JP2001350635A - 電文一括処理システムの起動スケジューリングシステム及び起動スケジューリング方法 - Google Patents

電文一括処理システムの起動スケジューリングシステム及び起動スケジューリング方法

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JP2001350635A
JP2001350635A JP2000170803A JP2000170803A JP2001350635A JP 2001350635 A JP2001350635 A JP 2001350635A JP 2000170803 A JP2000170803 A JP 2000170803A JP 2000170803 A JP2000170803 A JP 2000170803A JP 2001350635 A JP2001350635 A JP 2001350635A
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JP2000170803A
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Takahiro Okura
高広 大倉
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の電文データファイルに対して優先順位
を考慮して起動スケジューリングを行い、自動的にトラ
ンザクション処理を行うことを可能として、処理効率の
向上を図り、かつ人為的な操作ミスを削減する。 【解決手段】 電文データファイル13ごとのトランザ
クション処理の実行を木構造化して階層的に管理するた
めの階層管理データを有し、必要に応じて同一階層の階
層管理データに優先度を付与し、また木構造化した階層
管理データは、最上層から最下層に至る階層レベルが全
て同一になるように作られ、最下層の階層管理データが
電文データファイル13に対応する電文一括処理データ
ベース12を用い、電文一括処理制御部11は、運用端
末装置20から投入されたコマンドに対する電文データ
ファイル13ごとのトランザクション処理の順番を決定
し、起動スケジューリングを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一のデータ処理
を行う種類ごとに振り分けた電文データを格納する電文
データファイルに対してセンターカットのトランザクシ
ョン処理による一括処理を行う電文一括処理システムに
おいて、トランザクション処理を起動する順番を決定す
る起動スケジューリングを行う起動スケジューリングシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】銀行のバンキングシステムにおける利用
明細などのような同一のデータ処理を行う種類ごとに振
り分けた電文データを格納する電文データファイルに対
してセンターカットのトランザクション処理による一括
処理を行う電文一括処理システムにおいて、電文データ
ファイルに対するトランザクション処理を行う場合、従
来は、オペレータが処理を行うべき電文データファイル
を指定して起動コマンドを投入することにより必要なア
プリケーションを起動して処理を行っていた。
【0003】従って、処理を行うべき電文データファイ
ルが複数あるときは、電文データファイルの種類等に基
づく処理の優先順位を考慮しつつ、1つ1つの電文デー
タファイルに対して、それぞれトランザクション処理が
終了するごとに、逐次的にオペレータが起動コマンドを
投入する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電文一
括処理システムでは、処理を行うべき電文データファイ
ルが複数ある場合に、処理の優先順位を考慮しつつ、逐
次的に起動コマンドを投入しなければならないため、オ
ペレータが運用端末装置に常駐する必要があり、効率が
悪いという欠点があった。
【0005】また、処理が複雑になるとオペレータが投
入するコマンドも増え、人為的な操作ミスが発生する可
能性が増大するという欠点があった。
【0006】本発明は、上記従来の欠点を解消し、複数
の電文データファイルに対して優先順位を考慮して起動
スケジューリングを行い、自動的にトランザクション処
理を行うことを可能として、処理効率の向上を図り、か
つ人為的な操作ミスを削減することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の電文一括処理システムの起動スケジューリング
システムは、同一のデータ処理を行う種類ごとに振り分
けた電文データを格納する電文データファイルと、該電
文データに対して種々のデータ処理を行うためのアプリ
ケーションプログラムと、前記電文データファイルから
読み出した電文データに対して前記アプリケーションプ
ログラムによってトランザクション処理を実行する電文
一括処理実行手段を備える電文一括処理システムにおい
て、前記電文データファイルごとのトランザクション処
理の順番を決定し、前記電文一括処理実行手段により実
行する処理の起動スケジューリングを行う電文一括処理
制御手段と、前記電文一括処理制御手段による起動スケ
ジューリングの際に参照する電文一括処理データベース
とを備え、前記電文一括処理データベースは、前記電文
データファイルごとのトランザクション処理の実行を木
構造化して階層的に管理するための階層管理データを有
し、前記階層管理データは同一階層ごとに優先度を必要
に応じて付与することができ、また木構造化した前記階
層管理データは、最上層から最下層に至る階層レベルが
全て同一になるように作られ、最下層の階層管理データ
が前記電文データファイルに対応することを特徴とす
る。
【0008】請求項2の本発明の電文一括処理システム
の起動スケジューリングシステムは、前記階層管理デー
タ内の各階層間の優先度は、最上層から最下層に向かっ
て順に小さくなるように設定することを特徴とする。
【0009】請求項3の本発明の電文一括処理システム
の起動スケジューリングシステムは、前記電文一括処理
制御手段は、端末装置から投入される前記電文一括処理
データベースの階層を指定するコマンドを検査し、該コ
マンドによって指定された階層及び指定階層よりも下位
