JP2001258029A - 剰余数係数の動的表示方法および装置 - Google Patents

剰余数係数の動的表示方法および装置

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JP2001258029A JP2000066803A JP2000066803A JP2001258029A JP 2001258029 A JP2001258029 A JP 2001258029A JP 2000066803 A JP2000066803 A JP 2000066803A JP 2000066803 A JP2000066803 A JP 2000066803A JP 2001258029 A JP2001258029 A JP 2001258029A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剰余数係数の動的表示技術によってビデオ符
号化効率を改良するための方法および装置が提供され
る。 【解決手段】 剰余数係数の動的表示技術によってビデ
オ符号化効率を改良するための方法であって、映像品質
の損失を導入するビデオシーケンスのベースレイヤを符
号化するステップと、前記符号化したベースレイヤから
ビデオシーケンスの剰余数を計算するステップと、動的
表示技術を用いて剰余数値を表すステップと、ビットプ
レーンエントロピ符号化方法によって、修正された大き
さと剰余数係数の符号値とを符号化するステップと、符
号化情報を符号化表示で表すステップとからなる方法が
提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MPEG4規格に
おける細粒度ビデオスケーラビリティスキームで利用で
きる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】MPEG4規格のビットレートスケーラ
ビリティのために、ビデオ品質の細粒度スケーラビリテ
ィを提供できるビデオ符号化技術の必要性が増してい
る。細粒度スケーラビリティ(FGS: Fine Granular
ity Scalability)スキームは、ネットワークビデオ配
信用途を目的として開発されたものである(例えばイン
ターネットビデオ伝送)。
【0003】FGSスキームでは、基本的に2つの異な
ったビットストリームのレイヤがある。1つのレイヤは
ベースレイヤであり、また他のレイヤは拡張レイヤであ
る。図1は、FGS符号化器のブロック図を示す。
【0004】ベースレイヤ符号化については、ビデオ符
号化の手順はMPEG4バージョン1のシンプルプロフ
ィルと同じである。従来技術は、それぞれブロックサン
プリング、離散コサイン変換、量子化、DCとAC予
測、ジグザグスキャンおよび可変長符号化モジュール1
01、103、104、105、106、107から構
成される。
【0005】ベースレイヤのフレーム内符号化について
は、ブロックサンプリング後のブロックにはDCTが行
われ、次に量子化、DCとAC予測、ジグザグスキャ
ン、最後に可変長符号化またはエントロピ符号化が行わ
れる。これに対し、ベースレイヤにおけるフレーム間符
号化については、ブロックサンプリング後に逆量子化、
逆DCT、動き予測と動き補償がそれぞれモジュール1
08、109、112で実行される。予測差はモジュー
ル102で計算され、またフレーム内符号化におけるの
と同一の符号化手順を経る。
【0006】拡張レイヤ符号化については、ベースレイ
ヤの量子化DCT係数はモジュール113で逆量子化さ
れ、また剰余数(residue)の値は、モジュール114
で、再構築されたDCT値を元のDCT係数から減算す
ることによって計算される。次に、計算された剰余数は
ジグザグスキャンとビットプレーン可変長符号化モジュ
ール115と116それぞれに送られる。
【0007】現在の最新技術では、拡張レイヤの剰余数
の絶対値は2進数で表され、また2進表示に応じて異な
ったビットプレーンに符号化される。各剰余数の符号ビ
ットは 2進数の最上位ビットと共に符号化される。拡
張レイヤの符号化効率を改良するために、剰余数値の表
示を変更する試みはこれまで行われていなかった。
