JP2001339730A - 映像コーディング方法 - Google Patents
映像コーディング方法Info
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Abstract
りアフィン移動パラメータを求める段階と、(b)前記
アフィン移動パラメータを所定数の直交移動ベクトルに
変換する段階、及び(c)現在のブロックと以前のブロ
ックとの間で、変換された直交移動ベクトルの差をコー
ディングする段階を含み、アフィン移動推定を使用する
ことにより得られる向上された移動推定効果を持ちつつ
発生ビット率が低い。
Description
法及びアフィン移動推定方法に係り、より詳細には発生
ビット率を下げた映像コーディング方法及び小さなブロ
ックに対しても効率的にコーディングを行えるアフィン
移動推定方法に関する。
International Telecommuni
cation Union−Telecommnica
tion part)は次世代映像電話と関連して、
H.26Lの国際標準化作業を本格化している。これは
H.261、H.263、及びH.263+のような一
連の映像電話関連の映像コーディング方法の標準案がI
TU−T国際標準に確定された後、H.263++標準
案とMPEG−4のような標準による技術が開発され
た。
のより一層向上したコーディング効率と短い端−対−端
(end−to−end)遅延を達成するための要求が
相変らず存在する。すなわち、同じビット率でH.26
3+規格によるコーディング方法より改善されたフレー
ム率を達成したり、H.263+規格によるコーディン
グ方法でコーディングした画質と同等な画質を維持しな
がらビット率を顕著に低下させられる移動推定方法及び
映像コーディング方法に対する必要性が相変らず存在す
る。
とする時、アフィン移動推定は、次の式、
で、
に該当する。これらを合せた
前記式1aと式1bにおいて各ピクセルで移動ベクトル
はピクセルの位置と6つのパラメータ
法によれば、アフィン移動パラメータのビット数が増加
すれば移動推定の計算量が増加して時間がたくさんかか
るようになり、あるブロックは従来の直交移動推定に比
べて向上を与えないようになる。一方、H.261、
H.263、MPEG−1、及びMPEG−2などのよ
うな標準では、
現する。式2aと式2bとを見れば、ブロック内の全て
のピクセルの移動ベクトルは一つのベクトル値に固定さ
れていることが分かる。しかし、アフィン移動の場合に
は、式1a及び式1bから分かるように、各ピクセルの
位置による移動ベクトル値が可変的である。アフィン移
動推定は回転、縮少、拡大、及び歪みのような映像の複
雑な移動を表現できるために、精巧な移動推定が可能で
あるという長所がある。
するためには各ブロック別に式1a及び式1bに示した
ような移動パラメータを求めねばならない。移動パラメ
ータは現在映像と移動補償された移転映像のピクセル値
の差を最小化するブロックの変位値に該当して次の式、
は現在のブロックと移動パラメータとにより動いた以前
のブロック間の輝度値の差を最小化する移動パラメータ
を意味し、この移動パラメータが移動推定されたパラメ
ータである。
期値と称する。
見られたアフィン移動パラメータ推定方法は微分移動推
定法と呼ばれる。前記微分移動推定法はアフィン移動推
定に最も多用される。反復係数
次に、前記式6ないし式9a及び式9bを使用して式6
の値をアップデートし、式4に代入することで
の差を次の式、
終了する。
法は大きさが小さいブロックに対しては移動推定性能が
急激に落ちるという問題点がある。従って、アフィン移
動推定方法は直交移動推定方法に比べて優秀な映像予測
性を持っているにもかかわらずH.261、H.26
3、MPEG−1、及びMPEG−4のような標準で適
用されないでいる。
たアフィン移動パラメータは小数点以下の値を持つ過ち
形態を持つ。従って、このようなパラメータは実際の映
像符号化に使われるためには固定小数点に変換したり量
子化されねばならない。H.261、H.263、MP
EG−1、及びMPEG−4のような標準ではブロック
別にコーディングせねばならない移動情報は、移動ベク
トルを使用して予測コーディングをすることにより移動
情報のコーディング時に発生するビット数を減らす。し
かし、アフィン移動模型を使用する場合には、式1で示
