JP2001308154A - 電子線検査装置、電子線検査方法及びデバイス製造方法 - Google Patents

電子線検査装置、電子線検査方法及びデバイス製造方法

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JP2001308154A
JP2001308154A JP2000122291A JP2000122291A JP2001308154A JP 2001308154 A JP2001308154 A JP 2001308154A JP 2000122291 A JP2000122291 A JP 2000122291A JP 2000122291 A JP2000122291 A JP 2000122291A JP 2001308154 A JP2001308154 A JP 2001308154A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より具体的で実用性の高いマルチチャンネル
形の電子線検査装置と電子線検査方法を提供する。 【解決手段】 電子線検査を行う際に、単位チャンネル
Uが収容された円筒体21の行方向・列方向ピッチを、
アクチュエータ28によりウエハ8の行方向・列方向の
ダイピッチの1/n(nは整数)となるように調整す
る。そして、各単位チャンネルUのビームスポットを、
ウエハ8の2箇所又は3箇所のダイの同じデバイス上の
位置に入射させる。これら2箇所又は3箇所のダイの入
射点から放出される二次電子の信号の差の有無に基づい
て、ダイの欠陥の存在を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスの
欠陥検査等を行う電子線検査装置及び検査方法に関す
る。特には、最小線幅0.2μm以下のパターンの検査
を行うこともできる電子線検査装置及び検査方法に関す
る。さらに、本発明は、そのような電子線検査方法を用
いて、デバイス製造プロセスのチェックを行うデバイス
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体デバイスの製造工程におい
て、デバイスの欠陥検査に用いられている装置は、光を
プローブとするものが主流である。その1具体例では、
デバイスのパターンに紫外線照明を当て、パターンから
の反射光をCCD(電荷結合素子)により検出し、この
検出結果を画像処理して欠陥を検出している。一方、こ
れとは別に、細く絞った1本の電子ビームで試料面を走
査する電子線検査装置も知られている。しかし、このよ
うな装置は、スループットが低いため、補助的な欠陥検
査手段として試験的に用いられているのみである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の電子線検査装置
のスループットを改善するため、多数の電子ビーム(マ
ルチビーム)を1つの試料上で同時走査して試料の欠陥
検査を行う電子線検査装置が提案されている。しかし、
このような電子線検査装置は、以下(1)及び(2)の
理由により、まだ実用化には至っていない。 (1)大量のパターンデータを計算機から検査装置に転
送する必要がある。また、パターンデータと検出波形を
比較する回路が複雑となる。 (2)多数の電子ビームを発生させ、それを同時に走査
する構成で適当なものが得られていない。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であって、より具体的で実用性の高いマルチチャンネル
形の電子線検査装置と電子線検査方法を提供することを
目的とする。さらに、そのような電子線検査方法を用い
て、デバイス製造プロセスのチェックを行うデバイス製
造方法を提供することも目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の電子線検査装置は、電子線源と、該電子線
源から放射される電子線を試料上にビームスポットとし
て収束させる電磁レンズと、前記電子線を偏向して前記
試料上で前記ビームスポットを走査する偏向器と、前記
試料から放出される二次電子を集める二次電子収集器
と、該二次電子収集器によって集められた二次電子を検
出する二次電子検出器と、を含む単位チャンネルが、あ
るピッチ(チャンネルピッチ)で行列状に多数配列され
