JP2001279506A - 多機能上衣 - Google Patents

多機能上衣

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JP2001279506A
JP2001279506A JP2000086256A JP2000086256A JP2001279506A JP 2001279506 A JP2001279506 A JP 2001279506A JP 2000086256 A JP2000086256 A JP 2000086256A JP 2000086256 A JP2000086256 A JP 2000086256A JP 2001279506 A JP2001279506 A JP 2001279506A
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JP
Japan
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upper garment
sleeve
attaching
holding
detaching means
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Pending
Application number
JP2000086256A
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English (en)
Inventor
Tomoo Sasa
智夫 笹
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M & S Kk
Original Assignee
M & S Kk
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Publication date
Application filed by M & S Kk filed Critical M & S Kk
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D2200/00Components of garments
    • A41D2200/20Hoods
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D2400/00Functions or special features of garments
    • A41D2400/70Removability

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  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Outerwear In General, And Traditional Japanese Garments (AREA)
  • Details Of Garments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上衣として定常的に着用することができなが
ら、寝袋として容易に形成することができ、しかもリュ
ックを形成可能とする。 【解決手段】 防寒性を有する上衣部3と、上部開口が
開閉自在で肩掛け部39を備えたリュック部4とを備
え、上衣部3の裾部23とリュック部4の上部開口側と
を係脱可能とする下部着脱手段25を設け、下部着脱手
段25により上衣部3の裾部23に、リュック部4の上
部開口側を取り付けて上衣部3及びリュック部4で寝袋
を形成可能にすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、災害時やキャンプ
などで役立つ多機能上衣に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より災害時等に使用されるものとし
て、例えば特開平8−296104号公報に記載された
ようなコートがある。このコートは、裏地を延ばして寝
袋に形成するものである。従って、災害時等に寝袋とし
て機能させることができ、便利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記コートで
は、寝袋及びコートの機能以外は備えておらず、災害時
に十分なものといえるものではなく、さらなる改良が望
