JP2001344402A - ナレッジマネジメントシステム - Google Patents

ナレッジマネジメントシステム

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JP2001344402A
JP2001344402A JP2000169087A JP2000169087A JP2001344402A JP 2001344402 A JP2001344402 A JP 2001344402A JP 2000169087 A JP2000169087 A JP 2000169087A JP 2000169087 A JP2000169087 A JP 2000169087A JP 2001344402 A JP2001344402 A JP 2001344402A
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JP2000169087A
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Takatoshi Ishii
孝利 石井
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NIPPON DENSANKI KK
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザが発信する情報および企業が有する情報
を活用し、その企業の営業に係る市場動向についての分
析を可能とするナレッジマネジメントシステムを提供す
る。 【解決手段】企業側データベースに蓄積された情報デー
タおよび前記システム側データベースに蓄積された情報
データを併せて情報内容を分析して市場動向を導き出す
解析手段を備えるナレッジマネジメントシステムとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットな
どの電気通信設備を介してユーザや企業から送受信され
る情報データを利用してマーケティングを行うナレッジ
マネジメントシステムに関し、特に、オンデマンドかつ
リアルタイムのマーケティングに最適なナレッジマネジ
メントシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、インターネットの急速な普及とと
もに膨大な情報を活用できる環境が整いつつある。イン
ターネットの現在の利用状況を世代別に検討すると、青
年・壮年層ではインターネットの利用が増えつつある
が、いわゆる熟年・実年層では未だ利用しようとする機
運は高まっていないようである。しかしながら、将来的
には、熟年・実年層の間でもインターネットの利用が確
実に増えると予想される。
【0003】熟年・実年層は、ある程度の資産、余暇、
人脈、人生経験を有する世代であり、生活をより充実さ
せたい層と考えられる。これらの世代の趣味嗜好・興味
関心事(以下、単に関心事という。)に着目した各種の
商品・サービスを提供して熟年・実年層の生活の一層の
充実に供することができる。なお、熟年・実年層を対象
とする商品・サービスとは、各種商品はもちろんのこ
と、セミナーやイベントの開催、施設や人的ネットワー
クの紹介・斡旋等のサービスなども生活の充実に役立つ
と考えられる。
【0004】しかしながら、市場にあふれる多くの商品
・サービスは青年・壮年層を対象としており、熟年・実
年層を対象とする商品・サービス少ないのが現状であ
る。また、現在インターネットを利用するマーケティン
グが発展しつつあるが、先に述べたように、熟年・実年
層のインターネットの利用はまだ少なく、その消費性向
等の把握が困難な状況であった。
【0005】そこで、熟年・実年層にとっても平易で利
用し易く、また、魅力あるようなインターネット上のサ
ービスを提供することができれば、インターネット上の
サービスの利用が増え、そのサービスの運用につれて熟
年・実年層から発信される情報が蓄積されることとな
る。これら情報を分析して熟年・実年層の関心事を掘り
起こし、これらに着目した各種の商品・サービスを開発
に必要な情報を提供するというビジネスモデルを構築す
ることができる。これらは今までになかった熟年・実年
層の潜在的な市場を発掘できる貴重な情報であり、利用
価値は高い。
【0006】さらにサービスの運用につれてインターネ
ットの利用に慣れた熟年・実年層にも、将来エレクトリ
ックコマースによる商品・サービスの売買に参加しても
らい、将来のエレクトリックコマース上の顧客を取り込
むというビジネスモデルを構築することもできる。
【0007】上記のようなビジネスモデルを実現するた
めには、まず、各世代のユーザから発信された膨大な情
報から必要な情報を発掘して、情報活用を実現するナレ
ッジマネジメントシステム(Knowledge Management Sys
tem)が必要となる。
【0008】このような情報活用を実現するナレッジマ
ネジメントシステムの一従来例として、ユーザの関心事
を掘り起こす手法であるワン・トゥ・ワン(One-To-On
e)マーケティング手法が知られている。このワン・ト
ゥ・ワンマーケティング手法とは、ユーザ一人一人の満
足度を上げるため、ユーザ一人一人から関心事に関する
情報を収集して、全ユーザが満足するような共通点を探
し出す点にその特徴がある。
【0009】しかしながら、ユーザから関心事に関する
情報を収集するワン・トゥ・ワンマーケティング手法で
は以下のような問題点があった。 (1)ユーザが自分のニーズを把握していない。例え
ば、TV・ラジオ・新聞のように世間から発信される情
