JP2001282493A - 通信制御装置、印刷システム、通信制御方法及び記憶媒体 - Google Patents

通信制御装置、印刷システム、通信制御方法及び記憶媒体

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JP2001282493A
JP2001282493A JP2000099159A JP2000099159A JP2001282493A JP 2001282493 A JP2001282493 A JP 2001282493A JP 2000099159 A JP2000099159 A JP 2000099159A JP 2000099159 A JP2000099159 A JP 2000099159A JP 2001282493 A JP2001282493 A JP 2001282493A
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Kenji Maeda
健司 前田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 USBインタフェースを搭載したアダプタの
サポートと、自動化によって操作性を向上させること等
を可能とした通信制御装置、印刷システム、通信制御方
法及び記憶媒体を提供する。 【解決手段】 アダプタ108は、携帯通信端末107
及び通信回線網103を介してアプリケーションサーバ
105に接続可能で且つプリンタ109等の複数のデバ
イスに接続可能に構成され、デバイスの機能(クラス情
報)及びデバイス機器情報(デバイス機種情報ID)を
取得する制御、取得したデバイスの機能をサポートする
か否かを判定する制御等を行うマイコン2102を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信制御装置、印
刷システム、通信制御方法及び記憶媒体に関し、更に詳
細には、サーバに通信媒体を介して接続されると共にプ
リンタに接続され、例えば携帯電話やPDA(Personal
Digital Assistants)等の携帯通信端末が受信した電
子メール・添付ファイル等を通信媒体を介して受け取り
プリンタに印刷出力させる通信制御装置、該通信制御装
置を含む印刷システム、該通信制御装置に適用される通
信制御方法、及び該通信制御方法を実行するプログラム
を記憶したコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体
に関し、特に通信制御装置のインタフェース制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子メールサービスとネットワー
クプリントサービスとは全く別のサービスであり、連動
していなかった。特に、電子メール機能を持った携帯電
話やPDAは印刷機能を持っておらず、記録に残したい
電子メールを印刷しようとする場合、PC(Personal C
omputer)をクライアントとしているメールアドレスに
電子メールを転送し、PCに接続されたプリンタによっ
て印刷しなければならなかった。従って、携帯電話やP
DAしか持たない電子メールユーザの場合、受け取った
電子メールを印刷する手段が無かった。
【0003】また、電子メールにはファイルを添付する
ことができるが、このファイルを開くにはPC上でアプ
リケーションプログラムを実行することが必要である。
従って、アプリケーションプログラムを実行する機能を
持たない携帯電話やPDA等を利用している電子メール
ユーザの場合、受け取った添付ファイルを参照する手段
は無かった。
【0004】以上のように、印刷機能を持たない携帯電
話やPDA等を利用している電子メールユーザは、記録
に残したい電子メールを受信しても印刷することができ
ない。また、アプリケーションプログラムを実行するこ
とができない携帯電話やPDA等を利用している電子メ
ールユーザは、電子メールに添付されたファイルの内容
や付加情報を参照できないという問題があった。
【0005】そこで上記問題に鑑みて、印刷データに変
換するアプリケーションサーバと、アプリケーションサ
ーバから通信網を介して印刷データを受信し、受信した
印刷データをプリンタのインタフェースのデータ形式に
変換するプリンタアダプタと、プリンタアダプタから送
られた印刷データを印刷するプリンタとから構成される
プリントシステムが、本出願人によって提案されてい
る。
【0006】このプリントシステムでは、印刷機能を持
たない携帯電話やPDA等を利用している電子メールユ
ーザが、記録に残したい電子メールを、予めユーザ登録
してあるアプリケーションサーバに、プリンタを指定し
て転送する。この電子メールを受信したアプリケーショ
ンサーバは、受信した印刷内容を、指定されたプリンタ
に合う印刷データに変換する。そして、アプリケーショ
ンサーバは印刷データを、指定されたプリンタのプリン
タアダプタに通信網を使って送信する。プリンタアダプ
タは、送られた印刷データに対してプロトコル変換を行
い、指定されたプリンタがプリントアウトを行う。ま
た、アプリケーションサーバには予め添付ファイルを開
くための複数のアプリケーションプログラムをインスト
ールしておく。添付ファイルを開く機能を持たない携帯
電話やPDA等を利用している電子メールユーザは、内
容を知りたいファイルが添付されている電子メールを、
予め登録してあるアプリケーションサーバに、添付ファ
イル印刷を指示すると共にプリンタを指定して転送す
る。
【0007】この電子メールを受信したアプリケーショ
ンサーバは、添付されたファイルに対応するアプリケー
ションプログラムを起動し、添付ファイルを開く。更
に、アプリケーションサーバは、開いた添付ファイルの
内容を、指定されたプリンタに合う印刷データに変換す
る。そして、アプリケーションサーバは印刷データを、
指定されたプリンタのプリンタアダプタに通信網を使っ
て送信する。プリンタアダプタは、送られた印刷データ
に対してプロトコル変換を行い、指定されたプリンタが
プリントアウトを行う。
【0008】上述の本出願人によるプリントシステムで
は、プリンタを接続する方法としてセントロインタフェ
ースを使ったプリンタアダプタが提案されている。しか
しながら、近年のプリンタインタフェースの形態は、セ
ントロインタフェースからUSB(ユニバーサル・シリ
アル・バス、以下USBと称す)に変化しており、プリ
ンタアダプタのインタフェースとしてUSB対応が求め
られている。
【0009】従来のUSBインタフェースは、図27に
示すような階段状でスター型のトポロジ(接続形態)を
形成する。階段状のスター型のトポロジ(接続形態)を
形成する場合、各ワイヤ1101は、ハブ1103とノ
ード1104との間、ハブ1103同士の間、ホストコ
ンピュータシステム1102(パーソナルコンピュータ
などを示す。以降PC1102と略す)とハブ間、或い
はPC1102とノード1104との間に接続されてい
る。この場合、PC1102は、ネットワーク制御用で
ネットワークには一つしか存在しない。また、信号のリ
ピータ機能を有するハブ1103は、追加用のノード1
104もしくはハブ1103の接続点となるため、ネッ
トワークを形成する上で不可欠な機能である。各ノード
1104は、デバイス例えばプリンタ1106、スキャ
ナ(図示略)、キーボード(図示略)等のコンピュータ
I/Oにあたる。
【0010】USBの特徴として、活線挿抜対応(以降
ホットプラグと称す)とネットワーク上に接続できるデ
バイスが増えても動作を確実にするプラグアンドプレイ
があげられる。プラグアンドプレイ機能(以降PnP機
能と略す)を実現する方法は以下の通りである。予め決
められたプロトコルに従って接続されたデバイス(ノー
ド1104)の情報を読み取って、ホストシステムがネ
ットワーク上に何が繋がっているかを判断し、それに適
切な制御用のドライバを見つけ、その情報に従って適切
なドライバを適時にインストールする。この情報の具体
的例として機種名、メーカ名、消費電力、最大データ転
送量等があげられる。更に、限られたプログラムの容量
のOSで先に述べたPnP機能を実現するために、デバ
イス(ノード1104)の情報から、ある程度のデバイ
スのクラス分け(プリンタクラス、入力機クラス、表示
器クラス、Imageクラス、音響クラス等)を行い、
標準的なドライバでデバイスを駆動するといった方法で
対処している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のプリントシステムにおけるプリンタアダプタの動作
は単純なものであり、形状が小さく安価であることが求
められているプリンタアダプタに、フルスペックのUS
B(PnP(Pulg and Play)機能)を搭載することは
困難である。また、搭載できたとしてもコストや使い勝
手の面でよいものを実現することができない。具体的に
は下記の問題がある。 (1)ホットプラグやPnPデバイスの対応手段がアダ
プタにはない。 (2)PnPをサポートするためのドライバとメモリの
増大。 (3)PnPをサポートするための仕組みがない。 (4)ドライバをインストールするための外部I/Oと
CD−ROMなどの記憶装置がない。 (5)制御のための画面や入力手段(従来PCを使って
いた)がない。 本発明は、上述した点に鑑みなされたものであり、US
Bインタフェースを搭載したアダプタのサポートと、自
動化によって操作性を向上させること等を可能とした通
信制御装置、印刷システム、通信制御方法及び記憶媒体
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、上位装置に通信媒体を介し
て接続可能で且つ複数のデバイスと接続可能な通信制御
装置であって、デバイスの機能及びデバイス機器情報を
取得する情報取得手段と、取得したデバイスの機能をサ
ポートするか否かを判定する機能判定手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するため、請求項2記載の
発明は、デバイス機器情報に従ったデバイス制御プログ
ラム情報とデバイス情報とを関連付けて記憶する情報関
連記憶手段と、前記取得したデバイス機能がサポート可
能なデバイス機能である場合、デバイス機器情報と前記
情報関連記憶手段からデバイス制御プログラムが登録さ
れているか否かを判定する登録判定手段とを有すること
を特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、請求項3記載の
発明は、前記情報関連記憶手段にデバイス制御プログラ
ムが登録されている場合、登録されているデバイス制御
プログラムを使用できるように制御する使用制御手段を
有することを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するため、請求項4記載の
発明は、前記上位装置から前記通信媒体を介してデバイ
ス制御プログラムを取得するプログラム取得手段と、前
記情報関連記憶手段にデバイス制御プログラムが登録さ
れていない場合、前記プログラム取得手段によるプログ
ラム取得を実行させる実行手段とを有することを特徴と
する。
【0016】上記目的を達成するため、請求項5記載の
発明は、前記通信制御装置がサポートする機能情報を記
憶する機能情報記憶手段を有し、前記機能判定手段は、
前記機能情報記憶手段に記憶された機能と前記取得した
デバイスの機能とを比較する比較手段を含むことを特徴
とする。
【0017】上記目的を達成するため、請求項6記載の
発明は、前記上位装置に前記通信媒体を介してサポート
する機能情報をアップデートするアップデート手段を有
することを特徴とする。
【0018】上記目的を達成するため、請求項7記載の
発明は、前記上位装置から予め決められたファイルを取
得するファイル取得手段と、取得したファイルを解析
し、当該ファイルで指定されたデバイスの制御プログラ
ムに関する情報に従って前記上位装置から前記通信媒体
を介してデバイス制御プログラムを取得するファイル解
析/プログラム取得手段と、取得したデバイス制御プロ
グラムを書換可能記憶手段に格納した後、不揮発性記憶
手段に書き込む格納制御手段とを有することを特徴とす
る。
【0019】上記目的を達成するため、請求項8記載の
発明は、前記予め決められたファイルの内容は、アップ
デートするデバイス制御プログラムのバージョンに関す
る情報を含むことを特徴とする。
【0020】上記目的を達成するため、請求項9記載の
発明は、前記上位装置から取得したデバイス制御プログ
ラムを前記書換可能記憶手段に格納した場合に回線を切
断する回線切断手段を有することを特徴とする。
【0021】上記目的を達成するため、請求項10記載
の発明は、前記情報関連記憶手段の記憶内容を更新する
更新手段を有し、前記更新手段は、前記上位装置から取
得したデバイス制御プログラムを前記書換可能記憶手段
に格納した場合に前記更新を行うことを特徴とする。
【0022】上記目的を達成するため、請求項11記載
の発明は、前記デバイスの機能は、前記通信制御装置の
USB(Universal Serial Bus)インタフェースを介し
て接続されるプリンタもしくはハブ機能を含むことを特
徴とする。
【0023】上記目的を達成するため、請求項12記載
の発明は、前記取得したデバイスの機能が前記プリンタ
の場合、前記プリンタの制御可能通知を前記プリンタに
送信しその応答の結果を印刷可能状態と判断する判断手
段と、前記プリンタが印刷可能と判断された場合、前記
上位装置に接続すべく発呼要求する発呼手段と、接続し
た前記上位装置から印刷データを受信する受信手段と、
受信した印刷データを前記プリンタに印刷させる印刷制
御手段とを有することを特徴とする。
【0024】上記目的を達成するため、請求項13記載
の発明は、予め決められた条件に基づき選択的にプリン
タを選ぶ選択手段を有し、前記選択手段は、ネットワー
クに接続されたプリンタが複数ある場合、前記条件に基
づき選択的にプリンタを選択し、前記印刷制御手段は、
前記上位装置から受信した印刷データを前記選択された
プリンタに印刷させることを特徴とする。
【0025】上記目的を達成するため、請求項14記載
の発明は、前記上位装置は、前記通信制御装置からの発
呼に応じて前記通信制御装置と接続し、前記通信制御装
置に印刷データを送信することを特徴とする。
【0026】上記目的を達成するため、請求項15記載
の発明は、前記上位装置は、電子メールにより印刷指示
を受けることを特徴とする。
【0027】上記目的を達成するため、請求項16記載
の発明は、前記印刷指示の内容は、前記電子メールのア
ドレスにより示されることを特徴とする。
【0028】上記目的を達成するため、請求項17記載
の発明は、前記ネットワークから前記プリンタが切り離
された際に、前記上位装置にジョブの転送中止通知を行
い回線を切断する転送中止/回線切断手段を有し、前記
切り離されたプリンタの制御プログラムを使用できない
ように制御することを特徴とする。
【0029】上記目的を達成するため、請求項18記載
の発明は、前記上位装置は、前記転送中止通知に応じて
エラーが発生したジョブを認識し再送できるように管理
する管理手段を有することを特徴とする。
【0030】上記目的を達成するため、請求項19記載
の発明は、上位装置と、該上位装置に通信媒体を介して
接続可能な通信制御装置と、該通信制御装置に接続可能
な複数のデバイスとを具備してなる印刷システムであっ
て、デバイスの機能及びデバイス機器情報を取得する情
報取得手段と、取得したデバイスの機能をサポートする
か否かを判定する機能判定手段とを有することを特徴と
する。
【0031】上記目的を達成するため、請求項20記載
の発明は、デバイス機器情報に従ったデバイス制御プロ
グラム情報とデバイス情報とを関連付けて記憶する情報
関連記憶手段と、前記取得したデバイス機能がサポート
可能なデバイス機能である場合、デバイス機器情報と前
記情報関連記憶手段からデバイス制御プログラムが登録
されているか否かを判定する登録判定手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0032】上記目的を達成するため、請求項21記載
の発明は、前記情報関連記憶手段にデバイス制御プログ
ラムが登録されている場合、登録されているデバイス制
御プログラムを使用できるように制御する使用制御手段
を有することを特徴とする。
【0033】上記目的を達成するため、請求項22記載
の発明は、前記上位装置から前記通信媒体を介してデバ
イス制御プログラムを取得するプログラム取得手段と、
前記情報関連記憶手段にデバイス制御プログラムが登録
されていない場合、前記プログラム取得手段によるプロ
グラム取得を実行させる実行手段とを有することを特徴
とする。
【0034】上記目的を達成するため、請求項23記載
の発明は、前記通信制御装置がサポートする機能情報を
記憶する機能情報記憶手段を有し、前記機能判定手段
は、前記機能情報記憶手段に記憶された機能と前記取得
したデバイスの機能とを比較する比較手段を含むことを
特徴とする。
【0035】上記目的を達成するため、請求項24記載
の発明は、前記上位装置に前記通信媒体を介してサポー
トする機能情報をアップデートするアップデート手段を
有することを特徴とする。
【0036】上記目的を達成するため、請求項25記載
の発明は、前記上位装置から予め決められたファイルを
取得するファイル取得手段と、取得したファイルを解析
し、当該ファイルで指定されたデバイスの制御プログラ
ムに関する情報に従って前記上位装置から前記通信媒体
を介してデバイス制御プログラムを取得するファイル解
析/プログラム取得手段と、取得したデバイス制御プロ
グラムを書換可能記憶手段に格納した後、不揮発性記憶
手段に書き込む格納制御手段とを有することを特徴とす
る。
【0037】上記目的を達成するため、請求項26記載
の発明は、前記予め決められたファイルの内容は、アッ
プデートするデバイス制御プログラムのバージョンに関
する情報を含むことを特徴とする。
【0038】上記目的を達成するため、請求項27記載
の発明は、前記上位装置から取得したデバイス制御プロ
グラムを前記書換可能記憶手段に格納した場合に回線を
切断する回線切断手段を有することを特徴とする。
【0039】上記目的を達成するため、請求項28記載
の発明は、前記情報関連記憶手段の記憶内容を更新する
更新手段を有し、前記更新手段は、前記上位装置から取
得したデバイス制御プログラムを前記書換可能記憶手段
に格納した場合に前記更新を行うことを特徴とする。
【0040】上記目的を達成するため、請求項29記載
の発明は、前記デバイスの機能は、前記通信制御装置の
USB(Universal Serial Bus)インタフェースを介し
て接続されるプリンタもしくはハブ機能を含むことを特
徴とする。
【0041】上記目的を達成するため、請求項30記載
の発明は、前記取得したデバイスの機能が前記プリンタ
の場合、前記プリンタの制御可能通知を前記プリンタに
送信しその応答の結果を印刷可能状態と判断する判断手
段と、前記プリンタが印刷可能と判断された場合、前記
上位装置に接続すべく発呼要求する発呼手段と、接続し
た前記上位装置から印刷データを受信する受信手段と、
受信した印刷データを前記プリンタに印刷させる印刷制
御手段とを有することを特徴とする。
【0042】上記目的を達成するため、請求項31記載
の発明は、予め決められた条件に基づき選択的にプリン
タを選ぶ選択手段を有し、前記選択手段は、ネットワー
クに接続されたプリンタが複数ある場合、前記条件に基
づき選択的にプリンタを選択し、前記印刷制御手段は、
前記上位装置から受信した印刷データを前記選択された
プリンタに印刷させることを特徴とする。
【0043】上記目的を達成するため、請求項32記載