まれていた。
【0004】本発明は、寝袋として形成可能でありなが
ら、上衣として定常的に機能させることができ、しかも
リュックとして機能させることも可能であり、搬送形態
が手軽で、寝袋としてクッション性に優れるなどの機能
を有する多機能上衣の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、防寒
性を有する上衣部と、上部開口が開閉自在で肩掛け部を
備えたリュック部とを備え、前記上衣部の裾部と前記リ
ュック部の上部開口側とを係脱可能とする下部着脱手段
を設け、前記下部着脱手段により前記上衣部の裾部に、
前記リュック部の上部開口側を取り付けて該上衣部及び
リュック部で寝袋を形成可能にすることを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載の多機能
上衣であって、前記下部着脱手段は、少なくとも一方が
複数段に設けられ前記裾部に対し前記リュック部を上下
位置調節自在とすることを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
多機能上衣であって、前記上衣部の袖部を袖部着脱手段
により着脱自在に取り付け、該袖部着脱手段は、複数段
に設けられ前記上衣部に対し前記袖部を長さ調節自在と
することを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、防寒性を有する上衣部
の袖部を袖部着脱手段により着脱自在に取り付け前記左
右両袖部に、前記袖部の長手方向に沿って袖部を筒状に
保持する解除可能な筒状保持手段を設け、前記上衣部の
裾部と前記左右両袖部の袖口部とに下部着脱手段を設
け、前記上衣部から袖部着脱手段により左右両袖部を取
り外し、前記筒状保持手段を解除して両袖部を展開し、
該展開した両袖部を合わせて前記袖部着脱手段及び筒状
保持手段により相互に結合して袋体に形成し、前記下部
着脱手段により前記上衣部の裾部に、前記袋体に形成し
た両袖部の開口側を取り付けて該上衣部及び袋体で寝袋
を形成可能にすることを特徴とする。
【0009】請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか
に記載の多機能上衣であって、前記上衣部の背部内面
に、空気を抜き入れ自在に充填可能なエアマット部を備
えたことを特徴とする。
【0010】請求項6の発明は、請求項5記載の多機能
上衣であって、前記エアマット部は、マット着脱手段に
より前記背部内面に対し着脱自在に取り付けられている
ことを特徴とする。
【0011】請求項7の発明は、請求項1〜6記載の多
機能上衣であって、前記上衣部の襟部に、フード着脱手
段によりフード部を着脱自在に取り付け、前記フード部
は、空気を抜き入れ自在に充填可能な充填部を有し、前
記充填部に空気を充填して枕状に成形可能であることこ
とを特徴とする。
【0012】請求項8の発明は、請求項1〜7の何れか
に記載の多機能上衣であって、前記上衣部の内面に、ベ
ルト部を着脱自在に保持するベルト保持部とポーチを着
脱自在に保持するポーチ保持部との少なくとも一方を設
け、前記ポーチを保持したベルト部を前記ベルト保持部
に保持させるか、前記ポーチを前記ポーチ保持部に保持
させるかの少なくとも一方を行うことを特徴とする。
【0013】請求項9の発明は、請求項1〜8の何れか
に記載の多機能上衣であって、前記上衣部の外面に、収
容物が外部から確認できる透明なポケット部を設け、該
ポケット部の近傍にポケット着脱手段を設け、該ポケッ
ト着脱手段により前記透明なポケット部を覆う不透明な
ポケット部を着脱自在に取り付けたことを特徴とする。
【0014】
【発明の効果】請求項1の発明では、上衣部は防寒性を
有し、ベンチウォーマーなどとして着用することができ
る。リュック部は上部開口が開閉自在であり、内部に物
を収容して肩掛け部によって背負うことなどが可能であ
る。更に、下部着脱手段により上衣部の裾部にリュック
部の上部開口側を取り付けて、上衣部及びリュック部で
寝袋を形成することができる。従って、災害時等に手軽
に寝袋として利用することができる。又、リュック部は
その内部に上衣部そのものを収容することができ、搬送
形態が極めて手軽なものになる。
【0015】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、下部着脱手段は複数段に設けられているた
め、裾部に対しリュック部を上下位置調節自在とするこ
