JP2001337781A - 遮蔽データ検出装置および操作認識システム - Google Patents

遮蔽データ検出装置および操作認識システム

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JP2001337781A
JP2001337781A JP2000157182A JP2000157182A JP2001337781A JP 2001337781 A JP2001337781 A JP 2001337781A JP 2000157182 A JP2000157182 A JP 2000157182A JP 2000157182 A JP2000157182 A JP 2000157182A JP 2001337781 A JP2001337781 A JP 2001337781A
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light receiving
light
refraction
laser
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JP2000157182A
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English (en)
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Shigeki Toyama
茂樹 遠山
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Namco Ltd
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Namco Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は検出面内に置かれたオペレータの指
の位置などを検出する遮蔽データ検出装置に関し、その
位置を光学的に検出する装置を安価に実現することを目
的とする。 【解決手段】 レーザー伝搬平面32と全長にわたって
交差する第1および第2屈折板26,28を配置する。
それらをレーザー光で走査するために、回転可能なポリ
ゴンミラー16と、レーザー光源12とを配置する。第
1屈折板26は反射点Rから照射されるレーザー光を水
平光34に屈折させる特性を有する。第2屈折板28は
反射点Rから照射されるレーザー光を垂直光40に屈折
させる特性を有する。遮蔽物36で生ずる反射光38,
42はハーフミラー14を介して受光センサ20で受光
される。受光センサ20から発せられる受光信号に基づ
いて遮蔽物36の座標位置を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遮蔽データ検出装
置および操作認識システムに係り、特に、所定の検出面
内に置かれた遮蔽物の位置を光学的に検出する遮蔽デー
タ検出装置、および、その位置に基づいてオペレータに
よる操作の内容を認識する操作認識システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所定の検出面内に置かれたオペレ
ータの指の位置などを検出する装置として、抵抗式のタ
ッチパネルや超音波式のタッチパネルなどが知られてい
る。それらのタッチパネルは、それぞれ、検出面の押圧
に伴う抵抗値の変化や超音波の伝搬状態の変化に基づい
て被押圧部位を検出する装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、検出面内に置かれたオペレータの指の位置などを光
学的に検出することができ、かつ、安価に実現すること
のできる装置は実用化されていなかった。本発明は、上
記の課題に鑑みてなされたものであり、安価に実現する
ことができ、かつ、オペレータの指などの位置を光学的
に検出することのできる遮蔽データ検出装置を提供する
ことを第1の目的とする。また、本発明は、そのような
遮蔽データ検出装置によって検出された指などの位置に
基づいて、オペレータによる入力操作の内容を認識する
操作認識システムを提供することを第2の目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、上記第1
