JP2001303881A - マンガン団塊の揚鉱方法、マンガン団塊の揚鉱用索状体、マンガン団塊の揚鉱装置 - Google Patents

マンガン団塊の揚鉱方法、マンガン団塊の揚鉱用索状体、マンガン団塊の揚鉱装置

Info

Publication number
JP2001303881A
JP2001303881A JP2000119977A JP2000119977A JP2001303881A JP 2001303881 A JP2001303881 A JP 2001303881A JP 2000119977 A JP2000119977 A JP 2000119977A JP 2000119977 A JP2000119977 A JP 2000119977A JP 2001303881 A JP2001303881 A JP 2001303881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
manganese
manganese nodule
attached
magnet
float
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000119977A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Nakano
孝治 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CF WIRE ROPE KK
Original Assignee
CF WIRE ROPE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CF WIRE ROPE KK filed Critical CF WIRE ROPE KK
Priority to JP2000119977A priority Critical patent/JP2001303881A/ja
Publication of JP2001303881A publication Critical patent/JP2001303881A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大がかりな装置を必要とせず、団塊を海水及
び泥等から分離する必要がなく、マンガン団塊を容易に
引き上げることができるマンガン団塊の揚鉱方法、マン
ガン団塊の揚鉱用索状体及びマンガン団塊の揚鉱装置を
提供する。 【解決手段】 端部にリング部1aを形成した、隣り合
う2本の索状体としてのワイヤロープ1のリング部1
a,1a同士をリング2により接続し、このリング2に
シャックル3を係止させ、さらに、シャックル3の両端
部に架け渡されたネジ3aに、取付け金具4を介して浮
き5を接続する。先端のワイヤロープ1のリング部1a
には磁石6が取り付けられており、磁石6がマンガン団
塊を吸着させた後に、ウインチ10によりワイヤロープ
1を巻き上げて、マンガン団塊を揚鉱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンガン団塊を船
上まで揚げるマンガン団塊の揚鉱方法、これを実施する
ためのマンガン団塊の揚鉱用索状体及びマンガン団塊の
揚鉱装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】湖や海
の堆積物の上に半埋没又は堆積物中に浅く埋没して存在
するマンガン及び鉄の酸化物を主とする黒色の塊をマン
ガン塊といい、大部分は水深4000〜6000mの海
底に存在している。団塊に含まれるマンガン、ニッケ
ル、銅、コバルトは需要が急激に増加している希少金属
であり、団塊の鉱物資源的重要性が強調されている。表
1に三大洋別のマンガン団塊の金属含有率(%)を示
す。
【0003】
【表1】
【0004】団塊は主に海底で成長する自生鉱物より形
成されるので、成長速度は百万年で数mm程度である。
このマンガン団塊の採鉱作業には海底で団塊を集める集
鉱作業と、集めた団塊を船上まで揚げる揚鉱作業とがあ
る。揚鉱方法として種々の方法が考案されているが、企
業的に可能と思われる方法は、(1)流体ドレッジ方
法、(2)エアリフト方法、(3)連続バケット方法の
3つの方法である。(1)の流体ドレッジ方法は、水中
に設置した負圧ポンプを用いて、船から海底に下ろした
鉄管(揚鉱管)で海底の団塊を海水とともに船上に吸い
上げる方法、(2)のエアリフト方法は、船上の加圧ポ
ンプで空気を揚鉱管の途中に圧入し、空気の上昇によっ
て管内に上昇水流をつくり、空気・海水・団塊・泥の混
合物を船上に押し上げる方法、(3)の連続バケット方
