JP2001331461A - マルチプロセッサシステム及びプロセッサスケジュリング方法 - Google Patents

マルチプロセッサシステム及びプロセッサスケジュリング方法

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JP2001331461A
JP2001331461A JP2000148140A JP2000148140A JP2001331461A JP 2001331461 A JP2001331461 A JP 2001331461A JP 2000148140 A JP2000148140 A JP 2000148140A JP 2000148140 A JP2000148140 A JP 2000148140A JP 2001331461 A JP2001331461 A JP 2001331461A
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interrupt
interrupt load
load
selecting
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Yasushi Suzuki
康司 鈴木
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、割り込み負荷の最も低いプロセッ
サで高優先度のプロセスが実行できるようになるマルチ
プロセッサシステム及びプロセッサスケジュリング方法
を提供することを課題とする。 【解決手段】 プログラム制御により動作する複数のプ
ロセッサと、プログラム制御により実行すべきプロセス
を選択して実行するスケジュリング手段と、スケジュリ
ング手段において実行すべきプロセッサを選択するプロ
セッサ選択手段と、割り込み負荷の高い順にプロセッサ
の番号をあらかじめ記録する割り込み負荷順テーブル
と、割り込み負荷順テーブルを生成するために割り込み
負荷を記録する割り込み負荷テーブルと、割り込み負荷
テーブルを生成する割り込み負荷テーブル生成手段と、
割り込み負荷順テーブルを生成する割り込み負荷順テー
ブル生成手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチプロセッサ
システムに対するプロセッサスケジュリング技術に係
り、特に割り込み負荷の最も低いプロセッサで高優先度
のプロセスが実行できるようになるマルチプロセッサシ
ステム及びプロセッサスケジュリング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、数値演算並列プログラムでは、全
てのプロセッサの処理の完了を待ち合わせるバリア処理
が多用されているが、全てのプロセッサの処理の完了を
待ち合わせている間に割り込み処理が実行されると、処
理全体が遅れてしまう現象が発生する(第1従来技
術)。このため、従来のマルチプロセッサシステムで
は、割り込み負荷が高いプロセッサにプロセスを割り当
ててしまうと、計算プログラムの処理時間が長くなって
しまうという問題点があった。
【0003】このような第1従来技術の問題点を解決す
るために、並列プロセスが実行されているプロセッサと
違うプロセッサに割り込みを発生させるマルチプロセッ
サシステム(第2従来技術)も開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
2従来技術では、上記第1従来技術の問題点を解決でき
るものの、割り込み先のプロセッサをローコストで変更
できるように計算機システム全体を設計する必要がある
という問題点があった。
【0005】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、割り込み負荷の最
も低いプロセッサで高優先度のプロセスが実行できるよ
うになるマルチプロセッサシステム及びプロセッサスケ
ジュリング方法を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に記
載の発明の要旨は、プログラム制御により動作する複数
のプロセッサと、プログラム制御により実行すべきプロ
セスを選択して実行するスケジュリング手段と、前記ス
ケジュリング手段において実行すべき前記プロセッサを
選択するプロセッサ選択手段と、割り込み負荷の高い順
に前記プロセッサのプロセッサ番号をあらかじめ記録す
るための割り込み負荷順テーブルと、前記割り込み負荷
順テーブルを生成するために割り込み負荷を記録するた
めの割り込み負荷テーブルと、前記割り込み負荷テーブ
ルを生成する割り込み負荷テーブル生成手段と、前記割
