JP2001285363A - 一般化プロセッサシェアリング(gps)スケジューラ - Google Patents

一般化プロセッサシェアリング(gps)スケジューラ

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JP2001285363A
JP2001285363A JP2001071621A JP2001071621A JP2001285363A JP 2001285363 A JP2001285363 A JP 2001285363A JP 2001071621 A JP2001071621 A JP 2001071621A JP 2001071621 A JP2001071621 A JP 2001071621A JP 2001285363 A JP2001285363 A JP 2001285363A
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Krishnan Kumaran
クマラン クリシュナン
Edmond Maagureebu Jeffrey
エドマンド マーグレーブ ジェフリー
Debasis Mitra
ミトラ デバシス
R Stanley Keith
アール スタンリー キース
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般化されたプロセッサシェアリング(GP
S)スケジューラを利用して複数のサービス品質(Qo
S)をサポートする通信ネットワークの有効な管理を行
う。 【解決手段】 共通トランク上の任意個数のコネクショ
ンクラスに対して、任意個数のQoSサービスクラスが
可能となる。実施例では、中心極限定理に基づく中心極
限近似を用いて、コネクションの全体的アクティビティ
をモデル化する。GPSスケジューラのパフォーマンス
は、個々のコネクションに関連づけられるスケジューリ
ング重みによって支配される。与えられたコネクション
に対する重みの選択は、非線形代数方程式系として定式
化される。別の実施例では、Chernoff近似を同様にして
適用する。本発明は、最悪の場合のデュアルリーキーバ
ケット規制(DLBR)コネクションに適用可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
におけるトラフィックを規制する改善された方法および
装置に関し、特に、一般化されたプロセッサシェアリン
グ(GPS:generalized processor sharing)スケジ
ューラを利用して複数のサービス品質(QoS)をサポ
ートする通信ネットワークの有効な管理に関する。本発
明によれば、統計的方法を用いたGPSスケジューラに
より、異種のQoSクラスの効率的多重化が可能とな
る。
【0002】
【従来の技術】単純な通信ネットワークは、ノードおよ
びエンドポイントと、個々のノードを他のノードおよび
エンドポイントに接続するリンクとからなる。エンドポ
イントは、例えば、電話機、コンピュータ、ファクシミ
リ機などのような音声、データ、テキストまたはビデオ
装置である。個々のリンクは、与えられた通信ネットワ
ーク内のエンドポイントからノードへ、および、複数の
ノード間で、音声、データ、テキスト、およびビデオ信
号を伝送する。通常、各リンクは双方向的であり、順方
向および逆方向に信号を伝送することができる。各リン
クは、各方向での与えられたリンクの容量の測度である
いくつかの帯域幅パラメータによって特徴づけられる。
ノードは通常、バッファを有し、それにより、そのノー
ドにネットワークトラフィックを一時的に蓄積すること
が可能である。与えられたリンクが、与えられた時刻に
おいてそのノードによって受信されるトラフィックを伝
送するのに十分な帯域幅を有しない場合、蓄積されたト
ラフィックをリンクが処理できるまで、バッファが、受
信トラフィックを蓄積するために用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】インターネットアクセ
スやその他のネットワークアプリケーションに対する消
費者の需要の爆発的な増大に対応して、高速通信ネット
ワークにおける帯域幅追加に対する需要が増大してい
る。利用可能な帯域幅の増大により、最大許容伝送遅延
や情報内容損失のようなさまざまなQoS要求と、帯域
幅特性とを有するさまざまなアプリケーションが開発さ
れている。利用可能な容量の増大にもかかわらず、帯域
幅資源管理は、依然として、ネットワークプロバイダに
とっての難問である。問題は、ネットワークプロバイダ
が契約上保証する義務のあるさまざまなサービス要求の
需要に適合したサービスレベルを提供することである。
帯域幅資源管理における1つの重要な発展は、スイッチ
設計における大規模な仮想回線別(per VC)キューイング
の利用である。これにより、ネットワークコネクション
ごとに、資源の割当ておよび使用量に関する厳格な制御
が可能となるからである。ここで、仮想回線(VC)と
は、非同期転送モード(ATM)において、エンドポイ
ントどうしを接続する実際の物理ネットワーク経路にか
かわらず、発信エンドポイントと宛先エンドポイントに
とって直接コネクションのように見えるコネクションで
ある。
【0004】GPSスケジューラによれば、個々のコネ
クションに重みを割り当てることによって、実質的なネ
ットワーク資源の共有と、分離(isolation)およびQo
S保証が可能となる。この重み割当ては、実際のネット
ワークトラフィック特性および要求されるQoSと密接
に関連するように選択される。個々のネットワークの要
求されるQoSを維持するために、重みの高いコネクシ
ョンには、重みの低いコネクションよりも、利用可能な
帯域幅のうちの大きい割合が与えられる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、GPSスケジ
ューラの実装における帯域幅資源管理の有効な方法およ
び装置に関する。GPSスケジューラによれば、ネット
ワーク資源の共有容量が増大するとともに、分離(isola
tion)およびQoS保証が可能となる。これらのGPS
スケジューラの有効性は、個々のネットワークコネクシ
ョンに割り当てられる重みの適当な設計の結果である。
割り当てられる重みは、実際のネットワークトラフィッ
クの特性や、ネットワークコネクションごとに要求され
るQoSと密接に関連づけられる。1つの特徴として、
本発明の方法によれば、共通トランク上の任意個数のコ
ネクションクラスに対して、任意個数のQoSサービス
クラスが可能となる。一実施例では、中心極限定理に基
づく中心極限近似を用いて、コネクションの全体的アク
ティビティをモデル化する。GPSスケジューラのパフ
ォーマンスは、個々のコネクションに関連づけられるス
ケジューリング重みによって支配される。与えられたコ
ネクションに対する重みの選択は、非線形代数方程式系
として定式化される。もう1つの実施例では、Chernoff
近似を同様にして適用する。
【0006】本発明は、最悪の場合のデュアルリーキー
バケット規制(DLBR:dual leaky bucket regulate
d)コネクションに適用可能である。この場合、コネク
ションは、リーキーバケットパラメータによって分類さ
れる。QoSは、遅延限界に違反する確率によって指定
される。ここで、この確率および遅延限界は、各コネク
ションクラスに関連づけられるQoSパラメータであ
る。規制されるソースが独立かつ非共謀(noncolluding)
であると仮定することにより、多重化利得が得られる。
【0007】もう1つの特徴として、本発明は、重みの
緩やかな適応のための予約メカニズムに基づく有効な技
術を提供する。これは、あらかじめ計算された重みの小
さいセットの中での切り替えによっても実現可能であ
る。本発明の技術は、さまざまな資源要求のコネクショ
ン間に平等性(公平性、フェアネス)を強制するが、こ
れは、コネクション受付制御(CAC:connection adm
ission control)の重要な条件である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、マルチクラスGPSス