したように6つのパラメータがあるがこれら各パラメー
タは周辺ブロックとの相関性が低いために、直交移動模
型でのように移動情報を予測コーディングすることが非
常に困難である。従って、アフィン移動模型の移動パラ
メータをコーディングするにあたりかなり多くのビット
数が要求される。従って、アフィン移動パラメータの効
率的なコーディング方法が必要である。
技術的課題は、アフィン移動推定を使用することにより
得られる移動推定効果を持ちつつも発生ビット率を下げ
た映像コーディング方法を提供することである。本発明
がなそうとする他の技術的課題は、小さなブロックに対
しも効率的にコーディングを行える移動推定方法を提供
することである。本発明がなそうとするさらに他の技術
的課題は、前記のような映像コーディング方法によりコ
ーディングされたビットストリームをデコーディングす
るデコーディング方法を提供することである。
発明の日本側面による映像コーディング方法は、(a)
アフィン移動推定を行うことによりアフィン移動パラメ
ータを求める段階と、(b)前記アフィン移動パラメー
タを所定数の直交移動ベクトルに変換する段階と、
(c)現在のブロックと以前のブロックとの間で、変換
された直交移動ベクトルの差をコーディングする段階と
を含むことを特徴とする。
(c)段階以前に、前記(b)段階により変換された直
交移動ベクトルを所定正確度を持つ固定小数点値に量子
化する段階をさらに含むことが望ましい。また、前記映
像コーディング方法は、前記(c)段階以前に、Ψとп
とはそれぞれ選択された正確度の集合、QPは映像をコ
ーディングする時に使用した量子化間隔、λは量子化間
隔を基礎として決定される定数、MSE(Ψ)は正確度
Ψで現在のブロックの直交移動ベクトルを表現する時に
現在のブロックと移動補償された以前のブロックとの差
信号の平均二乗和、Bits(Ψ)は正確度Ψで現在の
ブロックの直交移動ベクトルをコーディングするのに必
要なビット数であるとする時、現在のブロックの直交移
動ベクトルのピクセル単位の所定範囲を定め、決められ
た範囲内の各値ごとに
対し最小値を得た正確度を得る段階をさらに含むことが
望ましい。
(hat)は予測値を取る演算、
る直交移動ベクトルを取る演算であるとする時、
在のブロックの変換された直交移動ベクトルを予測する
段階とをさらに含むことが望ましい。
のブロックの変換された直交移動ベクトルと周辺ブロッ
クの直交移動ベクトルとを用いて直交移動ベクトルの差
を求める段階と、(c−2)求めた直交移動ベクトルの
差を可変長コーディングする段階とを含むことが望まし
い。また、前記(a)段階は、
とする時、現在のフレーム内のコーディングするブロッ
ク内と以前のフレーム内のピクセル値に対し、
より、6つのアフィン移動推定パラメータ
クは一つのマクロブロックに該当し、ブロックの
トルを
(b)段階以後に、(b’−1)直交移動ベクトルを所
定正確度を持つ固定小数点値に量子化する段階と、
(b’−2)直交移動ベクトルのうちビット率と歪曲と
を考慮する時に最適の正確度を選択する段階と、(b’
−3)周辺ブロックの変換された直交移動ベクトルを用
いて選択された正確度の直交移動ベクトルを予測する段
階とをさらに含むことが望ましい。
(a)段階以前に、現在のブロックに対するブロック整
合技法により一つの直交移動ベクトルを求める段階をさ
らに含み、前記(a)段階は、(a’)求めた直交移動
ベクトルを初期値として使用し、アフィン移動推定を行
うことによりアフィン移動パラメータを求める段階を含
むことが望ましい。代案として、前記映像コーディング
方法は前記(a)段階以前に、現在のブロックに対する
ブロック整合技法により一つの直交移動ベクトルを求め
る段階をさらに含み、前記(a)段階は、(a’)求め
た直交移動ベクトルを初期値として使用し、アフィン移
動推定を行うことによりアフィン移動パラメータを求め
る段階を含むことがより望ましい。
前記(a)段階以前に、現在のブロックの上位に位置し
たブロック及び現在のブロックの左側に位置したブロッ
クの推定されたアフィン移動パラメータのうちから現在
のブロックと移動補償された以前のブロックとの差信号
の平均二乗和を最小化する場合の移動パラメータを求め
る段階をさらに含み、前記(a)段階は、(a’)ピク
セル単位の所定範囲について求めた移動パラメータを初
期値として使用し、アフィン移動推定を行うことにより
