JP2001314709A - ディスクスクリ−ン - Google Patents
ディスクスクリ−ンInfo
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- JP2001314709A JP2001314709A JP2000135365A JP2000135365A JP2001314709A JP 2001314709 A JP2001314709 A JP 2001314709A JP 2000135365 A JP2000135365 A JP 2000135365A JP 2000135365 A JP2000135365 A JP 2000135365A JP 2001314709 A JP2001314709 A JP 2001314709A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 軽量化しても高剛性の大型化したシンプルな
ディスクスクリ−ンとするとともに、水路内の篩渣溜室
18内において、篩渣に付着した沈砂等を剥離して前処
理し、後段の篩渣の洗浄脱水や移送負荷を軽減するディ
スクスクリ−ンを提供する。 【解決する手段】 スクリ−ン部材をディスク部材1と
環状ディスク部材2とする、2種類のスクリ−ン部材
1,2のいくつかを、組み合わせて積層して一体化し、
軽量化しても高剛性を計り、スクレ−パ10は突起10
aを複数形成し、回転可能に形成するとともに、遠心力
による汚水を該スクレ−パ10の突起10aに向かっ
て、流し込む形状として形成し、掻き取った篩渣を遠心
力とその水流によって自己剥離させて、その篩渣を篩渣
溜室に送り込み、主として気泡のショットブラストによ
って篩渣に付着した沈砂等を剥離させる。
ディスクスクリ−ンとするとともに、水路内の篩渣溜室
18内において、篩渣に付着した沈砂等を剥離して前処
理し、後段の篩渣の洗浄脱水や移送負荷を軽減するディ
スクスクリ−ンを提供する。 【解決する手段】 スクリ−ン部材をディスク部材1と
環状ディスク部材2とする、2種類のスクリ−ン部材
1,2のいくつかを、組み合わせて積層して一体化し、
軽量化しても高剛性を計り、スクレ−パ10は突起10
aを複数形成し、回転可能に形成するとともに、遠心力
による汚水を該スクレ−パ10の突起10aに向かっ
て、流し込む形状として形成し、掻き取った篩渣を遠心
力とその水流によって自己剥離させて、その篩渣を篩渣
溜室に送り込み、主として気泡のショットブラストによ
って篩渣に付着した沈砂等を剥離させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として汚水処理施
設の沈砂池において、汚水とともに流入してくる篩渣
(主として、ビニ−ル類,紙類,木の葉類等の比重が1
近辺の比較的浮遊し易い固形物)を一方に寄せて除去す
るためのディスクスクリ−ンに関するものである。
設の沈砂池において、汚水とともに流入してくる篩渣
(主として、ビニ−ル類,紙類,木の葉類等の比重が1
近辺の比較的浮遊し易い固形物)を一方に寄せて除去す
るためのディスクスクリ−ンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の回転するディスクスクリ
−ンの一態様として、径の小さな処理量の少ない小型の
ものは存在するが、その径が1メ−トルにも満たないも
のであって、大型のものは存在しない。
−ンの一態様として、径の小さな処理量の少ない小型の
ものは存在するが、その径が1メ−トルにも満たないも
のであって、大型のものは存在しない。
【0003】また、ディスクスクリ−ンではないが、例
えば、格子状のスクリ−ンとして、特公平7−8578
1号等に開示されているように、汚水とともに流入して
くる篩渣を、スクリ−ンにて一箇所に寄せてきて、スク
リ−ンより僅かに離間させて配設した破砕機の刃先や水
流によって、スクリ−ンより篩渣を剥離させて、破砕機
に導き破砕して流下させるものや、破砕した後スクリュ
−コンベアによって池上部に搬出するように構成されて
いるものがある。
えば、格子状のスクリ−ンとして、特公平7−8578
1号等に開示されているように、汚水とともに流入して
くる篩渣を、スクリ−ンにて一箇所に寄せてきて、スク
リ−ンより僅かに離間させて配設した破砕機の刃先や水
流によって、スクリ−ンより篩渣を剥離させて、破砕機
に導き破砕して流下させるものや、破砕した後スクリュ
−コンベアによって池上部に搬出するように構成されて
いるものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の回転するディスクスクリ−ンは下記のような問題点
を有している。
来の回転するディスクスクリ−ンは下記のような問題点
を有している。
【0005】ディスクスクリ−ンを径の大きいディスク
部材として積層していくと自量が極めて過大となって不
適であった。
部材として積層していくと自量が極めて過大となって不
適であった。
【0006】1つのディスクとして形成されたスクリ−
ン部材は、目幅を小さくしても開口率や汚水の通過断面
積を大きくすることが必須であり、スクリ−ンの目幅は
処理容量の少ない小型のものでも、処理容量の多い大型
のものでも同一なのディスクリ−ン部材を中空な環状デ
ィスクスクリ−ンとして、軽量化して大型化していくこ
ととなるが、
ン部材は、目幅を小さくしても開口率や汚水の通過断面
積を大きくすることが必須であり、スクリ−ンの目幅は
処理容量の少ない小型のものでも、処理容量の多い大型
のものでも同一なのディスクリ−ン部材を中空な環状デ
ィスクスクリ−ンとして、軽量化して大型化していくこ
ととなるが、
【0007】その場合に、そのスクリ−ン部材の板厚を
増すことが極めて不適なために、剛性を増してスクリ−
ン部材のたわみや捩れを許容限度以下とするために、積
層されるスクリ−ン部材を補剛部材で固着して補剛する
ものであったが、この補剛部材は片持支持梁となるもの
で、そのために、大きな部材として形成することが必要
なのに、スクリ−ンとして大きな部材として形成するこ
とが前述した必須事項に反することとなり、極めて不適
なために、大型化が困難なものであった。
増すことが極めて不適なために、剛性を増してスクリ−
ン部材のたわみや捩れを許容限度以下とするために、積
層されるスクリ−ン部材を補剛部材で固着して補剛する
ものであったが、この補剛部材は片持支持梁となるもの
で、そのために、大きな部材として形成することが必要
なのに、スクリ−ンとして大きな部材として形成するこ
とが前述した必須事項に反することとなり、極めて不適
なために、大型化が困難なものであった。
【0008】また、その補剛部材を小さな部材とする
と、多大な数となって、この補剛部材に篩渣が絡みつい
て目づまりを起こす厄介なものであって、このことによ
っても、大型化を困難ならしめるものであった。
と、多大な数となって、この補剛部材に篩渣が絡みつい
て目づまりを起こす厄介なものであって、このことによ
っても、大型化を困難ならしめるものであった。
【0009】さらに、汚水とともに流入してくる篩渣に
は、沈砂が油脂や汚泥により篩渣に付着した状態で流下
してくるものであり、また僅かな袋状の篩渣の内部に沈
砂が内包していたりして流下してくることもあり、さら
に池の底盤部には小石や傘等の金属片も相当数流下して
くるものであって、この篩渣を直接破砕機にて破砕する
ことは、沈砂による刃の早期損耗や小石等による刃先の
破損をともなうものであった。
は、沈砂が油脂や汚泥により篩渣に付着した状態で流下
してくるものであり、また僅かな袋状の篩渣の内部に沈
砂が内包していたりして流下してくることもあり、さら
に池の底盤部には小石や傘等の金属片も相当数流下して
くるものであって、この篩渣を直接破砕機にて破砕する
ことは、沈砂による刃の早期損耗や小石等による刃先の
破損をともなうものであった。
【0010】上記の破砕処理するものは、沈砂等の少な
い小規模な中継ポンプ場等の沈砂池においては、処理設
備を簡素化する点においてはそれなりに良いものである
が、沈砂池の水深が数メ−トルにおよぶ池もあり、水深
にともなって積層される刃を増やす必要もあり、さらに
は豪雨時に下水管路に滞留していたものが一時に流下し
てくる篩渣をも破砕処理する必要があり、
い小規模な中継ポンプ場等の沈砂池においては、処理設
備を簡素化する点においてはそれなりに良いものである