とができる。従って、寝袋としてその全体的な長さを調
節することができ、体格に合わせて使用することができ
る。
【0016】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明の効果に加え、上衣部の袖部を袖部着脱手段により着
脱自在に取り付けているため、袖部を上衣部から取り外
し、上衣部を袖部のないジャケットとして使用すること
ができる。又、袖部着脱手段は複数段に設けられ、上衣
部に対し袖部を長さ調節自在とすることができる。従っ
て、体格による手の長さの相違によって、袖部を長さ調
節することができる。
【0017】請求項4の発明では、袖部を袖部着脱手段
により着脱自在に取り付けているため、上衣部を袖部の
ないジャケットとして着用することができる。又、上衣
部から袖部着脱手段により左右両袖部を取り外し、筒状
保持手段を解除して両袖部を展開し、該展開した両袖部
を合わせて袖部着脱手段及び筒状保持手段により相互に
結合して袋体に形成し、下部着脱手段により上衣部の裾
部に袋体に形成した両袖部の開口側を取り付けて、上衣
部及び袋体で寝袋を形成することができる。従って、災
害時等に上衣部及び袋体で寝袋として利用することが可
能である。
【0018】請求項5の発明では、請求項1〜4の何れ
かの発明の効果に加え、上衣部の背部内面に空気を抜き
入れ自在に充填可能なエアマット部を備えたため、エア
マット部に空気を充填することによって、寝袋を形成し
たときに寝袋の背部のクッション性を高めることができ
る。又、上衣部として着用するときにも、エアマット部
に空気を適量充填することにより、空気層が形成され、
防寒性を向上することができる。
【0019】請求項6の発明では、請求項5の発明の効
果に加え、エアマット部はマット着手段により背部内面
に対し着脱自在に取り付けることができる。従って、上
衣部として着用するときにエアマット部を取り外すこと
ができる。
【0020】請求項7の発明では、請求項1〜6の何れ
かの発明の効果に加え、上衣部の襟部にフード部をフー
ド着脱手段により着脱自在に取り付けたので、上衣部を
着用するときにフード部によって頭部の防寒性を高める
ことができる。又、フード部は空気を抜き入れ自在に充
填可能な充填部を有し、充填部に空気を充填して枕状に
成形することができるため、フード部を取り外すなどし
て充填部に空気を充填し、枕状に成形して寝袋形成時に
フード部を枕として利用することができる。
【0021】請求項8の発明では、請求項1〜7の何れ
かの発明の効果に加え、上衣部の内面にベルト部を着脱
自在に保持するベルト保持部とポーチを着脱自在に保持
するポーチ保持部との少なくとも一方を設け、ポーチを
保持したベルト部をベルト保持部に保持させるか、ポー
チをポーチ保持部に保持させるかの少なくとも一方を行
うことができる。従って、上衣部を着用したときにポー
チに物を入れることができる。又、ベルト部及びポーチ
を上衣部から取り外すことによりウエストポーチと使用
することもできる。
【0022】請求項9の発明では、請求項1〜8の何れ
かの発明の効果に加え、上衣部の外面に透明なポケット
部を設けたので、ポケット部に物を入れたときに外部か
ら即座に確認することができる。従って、ポケット部が
多数存在し、各種の物が各ポケット部に収容されていて
も、各ポケット部から目的の物を的確に取り出すことが
できる。又、ポケット部の近傍にポケット着脱手段を設
け、ポケット着脱手段により透明なポケット部を覆う不
透明なポケット部を着脱自在に取り付けたため、上衣部
として定常的に着用するときに透明なポケット部を不透
明なポケット部によって覆うことができ、外観を損なう
ことがない。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は本発明の
第1実施形態を適用した多機能上衣を寝袋として形成し
た状態を示す正面図である。この図1のように、多機能
上衣1は、防寒性を有する上衣部3とリュック部4とを
備えている。
【0024】前記上衣部3は前開きに形成され、前部両
縁部5,7がチャック8などによって開閉できるように
なっている。上衣部3の上部には襟部9が設けられ、襟
部9の前側には係脱用のボタン11が設けられている。
前記前側両縁部5,7の下端側には係脱用のボタン13
などが設けられている。上衣部3には左右のポケット1
5,17が設けられ、左右の袖部19,21は後述する
袖部着脱手段によって着脱自在に取り付けられている。