アフィン移動パラメータを求める段階を含むことがより
望ましい。
前記(a)段階以前に、現在のブロックの上位に位置し
たブロック及び現在のブロックの左側に位置したブロッ
クの推定されたアフィン移動パラメータのうちから現在
のブロックと移動補償された以前のブロックとの差信号
の平均二乗和を最小化する場合の移動パラメータを求め
る段階をさらに含み、前記(a)段階は、(a’)求め
た移動パラメータを初期値として使用してピクセル単位
の所定範囲についてアフィン移動推定を行うことにより
アフィン移動パラメータを求める段階を含むことがより
望ましい。
側面による映像コーディング方法は、(a)アフィン移
動推定を行うことによりアフィン移動パラメータを求め
る段階と、(b)ブロックの大きさは
(b)段階で求めた直交移動ベクトルの差をコーディン
グする段階とを含むことを特徴とする。
に他の側面による映像コーディング方法は、(a)現在
のブロックの直交移動ベクトルに対してピクセル単位の
所定範囲を定める段階と、(b)Ψとпとはそれぞれ選
択された正確度の集合、QPは映像をコーディングする
時に使用した量子化間隔、λは量子化間隔を基礎として
決定される定数、MSE(Ψ)は正確度Ψで現在のブロ
ックの直交移動ベクトルを表現する時に現在のブロック
と移動補償された以前のブロックとの差信号の平均二乗
和、Bits(Ψ)は正確度Ψで現在のブロックの直交
移動ベクトルをコーディングするのに必要なビット数で
あるとする時、前記(a)段階で決められた範囲内の各
値ごとに
れた正確度Ψに対し最小値を得た正確度を与える直交移
動ベクトルのピクセル移動ベクトルを定める段階と、
(c)現在のブロックと以前のブロックとの間で変換さ
れた直交移動ベクトルの差をコーディングする段階とを
含むことを特徴とする。
に他の側面による映像コーディング方法は、(a)直交
移動ベクトルの6つの成分
とпとはそれぞれ選択された正確度の集合、QPは映像
をコーディングする時に使用した量子化間隔、λは量子
化間隔を基礎として決定される定数、MSE(Ψ)は正
確度Ψで現在のブロックの直交移動ベクトルを表現する
時に現在のブロックと移動補償された以前のブロックと
の差信号の平均二乗和、Bits(Ψ)は正確度Ψで現
在のブロックの直交移動ベクトルをコーディングするの
に必要なビット数であるとする時、直交移動ベクトルの
6つの成分
された正確度Ψに対し最小値を得た正確度を与える直交
移動ベクトルのピクセル移動ベクトルを求める段階と、
(c)前記(b)段階で求めた直交移動ベクトルの差を
コーディングする段階とを含むことを特徴とする。ま
た、前記他の課題をなすために本発明による移動推定方
法は(a)アフィン移動推定を行うことによりアフィン
移動パラメータを求める段階と、(b)前記アフィン移
動パラメータを所定数の直交移動ベクトルに変換する段
階とを含むことを特徴とする。
発明による移動推定方法は(a)コーディングされたデ
ータを受信する段階と、(b)受信されたデータをデコ
ーディングすることにより直交移動ベクトルを求める段
階と、(c)求めた直交移動ベクトルをアフィン移動パ
ラメータに変換する段階と、(d)求めたアフィン移動
パラメータを使用して移動補償を行う段階とを含むこと
を特徴とする。
発明の望ましい実施形態を詳細に説明する。図1には本
発明の実施形態による映像コーディング方法の主要段階
をフローチャートとして示した。図1を参照すれば、本
発明の実施形態による映像コーディング方法は、まず、
現在映像フレーム内のコーディングするブロックのピク
セル値と移転映像フレーム内のサーチ領域のピクセル値
を使用してアフィン移動推定を行うことにより、現在の
ブロックのアフィン移動パラメータを求める(段階10
2)。アフィン移動推定は、例えば6つのパラメータ
の直交移動ベクトルで記述する。このために、移動推定
を行うことにより求めたアフィン移動パラメータを直交
移動ベクトルに変換する(段階104)。本実施形態の
段階(104)では、ブロックの
変換する。
を持つ過ち形態を行っているゆえに、実際の映像コーデ
ィングに使われるためには固定小数点の値に変換または
量子化されねばならない。このために、段階(104)
により変換された直交移動ベクトルを所定正確度を持つ
固定小数点値に量子化する(段階106)。図2に図示
したように一つのマクロブロックが4つのサブブロック