ケジューラの容量領域の特性を扱い、リアルタイムで、
ネットワーク帯域幅容量を最大化するGPS重みを制御
する方法を提供する。すなわち、本発明のGPSスケジ
ューラは、相異なるクラスのコネクションにリアルタイ
ムでGPS重みを割り当てるいくつかの有効な方法を利
用することにより、出力リンクの容量を最大化する。こ
れらの有効な方法について以下で詳細に説明する。特に
重要な点は、中心極限および大偏差領域に基づいてGP
S重みを制御する2つのアプローチである。大偏差領域
は、論理的に、ガウシアンかつChernoff漸近近似を与え
る。中心極限近似は、違反確率が比較的高い(通常、1
−6以上)ときに適用可能であるが、大偏差近似は、
違反確率が小さい(通常、10−6以下)場合に適して
いる。ATMシステムは通常、違反確率が低くなるよう
に設計されるが、インターネットの実際の経験によれ
ば、多くのアプリケーションは、より厳格でない条件下
でも適切に動作可能である。
【0009】図1Aに、本発明とともに用いるのに適し
た2×2出力バッファスイッチ100を示す。2×2出
力バッファスイッチ100は、2個の入力リンク101
および102と、2個の出力リンク160および161
を有するため、このように呼ばれる。入力リンク101
および102は、入力する音声およびデータ信号を伝送
し、スイッチファブリック103に接続される。スイッ
チファブリック103は、相異なるクラスのコネクショ
ンを分離するとともに、その他のスイッチング機能を実
行するプロセッサを含む。スイッチファブリック103
は、これらの信号を、それぞれの中間入力コネクション
110または111を通じて、プロセッサシェアリング
ノード150または151の一方に転送する。プロセッ
サシェアリングノード150および151は機能的に等
価であり、このようなノードの1つについて以下で図1
Bに関連して説明する。
【0010】本発明によるシステム150の詳細を図1
Bに示す。各中間入力コネクション110のトラフィッ
クは、GPS入力ノード115に到着する前に、デュア
ルリーキーバケット規制を受ける。各コネクション11
0は、コネクションバッファ112によりバッファリン
グされ、その出力は、ピークレート規制を受ける。図1
Bは、任意個数のQoSクラスのコネクション110
〜110を示している。各クラスのコネクションは、
可変個数のコネクション1〜Kを含むことが可能であ
る。例えば、図1Bは、コネクションクラス110
対して、コネクション1101,1〜110K,1を示
している。図1Bに示されるように、コネクション11
1,1は、第1のコネクションクラスの第1のコネク
ションであり、コネクション110K,1は、第1のコ
ネクションクラスのK番目のコネクションであり、11
1,Jは、J番目のコネクションクラスの第1のコネ
クションであり、110K,Jは、J番目のコネクショ
ンクラスのK番目のコネクションである。各コネクショ
ン110は、バッファ112によりデュアルリーキーバ
ケット規制を受け、GPSスケジューラ155の入力1
15に供給される。GPSスケジューラ155は、主と
して、以下で説明するように適切にプログラムされたプ
ログラム可能プロセッサ156と、メモリ157とから
なる。メモリ157は、さらに、各クラスのコネクショ
ンに対する更新された重みを記憶するために利用可能で
ある。これらの更新された重みは、各クラスのコネクシ
ョンによって使用される出力帯域幅の割合、すなわち、
トラフィックミックスを測定し、観測されたトラフィッ
クミックスに、以下で説明する有効な方法を適用するこ
とによって決定される。GPSスケジューラ155のス
ケジューリング機能は、プロセッサ156をプログラミ
ングすることによって実装可能であるが、必要な計算
は、スイッチファブリック内、ルータ内などのいずれの
場所でも実行可能である。GPSスケジューラ155の
出力コネクション(出力リンク160)は、以下で説明
する重みづけ方法に従って、相異なるコネクションクラ
スの多重化された入力コネクション信号を伝送する。
【0011】通常のデュアルリーキーバケットレギュレ
ータは、パラメータ(r,P,B)を有する。ただ
し、rはトークンレートであり、Pはピークレートに対
する制約であり、Bはトークンバッファサイズであ
る。各クラスのコネクションに対するレギュレータのパ
ラメータは、そのクラスに特徴的である。クラスj(1
≦j≦J)の各コネクションに対するQoS仕様は、遅
延限界Dと、遅延限界の違反確率の限界を定める損失
確率Lである。したがって、各クラスは5項組(r,
P,B,D,L)により指定される。
【0012】本発明によるGPSスケジューリングの方
法の利点は、以下の実験結果に示され、図2A、図2B
および図2C、図3A、図3Bおよび図3C、図4A、
図4Bおよび図4C、図5A、図5Bおよび図5C、な
らびに図6に示される。示した実験結果は、本発明によ
り採用される、以下で詳細に説明する中心極限およびCh
ernoffアプローチを適応させることにより得られる実現
可能領域(realizableregion)に対するものである。さら
に、以下で説明する重み適応およびコネクション受付制
御(CAC)方法のシミュレートされたリアルタイム挙
動を示す実験結果も記載される。2個および3個のコネ
クションクラスの場合の簡単な相異なる例に対する実現
可能領域の数値実験結果が示される。これらの例は、次
の表1に記載したような特性を有するソースクラスの相
異なる組合せを使用する。次の例を考える。 例1: ソースコネクションクラス1および2。 例2: ソースコネクションクラス3および4。 例3: ソースコネクションクラス5および6。 例4: ソースコネクションクラス4、5および6。 なお、表1に示す6個のクラスのソース特性において、
クラス5は音声に対応し、残りのクラスは、さまざまな
クラスのデータを表す。
【0013】
【表1】
【0014】上記の4つの例のそれぞれについて、次の
各場合の実現可能領域がプロットされている。 場合1: 統計多重化なし、すなわち、Σ
≦C。 場合2: 平均値近似、すなわち、Σ
≦C。 場合3: 中心極限近似。 場合4: 基本Chernoff近似。 場合5: 改良Chernoff近似。
【0015】上記の例1、2および3に対して、以下の
データがプロットされている。図2A〜図2Cは、2つ
のコネクションクラスK1(201)およびK2(20
2)の可変個数のコネクションに対する実現可能領域を
示す。図2A、図2Bおよび図2Cは、それぞれ、例
1、2および3に対して上記の5個の場合についてプロ
ットした実現可能領域を示す。図からわかるように、中
心極限近似340および基本Chernoff近似240を利用
して得られた実現可能領域は非常に類似しており、改良
Chernoff近似250を利用した実現可能領域はこれら2
つの間にある。また、同じく図からわかるように、平均
値近似220は楽観的すぎる。換言すれば、実現可能領
域が、他の近似よりもずっと大きい。統計多重化なし2
10を利用したときの実現可能領域はきわめて小さいた
め、統計多重化が提供する容量利得を強調している。
【0016】図3A〜図3Cは、中心極限法およびCher
noff限界法について、トラフィックミックスη303に
対する重みの比φ/φを示す。ただし、重みφ
(301)およびφ(302)はそれぞれ、コネク
ションクラスK1(201)およびK2(202)に対
応する。図3A、図3Bおよび図3Cは、それぞれ、例
1、2および3に対して上記の5個の場合について重み
の比φ/φを示す。この場合も、図からわかるよう
に、中心極限近似330、基本Chernoff近似340およ
び改良Chernoff近似350を利用して得られる比は非常
に類似している。
【0017】比較のために、図4A〜図4Cに、以下で
説明する適応Chernoff近似法を利用した、2つのコネク
ションクラスK1(401)およびK2(402)の可
変個数のコネクションに対する、厳密実現可能領域41
0および近似実現可能領域420を示す。図4A〜図4
Cは、反復近似実現可能領域430も示す。図4A、図
4Bおよび図4Cは、例1、2および3に対して上記の