が、沈砂池の水深が数メ−トルにおよぶ池もあり、水深
にともなって積層される刃を増やす必要もあり、さらに
は豪雨時に下水管路に滞留していたものが一時に流下し
てくる篩渣をも破砕処理する必要があり、
【0011】破砕機は無理な設計を強いられて、破砕機
のせん断トルクの増大や破砕機の軸たわみも増大するこ
ととなって、無用な大型となってしまうために、中大規
模の終末処理場の沈砂池においては不向きであった。な
お、上記の破砕された篩渣は後段の処理工程において、
必ず除去する必要があるものである。
のせん断トルクの増大や破砕機の軸たわみも増大するこ
ととなって、無用な大型となってしまうために、中大規
模の終末処理場の沈砂池においては不向きであった。な
お、上記の破砕された篩渣は後段の処理工程において、
必ず除去する必要があるものである。
【0012】上述の事情にに鑑み、本発明は、個々のス
クリ−ン部材のたわみや捩れを許容限度以下とするため
に、少なくとも2つの剛性の高いディスクスクリ−ン部
材を、強固な1つの組み立て構造体として一体に形成
し、この1つの組み立て構造体に剛性の低い環状ディス
クスクリ−ン部材を必要数積層させて固着することによ
って、全体として、軽量化しても高剛性な大型化の可能
なディスクスクリ−ンを提供することを第1の目的とす
る。
クリ−ン部材のたわみや捩れを許容限度以下とするため
に、少なくとも2つの剛性の高いディスクスクリ−ン部
材を、強固な1つの組み立て構造体として一体に形成
し、この1つの組み立て構造体に剛性の低い環状ディス
クスクリ−ン部材を必要数積層させて固着することによ
って、全体として、軽量化しても高剛性な大型化の可能
なディスクスクリ−ンを提供することを第1の目的とす
る。
【0013】また、汚水とともに流入してくる篩渣を、
積層した主として環状ディスクスクリ−ンによって一方
等に寄せてきて、そのスクリ−ンに交互に先端部を噛み
込む態様で積層した回転スクレ−パによって掻き取る際
等に、
積層した主として環状ディスクスクリ−ンによって一方
等に寄せてきて、そのスクリ−ンに交互に先端部を噛み
込む態様で積層した回転スクレ−パによって掻き取る際
等に、
【0014】そのスクレ−パの物理力によって、篩渣に
付着した汚泥や沈砂を分離するとともに、沈砂は沈降さ
せて流下させ、スクレ−パの遠心力とスクレ−パの厚み
に沿って流れる汚水の水流によって、篩渣をスクレ−パ
より剥離させ、
付着した汚泥や沈砂を分離するとともに、沈砂は沈降さ
せて流下させ、スクレ−パの遠心力とスクレ−パの厚み
に沿って流れる汚水の水流によって、篩渣をスクレ−パ
より剥離させ、
【0015】さらに、離隔して配設した弧状のガイド板
に沿わせる態様で、篩渣を下流側に設けた篩渣溜室に導
いて、一時貯留しつつ、気泡のショットブラストによ
り、篩渣に付着した汚泥や沈砂をさらに分離し、主とし
てポンプによって前もって沈砂分離処理した篩渣を、小
出しに吸い上げて除去するものであり、
に沿わせる態様で、篩渣を下流側に設けた篩渣溜室に導
いて、一時貯留しつつ、気泡のショットブラストによ
り、篩渣に付着した汚泥や沈砂をさらに分離し、主とし
てポンプによって前もって沈砂分離処理した篩渣を、小
出しに吸い上げて除去するものであり、
【0016】たとえば、必要により池上部に配設する破
砕機で破砕する際、その破砕部の長さを池内に設置する
のに比べて短くすることができる等、後段の篩渣の洗浄
脱水や移送負荷を軽減するシンプルなディスクスクリ−
ンを提供することを第2の目的とする。
砕機で破砕する際、その破砕部の長さを池内に設置する
のに比べて短くすることができる等、後段の篩渣の洗浄
脱水や移送負荷を軽減するシンプルなディスクスクリ−
ンを提供することを第2の目的とする。
【0017】さらにスクリ−ン部材の上下方向の補剛部
材に篩渣が絡みついても、回転スクレ−パの先端部によ
って掻き取る様にして、目づまりを起こすことのないデ
ィスクスクリ−ンを提供するものである。
材に篩渣が絡みついても、回転スクレ−パの先端部によ
って掻き取る様にして、目づまりを起こすことのないデ
ィスクスクリ−ンを提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明による第1のディ
スクスクリ−ンは、請求項1に記載されているように、
ディスクスクリ−ン部材は、少なくとも2つのディスク
部材と環状ディスク部材からなり、上記のディスク部材
のそれぞれは、リブを所定数固着して補剛し、かつ、中
心部に筒状のトルク伝達部材を固着するとともに、上記
のディスク部材を所定距離離間し、該トルク伝達部材を
互いに固着し、少なくとも1組とする1つの強固な支持
部材とする、ディスク組み合わせ構造体として一体に形
成し、上記ディスク組み合わせ構造体とした、少なくと
も2つのディスク部材と上記環状ディスク部材とを、所
定間隔に保持して積層するとともに、該環状ディスク部
材を該ディスク部材に固着し、1組のディスクスクリ−
ンユニットとして構成し、上記ディスクスクリ−ンユニ
ットの少なくとも1組を、回転可能に形成し、篩渣を掻
き取るスクレ−パと篩渣溜室を設けることを特徴とする
ものである。
スクスクリ−ンは、請求項1に記載されているように、
ディスクスクリ−ン部材は、少なくとも2つのディスク
部材と環状ディスク部材からなり、上記のディスク部材
のそれぞれは、リブを所定数固着して補剛し、かつ、中
心部に筒状のトルク伝達部材を固着するとともに、上記
のディスク部材を所定距離離間し、該トルク伝達部材を
互いに固着し、少なくとも1組とする1つの強固な支持
部材とする、ディスク組み合わせ構造体として一体に形
成し、上記ディスク組み合わせ構造体とした、少なくと
も2つのディスク部材と上記環状ディスク部材とを、所
定間隔に保持して積層するとともに、該環状ディスク部
材を該ディスク部材に固着し、1組のディスクスクリ−
ンユニットとして構成し、上記ディスクスクリ−ンユニ
ットの少なくとも1組を、回転可能に形成し、篩渣を掻
き取るスクレ−パと篩渣溜室を設けることを特徴とする
ものである。
【0019】上記スクレ−パは請求項4に記載された構
成を有するものを用いることが好ましい。
成を有するものを用いることが好ましい。
【0020】上記スクリ−ンユニットをスクリ−ン軸と
ともに回転可能に形成する第1と第2の軸受け、および
上記スクリ−ンユニットは、それぞれスクリ−ン軸に順
次直列に介装し、該第1と第2の軸受けのいずれか一方
に、該スクリ−ンユニットを吊り下げる態様で支持する
ことが好ましい。
ともに回転可能に形成する第1と第2の軸受け、および
上記スクリ−ンユニットは、それぞれスクリ−ン軸に順
次直列に介装し、該第1と第2の軸受けのいずれか一方
に、該スクリ−ンユニットを吊り下げる態様で支持する
ことが好ましい。
【0021】本発明による第2のディスクスクリ−ン
は、請求項4に記載されているように、スクレ−パは厚
みを有する板状で、突起を外周部に複数形成して回転可
能に形成し、かつ、該スクレ−パが回転する際に、該ス
クレ−パの中心部より該突起に向かって、該スクレ−パ
10の厚みに沿って汚水が流れる形状として形成し、デ
ィスクスクリ−ンのスクリ−ン部材に上記スクレ−パの
突起が噛み込む態様で配設するとともに、篩渣溜室を設
けることを特徴とするものである。
は、請求項4に記載されているように、スクレ−パは厚
みを有する板状で、突起を外周部に複数形成して回転可
能に形成し、かつ、該スクレ−パが回転する際に、該ス
クレ−パの中心部より該突起に向かって、該スクレ−パ
10の厚みに沿って汚水が流れる形状として形成し、デ
ィスクスクリ−ンのスクリ−ン部材に上記スクレ−パの
突起が噛み込む態様で配設するとともに、篩渣溜室を設
けることを特徴とするものである。
【0022】上記スクレ−パをスクレ−パ軸とともに回
転可能に形成する第1と第2の軸受け、および上記スク
レ−パは、それぞれスクレ−パ軸に順次直列に介装し、
該第1と第2の軸受けのいずれか一方に、該スクレ−パ
を吊り下げる態様で支持することが好ましい。
転可能に形成する第1と第2の軸受け、および上記スク
レ−パは、それぞれスクレ−パ軸に順次直列に介装し、
該第1と第2の軸受けのいずれか一方に、該スクレ−パ
を吊り下げる態様で支持することが好ましい。
【0023】上記篩渣溜室は、上記スクリ−ン部材に上
記スクレ−パの突起が噛み込む位置付近に、汚水が流れ
込む態様で、水流ガイド板を配設し、該水流ガイド板の
下流側に、該スクレ−パより離隔させて湾曲した篩渣ガ