【0008】ビットプレーンVLCモジュールから出力
される拡張レイヤビットストリームは、FGSサーバに
伝送される。FGSサーバは、クライアントとFGSサ
ーバとの間のチャネルの帯域幅に基づき、チャネル容量
に合せるため、拡張レイヤビットストリームのより下位
のビットプレーンを切り捨てる。ベースレイヤビットス
トリームは、ビットストリームの成分を修正することな
く、FGSサーバを通して直接クライアントに伝送され
る。
【0009】図2は、FGS復号化器のブロック図を示
す。クライアント側では、ベースレイヤ復号化のため、
従来技術ではそれぞれVLD、逆ジグザグスキャン、逆
DC&AC予測、逆量子化、逆DCTおよび動き補償モ
ジュール201、202、203、204、205、2
07から構成される。フレーム内復号化については、ベ
ースレイヤビットストリームは可変長復号化、逆ジグザ
グスキャン、逆DCとAC予測、逆量子化、次に逆離散
コサイン変換のプロセスを受ける。これに対しフレーム
間復号化については、ビットストリームは逆DCTプロ
セスの後に動き補償の追加手順を経て、また動き補償プ
ロセスの出力はモジュールで逆DCTの出力に加算さ
れ、映像を再構築する。
【0010】拡張レイヤ復号化については、復号化器の
従来技術は、ビットプレーンVLD、逆ジグザグスキャ
ンおよび逆DCTモジュール209、210、212か
らそれぞれ構成される。拡張ビットストリームがビット
プレーンVLDプロセスを経た後、復号化されたビット
プレーンは組み合わされて剰余数値を与える。FGSサ
ーバによって伝送されないそれらのビットプレーンは、
最後に受信したビットプレーンの下の第2のビットプレ
ーンを除き復号化器側でゼロであると想定される。前記
剰余数の最上位ビットが送られた場合には、このビット
プレーンのビットは1に設定される。
【0011】再構築された剰余数は逆ジグザグスキャン
される。次に、これらの剰余数値は、ベースレイヤの逆
量子化DCT係数に加算され、モジュール211に示す
ように拡張されたDCT係数を与える。拡張されたDC
T係数は逆DCTプロセスを受け拡張された画素値を与
える。ベースレイヤにおけるフレーム間復号化について
は、拡張レイヤの逆DCTモードの出力は拡張された予
測誤差である。これらの拡張された予測誤差は、モジュ
ール213で、ベースレイヤの動き補償の出力値に加算
され、拡張された映像値を与える。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】既存のFGSビデオ符
号化技術に基づき、剰余数は2進数で提示される。2進
数表示では、数は2の累乗を用いて表される。33の剰
余数値の実例を挙げると、33の剰余数値は2進(25
+20)の100001として表すことができる。この
剰余数のすべてのビットを復号化器側で受信できるなら
ば、この種の表現は可逆である。しかし、これは実際の
ネットワークの条件では可能ではない。ある低いビット
レートの場合、FGSサーバは最上位ビットのみを伝送
できるだけであり、またクライアント側で復号化される
ビットは100000である。
【0013】従来技術の剰余数予測技術を用いて、受信
したビットよりも2つ下方のビットを1に設定すること
によって、復号化器は剰余数値を予測する。この結果、
2進表示でで101000という予測された剰余数値が
得られ、またその数値は40であり、これによって元の
剰余数値に比較して7の予測誤差が与えられる。
【0014】全体のVOPの最大剰余数値が33である
場合には、VOP内の剰余数の最大ダイナミックレンジ
は2進数表示を用いて63に増加され、この結果復号化
された剰余数の予測効率は悪くなる。これは、従来技術
の剰余数表示と予測技術が、拡張ビットレートが低い場
合にとって非常に効率的でないことを示している。
【0015】したがって、本開示の目的は従来技術の符
号化技術の効率の悪さを解決することである。解決すべ
き第1の問題は、ビットプレーン符号化の符号化効率を
最大にするにはどのように剰余数を表せばよいかであ
る。解決すべき第2の問題は、どのように復号化された
剰余数係数に関する予測を行えば、VOPのPSNRを
