JP2001312375A - 外部記憶装置の故障予測システム - Google Patents

外部記憶装置の故障予測システム

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JP2001312375A
JP2001312375A JP2000380621A JP2000380621A JP2001312375A JP 2001312375 A JP2001312375 A JP 2001312375A JP 2000380621 A JP2000380621 A JP 2000380621A JP 2000380621 A JP2000380621 A JP 2000380621A JP 2001312375 A JP2001312375 A JP 2001312375A
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computer
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JP2000380621A
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Yuji Tsukamoto
雄二 塚本
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部記憶装置の記録容量をほとんど減らすこ
とがなく、また、外部記憶装置が故障してもその原因を
究明することができ、さらに、顧客側及び製造者側の故
障時の負担を軽減することができる外部記憶装置の故障
予測システムを提供する。 【解決手段】 顧客用コンピュータ12は、HDD(ハ
ードディスク)11の使用状況に関する検査データを取
得し、この検査データを通信回線網を介してサービス提
供者用コンピュータ16へ送信する。サービス提供者用
コンピュータ16は、送信された検査データに基づきH
DD10の故障予測を行ない、その結果を通信回線網1
4を介して顧客用コンピュータ12へ送信する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等に付属する磁気ディスク装置、光ディスク装置
等の外部記憶装置の故障を、通信回路網を介して診断
し、故障発生の可能性を予測する外部記憶装置の故障予
測システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ(以下
「PC」という。)用のOSやアプリケーションソフト
ウェアはその規模を著しく増大させており、これに連動
するかたちでPCに搭載されるHDD(ハードディス
ク)の大容量化の進展もめざましいものがある。現在、
個人所有の通常のPCにおいても、10GBを越える容
量のHDDが用いられている。今後、HDDの大容量化
と低価格化がさらに進むことは確実である。
【0003】そのような状況下では、インターネットや
放送システムを介して家庭内に流れ込んでくる大量のデ
ータや映像情報を蓄積するホームサーバの記憶手段とし
て、HDDを利用するシーンも予測されている。このよ
うなホームサーバを含めて、10GBをはるかに越える
容量のHDDが家電機器として急速に普及することが現
実となりつつある。HDDを搭載したホームサーバシス
テムは、2000年末から開始されるデジタル衛星放送
システムや、デジタル放送システムを介して配信される
高精細映像とデータ放送の存在を考えると、従来の家電
製品と同様、家電機器として必需品となることは間違い
ない。
【0004】この種のホームサーバやPCへの大容量か
つ低価格のHDDの搭載は顧客にとって歓迎すべき状況
であるが、一方でまれに経験するHDDの故障に起因す
る記憶データの消失が懸念される。特に、HDDの大容
量化の進展は失うデータもまた大容量であることを意味
している。系統的なメンテナンスや特殊なシステム構成
が可能な大口ユーザーの場合には、データが破壊する前
にHDDを交換するなどの処置も可能である。例えば、
ミラーディスクと呼ばれるシステムがあり、重要情報は
あたかも鏡に写すかのように2台のHDDに記録され、
情報消失の確率は少なくとも1/2以下に低減される。
しかし、個人ユーザーレベルでは、そのようなメンテナ
ンスは実質的に不可能であり、蓄積データが完全に消失