の階層における優先度に基づき最下層の階層管理データ
を選択し、前記最下層の階層管理データの選択に際し、
最下層を除くある一つの階層を基準階層とし、当該基準
階層の階層管理データを基準階層までの優先度に基づい
て順次選択し、選択した基準階層の階層管理データ配下
内の最下層の階層管理データを、前記基準階層より下位
の階層の優先度に基づいて1つだけ選択し、前記最下層
の階層管理データを全て選択するまで、前記基準階層の
階層管理データの優先度に基づく選択を順次繰り返すこ
とにより、前記最下層の階層管理データに対応した前記
電文データファイルごとに、トランザクション処理の順
番を決定し起動スケジューリングを行なうことを特徴と
する。
【0010】請求項4の本発明の電文一括処理システム
の起動スケジューリングシステムは、前記電文一括処理
制御手段は、前記電文一括処理実行手段が起動できるタ
スク数に応じた前記最下層の階層管理データを、優先度
の高い順にかつ異なる前記基準階層の階層管理データ配
下の前記最下層の階層管理データを優先するように、選
択することを特徴とする。
【0011】請求項5の本発明の電文一括処理システム
の起動スケジューリングシステムは、前記電文一括処理
制御手段は、前記電文一括処理実行手段で処理対象とな
っている前記基準階層より優先度の高い他の基準階層に
対するコマンドが入力されて場合に、処理対象となって
いる前記基準階層の階層管理データ配下の最下層の階層
管理データに対応する前記電文データファイルに対する
処理を一旦停止させ、前記優先度の高い他の基準階層の
階層管理データ配下の最下層の階層管理データに対応す
る前記電文データファイルに対する処理を行なうと共
に、当該処理が終了後、停止した前記基準階層の階層管
理データ配下の最下層の階層管理データに対応する前記
電文データファイルに対する処理を再開させることを特
徴とする。
【0012】請求項6の本発明の電文一括処理システム
の起動スケジューリングシステムは、前記電文一括処理
制御手段は、選択した前記基準階層の階層管理データ配
下の最下層の階層管理データに対応する電文データファ
イルの電文データの処理が所定数終了する毎に、当該電
文データファイルに対する処理を一旦停止させ、前記優
先度に従い他の前記基準階層の階層管理データ配下の最
下層の階層管理データを順次選択することを特徴とす
る。
【0013】請求項7の本発明の電文一括処理システム
の起動スケジューリング方法は、同一のデータ処理を行
う種類ごとに振り分けた電文データを格納する電文デー
タファイルと、該電文データに対して種々のデータ処理
を行うためのアプリケーションプログラムと、前記電文
データファイルから読み出した電文データに対して前記
アプリケーションプログラムによってトランザクション
処理を実行する電文一括処理実行手段を備える電文一括
処理システムにおいて、前記電文データファイルごとの
トランザクション処理の実行を木構造化して階層的に管
理するための階層管理データを有し、前記階層管理デー
タは同一階層ごとに優先度を必要に応じて付与すること
ができ、また木構造化した前記階層管理データは、最上
層から最下層に至る階層レベルが全て同一になるように
作られ、最下層の階層管理データが前記電文データファ
イルに対応し、端末装置から投入される前記電文一括処
理データベースの階層を指定するコマンドを検査し、該
コマンドによって指定された階層及び指定階層よりも下
位の階層における優先度に基づき最下層の階層管理デー
タを選択し、前記最下層の階層管理データの選択に際
し、最下層を除くある一つの階層を基準階層とし、当該
基準階層の階層管理データを基準階層までの優先度に基
づいて順次選択し、選択した基準階層の階層管理データ
配下内の最下層の階層管理データを、前記基準階層より
下位の階層の優先度に基づいて1つだけ選択し、前記最
下層の階層管理データを全て選択するまで、前記基準階
層の階層管理データの優先度に基づく選択を順次繰り返
すことにより、前記最下層の階層管理データに対応した
前記電文データファイルごとに、トランザクション処理
の順番を決定し起動スケジューリングを行なうことを特
徴とする。
【0014】請求項8の本発明の電文一括処理システム
の起動スケジューリング方法は、前記電文一括処理実行
手段が起動できるタスク数に応じた前記最下層の階層管
理データを、優先度の高い順にかつ異なる前記基準階層
の階層管理データ配下の前記最下層の階層管理データを
優先するように、選択することを特徴とする。
【0015】請求項9の本発明の電文一括処理システム
の起動スケジューリング方法は、前記電文一括処理実行
手段で処理対象となっている前記基準階層より優先度の
高い他の基準階層に対するコマンドが入力されて場合
に、処理対象となっている前記基準階層の階層管理デー
タ配下の最下層の階層管理データに対応する前記電文デ
ータファイルに対する処理を一旦停止させ、前記優先度
の高い他の基準階層の階層管理データ配下の最下層の階
層管理データに対応する前記電文データファイルに対す
る処理を行なうと共に、当該処理が終了後、停止した前
記基準階層の階層管理データ配下の最下層の階層管理デ
ータに対応する前記電文データファイルに対する処理を
再開させることを特徴とする。
【0016】請求項10の本発明の電文一括処理システ
ムの起動スケジューリング方法は、選択した前記基準階
層の階層管理データ配下の最下層の階層管理データに対
応する電文データファイルの電文データの処理が所定数
終了する毎に、当該電文データファイルに対する処理を
一旦停止させ、前記優先度に従い他の前記基準階層の階
層管理データ配下の最下層の階層管理データを順次選択
することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施例に係る起動スケ
ジューリングシステムを実現する電文一括処理システム
の構成を示すブロック図である。
【0019】図示のように、本実施例に用いられる電文
一括処理システム10は、同一のデータ処理を行う種類
ごとに振り分けた電文データを格納する電文データファ
イル13と、電文データに対して種々のデータ処理を行
うためのアプリケーションプログラム14と、電文デー
タファイル13から読み出した電文データに対してトラ
ンザクション処理を実行する電文一括処理実行部15
