JP2001283144A - 電子委任処理システム、電子委任状作成装置および電子申請書作成装置 - Google Patents

電子委任処理システム、電子委任状作成装置および電子申請書作成装置

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JP2001283144A
JP2001283144A JP2000095733A JP2000095733A JP2001283144A JP 2001283144 A JP2001283144 A JP 2001283144A JP 2000095733 A JP2000095733 A JP 2000095733A JP 2000095733 A JP2000095733 A JP 2000095733A JP 2001283144 A JP2001283144 A JP 2001283144A
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JP2000095733A
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Maki Fujikawa
真樹 藤川
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Sohgo Security Services Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 代理人による申請手続きを電子的にかつ系統
的に処理することができる電子委任処理システム装置を
提供すること。 【解決手段】 委任者サーバ3において、申請書を電子
的に構成するとともに申請者(以下、委任者)の代理人
のデジタル署名を添付した電子申請書を作成し、代理人
サーバ4において、申請手続きを代理人に委任するため
の委任状を電子的に構成するとともに前記委任者のデジ
タル署名を添付した電子委任状を作成する。そして、陸
運事務所サーバ2が、これら電子申請書および電子委任
状を入力し、代理人および委任者のデジタル署名を検証
することで代理人による申請手続きを電子的に処理す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、申請書を電子的
に構成するとともに申請者(以下、委任者と称する)の
代理人のデジタル署名を添付した電子申請書と、申請手
続きを代理人に委任するための委任状を電子的に構成す
るとともに委任者のデジタル署名を添付した電子委任状
と、をネットワークを介して送受信することで、代理人
による申請手続きを電子的に処理することができる電子
委任処理システム、電子委任状作成装置および電子申請
書作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年において急速に利用が広まったイン
ターネットは、オープンなネットワークであるがゆえ
に、自分が送信したデータが第三者に盗み見される可能
性を否定できないという問題を有している。そこで、暗
号化技術を導入することで、WWW(World Wi
de Web)サーバとWWWブラウザとの間でクレジ
ット・カード番号などを安全に送信したり、メールの送
信者や内容が偽造されたりしていないことを証明すると
いったデータの保安性が図られている。
【0003】暗号化技術の代表的なものとして共通鍵暗
号法と公開鍵暗号法が知られている。共通鍵暗号法は、
自分と相手が同じ暗号鍵を使って暗号化と復号化をおこ
なう方法である。一方、公開鍵暗号法は、現在主流とな
っている暗号方法であり、秘密鍵と公開鍵という二つの
鍵ペアを用いて暗号化と復号化をおこない、どちらか一
方の鍵で暗号化したデータは、もう一方の鍵を使わない
と復号化できないという特徴を有している。
【0004】この公開鍵暗号法において、秘密鍵は、そ
の名の通り、所持者(使用権限のある者)だけが自由に
使うことができるため、自身で安全に管理しなければい
けない。また、公開鍵は、WWW(World Wid
e Web)上等で広く公開されており、誰でも取得し
て利用できるようにされている。ここで、秘密鍵を使っ
て暗号化することは、復号化するための公開鍵を誰もが
入手できるので一見意味がない様に思えるが、実はそう
ではなく、秘密鍵を使ってデータを暗号化すれば、その
データをペアとなる公開鍵で復号化することにより、確
かにそのデータが秘密鍵保持者によって暗号化されたこ
とを確認できるという利点を有している。すなわち、こ
れにより本人性を確認することができ、この性質を利用
したものが、いわゆるデジタル署名である。
【0005】デジタル署名は、送信者(作成者)を特定
するために、電子的に作成された文書(メッセージ)に
添付され、電子商取引や電子申請をサポートする電子認
証システムにおいて、非常に重要な役割を果たしてい
る。デジタル署名は、具体的には、送信者により作成さ
れたメッセージからハッシュ値を抽出することでメッセ
ージの縮小版であるメッセージダイジェストを作成し、
つづいてこのメッセージダイジェストを送信者自身の秘
密鍵で暗号化することにより作成される。
【0006】このデジタル署名を利用した認証システム
は、認証書保持者(メッセージ送信者)、認証書依拠者
(メッセージ受信者)および認証局(公開鍵認証書発行
者)の三者により構成されるのが一般的である。ここ
で、公開鍵認証書とは、メッセージ送信者が誰であるか
を確認できるものであり、通常、認証を受けたメッセー
ジ送信者の公開鍵とそのメッセージ送信者に関する情報
(属性)とが含まれている。また、公開鍵認証書は認証
局から発行され、発行を受けた本人のみが、その認証書
に対応する秘密鍵を使用することができる。さらに、公
開鍵認証書には、発行元の認証局を明らかにするため
に、認証局のデジタル署名がされている。よって、認証
局は、強い公共性を持った第三者信用機関である場合が
多い。
【0007】一方、現実の紙媒体による申請手続におい
ては、ある文書の決済に実印を用いた場合、実印の印鑑
証明書を添付させることがある。これにより、その文書
が確かに実印所持者によって決済されたことを第三者に
認証させることができる。これは、実印は所持者によっ
て厳重に保管されているべきものであり、所持者以外に
よる押印はできないこと、そして印鑑証明書によって決
済文書の押印が実印であることを検証できるためであ
る。このため、印鑑証明書によって決済文書は法的にも
有効な文書となり、法廷の場でも証拠品として提出され
ることも少なくない。
【0008】そこで、これと同様に、電子的な決済文書
にも上記したデジタル署名を添付した法的な効力を持た
せるという「電子署名法」がドイツ、韓国、シンガポー
ル等世界各国で成立している。日本政府でも、企業間取
引においてデジタル署名された決済文書に法的な効力を
持たせるという「電子署名・認証法案」の検討が進めら
れている。
【0009】この「電子署名・認証法案」を皮切りに、
民法・商法等の改正がおこなわれ、企業間取引だけでな
く、個人によってデジタル署名された文書に対しても法
的な効力を持たせる制度的インフラが整備されていくも
のと思われる。この際、デジタル署名は「実印の押印」
として決済文書に用いられ、デジタル署名を検証する
「公開鍵証明書」は、押印が実印であることを証明する
「印鑑証明書」として広く使用されると予想される。
【0010】さて、「実印の押印」および「印鑑証明
書」を必要とする文書に「委任状」がある。「委任状」
は委任者が自分の持つ権限を、信頼できる第三者(代理
人)に一時的に委任することを明記した文書である。
「委任状」は、例えば、登記の申請や住民票の発行申
請、自動車の登録申請等の手続を本人に代わって代理人
に委任するときに用いられる。
【0011】ここで、従来の委任状を要する手続の流れ
について、陸運事務所に自動車の新規登録を申請する例
を用いて説明する。自動車の新規登録は、原則として申
請者本人が陸運事務所窓口に行き、申請をおこなうこと
になっている。しかし、時間や場所等の制限から、申請
者本人が陸運事務所窓口に行けない場合があり、また一
般にそのような諸手続は煩雑であるために時間を多く要
してしまうという問題がある。
【0012】そこで、申請者本人は、信頼できる代理人
(一般には自動車販売店等)を立てて申請の代行を依頼
する。この際、申請者本人(以下、委任者)は「委任
状」を作成し、代理人に申請に関する権限を委任するこ
とを明記する。図24は、自動車の新規登録を委任する
際の委任状の例を示す図である。
【0013】一般に、委任状としては、図24に示すよ
うな陸運事務所等の申請書受理機関での所定の様式が用
いられるが、原則として、図25に示すように「代理人
に関する情報(以下、代理人属性情報)」、「代理人に
委任する権限の内容(以下、委任属性情報)」、「委任
者に関する情報(以下、委任者属性情報)」の三つから
構成されている。
【0014】図25において、「代理人属性情報」とし
ては、代理人の氏名、住所が記載され、「委任属性情
報」としては、代理人に委任する権限の内容(ここでは
自動車の新規登録)が記載される。また、「委任者属性
情報」としては、委任者の氏名、住所、委任日時が記載
