JP2001312004A - 移動スクリーン装置 - Google Patents

移動スクリーン装置

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JP2001312004A
JP2001312004A JP2000130768A JP2000130768A JP2001312004A JP 2001312004 A JP2001312004 A JP 2001312004A JP 2000130768 A JP2000130768 A JP 2000130768A JP 2000130768 A JP2000130768 A JP 2000130768A JP 2001312004 A JP2001312004 A JP 2001312004A
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JP
Japan
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screen
roller
engagement
picture
moving
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JP2000130768A
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English (en)
Inventor
Koji Ishihara
浩司 石原
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Daimaru Itagami Kako KK
Original Assignee
Daimaru Itagami Kako KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリーンに追記された図画を残しておくこ
とができ、この図画をもとに想像を膨らませたり、物語
を創作したり、見直しをしたり等することにより子供の
創造性を高めることができるとともに、スクリーンの移
動に伴う画面の動きに対応させてシールを貼り付けた
り、文字を書き入れたり等することにより子供の学習を
行うことができる移動スクリーン装置を提供する。 【解決手段】 移動スクリーン装置を構成する装置本体
11は後面に開口を有する長四角箱状に形成され、前面
には覗き窓12が設けられている。装置本体11内の両
側部にはローラ部21がそれぞれ配設されている。両ロ
ーラ部21の間にはスクリーン41が架設されており、
その前面の絵42が覗き窓12の内側に表示されてい
る。スクリーン41は紙製の基材41aの表面を透明な
被覆膜43で被覆することにより形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばスクリー
ンに連続して描かれた絵を順番に見ることで紙芝居のよ
うに楽しむことができるとともに、その絵を利用して遊
ぶとともに、学ぶことができるように構成された移動ス
クリーン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような移動スクリーン装置
としては、前面に覗き窓が透設された四角箱状をなす装
置本体と、装置本体内に収容された帯状をなすスクリー
ンと、スクリーンの両端部にそれぞれ接続された円筒状
をなすリールとから構成されている。スクリーンの前面
には物語の各場面を描写する複数の絵がスクリーンの長
手方向に沿って順番に描かれており、これら絵が覗き窓
の内側に表示されるようになっている。そして、いずれ
か一方のリールを回転させることにより、スクリーンが
一方のリール上に巻き取られて長手方向に移動し、覗き
窓の内側に表示される絵が順次変化していく。
【0003】この移動スクリーン装置において、覗き窓
の内側には透明な板が嵌め込まれており、この板上にス
クリーンの絵に重ねて他の絵を描いたり、文字を書き入
れたり等することでスクリーンの絵をもとに子供が創造
性を高めながら遊ぶことができるようになっている。ま
た、スクリーンが移動されて次の絵に変化したときに
は、板上に書かれた絵、文字等を一旦消して、再度新た
な絵を描いたり、文字を書いたりするように構成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記移動ス
クリーン装置によれば、前の絵に合わせて書かれた絵、
文字等を残しておくことができないため、子供が前の
絵、文字等をもとにさらに想像を膨らませたり、物語そ
のものを創り出したり、前の絵と自分の書いた絵、文字
等の見直しをしたり等することができないという問題が
あった。