A、B、C、Dよりなるとする時、式1aと式1bの座
標値i`とj`とにサブブロックA、B、C、Dの中心
点の座標値を代入すれば、サブブロックA、B、C、及
びDの中心点での移動ベクトルを、
択する(段階108)。
示す。また、QPは映像をコーディングする時に使用し
た量子化間隔であるとする時、λは
クの直交移動ベクトルを表現する時に現在のブロックと
移動補償された以前のブロックとの差信号の平均二乗和
を示す。また、Bits(Ψ)は正確度Ψで現在のブロ
ックの直交移動ベクトルをコーディングするのに必要な
ビット数を示す。従って、前記式13は正確度の集合Π
のうちから選択された正確度Ψに対し最小値を得た正確
度を使用することを意味する。前記正確度を使用して現
在のブロックの直交移動ベクトルを示す。
在のブロックの変換された直交移動ベクトルを予測する
(段階110)。図3にはブロックの符号を説明するた
めの図面を示した。ここで、ハットは予測値を取る演算
を示し、
る直交移動ベクトルを取る演算を示す。アフィン移動パ
ラメータは式11a及び式11bに示したように3つの
直交移動ベクトルを用いて表現されるので、現在処理ブ
ロックの右側下段のサブブロック、一般的にサブブロッ
クdに対する直交移動ベクトルは予測しないだけでなく
コーディングすることもしない。従って、全てのブロッ
クに対して現在処理ブロックの右側下段のサブブロック
はコーディングしなくともよい。しかし、式14a、式
14b、式15a、式15b、式16a、及び式16b
はそれぞれサブブロックU_d及びL_dの直交ベクト
ルを予測する時に使用する。このようなサブブロックd
の直交移動ベクトルは、
15b、式16a、及び式16bで、周辺ブロックの直
交移動ベクトルに対する正確度が現在のブロックの直交
移動ベクトルの正確図と相異なる場合には、周辺ブロッ
クの直交移動ベクトルに対する正確度を現在のブロック
に対する正確図と同一に変更することが望ましい。次
に、現在のブロックの変換された直交移動ベクトルと周
辺ブロックの直交移動ベクトルとを用いて直交移動ベク
トルの差を求め(段階112)、求めた直交移動ベクト
ルの差を可変長コーディング(段階114)する。
でテスト映像を使用して平均移動ベクトルエントロピを
評価した結果を示した。表1を参照すれば、本発明によ
る映像コーディング方法のテスト映像シーケンスに対す
る平均移動ベクトルエントロピ(アフィン移動ベクトル
で参照される)は、直交移動ベクトル推定方法を基礎と
した従来の映像エンコーディング方法を使用したテスト
映像シーケンスに対する平均移動ベクトルエントロピよ
り大きいということが分かる。
示した。PSNRの単位はデシベル(dB)である。表
2を参照すれば、テスト映像シーケンスに対する測定さ
れたPSNRは直交移動ベクトル推定を基礎とした映像
エンコーディング方法に比べ、本発明による移動ベクト
ル基盤のアフィン移動推定方法を適用した映像エンコー
ディング方法が大きいということが分かる。
04)とを含む方法を直交移動ベクトルを求める移動推
定方法に適用すれば、アフィン移動推定を使用すること
により得られる向上された移動推定効果を持ちつつも、
16×16ピクセル以下の小さなブロックに対しても高
い性能の移動推定を行える。また、前記のような映像コ
ーディング方法によれば、発生する単位パケットのビッ
ト数が最も多く発生する時は、9.62×3、すなわ
ち、28.86ビットが発生し、最も少なく発生する時
は4.72×3、すなわち、14.16ビットが発生す
るので、従来のアフィンパラメータで各パラメータ別に
8ビットを使用してFLCコーディングする場合での6
×6、すなわち、36ビットが発生することに比べて発
生ビット率が低い。
は、現在映像フレーム内のコーディングするブロックの
ピクセル値と移転映像フレーム内のサーチ領域のピクセ
ル値とを使用してアフィン移動推定を行うことにより現
在のブロックのアフィン移動パラメータを求める段階
(102)、求めたアフィン移動パラメータを直交移動
ベクトルに変換する段階(104)、及び変換された直
交移動ベクトルを所定正確度を持つ固定小数点値に量子
化する段階(106)が分離されて行われることを例に
説明した。
フィンパラメータ推定を行うことにより、現在映像フレ
ーム内のコーディングするブロックのピクセル値と以前
の映像フレーム内のサーチ領域のピクセル値を使用して
アフィン移動推定を行うことにより現在のブロックのア