報を享受するのみで自ら情報を発信しない受動的なユー
ザは、現状に満足し、自身が何を欲しているか、また、
何を好んでいるかを把握していない場合がある。このよ
うなユーザからは、関心事に関する情報を収集できない
という問題点があった。
【0010】(2)ユーザと企業との対立構造から抜け
出せない。例えば、ワン・トゥ・ワンマーケティング手
法では当然に商品・サービスを提供する企業が主体とな
るが、商品販売量・サービス提供量を増大させたい立場
にある企業から発せられるアンケート・質問に対してユ
ーザが嫌悪感を示すような場合があって、企業とユーザ
との間では信頼感が醸成しにくいものであり、このよう
なユーザから関心事に関する情報を収集できないという
問題点があった。
【0011】これらのような諸問題点を解決し、ユーザ
から関心事に関する情報を収集できるナレッジマネジメ
ントシステムが必要とされている。そこで本出願人は、
例えば熟年・実年層であるユーザから関心事に関する情
報を収集できるナレッジマネジメントシステムについて
発明し、特願2000−43549号として特許出願を
行った。しかしながら、ナレッジマネジメントの分析能
力を高め、さらに信頼性が高いナレッジマネジメントに
したいという要請がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ナレッジマネジメント
により知識を形式化する必要がある場合、利用できる情
報は多い方が望ましい。そこで着目するのが企業が有す
る情報である。企業も長年登録・蓄積した情報を有して
おり、これらの情報を活用すれば、ユーザの多種多様な
ニーズや流動的な市場動向を的確に把握・分析して商品
の企画、開発に迅速に反映させるオンデマンドマーケテ
ィング、リアルタイムマーケティングに極めて有効であ
る。
【0013】そこで本発明は、ユーザが発信する情報お
よび企業が有する情報を活用してユーザニーズや市場動
向等についての詳細な分析を可能とし、これを商品やサ
ービスの開発・提供に利用できるようにしたナレッジマ
ネジメントシステムを提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載のナレッジマネジメントシステムによ
れば、営業に係る情報データが登録蓄積され、電気通信
設備を介して接続される企業側データベースと、電気通
信設備を介してユーザ用端末から発信される情報データ
を登録蓄積するシステム側データベースと、から情報デ
ータを読み出すナレッジマネジメントシステムであっ
て、前記企業側データベースおよび前記システム側デー
タベースから、蓄積される情報データをともに読み出し
て情報内容を分析して市場動向を導き出す分析手段と、
を備えることを特徴とする。
【0015】また、請求項2に記載のナレッジマネジメ
ントシステムによれば、請求項1に記載のナレッジマネ
ジメントシステムにおいて、前記システム側データベー
スに情報データを登録蓄積するため、ナレッジマネジメ
ントシステムは、複数のユーザ用端末間の情報データの
送受信を媒介するコミュニケーション媒介手段と、前記
コミュニケーション媒介手段で媒介した情報データを前
記システム側データベースに蓄積する知識蓄積手段と、
を備えることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明のナレッ
ジマネジメントシステムの実施形態を説明する。本実施
形態の説明をより具体的にするため、一例としてバード
ウォッチング分野が関心事であるユーザを想定して説明
する。図1は本実施形態を運用するための全体システム
の説明図、図2はナレッジマネジメントシステムの説明
図である。
【0017】図1で示すようにユーザ側とナレッジマネ
ジメントシステム運用者側とは、インターネットに代表
されるような電気通信設備1を介して結ばれる。電気通
信設備1と接続するためにユーザ側ではユーザ用端末2
が少なくとも備えられている。また、企業側とナレッジ
マネジメントシステム運用者側とも電気通信設備1を介
して結ばれる。電気通信設備1と接続するために企業側
では企業側データベースサーバ3が少なくとも備えられ
ている。ナレッジマネジメントシステム運用者側では通
信用サーバ4、コミュニケーション用サーバ5、ナレッ
ジマネジメントシステム運用サーバ6、オペレータ用端
末7、システム側データベースサーバ8が備えられる。
【0018】本明細書中で電気通信設備1とは、具体的
にはインターネット網であってユーザ用端末2と通信用
サーバ4の間を、および、企業側データベースサーバ3
と通信用サーバとの間を結ぶための設備を一括して指し
ている。例えば、ユーザ用端末2が接続される電気通信
設備1が公衆回線のうちパケット交換網ならば、電気通
信設備1はDSU(Digital Service Unit)を含むこと
となる。また、ユーザ用端末2が接続される電気通信設
備1が公衆回線のうちISDN(Integrated Services
Digital Network)ならば、電気通信設備1は、DSU
やTA(Terminal Adapter)を含むこととなる。
【0019】また、ユーザ用端末2が接続される電気通
信設備1が公衆回線のうちアナログ網ならば、電気通信
設備1はモデムを含むこととなる。なお、ユーザ用端末
2がモデムを内蔵するようにしても良い。また、ユーザ
用端末2がLAN(Local Area Network)などの構内設
備に接続されている場合はユーザ用端末2はLANを構
成するゲートウェイやルータなどの設備も含む。
【0020】また、企業側データベースサーバ3が接続
される電気通信設備1についても、ユーザ用端末2で結