【0005】この発明は、このような従来技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、スクリーンに追記された図画を残しておく
ことができ、この図画をもとに想像を膨らませたり、物
語を創作したり、見直しをしたり等することにより子供
の創造性を高めることができるとともに、スクリーンの
移動に伴う画面の動きに対応させてシールを貼り付けた
り、文字を書き入れたり等することにより子供の学習を
行うことができる移動スクリーン装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の移動スクリーン装置の発明は、
前面に覗き窓が透設された箱状をなす装置本体と、前記
覗き窓と対応する大きさの画面が覗き窓から表示される
ように装置本体内に配設される帯状をなすスクリーン
と、前記スクリーンの両端部に連結され、スクリーンの
一端を巻回して保持するとともに、スクリーンの他端を
巻き取ることにより長手方向に移動させる一対の回転支
持部材とを備え、前記スクリーンの後方にはスクリーン
を前方から押したときにその押圧力を受ける支持板を配
設するとともに、スクリーンの前面には透明な被覆膜を
形成したものである。
【0007】請求項2に記載の移動スクリーン装置の発
明は、請求項1に記載の発明において、前記支持板を透
明材料で形成し、スクリーンの後面を目視可能に構成し
たものである。
【0008】請求項3に記載の移動スクリーン装置の発
明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前
記一対の回転支持部材はスクリーンの両端部に連結され
る一対のローラ部と、これらローラ部を回転させるため
の操作部とから構成され、少なくとも一方のローラ部に
は第1連結部を設け、スクリーンの端部には第1連結部
と係合可能な第2連結部を設け、第1連結部及び第2連
結部の係合関係によりスクリーンの端部にローラ部を連
結したものである。
【0009】請求項4に記載の移動スクリーン装置の発
明は、請求項3に記載の発明において、前記操作部には
第1係合部を設け、ローラ部には第1係合部と係合可能
な第2係合部を設け、第1係合部及び第2係合部が係合
した状態で操作部によるローラ部の回転を許容するとと
もに、第1係合部及び第2係合部の係合を解除した状態
で操作部によるローラ部の回転を不能にするように構成
したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。図1及び図2に示すよう
に、移動スクリーン装置を構成する装置本体11は後面
に開口を有する長四角箱状に形成され、その前壁11a
には四角形状の覗き窓12が透設されている。装置本体
11の内部において両側部には仕切壁13が設けられて
いる。各仕切壁13及び装置本体11の周壁にそれぞれ
取り囲まれた内側には一対の収容部14が装置本体11
内の両側部に位置するように形成されている。これら収
容部14内にはローラ部21と操作部31とから構成さ
れた回転支持部材がそれぞれ収容されている。
【0011】図3に示すように、ローラ部21は円筒状
の支持ローラ22と、その両端部に取付けられた円板状
のガイド板23とを有し、収容部14内で上下方向に延
びるように配設されるとともに、ガイド板23の中心に
は支持孔24が透設されている。操作部31は略円板状
をなすハンドル32と、その下面中心から突設された丸
棒状をなす支持軸33とを有している。図6に示すよう
に、装置本体11の上壁外面において、収容部14と対
応する位置には平面円形状をなす凹部15が凹設される
とともに、凹部15の内底面中心には挿通孔16が上壁
を貫通して形成されている。加えて、凹部15の内底面
には一対の係入溝16aが挿通孔16の内周面から凹部
15の直径方向に延びるように切り欠き形成されてい
る。
【0012】図3及び図5(a)に示すように、支持軸
33の上部には第1係合部としての一対の係合ピン34
が支持軸33の軸線方向と直交する方向に延びるように
突設されている。これと対応して、ガイド板23には第
2係合部としての一対の係合溝25が支持孔24の内周
面からガイド板23の直径方向に延びるように切り欠き
形成されている。ローラ部21は支持軸33が装置本体
11の外部から挿通孔16を介してガイド板23の支持
孔24内に挿通されることにより、収容部14内で水平
方向に回転できるように支持されている。この状態で各
係合ピン34及び係合溝25がそれぞれ係合されてお
り、ハンドル32を回転させることによりローラ部21
を回転することができるように構成されている。
【0013】図5(b)及び図6に示すように、係合ピ
ン34及び係入溝16aを対応させながら支持軸33を
上方へ移動させることにより、係合ピン34及び係合溝
25の係合を解除することができる。この状態で、係合
