JP2001273174A - プログラムステップ数測定装置及び方法、ソフトウェア性能評価方法 - Google Patents

プログラムステップ数測定装置及び方法、ソフトウェア性能評価方法

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JP2001273174A
JP2001273174A JP2000082956A JP2000082956A JP2001273174A JP 2001273174 A JP2001273174 A JP 2001273174A JP 2000082956 A JP2000082956 A JP 2000082956A JP 2000082956 A JP2000082956 A JP 2000082956A JP 2001273174 A JP2001273174 A JP 2001273174A
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Katsumi Oyama
勝美 大山
Asami Yamanaka
朝水 山中
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NTT Comware Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトウェアの処理能力を評価する際の目安
となるプロセッサの実行ステップ数の計測を、プログラ
ムの実機実装前に実現可能とし、ソフトウェア開発時の
見直し作業量の低減と、ソフトウェア開発期間及び開発
コストの大幅な削減を実現とする。 【解決手段】 データベース部12には、プログラム実
機実装時におけるプロセッサの実行ステップ数とソース
コードとの対応を表すソースコード対実行ステップ数対
応データベースが保持されている。ダイナミックステッ
プ仮想測定部11では、ソースコード対実行ステップ数
対応データベースを参照して、入力ソースコードに対応
するダイナミックステップ数を取得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば交換機やそ
の他の各種電子機器の動作制御に使用される制御ソフト
ウェアなどの性能評価の目安となるステップ数(ダイナ
ミックステップ数)を測定するプログラムステップ数測
定装置及び方法、そのダイナミックステップ数を用いて
ソフトウェアの性能評価を行うソフトウェア性能評価方
法に関し、特に、ソースコードをコンパイルして実機に
実装する以前にステップ数を仮想的に測定可能とするプ
ログラムステップ数測定装置及び方法、ソフトウェア性
能評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば交換機や各種電子機器
の動作制御などに使用される制御ソフトウェアなどの開
発時には、そのソフトウェアのプログラムをそれら交換
機や各種電子機器に実装した状態で正常に動作するか否
かなどの性能評価が行われている。
【0003】図3には、ソフトウェア開発時における従
来のソフトウェア性能評価(処理能力測定)時の処理の
手順を示す。
【0004】この図3において、第1のプロセスP31
により設計及びコーディングされたソースコードは、第
2のプロセスP32でのコンパイルにより、実機実装時
のプロセッサで実行可能なマシン語に変換される。
【0005】次に、第3のプロセスP33では、第2の
プロセスP32でのコンパイルによりマシン語に変換さ
れたオブジェクトコードを、実機において実行可能なア
ドレスに割り付けるリンケージ処理がなされ、さらに、
第4のプロセスP34では、実機で実行可能なロードモ
ジュール(LM)ファイルが作成される。
【0006】第4のプロセスP34により作成されたロ
ードモジュールファイルは、第5のプロセスP35にお
いて実際に被制御ハードウェアに実装され、さらに第6
のプロセスP36において実機に実装した実働状態でそ
のプログラムを実行するプロセッサによるマシン語の実
行ステップ数が測定され、ソフトウェアの能力基準とな
る「ダイナミックステップ数」の評価が行われる。
【0007】その後、第7のプロセスP37において、
第6のプロセスP36でのダイナミックステップ数の評
価結果から、当該プログラムがユーザの要求する条件に
適合しているかなどの検討がなされる。具体的には、第
6のプロセスP36において計測されたステップ数か
ら、問題のある処理ステップ部分を特定し、そのステッ
プ部分への対処についての検討などがなされる。
【0008】この第7のプロセスP37において、ユー