ばれる各種装置と同様であり、設備に応じて適宜選択す
ることができる。このように、電気通信設備1は、ユー
ザ用端末2および企業側データベースサーバ3と通信用
サーバ4との間で情報を伝送できる各種電気通信設備を
用いることが可能である。なお、本実施形態の説明で
は、説明の具体化のため、一般的であるアナログ公衆回
線を利用するインターネット網であると想定して説明す
る。
【0021】ユーザが操作するユーザ用端末2は、イン
ターネット専用端末装置・パーソナルコンピュータ(P
C)・携帯用情報端末装置などである。インターネット
専用端末装置は、インターネットのみ利用したい者やP
Cの操作が困難と感じる者のために配慮して開発され、
テレビをディスプレイとして簡単にインターネットのア
クセスおよび電子メール等の送受信を行える端末装置で
ある。PCは、インターネットを利用できる通常のデス
クトップ・ラップトップのパーソナルコンピュータであ
る。
【0022】携帯用情報端末装置は、PDA(Personal
Digital Assistant)・パームトップパソコンなどの情
報端末装置である。ユーザ用端末2はこれらインターネ
ット専用端末装置・PC・携帯用情報端末装置などを一
括して示す概念であり、先に説明したように内蔵・外付
けモデムを介して電気通信設備1に接続される。
【0023】企業側データベースサーバ3は、企業が長
年の営業を通じて蓄積された顧客・商品・サービス等に
関する情報データを蓄積するデータベースであり、ナレ
ッジマネジメントシステムのみが読み出せるようにセキ
ュリティ対策がなされている。
【0024】ナレッジマネジメントシステム運用者側
は、LANによりネットワーク形式で構成されており、
図1では通信用サーバ4、コミュニケーション用サーバ
5、ナレッジマネジメントシステム運用サーバ6、オペ
レータ用端末7、システム側データベースサーバ8が1
本のケーブルに接続されるバス型のネットワークが図示
されている。ちなみに、図示しないがリング型・ハブ型
のネットワーク形式としても良いことはいうもでもな
い。
【0025】また、複数のサーバをそれぞれ独立させて
ネットワーク上で運用されるようなナレッジマネジメン
トシステムとして説明しているが、処理能力が高いサー
バコンピュータを1台用いて本実施形態で説明した複数
のサーバの機能を兼用させるようにしても良い。これら
はサーバの処理能力・システムの運用形態などを勘案し
て決定される。
【0026】通信用サーバ4は、電気通信設備1とLA
N間とで通信プロトコルが異なるため、それぞれの通信
プロトコルに対応する通信データに変換して出力する機
能を有しており、ゲートウェイとも呼ばれる。コミュニ
ケーション用サーバ5は、例えば、SMTP(Simple M
ale TransferProtocol)などのプロトコルに従った電子
メールなどの情報データを通信用サーバ4とナレッジマ
ネジメントシステム運用サーバ6との間で送受信する。
後述するもコミュニケーション用サーバ5は、各種のコ
ミュニケーション媒介手段を提供する。
【0027】ナレッジマネジメントシステム運用サーバ
6は、コミュニケーション用サーバ5で獲得した情報デ
ータの内容を解析し、この解析結果に基づいて情報デー
タをシステム側データベースサーバ8の各種の知識デー
タベースへ登録・蓄積する。このような登録・蓄積は長
期間にわたり行われ、所定量の情報データが蓄積され
る。また、システム側データベースサーバ8から読み出
した情報データを情報処理してユーザの潜在的な需要を
掘り起こすというマーケティングを行う。なお、情報処
理の詳細については後述する。
【0028】オペレータ用端末7は、オペレータがナレ
ッジマネジメントシステムの運用状態を監視するために
備えられ、ナレッジマネジメントシステム運用サーバ6
により検索・抽出された情報データを人間により監視
し、誤った検索による回答と思われるような場合は文書
データを削除したりする。また、ナレッジマネジメント
システム運用サーバ6による文書ベクトルデータの作成
に当たっても、作成した文書ベクトルデータに不備があ
る場合にオペレータ用端末7を介してオペレータが修正
することもできる。
【0029】システム側データベースサーバ8は、情報
内容別に分類された知識データベースを複数備える各種
の知識データベースが構築されている。知識データベー
スの分類・検索を容易とするために情報データの文書ベ
クトルデータが求められ、ナレッジマネジメントシステ
ム運用サーバ6が所望の情報データを検索・抽出する際
にこの文書ベクトルデータを利用することとなる。な
お、文書ベクトルデータについては後述する。
【0030】また、ユーザ用端末2を操作するユーザの
操作習熟度によってはユーザが繰り返し操作をすること
を余儀なくされるため、このようなユーザに対しオペレ
ータが補助・介添する(具体的には入力方法などを説明
する電子メールを送信することなど)ことも可能であ
る。ナレッジマネジメントシステムを利用・運用するた
めの全体システムはこのように構成される。
【0031】続いてこのようなナレッジマネジメントシ
ステムにおける各部の具体的動作について説明する。ま
ず、ユーザとナレッジマネジメントシステムとの関係に
ついて説明する。図1で示すように、ナレッジマネジメ
ントシステムは、ユーザ用端末2と電気通信設備1を介
して接続されており、ユーザ用端末2とナレッジマネジ
メントシステムとは、情報データを受発信する環境を整
備する。
【0032】図2で示す情報データ発信手段10は、ナ
レッジマネジメントシステムから送信されたプログラム
によりユーザ用端末2の画面上に表示されるホームペー