ピン34を凹部15の内底面上に係合させることにより
ローラ部21はハンドル32による回転は不能となる
が、支持軸33に支持された状態で自由に回転できるよ
うに構成されている。この際、操作部31は装置本体1
1に支持されており、ローラ部21が回転する際に操作
部31の重量が加わらないため、ローラ部21は軽い力
で回転することができるようになっている。
【0014】図2及び図5(a),(b)に示すよう
に、装置本体11の上壁及び底壁の内面において、収容
部14と対応する位置には平面U字状をなす支持凹部1
6bが凹設されている。これら支持凹部16bは収容部
14内にローラ部21を収容する際、その両側部内面に
ガイド板23の周面を摺接させながらローラ部21を挿
入することにより、ローラ部21の挿入方向を案内する
ようになっている。さらに、収容部14内にローラ部2
1が収容された状態で支持凹部16bの内奥の半円弧状
をなす内周面にはガイド板23の周面が当接されてい
る。これにより、ガイド板23が横方向へ移動しようと
する際にはその移動が規制され、ハンドル32によりロ
ーラ部21を回転させる、あるいはハンドル32によら
ずローラ部21を自由に回転させる際には収容部14内
におけるローラ部21のがたつきが防止されている。
【0015】また、下部のガイド板23の内面中央には
挿入筒23aが突設されており、この挿入筒23aは支
持ローラ22の内側に嵌入されている。この挿入筒23
aの内周面上部はすり鉢状をなす案内凹部23bとなっ
ており、支持軸33の下端部を支持孔24内へ案内し
て、支持軸33の挿入を容易に行うことができるように
なっている。
【0016】図1及び図3に示すように、各仕切壁13
及び前壁11aの間には間隙11bがそれぞれ形成され
ており、両ローラ部21の間にはこれら間隙11b内を
通るように配設された帯状をなすスクリーン41が架設
されている。このスクリーン41の前面には物語の一情
景を描写する画面としての絵42が長手方向に沿って複
数描かれるとともに、各絵42は覗き窓12の内側に配
置されるようにそれぞれの大きさが設定されている。ま
た、スクリーン41の図示しない後面にはその情景を説
明するための文章が書かれている。これ以降、装置本体
11の前壁11a側から見て右側のローラ部21を送出
ローラ21a、左側のローラ部21を巻取ローラ21b
として記載する。
【0017】スクリーン41はその基端が送出ローラ2
1aの外周面上に固着されるとともに、基端部から中間
部に渡る箇所は巻回されて一方の収容部14内に保持さ
れている。スクリーン41の先端には第2連結部として
の挿入片45が取着されるとともに、この挿入片45が
巻取ローラ21bに設けられた第1連結部としてのスリ
ット22a内に挿入されることにより、スクリーン41
の先端部と巻取ローラ21bとが連結されている。そし
て、巻取ローラ21bを回転させることにより、スクリ
ーン41は送出ローラ21aから引き出されるととも
に、巻取ローラ21bに巻き取られて長手方向に移動す
るように構成されている。
【0018】スクリーン41はその前面に絵42が印刷
された紙製の基材41aの表面を合成樹脂製の透明な被
覆膜43で被覆することにより形成されており、この被
覆膜43の前面にシールを貼り付けたり、文字、絵等を
マーカーペンで書き入れたり等してスクリーン41の前
面にシール、文字、絵等を直接追記できるように構成さ
れている。この実施形態では基材41aには森及び花畑
の絵42が描かれており、被覆膜43には蜂のシール4
4を貼り付けるようになっている。
【0019】図1及び図2に示すように、両仕切壁13
の間にはその前面を連結するように透明なアクリル製の
支持板17が取着されており、シール44を貼り付ける
際にはスクリーン41を後面側から支持している。さら
に、支持板17は透明であるため、スクリーン41の後
面の文字を目視することができ、この文字を読むことが
できるようになっている。
【0020】装置本体11の前壁11a外面において、
その両側部には各一対の分割片18aよりなる一対の開
閉扉18がそれぞれ2個の蝶番を中心に水平方向に回動
可能に連結されている。また、装置本体11の後面にお
いて、底壁端縁には四角板状をなす蓋板19の一端縁が
2個の蝶番を介して回動可能に連結されている。この蓋
板19の内面には小物収容部として開閉可能な蓋19a
を備えた四角箱状をなす小物収容箱19bが取付けられ
ており、替えのスクリーン、マーカーペン、シール等の
小物を収容することができるようになっている。そし
て、図4(a),(b)に示すように、装置本体11を
使用しない場合には一対の開閉扉18及び蓋板19が覗
き窓12及び装置本体11の後面の開口を閉塞するよう
になっている。