法は、たくさんの採掘バケットをつるした長い連続した
浮きロープを海底にループ状に下ろし船上のモータで運
転し、バケットに入った団塊と泥とを船上に運ぶ方法で
ある。
【0005】1978年に、水深5000m以上のマン
ガン銀座(ハワイ南東)において、(1)及び(2)の
方法を用いた揚鉱の実験が行われ、大量の鉄・マンガン
団塊が採取された。しかし、この(1)及び(2)の方
法は大がかりな装置を必要としており、(1)の場合は
団塊を海水から分離しなければならず、(2)の場合は
団塊を海水及び泥から分離しなければならず、手間がか
かるという問題がある。また、(3)の場合は水深30
00m以浅では実用性があるが、水深3000m以上の
深海では作業が困難であるという問題があり、浮きロー
プを巻き上げるときに「折れ」が発生するという問題、
汲み上げたバケットの泥の中からマンガン団塊を分離し
なければならないという問題がある。
【0006】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、本願の第1発明及び第6発明は、索状体の一端
に磁石を取り付け、索状体の所定部分毎にその部分に働
く重力に対応する浮力を付与するための浮きを取り付け
ることにより、大がかりな装置を必要とせず、団塊を海
水及び泥等から分離する必要がなく、マンガン団塊を容
易に引き上げることができるマンガン団塊の揚鉱方法及
びマンガン団塊の揚鉱装置を提供することを目的とす
る。
【0007】本願の第2発明は、ウインチにより索状体
を巻き上げ、荷重検出センサによりその荷重を検出し
て、磁石がマンガン団塊を吸着させたか否かを判断する
ことにより、容易に磁石を引き上げるタイミングを図る
ことができるマンガン団塊の揚鉱方法を提供することを
目的とする。
【0008】本願の第3乃至第5発明は、一端に磁石を
取り付けるべくなし、所定部分毎に、その部分に働く重
力に対応する浮力を付与するための浮きを取り付けるべ
くなすことにより、一端に取り付けた磁石にマンガン団
塊を吸着させた後に、容易にマンガン団塊を引き上げる
ことができ、しかも巻き上げるときに「折れ」が発生し
ないマンガン団塊の揚鉱用索状体を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1発明のマンガン団塊
の揚鉱方法は、一端に磁石を取付けてあり、所定部分毎
に、その部分に働く重力に対応する浮力を付与するため
の浮きを取り付けた索状体を船上から下ろし、前記磁石
が海底に達してマンガン団塊を吸着させた後に、索状体
を船上に巻き上げてマンガン団塊を揚鉱することを特徴
とする。
【0010】第2発明のマンガン団塊の揚鉱方法は、第
1発明において、ウインチにより前記索状体を巻き上
げ、荷重検出センサによりその荷重を検出して、前記磁
石がマンガン団塊を吸着させたか否かを判断することを
特徴とする。
【0011】第3発明のマンガン団塊の揚鉱用索状体
は、一端に磁石を取り付けるべくなしてあり、所定部分
毎に、その部分に働く重力に対応する浮力を付与するた
めの浮きを取り付けるべくなしてあることを特徴とす
る。
【0012】第4発明のマンガン団塊の揚鉱用索状体
は、第3発明において、端部をリング状に形成した、隣
り合う2本の索状体の前記端部同士をリングを介して接
続するのを複数回繰り返してあり、前記リングにシャッ
クルを介して前記浮きを取り付けるべくなしてあること
を特徴とする。
【0013】第5発明のマンガン団塊の揚鉱用索状体
は、第3又は第4発明において、複数箇所、両端部をリ
ング状に形成した索状体の一端部を通してあり、他端部
にシャックルを介して前記浮きを取り付けるべくなして
あることを特徴とする。
【0014】第6発明のマンガン団塊の揚鉱装置は、第
3乃至第5発明のいずれかに記載のマンガン団塊の揚鉱
用索状体と、前記マンガン団塊の揚鉱用索状体に浮力を
付与するための浮きと、前記マンガン団塊の揚鉱用索状
体の一端に接続され、マンガン団塊を吸着させるための
磁石と、前記マンガン団塊の揚鉱用索状体を巻き上げる
ためのウインチとを備えたことを特徴とする。
【0015】表1に示したように、マンガン団塊は鉄を
含有しているので、磁石により吸着される。第1発明の
マンガン団塊の揚鉱方法においては、索状体の一端に取
り付けた磁石に団塊を吸着させて直接引き上げるので、
パイプを通して吸い上げる方法と比較して、大がかりな
装置を必要とせず、団塊を海水及び泥等から分離する必
要がない。そして、索状体の所定部分毎にその部分に働
く重力に対応する浮力を付与するための浮きを取り付け
てあるので、マンガン団塊を容易に引き上げることがで
きる。浮きは、前記重力と、その部分に働く浮力との差
より少し小さい浮力を付与するように構成するのが、索