ジ画面やポータル画面を表しており、目的志向型ポータ
ル10a、パーソナライズポータル10b、コンテンツ
ウェブページ10cなどがある。これらホームページ画
面やポータル画面のように複数画面が用意されている理
由としては、ユーザのナレッジマネジメントシステムの
利用回数が進むにつれてユーザがより使い勝手の良いホ
ームページ画面やポータル画面を選択して情報データを
発信できるようにするためである。
【0033】ナレッジマネジメントシステムは、例えば
ホームページであるコンテンツウェブページ10cを掲
載している。ユーザが、このコンテンツウェブページ1
0cにアクセスするきっかけは、ジェネラルポータルサ
イト(ホームページなどの検索サービスを提供するサイ
ト)、TV・ラジオ・新聞等の広告、PR(パブリック
リレーションシップ)、BR(ビジネスリレーションシ
ップ)、WR(ウェブリレーションシップ)等によって
コンテンツウェブページ10cの存在を知ったユーザが
興味を持った場合などである。
【0034】さらに、このコンテンツウェブページ10
cにはユーザにとって魅力ある各種の有料・無料コンテ
ンツが提供される。このコンテンツとしては、情報系コ
ンテンツ、雑誌系コンテンツ、広告/パブリシティな
ど、所望の情報を取得できるようなホームページであ
る。具体的には、ニュース、天気予報、占い、商品/サ
ービス情報、コンサート情報、映画情報、旅行情報、書
籍新刊情報、航空・鉄道各社のオンラインサービスカウ
ンターなどが挙げられる。
【0035】ユーザはユーザ用端末2に搭載されたブラ
ウザを用いて、また、ナレッジマネジメントシステムが
上記コンテンツを検索し易くするために特別に提供する
専用のブラウザ20eを用いて、これらコンテンツを利
用することとなる。この場合のコミュニケーション媒介
手段20はブラウザ20eによることとなる。ブラウザ
20eでは、ユーザが興味あるホームページを調べるこ
とによりユーザの関心事を調査することができる。
【0036】ブラウザを利用してコンテンツウェブペー
ジ10cを表示させて情報を取得したユーザが、次回も
ナレッジマネジメントシステムを利用したいと考えるな
らば、コンテンツウェブページ10cにアクセスする以
外にも、ナレッジマネジメントシステムが提供する目的
指向型ポータル10aやパーソナライズポータル10b
を利用してより簡単にアクセスできるようになされてい
る。この場合、ナレッジマネジメントシステムは、コン
テンツウェブページ10cを利用するユーザに目的指向
型ポータル10aやパーソナライズポータル10bの利
用を勧める。
【0037】目的指向型ポータル10aは個人の関心事
に関連する分野(例えばバードウォッチング分野など)
の情報を取得するため、特定分野のホームページを検索
する能力が強化され、ユーザが興味ある分野の各種バナ
ー広告や商品・サービス情報も受け取ることもできるト
ップページを表示するようなポータルである。
【0038】パーソナライズポータル10bは、友人と
のコミュニケーションに重点が置かれるポータルであ
り、ユーザが一旦会員登録をしておけば、次回ログイン
するときは、ナレッジマネジメントシステムは、一般的
なトップページを表示せず、そのユーザ向けに特別に製
作されたパーソナルなトップページを表示するようなポ
ータルである。このようにユーザは目的指向型ポータル
10a、および、パーソナライズポータル10bのいず
れかのポータルを選択することができる。
【0039】目的指向型ポータル10aおよびパーソナ
ライズポータル10bのトップページには自分を紹介す
るためのプロフィールページを自動生成することができ
るプロフィールページ生成プログラムを起動できるよう
になされており、予め決められたテンプレートに基づい
て簡単に自己紹介・関心事などを表したホームページを
作成できるようになされている。
【0040】プロフィールページにより自己紹介に関す
る情報データを提供したユーザへは、ユーザの関心事な
どに関し、商品・サービスを推薦するような情報提供を
行うリコメンドプログラムを起動できるようになされて
いる。この場合、関心事がバードウォッチングなら、バ
ードウォッチングを主催する各種サークル、双眼鏡、カ
メラ、服装、場所・集いというようなバードウォッチン
グに関連すると思われる各種商品・サービス情報が提供
される。
【0041】ユーザは、提供される商品・サービス情報
の中から、例えば、カメラを選択して閲覧したような場
合はユーザの関心事の詳細が判別する。このように、ユ
ーザが関心を有する商品・サービス情報が掲載されたペ
ージを何度も閲覧していくにつれ、ユーザの関心事の詳
細が徐々に判明していくこととなる。
【0042】このようプロフィールページやリコメンド
機能によりユーザに関する情報が蓄積され、趣味嗜好・
関心事が判明したユーザに対しては次の段階としてデジ
タルコミュニティの参加を勧めることとなる。このデジ
タルコミュニティとは、関心事が一致する同好の士によ
り、電子メール等を介して形成されるネットワーク上の
コミュニティである。
【0043】このようなデジタルコミュニティに参加を
促すため、例えば、目的指向型ポータル10aおよびパ
ーソナライズポータル10bのトップページには、フレ
ンドファインダープログラム、コミュニティファインダ
ープログラム、コミュニティリコメンドプログラムを起
動する場合にマウスでクリックするためのボタンが配置
されている。
【0044】フレンドファインダープログラムは、この
ユーザが提供したプロフィールページに関する情報デー
タを用いて関心事が合致するような他のユーザを検索
し、適合度の高い他のユーザのプロフィールページを表