【0021】前記移動スクリーン装置の作用について以
下に記載する。さて、図1及び図2に示すように、移動
スクリーン装置を使用するときには、まず蓋板19を開
いて装置本体11の後面の開口を開放した後、一対の開
閉扉18を開いて覗き窓12を開放する。次いで、巻取
ローラ21b側のハンドル32を手で回転させると、ス
クリーン41が巻取ローラ21bに巻き取られつつ、送
出ローラ21aから引き出されることにより、長手方向
に移動される。そして、絵42が覗き窓12の内側に配
置されたとき、ハンドル32の回転を停止させ、スクリ
ーン41の裏面の文字を親が朗読することで子供に情景
を語る。
【0022】例えば、現在の絵42の前には蜂のみが描
かれていたとする。このとき、親は子供に蜂が何かを探
していることを説明しておく。現在の絵42には森及び
花畑のみが描かれており、ここで親は子供に蜂のシール
44を渡し、蜂が探していたのは花畑であることを説明
して、シール44を貼ることを促す。すると、子供は蜂
が花畑に向かって飛んでいったり、花畑の花に止まって
いたり等している状況を思う浮かべ、創造力を働かせな
がらスクリーン41の前面にシール44を直接貼り付け
る。そして、スクリーン41に描かれた複数の絵42そ
れぞれに対し、親子で会話しつつ、上記と同様にシール
44を貼ったり、スクリーン41の前面にマーカーペン
で絵を描いたり、文字を書き入れたり等しながら話を進
める。
【0023】一通りスクリーン41に描かれた物語が終
わった後、親は送出ローラ21a側のハンドル32を手
で回転させることにより、巻取ローラ21bに巻き取ら
れたスクリーン41を送出ローラ21aへと巻き戻す。
そして、上記のようにして親子で会話しつつ作った物語
を見返したり、子供が創造力を働かせて新たな状況を思
う浮かべたならば、その都度、シール44を貼り直した
り、絵、文字等を書き入れたりしていく。
【0024】このとき、スクリーン41の前面には被覆
膜43が設けられており、この被覆膜43上にシール4
4が貼り付けられたり、絵、文字等が書き入れられたり
する。このため、シール44の貼り付け及び貼り直し、
絵、文字等の追記及び消去を複数回繰り返しても基材4
1a上に印刷された絵42には影響がなく、スクリーン
41の汚れ、破れ等が防止される。加えて、スクリーン
41はシール44が貼り付けられたり、絵、文字等が書
かれたりしたまま、巻き取り及び巻き戻しが行われるた
め、以前の絵42に追記されたシール44、絵、文字等
がそのまま残されており、これらをもとに子供はさらに
想像を膨らませ、物語を創作する。
【0025】上記以外に、幼稚園、学校、学習塾等で先
生と生徒が移動スクリーン装置を使用して学習する場合
について説明する。例えば、スクリーン41に複数個の
リンゴの絵が描かれている場合、先生は生徒にリンゴを
数えさせ、その個数をスクリーン41に書き入れさせ
る。その後、スクリーン41を少し移動させると、スク
リーン41に描かれた正解が表示され、答え合わせをす
る。または、先生が初めにミカンが6個欲しいと説明し
た後、スクリーン41に複数個描かれたミカンのうち、
5個を表示させる。その後、生徒にミカンのシールを渡
し、足りない分だけ貼り付けさせる。このとき、生徒が
シールを余分に貼り付けたときには、その余分なシール
を剥がすことができる。
【0026】あるいは、スクリーン41に漢字が書かれ
ており、その漢字のふりがなを書き入れさせたり、ふり
がなが書かれており、その漢字を書き入れさせたり等し
た後、スクリーン41を移動させると正解が表示される
等しておいて読み書きの練習をさせる。そして、上記し
たようにスクリーン41の移動に伴って画面を動かし、
これに対応させてシールを貼り付けたり、文字を書き入
れたり等することにより子供の学習を行う。
【0027】前記の実施形態によって発揮される効果に
ついて、以下に記載する。 ・ スクリーン41の前面に被覆膜43を設け、この被
覆膜43上でシール44の貼り付け及び貼り直し、絵、
文字等の追記及び消去を繰り返し行うように構成したこ
とにより、スクリーン41の汚れ、破れ等が防止するこ
とができるとともに、以前に追記された図画を残してお
くことができ、この図画をもとに想像を膨らませたり、
物語を創作したり、見直しをしたり等することにより子
供の創造性を高めることができる。さらに、スクリーン
41の移動に伴う画面の動きに対応させてシールを貼り
付けたり、文字を書き入れたり等することにより子供の
学習を行うことができる。
【0028】・ 支持板17を設けたことにより、スク
リーン41にシール44を貼り付けるとき、この支持板
17が支えとなって貼り付けを行いやすくすることがで
きるとともに、透明材料で形成したことにより、スクリ
ーン41の後面に記載された文字を支障なく読むことが
できる。