の目的を達成するため、検出面に置かれた遮蔽物の位置
を検出する遮蔽データ検出装置であって、前記検出面を
含む平面と所定長にわたって交差する第1屈折板と、前
記検出面を含む平面と所定長にわたって交差すると共
に、前記第1屈折板に対して非平行に配置される第2屈
折板と、前記第1屈折板および前記第2屈折板をレーザ
ー光で走査する走査ユニットとを備え、前記第1屈折板
は、前記走査の過程で照射されるレーザー光を、前記第
2屈折板と平行な光に屈折させる特性を有し、前記第2
屈折板は、前記走査の過程で照射されるレーザー光を、
前記第1屈折板と平行な光に屈折させる特性を有するこ
とを特徴とする。
【0005】第2の発明は、前記走査ユニットが、レー
ザー光源から発せられるレーザー光を反射する可動式反
射鏡と、前記可動式反射鏡で生成される反射光によっ
て、前記第1屈折板および前記第2屈折板が走査される
ように前記可動式反射鏡を駆動する駆動機構と、を備え
ることを特徴とする。
【0006】第3の発明は、前記レーザー光源と前記可
動式反射鏡との間に配置され、前記レーザー光源から発
せられるレーザー光の通過を許容しつつ、前記可動式反
射鏡側から照射される光を所定方向に反射する第2反射
鏡と、前記第2反射鏡によって反射される光を受光し
て、その受光状態を表す受光信号を出力する受光センサ
と、を更に備えることを特徴とする。
【0007】第4の発明は、前記検出面を挟んで前記第
1屈折板と対向して配置されると共に、前記第1屈折板
を通過して到達したレーザー光を所定の受光点に集光さ
せる第3屈折板と、前記検出面を挟んで前記第2屈折板
と対向して配置されると共に、前記第2屈折板を通過し
て到達したレーザー光を前記受光点に集光させる第4屈
折板と、前記受光点に受光面を有し、受光状態に応じた
受光信号を出力する受光センサと、を備えることを特徴
とする。
【0008】第5の発明は、前記レーザー光源から発せ
られ、前記可動式反射鏡で反射された反射光が所定位置
を照射する際に、その反射光を受光して受光信号を発生
する第2受光センサを備えることを特徴とする。
【0009】第6の発明は、上記第2の目的を達成する
ため、第1乃至第5の発明の何れかに係る遮蔽データ検
出装置と、前記受光センサから発せられる受光信号に基
づいて、前記検出面に置かれた遮蔽物の座標位置を検出
する手段と、前記遮蔽物の座標位置に基づいて、オペレ
ータによる操作意図を認識する手段と、を備えることを
特徴とする。
【0010】第7の発明は、前記遮蔽物の座標位置の移
動軌跡を検知する手段と、前記移動軌跡に基づいてオペ
レータによって入力されたサインを認識する手段と、認
識されたサインに基づいてオペレータによる操作意図を
認識する手段と、を更に備えることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
実施の形態1である操作認識システムの構造を説明する
ための図を示す。図1において、符号10は、本実施形
態の操作認識システムが装着されたモニタ装置である。
図1(A)および図1(B)は、それぞれ、モニタ装置
10を正面視および側面視で示している。
【0012】図1(A)に示すように、本実施形態の操
作認識システムは、レーザー光源12、ハーフミラー1
4、およびポリゴンミラー16を備えている。レーザー
光源12は、ハーフミラー14を介してポリゴンミラー
16に対して、所定波長のレーザー光を照射することが
できる。ポリゴンミラー16は、その周囲に複数枚のミ
ラーを備えており、入射されるレーザー光の向きに対し
て垂直な回転軸18を中心として回転しつつ、そのレー
ザー光を反射することができる。図1(A)において、
符号Rを付して示す点は、ポリゴンミラー16がレーザ
ー光を反射する反射点である。
【0013】ハーフミラー14の近傍には、受光センサ
20が配置されている。ハーフミラー14は、レーザー
光源12から発せられる光をポリゴンミラー16に向け
て透過させると共に、ポリゴンミラー16側から逆行し
てくる反射光を、受光センサ20に向けて反射させるこ
とができる。受光センサ20には、処理ユニット22が
接続されている。受光センサ20は、ハーフミラー14
から反射光が入射されると、処理ユニット22に対して
受光信号を出力する。