され、これに委任者の実印が押印される。
【0015】なお、委任状には実印を押印するため、実
印の「印鑑証明書」を添付し、代理人に手渡す。図26
は、この「印鑑証明書」の例を示す図である。このよう
に実印の「印鑑証明書」を添付した委任状を受け取った
代理人は、自動車の新規登録に関する権限を行使できる
ようになる。自動車の新規登録に関する権限とは、新規
登録書類の作成、陸運事務所窓口での申請手続である。
もちろん、代理人は自動車の新規登録以外の権限(自動
車の新規検査、移転登録、変更登録、抹消登録、自動車
検査証記入)を行使することはできない。
【0016】代理人は委任者に代わって自動車の新規登
録に必要な書類を作成し、自分の実印で書類に押印す
る。そして「委任状」とともに陸運事務所窓口に提出す
る。この際、代理人は自分の実印の「印鑑証明書」も持
参する。陸運事務所は、委任状に添付されている委任者
の「印鑑証明書」を用いて、委任状内の「委任者の押
印」を検証する。同様に代理人の「印鑑証明書」を用い
て、申請書類内の「代理人の押印」を検証した後、自動
車の新規登録処理をおこなう。
【0017】なお、委任者によって代理人に委任された
自動車の新規登録に関する権限は、陸運事務所に委任状
を提出し、自動車の新規登録処理が終了した時点で委任
者に帰属する。よって、再び代理人が委任者に代わって
同じ自動車の新規登録を行使することはできない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明したよう
に、インターネットの普及とデジタル署名による電子文
書の認証技術の発展によって、今後、申請者は、時間や
場所の問題に制限を受けることなく、より簡易に申請手
続を遂行することができることが予想される。よって、
代理人による申請手続は、その時間や場所の問題を理由
とした存在価値はなくなる傾向にあると思われる。
【0019】しかしながら、上述したような陸運事務所
への自動車の新規登録の申請手続や行政書士または弁理
士等の業務内容のように、申請手続をするに際し専門的
な知識を要する場合には、どうしてもそれらの専門家に
申請手続を委任する必要が生じてくる。このような背景
から、上述した「委任状」も電子化されることが予想さ
れる。
【0020】また、電子的に処理される「委任状」(以
下、電子委任状と称する)を、従来のデジタル署名を添
付した単なる電子メールの送受信として取り扱うのは、
電子委任状の様式の統一化や、申請手続を受理する各行
政機関での管理が複雑となり、より系統化された認証シ
ステムが必要となる。
【0021】この発明は上記従来技術の背景に基づいて
要求されるものであり、代理人のデジタル署名を添付し
た電子申請書と、委任者のデジタル署名を添付した電子
委任状と、をネットワークを介して送受信することによ
り代理人による申請手続きを電子的にかつ系統的に高信
頼に処理することができる電子委任処理システム、電子
委任状作成装置および電子申請書作成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、この発明にかかる電子委任処理シ
ステムにあっては、申請書を電子的に構成するとともに
申請者(以下、委任者)の代理人のデジタル署名を添付
した電子申請書を作成する電子申請書作成装置と、申請
手続きを代理人に委任するための委任状を電子的に構成
するとともに前記委任者のデジタル署名を添付した電子
委任状を作成する電子委任状作成装置と、前記電子申請
書および前記電子委任状を入力し、前記代理人および前
記委任者のデジタル署名を検証することで前記代理人に
よる申請手続きを電子的に処理する電子委任処理装置
と、を備えたことを特徴としている。
【0023】つぎの発明にかかる電子委任処理システム
にあっては、上記発明において、前記電子委任状作成装
置は、委任内容を示す委任属性情報、前記委任者に関す
る情報を示す委任者属性情報および前記代理人に関する
情報を示す代理人属性情報を入力し、入力した委任属性
情報、委任者属性情報および代理人属性情報に対する前
記委任者のデジタル署名を作成するとともに、前記委任
属性情報、前記委任者属性情報および前記代理人属性情
報に前記委任者のデジタル署名を添付することで前記電
子委任状を作成することを特徴としている。
【0024】つぎの発明にかかる電子委任処理システム
にあっては、上記発明において、前記電子委任状作成装
置は、前記代理人属性情報を前記電子申請書作成装置か
ら通信回線を介して入力することを特徴としている。
【0025】つぎの発明にかかる電子委任処理システム
にあっては、上記発明において、前記電子委任状作成装
置は、前記委任者のデジタル署名を、前記委任属性情
報、委任者属性情報および代理人属性情報からハッシュ
値を抽出し、抽出したハッシュ値を前記委任者の暗号鍵
で暗号化することで作成することを特徴としている。
【0026】つぎの発明にかかる電子委任処理システム
にあっては、上記発明において、前記電子委任状作成装
置は、前記暗号鍵として前記委任者の秘密鍵を用い、前
記電子委任状を作成する際に、前記委任者の公開鍵を含
むとともに当該公開鍵の認証を受けた委任者用公開鍵証
明書を添付することを特徴としている。
【0027】つぎの発明にかかる電子委任処理システム
にあっては、上記発明において、前記電子委任状作成装
置は、前記委任者属性情報および前記委任者用公開鍵証
明書を、少なくとも前記委任者に関する情報と前記委任
者の公開鍵と当該公開鍵の認証情報とを含んだ公開鍵証
明書に代えて用いることを特徴としている。
【0028】つぎの発明にかかる電子委任処理システム
にあっては、上記発明において、前記電子委任状作成装
置は、前記代理人属性情報を、少なくとも前記代理人に
関する情報と前記代理人の公開鍵と当該公開鍵の認証情
報とを含んだ代理人用公開鍵証明書に代えて用いること
を特徴としている。
【0029】つぎの発明にかかる電子委任処理システム
にあっては、上記発明において、前記電子申請書作成装
置は、申請内容を示す申請属性情報、前記代理人属性情
報および前記電子委任状を入力し、入力した申請属性情
報および代理人属性情報に対する前記代理人のデジタル
署名を作成するとともに、前記申請属性情報および前記
代理人属性情報に前記代理人のデジタル署名を添付する
ことで前記電子申請書を作成し、作成した電子申請書と
前記電子委任状を出力することを特徴としている。
【0030】つぎの発明にかかる電子委任処理システム
にあっては、上記発明において、前記電子申請書作成装
置は、前記代理人のデジタル署名を、前記申請属性情報
および前記代理人属性情報おからハッシュ値を抽出し、
抽出したハッシュ値を前記代理人の暗号鍵で暗号化する
ことで作成することを特徴としている。
【0031】つぎの発明にかかる電子委任処理システム
にあっては、上記発明において、前記電子申請書作成装
置は、前記暗号鍵として前記代理人の秘密鍵を用い、前
記電子申請書を作成する際に、前記代理人の公開鍵を含
むとともに当該公開鍵の認証を受けた代理人用公開鍵証
明書を添付することを特徴としている。
【0032】つぎの発明にかかる電子委任処理システム
にあっては、上記発明において、前記電子申請書作成装
置は、前記代理人属性情報および前記代理人用公開鍵証
明書を、少なくとも前記代理人に関する情報と前記代理
人の公開鍵と当該公開鍵の認証情報とを含んだ公開鍵証
明書に代えて用いることを特徴としている。
【0033】つぎの発明にかかる電子委任処理システム
にあっては、上記発明において、前記電子委任処理装置
は、前記申請属性情報を含むとともに前記電子申請書に
必要な申請情報を入力するための少なくとも一種類の電
子申請書フォームと前記委任属性情報を含むとともに前
記電子委任状に必要な委任情報を入力するための少なく
とも一種類の電子委任状フォームとを記憶し、前記電子
申請書フォームまたは前記電子委任状の送信要求に対し
て、当該送信要求が示す申請手続きの種類に応じた電子
申請書フォームまたは電子委任状フォームを返信するフ
ォーム管理手段を備え、前記電子委任状作成装置は、前
記フォーム管理手段に対する送信要求により前記電子委
任状フォームを取得し、取得した電子委任状フォームを
用いて前記電子委任状を作成し、前記電子申請書作成装
置は、前記フォーム管理手段に対する送信要求により前
記電子申請書フォームを取得し、取得した電子申請書フ
ォームを用いて前記電子申請書を作成することを特徴と
している。
【0034】つぎの発明にかかる電子委任処理システム
にあっては、上記発明において、前記電子委任処理装置
は、前記電子申請書フォームを返信する際に当該電子申
請書フォームに対する前記電子委任処理装置のデジタル
署名(以下、電子申請書フォーム用デジタル署名)を添
付し、前記電子委任状フォームを返信する際に当該電子
委任状フォームに対する前記電子委任処理装置のデジタ
ル署名(以下、電子委任状フォーム用デジタル署名)を
添付するとともに、前記電子申請書および前記電子委任
状を入力した際に前記電子申請書フォーム用デジタル署
名および前記電子委任状フォーム用デジタル署名を検証
し、前記電子委任状作成装置は、前記電子委任状を作成