と、電文データファイル13ごとのトランザクションの
処理の順番を決定し起動スケジューリングを行う電文一
括処理制御部11と、電文一括処理制御部11による起
動スケジューリングの際に参照する電文一括処理データ
ベース12とを備える。
【0020】また、電文一括処理システム10には、外
部から所定のコマンドを投入するための運用端末装置2
0を接続してある。
【0021】上記の構成のうち、電文データファイル1
3と、アプリケーションプログラム14と、電文一括処
理実行部15とは、従来のものと同様である。
【0022】したがって、電文一括処理実行部15は、
電文データファイル13から読み出した電文データに対
し、適当なアプリケーションプログラム14によって所
定のトランザクション処理を行う。
【0023】電文一括処理データベース12は、電文デ
ータファイル13を電文データファイルごとのトランザ
クション処理の実行を木構造化し階層的に管理するため
の階層管理データを有し、かつこの階層は4階層からな
る木構造を有する。
【0024】また、この木構造は全て4階層からなり、
一部の木構造が1あるいは2あるいは3階層まで止まっ
てしまうことはないものとする。
【0025】この木構造において、第1階層のノードは
処理グループの種類を示し、第2階層のノードは日付情
報を示し、第3階層のノードは系列グループを示し、第
4階層のノードは処理系列を示す。
【0026】かかる階層のうち、第4階層(最下層)の
ノードである処理系列の各々が電文データファイル13
に1対1で対応し、各々の処理系列と電文データファイ
ル13を対応付ける情報を格納できるものとする。
【0027】また、各階層において、同一階層の階層管
理データに必要に応じて優先度を付与することができ、
ここではその優先度を階層の番号が小さいものほど優先
されるものとする。つまり、第1階層>第2階層>第3
階層>第4階層、とするのである。
【0028】ただし、第2階層のノードは、日付情報を
示しているので優先度は自動的に日付順になるように付
与するものとする。
【0029】また、第3階層のノードである系列グルー
プを基準階層とし、この基準階層である系列グループの
階層管理データ毎に、電文一括処理実行部15を実行す
るタスクを割当て、異なる系列グループ配下の処理系列
を優先して起動スケジュールし、タスクに空きがある場
合には同じ系列グループの処理系列でも起動スケジュー
ルを行うものとする。
【0030】電文一括処理制御部11は、運用端末装置
20から投入されるコマンドに応じて、トランザクショ
ン処理を起動する順番を決定する起動スケジューリング
を行う。
【0031】投入されるコマンドには、例えば、処理グ
ループのみを指定するコマンド(コマンド形式1)、処
理グループと日付情報とを指定するコマンド(コマンド
形式2)、処理グループと日付情報と系列グループとを
指定するコマンド(コマンド形式3)、処理グループと
日付情報と系列グループと処理系列の全てを指定するコ
マンド(コマンド形式4)の4種類が設定される。
【0032】次に、本実施例の動作について図3のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0033】運用端末装置20からコマンドが投入され
ると(ステップ301)、電文一括処理制御部11は入
力したコマンドの形式を検査してコマンドの種類を判断
する(ステップ302)。
【0034】次に、電文一括処理制御部11は、電文一
括処理データベース12を参照し、入力したコマンドに
よって指定された階層及びそれよりも下位の階層におけ
る各ノードの優先度を判断する(ステップ303)。
【0035】そして、優先度の高い順に、電文一括処理
実行部15が起動できるタスク数に応じた個数の処理系
列を、優先度の高い順に、かつ異なる系列グループ配下
の処理系列を優先するように選択し、またタスクに空き
がある場合には同じ系列グループ売価の処理系列も選択
し(ステップ304)、処理系列の優先度順に起動スケ
ジューリングを行う(ステップ305)。
【0036】すなわち、上述した例におけるコマンド形
式1のコマンドが投入された場合には、コマンドで指定
された処理グループにおける最も古い日付情報の全系列
グループの全処理系列が起動スケジューリングの対象と
なる。
【0037】つまり、コマンド形式1の場合、日付情報
が存在したとしても、1回のオペレーションで対象とな
る日付情報は1つだけとなる。
【0038】また、コマンド形式2のコマンドが投入さ
れた場合には、コマンドで指定された処理グループの指
定された日付における全系列グループの全処理系列が起
動スケジューリングの対象となる。
【0039】また、コマンド形式3のコマンドが投入さ
れた場合には、コマンドで指定された処理グループの指
定された日付の指定された系列グループにおける全処理
系列が起動スケジューリングの対象となる。
【0040】また、コマンド形式4のコマンドが投入さ
れた場合には、コマンドで指定された処理グループの指
定された日付の指定された系列グループの指定された処
理系列が起動スケジューリングの対象となる。
【0041】また、全てのコマンド形式において、コマ
ンドを投入した日付より新しい日付情報のものは、起動
スケジュールされないものとする。
【0042】なお、電文一括処理制御部11が一度に起
動スケジューリングを行う処理系列の数は、上述したよ
うに電文一括処理実行部15が起動できるタスク数に依
存する。
【0043】このため、例えば電文一括処理実行部15
の起動可能なタスク数が2個である場合、電文一括処理
制御部11は、後述するように電文一括処理実行部15
によるトランザクション処理が終了するたびに処理系列
を2個ずつ選択して起動スケジューリングを行う。
【0044】この後、電文一括処理制御部11は、起動
スケジューリングにしたがって電文一括処理実行部15
を起動してトランザクション処理を実行させ(ステップ
306)、処理の終了待ちとなる。
【0045】電文一括処理実行部15によるトランザク
ション処理が終了すると、電文一括処理実行部15から
処理の終了通知が出力され、これを電文一括処理制御部
11が受け付ける(ステップ307)。
【0046】電文一括処理制御部11は、電文一括処理
実行部15からの終了通知を取得すると、コマンドで指