たマルチチャンネル形の電子線検査装置であって; さ
らに、前記単位チャンネルの行方向・列方向ピッチを変
える機構が設けられていることを特徴とする。電子線
源、光学系、検出系が単位チャンネル毎に一体構造とな
っており、単位チャンネルの行方向・列方向ピッチを各
々独立に変えることができる。
【0006】本発明の電子線検査装置においては、前記
試料が、多数のダイが、あるピッチ(ダイピッチ)で形
成されたウエハであって、前記チャンネルピッチを前記
ダイピッチの1/n(nは整数)に調整することができ
る。このように調整することにより、単位チャンネルの
ピッチとダイピッチが同じ、あるいは、後者が前者の整
数倍となり、各々の単位チャンネルが異なるダイの同じ
デバイス上の位置を検査することとなる。したがって、
2つのデバイスからの検査信号の相互比較により、正常
回路と欠陥とを見分けることも可能となる。
【0007】また、本発明の電子線検査装置において
は、前記電磁レンズ及び/又は前記偏向器が静電型であ
り、前記単位チャンネルの外形寸法が30mm角以下で
あるものとすることができる。電磁レンズ、偏向器が静
電型であるので、装置を小型にできる。単位チャンネル
の外形寸法が30mm角以下であるので、ウエハの1ダ
イ毎に1つの単位チャンネルで検査対応することが可能
になる。
【0008】さらに、本発明の電子線検査装置において
は、 前記二次電子検出器が、 正の電圧が与えられた
電極と、 該電極に設けられた小孔と、 前記電子線の
前記試料への入射点を前記小孔から見通せない位置に設
けられた、正の電圧が印加されたシンチレータと、 該
シンチレータからの光を集光する集光素子又は光ファイ
バと、を備えるものとすることができる。ウエハに入射
した電子線はウエハ内で散乱して広がるので、反射電子
はかなり広い範囲から出てくる。一方、二次電子は、ウ
エハに電子線が当たっている狭い範囲からしか出てこな
い。本発明のこの態様では、二次電子のみを電極の小孔
から検出し、反射電子は検出しないようにすることがで
きる。したがって、検出の分解能を向上できる。
【0009】本発明の電子線検査方法は、電子線源から
電子線を放射し、この電子線を電磁レンズにより試料上
にビームスポットとして収束させ、該電子線を偏向器に
より偏向して前記試料上で前記ビームスポットを走査
し、このビームスポットの走査により前記試料から放出
される二次電子を二次電子収集器により集め、この二次
電子収集器によって集められた二次電子を二次電子検出
器により検出する操作を、あるピッチ(チャンネルピッ
チ)で行列状に多数配列した単位チャンネルの集合体に
より行う電子線検査方法であって; 前記試料として、
多数のダイが、あるピッチ(ダイピッチ)で形成された
ウエハを用い、 前記単位チャンネルの行方向・列方向
ピッチを、前記ダイピッチの1/n(nは整数)となる
ように調整することを特徴とする。
【0010】また、本発明の電子線検査方法において
は、前記ビームスポットを、前記ウエハの異なる2箇所
のダイの同じデバイス上の位置に入射させ、これら2箇
所のダイの入射点から放出される二次電子の信号の差の
有無に基づいて、前記ダイの欠陥の存在を判断すること
ができる。単位チャンネルのピッチとダイピッチが同
じ、あるいは、後者が前者の整数倍となり、各々のチャ
ンネルが異なる2箇所のダイの同じデバイス上の位置に
入射させて検査することができる。このため、チャンネ
ル数よりはるかに少ないデータ転送量であっても検査が
可能になる。特に、2箇所の信号の差の有無を比較する
場合は、デバイスデータ転送を行わなくとも、2つのデ
バイスからの検査信号の相互比較により、正常回路と欠
陥とを見分けることも可能となる。
【0011】さらに、本発明の電子線検査方法において
は、前記ビームスポットを、前記ウエハの異なる3箇所
以上のダイの同じデバイス上の位置に入射させ、これら
3箇所以上のダイの入射点から放出される二次電子の信
号を比較して、前記ダイの欠陥の存在を判断することが
できる。3箇所以上の信号を比較することにより、どの
ダイに欠陥があるかを判断できる。つまり、2箇所の信
号が同じで1箇所の信号が異なる場合は、その1箇所が
不良と判断できる。
【0012】本発明のデバイス製造方法は、前記電子線
検査方法によって前記デバイスを検査する工程を具備す
ることを特徴とする。このような欠陥検査を行うことに