ザの要求する条件に適合していないと判定された場合
は、第8のプロセスP38としてそのソフトウェアの処
理方法の見直しが実施される。具体的には、第7のプロ
セスP37において特定された問題のある処理ステップ
部分(実行ステップを削減すべき部分)のソースコード
の見直しと修正がなされる。
【0009】その後、再度、第1のプロセスP31によ
るソースコードのコーディングから第5のプロセスP3
5による被制御ハードウェアへの実装までの手順を実行
し、第6のプロセスP36のダイナミックステップ数の
再評価が実施される。
【0010】従来のソフトウェア性能評価では、第7の
プロセスP37による評価結果の解析及び対策検討にお
いて、そのソフトウェアの処理性能がユーザの要求する
条件に適合していると判定されるまで、上述の各評価処
理プロセスが繰り返されることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ソフトウェ
ア性能評価の際には、当該ソフトウェアの処理能力を測
定する目安として、そのソフトウェアプログラムによる
一連の機能を実現する場合にプロセッサにおいて実行さ
れるマシン語のステップ数を測定し、そのステップ数が
ユーザの要求する条件を満たしているかどうかの評価
(第6のプロセス36でのダイナミックステップ数評
価)が行われている。
【0012】すなわち、ソフトウェアの一例として交換
機の制御ソフトウェアを考えた場合、当該交換機の制御
ソフトウェアは、多数の端末に対する通話信号や通信デ
ータなどを同時且つ多重して処理する必要があり、した
がって、その制御ソフトウェアを設計する場合には、あ
る処理をプロセッサが実行する場合にその処理を実現す
るための処理量とその処理を同時にいくつ実行できるか
などの性能の評価が必要となる。上記制御ソフトウェア
が所望の性能を備えるかどうかは、当該ソフトウェアを
実機に実装した時のプロセッサの実行ステップ数を計測
することにより判断することができる。
【0013】しかしながら、上述した従来のソフトウェ
ア性能評価方法では、ソースコードをコンパイルして実
機に実装可能なロードモジュール形式のファイルを生成
し、そのファイルを実機に実装した実動状態でしか、そ
のプログラムの実機実装時におけるプロセッサの処理ス
テップ数を測定することができない。
【0014】このため、上記プロセッサの処理ステップ
数を計測して評価を行った結果、例えばユーザの要求す
る処理能力の条件が満たされていないことが判った場合
には、その条件が満たされるようになるまで、プログラ
ムの手直しと実機への実装、及びその実機実装時の実動
状態でのステップ数評価を繰り返す必要がある。
【0015】つまり、図3の処理の手順を用いて説明す
ると、ユーザの要求する処理能力の条件が満たされるこ
とになるまで、第8のプロセスP38による処理方式の
見直しと、第1のプロセスP31によるソースコードの
再コーディング、第2のプロセスP32〜第5のプロセ
スP35によるコンパイル並びに実機に実装可能なファ
イルの作成及び実機への実装、第6のプロセスP36に
よる再評価及び第7のプロセスP37による評価結果の
解析・対策検討までの各プロセスが繰り返され、その結
果、いわゆる手戻り稼働、手戻り作業による開発時間の
過大なロスが発生し、また、開発費用も増大してしまう
ことになる。
【0016】以上説明したように、従来のソフトウェア
性能評価方法の場合は、ソフトウェアの処理能力改善の
対処の度に過大な手戻り作業が生じていた。
【0017】また、例えば大規模なソフトウェアを開発
するような場合に、そのソフトウェアのプログラムを実
機に実装し、ダイナミックステップ測定後に処理方式の
見直しが発生してしまうと、最悪の場合、そのプログラ
ムの見直しだけでなく、周辺のソフトウェアも含んだシ
ステム全体の見直しにまでつながることもある。
【0018】すなわち、特に大規模なソフトウェアであ
れば、その周辺のソフトウェアも同時並行的に開発され
ることが多く、メインとなるソフトウェアのプログラム
に見直しが発生すると、それに対応して周辺のソフトウ
ェアプログラムの見直しをも行わなければならなくなる
ことがあり、システム全体の見直しが必要となってしま
うことになる。
【0019】なお、プログラムの実機実装時におけるプ
ロセッサの処理ステップ数が、どの程度になるのかを、
例えばソースコードのコーディング時に知ることができ
れば良いが、ソースコードのライン数は一般に実機にお
けるプロセッサの処理ステップ数と対応していないた
め、現在のところ当該ソースコードのコーディング時に