示する。ユーザは検索された他のユーザに興味を抱いた
ならば、電子メールをやりとりする最小のコミュニティ
(構成員2人)を形成したり、そのユーザが所属する各
種デジタルコミュニティへ参加することとなる。また、
メル友(電子メール友達)募集の登録をしておくと、他
のユーザがフレンドファインダープログラムを利用した
ときの検索対象となる。もちろん、登録しなくても良
く、ユーザの選択により決定される。
【0045】コミュニティファインダープログラムは、
ユーザが何らかのデジタルコミュニティに所属したいと
考えた場合に用いられるプログラムであり、関心事の情
報データが提供されているプロフィールページを用いて
適合度の高いデジタルコミュニティを検索してこのデジ
タルコミュニティを紹介するホームページを表示する。
【0046】コミュニティリコメンドプログラムは、ユ
ーザのプロフィールページなどの情報データを用いて関
心事が合致するようなデジタルコミュニティを検索し、
適合度の高いコミュニティのホームページを自動的に表
示する。ユーザは、ホームページを参照して、自らデジ
タルコミュニティへの参加・不参加を選択することとな
る。
【0047】以上のような過程を経てデジタルコミュニ
ティに参加するユーザは、デジタルコミュニティ内で利
用できる各種のコミュニケーション媒介手段20を利用
することができるようになる。ナレッジマネジメントシ
ステムは、ユーザ間のコミュニケーションを媒介するコ
ミュニケーション媒介手段20を提供している。各デジ
タルコミュニティの特定ホームページからこのコミュニ
ケーション媒介手段20を起動するようにして、デジタ
ルコミュニティにコミュニケーション媒介手段20を固
定化し、会員管理と連動させる。この場合のコミュニケ
ーション媒介手段20は、メーリングリスト20a、会
議室20b、チャットルーム20c、アンケート20d
などである。
【0048】これらメーリングリスト20a、会議室2
0b、チャットルーム20c、アンケート20dを利用
する場合、ホームページには友人リスト管理プログラム
が起動するようになされており、友人リスト管理プログ
ラムで管理されているユーザ(デジタルコミュニティの
構成員)と所望のコミュニケーション媒介手段20でコ
ミュニケーションを取ることができる。フレンドファイ
ンダープログラム、コミュニティファインダープログラ
ム、コミュニティリコメンドプログラムなどにより増加
する友人について、ナレッジマネジメントシステムはこ
の友人リスト管理プログラムにより管理してユーザの友
人管理を補助する。
【0049】続いてコミュニケーション媒介手段20で
あるメーリングリスト20a、会議室20b、チャット
ルーム20c、アンケート20dについて概略説明す
る。メーリングリスト20aとは、一人のユーザが電子
メールを送ると、メーリングリストにメールアドレスが
登録されている全ユーザに同じ電子メールが配信される
ものである。この手段は、メーリングリストにメールア
ドレスが登録されているユーザ全員が情報発信可能で、
受信も全ユーザにより可能であり、また、対話のような
同時のコミュニケーションができない非同期の手段であ
る。
【0050】会議室20bは、所定議題についてキーボ
ードとディスプレイを使ってリアルタイムに複数の人と
メッセージをやりとりするものである。この手段は、参
加するユーザ全員が情報発信可能で、受信も複数のユー
ザにより可能であり、また、対話のようにリアルタイム
なコミュニケーションがなされる同期型の手段である。
【0051】チャットルーム20cは、キーボードとデ
ィスプレイを使ってリアルタイムに複数の人とメッセー
ジをやりとりするものであるが、会議室20bのように
議題等が決められたものではなく、雑談に近いメッセー
ジをやりとりするものである。この手段は、参加するユ
ーザ全員が情報発信可能で、受信も複数のユーザにより
可能であり、また、対話のようにリアルタイムなコミュ
ニケーションがなされる同期型の手段である。
【0052】アンケート20dは、一人のユーザがアン
ケートを取る旨の電子メールを送ると、メールアドレス
が登録されている全ユーザに同じ電子メールが配信され
るものである。アンケートについての回答が各ユーザか
ら返信されることとなる。この手段は、メールアドレス
が登録されているユーザ全員が情報発信可能で、受信も
複数のユーザにより可能であり、また、対話のような同
時のコミュニケーションができない非同期のコミュニケ
ーション媒介手段である。
【0053】なお、図示しないものの他のコミュニケー
ション媒介手段としては、電子メール、私書箱、コミュ
ニティウェブページ、ウェブ掲示板、フォーラム、コミ
ュニティ、ファイル共有という種類の異なるコミュニケ
ーション媒介手段を利用することもできる。ユーザの選
択の幅を広げるため、上記のようなコミュニケーション
媒介手段を複数組み合わせたようなコミュニケーション
媒介手段20とすることが望ましい。
【0054】これらメーリングリスト20a、会議室2
0b、チャットルーム20c、アンケート20dにおい
て、お互い共通する関心事を有し、通常より深い知識を
有する同好の士がコミュニケーションを交わすため、商
品・サービスの開発に利用し易いような専門的な情報も
得ることができる。例えば、バードウォッチング分野な
らば、あるカメラの使い勝手の向上とか、現状に無い機
能を有する新しい商品が欲しいというような情報を得る
ことが可能となる。これら情報は、企業にとっては改善
点であり、また、今後の商品開発の参考資料となる。
【0055】以上、コミュニケーション媒介手段20の
メーリングリスト20a、会議室20b、チャットルー