する際に前記電子申請書フォーム用デジタル署名を添付
し、前記電子申請書作成装置は、前記電子申請書を作成
する際に前記電子委任状フォーム用デジタル署名を添付
することを特徴としている。
【0035】つぎの発明にかかる電子委任処理システム
にあっては、上記発明において、前記電子申請書作成装
置は、ICカード書き込み手段を備え、前記電子委任状
および前記電子申請書をICカードに出力し、前記電子
委任処理装置は、ICカード読み出し手段を備え、前記
電子委任状および前記電子申請書をICカードから入力
することを特徴としている。
【0036】つぎの発明にかかる電子委任状作成装置に
あっては、申請手続きを代理人に委任するための委任状
を電子的に構成するとともに委任者のデジタル署名を添
付した電子委任状を作成する電子委任状作成装置におい
て、委任内容を示す委任属性情報、前記委任者に関する
情報を示す委任者属性情報および前記代理人に関する情
報を示す代理人属性情報を入力し、入力した委任属性情
報、委任者属性情報および代理人属性情報に対する前記
委任者のデジタル署名を作成するとともに、前記委任属
性情報、前記委任者属性情報および前記代理人属性情報
に前記委任者のデジタル署名を添付することで前記電子
委任状を作成することを特徴としている。
【0037】つぎの発明にかかる電子申請書作成装置に
あっては、申請書を電子的に構成するとともに申請者
(以下、委任者)の代理人のデジタル署名を添付した電
子申請書を作成する電子申請書作成装置において、申請
内容を示す申請属性情報と、前記代理人に関する情報を
示す代理人属性情報と、申請手続きを代理人に委任する
ための委任状を電子的に構成するとともに前記委任者の
デジタル署名を添付した電子委任状と、を入力し、入力
した申請属性情報および代理人属性情報に対する前記代
理人のデジタル署名を作成するとともに、前記申請属性
情報および前記代理人属性情報に前記代理人のデジタル
署名を添付することで前記電子申請書を作成し、作成し
た電子申請書と前記電子委任状を出力することを特徴と
している。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に、この発明にかかる電子委
任処理システム、電子委任状作成装置および電子申請書
作成装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明す
る。なお、この実施の形態によりこの発明が限定される
ものではない。なお、この実施の形態では、陸運事務所
に自動車の新規登録を申請する場合を例に挙げて、本発
明にかかる電子委任処理システムを説明する。
【0039】実施の形態1.まず、実施の形態1にかか
る電子委任処理システムについて説明する。図1は、実
施の形態1にかかる電子委任処理システムの全体構成図
である。図1に示すように電子委任処理システムは、少
なくとも、自動車の登録等をおこなう陸運事務所に設置
される陸運事務所サーバ2と、自動車を購入した者が所
有する委任者サーバ3と、購入した者に代わって自動車
の登録等をおこなう代理人が所有する代理人サーバ4と
から構成され、特にこの例では後述する公開鍵証明書を
発行するための第三者機関として、市区町村等の役所に
設置される役所サーバ1を備えている。また、これら各
サーバは、インターネット等の通信回線で接続されてい
る。以下に、各サーバの構成とその動作について説明す
る。
【0040】[役所サーバ]まず、役所サーバについて
説明する。役所サーバは通常の業務とともに認証局(C
A)の役割を果たし、主に任意の公開鍵の正当性を証明
するための公開鍵証明書を発行する装置である。なお、
認証局(CA)の機能、公開鍵証明書および公開鍵暗号
法に関しては上述したとおりであるため、ここではその
説明を省略する。
【0041】図2は、役所サーバ1の概略構成を示すブ
ロック図である。役所に設置された役所サーバ1は、図
2に示すように、公開鍵証明書発行部101と、暗号鍵
確認手段102と、署名確認手段103と、公開鍵証明
書DB104と、公開鍵証明書破棄リストDB105
と、出力手段106と、入力手段107と、記憶部10
8と、制御部109とを備えて構成される。
【0042】公開鍵証明書発行部101は、任意の公開
鍵に対する公開鍵証明書の発行をおこなう。なお、この
実施の形態では公開鍵証明書として国際電気通信連合
(ITU)の勧告に基づくX.509公開鍵証明書を用
いる。X.509は、認証書の内容定義として最も広く
利用されているものあり、その内容定義として、(1)
認証番号、(2) 署名方式、(3)認証発行局名(国
名,地域,組織,所属,名前)、(4)有効期限(開始
日時,終了日時)、(5)被認証者名、(6)被認証者
の公開鍵情報(鍵のアルゴリズム、鍵長)を含んでい
る。
【0043】暗号鍵確認手段102は、任意の公開鍵と
秘密鍵のペアが正当なものであるかの確認をおこなう。
確認手順としては、任意のコードを秘密鍵によって署名
(暗号化)し、その署名をペアとなる公開鍵で検証(復
号化)する。また、任意のコードを公開鍵で暗号化し、
ペアとなる秘密鍵で復号化して検証するようにしてもよ
い。
【0044】署名確認手段103は、電子署名されたデ
ータをその署名に使用した秘密鍵と対となる公開鍵証明
書を用いて検証をおこなう機能を果たす。公開鍵証明書
DB104は、公開鍵証明書発行部101で発行した公
開鍵証明書を記憶するデータベースである。公開鍵証明
書破棄リストDB105は、秘密鍵の紛失等により、そ
れとペアとなる公開鍵証明書を使用不可とするために、
当該公開鍵証明書を記憶するデータベースである。ま
た、出力手段106は、役所サーバ1内のデータをIC
カード等の外部の記録媒体に出力する機能を果たす。
【0045】入力手段107は、ICカード等の外部記
録媒体の情報を役所サーバ1内に入力する機能を果た
す。記憶部108は、役所サーバ1の作業領域およびハ
ードディスクである。制御部109は、演算機能を備
え、役所サーバ1内の処理の全体を統括制御する機能を
果たす。
【0046】[陸運事務所サーバ]つぎに、陸運事務所
サーバについて説明する。図3は、陸運事務所サーバ2
の概略構成を示すブロック図である。陸運事務所サーバ
2は、自動車の登録、検査、移転、抹消等をおこなうと
ころであり、図3に示すように、申請処理サーバ210
と、電子委任状WWWサーバ220と、電子申請書WW
Wサーバ230とを備えて構成される。申請処理サーバ
210は、暗号鍵確認手段211と、署名確認手段21
2と、署名手段213と、入力手段214と、電子書類
DB215と、記憶部216と、制御部217とを備え
て構成される。
【0047】電子委任状WWWサーバ220は、電子委
任状を完成させるための複数種の電子委任状フォームが
登録されており、後述する委任者サーバ3からの要求に
応じて、所望の電子委任状フォームを返信することがで
きる。図4は、委任者サーバ3が電子委任状WWWサー
バ220にアクセスした際に、表示されるWWWブラウ
ザ画面の例を示す図である。図4に示すようにWWW上
にCGI(Common Gateway Inter
face)等により、例えば、新規登録、新規検査、移
転登録等の電子委任状フォームを選択することができ
る。なお、この電子委任状フォームには、代理人に委任
する権限の内容(以下、委任属性情報と称する)が表記
されているものとする。
【0048】電子申請書WWWサーバ230は、電子申
請書を完成させるための複数種の電子申請書フォームが
登録されており、後述する代理人サーバ4からの要求に
応じて、所望の電子委任状フォームを返信することがで
きる。図5は、代理人サーバ4が電子申請書WWWサー
バ230にアクセスした際に、表示されるWWWブラウ
ザ画面の例を示す図である。図5に示すようにWWW上
にCGI等によって、新規登録、新規検査、移転登録等
の電子申請書フォームを選択することができる。なお、
この電子申請書フォームには、申請の内容(以下、申請
属性情報と称する)が表記されているものとする。
【0049】申請処理サーバ210において、暗号鍵確
認手段211は、任意の公開鍵と秘密鍵のペアが正当な
ものであるかの確認をおこなう。また、署名確認手段2
12は、電子署名されたデータを公開鍵証明書で検証す
る機能を果たす。署名手段213は、任意のデータに対
するデジタル署名を作成する機能を果たす。電子書類D
B215は、後述する電子委任処理ファイル(電子委任
状と電子申請書とから構成されるファイル)等の電子書
類を記憶するデータベースである。
【0050】入力手段214は、ICカード等の外部記
録媒体の情報を申請処理サーバ210内に入力する機能
を果たす。また、記憶部216は申請処理サーバ210
の作業領域およびハードディスクである。制御部217
は演算機能を備え、申請処理サーバ210内の処理を統
括的に制御する。
【0051】[委任者サーバ]つぎに、委任者サーバに
ついて説明する。図6は、委任者サーバ3の概略構成を
示すブロック図である。委任者サーバ3は、図6に示す
ように暗号鍵発行部301と、署名確認手段302と、
署名手段303と、出力手段304と、入力手段305
と、記憶部306と、制御部307とを備えて構成され