実機でのプロセッサの処理ステップ数がどの程度になる
のかを知ることはできない。
【0020】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、ソフトウェアの処理能力を評価する際の目安
となるプロセッサの実行ステップ数の計測を、プログラ
ムの実機実装前に実現可能とし、その結果として、ソフ
トウェア開発時の見直し作業量の低減と、ソフトウェア
開発期間及び開発コストの大幅な削減を可能とする、プ
ログラムステップ数測定装置及び方法、ソフトウェア性
能評価方法の提供を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプログラム
ステップ数計測装置は、上述の課題を解決するための手
段として、プログラム実機実装時を想定したプロセッサ
の実行ステップ数とソースコードとの対応情報を保持す
る対応情報保持手段と、前記対応情報を参照して、入力
ソースコードに対応する実行ステップ数を取得するステ
ップ数取得手段とを有するまた、本発明のプログラムス
テップ数測定装置は、上述の課題を解決するための手段
として、それら各手段に加え、前記入力ソースコードか
ら、前記実機実装時には動作しない部分を削除する不要
部分削除手段と、前記入力ソースコード中の1命令単位
の実行文を1ライン化するライン整形手段の、何れか若
しくは両方を備える。
【0022】また、本発明のプログラムステップ数測定
装置は、上述の課題を解決するための手段として、それ
ら各手段に加え、処理ルートの分岐条件及びループ処理
の繰り返し条件を取得する条件取得手段と、当該取得し
た条件に基づいて前記実行ステップ数を取得する際の測
定実施ルート及び繰り返し回数を決定する決定手段を備
える。
【0023】ここで、前記ステップ数取得手段は、前記
測定実施ルート毎及び繰り返し回数毎に取得した前記実
行ステップ数を合算する合算手段を備える。
【0024】次に、本発明に係るプログラムステップ数
測定方法は、上述の課題を解決するために、プログラム
実機実装時を想定したプロセッサの実行ステップ数とソ
ースコードとの対応情報を用意し、前記対応情報を参照
して、入力ソースコードに対応する実行ステップ数を取
得する。
【0025】次に、本発明に係るソフトウェア性能評価
方法は、上述の課題を解決するために、所望のソフトウ
ェアに応じたソースコードを生成し、プログラム実機実
装時を想定したプロセッサの実行ステップ数とソースコ
ードとの対応情報を参照して、前記生成したソースコー
ドに対応する実行ステップ数を取得し、前記取得した実
行ステップ数に基づき、必要に応じて前記ソースコード
に対処処理を施し、前記必要に応じて対処処理が施され
たソースコードをコンパイルして実機に実装し、当該実
機による動作を確認して前記ソフトウェアの性能を評価
する。
【0026】このような本発明に係るプログラムステッ
プ数測定装置及び方法、ソフトウェア性能評価方法は、
ソースコードを実機に実装したと想定した場合のプロセ
ッサの実行ステップ数(ダイナミックステップ数)を、
当該ソースコードのコンパイル前で且つ実機実装前に知
る(予測する)ことが可能となり、その結果、ソフトウ
ェア開発時の見直し作業量の低減と、ソフトウェア開発
期間及び開発コストの大幅な削減とが可能となってい
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプログラムス
テップ数測定装置及び方法、ソフトウェア性能評価方法
の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細
に説明する。なお、本発明に係るプログラムステップ数
測定装置及び方法、ソフトウェア評価方法は、例えば交
換機の制御ソフトウェアだけでなく、各種電子機器に実
装されるソフトウェアにも適用可能であり、したがっ
て、本発明は、例えばパーソナルコンピュータのアプリ
ケーションプログラムやOSなどにも適用できるが、以
下の実施の形態では、一例として交換機の制御ソフトウ
ェアに本発明を適用した例に挙げて説明している。
【0028】[ソフトウェア性能評価の全体の流れ]図
1には、本発明のプログラムステップ数測定装置及び方
法、ソフトウェア性能評価方法を適用して、ソフトウェ
アの処理能力測定を行う場合の一実施の形態の処理手順
を示す。
【0029】この図1において、第1のプロセスP1で
は、交換機を制御するためのソフトウェアをC言語やC
OBOL、FORTRAN等の高級言語により記述した
ソースコードのモジュールが設計作成される。
【0030】この第1のプロセスP1にて作成されたソ