ム20c、アンケート20dおよびブラウザ20eによ
り得られた各種情報データは知識蓄積手段30により情
報内容別に各種データベースへ格納されることとなる。
知識蓄積手段30により情報データが格納される知識デ
ータベースには、個人情報データベース(図2ではデー
タベースをDBと略記している。)30a、パーソナラ
イズデータベース30b、目的指向別データベース30
c、マーケティングデータベース30dがある。これら
は、ナレッジマネジメントシステムが有するデータベー
ス(以下、システム側データベースという。)である。
【0056】また、企業側データベースサーバ3が有し
ている知識蓄積手段40にも、知識蓄積手段30と同様
に、個人情報データベース40a、パーソナライズデー
タベース40b、目的指向別データベース40c、マー
ケティングデータベース40dを有している。これら
は、ナレッジマネジメントシステムの運用者と契約関係
にあるメンバー企業が有するデータベース(以下、企業
側データベースという。)である。なお、企業によって
はこれらの一部を有していない場合もあり、このような
場合も提供できる範囲で情報データを提供するものとす
る。
【0057】分析手段50は情報データを情報内容別に
分類して検索を容易にしたり、活用しやすいように情報
処理を行う。分析手段50は、ナレッジマネジメント
(図2ではKnowledge Managementの頭文字をとってKM
としている)エンジン50a、分析エンジン50b、A
GENTエンジン50c、および、CRMエンジン50
dを備えている。知識蓄積手段30,40の各種データ
ベースおよび分析手段50の各種エンジンは、密接に連
動している。続いて、これら各種データベースおよび各
種エンジンについて概略説明する。
【0058】個人情報データベース30aは、ユーザ別
の分類項目とし、個人の氏名データ、住所データ、勤務
先データ、家族構成データ、年収データなどユーザ個人
の各種ユーザ情報が蓄積されるものである。これらは、
先のプロフィールページの書き込みやアンケート20d
により得られた情報データである。
【0059】パーソナライズデータベース30bは、ナ
レッジマネジメントシステムへのユーザによるアクセス
回数が増えるにつれて増加する情報データについて、ユ
ーザ別の分類項目として蓄積するものであり、他のユー
ザに対して書き換えを許可する共有ボードデータ、当人
のみしか修正できないデータ、友人名簿などのコミュニ
ティ内個人データ、コミュニケーション履歴データ、コ
ミュニケーション中の発話データ、過去のナレッジマネ
ジメントシステムへのログイン回数・日時データなども
登録されている。
【0060】目的指向データベース30cは、バードウ
ォッチングというような特定分野の関心事を分類項目と
してユーザやデジタルコミュニティから発せられた情報
データを蓄積するものであり、発話者名簿などのコミュ
ニティ内個人データ、コミュニケーション履歴データ、
コミュニケーション中の全ユーザの発話データ、参加メ
ンバーの特徴データなどが登録されている。
【0061】マーケティングデータベース30dは、カ
メラのような特定商品・サービスについて分類項目とし
た情報データを蓄積するものであり、特定商品・サービ
スに関連する関心事を有するユーザやデジタルコミュニ
ティについてのデータ、デジタルコミュニティにおける
コミュニケーション中の特定商品・サービスに関する発
話データ、発話者のプロフィールページデータなどが登
録されている。
【0062】また、企業側も先に説明した個人情報デー
タベース30a、パーソナライズデータベース30b、
目的指向データベース30c、マーケティングデータベ
ース30dと同様の情報データが蓄積された個人情報デ
ータベース40a、パーソナライズデータベース40
b、目的指向データベース40c、マーケティングデー
タベース40dとを備えている。
【0063】なお、一般的に企業側のデータベースは、
ユーザ別の分類項目とし、個人の氏名データ、住所デー
タ、勤務先データ、家族構成データ、年収データなどユ
ーザ個人の各種ユーザ情報が蓄積される個人情報データ
ベース40aおよび特定商品・サービスについて分類項
目とした情報データを蓄積するマーケティングデータベ
ース40dのみを有する場合が多く、パーソナライズデ
ータベース40bおよび目的指向データベース40cま
では有していない場合が多い。しかしながら、これら企
業が有する情報データを活用すれば、特定商品を嗜好す
る顧客に関するきめ細かな情報データが収集できるた
め、いわゆるオンデマンド型のマーケティングに有効な
ナレッジマネジメントを実現することができる。
【0064】ナレッジマネジメントエンジン50aは、
デジタルコミュニティにおけるコミュニケーション中の
日本語の文書データ(デジタルコミュニティを構成する
各ユーザの発言やコミュニティ毎の共有文書など)と各
種バイナリーデータ(アンケート回答、ユーザ基本属
性、ユーザ行動履歴など)に基づいてリコメンドプログ
ラム、フレンドファインダープログラム、コミュニティ
ファインダープログラム、コミュニティリコメンドプロ
グラムというような複数のユーザ間のマネジメントを行
う。
【0065】分析エンジン50bは、日本語の文章デー
タの形態素解析処理、日本語の文章データの単語の関連
語・同義語等や、そのコミュニティ内での使用例に基づ
いて関連語・同義語とされるに語ついて検索抽出するあ
いまい検索処理、関連語・同義語等を加味した上で文書
データをベクトル量子化して文書ベクトルデータを作成
する文書ベクトル算出処理、文書ベクトルデータを用い
て情報内容を抽出する情報内容抽出処理、情報内容が合