フィン移動パラメータを求める段階(102)と、移動
推定を行うことにより求めたアフィン移動パラメータを
直交移動ベクトルに変換する段階(104)とを一つの
段階に統合できる。このような場合には複雑さをより減
らすことができるという長所がある。
のピクセル単位の所定範囲を定め、決められた範囲内の
各値ごとに式13により最も最小の値を与える直交移動
ベクトルのピクセル移動ベクトルを定めることにより段
階(102)、段階(104)、及び段階(106)を
統合できる。たとえば、サブピクセル単位で所定範囲を
定め、範囲内の各値ごとに式13により最小値を与える
直交移動ベクトルのサブピクセル移動ベクトルを定める
ことが可能である。このような場合には複雑さをさらに
減らすことができるという長所がある。
は段階(102)で、各直交移動ベクトル成分をその成
分が持てる全ての場合を考慮して求めるようになる。し
かし、直交移動ベクトルの6つの成分
の各値ごとに式13により最小値を与える直交移動ベク
トルのピクセル移動ベクトルを定めることが可能であ
る。このような場合には複雑さをさらに減らすことがで
きるという長所がある。
5から「0」に設定したことを例に説明した。しかし、
現在のブロックに対するブロック整合技法により一つの
直交移動ベクトルを求め、求めた直交移動ベクトルを初
期値として使用して段階(102)を行うことがより望
ましい。また、段階(102)で、現在のブロックの上
位に位置したブロック及び現在のブロックの左側に位置
したブロックの推定されたアフィン移動パラメータのう
ち現在のブロックと移動補償された以前のブロックとの
差信号の平均二乗和を最小化する場合の移動パラメータ
を初期値として使用することも可能である。
合技法により一つの直交移動ベクトルを求め、段階(1
02)では求めた直交移動ベクトルを初期値として使用
してピクセル単位の所定範囲についてアフィン移動パラ
メータを求めることにより複雑さをさらに減らすことが
可能である。また、現在のブロックの上位に位置したブ
ロック及び現在のブロックの左側に位置したブロックの
推定されたアフィンパラメータのうちから現在のブロッ
クと移動補償された以前のブロックとの差信号の平均二
乗和を最小化する移動パラメータを求め、段階(10
2)では求めた移動パラメータを初期値として使用し、
ピクセル単位の所定範囲についてアフィン移動パラメー
タを求めることにより複雑さをさらに減らすことも可能
である。
グ方法によりコーディングされたビットストリームは本
発明による移動ベクトルデコーディング方法によりデコ
ーディングすることが可能である。図4には本発明の実
施形態による移動ベクトルデコーディング方法の主要段
階をフローチャートで示した。図4を参照すれば、本発
明の実施形態による移動ベクトルデコーディング方法
は、可変長コーディングされたデータを受信(段階40
2)し、受信されたデータを可変長デコーディングする
ことにより直交移動ベクトルを求める(段階404)。
前述の映像コーディング方法によりコーディングされた
ビットストリームは該当ブロックと周辺ブロックの直交
移動ベクトルのメディアン値の差を含むので、受信され
たデータを可変長デコーディングすることにより、該当
ブロックと周辺ブロックのメディアン値の差を求めた
後、差を使用して直交移動ベクトルが求められる。
移動パラメータに変換する(段階406)。段階(40
6)は図1及び図2を参照して説明した映像コーディン
グ方法で移動パラメータを移動ベクトルに変換する過程
の逆過程に該当するので、本明細書ではこれ以上説明し
ない。ここで、段階(406)で求めたアフィン移動パ
ラメータを使用して移動補償を行うことにより映像を復
元する(段階408)。
グ方法及び移動ベクトルデコーディング方法と移動推定
方法は個人用またはサーバ級のコンピュータ内において
実行されるプログラムで作成可能である。前記プログラ
ムを構成するプログラムコード及びコードセグメント
は、当該分野のコンピュータプログラマらにより容易に
推論できる。また、前記プログラムはコンピュータ読み
出し可能な記録媒体に保存されうる。前記記録媒体は自
己記録媒体、光記録媒体、及び電波媒体を含む。
ィング方法は、アフィン移動推定を使用することにより
得られる向上された移動推定効果を持ちつつも発生ビッ
ト率が低い。また、本発明による移動推定方法は、アフ
