことを条件として前記コンテンツ格納
    記録媒体からのコピーを実行する構成を有することを特
    徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】前記コピー履歴テーブルは、 前記コンテンツ格納記録媒体、または該コンテンツ格納
    記録媒体を装着した情報処理装置内のメモリに暗号化さ
    れたデータとして格納された構成であることを特徴とす
    る請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】前記コピー履歴テーブルの暗号化キーは、
    前記コンテンツ格納記録媒体の識別子と、前記情報処理
    装置に格納されたマスターキーとに基づいて生成される
    暗号化キーであることを特徴とする請求項3に記載の情
    報処理装置。
  5. 【請求項5】前記コピー履歴テーブルには、コピー可能
    回数に対応して設定されるコピー番号と、コピー番号毎
    に対応して設定されるコピー格納先メディアID設定欄
    を有し、 前記制御手段は、 コンテンツデータのコピー先となる他の情報処理装置ま
    たは他の記録媒体の識別子と同一の識別子が既に前記コ
    ピー格納先メディアID欄に記録されている場合には、
    同一の識別子を有する他の情報処理装置または他の記録
    媒体に対する前記コンテンツ格納記録媒体からのコピー
    を実行する構成を有することを特徴とする請求項1に記
    載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】前記コピー履歴テーブルには、複数のコン
    テンツデータの各々に対応して許容可能な個別のコピー
    可能回数が設定された構成であることを特徴とする請求
    項1に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】前記情報処理装置は、さらに、 コピーの可否を設定したコピー制御情報に基づいて、前
    記コンテンツデータを格納したコンテンツ格納記録媒体
    からのコンテンツデータのコピーの可否を判定する構成
    を有し、 前記コピー制御情報には、コピーの可否とともに、コピ
    ーの許容回数が設定されていることを示す態様として
    の、コピー数制限ありを示す情報を含み、 前記制御手段は、 前記コピー制御情報がコピー数制限ありを示す情報であ
    るか否かを判定し、コピー数制限ありを示すコピー制御
    情報であると判定されたことを条件として、前記他の情
    報処理装置または他の記録媒体に対するコピー可否判定
    処理を、前記コンテンツデータ毎のコピー可能回数を設
    定したコピー履歴テーブルに基づいて実行する構成を有
    することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】前記情報処理装置は、さらに、 コンテンツデータの受信に際して、コピーの可否を設定
    したコピー制御情報を受信し、コピー制御情報が、コピ
    ーの許容回数が設定されていることを示す態様としての
    コピー数制限ありを示す情報である場合に、前記コピー
    履歴テーブルを生成して、生成したコピー履歴テーブル
    に基づくコピー制御処理を実行する構成を有することを
    特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】前記情報処理装置は、さらに、 コンテンツデータの受信に際して、コピーの可否を設定
    したコピー制御情報を受信し、コピー制御情報が、コピ
    ーの許容回数が設定されていることを示す態様としての
    コピー数制限ありを示す情報であり、さらにコピーの許
    容回数の指定データが前記コピー制御情報中に含まれる
    場合に、前記コピー履歴テーブルを、前記コピー制御情
    報中のコピーの許容回数データに基づいて生成して、生
    成したコピー履歴テーブルに基づくコピー制御処理を実
    行する構成を有することを特徴とする請求項8に記載の
    情報処理装置。
  10. 【請求項10】前記情報処理装置は、さらに、 コンテンツデータの受信に際して、コピーの可否を設定
    したコピー制御情報を受信し、コピー制御情報が、コピ
    ーの許容回数が設定されていることを示す態様としての
    コピー数制限ありを示す情報であり、コピーの許容回数
    の指定データが前記コピー制御情報中に含まれない場合
    に、前記コピー履歴テーブルを、前記情報処理装置に予
    め設定済みのコピー許容回数データに基づいて生成し
    て、生成したコピー履歴テーブルに基づくコピー制御処
    理を実行する構成を有することを特徴とする請求項8に
    記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】前記情報処理装置は、さらに、 コンテンツデータの受信に際して、受信コンテンツに対
    応するコピー履歴テーブルを受信し、受信したコピー履
    歴テーブルに基づくコピー制御処理を実行する構成を有
    することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】コンテンツデータを格納したコンテンツ
    格納記録媒体からコンテンツデータを他の情報処理装置
    または他の記録媒体に出力可能な情報処理装置における
    情報処理方法であり、 前記コンテンツ格納記録媒体に格納されたコンテンツデ
    ータについての、前記他の情報処理装置または他の記録
    媒体に対するコピー可否判定処理を、前記コンテンツデ
    ータ毎のコピー可能回数を設定したコピー履歴テーブル
    に基づいて判定することを特徴とする情報処理方法。
  13. 【請求項13】前記コピー履歴テーブルには、コピー可
    能回数に対応して設定されるコピー番号と、コピー番号
    毎に対応して設定されるコピー格納先メディアID設定
    欄を有し、 前記コピー可否判定処理は、 コンテンツデータのコピー先となる他の情報処理装置ま
    たは他の記録媒体の識別子を前記コピー格納先メディア
    ID欄に記録可能か否かを判定するステップと、 前記コピー格納先メディアID欄に記録可能であること
    を条件として前記コンテンツ格納記録媒体からのコピー