イド板を配設するとともに、該スクレ−パの下流側に、
該スクレ−パに近接させて湾曲した篩渣流出阻止板を配
設して形成することが好ましい。
記スクレ−パの突起が噛み込む位置付近に、汚水が流れ
込む態様で、水流ガイド板を配設し、該水流ガイド板の
下流側に、該スクレ−パより離隔させて湾曲した篩渣ガ
イド板を配設するとともに、該スクレ−パの下流側に、
該スクレ−パに近接させて湾曲した篩渣流出阻止板を配
設して形成することが好ましい。
【0024】前記篩渣溜室の底付近に、気泡のショット
ブラスト用の空気管を配設することが好ましい。
ブラスト用の空気管を配設することが好ましい。
【0025】
【発明の作用および効果】始めに、第1の発明による2
種類のスクリ−ン部材のいくつかを組み合わせて、1つ
の組み立て構造体として形成し、単体のスクリ−ン部材
として軽量化しても、組み立て体として高剛性とした、
第3図と第5図に特に良く示した、この1つの組み立て
構造体を説明する。
種類のスクリ−ン部材のいくつかを組み合わせて、1つ
の組み立て構造体として形成し、単体のスクリ−ン部材
として軽量化しても、組み立て体として高剛性とした、
第3図と第5図に特に良く示した、この1つの組み立て
構造体を説明する。
【0026】ディスク部材1と中空な環状ディスク部材
2とする、2種類のスクリ−ン部材のいくつかを組み合
わせて積層したものの内、その上方と下方に位置するス
クリ−ン部材をディスク部材1とし、該ディスク部材1
の中心部より外周に向かって放射状にリブ3を固着して
強固な支持部材として形成し、
2とする、2種類のスクリ−ン部材のいくつかを組み合
わせて積層したものの内、その上方と下方に位置するス
クリ−ン部材をディスク部材1とし、該ディスク部材1
の中心部より外周に向かって放射状にリブ3を固着して
強固な支持部材として形成し、
【0027】さらに、上記の上方に位置するディスク部
材1の中央部に筒状のトルク伝達部材4を固着して下方
に延設し、同様に、下方に位置するディスク部材1の中
央部に筒状のトルク伝達部材4を固着して上方に延設
し、それぞれのトルク伝達部材4の延設端にフランジ
5,5を固着して係合し、上方と下方に位置するディス
ク部材1,1を固着したので、
材1の中央部に筒状のトルク伝達部材4を固着して下方
に延設し、同様に、下方に位置するディスク部材1の中
央部に筒状のトルク伝達部材4を固着して上方に延設
し、それぞれのトルク伝達部材4の延設端にフランジ
5,5を固着して係合し、上方と下方に位置するディス
ク部材1,1を固着したので、
【0028】例えば、負荷等によって上方に位置するデ
ィスク部材1が捻られて(スクリ−ン軸6に対して回転
となる力)も、トルク伝達部材4を介して下方に位置す
るディスク部材1も一緒に捻られることとなり、上方に
位置するディスク部材1と下方に位置するディスク部材
1を一体として、高い剛性とすることができる。
ィスク部材1が捻られて(スクリ−ン軸6に対して回転
となる力)も、トルク伝達部材4を介して下方に位置す
るディスク部材1も一緒に捻られることとなり、上方に
位置するディスク部材1と下方に位置するディスク部材
1を一体として、高い剛性とすることができる。
【0029】例えば、上方に位置するディスク部材1を
スクリ−ン軸に単独でキ−止めする場合には、スクリ−
ン部材の累積ピッチ誤差等を調整しながら組み立ててい
くことが好適であるので、そのキ−をとまり嵌めとする
必要があり、そのキ−部分に隙間が形成されてピン結合
となって、剛性の極めて低いものとなってしまうもので
ある。
スクリ−ン軸に単独でキ−止めする場合には、スクリ−
ン部材の累積ピッチ誤差等を調整しながら組み立ててい
くことが好適であるので、そのキ−をとまり嵌めとする
必要があり、そのキ−部分に隙間が形成されてピン結合
となって、剛性の極めて低いものとなってしまうもので
ある。
【0030】前記の構成によって一体として、高剛性を
達成したことにより、環状ディスク部材2を所定間隔に
保持し固着するタイロッド7を、上方と下方に位置する
ディスク部材1,1の穴8,8を支持点とする両端支持
部材として形成することとなって、この部材が片持ち支
持となる既知のものに比べて小さな部材で大きな負荷を
受けることができる。
達成したことにより、環状ディスク部材2を所定間隔に
保持し固着するタイロッド7を、上方と下方に位置する
ディスク部材1,1の穴8,8を支持点とする両端支持
部材として形成することとなって、この部材が片持ち支
持となる既知のものに比べて小さな部材で大きな負荷を
受けることができる。
【0031】当然、上方と下方に位置するディスク部材
1に、軽量化されて単体で剛性の低い環状ディスク部材
2を吊り下げたり、積載したりすることもできることと
なる。
1に、軽量化されて単体で剛性の低い環状ディスク部材
2を吊り下げたり、積載したりすることもできることと
なる。
【0032】また、前記タイロッド7を複数配設して、
環状ディスク部材2をディスク部材1に固着したことに
より、
環状ディスク部材2をディスク部材1に固着したことに
より、
【0033】どの環状ディスク部材2が捻られて(スク
リ−ン軸6に対して回転となる力)も、その捻れはタイ
ロッド7を介して、該環状ディスク部材2比較的に近接
し、一体化されて高剛性の上方と下方に位置するディス
ク部材1,1に、直にその力が伝えられるために、単体
で剛性の低い環状ディスク部材2を配設したものであっ
ても、1つの強固な組み合わせ構造体として、剛性の高
い環状ディスク部材2とすることができる。
リ−ン軸6に対して回転となる力)も、その捻れはタイ
ロッド7を介して、該環状ディスク部材2比較的に近接
し、一体化されて高剛性の上方と下方に位置するディス
ク部材1,1に、直にその力が伝えられるために、単体
で剛性の低い環状ディスク部材2を配設したものであっ
ても、1つの強固な組み合わせ構造体として、剛性の高
い環状ディスク部材2とすることができる。
【0034】さらに、ディスク部材1と環状のディスク
部材2の内周部に、篩渣を分離した後の、汚水を通過さ
せる大きな開口部9を形成することができ、汚水の通過
による摩擦損失による、スクリ−ン前後の水頭差も小さ
なものとできる。
部材2の内周部に、篩渣を分離した後の、汚水を通過さ
せる大きな開口部9を形成することができ、汚水の通過
による摩擦損失による、スクリ−ン前後の水頭差も小さ
なものとできる。
【0035】つぎに、第2の発明を特に良く示した第3
図と第6図を主として用いて説明する。第3図において
汚水の流れる方向は右から左へと流れるものである。
図と第6図を主として用いて説明する。第3図において
汚水の流れる方向は右から左へと流れるものである。
【0036】スクレ−パ10は厚みのある板状で、先細
とした突起10aを複数形成し、全体として、形状が3
角形状となる板状のスクレ−パ10として形成し、かつ
積層されたディスク部材1,2に噛み込む態様で配設さ
れて回転可能に形成したことにより、
とした突起10aを複数形成し、全体として、形状が3
角形状となる板状のスクレ−パ10として形成し、かつ
積層されたディスク部材1,2に噛み込む態様で配設さ
れて回転可能に形成したことにより、
【0037】ディスク部材1,2の上流側に捕捉された
篩渣が回転して移動してくると、スクレ−パ10の突起
10aによって機械的に掻き取られた篩渣は、その突起
10aがディスク部材1,2より離れると、スクレ−パ
10の遠心力とスクレ−パ10の厚さの部分に沿って流
れることとなる汚水の水流によって、篩渣は突起10a
より自己剥離(スクレ−パ10を先細とした突起10a
としたので篩渣はより剥離し易くなり、かつスクレ−パ
10の1枚1枚が、ポンプのインペラ−としての作用を
するものである)することができる。
篩渣が回転して移動してくると、スクレ−パ10の突起
10aによって機械的に掻き取られた篩渣は、その突起
10aがディスク部材1,2より離れると、スクレ−パ
10の遠心力とスクレ−パ10の厚さの部分に沿って流
れることとなる汚水の水流によって、篩渣は突起10a
より自己剥離(スクレ−パ10を先細とした突起10a
としたので篩渣はより剥離し易くなり、かつスクレ−パ
10の1枚1枚が、ポンプのインペラ−としての作用を
するものである)することができる。
【0038】また、上記の回転スクレ−パ10によって
篩渣を掻き取る際等に、そのスクレ−パ10の突起10
aによる接触刺激によって、篩渣に付着した汚泥や沈砂