状体が海流等により流されたりすることがなく、磁石を
船上から真下に吊り下げることができるので好ましい。
【0016】第2発明のマンガン団塊の揚鉱方法におい
ては、ウインチにより索状体を巻き上げ、荷重検出セン
サによりその荷重を検出して、磁石がマンガン団塊を吸
着させたか否かを判断するので、容易に磁石を引き上げ
るタイミングを図ることができる。
【0017】第3乃至第5発明のマンガン団塊の揚鉱用
索状体においては、一端に磁石を取り付けるべくなして
あり、所定部分毎に、その部分に働く重力に対応する浮
力を付与するための浮きを取り付けるべくなしてあるの
で、一端に取り付けた磁石にマンガン団塊を吸着させた
後に、容易にマンガン団塊を引き上げることができる。
【0018】第6発明のマンガン団塊の揚鉱装置におい
ては、索状体の一端に取り付けた磁石に団塊を吸着させ
て直接引き上げるので、パイプを通して吸い上げる装置
等と比較して大がかりでなく、団塊を海水及び泥等から
分離する必要がない。そして、索状体の所定部分毎にそ
の部分に働く重力に対応する浮力を付与するための浮き
を取り付けてあるので、マンガン団塊を容易に引き上げ
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて具体的に説明する。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1に係るマ
ンガン団塊の揚鉱装置を示す模式図であり、図2は、索
状体としてのワイヤロープの接続部分を示す一部拡大図
である。図中1はワイヤロープである。ワイヤロープ1
は、硬鋼線を複数本より合わせたストランドを3本より
合わせたものであり((株)シーエフワイヤーロープ
製、IWRC 6xWS31G/ O12mmB種)、直径12
mm、長さ1000mである。ワイヤロープ1の両端は
リング状に曲げられてリング部1aが形成されており、
先端部が曲げ開始点に合わされた状態で固定具1bによ
り固定されている。
【0020】2本のワイヤロープ1,1のリング部1
a,1a同士がリング2により接続されており、このリ
ング2にシャックル3が係止されている。シャックル3
はU字形をなしており、両端部にネジ3aが架け渡され
ている。このネジ3aに、取付け金具4を介して球状の
浮き5が接続されている。取付け金具4の端部にはリン
グ部4aが形成されており、このリング部4aがネジ3
aに係止されている。
【0021】1000mのワイヤロープ1の自重は61
9kgであり、このワイヤロープ1に働く重力は、61
9×9.8=6066.2(N)である。このワイヤロ
ープ1の体積は、0.6×0.6×3.14×1000
×100=113040(cm3 )であり、海水の密度
を1.03とすると、ワイヤロープ1に働く浮力は、1
13040×10-3×1.03×9.8=1141.0
(N)である。浮き5が、上記重力と浮力との差である
4925.2Nと完全に等しい浮力を付与するものとす
ると、ワイヤロープ1が海流等により流されやすくな
り、後述する磁石6を船上から真下に吊り下げるのが困
難になるので、これよりも少し小さい浮力を付与すべく
構成されている。
【0022】ワイヤロープ1は上述のようにして5本接
続されており、それぞれの接続部分に浮き5が取り付け
られている。そして、先端のワイヤロープ1の端部に形
成されたリング部1aには、円錐形状の永久磁石である
磁石6が取り付けられている。磁石6は、海底に存在す
る直径10cm前後のマンガン団塊7を吸着するだけの
磁力を有している。
【0023】5本のワイヤロープ1は、船8上に設置さ
れたウインチ10から海底に垂れ下げられている。ウイ
ンチ10は、その軸受部10aをフレーム9に支持され
ている。ウインチ10には、モータ(図示せず)及び荷
重検出センサ11が接続されており、荷重検出センサ1
1によりウインチ10にかかる荷重が検出される。
【0024】以下に、上述のマンガン団塊の揚鉱装置を
用いてマンガン団塊の揚鉱を行う方法について説明す
る。まず、船8をマンガン団塊の存在場所で停止させ
る。最初、5本のワイヤロープ1は、それぞれの接続部
分にシャックル3を取り付けていない状態で、ウインチ
10に巻取られており、ウインチ10により船8からワ
イヤロープ1を垂れ下げる。そして、ワイヤロープ1の
接続部分を海に下ろす前に、この接続部分のリング2に
シャックル3を介して浮き5を取り付け、この状態でワ
イヤロープ1を下ろす。
【0025】ウインチ10の回転速度と時間とから、海
底に下ろしたワイヤロープ1の長さが求められる。この
長さとその場所の深さとが略一致したと考えられた時点
で、少しワイヤロープ1を引き上げ、その時の荷重を荷
重検出センサ11により測定し、磁石6がマンガン団塊