最適化できるかである。
【0016】
【課題を解決するための手段】VOP内の剰余数の確率
密度分布は均一に分布していないことが知られている。
図3は、VOP内の剰余数の大きさの典型的な確率密度
分布図を示す。図示されるように、剰余数はダイナミッ
クレンジの低い方で高く分布し、またダイナミックレン
ジの高い方での分布はより低い。剰余数係数はこの特性
をベースレイヤDCT係数から受け継ぐので、これは正
しい。
【0017】2進法表示技術の効率の悪さは、実際のダ
イナミックレンジと比較してより大きな指定ダイナミッ
クレンジに起因する。最大ダイナミックレンジ情報を拡
張ビットストリームに仕様として定め、またVOPの確
率密度分布を利用する動的表示技術を用いることによっ
て、この非効率の問題を解決し、拡張ビットプレーンの
ビットの役割を規定できる。
【0018】同様に、剰余数の確率密度分布の形状から
判断すると、復号化された剰余数係数に関する予測は、
拡張レイヤのVOPの異なったビットプレーンレベルに
ついて異なった予測割合を指定することによって改良で
きる。確率密度分布曲線の形状はほとんどの場合直線で
ないので、これは正しい。
【0019】現在の2進法表示技術は、現在のFGSス
キームの剰余数係数を表すのに使用される唯一の技術で
ある。本発明で新規なことは、新しい剰余数表示と予測
技術が拡張ビットプレーンのビットの役割を固定しない
ことである。ビットの役割は、VOP内の剰余数の確率
密度分布と、ビットプレーンの剰余数の最上位ビットの
位置とに関係して動的に仕様として定められる。
【0020】本発明による剰余数係数の動的表示技術に
よってビデオ符号化効率を改良するための方法は、映像
品質の損失を導入するビデオシーケンスのベースレイヤ
を符号化するステップと、前記符号化したベースレイヤ
から前記ビデオシーケンスの剰余数を計算するステップ
と、動的表示技術を用いて剰余数値を表すステップと、
ビットプレーンエントロピ符号化方法によって、修正さ
れた大きさと剰余数係数の符号値とを符号化するステッ
プと、前記符号化情報を符号化表示で表すステップとか
らなる方法であって、これにより上記目的が達成され
る。
【0021】ベースレイヤの符号器が、2次元配列の画
素を有するブロック内に入力画像をサンプリングするス
テップと、予めメモリ内に再構築された映像から予測ブ
ロックを構築するステップと、サンプリングした画素の
前記ブロックに使用される予測モードについて決定する
ステップと、前記決定に基づき、サンプリングした画素
の前記ブロックから予測ブロックを減算して予測誤差を
獲得するステップと、予測誤差の前記ブロックに離散コ
サイン変換を実行するステップと、DCT係数の前記ブ
ロックを量子化するステップと、前記ブロックをジグザ
グスキャン順序でスキャンするステップと、ハフマン符
号化によって前記ブロックを符号化し、また前記符号化
情報を符号化表示で表すステップとを含んでいてもよ
い。
【0022】周波数領域の剰余数値を計算するステップ
が、ベースレイヤ内の符号器からDCT係数のブロック
を獲得するステップと、将来の減算のためにDCT係数
の前記ブロックをブロックメモリに記憶するステップ
と、ベースレイヤ内の前記符号器から量子化DCT係数
のブロックを獲得するステップと、量子化DCT係数の
前記ブロックを逆量子化するステップと、ブロックメモ
リ内のDCT係数の前記ブロックから、再構築されたD
CT係数の前記ブロックを減算して剰余数係数を獲得す
るステップと、剰余数係数の前記ブロックをジグザグス
キャン順序で並べ替えるステップと、剰余数係数の前記
ブロックをフレームメモリに記憶するステップとを含ん
でいてもよい。
【0023】空間領域の剰余数値を計算するステップ
が、ベースレイヤ内の符号器から量子化DCT係数のブ
ロックを獲得するステップと、量子化DCT係数の前記
ブロックを逆量子化するステップと、逆離散コサイン変
換によって前記ブロックを空間領域に変換するステップ
と、ベースレイヤからの動き補償した予測値のブロック
に、再構築された予測差の前記ブロックを加算して復号
化映像を再構築するステップと、再構築された映像の画
素値をフィルタ処理するステップと、前記フィルタ処理