ィン移動推定を使用することにより得られる向上された
移動推定効果を持ちつつも16×16ピクセル以下の小
さなブロックに対しても高い性能の移動推定を行える。
法の主要段階を図示したフローチャートである。
れたアフィン移動ベクトルの座標システムを示した図面
である。
方法の主要段階を図示したフローチャートである。
Claims (26)
- 【請求項1】 (a)アフィン移動推定を行うことによ
りアフィン移動パラメータを求める段階と、 (b)前記アフィン移動パラメータを所定数の直交移動
ベクトルに変換する段階と、 (c)現在のブロックと以前のブロックとの間で、変換
された直交移動ベクトルの差をコーディングする段階と
を含むことを特徴とする映像コーディング方法。 - 【請求項2】 前記(c)段階以前に、 前記(b)段階により変換された直交移動ベクトルを所
定正確度を持つ固定小数点値に量子化する段階をさらに
含むことを特徴とする請求項1に記載の映像コーディン
グ方法。 - 【請求項3】 前記(c)段階以前に、 ΨとΠはそれぞれ選択された正確度の集合、QPは映像
をコーディングする時に使用した量子化間隔、λは量子
化間隔を基礎として決定される定数、MSE(Ψ)は正
確度Ψで現在のブロックの直交移動ベクトルを表現する
時に現在のブロックと移動補償された以前のブロックと
の差信号の平均二乗和、Bits(Ψ)は正確度Ψで現
在のブロックの直交移動ベクトルをコーディングするの
に必要なビット数であるとする時、現在のブロックの直
交移動ベクトルをピクセル単位の所定範囲を定め、決め
られた範囲内の各値ごとに 【数1】 により正確度の集合Πのうちから選択された正確度Ψに
対し最小値を得た正確度を得る段階をさらに含むことを
特徴とする請求項2に記載の映像コーディング方法。 - 【請求項4】 ハット(hat)は予測値を取る演算、
median{}は3つの直交移動ベクトルのうち大き
さが中間に該当する直交移動ベクトルを取る演算である
とする時、 【数2】 を使用し、周辺ブロックの直交移動ベクトルを用いて現
在のブロックの変換された直交移動ベクトルを予測する
段階をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の映
像コーディング方法。 - 【請求項5】 前記(c)段階は、 (c−1)現在のブロックの変換された直交移動ベクト
ルと周辺ブロックの直交移動ベクトルとを用いて直交移
動ベクトルの差を求める段階と、 (c−2)求めた直交移動ベクトルの差を可変長コーデ
ィングする段階とを含むことを特徴とする請求項1に記
載の映像コーディング方法。 - 【請求項6】 前記(a)段階は、 【数3】 がマクロブロックまたはそのサブブロックの座標である
とする時、現在のフレーム内のコーディングするブロッ
ク内と以前のフレーム内のピクセル値とについて 【数4】 とを使用して映像内のピクセルの移動を推定することに
より、6つのアフィン移動推定パラメータ 【数5】 を求める段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の
映像コーディング方法。 - 【請求項7】 前記(b)段階は、 【数6】 と 【数7】 とを基礎にし、サブブロックA、B、C、Dよりなるブ
ロックは一つのマクロブロックに該当し、ブロックの大
きさは 【数8】 定数αは 【数9】 と定義される時、サブブロックAの中心点での移動ベク
トルを 【数10】 を使用して求める段階を含むことを特徴とする請求項1
に記載の映像コーディング方法。 - 【請求項8】 前記(b)段階以後に、 (b’−1)直交移動ベクトルを所定正確度を持つ固定
小数点値に量子化する段階と、 (b’−2)直交移動ベクトルのうちビット率と歪曲と
を考慮する時に最適の正確度を選択する段階と、 (b’−3)周辺ブロックの変換された直交移動ベクト
ルを用いて選択された正確度の直交移動ベクトルを予測
する段階とをさらに含むことを特徴とする請求項1に記
載の映像コーディング方法。 - 【請求項9】 前記(a)段階以前に、 現在のブロックに対するブロック整合技法により一つの
直交移動ベクトルを求める段階をさらに含み、 前記(a)段階は、 (a’)求めた直交移動ベクトルを初期値として使用
し、アフィン移動推定を行うことによりアフィン移動パ
ラメータを求める段階を含むことを特徴とする請求項1