り込み負荷順テーブルを生成する割り込み負荷順テーブ
ル生成手段を有し、前記プロセッサ選択手段は、あらか
じめ生成しておいた前記割り込み負荷順テーブルを参照
して、実行中のプロセスの中で処理優先度が最も低いプ
ロセスを割り当てられている前記プロセッサを選択する
手段を備えていることを特徴とするマルチプロセッサシ
ステムに存する。また、この発明の請求項2に記載の発
明の要旨は、定期的に割り込み負荷の実績を前記割り込
み負荷テーブルに記録し、割り込み負荷順に前記プロセ
ッサ番号をソートしておき、この状態で、前記スケジュ
リング手段でスケジュリングを行う際に、実行中のプロ
セスの中で処理優先度が最も低いプロセスを割り当てら
れている前記プロセッサを選択するとき、同じ処理優先
度の前記プロセッサの中で割り込み負荷の最も低い前記
プロセッサを前記割り込み負荷順テーブルを参照して前
記プロセッサ選択手段で選択することを特徴とする請求
項1に記載のマルチプロセッサシステムに存する。ま
た、この発明の請求項3に記載の発明の要旨は、前記割
り込み負荷テーブル生成手段では、割り込み負荷と割り
込み回数に正の相関関係があることに着目し、割り込み
負荷を前記割り込み回数のロードアベレージと定義し、
前記割り込み回数をモニタし、前記プロセッサのそれぞ
れに対して、何回割り込みが発生したかを記録し、続い
て、前記プロセッサのそれぞれについて、過去所定期間
に発生した前記割り込み回数を計算し、所定計算式に基
づいて、CPUの負荷を表すような処理として多用され
ている前記ロードアベレージを算出する処理を所定期間
隔で実行することを特徴とする請求項1または2に記載
のマルチプロセッサシステムに存する。また、この発明
の請求項4に記載の発明の要旨は、前記割り込み負荷順
テーブル生成手段では、前記プロセッサ番号の値の順に
配列の初期値を設定し、続いて、バブルソートの内側の
ループを1回実行する処理を所定期間隔で実行すること
を特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のマ
ルチプロセッサシステムに存する。また、この発明の請
求項5に記載の発明の要旨は、前記プロセッサ選択手段
では、割り込み頻度の高い前記プロセッサから順に検索
して、処理優先度が最も低い前記プロセッサを選択する
とともに、処理優先度が同じプロセスが存在する場合は
割り込み頻度がより低いプロセスを選択することを特徴
とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のマルチプ
ロセッサシステムに存する。また、この発明の請求項6
に記載の発明の要旨は、プログラム制御により動作する
複数のプロセッサを用いて並列処理を実行するシステム
に対するプロセッサスケジュリング方法であって、プロ
グラム制御により実行すべきプロセスを選択して実行す
るスケジュリング工程と、前記スケジュリング工程にお
いて実行すべき前記プロセッサを選択するプロセッサ選
択工程と、割り込み負荷の高い順に前記プロセッサのプ
ロセッサ番号を割り込み負荷順テーブルにあらかじめ記
録する割り込み負荷順テーブル生成工程と、前記割り込
み負荷順テーブルを生成するために割り込み負荷を割り
込み負荷テーブルに記録する割り込み負荷テーブル生成
工程を有し、前記プロセッサ選択工程は、あらかじめ生
成しておいた前記割り込み負荷順テーブルを参照して、
実行中のプロセスの中で処理優先度が最も低いプロセス
を割り当てられている前記プロセッサを選択する工程を
備えていることを特徴とするプロセッサスケジュリング
方法に存する。また、この発明の請求項7に記載の発明
の要旨は、定期的に割り込み負荷の実績を前記割り込み
負荷テーブルに記録し、割り込み負荷順に前記プロセッ
サ番号をソートしておき、この状態で、前記スケジュリ
ング工程でスケジュリングを行う際に、実行中のプロセ
スの中で処理優先度が最も低いプロセスを割り当てられ
ている前記プロセッサを選択するとき、同じ処理優先度
の前記プロセッサの中で割り込み負荷の最も低い前記プ
ロセッサを前記割り込み負荷順テーブルを参照して前記
プロセッサ選択工程で選択する工程を備えていることを
特徴とする請求項6に記載のプロセッサスケジュリング
方法に存する。また、この発明の請求項8に記載の発明
の要旨は、前記割り込み負荷テーブル生成工程は、割り
込み負荷と割り込み回数に正の相関関係があることに着
目し、割り込み負荷を前記割り込み回数のロードアベレ
ージと定義する工程と、前記割り込み回数をモニタする
とともに、前記プロセッサのそれぞれに対して、何回割
り込みが発生したかを記録する工程と、前記プロセッサ