5個の場合についてプロットした実現可能領域を示す。
さらに、図5A〜図5Cは、2つのコネクションクラス
K1(501)およびK2(502)の可変個数のコネ
クションに対する厳密実現可能領域510および近似実
現可能領域520を示す。図5A、図5Bおよび図5C
は、例1、2および3に対して上記の5個の場合につい
てプロットした実現可能領域を示す。注意すべき点であ
るが、近似実現可能領域520は、厳密実現可能領域5
10とはわずかに異なるだけである。また、図5A〜図
5Cは、反復近似実現可能領域530も示す。なお、以
下で図7に関して説明する最適重みを決定する反復プロ
セスでも、最適値に非常に近い実現可能領域が得られ
る。
【0018】図6は、3個のコネクションクラスの例を
示す。ただし、コネクションクラスK1(601)、K
2(602)およびK3(603)の可変個数のコネク
ションに対して、実現可能領域610のみを3次元でプ
ロットする。この実現可能領域は、ほぼ直線上の境界を
有し、この例では、立方体を通る対角平面である。
【0019】以下で説明するリアルタイムコネクション
受付制御方法N−CACおよびVP−CACに対するシ
ミュレーション結果を、それぞれ、図8A〜図8Cおよ
び図9A〜図9Cに示す。シミュレーションは、ポアソ
ンコネクショントラフィック、すなわち、保留時間が指
数分布のポアソンコネクション到着を利用して、上記の
表1に示した2つの異なるQoSクラス(クラス1およ
びクラス2)について実行した。到着レートλおよび
λは、2:1の比でスケールし、保留時間1/μ
1/μは3:1の比に固定した。公称負荷測度
【数13】 を定義し、すべてのパフォーマンス測度をこれに関して
プロットした。図8A〜図8Bは、以下で説明するN−
CAC法を利用した、それぞれクラス1およびクラス2
のコネクションに対する負荷係数を示す。図9A〜図9
Bは、以下で説明するVP−CAC法を利用した、それ
ぞれクラス1およびクラス2のコネクションに対する負
荷係数を示す。各シミュレーションにおいて、各クラス
で伝送されるコネクションの数は、図示のように変化し
た。図8Cおよび図9Cは、それぞれ、定常状態でN−
CACおよびVP−CAC法を利用したときに、図8A
〜図8Bおよび図9A〜図9Bに示した結果を達成する
ために必要な重み変更の対応する数を示す。
【0020】VP−CAC法の場合、所望のトラフィッ
クミックスηは、各QoSクラスごとに到着対出発比
を用いて決定した。各データ点について、シミュレーシ
ョンでは、初期の過渡的挙動を除去するために十分に長
期間動作させ、その後、図示のデータを収集した。
【0021】図8A〜図8Bは、各クラスについて、提
供負荷802に対して伝送負荷801を示す。図から直
ちに明らかなように、N−CAC法を利用した場合、提
供負荷802が増大すると、より小さい帯域幅のコネク
ションがシステムを支配するようになる。図9A〜図9
Bは、各クラスについて、提供負荷902に対して伝送
負荷901を示す。図9A〜図9Bは、1つだけのコネ
クションを予約する場合、VP−CAC法はトラフィッ
クミックスを安定に保つことができることを示してい
る。
【0022】図8Cは、提供負荷802に対する、必要
な重み変更頻度803を示す。このプロットは、N−C
AC法を利用する場合、重み変更頻度803は、トラフ
ィックが増大するとともに増大することを示している。
図9Cは、提供負荷902に対する、必要な重み変更頻
度903を示す。図9Cは、VP−CAC法を利用する
場合、システムが過負荷に近づくと、限界で多数の重み
変更が必要とされることを示している。非常に負荷が高
いとき、VP−CAC法は、システムを所望のトラフィ
ックミックスおよび対応する重みに押しやるため、コネ
クション受付に対するフェアネスの増大という付加的な
利点に加えて、安定性が増大する。
【0023】上記に加えて、これらのシミュレーション
は、VP−CAC法の過渡的挙動についての洞察を提供
する。通常の実装では、所望のトラフィックミックスの
選択は、提供されるトラフィックの予測によって決定さ
れる。定期的に、予測されるトラフィックの変化に対応
する新しい所望のミックスを計算する。以下の説明から
明らかになるように、GPS重みは、新しい所望のトラ
フィックミックスに正しく対応する重みへと瞬時に変化
することはできない。したがって、目標のミックスにお
ける変化に応答するVP−CAC法の過渡的挙動は、こ
の環境における使用にうまく適応する。重み変更はきわ
めてなめらかであるが急速であり、重み変更をほとんど
必要としないからである。
【0024】次に、GPSスケジューリングおよびコネ
クション受付制御の有効な方法についての説明に移る。
従来示されているように、極値規制コネクションプロセ
スでは、QoSを満たす帯域幅需要は、時間割合aおよ
び(1−a)の間にそれぞれ値eおよび0をとるオン
オフ過程である。これについては、例えば、次の文献に
記載されている。 ・A. Elwalid and D. Mitra, "Design of Generalized
Processor Sharing Schedulers Which Statistically M
ultiplex Heterogeneous QoS Classes", Proceedings o
f IEEE INFOCOM'99, pp.1220-1230 ・米国特許出願第09/237,433号(出願日:1
999年3月20日) ・A. Elwalid, D. Mitra and R. H. Wentworth, "A New
Approach for Allocating Buffers and Bandwidth to
Heterogeneous, Regulated Traffic in an ATMNode", I
EEE Journal on Selected Areas in Communications, v
ol.13, no.6,pp.1115-1127, Aug. 1995
【0025】次の式(1)において、eは、無損失多
重化の場合の有効帯域幅である。
【数14】 アクティビティインジケータaは、a=r/eで与え
られる。
【0026】図1のGPSスケジューラ155におい
て、クラスjのコネクションに与えられる重みをφ
表す。ただし、1≦j≦Jである。任意の時刻にこのよ
うなコネクションに割り当てられる出力帯域幅Cは次式
の通りである。
【数15】 ただし、ξ は、クラスjのコネクションiに対する
2元アクティビティインジケータ変数である。
【0027】統計的QoSを考える場合、極値規制コネ
クション過程は、独立のランダムな段階を有する。極値
コネクションは、オンとオフの間で切り替わる最悪の場
合のコネクションである。この最悪の場合の条件の結果
として、アクティビティインジケータξ は、独立の
二項確率(ランダム)変数となる。 Pr(ξ =1)=1−Pr(ξ =0)=a (3)
【0028】次の例では、アクティブである1つの特定
の(タグづけされた)コネクションを考え、一般性を失
うことなく、これがクラスkのコネクション1であると
仮定する。このタグづけされたソースは、(1−L
より小さい確率で少なくとも帯域幅e を受け取る場
合、そのQoS要求を満たすことになる。すなわち、式
(2)から、
【数16】 である。あるいは同じことであるが、
【数17】 である。したがって、統計的QoSは、すべてのk(1
≦k≦J)に対して次式が成り立てば、すべての極値規
制コネクション過程について満たされる。
【数18】
【0029】式(5)は、スケジューラ重みが{φ
であるときに、K={K}で与えられるコネクション
のセットがそれらのQoS要求を満たすために、満たさ
れるべき条件を与える。注意すべき点であるが、式
(2)から、すべての重みに比例定数をかけてもスケジ
ューリングは影響されない。
【0030】基本的に重要であるのは、式(5)が満た
されるような重みの集合{φ}が存在する、コネクシ
ョン数ベクトルKの集合として定義される実現可能集合
(領域)Rである。以下でRを調べる際に、次のように
Kをパラメトライズすると便利である。
【数19】 ベクトルηはトラフィックミックスを表し、与えられた