に記載の映像コーディング方法。 - 【請求項10】 前記(a)段階以前に、 現在のブロックの上位に位置したブロック及び現在のブ
ロックの左側に位置したブロックの推定されたアフィン
移動パラメータのうちから現在のブロックと移動補償さ
れた以前のブロックとの差信号の平均二乗和を最小化す
る場合の移動パラメータを求める段階とさらに含み、 前記(a)段階は、 (a’)ピクセル単位の所定範囲について求めた移動パ
ラメータを初期値として使用し、アフィン移動推定を行
うことによりアフィン移動パラメータを求める段階を含
むことを特徴とする請求項1に記載の映像コーディング
方法。 - 【請求項11】 (a)アフィン移動推定を行うことに
よりアフィン移動パラメータを求める段階と、 (b)ブロックの大きさは 【数11】 、定数αは 【数12】 と定義されるとする時、 【数13】 とを基礎として直交移動ベクトルを求める段階と、 (c)前記(b)段階で求めた直交移動ベクトルの差を
コーディングする段階とを含むことを特徴とする映像コ
ーディング方法。 - 【請求項12】 前記(c)段階以前に、 前記(b)段階により変換された直交移動ベクトルを所
定正確度を持つ固定小数点値に量子化する段階をさらに
含むことを特徴とする請求項11に記載の映像コーディ
ング方法。 - 【請求項13】 前記(c)段階以前に、 Ψとпとはそれぞれ選択された正確度の集合、QPは映
像をコーディングする時に使用した量子化間隔、λは量
子化間隔を基礎として決定される定数、MSE(Ψ)は
正確度Ψで現在のブロックの直交移動ベクトルを表現す
る時に現在のブロックと移動補償された以前のブロック
との差信号の平均二乗和、Bits(Ψ)は正確度Ψで
現在のブロックの直交移動ベクトルをコーディングする
のに必要なビット数であるとする時、現在のブロックの
直交移動ベクトルをピクセル単位の所定範囲を定め、決
められた範囲内の各値ごとに 【数14】 により正確度の集合Πのうちから選択された正確度Ψに
対し最小値を得た正確度を得る段階をさらに含むことを
特徴とする請求項11に記載の映像コーディング方法。 - 【請求項14】 ハットは予測値を取る演算、 【数15】 は3つの直交移動ベクトルのうち大きさが中間に該当す
る直交移動ベクトルを取る演算であるとする時に、 【数16】 を使用し、周辺ブロックの直交移動ベクトルを用いて現
在のブロックの変換された直交移動ベクトルを予測する
段階をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の
映像コーディング方法。 - 【請求項15】 前記(c)段階は、 (c−1)現在のブロックの変換された直交移動ベクト
ルと周辺ブロックの直交移動ベクトルとを用いて直交移
動ベクトルの差を求める段階と、 (c−2)求めた直交移動ベクトルの差を可変長コーデ
ィングする段階とを含むことを特徴とする請求項11に
記載の映像コーディング方法。 - 【請求項16】 (a)現在のブロックの直交移動ベク
トルに対してピクセル単位の所定範囲を定める段階と、 (b)Ψとпとはそれぞれ選択された正確度の集合、Q
Pは映像をコーディングする時に使用した量子化間隔、
λは量子化間隔を基礎として決定される定数、MSE
(Ψ)は正確度Ψで現在のブロックの直交移動ベクトル
を表現する時に現在のブロックと移動補償された以前の
ブロックとの差信号の平均二乗和、Bits(Ψ)は正
確度Ψで現在のブロックの直交移動ベクトルをコーディ
ングするのに必要なビット数であるとする時、現在のブ
ロックの直交移動ベクトルをピクセル単位の所定範囲を
定め、決められた範囲内の各値ごとに 【数17】 により正確度の集合Πのうちから選択された正確度Ψに
対し最小値を得た正確度を与える直交移動ベクトルのピ
クセル移動ベクトルを定める段階と、 (c)現在のブロックと以前のブロックとの間で、変換
された直交移動ベクトルの差をコーディングする段階と
を含むことを特徴とする映像コーディング方法。 - 【請求項17】 前記(c)段階以前に、 ハットは予測値を取る演算、 【数18】 は3つの直交移動ベクトルのうち大きさが中間に該当す
る直交移動ベクトルを取る演算であるとする時、 【数19】 を使用し、周辺ブロックの直交移動ベクトルを用いて現
在のブロックの変換された直交移動ベクトルを予測する
段階をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の