る。また、モニタ310が接続されている。
【0052】暗号鍵発行部301は、任意の公開鍵およ
び秘密鍵のペアを発行する機能を果たす。署名確認手段
302は、デジタル署名されたデータを公開鍵証明書で
検証し、署名手段303は任意のデータに対するデジタ
ル署名を作成する機能を果たす。出力手段304は、I
Cカード等の外部の記録媒体に委任者サーバ3内のデー
タを入力し、入力手段305は、ICカード等の外部記
録媒体の情報を委任者サーバ3内に入力する機能を果た
す。記憶部306は、委任者サーバ3の作業領域およひ
ハードディスクである。また、制御部307は、演算機
能を備え、委任者サーバ3内の処理の全体を統括的に制
御する。モニタ310はCRT等のディスプレイであ
る。なお、この委任者サーバ3は、一般的なパーソナル
コンピュータの構成で実現することもでき、他の商用の
プロバイダサーバに接続可能なクライアントであっても
よい。
【0053】[代理人サーバ]つぎに、代理人サーバに
ついて説明する。図7は、代理人サーバ4の概略構成を
示すブロック図である。代理人サーバ4は、図7に示す
ように暗号鍵発行部401と、署名確認手段402と、
署名手段403と、出力手段404と、入力手段405
と、記憶部406と、制御部407とを備えて構成され
る。また、モニタ410が接続されている。
【0054】暗号鍵発行部401は、任意の公開鍵およ
び秘密鍵のペアを発行する機能を果たす。署名確認手段
402は、デジタル署名されたデータを公開鍵証明書で
検証し、署名手段403は任意のデータに対するデジタ
ル署名を作成する。出力手段404は、ICカード等の
外部の記録媒体に代理人サーバ4内のデータを入力す
る。
【0055】また、入力手段405は、ICカード等の
外部記録媒体の情報を代理人サーバ4内に入力する機能
を果たす。記憶部406は、代理人サーバ4の作業領域
およびハードディスクである。制御部407は、演算機
能を備え、代理人サーバ4内の処理の全体を統括的に制
御する。モニタ410は、CRT等のディスプレイであ
る。なお、この代理人サーバ4は、一般的なパーソナル
コンピュータの構成により実現することもでき、他の商
用のプロバイダサーバに接続可能なクライアントであっ
てもよい。
【0056】つぎに、本発明の特徴である電子委任状に
ついて説明する。従来の文書による委任状は、上述した
ように、「代理人に関する情報(以下、代理人属性情報
と称する)」、「代理人に委任する権限の内容(委任属
性情報」、「委任者に関する情報(以下、委任者属性情
報と称する)」の三つから構成されている。
【0057】「代理人属性情報」としては、代理人の氏
名、住所等の代理人を特定するための情報である必要が
ある。そこで、本実施の形態では「代理人属性情報」と
して、上記したように、氏名、住所の情報が含まれてい
ることから、代理人のX.509公開鍵証明書を用い
る。さらに、このX.509公開鍵証明書を用いる理由
としては、役所(認証局)という信頼された第三者機関
から発行されたものであり、信頼された情報であるとい
うことが挙げられる。
【0058】「委任属性情報」は、代理人に委任する権
限の内容(ここでは自動車の新規登録)を示すものであ
る。「委任者属性情報」は、委任者の氏名、住所であ
り、ここでは、「代理人属性情報」と同様に委任者の公
開鍵証明書を用いることとする。図8は、電子委任状の
構成を示す図である。図8に示すように、この実施の形
態では、代理人の公開鍵証明書と、「委任属性情報(本
実施の形態では自動車の新規登録)」と、委任者の公開
鍵証明書と、により構成されたものを、「電子委任状」
と称する。
【0059】委任者は、上記した電子委任状に対し秘密
鍵によるデジタル署名を作成することで、「本人による
押印」をおこなう。なお、ここでは電子委任状内の委任
者の公開鍵証明書が「印鑑証明書」に相当する。この電
子委任状を受け取った者は、委任者のデジタル署名を委
任者の公開鍵証明書で検証することによって、その電子
委任状が確かに委任者が作成したものであると確認する
ことができる。
【0060】つぎに、実施の形態1にかかる電子委任処
理システムの動作について説明する。図9〜11は、実
施の形態1にかかる電子委任処理システムの動作を示す
フローチャートである。以下の説明においては、これら
図9〜11を参照する。
【0061】自動車を購入した者(以下、委任者と称す
る)は、陸運事務所に新規登録の申請をする必要があ
る。ところが、諸事情により登録作業を自らがおこなえ
ないので、手続を第三者(以下、代理人と称する)に委
任する。
【0062】まず、委任者は、委任者サーバ3の暗号鍵
発行部301で公開鍵と秘密鍵のペアを作成し(ステッ
プS101d)、図12に示すように、それらを出力手
段304にてICカード510に入力する。
【0063】つぎに、委任者は、上記した公開鍵が確か
に本人のものであると第三者に対して証明するためと、
電子委任状おける印鑑証明書として用いるための公開鍵
証明書を発行してもらうために役所に出向く。役所の職
員は、運転免許証等の身分証明書により本人(委任者)
を確認した後、暗号鍵確認手段102にて委任者のIC
カード510に記憶されている公開鍵と秘密鍵のペアが
正当なものであるかを確認する。
【0064】それらが正当なものであると確認できたな
ら、公開鍵証明書発行部101にて委任者に対し公開鍵
証明書10を発行する。そして、役所は図13に示すよ
うに、その公開鍵証明書10を出力手段106にて委任
者のICカード510に入力する。また、その公開鍵証
明書は、役所サーバ1の公開鍵証明書DB104にも登
録される。そして、委任者は、そのICカードに記録さ
れた公開鍵証明書10を入力手段305にて委任者サー
バ3の記憶部306に入力する(ステップS102
d)。
【0065】なお、この実施の形態では、委任者が委任
者サーバ3において公開鍵と秘密鍵を発行したが、役所
1が本人に代わって発行するようにしてもよい。以上
が、委任者が役所にて公開鍵証明書を取得するまでの説
明である。
【0066】つぎに、委任者が電子委任状を作成し、代
理人に自動車の新規登録を委託する動作について説明す
る。委任者は、委任者サーバ3を用いて、通信回線を介
して、陸運事務所サーバ2の電子委任状WWWサーバ2
20に接続し、図4に示したWWWブラウザ情報をモニ
タ310に表示する。そして、その電子委任状WWWサ
ーバ220に登録されているCGIの電子委任状フォー
ムのうち、今回代理人に委任する権限である、車の新規
登録を選択する。なお、この選択操作は、図示しないキ
ーボードまたはマウスでおこなう。これにより、陸運事
務所サーバ2に対して、新規登録を示した電子委任状フ
ォームの送信要求が達成される(ステップS103
d)。
【0067】陸運事務所サーバ2の電子委任状WWWサ
ーバ220は、この送信要求に応じて、新規登録用の電
子委任状フォームを取得した後(ステップS101
r)、委任者サーバ3に返信する(ステップS102
r)。すなわち、委任者サーバ3は、この新規登録用の
電子委任状フォームを記憶部306にダウンロードす
る。この際、上記委任属性情報30は、陸運事務所サー
バ2の秘密鍵によりデジタル署名されているものとす
る。ここで、取得した電子委任状フォームに含まれる委
任属性情報を特に委任属性情報30と称する。
【0068】つぎに、委任者は代理人に対し自動車の新
規登録に関する手続を依頼するために(委任状を送信す
るために)、代理人サーバ4に対し、代理人の公開鍵証
明書の送信を要求する(ステップS104d)。なお、
代理人側においても、上述した委任者サーバ3と同様
に、代理人の公開鍵と秘密鍵のペアを作成しており(ス
テップS101a)、その公開鍵証明書を入力手段40
5にて代理人サーバ4の記憶部406に入力しているも
のとする(ステップS102a)。
【0069】委任者は、この代理人の公開鍵証明書の取
得により、代理人の正当性を確認することができるとと
もに、電子委任状の「代理人属性情報」としてその公開
鍵証明書を用いることができる。なお、このときの公開
鍵証明書の取得方法については他の任意の方法でおこな
うこともできる。
【0070】代理人サーバ4は、上記した公開鍵証明書
の送信要求に応じて、代理人の公開鍵証明書を返信する
(ステップS103a)。委任者サーバ3は、代理人の
公開鍵証明書20を取得すると、取得した代理人の公開
鍵証明書20と、上記した委任属性情報30を含んだ電
子委任状フォームと、委任者の公開鍵証明書10と、か
ら電子委任状を作成する(ステップS105d)。
【0071】図14は、委任者サーバ3において作成さ
れる電子委任状の構成を示す図である。具体的には、電
子委任状は、上記した代理人の公開鍵証明書20と、委
任属性情報30と、委任者の公開鍵証明書10と、を含
み、さらに、署名手段303によってそれら電子文書に
対して作成された委任者自身のデジタル署名と、から構
成される(現在の、押印して印鑑証明書を添付すること
に相当する)。ここでは、これを電子委任状600と称
する。
【0072】委任者は、電子委任状600を作成する
と、その電子委任状600を、上述した代理人の公開鍵
証明書20に含まれる公開鍵を用いて暗号化した後、代