する前に何らかの警報を顧客に知らせる必要がある。
【0005】顧客に対する警報という意味では、従来の
HDDにもSMART(Self-Monitoring Analysis and
Reporting Technology)と呼ばれる機能が付加されてい
るものがある。SMART機能とは、HDDの運用履
歴、発生エラー履歴等をHDD内に蓄積し、それらのデ
ータを基準値と比較することにより、HDD交換等の警
告をPCやサーバー等の上位システムに自動的に報告す
るものである。一般に、HDDに蓄積される履歴データ
として以下のような項目が挙げられる。
【0006】1.電源投入回数、2.電源投入累積時
間、3.磁気ヘッド通電時間、4.磁気ヘッドの抵抗値
履歴、5.HDD装置内温度履歴、6.シークエラー累
積回数、7.エラーレート履歴、8.リトライ累積回
数、9.記録エラーの累積回数、10.再生エラーの累
積回数、11.磁気ヘッドの浮上量履歴、12.サーボ
キャリブレーション値履歴。これらのSMART機能に
関する各検査項目については、周知であるので、その説
明を割愛する
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、SMA
RT機能を有する従来のHDDには、次のような問題点
があった。 (1)装置の稼働状況に関してより詳細な情報を得よう
とすればするほど、検査項目及び検査頻度は増加するこ
とになる。そして、この検査項目及び検査頻度の増加
は、顧客が使用可能な記録容量を実質的に低下させる。 (2)SMART情報に関するデータ記録部分でエラー
が増加する場合や、その部分のデータが消失する状況も
想定される。すなわち、同一のHDD内にデータを記録
するため、SMART機能が十分なフェールセーフ機能
を有していないという問題がある。 (3)現在のHDD故障に関する顧客対応サービスで
は、顧客側にサービスマンが出向き、装置交換を含めた
修理業務が行われている。現在のように大容量HDDが
特定顧客に限定されている状況では、このようなサービ
ス体制の維持も可能である。しかし、多くの家庭に大容
量HDDが普及した場合、サービスマンの人員確保や故
障に即応できる体制の維持は困難な状況に至ると予想さ
れる。すなわち、顧客にとって信頼感があり、かつ安全
なサービス保守体制の確立が困難であるという問題があ
る。
【0008】そこで、本発明の目的は、外部記憶装置の
記録容量をほとんど減らすことがなく、また、外部記憶
装置が故障してもその原因を究明することができ、さら
に、顧客側及び製造者側の故障時の負担を軽減すること
ができる外部記憶装置の故障予測システムを提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の課題を
解決すべくなされたもので、請求項1に記載の発明は、
外部記憶装置と、この外部記憶装置を使用する顧客用コ
ンピュータと、この顧客用コンピュータに通信回線網を
介して接続されたサービス提供者用コンピュータとを備
え、前記顧客用コンピュータは、前記外部記憶装置の使
用状況に関する検査データを取得し、この検査データを
前記通信回線網を介して前記サービス提供者用コンピュ
ータへ送信し、前記サービス提供者用コンピュータは、
前記検査データに基づき前記外部記憶装置の故障予測を
行ない、その結果を前記通信回線網を介して前記顧客用
コンピュータへ送信することを特徴とする外部記憶装置
の故障予測システムである。
【0010】請求項2に記載の発明は、前記サービス提
供者用コンピュータは、請求項1に記載の外部記憶装置
の故障予測システムにおいて、前記故障予測に対する料
金を前記通信回線網を介して顧客から徴収することを特
徴とする。請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の
外部記憶装置の故障予測システムにおいて、前記外部記
憶装置の製造者が使用する製造者用コンピュータに、前
記サービス提供者用コンピュータが前記通信回線網を介
して接続され、前記サービス提供者用コンピュータは、
前記製造者に代って前記故障予測を行ない、当該故障予
測に対する料金を前記通信回線網を介して前記製造者か
ら徴収することを特徴とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求
項3のいずれかの項に記載の外部記憶装置の故障予測シ