ースコードモジュールは、第2のプロセスP2を実施す
る本実施の形態のプログラムステップ数測定装置10に
入力される。
【0031】当該プログラムステップ数測定装置10
は、プログラム実機に実装したと想定した場合のプロセ
ッサの実行ステップ数とソースコードとを対応させて予
め作成されているソースコード対実行ステップ対応デー
タベースを格納してなるデータベース部12と、そのデ
ータベース部12に格納されているソースコード対実行
ステップ数対応データベースを参照し、入力されたソー
スコードに対応した実行ステップ数を算出するダイナミ
ックステップ仮想測定部11とを、主要な機能ブロック
として備えた例えばワークステーション端末からなるも
のである。
【0032】したがって、第2のプロセスP2では、プ
ログラムステップ数測定装置10のダイナミックステッ
プ仮想測定部11において、データベース部12に格納
されているソースコード対実行ステップ数対応データベ
ースを参照し、上記第1のプロセスP1にて作成された
ソースコードに対応する実行ステップ数を求め、この実
行ステップ数が、上記第1のプロセスP1にて作成され
たソースコードを実機に実装したと想定した場合のプロ
セッサの命令実行ステップ数(ダイナミックステップ
数)として算出される。なお、プログラムステップ数測
定装置10の詳細な構成については、図2を用いて後述
する。
【0033】次に、第3のプロセスP3では、第2のプ
ロセスP2において本実施の形態のプログラムステップ
数測定装置10が測定したダイナミックステップ数を、
例えばモニタ装置等の画面上に表示したり、プリントア
ウトしてユーザに明示する。
【0034】次に、第4のプロセスP4では、第2のプ
ロセスP2により測定されたダイナミックステップ数
が、ユーザの要求する条件を満たしているかどうかの評
価が行われ、更に、その評価結果から当該ソフトウェア
に対して何らかの対処が必要か否か判断される。
【0035】具体的には、第2のプロセスP2により測
定されたダイナミックステップ数から、問題のある処理
ステップ部分を特定し、そのステップ部分への対処につ
いての検討がなされ、更に、その特定された問題のある
処理ステップ部分(実行ステップを削減すべき部分)に
対応するソースコードを修正するか否かの対処要否が判
断される。
【0036】この第4のプロセスP4において、ソース
コードを修正するような対処が必要であると判断された
場合は、第1のプロセスP1に戻り、その対処が必要と
された部分のソースコードの修正を行う。
【0037】一方、第4のプロセスP4において、対処
が必要ないと判断された場合は、第5のプロセスP5と
して、そのソースコードをコンパイルし、実機実装時の
プロセッサで実行可能なマシン語に変換する。
【0038】次に、第6のプロセスP6では、第5のプ
ロセスP5にてマシン語に変換されたオブジェクトコー
ドを、実機において実行可能なアドレスに割り付けるリ
ンケージ処理がなされ、さらに、第7のプロセスP6で
は、実機で実行可能なロードモジュールファイルが作成
される。
【0039】その後、第8のプロセスP8において、第
7のプロセスP7で作成したロードモジュールファイル
を実機に実装し、次の第9のプロセスP9において動作
確認を実施する。
【0040】[ダイナミックステップ数算出処理の詳細
な流れ]図2には、本実施の形態のプログラムステップ
数測定装置10の詳細な構成を示す。なお、図2は、本
実施の形態のプログラムステップ数測定装置10で行わ
れるダイナミックステップ数算出処理を、その処理の流
れにそった機能ブロックとして表している。
【0041】本実施の形態のプログラムステップ数測定
装置10の前記ダイナミックステップ仮想測定部11の
機能は、入力ソース整形部21と、測定ルート決定部2
2と、測定ルート表示部23と、ソースコード−ステッ
プ数変換部24と、結果出力処理部26の各機能ブロッ
クにより表すことができる。
【0042】入力ソース整形部21には、図1の第1の
プロセスP1にて生成されたソースコードが入力され
る。
【0043】当該入力ソース整形部21では、入力した
ソースコードから、ステップ数の測定に不要なコメント
行、空行などの部分を削除し、また、ソースコードの実
行文を1ライン化する。すなわち、測定対象の入力ソー
スコードファイルに含まれるコメント行や空行などは、
実機実装時には動作しない部分であるため、それらコメ
ント行や空行などをステップ数の測定に不要な部分とし
てソースコードから削除する。また、ソースコードファ
イルの1命令単位の記述は、セミコロンで区切られる