を剥離することもできる。
篩渣を掻き取る際等に、そのスクレ−パ10の突起10
aによる接触刺激によって、篩渣に付着した汚泥や沈砂
を剥離することもできる。
【0039】さらに、スクリ−ン部材の上下方向の補剛
部材(タイロッド7で圧着された間座19)に篩渣が絡
みついても、回転スクレ−パの先端部が間座19の近傍
まで噛みこませたことにより、間座19に絡みついた篩
渣であっても掻き取ることができる。
部材(タイロッド7で圧着された間座19)に篩渣が絡
みついても、回転スクレ−パの先端部が間座19の近傍
まで噛みこませたことにより、間座19に絡みついた篩
渣であっても掻き取ることができる。
【0040】スクレ−パ10とスクリ−ン部材1,2が
噛み込む位置付近に、流下する汚水が流れ込む態様で、
水流ガイド11を配設し、さらに、その水流ガイド板1
1の下流側にスクレ−パ10より離隔させて湾曲した篩
渣ガイド板12を配設するとともに、該スクレ−パ10
の下流側に、該スクレ−パ10に近接させて湾曲した篩
渣流出阻止板13を配設したことにより、
噛み込む位置付近に、流下する汚水が流れ込む態様で、
水流ガイド11を配設し、さらに、その水流ガイド板1
1の下流側にスクレ−パ10より離隔させて湾曲した篩
渣ガイド板12を配設するとともに、該スクレ−パ10
の下流側に、該スクレ−パ10に近接させて湾曲した篩
渣流出阻止板13を配設したことにより、
【0041】前記の汚水の流れはスクレ−パ10の上流
側を斜めに横切り、スクリ−ン部材1,2側へ流れるこ
ととなり、スクレ−パ10の突起10aによって、スク
リ−ン部材1,2より一度掻き取った篩渣は、この水流
によって突起10aの先端側より中心に向かって押圧さ
れることとなって、篩渣の前記の自己剥離を一時的に抑
制することができる。
側を斜めに横切り、スクリ−ン部材1,2側へ流れるこ
ととなり、スクレ−パ10の突起10aによって、スク
リ−ン部材1,2より一度掻き取った篩渣は、この水流
によって突起10aの先端側より中心に向かって押圧さ
れることとなって、篩渣の前記の自己剥離を一時的に抑
制することができる。
【0042】また、この汚水の流れは水流カ−テンとし
ての作用としても働き、スクリ−ンの上流側への篩渣の
再放出を防ぐことができることともなり、この水流を脱
する位置に突起10aが到達すると、篩渣は自己剥離
し、湾曲させた篩渣ガイド板12に沿って、確実に篩渣
溜室18の内部に導くことができ、篩渣流出阻止板13
からは汚水のみを流出させることができる。
ての作用としても働き、スクリ−ンの上流側への篩渣の
再放出を防ぐことができることともなり、この水流を脱
する位置に突起10aが到達すると、篩渣は自己剥離
し、湾曲させた篩渣ガイド板12に沿って、確実に篩渣
溜室18の内部に導くことができ、篩渣流出阻止板13
からは汚水のみを流出させることができる。
【0043】スクレ−パ10に離隔させて湾曲した篩渣
ガイド板12、スクレ−パ10に近接させて湾曲した篩
渣流出阻止板13、その篩渣流出阻止板13に固着した
補剛管108から下流側に延設した仕切板14,15、
および水路壁16によって、水路17の一方に篩渣溜室
18を形成し、図5に示し、その篩渣溜室18の底付近
に気泡のショットブラスト用の小穴70を必要数形成し
た空気管19を配設したことにより、
ガイド板12、スクレ−パ10に近接させて湾曲した篩
渣流出阻止板13、その篩渣流出阻止板13に固着した
補剛管108から下流側に延設した仕切板14,15、
および水路壁16によって、水路17の一方に篩渣溜室
18を形成し、図5に示し、その篩渣溜室18の底付近
に気泡のショットブラスト用の小穴70を必要数形成し
た空気管19を配設したことにより、
【0044】篩渣は気泡のショットブラストを受けて、
付着した沈砂や沈砂をさらに剥離できて、篩渣溜室18
の上方に浮上させることができる。また、気泡が破裂す
る際のキャビテ−ションによる衝撃波よっても、篩渣に
付着した汚泥や沈砂を剥離できることとなる。
付着した沈砂や沈砂をさらに剥離できて、篩渣溜室18
の上方に浮上させることができる。また、気泡が破裂す
る際のキャビテ−ションによる衝撃波よっても、篩渣に
付着した汚泥や沈砂を剥離できることとなる。
【0045】さらに、沈砂を剥離除去された篩渣は篩渣
溜室18に一時溜め置きながら、ポンプによって吸い込
み管109より小出しに吸い上げて除去できることとな
り、篩渣の洗浄脱水等、後段の処理工程の負荷を著しく
軽減することができる。
溜室18に一時溜め置きながら、ポンプによって吸い込
み管109より小出しに吸い上げて除去できることとな
り、篩渣の洗浄脱水等、後段の処理工程の負荷を著しく
軽減することができる。
【0046】篩渣溜室18の仕切板14,15の底に細
長の開口を設けたことにより、篩渣溜室18の底部に、
上流側より下流側に汚水流が生じることとなり、剥離さ
れて篩渣溜室18の底に沈降した沈砂は、この汚水流に
よって、沈砂のみを仕切板14,15の底の開口から、
汚水とともに下流側の沈砂池等に流出させることができ
る
長の開口を設けたことにより、篩渣溜室18の底部に、
上流側より下流側に汚水流が生じることとなり、剥離さ
れて篩渣溜室18の底に沈降した沈砂は、この汚水流に
よって、沈砂のみを仕切板14,15の底の開口から、
汚水とともに下流側の沈砂池等に流出させることができ
る
【0047】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
施の形態を詳細に説明する。
【0048】図1は、本発明によるディスクスクリ−ン
の実施形態の全体構成を示す概略的断面図、図2は図1
の実施形態の水面より上のスクリ−ンの部分拡大断面
図、図3は図1の実施形態の水面より上のスクレ−パの
部分拡大断面図、図4は図1のA−A線に沿った断面図、
図5は図1のB−B線に沿った断面図、図6は1つのユ
ニットとするスクリ−ン構造体の拡大断面図、図7は1
つのユニットとするスクレ−パ構造体の拡大断面図であ
る。
の実施形態の全体構成を示す概略的断面図、図2は図1
の実施形態の水面より上のスクリ−ンの部分拡大断面
図、図3は図1の実施形態の水面より上のスクレ−パの
部分拡大断面図、図4は図1のA−A線に沿った断面図、
図5は図1のB−B線に沿った断面図、図6は1つのユ
ニットとするスクリ−ン構造体の拡大断面図、図7は1
つのユニットとするスクレ−パ構造体の拡大断面図であ
る。
【0049】始めに、第1の発明によるスクリ−ン部材
のいくつかを組み合わせて、1つの組み立て構造体とし
て形成して、単体のスクリ−ン部材として軽量化して
も、組み立て体として高剛性とした、第3図と第5図に
特に良く示した、この1つの組み立て構造体を説明す
る。
のいくつかを組み合わせて、1つの組み立て構造体とし
て形成して、単体のスクリ−ン部材として軽量化して
も、組み立て体として高剛性とした、第3図と第5図に
特に良く示した、この1つの組み立て構造体を説明す
る。
【0050】ディスク部材1と中空な環状ディスク部材
2の2種類のいくつかを組み合わせて積層したものの
内、その上方と下方に位置するスクリ−ン部材をディス
ク部材1とし、該ディスク部材1の中心部より外周部に
向かって、放射状にリブ3を固着して強固な部材として
それぞれ形成する。1aは汚水を通過させるための穴で
ある。
2の2種類のいくつかを組み合わせて積層したものの
内、その上方と下方に位置するスクリ−ン部材をディス
ク部材1とし、該ディスク部材1の中心部より外周部に
向かって、放射状にリブ3を固着して強固な部材として
それぞれ形成する。1aは汚水を通過させるための穴で
ある。
【0051】さらに、上記の上方に位置するディスク部
材1の中心部に筒状のトルク伝達部材4を固着して下方
に延設し、同様に、下方に位置するディスク部材1の中
心部に筒状のトルク伝達部材4を固着して上方に延設
し、それぞれのトルク伝達部材4の延設端にフランジ
5,5を固着して係合し、上方と下方に位置するディス
ク部材1,1をボルトによって一体な構造体として固着
する。
材1の中心部に筒状のトルク伝達部材4を固着して下方
に延設し、同様に、下方に位置するディスク部材1の中
心部に筒状のトルク伝達部材4を固着して上方に延設
し、それぞれのトルク伝達部材4の延設端にフランジ
5,5を固着して係合し、上方と下方に位置するディス
ク部材1,1をボルトによって一体な構造体として固着
する。
【0052】また、上記以外のスクリ−ン部材を軽量化