【0025】前記上衣部3の裾部23とリュック部4の
上部開口側とに下部着脱手段25が設けられている。こ
の下部着脱手段25は、例えば樹脂でテープ状に形成さ
れ、雄雌の面合わせで係脱するもので、例えば図1及び
図1の要部概略断面で示す図2のように、雄側のテープ
状の係脱テープ27,29が裾部23の内面略全周に上
下2段に設けられている。従って、2段の係脱テープ2
7,29により、リュック部4の上下位置調節を行うこ
とができ、その段数はさらに増加することも可能であ
る。上衣部3の裾部23内面には、前記雄側の係脱テー
プ27,29を覆うように全周に補助布30が設けられ
ている。補助布30はその上端が裾部23内面に縫合な
どされているものである。なお、補助布30は、一枚で
2段の係脱テープ27,29の双方を覆う構成にした
が、各係脱テープ27,29毎に補助布を分けて設け、
それぞれの補助布で各係脱テープ27,29を覆う構成
にすることもできる。
【0026】前記リュック部4は、袋状に形成されてい
るもので、図3の正面図で示すように上部開口31側に
下部着脱手段として雌側の係脱テープ33が所定間隔で
略全周に設けられている。係脱テープ33の背面側に
は、左右側から紐35,37双方がループ状に通されて
いる。リュック部5の側面には肩掛け部39が備えられ
ている。なお、リュック部4の背側(図3の裏面側)に
後述するポーチ81,83を係脱自在に取り付ける、雌
側の係脱テープを設けることもできる。この場合、リュ
ック部4をリュックとして使用するときに、後述するポ
ーチ81,83をベルト部77から取り外し、リュック
部4に係脱自在に取り付けることができ、リュックとし
ての機能を高めることもできる。
【0027】そして、図1,図2のように、上衣部3の
裾部23にリュック部4の上部開口31側を配置し、雌
側の係脱部33を雄側の係脱部27に面合わせで係合さ
せることによって取り付け、上衣部3及びリュック部4
で寝袋を形成することができる。このときリュック部5
の雌側の係脱テープ33を裾部23の雄側の係脱テープ
27,29の何れかに付け替えることによって、容易に
位置調節することができ、体格に応じて利用することが
できる。こうして、寝袋として形成するときには、災害
時などにおいて今まで着用していた上衣部をそのまま利
用して、寝袋として容易に利用することができ、極めて
便利である。
【0028】又、係脱部33を係脱部27から離脱させ
ることによって、リュック部4を上衣部から取り外し、
上衣部3をベンチウォーマーなどとして着用することが
できる。リュック部4を取り外したとき、リュック部4
の上部開口31側の紐35,37を図4のように左右方
向に引き、図5のように結ぶことによって上部開口31
を閉じることができる。従って、リュック部4に物を入
れ、肩掛け部39によって背中に背負うことなどによ
り、手軽にリュックして活用することができる。又、上
衣部3を着用せずに搬送するときにも、リュック部4内
に畳んで収容することができ、搬送上も極めて便利であ
る。
【0029】尚、上衣部3として着用するとき、あるい
は寝袋を形成して使用するときの何れにおいても、下部
着脱手段25の内面側を補助布30で覆う構成となって
いるため、着用者が下部着脱手段25によって違和感を
感ずることを抑制することができる。
【0030】図6は上衣部3の背部内面にエアマット部
41,43を備えた場合を示している。エアマット部4
1,43は、本実施形態において背部全体に配置される
ように上下2段に設けられている。このエアマット部4
1,43は、空気入れ口45,47によって空気を抜き
入れ自在に充填可能となっている。エアマット部41,
43は上衣部3に固着することもできるが、本実施形態
においては、マット着脱手段49,51により背部内面
に対し着脱自在に取り付けられている。このマット着脱
手段49,51は前記下部着脱手段25と同様の構成の
もので、例えば雌側の係脱テープ53,55がそれぞれ
4箇所に取り付けられ、雄側の係脱テープがエアマット
41,43の裏面に対応して取り付けられている。尚、
図6においてエアマット部41,43は大きさが異なっ
て表示されているが、係脱テープ53,55により取り
付けられる大きさであることはもちろんである。
【0031】そして、図1のように、寝袋を形成すると
きにエアマット部41,43をマット着脱手段49,5
1により上衣部3の背部内面に取り付けることにより、
寝袋としてのクッション性を著しく向上させることがで
きる。又、上衣部3として着用するときには、エアマッ