のそれぞれについて、過去所定期間に発生した前記割り
込み回数を計算するとともに、所定計算式に基づいて、
CPUの負荷を表すような処理として多用されている前
記ロードアベレージを算出する処理を所定期間隔で実行
する工程を備えていることを特徴とする請求項6または
7に記載のプロセッサスケジュリング方法に存する。ま
た、この発明の請求項9に記載の発明の要旨は、前記割
り込み負荷順テーブル生成工程は、前記プロセッサ番号
の値の順に配列の初期値を設定するとともに、バブルソ
ートの内側のループを1回実行する処理を所定期間隔で
実行する工程を備えていることを特徴とする請求項6乃
至8のいずれか一項に記載のプロセッサスケジュリング
方法に存する。また、この発明の請求項10に記載の発
明の要旨は、前記プロセッサ選択工程は、割り込み頻度
の高い前記プロセッサから順に検索して、処理優先度が
最も低い前記プロセッサを選択するとともに、処理優先
度が同じプロセスが存在する場合は割り込み頻度がより
低いプロセスを選択する工程を備えていることを特徴と
する請求項6乃至9のいずれか一項に記載のプロセッサ
スケジュリング方法に存する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、割り込み負荷の高いプ
ロセッサに処理優先度が高いプロセスを割り当てないよ
うにするとともに、割り込み負荷の最も低いプロセッサ
1,2,3,4で高優先度のプロセスを実行できるでき
る構成を提供するものである。以下、本発明の実施の形
態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明の一実施の形態に係るマル
チプロセッサシステムを説明するための機能ブロック図
である。図1において、1,2,3,4はプロセッサ、
100は本実施の形態のマルチプロセッサシステム、1
01はスケジュリング手段、102はプロセッサ選択手
段、103は割り込み負荷順テーブル、104は割り込
み負荷テーブル、105は割り込み負荷テーブル生成手
段、106は割り込み負荷順テーブル生成手段を示して
いる。
【0009】図1を参照すると、本実施の形態のマルチ
プロセッサシステム100は、プログラム制御により動
作する複数のプロセッサ1,2,3,4と、プログラム
制御により実行すべきプロセスを選択して実行するスケ
ジュリング手段101と、スケジュリング手段101に
おいて実行すべきプロセッサ1,2,3,4を選択する
プロセッサ選択手段102と、割り込み負荷の高い順に
プロセッサ1,2,3,4のプロセッサ番号を記録する
ための割り込み負荷順テーブル103と、割り込み負荷
順テーブル103を生成するために割り込み負荷を記録
するための割り込み負荷テーブル104と、割り込み負
荷テーブル104を生成する割り込み負荷テーブル生成
手段105と、割り込み負荷順テーブル103を生成す
る割り込み負荷順テーブル生成手段106を中心にして
構成されている。
【0010】次に、マルチプロセッサシステム100の
動作について説明する。図1を参照すると、本実施の形
態のマルチプロセッサシステム100では、まず、定期
的に割り込み負荷の実績を記録し、割り込み負荷順にプ
ロセッサ番号prc(後述)をソートしておく。この状
態で、スケジュリングを行う際に、実行中のプロセスの
中で処理優先度が最も低いプロセスを割り当てられてい
るプロセッサ1,2,3,4を選択するが、このとき、
同じ処理優先度のプロセッサ1,2,3,4の中で割り
込み負荷の最も低いプロセッサ1,2,3,4を選択す
る。これにより、割り込み負荷の最も低いプロセッサ
1,2,3,4で高優先度のプロセスが実行できるよう
になるといった効果を奏する。
【0011】次に、図1、及び図2乃至図5を参照し
て、本発明の一実施の形態に係るプロセッサスケジュリ
ング方法について説明する。図2は、本発明の一実施の
形態に係る割り込み負荷テーブル生成手段105の動作
を説明するための機能ブロック図、図3は、本発明の一
実施の形態に係る割り込み負荷順テーブル生成手段10
6の動作を説明するための機能ブロック図、図4は、本
発明の一実施の形態に係るプロセッサ選択手段102の
動作を説明するための機能ブロック図、図5は、プロセ
ッサスケジュリング方法の一例を示すタイミングチャー
トである。
【0012】まず、図2を参照して割り込み負荷テーブ
ル生成手段105におけるプロセッサスケジュリング方
法を説明する。本実施の形態では、割り込み負荷と割り
込み回数に正の相関関係があることに着目し、割り込み
負荷を割り込み回数N[prc](prcはプロセッサ
番号)のロードアベレージAv[prc]と定義してい
る。