致するデータベースを割り出すマッチング処理などを行
う。これら処理がなされた文書データは知識データベー
スに文書ベクトルデータとともに蓄積される。
【0066】AGENTエンジン50cは、商品・サー
ビスなど、情報を得たいテーマに関して、デジタルコミ
ュニティへユーザから発信されたコミュニケーションに
関する情報データを探し出して表示するエンジンであ
る。AGENTとはこのような口コミ情報を仲介・代理
するという意味である。自分の知りたいテーマに関する
語句を入力するだけで、関連する発言を引き出すことが
できる。これらはいわゆる口コミ情報というように世間
には表だって現れないような情報であり、貴重な情報と
なる。これらは文書ベクトルデータを用いて検索され
る。なお、一人の発言だけでは理解しにくい場合には、
議論の前後のチェーンを辿り、その結論に至るエピソー
ドを提示することにより、より深い理解を得させること
もできる。
【0067】CRM(Customers Relationship Managem
ent)エンジン50dは、商品・サービスなど、情報を
得たいテーマに関して、複数のデジタルコミュニティへ
ユーザから発信されたコミュニケーションに関する情報
データを全て探し出す機能に加え、そのような情報デー
タを発した人のプロフィールページデータも含めて情報
発信者についても詳細に分析するエンジンである。性別
・世代別などに細かく分類して焦点を絞って消費性向を
分析することができる。企業側データベースから出力さ
れる情報データもここで活用される。
【0068】具体的には、バードウォッチング分野では
カメラに関する情報データが得られるが、カメラ写真分
野を趣味とするデジタルコミュニティでもカメラに関す
る情報データが得られる。これら異なる複数のデジタル
コミュニティからカメラについての情報データを得るこ
とができる。これらは文書ベクトルデータを用いて検索
される。
【0069】分析エンジン50bで生成された文書ベク
トルデータは、AGENTエンジン50c、CRMエン
ジン50dで利用されることとなる。続いて文書ベクト
ルについて概略説明する。例えば、バードウッチングと
いう単語と野鳥という単語は、ともにバードウッチング
分野に関する文書データ内でともに出現する確率が高
い。これらは、共起性と呼ばれる性質であり、単語と単
語との関連度が高いことを示している。これら関連度を
数値化する作業を行う。
【0070】まず、対象とする文書データを形態素解析
によって各単語に区分し、助詞や接続詞等の不要な語を
除去する。次にそれぞれの文書データ内の各単語の共起
性に基づいて、関連性の高い単語同士が同じ方向を向く
ように学習を進めていく。そして学習が集積された結果
として各単語が多次元ベクトル空間上に配置され、ある
概念に対応した単語の集合が形成されてゆく。
【0071】例えばバードウッチングという単語のベク
トルと野鳥という単語のベクトルはほぼ同じ方向を向い
ている。このような2つのベクトルの内積は方向が近い
ほど1に近く、方向が離れるほど0に近くなる。この内
積が関連度となる。このようにベクトル化された単語を
用いて、2つの文書データの関連度を求めることで文書
データから文書ベクトルデータを生成することができる
(文書ベクトル算出手段)。
【0072】そして、この文書ベクトル算出手段で算出
した文書ベクトルデータに基づいて文書ベクトルの方向
によりこの文書データの情報内容を抽出する(情報内容
抽出手段)。具体的には、ある文書データの文書ベクト
ルデータと方向が同じ文書ベクトルデータを有する知識
データベースを検索し、最も方向が近い文書ベクトルデ
ータを有する知識データベースを以て情報内容が近い知
識データベースして選択することとなる。これにより文
書データは確実に情報内容が一致するような知識データ
ベースに登録・蓄積されることとなる。
【0073】このようなナレッジマネジメントシステム
を用いて、検索者は潜在的な市場についてマーケティン
グを行うこととなる。例えば、AGENTエンジン50
cが、目的指向データベース30c,40cに蓄積され
ているある商品・サービスに関する批評・不満という世
間に表だって現れないような口コミ情報を掘り起こし、
得られた情報データに基づいて商品・サービスの開発・
改善を行うことができる。また、CRMエンジン50d
がマーケティングデータベース30d,40dに蓄積さ
れている商品・サービスに関する要望・批評・不満をさ
らに世代別・性別などより細かく分類して世代別・性別
による消費性向を掘り起こし、得られた情報データに基
づいて商品・サービスの開発・改善を行うことができ
る。
【0074】なお、ユーザが興味を示した商品・サービ
スが分かっている場合に、関連する商品・サービスを連
鎖的に提示してユーザの更なる需要を喚起させるという
デマンドチェーンマネジメント(DCM)を行うことも
できる。例えば、カメラなら交換レンズ、フィルム、デ
ジタルカメラ、パソコンというような連鎖である。この
場合、文書ベクトルデータを参照するようにすれば、通
常の人間の常識では提示しないような商品・サービスが
提示されることもあり、多様な需要を喚起する事も可能
である。ナレッジマネジメントシステムはこのように構
成される。
【0075】なお、本実施形態では一貫して熟年層・実
年層を対象とするナレッジマネジメントシステムについ
て説明してきた。しかしながら、本発明は、熟年層・実
年層のみを対象としたナレッジマネジメントシステムで
はないことは言うまでもなく、少年層・青年層・壮年層
を対象としたり、さらには女性・男性と対象を異にする
ナレッジマネジメントシステムとすることもできる。こ