ηに対して、目標は、実現可能なKの最大値を求めるこ
とである。
【0031】一実施例では、本発明は、適応ガウス近似
を利用して実現可能領域を決定する。適応ガウス近似法
を利用した実現可能領域の計算は、実現可能領域を特徴
付ける限界の決定を必要とする。実現可能領域の簡単で
控えめな限界は、すべてのコネクションが常にアクティ
ブであると仮定することによる平均値近似によって、次
式のように得られる。
【数20】
【0032】逆の極端な場合、実現可能領域のおよその
楽観的な推定値は、アクティビティインジケータの平均
値を用いることによって、次式のように得られる。
【数21】 式(4)の右辺の条件に平均値を用いると、次式のよう
になる。
【数22】 対応する実現可能領域は、重みφ=e とした次式
の単体である。
【数23】 この近似は、実現可能領域に対するやや雑で楽観的な限
界である。
【0033】もう1つの実施例では、本発明は、適応中
心極限近似を利用して実現可能領域を決定する。この場
合、{K}について適応された中心極限定理は次のよ
うになる。
【数24】 ただし、U=N(0,1)は、平均0、分散1のガウ
ス確率変数である。式(10)および(5)から、k=
1,...,Jに対して、次式が得られる。
【数25】 ただし、U=N(0,1)であり、分布に関する次の等
式を満たす。
【数26】
【0034】上記の極値規制コネクション過程の平均お
よび分散 m=e , vj=(e (1−a) (13) を導入し、式
【数27】 を認めると、式(11)から、k=1,...,Jに対し
て、次式が成り立つ。
【数28】 ガウス分布の裾野の挙動に関する標準的な限界から、式
(15)は次のようになる。
【数29】 ただし、
【数30】 は、近い、控えめな近似であり、しかも、損失確率が0
に近づく(L→0)と、漸近的に厳密になる。
【0035】式(16)は、以下の手続きにより解くこ
とができ、次の式(17)に示す結果が得られる。式
(16)からはじめて、上記の式(6)のトラフィック
ミックスηを代入してk=1,2,...,Jに対して解
くと、
【数31】 となる。
【0036】関心のある値はKmax、すなわち、式
(17)を満たすKの最大値である。したがって、この
式をKmaxについて解き次のように書き直す。
【数32】 ここで、次の補題が成り立つ。
【0037】次式を満たすx∈R上のN個の実数値連
続微分可能関数{f(x):k∈{1,2,...,
N}}
【数33】 が与えられた場合、
【数34】 に対する最適解は、すべてのk∈{1,2,...,N}
について次式を満たす。 f(x)=O (21) ただし、xは最適化ベクトルである。式(18)に戻
って、明らかなように、この解は次式を満たさなければ
ならない。
【数35】 ただし、Δは、k=1,2,...,Jの場合に対する定
数である。式(22)を利用すると、次式が成り立つ。
【数36】 そこで、トラフィックミックスηを上記の式(14)に
代入すると、
【数37】 であり、さらに、
【数38】 が得られる。上記の(22)および(25)から、
【数39】 となる。式(23)および(26)から、
【数40】 となる。この計算により、下記の式(29)が得られ、
一方、下記の式(28)は式(22)から得られる。上
記のΔに関する三次方程式はただ1つの正の解を有する
ことが直ちに示される。最後に、式(30)は式(2
6)から得られる。
【0038】次に、上記の式(16)から次式が得られ
る。
【数41】 ただし、Δは、次の三次方程式のただ1つの正の解であ
る。
【数42】 この結果は、ガウス近似に基づく近似である。注意すべ
き点であるが、パラメータΔは、コネクション数
{K}に依存するため、重みも、式(28)に示され
るように、同様に依存する。
【0039】こうして、コネクション数ベクトルKの実
現可能領域Rは次式で与えられる。
【数43】 これを、式(9)と比較することができる。Δは上記の
式(29)で{K}に依存するため、式(30)の左
辺は{K}に関して非線形である。必然的に、重みの
設計およびコネクション受付制御(CAC)の実装は複
雑になることがある。しかし、注意すべき点であるが、
コネクション数の効果は全体として単一のパラメータΔ
にカプセル化されている。したがって、コネクション数
を定期的にモニタし、これからΔを計算して、重みを返
すことが可能である。
【0040】次に、Chernoff近似を利用した、実現可能
領域を計算するための代替アプローチについて説明す
る。Chernoff近似による実現可能領域の計算は、実現可
能領域を特徴づけるために、限界の決定を必要とする。
適切に定義された積率母関数を有する任意の確率変数に
対して成り立つ基本限界は、すべてのs≧0に対して、
次のように計算される。 −ln Pr[x≧C] ≧ Cs−F(s) (31) ただし、F(s)は、次のように定義される、確率変数
xの対数積率母関数である。 F[s] = ln ε[esx] (32) ε[]は期待値を表す。特に、この限界の最もきつい値
は次のように得られる。
【数44】 式(33)は、Chernoff限界を定める。この限界は、x
が多数の(ただし、その個数は、Cの一部として、C→
∞で有界である)独立確率変数の和であるときにも、漸
近的にきつい。M=C/e およびδ=−ln
(L)と定義すると、Chernoff限界が式(5)の確率
に適用され、次式が得られる。
【数45】 ただし、 F(u)=ln[1−a+a] (35) は、2元アクティビティインジケータξの対数積率母
関数である。式(6)に示されるような、与えられた方
向ηに対し、任意のkについて、あるs≧0に対し
て、式(34)は次のように書き直すことができる。
【数46】 したがって、実現可能領域は、次式を解くことによっ
て、与えられた方向に最大化される。
【数47】 したがって、式(37)は、与えられたトラフィックミ
ックスηに対して最大の実現可能領域を与える重み{φ
}の値を与える。実現可能領域の境界は、ηが正の象
限にわたり変化するときに、K=ηKmax(η)によ
り与えられる。
【0041】式(37)は、解析的にも数値的にも解く
のが困難である。以下の計算は、GPS重みとともに、
Rの部分集合を実現する近似解に注目する。
【0042】式(36)において、すべてのsを同じ
値に等しいとおくように選択する。さらに、式(36)
から注意すべき点であるが、s=1と仮定しても一般性
を失わない。重み{φ}に比例定数をかけても解に影
響しないからである。これにより式(36)は次のよう
に変形される。
【数48】 これにより、次の問題に還元される。
【数49】 ただし、
【数50】 である。式(19)の補題を再び適用すると、与えられ
たηに対して、この還元された問題における最大化重み
ベクトルは、あるクラス独立なグローバルパラメータΩ
に対して、次式を満たす。 K approx(φ,η)=Ω (k=1,...,J) (41) この結果は、式(40)から、次式を意味する。 Mφ−δ=Δ (k=1,...,J) (42) ただし、Δはさらに別のクラス独立なパラメータであ
る。したがって、解は、次式のようになる。
【数51】 ただし、Δは次式で与えられる。
【数52】 式(43)および(44)は、式(37)で述べられた
問題に対する比較的簡単な近似解を与える。式(44)
における最大化(これは近似の主要なステップである)
は1次元であり、凸性から従う一意的な解を有し、Δは
直ちに計算できる。
【0043】式(43)および(44)から得られる近
似解のパフォーマンスを、いくつかの不均一な例でテス
トした。その結果(上記の図2、図3、図4および図5
で示し、前述した)によれば、このようにして得られる
実現可能領域は、すべての例において、最適解を近似し
ている。
【0044】式(37)を解くための反復法について、
Chernoff近似に基づいて説明する。これは、式(43)
および(44)によって与えられる解の改良である。こ
の改良の主な特徴は、式(37)におけるパラメータ
{s}が同一である必要がないことである。この結果
は、k=1,2,...,Jに対して、式(36)および
(37)に基づいて次の量GおよびHを定義するこ
とによって実証される。