より、欠陥の有無を次のロットに迅速にフィードバック
することができる。これにより、デバイスの製造歩留ま
りを向上できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態
に係る電子線検査装置の単位チャンネル分の構成を示す
模式的断面図である。図2は、図1のA−A線に沿う断
面図である。図3は、本発明の一実施形態に係る電子線
検査装置の一部を示す模式的平面図である。
【0014】まず、図1を参照して、電子線検査装置の
単位チャンネルUの構成について説明する。単位チャン
ネルUの光軸9の最上流側には、ピエゾ素子を用いた微
動機構1が配置されている。この微動機構1には、下方
に向けて電子線を放射するエミッションチップ2が取り
付けられている。エミッションチップ2から下方に放射
された電子線は、微動機構1の下方に配置された二段の
コンデンサレンズ3等により、ウエハ8上にビームスポ
ットとして収束される。微動機構1は、エミッションチ
ップ2をXYZ方向へ微動させる機能を有する。微動機
構1のX及びY方向への移動により、電子線をコンデン
サレンズ3の電圧センターに合わせることができる。微
動機構1のZ方向への移動により、電子線のクロスオー
バー倍率を調整することができる。
【0015】コンデンサレンズ3の下方には、4極以上
の静電偏向器4が配置されている。静電偏向器4の下方
には、対物レンズ5が配置されている。この対物レンズ
5は、3枚の電極を持つ静電レンズである。同対物レン
ズ5のうち、上下両端部5a、5bはアース電極(0
V)であり、中央部5cには正又は負の電圧が与えられ
ている。対物レンズ5の下方には、8極の静電偏向器6
が配置されている。この静電偏向器6で電子線を偏向
し、ウエハ8上でビームスポットを走査する。電子線が
ウエハ8に入射することにより、ウエハ8から二次電子
が発生する。この装置においては、コンデンサレンズ
3、対物レンズ5、偏向器4、6が静電型であるので、
単位チャンネルU全体が小型になっている。
【0016】静電偏向器6の下方には、二次電子検出装
置7が配置されている。二次電子検出装置7は、電極1
5、シンチレータ12及びライトパイプ11を備えてい
る。電極15は、この単位チャンネルUの二次電子を収
集して外へ逃げないようにするとともに、他の単位チャ
ンネル(図1に符号10として他の単位チャンネルの光
軸を示す)からの二次電子の浸入を防ぐ。この電極15
は、図2に分かり易く示すように、円筒状体を円周比
3:1の割合で分割したものである。大分割電極15A
側には−10Vの電圧が印加され、小分割電極15B側
には+10Vの電圧が印加されている。小分割電極15
Bには、直径1mmの小孔13が形成されている。
【0017】シンチレータ12は、小分割電極15Bの
外側であって、電子線の入射点を小孔13から見通せな
い位置に設けられている。シンチレータ12は、入射す
る二次電子を光に変換するものである。同シンチレータ
12の表面には、アルミニウムが薄く蒸着されている。
シンチレータ12には、10kVの電圧が印加されてい
る。シンチレータ12の下部には、集光器14が設けら
れている。この集光器14は、ライトパイプ(集光素子
又は光ファイバー)11が接続されている。ライトパイ
プ11は、シンチレータ12からの光を転送するもので
ある。なお、ウエハ8は、所定のピッチでダイが行列状
に形成された12インチのものである。
【0018】次に、図3を参照して、本実施の形態に係
る電子線検査装置の全体構成について説明する。図1に
示す単位チャンネルUの各部品は、図3に示す円筒体2
1の内部に収められている。円筒体21の外形寸法は、
30mm角以下である。これにより、ウエハ8の1ダイ
毎に1つの単位チャンネルで対応することが可能になっ
ている。円筒体21の側部には、一対の支柱22が設け
られている。この支柱22は、円筒体21上端よりも上
側(Z方向)まで延びている。支柱22上端は、位置決
め部材(図示されず)により固定されている。支柱22
上端の位置は、クランプ(図示されず)を外すことによ
り、適当な位置に設定可能である。
【0019】円筒体21には、2種類のケーブル23、
24が個別に取り付けられている。ケーブル23は、偏
向器4、6の信号用ケーブルとライトパイプ11の集合
体である。一方、ケーブル24は、レンズ3、5の電源