された画素値を元の映像の画素値から減算して剰余数係
数を獲得するステップと、2次元配列の画素を有するブ
ロック内に前記剰余数係数をサンプリングするステップ
と、離散コサイン変換によって剰余数係数の前記ブロッ
クを周波数領域に変換するステップと、剰余数係数の前
記ブロックをジグザグスキャン順序で並べ替えるステッ
プと、剰余数係数の前記ブロックをフレームメモリに記
憶するステップとを含んでいてもよい。
【0024】動的剰余数表示が、フレームメモリから剰
余数係数を検索するステップと、前記剰余数係数の符号
値と大きさとを獲得するステップと、前記大きさの最大
値を発見するステップと、前記大きさのカットオフ値を
規定するステップと、前記最大値情報と前記カットオフ
値情報とを符号化し、また前記情報を符号化表示で表す
ステップと、剰余数変換に必要なパラメータを計算する
ステップと、前記最大値と前記カットオフ値と前記計算
されたパラメータとに基づき、バイナリ変換を前記大き
さに実行するステップとを含んでいてもよい。
【0025】周波数領域で計算された剰余数の復号器
が、ベースレイヤビットストリームを復号化するステッ
プと、拡張レイヤビットストリームから最大値とカット
オフ値とに関する情報を抽出するステップと、前記拡張
レイヤビットストリームを逆ビットプレーンエントロピ
符号化して剰余数係数の符号値と修正された大きさとを
獲得するステップと、剰余数変換に必要なパラメータを
計算するステップと、剰余数再構築と、非ゼロ剰余数係
数の前記修正された大きさに関する予測とを実行して剰
余数係数の予測される大きさを獲得するステップと、前
記符号値と前記予測された大きさとを組み合わせること
によって剰余数係数を再構築するステップと、2次元配
列の画素を有する複数のブロック内に前記剰余数係数を
サンプリングするステップと、剰余数係数の前記ブロッ
クを逆ジグザグスキャン順序で並べ替えるステップと、
ベースレイヤから逆量子化DCT係数のブロックを獲得
するステップと、逆量子化DCT係数の前記ブロック
に、再構築された剰余数値の前記ブロックを加算するス
テップと、拡張されたDCT係数の前記ブロックに逆離
散コサイン変換を行い空間領域における前記係数の値を
獲得するステップと、ベースレイヤのために使用された
予測モードを決定するステップと、前記予測モードに基
づき、動き補償された予測ブロックをベースレイヤから
獲得するステップと、拡張された予測誤差の前記ブロッ
クに前記動き補償された予測ブロックを加算して拡張さ
れた映像を形成するステップとを含んでいてもよい。
【0026】空間領域で計算された剰余数の復号器が、
ベースレイヤビットストリームを復号化するステップ
と、拡張レイヤビットストリームから最大値とカットオ
フ値とに関する情報を抽出するステップと、前記拡張レ
イヤビットストリームを逆ビットプレーンエントロピ符
号化して剰余数係数の符号値と修正された大きさとを獲
得するステップと、剰余数変換に必要なパラメータを計
算するステップと、剰余数再構築と、非ゼロ剰余数係数
の前記修正された大きさに関する予測とを実行して剰余
数係数の予測される大きさを獲得するステップと、前記
符号値と前記予測された大きさとを組み合わせることに
よって剰余数係数を再構築するステップと、2次元配列
の画素を有する複数のブロック内に前記剰余数係数をサ
ンプリングするステップと、剰余数係数の前記ブロック
を逆ジグザグスキャン順序で並べ替えるステップと、剰
余数係数の前記ブロックに逆離散コサイン変換を行い剰
余数ブロックの画素値を獲得するステップと、ベースレ
イヤからの復号化映像をフィルタ処理してノイズを最小
にするステップと、剰余数係数の前記ブロックの値に、
ベースレイヤからの前記フィルタ処理された映像の画素
値を加算して拡張された映像を形成するステップとを含
んでいてもよい。
【0027】ベースレイヤビットストリームを復号化す
るステップが、前記ベースレイヤビットストリームを逆
エントロピ符号化して量子化DCT係数のブロックを獲
得するステップと、ベースレイヤビットストリームから
スキャン方法と予測方法とを抽出するステップと、前記
スキャン方法によって量子化DCT係数の前記ブロック
をスキャンするステップと、将来の予測のために係数の