の発明は、前記上位装置は、前記通信制御装置からの発
呼に応じて前記通信制御装置と接続し、前記通信制御装
置に印刷データを送信することを特徴とする。
【0044】上記目的を達成するため、請求項33記載
の発明は、前記上位装置は、電子メールにより印刷指示
を受けることを特徴とする。
【0045】上記目的を達成するため、請求項34記載
の発明は、前記印刷指示の内容は、前記電子メールのア
ドレスにより示されることを特徴とする。
【0046】上記目的を達成するため、請求項35記載
の発明は、前記ネットワークから前記プリンタが切り離
された際に、前記上位装置にジョブの転送中止通知を行
い回線を切断する転送中止/回線切断手段を有し、前記
切り離されたプリンタの制御プログラムを使用できない
ように制御することを特徴とする。
【0047】上記目的を達成するため、請求項36記載
の発明は、前記上位装置は、前記転送中止通知に応じて
エラーが発生したジョブを認識し再送できるように管理
する管理手段を有することを特徴とする。
【0048】上記目的を達成するため、請求項37記載
の発明は、各種サービスを提供可能な前記上位装置とし
てのサーバと、該サーバからサービスの提供を授受可能
又は該サーバとの間でデータを送受信可能な前記通信制
御装置と、前記サーバと前記通信制御装置との間を接続
する前記通信媒体としての公衆回線網又は回線網とを具
備することを特徴とする。
【0049】上記目的を達成するため、請求項38記載
の発明は、電子メールを送信する第一の端末と、該第一
の端末から送信された前記電子メールに基づき印刷デー
タを作成する前記上位装置としてのサーバと、該サーバ
からデータを受信する第二の端末と、該第二の端末から
送信されたデータを前記デバイスとしてのプリンタが受
信可能なように変換し前記デバイスとしてのプリンタに
送信する前記通信制御装置と、該通信制御装置から送信
されたデータを印刷する前記デバイスとしてのプリンタ
とを具備することを特徴とする。
【0050】上記目的を達成するため、請求項39記載
の発明は、上位装置に通信媒体を介して接続可能で且つ
複数のデバイスと接続可能な通信制御装置に適用される
通信制御方法であって、デバイスの機能及びデバイス機
器情報を取得する情報取得ステップと、取得したデバイ
スの機能をサポートするか否かを判定する機能判定ステ
ップとを有することを特徴とする。
【0051】上記目的を達成するため、請求項40記載
の発明は、デバイス機器情報に従ったデバイス制御プロ
グラム情報とデバイス情報とを関連付けて記憶する情報
関連記憶ステップと、前記取得したデバイス機能がサポ
ート可能なデバイス機能である場合、デバイス機器情報
と記憶情報からデバイス制御プログラムが登録されてい
るか否かを判定する登録判定ステップとを有することを
特徴とする。
【0052】上記目的を達成するため、請求項41記載
の発明は、デバイス制御プログラムが登録されている場
合、登録されているデバイス制御プログラムを使用でき
るように制御する使用制御ステップを有することを特徴
とする。
【0053】上記目的を達成するため、請求項42記載
の発明は、前記上位装置から前記通信媒体を介してデバ
イス制御プログラムを取得するプログラム取得ステップ
と、デバイス制御プログラムが登録されていない場合、
前記プログラム取得ステップによるプログラム取得を実
行させる実行ステップとを有することを特徴とする。
【0054】上記目的を達成するため、請求項43記載
の発明は、前記通信制御装置がサポートする機能情報を
記憶する機能情報記憶ステップを有し、前記機能判定ス
テップは、記憶された機能情報と前記取得したデバイス
の機能とを比較する比較ステップを含むことを特徴とす
る。
【0055】上記目的を達成するため、請求項44記載
の発明は、前記上位装置に前記通信媒体を介してサポー
トする機能情報をアップデートするアップデートステッ
プを有することを特徴とする。
【0056】上記目的を達成するため、請求項45記載
の発明は、前記上位装置から予め決められたファイルを
取得するファイル取得ステップと、取得したファイルを
解析し、当該ファイルで指定されたデバイスの制御プロ
グラムに関する情報に従って前記上位装置から前記通信
媒体を介してデバイス制御プログラムを取得するファイ
ル解析/プログラム取得ステップと、取得したデバイス
制御プログラムを書換可能記憶手段に格納した後、不揮
発性記憶手段に書き込む格納制御ステップとを有するこ
とを特徴とする。
【0057】上記目的を達成するため、請求項46記載
の発明は、前記予め決められたファイルの内容は、アッ
プデートするデバイス制御プログラムのバージョンに関
する情報を含むことを特徴とする。
【0058】上記目的を達成するため、請求項47記載
の発明は、前記上位装置から取得したデバイス制御プロ
グラムを前記書換可能記憶手段に格納した場合に回線を
切断する回線切断ステップを有することを特徴とする。
【0059】上記目的を達成するため、請求項48記載
の発明は、前記デバイス制御プログラム情報とデバイス
情報とを関連付けた記憶情報を更新する更新ステップを
有し、前記更新ステップでは、前記上位装置から取得し
たデバイス制御プログラムを前記書換可能記憶手段に格
納した場合に前記更新を行うことを特徴とする。
【0060】上記目的を達成するため、請求項49記載
の発明は、前記デバイスの機能は、前記通信制御装置の
USB(Universal Serial Bus)インタフェースを介し
て接続されるプリンタもしくはハブ機能を含むことを特
徴とする。
【0061】上記目的を達成するため、請求項50記載
の発明は、前記取得したデバイスの機能が前記プリンタ
の場合、前記プリンタの制御可能通知を前記プリンタに
送信しその応答の結果を印刷可能状態と判断する判断ス
テップと、前記プリンタが印刷可能と判断された場合、
前記上位装置に接続すべく発呼要求する発呼ステップ
と、接続した前記上位装置から印刷データを受信する受
信ステップと、受信した印刷データを前記プリンタに印
刷させる印刷制御ステップとを有することを特徴とす
る。
【0062】上記目的を達成するため、請求項51記載
の発明は、予め決められた条件に基づき選択的にプリン
タを選ぶ選択ステップを有し、前記選択ステップでは、
ネットワークに接続されたプリンタが複数ある場合、前
記条件に基づき選択的にプリンタを選択し、前記印刷制
御ステップでは、前記上位装置から受信した印刷データ
を前記選択されたプリンタに印刷させることを特徴とす
る。
【0063】上記目的を達成するため、請求項52記載
の発明は、前記上位装置は、前記通信制御装置からの発
呼に応じて前記通信制御装置と接続し、前記通信制御装
置に印刷データを送信することを特徴とする。
【0064】上記目的を達成するため、請求項53記載
の発明は、前記上位装置は、電子メールにより印刷指示
を受けることを特徴とする。
【0065】上記目的を達成するため、請求項54記載
の発明は、前記印刷指示の内容は、前記電子メールのア
ドレスにより示されることを特徴とする。
【0066】上記目的を達成するため、請求項55記載
の発明は、前記ネットワークから前記プリンタが切り離
された際に、前記上位装置にジョブの転送中止通知を行
い回線を切断する転送中止/回線切断ステップを有し、
前記切り離されたプリンタの制御プログラムを使用でき
ないように制御することを特徴とする。
【0067】上記目的を達成するため、請求項56記載
の発明は、前記上位装置は、前記転送中止通知に応じて
エラーが発生したジョブを認識し再送できるように管理
する管理ステップを有することを特徴とする。
【0068】上記目的を達成するため、請求項57記載
の発明は、上位装置に通信媒体を介して接続可能で且つ
複数のデバイスと接続可能な通信制御装置に適用される
通信制御方法を実行するプログラムを記憶したコンピュ
ータにより読み出し可能な記憶媒体であって、前記通信
制御方法は、デバイスの機能及びデバイス機器情報を取
得するように制御する情報取得ステップと、取得したデ
バイスの機能をサポートするか否かを判定するように制
御する機能判定ステップとを有することを特徴とする。
【0069】上記目的を達成するため、請求項58記載
の発明は、デバイス機器情報に従ったデバイス制御プロ
グラム情報とデバイス情報とを関連付けて記憶するよう
に制御する情報関連記憶ステップと、前記取得したデバ
イス機能がサポート可能なデバイス機能である場合、デ
バイス機器情報と記憶情報からデバイス制御プログラム
が登録されているか否かを判定するように制御する登録
判定ステップとを有することを特徴とする。
【0070】上記目的を達成するため、請求項59記載
の発明は、デバイス制御プログラムが登録されている場
合、登録されているデバイス制御プログラムを使用でき
るように制御する使用制御ステップを有することを特徴
とする。
【0071】上記目的を達成するため、請求項60記載
の発明は、前記上位装置から前記通信媒体を介してデバ
イス制御プログラムを取得するように制御するプログラ
ム取得ステップと、デバイス制御プログラムが登録され
ていない場合、前記プログラム取得ステップによるプロ
グラム取得を実行させるように制御する実行ステップと
を有することを特徴とする。
【0072】上記目的を達成するため、請求項61記載
の発明は、前記通信制御装置がサポートする機能情報を
記憶するように制御する機能情報記憶ステップを有し、
前記機能判定ステップは、記憶された機能情報と前記取
得したデバイスの機能とを比較するように制御する比較
ステップを含むことを特徴とする。
【0073】上記目的を達成するため、請求項62記載
の発明は、前記上位装置に前記通信媒体を介してサポー
トする機能情報をアップデートするように制御するアッ
プデートステップを有することを特徴とする。
【0074】上記目的を達成するため、請求項63記載
の発明は、前記上位装置から予め決められたファイルを
取得するように制御するファイル取得ステップと、取得
したファイルを解析し、当該ファイルで指定されたデバ
イスの制御プログラムに関する情報に従って前記上位装
置から前記通信媒体を介してデバイス制御プログラムを
取得するように制御するファイル解析/プログラム取得
ステップと、取得したデバイス制御プログラムを書換可
能記憶手段に格納した後、不揮発性記憶手段に書き込む
ように制御する格納制御ステップとを有することを特徴
とする。
【0075】上記目的を達成するため、請求項64記載
の発明は、前記予め決められたファイルの内容は、アッ
プデートするデバイス制御プログラムのバージョンに関
する情報を含むことを特徴とする。
【0076】上記目的を達成するため、請求項65記載
の発明は、前記上位装置から取得したデバイス制御プロ
グラムを前記書換可能記憶手段に格納した場合に回線を
切断するように制御する回線切断ステップを有すること
を特徴とする。
【0077】上記目的を達成するため、請求項66記載
の発明は、前記デバイス制御プログラム情報とデバイス
情報とを関連付けた記憶情報を更新するように制御する
更新ステップを有し、前記更新ステップでは、前記上位
装置から取得したデバイス制御プログラムを前記書換可
能記憶手段に格納した場合に前記更新を行うように制御
することを特徴とする。
【0078】上記目的を達成するため、請求項67記載
の発明は、前記デバイスの機能は、前記通信制御装置の
USB(Universal Serial Bus)インタフェースを介し
て接続されるプリンタもしくはハブ機能を含むことを特
徴とする。
【0079】上記目的を達成するため、請求項68記載
の発明は、前記取得したデバイスの機能が前記プリンタ
の場合、前記プリンタの制御可能通知を前記プリンタに
送信しその応答の結果を印刷可能状態と判断するように
制御する判断ステップと、前記プリンタが印刷可能と判
断された場合、前記上位装置に接続すべく発呼要求する
ように制御する発呼ステップと、接続した前記上位装置
から印刷データを受信するように制御する受信ステップ
と、受信した印刷データを前記プリンタに印刷させるよ
うに制御する印刷制御ステップとを有することを特徴と
する。
【0080】上記目的を達成するため、請求項69記載
の発明は、予め決められた条件に基づき選択的にプリン
タを選ぶように制御する選択ステップを有し、前記選択
ステップでは、ネットワークに接続されたプリンタが複
数ある場合、前記条件に基づき選択的にプリンタを選択
するように制御し、前記印刷制御ステップでは、前記上
位装置から受信した印刷データを前記選択されたプリン
タに印刷させるように制御することを特徴とする。
【0081】上記目的を達成するため、請求項70記載
の発明は、前記上位装置が前記通信制御装置からの発呼
に応じて前記通信制御装置と接続し、前記通信制御装置
に印刷データを送信するように制御するステップを有す
ることを特徴とする。
【0082】上記目的を達成するため、請求項71記載
の発明は、前記上位装置は、電子メールにより印刷指示
を受けることを特徴とする。
【0083】上記目的を達成するため、請求項72記載
の発明は、前記印刷指示の内容は、前記電子メールのア
ドレスにより示されることを特徴とする。
【0084】上記目的を達成するため、請求項73記載
の発明は、前記ネットワークから前記プリンタが切り離
された際に、前記上位装置にジョブの転送中止通知を行
い回線を切断するように制御する転送中止/回線切断ス
テップと、前記切り離されたプリンタの制御プログラム
を使用できないように制御するステップとを有すること
を特徴とする。
【0085】上記目的を達成するため、請求項74記載
の発明は、前記上位装置が前記転送中止通知に応じてエ
ラーが発生したジョブを認識し再送できるように管理す
るように制御する管理ステップを有することを特徴とす
る。
【0086】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
並びに第2の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0087】[第1の実施の形態]図1は本発明の第1
の実施の形態に係るネットワークプリントシステムの構
成例を示す概念図である。本発明の第1の実施の形態に
係るネットワークプリントシステムは、端末(以下PD
Aと称す)101、携帯通信端末102、外部プロバイ
ダ104、アプリケーションサーバ105、携帯通信端
末107、アダプタ108、プリンタ109を備える構
成となっている。図中103は通信回線網、106はイ
ンターネットである。
【0088】上記構成を詳述すると、PDA101は、
電子メールを送受信すると共にその内容を表示すること
ができる携帯情報機器である。通信回線網103は、公
衆電話回線、ISDN(Integated Service Digital Ne
twork:総合デジタル通信網)、衛星通信網などの通信
回線網であり、本発明の第1の実施の形態では、通信回
線網103として例えば無線回線網を含んだ公衆回線網
を想定するものとする。携帯通信端末102は、通信回
線網103とPDA101とを繋ぐ機能を有する携帯型
の通信端末である。
【0089】外部プロバイダ104は、論理的な空間で
あるインターネット106と通信回線網103との間を
仲介するものであり、PDA101のメールアカウント
の管理運営を行う。また、外部プロバイダ104は、予
め決められたプロトコルでPDA101と通信し、PD
A101の制御によってメールデータの送受信を行うこ
とができる。プリンタ109は、アダプタ108でプリ
ンタのインタフェースのデータ形式に変換された印刷デ
ータに基づき印刷を行う印刷装置である。携帯通信端末
107は、通信回線網103とアダプタ108とを繋ぐ
機能を有する携帯型の通信端末である。
【0090】アプリケーションサーバ105は、予め決
められたプロトコルで通信する機能を有するものであ
り、複数のプリンタの各々に関連したメールアカウン
ト、電話番号、プリンタの種類など、様々な固有情報を
管理運営している。更に、アプリケーションサーバ10
5は、通信回線網103もしくはインターネット106
を介したPDA等との間の電子メールの送受信、受信し
た電子メールの内容の判定、判定結果に応じた各種サー
ビス(電子メール本文の印字・添付ファイルの展開とそ
の印字・添付URL(Uniform Resource Locator)で指
定されたアドレスの取得と印字等)の選択、印字対象
を、指定されたプリンタ(例えばプリンタ109)に合
う情報に変換、アダプタ108との接続(状態によりイ
ンターネット接続、通信回線網103への電話の発呼、
通信回線網103からの着信)や認証、印刷データの交
換、アダプタ108やプリンタ109のエラーの処理等
を行う。また、アプリケーションサーバ105は、印字
データをアダプタ108に即時転送する要求を出すか、
アダプタ108からの発呼を待機するかなどの制御も行
う。
【0091】アダプタ108は、プリンタ109に接続
されるものであり、接続プリンタ109の判定、プリン
タ109とのインタフェースによるエラー状態の認識、
プリンタ109のステータスや通信状態などのステータ
スのアプリケーションサーバ105への通知、携帯通信
端末107の制御、ユーザによる操作に従ったアプリケ
ーションサーバ105への発呼、アプリケーションサー
バ105からの着信とその指示に従った自動発呼、アプ
リケーションサーバ105との認証、所定のプロトコル
に従った受信印刷データのプリンタ109への送信処理
等を行う。アダプタ108は、内部設定情報やアップデ
ートされたプログラム等をアプリケーションサーバ10
5から取得することも行う。
【0092】上記構成において、本ネットワークプリン
トシステムのPDA101が、取得した電子メールの内
容をアプリケーションサーバ105に転送する場合の手
順について説明する。
【0093】ユーザは、実行したいアプリケーション
(本例では電子メール本文印刷)に関連するアプリケー
ションサーバ105のメールアドレスを指定する。印刷
したい電子メール本文を、指定したアドレスに転送する
設定を行い、送信命令を入力する。送信命令を受けたP
DA101は携帯通信端末102を制御し、通信回線網
103を通じて外部プロバイダ104と接続する。そし
て、PDA101は予め決められたプロトコルに従って
メールデータを転送し、必要なデータ交換を行った後、
回線を切断する。
【0094】一方、アプリケーションサーバ105はア
カウントの受信BOXを走査(定期的にチェック)する
ようになっており、印刷用データを受け取ると、電子メ
ール本文印刷の処理の所定の順序によって行う。
【0095】以下に上記図1に示したネットワークプリ
ントシステムの各構成部分の内部について詳細に説明す
る。
【0096】図2は上記図1に示した本発明の第1の実
施の形態に係るネットワークプリントシステムのアプリ
ケーションサーバ105の内部構成例を示す概念図であ
る。本発明の第1の実施の形態に係るアプリケーション
サーバ105は、ファイルウォールサーバ3101、ス
イッチ3102、コミュニケーションサーバ3103、
ネットワークプリントサーバ3104、RADIUSサ
ーバ3105、メールサーバ3106、WWWサーバ3
107、FTP(File Transfer Protocol)サーバ31
10を備える構成となっている。
【0097】上記構成を詳述すると、ファイルウォール
サーバ3101は、外部からの侵入やアタックの遮断等
の機能を持つ。アプリケーションサーバ105内のイン
トラネット上のサーバ群を安全に運用するために使用す
る。スイッチ3102は、アプリケーションサーバ10
5内のイントラネットを構成するためのものである。コ
ミュニケーションサーバ3103は、PIAFS(Phs
Internet Access Forum Standard)、アナログモデム、