【数53】 式(45)および(46)の次の2つの性質が直ちに証
明される。第1に、関数Hは、任意の適当な対数母関
数の集合{F}と、すべてのパラメータの固定された
正の値とに対して一意的に定義される。換言すれば、式
(46)の最大化問題を解くただ1つのs が存在す
る。第2に、固定されたトラフィックミックスηに対し
て、関数Hは、φの増大関数であり、{φ:j≠
k}の減少関数である。式(19)の補題を再び使う
と、式(37)に対する最適解は、すべてのクラスkに
対して、次式を満たす。
【数54】 上付きの*は、前と同様に、最適値を意味する。最適解
のこれらの性質は、図7に示すように、以下の反復プロ
セス700で活用される。
【0045】図7に、式(47)における最適化するΩ
を解くための反復プロセス700を示す。実行後、プロ
セス700は、Ω、{φ }、および{s }を生
成する。プロセス700は、ステップ702から開始さ
れる。ステップ702で、初期実行可能解φ(0)を式
(43)および(44)から求め、次式のようにおく。
【数55】 プロセスステップ704で、各ステップ(nでラベルす
る)に対して、次式を求める。
【数56】 プロセスステップ706で、φを更新する。 φ(n+1)=φ(n)−te (50) ただし、
【数57】 であり、eは、第k成分を1とする単位ベクトルであ
る。プロセスステップ708で、sを次式のようにお
く。
【数58】 プロセスステップ710で、すべてのHが等しいかど
うかを判定する。すべてのHが等しくはない場合、プ
ロセスはステップ714に進み、nを1だけ増大させ
る。その後、プロセスは、すべてのHが等しくなるま
で、ステップ704〜710を繰り返す。すべてのH
が等しい場合、プロセスはステップ712に進み、対数
積率母関数の2次導関数を生成することによりChernoff
限界を精密化した後、ステップ720に進み、終了す
る。この実行の結果は図3A、図3Bおよび図3Cに示
され、すでに説明した。なお、プロセス700は、最低
限、局所的最適値に収束することが保証される。どのス
テップでも目標が常に増大するからである。この「局所
的」という用語は、実現可能領域の境界における重みの
一意性(これは大域的最適値を保証することになる)が
確立されていないことによる。
【0046】もう1つの実施例では、本発明は、さら
に、リアルタイムで適応的重み制御および適応的コネク
ション受付制御(CAC)を実行する有効な方法および
装置を実現する。以下の説明では、コネクションはキュ
ーイングされないと仮定する。換言すれば、コネクショ
ンは、到着後直ちに受容または拒否される。ここで説明
するCAC法は、上記の実現可能領域の形状に大きく依
存し、上記の2つの近似のいずれにも適用可能である。
以下の説明では、本発明のChernoff型近似解を扱う。ほ
とんど同様の手続きを、ガウス型近似解にも直ちに適用
可能である。
【0047】本発明の一実施例は、必要がなければ重み
変更を避けるという原理で動作する直接的な欲張り(gre
edy)手続きを実現する。通常の実世界の実装では、重み
変更の頻度は少ないほうが好ましい。この場合、「必要
な」CACとは、重み変更がなければ、到来するコネク
ションを収容することができないことを意味するものと
解釈するべきである。
【0048】以下の説明では、実現可能領域は、単一の
クラス独立なグローバルパラメータΔによって特徴づけ
られる。また、このパラメータは、すべての重みも決定
する。したがって、N次元の重みベクトルφではなく、
パラメータΔのみを適応させればよく、これは実装に便
利な特徴である。式(43)を式(38)に代入する
と、固定重み{φ}に対する近似実現可能領域につい
ての次のコンパクトな特徴づけが得られる。
【数59】 なお、ガウス近似の場合、対応する特徴づけは、式(3
0)を解くことにより与えられる。
【0049】本発明のもう1つの実施例について、「必
要性に基づく」コネクション受付制御(N−CAC:"n
ecessity-based" connection admission control)プロ
セス1000を図10に示し、以下で説明する。N−C
ACという名称は、重み変更が必要性に基づいているこ
とを示すために用いている。プロセス100により例示
されるN−CAC法は、システムが実現可能領域の内部
で動作する場合には、重み変更頻度に関して非常に経済
的である。しかし、システムの負荷が大きくなり実現可
能領域の境界に近づくにつれて、重み変更の数は急速に
増大する可能性がある。実際の実装では、重みを再計算
する前にベクトルηの方向の変化にあるしきい値を課す
ことによって、さらに計算効率を高め、重み変更数を低
減することも可能である。以下で説明するプロセス10
00による方法は、動作中に実現可能領域全体を利用し
ながら、可能な最小限の回数の重み変更しかしないとい
う意味で「最適」である。
【0050】プロセス1000は、ステップ1002か
ら開始される。ステップ1002で、初期トラフィック
ベクトルKを設定する。ステップ1004で、最適なΔ
およびφを設定する。次に、プロセスはステップ100
6に進む。ステップ1006で、クラスkのコネクショ
ン到着のような各判定時に、式Σ(φ)+
(φ)≦Δを評価する。この式が真である場合、
プロセスはステップ1010に進み、クラスkのコネク
ションが重みφで受け付けられる。その後、プロセス
は、ステップ1018に進み、終了する。式 Σ(φ)+F(φ)≦Δ が真でない場合、プロセスはステップ1008に進み、
式(43)および(44)を利用して値Δnewおよび
φnewを計算する。また、式(39)を利用して値K
maxの計算も行う。その後、プロセスはステップ10
12に進み、式 {受け付けられたコネクションの数+1}≦Kmax を評価する。この式が真である場合、プロセスはステッ
プ1014に進み、コネクションは受け付けられ、φは
φnewに再設定される。その後、プロセスは、ステッ
プ1018に進み、終了する。式 {受け付けられたコネクションの数+1}≦Kmax が真でない場合、コネクションは拒否され、プロセス
は、ステップ1018に進み、終了する。
【0051】次に、N−CAC法のコネクションブロッ
キングパフォーマンスについて説明する。この方法のコ
ネクションブロッキングパフォーマンスは、状態空間が
実現可能領域であるような標準的なトラフィックモデル
から得られる。ブロッキング(閉塞)されたコネクショ
ンがクリアされるポアソントラフィックの場合、このモ
デルの解は積形式となる。すなわち、クラスjのコネク
ションに対するブロッキング確率Bは次式で与えられ
る。
【数60】 ただし、λは、クラスmのコネクションに対する提供
ポアソンレートであり、1/μはこのコネクションの
平均保留時間であり、Bはクラスjのコネクションに
対するブロッキング状態の集合であり、Sは実現可能領
域を表す。
【0052】しかし、N−CAC法はいくつかの欠点を
有する。第1に、後に数値的結果で実証するように、こ
の方法は、長い保留時間または大きい帯域幅という意味
で大きい資源を要求するコネクションに対して不公平で
ある。このようなコネクションは、システムの負荷が重
いとき、少ない資源を要求するコネクションによってす
ばやく閉め出されてしまう。第2に、重み変更は、クラ
ス依存性のブロッキング目標を満たすことには注意が払
わずに、欲張り法で実行される。第3に、この方法で
は、システムが、一時的なトラフィックゆらぎに強く反
応し、定常状態に落ち着かないというフラッピング(fla
pping)を示すときがある。プロセス1000の方法を利
用したシミュレーションの結果は図8A、図8Bおよび
図8Cに示され、すでに説明した。
【0053】そこで、特にフェアネスに関して、すぐれ
たパフォーマンスを有する新しい方法について説明す
る。この場合、「好ましい」コネクションミックスベク
トルη は、システムが縦負荷のときに目標にされると
仮定する。このベクトルは、例えば、指定された提供負
荷に対して、各クラスごとに最大ブロッキング要求を満
たすというようなフェアネスを考慮した、収益最大化の
考慮により得られる。この方法は、システムが軽負荷の
ときにはηには実質的に無関係であるが、負荷が重く