前記ブロックをブロックメモリに記憶するステップと、
DCT係数の前記ブロックを逆量子化するステップと、
逆離散コサイン変換によって、再構築されたDCT係数
の前記ブロックを空間領域に変換するステップと、前記
予測方法と、ベースレイヤの予め復号化された映像から
の情報とに基づき動き補償された予測ブロックを形成す
るステップと、前記再構築されたブロックを前記予測ブ
ロックに加算して復号化映像の画素値を再構築するステ
ップと、将来の予測のために復号化映像をフレームメモ
リに記憶するステップとを含んでいてもよい。
【0028】カットオフ値を規定するステップが、VO
P内の剰余数係数の大きさの値について発生数を獲得す
るステップと、必要な最小拡張ビットレートと、フレー
ムレートと、エントロピ符号化の符号化効率とに基づき
発生のしきい値の和を計算するステップと、発生の前記
しきい値の和に基づきカットオフ値を決定するステップ
とを含んでいてもよい。
【0029】剰余数変換のパラメータを計算するステッ
プが、第2のビットプレーンの最大ダイナミックレンジ
を発見するステップと、ビット数を計算して前記最大ダ
イナミックレンジを表すステップと、前記ビット数に基
づきビットプレーンの総数を計算するステップと、前記
ビット数に基づき第2のビットプレーンと下方の最大バ
イナリレンジを決定するステップと、しきい値を計算す
るステップとを含んでいてもよい。
【0030】剰余数再構築と、受信した非ゼロ剰余数係
数の修正された大きさに関する予測とを実行するステッ
プが、前記受信した剰余数係数の修正された大きさにつ
いて予測を実行するステップと、受信された剰余数の大
きさを予測された大きさから再構築するステップとを含
んでいてもよい。
【0031】発生のしきい値の和が、最小拡張ビットレ
ートを第1のビットプレーンのエントロピ符号化のフレ
ームレートと符号化効率とで除算することによって計算
されてもよい。
【0032】カットオフ値が、前記カットオフ値よりも
大きい剰余数係数の総数が発生のしきい値の和よりも小
さいという基準に基づいて決定されてもよい。
【0033】前記カットオフ値よりも小さく、また前記
しきい値よりも大きな大きさの2進法表示が、前記剰余
数係数の大きさに2を乗算し、また前記乗法の前記結果
から前記しきい値を減算することによって動的剰余数表
示に変換してもよい。
【0034】前記カットオフ値よりも大きいかまたは等
しい大きさの2進法表示を動的剰余数表示に変換するス
テップが、前記大きさから前記カットオフ値を減算する
ことによってオフセット値を計算するステップと、前記
剰余数係数の前記オフセット値に2を乗算し、また前記
オフセット値が前記しきい値よりも大きい場合には、前
記乗算の前記結果から前記しきい値を減算するステップ
と、最大ダイナミックレンジを表すために所定のビット
数だけ値を左に移動し、また前記移動した値を前記計算
されたオフセット値に加算するステップとを含んでいて
もよい。
【0035】受信した非ゼロ剰余数係数の修正された大
きさについて予測を実行するステップが、受信されたビ
ットプレーンの数を決定するステップと、受信されたビ
ットプレーンの数が1に等しい場合には、最後に受信さ
れたビットプレーンの下の2つのビットプレーンのビッ
トを1に設定するステップと、受信されたビットプレー
ンの数が1に等しい場合以外の場合には、前記受信され
たビットプレーンの数がビットプレーンの総数よりも1
を越えて小さければ、前記最後に受信されたビットプレ
ーンの下の次のビットプレーンのビットを1に設定する
ステップとを含んでいてもよい。
【0036】予測された剰余数係数から大きさを再構築
するステップが、前記予測された剰余数係数から第1の
ビット情報を抽出するステップと、前記予測された剰余
数係数の第1のビットをゼロに設定するステップと、前
記抽出されたビットが1であるかどうかを決定するステ
ップと、前記しきい値を前記予測された剰余数係数に加
算し、また予測された値が前記しきい値よりも大きけれ
ば前記結果を2で除算するステップと、前記抽出された
ビットが1である場合には、前記予測された値と前記カ
ットオフ値とを合計するステップとを含んでいてもよ
い。