や非点補正電源、微動機構1のピエゾに与える電源、軸
合わせ用電源(電源は全て図示されず)からのケーブル
の集合体である。
【0020】このような円筒体21は、図3に示すよう
に、所定のチャンネルピッチでX及びY方向に複数並ん
だ行列状に配列されている。そして、隣り合う全ての円
筒体21間には、アクチュエータ28が介装されてい
る。上述のクランプを外した後に、このアクチュエータ
28を動かせば、円筒体21間のX方向の間隔(符号2
6)及びY方向の間隔(符号27)の寸法を0になるま
で調整することができる。
【0021】次に、上記の構成からなる電子線検査装置
の作用について説明する。まず、各単位チャンネルU毎
の作用について説明する。図1において、エミッション
チップ2から下方に向けて電子線を放出する。電子線
は、コンデンサレンズ3で集光され、光軸9に一致する
ように静電偏向器4で偏向される。この際、微動機構1
をX及びY方向へ移動させて、電子線を電磁レンズ3の
電圧センターに合わせるとともに、微動機構1をZ方向
へ移動させて、電子線のクロスオーバー倍率を調整す
る。
【0022】静電偏向器4を出た電子線は、対物レンズ
5で再び集光され、さらに静電偏向器6で偏向されてウ
エハ8上でビームスポットを形成する。このビームスポ
ットでウエハ8上を走査する。このとき、電子線がウエ
ハ8に入射することにより、二次電子が発生する。
【0023】この二次電子は、ウエハ8に電子線が当た
っている直近のところからしか出てこない。同時に、ウ
エハ8に電子線が当たっている点の周囲からは、反射電
子も出てくる。ここで、電極15(図2参照)の大分割
電極15Aには、−10V程度の電圧が印加されている
ので、ウエハ8から発生した二次電子は反発して、小分
割電極15Bの小孔13から外に出てくる。一方、反射
電子は、電極15内部で吸収されるので、小孔13から
は出てこない。これにより、反射電子と二次電子が区別
され、二次電子検出の分解能を向上できる。
【0024】小分割電極15Bの小孔13を出た二次電
子は、シンチレータ12で光に変換される。この変換さ
れた光は、集光器14で集光された後、ライトパイプ1
1により検出部(図示されず)に転送され電気信号に変
換される。このように、二次電子は、二次電子検出装置
7において収集され、外へ逃げることはない。同時に、
この二次電子検出装置7によって、他の単位チャンネル
からの二次電子の侵入が防がれる。
【0025】次に、電子線検査装置全体の作用について
説明する。電子線検査においては、最初に、単位チャン
ネルUが収容された円筒体21の行方向・列方向ピッチ
を、アクチュエータ28によりウエハ8の行方向・列方
向のダイピッチの1/n(nは整数)となるように調整
する。
【0026】そして、各単位チャンネルUのビームスポ
ットを、ウエハ8の2箇所のダイの同じデバイス上の位
置に入射させる。この場合、これら2箇所のダイの入射
点から放出される二次電子の信号の差の有無に基づい
て、ダイの欠陥の存在を判断できる。すなわち、信号に
差があればどちらかのダイに欠陥が存在することとな
り、差がなければ欠陥が存在しないこととなる。このよ
うに、単位チャンネルのピッチをダイピッチと同じ、あ
るいは、整数倍とすることにより、各々のチャンネルが
異なる2箇所のダイの同じデバイス上の位置に入射させ
て検査することができる。このため、データ転送がチャ
ンネル数よりはるかに少ない量であっても検査が可能に
なる。特に、2箇所の信号の差の有無を比較する場合
は、データ転送が不要である。
【0027】また、ビームスポットを、ウエハ8の各々
のチャンネルが異なる3箇所以上のダイの同一場所に入
射させることもできる。この場合、これら3箇所以上の
ダイの入射点から放出される二次電子の信号を比較し
て、前記ダイの欠陥の存在を判断することができる。3
箇所以上の信号を比較することにより、どのダイが欠陥
しているかを判断できる。
【0028】次に、上述の電子線検査装置を利用したデ
バイス製造方法の実施例を説明する。図4は、微小デバ
イス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネル、C
CD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製造フロ
ーを示す。
【0029】ステップS1(回路設計)では、半導体デ
