JP2001299124A - ペット用玩具 - Google Patents

ペット用玩具

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JP2001299124A
JP2001299124A JP2000120238A JP2000120238A JP2001299124A JP 2001299124 A JP2001299124 A JP 2001299124A JP 2000120238 A JP2000120238 A JP 2000120238A JP 2000120238 A JP2000120238 A JP 2000120238A JP 2001299124 A JP2001299124 A JP 2001299124A
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pet
grip
rod
toy
lead
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Norio Nodera
野寺宣男
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のペット用玩具は、グリップやロッド部
が合成樹脂やガラス繊維性のソリッド棒として作られて
いたので短期間の使用で曲がってしまい、ペット誘惑体
をぶら下げているリードも切れ易かった。また、ペット
誘惑体の耐久性が悪い上、内部に針金等を使用している
ものがあり、ペットに危険を及ぼすことがあった。そし
て、全体としてオモチャ的な作りであり、操作性も悪か
った。 【解決手段】 グリップ2に続くロッド部4を、熱硬化
性樹脂を含浸させたガラス繊維やカーボン繊維を熱硬化
させて形成した中空パイプとし、その先端にプロテクタ
ー8を付けることとした。この中空パイプは、軽くて強
度があり耐久性にも優れ、適度に弾性も有しているの
で、軽快に操作することができ、スポーツ感覚でペット
と遊ぶことが可能となる。リード10を高密度ポリエチ
レン繊維製のものとすれば切れることがなく、ペット誘
惑体11も金属を用いることなく高密度ポリエチレン繊
維等で作ると、ペットにとって危険がないものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、猫等のペットを遊
ばせるためのペット用玩具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】猫,犬,フェレット等のペットを遊ばせ
るためのペット用玩具として、ペットが興味を持ちそう
な形状のペット誘惑体をペットの目の前でひらひら動か
し、じゃれつかせるタイプのものがある。図9は、その
ようなペット用玩具の第1の従来例を示す図である。図
9において、20はペット用玩具、21はグリップ、2
2はロッド部、23はペット誘惑体である。グリップ2
1やロッド部22は合成樹脂やガラス繊維で作られ、ペ
ット誘惑体23は鳥の羽や動物の羽毛またはナイロン等
の合成繊維で作られる。ペット誘惑体23は、植物の猫
じゃらしに似せて作られたりする。グリップ21を手に
持って上下に揺すると、ロッド部22は適当にしなるの
で、そのしなりの力も加わり、ペット誘惑体23を風に
揺れる如くペットの目の前で揺することが出来る。ペッ
トは、興味をそそる物体が目の前で動くから、それにじ
ゃれつくことになる。
【0003】図10は、ペット用玩具の第2の従来例を
示す図である。図10において、30はペット用玩具、
31はグリップ、32はロッド部、33はリード巻取
部、34はリード挿通部、35はリード、36はペット
誘惑体である。リード35は紙面の都合上短く描いてあ
るが、実際はもっと長くされていることもある。グリッ
プ31,ロッド部32,リード巻取部33,リード挿通
部34は、やはり合成樹脂やガラス繊維で作られる。リ
ード35としては綿糸やゴム紐およびナイロン糸が用い
られ、ロッド部32の先端のリード挿通部34に挿通さ
れる。そして、その一端はリード巻取部33に結び付け
られ、他端はペット誘惑体36に取り付けられる。この
例のペット誘惑体36は、表面に鳥の羽や動物の体毛を
使ってほぼ球状に形成し、小鼠等の小動物に似せたもの
とされている。グリップ31を手に持って上下に揺らし
たり、床に転がして引っ張ったりすると、恰も小鼠がち
ょこちょこと動いている風情となり、やはり猫等のペッ
トはそれを追いかけて飛びついたりすることになる。リ