なるにつれてミックスηを徐々に強制する。このよう
なメカニズムは、例えば次の文献に記載されている仮想
パーティショニング(VP:virtual partitioning)法
を用いて、他のコンテクストで以前に提案されていたも
のである。 ・D. Mitra and I. Ziedins, "Virtual Partitioning b
y Dynamic Priorities: Fair and Efficient Resource
Sharing by Several Services", Broadband Communicat
ions, 1976, pp.173-185 ・S. Borst and D. Mitra, "Virtual Partitioning for
Resource Sharing byState-Dependent Priorities: An
alysis, Approximations and Performance for Heterog
eneous Traffic", Teletraffic Contributions for the
InformationAge, Proc. ITC-15, 1997, pp.1457-1468 ・K. Kumaran and D. Mitra, "Performance and Fluid
Simulations of a Novel Shared Buffer Management Sy
stem", Proceedings of IEEE INFOCOM'98, 1998, pp.14
49-1461
【0054】他のVPに基づく方法とは異なり、本発明
の方法は、各コネクションクラスに対する公称割当て
と、公称割当てを超過するクラスに他する予約とを利用
する。その後、本発明の方法は、次のステップを実行し
て、クラスkの到着コネクションを受け付ける。このV
Pコネクション受付制御(VP−CAC)プロセス11
00を図11に示し、以下で説明する。
【0055】プロセス1100はステップ1102から
開始される。ステップ1102で、システムにおける現
在のトラフィックミックスηに対して、すべてのクラス
U≡{l:η<η }、すなわち、「非重負荷(und
er loaded)」クラスの集合を決定する。その後、プロセ
スはステップ1104に進み、式k∈Uがコネクション
クラスkについて真であるかどうかを判定する。この式
が真である場合、プロセスはステップ1106に進む。
必要であればコネクション重みを変更し、プロセスはス
テップ1108に進み、コネクションは受け付けられ
る。その後、プロセスは、ステップ1116に進み、終
了する。式k∈Uが真でない場合、プロセスはステップ
1110に進む。ステップ1110で、提供されたコネ
クションクラスを、必要であれば重みを変更して、クラ
スl∈Uのコネクションと同時に受け付けることができ
るかどうかを判断する。コネクションを受け付けること
ができない場合、プロセスはステップ1114に進み、
コネクションは拒否される。その後、プロセスは、ステ
ップ1116に進み、終了する。ステップ1110で、
提供されたクラスを受け付けることができる場合、プロ
セスはステップ1112に進み、クラスl∈Uの各コネ
クションについて繰り返す。クラスl∈Uのすべてのコ
ネクションが受け付けられた場合、プロセスは、ステッ
プ1116に進み、終了する。
【0056】前述のように、この方法は、要求に対応す
る容量を予約して、システムにおける非重負荷クラスの
1つのコネクションを受け付ける。保護を増大させる目
的のためには、複数のそのような呼に対する予約も考慮
することが可能である。しかし、以下で説明するよう
に、これは通常は不要である。その理由は、単一コネク
ションに対する予約はフェアネスを有効に強制するから
である。期待されるように、VPに関する従来の文献に
記載されたロバストで効率的な資源シェアリングに関連
するすべての性質がここでも当てはまる。意図したとお
り、本発明の方法は、軽負荷での自由なシェアリングの
目標を達成しながら、重負荷では意図したトラフィック
ミックスηへとドリフトする。プロセス1100の方
法を利用したシミュレーションの結果は図9A、図9B
および図9Cに示されており、すでに説明した。
【0057】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、一
般化されたプロセッサシェアリング(GPS)スケジュ
ーラを利用して複数のサービス品質(QoS)をサポー
トする通信ネットワークの有効な管理が実現される。本
発明によれば、統計的方法を用いたGPSスケジューラ
により、異種のQoSクラスの効率的多重化が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは、GPSスケジューラを利用した出力バッ
ファスイッチの図である。Bは、本発明によるノードに
おけるマルチクラスGPSスケジューラの図である。
【図2】本発明による中心極限近似およびChernoff近似
を利用して得られるクラスK1およびK2のいくつかの
コネクションに対する実現可能領域を示す図である。
【図3】本発明による中心極限法およびChernoff限界法
を利用して得られる、トラフィックミックスηの関数と
しての重みの比φ/φを示す図である。
【図4】本発明によるChernoff限界法を利用して得られ
るクラスK1およびK2のいくつかのコネクションに対
する厳密および近似実現可能領域を示す図である。
【図5】本発明による改良されたChernoff近似を利用し
て得られるクラスK1およびK2のいくつかのコネクシ
ョンに対する厳密および近似実現可能領域を示す図であ
る。
【図6】クラスK1、K2およびK3のいくつかのコネ
クションに対する実現可能領域を示す図である。
【図7】本発明の一実施例による、重み{φ }と、
コネクションクラスとは独立のグローバルパラメータΩ
および{s }の最適値を反復的に解くプロセスを示
す図である。
【図8】本発明の一実施例による、必要性に基づくコネ
クション受付制御法の効率のさまざまな測定値を示す図
である。
【図9】本発明の一実施例による、仮想パーティショニ
ングに基づくコネクション受付制御法の効率のさまざま
な測定値を示す図である。
【図10】本発明の一実施例による、必要性に基づくコ
ネクション受付制御法のプロセスを示す図である。
【図11】本発明の一実施例による、仮想パーティショ
ニングに基づくコネクション受付制御法のプロセスを示
す図である。
【符号の説明】
100 2×2出力バッファスイッチ 101 入力リンク 102 入力リンク 103 スイッチファブリック 110 中間入力コネクション 111 中間入力コネクション 112 コネクションバッファ 115 GPS入力ノード 150 プロセッサシェアリングノード 151 プロセッサシェアリングノード 155 GPSスケジューラ 156 プログラム可能プロセッサ 157 メモリ 160 出力リンク 161 出力リンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New Je rsey 07974−0636U.S.A. (72)発明者 クリシュナン クマラン アメリカ合衆国、07076 ニュージャージ ー州、スコッチ プレーンズ、スプルース ミル レーン 257 (72)発明者 ジェフリー エドマンド マーグレーブ アメリカ合衆国、60540 イリノイ州、ネ イパービル、ライラック レーン 931 (72)発明者 デバシス ミトラ アメリカ合衆国、07901 ニュージャージ ー州、サミット、サミット アベニュー アパートメント 43、133 (72)発明者 キース アール スタンリー アメリカ合衆国、60555 イリノイ州、ウ ォレンビル、ロスト メドウズ レーン 29W120

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3個以上のコネクションクラスを含む複
    数の入力コネクションに対して出力帯域幅を割り当てる
    一般化プロセッサシェアリング(GPS)スケジューラ