定された全ての処理系列について処理を終了したか否か
について確認する(ステップ308)。
【0047】そして、未処理の処理系列がまだ残ってい
る場合には、処理の終了した処理系列の次に優先度の高
い、かつ異なる系列グループ配下の処理系列を優先して
選択し(ステップ309)、起動スケジューリングを行
う(ステップ305)。
【0048】コマンドで指定された全ての処理系列につ
いてトランザクション処理を終了した場合には、電文一
括処理制御部11の全処理が終了する(ステップ30
8)。
【0049】ここで、運用端末装置20からコマンドを
投入した際の本実施例の作用について、いくつかのコマ
ンドについて例を挙げて説明する。
【0050】なお、電文一括処理データベース12は図
2に示す構造を有し、各々の処理系列に対応した電文デ
ータファイルが用意され、処理系列と電文データファイ
ルを対応させる情報が電文一括処理データベース12に
格納されている。また、投入するコマンドは上述したコ
マンド形式の例によるものとし、電文一括処理実行部1
5が起動できるタスク数は2個とする。
【0051】第1の例として、処理グループPG1の処
理系列にAF1<AF2、AF3<AF4という優先度
が付与されており、系列グループには優先度が付与され
ていないものとし、処理グループPG1を起動するコマ
ンド形式1のコマンドが投入された場合を考える。
【0052】この場合、一度に起動スケジューリングで
きる処理系列は2個であるから、電文一括処理制御部1
1は、まず系列グループAG11配下の処理系列の優先
度に従って、AF2のスケジューリングを行う。
【0053】次に、異なる系列グループ配下の処理系列
を優先して選択するので、電文一括処理制御部11は、
系列グループAG12配下の処理系列を優先度に従って
AF4の起動スケジューリングを行う。
【0054】そして、処理系列AF2あるいはAF4に
対応する電文データファイルに対する、電文一括処理実
行部15の処理が終了すると、電文一括処理制御部11
は、系列グループAF11配下の処理系列を優先度に従
ってAF1の起動スケジューリングを行う。
【0055】次に、処理系列AF2あるいはAF4に対
応する電文データファイルに対する、電文一括処理実行
部15の処理が終了すると、電文一括処理制御部11
は、電文一括処理制御部11は、系列グループAF12
配下の処理系列を優先度に従ってAF3の起動スケジュ
ーリングを行う。
【0056】なお、系列グループには優先度が付与され
ていないが、この場合電文一括処理データベースに登録
された順に実行されるものとする。上記の場合、系列グ
ループAG11が先に登録されたものとする。
【0057】第2の例として、処理グループPG1の系
列グループにAG11<AG12という優先度が付与さ
れ、処理系列には優先度が付与されていないものとし、
処理グループPG1を起動するコマンド形式1のコマン
ドが投入された場合を考える。
【0058】この場合、一度に起動スケジューリングで
きる処理系列は2個であるから、優先度に従って系列グ
ループAG12が選択され、電文一括処理制御部11
は、まず処理系列AF3に対して起動スケジューリング
を行う。
【0059】次に、異なる系列グループ配下の処理系列
を優先して選択するので、系列グループAG11が選択
され、電文一括処理制御部11は、まず処理系列AF1
に対して起動スケジューリングを行う。
【0060】処理系列には優先度が付与されていない
が、電文一括処理データベースに登録された順に実行さ
れるものとする。上記の場合、処理系列AF4よりAF
3が、また処理系列AF2よりAF1が先に登録された
ものとする。
【0061】そして、処理系列AF3あるいはAF1に
対応する電文データファイルに対する、電文一括処理実
行部15の処理が終了すると、電文一括処理制御部11
は、上記の優先度に従って系列グループAG12を選択
し、処理系列AF4に対する起動スケジューリングを行
う。
【0062】次に、処理系列AF3あるいはAF1に対
応する電文データファイルに対する、電文一括処理実行
部15の処理が終了すると、電文一括処理制御部11
は、電文一括処理制御部11は、系列グループAG11
の処理系列AF2に対する起動スケジューリングを行
う。
【0063】第3の例として、処理グループにPG1<
PG2という優先度が付与され、系列グループ及び処理
系列には優先度が付与されていないものとし、処理グル
ープPG1、PG2の順で処理グループを指定するコマ
ンド形式1のコマンドが投入された場合について考え
る。以下、図4のフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0064】この場合、電文一括処理制御部11は、ま
ず先に投入されたコマンドによって指定された処理グル
ープPG1の下層の処理系列AF1〜AF4を起動する
起動スケジューリングを行おうとする。
【0065】しかし、電文一括処理制御部11の起動タ
スクは2個であり、かつ異なる系列グループ配下の処理
系列を優先して選択するので、系列グループAG11の
処理系列AF1と、系列グループAG12の処理系列A
F3の起動スケジューリングを行う(ステップ40
1)。
【0066】ここで、系列グループAG11、AG12
と処理系列AF1、AF2、AF3、AF4には優先度
が付与されていないが、電文一括処理データベースに登
録された順に実行されるものとする。上記の場合、系列
グループAG12よりAG11が、処理系列AF2より
AF1が、また処理系列AF4よりAF3が先に登録さ
れたものとする。
【0067】次に、処理系列AF1あるいはAF3に対
応する電文データファイルに対する、電文一括処理実行
部15の処理が終了すると、電文一括処理制御部11
は、優先度の高い処理グループPG2を指定するコマン
ドが入力されているので(ステップ402)、処理グル
ープの優先度を考慮して、処理グループPG1の残った
処理系列AF2とAF4について起動スケジューリング
を行わず(処理グループPG1に対するスケジューリン
グと処理を一旦停止)(ステップ403)、処理グルー
プPG2の下層の処理系列AF5〜AF8を対象とし
て、起動スケジューリングを行う(ステップ404)。
【0068】ここでは、異なる系列グループ配下の処理