ード巻取部33は、ペット用玩具30を仕舞う時、長い
リード35を巻き取っておくためのものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のペット用玩具には、次のような問題点があっ
た。第1の問題点は、グリップやロッド部が合成樹脂や
ガラス繊維性のソリッド棒として作られており、短期間
の使用で曲がったままとなってしまい、ペット誘惑体に
スナップの効いたキビキビした動きをさせることが出来
なくなるという点である。第2の問題点は、リードとし
ては綿糸やゴム紐およびナイロン糸が用いられている
が、これでは強度が弱くて多数回の使用に耐え得ず、ペ
ットがじゃれついた際に爪でも引っかけると切れ易いと
いう点である。
【0005】第3の問題点は、ペット誘惑体の材料とし
て鳥の羽や動物の体毛を使用しているので耐久性が悪い
上、骨格を形成するため内部に針金や金属性コネクター
を使用しているものがあり、飲み込んだ場合ペットに危
険を及ぼすことがあるという点である。また、このよう
なペット誘惑体は、繰り返し洗浄することが出来ないの
で、清潔性に欠ける。第4の問題点は、前記した問題点
が総合的に関係することであるが、全体としていかにも
オモチャ的な作りとなっており、耐久性,操作性,安全
性が充分でないという点である。本発明は、以上のよう
な問題点を解決することを課題とするものであり、耐久
性,操作性,安全性に優れ、むしろスポーツ感覚でペッ
トと遊ぶことが出来、ペットと飼い主双方のストレス解
消と健康増進を図ることが出来るペット用玩具を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明のペット用玩具では、片手で把持するのに適
したサイズのグリップと、ガラス繊維またはカーボン繊
維に熱硬化性樹脂を含浸させ、熱硬化させて中空パイプ
状に形成したロッド部と、該ロッド部の先端に取り付け
た紐により形成されるループ部と、弾力性と絶縁性とを
有する材料で形成され、該ループ部は覆うことなく前記
ロッド部の先端部分を覆うよう取り付けられたプロテク
ターと、高密度ポリエチレン繊維を袋編み状または撚り
糸状にして形成した紐から成り、一端にペット誘惑体が
取り付けられ、他端は前記ループ部に結び付けられたリ
ードとを具えることとした。
【0007】また、前記ロッド部を、グリップ側からみ
て元節,任意の数の中間節および先端節とから構成し、
各節には前方部分ほど細くなるようテーパを付け、少な
くとも先端節以外の節は中空パイプ形状とすると共に、
グリップにも元節の中空と通ずる中空を設け、前方の節
は後方の節およびグリップの中空内に収納されるが、前
方の節が引き出された場合にはその後端部が前記テーパ
の作用により後方の節の先端部で固定抱持されるという
振出式構造とし、プロテクターは元節のキャップとして
も使用することが出来るようにしてもよい。更に、ロッ
ド部先端のループ部より所定長さのリード部分を、他の
部分のリードよりも太く且つ硬くしてもよいし、ペット
誘惑体を、強化プラスチックの球,筒,高密度ポリエチ
レン系繊維,ポリプロピレン繊維,防水処理を施したナ
イロン繊維の内の任意のものを組み合わせて作るように
してもよい。
【0008】(解決する動作の概要)本発明のペット用
玩具では、グリップに続くロッド部を、熱硬化性樹脂を
含浸させたガラス繊維やカーボン繊維を熱硬化させて形
成した中空パイプとし、その先端にプロテクターを付け
ることとしたが、このような中空パイプは、軽くて強度
があり耐久性にも優れ、適度に弾性も有している。その
ため、人がグリップを手に持って操作する場合、軽快に
操作することができ、ペット誘惑体を時にはスピーディ
に動かす等していろいろな動き(アクション)が付け易
くなる。即ち、従来のペット用玩具と違って、スポーツ
感覚でペットと遊ぶことが可能となる。また、ロッド部
先端のループ部より所定長さのリード部分を、他の部分
のリードよりも太く且つ硬くすれば、リードがロッド部
先端に絡みつくといういわゆる「糸がらみ」を防止する
ことが出来る。更に、ペット誘惑体を強化プラスチック
の球,筒,高密度ポリエチレン系繊維,ポリプロピレン
繊維の内の任意のものを組み合わせて作るようにすれ
ば、ペットにとって危険がなく、しかも繰り返し洗浄す
ることが出来るのでいつまでも清潔に保つことが出来
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