が、1命令単位の実行文は例えば2行以上にまたがって
いることがあり、このように2行以上にまたがってしま
うと、後段の機能ブロックにて行われる各命令のキーワ
ード識別が困難になるため、そのキーワード識別を容易
化するために、1ステートメント1行となるように整形
を行う。
【0044】この入力ソース整形部21にて不要部分の
削除とライン整形が行われたソースコードは、次の測定
ルート決定部22に送られる。
【0045】測定ルート決定部22では、処理ルートの
分岐条件とループ処理の繰り返し条件をユーザから取得
し、それに基づいて測定実施ルートと繰り返し回数を決
定する。すなわち例えばワークステーション端末等から
なる本実施の形態のプログラムステップ数測定装置10
に備えられたキーボード等の入力手段をユーザが操作す
ることにより、測定対象とする処理ルートの選択を分岐
文毎に入力して指定し、また、ループ処理についてはそ
のループの繰り返し回数を入力して指定し、測定実施ル
ートとループ処理の繰り返し回数を決定する。
【0046】上記測定ルート決定部22にて決定された
測定対象として選択されたループ処理のルートを含む処
理ルートに対応するソースコードは、測定ルート表示部
23と、ソースコード−ステップ数変換部24とに送ら
れる。
【0047】測定ルート表示部23では、上記測定ルー
ト決定部22にて測定対象として選択された処理ルート
及びループ処理のルートに対応するソースコードをユー
ザに明示する。すなわち、例えばワークステーション端
末等からなる本実施の形態のプログラムステップ数測定
装置10に備えられたモニタの画面上に表示したり、プ
リントアウトすることで、測定対象として選択された処
理ルート及びループ処理のルートに対応する対象ソース
コードをユーザに明示する。
【0048】ソースコード−ステップ数変換部24で
は、上記測定ルート決定部22にて測定対象として選択
された処理ルート及びループ処理のルートに対応するソ
ースコードの処理文単位で、前記データベース部12の
ソースコード対ステップ対応データベースを索引し、ス
テップ数を取得する。
【0049】具体的に説明すると、データベース部12
のソースコード対ステップ対応データベースは、例えば
「if」、「for」、「while」、「do」、・
・・のようなソースコードの各種関数等とステップ数と
の対応表からなり、上記ソースコード−ステップ数変換
部24では、上記測定対象ルート及びループ処理の処理
文から、それら「if」、「for」、「whil
e」、「do」・・・の関数等をキーワードとして取り
出し、このキーワードをソースコード対ステップ対応デ
ータベースへの検索入力データとして上記データベース
部12に送る。当該データベース部12では、上記ソー
スコード−ステップ数変換部24からのキーワード(検
索入力データ)に対応してステップ数を取り出し、その
取り出したステップ数をソースコード−ステップ数変換
部24に返す。なお、データベース部12のソースコー
ド対ステップ対応データベース内に定義されているステ
ップ数は、実機に実装された時にプロセッサにより実行
されるステップ数を想定して予め決定されているもので
ある。
【0050】上記ソースコード−ステップ数変換部24
により、ソースコードの処理文単位で取得されたステッ
プ数は、結果出力部26に送られる。
【0051】当該結果出力部26では、上記ソースコー
ドの処理文単位毎に取得されたステップ数を合算し、出
力する。すなわち、上記合算されたステップ数を、ワー
クステーション端末等からなる本実施の形態のプログラ
ムステップ数測定装置10に備えられたモニタの画面上
に表示したり、プリントアウトしたりして、ユーザに合
算ステップ数を明示する。
【0052】これにより、ユーザは、図1の第1のプロ
セスP1にて作成されたソースコードを実機に実装した
と想定した場合のプロセッサの実行ステップ数(ダイナ
ミックステップ数)を、当該ソースコードのコンパイル
前で且つ実機実装前に知る(予測する)ことが可能とな
る。
【0053】[本実施の形態のダイナミックステップ数
測定の特徴及び効果]以上説明したことから、本発明実
施の形態によれば、例えばソースコードの作成中(プロ
グラムのコーディング実施中)に、当該プログラムの実
機実装後のプロセッサによる実行ステップ数の予測が可
能となり、実機実装後のソフトウェア能力予測がコンパ
イル実施及び実機実装前に可能となる。
【0054】このため、本発明実施の形態では、ユーザ
の要求する処理能力の条件を満たすためのステップ数修
正処理(ステップ数削減対処等)を、ソースコードの作