ト部41,43を取り外すことができる。この時、背部
に残っているマット着脱手段49,51は、雌側の係脱
テープ53,55であるため、違和感を抑制することが
できる。更に、エアマット部41,43を上衣部3に装
着したまま使用することもでき、このときエアマット部
41,43に空気を適量充填することにより、空気層が
形成され、防寒性を向上することができる。
【0032】尚、図6においては、図1で示す下部着脱
手段25の係脱部27,29を示していないが、同様に
設けられているものである。
【0033】図7,図8はフード部57を示しており、
図7はフード部57を立てた状態の斜視図、図8は折り
畳んだ状態の斜視図である。フード部57は、エア注入
口59を備え、このエア注入口59から空気を抜き入れ
自在に充填可能な充填部61を備えている。充填部61
は複数に区画され、それぞれ空気が行き来できるように
なっている。又、フード部57の中央においては、遊び
部63が設けられ、エアが入らないようになっている。
但し、エア注入口59から充填した空気は、全ての充填
部61に行き渡るようになっている。
【0034】前記フード部57の下縁部には、チャック
65が設けられ、前記上衣部3の襟部5の背部に設けら
れた相手側のチャックに対し装着できるようになってい
る。フード部57の下部両端にはボタンなどによる係合
部67,69が設けられ、首の前側で閉じることができ
るようになっている。そして、フード部57をチャック
65によって上衣部3の襟部9に装着すると、頭部の防
寒性を高めることができる。
【0035】又、フード57を取り外し、エア注入口5
9から図9のようにエアを注入し、遊び部63を中心に
図10のように折り畳むことにより、枕状に成形するこ
とができる。このとき係合部67,69を係合させるこ
とによって、枕として形状を安定させることができる。
従って、上衣部3及びリュック部5によって寝袋を形成
したとき、フード部57を枕として利用することがで
き、極めて便利である。
【0036】又、フード部57は襟部9に装着したまま
空気を充填することもでき、かかる場合にも頭部のクッ
ション性を高めることができる。フード部57を襟部9
に取り付け、空気を充填して上衣部3をベンチウォーマ
ーなどとして着用するときは、フード部57の空気の充
填によって、保温性を高めることができ、またフード5
7自体の形状保持もできるため、頭部に対する装着状態
の安定も確保することができる。
【0037】図11は、上衣部3の袖部19,21を袖
部着脱手段71によって着脱自在に取り付ける構造を示
している。袖部着脱手段71は、本実施形態において、
前記下部着脱手段25と同様に構成されており、例えば
雄側の係脱テープ73,75が袖部19,21側に2段
に設けられている。係脱テープ73,75が段数を有し
ているのは、上衣部3に対し袖部19,21を長さ調節
自在とするためであり、その段数はさらに増加すること
も可能である。又、上衣部3側には、袖部19,21の
係脱テープ73,75に対応し、内面に雌側の係脱テー
プが1段設けられている。
【0038】そして、この上衣部3側の雌側の係脱テー
プに対し、袖部19,21の雄側の係脱テープ73ある
いは75を面合わせで係合し装着することによって、袖
部19,21を上衣部3に取り付けることができる。
又、雄側の係脱テープ73,75を選択して上衣部3側
の雌側の係脱テープに取り付けることによって、上衣部
3に対し袖部19,21の長さ調節を行うことができ、
体格に合わせて利用することができる。
【0039】図12,図13は上衣部3の内面にベルト
に通したポーチを保持する場合を示している。まず、図
12のように、上衣部3の内面にベルト部77を着脱自
在に保持するベルト保持部79と、ポーチ81,83を
着脱自在に保持するポーチ保持部85とを設けている。
尚、図12では、一方のポーチ保持部85のみを示して
いるが、他方のポーチ保持部はポーチ81を取り付けて
いるため隠れている状態である。
【0040】前記ベルト保持部79は布などによって形
成されており、ベルト部77を挿通して保持するもので
ある。但し、ベルト保持部79を樹脂により形成し、ベ
ルト部77を上側から挿入して保持させる構成にするこ
ともできる。前記ポーチ保持部85は前記下部着脱手段
25などと同様に形成されており、例えば雌側の係脱テ
ープ87が上下2段に設けられ、雄側の係脱テープはポ
ーチ81,83の裏面に上下2段に設けられている。