ステムにおいて、前記外部記憶装置が磁気ディスク装置
であることを特徴とする。請求項5に記載の発明は、請
求項4に記載の外部記憶装置の故障予測システムにおい
て、前記検査データは、磁気ディスク装置のエラーレー
トを含むことを特徴とする。請求項6に記載の発明は、
請求項4に記載の外部記憶装置の故障予測システムにお
いて、前記検査データは、磁気ディスク装置のエラーレ
ートおよび磁気ヘッドの浮上量に対応するデータを含む
ことを特徴とする。
【0012】請求項7に記載の発明は、請求項4に記載
の外部記憶装置の故障予測システムにおいて、前記検査
データは、電源投入回数、電源投入累積時間、磁気ヘッ
ド通電時間、磁気ヘッドの平均シーク時間、磁気ヘッド
の抵抗値履歴、磁気ディスク装置内温度履歴、後発代替
セクター数、シークエラー累積回数、エラーレート履
歴、リトライ累積回数、記録エラーの累積回数、再生エ
ラーの累積回数、磁気ヘッドの浮上量履歴、サーボキャ
リブレーション値履歴、サーマルアスペリティ信号発生
累積回数、及びサーマルアスペリティ信号パターン変化
からなる群から選ばれた一又は二以上のデータであるこ
とを特徴とする。
【0013】請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求
項7のいずれかの項に記載の外部記憶装置の故障予測シ
ステムにおいて、前記顧客用コンピュータは、前記サー
ビス提供者用コンピュータから故障予測を受けた時、前
記外部記憶装置内の全データを前記サービス提供者用コ
ンピュータへ送信し、前記サービス提供者用コンピュー
タは、前記顧客用コンピュータから送信されたデータの
修復を行った後該データを新品の外部記憶装置に書き込
み、その外部記憶装置を顧客へ送付することを特徴とす
る。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る故障予測シ
ステムの第1の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。本実施形態の故障予測システムは、外部記憶装置と
してのHDD10と、HDD10を使用する顧客用コン
ピュータ12と、通信回線網としてのインターネット1
4を介して顧客用コンピュータ12に接続されたサービ
ス提供者用コンピュータ16と、このサービス提供者用
コンピュータ16に接続されたHDD18とから構成さ
れる。
【0015】上述したHDD10は、記憶媒体からなる
ディスクと、ディスクを回転駆動する駆動部と、データ
の読み出し/書き込みを行うリード/ライト回路と、自
己検査を行う検査回路とから構成されている。この場
合、検査回路は、次に項目についてチェックを行い、そ
の結果をディスクの予め決められた検査データエリアに
書き込む。 1.電源投入回数 2.電源投入時間 3.磁気ヘッド通電時間 4.シークエラー回数 5.エラーレート 6.記録エラーの回数 7.再生エラーの回数
【0016】顧客用コンピュータ12及びサービス提供
者用コンピュータ16は、それぞれモデムを内蔵してお
り、インターネット14を介して送受信できるようにな
っている。顧客用コンピュータ12の記憶部(バッテリ
バックアップ付)には、予めサービス提供者用コンピュ
ータ16から提供された検査データ送受信用プログラム
が記憶されている。この検査データ送受信用プログラム
は、例えば、インターネット14を介してサービス提供
者用コンピュータ16から送信される。または、サービ
ス提供者のインターネットサイトのホームページにその
プログラムをダウンロードできるようにしておき、顧客
用コンピュータ12からそのホームページへアクセスし
てダウンロードしてもよく、あるいは、サービス提供者
がCD−ROM等の記憶媒体によって配布してもよい。
【0017】次に、上述した実施形態の動作を説明す
る。図2は図1の故障予測システムにおける基本的な動
作を示すフローチャートであり、図2[1]は顧客用コ
ンピュータ12の動作、図2[2]はサービス提供者用
コンピュータ16の動作である。
【0018】顧客用コンピュータ12は、上述した検査
データ送受信用プログラムに従って次のように動作す
る。まず、HDD10の使用状況に関する検査データを
HDD10の検査データエリアから取得し(ステップ1
01)、その検査データを一時的に記憶部に蓄積する