ISDNによる接続をサポートし、ファイルウォール、
RADIUSクライアント機能を持つ。ネットワークプ
リントサーバ3104は、ネットワークプリントサービ
スに関わり、目的に応じた印刷データの作成、プリント
ジョブ生成、アダプタ108との通信等を行う。
【0098】RADIUSサーバ3105は、業界標準
のダイアルアップ接続ユーザ認証システムであるRAD
IUSシステムに関するサーバである。RADIUSサ
ーバ3105は、RADIUSクライアント機能を持つ
コミュニケーションサーバ3103からの認証要求を受
け、認証の可否をクライアントに返す働きをする。メー
ルサーバ3106は、印刷要求メールを受け取る。WW
Wサーバ3107は、ネットワークプリントサービスの
ホームページを持つ。また、ユーザ毎にユーザホームペ
ージを提供し、各ユーザがCGI(Computer Graphics
Interface)等を用いてプリントサービスを利用できる
ようにする。
【0099】FTPサーバ3110は、アダプタ108
の内部設定情報やアップデートされたプログラム等を管
理する。ユーザの指示によりアダプタ108から、内部
設定情報やアップデートされたプログラムやUSB用の
ドライバ等をFTPプロトコルにてファイルとして転送
する。図中3109はインターネット、3108は公衆
回線網(PSTN(Public Switched Telephone Networ
k)またはPHS(Personal Handyphone System)網)
である。
【0100】次に、上記図2のように構成されるアプリ
ケーションサーバ105のメール印刷機能を説明する。
ネットワークプリントサービスのユーザは、電子メール
印刷のサービスを受ける前に、アプリケーションサーバ
105内のメールサーバ3106の電子メールアカウン
トを取得する。このアカウントに対して電子メールを送
ることにより、ユーザは電子メール印刷サービスを受け
ることができる。また、上記電子メールアカウントは、
1ユーザに対して、提供するサービス毎に異なったアカ
ウントが用意される。提供するサービスは以下の4種類
として、上記電子メールアカウントも各ユーザに対して
4種類用意される。
【0101】(1)電子メール本文印刷 (2)添付ファイル印刷 (3)本文+添付ファイル印刷 (4)URL印刷 電子メール本文印刷用に用意されたメールアカウントに
電子メールを送信することで、ネットワークプリントサ
ービスのユーザは、アプリケーションサーバ105に対
して電子メール本文のみの印刷データ生成を依頼するこ
とになる。
【0102】添付ファイル印刷用に用意されたメールア
カウントに電子メールを送信することで、ネットワーク
プリントサービスのユーザは、アプリケーションサーバ
105に対して電子メールの添付ファイルの印刷データ
生成を依頼することになる。
【0103】本文+添付ファイル印刷用に用意されたメ
ールアカウントに電子メールを送信することで、ネット
ワークプリントサービスのユーザは、アプリケーション
サーバ105に対して電子メール本文と添付ファイルの
印刷データ生成を依頼することになる。
【0104】URL印刷用に用意されたメールアカウン
トに電子メールを送信することで、ネットワークプリン
トサービスのユーザは、アプリケーションサーバ105
に対して電子メール本文中に記述されたURLにあるH
TML(HyperText Markup Language)、XML(eXten
sible Markup Language)等で記述された情報の取得
と、その印刷データ生成を依頼することになる。
【0105】尚、添付ファイルがないにも関わらず、こ
れを印刷するためのメールアカウントに電子メールを送
信した場合、または電子メール本文にURL記述がない
にも関わらず、これに係る印刷データを印刷するための
メールアカウントに電子メールを送信した場合は、電子
メール本文のみの印刷データが生成される。
【0106】また、添付ファイルのみの電子メールを本
文印刷用に用意されたメールアカウントに送信した場合
は、添付ファイルの印刷データが生成される。
【0107】本文にURL記述しかない電子メールを本
文印刷用に用意されたメールアカウントに送信した場合
は、電子メール本文の代わりに、URLにあるHTM
L、XML等で記述された情報の印刷データが生成され
る。
【0108】更に、URL印刷用に用意されたメールア
カウントに、URLが記述された電子メール本文を送信
したにも関わらず、HTML、XML等で記述された情
報の取得失敗、URL記述の間違い等があった場合は、
エラーがあった旨をアプリケーションサーバ105から
PDA101を介してユーザにメールで通知する。
【0109】本ネットワークプリントシステムでのメー
ルアカウントの付与方法は、本文印刷用にアカウントの
み、添付ファイル印刷用にユーザアカウント+“A”、
本文+添付ファイル印刷用にユーザアカウント+
“B”、URL印刷用にユーザアカウント+“C”とす
る。これらを、アプリケーションサーバ105のデータ
ベースに登録しておく。また、登録するときに、それら
のアドレスに対応して電子メールが送信された場合に、
印刷に使用するプリンタ109に接続された携帯通信端
末107の電話番号も、RADIUSサーバ3105の
データベースに登録しておく。また、プリンタ109の
機種情報をRADIUSサーバ3105のデータベース
に登録しておいてもよい。
【0110】例えば、メールサーバ3106のドメイン
名をmnp.co.jpとし、ユーザがtamaという
アカウントを取得したものとする。そのとき、メールサ
ーバ3106は電子メールアカウントとして以下のもの
を自動的に用意する。
【0111】(1)tama@mnp.co.jp
(本文印刷用) (2)tamaA@mnp.co.jp (添付ファイ
ル印刷用) (3)tamaB@mnp.co.jp (本文+添付
ファイル印刷用) (4)tamaC@mnp.co.jp (URL印刷
用) このように4つの印刷機能と電子メールのアドレスとが
対応しているため、tamaというアカウントを持つユ
ーザは、携帯通信端末102に予め登録してある4つの
電子メールアドレスの何れかを選択するだけの簡単な操
作で、印刷コマンドをキー入力するようなことをしなく
とも所望の印刷機能を選択設定できる。
【0112】図3は本発明の第1の実施の形態に係るネ
ットワークプリントシステムのアプリケーションサーバ
105内のソフトウェアモジュール構成例を示すブロッ
ク図である。本発明の第1の実施の形態に係るアプリケ
ーションサーバ105のソフトウェアモジュールは、M
ailServer3202、emailオブジェクト
3203、PrinterDB3204、Printe
rManagerオブジェクト3205、Printe
rDriverオブジェクト3206、PrintJo
bオブジェクト3207、WebBrowserオブジ
ェクト3208、UserHTMLPageオブジェク
ト3209、HTMLPageオブジェクト3210、
RadiusServer3211、PortMast
er3212、FileTransferManage
r3220を備える構成となっている。図中3201は
PDA、3213はAdapter、3214はPri
nterである。
【0113】上記構成を詳述すると、MailServ
er3202は、物理的には上記メールサーバ3106
に存在する。IMAP(Internet Message Access Prot
ocol)サーバ機能を有し、マルチパートMIME(Mult
ipurpose Internet Mail Extensions)の解釈や、メー
ル到着のIMAPクライアント(本実施形態の場合、e
mailオブジェクト3203)への通知を行う。em
ailオブジェクト3203は、印刷対象となるデー
タ、ユーザID(この場合は電子メールアドレス)を持
つ。また、IMAPクライアント機能を持ち、マルチパ
ートMIMEのようなメールでも、IMAPサーバ(本
実施形態の場合、emailManager3202)
からMIMEタイプに応じて個々のパートを取り出すこ
とができる。更に、PrinterManagerオブ
ジェクト3205に印刷対象データを渡す機能を持つ。
【0114】PrinterDB3204は、各ユーザ
の情報を格納し、PrinterManagerオブジ
ェクト3205、UserHTMLPageオブジェク
ト3209、HTMLPageオブジェクト3210な
どにデータベースアクセス手段を提供する。各ユーザの
情報としては、以下のようなものがある。
【0115】・UserID(ネットワークプリントシ
ステム登録時のユーザネーム) ・UserPassword(ネットワークプリントシ
ステム登録時のパスワード) ・UserTelNumber(ネットワークプリント
システム登録時の電話番号) ・AdapterID(アダプタに固有のID) ・AdapterTelNumber(アダプタに接続
される電話の番号) ・PrinterID(IEEE(Institute of Elect
rical and Electronics Engineers)1284経由で取
得されるプリンタ機種ID) これらは、ネットワークプリントシステム登録時に各ユ
ーザ毎に設定される。
【0116】PrinterManagerオブジェク
ト3205は、PrinterDriverオブジェク
ト3206のIDを持ち、PrinterDriver
オブジェクト3206の管理機能(生成、消去、カウン
ト、停止等)、ユーザID(この場合は電子メールアド
レス)をキーにしてPrinterDB3204を検索
する機能、PrinterDB3204から取得したP
rinterIDより必要に応じて適切なPrinte
rDriverオブジェクトを生成し、印刷対象データ
を渡す機能等を有する。尚、PrinterDrive
rオブジェクトの生成とは、プリンタに対応するプリン
タドライバを選択し、起動することである。
【0117】PrinterDriverオブジェクト
3206は、PrinterIDに応じて各プリンタ用
に生成される。PrinterManagerオブジェ
クト3205がPrinterDB3204から取得し
た、ユーザIDに応じたAdapterTelNumb
er、AdapterID、PrinterIDを保持
し、印刷対象データを特定のプリンタが理解できる形式
に変換する。添付ファイル印刷の場合は、そのアプリケ
ーションタイプをMIMEタイプから判断し、それに応
じたアプリケーションを起動して変換する。
【0118】PrintJobオブジェクト3207
は、各PrinterDriverオブジェクト320
6毎に生成される。生成時に取得した、ユーザIDに応
じたAdapterTelNumber、Adapte
rID、PrinterIDと、PrinterDri
verオブジェクト3206が生成した印刷データとを
保持し、印刷データをキューイングする機能と、Ada
pterTelNumberを基にアダプタ108に対
して出力する機能を持つ。
【0119】WebBrowserオブジェクト320
8は、WWWのブラウジング機能を持つ。Printe
rDriverオブジェクト3206からのHTML取
得メッセージにより、指定URLからHTMLで作成さ
れた情報を取得し、レンダリングする機能を有する。
【0120】UserHTMLPageオブジェクト3
209は、各ユーザ毎に生成されるWebPageで、
デフォルトプリンタ等のユーザ情報を持つ。また、CG
Iを用いたプリントステータスの反映、Printer
Driverオブジェクト3206にジョブ制御メッセ
ージを送ることによるプリントジョブ制御、HTTP
(HyperText Transfer Protocol)で受け取ったデータ
をPrinterDB3204に反映することによるユ
ーザ設定の変更等の機能を持つ。更に、Printer
Managerオブジェクト3205からの依頼によ
り、プリントステータスを本ネットワークプリントシス
テムユーザのホームページに反映させる機能も持つ。
【0121】HTMLPageオブジェクト3210
は、本ネットワークプリントシステムを構成するドメイ
ンのホームページであり、ユーザ登録等の機能を持つ。
RadiusServer3211は、上記図2のRA
DIUSサーバ3105に相当する。PortMast
er3212は、上記図2のコミュニケーションサーバ
3103に相当する。FileTransferMan
ager3220は、上記図2のFTPサーバ3110
に相当する。
【0122】PDA3201は上記図1のPDA101
に相当し、最低限メール送信機能を持つ通信端末であ
る。HTMLのブラウジング機能を持っていてもよい。
Adapter3213は上記図1のアダプタ108に
相当する。Printer3214は上記図1のプリン
タ109に相当する。尚、PDA3201とAdapt
er3213は、物理的にはPHS等の通信端末を経由
して本ネットワークプリントシステムに接続されるが、
通信端末の図示は省略してある。
【0123】次に、図3を参照して、上記アプリケーシ
ョンサーバ105が電子メールを受け取り、印刷ジョブ
を生成し、アダプタ108に送信するまでの流れを以下
に説明する。ネットワークプリントサービスのユーザ
は、PDA3201等のメール端末機器を用いて、印刷
したい電子メールをアプリケーションサーバ105へ送
信する。電子メールの宛先は、上述したようにユーザが
希望するサービスに対応するアドレスが選択される。
【0124】アプリケーションサーバ105に送信され
た電子メールは、実際にはMailServer320
2が受信する。本実施形態のMailServer32
02はIMAPサーバの機能を有し、そこでMailS
erver3202はIMAPクライアント機能を有す
る。各ユーザ毎のネットワークプリントサーバ3104
内のemailオブジェクト3203に対して、IMA
Pプロトコルに従いメール受信を通知する。ネットワー
クプリントサーバ3104内のemailオブジェクト
3203は、IMAPプロトコルによりメールアドレス
に応じた目的のMIMEパートを取得する。取得したデ
ータはPrinterManagerオブジェクト32
05に転送される。
【0125】PrinterManagerオブジェク
ト3205は、電子メールアカウントで示されるユーザ
IDを用いてPrinterDB3204を検索し、ユ
ーザの情報(デフォルトで使用するプリンタのID等)
を取得する。そして、取得したデフォルト使用のプリン
タに対するPrinterDriverオブジェクト3
206を生成する。PrinterDriverオブジ
ェクト3206はPrinterManagerオブジ
ェクト3205から印刷すべきデータを取得し、印刷デ
ータに変換してPrintJobオブジェクト3207
を生成する。
【0126】もし印刷すべきデータがURLであれば、
PrinterDriverオブジェクト3206はW
ebBrowserオブジェクト3208にURLを送
信する。WebBrowserオブジェクト3208は
インターネットから、指定されたURLの内容(HTM
L、XML等で記述されたホームページ)を取得し、そ
れをレンダリングした上でPrinterDriver
オブジェクト3206に返送する。PrinterDr
iverオブジェクト3206は、レンダリングされた
印刷すべきデータを印刷データに変換してPrintJ
obオブジェクト3207を生成する。
【0127】通信状態の悪さによるタイムアウト、アド
レス間違い等、URL内容の取得に失敗した場合は、W
ebBrowserオブジェクト3208はPrint
erDriverオブジェクト3206にエラーを返
す。PrinterDriverオブジェクト3206
は更にPrinterManagerオブジェクト32
05にエラーを通知し、emailオブジェクト320
3がエラーである旨のメールを作成してユーザに返送す
る。この後、PrintJobオブジェクト3207中
に蓄えられた印刷データをアダプタ108に転送する。
【0128】ところで、この転送を、アプリケーション
サーバ105が発呼して行う場合と、アダプタ108が
発呼して行う場合の2通りが可能である。
【0129】アダプタ108が発呼する場合は、アダプ
タ108(=3213)がアプリケーションサーバ10
5にログインする。この場合、Adapter3213
がPortMaster3212に電話し、Adapt
erID、AdapterTelNumber、Pri
nterIDを認証のキーとしてログインする。認証の
キーは、PortMaster3212からRadiu
sServer3211を経由してPrinterDB
3204に送られ、PrinterDB3204でチェ
ックされる。このログイン接続はTCP(Transmission
Control Protocol)/IP(Internet Protocol)接続
であるが、PortMaster3212によってAd
apter3213に与えられるIPアドレスは、本ネ
ットワークプリントシステムのプライベートアドレスで
ある。
【0130】上記プロセスでログインが許可されたAd
apter3213は、PrinterManager
オブジェクト3205に印刷データの要求メッセージを
送る。メッセージを受けたPrinterManage
rオブジェクト3205は、Adapter3213の
AdapterID、AdapterTelNumbe
r、PrinterIDに合致するPrintJobオ
ブジェクト3207を特定し、そのオブジェクトにデー
タ送信のメッセージを送る。このメッセージには、Ad
apter3213のIPアドレスが含まれる。Pri
ntJobオブジェクト3207は、指定されたIPア
ドレス、つまりAdapter3213のアドレスに対
して、LPRプロトコルなどでプリントデータを送出す
る。
【0131】一方、アプリケーションサーバ105が発
呼する場合は、PrintJobオブジェクト3207
自身が持つPrinterTelNumberに対して
発呼するよう、PortMaster3212に依頼す
る。PortMaster3212は、PrintJo
bオブジェクト3207からの依頼により上記Prin
terTelNumberに電話するが、このとき本ネ
ットワークプリントシステムの電話番号を通知し、一旦
通信を切断する。これにより、アダプタ108はネット
ワークプリントシステムの電話番号を取得し、取得した
電話番号にかけ直す。これ以降は、アダプタ108から
の発呼と同じ動作である。
【0132】尚、上述した4つのメールアドレスと、プ
リンタ109にアダプタ108を介して接続されている
携帯通信端末107の電話番号とは対応付けてデータベ
ースに登録されており、アプリケーションサーバ105
は、受信したメールのアドレを基にして、対応する電話
番号を認識し、印刷データを作成し、通信回線網103
を介して携帯通信端末経由でアダプタ108に送信でき
る。
【0133】また、PrintJobオブジェクト32
07内のプリントジョブは、Printer3214に
紙が1枚しかない場合(手差しにより1枚ずつ給紙する
タイプのプリンタの場合)も考慮すると、1ページ単位
に印刷データを生成する場合もある。この場合、Pri
nterID(機種情報)に基づきプリンタのタイプを
判定し、プリントジョブの単位を決定する。例えば、カ
セット給紙タイプのプリンタに対しては複数ページのデ
ータを1JOBとして送り、手差しタイプのプリンタに
対しては複数ページのデータを複数のJOBとして送
る。このように処理することで、エラーやジャムが発生
したページのデータの再送信が簡単にでき、エラーリカ
バリやジャムリカバリに対する処理が行いやすくなる。
【0134】また、PrintJobオブジェクト32
07とAdapter3213との間でのプリントデー