理人サーバ4に通信回線を介して送信する(ステップS
106d)。以上が、委任者が代理人に自動車の新規登
録に関する手続を依頼する動作、すなわち電子委任状の
送信動作である。
【0073】つぎに、代理人が実際に陸運事務所にて自
動車の新規登録の申請をおこなうまでの動作について説
明する。代理人は、代理人サーバ4より、陸運事務所サ
ーバ2の電子申請書WWWサーバ230に通信回線を介
して接続し、図5に示したWWWブラウザ情報をモニタ
410に表示する。そして、その電子申請書WWWサー
バ230に登録されているCGIの電子申請書フォーム
のうち、今回委任者により委任された権限である、車の
新規登録を選択する。なお、この選択操作は、図示しな
いキーボードまたはマウスでおこなう。これにより、陸
運事務所サーバ2に対して、新規登録を示した電子申請
書フォームの送信要求が達成される(ステップS201
a)。
【0074】陸運事務所サーバ2の電子申請書WWWサ
ーバ230は、この送信要求に応じて、新規登録用の電
子申請書フォームを取得した後(ステップS101
r)、委任者サーバ3に返信する(ステップS201
r)。すなわち、代理人サーバ4は、この新規登録用の
電子申請書フォームを記憶部406にダウンロードす
る。この際、上記電子申請書フォームは、陸運事務所サ
ーバ2の秘密鍵によりデジタル署名されているものとす
る。ここで、取得した電子申請書フォームに含まれる申
請属性情報を特に申請属性情報40と称する。
【0075】そして、電子申請書フォームに所定事項を
記入し、代理人サーバ4の記憶部406にダウンロード
する。この際、申請属性情報40は、陸運事務所サーバ
2の秘密鍵によりデジタル署名されているものとする。
【0076】つぎに、代理人サーバ4は、上記した電子
申請書フォームに、代理人の公開鍵証明書20を埋め込
むことで、電子申請書を作成する(ステップS202
a)。図15は、代理人サーバ4において作成される電
子申請書の構成を示す図である。具体的には、電子申請
書は、上記した代理人の公開鍵証明書20および申請属
性情報40を含み、さらに、署名手段403によってそ
れら電子文書に対して作成された代理人自身のデジタル
署名と、から構成される(現在の、自動車の新規登録用
申請書に押印をして印鑑証明書を添付したものに相当す
る)。ここでは、これを電子申請書700と称する。
【0077】そして、代理人サーバ4は、先ほど委任者
サーバ3から取得した電子委任状600と、上記した電
子申請書700を出力手段404にてICカード520
に入力する(ステップS203a)。以下、これら2つ
の電子委任状600と電子申請書700とによって構成
されるファイルを電子委任処理ファイルと称する。図1
6は、代理人のICカード520の記録内容を説明する
ための説明図である。図16に示すように、この段階で
は、代理人のICカード520には、自身の秘密鍵と、
公開鍵証明書20と、電子委任状600と、電子申請書
700とが記録されている。
【0078】つづいて、代理人サーバ4は、上述した各
種データが記録されたICカード520を持参して、陸
運事務所に自動車の新規登録申請のために出向く。代理
人は、陸運事務所にて、持参したICカード520を提
出する。これにより、陸運事務所サーバ2は、入力手段
214を介して、このICカード520内の電子委任処
理ファイル(電子申請書700および電子委任状60
0)と代理人自身の公開鍵証明書20を記憶部216に
入力する(ステップS301r)。
【0079】そして、陸運事務所サーバ2は、この電子
委任処理ファイルと同じ内容を示すものが過去に提出さ
れていないことを検証するため、電子書類DB215を
検索する(ステップS302r)。その電子書類DB2
15に同一の電子委任状600および電子申請書700
がないことが確認されると、陸運事務所サーバ2は、代
理人より提出された電子申請書700および電子委任状
600が正当なもの、つまりその陸運事務所から発行さ
れたものである否か確認する。
【0080】これは、先に説明したとおり、電子委任状
600に含まれる委任属性情報30と電子申請書700
に含まれる申請属性情報40には、陸運事務所サーバ2
の秘密鍵によるデジタル署名が添付されているため、署
名確認手段212によりこれを検証することができるこ
とに基づく。
【0081】さらに、陸運事務所サーバ2は、代理人の
秘密鍵と公開鍵証明書20のペアが正当なものであるか
を署名確認手段212にて検証する。それに付随して、
陸運事務所サーバ2は、役所サーバ1に対して、代理人
の公開鍵証明書に関する情報の送信を要求する(ステッ
プS303r)。
【0082】役所サーバ1は、この送信要求に対して、
公開鍵証明書DB104から要求対象となっている公開
鍵証明書情報を取得し(ステップS301p)、取得し
た公開鍵証明書情報を陸運事務所サーバ2に返信する
(ステップS302p)。陸運事務所サーバ2は、この
公開鍵証明書情報の取得により、上記した代理人の公開
鍵証明書20が有効であるか否かを確認する(ステップ
S304r)。
【0083】陸運事務所サーバ2は、公開鍵証明書20
が有効なものであることを確認すると、つぎに電子申請
書700の代理人のデジタル署名を署名確認手段212
によって確認する。以上の作業により、陸運事務所側
は、「委任状における代理人」と「電子申請書の記載
者」と「申請者(申請に来た者)」が同一であることを
検証することができる。
【0084】つぎに、陸運事務所サーバ2は、署名確認
手段212によって、電子委任状600のデジタル署名
を検証し、その電子委任状600が委任者によって作成
されたことを確認する。さらに、陸運事務所サーバ2
は、委任者の公開鍵証明書10が正当なものであるかを
検証するために、役所サーバ1に対して、委任者の公開
鍵証明書に関する情報の送信を要求する(ステップS3
05r)。
【0085】役所サーバ1は、この送信要求に対して、
公開鍵証明書DB104から要求対象となっている公開
鍵証明書情報を取得し(ステップS303p)、取得し
た公開鍵証明書情報を陸運事務所サーバ2に返信する
(ステップS304p)。陸運事務所サーバ2は、この
公開鍵証明書情報の取得により、上記した委任者の公開
鍵証明書10が有効であるか否かを確認する(ステップ
S306r)。
【0086】陸運事務所サーバ2は、公開鍵証明書10
が有効なものであることを確認して、一連の処理を問題
なく終了することで、つぎの事項が証明されたことにな
る。 電子委任状600(委任属性情報30)は陸運事務所
から発行されたものであること。 電子委任状600は委任者の公開鍵証明書が添付され
てデジタル署名されていること。 電子申請書700(電子申請書フォーム40)は陸運
事務所から発行されたものであること。 電子申請書700は代理人が作成したものであるこ
と。
【0087】これらが確認されると、陸運事務所サーバ
2は、電子委任状600および電子申請書700(すな
わち電子委任処理ファイル)を受理し、代理人による手
続を完了させるとともに、受理した電子委任処理ファイ
ルを電子書類DB215に登録する(ステップS307
r)。これは、上述したように、以後、同じ電子委任状
または電子申請書を用いて不正に手続がされることを防
止するためである。
【0088】なお、上記した実施の形態1においては、
電子委任状600の「代理人属性情報」として代理人の
公開鍵証明書20を用いたが、委任属性情報30中に含
める、もしくは通常のテキストデータでもよい。
【0089】以上に説明したとおり、実施の形態1にか
かる電子委任処理システムによれば、代理人サーバ4に
よって、申請書を電子的に構成するとともに代理人のデ
ジタル署名を添付した電子申請書700を作成し、委任
者サーバ3によって、申請手続きを代理人に委任するた
めの委任状を電子的に構成するとともに委任者のデジタ
ル署名を添付した電子委任状600を作成して、これら
電子申請書700と電子委任状600を、申請処理をお
こなう陸運事務所サーバ2に入力することで代理人によ
る申請手続きが電子的に処理されるので、委任者および
代理人のデジタル署名によって本人による手続であると
の確証を得ることができ、委任状に関す処理を電子的に
統括的かつ高信頼に実現することができる。
【0090】また、委任者属性情報および代理人属性情
報を、それぞれ委任者および代理人の公開鍵証明書の内
容定義から抽出して利用しているので、電子申請書およ
び電子委任状を構成するデータの量を軽減させることが
でき、その電子申請書および電子委任状を管理するのが
容易となるという利点を有している。
【0091】さらに、電子委任状600および電子申請
書700を作成する際に、それぞれ陸運事務所サーバ2
によってデジタル署名を受けたフォームを用いるので、
陸運事務所サーバ2において、電子委任状600および
電子申請書700の正当性の検証が慎重かつ十分におこ
なうことができ、電子委任処理の信頼性をより向上させ
ることができる。
【0092】実施の形態2.つぎに、実施の形態2にか
かる電子委任処理システムについて説明する。実施の形
態2にかかる電子委任処理システムは、実施の形態1に
おいて委任者属性情報および代理人属性情報としても用