成と平行して行うことが可能となり、前述した従来のソ
フトウェア性能評価方法におけるコンパイル及び実機実
装後のステップ数修正のような手戻り作業が不要とな
る。
【0055】また、本実施の形態によれば、実機実装時
の実行ステップ数を予測しながらソースコードのコーデ
ィングが実施できるため、最適なコーディングが可能と
なり、ソフトウェアの処理能力を向上させることが可能
となる。
【0056】また、本実施の形態においては、ダイナミ
ックステップ数を測定して評価し、その評価に応じたス
テップ数修正の対処が行われたソースコードをコンパイ
ルし、さらにリンケージ処理やロードモジュールファイ
ル作成処理後、実機に実装してその実機上でのソフトウ
ェアの処理能力を検証することになるが、万一、その処
理能力検証の工程で能力不足が発生した場合でも、ソー
スコードのコーディング時点の実行ステップ予測データ
から、実行ステップ削減対処部分の特定が容易となるた
め、ソフトウェアの修正が非常に容易で且つ短時間に実
施可能となる。
【0057】さらに、本実施の形態によれば、例えばメ
インとなるソフトウェアと同時並行的に開発される周辺
ソフトウェアが多数存在するような大規模なソフトウェ
アを開発するような場合に、そのメインとなるソフトウ
ェアのプログラムを容易に修正でき、見直しが不要なメ
インソフトウェアを完成させることができるため、従来
のように、メインとなるソフトウェアの手戻り作業に伴
う周辺ソフトウェアの見直し作業が不要となり、システ
ム全体のソフトウェア構築を迅速且つ低コストで実現す
ることが可能となる。
【0058】また、本実施の形態によれば、プログラム
ステップ数測定装置10において、測定ルートを任意に
設定できるため、その測定ルートの正否評価だけでな
く、異常処理ルートの発見も可能となる。
【0059】その他、本実施の形態によれば、データベ
ース部12に用意されるソースコード対実行ステップ対
応データベースの内容を変更することにより、各種の言
語により生成されたソースコードや各種の電子機器への
実装に対応した様々な形態でのステップ数測定とソフト
ウェア性能評価が可能となる。
【0060】最後に、上述の各実施の形態は、本発明の
一例である。このため、本発明は、上述の各実施の形態
に限定されることはなく、このような実施の形態以外の
形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない
範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である
ことは勿論であることを付け加えておく。
【0061】
【発明の効果】本発明に係るプログラムステップ数測装
置及び方法、ソフトウェア性能評価方法は、ソースコー
ドを実機に実装したと想定した場合のプロセッサの実行
ステップ数(ダイナミックステップ数)を、当該ソース
コードのコンパイル前で且つ実機実装前に知る(予測す
る)ことが可能であり、その結果として、ソフトウェア
開発時の見直し作業量の低減と、ソフトウェア開発期間
及び開発コストの大幅な削減とが可能である。
【0062】すなわち、本発明によれば、ソースコード
の作成中に、当該プログラムの実機実装後のプロセッサ
による実行ステップ数の予測が可能となり、実機実装後
のソフトウェア能力予測がコンパイル実施及び実機実装
前に可能となる。このため、本発明では、ユーザの要求
する処理能力の条件を満たすためのステップ数修正処理
を、ソースコードの作成と平行して行うことが可能とな
り、前述した従来のソフトウェア性能評価方法における
コンパイル及び実機実装後のステップ数修正のような手
戻り作業が不要となる。また、本発明によれば、実機実
装時の実行ステップ数を予測しながらソースコードのコ
ーディングが実施できるため、最適なコーディングが可
能となり、ソフトウェアの処理能力を向上させることが
可能である。
【0063】また、本発明によれば、万一、ソフトウェ
アの処理能力検証の工程で能力不足が発生した場合で
も、ソースコードのコーディング時点の実行ステップ予
測データから、実行ステップ削減対処部分の特定が容易
となるため、ソフトウェアの修正が非常に容易で且つ短
時間に実施可能である。
【0064】さらに、本発明によれば、例えばメインと
なるソフトウェアと同時並行的に開発される周辺ソフト
ウェアが多数存在するような大規模なソフトウェアを開
発するような場合に、メインとなるソフトウェアの手戻
り作業に伴う周辺ソフトウェアの見直し作業が不要とな
り、システム全体のソフトウェア構築を迅速且つ低コス