【0013】まず、割り込み回数N[prc]をモニタ
し、プロセッサ1,2,3,4のそれぞれに対して、何
回割り込みが発生したかを記録する。本実施の形態で
は、プロセッサ1のプロセッサ番号prcを1、プロセ
ッサ2のプロセッサ番号prcを2、プロセッサ3のプ
ロセッサ番号prcを3、プロセッサ4のプロセッサ番
号prcを4として処理を進めている。
【0014】続いて、プロセッサ1(プロセッサ番号p
rc=1)、プロセッサ2(プロセッサ番号prc=
2)、プロセッサ3(プロセッサ番号prc=3)、プ
ロセッサ4(プロセッサ番号prc=4)について、過
去5秒間に発生した割り込み回数N[prc]を計算
し、以下の式1に基づいて、CPUの負荷を表すような
処理として多用されているロードアベレージAv[pr
c]を算出する(ステップA1)。
【0015】 Av[prc]←Av[prc]*0.95+N[prc]*0.05 … 式1
【0016】上記ステップA1の処理の実行後、5秒間
休止して(ステップA2)、再びステップA1の処理を
実行する。換言すれば、ステップA1の処理を5秒間隔
で実行する。
【0017】次に図3を参照して割り込み負荷順テーブ
ル生成手段106におけるプロセッサスケジュリング方
法を説明する。本実施の形態の割り込み負荷順テーブル
生成手段106では、配列Ord[]の初期値を、プロ
セッサ番号prcの値の順(すなわち、1→2→3→4
の順)に設定する(ステップB1)。
【0018】続いて、バブルソートの内側のループを1
回実行する(ステップB2)。
【0019】上記ステップB2の処理の実行後、1秒間
休止して(ステップB3)、再びステップB2の処理を
実行する。換言すれば、ステップB2の処理を1秒間隔
で実行する。
【0020】本実施の形態では、割り込み負荷テーブル
104を生成するオーバヘッドをできるだけ小さくする
必要があり、精度自体はそれほど問題ではないとしてい
る。
【0021】次に図4及び図5を参照してプロセッサ選
択手段102におけるプロセッサスケジュリング方法を
説明する。一般に数値演算並列プログラムは長時間動作
する性質があるため、長期的に見て負荷の高いプロセッ
サ1,2,3,4に割り込み負荷が割り当てられること
が少なければ良いという事情がある。そこで本実施の形
態のスケジュリング手段101では、プロセスが新たに
実行可能となったときプロセッサスケジュリング方法を
実行している。
【0022】すなわち、実際にスケジュリングを行う前
に、動作させるプロセッサ1,2,3,4(プロセッサ
番号prc=1,2,3,4)を選択し、プロセッサ選
択手段102における処理(ステップC1)を実行す
る。
【0023】プロセッサ選択手段102における処理
(ステップC1)では、割り込み頻度の高いプロセッサ
1,2,3,4(プロセッサ番号prc=1,2,3,
4)から順に検索して、処理優先度が最も低いプロセッ
サ1,2,3,4(プロセッサ番号prc=1,2,
3,4)を選択する。このとき処理優先度が同じプロセ
スが存在する場合は、割り込み頻度がより低いプロセス
を選択する(ステップC1)。
【0024】本実施の形態では、図5に示すように、割
り込み頻度の高いプロセッサ1,2,3,4(プロセッ
サ番号prc=1,2,3,4)から順に検索して、処
理優先度が最も低いプロセッサ3(プロセッサ番号pr
c=3)を選択する。
【0025】これにより、図5に示すように、特に数値
演算並列プログラムにおいて、全てのプロセッサの処理
の完了を待ち合わせるバリア処理が多用されているが、
全てのプロセッサの処理の完了を待ち合わせている間
(図5に示すバリア開始からバリア完了までの間)に割
り込み処理が実行された場合であっても、バリア完了後
にプロセッサ3(プロセッサ番号prc=3)が割り込
み処理を行うことで、処理全体が遅れてしまう現象を回
避できるようになるといった効果を奏する。
【0026】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、割り込み負荷が高いプロセッサ1,2,3,4(プ
ロセッサ番号prc=1,2,3,4)を避けて優先順
位の高いプロセスを割り当てることにより、特にバリア
を多用する数値演算並列プログラムの効率を低下させな
いようにできる。その理由は、割り込み負荷順テーブル
103を常に生成しておき、プロセスを実際に割り当て
る際に当該割り込み負荷順テーブル103を順(または
逆順)に検索することにより、割り込み負荷が高いプロ
セッサ1,2,3,4(プロセッサ番号prc=1,
2,3,4)を避けて優先順位の高いプロセスを割り当
てるからである。
【0027】なお、本発明が上記実施の形態に限定され