タ送信中に、Adapter3213から紙なし等のエ
ラーが通知されることがある。この場合、Adapte
r3213からのエラー通知をPrinterMana
gerオブジェクト3205が受け、PrinterD
riverオブジェクト3206に対して印刷データ送
信停止メッセージを送る。これにより、PrintJo
bオブジェクト3207からAdapter3213へ
の印刷データの転送を中止することができる。
【0135】更にその際、PrintjobDrive
rオブジェクト3206は、emailオブジェクト3
203にエラー発生メールをユーザに通知するよう依頼
することができる。また、UserHTMLPageオ
ブジェクト3209に依頼し、ユーザのネットワークプ
リントシステム内ホームページに、エラーを含むプリン
トステータスの反映を依頼することもできる。
【0136】次に、上記アプリケーションサーバ105
が、アダプタ108にユーザ設定ファイルやアップデー
トされたプログラムを送信するまでの流れを以下に説明
する。ユーザの指示によりアダプタ108(=321
3)は、アプリケーションサーバ105にログインす
る。この場合、Adapter3213がPortMa
ster3212に電話し、AdapterID、パス
ワードなしでログインする。このログイン接続はTCP
/IP接続であるが、PortMaster3212に
よってAdapter3213に与えられるIPアドレ
スは、本ネットワークプリントシステムのプライベート
アドレスである。
【0137】Adapter3213のIPアドレス
は、Adapter3213内で設定されたアドレスを
使用し、User名をAnonymous、passw
ordをアダプタ情報領域に格納されているアダプタI
DとしてFileTransferManager32
20にコネクトする。
【0138】上記プロセスでログインが許可されたAd
apter3213は、FileTransferMa
nager3220にファイル転送の要求メッセージを
送る。FileTransferManager322
0は以下のファイルを管理している。
【0139】・PrinterID.inf(ドライバ
アップデートに必要なファイル) ・PrinterID.drv(Adapter321
3用のドライバプログラムファイル) ・AdapterID.cfg(アダプタの設定ファイ
ル名/ユーザ情報ファイル名) AdapterID.cfgは、PrinterDB3
204で登録されているAdapterIDにcfgの
属性が付いたもので、登録されているAdapterI
D数のファイルがある。メッセージを受けたFileT
ransferManager3220は、指定された
IPアドレス、つまりAdapter3213のアドレ
スに対して、FTPプロトコルなどで指定されたファイ
ルを送出する。
【0140】次に、本発明の第1の実施の形態に係るア
ダプタ108について詳しく説明する。図15は本発明
の第1の実施の形態に係るアダプタ108の電気的構成
例を示すブロック図である。本発明の第1の実施の形態
に係るアダプタ108は、通信端末インタフェース21
01、マイクロコンピュータ(以下マイコンと略称)2
102、ユーザインタフェース(以下U/Iと略称)2
103、プリンタインタフェース(USBインタフェー
ス)2104、ROM2105、RAM2106、電源
2107、内部バス2108を備える構成となってい
る。図中107は携帯通信端末、109はプリンタであ
る。
【0141】上記構成を詳述すると、本実施形態におけ
るアダプタ108は、携帯通信端末107に通信端末イ
ンタフェース2101を介して接続し、通信端末インタ
フェース2101は内部バス2108に接続する。この
通信端末インタフェース2101は、異なる通信端末を
接続する際に電気特性の相違を吸収して内部バス210
8に接続する。即ち、アダプタ108は、PHS等の通
信インタフェースのプロトコルをプリンタ109のUS
Bインタフェースのプロトコルに変換するためのもので
ある。
【0142】プリンタ109はプリンタインタフェース
2104を介してアダプタ108の内部バス2108に
接続する。本実施形態ではアダプタ108とプリンタ1
09はUSBインタフェースで接続される。内部バス2
108には、全体動作を制御するマイコン2102と、
内部の動作プログラムを記憶すると共に設定内容を記憶
するROM2105、プログラム実行領域及び送受信デ
ータの一時記憶を行うRAM2106、ユーザからの操
作やユーザへの表示を行うユーザインタフェースである
U/I2103が接続される。
【0143】U/I2103には、電源を制御するスイ
ッチSW(1)2112と、携帯通信端末107やプリ
ンタ109への制御を行うスイッチSW(2)211
0、スイッチSW(3)2111とが備えられている。
3色LED1・2114とLED2・2115はユーザ
にアダプタ108の状態を通知する。ROM2105は
書き換えが可能な読み出し専用メモリであり、ソフトウ
ェアの追加変更が可能である。また、その際に新しいプ
ロトコルの追加も可能である。
【0144】携帯通信端末107に用意されている外部
インタフェース部は、アダプタ108による通信回線網
103との間の発信、着信、切断等を、外部から通信端
末インタフェース2101を介して制御する。そして、
マイコン2102は通信端末インタフェース2101を
介して携帯通信端末107に対し、発信、着信、切断等
の制御を行う。また、携帯通信端末107は自己の電話
番号や電話の着信情報(RING情報、着信電話番号、
携帯通信端末107のステータス)・印刷関連のデータ
を、アダプタ108の通信端末インタフェース2101
に出力する。これにより、アダプタ108は携帯通信端
末107の電話番号等の各種情報を取得することができ
る。
【0145】アプリケーションサーバ105及び携帯通
信端末107は共に通信回線網103に接続されてい
る。携帯通信端末107が無線方式の通信端末である場
合は、無線基地局経由にて通信回線網103に接続され
る。アダプタ108は通信端末インタフェース2101
を介して携帯通信端末107に、アプリケーションサー
バ105側の通信端末の電話番号に発呼する処理を行
う。携帯通信端末107は通信回線網103に対し上記
電話番号での接続を試みる。ここでの接続の確立は通信
回線網103の方式に従う。アプリケーションサーバ1
05側の通信端末が携帯通信端末107からの発呼を受
理すると通信回線網103での接続が完了する。
【0146】ROM2105は新しいソフトウェアを、
通信端末インタフェース2101やプリンタインタフェ
ース2104を介してダウンロードし、内部プログラム
の書き換えを行う。また、ROM2105には、接続に
必要な電話番号、アダプタID等も格納され、同様に変
更することができる。マイコン2102は、ソフトウェ
アによってモデムやプロトコルを実現するパフォーマン
スを持っている。電源2107は、アダプタ108を動
作させるための電源を供給する。
【0147】図5は本発明の第1の実施の形態に係るア
ダプタ108に実装されるソフトウェアの構成例を示す
ブロック図である。図中右側のアダプタ108では、携
帯通信端末107と物理的に接続されるH/W2208
の上位に、通信端末との接続を確立する通信キャリアプ
ロトコル2207が実装されている。実際には携帯通信
端末107を介して通信回線網103に接続されている
ので、通信キャリアプロトコル2207は、通信回線網
103に接続する発呼・着信・切断等の制御を主に行
う。通信キャリアプロトコル2207の上位にはTCP
/IPプロトコル群2206が実装される。本実施形態
ではPPP(Point to Point Protocol)やTCP/I
PやFTP等である。
【0148】アプリケーション2205は、アダプタ1
08とアプリケーションサーバ105間のアプリケーシ
ョンプロトコル、初期化、USB制御等のアダプタ機能
制御を担当し、TCP/IPプロトコル群2206を介
して通信回線網103に対して通信を行う。アダプタ1
08では、通信キャリアプロトコル2207、TCP/
IPプロトコル群2206、アプリケーション2205
をソフトウェアにて実装しているため、アダプタ108
の諸機能は上記図4のマイコン2102、ROM210
5、RAM2106等にて実現される。
【0149】次に、アダプタ108のプリンタインタフ
ェース(USBインタフェース)2104にプリンタ1
09を接続した場合を例に上げてUSBに関する動作を
説明する。図6は本発明の第1の実施の形態に係るUS
Bの信号線及びそのドライバレシーバの構成を示すブロ
ック図である。図中130はアダプタ108のUSBイ
ンタフェース2104のインタフェースを示し、131
はプリンタ109のUSBインタフェースを示してい
る。130側はホストサイドの機能を有し、131側は
デバイス(ノード)の機能を有し本実施形態ではプリン
タとなる。これらのインタフェースはシールドケーブル
132で接続される(コネクタは図示せず)。
【0150】USBケーブルは、信号線data1とd
ata2、電源であるVBUS、GNDからなり、各信
号はUSBCN134と図示されたように接続してい
る。各信号線はインタフェース部130、131内にあ
るUSBトランシーバ133、134と接続している。
USBインタフェース2104内のUSBトランシーバ
133はマイコン2102に接続し、データのやり取り
を可能にしている。抵抗R1は各信号線に接続されてお
り、信号線をハイ・インピーダンスになることを防いで
いる。抵抗R2は信号線data1に繋がっており、
3.3Vでつられている。この抵抗R2は、マイコン2
102に対して、高速データ通信であることと、このプ
リンタ109がインタフェースに接続されていることを
示している。USBトランシーバ133、134は差動
増幅型入出力器と入出力ポートからなり、信号線dat
a1・data2の電気信号を制御している。
【0151】本発明の第1の実施の形態では、信号のや
り取りがなくdata1がハイでdata2がロウの場
合、プリンタ109がUSBに接続されていることを示
し、また、data1がロウでdata2がロウの場
合、機器が接続されていないことを示している。更に、
この信号が例えば10ms以上アイドル状態(信号の活
動がない状態)のときはサスペンドしていることを示し
ている。また、サスペンド中に信号線data1とda
ta2をある一定期間(ここでは例えば3ms間)ロ
ウ、ロウに出力もしくは受けた場合、USBネットワー
クがレジュームした、もしくはリクエストしていること
を示す。
【0152】図7は本発明の第1の実施の形態に係るU
SBネットワークの制御信号を示す説明図である。基本
信号セットとしては、大きく分けてトークンコマンド、
データコマンド、ハンドシェイクコマンドの3つに分け
られる。
【0153】・トークンコマンド:トークンコマンドは
必ずUSBトランシーバ133から発せられ、主に4つ
からなる。
【0154】OUT 出力命令 IN 入力命令 SOF 1ms毎に発生するフレーム信号 SETUP セットアップコマンド ・データコマンド:データコマンドはUSBトランシー
バ133もしくはプリンタ109に対してデータを送る
ときに使用するヘッダで、2つのヘッダ(DATA0、
DATA1)を交互に発することでエラーを検出させ
る。
【0155】・ハンドシェイクコマンド:ハンドシェイ
クコマンドは先のコマンドに対してデータの受け取りの
結果を示すもので、主に3つある。他にはパケットとし
て現れないものとして、タイムアウトもある。
【0156】ACK 正常にデータを受け取ったこ
とを示す。
【0157】NAK 正常にデータを受け取れた
が、処理中なので再送を要求していることを示す。
【0158】STALL ホストによる救済申し込み 以上の基本信号セットを使ってUSBトランシーバ13
3とプリンタ109間でデータのやり取りを行うが、普
通、通常のデータシークエンスPR1及びフレームシー
クエンスPR2で示した2つのシークエンスが存在す
る。
【0159】データシークエンスPR1:通常のデータ
シークエンスは、トークン部401、データ部402、
ハンドシェイク部403からなる。通常、プリンタ10
9間とのデータのやり取り、コントロールを行う。
【0160】トークン部401は、先に説明したOUT
(出力命令)、IN(入力命令)、SETUP(セット
アップコマンド)のどれかと、デバイスを指定するアド
レスからなる。トークン部401は、必ずUSBトラン
シーバ133から発せられる。データ部402は、トー
クン部401で指定された命令に従って、USBトラン
シーバ133もしくはプリンタ109から発せられる。
これは、2つのヘッダ(DATA0、DATA1)とデ
ータからなる。ハンドシェイク部403は、ACK、N
AK、STALL等のハンドシェイク信号等のどれかに
あたり、トークン部401で指定された命令に従って、
USBトランシーバ133もしくはプリンタ109から
発せられる。
【0161】フレームシークエンスPR2:1ms毎に
発生するフレーム信号で、トークン部404しか存在し
ない。この信号はUSBネットワークに接続しているデ
バイス全てにブロードキャストする信号で、ハンドシェ
イクを必要としない。トークン部404は、SOFと1
ms毎に増加するフレーム番号(具体的には11bi
t)からなる。この信号が10ms以上PC1102
(図27)から発せられないでバスがアイドル状態のと
きはサスペンドしていることを示している。
【0162】図8は本発明の第1の実施の形態に係るバ
スの状態の一例を示す説明図である。バスには、多数の
トークンから成り立ち、1ms毎にカウントアップした
PR2であるフレーム信号が発生している。フレーム信
号の後には、複数のPR1のデータシークエンスがあ
る。データシークエンスは、USBトランシーバ133
によって制御されているため、USBトランシーバ13
3の状態によって、パケットがある部分とない部分が存
在する。
【0163】次に、本発明の第1の実施の形態に係るU
SBネットワークを制御するための基本コマンドセット
を説明する。
【0164】・CLEAR_FETURE[特徴(機
能)クリア]:このリクエストは特定のUSBネットワ
ークに関する特徴(機能、例:サスペンド機能のサポー
ト)をクリア或いはディスエーブルするのに使われる。
【0165】・Get Status:このリクエスト
は特定された受信機に対するステータスを返す。
【0166】・Get Configuration:
このリクエストは現行のデバイスコンフィグ状態(値)
を返す。返り値がゼロの場合、プリンタ109はコンフ
ィグされていない。
【0167】・Set Address:このリクエス
トは来たるべきプリンタアクセスのために、デバイスア
ドレスをセットする。
【0168】・Set Configuration:
このリクエストはプリンタ109のコンフィグレーショ
ン(環境設定)をセットする。この値がゼロの場合は、
プリンタ109は未コンフィグレーション状態にある。
【0169】・Set Feature:このリクエス
トは特定の特徴をセットしたり、イネーブルにしたりす
るのに使われる。
【0170】次に、ディスクリプタについて説明する。
本USBネットワークはディスクリプタを使うことによ
り、属性をレポートすることができる。ディスクリプタ
は定義されたフォーマットを持つデータ構造である。そ
れぞれのディスクリプタはディスクリプタ内の総バイト
数を含むバイト幅フィールドで始まり、ディスクリプタ
タイプを示すバイト幅フィールドがそれに続く。ディス
クリプタを使うことにより、個々のコンフィグレーショ
ンの属性を示すことができる。主な属性の内容は以下の
通りである。これらの情報はGet Descript
orコマンドで読み取ることができる。
【0171】・ディスクリプタのサイズ ・メーカ名 ・機種情報ID ・電源容量 ・転送サイズ ・サポートするチャネルの組み合わせについて ・特徴情報 ・デバイスの機能(クラス情報:プリンタ、スキャナ、
ハブ等の機械のカテゴリ) ・サポートするチャネルの本数 ・サポートするチャネルの種類 ・サポートするチャネルの組み合わせについて ・各チャネルの転送幅 図9は本発明の第1の実施の形態に係るインタフェース
に関連する通常印字スタンバイまでのプリンタ109の
動作を示す状態遷移図である。
【0172】・電源初期状態(J601):プリンタ1
09は電源が投入されるとリセットされ、FlashR
EM132の制御コードに従って、各種レジスタのイニ
シャルを行う。プリンタ109はUSBケーブルからの
バスリセットシグナルを待つ状態になる。
【0173】ポートへの接続が検知されると、アダプタ
108のマイコン2102はポートをイネーブルにし、
ポートは接続されているデバイスに対してバスリセット
を発行する。そして、先に説明した基本コマンドセット
で指示することによって、接続されたプリンタ109は
以下の3つの状態を変移して機能状態となる。
【0174】・デフォルト状態(J603):プリンタ
109がバスリセットを受信すると、プリンタ109は
デフォルトアドレスにアドレス可能になる。この時、デ
ィスクリプタの最初の情報を読み取り、基本的な情報を
アダプタ108のマイコン2102が認識することがで
きる。
【0175】状態J603では、プリンタ109はアダ
プタ108のマイコン2102からのディスクリプタ読
み出し命令(Get Descriptor)を待つ。
プリンタ109はアダプタ108のマイコン2102か
らのディスクリプタ読み出し命令(Get Descr
iptor)に従って、基本的な情報をアダプタ108
のマイコン2102に送出する。プリンタ109は、ア
ダプタ108のマイコン2102が各ノードのデバイス
を認識した順番にセットしてくるUSBネットワークの
固有のアドレスをセットしてくるコマンド(アドレスセ
ット)を待つ。
【0176】・アドレスアサイン状態(J605):プ
リンタ109は電源投入直後やリセット後はデフォルト
アドレスを用いる。接続後やリセット後、プリンタ10
9はアダプタ108のマイコン2102により唯一のア
ドレスにアサインされる。そして、全てのディスクリプ
タの情報を読み取り、PnP機能に必要な情報やデバイ
スをコントロールするのに必要な情報をアダプタ108
のマイコン2102が認識できるようになる。
【0177】状態J605では、プリンタ109の持っ
ている全てのディスクリプタを読み出すために、プリン
タ109はアダプタ108のマイコン2102からのデ
ィスクリプタ読み出し命令(Get Descript
or)を待つ。処理408においてプリンタ109はア
ダプタ108のマイコン2102からのディスクリプタ
読み出し命令(Get Descriptor)に従っ
て、全ての情報(本実施形態ではメーカ名から各チャネ
ルの転送幅まで)をアダプタ108のマイコン2102
に送出する。プリンタ109はチャネルのイネーブルを
行うコマンド(Set Configuration)
を持つ。アダプタ108のマイコン2102はプリンタ
専用のドライバをセットし(詳細については後述す
る)、使用可能状態になったことをコマンド(Set
Configuration)で知らせる。
【0178】・コンフィグ状態(J607):プリンタ
109が機能状態になるためには、コンフィグされねば
ならない。プリンタ109からみた場合、コンフィグと
はデバイスコンフィグレジスタに値をセットすることで
ある。通常のプロセスとして、アダプタ108のマイコ
ン2102はプリンタ109からのデバイス能力を知る
コンフィグ情報を要求する。この情報に従って、アダプ
タ108のマイコン2102はプリンタ109にコンフ
ィグをセットし、必要ならば限定を要求するチャネルに
対して最大パケットサイズをセットする。