し、剛性の低い環状ディスク部材2として形成し、前記
のディスク部材1とこの環状ディスク部材2を、所定間
隔に保持する環状の間座19を、交互に積層するととも
に、タイロッド7をディスク部材1,2と間座19に貫
通させて挿入し、ナット20,20を螺着し、上方と下
方に位置するディスク部材1,1に環状ディスク部材2
を固着する。この環状ディスク部材2は、図4に示す如
く、複数箇所固着される。
し、剛性の低い環状ディスク部材2として形成し、前記
のディスク部材1とこの環状ディスク部材2を、所定間
隔に保持する環状の間座19を、交互に積層するととも
に、タイロッド7をディスク部材1,2と間座19に貫
通させて挿入し、ナット20,20を螺着し、上方と下
方に位置するディスク部材1,1に環状ディスク部材2
を固着する。この環状ディスク部材2は、図4に示す如
く、複数箇所固着される。
【0053】上記の構成によって、ディスク部材1と環
状ディスク部材2の内周部に篩渣を分離した後の汚水を
通過させる大きな開口部9を形成することとなる。
状ディスク部材2の内周部に篩渣を分離した後の汚水を
通過させる大きな開口部9を形成することとなる。
【0054】以上の構成によって、2種類のスクリ−ン
部材のいくつかを組み合わせて、1つのスクリ−ンユニ
ットとして一体に形成して、高剛性化したものである。
部材のいくつかを組み合わせて、1つのスクリ−ンユニ
ットとして一体に形成して、高剛性化したものである。
【0055】環状ディスク部材2を、ディスク部材1に
着脱可能な螺着によって圧接固着するとしたのは、後述
するスクレ−パとのピッチ誤差等を調整するのに好適と
なるためであり、例えば、環状ディスク部材2の補剛部
材となるタイロッド7を、ディスク部材1と環状ディス
ク部材2の内周部に、必要数溶接等によって固着しても
よいものである。無論、既知のものに比べて補剛部材は
各段に少なくできる。
着脱可能な螺着によって圧接固着するとしたのは、後述
するスクレ−パとのピッチ誤差等を調整するのに好適と
なるためであり、例えば、環状ディスク部材2の補剛部
材となるタイロッド7を、ディスク部材1と環状ディス
ク部材2の内周部に、必要数溶接等によって固着しても
よいものである。無論、既知のものに比べて補剛部材は
各段に少なくできる。
【0056】上記の構成によって、一体化して高剛性化
された1つのスクリ−ンユニットは、その中空軸とした
スクリ−ン軸6に固着した補剛環24に、2面幅をとし
て形成した溝21に、キ−プレ−ト22を噛みこみ、図
示しないボルトによってスクリ−ン軸6に、そのディス
ク部材1,1を着脱可能に固着する。23はディスク部
材1の厚みを増して、ネジ穴を加工するための補剛板で
ある。
された1つのスクリ−ンユニットは、その中空軸とした
スクリ−ン軸6に固着した補剛環24に、2面幅をとし
て形成した溝21に、キ−プレ−ト22を噛みこみ、図
示しないボルトによってスクリ−ン軸6に、そのディス
ク部材1,1を着脱可能に固着する。23はディスク部
材1の厚みを増して、ネジ穴を加工するための補剛板で
ある。
【0057】本実施例においては、上記の1つのスクリ
−ンユニットを3組積層して、それぞれスクリ−ン軸6
に固着し、スクリ−ン部材1,2の全体構成としたもの
であり、スクリ−ンユニットの最上端部は水面29より
突出させる。また、25はスクリ−ン軸6の下端部に固
着した突出部材で、例えば、スクリ−ンを池上部に引き
上げて仮置きする場合等の支持部材である。
−ンユニットを3組積層して、それぞれスクリ−ン軸6
に固着し、スクリ−ン部材1,2の全体構成としたもの
であり、スクリ−ンユニットの最上端部は水面29より
突出させる。また、25はスクリ−ン軸6の下端部に固
着した突出部材で、例えば、スクリ−ンを池上部に引き
上げて仮置きする場合等の支持部材である。
【0058】例えば、上記の一体としたスクリ−ンユニ
ットのそれぞれのトルク伝達部材4同士を、順次固着し
て連結していけば、このトルク伝達部材4自身がレ−キ
軸ともなり、構成が単純なものとして形成できるもので
あるが、
ットのそれぞれのトルク伝達部材4同士を、順次固着し
て連結していけば、このトルク伝達部材4自身がレ−キ
軸ともなり、構成が単純なものとして形成できるもので
あるが、
【0059】スクリ−ン軸6も高剛性化することが好適
であるので、本実施例においては、スクリ−ン軸6を分
割して剛性を低くすることのない、一体なスクリ−ン軸
6として形成し、トルク伝達部材4とは分けて、別途な
ものとして形成したものである。
であるので、本実施例においては、スクリ−ン軸6を分
割して剛性を低くすることのない、一体なスクリ−ン軸
6として形成し、トルク伝達部材4とは分けて、別途な
ものとして形成したものである。
【0060】さらに、スクリ−ン部材1,2に関連する
駆動および支持部分の構成を、特に図2に良く示し、以
下に詳しく説明する。
駆動および支持部分の構成を、特に図2に良く示し、以
下に詳しく説明する。
【0061】中空軸としたスクリ−ン軸6をスクリ−ン
ユニットの最上方より、さらに上方に延設し、軸受ハウ
ジング30に装着されたスクリ−ンのラジアル荷重を負
担する、第2の軸受けとしての玉軸受け31に間装す
る。
ユニットの最上方より、さらに上方に延設し、軸受ハウ
ジング30に装着されたスクリ−ンのラジアル荷重を負
担する、第2の軸受けとしての玉軸受け31に間装す
る。
【0062】32は軸受押さえ,33はシ−ル押さえ,
34,35はシ−ル部材であり、上記の軸受ハウジング
30にはフランジ36が固着され、軸受支持筒37の下
方端に固着されたフランジ38にボルトによって固着す
る。この軸受支持筒37の上方端にもフランジ39が固
着され、H形鋼の溶接構造体としたスクリ−ンベ−ス4
0の下面にボルトによって着脱可能に固着する。37a
は補剛用のリブである。
34,35はシ−ル部材であり、上記の軸受ハウジング
30にはフランジ36が固着され、軸受支持筒37の下
方端に固着されたフランジ38にボルトによって固着す
る。この軸受支持筒37の上方端にもフランジ39が固
着され、H形鋼の溶接構造体としたスクリ−ンベ−ス4
0の下面にボルトによって着脱可能に固着する。37a
は補剛用のリブである。
【0063】中空軸としたスクリ−ン軸6の上方端の内
周部に中実のスクリ−ン軸6aの下方端を間装して固着
し、上方にいくにつれしだいに細くなる段部を形成して
延設し、下方より、後述するスクレ−パに増速して駆動
力を伝達するスプロケット41,軸受ハウジング42に
装着されたスクリ−ンのラジアル荷重とスラスト荷重
(スクリ−ンの自重を吊り下げる荷重)を負担する第1
の軸受けとしての複列円すいころ軸受け43,チェ−ン
カップリング44,減速電動機45をそれぞれ直列に配
設し、スプロケット41,複列円すいころ軸受け43,
チェ−ンカップリング44の下方部を、スクリ−ン軸6
aの各段部にそれぞれ間装する。チェ−ンカップリング
44の上方部は減速電動機45の出力軸46を間装す
る。
周部に中実のスクリ−ン軸6aの下方端を間装して固着
し、上方にいくにつれしだいに細くなる段部を形成して
延設し、下方より、後述するスクレ−パに増速して駆動
力を伝達するスプロケット41,軸受ハウジング42に
装着されたスクリ−ンのラジアル荷重とスラスト荷重
(スクリ−ンの自重を吊り下げる荷重)を負担する第1
の軸受けとしての複列円すいころ軸受け43,チェ−ン
カップリング44,減速電動機45をそれぞれ直列に配
設し、スプロケット41,複列円すいころ軸受け43,
チェ−ンカップリング44の下方部を、スクリ−ン軸6
aの各段部にそれぞれ間装する。チェ−ンカップリング
44の上方部は減速電動機45の出力軸46を間装す
る。
【0064】さらに、上記のスプロケット41は図示し
ない止めボルトによってスクリ−ン軸6aに固着し、複
列円すいころ軸受け43はスクリ−ン軸6aに螺旋され
たネジ6bに軸受ナット47を装着し、スクリ−ン軸6
aに螺着する。
ない止めボルトによってスクリ−ン軸6aに固着し、複
列円すいころ軸受け43はスクリ−ン軸6aに螺旋され
たネジ6bに軸受ナット47を装着し、スクリ−ン軸6
aに螺着する。
【0065】また、48は軸受押さえ,49,50はシ
−ル部材であり、上記の軸受ハウジング42にはフラン
ジ51が固着され、上記スクリ−ンベ−ス40の上面に
固着された取付板52にボルトによって固着する。
−ル部材であり、上記の軸受ハウジング42にはフラン