系列を優先して選択するので、系列グループAG21の
処理系列AF5と、系列グループAG22の処理系列A
F7の起動スケジューリングを行う。
【0069】ここで、系列グループAG21、AG22
と処理系列AF5、AF6、AF7、AF8には優先度
が付与されていないが、電文一括処理データベースに登
録された順に実行されるものとする。上記の場合、系列
グループAG22よりAG21が、処理系列AF6より
AF5が、また処理系列AF8よりAF7が先に登録さ
れたものとする。
【0070】そして、処理系列AF5、AF7について
の電文一括処理実行部15の処理が終了した後、電文一
括処理制御部11は、処理グループの優先度を考慮し
て、処理グループPG1の残った処理系列AF2とAF
4について起動スケジューリングを行わず、処理グルー
プPG2の下層の処理系列AF6、AF8を対象とし
て、起動スケジューリングを行う。すなわち、処理グル
ープPG2下層の全ての処理系列の処理が終了するま
で、処理グループPG2に対する処理を続行する(ステ
ップ405)。
【0071】以上のようにして、処理グループPG2の
下層の処理系列について全て電文一括処理実行部15の
処理が終了した後、電文一括処理制御部11は、残され
た処理グループPG1の処理系列AF2、AF4につい
て起動スケジューリングを行う(ステップ406)。処
理グループPG1の下層の全ての処理系列の処理が終了
するまでに(ステップ407)、優先度の高い他の処理
グループに対するコマンドが入力された場合には、上記
と同様に処理がなされる。
【0072】このように本実施例では、始めに起動して
いた処理グループの処理系列に対する処理を一旦停止
し、処理を優先したい処理グループの処理系列について
の処理を行い、かかる処理が終了した後、始めに起動し
ていた処理グループの処理系列に対する処理を再起動す
るといった複雑な手続きをオペレータによるオペレーシ
ョンを行うことなく実現することができる。
【0073】また、本実施例では、電文一括処理実行部
15によるトランザクション処理は、電文データファイ
ル内の電文データを全て処理するまで、タスクを占有し
て行う常駐型で処理をしているが、間欠動作機能を有す
る電文一括処理システムの場合、電文一括処理実行部1
5は、事前に決められた数の電文データを処理するとト
ランザクション処理を休止し、タスクは解放され、電文
一括処理制御部11に制御が戻り、次の新たな起動スケ
ジューリングを行うので、基準階層つまり系列グループ
ごとに電文データファイルの電文データの処理件数が平
均化され進んでゆくといった処理も可能になる。
【0074】次に、本実施例を銀行業務に利用した場合
を例として、本実施例についてさらに詳細に説明する。
【0075】本実施例を銀行業務に利用する場合、電文
一括処理データベース12の各階層は、例えば、第1階
層の処理グループが企業持ち込みの自動振替用データM
Tの単位を、第2階層の日付情報が振替の実行開始日時
を、第3階層の系列グループが店番号(各支店単位の番
号)を、第4階層の処理系列が預金単位の科目(普通、
当座、定期等)を示すものとする。
【0076】ここでは、A社、B社、C社の処理グルー
プごとに図5、図6、図7に示す構造の電文一括処理デ
ータベース12を構築する。
【0077】すなわち、A社の処理グループは、系列グ
ループにA店>B店>C店のように優先度を持たせ、処
理系列は、普通預金>定期預金のように優先度を持たせ
る。
【0078】同様に、B社の処理グループは、系列グル
ープにA店<B店=C店のように優先度を持たせ、処理
系列は、普通預金>定期預金のように優先度を持たせ
る。
【0079】また、C社の処理グループは、系列グルー
プにA店<B店<C店のように優先度を持たせ、処理系
列は、普通預金>定期預金のように優先度を持たせる。
【0080】さらに、各処理グループ間にA社>B社>
C社のように優先度を持たせる。
【0081】また日付情報は説明を簡単にするために単
一とし、例として図示のように、20001130の数
字で西暦2000年11月30日を示すものとする。
【0082】上記のように構成したシステムにおいて、
A社の給与振り込み用(入金)のデータMT(マスター
テープ、電文データを格納した磁気テープ)と、B社の
公共料金の引き落とし用(出金)のデータMTと、C社
の公共料金の引き落とし用(出金)のデータMTとを持
ち込んだ場合について説明する。
【0083】なお、係る電文データは、このように各銀
行で作成された電文データを格納した磁気テープから入
力する方式の他に、通信ネットワークを介してオンライ
ンで入力するものとしてもよい。
【0084】本システムは、渡されたデータMTを電文
データの種類ごとに振り分けた電文データファイルを作
成し、図5ないし図7に示すデータベース構造の各処理
系列と電文データファイルが1対1に対応するように電
文一括処理データベースに登録しておく。
【0085】なお、データMTの中にはこのような振り
分けを行うためのキー等が格納してある。
【0086】まず、A社の処理グループについての入金
処理を行うための処理を起動する。
【0087】なおコマンド形式1の処理グループのみを
指定して起動したものとする。
【0088】図5に示したように、系列グループにA店
>B店>C店の優先度、処理系列に普通預金>定期預金
の優先度を持たせている場合、A店の普通預金、A店の
定期預金、B店の普通預金、B店の定期預金、C店の普
通預金、C店の定期預金の順で起動スケジューリングを
行って処理を実行する。このように各店舗では、必ず普
通預金の処理が最初に終わり、次に定期預金の処理が終
わることになる。
【0089】次に、B社の処理グループについての出金
処理を行うための処理を起動する。
【0090】なおコマンド形式1の処理グループのみを
指定して起動したものとする。
【0091】図6に示したように、系列グループにA店
<B店=C店の優先度、処理系列に普通預金>定期預金
の優先度を持たせている場合、B店の普通預金、B店の
定期預金、C店の普通預金、C店の定期預金、A店の普
通預金、A店の定期預金の順で起動スケジューリングを
行って処理を実行する。このように各店舗では、必ず普
通預金の処理が最初に終わり、次に定期預金の処理が終
わることになる。
【0092】なお本処理グループにおいては、B店とC