【0029】・ スクリーン41及び巻取ローラ21b
の連結はスリット22a内への挿入片45の挿入のみで
行われるため、スクリーン41の交換等のとき、スクリ
ーン41及び巻取ローラ21bの連結を容易かつ迅速に
行うことができる。
【0030】・ 係合ピン34と係合溝25の係合関係
又は係合の解除によりハンドル32による巻取ローラ2
1b及び送出ローラ21aの回転の許容又は不能を選択
するように構成されている。このため、例えばスクリー
ン41が弛んだり、ずれたり、引っかかったり等したと
き、一方のハンドル32による回転を不能とし、他方を
ハンドル32で回転させることにより、操作部31の重
量が加わっていない一方のローラ部21を他方のローラ
部21に従動させて軽い力で回転させることができ、ス
クリーン41の修正を容易に行うことができる。
【0031】・ 蓋板19の内面に小物収容箱19bを
設けたことにより、替えのスクリーン41、シール4
4、マーカーペン等といった必要な道具をまとめておく
ことができる。
【0032】・ スクリーン41の基端を送出ローラ2
1aに固着したことから、スクリーン41を交換すると
きに送出ローラ21aごと取り外し、交換することがで
き、スクリーン41の交換を容易かつ迅速に行うことが
できる。
【0033】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ 第1連結部及び第2連結部はスリット22a及び挿
入片45に限定されず、例えば挿入片45を巻取ローラ
21bに設け、スリット22aをスクリーン41の先端
部に設けたり、あるいは円孔及びピン、面ファスナー、
両面粘着テープとしてもよい。
【0034】・ 例えば、係合ピン34をハンドル32
の下面から支持軸33と平行に延びるように突設し、こ
れと対応するようにガイド板23の上面には第2係合部
としての係合孔を設け、係合ピン34及び係合孔の係合
又は係合の解除によりハンドル32による回転の許容又
は不能を選択してもよい。
【0035】あるいは、第1係合部及び第2係合部は係
合ピン34及び係合溝25に限定されず、例えば支持軸
33の上端部周面に設けられた雄ねじ及び挿通孔16の
内周面に設けられた雌ねじ、支持軸33の周面上に外嵌
されたO−リング及びこのO−リングの外径よりも若干
短い内径の円孔等としてもよい。
【0036】・ 回転支持部材はローラ部21及び操作
部31とから構成されることに限定されず、例えば円筒
状をなすパイプのみで構成したり、ローラ、モータ、ギ
ア等で構成し、スクリーン41を電動で移動させたり等
してもよい。
【0037】・ スクリーン41の図画は絵42に限定
されず、例えば覗き窓12の大きさに合わせた枠線のみ
としたり、算数の数式としたり、無地としたりしてもよ
い。このようにスクリーン41を枠線のみ、無地等とし
た場合には、親子で話し合いながら、子供の創造力によ
り初めから物語を作ることができる。
【0038】・ スクリーン41の基材41aを紙以外
に、例えば合成樹脂製のフィルム等により形成してもよ
い。また、スクリーン41の裏面にも被覆膜43を設け
てもよい。
【0039】・ スクリーン41の基端部及び送出ロー
ラ21aを巻取ローラ21bと同様に挿入片45及びス
リット22aにより連結してもよい。 ・ 両ハンドル32をベルト等で連結し、一方のハンド
ル32の回転に連動して他方のハンドル32が回転する
ように構成してもよい。このように構成した場合、両ハ
ンドル32が同じ速度で回転されるため、スクリーン4
1の弛み、位置ずれ等を防止することができる。
【0040】・ 小物収容部は蓋19aを備えた小物収
容箱19bに限定されず、例えば蓋19aを省略した
り、円筒状をなす小物収容筒としたり、蓋板19の内面
に設けられた凹部としたり等してもよい。
【0041】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 ・ 前記装置本体の背面には開閉可能な蓋板を設けると
ともに、その内面には小物収容部を設けた請求項1から
請求項4のいずれかに記載の移動スクリーン装置。この
ように構成した場合、替えのスクリーン、シール、ペン
等といった必要な道具をまとめておくことができる。
【0042】・ 前記ローラ部は一方がスクリーンを巻
回して保持する送出ローラであり、他方が巻回されたス
クリーンを引き出し、巻き取る巻取ローラであり、巻取
ローラにはスクリーンの先端部を連結する第1連結部を
設けるとともに、送出ローラにはスクリーンの基端を固
着した請求項3又は請求項4に記載の移動スクリーン装
置。このように構成した場合、スクリーンを交換すると
きに送出ローラごと交換することができ、スクリーン交
換をより容易かつ迅速に行うことができる。
【0043】・ 前記操作部は略円板状をなすハンドル