ジ51が固着され、上記スクリ−ンベ−ス40の上面に
固着された取付板52にボルトによって固着する。
【0066】さらに、チェ−ンカップリング44は図示
しない止めボルトによって、下方部は上記スクリ−ン軸
6aに、上方部は減速電動機45の出力軸46に固着す
る。53,54,55は平行キ−である。
しない止めボルトによって、下方部は上記スクリ−ン軸
6aに、上方部は減速電動機45の出力軸46に固着す
る。53,54,55は平行キ−である。
【0067】また、減速電動機45は下方のフランジ部
を、駆動機支持筒56の上端部に固着されたフランジ5
7にボルトによって固着し、駆動機支持筒56の下端部
に固着されたフランジ58を、上記スクリ−ンベ−ス4
0の上面に固着された取付板52にボルトによって固着
する。
を、駆動機支持筒56の上端部に固着されたフランジ5
7にボルトによって固着し、駆動機支持筒56の下端部
に固着されたフランジ58を、上記スクリ−ンベ−ス4
0の上面に固着された取付板52にボルトによって固着
する。
【0068】さらに、上記スクリ−ンベ−ス40はH形
鋼の溶接構造体としたスクリ−ンと後述するスクレ−パ
の共通ベ−ス59の上面にボルトによって固着する。6
0は据付調整用のモルタルである。
鋼の溶接構造体としたスクリ−ンと後述するスクレ−パ
の共通ベ−ス59の上面にボルトによって固着する。6
0は据付調整用のモルタルである。
【0069】以上前述した構成によって、スクリ−ン軸
6やディスク部材1,2等を吊り下げる態様で回転させ
ることができることとなる。従って、スクリ−ン全体を
池上部に引き上げることも可能となる。
6やディスク部材1,2等を吊り下げる態様で回転させ
ることができることとなる。従って、スクリ−ン全体を
池上部に引き上げることも可能となる。
【0070】本実施例においては、第2の軸受けをスク
リ−ン上部の水上部に配設するとしたが、水封軸受けと
して、スクリ−ン下部の水路底盤に配設するとしてもよ
い。
リ−ン上部の水上部に配設するとしたが、水封軸受けと
して、スクリ−ン下部の水路底盤に配設するとしてもよ
い。
【0071】また、スクリ−ン全体を池上部に引き上げ
ることが好適なので、上記の水封軸受けの支持台を断面
が半円状の馬蹄形として形成し、軸受けハウジングに廻
止めとする突起を固着して、軸受けハウジングを馬蹄形
の支持台に収容する態様で形成して、軸受けを着脱可能
に形成すれば好適である。スクリ−ンには流出損失によ
る水頭差が生じるので、この水圧によって、たえず軸受
けハウジングを馬蹄形の支持台に押圧してもよい。
ることが好適なので、上記の水封軸受けの支持台を断面
が半円状の馬蹄形として形成し、軸受けハウジングに廻
止めとする突起を固着して、軸受けハウジングを馬蹄形
の支持台に収容する態様で形成して、軸受けを着脱可能
に形成すれば好適である。スクリ−ンには流出損失によ
る水頭差が生じるので、この水圧によって、たえず軸受
けハウジングを馬蹄形の支持台に押圧してもよい。
【0072】つぎに、スクリ−ン部材1,2に関連する
水路底盤部分の構成を、特に図1および図5に良く示
し、以下に詳しく説明する。
水路底盤部分の構成を、特に図1および図5に良く示
し、以下に詳しく説明する。
【0073】環状ディスク部材2の下方に、その環状デ
ィスク部材2に沿う態様で下流側を開いた、断面形状が
箱形で空気チャンバ−室ともなる、半円状の潜り堰65
を配設し、かつ、スクリ−ン部材2と潜り堰65の上縁
の間には、スクリ−ン目幅程度の隙間66を設ける。
ィスク部材2に沿う態様で下流側を開いた、断面形状が
箱形で空気チャンバ−室ともなる、半円状の潜り堰65
を配設し、かつ、スクリ−ン部材2と潜り堰65の上縁
の間には、スクリ−ン目幅程度の隙間66を設ける。
【0074】さらに、潜り堰65の一方端と池底付近か
ら水上部まで垂直に延びる空気供給管68とを空気管6
7によって接続し、その潜り堰65の上流側にはエア−
ブロ−管69を必要数接続し、また、その潜り堰65の
他方端には後述する篩渣溜室18まで延設した空気管1
9を接続し、その空気管19には気泡のショットブラス
ト用の小穴70を必要数形成する。
ら水上部まで垂直に延びる空気供給管68とを空気管6
7によって接続し、その潜り堰65の上流側にはエア−
ブロ−管69を必要数接続し、また、その潜り堰65の
他方端には後述する篩渣溜室18まで延設した空気管1
9を接続し、その空気管19には気泡のショットブラス
ト用の小穴70を必要数形成する。
【0075】71はエア−ブロ−管69より空気を放出
して水路底盤部分に汚水とともに流下してきた沈砂等の
沈澱物を浮上させて、潜り堰65の上縁より下流側の沈
砂池等に流出させる際に、その沈澱物が篩渣溜室18内
に流出するのを防ぐための塞き止め板であり、72は池
底付近から水上部まで垂直に延び、スクリ−ン部材1,
2の外周部より僅かに離間させて配設し、汚水の廻り込
みを防ぐための塞き止め部材である。
して水路底盤部分に汚水とともに流下してきた沈砂等の
沈澱物を浮上させて、潜り堰65の上縁より下流側の沈
砂池等に流出させる際に、その沈澱物が篩渣溜室18内
に流出するのを防ぐための塞き止め板であり、72は池
底付近から水上部まで垂直に延び、スクリ−ン部材1,
2の外周部より僅かに離間させて配設し、汚水の廻り込
みを防ぐための塞き止め部材である。
【0076】さらに、第2の発明による1種類のスクレ
−パ部材のいくつかを組み合わせて、1つの組み立て構
造体として形成した実施例について、第3図と第6図に
特に良く示した、この1つの組み立て構造体を説明す
る。
−パ部材のいくつかを組み合わせて、1つの組み立て構
造体として形成した実施例について、第3図と第6図に
特に良く示した、この1つの組み立て構造体を説明す
る。
【0077】スクレ−パ10は先細とした突起10aを
複数形成し(本実施例においては、形状が3角形状とな
る板状のスクレ−パ10とし、積層する際に交互に位相
をずらして図4に示した様に、2枚1組で突起10aを
6ケ形成するが如く配設し、スクレ−パ10の突起10
aの内、交互に位相をずらして配設した2枚のスクレ−
パ10の少なくとも1ケの突起10aが、スクリ−ン部
材1,2に常に噛み込んでいることとした)、かつ積層
されたディスク部材1,2の間座19の近傍付近まで噛
み込む態様とする大きさとし、かつ、1ユニットととし
たディスク部材1,2の数とピッチを対応させ、スクレ
−パ連結筒80にスクレ−パ10を複数個固着する。
複数形成し(本実施例においては、形状が3角形状とな
る板状のスクレ−パ10とし、積層する際に交互に位相
をずらして図4に示した様に、2枚1組で突起10aを
6ケ形成するが如く配設し、スクレ−パ10の突起10
aの内、交互に位相をずらして配設した2枚のスクレ−
パ10の少なくとも1ケの突起10aが、スクリ−ン部
材1,2に常に噛み込んでいることとした)、かつ積層
されたディスク部材1,2の間座19の近傍付近まで噛
み込む態様とする大きさとし、かつ、1ユニットととし
たディスク部材1,2の数とピッチを対応させ、スクレ
−パ連結筒80にスクレ−パ10を複数個固着する。
【0078】上記の構成によって一体化して形成された
1つのスクレ−パユニットは、中空軸としたスクレ−パ
軸81に2面幅をとして形成した溝82に、キ−プレ−
ト83を噛みこみ、図示しないボルトによってスクレ−
パ軸81にそのスクレ−パユニットを着脱可能に固着す
る。
1つのスクレ−パユニットは、中空軸としたスクレ−パ
軸81に2面幅をとして形成した溝82に、キ−プレ−
ト83を噛みこみ、図示しないボルトによってスクレ−
パ軸81にそのスクレ−パユニットを着脱可能に固着す
る。
【0079】84はスクレ−パ10の厚みを増してネジ
穴を加工するための補剛板であり、85は中空軸とした
スクレ−パ軸81に固着した補剛環である。
穴を加工するための補剛板であり、85は中空軸とした
スクレ−パ軸81に固着した補剛環である。
【0080】スクレ−パ10の形状は、本実施例に限定
されるものではなく、先端部で掻き取り、中心部でポン
プとしての遠心力を発生させる形状であればよく、例え
ば、三角形状としたスクレ−パ10の3辺をポンプのイ
ンペラ−の形状として湾曲させたり、スクレ−パ全体を
四角形状等としてもよく、種々の形状とすることができ
る。
されるものではなく、先端部で掻き取り、中心部でポン
プとしての遠心力を発生させる形状であればよく、例え
ば、三角形状としたスクレ−パ10の3辺をポンプのイ