かかわるペット用玩具を示す図である。図1において、
1はペット用玩具、2はグリップ、3はリード巻取部、
4はロッド部、5は元節、6は中間節、7は先端節、8
はプロテクター、9はループ部、10はリード、11は
ペット誘惑体である。A−Aは断面を示すための切断箇
所を表している。
【0010】このペット用玩具1では、グリップ2は片
手で把持するのに適したサイズとされ、後述する元節5
の中空と通ずる中空が設けられている。グリップ2の先
に設けられているロッド部4は、グリップ2側から見て
元節5,中間節6および先端節7とから構成され、振出
式に伸長することが出来るものとされている。即ち、各
節には前方部分ほど細くなるようテーパを付け、少なく
とも先端節以外の節は中空パイプ形状とし、前方の節は
後方の節およびグリップの中空内に収納される。そし
て、中間節6よりグリップ2側にある各節の先端部のパ
イプ口径は、自己の節より1つ前に伸びる節の後端部の
外径より小となるように設定される。前方の節が引き出
された場合には、その後端部は、前記のようなテーパ付
けとパイプ口径の設定とにより、1つ後方の節の先端口
径にしっかりと固定抱持されることになる。
【0011】ロッド部4が伸長された場合の長さは、例
えば80〜250cm程度の長さとされる。中間節6の
個数は図示の例では2つであるが、任意の個数とするこ
とが出来る。ロッド部4の先端にはプロテクター8が設
けられ、更にその先にはループ部9が設けられている。
ループ部9にはリード10の一端が結び付けられ、リー
ド10の他端にはペット誘惑体11が結び付けられる。
本発明におけるロッド部4は、ガラス繊維やカーボン繊
維を熱硬化性樹脂で固めた中空パイプ構造のものとされ
る。但し、先端節7のみは、中空でなく中身の詰まった
棒(ソリッド棒)とすることも出来る。ロッド部4を構
成する節の隣接する節とのつなぎ部におけるテーパは、
節の抜け防止,固着防止のため、2/1000mm〜6
/1000mm程度のものとされる。
【0012】前記のような中空パイプは、例えば、次の
ようにして作られる。 まず、鉄の棒からなるマンドレルに、熱硬化性樹脂
(例、エポキシ樹脂,ポリエステル樹脂,フェノール樹
脂)を含浸させたカーボン繊維あるいはガラス繊維を巻
き付ける。 次に、その表面を、テープ(例、ポリプロピレンテー
プ,ポリエステルテープ,セロハンテープ)で張力を加
えながら螺旋状に巻いて覆う(例えば、5〜20%程度
伸ばす張力を加えながら、1回転で1〜3mmのピッチ
の螺旋状に巻く)。このようにテープを巻いて覆う理由
は、加熱成形中に熱硬化性樹脂がこぼれないように保持
するためであり、言わばテープに外型の役割を果たさせ
る。 加熱成形後、前記のテープを剥ぎ取り、マンドレルを
引き抜く。引き抜いた後が中空となる。
【0013】使用する熱硬化性樹脂に応じて、使用する
テープは次のように使い分けられる。 エポキシ樹脂の場合→ポリプロピレンテープまたはポリ
エステルテープ ポリエステル樹脂の場合→ポリプロピレンテープ フェノール樹脂の場合→セロハンテープ また、カーボン繊維あるいはガラス繊維は、同じ種類の
繊維を一方向に引き揃えるようにしてもよいし、交織織
りにしてもよい。異なる種類の繊維を併用してもよい。
因みに、本発明の中空パイプは、次のような組み合わせ
で作ることが出来る。 交織織りしたガラス繊維にエポキシ樹脂を含浸させて
熱硬化させる。 交織織りしたガラス繊維にポリエステル樹脂を含浸さ
せて熱硬化させる。 交織織りしたガラス繊維にフェノール樹脂を含浸させ
て熱硬化させる。 単一方向に引き揃えたカーボン繊維にエポキシ樹脂を
含浸させて熱硬化させる。
【0014】図8は、図1のA−A線で切ったロッド部
4の断面図を示している。4Tは中空パイプの肉厚であ
るが、本発明で使用するロッド部4の中空パイプの肉厚
構造は、ペット用玩具として従来もの以上の耐久性,操
作性が望める強度を確保するため、200〜1,000
g/m2 程度の重量を有する構造とする。また、使用時
に長く伸長され、先端に曲げ方向の力が変動しながら繰
り返し加えられるロッド部は、長さ方向に弾性と強度が
必要とされる。そこで、繊維の方向も、それに応えるも
のとされることが望ましい。
【0015】図3は、中間節6での繊維方向を説明する
図である。Cは周方向,Dは長さ方向を示し、J1,J
2はつなぎ部を示す。つなぎ部J1,J2は、隣接する
節とのつなぎ部であり、その長さは、先端節7とのつな