7を吸着したか否かを判断する。
【0026】磁石6がマンガン団塊7を吸着したと判断
した場合、ウインチ10によりワイヤロープ1を巻き上
げる。ワイヤロープ1は、その接続部分が船上に引き上
げられる度に、シャックル3のネジ3aをゆるめてシャ
ックル3及び浮き5をリング2から外し、ウインチ10
に巻取らせる。ワイヤロープ1の接続部分に浮き5が取
り付けられており、ワイヤロープ1に働く重力と略等し
い浮力が付与されているので、ワイヤロープ1は容易に
引き上げることができる。
【0027】実施の形態2.図3は、本発明の実施の形
態2に係るマンガン団塊の揚鉱装置を示す模式図であ
り、図4は、浮きの取付け部分を示す一部拡大図であ
る。図1と同一部分は同一符号で示す。ワイヤロープ1
は、硬鋼線を複数本より合わせたストランドを3本より
合わせたものであり((株)シーエフワイヤーロープ
製、3×(39)12mmB種)、直径12mm、長さ100
0mである。
【0028】このマンガン団塊の揚鉱装置においては、
2本のワイヤロープ1,1の接続部分に実施の形態1の
装置と同様にして浮き5が取り付けられており、各ワイ
ヤロープ1についても、上記接続部分から100m毎
に、浮き5が取り付けられている。ワイヤロープ1に
は、接続部分から100m毎に、両端にリング部12
a,12aが形成された、5mのワイヤロープ12の一
方のリング部12aが通されており、他方のリング部1
2aに、シャックル3を介して浮き5が取り付けられて
いる(図4参照)。ワイヤロープ12のリング部12a
は、先端部が曲げ開始点に合わされた状態で固定具12
bにより固定されている。
【0029】ワイヤロープ1の100m分の自重は6
2.8kgであり、この部分に働く重力は、62.8×
9.8=615.4(N)である。この部分の体積は、
0.6×0.6×3.14×100×100=1130
4(cm3 )であり、海水の密度を1.03とすると、
この部分に働く浮力は、11304×1.03×10-3
×9.8=114.1(N)である。浮き5が、上記重
力と浮力との差である501.3Nと完全に等しい浮力
を付与するものとすると、ワイヤロープ1が海流等によ
り流されやすくなり、磁石6を真下に吊り下げるのが困
難になるので、これよりも少し小さい浮力を付与すべく
構成されている。
【0030】マンガン団塊の揚鉱は、実施の形態1にお
けるマンガン団塊の揚鉱装置を用いた場合と同様にして
実施する。この実施の形態においては、100m毎にワ
イヤロープ1に浮き5を取り付けているので、実施の形
態1の装置の浮き5と比較して、付与すべき浮力が小さ
くて済む。
【0031】なお、上記実施の形態1及び2において
は、同一のワイヤロープ1を5本接続する場合につき説
明しているがこれに限定されるものではなく、磁石6が
取り付けられている側のワイヤロープ1を細くするよう
にしてもよい。これに対応させて、浮き5の付与する浮
力も変える。また、磁石6が取り付けられている側の浮
き5の剛性を高くしてもよい。そして、浮き5及び磁石
6の形状は、上記実施の形態1及び2において説明した
形状に限定されるものではない。
【0032】さらに、上記実施の形態1及び2において
は、浮き5を等間隔に取り付ける場合につき説明してい
るが、これに限定されない。但し、この場合は、各浮き
5が各部分に働く重力に対応する浮力を付与するように
する。また、磁石6は永久磁石に限定されるものではな
く、電磁石等でもよい。電磁石を用いた場合は、マンガ
ン団塊を吸着させた時に荷重検出センサ11が検出した
荷重に従い、電磁石に印加する電圧を制御することによ
り、マンガン団塊の重量に対応させて磁力を変化させる
ことも可能である。そして、上記実施の形態1及び2に
おいては、索状体としてワイヤロープ1を使用した場合
につき説明しているがこれに限定されるものではなく、
他の材料からなるロープ又はチェーン等を使用してもよ
い。本発明は、種々の設計変更が可能である。
【0033】
【発明の効果】以上、詳述したように、第1発明による
場合は、索状体の一端に取り付けた磁石にマンガン団塊
を吸着させて直接引き上げるので、パイプを通して吸い
上げる方法と比較して、大がかりな装置を必要とせず、
団塊を海水及び泥等から分離する必要がない。そして、
索状体の所定部分毎にその部分に働く重力に対応する浮
力を付与するための浮きを取り付けてあるので、マンガ
ン団塊を容易に引き上げることができる。
【0034】第2発明による場合は、ウインチにより索
状体を巻き上げ、荷重検出センサによりその荷重を検出
して、磁石がマンガン団塊を吸着させたか否かを判断す
るので、容易に磁石を引き上げるタイミングを図ること
ができる。
【0035】第3乃至第5発明による場合は、一端に磁