    において、 各コネクションクラスは相異なるデータタイプを表し、 各入力コネクションをバッファリングする複数のバッフ
    ァと、 各入力コネクションに対する所定の初期コネクション重
    みを記憶するメモリと、 各入力コネクションに対して記憶された初期コネクショ
    ン重みに基づいて各コネクションクラスの各入力コネク
    ションにある割合の出力帯域幅を割り当てる手段と、 各コネクションクラスによって使用される出力帯域幅の
    割合を測定する手段と、 各コネクションクラスに対する最小のサービス品質(Q
    oS)レベルを維持することと両立する限りで各入力コ
    ネクションに対して初期コネクション重みを調節する手
    段とを有することを特徴とするGPSスケジューラ。
  2. 【請求項2】 各コネクションクラスは、相異なる要求
    される最小のサービス品質(QoS)を有することを特
    徴とする請求項1記載のGPSスケジューラ。
  3. 【請求項3】 各コネクションクラスは、1つ以上の入
    力コネクションを含むことを特徴とする請求項2記載の
    GPSスケジューラ。
  4. 【請求項4】 初期コネクション重みは、動作の実現可
    能領域を最大化するように調節され、動作の実現可能領
    域は、中心極限定理の適用により決定されることを特徴
    とする請求項3記載のGPSスケジューラ。
  5. 【請求項5】 バッファは、各コネクションクラスの入
    力コネクションのデュアルリーキーバケット規制を行う
    ことを特徴とする請求項4記載のGPSスケジューラ。
  6. 【請求項6】 任意個数の入力コネクションクラスに対
    して出力帯域幅を割り当てる一般化プロセッサシェアリ
    ング(GPS)スケジューラにおいて、 各コネクションクラスは相異なるデータタイプを表し、 入力コネクションをバッファリングする複数のバッファ
    と、 各入力コネクションに対する所定の初期コネクション重
    みを記憶するメモリと、 各入力コネクションに対して記憶された初期コネクショ
    ン重みに基づいて各コネクションクラスの各入力コネク
    ションにある割合の出力帯域幅を割り当てる手段と、 各コネクションクラスによって使用される出力帯域幅の
    割合を測定する手段と、 各コネクションクラスに対する所定の最小のサービス品
    質(QoS)レベルを維持しながら各入力コネクション
    に対して初期コネクション重みを調節する手段とを有す
    ることを特徴とするGPSスケジューラ。
  7. 【請求項7】 各コネクションクラスは、相異なる要求
    される最小のサービス品質(QoS)を有することを特
    徴とする請求項6記載のGPSスケジューラ。
  8. 【請求項8】 各コネクションクラスは、1つ以上の入
    力コネクションを含むことを特徴とする請求項7記載の
    GPSスケジューラ。
  9. 【請求項9】 前記初期コネクション重みを調節する手
    段は、適応中心極限近似に基づいて、動作の実現可能領
    域を実質的に最大化するように重みを調節することを特
    徴とする請求項8記載のGPSスケジューラ。
  10. 【請求項10】 バッファは、入力コネクションのデュ
    アルリーキーバケット規制を行うことを特徴とする請求
    項9記載のGPSスケジューラ。
  11. 【請求項11】 3個以上のコネクションクラスを含む
    複数の入力コネクションに対して出力帯域幅を割り当て
    る一般化プロセッサシェアリング(GPS)スケジュー
    ラにおいて、 各コネクションクラスは相異なるデータタイプを表し、 入力コネクションをバッファリングする複数のバッファ
    と、 各入力コネクションに対する所定の初期コネクション重
    みを記憶するメモリと、 各入力コネクションに対して記憶された初期コネクショ
    ン重みに基づいて各コネクションクラスの各入力コネク
    ションにある割合の出力帯域幅を割り当てる手段と、 各コネクションクラスによって使用される出力帯域幅の
    割合を測定する手段と、 各コネクションクラスに対する最小のサービス品質(Q
    oS)レベルを維持するように各入力コネクションに対
    して初期コネクション重みを自動的に調節する手段とを
    有することを特徴とするGPSスケジューラ。
  12. 【請求項12】 各コネクションクラスは、相異なる要
    求される最小のサービス品質(QoS)を有することを
    特徴とする請求項11記載のGPSスケジューラ。
  13. 【請求項13】 各コネクションクラスは、1つ以上の
    入力コネクションを含むことを特徴とする請求項12記
    載のGPSスケジューラ。
  14. 【請求項14】 前記初期コネクション重みを自動的に
    調節する手段は、動作の実現可能領域を調節し、動作の
    実現可能領域は、適応中心極限近似により決定されるこ
    とを特徴とする請求項13記載のGPSスケジューラ。
  15. 【請求項15】 バッファは、各コネクションクラスの
    入力コネクションのデュアルリーキーバケット規制を行
    うことを特徴とする請求項14記載のGPSスケジュー
    ラ。
  16. 【請求項16】 一般化プロセッサシェアリング(GP
    S)スケジューリングおよびネットワーク制御の方法に
    おいて、 3個のコネクションクラスが、全リンク帯域幅Cのノー
    ドにあるGPSスケジューラに提示され、 各クラスj(j=1,2,3)は、K個のコネクショ
    ンを含み、サービス品質(QoS)損失確率L、無損
    失多重化帯域幅e 、アクティビティ係数a により
    特徴づけられ、 各コネクションは、対応するバッファと、該コネクショ
    ンに割り当てられる帯域幅Cの割合を決定する割り当て
    られた重みφとを有し、 第1コネクションクラス内のコネクション数Kと、第
    1コネクションクラス内の各コネクションの重みφ
    を計算するステップと、 第2コネクションクラス内のコネクション数Kと、第
    2コネクションクラス内の各コネクションの重みφ
    を計算するステップと、 第3コネクションクラス内のコネクション数Kと、第
    3コネクションクラス内の各コネクションの重みφ
    を計算するステップとを有することを特徴とする、GP
    Sスケジューリングおよびネットワーク制御の方法。
  17. 【請求項17】 ξ は、コネクションがアクティブ
    である場合に値1をとり、それ以外の場合に値0をと
    る、クラスjのi番目のコネクションに対するアクティ
    ビティインジケータを表す独立の2元確率変数であり、
    は、クラスjのi番目のコネクションに対して対応
    するバッファおよび帯域幅が利用される時間の割合であ
    るとして、式 【数1】 を満たすようにコネクション重みφを計算するステッ
    プをさらに有することを特徴とする請求項16記載の方
    法。
  18. 【請求項18】 j=1,2,...,nとして、3個以
    上の入力コネクションクラスjが前記ノードにあるGP
    Sスケジューラに提示され、 n番目のコネクションクラス内のコネクション数K
    と、n番目のコネクションクラス内の各コネクション
    の重みφとを計算するステップをさらに有することを
    特徴とする請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 中心極限定理を利用したGPSスケジ
    ューリングおよびネットワーク制御の方法において、 N個のコネクションクラスが、全リンク帯域幅Cのノー
    ドにあるGPSスケジューラに提示され、 各クラスjは、K個のコネクションを含み、サービス
    品質(QoS)損失確率L、無損失多重化帯域幅e
    、アクティビティ係数aにより特徴づけられ、 各コネクションは、対応するバッファと、該コネクショ
    ンに割り当てられる帯域幅の割合を決定する割り当てら
    れた重みφとを有し、 次式を満たすように、各クラスに対する重み割当てφ