    を可能と判定するステップと、 を含むことを特徴とする請求項12に記載の情報処理方
    法。
  14. 【請求項14】前記情報処理方法において、さらに、 前記コンテンツ格納記録媒体の識別子と、前記情報処理
    装置に格納されたマスターキーとに基づいて、暗号化キ
    ーを生成し、 前記暗号化キーに基づいて前記コピー履歴テーブルを暗
    号化して前記コンテンツ格納記録媒体、または該コンテ
    ンツ格納記録媒体を装着した情報処理装置内のメモリに
    格納する処理を実行することを特徴とする請求項12に
    記載の情報処理方法。
  15. 【請求項15】前記コピー履歴テーブルには、コピー可
    能回数に対応して設定されるコピー番号と、コピー番号
    毎に対応して設定されるコピー格納先メディアID設定
    欄を有し、 前記コピー可否判定処理は、 コンテンツデータのコピー先となる他の情報処理装置ま
    たは他の記録媒体の識別子と同一の識別子が既に前記コ
    ピー格納先メディアID欄に記録されている場合には、
    同一の識別子を有する他の情報処理装置または他の記録
    媒体に対する前記コンテンツ格納記録媒体からのコピー
    を実行可と判定することを特徴とする請求項12に記載
    の情報処理方法。
  16. 【請求項16】前記情報処理方法において、さらに、 コピーの可否を設定したコピー制御情報に基づいて、前
    記コンテンツデータを格納したコンテンツ格納記録媒体
    からのコンテンツデータのコピーの可否を判定するステ
    ップを有し、 前記コピー制御情報には、コピーの可否とともに、コピ
    ーの許容回数が設定されていることを示す態様として
    の、コピー数制限ありを示す情報を含み、 前記コピー制御情報がコピー数制限ありを示す情報であ
    るか否かを判定し、 コピー数制限ありを示すコピー制御情報であると判定さ
    れたことを条件として、前記他の情報処理装置または他
    の記録媒体に対するコピー可否判定処理を、前記コンテ
    ンツデータ毎のコピー可能回数を設定したコピー履歴テ
    ーブルに基づいて実行することを特徴とする請求項12
    に記載の情報処理方法。
  17. 【請求項17】前記情報処理方法は、さらに、 コンテンツデータの受信に際して、コピーの可否を設定
    したコピー制御情報を受信し、 コピー制御情報が、コピーの許容回数が設定されている
    ことを示す態様としてのコピー数制限ありを示す情報で
    ある場合に、前記コピー履歴テーブルを生成して、生成
    したコピー履歴テーブルに基づくコピー制御処理を実行
    することを特徴とする請求項12に記載の情報処理方
    法。
  18. 【請求項18】前記情報処理方法は、さらに、 コンテンツデータの受信に際して、コピーの可否を設定
    したコピー制御情報を受信し、コピー制御情報が、コピ
    ーの許容回数が設定されていることを示す態様としての
    コピー数制限ありを示す情報であり、さらにコピーの許
    容回数の指定データが前記コピー制御情報中に含まれる
    場合に、前記コピー履歴テーブルを、前記コピー制御情
    報中のコピーの許容回数データに基づいて生成して、生
    成したコピー履歴テーブルに基づくコピー制御処理を実
    行することを特徴とする請求項17に記載の情報処理方
    法。
  19. 【請求項19】前記情報処理方法は、さらに、 コンテンツデータの受信に際して、コピーの可否を設定
    したコピー制御情報を受信し、コピー制御情報が、コピ
    ーの許容回数が設定されていることを示す態様としての
    コピー数制限ありを示す情報であり、コピーの許容回数
    の指定データが前記コピー制御情報中に含まれない場合
    に、前記コピー履歴テーブルを、前記情報処理装置に予
    め設定済みのコピー許容回数データに基づいて生成し
    て、生成したコピー履歴テーブルに基づくコピー制御処
    理を実行することを特徴とする請求項17に記載の情報
    処理方法。
  20. 【請求項20】前記情報処理方法は、さらに、 コンテンツデータの受信に際して、受信コンテンツに対
    応するコピー履歴テーブルを受信し、受信したコピー履
    歴テーブルに基づくコピー制御処理を実行することを特
    徴とする請求項12に記載の情報処理方法。
  21. 【請求項21】コンテンツデータを格納した情報記録媒
    体であり、 前記記録媒体に格納されたコンテンツデータについて、
    コンテンツデータ毎のコピー可能回数を設定したコピー
    履歴テーブルを格納したことを特徴とする情報記録媒
    体。
  22. 【請求項22】前記コピー履歴テーブルには、コピー可
    能回数に対応して設定されるコピー番号と、コピー番号
    毎に対応して設定されるコピー格納先メディアID設定
    欄を有することを特徴とする請求項21に記載の情報記
    録媒体。
  23. 【請求項23】前記コピー履歴テーブルは、 前記コンテンツ格納記録媒体の識別子と、前記情報処理
    装置に格納されたマスターキーとに基づいて生成される
    暗号化キーで暗号化されて格納された構成であることを
    特徴とする請求項21に記載の情報記録媒体。
  24. 【請求項24】前記コピー履歴テーブルには、複数のコ
    ンテンツデータの各々に対応して許容可能な個別のコピ
    ー可能回数が設定された構成であることを特徴とする請
    求項21に記載の情報記録媒体。
  25. 【請求項25】コンテンツ格納記録媒体に格納されたコ
    ンテンツデータについての、他の情報処理装置または他
    の記録媒体に対するコピー可否判定処理をコンピュータ
    ・システム上で実行せしめるコンピュータ・プログラム
    を提供するプログラム提供媒体であって、前記コンピュ
    ータ・プログラムは、 コンテンツデータのコピー先となる他の情報処理装置ま
    たは他の記録媒体の識別子を前記コピー格納先メディア
    ID欄に記録可能か否かを判定するステップと、 前記コピー格納先メディアID欄に記録可能であること
    を条件として前記コンテンツ格納記録媒体からのコピー
    が可能であると判定するステップと、 を有することを特徴とするプログラム提供媒体。
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