石を取り付けるべくなしてあり、所定部分毎に、その部
分に働く重力に対応する浮力を付与するための浮きを取
り付けるべくなしてあるので、一端に取り付けた磁石に
マンガン団塊を吸着させた後に、容易にマンガン団塊を
引き上げることができる。
【0036】第6発明による場合は、索状体の一端に取
り付けた磁石に団塊を吸着させて直接引き上げるので、
パイプを通して吸い上げる装置等と比較して、大がかり
でなく、団塊を海水及び泥等から分離する必要がない。
そして、索状体の所定部分毎にその部分に働く重力に対
応する浮力を付与するための浮きを取り付けてあるの
で、マンガン団塊を容易に引き上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るマンガン団塊の揚
鉱装置を示す模式図である。
【図2】ワイヤロープの接続部分を示す一部拡大図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態2に係るマンガン団塊の揚
鉱装置を示す模式図である。
【図4】浮きの取付け部分を示す一部拡大図である。
【符号の説明】
1 ワイヤロープ 2 リング 3 シャックル 4 取付け金具 5 浮き 6 磁石 10 ウインチ 11 荷重検出センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に磁石を取り付けてあり、所定部分
    毎に、その部分に働く重力に対応する浮力を付与するた
    めの浮きを取り付けた索状体を船上から下ろし、前記磁
    石が海底に達してマンガン団塊を吸着させた後に、索状
    体を船上に巻き上げてマンガン団塊を揚鉱することを特
    徴とするマンガン団塊の揚鉱方法。
  2. 【請求項2】 ウインチにより前記索状体を巻き上げ、
    荷重検出センサによりその荷重を検出して、前記磁石が
    マンガン団塊を吸着させたか否かを判断する請求項1記
    載のマンガン団塊の揚鉱方法。
  3. 【請求項3】 一端に磁石を取り付けるべくなしてあ
    り、所定部分毎に、その部分に働く重力に対応する浮力
    を付与するための浮きを取り付けるべくなしてあること
    を特徴とするマンガン団塊の揚鉱用索状体。
  4. 【請求項4】 端部をリング状に形成した、隣り合う2
    本の索状体の前記端部同士をリングを介して接続するの
    を複数回繰り返してあり、前記リングにシャックルを介
    して前記浮きを取り付けるべくなしてある請求項3記載
    のマンガン団塊の揚鉱用索状体。
  5. 【請求項5】 複数箇所、両端部をリング状に形成した
    索状体の一端部を通してあり、他端部にシャックルを介
    して前記浮きを取り付けるべくなしてある請求項3又は
    4記載のマンガン団塊の揚鉱用索状体。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至5のいずれかに記載のマン
    ガン団塊の揚鉱用索状体と、 前記マンガン団塊の揚鉱用索状体に浮力を付与するため
    の浮きと、 前記マンガン団塊の揚鉱用索状体の一端に接続され、マ
    ンガン団塊を吸着させるための磁石と、 前記マンガン団塊の揚鉱用索状体を巻き上げるためのウ
    インチとを備えたことを特徴とするマンガン団塊の揚鉱
    装置。
JP2000119977A 2000-04-20 2000-04-20 マンガン団塊の揚鉱方法、マンガン団塊の揚鉱用索状体、マンガン団塊の揚鉱装置 Pending JP2001303881A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000119977A JP2001303881A (ja) 2000-04-20 2000-04-20 マンガン団塊の揚鉱方法、マンガン団塊の揚鉱用索状体、マンガン団塊の揚鉱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000119977A JP2001303881A (ja) 2000-04-20 2000-04-20 マンガン団塊の揚鉱方法、マンガン団塊の揚鉱用索状体、マンガン団塊の揚鉱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001303881A true JP2001303881A (ja) 2001-10-31

Family