【0014】モニタ装置10の画面24の左方には、画
面24の高さとほぼ同じ長さを有する第1屈折板28が
配置されている。また、モニタ装置10の画面24の上
方には、画面24の幅とほぼ同じ長さを有する第2屈折
板28が配置されている。更に、第1屈折板26の下端
近傍には、受光センサ30が配置されている。
【0015】図1(B)中に二点鎖線で示す平面32
は、レーザー光源12から発せられたレーザー光、或い
はポリゴンミラー16によって反射されたレーザー光が
伝搬するレーザー伝搬平面である。第1および第2屈折
板28は、全長にわたってレーザー伝搬平面32と交わ
るように配置されている。また、受光センサ30は、そ
の受光面がレーザー伝搬平面32と交差するように配置
されている。
【0016】ポリゴンミラー16によって反射されるレ
ーザー光の進行方向は、ポリゴンミラー16が回転する
ことにより、レーザー伝搬平面32内で変化する。本実
施形態のシステムは、ポリゴンミラー16の回転に伴っ
て、受光センサ30、第1屈折板28の全長、および第
2屈折板30の全長が、レーザー光によって繰り返しそ
の順で走査されるように構成されている。
【0017】受光センサ30には、上述した受光センサ
20の場合と同様に処理ユニット22が接続されてい
る。受光センサ30は、ポリゴンミラー16からのレー
ザー光を受光すると、処理ユニット22に対して受光信
号を出力する。従って、処理ユニット22には、第1屈
折板26の走査開始時点毎に、受光センサ30から受光
信号が供給される。
【0018】第1屈折板26は、図1(A)における右
側からレーザー伝搬平面32内を伝搬して垂直に入射し
てくる平行光線を、ポリゴンミラー16上の反射点Rに
集光させる特性(凸レンズ特性)を有する光学素子であ
る。このような第1屈折板26によれば、反射点Rから
発せられて第1屈折板26に到達するレーザー光を、画
面24の前方を水平右方へ向かって進行する水平光に変
換することができる。また、第1屈折板26によれば、
画面24の前方を水平に横切って第1屈折板26に垂直
入射するレーザー光を、反射点Rに向かう光に変換する
ことができる。
【0019】同様に、第2屈折板28は、図1(A)に
おける下側から垂直に入射してくる平行光線を、ポリゴ
ンミラー16上の反射点Rに集光させる凸レンズ特性を
有する光学素子である。このような第2屈折板28によ
れば、反射点Rから発せられて第2屈折板28に到達す
るレーザー光を、画面24の前方を垂直下方に向かって
進行する垂直光に変換することができる。また、第2屈
折板28によれば、画面24の前方を垂直に縦断して第
2屈折板28に垂直入射するレーザー光を、反射点Rに
向かう光に変換することができる。
【0020】第1屈折板26および第2屈折板28は、
上述した凸レンズ特性を満足するように構成されたホロ
グラフィ光学素子レンズ(例えば、辻内順平著、裳華房
発行「ホログラフィ」に開示)や公知のフレネルレンズ
によって実現することができる。更に、第1屈折板26
および第2屈折板28は、それぞれ、屈折角が徐々に変
化するように隣接して配置された複数のプリズムによっ
ても実現することができる。
【0021】次に、本実施形態の操作認識システムの動
作乃至機能について説明する。上述の如く、本実施形態
の操作認識システムでは、ポリゴンミラー18の回転に
伴って、受光センサ30、第1屈折板26、および第2
屈折板28が、その順で繰り返しレーザー光により走査
される。
【0022】レーザー光によって第1屈折板26が走査
される際には、画面24前方を水平に進行する水平光3
4が、画面24の下端から上端に向けて順次発生する。
画面24の前方に、オペレータの指などの遮蔽物が存在
しない部分では、水平光34は反射されることなく画面
24を横切って消滅する。一方、レーザー伝搬平面32
内に遮蔽物36が存在する部分では、水平光34がその
遮蔽物36により反射され、図1(A)中に破線で示す
ように、その水平光34と逆向きに進行する反射光38
が発生する。
【0023】反射光38は、画面24の前方を水平に進
行して第1屈折板26に垂直入射した後、ポリゴンミラ
ー18の反射点Rに到達する。そして、その反射光38
は、反射点Rで反射され、更にハーフミラー14で反射
されることにより、受光センサ20に到達する。従っ