(ステップ102)。続いて、送信時期か否かを判断し
(ステップ103)、送信時期であれば蓄積した検査デ
ータをインターネット14を介してサービス提供者用コ
ンピュータ16へ送信し(ステップ104)、送信時期
でなければステップ101へ戻る。送信時期は、本実施
形態では一定時間毎としているが、これに限らず、例え
ば顧客用コンピュータ12の立ち上げ時又は立ち下げ時
としてもよい。また、送信した検査データは、もはや不
要であるので、送信直後にHDD10から自動的に削除
してもよいし、後でまとめて削除してもよい。以上の動
作は一定時間ごとに繰り返される。
【0019】次に、サービス提供者用コンピュータ16
は、プログラムに従って次のように動作する。顧客用コ
ンピュータ12から送信された検査データを受信し(ス
テップ105)、その検査データをHDD18に蓄積す
る(ステップ106)。続いて、HDD18に蓄積され
た検査データを分析する(ステップ107)。その結
果、HDD10の故障が予測されれば(ステップ10
8)、警告メッセージを顧客用コンピュータ12へ送信
して終了し(ステップ109)、HDD10の故障が予
測されなければ(ステップ108)、何もせずに終了す
る。
【0020】例えば、図4はHDDのエラーレートと装
置稼働時間との関係を示すグラフである。エラーレート
は、通常、10-10以下であるが、このエラーレートが
図に示すように増加すると急速に使用不能状態に移行す
るのが一般的である。そこで、サービス提供者用コンピ
ュータ16は、顧客用コンピュータ12から送信された
エラーレートが一定値を越えた時点で警告メッセージを
顧客用コンピュータ12へ送信する。なお、エラーレー
トの傾きが急に大きくなった時点から故障に至るまでの
期間は通常2〜3日であり、したがって、検査データの
分析は1日1回行えば十分である。
【0021】次に、本実施形態の故障予測システムの作
用及び効果について説明する。従来、顧客用コンピュー
タ12は、HDD10の使用状況に関する検査データを
取得し、それ自身が検査データに基づきHDD10の故
障予測を行なっていた。そのため、検査データを蓄積す
るための領域及び故障予測プログラムを記憶するための
領域がHDD10に必要であったので、顧客の使用可能
な記録容量が実質的に低下していた。これに対し、本実
施形態におけるHDD10では、検査データを蓄積する
必要がなく、故障予測プログラムも不要である。したが
って、HDD10において顧客の使用可能な記憶容量が
従来よりも増える。
【0022】また、従来は、HDD10の検査データ
を、HDD10自身に蓄積していた。そのため、HDD
10が故障すると、その検査データが消失してしまうこ
とにより、故障原因を究明できなくなることがあった。
これに対し、本実施形態の故障予測システムでは、検査
データがサービス提供者用コンピュータ16側のHDD
18に蓄積されるので、HDD10が故障しても、その
検査データが消失してしまうことがない。
【0023】また、上記実施形態において、サービス提
供者用コンピュータ16は、インターネット14を介し
て顧客用コンピュータ12へ請求書を発行し、顧客用コ
ンピュータ12は、インターネット14を介してサービ
ス提供者用コンピュータ16へ電子マネー等で支払いを
する。これにより、サービス提供者用コンピュータ16
が顧客用コンピュータ12に対する料金の徴収を容易に
行なうことができる。
【0024】次に、この発明の第2の実施形態について
説明する。上述した第1の実施形態においては、HDD
10が1〜7の検査項目についてチェックをし、その結
果をHDD10の検査データエリアに書き込むようにな
っているが、この第2の実施形態においては、さらに、
次の項目についてチェックをし、その結果を上記検査デ
ータエリアに書き込む。顧客用コンピュータ12は、書
き込まれた検査データを全てサービス提供者用コンピュ
ータ16へ送信する。 8.磁気ヘッドの抵抗値 9.HDD装置内温度 10.リトライ累積回数 11.磁気ヘッドの浮上量(半値幅) 12.サーボキャリブレーション値
【0025】上記の項目において、特に、「11.磁気
ヘッドの浮上量」は、HDDの寿命を把握する上で重要
な要素である。この磁気ヘッドの浮上量は再生信号の半
値幅から求められ、HDD10は半値幅をディスクの検
査データエリアに書き込み、この半値幅がサービス提供