【0179】本発明の第1の実施の形態では、基本コマ
ンド用にチャネル0(デフォルト用)、通常印字用とし
てチャネル1が割り当ててある。従って、コンフィグ状
態になるとチャネル1が新たに使用可能になる。コンフ
ィグ命令(Set Configuration)を受
け、全てのチャネルがセットされ、印字データを待つた
めのプリンタスタンバイにプリンタ109は移る。
【0180】一方、バスアクティビティの有り無しによ
って、先に説明したバスの3つの状態(J603、J6
05、J607)からそれぞれ、サスペンド状態(J6
04、J606、J608)に遷移することもできる。
プリンタ109は常にバスのアクティビティを検出して
おり、例えば10ms間バスのアクティビティが無かっ
た場合、省電力モードに移行する。一方、サスペンド中
にバスのアクティビティを検出した場合、スタンバイに
復帰する。更に、プリンタ109からのレジュームリク
エストを信号線data1とdata2をある一定期間
(ここでは例えば3ms間)ロウ、ロウに出力してUS
Bネットワークに示す。
【0181】図29は本発明の各実施の形態に係るプロ
グラム及び関連データが記憶媒体から装置に供給される
概念例を示す説明図である。プログラム及び関連データ
は、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM等
の記憶媒体291をコンピュータ等の装置292に装備
された記憶媒体ドライブ挿入口293に挿入することで
供給される。その後、プログラム及び関連データを記憶
媒体291から一旦ハードディスクにインストールしハ
ードディスクからRAMにロードするか、或いはハード
ディスクにインストールせずに直接RAMにロードする
ことで、プログラム及び関連データを実行することが可
能となる。
【0182】この場合、本発明の各実施の形態に係るネ
ットワークプリントシステムにおいてプログラムを実行
する場合は、例えば上記図29に示したような手順でネ
ットワークプリントシステムを構成する装置にプログラ
ム及び関連データを供給するか、或いはネットワークプ
リントシステムを構成する装置に予めプログラム及び関
連データを格納しておくことで、プログラム実行が可能
となる。
【0183】図28は本発明の各実施の形態に係るプロ
グラム及び関連データを記憶した記憶媒体の記憶内容の
構成例を示す説明図である。記憶媒体は、例えばボリュ
ーム情報281、ディレクトリ情報282、プログラム
実行ファイル283、プログラム関連データファイル2
84等の記憶内容で構成される。プログラムは、各実施
形態の各フローチャートや状態遷移図等に基づいてプロ
グラムコード化されたものである。
【0184】尚、本発明の特許請求の範囲と本発明の実
施の形態との対応関係は下記の通りである。印刷制御装
置はアダプタ108に対応し、上位装置はアプリケーシ
ョンサーバ105に対応し、通信媒体は通信回線網10
3に対応する。また、情報取得手段、機能判定手段、登
録判定手段、使用制御手段、プログラム取得手段、実行
手段、アップデート手段、ファイル取得手段、ファイル
解析/プログラム取得手段、格納制御手段、回線切断手
段、更新手段、判断手段、発呼手段、印刷制御手段、選
択手段、転送中止/回線切断手段はアダプタ108のマ
イコン2103及びマイコン2103で実行するプログ
ラム(記憶媒体の各ステップ)に対応し、情報関連記憶
手段、機能情報記憶手段、不揮発性記憶手段はアダプタ
108のROM2105に対応し、書換可能記憶手段は
アダプタ108のRAM2106に対応し、受信手段は
アダプタ108の通信端末インタフェース2101に対
応し、USBインタフェースはアダプタ108のプリン
タインタフェース2104に対応し、管理手段はアプリ
ケーションサーバ105が有する管理機能に対応する。
【0185】次に、本発明の第1の実施の形態に係るネ
ットワークプリントシステムにおけるアダプタ108の
動作を図10〜図24を参照しながら詳細に説明する。
【0186】図10・図11は本発明の第1の実施の形
態に係るアダプタ108の状態遷移を示す説明図、図1
4・図15は本アダプタ108の初期化に関連する処理
の手順を示すフローチャート、図16は本アダプタ10
8の発呼に関連する処理の手順を示すフローチャート、
図22は本アダプタ108のLED状態を示す説明図で
ある。
【0187】アダプタ108の状態遷移はOFF状態J
5000から始まる(図10のJ5000)。アダプタ
108の電源スイッチであるスイッチSW(1)211
2をオンすると電源オン自己診断モードに入る(図10
のJ5001)。ここでは下記(1)〜(4)のアダプ
タ108内のポートやレジスタのチェックを行うシステ
ムチェック(図14のステップS6001)を行う。
【0188】(1)アダプタ108のROM2105の
チェックサム確認(図14のステップS6003) ROM2105上のアダプタ108の制御プログラムが
書き込まれている領域と、アダプタ108の固有情報を
管理するアダプタ情報領域(図12)と、USBプリン
タドライバとプリンタ機種情報ID番号を管理するプリ
ンタ管理情報領域(図19)とには、それぞれ別個に予
めチェックサムが書き込まれており、これらのチェック
サムを正しく読み出せるかを確認する。尚、図12はR
OM2105上のアダプタ情報領域の構成を示す説明図
である。アダプタ情報領域は、アダプタID、登録パス
ワード、登録センター番号、スタンバイタイムアウト時
間、アップデートID、アップデートパスワード、チェ
ックサムから構成される。また、図19はUSBプリン
タドライバとプリンタ機種情報ID番号を管理するプリ
ンタ管理情報領域の構成を示す説明図である。プリンタ
管理情報領域は、IDエントリ数、PrinterI
D、スタートアドレス、チェックサムから構成される。
【0189】(2)アダプタ108のRAM2106の
容量確認(図14のステップS6006) アダプタ108に実装されているRAM2106に対し
てデータ書き込み/読み出しチェックにより容量を確認
する。容量確認後、全ての領域はnullクリアされ
る。ここで確認した容量をRAM2106に保存してお
き、印刷データ受信時のバッファオーバフローチェック
に使う。
【0190】(3)携帯通信端末107の接続確認(図
14のステップS6008) 携帯通信端末107が正しく接続され、動作しているか
を確認する。この時、携帯通信端末107の電話番号を
取得し、アダプタ108のRAM2106に保存してお
く。
【0191】(4)プリンタ109の接続確認(図14
のステップS6040、ステップS6010、図15の
ステップS6011、ステップS6052、ステップS
6053) アダプタ108のプリンタインタフェース2104にあ
るUSBインタフェースにデバイスがプラグインされて
いるかを確認する。プラグインされていない場合(ステ
ップS6040でNO)、アイドルモードに入る。そし
て、プラグインされている場合(ステップS6040で
YES)、プリンタインタフェース2104のUSBネ
ゴシエーションによりデバイスの機種情報IDを取得す
る。このとき、サポートできるプリンタクラスで且つ図
19のUSBプリンタドライバとプリンタ機種情報ID
番号を管理するプリンタ管理情報領域の内容に従って、
先の取得したデバイスの機種情報がプリンタであること
及びドライバが登録されているかをチェックする。プリ
ンタが登録されている場合、プリンタの機種情報ID番
号をアダプタ108のRAM2106に保存し、プリン
タをコンフィグしてプリンタを印刷可能な状態にする。
更に、プリンタが使用可能な状態になったことを示すフ
ラグPreadyを1にセットする。
【0192】一方、図19のUSBプリンタドライバと
プリンタ機種情報ID番号を管理するプリンタ管理情報
領域に登録されていないプリンタを認識した場合は、回
線を通じてドライバを取得するために初期設定モード
(図15のステップS6012にて初期化処理へ分岐し
て、図10のJ5003)に入る。
【0193】以上の自己診断でエラーもしくはサポート
しないデバイスと認識した場合(図14のステップS6
002、ステップS6005、ステップS6007、ス
テップS6009、図15のステップS6011、図1
4のステップS6050)は、電源オフ待ちモード(図
10のJ5002)に入り、アダプタ108のマイコン
2102をスタンバイモードにしてスイッチSW(1)
2112による電源オフのみが可能な状態にする(図1
5のステップS6004)。
【0194】アダプタ108が稼働するためには、ユー
ザ情報をROM2105上のユーザ情報領域(図13)
に書き込む必要がある。図13はROM2105上のユ
ーザ情報領域の構成を示す説明図である。ユーザ情報領
域は、サーバ番号リクエストエントリ数、サーバ番号リ
スト、デフォルトアクセスポイント、データ受信タイム
アウト時間から構成される。
【0195】アダプタ108のROM2105上のユー
ザ情報領域(図13)をチェックし(図15のステップ
S6012)、ユーザ情報が書き込まれていない状態な
らば初期設定モード(図10のJ5003)に入る。
尚、アプリケーションサーバ105上のユーザ情報を変
更した時、アダプタ108上のユーザ情報を書き換える
ために、スイッチSW(2)2110を押下しながらス
イッチSW(1)2112をオンすることでも初期設定
モード(図10のJ5003)に入る。また、回線を通
じてドライバを取得時にも初期設定モード(図10のJ
5003)に入る。
【0196】ユーザ情報やプリンタドライバはアプリケ
ーションサーバ105に準備されているので、初期設定
モード(図10のJ5003)では、その情報を以下の
手順でダウンロードし、アダプタ108のROM210
5上のユーザ情報領域(図13)に書き込む。
【0197】(1)アダプタ108のスイッチSW
(2)2110を押下されたならば、アダプタ情報領域
(図12)に格納されている登録センター番号に発呼す
る。登録センターに接続したならば、アダプタ情報領域
(図12)に格納されているアダプタID(Adapt
erID)をLoginID、passwordなしで
PPPによりログインする。
【0198】(2)FTPによりユーザ情報ファイルを
ダウンロードする。
【0199】アダプタ情報領域(図12)に格納されて
いるアダプタID(AdapterID)、登録パスワ
ードをUserID、passwordとしてアプリケ
ーションサーバ105内にあるFTPサーバ(図示略)
にコネクトする。コネクトに成功した場合は、ユーザ情
報ファイルを獲得してアダプタ108のROM2105
上のユーザ情報領域(図13)に格納する。
【0200】ユーザ情報ファイルには、デフォルトの電
話番号以外のサーバに電話するための電話番号が含まれ
ている。尚、接続する電話番号の変更は、ユーザが携帯
通信端末102で予め電子メールにて電話番号の変更を
アプリケーションサーバ105に通知し、通知されたア
プリケーションサーバ105はユーザ情報ファイルに、
接続する電話番号を含ませておくことにより実現され
る。また、電子メールのアドレスと電話番号を予め対応
付けておくことにより、ユーザが所望とする電話番号に
対応するアドレスに電子メールを送信することによって
も実現され得る。
【0201】(3)ユーザ情報ファイルのダウンロード
が終了しなたならFTP接続をクローズし、ログオフ
し、回線を切断する。
【0202】電源オン自己診断が成功し、ユーザ情報が
正しく書き込まれていた場合、及び初期設定が終了した
なら、アプリケーションサーバ105からの着呼、また
はユーザによるアダプタ108のスイッチSW(2)2
110の操作を待っている状態であるアイドルモード
(図10のJ5004)、もしくはドライバアップデー
トモード(図10のJ5030)に入る。
【0203】ドライバアップデートモード(図10のJ
5030)は、USBプリンタドライバとプリンタの機
種情報ID番号を管理するプリンタ管理情報領域に登録
されていないプリンタを認識した場合によって入る。モ
ードではLED1、LED2が同時に赤点滅する(図2
2)。このモードではアプリケーションサーバ105に
準備されている最新プログラムモジュールをダウンロー
ドし、アダプタ108のROM2105(フラッシュR
OM)上の割り当てられた領域にプログラムを書き込
む。詳細は後述する。
【0204】本実施形態のネットワークプリントシステ
ムでは、アプリケーションサーバ105にて印刷データ
の準備が完了したならば、アプリケーションサーバ10
5側からアダプタ108を呼び出す動作モードと、アダ
プタ108からのリクエストによりアプリケーションサ
ーバ105が印刷データを送り出す動作モードの二つの
動作モードがある。着呼確認モード(図10のJ500
6)はアプリケーションサーバ105側からアダプタ1
08を呼び出す動作モードに対応する。
【0205】アイドルモード(図10のJ5004)に
おいて、プリンタ109がコンフィグされて常に印字で
きる状態(図16のステップS6055の判断による)
で、電話の着呼を受けた場合(図16のステップS60
20)、着呼確認モード(図10のJ5006)に移
る。図16のステップS6021にて、発信者番号通知
による発信者番号を得る。発信者番号が通知されていな
い場合は(図16のステップS6022)、着呼を無視
して何もせずアイドルモード(図10のJ5004)に
戻る。
【0206】一方、発信者番号を取得できた場合(図1
6のステップS6022)、取得した発信者番号とユー
ザ情報領域(図13)に格納されているサーバ番号リス
トとを比較する(図16のステップS6023)。サー
バ番号リストに取得発信者番号がなければ、着呼を無視
し何もせずにアイドルモードJ5004に戻る。取得し
た発信者番号と一致する番号があれば、RINGが終了
するのを待ち、発呼モード(図10のJ5005)に移
る(図16のステップS6026へ)。
【0207】着呼確認が成功した場合、またはアイドル
モード(図10のJ5004)において、アダプタ10
8はスイッチSW(2)2110の押下が1秒以下を検
出した場合(図16のステップS6024)、サーバ発
呼モード(図10のJ5005)に遷移する(図16の
ステップS6026へ)。サーバ発呼モード(図10の
J5005)では、アダプタ108のスイッチSW
(3)2111の操作によりアイドル状態へ戻れるよう
設定している。サーバ発呼モードでは、ユーザ情報領域
(図13)に登録されているデフォルトアクセスポイン
ト番号を使って発呼する(図16のステップS602
6)。アイドルモード(図10のJ5004)におい
て、プリンタ109がコンフィグされて常に印字できる
状態(図16のステップS6055の判断による)で、
アダプタ108のスイッチSW(2)2110の押下が
1秒以上の場合、ユーザがダイアルするモードになり、
手動ダイアルで発呼する(図16のステップS602
8)。
【0208】アプリケーションサーバ105と接続した
ならば、図16のステップS6029において、アダプ
タ情報領域(図12)に格納されているアダプタID
(AdapterID)をLoginID、passw
ordなしでアプリケーションサーバ105にPPPに
よりログインする。発呼、接続、ログインに失敗した場
合は(図16のステップS6030)、発呼リトライモ
ード(図10のJ5007)に入り、通信の規定に従い
リトライする。リトライ回数をオーバした場合はアイド
ルモード(図10のJ5004)に戻る。リトライ中、
アダプタ108はスイッチSW(3)2111が押下さ
れた場合はリトライをキャンセルし、アイドルモード
(図10のJ5004)に戻る。また、リトライ中の着
信は無視する。
【0209】図16のステップS6030にてログイン
に成功したと判断されたならば、ステップS6031に
て、先に説明した電源オン自己診断時に獲得した通信機
電話番号(AdapterTelNumber)をUs
erID、プリンタID(PrinterID)をpa
sswordにして印刷データ転送サービスにコネクト
する。コネクトに失敗した場合は(図16のステップS
6032でNO)、印刷データが準備できていないとみ
なしアプリケーションサーバ105からログアウトし、
回線を切断して、アイドルモード(図10のJ500
4)に戻る。
【0210】一方、印刷データ転送サービスにコネクト
したならば(図16のステップS6032でYES)、
データ受信モード(図11のJ5008)に入り、アダ
プタ108はアプリケーションサーバ105から印刷デ
ータを受信し、データをRAM2106上の受信バッフ
ァに格納する(図11のJ5016)と共に、受信バッ
ファに格納されているデータを順次取り出し、プリンタ
インタフェース2104のUSBプロトコルに合わせて
データを出力する。こうすることによって印字データが
プリンタ109から出力される。
【0211】プログラムは受信バッファのオーバフロー
をチェックし、オーバフローした場合はアプリケーショ
ンサーバ105に送信のABORTを通知する。アプリ
ケーションサーバ105は送信のABORTを通知され
ても直ちにデータの送信を終了しない場合がある。アプ
リケーションサーバ105からのデータ送信ABORT
応答を確認してから通信セッションを終了しなければな
らない。
【0212】印刷データ転送サービスとのコネクトが完
了すると、アプリケーションサーバ105はセッション
の開始を通知してくる。本アダプタ108はセッション
の開始を受信したならば、プリンタ109のプリンタス
テータスを取得し、アプリケーションサーバ105に返
す。アプリケーションサーバ105は1ジョブ単位に印
刷データを送ってくる。1ジョブ分の印刷データを受信
した後、プリンタステータスを送信することで次のジョ
ブのデータ転送が始まる。
【0213】アプリケーションサーバ105は印刷ジョ
ブが無くなるとデータ終了を通知してくる。本アダプタ
108はデータ終了を受信したら、通信終了モード(図
11のJ5011)へ移り、印刷データ転送サービスと
のコネクトを終了し、アプリケーションサーバ105か
らログアウトし、回線を切断する。回線切断後、印刷/
バッファフラッシュモード(図11のJ5012)へ移
る。プリンタ109に異常が無い限り、受信バッファ中
の印刷データを全てプリンタ109に送出し、イニシャ
ル信号を送り、アイドルモード(図10のJ5004)
へ戻る。また、印刷データや制御コマンドに対するリト
ライが、ユーザ情報領域(図13)に格納されているデ
ータ受信タイムアウト時間を経過しても送られてこない
時も同様である。
【0214】データ受信中にアダプタ108がスイッチ
SW(3)2111の押下を検出したならば、アプリケ
ーションサーバ105に転送のABORTを通知する。
アダプタ108は通知後、通常の受信モード(図11の
J5008)に戻り、アプリケーションサーバ105か
らのデータ送信ABORT応答により通信終了モード
(図11のJ5011)へ移って受信を終了し、更に、
印刷/バッファフラッシュモード(図11のJ501
2)へ移って受信バッファの内容を印刷し、アイドルモ
ード(図10のJ5004)へ戻る。回線切断を検出し
たならば、印刷/バッファフラッシュモード(図11の
J5012)へ移り、受信バッファ中の印刷データを全
てプリンタ109に送出し、イニシャル信号を送り、ア
イドルモード(図10のJ5004)へ戻る。
【0215】データ受信中にプリンタエラーを検出した
ならば、プリンタエラーモード(図11のJ5013)
へ移り、アプリケーションサーバ105に転送のABO
RTを通知する。本アダプタ108は通知後、通常の受
信モード(図11のJ5008)に戻り、アプリケーシ
ョンサーバ105からのデータ送信ABORT応答によ
り通信終了モード(図11のJ5011)に移って回線
切断し、更に、印刷/バッファフラッシュモード(図1
1のJ5012)へ移って受信を終了する。