いられたX.509公開鍵証明書を、独自の内容定義の
公開鍵証明書および属性証明書とした点で異なる。
【0093】X.509公開鍵証明書は、属性情報とし
て、住所、氏名、電子メールアドレス、所属および所属
部署等の個人情報を含んでいるが、一般的に委任状に
は、その個人情報として住所および氏名を記載すれば十
分な場合が多い。すなわち、上述したX.509公開鍵
証明書に含まれる電子メールアドレス、所属および所属
部署は不要となる。そこで、実施の形態2では属性証明
書の概念を用い、必要な属性情報(この例では住所およ
び氏名)のみを公開鍵証明書に添付する。
【0094】役所サーバは、実施の形態1と同様に認証
局(CA)の役割を果たすものだが、X.509公開鍵
証明書ではなく、独自の内容定義で構成される公開鍵証
明書(以下、公開鍵証明書)および属性証明書を発行す
る。ここで、公開鍵証明書および属性証明書について詳
細に説明する。
【0095】図17は、実施の形態2において用いられ
る公開鍵証明書を説明するための説明図である。図17
に示すように、実施の形態2において用いられる公開鍵
証明書には、X.509公開鍵証明書のような個人の属
性情報は含まれていない。その代わり、その公開鍵証明
書にはID情報が含まれている。
【0096】図18は、実施の形態2において用いられ
る属性証明書を説明するための説明図である。図17に
示すように、実施の形態2において用いられる属性証明
書は、氏名、本籍地、現住所、性別等、個人の属性情報
毎に一つずつ発行される。
【0097】そして、それぞれの属性証明書には、それ
に対応する公開鍵証明書と同じID情報を含んでいる。
このID情報より公開鍵証明書と属性証明書とを関連付
けることができる。よって、このような構成の下におい
ては、公開鍵証明書に対して必要な属性証明書だけを添
付すればよいことになる。すなわち、自動車の新規登録
にかかる委任状を作成する場合は、公開鍵証明書に「氏
名」と「住所」の属性証明書を添付すればよい。
【0098】つぎに、役所サーバ、陸運事務所サーバ、
委任者サーバ、代理人サーバを説明するが、陸運事務所
サーバ、委任者サーバ、代理人サーバについては実施の
形態1と同様であるため、ここではそれらの説明を省略
する。
【0099】よって、実施の形態2にかかる役所サーバ
について説明する。図19は、実施の形態2にかかる役
所サーバの概略構成を示すブロック図である。図19に
示すように、役所サーバ1’は、公開鍵証明書発行部1
01aと、属性証明書発行部101bと、暗号鍵確認手
段102と、署名確認手段103と、公開鍵証明書DB
104と、公開鍵証明書破棄リストDB105と、出力
手段106と、入力手段107と、記憶部108と、制
御部109と、を備えて構成される。なお、図2と共通
する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0100】図19において、公開鍵証明書発行部10
1aは、公開鍵証明書の発行をおこない、属性証明書発
行部101bは、任意の属性が記載された属性証明書の
発行をおこなう。
【0101】つぎに、この実施の形態2にかかる電子委
任処理システムの動作について説明する。なお、概ねは
実施の形態1と同一であるので、重複する説明は省略す
る。委任者は、まず、委任者サーバ3の暗号鍵発行部3
01で公開鍵と秘密鍵のペアを作成し、それらを出力手
段304にてICカード510に入力する。
【0102】つぎに委任者は公開鍵証明書および属性証
明書を発行してもらうために役所に出向く。なお、この
実施の形態では自動車の新規登録にかかる電子委任状を
作成する場合を例に挙げているので、属性証明書として
「氏名」と「現住所」を発行してもらう。
【0103】役所の職員は、運転免許証等の身分証明書
により本人(委任者)を確認してから、暗号鍵確認手段
102にて委任者のICカード510に記録されている
公開鍵と秘密鍵のペアが正当なものであるか確認する。
それらが正当なペアであると確認されたならば、公開鍵
証明書発行部101aにて委任者に対し公開鍵証明書1
1を発行する。
【0104】つぎに、役所は、委任者の属性情報(運転
免許証等で確認)を基に氏名の属性証明書12、本籍地
の属性証明書13および現住所の属性証明書14をそれ
ぞれ発行する。なお、上記した公開鍵証明書11と属性
証明書12〜14には同一のID情報が付されている。
【0105】この段階において、役所サーバ1’が、出
力手段106を介して、上記した公開鍵証明書11と属
性証明書12〜14を委任者のICカード510に入力
する。図20は、そのICカード510に記録された内
容を説明するための説明図である。また、公開鍵証明書
11は役所サーバ1’の公開鍵証明書DB104にも登
録される。以上が、委任者が役所にて公開鍵証明書およ
び所定の属性証明書を取得するまでの説明である。
【0106】つぎに、委任者が電子委任状を作成し、代
理人に自動車の新規登録を委任する動作について説明す
る。委任者は委任者サーバ3より、電子委任状WWWサ
ーバ220に通信回線を介して接続し、図4に示したW
WWブラウザ情報をモニタ310に表示する。そして、
電子委任状WWWサーバ220に登録されているCGI
の電子委任状フォームから、今回代理人に委任する権限
である、車の新規登録を選択する。
【0107】そして、委任属性情報30を含んだ新規登
録用委任状フォームを委任者サーバ3の記憶部306に
ダウンロードする。ここで、委任属性情報30は陸運事
務所サーバ2の秘密鍵によりデジタル署名されているも
のとする。なお、この選択操作は、図示しないキーボー
ドまたはマウスでおこなう。
【0108】つぎに、委任者は代理人に対し自動車の新
規登録に関する手続を依頼するために(電子委任状を送
信するために)、代理人に公開鍵証明書および「氏名」
と「住所」の属性証明書の送信を要求する。この、公開
鍵証明書の送信要求は、委任者が代理人の正当性を確認
することとともに電子委任状の「代理人属性情報」とし
てその公開鍵証明書および属性証明書を用いるためであ
る。
【0109】なお、このときの公開鍵証明書の取得方法
については他の任意の方法でおこなうこともできる。ま
た、代理人は上述した委任者と同様な手続によって役所
より自身の公開鍵証明書21および属性証明書22、2
3を取得しているものとする。
【0110】委任者は代理人の公開鍵証明書21および
属性証明書22、23を取得したならば、図21に示す
ように、先ほどダウンロードした委任属性情報30と、
代理人の公開鍵証明書21と、属性証明書22および2
3と、自身の公開鍵証明書11と、属性証明書12およ
び13とを含み、さらに、署名手段303によってそれ
ら電子文書に対して作成された委任者自身のデジタル署
名と、から構成される(現在の、押印して印鑑証明書を
添付することに相当)。ここでは、これを電子委任状6
00と称する。
【0111】そして、委任者は委任者サーバ3から、こ
の電子委任状600を先ほど取得した代理人の公開鍵証
明書21で暗号化して代理人サーバ4に通信回線を介し
て送信する。なお、委任者の公開鍵証明書11、属性証
明書12および13は事前にICカード510から委任
者サーバの入力手段305にて記憶部306に入力され
ているものとする。以上が、委任者が代理人に自動車の
新規登録に関する手続を依頼した(電子署名と公開鍵証
明書を添付した電子委任状を送った)動作である。
【0112】つぎに、代理人が実際に陸運事務所にて自
動車の新規登録の申請をおこなうまでの動作について説
明する。代理人は、代理人サーバ4より陸運事務所の電
子申請書WWWサーバ230に通信回線を通して接続
し、図5に示したWWWブラウザ情報をモニタ410に
表示する。そして、電子申請書WWWサーバ230に登
録されているCGIの電子申請書フォームから、車の新
規登録用の申請書を選択する。そして、申請属性情報4
0を含んだ電子申請書フォームを代理人サーバ4の記憶
部406にダウンロードする。ここで、申請属性情報4
0は、陸運事務所サーバ2の秘密鍵によりデジタル署名
されているものとする。
【0113】つぎに、代理人サーバ4は、上記した電子
申請書フォームに、代理人の公開鍵証明書21と属性証
明書22および23を埋め込むことで、電子申請書を作
成する。図22は、代理人サーバ4において作成される
電子申請書の構成を示す図である。具体的には、電子申
請書は、上記した代理人の公開鍵証明書21と、申請属
性情報40と、属性証明書22および23と、を含め、
さらに、署名手段403によってそれら電子文書に対し
て作成された代理人自身のデジタル署名と、から構成さ
れる(現在の、自動車の新規登録用申請書に押印をして
印鑑証明書を添付したものに相当する)。ここでは、こ
れを電子申請書700と称する。
【0114】そして、代理人サーバ4は、先ほど委任者
サーバ3から取得した電子委任状600と、上記した電
子申請書700を出力手段404にてICカード520
に入力する。図23は、代理人のICカード520の記
録内容を説明するための説明図である。図23に示すよ
うに、この段階では、代理人のICカード520には、
自身の秘密鍵と、属性証明書22および23と、公開鍵