【0037】第2のビットプレーンの最大ダイナミック
レンジを発見するステップが、前記第2のビットプレー
ンの上限ダイナミックレンジを計算するステップと、前
記第2のビットプレーンの下限ダイナミックレンジを計
算するステップと、前記2つのダイナミックレンジから
最大値を発見するステップとを含んでいてもよい。
【0038】前記ビットプレーンの総数が、最大ダイナ
ミックレンジ+1を表すビット数であってもよい。
【0039】前記しきい値が、最大ダイナミックレンジ
に2を乗算すると共に前記結果から最大バイナリレンジ
を減算することによって計算されてもよい。
【0040】前記上限ダイナミックレンジが、最大値か
らカットオフ値を減算することによって計算されてもよ
い。
【0041】前記下限ダイナミックレンジが、カットオ
フ値から1を減算することによって計算されてもよい。
【0042】本発明による剰余数係数の動的表示技術に
よってビデオ符号化効率を改良するための装置は、映像
品質の損失を導入するビデオシーケンスのベースレイヤ
を符号化する手段と、前記符号化したベースレイヤから
前記ビデオシーケンスの剰余数を計算する手段と、動的
表示技術を用いて剰余数値を表す手段と、ビットプレー
ンエントロピ符号化方法によって、修正された大きさと
剰余数係数の符号値とを符号化する手段と、前記符号化
情報を符号化表示で表す手段とからなり、これにより上
記目的が達成される。
【0043】ベースレイヤの符号化手段が、2次元配列
の画素を有するブロック内に入力画像をサンプリングす
る手段と、予めメモリ内に再構築された映像から予測ブ
ロックを構築する手段と、サンプリングした画素の前記
ブロックに使用される予測モードについて決定する手段
と、前記決定に基づき、サンプリングした画素の前記ブ
ロックから予測ブロックを減算して予測誤差を獲得する
手段と、予測誤差の前記ブロックに離散コサイン変換を
実行する手段と、DCT係数の前記ブロックを量子化す
る手段と、前記ブロックをジグザグスキャン順序でスキ
ャンする手段と、ハフマン符号化によって前記ブロック
を符号化し、また前記符号化情報を符号化表示で表す手
段とを含んでいてもよい。
【0044】周波数領域の剰余数値を計算する手段が、
ベースレイヤ内の符号器からDCT係数のブロックを獲
得する手段と、将来の減算のためにDCT係数の前記ブ
ロックをブロックメモリに記憶する手段と、ベースレイ
ヤ内の前記符号器から量子化DCT係数のブロックを獲
得する手段と、量子化DCT係数の前記ブロックを逆量
子化する手段と、ブロックメモリ内のDCT係数の前記
ブロックから、再構築されたDCT係数の前記ブロック
を減算して剰余数係数を獲得する手段と、剰余数係数の
前記ブロックをジグザグスキャン順序で並べ替える手段
と、剰余数係数の前記ブロックをフレームメモリに記憶
する手段とを含んでいてもよい。
【0045】空間領域の剰余数値を計算する手段が、ベ
ースレイヤ内の符号器から量子化DCT係数のブロック
を獲得する手段と、量子化DCT係数の前記ブロックを
逆量子化する手段と、逆離散コサイン変換によって前記
ブロックを空間領域に変換する手段と、ベースレイヤか
らの動き補償した予測値のブロックに、再構築された予
測差の前記ブロックを加算して復号化映像を再構築する
手段と、再構築された映像の画素値をフィルタ処理する
手段と、前記フィルタ処理された画素値を元の映像の画
素値から減算して剰余数係数を獲得する手段と、2次元
配列の画素を有するブロック内に前記剰余数係数をサン
プリングする手段と、離散コサイン変換によって剰余数
係数の前記ブロックを周波数領域に変換する手段と、剰
余数係数の前記ブロックをジグザグスキャン順序で並べ
替える手段と、剰余数係数の前記ブロックをフレームメ
モリに記憶する手段とを含んでいてもよい。
【0046】動的剰余数表示が、フレームメモリから剰
余数係数を検索する手段と、前記剰余数係数の符号値と
大きさとを獲得する手段と、前記大きさの最大値を発見
する手段と、前記大きさのカットオフ値を規定する手段
と、前記最大値情報と前記カットオフ値情報とを符号化
し、また符号化情報を復号器に挿入する手段と、剰余数
変換に必要なパラメータを計算する手段と、前記最大値