ず、本発明の技術思想の範囲内において、上記実施の形
態は適宜変更され得ることは明らかである。また上記構
成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定され
ず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にす
ることができる。また、各図において、同一構成要素に
は同一符号を付している。
【0028】
【発明の効果】本発明は、割り込み負荷が高いプロセッ
サを避けて優先順位の高いプロセスを割り当てることに
より、特にバリアを多用する数値演算並列プログラムの
効率を低下させないようにできる。その理由は、割り込
み負荷順テーブルを常に生成しておき、プロセスを実際
に割り当てる際に当該割り込み負荷順テーブルを順(ま
たは逆順)に検索することにより、割り込み負荷が高い
プロセッサを避けて優先順位の高いプロセスを割り当て
るからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るマルチプロセッサ
システムを説明するための機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る割り込み負荷テー
ブル生成手段の動作を説明するための機能ブロック図で
ある。
【図3】本発明の一実施の形態に係る割り込み負荷順テ
ーブル生成手段の動作を説明するための機能ブロック図
である。
【図4】本発明の一実施の形態に係るプロセッサ選択手
段の動作を説明するための機能ブロック図である。
【図5】プロセッサスケジュリング方法の一例を示すタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
1,2,3,4…プロセッサ 100…マルチプロセッサシステム 101…スケジュリング手段 102…プロセッサ選択手段 103…割り込み負荷順テーブル 104…割り込み負荷テーブル 105…割り込み負荷テーブル生成手段 106…割り込み負荷順テーブル生成手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラム制御により動作する複数のプ
    ロセッサと、 プログラム制御により実行すべきプロセスを選択して実
    行するスケジュリング手段と、 前記スケジュリング手段において実行すべき前記プロセ
    ッサを選択するプロセッサ選択手段と、 割り込み負荷の高い順に前記プロセッサのプロセッサ番
    号をあらかじめ記録するための割り込み負荷順テーブル
    と、 前記割り込み負荷順テーブルを生成するために割り込み
    負荷を記録するための割り込み負荷テーブルと、 前記割り込み負荷テーブルを生成する割り込み負荷テー
    ブル生成手段と、 前記割り込み負荷順テーブルを生成する割り込み負荷順
    テーブル生成手段を有し、 前記プロセッサ選択手段は、あらかじめ生成しておいた
    前記割り込み負荷順テーブルを参照して、実行中のプロ
    セスの中で処理優先度が最も低いプロセスを割り当てら
    れている前記プロセッサを選択する手段を備えているこ
    とを特徴とするマルチプロセッサシステム。
  2. 【請求項2】 定期的に割り込み負荷の実績を前記割り
    込み負荷テーブルに記録し、割り込み負荷順に前記プロ
    セッサ番号をソートしておき、この状態で、前記スケジ
    ュリング手段でスケジュリングを行う際に、実行中のプ
    ロセスの中で処理優先度が最も低いプロセスを割り当て
    られている前記プロセッサを選択するとき、同じ処理優
    先度の前記プロセッサの中で割り込み負荷の最も低い前
    記プロセッサを前記割り込み負荷順テーブルを参照して
    前記プロセッサ選択手段で選択することを特徴とする請
    求項1に記載のマルチプロセッサシステム。
  3. 【請求項3】 前記割り込み負荷テーブル生成手段で
    は、 割り込み負荷と割り込み回数に正の相関関係があること
    に着目し、割り込み負荷を前記割り込み回数のロードア
    ベレージと定義し、 前記割り込み回数をモニタし、前記プロセッサのそれぞ
    れに対して、何回割り込みが発生したかを記録し、 続いて、前記プロセッサのそれぞれについて、過去所定
    期間に発生した前記割り込み回数を計算し、所定計算式
    に基づいて、CPUの負荷を表すような処理として多用
    されている前記ロードアベレージを算出する処理を所定
    期間隔で実行することを特徴とする請求項1または2に
    記載のマルチプロセッサシステム。