【0041】従って、ベルト部77をベルト保持部79
に挿通して保持させ、ポーチ81,83をポーチ保持部
85によって保持させることにより、図13のように上
衣部3の内面側にポーチ81,83を容易に装着するこ
とができる。このポーチ81,83に各種の小物、例え
ば医薬品やその他、ナイフ、懐中電灯などの道具を収容
することにより、非常時などにおいて極めて便利であ
る。又、ベルト77及びポーチ81,83は上衣部3か
ら取り外すことによってウエストポーチとして単体で容
易に利用することができる。
【0042】尚、前記ベルト保持部79とポーチ保持部
85とは、ベルト部77及びポーチ81,83を保持で
きれば何れか一方のみ設ける構成にすることもできる。
また、ポーチ81,83は、前述したように、リュック
部4に取り付ける構成にすることもできる。
【0043】図14は、透明なポケット部を不透明なポ
ケット部で着脱自在に覆う構造を示したものである。例
えば図14、図15のように、上衣部3の胸元部には透
明なポケット部85が設けられている。この透明なポケ
ット部85の近傍、例えば上下にはポケット着脱手段8
7が設けられている。このポケット着脱手段87は、前
記下部着脱手段25と同様な構成となっており、例えば
雌側の係脱テープ89がポケット部85の上下に分けて
設けられている。この透明なポケット部85の表面は不
透明なポケット部91で覆われるようになっている。こ
の不透明なポケット部91は図16のようになってい
る。
【0044】図16の(a)は表側を示し、(b)は裏
側を示している。この図16のように、ポケット部91
は布などで形成され、裏側上下にはポケット着脱手段8
7としての雄側の係脱テープ93が設けられている。
又、中間部にはベルト通し95が設けられている。そし
て、雄側の係脱テープ93を前記上衣部3側の雌側の係
脱テープ89に面合わせで係着させることによって、透
明なポケット部85の表面を不透明なポケット部91で
覆うことができる。従って、上衣部3をベンチウォーマ
ーなどとして使用するときは、透明なポケット部85上
の不透明なポケット部91に物を入れることができる。
又、非常時などにおいては、ポケット部に収容した物を
一目で確認する必要があり、かかる場合には不透明なポ
ケット部91を離脱させて、透明なポケット部85を露
出させる。これによって、透明なポケット部85に収容
した物を外から一目で確認することができ、透明なポケ
ット部が複数であっても収容した各対象物を一目で見分
けて容易に取り出すことが可能となる。又、離脱した不
透明なポケット部91は、ベルト通し95に前記ベルト
部77を通し、ウエストポーチ等として用いることがで
きる。 (第2実施形態)図18,図19は本発明の第2実施形
態を示している。尚、上記実施形態と対応する構成部分
には同符号を付して説明する。
【0045】図18は、第2実施形態に係る多機能上衣
を寝袋として示す正面図、図19は上衣部から取り外し
た左右袖部の正面図を示し、(a)は左袖側、(b)は
右袖側を示している。図20は各袖部を展開した状態を
示し、(a)は左袖側、(b)は右袖側を示している。
図21は展開した左右袖部を袋状に結合した状態を示す
斜視図である。
【0046】本実施形態においては、防寒性を有する上
衣部3の袖部97,99を袖部着脱手段101,103
によって着脱自在に取り付けている。袖部着脱手段10
1は、例えばチャックの一方105が上衣部3側に取り
付けられ、チャックの他方107が袖部97,99側に
取り付けられたものである。従って、チャック105,
107を係合させることによって、袖部97,99を上
衣部3に着脱自在に取り付けることができる。
【0047】又、前記左右両袖部97,99に長手方向
に沿って袖部97,99を筒状に保持する解除可能な筒
状保持手段109,111が設けられている。この筒状
保持手段109,111は、例えばチャックによって構
成されている。又、袖部97,99の袖口部113に
は、下部着脱手段115が設けられている。この下部着
脱手段115は第1実施形態の下部着脱手段25と同様
な構成となっており、雌側の係脱テープ117が袖部9
7,99の袖口部113に取り付けられたものである。
又、上衣部3の裾部23には、その内面に下部着脱手段
25と同様な雄側の係脱テープ27,29が設けられて
いる。
【0048】そして寝袋として構成するにはまず、袖部
着脱手段101,103を解除して、袖部97,99を
上衣部3から離脱させる。次に、左右袖部97,99の