て、レーザー光が第1屈折板26を走査する間は、水平
光34が遮蔽物36を照射する場合にのみ、受光センサ
20から処理ユニット22に対して受光信号が供給され
る。
【0024】レーザー光による第2屈折板28の走査が
開始されると、今度は、画面24前方を垂直下方へ進行
する垂直光40が、画面24の左端から右端に向けて順
次発生する。水平光34の場合と同様に、垂直光40
は、遮蔽物36が存在する部分でのみ反射光42(図1
(A)に示す破線)を発生させる。そして、レーザー光
が第2屈折板28を走査する間は、垂直光42が遮蔽物
36を照射する場合にのみ、受光センサ20から処理ユ
ニット22に対して受光信号が供給される。
【0025】処理ユニット22は、第1屈折板26の走
査が開始される直前に、常に受光ユニット30から受光
信号を受信する。従って、処理ユニット22は、その受
光信号に基づいて、第1屈折板26の走査開始時点を検
知することができる。ポリゴンミラー18の角速度は既
知である。このため、処理ユニット22は、走査開始時
点からの経過時間に応じて、第1屈折板26や第2屈折
板28のどの部分がレーザー光により走査されているの
かを検知することができる。
【0026】本実施形態において、処理ユニット22
は、第1屈折板26の走査中に受光センサ20から受光
信号が発せられた場合に、その時点で走査されていた第
1屈折板26上の垂直方向位置を、遮蔽物36の垂直座
標(Y座標)と認識する。また、処理ユニット22は、
第2屈折板28の走査中に受光センサ20からの受光信
号を受信した場合に、その時点で走査されていた第2屈
折板28上の水平方向位置を、遮蔽物36の水平座標
(X座標)と認識する。このように、本実施形態の操作
認識システムによれば、第1屈折板26および第2屈折
板28がレーザー光により1回走査される毎に、画面2
4の前方に存在する遮蔽物36の2次元座標位置を検知
することができる。
【0027】実施の形態2.次に、図2を参照して、本
発明の実施の形態2の操作認識システムについて説明す
る。図2は、本実施形態の操作認識システムの構成を説
明するための図を示す。尚、図2において、図1に示す
構成部分と同一の部分については、同一の符号を付して
その説明を省略または簡略する。
【0028】本実施形態の操作認識システムは、モニタ
装置10の画面24の右方に第3屈折板46を備えると
共に、画面24の下方に第4屈折板48を備えている。
第3屈折板46および第4屈折板48は、それぞれ第1
または第2屈折板26,28と対向するように、かつ、
全長にわたってレーザー伝搬平面32と交わるように配
置されている。
【0029】モニタ装置10の中心点を挟んで、ポリゴ
ンミラー18の位置とほぼ点対称となる位置には受光セ
ンサ50が配置されている。第3屈折板46は、図2
(A)における左側からレーザー伝搬平面32内を伝搬
して垂直に入射してくる平行光線を、受光センサ50の
受光面に集光させる特性(凸レンズ特性)を有する光学
素子である。このような第3屈折板46によれば、画面
24の前方を垂直に横切って進行してくる水平光34
を、受光センサ50に向かう光に変換することができ
る。
【0030】また、第4屈折板48は、図2(A)にお
ける上側から垂直に入射してくる平行光線を、受光セン
サ50の受光面に集光させる凸レンズ特性を有する光学
素子である。このような第4屈折板48によれば、画面
24の前方を垂直に横切って進行してくる垂直光40
を、受光センサ50に向かう光に変換することができ
る。
【0031】第3屈折板46および第4屈折板48は、
上述した第1屈折板26および第2屈折板28と同様
に、ホログラフィ光学素子レンズ、フレネルレンズ、或
いは隣接して配置された複数のプリズムにより実現する
ことができる。尚、本実施形態において、第3屈折板4
6と第1屈折板26、および第4屈折板48と第2屈折
板28は、それぞれ共通の部品で実現することができ
る。
【0032】次に、本実施形態の操作認識システムの動
作乃至機能について説明する。本実施形態において、第
1屈折板26および第2屈折板28は、実施の形態1の
場合と同様にレーザー光により走査される。第1屈折板
26の走査時に発生する水平光34は、遮蔽物36に遮
断されない限り第3屈折板46に到達し、更には受光セ
ンサ50に到達する。同様に、第2屈折板28の走査時