ぎ部(最前方のつなぎ部)では例えば30〜40mm程
度とする。次のつなぎ部より後方のつなぎ部では、それ
より強度を強くするため、5〜15mmの範囲で長くす
る。中間節6の長さ方向の弾性と強度を得るため、繊維
を交織織りにして利用する場合には、例えば、繊維の9
0%は長さ方向Dに揃え、残りの10%を周方向Cに揃
えたものとする。
【0016】つなぎ部J1は中間節6の端部のうち、径
大側の端部であり、つなぎ部J2は径小側の端部であ
る。従って、つなぎ部J2の方が前方の端部である。つ
なぎ部J2は、次に伸びる他の中間節または先端節との
つなぎ部であるが、ここは受け側(メス側)のつなぎ部
であるので、すぐ前の節を含めてそれより前方にある全
ての節の曲げ荷重がかかることになる。この荷重はパイ
プ端部を裂くように作用するので、その荷重に対向する
ため、パイプ成形時、この部分には周方向に繊維を巻い
て補強する必要がある。そのため、つなぎ部J2には、
周方向Cの向きに揃えた繊維を増やして補強してやるこ
とが望ましい。図1を見れば直ちに明らかなように、元
節5の先端部もつなぎ部J2と同じ立場にあるものであ
るから、ここも同様に補強することが望ましい。
【0017】図4は、本発明にかかわるペット用玩具の
先端部を示す図である。符号は図1のものに対応し、9
−1はループ基部である。紐の中央部をループ部9と
し、その両側のループ基部9−1を先端節7の先端に巻
き付け、接着剤で接着する。その巻き付け部分を覆うよ
うに、プロテクター8を接着する。プロテクター8の材
料としては、弾力性に富み、絶縁性の材料(例、シリコ
ンゴム,発泡ウレタン(EVA))を使用する。弾力性
に富むことを要求する理由は、ペット用玩具1の先端が
人やペットや部屋の壁等に当たった場合、それらを傷つ
けないようにするため、言い換えれば安全性を確保する
ためである。
【0018】絶縁性であることを要求する理由は、ペッ
ト用玩具1の先端が電源コンセントに接触した場合、感
電事故を防止するためである。ロッド部4がカーボン繊
維を用いて作られていると、カーボンは電気伝導性を有
しているから、ロッド部4も電気伝導性を有することに
なる。従って、もしプロテクター8が電気伝導性を有す
る材料で作られていたとすれば、感電事故を起こすこと
になるが、絶縁性を有する材料で作られていると、感電
事故を防止することが出来る。
【0019】図2は、第1の実施形態のロッド部を収納
した状態を示す図である。符号は図1のものに対応して
いる。図1の中間節6,先端節7は、グリップ2と元節
5内の中空部に収納される。その場合、プロテクター8
は元節5の先端のキャップの役割を果たすようにしてお
く。即ち、プロテクター8の外径は、元節5の先端内径
よりやや大(例、0.1〜1mm大)とし、プロテクタ
ー8の一部を圧入して留めておけるようなサイズとして
おく。このようにしておくと、収納した中間節6や先端
節7が飛び出して来ることがない。中間節6や先端節7
を収納したあと、ペット誘惑体11が取り付けられた長
いリード10が残るが、それは元節5に設けられている
リード巻取部3に巻き取っておく。このようにすると、
ペット用玩具1全体をコンパクトに仕舞っておくことが
出来る。
【0020】グリップ2は、操作性,安全性,耐久性,
絶縁性等を有するものであることが望まれる。操作性を
良くするためには、握り易い太さとし、長さは握った手
より少し長くする必要がある。安全性を良くするために
は、柔らかくて弾力性に富むものが良い。耐久性がある
ものとするためには、簡単に変形してしまったり直ぐに
機能が落ちてしまったりしないものが望まれる。また、
絶縁性を要求するのは、感電事故を防ぐためである。こ
れらを満たす材料としては、例えば、シリコンゴム,発
泡ウレタン(EVA)等がある。
【0021】次にリード10であるが、従来は綿糸やゴ
ム紐およびナイロン糸が用いられていたが、これでは弱
いので、高密度(超高分子)ポリエチレン繊維を袋編み
状または撚り糸状にして作った、10〜50kg直強力
の紐を用いる(なお、50kg直強力の紐とは、結び目
なしの紐に50kgの静荷重をかけるまで、切れずに耐
える強さの紐のことである。)。高密度ポリエチレン繊
維の紐は、柔らかくて軽く且つ耐磨耗性にも優れてい
る。また、ロッド部4の先端部付近のリード10は、先
端部にまとわり付き勝ちであり、いわゆる「糸がらみ」
を起こすことがある。そこで、糸がらみを防止するた
め、リード10として、その一部に特別の工夫を加えた
ものを使用することも出来る。