ID=18630871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000119977A Pending JP2001303881A (ja) 2000-04-20 2000-04-20 マンガン団塊の揚鉱方法、マンガン団塊の揚鉱用索状体、マンガン団塊の揚鉱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001303881A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100675601B1 (ko) 2004-01-17 2007-01-30 윤길수 망간단괴 집광, 인양방법 및 채광장치
KR20140067548A (ko) * 2012-11-27 2014-06-05 대우조선해양 주식회사 공기 부양식 양광 시스템 및 방법
JP6336190B1 (ja) * 2017-09-25 2018-06-06 夢育株式会社 海底資源採掘収集装置
US10180509B2 (en) 2014-12-01 2019-01-15 National Applied Research Laboratories Environment monitoring system and vibration sensing device

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100675601B1 (ko) 2004-01-17 2007-01-30 윤길수 망간단괴 집광, 인양방법 및 채광장치
KR20140067548A (ko) * 2012-11-27 2014-06-05 대우조선해양 주식회사 공기 부양식 양광 시스템 및 방법
KR101977948B1 (ko) 2012-11-27 2019-05-13 대우조선해양 주식회사 공기 부양식 양광 시스템 및 방법
US10180509B2 (en) 2014-12-01 2019-01-15 National Applied Research Laboratories Environment monitoring system and vibration sensing device
JP6336190B1 (ja) * 2017-09-25 2018-06-06 夢育株式会社 海底資源採掘収集装置
JP2019060087A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 夢育株式会社 海底資源採掘収集装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2009229020B2 (en) Method of installing an underwater riser
CN102650137A (zh) 水底淤泥疏浚装置
CN209739283U (zh) 一种深海浮标锚泊装置
CN109098692B (zh) 一种水下悬浮丛式管汇的安装方法
CN106542052A (zh) 一种浮标锚碇系统
JP2010207106A (ja) 中層浮魚礁の回収方法及びこれに使用する回収用金具
CN210761225U (zh) 海底观测系统打捞装置
JP2001303881A (ja) マンガン団塊の揚鉱方法、マンガン団塊の揚鉱用索状体、マンガン団塊の揚鉱装置
RU2375578C1 (ru) Способ селективного отбора и предварительного обогащения железомарганцевых конкреций и устройство для его реализации
JP2003269070A (ja) 深海底鉱物資源の揚鉱方法及び揚鉱装置
JP2007236291A (ja) 浮魚礁
CN101010535A (zh) 轻型链系统
ZA200201662B (en) Apparatus and method for sea bed excavation.
CN2578521Y (zh) 中心井悬挂式钻井基盘
JPS63261096A (ja) 海洋の鉱物採取方法
CN206346247U (zh) 新型河道淤泥清理设备
CN112978226B (zh) 一种可自洁多金属结核提升系统
CN104316350A (zh) 一种沙层采样机及其采样方法
CN204039971U (zh) 往复式河道清淤装置
CN207417073U (zh) 一种用于水体表面监测的浮动辅助装置
CN109323048B (zh) 一种海洋工程用海底承重机构及施工方法
CN202170526U (zh) 船舶的冲水疏浚装置
CN107499459A (zh) 一种用于水体表面监测的浮动辅助装置
CN200955162Y (zh) 一种河道清淤疏竣螺旋桨扰沙装置
KR20090056177A (ko) 부양 구조물의 보조 계류장치