に発生する垂直光40は、遮蔽物36に遮断されない限
り第4屈折板48に到達し、更には受光センサ50に到
達する。従って、受光センサ50は、垂直方向の走査位
置が遮蔽物36の垂直座標と一致する間、および水平方
向の走査位置が遮蔽物36の水平座標と一致する間を除
き、処理ユニット22に対して受光信号を供給する。
【0033】本実施形態において、処理ユニット22
は、第1屈折板26が走査される過程で受光センサ50
からの受光信号が得られない場合に、その時点で走査さ
れていた垂直座標位置を遮蔽物36の垂直座標(Y座
標)と認識する。また、処理ユニット22は、第2屈折
板28が走査される過程で受光センサ50からの受光信
号が得られない場合に、その時点で走査されていた水平
座標位置を遮蔽物36の水平座標(X座標)と認識す
る。このように、本実施形態の操作認識システムによれ
ば、実施の形態1の場合と同様に、第1屈折板26およ
び第2屈折板28がレーザー光により1回走査される毎
に、画面24の前方に存在する遮蔽物36の2次元座標
位置を検知することができる。
【0034】上述した実施形態1または2においては、
オペレータに対して、画面24上の所望の位置を指など
で指定する入力操作を要求することができる。この場
合、操作認識システムは、オペレータの指などを遮蔽物
36と認識し、その遮蔽物36の座標に基づいてオペレ
ータの操作意図を認識することができる。
【0035】また、実施形態1または2においては、オ
ペレータに対して、指などの遮蔽物36で所望のサイン
を描くことを入力操作として要求することができる。処
理ユニット22は、遮蔽物36の座標位置を継続的に監
視することにより、その移動の軌跡を認識することがで
きると共に、その軌跡を予め記憶している鋳型と比較す
ることなどにより、オペレータによって入力されたサイ
ンを特定することができる。従って、実施の形態1また
は2のシステムによれば、オペレータによって入力され
たサインの種類に応じて、その操作意図を認識すること
ができる。
【0036】ところで、実施の形態1のシステムでは、
受光センサ20から受光信号が発せられる座標範囲に基
づいて遮蔽物36の垂直方向および水平方向の大きさを
検出することができる。同様に、実施の形態2のシステ
ムでは、受光センサ50から受光信号が発せられない座
標範囲に基づいて遮蔽物36の垂直方向および水平方向
の大きさを検出することができる。このため、実施の形
態1または2のシステムでは、遮蔽物36の座標位置や
軌跡(サイン)に加えて、遮蔽物36の大きさも、オペ
レータの入力意図を区別するための要素として利用する
ことができる。
【0037】また、実施の形態1または2のシステムで
は、ポリゴンミラー16と第1または第2屈折板26,
28との間でレーザー光が直接授受されているが、本発
明はこれに限定されるものではなく、両者間に後述する
光学レンズを配置してもよい。 すなわち、ポリゴンミ
ラー16と第1または第2屈折板26,28との間でレ
ーザー光が直接授受される場合は、ポリゴンミラー18
の角速度と、レーザー光による走査速度との関係が非線
形となる。このため、実施の形態1または2では、走査
開始時点後の経過時間に基づいて走査位置を検知するた
めに、上記の非線形性を補償する処理が必要となってい
る。
【0038】これに対して、ポリゴンミラー18の角速
度とレーザー光による走査速度との関係は、ポリゴンミ
ラー16と第1または第2屈折板26,28との間に適
当な光学レンズを配置することで線形関係とすることが
できる。従って、両者間にこのような光学レンズを配置
すれば、走査開始時点後の経過時間に基づいて、極めて
簡単な処理により走査位置を求めることが可能となり、
処理ユニット22の演算負荷を下げることができる。
【0039】また、実施の形態1または2では、モニタ
装置10の前面に、遮蔽物36の座標を検出するための
レーザー伝搬平面32を1面だけ形成することとしてい
るが、レーザー伝搬平面32は、画面24に垂直な方向
に多段に設けてもよい。画面24の前面にレーザー伝搬
平面32を多段に設けると、遮蔽物36の状態を3次元
的に捕らえることが可能となる。従って、このような構
成によれば、実施の形態1または2のシステムに比し
て、更にきめ細かくかつ正確に、オペレータの操作意図