バイスの回路設計を行う。ステップS2(マスク製作)
では、設計した回路パターンを形成したマスクを製作す
る。この時、パターンについて局部的にリサイズを施す
ことにより近接効果や空間電荷効果によるビームボケの
補正を行ってもよい。一方、ステップS3(ウェハ製
造)では、シリコン等の材料を用いてウェハを製造す
る。
【0030】ステップS4(酸化)では、ウェハの表面
を酸化させる。ステップS5(CVD)では、ウェハ表
面に絶縁膜を形成する。ステップS6(電極形成)で
は、ウェハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ
S7(イオン打ち込み)では、ウェハにイオンを打ち込
む。ステップS8(レジスト処理)では、ウェハに感光
剤を塗布する。ステップS9(電子ビーム露光)では、
ステップS2で作ったマスクを用いて電子ビーム転写装
置によって、マスクの回路パターンをウェハに焼付露光
する。ステップS10(光露光)では、同じくステップ
S2で作った光露光用マスクを用いて、光ステッパーに
よってマスクの回路パターンをウェハに焼付露光する。
この前又は後に、電子ビームの後方散乱電子を均一化す
る近接効果補正露光を行ってもよい。
【0031】ステップS11(現像)では、露光したウ
ェハを現像する。ステップS12(エッチング)では、
レジスト像以外の部分を選択的に削り取る。ステップS
13(レジスト剥離)では、エッチングがすんで不要と
なったレジストを取り除く。ステップS4からステップ
S13を繰り返し行うことによって、ウェハ上に多重に
回路パターンが形成される。ここで、ステップS17に
おいて、各エッチング工程の後、上述した電子線検査装
置によって正常な寸法にエッチングされているか、ある
いは、電位コントラストに異常がないか等が検査され
る。
【0032】ステップS14(組立)は、後工程と呼ば
れ、上の工程によって作製されたウェハを用いて半導体
チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシン
グ、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。ステップS15(検査)では、ス
テップS14で作製された半導体デバイスの動作確認テ
スト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経
て半導体デバイスが完成しこれが出荷(ステップS1
6)される。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、より具体的で実用性の高いマルチチャンネル
形の電子線検査装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る電子線検査
装置の単位チャンネル分の構成を示す模式的断面図であ
る。
【図2】図2は、図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図3は、本発明の一実施形態に係る電子線検査
装置の一部を示す模式的平面図である。
【図4】微小デバイス(ICやLSI等の半導体チッ
プ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマ
シン等)の製造フローである。
【符号の説明】
U 単位チャンネル 1 微動機構 2 エミッション
チップ 3 コンデンサレンズ 4、6 静電偏向
器 5 対物レンズ 7 二次電子検出
装置 8 ウエハ 11 ライトパイプ 12 シンチレー
タ 13 小孔 15 電極 15A 大分割電極 15B 小分割電
極 21 円筒体 23、24 ケー
ブル 28 アクチュエータ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 37/28 G01T 1/20 Z 5C033 // G01T 1/20 G01R 31/28 L 9A001 Fターム(参考) 2G001 AA03 BA07 CA03 DA01 DA09 DA10 GA04 GA06 JA02 JA06 KA03 LA11 2G011 AA01 AC06 AE03 2G032 AA00 AC02 AE04 AE08 AF08 2G088 FF10 GG13 GG15 JJ08 JJ32 4M106 BA02 CA38 DB05 DB07 DH01 DH24 DH33 DJ17 DJ18 DJ20 DJ27 5C033 NN01 NP01 NP02 UU01 UU02 UU03 UU04 UU10 9A001 BB05 JJ45