筒状保持手段109,111のチャックを解除し、両袖
部97,99を図20(a),(b)のように展開す
る。この左右袖部97,99のそれぞれの内側を合わ
せ、チャック109,111の部分109a,111
a,109b,111bをそれぞれ合わせて係合させ、
袖部着脱手段101,103のチャックの一方107相
互を係合させ、図21のような袋体を形成する。
【0049】次に、図21のような袋体の開口119側
を図18のように上衣部3の裾部23に取り付ける。こ
の場合、袋体の開口部119側の雌側の係脱テープ11
7を裾部23側の雄側の係脱テープ27あるいは29に
面合わせで係着し、上衣部3と共に寝袋を形成すること
ができる。上衣部3の左右袖部97,99を取り外した
開口部は雄雌の係脱テープによって閉塞することもでき
る。こうして、非常時などにおいて寝袋を簡単に形成す
ることができ、極めて便利である。
【0050】又、裾部23に取り付けた袋体を取り外
し、上記とは逆の手順によって図19で示す左右の袖部
97,99を形成し、該袖部97,99を袖部着脱手段
101,103によって上衣部3に取り付け、上衣部3
をベンチウォーマー等として着用することができ、極め
て便利である。又、袖部97,99を取り付けたとき
は、特に別体の袋体が残ることはなく、取り扱いに便利
である。上衣部3から袖部97,99を取り外せば、上
衣部3をベスト状のものとして着用することもできる。
【0051】尚、本実施形態においても上記実施形態と
同様に、エアマット部41,43、フード部57を着脱
自在に取り付け、また透明なポケット部85と不透明な
ポケット部91との二重ポケット部を採用することも可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る多機能上衣の正面
図である。
【図2】第1実施形態に係り、上衣部とリュック部との
結合を示す要部概略断面図である。
【図3】第1実施形態に係り、リュック部の正面図であ
る。
【図4】第1実施形態に係り、リュック部の上部開口を
閉じた状態の正面図である。
【図5】第1実施形態に係り、リュック部の上部開口を
閉じた状態の斜視図である。
【図6】第1実施形態に係り、エアマット部の取付状況
を示す分解斜視図である。
【図7】第1実施形態に係り、フード部の斜視図であ
る。
【図8】第1実施形態に係り、フード部を折り畳んだ状
態の斜視図である。
【図9】第1実施形態に係り、フード部に空気を充填し
た状態の斜視図である。
【図10】第1実施形態に係り、フード部に空気を充填
し、枕状に形成した状態の斜視図である。
【図11】第1実施形態に係り、袖部の長さ調整を示す
正面図である。
【図12】ポーチの取付状況を示す上衣部の内面を示す
説明図である。
【図13】ポーチの取付状況を示す上衣部の内面を示す
説明図である。
【図14】二重ポケット構造を示す上衣部の正面図であ
る。
【図15】透明なポケット部を示す正面図である。
【図16】不透明なポケット部を示し、(a)は表側、
(b)は裏側を示す説明図である。
【図17】第1実施形態に係り、不透明なポケット部を
ベルト部に装着した状態の正面図である。
【図18】本発明の第2実施形態に係る多機能上衣の正
面図である。
【図19】第2実施形態に係り、(a)は左側の袖部、
(b)は右側の袖部を示す説明図である。
【図20】(a)は左側の袖部を展開した状態、(b)
は右側の袖部を展開した状態の説明図である。
【図21】第2実施形態に係り、展開した左右袖部を結
合して袋体とした斜視図である。
【符号の説明】
1 多機能上衣 3 上衣部 5 リュック部 9 襟部 23 裾部 25 下部着脱手段 31 リュック部の上部開口 39 肩掛け部 41,43 エアマット部 49,51 マット着脱手段 57 フード部 61 充填部 71 袖部着脱手段 77 ベルト部 81,83 ポーチ 85 ポーチ保持部 79 ベルト保持部 85 透明なポケット部 87 ポケット着脱手段 91 不透明なポケット部 101,103 袖部着脱手段 109,111 筒状保持手段 115 下部着脱手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A41D 27/10 A41D 27/10 C A45F 4/00 A45F 4/00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防寒性を有する上衣部と、 上部開口が開閉自在で肩掛け部を備えたリュック部とを