店との優先度に優劣がないためいずれの系列グループの
処理系列を先に処理してもよいが、一般には系列グルー
プの登録順等の基準により先にアクセスする系列グルー
プから処理を開始する。
【0093】次に、C社の処理グループについての出金
処理を行うための処理を起動する。
【0094】なおコマンド形式1の処理グループのみを
指定して起動したものとする。
【0095】図7に示したように、系列グループにA店
<B店<C店の優先度、処理系列に普通預金>定期預金
の優先度を持たせている場合、C店の普通預金、C店の
定期預金、B店の普通預金、B店の定期預金、A店の普
通預金、A店の定期預金の順で起動スケジューリングを
行って処理を実行する。このように各店舗では、必ず普
通預金の処理が最初に終わり、次に定期預金の処理が終
わることになる。
【0096】以上の各処理と同様の処理をコマンド形式
4のように処理系列まですべて指定してオペレータがコ
マンドを逐次投入することによっても実行することはで
きるが、上記のように優先度を設定してコマンド形式1
で指定することによって1回のコマンド投入で実行する
ことができ、オペレータのコマンド投入時等の人為的ミ
スを回避することができる。
【0097】次に、センターカットによる電文データフ
ァイルのトランザクション処理に2つのタスクしか使用
できない場合について説明する。
【0098】このような場合としては、たとえば日中の
オンライン処理が忙しい時間帯等で、銀行業務のオンラ
イン処理を実行するためにシステムのほとんどのタスク
が使用されている場合などが該当する。
【0099】このとき、コマンド形式1の処理グループ
のみの指定でA社の処理グループについての入金処理を
行うための処理を起動する。
【0100】すると、電文データファイルのトランザク
ション処理を実行できるタスク数が2つであるためA店
の普通預金、A店の定期預金の順で2つの処理系列を実
行し残りの処理は実行待ちとなる。
【0101】ここで、A社の処理グループについての入
金処理が終了していない段階でオペレータがミスをして
B社の処理グループについての出金処理を行うための起
動を命じた場合であっても、A社とB社の処理グループ
の優先度をA社>B社としてあるため、A社の残りの処
理系列を跳び越してB社の処理系列が実行されることは
ない。B社の処理系列はA社の処理系列の実行をすべて
終了した後に実行されることとなる。
【0102】また上記のような状態で、A社の処理グル
ープについての入金処理が終わった後に、通常B社から
の出金処理を行うべきところを何らかの都合でB社の電
文データファイルが作成されておらず、このためC社の
処理グループについての処理を先に起動した場合につい
て説明する。
【0103】ここでは、トランザクション処理を実行で
きるタスク数が処理すべき処理系列の数よりも少ないた
め、銀行業務のオンライン処理に支障を来たさないよう
に、C社のC店の普通預金、同C店の定期預金の順で処
理系列が実行され、残りの処理は実行待ちとなる。
【0104】ここでB社の電文データファイルがそろ
い、B社の処理グループを起動しようとする場合、従来
のようにC社の処理をいったん中断してB社の処理を実
行することもできる。
【0105】しかし、処理系列の途中で中断するとデー
タ処理が中途半端になるので好ましくない。そこで、優
先度を利用して処理を実行する。
【0106】すなわち、B社はC社よりも優先度を高く
設定してあるので、このままB社の処理グループについ
ての処理を起動すると、前述したC社の2つの処理系列
の実行後、優先度にしたがってB社の処理グループのB
店の普通預金、同B店の定期預金、同C店の普通預金、
同C店の定期預金、同A店の普通預金、同A店の定期預
金の順で起動スケジューリングを行い処理を実行する。
【0107】そして、B社の処理グループについてすべ
ての処理が終了した後、自動的にC社の残りの処理系列
についての処理を実行することとなる。
【0108】このように、優先度を適当に設定しておく
ことによって、単にB社の処理グループについての処理
を起動することのみによって上述したような複雑な手順
の処理を実行することができる。
【0109】次に、間欠動作機能を有する電文一括処理
システムの場合について説明する。上記実施の形態で
は、処理系列内の全ての電文データファイルに対する処
理が終了しないと、次の処理系列を実行しない構成(す
なわち、常駐型の電文一括処理)を示したが、以下の実
施の形態では、間欠動作機能を有する電文一括処理を行
なう。すなわち、処理系列内の全ての電文データファイ
ルに対する処理が終了しなくとも、他の処理系列の処理
を実行できる。この場合、ある処理単位で、処理系列の
処理を一旦休止して、他の処理系列の処理を行なうよう
に再スケジュールを行なうことになるので、系列グルー
プ単位で、ある処理系列の処理を平均化して進めること
が可能となる。以下、図8のフローチャートと共に説明
する。
【0110】例えば、センターカットによる電文データ
ファイルのトランザクション処理に1つのタスクしか使
用できない場合について説明する。
【0111】このとき、コマンド形式1の処理グループ
のみの指定でA社の処理グループについての入金処理を
行うための処理を起動する。
【0112】すると、電文データファイルのトランザク
ション処理を実行できるタスク数が1つであるためA店
(系列グループ)の普通預金(処理系列)の処理を実行
する(ステップ801)。
【0113】全ての処理系列の処理又は当該普通預金の
処理が終了していなければ(ステップ802、80
3)、予め定められた処理件数(電文データファイル内
の所定数の電文データ)を実行すると(ステップ80
3)、A店の普通預金の処理を一旦休止し(ステップ8
05)、次にB店の普通預金(当該処理グループ内の他
の処理系列)の処理を実行する(ステップ806)。ス
テップ803で、A店の普通預金の処理が終了した場合
は、通常通り次の処理系列の処理を実行する。
【0114】このB店の普通預金の処理についても、上
記と同様に所定数の処理件数を実行すると、当該B店の
普通預金の処理を一旦休止し(ステップ805)、次の
他のC店の普通預金の処理を実行する(ステップ80
6)。そして、C店の普通預金の処理が所定数終了する
と、C店の普通預金の処理を一旦休止し(ステップ80