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子線源と、該電子線源から放射される
    電子線を試料上にビームスポットとして収束させる電磁
    レンズと、前記電子線を偏向して前記試料上で前記ビー
    ムスポットを走査する偏向器と、前記試料から放出され
    る二次電子を集める二次電子収集器と、該二次電子収集
    器によって集められた二次電子を検出する二次電子検出
    器と、を含む単位チャンネルが、あるピッチ(チャンネ
    ルピッチ)で行列状に多数配列されたマルチチャンネル
    形の電子線検査装置であって;さらに、前記単位チャン
    ネルの行方向・列方向ピッチを変える機構が設けられて
    いることを特徴とする電子線検査装置。
  2. 【請求項2】 前記試料が、多数のダイが、あるピッチ
    (ダイピッチ)で形成されたウエハであって、前記チャ
    ンネルピッチを前記ダイピッチの1/n(nは整数)に
    調整することを特徴とする請求項1記載の電子線検査装
    置。
  3. 【請求項3】 前記電磁レンズ及び/又は前記偏向器が
    静電型であり、前記単位チャンネルの外形寸法が30m
    m角以下であることを特徴とする請求項2記載の電子線
    検査装置。
  4. 【請求項4】 前記二次電子検出器が、 正の電圧が与えられた電極と、 該電極に設けられた小孔と、 前記電子線の前記試料への入射点を前記小孔から見通せ
    ない位置に設けられた、正の電圧が印加されたシンチレ
    ータと、 該シンチレータからの光を集光する集光素子又は光ファ
    イバと、 を備えることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1
    項記載の電子線検査装置。
  5. 【請求項5】 電子線源から電子線を放射し、この電子
    線を電磁レンズにより試料上にビームスポットとして収
    束させ、該電子線を偏向器により偏向して前記試料上で
    前記ビームスポットを走査し、このビームスポットの走
    査により前記試料から放出される二次電子を二次電子収
    集器により集め、この二次電子収集器によって集められ
    た二次電子を二次電子検出器により検出する操作を、あ
    るピッチ(チャンネルピッチ)で行列状に多数配列した
    単位チャンネルの集合体により行う電子線検査方法であ
    って;前記試料として、多数のダイが、あるピッチ(ダ
    イピッチ)で形成されたウエハを用い、 前記単位チャンネルの行方向・列方向ピッチを、前記ダ
    イピッチの1/n(nは整数)となるように調整するこ
    とを特徴とする電子線検査方法。
  6. 【請求項6】 前記ビームスポットを、前記ウエハの異
    なる2箇所のダイの同じデバイス上の位置に入射させ、
    これら2箇所のダイの入射点から放出される二次電子の
    信号の差の有無に基づいて、前記ダイの欠陥の存在を判
    断することを特徴とする請求項5記載の電子線検査方
    法。
  7. 【請求項7】 前記ビームスポットを、前記ウエハの異
    なる3箇所以上のダイの同じデバイス上の位置に入射さ
    せ、これら3箇所以上のダイの入射点から放出される二
    次電子の信号を比較して、前記ダイの欠陥の存在を判断
    することを特徴とする請求項5記載の電子線検査方法。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7のいずれか1項記載の電子
    線検査方法によって前記デバイスを検査する工程を具備
    することを特徴とするデバイス製造方法。
JP2000122291A 1999-06-24 2000-04-24 電子線検査装置、電子線検査方法及びデバイス製造方法 Pending JP2001308154A (ja)

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