    備え、 前記上衣部の裾部と前記リュック部の上部開口側とを係
    脱可能とする下部着脱手段を設け、 前記下部着脱手段により前記上衣部の裾部に、前記リュ
    ック部の上部開口側を取り付けて該上衣部及びリュック
    部で寝袋を形成可能にすることを特徴とする多機能上
    衣。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多機能上衣であって、 前記下部着脱手段は、少なくとも一方が複数段に設けら
    れ前記裾部に対し前記リュック部を上下位置調節自在と
    することを特徴とする多機能上衣。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の多機能上衣であっ
    て、 前記上衣部の袖部を袖部着脱手段により着脱自在に取り
    付け、 該袖部着脱手段は、複数段に設けられ前記上衣部に対し
    前記袖部を長さ調節自在とすることを特徴とする多機能
    上衣。
  4. 【請求項4】 防寒性を有する上衣部の袖部を袖部着脱
    手段により着脱自在に取り付け、 前記左右両袖部に、前記袖部の長手方向に沿って袖部を
    筒状に保持する解除可能な筒状保持手段を設け、 前記上衣部の裾部と前記左右両袖部の袖口部とに下部着
    脱手段を設け、 前記上衣部から袖部着脱手段により左右両袖部を取り外
    し、前記筒状保持手段を解除して両袖部を展開し、該展
    開した両袖部を合わせて前記袖部着脱手段及び筒状保持
    手段により相互に結合して袋体に形成し、 前記下部着脱手段により前記上衣部の裾部に、前記袋体
    に形成した両袖部の開口側を取り付けて該上衣部及び袋
    体で寝袋を形成可能にすることを特徴とする多機能上
    衣。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかに記載の多機能上
    衣であって、 前記上衣部の背部内面に、空気を抜き入れ自在に充填可
    能なエアマット部を備えたことを特徴とする多機能上
    衣。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の多機能上衣であって、 前記エアマット部は、マット着脱手段により前記背部内
    面に対し着脱自在に取り付けられていることを特徴とす
    る多機能上衣。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6記載の多機能上衣であっ
    て、 前記上衣部の襟部に、フード着脱手段によりフード部を
    着脱自在に取り付け、 前記フード部は、空気を抜き入れ自在に充填可能な充填
    部を有し、 前記充填部に空気を充填して枕状に成形可能であること
    ことを特徴とする多機能上衣。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかに記載の多機能上
    衣であって、 前記上衣部の内面に、ベルト部を着脱自在に保持するベ
    ルト保持部とポーチを着脱自在に保持するポーチ保持部
    ととの少なくとも一方を設け、 前記ポーチを保持したベルト部を前記ベルト保持部に保
    持させるか、前記ポーチを前記ポーチ保持部に保持させ
    るかの少なくとも一方を行うことを特徴とする多機能上
    衣。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかに記載の多機能上
    衣であって、 前記上衣部の外面に、収容物が外部から確認できる透明
    なポケット部を設け、 該ポケット部の近傍にポケット着脱手段を設け、 該ポケット着脱手段により前記透明なポケット部を覆う
    不透明なポケット部を着脱自在に取り付けたことを特徴
    とする多機能上衣。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109567291A (zh) * 2019-01-25 2019-04-05 李鲁英 一种可用作提包或背心的服装加长片
WO2021209731A1 (en) * 2020-04-15 2021-10-21 Price Siri Sleeping bag storage and transportation apparatus

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