者用コンピュータ16へ送信される。磁気抵抗効果ヘッ
ドに関する半値幅と磁気スペーシングの関係を図5に示
す。磁気スペーシングから媒体の保護膜厚と磁気ヘッド
の保護膜厚を減じた値が磁気ヘッド浮上量であり、HD
Dに用いられている磁気ヘッドについて図5から算出さ
れる換算式を求めておけば、半値幅から浮上量を求める
ことができる。ヘッドの浮揚面にダストが付着すると浮
上量が変化する。浮上量の低下はHDDの信頼性を損な
う重要な因子であり、その変化を定期的にモニタするこ
とにより、HDDの故障を予測することができる。
【0026】上述したように、第2の実施形態において
は、前述したエラーレートに加えて磁気ヘッドの浮上量
をも使用してHDDの故障予測を行う。これにより、第
1実施形態よりさらに信頼性の高い予測が可能となる。
図3は、本発明に係る故障予測システムの第3の実施形
態を示すブロック図である。以下、この図面に基づき説
明する。ただし、図1と同じ部分は同じ符号を付すこと
により説明を省略する。
【0027】本実施形態の故障予測システムでは、HD
D10の製造者が使用する製造者用コンピュータ20が
インターネット14に接続されている。サービス提供者
用コンピュータ16は、製造者に代って故障予測を行な
い、故障予測に対する料金をインターネット14を介し
て製造者から徴収する。すなわち、サービス提供者用コ
ンピュータ16は、インターネット14を介して製造者
用コンピュータ20へ請求書を発行する。製造者用コン
ピュータ20は、インターネット14を介してサービス
提供者用コンピュータ16へ電子マネー等で支払いをす
る。これにより、サービス提供者用コンピュータ16
が、製造者用コンピュータ20に対する料金の徴収を容
易に行うことができる。
【0028】なお、この場合、顧客は、サービス提供者
に対して、インターネット14を介して次のような契約
を予め結んでおく。HDD10に関する情報(例えば、
製造者名、機種名、記録容量、使用を開始した年月日、
契約時までの累積使用時間、一日当たりの平均使用時間
等)を提供すること、及び故障予測サービスを受けるこ
と。また、サービス提供者は、製造者に対して、インタ
ーネット14を介して次のような契約を予め結んでお
く。前述した検査データをHDD10から取得するため
に必要な情報を提供すること、製造者に代わってHDD
10の故障予測サービスを行うこと、及び故障予測サー
ビスに対する料金を製造者から徴収すること。
【0029】次に、この発明の第4の実施形態について
説明する。この第4の実施形態の構成は図1と同じであ
り、顧客用コンピュータ12およびサービス提供者用コ
ンピュータ16における処理が第1実施形態と異なって
いる。図6は、顧客用コンピュータ12およびサービス
提供者用コンピュータ16における処理を示すフローチ
ャートである。まず、顧客用コンピュータ12はHDD
10の検査データエリアから検査データを取得し(ステ
ップSa1)、取得したデータをサービス提供者用コン
ピュータ16へインターネット14を介して送信する
(ステップSa2)。上記の検査データ取得および送信
は一定時間が経過する毎に繰り返される(ステップSa
3)。
【0030】サービス提供者用コンピュータ16は、顧
客用コンピュータ12からの検査データを受信すると
(ステップSb1)、HDD18へ蓄積する(ステップ
Sb2)。次に、サービス提供者用コンピュータ16
は、予めその顧客に対して定められている故障診断日時
になったか否かをチェックし(ステップSb3)、なっ
ていなかった場合はステップSb1へ戻る。以後、故障
診断日時になるまで、顧客用コンピュータ12から送信
される検査データの蓄積が行われる。そして、故障診断
日時になると、サービス提供者用コンピュータ16によ
ってHDD18内の検査データが読み出され、故障診断
が行われる(ステップSb4)。故障診断の結果、故障
の可能性が高いと判断されなかった場合は(ステップS
b5)、ステップSb1へ戻り、以後、再びデータ蓄積
が行われる。
【0031】一方、故障の可能性が高いと判断された場
合は、サービス提供者用コンピュータ16が「HDDを
交換すべき旨の通知」および「HDD交換サービス」の
連絡を顧客用コンピュータ12へ送信する。顧客用コン
ピュータ12は、サービス提供者用コンピュータ16か
らの連絡を受け(ステップSa4)、HDD10を交換