と前記カットオフ値と前記計算されたパラメータとに基
づき、バイナリ変換を前記大きさに対して実行する手段
とを含んでいてもよい。
【0047】周波数領域で計算された剰余数の復号化手
段が、ベースレイヤビットストリームを復号化する手段
と、拡張レイヤビットストリームから最大値とカットオ
フ値とに関する情報を抽出する手段と、前記拡張レイヤ
ビットストリームを逆ビットプレーンエントロピ符号化
して剰余数係数の符号値と修正された大きさとを獲得す
る手段と、剰余数変換に必要なパラメータを計算する手
段と、剰余数再構築と、非ゼロ剰余数係数の前記修正さ
れた大きさに関する予測とを実行して剰余数係数の予測
される大きさを獲得する手段と、前記符号値と前記予測
された大きさとを組み合わせることによって剰余数係数
を再構築する手段と、2次元配列の画素を有する複数の
ブロック内に前記剰余数係数をサンプリングする手段
と、剰余数係数の前記ブロックを逆ジグザグスキャン順
序で並べ替える手段と、ベースレイヤから逆量子化DC
T係数のブロックを獲得する手段と、逆量子化DCT係
数の前記ブロックに、再構築された剰余数値の前記ブロ
ックを加算する手段と、拡張されたDCT係数の前記ブ
ロックに逆離散コサイン変換を行い空間領域における前
記係数の値を獲得する手段と、ベースレイヤのために使
用された予測モードを決定する手段と、前記予測モード
に基づき、動き補償された予測ブロックをベースレイヤ
から獲得する手段と、拡張された予測誤差の前記ブロッ
クに前記動き補償された予測ブロックを加算して拡張さ
れた映像を形成する手段とを含んでいてもよい。
【0048】空間領域で計算された剰余数の復号化手段
が、ベースレイヤビットストリームを復号化する手段
と、拡張レイヤビットストリームから最大値とカットオ
フ値とに関する情報を抽出する手段と、前記拡張レイヤ
ビットストリームを逆ビットプレーンエントロピ符号化
して剰余数係数の符号値と修正された大きさとを獲得す
る手段と、剰余数変換に必要なパラメータを計算する手
段と、剰余数再構築と、非ゼロ剰余数係数の前記修正さ
れた大きさに関する予測とを実行して剰余数係数の予測
される大きさを獲得する手段と、前記符号値と前記予測
された大きさとを組み合わせることによって剰余数係数
を再構築する手段と、2次元配列の画素を有する複数の
ブロック内に前記剰余数係数をサンプリングする手段
と、剰余数係数の前記ブロックを逆ジグザグスキャン順
序で並べ替える手段と、剰余数係数の前記ブロックに逆
離散コサイン変換を行い剰余数ブロックの画素領域を獲
得する手段と、ベースレイヤからの復号化映像をフィル
タ処理してノイズを最小にする手段と、剰余数係数の前
記ブロックの値に、ベースレイヤの前記フィルタ処理さ
れた映像の画素値を加算して拡張された映像を形成する
手段とを含んでいてもよい。
【0049】ベースレイヤビットストリームを復号化す
る手段が、前記ベースレイヤビットストリームを逆エン
トロピ符号化して量子化DCT係数のブロックを獲得す
る手段と、ベースレイヤビットストリームからスキャン
方法と予測方法とを抽出する手段と、前記スキャン方法
によって量子化DCT係数の前記ブロックをスキャンす
る手段と、将来の予測のために係数の前記ブロックをブ
ロックメモリに記憶する手段と、DCT係数の前記ブロ
ックを逆量子化する手段と、逆離散コサイン変換によっ
て、再構築されたDCT係数の前記ブロックを空間領域
に変換する手段と、前記予測方法と、ベースレイヤの予
め復号化された映像からの情報とに基づき動き補償され
た予測ブロックを形成する手段と、前記再構築されたブ
ロックを前記予測ブロックに加算して復号化映像の画素
値を再構築する手段と、将来の予測のために復号化映像
をフレームメモリに記憶する手段とを含んでいてもよ
い。
【0050】カットオフ値を規定する手段が、VOP内
の剰余数係数の大きさの値について発生数を獲得する手
段と、必要な最小拡張ビットレートと、フレームレート
と、エントロピ符号化の符号化効率とに基づき発生のし
きい値の和を計算する手段と、発生の前記しきい値の和
に基づきカットオフ値を決定する手段とを含んでいても
よい。
【0051】剰余数変換のパラメータを計算する手段