ンペラ−の形状として湾曲させたり、スクレ−パ全体を
四角形状等としてもよく、種々の形状とすることができ
る。
【0081】上記の1つのスクレ−パユニットを3組積
層して、スクレ−パ軸81に固着したものが、図1に示
したスクレ−パ10の全体構成であり、スクレ−パユニ
ットの最上端部は水面29より突出させる。また、86
はスクレ−パ軸81の下端部に固着した突出部材で、例
えば、スクレ−パを池上部に引き上げて仮置きする場合
等の支持部材である。
層して、スクレ−パ軸81に固着したものが、図1に示
したスクレ−パ10の全体構成であり、スクレ−パユニ
ットの最上端部は水面29より突出させる。また、86
はスクレ−パ軸81の下端部に固着した突出部材で、例
えば、スクレ−パを池上部に引き上げて仮置きする場合
等の支持部材である。
【0082】さらにスクレ−パ10に関連する駆動およ
び支持部分の構成を、特に図3に良く示し、以下に詳し
く説明する。
び支持部分の構成を、特に図3に良く示し、以下に詳し
く説明する。
【0083】中空軸としたスクレ−パ軸81をスクレ−
パユニット最上方より、さらに上方に延設し、軸受ハウ
ジング87に装着されたスクレ−パのラジアル荷重を負
担する、第2の軸受けとしての玉軸受け88に間装す
る。
パユニット最上方より、さらに上方に延設し、軸受ハウ
ジング87に装着されたスクレ−パのラジアル荷重を負
担する、第2の軸受けとしての玉軸受け88に間装す
る。
【0084】89は軸受押さえ,90はシ−ル押さえ,
91,92はシ−ル部材であり、上記の軸受ハウジング
89にはフランジ93が固着され、軸受支持筒94の下
方端に固着されたフランジ95にボルトによって固着す
る。この軸受支持筒94の上方端にもフランジ96が固
着され、H形鋼の溶接構造体としたスクレ−パベ−ス9
7の上面にボルトによって固着する。94aは補剛用の
リブである。
91,92はシ−ル部材であり、上記の軸受ハウジング
89にはフランジ93が固着され、軸受支持筒94の下
方端に固着されたフランジ95にボルトによって固着す
る。この軸受支持筒94の上方端にもフランジ96が固
着され、H形鋼の溶接構造体としたスクレ−パベ−ス9
7の上面にボルトによって固着する。94aは補剛用の
リブである。
【0085】中空軸としたスクレ−パ軸81の上方端の
内周部に中実のスクレ−パ軸81aの下方端を間装して
固着し、上方にいくにつれしだいに細くなる段部を形成
して延設し、下方より、スクリ−ン軸6aより減速して
駆動力を授さんするスプロケット98,軸受ハウジング
99に装着されたスクレ−パのラジアル荷重とスラスト
荷重(スクレ−パの自重を吊り下げる荷重)を負担する
第1の軸受けとしての複列円すいころ軸受け100をそ
れぞれ直列に配設し、スプロケット98,複列円すいこ
ろ軸受け100を、スクレ−パ軸81aの各段部にそれ
ぞれ間装する。
内周部に中実のスクレ−パ軸81aの下方端を間装して
固着し、上方にいくにつれしだいに細くなる段部を形成
して延設し、下方より、スクリ−ン軸6aより減速して
駆動力を授さんするスプロケット98,軸受ハウジング
99に装着されたスクレ−パのラジアル荷重とスラスト
荷重(スクレ−パの自重を吊り下げる荷重)を負担する
第1の軸受けとしての複列円すいころ軸受け100をそ
れぞれ直列に配設し、スプロケット98,複列円すいこ
ろ軸受け100を、スクレ−パ軸81aの各段部にそれ
ぞれ間装する。
【0086】さらに、上記のスプロケット98は図示し
ない止めボルトによってスクレ−パ軸81aに固着し、
複列円すいころ軸受け100はスクレ−パ軸81aに螺
旋されたネジ81bに軸受ナット101を装着しスクレ
−パ軸81aに螺着して固着する。
ない止めボルトによってスクレ−パ軸81aに固着し、
複列円すいころ軸受け100はスクレ−パ軸81aに螺
旋されたネジ81bに軸受ナット101を装着しスクレ
−パ軸81aに螺着して固着する。
【0087】また、102は軸受押さえ,103はシ−
ル部材であり、上記の軸受ハウジング99のフランジを
上記スクレ−パベ−ス97の上面に固着された軸受支持
筒94の上方端のフランジ96にボルトによって固着す
る。104は平行キ−である。
ル部材であり、上記の軸受ハウジング99のフランジを
上記スクレ−パベ−ス97の上面に固着された軸受支持
筒94の上方端のフランジ96にボルトによって固着す
る。104は平行キ−である。
【0088】さらに、スクリ−ン側のスプロケット41
とスクレ−パ側のスプロケット98にチェ−ン107を
巻き掛ける。105,106はチェ−ンを通すための穴
である。
とスクレ−パ側のスプロケット98にチェ−ン107を
巻き掛ける。105,106はチェ−ンを通すための穴
である。
【0089】また、上記スクレ−パベ−ス97はH形鋼
の溶接構造体とした前述したスクリ−ンとスクレ−パの
共通ベ−ス59の上面にボルトによって着脱可能に固着
する。
の溶接構造体とした前述したスクリ−ンとスクレ−パの
共通ベ−ス59の上面にボルトによって着脱可能に固着
する。
【0090】以上前述した構成によって、スクレ−パ軸
81やスクレ−パ10等を吊り下げる態様で回転させる
ことができることとなる。従って、スクレ−パ全体を池
上部に引き上げることも可能となる。
81やスクレ−パ10等を吊り下げる態様で回転させる
ことができることとなる。従って、スクレ−パ全体を池
上部に引き上げることも可能となる。
【0091】さらに、前述したスクリ−ンと同様、第2
の軸受けを水封軸受けとして、スクリ−ン下部の水路底
盤に配設するとしてもよいし、スクレ−パも全体を池上
部に引き上げることが好適なので、上記水封軸受けの軸
受ハウジングを馬蹄形の支持台に収容する態様で形成し
て、軸受けを着脱可能に形成することが好適であるが、
スクレ−パ全体を池上部に引き上げる際に、図4におい
て、スクレ−パを一旦図中下方に移動した後、スクレ−
パ全体を池上部に引き上げる必要があり、馬蹄形の支持
台の開口部を上流側に向けられないので、水圧によって
軸受ハウジングを馬蹄形の支持台に押圧することが曖昧
となる。
の軸受けを水封軸受けとして、スクリ−ン下部の水路底
盤に配設するとしてもよいし、スクレ−パも全体を池上
部に引き上げることが好適なので、上記水封軸受けの軸
受ハウジングを馬蹄形の支持台に収容する態様で形成し
て、軸受けを着脱可能に形成することが好適であるが、
スクレ−パ全体を池上部に引き上げる際に、図4におい
て、スクレ−パを一旦図中下方に移動した後、スクレ−
パ全体を池上部に引き上げる必要があり、馬蹄形の支持
台の開口部を上流側に向けられないので、水圧によって
軸受ハウジングを馬蹄形の支持台に押圧することが曖昧
となる。
【0092】従って、軸受け付近から水上部まで垂直に
延びる揺動軸の下方端に、レバ−を固着し、その揺動軸
の上方端でセルフロック機能を有するウォ−ム減速機と
連結し、そのレバ−を水平方向に揺動可能に配設するこ
とによって、そのレバ−で軸受ハウジングを支持台に押
圧するするように構成してもよい。
延びる揺動軸の下方端に、レバ−を固着し、その揺動軸
の上方端でセルフロック機能を有するウォ−ム減速機と
連結し、そのレバ−を水平方向に揺動可能に配設するこ
とによって、そのレバ−で軸受ハウジングを支持台に押
圧するするように構成してもよい。
【0093】さらに、スクレ−パ10に関連する構成
を、特に図4および図5に良く示し、以下に詳しく説明
する。
を、特に図4および図5に良く示し、以下に詳しく説明
する。
【0094】スクレ−パ10とスクリ−ン部材1,2が
噛み込む位置付近に汚水が流れ込むように水流ガイド板
11を配設する。さらに、その水流ガイド板11の下流
側に、スクレ−パ10より離隔して湾曲した篩渣ガイド
板12を配設するとともに、スクレ−パ10の下流側
に、スクレ−パ10に近接して湾曲した篩渣流出阻止板
13を配設し、補剛管107,108と固着する。
噛み込む位置付近に汚水が流れ込むように水流ガイド板
11を配設する。さらに、その水流ガイド板11の下流
側に、スクレ−パ10より離隔して湾曲した篩渣ガイド
板12を配設するとともに、スクレ−パ10の下流側
に、スクレ−パ10に近接して湾曲した篩渣流出阻止板
13を配設し、補剛管107,108と固着する。
【0095】上記補剛管108の下流側に延設した仕切
板14,15と水路壁16およびガイド板12によっ
て、水路17の一方に篩渣溜室18を形成する。スクリ