トで実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプログラムステップ数測定装置及び方
法、ソフトウェア性能評価方法を適用して、ソフトウェ
アの処理能力測定を行う場合の一実施の形態の処理手順
の説明に用いる図である。
【図2】本実施の形態のプログラムステップ数測定装置
で行われるダイナミックステップ数算出処理の流れを機
能的に表す機能ブロック図である。
【図3】ソフトウェア開発時における従来のソフトウェ
ア性能評価(処理能力測定)時の処理の手順の説明に用
いる図である。
【符号の説明】 P1 第1のプロセス P2 第2のプロセス P3 第3のプロセス P4 第4のプロセス P5 第5のプロセス P6 第6のプロセス P7 第7のプロセス P8 第8のプロセス P9 第9のプロセス 10 プログラムステップ数測定装置 11 ダイナミックステップ仮想測定部 12 データベース部 21 入力ソース整形部 22 測定ルート決定部 23 測定ルート表示部 24 ソースコード−ステップ数変換部 25 結果出力処理部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラム実機実装時を想定したプロセ
    ッサの実行ステップ数とソースコードとの対応情報を保
    持する対応情報保持手段と、 前記対応情報を参照して、入力ソースコードに対応する
    実行ステップ数を取得するステップ数取得手段とを有す
    るプログラムステップ数測定装置。
  2. 【請求項2】 前記入力ソースコードから、前記実機実
    行時には動作しない部分を削除する不要部分削除手段を
    備えることを特徴とする請求項1記載のプログラムステ
    ップ数測定装置。
  3. 【請求項3】 前記入力ソースコード中の1命令単位の
    実行文を1ライン化するライン整形手段を備えることを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載のプログラムステ
    ップ数測定装置。
  4. 【請求項4】 処理ルートの分岐条件及びループ処理の
    繰り返し条件を取得する条件取得手段と、 前記取得した条件に基づいて前記実行ステップ数を取得
    する際の測定実施ルート及び繰り返し回数を決定する決
    定手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項
    2のうち何れか1項記載のプログラムステップ数測定装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ステップ数取得手段は、前記測定実
    施ルート毎及び繰り返し回数毎に取得した前記実行ステ
    ップ数を合算する合算手段を備えることを特徴とする請
    求項4記載のプログラムステップ数測定装置。
  6. 【請求項6】 プログラム実機実装時を想定したプロセ
    ッサの実行ステップ数とソースコードとの対応情報を用
    意し、 前記対応情報を参照して、入力ソースコードに対応する
    実行ステップ数を取得するプログラムステップ数測定方
    法。
  7. 【請求項7】 所望のソフトウェアに応じたソースコー
    ドを生成し、 プログラム実機実装時を想定したプロセッサの実行ステ
    ップ数とソースコードとの対応情報を参照して、前記生
    成したソースコードに対応する実行ステップ数を取得
    し、 前記取得した実行ステップ数に基づき、必要に応じて前
    記ソースコードに対処処理を施し、 前記必要に応じて対処処理が施されたソースコードをコ
    ンパイルして実機に実装し、 当該実機による動作を確認して前記ソフトウェアの性能
    を評価するソフトウェア性能評価方法。
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US7222269B2 (en) 2001-12-06 2007-05-22 Ns Solutions Corporation Performance evaluation device, performance evaluation information managing device, performance evaluation method, performance evaluation information managing method, performance evaluation system

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