するかどうかを決め、交換する場合は、サービス提供者
用コンピュータ16の「交換サービス」を受けるか否か
を決定する。そして、「交換サービス」を受けるか否
か、および、受ける場合は、HDD10内の全てのデー
タをサービス提供者用コンピュータ16へ送信する(ス
テップSa5)。
【0032】サービス提供者用コンピュータ16は、顧
客用コンピュータ12からの連絡を受け(ステップSa
7)、「交換サービス」を受けないとの連絡であった場
合はステップSb1へ戻り(ステップSb8)、一方、
受けるという連絡であった場合は、ステップSb9の処
理へ進む。ステップSb9では、顧客用コンピュータ1
2から送信されたデータのチェックを行い、次いで、破
壊されている部分あるいは故障部分のデータ修復を行
う。次に、新品のHDDに修復済みのデータをインスト
ールする(ステップSb10)。そして、インストール
済みのHDDを顧客へ送付する(ステップSb11)。
顧客はこのHDDを受け、HDD10の代わりにセッテ
ィングする(ステップSa6)。
【0033】このように、上記第4の実施形態によれ
ば、サービス提供者用コンピュータ16においてデータ
修復およびHDDのインストールサービスまでも行う。
これにより、HDD10の交換の際の顧客の手間を大幅
に省くことができる。なお、本発明は上記第1〜第3の
実施形態に限定されるものではない。例えば、外部記憶
装置としては、光ディスク装置等でもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、外部記憶装置の使用状況に関する検査データを顧客
用コンピュータが取得して通信回線網を介して送信し、
送信された検査データに基づきサービス提供者用コンピ
ュータが故障予測を行なうことにより、検査データ及び
故障予測プログラム等を外部記憶装置に記憶するための
領域が不要になるので、顧客の使用可能な記録容量を増
加することができる。しかも、サービス提供者用コンピ
ュータ側で検査データを蓄積することにより、外部記憶
装置が故障したときに検査データが失われることを防止
できるので、故障原因を確実に究明することができる。
【0035】請求項2記載の故障予測システムによれ
ば、サービス提供者用コンピュータが故障予測に対する
料金を通信回線網を介して顧客から徴収することによ
り、料金徴収を容易かつ確実に行なうことができる。請
求項3記載の故障予測システムによれば、サービス提供
者用コンピュータが製造者に代って故障予測を行ない、
サービス提供者用コンピュータがその料金を通信回線網
を介して製造者から徴収することにより、製造者による
アフターサービスの手間を省略できるとともに、製造者
からの料金徴収を容易かつ確実に行なうことができる。
【0036】請求項6に記載の故障予測システムによれ
ば、検査データが磁気ディスク装置のエラーレートおよ
び磁気ヘッドの浮上量に対応するデータを含むので、予
測精度を上げることができる。請求項8に記載の故障予
測システムによれば、故障予測の結果に基づく外部記憶
装置の交換の際に、サービス提供者用コンピュータが顧
客用コンピュータに対してインストール等のサービスを
行なうことにより、インストール等を顧客が行なう手間
を省略できるとともに、顧客側にサービスマンが出向く
手間も省略できる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る故障予測システムの第1の実施
形態を示すブロック図である。
【図2】 図1の故障予測システムにおける基本的な動
作を示すフローチャートであり、図2[1]は顧客用コ
ンピュータの動作、図2[2]はサービス提供者用コン
ピュータの動作である。
【図3】 本発明に係る故障予測システムの第3の実施
形態を示すブロック図である。
【図4】 ハードディスク装置のエラーレートと稼働時
間の関係を示すグラフである。
【図5】 磁気抵抗効果ヘッドに関する半値幅と磁気ス
ペーシングの関係を示すグラフである。
【図6】 本発明に係る故障予測システムの第4の実施