を検知することが可能となる。
【0040】尚、第1の発明における「検出面を含む平
面」は上述したレーザー伝搬平面32に、第1の発明に
おける「走査ユニット」並びに第3の発明における「可
動式反射鏡」および「駆動機構」は上述したポリゴンミ
ラー16に、第3の発明における「第2反射鏡」は上述
したハーフミラー14に、第5の発明における「第2受
光センサ」は上述した受光センサ30に、それぞれ相当
している。また、第6の発明における「座標位置を検出
する手段」および「操作意図を認識する手段」、並びに
第7の発明における「移動軌跡を検知する手段」、「サ
インを認識する手段」および「操作意図を認識する手
段」は、何れも上述した処理ユニット22により実現さ
れている。
【0041】
【発明の効果】第1の発明によれば、第1屈折板をレー
ザー光で走査することにより、第2屈折板と平行なレー
ザー光を検出面の全面に発生させることができる。ま
た、第2屈折板をレーザー光で走査することにより、第
1屈折板と平行なレーザー光を検出面内の全面に発生さ
せることができる。検出面内に遮蔽物が存在する場合
は、検出面内に発生するレーザー光がその遮蔽物により
反射され、或いは遮られる。従って、本発明によれば、
検出面を進行するレーザー光の反射状態や透過状態に基
づいて、検出面内に存在する遮蔽物の位置を検知するこ
とができる。
【0042】第2の発明によれば、可動式反射鏡と駆動
機構とを用いて、第1屈折板および第2屈折板の双方を
走査するユニットを、安価に実現することができる。従
って、本発明によれば、安価な遮蔽データ検出装置を得
ることができる。
【0043】第3の発明によれば、可動式反射鏡側から
レーザー光源に向かって逆行してくる光を、第2反射鏡
を介して受光センサに受光させることができる。検出面
内でレーザー光が遮蔽物に照射されると、その結果生じ
た反射光の一部は、照射時の経路を逆行して可動式反射
鏡に到達し、更には第2反射鏡に到達する。従って、受
光センサは、第1屈折板の走査時、および第2屈折板の
走査時に、それぞれレーザー光が遮蔽物に照射される場
合にのみ受光信号を発生する。このため、本発明によれ
ば、その受光信号に基づいて、検出面内における遮蔽物
の存在位置を容易に検知することができる。
【0044】第4の発明によれば、第1屈折板を通過し
たレーザー光は、遮蔽物に遮られない限り第3屈折板を
介して受光センサに受光される。一方、第2屈折板を通
過したレーザー光は、遮蔽物に遮られない限り第4屈折
板を介して受光センサに受光される。従って、本発明に
よれば、受光センサから発せられる受光信号に基づい
て、検出面内における遮蔽物の存在位置を容易に検知す
ることができる。
【0045】第5の発明によれば、レーザー光による走
査の過程で、そのレーザー光が所定位置を照射する毎に
第2受光センサから受光信号が出力される。従って、本
発明によれば、レーザー光による走査が実行される度
に、その受光信号に基づいて走査の実行タイミングを検
知することができる。
【0046】第6の発明によれば、検出面内における遮
蔽物の位置に基づいて、オペレータの操作意図を認識す
ることができる。
【0047】第7の発明によれば、検出面内に描かれた
サインの種類に基づいて、オペレータの操作意図を認識
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の操作認識システムの
構成を説明するための図である。
【図2】 本発明の実施の形態2の操作認識システムの
構成を説明するための図である。
【符号の説明】
10 モニタ装置 12 レーザー光源 14 ハーフミラー 16 ポリゴンミラー 20,30,50 受光センサ 22 処理ユニット 24 画面 26 第1屈折板 28 第2屈折板 32 レーザー伝搬平面 34 水平光 36 遮蔽物 38,42 反射光 40 垂直光 46 第3屈折板 48 第4屈折板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA03 BB24 GG04 JJ05 LL15 LL46 LL51 LL62 MM16 2H045 AA01 BA12 5B068 AA01 AA32 BB20 BC02 BC04 BC07 BD09 BD17 BE08 BE12 CC17 CC19 5B087 AA00 AB02 CC12 CC26 CC34 DD17 DJ01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出面に置かれた遮蔽物の位置を検出す