れら対象については適宜選択することができる。
【0076】以上、ナレッジマネジメントシステムによ
れば、自分のニーズを把握していないようなユーザであ
っても、ナレッジマネジメントシステムがデジタルコミ
ュニティ内で提供するコミュニケーション媒介手段を利
用するに連れて、潜在的なニーズの明確化と創造とがな
され、ユーザの関心事を発掘することができる。
【0077】また、従来のナレッジマネジメントシステ
ムではユーザと企業との対立構造から抜け出せず有用な
情報が得られなかったが、本ナレッジマネジメントシス
テムでは、ユーザ同士の自律的なデジタルコミュニティ
の運営により同好の士としての信頼感を醸成し、互いに
信頼関係が高いデジタルコミュニティ内におけるコミュ
ニケーションの場で発信されるユーザの関心事を貴重な
情報として収集することができる。
【0078】また、ナレッジマネジメントにより知識を
形式化・体系化する場合、システム側および企業側の情
報データを利用するので分析対象が多くなり、これら情
報を利用してより正確な分析ができるナレッジマネジメ
ントシステムとすることができる。更に、ユーザの知識
や関心事、ニーズをきめ細かく収集、蓄積すると共に、
これらのユーザから与えられた情報に対して、企業の有
する広汎かつ専門的な知識を活用して前記分析手段50
が情報を分析することにより、ユーザの多種多様なニー
ズを満たす新商品やサービスを開発、提供するためのマ
ーケティングに役立てることができる。また、分析手段
50により情報処理されたデータを用いれば、現在の消
費性向や市場動向等をほぼリアルタイムで分析すること
が可能であり、いわゆるネットマーケティングリサーチ
も可能になる。
【0079】
【発明の効果】本発明のナレッジマネジメントシステム
によれば、ユーザが発信する情報および企業が有する情
報を活用することにより、その企業の営業に係る商品・
サービスのユーザニーズや市場動向等に関する分析をほ
ぼリアルタイムで行うことができる。これにより、ユー
ザに対して最適な商品・サービスを迅速に提案し、開発
・提供するためのマーケティングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のナレッジマネジメントシス
テムを運用するための全体システムの説明図である。
【図2】本発明の実施形態のナレッジマネジメントシス
テムの説明図である。
【符号の説明】
1 電気通信設備 2 ユーザ用端末 3 企業側データベースサ
ーバ 4 通信用サーバ 5 コミュニケーション用
サーバ 6 ナレッジマネジメント
システム運用サーバ 7 オペレータ用端末 8 システム側データベー
スサーバ 10 情報データ発信手段 10a 目的指向型ポータル 10b パーソナライズポータル 10c コンテンツウェブページ 20 コミュニケーション媒
介手段 20a メーリングリスト 20b 会議室 20c チャットルーム 20d アンケート 20e ブラウザ 30 知識蓄積手段 30a 個人情報データベース 30b パーソナライズデータベ
ース 30c 目的指向データベース 30d マーケティングデータベ
ース 40 知識蓄積手段 40a 個人情報データベース 40b パーソナライズデータベ
ース 40c 目的指向データベース 40d マーケティングデータベ
ース 50 分析手段 50a ナレッジマネジメントエ
ンジン 50b 分析エンジン 50c AGENTエンジン 50d CRMエンジン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】営業に係る情報データが登録蓄積され、電
    気通信設備を介して接続される企業側データベースと、 電気通信設備を介してユーザ用端末から発信される情報
    データを登録蓄積するシステム側データベースと、 から情報データを読み出すナレッジマネジメントシステ
    ムであって、 前記企業側データベースおよび前記システム側データベ
    ースから、蓄積される情報データをともに読み出して情
    報内容を分析して市場動向を導き出す分析手段と、 を備えることを特徴とするナレッジマネジメントシステ
    ム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のナレッジマネジメントシ
    ステムにおいて、 前記システム側データベースに情報データを登録蓄積す
    るため、ナレッジマネジメントシステムは、 複数のユーザ用端末間の情報データの送受信を媒介する
    コミュニケーション媒介手段と、 前記コミュニケーション媒介手段で媒介した情報データ
    を前記システム側データベースに蓄積する知識蓄積手段
    と、 を備えることを特徴とするナレッジマネジメントシステ
    ム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010514019A (ja) * 2006-12-22 2010-04-30 インテル コーポレイション 企業情報管理共有装置、方法、企業システム及び製品
JP2020067866A (ja) * 2018-10-25 2020-04-30 株式会社エイブルコンピュータ 観光ガイド提供システム、及び観光ガイド提供方法
JP2020091816A (ja) * 2018-12-07 2020-06-11 ヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム

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