【0022】図5は、本発明のペット用玩具に使用する
リードの基部を説明する図である。符号は図1のものに
対応し、10Bはリード基部である。ここにリード基部
10Bとは、リード10のうち、ループ部9に結び付け
られた端部より所定長さ(例えば、50cm)の部分を
言うことにする。このリード基部10Bの部分を、特別
に太く且つ硬く加工する。そのような加工の方法として
は、例えば、リード10の他の部分に使う紐を2本ない
し5本撚り合わせるか、あるいは3つ編みか4つ編みか
して太くし、それを接着剤で固めるという方法がある。
このように太く且つ硬くしておくと、ロッド部4先端部
に対する糸がらみを減らすことが出来る。
【0023】図6は、本発明のペット用玩具に使用する
ペット誘惑体の1例を示す図である。ペット誘惑体11
は、全体形状としては、ペットが興味を持って追いかけ
たり、じゃれついたりする物に似せて作られる。そのよ
うな物としては、例えば、蝶々,トンボ,蜂等の昆虫
類、あるいは小鼠等の小動物がある。ペットが餌とする
ものに似せて作られることがしばしばあるので、ペット
誘惑体11は疑似餌(フライ)と呼ばれることもある。
この例では、ペット誘惑体11は、大きく分けてヘッド
部13とボディ部14とから成り、先端にリード10と
結ぶためのループ部12が設けられている。
【0024】ヘッド部13の材料としては、強化プラス
チックの球または筒が用いられる。ヘッド部13は、ペ
ット誘惑体11を恰も飛び跳ねているように操作する場
合、操作性を良好にするためのオモリの役割を果してく
れる必要がある。また、床やテーブルに当たった時に、
音を発したり跳ね返ったりしてペットの注意を引く必要
がある。強化プラスチックの球や筒は、そのような必要
を充分に満たしてくれる。また、球や筒を並べて一対に
して用いたり、一対となるよう一体成形したものを用い
たりすると、丁度昆虫類(例、蝶々)の目に類似したも
のとなるので、ペットを誘惑する効果が更に向上する。
【0025】ループ部12の材料は、リード10と同様
の材料、即ち高密度ポリエチレン繊維を用い、それを袋
編み状または撚り糸状にしたものを使用すればよい。ボ
ディ部14は、耐磨耗性や引っ張り強度に優れ、軽くて
柔らかい高密度ポリエチレン系繊維とか、吸水性の無い
ポリプロピレン繊維とか,防水処理を施したナイロン繊
維とかを用いて作る。これらの繊維は、鳥の羽や動物の
羽毛と違って、種々の色に容易に色付けすることが出来
る。前記の繊維を太く編んで棒状にすると昆虫の胴体に
似せることが出来、細い繊維の束の一端はヘッド部13
の根元に取り付け、各繊維の他端は自由端とし、ハラリ
と膨らませて流しておけば、昆虫の羽に似せることが出
来る。
【0026】前記のような繊維で作ると、ペットがじゃ
れついても耐久性があるし、繰り返しの洗浄にも耐える
ことが出来、常に清潔に保つことが可能となる。更に、
これらの繊維には抗菌処理を施すことが出来るが、その
処理を施しておくと一層清潔度を高めることが出来る。
ペットがじゃれついてボディ部14を噛んだりした場
合、ペットの歯磨き効果も期待される。また、ボディ部
14を作るに当たっては、骨格を形成するために針金等
の金属類は用いず、全て前記のような繊維の編み込みと
か繊維束の縛り等により作ることとする。そうすれば、
たとえペットが口にくわえ込んだりしても、危険を及ぼ
すことがない。
【0027】(第2の実施形態)図7は、本発明の第2
の実施形態を示す図である。符号は図1のものに対応
し、17はペット用玩具、18はロッド部である。この
ペット用玩具17と図1のペット用玩具1との違いは、
ペット用玩具1のロッド部4は伸縮自在な振出式になっ
ているのに対し、ペット用玩具17のロッド部18は伸
縮しない1本物となっているという点である。ロッド部
18の構造も、ロッド部4の中間節6等と同様、軽量化
等のため中空パイプ構造とする。その材料としては、や
はり熱硬化性樹脂を含浸させたカーボン繊維やガラス繊
維を使用する。ロッド部18の長さは、80〜250c
m程度とする。ペット用玩具17の他の部分の構造は、
ペット用玩具1の対応する部分の構造と同様であるの
で、それらについての説明は省略する。
【0028】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のペット用玩具
によれば、次のような効果を奏する。 操作性に優れ、スポーツ感覚でペットと遊ぶことが出
来る。ロッド部を、熱硬化性樹脂を含浸させたガラス繊