    と収容可能数ベクトルKとを計算するステップと、 【数2】 は、平均0、分散1で正規分布するとして、各クラ
    スkに対して、次式を満たすように、正規分布するアク
    ティビティインジケータaの和を計算するステップ
    と、 【数3】 次式を満たすように、各コネクションクラスjに対する
    帯域幅利用率の平均m および分散vと、該コネクシ
    ョンクラスの重みφとを計算するステップと、 【数4】 を有し、コネクションクラスとは独立なグローバルパラ
    メータΔは、三次方程式のただ1つの正の解であること
    を特徴とする、中心極限定理を利用したGPSスケジュ
    ーリングおよびネットワーク制御の方法。
  20. 【請求項20】 式 【数5】 を満たすコネクション数ベクトルKの実現可能領域Rを
    計算するステップをさらに有することを特徴とする請求
    項19記載の方法。
  21. 【請求項21】 初期コネクション重みは、動作の実現
    可能領域を最大化するように調節され、動作の実現可能
    領域は、Chernoff近似を利用した近似により決定される
    ことを特徴とする請求項3記載のGPSスケジューラ。
  22. 【請求項22】 バッファは、各コネクションクラスの
    入力コネクションのデュアルリーキーバケット規制を行
    うことを特徴とする請求項21記載のGPSスケジュー
    ラ。
  23. 【請求項23】 各コネクションクラスは、2つ以上の
    入力コネクションを含むことを特徴とする請求項7記載
    のGPSスケジューラ。
  24. 【請求項24】 前記初期コネクション重みを調節する
    手段は、適応Chernoff近似に基づいて、動作の実現可能
    領域を実質的に最大化するように重みを調節することを
    特徴とする請求項23記載のGPSスケジューラ。
  25. 【請求項25】 バッファは、入力コネクションのデュ
    アルリーキーバケット規制を行うことを特徴とする請求
    項24記載のGPSスケジューラ。
  26. 【請求項26】 3個以上のコネクションクラスを含む
    複数の入力コネクションに対して出力帯域幅を割り当て
    る一般化プロセッサシェアリング(GPS)スケジュー
    ラにおいて、 各コネクションクラスは相異なるデータタイプを表し、 入力コネクションをバッファリングする複数のバッファ
    と、 各入力コネクションに対する所定の初期コネクション重
    みを記憶するメモリと、 各入力コネクションに対して記憶された初期コネクショ
    ン重みに基づいて各コネクションクラスの各入力コネク
    ションにある割合の出力帯域幅を割り当てる手段と、 各コネクションクラスによって使用される出力帯域幅の
    割合を測定する手段と、 各コネクションクラスに対する最小のサービス品質(Q
    oS)レベルを維持するように各入力コネクションに対
    して初期コネクション重みを反復的かつ自動的に調節す
    る手段とを有することを特徴とするGPSスケジュー
    ラ。
  27. 【請求項27】 各コネクションクラスは、相異なる要
    求される最小のサービス品質(QoS)を有することを
    特徴とする請求項26記載のGPSスケジューラ。
  28. 【請求項28】 各コネクションクラスは、1つ以上の
    入力コネクションを含むことを特徴とする請求項27記
    載のGPSスケジューラ。
  29. 【請求項29】 前記初期コネクション重みを反復的か
    つ自動的に調節する手段は、動作の実現可能領域を調節
    し、動作の実現可能領域は、適応Chernoff近似により決
    定されることを特徴とする請求項28記載のGPSスケ
    ジューラ。
  30. 【請求項30】 バッファは、各コネクションクラスの
    入力コネクションのデュアルリーキーバケット規制を行
    うことを特徴とする請求項29記載のGPSスケジュー
    ラ。
  31. 【請求項31】 中心極限定理を利用したGPSスケジ
    ューリングおよびネットワーク制御の方法において、 N個のコネクションクラスが、全リンク帯域幅Cのノー
    ドにあるGPSスケジューラに提示され、 各クラスjは、K個のコネクションを含み、サービス
    品質(QoS)損失確率L、無損失多重化帯域幅e
    、アクティビティ係数aにより特徴づけられ、 各コネクションは、対応するバッファと、該コネクショ
    ンに割り当てられる帯域幅の割合を決定する割り当てら
    れた重みφとを有し、 次式を満たすように、各クラスに対する重み割当てφ
    と収容可能数ベクトルKとを計算するステップと、 【数6】 は、平均0、分散1で正規分布するとして、各クラ
    スkに対して、次式を満たすように、正規分布するアク
    ティビティインジケータaの和を計算するステップ
    と、 【数7】 次式を満たすように、各コネクションクラスjに対する
    帯域幅利用率の平均m および分散vと、該コネクシ
    ョンクラスの重みφとを計算するステップと、 【数8】 を有し、コネクションクラスとは独立なグローバルパラ
    メータΔは、三次方程式のただ1つの正の解であること
    を特徴とする、中心極限定理を利用したGPSスケジュ
    ーリングおよびネットワーク制御の方法。
  32. 【請求項32】 式 【数9】 を満たすコネクション数ベクトルKの実現可能領域Rを
    計算するステップをさらに有することを特徴とする請求
    項31記載の方法。
  33. 【請求項33】 実現可能領域の限界に到達するとき
    に、任意個数のコネクションクラスkのトラフィックミ
    ックスの変化に応答してGPS重みφを選択する反復
    的方法において、 任意個数のコネクションクラスkのそれぞれのK個の
    コネクションに対する初期トラフィックベクトルK=
    (K,...,K)を設定するステップと、 F(φ)は対数積率母関数であるとして、次式を満
    たすように、最適重みφおよび最適グローバルパラメ
    ータΔを設定するステップと、 【数10】 重みφのコネクションを受け付けるステップとを有す
    ることを特徴とする、トラフィックミックスの変化に応
    答してGPS重みを選択する反復的方法。
  34. 【請求項34】 任意個数のコネクションクラスに対す
    るGPS重みφを選択する反復的方法において、 初期実行可能重みφ(0)を選択するステップと、 次式を満たすようにkの値を計算するステップと、 【数11】 重みφ(n)から量τeを減算することにより次の重
    みφ(n+1)を計算するステップと、 次式を満たすように次の変数sを計算するステップ
    と、 【数12】 すべてのHが等しくなるまで以上のステップを繰り返
    すステップとを有することを特徴とする、任意個数のコ
    ネクションクラスに対するGPS重みを選択する反復的
    方法。
  35. 【請求項35】 GPSスケジューラおよびネットワー
    クコントローラとして用いるのに適したプロセッサシェ
    アリングノードにおいて、 3個の入力コネクションクラスに対する、ネットワーク
    からの入力コネクションと、 ネットワークに接続するための出力コネクションと、 各コネクションクラスに割り当てる出力帯域幅の割合を
    決定するために各コネクションクラスに適用する重み
    を、記憶するために利用されるメモリと、 3個のコネクションクラスのそれぞれにより利用される
    出力帯域幅の割合を測定するために利用されるととも
    に、3個のコネクションクラスのそれぞれにより利用さ
    れる出力帯域幅の測定された割合に統計的方法を適用
    し、各コネクションクラスに適用される重みを調節して
    各クラスに最小限のサービス品質(QoS)を提供する
    ために利用されるプロセッサとを有することを特徴とす
    るプロセッサシェアリングノード。
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