4、805)、再度休止していたA店の普通預金の処理
を実行する。
【0115】以上のようにして、各店舗の定期預金の処
理を同様に決められた処理件数ずつ進めていく。これに
よって、各店舗の普通預金の処理、定期預金の処理を平
均化して進めていくことが可能になる。
【0116】以上好ましい実施例をあげて本発明を説明
したが、本発明は必ずしも上記実施例に限定されるもの
ではない。
【0117】例えば、本実施例では電文一括処理データ
ベースを4階層からなる木構造としたが、管理するデー
タの種類や量に応じて階層を加減することは可能であ
る。
【0118】また、各階層における優先権の付与のしか
たや、投入するコマンドの形式についても本実施例に示
したものに限らない。
【0119】さらに、本実施例では、起動スケジューリ
ングシステムを銀行業務に利用した例について説明した
が、この他にも種々の業務に利用することができるのは
言うまでもない。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電文データファイルに対するトランザクション処理を起
動する順番を定めて自動的に起動するための起動スケジ
ューリングを行うことができるため、オペレータは運用
端末装置に常駐することなく、処理の起動前における起
動スケジューリングを行うための小数のコマンドの投入
を行うのみで、複数の電文に対して所望の順番で自動的
にトランザクション処理を行うことが可能となり、処理
効率の向上を図ることができるという効果がある。ま
た、オペレータによる起動コマンドの投入が少なくてす
むため、人為的なミスの発生を大幅に削減することがで
きる。
【0121】また、始めに起動していた基準階層の最下
層の階層管理データに対する処理を一旦停止し、処理を
優先したい基準階層の最下層の階層管理データの処理を
行い、かかる処理が終了した後、始めに起動していた処
理を再起動するといった起動スケジューリングを行なう
ことにより、複雑な手続きをオペレータによるオペレー
ションを行うことなく実現することができる。
【0122】また、事前に決められた所定数の電文デー
タを処理するとトランザクション処理を休止し、次の新
たな起動スケジューリングを行なうことにより、基準階
層ごとに電文データファイルの電文データの処理件数が
平均化して進めることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る起動スケジューリン
グシステムを実現する電文一括処理システムの構成を示
すブロック図である。
【図2】 電文一括処理データベースの構成を示す図で
ある。
【図3】 電文一括処理制御部の動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】 電文一括処理制御部の他の動作を示すフロー
チャートである。
【図5】 電文一括処理データベースの構成例を示す図
である。
【図6】 電文一括処理データベースの構成例を示す図
である。
【図7】 電文一括処理データベースの構成例を示す図
である。
【図8】 本発明の電文一括処理制御部の間欠動作機能
の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10 電文一括処理システム 11 電文一括処理制御部 12 電文一括処理データベース 13 電文データファイル 14 アプリケーションプログラム 15 電文一括処理実行部 20 運用端末装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一のデータ処理を行う種類ごとに振り
    分けた電文データを格納する電文データファイルと、 該電文データに対して種々のデータ処理を行うためのア
    プリケーションプログラムと、 前記電文データファイルから読み出した電文データに対
    して前記アプリケーションプログラムによってトランザ
    クション処理を実行する電文一括処理実行手段を備える
    電文一括処理システムにおいて、 前記電文データファイルごとのトランザクション処理の
    順番を決定し、前記電文一括処理実行手段により実行す
    る処理の起動スケジューリングを行う電文一括処理制御
    手段と、 前記電文一括処理制御手段による起動スケジューリング
    の際に参照する電文一括処理データベースとを備え、 前記電文一括処理データベースは、 前記電文データファイルごとのトランザクション処理の
    実行を木構造化して階層的に管理するための階層管理デ
    ータを有し、 前記階層管理データは同一階層ごとに優先度を必要に応
    じて付与することができ、 また木構造化した前記階層管理データは、 最上層から最下層に至る階層レベルが全て同一になるよ
    うに作られ、最下層の階層管理データが前記電文データ
    ファイルに対応することを特徴とする電文一括処理シス
    テムの起動スケジューリングシステム。
  2. 【請求項2】 前記階層管理データ内の各階層間の優先
    度は、最上層から最下層に向かって順に小さくなるよう
    に設定することを特徴とする請求項1に記載の電文一括
    処理システムの起動スケジューリングシステム。
  3. 【請求項3】 前記電文一括処理制御手段は、 端末装置から投入される前記電文一括処理データベース
    の階層を指定するコマンドを検査し、 該コマンドによって指定された階層及び指定階層よりも
    下位の階層における優先度に基づき最下層の階層管理デ
    ータを選択し、 前記最下層の階層管理データの選択に際し、最下層を除
    くある一つの階層を基準階層とし、当該基準階層の階層
    管理データを基準階層までの優先度に基づいて順次選択
    し、選択した基準階層の階層管理データ配下内の最下層
    の階層管理データを、前記基準階層より下位の階層の優
    先度に基づいて1つだけ選択し、 前記最下層の階層管理データを全て選択するまで、前記
    基準階層の階層管理データの優先度に基づく選択を順次
    繰り返すことにより、 前記最下層の階層管理データに対応した前記電文データ
    ファイルごとに、トランザクション処理の順番を決定し
    起動スケジューリングを行なうことを特徴とする請求項