証明書21と、電子委任状600と、電子申請書700
とが記録されている。
【0115】そして、代理人は前述したICカード52
0を持参して、陸運事務所に新規自動車の登録申請に出
向く。代理人は、陸運事務所にて、持参したICカード
520内の電子申請書700、電子委任状600および
自身の公開鍵証明書21を提出する。ここで、陸運事務
所サーバ2は、この電子委任状600および電子申請書
700が過去に提出されたものでないことを確認するた
め、電子書類DB215を検索する。すなわち、その電
子申請書DB215に同一の電子委任状および電子申請
書700がないことを確認する。
【0116】その電子書類DB215に同一の電子委任
状600および電子申請書700がないことが確認され
ると、陸運事務所サーバ2は、代理人より提出された電
子申請書700および電子委任状600が正当なもの、
つまりその陸運事務所から発行されたものである否か確
認する。
【0117】これは、先に説明したとおり、電子委任状
600に含まれる委任属性情報30と電子申請書700
に含まれる申請属性情報40とが陸運事務所サーバ2の
秘密鍵によってデジタル署名されているため、署名確認
手段212により検証することができることに基づく。
【0118】つぎに、陸運事務所サーバ2は役所の公開
鍵証明書DB104にアクセスして、前記代理人の公開
鍵証明書21が有効であるかを確認する。以上の作業よ
り、陸運事務所は「委任状における代理人」と「電子申
請書の記載者」と「申請者(申請に来た者)」が同一人
物であることが検証できる。
【0119】さらに、陸運事務所サーバ2は、署名確認
手段212にて、電子委任状600の電子署名を検証
し、該電子委任状600が委任者によって記載されたこ
とを確認する。そして、役所の公開鍵証明書DB104
を検索して、委任者の公開鍵証明書10が有効なもので
あるか検証する。
【0120】そして、陸運事務所サーバ2は、電子委任
状600と電子申請書700を受理し、代理人による手
続が代理人による手続を完了させるとともに、受理した
電子委任処理ファイルを電子書類DB215に登録す
る。これは、上述したように、以後、同じ電子委任状ま
たは電子申請書を用いて不正に手続がされることを防止
するためである。
【0121】なお、上記した実施の形態2においては、
電子委任状600の「代理人属性情報」として代理人の
公開鍵証明書21および属性証明書22、23を用いた
が、これらを委任属性情報30中に含めるようにしても
よい。
【0122】以上に説明したとおり、実施の形態2にか
かる電子委任処理システムによれば、代理人サーバ4に
よって、申請書を電子的に構成するとともに代理人のデ
ジタル署名を添付した電子申請書700を作成し、委任
者サーバ3によって、申請手続きを代理人に委任するた
めの委任状を電子的に構成するとともに委任者のデジタ
ル署名を添付した電子委任状600を作成して、これら
電子申請書700と電子委任状600を、申請処理をお
こなう陸運事務所サーバ2に入力することで代理人によ
る申請手続きが電子的に処理されるので、委任者および
代理人のデジタル署名によって本人による手続であると
の確証を得ることができ、委任状に関す処理を電子的に
統括的かつ高信頼に実現することができる。
【0123】また、委任者属性情報および代理人属性情
報を、個々の属性情報の組み合わせにより、申請手続に
必要な情報として構成することができるので、X.50
9以外の独自の内容定義の公開鍵証明書を利用すること
ができる。
【0124】さらに、電子委任状600および電子申請
書700を作成する際に、それぞれ陸運事務所サーバ2
によってデジタル署名を受けたフォームを用いるので、
陸運事務所サーバ2において、電子委任状600および
電子申請書700の正当性の検証が慎重かつ十分におこ
なうことができ、電子委任処理の信頼性をより向上させ
ることができる。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、代理人
の属性情報と委任者の属性情報と委任者が代理人に委任
する内容とに委任者の秘密鍵でデジタル署名をし、委任
者のデジタル署名が正当であることを証明した公開鍵証
明書を含んだものを電子委任状としているので、委任状
として十分に公的機関への適用にも耐え得るものであ
る。
【0126】また、上記した委任属性情報は電子委任状
が受理される機関のサーバ(上記陸運事務所サーバ2に
相当)が発行し、さらにそのサーバのデジタル署名が添
付されているので、電子委任状の信頼性をより向上させ
ることができる。
【0127】また、代理人の属性情報としてその代理人
の公開鍵証明書の内容定義を利用しているので、この点
についても電子委任状の信頼性を向上させることができ
る。
【0128】さらに、委任者属性情報および代理人属性
情報を、個々の属性情報の組み合わせにより、申請手続
に必要な情報として構成することができるので、独自の
内容定義の公開鍵証明書を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1にかかる電子委任処理システムの
全体構成図である。
【図2】実施の形態1において、役所サーバの概略構成
を示すブロック図である。
【図3】実施の形態1において、陸運事務所サーバの概
略構成を示すブロック図である。
【図4】実施の形態1において、委任者サーバが電子委
任状WWWサーバにアクセスした際に、表示されるWW
Wブラウザ画面の例を示す図である。
【図5】実施の形態1において、代理人サーバが電子申
請書WWWサーバにアクセスした際に、表示されるWW
Wブラウザ画面の例を示す図である。
【図6】実施の形態1において、委任者サーバの概略構
成を示すブロック図である。
【図7】実施の形態1において、代理人サーバの概略構
成を示すブロック図である。
【図8】実施の形態1における電子委任状の構成を示す
図である。
【図9】実施の形態1にかかる電子委任処理システムの
動作を示すフローチャートである。
【図10】実施の形態1にかかる電子委任処理システム
の動作を示すフローチャートである。
【図11】実施の形態1にかかる電子委任処理システム
の動作を示すフローチャートである。
【図12】実施の形態1において、ICカードへの記録
を説明するための説明図である。
【図13】実施の形態1において、ICカードへの記録
を説明するための説明図である。
【図14】実施の形態2において、委任者サーバで作成
される電子委任状の構成を示す図である。
【図15】実施の形態2において、代理人サーバで作成
される電子申請書の構成を示す図である。
【図16】実施の形態2において、代理人のICカード
の記録内容を説明するための説明図である。
【図17】実施の形態2において用いられる公開鍵証明
書を説明するための説明図である。
【図18】実施の形態2において用いられる属性証明書
を説明するための説明図である。
【図19】実施の形態2にかかる役所サーバの概略構成
を示すブロック図である。
【図20】実施の形態2において、ICカードに記録さ
れた内容を説明するための説明図である。
【図21】実施の形態2において作成される電子委任状
を説明するための説明図である。
【図22】実施の形態2において作成される電子申請書
の構成を示す図である。
【図23】実施の形態2において、代理人のICカード
の記録内容を説明するための説明図である。
【図24】委任状の様式の例を示す図である。
【図25】委任状の様式の例を示す図である。
【図26】印鑑証明書の様式の例を示す図である。
【符号の説明】
1 役所サーバ 2 陸運事務所サーバ 3 委任者サーバ 4 代理人サーバ 101,101a 公開鍵証明書発行部 101b 属性証明書発行部 102,211 暗号鍵確認手段 103,212,302 署名確認手段 106,304,404 出力手段 107,214,305,405 入力手段 108,216,306,406 記憶部 109,217,307,407 制御部 210 申請処理サーバ 213,303 署名手段 220 電子委任状WWWサーバサーバ 230 電子申請書WWWサーバ 301 暗号鍵発行部 310,410 モニタ 401 暗号鍵発行部 402 署名確認手段 403 署名手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/10 G09C 1/00 660E G09C 1/00 640 G06K 19/00 Q 660 R H04L 9/08 H04L 9/00 601F Fターム(参考) 5B035 AA13 BB09 CA38 5B058 KA01 KA31 YA01 5J104 AA09 AA16 EA05 MA01 MA05 NA02 NA12 NA35 NA37 PA09 PA13 9A001 BB03 CZ02 EE03 JZ25 JZ27 KK61 LL03

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 申請書を電子的に構成するとともに申請
    者(以下、委任者)の代理人のデジタル署名を添付した