維やカーボン繊維を熱硬化させて形成した中空パイプと
したが、このような中空パイプは、軽くて強度があり耐
久性にも優れ、適度に弾性も有している。そのため、軽
快に操作することができ、ペット誘惑体にアクションが
付け易く、スポーツ感覚でペットと遊ぶことが出来る。
【0029】耐久性に優れている。ロッド部が耐久性
に優れていることは既に述べたが、リードやペット誘惑
体を高密度ポリエチレン系繊維,ポリプロピレン繊維,
防水処理を施したナイロン繊維,プラスチック等耐久性
のある素材で作るので、耐久性に優れたものとなる。 安全性,清潔性に優れている。ロッド部先端に取り付
けるプロテクターは、弾力性と絶縁性に富む材料で形成
するので、ロッド部先端がペットや室内の物に当たった
りしてもそれらを傷つけることがなく、電源コンセント
に当たったりしても感電の恐れもない。また、ペット誘
惑体には針金等の金属は用いないので、ペットが口に加
え込んだりしても危険を及ぼすことがない。更に、ペッ
ト誘惑体は繰り返し洗浄することが出来る材料で作られ
るので、いつまでも清潔に保つことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示す図
【図2】 第1の実施形態のロッド部を収納した状態を
示す図
【図3】 中間節を説明する図
【図4】 本発明のペット用玩具の先端部を示す図
【図5】 本発明のペット用玩具に使用するリードの基
部を説明する図
【図6】 本発明のペット用玩具に使用するペット誘惑
体の1例を示す図
【図7】 本発明の第2の実施形態を示す図
【図8】 ロッド部の断面図
【図9】 第1の従来例を示す図
【図10】 第2の従来例を示す図
【符号の説明】
1…ペット用玩具、2…グリップ、3…リード巻取部、
4…ロッド部、5…元節、6…中間節、7…先端節、8
…プロテクター、9…ループ部、9−1…ループ基部、
10…リード、11…ペット誘惑体、12…ループ部、
13…ヘッド部、14…ボディ部、17…ペット用玩
具、18…ロッド部、20…ペット用玩具、21…グリ
ップ、22…ロッド部、23…ペット誘惑体、30…ペ
ット用玩具、31…グリップ、32…ロッド部、33…
リード巻取部、34…リード挿通部、35…リード、3
6…ペット誘惑体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片手で把持するのに適したサイズのグリ
    ップと、ガラス繊維またはカーボン繊維に熱硬化性樹脂
    を含浸させ、熱硬化させて中空パイプ状に形成したロッ
    ド部と、該ロッド部の先端に取り付けた紐により形成さ
    れるループ部と、弾力性と絶縁性とを有する材料で形成
    され、該ループ部は覆うことなく前記ロッド部の先端部
    分を覆うよう取り付けられたプロテクターと、高密度ポ
    リエチレン繊維を袋編み状または撚り糸状にして形成し
    た紐から成り、一端にペット誘惑体が取り付けられ、他
    端は前記ループ部に結び付けられたリードとを具えたこ
    とを特徴とするペット用玩具。
  2. 【請求項2】 ロッド部を、グリップ側からみて元節,
    任意の数の中間節および先端節とから構成し、各節には
    前方部分ほど細くなるようテーパを付け、少なくとも先
    端節以外の節は中空パイプ形状とすると共に、グリップ
    にも元節の中空と通ずる中空を設け、前方の節は後方の
    節およびグリップの中空内に収納されるが、前方の節が
    引き出された場合にはその後端部が前記テーパの作用に
    より後方の節の先端部で固定抱持されるという振出式構
    造とし、プロテクターは元節のキャップとしても使用す
    ることが出来るようにしたことを特徴とする請求項1記
    載のペット用玩具。
  3. 【請求項3】 ロッド部先端のループ部より所定長さの
    リード部分を、他の部分のリードよりも太く且つ硬くし
    たことを特徴とする請求項1または2記載のペット用玩
    具。
  4. 【請求項4】 ペット誘惑体を、強化プラスチックの
    球,筒,高密度ポリエチレン系繊維,ポリプロピレン繊
    維,防水処理を施したナイロン繊維の内の任意のものを
    組み合わせて作ることを特徴とする請求項1,2または
    3記載のペット用玩具。
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