形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 HDD(外部記憶装置) 12 顧客用コンピュータ 14 インターネット(通信回線網) 16 サービス提供者用コンピュータ 20 製造者用コンピュータ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 13/00 351 G06F 13/00 351N Fターム(参考) 5B018 GA03 HA40 JA30 MA12 QA01 5B048 AA19 CC15 CC17 5B065 BA01 EC01 EK01 EK02 EK07 5B083 AA08 BB01 BB02 BB06 CC10 DD03 EE08 5B089 JA35 JB15 JB17 JB19 KA12 KB04 KB12 MC08 MC16 MD02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部記憶装置と、この外部記憶装置を使
    用する顧客用コンピュータと、この顧客用コンピュータ
    に通信回線網を介して接続されたサービス提供者用コン
    ピュータとを備え、 前記顧客用コンピュータは、前記外部記憶装置の使用状
    況に関する検査データを取得し、この検査データを前記
    通信回線網を介して前記サービス提供者用コンピュータ
    へ送信し、 前記サービス提供者用コンピュータは、前記検査データ
    に基づき前記外部記憶装置の故障予測を行ない、その結
    果を前記通信回線網を介して前記顧客用コンピュータへ
    送信することを特徴とする外部記憶装置の故障予測シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記サービス提供者用コンピュータは、
    前記故障予測に対する料金を前記通信回線網を介して顧
    客から徴収することを特徴とする請求項1に記載の外部
    記憶装置の故障予測システム。
  3. 【請求項3】 前記外部記憶装置の製造者が使用する製
    造者用コンピュータに、前記サービス提供者用コンピュ
    ータが前記通信回線網を介して接続され、前記サービス
    提供者用コンピュータは、前記製造者に代って前記故障
    予測を行ない、当該故障予測に対する料金を前記通信回
    線網を介して前記製造者から徴収することを特徴とする
    請求項1に記載の外部記憶装置の故障予測システム。
  4. 【請求項4】 前記外部記憶装置が磁気ディスク装置で
    あることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかの
    項に記載の外部記憶装置の故障予測システム。
  5. 【請求項5】 前記検査データは、磁気ディスク装置の
    エラーレートを含むことを特徴とする請求項4に記載の
    外部記憶装置の故障予測システム。
  6. 【請求項6】 前記検査データは、磁気ディスク装置の
    エラーレートおよび磁気ヘッドの浮上量に対応するデー
    タを含むことを特徴とする請求項4に記載の外部記憶装
    置の故障予測システム。
  7. 【請求項7】 前記検査データは、電源投入回数、電源
    投入累積時間、磁気ヘッド通電時間、磁気ヘッドの平均
    シーク時間、磁気ヘッドの抵抗値履歴、磁気ディスク装
    置内温度履歴、後発代替セクター数、シークエラー累積
    回数、エラーレート履歴、リトライ累積回数、記録エラ
    ーの累積回数、再生エラーの累積回数、磁気ヘッドの浮
    上量履歴、サーボキャリブレーション値履歴、サーマル
    アスペリティ信号発生累積回数、及びサーマルアスペリ
    ティ信号パターン変化からなる群から選ばれた一又は二
    以上のデータであることを特徴とする請求項4に記載の
    外部記憶装置の故障予測システム。
  8. 【請求項8】 前記顧客用コンピュータは、前記サービ
    ス提供者用コンピュータから故障予測を受けた時、前記
    外部記憶装置内の全データを前記サービス提供者用コン
    ピュータへ送信し、 前記サービス提供者用コンピュータは、前記顧客用コン
    ピュータから送信されたデータの修復を行った後該デー
    タを新品の外部記憶装置に書き込み、その外部記憶装置
    を顧客へ送付することを特徴とする請求項1〜請求項7
    のいずれかの項に記載の外部記憶装置の故障予測システ
    ム。
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