    る遮蔽データ検出装置であって、 前記検出面を含む平面と所定長にわたって交差する第1
    屈折板と、 前記検出面を含む平面と所定長にわたって交差すると共
    に、前記第1屈折板に対して非平行に配置される第2屈
    折板と、 前記第1屈折板および前記第2屈折板をレーザー光で走
    査する走査ユニットとを備え、 前記第1屈折板は、前記走査の過程で照射されるレーザ
    ー光を、前記第2屈折板と平行な光に屈折させる特性を
    有し、 前記第2屈折板は、前記走査の過程で照射されるレーザ
    ー光を、前記第1屈折板と平行な光に屈折させる特性を
    有することを特徴とする遮蔽データ検出装置。
  2. 【請求項2】 前記走査ユニットは、 レーザー光源から発せられるレーザー光を反射する可動
    式反射鏡と、 前記可動式反射鏡で生成される反射光によって、前記第
    1屈折板および前記第2屈折板が走査されるように前記
    可動式反射鏡を駆動する駆動機構と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の遮蔽データ検
    出装置。
  3. 【請求項3】 前記レーザー光源と前記可動式反射鏡と
    の間に配置され、前記レーザー光源から発せられるレー
    ザー光の通過を許容しつつ、前記可動式反射鏡側から照
    射される光を所定方向に反射する第2反射鏡と、 前記第2反射鏡によって反射される光を受光して、その
    受光状態を表す受光信号を出力する受光センサと、 を更に備えることを特徴とする請求項2記載の遮蔽デー
    タ検出装置。
  4. 【請求項4】 前記検出面を挟んで前記第1屈折板と対
    向して配置されると共に、前記第1屈折板を通過して到
    達したレーザー光を所定の受光点に集光させる第3屈折
    板と、 前記検出面を挟んで前記第2屈折板と対向して配置され
    ると共に、前記第2屈折板を通過して到達したレーザー
    光を前記受光点に集光させる第4屈折板と、 前記受光点に受光面を有し、受光状態に応じた受光信号
    を出力する受光センサと、 を備えることを特徴とする請求項2記載の遮蔽データ検
    出装置。
  5. 【請求項5】 前記レーザー光源から発せられ、前記可
    動式反射鏡で反射された反射光が所定位置を照射する際
    に、その反射光を受光して受光信号を発生する第2受光
    センサを備えることを特徴とする請求項2乃至4の何れ
    か1項記載の遮蔽データ検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の何れか1項記載の遮蔽
    データ検出装置と、 前記受光センサから発せられる受光信号に基づいて、前
    記検出面に置かれた遮蔽物の座標位置を検出する手段
    と、 前記遮蔽物の座標位置に基づいて、オペレータによる操
    作意図を認識する手段と、 を備えることを特徴とする操作認識システム。
  7. 【請求項7】 前記遮蔽物の座標位置の移動軌跡を検知
    する手段と、 前記移動軌跡に基づいてオペレータによって入力された
    サインを認識する手段と、 認識されたサインに基づいてオペレータによる操作意図
    を認識する手段と、 を更に備えることを特徴とする請求項6記載の操作認識
    システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110989853A (zh) * 2019-10-23 2020-04-10 南方科技大学 基于液晶光电效应的激光虚拟交互系统以及交互方法

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CN110989853A (zh) * 2019-10-23 2020-04-10 南方科技大学 基于液晶光电效应的激光虚拟交互系统以及交互方法

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