と、ハンドルの下面中心から突設されるとともにローラ
部の回転を支持する丸棒状をなす支持軸とを有し、この
支持軸に第1係合部を設けるとともに、支持軸をその軸
線方向へ移動させることにより、第1係合部と第2係合
部との係合及び係合の解除を操作するように構成した請
求項4に記載の移動スクリーン装置。このように構成し
た場合、第1係合部と第2係合部との係合操作及び係合
解除の操作を容易に行うことができる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
移動スクリーン装置によれば、スクリーンに追記された
図画を残しておくことができ、この図画をもとに想像を
膨らませたり、物語を創作したり、見直しをしたり等す
ることにより子供の創造性を高めることができることが
できるとともに、スクリーンの移動に伴う画面の動きに
対応させてシールを貼り付けたり、文字を書き入れたり
等することにより子供の学習を行うことができる。
【0045】請求項2に記載の発明の移動スクリーン装
置によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、ス
クリーンの裏面に文字等が記載されている場合にはこの
文字を支障なく読むことができる。
【0046】請求項3に記載の発明の移動スクリーン装
置によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果
に加えて、スクリーン及びローラ部の連結を容易かつ迅
速に行うことができる。
【0047】請求項4に記載の発明の移動スクリーン装
置によれば、請求項3に記載の発明の効果に加えて、例
えばスクリーンが弛んだり、ずれたり、引っかかったり
等したときにその修正を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 移動スクリーン装置を前面から見た状態を示
す部分破断斜視図。
【図2】 移動スクリーン装置を後面から見た状態を示
す斜視図。
【図3】 巻取ローラにスクリーンを連結する状態を示
す分解斜視図。
【図4】 (a)は不使用状態の移動スクリーン装置を
示す正面図、(b)は不使用状態の移動スクリーン装置
を示す背面図。
【図5】 (a)は係合ピン及び係合溝が係合した状態
を示す断面図、(b)は係合ピン及び係合溝の係合を解
除した状態を示す断面図。
【図6】 装置本体の挿通孔を示す一部を拡大した斜視
図。
【符号の説明】
11…装置本体、12…覗き窓、17…支持板、21…
ローラ部、22a…第1連結部としてのスリット、25
…第2係合部としての係合溝、31…操作部、34…第
1係合部としての係合ピン、41…スクリーン、42…
画面としての絵、43…被覆膜、45…第2連結部とし
ての挿入片。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に覗き窓が透設された箱状をなす装
    置本体と、前記覗き窓と対応する大きさの画面が覗き窓
    から表示されるように装置本体内に配設される帯状をな
    すスクリーンと、前記スクリーンの両端部に連結され、
    スクリーンの一端を巻回して保持するとともに、スクリ
    ーンの他端を巻き取ることにより長手方向に移動させる
    一対の回転支持部材とを備え、前記スクリーンの後方に
    はスクリーンを前方から押したときにその押圧力を受け
    る支持板を配設するとともに、スクリーンの前面には透
    明な被覆膜を形成した移動スクリーン装置。
  2. 【請求項2】 前記支持板を透明材料で形成し、スクリ
    ーンの後面を目視可能に構成した請求項1に記載の移動
    スクリーン装置。
  3. 【請求項3】 前記一対の回転支持部材はスクリーンの
    両端部に連結される一対のローラ部と、これらローラ部
    を回転させるための操作部とから構成され、少なくとも
    一方のローラ部には第1連結部を設け、スクリーンの端
    部には第1連結部と係合可能な第2連結部を設け、第1
    連結部及び第2連結部の係合関係によりスクリーンの端
    部にローラ部を連結した請求項1又は請求項2に記載の
    移動スクリーン装置。
  4. 【請求項4】 前記操作部には第1係合部を設け、ロー
    ラ部には第1係合部と係合可能な第2係合部を設け、第
    1係合部及び第2係合部が係合した状態で操作部による
    ローラ部の回転を許容するとともに、第1係合部及び第
    2係合部の係合を解除した状態で操作部によるローラ部
    の回転を不能にするように構成した請求項3に記載の移
    動スクリーン装置。
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