−ンにおいて前述したように、篩渣溜室18の底付近
に、気泡のショットブラスト用の小穴70を必要数形成
された空気管19が配設されている。
板14,15と水路壁16およびガイド板12によっ
て、水路17の一方に篩渣溜室18を形成する。スクリ
−ンにおいて前述したように、篩渣溜室18の底付近
に、気泡のショットブラスト用の小穴70を必要数形成
された空気管19が配設されている。
【0096】水流ガイド板11,篩渣ガイド板12,篩
渣流出阻止板13,補剛管108,仕切板14,15の
いずれもは、水路底から水面上まで垂直に形成されて篩
渣溜室18の側板とするものである。
渣流出阻止板13,補剛管108,仕切板14,15の
いずれもは、水路底から水面上まで垂直に形成されて篩
渣溜室18の側板とするものである。
【0097】篩渣溜室18を形成する仕切板14,15
の底には図示しない細長の開口を設け、剥離されて篩渣
溜室18の底に沈降した沈砂のみを、その底の開口から
汚水とともに下流側の沈砂池等に流出させる。
の底には図示しない細長の開口を設け、剥離されて篩渣
溜室18の底に沈降した沈砂のみを、その底の開口から
汚水とともに下流側の沈砂池等に流出させる。
【図1】本発明によるディスクスクリ−ンの実施形態の
全体構成を示す概略的断面図、
全体構成を示す概略的断面図、
【図2】図1の実施形態の水面より上のスクリ−ンの部
分拡大断面図、
分拡大断面図、
【図3】図1の実施形態の水面より上のスクレ−パの部
分拡大断面図、
分拡大断面図、
【図4】図1のA−A線に沿った断面図、
【図5】図1のB−B線に沿った断面図、
【図6】1つのユニットとするスクリ−ン構造体の拡大
断面図、
断面図、
【図7】1つのユニットとするスクレ−パ構造体の拡大
断面図
断面図
1 ディスク部材 2 環状ディスク部材 3 リブ 4 トルク伝達部材 5 フランジ 6 中空スクリ−ン軸 6a 中実スクリ−ン軸 7 間座 8 穴 9 開口 10 スクレ−パ部材 10a 先細の突起 11 水流ガイド板 12 湾曲した篩渣ガイド板 13 篩渣流出阻止板 16 水路側壁 17 水路 18 篩渣溜室 19 気泡のショットブラスト用の空気管 21 2面幅として形成した溝 22 キ−プレ−ト 30 スクリ−ンの第2の軸受け 43 スクリ−ンの第1の軸受け 80 スクレ−パ連結筒 81 中空スクレ−パ軸 81a 中実スクレ−パ軸 82 2面幅として形成した溝 83 キ−プレ−ト 88 スクレ−パの第2の軸受け 100 スクレ−パの第1の軸受け
Claims (7)
- 【請求項1】 液体流に含まれる主として汚物等を篩渣
として除去する回転可能なディスクスクリ−ンにおい
て、 ディスクスクリ−ン部材は、少なくとも2つのディスク
部材と環状ディスク部材からなり、 前記のディスク部材のそれぞれは、リブを所定数固着し
て補剛し、かつ、中心部に筒状のトルク伝達部材を固着
するとともに、前記のディスク部材を所定距離離間し、
該トルク伝達部材を互いに固着し、少なくとも1組とす
る1つの強固な支持部材とする、ディスク組み合わせ構
造体として一体に形成し、 前記ディスク組み合わせ構造体とした、少なくとも2つ
のディスク部材と前記環状ディスク部材とを、所定間隔
に保持して積層するとともに、該環状ディスク部材を該
ディスク部材に固着し、1組のディスクスクリ−ンユニ
ットとして構成し、 前記ディスクスクリ−ンユニットの少なくとも1組を、
回転可能に形成し、篩渣を掻き取るスクレ−パと篩渣溜
室を設けることを特徴とするディスクスクリ−ン。 - 【請求項2】 前記スクレ−パは厚みを有する板状で、
突起を外周部に複数形成して回転可能に形成し、かつ、
該スクレ−パが回転する際に、該スクレ−パの中心部よ
り該突起に向かって、該スクレ−パ10の厚みに沿って
汚水が流れる形状として形成するとともに、 前記スクリ−ンユニットのスクリ−ン部材にスクレ−パ
の突起が噛み込む態様で、前記スクレ−パを配設するこ
とを特徴とする請求項1記載のディスクスクリ−ン。 - 【請求項3】 前記スクリ−ンユニットをスクリ−ン軸
とともに回転可能に形成する第1と第2の軸受け、およ
び前記スクリ−ンユニットは、それぞれスクリ−ン軸に
順次直列に介装し、該第1と第2の軸受けのいずれか一
方に、該スクリ−ンユニットを吊り下げる態様で支持す
ることを特徴とする請求項1記載のディスクスクリ−
ン。 - 【請求項4】 液体流に含まれる主として汚物等を篩渣
として除去する回転可能なディスクスクリ−ンにおい
て、 スクレ−パは厚みを有する板状で、突起を外周部に複数
形成して回転可能に形成し、かつ、該スクレ−パが回転
する際に、該スクレ−パの中心部より該突起に向かっ
て、該スクレ−パ10の厚みに沿って汚水が流れる形状
として形成し、 前記ディスクスクリ−ンのスクリ−ン部材に前記スクレ
−パの突起が噛み込む態様で配設するとともに、篩渣溜
室を設けることを特徴とするディスクスクリ−ン - 【請求項5】 前記スクレ−パをスクレ−パ軸とともに
回転可能に形成する第1と第2の軸受け、および前記ス
クレ−パは、それぞれスクレ−パ軸に順次直列に介装
し、該第1と第2の軸受けのいずれか一方に、該スクレ
−パを吊り下げる態様で支持することを特徴とする請求
項2または4記載のディスクスクリ−ン。 - 【請求項6】 前記篩渣溜室は、前記スクリ−ン部材に
前記スクレ−パの突起が噛み込む位置付近に、汚水が流
れ込む態様で、水流ガイド板を配設し、該水流ガイド板
の下流側に、該スクレ−パより離隔させて湾曲した篩渣
ガイド板を配設するとともに、 該スクレ−パの下流側に、該スクレ−パに近接させて湾
曲した篩渣流出阻止板を配設して形成することを特徴と
する請求項1または4記載のディスクスクリ−ン。 - 【請求項7】前記篩渣溜室の底付近に、気泡のショット
ブラスト用の空気管を配設することを特徴とする請求項
1または4あるいは6記載のディスクスクリ−ン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000135365A JP2001314709A (ja) | 2000-05-09 | 2000-05-09 | ディスクスクリ−ン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000135365A JP2001314709A (ja) | 2000-05-09 | 2000-05-09 | ディスクスクリ−ン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001314709A true JP2001314709A (ja) | 2001-11-13 |
Family
ID=18643454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000135365A Pending JP2001314709A (ja) | 2000-05-09 | 2000-05-09 | ディスクスクリ−ン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001314709A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013245518A (ja) * | 2012-05-29 | 2013-12-09 | Maezawa Ind Inc | 除塵機 |
CN114849303A (zh) * | 2022-04-18 | 2022-08-05 | 中石化宁波工程有限公司 | 一种市政给排水污水处理设备 |
-
2000
- 2000-05-09 JP JP2000135365A patent/JP2001314709A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013245518A (ja) * | 2012-05-29 | 2013-12-09 | Maezawa Ind Inc | 除塵機 |
CN114849303A (zh) * | 2022-04-18 | 2022-08-05 | 中石化宁波工程有限公司 | 一种市政给排水污水处理设备 |
CN114849303B (zh) * | 2022-04-18 | 2023-12-26 | 中石化宁波工程有限公司 | 一种市政给排水污水处理设备 |
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