    1に記載の電文一括処理システムの起動スケジューリン
    グシステム。
  4. 【請求項4】 前記電文一括処理制御手段は、 前記電文一括処理実行手段が起動できるタスク数に応じ
    た前記最下層の階層管理データを、優先度の高い順にか
    つ異なる前記基準階層の階層管理データ配下の前記最下
    層の階層管理データを優先するように、選択することを
    特徴とする請求項3に記載の電文一括処理システムの起
    動スケジューリングシステム。
  5. 【請求項5】 前記電文一括処理制御手段は、 前記電文一括処理実行手段で処理対象となっている前記
    基準階層より優先度の高い他の基準階層に対するコマン
    ドが入力されて場合に、 処理対象となっている前記基準階層の階層管理データ配
    下の最下層の階層管理データに対応する前記電文データ
    ファイルに対する処理を一旦停止させ、 前記優先度の高い他の基準階層の階層管理データ配下の
    最下層の階層管理データに対応する前記電文データファ
    イルに対する処理を行なうと共に、 当該処理が終了後、停止した前記基準階層の階層管理デ
    ータ配下の最下層の階層管理データに対応する前記電文
    データファイルに対する処理を再開させることを特徴と
    する請求項3に記載の電文一括処理システムの起動スケ
    ジューリングシステム。
  6. 【請求項6】 前記電文一括処理制御手段は、 選択した前記基準階層の階層管理データ配下の最下層の
    階層管理データに対応する電文データファイルの電文デ
    ータの処理が所定数終了する毎に、当該電文データファ
    イルに対する処理を一旦停止させ、前記優先度に従い他
    の前記基準階層の階層管理データ配下の最下層の階層管
    理データを順次選択することを特徴とする請求項3に記
    載の電文一括処理システムの起動スケジューリングシス
    テム。
  7. 【請求項7】 同一のデータ処理を行う種類ごとに振り
    分けた電文データを格納する電文データファイルと、該
    電文データに対して種々のデータ処理を行うためのアプ
    リケーションプログラムと、前記電文データファイルか
    ら読み出した電文データに対して前記アプリケーション
    プログラムによってトランザクション処理を実行する電
    文一括処理実行手段を備える電文一括処理システムにお
    いて、 前記電文データファイルごとのトランザクション処理の
    実行を木構造化して階層的に管理するための階層管理デ
    ータを有し、前記階層管理データは同一階層ごとに優先
    度を必要に応じて付与することができ、また木構造化し
    た前記階層管理データは、最上層から最下層に至る階層
    レベルが全て同一になるように作られ、最下層の階層管
    理データが前記電文データファイルに対応し、 端末装置から投入される前記電文一括処理データベース
    の階層を指定するコマンドを検査し、 該コマンドによって指定された階層及び指定階層よりも
    下位の階層における優先度に基づき最下層の階層管理デ
    ータを選択し、 前記最下層の階層管理データの選択に際し、最下層を除
    くある一つの階層を基準階層とし、当該基準階層の階層
    管理データを基準階層までの優先度に基づいて順次選択
    し、選択した基準階層の階層管理データ配下内の最下層
    の階層管理データを、前記基準階層より下位の階層の優
    先度に基づいて1つだけ選択し、 前記最下層の階層管理データを全て選択するまで、前記
    基準階層の階層管理データの優先度に基づく選択を順次
    繰り返すことにより、 前記最下層の階層管理データに対応した前記電文データ
    ファイルごとに、トランザクション処理の順番を決定し
    起動スケジューリングを行なうことを特徴とする電文一
    括処理システムの起動スケジューリング方法。
  8. 【請求項8】 前記電文一括処理実行手段が起動できる
    タスク数に応じた前記最下層の階層管理データを、優先
    度の高い順にかつ異なる前記基準階層の階層管理データ
    配下の前記最下層の階層管理データを優先するように、
    選択することを特徴とする請求項7に記載の電文一括処
    理システムの起動スケジューリング方法。
  9. 【請求項9】 前記電文一括処理実行手段で処理対象と
    なっている前記基準階層より優先度の高い他の基準階層
    に対するコマンドが入力されて場合に、 処理対象となっている前記基準階層の階層管理データ配
    下の最下層の階層管理データに対応する前記電文データ
    ファイルに対する処理を一旦停止させ、 前記優先度の高い他の基準階層の階層管理データ配下の
    最下層の階層管理データに対応する前記電文データファ
    イルに対する処理を行なうと共に、 当該処理が終了後、停止した前記基準階層の階層管理デ
    ータ配下の最下層の階層管理データに対応する前記電文
    データファイルに対する処理を再開させることを特徴と
    する請求項7に記載の電文一括処理システムの起動スケ
    ジューリング方法。
  10. 【請求項10】 選択した前記基準階層の階層管理デー
    タ配下の最下層の階層管理データに対応する電文データ
    ファイルの電文データの処理が所定数終了する毎に、当
    該電文データファイルに対する処理を一旦停止させ、前
    記優先度に従い他の前記基準階層の階層管理データ配下
    の最下層の階層管理データを順次選択することを特徴と
    する請求項7に記載の電文一括処理システムの起動スケ
    ジューリング方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109697663A (zh) * 2018-11-07 2019-04-30 中国银行股份有限公司 批量交易的方法及装置、存储介质及电子设备
WO2021159711A1 (zh) * 2020-02-14 2021-08-19 苏州浪潮智能科技有限公司 一种b+树的存取方法、装置和计算机可读存储介质

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