【0216】尚、アプリケーションサーバ105は、ア
ダプタ108からのABORT通知に応じて、プリンタ
エラーが起きたことを認識し、プリンタエラーの起きた
ジョブを認識し、そのジョブが削除されないように管理
する。プリンタエラーが回復しユーザがアダプタ108
のスイッチSW(2)2110を押下した場合、図10
の状態J5005に移り、アプリケーションサーバ10
5に発呼する。アプリケーションサーバ105は、発呼
に応じて、エラーの起きたジョブのデータを再送する。
アダプタ108は図11の状態J5008に移り、アプ
リケーションサーバ105からデータを受信する。
【0217】本アダプタ108は印刷中にUSBのコン
トロールパイプのデータを監視し、紙なしエラーを検出
したならば、プリンタ109への印刷データ送出を中止
する。そして、紙無しモード(図11のJ5010)へ
移り、受信データの送出中止をABORT送出すること
でアプリケーションサーバ105へ依頼する。アダプタ
108は中止後、印刷データを受信し、受信バッファへ
格納するだけのモード(図11のJ5016)に移る。
この時、通常のデータ受信モード(図11のJ500
8)と同じバッファオーバフローチェック、スイッチS
W(3)2111の押下チェックを行う。
【0218】アダプタ108は1ページのデータを受信
し終わったならば、通信終了モード(図11のJ501
7)へ移り、印刷データ転送サービスとのコネクション
を終了し、アプリケーションサーバ105からログアウ
トし、回線を切断し、ユーザがアダプタ108のスイッ
チSW(2)2110を押下するのを待つ。スイッチS
W(2)2110が押下されたならば、印刷/バッファ
フラッシュモード(図11のJ5018)へ移り、その
ページの最初から受信バッファ内のデータをプリンタ1
09に送出する。印刷が成功したならば、受信バッファ
をフラッシュして、アイドルモード(図10のJ500
4)に戻る。印刷に失敗したならば、スイッチSW
(2)2110の押下を待つモード(図11のJ501
7)に戻る。
【0219】アイドルモード(図10のJ5004)に
おいて、アダプタ108はプリンタインタフェース21
04のUSBポートにデバイスが接続された場合、US
Bのポート初期化やデバイスのコンフィグ等を行うプラ
グイン処理状態(図10のJ5031)へ移行する。も
し、ドライバをインストールする必要なしと判断した場
合、ドライバアップデート状態(図10のJ5030)
に移行しプログラムを取得して遷移してきた状態に戻
る。
【0220】一方、図10のJ5032内にある全ての
状態においてプリンタ109がコンフィグされている状
態(Pready=1)で、アダプタ108のプリンタ
インタフェース2104のUSBポートからプリンタ1
09が切断された場合、USBのポート初期化とメモリ
の内部状態を全て初期化する処理を行う状態(図10の
J5033)へ移行する。そして、アイドル状態(図1
0のJ5004)に戻る。
【0221】図17・図18は本発明の第1の実施の形
態に係るドライバアップデートのフローチャートであ
る。ドライバアップデート(図10のJ5030)は、
USBプリンタドライバとプリンタの機種情報ID番号
を管理するプリンタ管理情報領域に登録されていないプ
リンタを認識した場合によって入る。モードではLED
1、LED2が同時に赤点滅する。このモードではアプ
リケーションサーバ105に準備されている最新プログ
ラムモジュールをダウンロードし、アダプタ108のR
OM2105(フラッシュROM)上の割り当てられた
領域にプログラムを書き込む。
【0222】ドライバアップデートモードは、ステップ
S7002にて、アダプタ108はアダプタ情報領域
(図12)に格納されている登録センター番号に発呼す
る。ステップS7003の判断にて、アプリケーション
サーバ105への接続を確認する。ここでは、リトライ
回数も含めて接続状態を判断している。接続に失敗した
場合、ステップS7004にて、LED1、LED2を
赤連続点灯し、マイコン2102をスタンバイモードに
してスイッチSW(1)2112による電源オフのみが
可能な状態J5002(図10)に移行する。
【0223】一方、アプリケーションサーバ105に接
続したなら、ステップS7005にて、アダプタ情報領
域に格納されているアダプタIDをログインID、pa
sswordなしでPPPによりログインする。ステッ
プS7006の判断にて、ログインできたかどうかリト
ライを含めて判断する。ログインに失敗した場合は、ス
テップS7004にて、回線を切断し、LED1、LE
D2を赤連続点灯し、マイコン2102をスタンバイモ
ードにしてスイッチSW(1)2112による電源オフ
のみが可能な状態にする。
【0224】ステップS7007にて、User名をA
nonymous、passwordをアダプタ情報領
域に格納されているアダプタIDとしてFTPサーバ3
110にコネクトする。FTPサーバ3110のIPア
ドレスはアダプタ情報領域に格納されている。ステップ
S7008の判断にて、コネクトに失敗と判断したとき
は、ステップS7004にて、PPP接続、回線を切断
し、LED1、LED2を赤連続点灯し、マイコン21
02をスタンバイモードにしてスイッチSW(1)21
12による電源オフのみが可能な状態にする。コネクト
に成功した場合は、USBのネゴシエーションによって
取得したプリンタ機種情報IDをファイルネームとして
利用し、ステップS7009にて、FTPサーバ311
0からファイル“PrinterID.inf”を取得
する。
【0225】ステップS7017の判断にて、ファイル
“PrinterID.inf”の取得の成功かどうか
を判断し、失敗と判断したときは、ステップS7004
にて、PPP接続、回線を切断し、LED1、LED2
を赤連続点灯し、マイコン2102をスタンバイモード
にしてスイッチSW(1)2112による電源オフのみ
が可能な状態にする。
【0226】ファイル“PrinterID.inf”
には次のデータが書かれている。
【0227】[例] Vnnnn 、 Printer
ID.drv PrinterID.drvはダウンロードすべきプロ
グラム名、また、Vnnnnは最新バージョン番号を示
している。
【0228】上記プログラムファイル名で示されるファ
イル(PrinterID.drv)をステップS70
11にて取得する。ステップS7012の判断にて、フ
ァイルの取得に失敗した場合は、ステップS7004に
進み、FTPサーバ3110からディスコネクトし、P
PP接続及び回線を切断し、LED1、LED2を赤連
続点灯し、マイコン2102をスタンバイモードにして
スイッチSW(1)2112による電源オフのみが可能
な状態にする。ファイル(PrinterID.dr
v)を取得したのち、ステップS7013にて、FTP
サーバ3110からディスコネクトし、PPP接続及び
回線を切断する。
【0229】ステップS7014の判断にて、受信ファ
イルサイズを確認する。アプリケーションサーバ105
からの受信ファイルにはプログラム領域全体の16bi
tCRCが付加されている。CRCチェックを行い受信
したデータの正当性を確認する。受信したデータが正し
ければ、ステップS7015にて、ROM2105(フ
ラッシュROM)上の決められたプログラム格納領域に
格納する。この時の実行プログラムは、ROM2105
のプログラムで実行される。受信したデータと格納した
データをコンペアチェックする。また、取得したドライ
バのファイルサイズからプログラムが実行できるメモリ
アドレスを算出し、プリンタの機種情報ID番号と共
に、図19のUSBプリンタドライバとプリンタの機種
情報ID番号を管理するプリンタ管理情報領域のデータ
を更新する。
【0230】一方、ステップS7014の判断で、受信
したデータが正しくない場合もしくはコンペアチェック
が正しくない場合、ステップS7004に移り、LED
1、LED2を赤連続点灯し、マイコン2102をスタ
ンバイモードにしてスイッチSW(1)2112による
電源オフのみが可能な状態にする。書き換えに成功した
なら、ステップS7016にて、LED1、LED2を
緑連続点灯し、マイコン2102をスタンバイモードに
してスイッチSW(1)2112による電源オフのみが
可能な状態にする。
【0231】図20に本発明の第1の実施の形態に係る
プログラム格納領域の内容を示す。プログラム格納領域
には、先頭に記入されているバージョン番号、プログラ
ム格納領域の全てのバイトを加算したとき0になるよう
な値が収められるチェックサム値が本プログラムの先頭
に設けられている。
【0232】図21に本発明の第1の実施の形態に係る
プログラムファイルの内容を示す。転送されるドライバ
ファイル(PrinterID.drv)には、上記プ
ログラム格納領域に収められるデータ以外に2バイトの
CRCデータが付加されている。2バイトのCRCデー
タは、プログラム格納領域にコピーされるとき削除して
行う。
【0233】図23は本発明の第1の実施の形態に係る
プラグイン処理を示すフローチャートである。上記図1
4・図15と同様の処理には同一ステップ番号を付す。
アダプタ108のプリンタインタフェース2104のU
SBポートにデバイスが接続された場合、ステップS6
010にて、USBのポート初期化及びプラグインされ
たデバイスのデバイス情報を取得する。ステップS60
50の判断にて、取得したデバイス情報がアダプタ10
8でサポートできるクラスであるか、また、デバイス情
報であるプリンタ機種情報IDがプリンタ管理情報領域
で登録されたかの判断を行う。サポートできるプリンタ
ドライバであれば、ステップS5052にて、プリンタ
のコンフィグを行う。
【0234】一方、ステップS6050の判断でサポー
トできるプリンタクラスで且つデバイス情報であるプリ
ンタ機種情報IDがプリンタ管理情報領域で登録されな
い場合、ステップS6051のドライバ取得処理へ進
む。ステップS6050の判断でサポートできないデバ
イスと認識した場合、ステップS6054にて、フラグ
Pready=0にして終了する。ステップS6011
の判断でプリンタのコンフィグの応答を検査しプリンタ
が印刷できる状態と判断できた場合、ステップS605
3にて、フラグPready=1にして終了する。
【0235】図24は本発明の第1の実施の形態に係る
プラグアウト処理を示すフローチャートである。プラグ
アウト処理は、図10のJ5032内にある全ての状態
においてプリンタがコンフィグされている状態(Pre
ady=1)で、アダプタ108のプリンタインタフェ
ース2104のUSBポートからプリンタが切断された
時に行う。ステップS8001にて、動作中のタスク
(プログラム)を中止し、ステップS8002にて、ア
プリケーションサーバ105との切断処理、回線の切断
処理、メモリの内部状態を全て初期化する処理を行う。
ステップS8003にて、プリンタが認識されていない
状態を示すフラグPreadyを0にして終了する。そ
して、アイドル状態(図10のJ5004)に戻る。
【0236】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態に係るネットワークプリントシステムによれば、
アダプタ108は、デバイスの機能(クラス情報)及び
デバイス機器情報(デバイス機種情報ID)を取得する
制御、取得したデバイスの機能をサポートするか否かを
判定する制御、更に、サポート可能なデバイス機能であ
る場合はデバイス機器情報と、デバイス機器情報に従っ
たデバイス制御プログラム情報とデバイス情報(インデ
ックス)とを関連付けて記憶するROM2105からデ
バイス制御プログラムの登録の有無を判定する制御、更
にまた、デバイス制御プログラムが登録されている場合
はデバイス制御プログラムを使用できるようにする制
御、更にまた、デバイス制御プログラムが登録されてい
ない場合はアプリケーションサーバ105から通信回線
網103を介してデバイス制御プログラムを取得する制
御を行うマイコン2102を備えているため、下記のよ
うな効果を奏する。
【0237】アダプタ108のデバイス制御プログラム
(USBドライバプログラム)に関する情報ファイルを
アプリケーションサーバ105から取得し、取得した情
報ファイル内の情報を判定し、判定結果によってUSB
ドライバプログラムをアプリケーションサーバ105か
ら受け取り、受け取ったUSBドライバプログラムをア
ダプタ108のRAM2106(書換可能メモリ)に格
納した後、アダプタ108のROM2105(不揮発性
メモリ)に書き込むことができるようになり、自動化に
よって操作性を向上させることができるという効果をす
る。
【0238】また、取得したデバイス情報がアダプタ1
08でサポートできるクラスであるかどうかの判断がで
きるようになったので、サポートしないデバイスの場
合、発呼しないようにすることができるという効果を奏
する。
【0239】また、デバイス情報であるプリンタ機種情
報IDとROM2105上のプリンタ管理情報領域で登
録情報を比較することにより、USBドライバの有無を
判断することができ、また、登録されているUSBドラ
イバがあるときには発呼しないようにすることができる
という効果を奏する。
【0240】また、プリンタ109のコンフィグを行っ
たときに、プリンタ109のコンフィグの応答を検査す
ることができるようになったので、プリンタ109(デ
バイス)が印刷(動作)できる状態と判断できるように
なり、そのため、プリンタ109が準備できていないと
きは、回線をつながないでユーザに費用を負担させなく
することができるという効果を奏する。
【0241】また、印刷中や印刷データ取得時に、プリ
ンタ109がプラグアウトされたことを検出できるよう
になったので、アプリケーションサーバ105との切断
処理、回線の切断処理が可能となり、そのため、アプリ
ケーションサーバ105にデータを保存できるので印刷
データの印刷再開(リカバー)が可能となるという効果
を奏する。
【0242】また、ホットプラグや限定したPnPデバ
イスの対応手段をアダプタに提供することができ、ま
た、回線を使ったドライバをインストールする方法を実
現することができ、更には、制御のための画面や入力手
段(従来はパーソナルコンピュータを使っていた)が装
備されていないアダプタにUSBを対応させることがで
きるという効果を奏する。
【0243】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態を説明する。本発明の第2の実施の形態に
係るネットワークプリントシステムの構成は基本的に上
記第1の実施の形態と同じであるので、本発明の第2の
実施の形態の説明では上記第1の実施の形態の構成を流
用する。
【0244】図25は本発明の第2の実施の形態に係る
USBデバイス管理情報領域を示す説明図である。US
B管理情報領域は、プリンタ管理情報領域を拡張したも
ので、サポートするUSBデバイスクラス及びプリンタ
管理情報を管理している。USBデバイス管理情報領域
のサポートするクラスの内容とデバイスの登録情報に従
って、USBデバイスが接続されたときコンフィグする
かしないかをここで決定する。第2の実施の形態の具体
例として、例えばプリンタ以外にHUBを登録する。デ
バイス情報を取得した際に、HUBデバイスの下にある
プリンタのサポート及び認識も可能となる。
【0245】USBデバイス管理情報領域のサポートク
ラスは、先のPrinterID.infと同様に情報
交換をアプリケーションサーバ105と行ってもよい
し、また、プログラムのアップデートといった方法でも
可能であることは言うまでもない。
【0246】図26は本発明の第2の実施の形態に係る
プラグイン処理を示すフローチャートである。このフロ
ーは先に説明した上記第1の実施の形態の図23と同一
ステップについてはステップ番号を同一番号で示すと共
に説明を省略する。アダプタ108のプリンタインタフ
ェース2104のUSBポートにデバイスが接続された
場合、ステップS6010にて、USBのポート初期化
及びプラグインされたデバイスのデバイス情報を取得す
る。ステップS8010の判断にて、取得したデバイス
情報がUSBデバイス管理情報領域に登録されたアダプ
タ108でサポートできるクラスであるか、また、デバ
イスの機種情報IDがUSBデバイス管理情報領域で登
録されたかの判断を行う。サポートできるドライバであ
れば、ステップS8011にて、コンフィグを行う。
【0247】一方、ステップS8010の判断でサポー
トできるデバイスクラスで且つデバイス情報であるデバ
イスの機種情報IDがUSBデバイス管理情報領域で登
録されない場合、ステップS6051のドライバ取得処
理へ進む。ステップS8010の判断でサポートできな
いデバイスと認識した場合、ステップS6054にて、
フラグPreadyn=0にして終了する。ステップS
8011の判断でデバイスのコンフィグの応答を検査し
デバイスが動作可能状態と判断できた場合、ステップS
6053にて、フラグPreadyn=1にして終了す
る。
【0248】尚、上記Preadynは、USBデバイ
スが接続されているデバイス数である。デバイスが複数
つながっている場合には、一つずつ同様にコンフィグし
ていくことになるので説明を省略する。
【0249】以上説明したように、本発明の第2の実施
の形態に係るネットワークプリントシステムによれば、
上記第1の実施の形態と同様に、USBインタフェース
を搭載したアダプタのサポートと、自動化によって操作
性を向上させることができる等の種々の効果を奏する。
【0250】[他の実施の形態]上述した本発明の第1
の実施の形態並びに第2の実施の形態の構成に代わっ
て、次のような構成であってもよい。
【0251】(1)携帯通信端末102を、PHSやP
DCで代表される無線で通信を行う装置から有線で通信
を行う固定式電話(モデム)に置き換えてもよい。
【0252】(2)また、USBハブの下に接続された
複数台のプリンタを認識した場合、コンフィグされたプ
リンタを出力先としてサーバシステムと情報交換するこ
とで、印刷システムを構築することができる。一方、コ
ンフィグされたプリンタを1つ選択的に選ぶ(最初に認
識されたもの、最後にコンフィグされたもの)ことによ
っても実現できることは言うまでもない。
【0253】(3)また、アダプタ108はプリンタ1
09に内蔵(一体化)された構成であってもよい。アダ
プタ108における初期化の処理、具体的には携帯通信
端末107の接続確認やプリンタ109の接続確認等
は、上記実施形態で示した処理の順番に限定されるもの
ではない。同様に、着信確認、ボタン検出などは時系列
的に説明したが、上記実施形態で示した処理の順番に限
定されるものではなく、イベントという概念で別プロセ
スで判定するようにしてもよい。
【0254】(4)また、上記実施形態では上記図1に
示した構成を有するネットワークプリントシステムの場
合を例に上げたが、本発明は上記図1の構成に限定され
るものではなく、携帯通信端末、PDA、プリンタ、ア
ダプタ等の設置台数は所望台数とすることが可能であ
る。
【0255】(5)また、上記実施形態では上記図1に
示した構成を有するネットワークプリントシステムのプ
リンタの印刷方式については特に言及しなかったが、本
発明は、電子写真方式、インクジェット方式、熱転写方
式、感熱方式、静電方式、放電破壊方式等の印刷方式を
用いた各種プリンタに適用することが可能である。
【0256】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体
を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは
装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒
体等の媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実
行することによっても、本発明が達成されることは言う
までもない。
【0257】この場合、記憶媒体等の媒体から読み出さ
れたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を
実現することになり、そのプログラムコードを記憶した
記憶媒体等の媒体が本発明を構成することになる。プロ
グラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体として
は、例えば、フロッピディスク、ハードディスク、光デ
ィスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁
気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、或いはダ
ウンロードなどを用いることができる。
【0258】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれるこ
とは言うまでもない。
【0259】更に、記憶媒体等の媒体から読み出された
プログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡
張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニット
に備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコード
の指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニッ
トに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を
行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現
される場合も含まれることは言うまでもない。
【0260】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜18記
載の通信制御装置によれば、上位装置(サーバ)に通信
媒体を介して接続可能且つ複数のデバイスと接続可能
で、USBインタフェースを有する通信制御装置におい
て、デバイスの機能及びデバイス機器情報を取得する機
能取得手段と、取得したデバイスの機能をサポートする
か否かを判定する機能判定手段とを有し、更に、デバイ
ス機器情報に従ったデバイス制御プログラム情報とデバ
イス情報とを関連付けて記憶する情報関連記憶手段と、
サポート可能なデバイス機能である場合はデバイス機器
情報と情報関連記憶手段からデバイス制御プログラムの
登録の有無を判定する登録判定手段とを有し、更にま
た、デバイス制御プログラムが登録されている場合はデ
バイス制御プログラムを使用できるように制御する使用
制御手段を有し、更にまた、デバイス制御プログラムが
登録されていない場合は上位装置から通信媒体を介して
デバイス制御プログラムを取得するプログラム取得手段
によるプログラム取得を実行させる実行手段を有する構
成としているため、下記のような効果を奏する。
【0261】通信制御装置のデバイス制御プログラム
(USBドライバプログラム)に関する情報ファイルを
上位装置(サーバ)から取得し、取得した情報ファイル
内の情報を判定し、判定結果によってデバイス制御プロ
グラム(USBドライバプログラム)を上位装置から受
け取り、受け取ったデバイス制御プログラム(USBド
ライバプログラム)を通信制御装置の書換可能記憶手段
に格納した後、通信制御装置の不揮発性記憶手段に書き
込むことができるようになり、自動化によって操作性を
向上させることができるという効果を奏する。
【0262】また、取得したデバイス情報が通信制御装
置でサポートできるクラスであるかどうかの判断ができ
るようになったので、サポートしないデバイスの場合、
発呼しないようにすることができるという効果を奏す
る。
【0263】また、デバイス情報であるプリンタ機種情
報IDと不揮発性記憶手段上のプリンタ管理情報領域で
登録情報を比較することにより、USBドライバの有無
を判断することができ、また、登録されているUSBド
ライバがあるときには発呼しないようにすることができ
るという効果を奏する。
【0264】また、プリンタのコンフィグを行ったとき
に、プリンタのコンフィグの応答を検査することができ
るようになったので、プリンタ(デバイス)が印刷(動
作)できる状態と判断できるようになり、そのため、プ
リンタが準備できていないときは、回線をつながないで
ユーザに費用を負担させなくすることができるという効
果を奏する。
【0265】また、印刷中や印刷データ取得時に、プリ
ンタがプラグアウトされたことを検出できるようになっ
たので、上位装置との切断処理、回線の切断処理が可能
となり、そのため、上位装置にデータを保存できるので
印刷データの印刷再開(リカバー)が可能となるという
効果を奏する。
【0266】また、ホットプラグや限定したPnP(Pu
lg and Play)デバイスの対応手段を通信制御装置に提
供することができ、また、回線を使ったドライバをイン
ストールする方法を実現することができ、更には、制御
のための画面や入力手段(従来はパーソナルコンピュー
タを使っていた)が装備されていない通信制御装置にU
SBを対応させることができるという効果を奏する。
【0267】請求項19〜38記載の印刷システムによ
れば、印刷システムを、各種サービスを提供すると共に
電子メールに基づき印刷データを作成する上位装置(サ
ーバ)、上位装置からデータを受信する端末、データを
印刷するプリンタ、データを印刷可能な形式に変換しプ
リンタに送信する通信制御装置から構成することで、上
記と同様に、USBインタフェースを搭載した通信制御
装置のサポートと、自動化によって操作性を向上させる
ことができる等の種々の効果を奏する。
【0268】請求項39〜56記載の通信制御方法によ
れば、通信制御方法を通信制御装置で実行することで、
上記と同様に、USBインタフェースを搭載した通信制
御装置のサポートと、自動化によって操作性を向上させ
ることができる等の種々の効果を奏する。
【0269】請求項57〜74記載の記憶媒体によれ
ば、記憶媒体から通信制御方法を読み出して通信制御装
置で実行することで、上記と同様に、USBインタフェ
ースを搭載した通信制御装置のサポートと、自動化によ
って操作性を向上させることができる等の種々の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク
プリントシステムの構成を示す概念図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク
プリントシステムのアプリケーションサーバの内部構成
を示す概念図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク
プリントシステムのアプリケーションサーバ内のソフト
ウェアモジュール構成を示す概念図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク
プリントシステムのアダプタの電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク
プリントシステムのアダプタに実装されるソフトウェア
の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク
プリントシステムのUSBの信号線及びそのドライバレ
シーバを示すブロック図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク
プリントシステムのUSBネットワークの制御信号を示
す説明図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク
プリントシステムのバスの状態の一例を示す説明図であ
る。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク
プリントシステムのインタフェースに関連する通常印字
スタンバイまでのプリンタの動作を示す状態遷移図であ
る。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアダプタの状態遷移を示す状態遷
移図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアダプタの状態遷移を示す状態遷
移図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアダプタのROM上のアダプタ情
報領域の構成を示す説明図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアダプタのROM上のユーザ情報
領域の構成を示す説明図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアダプタの初期化に関連する処理
の手順を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアダプタの初期化に関連する処理
の手順を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアダプタの発呼に関連する処理の
手順を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのドライバアップデートを示すフロ
ーチャートである。
【図18】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのドライバアップデートを示すフロ
ーチャートである。
【図19】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのUSBプリンタドライバとプリン
タ機種情報ID番号を管理するプリンタ管理情報領域の
構成を示す説明図である。
【図20】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのプログラム格納領域の構成を示す
説明図である。
【図21】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのプログラムファイル構成を示す説
明図である。
【図22】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアダプタのLED状態を示す説明
図である。
【図23】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのプラグイン処理を示すフローチャ
ートである。
【図24】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのプラグアウト処理を示すフローチ
ャートである。
【図25】本発明の第2の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのUSBデバイス管理情報領域を示
す説明図である。
【図26】本発明の第2の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのプラグイン処理を示すフローチャ
ートである。
【図27】USBの階段状でスター型のトポロジ(接続
形態)を示す概念図である。
【図28】本発明の第1〜第2の実施の形態に係るプロ
グラム及び関連データを記憶した記憶媒体の記憶内容の
例を示す概念図である。
【図29】本発明の第1〜第2の実施の形態に係るプロ
グラム及び関連データが記憶媒体から装置に供給される
例を示す概念図である。
【符号の説明】
102、107 携帯通信端末 103 通信回線網 105 アプリケーションサーバ 108 アダプタ 109 プリンタ 2101 通信端末インタフェース 2102 マイコン 2104 プリンタインタフェース 2105 ROM 2106 RAM

Claims (74)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置に通信媒体を介して接続可能で
    且つ複数のデバイスと接続可能な通信制御装置であっ
    て、 デバイスの機能及びデバイス機器情報を取得する情報取
    得手段と、取得したデバイスの機能をサポートするか否
    かを判定する機能判定手段とを有することを特徴とする
    通信制御装置。
  2. 【請求項2】 デバイス機器情報に従ったデバイス制御
    プログラム情報とデバイス情報とを関連付けて記憶する
    情報関連記憶手段と、前記取得したデバイス機能がサポ
    ート可能なデバイス機能である場合、デバイス機器情報
    と前記情報関連記憶手段からデバイス制御プログラムが
    登録されているか否かを判定する登録判定手段とを有す
    ることを特徴とする請求項1記載の通信制御装置。
  3. 【請求項3】 前記情報関連記憶手段にデバイス制御プ
    ログラムが登録されている場合、登録されているデバイ
    ス制御プログラムを使用できるように制御する使用制御
    手段を有することを特徴とする請求項2記載の通信制御
    装置。
  4. 【請求項4】 前記上位装置から前記通信媒体を介して
    デバイス制御プログラムを取得するプログラム取得手段
    と、前記情報関連記憶手段にデバイス制御プログラムが
    登録されていない場合、前記プログラム取得手段による
    プログラム取得を実行させる実行手段とを有することを
    特徴とする請求項2又は3記載の通信制御装置。
  5. 【請求項5】 前記通信制御装置がサポートする機能情
    報を記憶する機能情報記憶手段を有し、前記機能判定手
    段は、前記機能情報記憶手段に記憶された機能と前記取
    得したデバイスの機能とを比較する比較手段を含むこと
    を特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の通信制御
    装置。
  6. 【請求項6】 前記上位装置に前記通信媒体を介してサ
    ポートする機能情報をアップデートするアップデート手
    段を有することを特徴とする請求項5記載の通信制御装
    置。
  7. 【請求項7】 前記上位装置から予め決められたファイ
    ルを取得するファイル取得手段と、取得したファイルを
    解析し、当該ファイルで指定されたデバイスの制御プロ
    グラムに関する情報に従って前記上位装置から前記通信
    媒体を介してデバイス制御プログラムを取得するファイ
    ル解析/プログラム取得手段と、取得したデバイス制御
    プログラムを書換可能記憶手段に格納した後、不揮発性
    記憶手段に書き込む格納制御手段とを有することを特徴
    とする請求項2乃至4の何れかに記載の通信制御装置。
  8. 【請求項8】 前記予め決められたファイルの内容は、
    アップデートするデバイス制御プログラムのバージョン
    に関する情報を含むことを特徴とする請求項7記載の通
    信制御装置。
  9. 【請求項9】 前記上位装置から取得したデバイス制御
    プログラムを前記書換可能記憶手段に格納した場合に回
    線を切断する回線切断手段を有することを特徴とする請
    求項7又は8記載の通信制御装置。
  10. 【請求項10】 前記情報関連記憶手段の記憶内容を更
    新する更新手段を有し、前記更新手段は、前記上位装置
    から取得したデバイス制御プログラムを前記書換可能記
    憶手段に格納した場合に前記更新を行うことを特徴とす
    る請求項2乃至4、7乃至9の何れかに記載の通信制御
    装置。
  11. 【請求項11】 前記デバイスの機能は、前記通信制御
    装置のUSB(Universal Serial Bus)インタフェース
    を介して接続されるプリンタもしくはハブ機能を含むこ
    とを特徴とする請求項1、2、5の何れかに記載の通信
    制御装置。
  12. 【請求項12】 前記取得したデバイスの機能が前記プ
    リンタの場合、前記プリンタの制御可能通知を前記プリ
    ンタに送信しその応答の結果を印刷可能状態と判断する
    判断手段と、前記プリンタが印刷可能と判断された場
    合、前記上位装置に接続すべく発呼要求する発呼手段
    と、接続した前記上位装置から印刷データを受信する受
    信手段と、受信した印刷データを前記プリンタに印刷さ
    せる印刷制御手段とを有することを特徴とする請求項
    1、2、5、11の何れかに記載の通信制御装置。
  13. 【請求項13】 予め決められた条件に基づき選択的に
    プリンタを選ぶ選択手段を有し、前記選択手段は、ネッ
    トワークに接続されたプリンタが複数ある場合、前記条
    件に基づき選択的にプリンタを選択し、前記印刷制御手
    段は、前記上位装置から受信した印刷データを前記選択
    されたプリンタに印刷させることを特徴とする請求項1
    2記載の通信制御装置。
  14. 【請求項14】 前記上位装置は、前記通信制御装置か
    らの発呼に応じて前記通信制御装置と接続し、前記通信
    制御装置に印刷データを送信することを特徴とする請求
    項12又は13記載の通信制御装置。
  15. 【請求項15】 前記上位装置は、電子メールにより印
    刷指示を受けることを特徴とする請求項12乃至14の
    何れかに記載の通信制御装置。
  16. 【請求項16】 前記印刷指示の内容は、前記電子メー
    ルのアドレスにより示されることを特徴とする請求項1
    5記載の通信制御装置。
  17. 【請求項17】 前記ネットワークから前記プリンタが
    切り離された際に、前記上位装置にジョブの転送中止通
    知を行い回線を切断する転送中止/回線切断手段を有
    し、前記切り離されたプリンタの制御プログラムを使用
    できないように制御することを特徴とする請求項11乃
    至13の何れかに記載の通信制御装置。
  18. 【請求項18】 前記上位装置は、前記転送中止通知に
    応じてエラーが発生したジョブを認識し再送できるよう
    に管理する管理手段を有することを特徴とする請求項1
    7記載の通信制御装置。
  19. 【請求項19】 上位装置と、該上位装置に通信媒体を
    介して接続可能な通信制御装置と、該通信制御装置に接
    続可能な複数のデバイスとを具備してなる印刷システム
    であって、 デバイスの機能及びデバイス機器情報を取
    得する情報取得手段と、取得したデバイスの機能をサポ
    ートするか否かを判定する機能判定手段とを有すること
    を特徴とする印刷システム。
  20. 【請求項20】 デバイス機器情報に従ったデバイス制
    御プログラム情報とデバイス情報とを関連付けて記憶す
    る情報関連記憶手段と、前記取得したデバイス機能がサ
    ポート可能なデバイス機能である場合、デバイス機器情
    報と前記情報関連記憶手段からデバイス制御プログラム
    が登録されているか否かを判定する登録判定手段とを有
    することを特徴とする請求項19記載の印刷システム。
  21. 【請求項21】 前記情報関連記憶手段にデバイス制御
    プログラムが登録されている場合、登録されているデバ
    イス制御プログラムを使用できるように制御する使用制
    御手段を有することを特徴とする請求項20記載の印刷
    システム。