    電子申請書を作成する電子申請書作成装置と、 申請手続きを代理人に委任するための委任状を電子的に
    構成するとともに前記委任者のデジタル署名を添付した
    電子委任状を作成する電子委任状作成装置と、 前記電子申請書および前記電子委任状を入力し、前記代
    理人および前記委任者のデジタル署名を検証することで
    前記代理人による申請手続きを電子的に処理する電子委
    任処理装置と、 を備えたことを特徴とする電子委任処理システム。
  2. 【請求項2】 前記電子委任状作成装置は、委任内容を
    示す委任属性情報、前記委任者に関する情報を示す委任
    者属性情報および前記代理人に関する情報を示す代理人
    属性情報を入力し、入力した委任属性情報、委任者属性
    情報および代理人属性情報に対する前記委任者のデジタ
    ル署名を作成するとともに、前記委任属性情報、前記委
    任者属性情報および前記代理人属性情報に前記委任者の
    デジタル署名を添付することで前記電子委任状を作成す
    ることを特徴とする請求項1に記載の電子委任処理シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記電子委任状作成装置は、前記代理人
    属性情報を前記電子申請書作成装置から通信回線を介し
    て入力することを特徴とする請求項2に記載の電子委任
    処理システム。
  4. 【請求項4】 前記電子委任状作成装置は、前記委任者
    のデジタル署名を、前記委任属性情報、前記委任者属性
    情報および前記代理人属性情報からハッシュ値を抽出
    し、抽出したハッシュ値を前記委任者の暗号鍵で暗号化
    することで作成することを特徴とする請求項2または3
    に記載の電子委任処理システム。
  5. 【請求項5】 前記電子委任状作成装置は、前記暗号鍵
    として前記委任者の秘密鍵を用い、前記電子委任状を作
    成する際に、前記委任者の公開鍵を含むとともに当該公
    開鍵の認証を受けた委任者用公開鍵証明書を添付するこ
    とを特徴とする請求項4に記載の電子委任処理システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記電子委任状作成装置は、前記委任者
    属性情報および前記委任者用公開鍵証明書を、少なくと
    も前記委任者に関する情報と前記委任者の公開鍵と当該
    公開鍵の認証情報とを含んだ公開鍵証明書に代えて用い
    ることを特徴とする請求項5に記載の電子委任処理シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記電子委任状作成装置は、前記代理人
    属性情報を、少なくとも前記代理人に関する情報と前記
    代理人の公開鍵と当該公開鍵の認証情報とを含んだ代理
    人用公開鍵証明書に代えて用いることを特徴とする請求
    項2〜6のいずれか一つに記載の電子委任処理システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記電子申請書作成装置は、申請内容を
    示す申請属性情報、前記代理人属性情報および前記電子
    委任状を入力し、入力した申請属性情報および代理人属
    性情報に対する前記代理人のデジタル署名を作成すると
    ともに、前記申請属性情報および前記代理人属性情報に
    前記代理人のデジタル署名を添付することで前記電子申
    請書を作成し、作成した電子申請書と前記電子委任状を
    出力することを特徴とする請求項2〜7のいずれか一つ
    に記載の電子委任処理システム。
  9. 【請求項9】 前記電子申請書作成装置は、前記代理人
    のデジタル署名を、前記申請属性情報および前記代理人
    属性情報からハッシュ値を抽出し、抽出したハッシュ値
    を前記代理人の暗号鍵で暗号化することで作成すること
    を特徴とする請求項8に記載の電子委任処理システム。
  10. 【請求項10】 前記電子申請書作成装置は、前記暗号
    鍵として前記代理人の秘密鍵を用い、前記電子申請書を
    作成する際に、前記代理人の公開鍵を含むとともに当該
    公開鍵の認証を受けた代理人用公開鍵証明書を添付する
    ことを特徴とする請求項9に記載の電子委任処理システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記電子申請書作成装置は、前記代理
    人属性情報および前記代理人用公開鍵証明書を、少なく
    とも前記代理人に関する情報と前記代理人の公開鍵と当
    該公開鍵の認証情報とを含んだ公開鍵証明書に代えて用
    いることを特徴とする請求項10に記載の電子委任処理
    システム。
  12. 【請求項12】 前記電子委任処理装置は、前記申請属
    性情報を含むとともに前記電子申請書に必要な申請情報
    を入力するための少なくとも一種類の電子申請書フォー
    ムと前記委任属性情報を含むとともに前記電子委任状に
    必要な委任情報を入力するための少なくとも一種類の電
    子委任状フォームとを記憶し、前記電子申請書フォーム
    または前記電子委任状フォームの送信要求に対して、当
    該送信要求が示す申請手続きの種類に応じた電子申請書
    フォームまたは電子委任状フォームを返信するフォーム
    管理手段を備え、 前記電子委任状作成装置は、前記フォーム管理手段に対
    する送信要求により前記電子委任状フォームを取得し、
    取得した電子委任状フォームを用いて前記電子委任状を
    作成し、 前記電子申請書作成装置は、前記フォーム管理手段に対
    する送信要求により前記電子申請書フォームを取得し、
    取得した電子申請書フォームを用いて前記電子申請書を
    作成することを特徴とする請求項1〜11のいずれか一
    つに記載の電子委任処理システム。
  13. 【請求項13】 前記電子委任処理装置は、前記電子申
    請書フォームを返信する際に当該電子申請書フォームに
    対する前記電子委任処理装置のデジタル署名(以下、電
    子申請書フォーム用デジタル署名)を添付し、前記電子
    委任状フォームを返信する際に当該電子委任状フォーム
    に対する前記電子委任処理装置のデジタル署名(以下、
    電子委任状フォーム用デジタル署名)を添付するととも
    に、前記電子申請書および前記電子委任状を入力した際
    に前記電子申請書フォーム用デジタル署名および前記電
    子委任状フォーム用デジタル署名を検証し、 前記電子委任状作成装置は、前記電子委任状を作成する
    際に前記電子申請書フォーム用デジタル署名を添付し、 前記電子申請書作成装置は、前記電子申請書を作成する
    際に前記電子委任状フォーム用デジタル署名を添付する
    ことを特徴とする請求項12に記載の電子委任処理シス
    テム。
  14. 【請求項14】 前記電子申請書作成装置は、ICカー
    ド書き込み手段を備え、前記電子委任状および前記電子
    申請書をICカードに出力し、 前記電子委任処理装置は、ICカード読み出し手段を備
    え、前記電子委任状および前記電子申請書をICカード
    から入力することを特徴とする請求項1〜13のいずれ
    か一つに記載の電子委任処理システム。
  15. 【請求項15】 申請手続きを代理人に委任するための
    委任状を電子的に構成するとともに委任者のデジタル署
    名を添付した電子委任状を作成する電子委任状作成装置
    において、 委任内容を示す委任属性情報、前記委任者に関する情報
    を示す委任者属性情報および前記代理人に関する情報を
    示す代理人属性情報を入力し、入力した委任属性情報、
    委任者属性情報および代理人属性情報に対する前記委任
    者のデジタル署名を作成するとともに、前記委任属性情
    報、前記委任者属性情報および前記代理人属性情報に前
    記委任者のデジタル署名を添付することで前記電子委任
    状を作成することを特徴とする電子委任状作成装置。
  16. 【請求項16】 申請書を電子的に構成するとともに申
    請者(以下、委任者)の代理人のデジタル署名を添付し
    た電子申請書を作成する電子申請書作成装置において、 申請内容を示す申請属性情報と、前記代理人に関する情
    報を示す代理人属性情報と、申請手続きを代理人に委任
    するための委任状を電子的に構成するとともに前記委任
    者のデジタル署名を添付した電子委任状と、を入力し、
    入力した申請属性情報および代理人属性情報に対する前
    記代理人のデジタル署名を作成するとともに、前記申請
    属性情報および前記代理人属性情報に前記代理人のデジ
    タル署名を添付することで前記電子申請書を作成し、作
    成した電子申請書と前記電子委任状を出力することを特
    徴とする電子申請書作成装置。
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