映像コーディング方法。 - 【請求項18】 前記(c)段階は、 (c−1)現在のブロックの変換された直交移動ベクト
ルと周辺ブロックの直交移動ベクトルとを用いて直交移
動ベクトルの差を求める段階と、 (c−2)求めた直交移動ベクトルの差を可変長コーデ
ィングする段階とを含むことを特徴とする請求16に記
載の映像コーディング方法。 - 【請求項19】 (a)直交移動ベクトルの6つの成分 【数20】 別にピクセル単位の所定範囲を定める段階と、 (b)Ψとпとはそれぞれ選択された正確度の集合、Q
Pは映像をコーディングする時に使用した量子化間隔、
λは量子化間隔を基礎として決定される定数、MSE
(Ψ)は正確度Ψで現在のブロックの直交移動ベクトル
を表現する時に現在のブロックと移動補償された以前の
ブロックとの差信号の平均二乗和、Bits(Ψ)は正
確度Ψで現在のブロックの直交移動ベクトルをコーディ
ングするのに必要なビット数であるとする時、直交移動
ベクトルの6つの成分 【数21】 別に前記(a)段階で決められた範囲内の各値ごとに 【数22】 を計算することにより正確度の集合Πのうちから選択さ
れた正確度Ψに対し最小値を得た正確度を与える直交移
動ベクトルのピクセル移動ベクトルを求める段階と、 (c)前記(b)段階で求めた直交移動ベクトルの差を
コーディングする段階とを含むことを特徴とする映像コ
ーディング方法。 - 【請求項20】 前記(c)段階以前に、 ハットは予測値を取る演算、 【数23】 は3つの直交移動ベクトルのうち大きさが中間に該当す
る直交移動ベクトルを取る演算であるとする時 【数24】 を使用し、周辺ブロックの直交移動ベクトルを用いて現
在のブロックの変換された直交移動ベクトルを予測する
段階をさらに含むことを特徴とする請求項19に記載の
映像コーディング方法。 - 【請求項21】 前記(c)段階は、 (c−1)現在のブロックの変換された直交移動ベクト
ルと周辺ブロックの直交移動ベクトルとを用いて直交移
動ベクトルの差を求める段階と、 (c−2)求めた直交移動ベクトルの差を可変長コーデ
ィングする段階とを含むことを特徴とする請求項19に
記載の映像コーディング方法。 - 【請求項22】 (a)アフィン移動推定を行うことに
よりアフィン移動パラメータを求める段階と、 (b)前記アフィン移動パラメータを所定数の直交移動
ベクトルに変換する段階とを含むことを特徴とする移動
推定方法。 - 【請求項23】 前記(b)段階以後に、 前記(b)段階により変換された直交移動ベクトルを所
定正確度を持つ固定小数点値に量子化する段階をさらに
含むことを特徴とする請求項22に記載の移動推定方
法。 - 【請求項24】 前記(b)段階以後に、 Ψとпとはそれぞれ選択された正確度の集合、QPは映
像をコーディングする時に使用した量子化間隔、λは量
子化間隔を基礎として決定される定数、MSE(Ψ)は
正確度Ψで現在のブロックの直交移動ベクトルを表現す
る時に現在のブロックと移動補償された以前のブロック
との差信号の平均二乗和、Bits(Ψ)は正確度Ψで
現在のブロックの直交移動ベクトルをコーディングする
のに必要なビット数であるとする時、 現在のブロックの直交移動ベクトルをピクセル単位の所
定範囲を定め、決められた範囲内の各値ごとに 【数25】 により正確度の集合Πのうちから選択された正確度Ψに
対し最小値を得た正確度を得る段階をさらに含むことを
特徴とする請求項23に記載の移動推定方法。 - 【請求項25】 ハットは予測値を取る演算、 【数26】 は3つの直交移動ベクトルのうち大きさが中間に該当す
る直交移動ベクトルを取る演算であるとする時、 【数27】 を使用し、周辺ブロックの直交移動ベクトルを用いて現
在のブロックの変換された直交移動ベクトルを予測する
段階をさらに含むことを特徴とする請求項24に記載の
移動推定方法。 - 【請求項26】 (a)コーディングされたデータを受
信する段階と、 (b)受信されたデータをデコーディングすることによ
り直交移動ベクトルを求める段階と、 (c)求めた直交移動ベクトルをアフィン移動パラメー
タに変換する段階と、 (d)求めたアフィン移動パラメータを使用して移動補
償を行う段階とを含むことを特徴とする動きベクトルデ
コーディング方法。
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