  22. 【請求項22】 前記上位装置から前記通信媒体を介し
    てデバイス制御プログラムを取得するプログラム取得手
    段と、前記情報関連記憶手段にデバイス制御プログラム
    が登録されていない場合、前記プログラム取得手段によ
    るプログラム取得を実行させる実行手段とを有すること
    を特徴とする請求項20又は21記載の印刷システム。
  23. 【請求項23】 前記通信制御装置がサポートする機能
    情報を記憶する機能情報記憶手段を有し、前記機能判定
    手段は、前記機能情報記憶手段に記憶された機能と前記
    取得したデバイスの機能とを比較する比較手段を含むこ
    とを特徴とする請求項19乃至22の何れかに記載の印
    刷システム。
  24. 【請求項24】 前記上位装置に前記通信媒体を介して
    サポートする機能情報をアップデートするアップデート
    手段を有することを特徴とする請求項23記載の印刷シ
    ステム。
  25. 【請求項25】 前記上位装置から予め決められたファ
    イルを取得するファイル取得手段と、取得したファイル
    を解析し、当該ファイルで指定されたデバイスの制御プ
    ログラムに関する情報に従って前記上位装置から前記通
    信媒体を介してデバイス制御プログラムを取得するファ
    イル解析/プログラム取得手段と、取得したデバイス制
    御プログラムを書換可能記憶手段に格納した後、不揮発
    性記憶手段に書き込む格納制御手段とを有することを特
    徴とする請求項20乃至22の何れかに記載の印刷シス
    テム。
  26. 【請求項26】 前記予め決められたファイルの内容
    は、アップデートするデバイス制御プログラムのバージ
    ョンに関する情報を含むことを特徴とする請求項25記
    載の印刷システム。
  27. 【請求項27】 前記上位装置から取得したデバイス制
    御プログラムを前記書換可能記憶手段に格納した場合に
    回線を切断する回線切断手段を有することを特徴とする
    請求項25又は26記載の印刷システム。
  28. 【請求項28】 前記情報関連記憶手段の記憶内容を更
    新する更新手段を有し、前記更新手段は、前記上位装置
    から取得したデバイス制御プログラムを前記書換可能記
    憶手段に格納した場合に前記更新を行うことを特徴とす
    る請求項20乃至22、25乃至27の何れかに記載の
    印刷システム。
  29. 【請求項29】 前記デバイスの機能は、前記通信制御
    装置のUSB(Universal Serial Bus)インタフェース
    を介して接続されるプリンタもしくはハブ機能を含むこ
    とを特徴とする請求項19、20、23の何れかに記載
    の印刷システム。
  30. 【請求項30】 前記取得したデバイスの機能が前記プ
    リンタの場合、前記プリンタの制御可能通知を前記プリ
    ンタに送信しその応答の結果を印刷可能状態と判断する
    判断手段と、前記プリンタが印刷可能と判断された場
    合、前記上位装置に接続すべく発呼要求する発呼手段
    と、接続した前記上位装置から印刷データを受信する受
    信手段と、受信した印刷データを前記プリンタに印刷さ
    せる印刷制御手段とを有することを特徴とする請求項1
    9、20、23、29の何れかに記載の印刷システム。
  31. 【請求項31】 予め決められた条件に基づき選択的に
    プリンタを選ぶ選択手段を有し、前記選択手段は、ネッ
    トワークに接続されたプリンタが複数ある場合、前記条
    件に基づき選択的にプリンタを選択し、前記印刷制御手
    段は、前記上位装置から受信した印刷データを前記選択
    されたプリンタに印刷させることを特徴とする請求項3
    0記載の印刷システム。
  32. 【請求項32】 前記上位装置は、前記通信制御装置か
    らの発呼に応じて前記通信制御装置と接続し、前記通信
    制御装置に印刷データを送信することを特徴とする請求
    項30又は31記載の印刷システム。
  33. 【請求項33】 前記上位装置は、電子メールにより印
    刷指示を受けることを特徴とする請求項30乃至32の
    何れかに記載の印刷システム。
  34. 【請求項34】 前記印刷指示の内容は、前記電子メー
    ルのアドレスにより示されることを特徴とする請求項3
    3記載の印刷システム。
  35. 【請求項35】 前記ネットワークから前記プリンタが
    切り離された際に、前記上位装置にジョブの転送中止通
    知を行い回線を切断する転送中止/回線切断手段を有
    し、前記切り離されたプリンタの制御プログラムを使用
    できないように制御することを特徴とする請求項29乃
    至31の何れかに記載の印刷システム。
  36. 【請求項36】 前記上位装置は、前記転送中止通知に
    応じてエラーが発生したジョブを認識し再送できるよう
    に管理する管理手段を有することを特徴とする請求項3
    5記載の印刷システム。
  37. 【請求項37】 各種サービスを提供可能な前記上位装
    置としてのサーバと、該サーバからサービスの提供を授
    受可能又は該サーバとの間でデータを送受信可能な前記
    通信制御装置と、前記サーバと前記通信制御装置との間
    を接続する前記通信媒体としての公衆回線網又は回線網
    とを具備することを特徴とする請求項19乃至36の何
    れかに記載の印刷システム。
  38. 【請求項38】 電子メールを送信する第一の端末と、
    該第一の端末から送信された前記電子メールに基づき印
    刷データを作成する前記上位装置としてのサーバと、該
    サーバからデータを受信する第二の端末と、該第二の端
    末から送信されたデータを前記デバイスとしてのプリン
    タが受信可能なように変換し前記デバイスとしてのプリ
    ンタに送信する前記通信制御装置と、該通信制御装置か
    ら送信されたデータを印刷する前記デバイスとしてのプ
    リンタとを具備することを特徴とする請求項19乃至3
    6の何れかに記載の印刷システム。
  39. 【請求項39】 上位装置に通信媒体を介して接続可能
    で且つ複数のデバイスと接続可能な通信制御装置に適用
    される通信制御方法であって、 デバイスの機能及びデバイス機器情報を取得する情報取
    得ステップと、取得したデバイスの機能をサポートする
    か否かを判定する機能判定ステップとを有することを特
    徴とする通信制御方法。
  40. 【請求項40】 デバイス機器情報に従ったデバイス制
    御プログラム情報とデバイス情報とを関連付けて記憶す
    る情報関連記憶ステップと、前記取得したデバイス機能
    がサポート可能なデバイス機能である場合、デバイス機
    器情報と記憶情報からデバイス制御プログラムが登録さ
    れているか否かを判定する登録判定ステップとを有する
    ことを特徴とする請求項39記載の通信制御方法。
  41. 【請求項41】 デバイス制御プログラムが登録されて
    いる場合、登録されているデバイス制御プログラムを使
    用できるように制御する使用制御ステップを有すること
    を特徴とする請求項40記載の通信制御方法。
  42. 【請求項42】 前記上位装置から前記通信媒体を介し
    てデバイス制御プログラムを取得するプログラム取得ス
    テップと、デバイス制御プログラムが登録されていない
    場合、前記プログラム取得ステップによるプログラム取
    得を実行させる実行ステップとを有することを特徴とす
    る請求項40又は41記載の通信制御方法。
  43. 【請求項43】 前記通信制御装置がサポートする機能
    情報を記憶する機能情報記憶ステップを有し、前記機能
    判定ステップは、記憶された機能情報と前記取得したデ
    バイスの機能とを比較する比較ステップを含むことを特
    徴とする請求項39乃至42の何れかに記載の通信制御
    方法。
  44. 【請求項44】 前記上位装置に前記通信媒体を介して
    サポートする機能情報をアップデートするアップデート
    ステップを有することを特徴とする請求項43記載の通
    信制御方法。
  45. 【請求項45】 前記上位装置から予め決められたファ
    イルを取得するファイル取得ステップと、取得したファ
    イルを解析し、当該ファイルで指定されたデバイスの制
    御プログラムに関する情報に従って前記上位装置から前
    記通信媒体を介してデバイス制御プログラムを取得する
    ファイル解析/プログラム取得ステップと、取得したデ
    バイス制御プログラムを書換可能記憶手段に格納した
    後、不揮発性記憶手段に書き込む格納制御ステップとを
    有することを特徴とする請求項40乃至42の何れかに
    記載の通信制御方法。
  46. 【請求項46】 前記予め決められたファイルの内容
    は、アップデートするデバイス制御プログラムのバージ
    ョンに関する情報を含むことを特徴とする請求項45記
    載の通信制御方法。
  47. 【請求項47】 前記上位装置から取得したデバイス制
    御プログラムを前記書換可能記憶手段に格納した場合に
    回線を切断する回線切断ステップを有することを特徴と
    する請求項45又は46記載の通信制御方法。
  48. 【請求項48】 前記デバイス制御プログラム情報とデ
    バイス情報とを関連付けた記憶情報を更新する更新ステ
    ップを有し、前記更新ステップでは、前記上位装置から
    取得したデバイス制御プログラムを前記書換可能記憶手
    段に格納した場合に前記更新を行うことを特徴とする請
    求項40乃至42、45乃至47の何れかに記載の通信
    制御方法。
  49. 【請求項49】 前記デバイスの機能は、前記通信制御
    装置のUSB(Universal Serial Bus)インタフェース
    を介して接続されるプリンタもしくはハブ機能を含むこ
    とを特徴とする請求項39、40、43の何れかに記載
    の通信制御方法。
  50. 【請求項50】 前記取得したデバイスの機能が前記プ
    リンタの場合、前記プリンタの制御可能通知を前記プリ
    ンタに送信しその応答の結果を印刷可能状態と判断する
    判断ステップと、前記プリンタが印刷可能と判断された
    場合、前記上位装置に接続すべく発呼要求する発呼ステ
    ップと、接続した前記上位装置から印刷データを受信す
    る受信ステップと、受信した印刷データを前記プリンタ
    に印刷させる印刷制御ステップとを有することを特徴と
    する請求項39、40、43、49の何れかに記載の通
    信制御方法。
  51. 【請求項51】 予め決められた条件に基づき選択的に
    プリンタを選ぶ選択ステップを有し、前記選択ステップ
    では、ネットワークに接続されたプリンタが複数ある場
    合、前記条件に基づき選択的にプリンタを選択し、前記
    印刷制御ステップでは、前記上位装置から受信した印刷
    データを前記選択されたプリンタに印刷させることを特
    徴とする請求項50記載の通信制御方法。
  52. 【請求項52】 前記上位装置は、前記通信制御装置か
    らの発呼に応じて前記通信制御装置と接続し、前記通信
    制御装置に印刷データを送信することを特徴とする請求
    項50又は51記載の通信制御方法。
  53. 【請求項53】 前記上位装置は、電子メールにより印
    刷指示を受けることを特徴とする請求項50乃至52の
    何れかに記載の通信制御方法。
  54. 【請求項54】 前記印刷指示の内容は、前記電子メー
    ルのアドレスにより示されることを特徴とする請求項5
    3記載の通信制御方法。
  55. 【請求項55】 前記ネットワークから前記プリンタが
    切り離された際に、前記上位装置にジョブの転送中止通
    知を行い回線を切断する転送中止/回線切断ステップを
    有し、前記切り離されたプリンタの制御プログラムを使
    用できないように制御することを特徴とする請求項49
    乃至51の何れかに記載の通信制御方法。
  56. 【請求項56】 前記上位装置は、前記転送中止通知に
    応じてエラーが発生したジョブを認識し再送できるよう
    に管理する管理ステップを有することを特徴とする請求
    項55記載の通信制御方法。
  57. 【請求項57】 上位装置に通信媒体を介して接続可能
    で且つ複数のデバイスと接続可能な通信制御装置に適用
    される通信制御方法を実行するプログラムを記憶したコ
    ンピュータにより読み出し可能な記憶媒体であって、 前記通信制御方法は、デバイスの機能及びデバイス機器
    情報を取得するように制御する情報取得ステップと、取
    得したデバイスの機能をサポートするか否かを判定する
    ように制御する機能判定ステップとを有することを特徴
    とする記憶媒体。
  58. 【請求項58】 デバイス機器情報に従ったデバイス制
    御プログラム情報とデバイス情報とを関連付けて記憶す
    るように制御する情報関連記憶ステップと、前記取得し
    たデバイス機能がサポート可能なデバイス機能である場
    合、デバイス機器情報と記憶情報からデバイス制御プロ
    グラムが登録されているか否かを判定するように制御す
    る登録判定ステップとを有することを特徴とする請求項
    57記載の記憶媒体。
  59. 【請求項59】 デバイス制御プログラムが登録されて
    いる場合、登録されているデバイス制御プログラムを使
    用できるように制御する使用制御ステップを有すること
    を特徴とする請求項58記載の記憶媒体。
  60. 【請求項60】 前記上位装置から前記通信媒体を介し
    てデバイス制御プログラムを取得するように制御するプ
    ログラム取得ステップと、デバイス制御プログラムが登
    録されていない場合、前記プログラム取得ステップによ
    るプログラム取得を実行させるように制御する実行ステ
    ップとを有することを特徴とする請求項58又は59記
    載の記憶媒体。
  61. 【請求項61】 前記通信制御装置がサポートする機能
    情報を記憶するように制御する機能情報記憶ステップを
    有し、前記機能判定ステップは、記憶された機能情報と
    前記取得したデバイスの機能とを比較するように制御す
    る比較ステップを含むことを特徴とする請求項57乃至
    60の何れかに記載の記憶媒体。
  62. 【請求項62】 前記上位装置に前記通信媒体を介して
    サポートする機能情報をアップデートするように制御す
    るアップデートステップを有することを特徴とする請求
    項61記載の記憶媒体。
  63. 【請求項63】 前記上位装置から予め決められたファ
    イルを取得するように制御するファイル取得ステップ
    と、取得したファイルを解析し、当該ファイルで指定さ
    れたデバイスの制御プログラムに関する情報に従って前
    記上位装置から前記通信媒体を介してデバイス制御プロ
    グラムを取得するように制御するファイル解析/プログ
    ラム取得ステップと、取得したデバイス制御プログラム
    を書換可能記憶手段に格納した後、不揮発性記憶手段に
    書き込むように制御する格納制御ステップとを有するこ
    とを特徴とする請求項58乃至60の何れかに記載の記
    憶媒体。
  64. 【請求項64】 前記予め決められたファイルの内容
    は、アップデートするデバイス制御プログラムのバージ
    ョンに関する情報を含むことを特徴とする請求項63記
    載の記憶媒体。
  65. 【請求項65】 前記上位装置から取得したデバイス制
    御プログラムを前記書換可能記憶手段に格納した場合に
    回線を切断するように制御する回線切断ステップを有す
    ることを特徴とする請求項63又は64記載の記憶媒
    体。
  66. 【請求項66】 前記デバイス制御プログラム情報とデ
    バイス情報とを関連付けた記憶情報を更新するように制
    御する更新ステップを有し、前記更新ステップでは、前
    記上位装置から取得したデバイス制御プログラムを前記
    書換可能記憶手段に格納した場合に前記更新を行うよう
    に制御することを特徴とする請求項58乃至60、63
    乃至65の何れかに記載の記憶媒体。
  67. 【請求項67】 前記デバイスの機能は、前記通信制御
    装置のUSB(Universal Serial Bus)インタフェース
    を介して接続されるプリンタもしくはハブ機能を含むこ
    とを特徴とする請求項57、58、61の何れかに記載
    の記憶媒体。
  68. 【請求項68】 前記取得したデバイスの機能が前記プ
    リンタの場合、前記プリンタの制御可能通知を前記プリ
    ンタに送信しその応答の結果を印刷可能状態と判断する
    ように制御する判断ステップと、前記プリンタが印刷可
    能と判断された場合、前記上位装置に接続すべく発呼要
    求するように制御する発呼ステップと、接続した前記上
    位装置から印刷データを受信するように制御する受信ス
    テップと、受信した印刷データを前記プリンタに印刷さ
    せるように制御する印刷制御ステップとを有することを
    特徴とする請求項57、58、61、67の何れかに記
    載の記憶媒体。
  69. 【請求項69】 予め決められた条件に基づき選択的に
    プリンタを選ぶように制御する選択ステップを有し、前
    記選択ステップでは、ネットワークに接続されたプリン
    タが複数ある場合、前記条件に基づき選択的にプリンタ
    を選択するように制御し、前記印刷制御ステップでは、
    前記上位装置から受信した印刷データを前記選択された
    プリンタに印刷させるように制御することを特徴とする
    請求項68記載の記憶媒体。
  70. 【請求項70】 前記上位装置が前記通信制御装置から
    の発呼に応じて前記通信制御装置と接続し、前記通信制
    御装置に印刷データを送信するように制御するステップ
    を有することを特徴とする請求項68又は69記載の記
    憶媒体。
  71. 【請求項71】 前記上位装置は、電子メールにより印
    刷指示を受けることを特徴とする請求項68乃至70の
    何れかに記載の通信制御方法。
  72. 【請求項72】 前記印刷指示の内容は、前記電子メー
    ルのアドレスにより示されることを特徴とする請求項7
    1記載の記憶媒体。
  73. 【請求項73】 前記ネットワークから前記プリンタが
    切り離された際に、前記上位装置にジョブの転送中止通
    知を行い回線を切断するように制御する転送中止/回線
    切断ステップと、前記切り離されたプリンタの制御プロ
    グラムを使用できないように制御するステップとを有す
    ることを特徴とする請求項67乃至69の何れかに記載
    の記憶媒体。
  74. 【請求項74】 前記上位装置が前記転送中止通知に応
    じてエラーが発生したジョブを認識し再送できるように
    管理するように制御する管理ステップを有することを特
    徴とする請求項73記載の記憶媒体。
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