  4. 【請求項4】 前記割り込み負荷順テーブル生成手段で
    は、前記プロセッサ番号の値の順に配列の初期値を設定
    し、続いて、バブルソートの内側のループを1回実行す
    る処理を所定期間隔で実行することを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれか一項に記載のマルチプロセッサシス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記プロセッサ選択手段では、割り込み
    頻度の高い前記プロセッサから順に検索して、処理優先
    度が最も低い前記プロセッサを選択するとともに、処理
    優先度が同じプロセスが存在する場合は割り込み頻度が
    より低いプロセスを選択することを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれか一項に記載のマルチプロセッサシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 プログラム制御により動作する複数のプ
    ロセッサを用いて並列処理を実行するシステムに対する
    プロセッサスケジュリング方法であって、プログラム制
    御により実行すべきプロセスを選択して実行するスケジ
    ュリング工程と、 前記スケジュリング工程において実行すべき前記プロセ
    ッサを選択するプロセッサ選択工程と、 割り込み負荷の高い順に前記プロセッサのプロセッサ番
    号を割り込み負荷順テーブルにあらかじめ記録する割り
    込み負荷順テーブル生成工程と、 前記割り込み負荷順テーブルを生成するために割り込み
    負荷を割り込み負荷テーブルに記録する割り込み負荷テ
    ーブル生成工程を有し、 前記プロセッサ選択工程は、あらかじめ生成しておいた
    前記割り込み負荷順テーブルを参照して、実行中のプロ
    セスの中で処理優先度が最も低いプロセスを割り当てら
    れている前記プロセッサを選択する工程を備えているこ
    とを特徴とするプロセッサスケジュリング方法。
  7. 【請求項7】 定期的に割り込み負荷の実績を前記割り
    込み負荷テーブルに記録し、割り込み負荷順に前記プロ
    セッサ番号をソートしておき、この状態で、前記スケジ
    ュリング工程でスケジュリングを行う際に、実行中のプ
    ロセスの中で処理優先度が最も低いプロセスを割り当て
    られている前記プロセッサを選択するとき、同じ処理優
    先度の前記プロセッサの中で割り込み負荷の最も低い前
    記プロセッサを前記割り込み負荷順テーブルを参照して
    前記プロセッサ選択工程で選択する工程を備えているこ
    とを特徴とする請求項6に記載のプロセッサスケジュリ
    ング方法。
  8. 【請求項8】 前記割り込み負荷テーブル生成工程は、 割り込み負荷と割り込み回数に正の相関関係があること
    に着目し、割り込み負荷を前記割り込み回数のロードア
    ベレージと定義する工程と、 前記割り込み回数をモニタするとともに、前記プロセッ
    サのそれぞれに対して、何回割り込みが発生したかを記
    録する工程と、 前記プロセッサのそれぞれについて、過去所定期間に発
    生した前記割り込み回数を計算するとともに、所定計算
    式に基づいて、CPUの負荷を表すような処理として多
    用されている前記ロードアベレージを算出する処理を所
    定期間隔で実行する工程を備えていることを特徴とする
    請求項6または7に記載のプロセッサスケジュリング方
    法。
  9. 【請求項9】 前記割り込み負荷順テーブル生成工程
    は、前記プロセッサ番号の値の順に配列の初期値を設定
    するとともに、バブルソートの内側のループを1回実行
    する処理を所定期間隔で実行する工程を備えていること
    を特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載のプ
    ロセッサスケジュリング方法。
  10. 【請求項10】 前記プロセッサ選択工程は、割り込み
    頻度の高い前記プロセッサから順に検索して、処理優先
    度が最も低い前記プロセッサを選択するとともに、処理
    優先度が同じプロセスが存在する場合は割り込み頻度が
    より低いプロセスを選択する工程を備えていることを特
    徴とする請求項6乃至9のいずれか一項に記載のプロセ
    ッサスケジュリング方法。
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