が、第2のビットプレーンの最大ダイナミックレンジを
発見する手段と、ビット数を計算して前記最大ダイナミ
ックレンジを表す手段と、前記ビット数に基づきビット
プレーンの総数を計算する手段と、前記ビット数に基づ
き第2のビットプレーンと下方の最大バイナリレンジを
決定する手段と、しきい値を計算する手段とを含んでい
てもよい。
【0052】剰余数再構築と、受信した非ゼロ剰余数係
数の修正された大きさに関する予測とを実行する手段
が、前記受信した剰余数係数の修正された大きさについ
て予測を実行する手段と、受信された剰余数の大きさを
予測された大きさから再構築する手段とを含んでいても
よい。
【0053】発生のしきい値の和が、最小拡張ビットレ
ートを第1のビットプレーンのエントロピ符号化のフレ
ームレートと符号化効率とで除算する手段によって計算
されてもよい。
【0054】前記カットオフ値よりも大きいかまたは等
しい大きさの2進法表示を動的剰余数表示に変換する手
段が、前記大きさから前記カットオフ値を減算すること
によってオフセット値を計算する手段と、前記剰余数係
数の前記オフセット値に2を乗算し、また前記オフセッ
ト値が前記しきい値よりも大きい場合には、前記乗算の
前記結果から前記しきい値を減算する手段と、最大ダイ
ナミックレンジを表すためにビット数だけ値を左に移動
し、また前記移動した値を前記計算されたオフセット値
に加算する手段とを含んでいてもよい。
【0055】受信した非ゼロ剰余数係数の修正された大
きさについて予測を実行する手段が、受信されたビット
プレーンの数を決定する手段と、受信されたビットプレ
ーンの数が1に等しい場合には、最後に受信されたビッ
トプレーンの下の2つのビットプレーンのビットを1に
設定する手段と、受信されたビットプレーンの数がビッ
トプレーンの総数よりも1を越えて小さければ、最後に
受信されたビットプレーンの下の次のビットプレーンの
ビットを1に設定する手段とを含んでいてもよい。
【0056】予測された剰余数係数から大きさを再構築
する手段が、前記予測された剰余数係数から第1のビッ
ト情報を抽出する手段と、前記予測された剰余数係数の
第1のビットをゼロに設定する手段と、前記抽出された
ビットが1であるかどうかを決定する手段と、前記しき
い値を前記予測された剰余数係数に加算し、また予測さ
れた値が前記しきい値よりも大きければ前記結果を2で
除算する手段と、前記抽出されたビットが1である場合
には、前記予測された値と前記カットオフ値とを合計す
る手段とを含んでいてもよい。
【0057】第2のビットプレーンの最大ダイナミック
レンジを発見する手段が、前記第2のビットプレーンの
最大ダイナミックレンジを計算する手段と、前記第2の
ビットプレーンの下限ダイナミックレンジを計算する手
段と、前記2つのダイナミックレンジから最大値を発見
する手段とを含んでいてもよい。
【0058】前記ビットプレーンの総数が、ビット数を
加算して最大ダイナミックレンジを1で表す手段によっ
て計算されてもよい。
【0059】前記しきい値が、最大ダイナミックレンジ
に2を乗算すると共に前記結果から最大バイナリレンジ
を減算する手段によって計算されてもよい。
【0060】前記上限ダイナミックレンジが、最大値か
らカットオフ値を減算する手段によって計算されてもよ
い。
【0061】前記下限ダイナミックレンジが、カットオ
フ値から1を減算する手段によって計算されてもよい。
【0062】前記カットオフ値よりも小さく、また前記
しきい値よりも大きな大きさの2進法表示が、前記剰余
数係数の大きさに2を乗算し、また前記乗法の前記結果
から前記しきい値を減算することによって動的剰余数表
示に変換されてもよい。
【0063】本発明を簡潔に説明する。MPEG4規格
における細粒度スケーラビリティスキームはストリーミ
ングビデオ用途を対象としている。このスキームでは、
ビットプレーン可変長符号化は圧縮のための符号化技術
として使用され、また符号化が実行される前に剰余数の
大きさが2進数として表される。しかし、このスキーム
は、顧客側の復号化器が剰余数用に大部分のビットを受
信することができない場合、非常に非効率であることが
分かる。剰余数の大きさを動的表示するための方法を実
施形態に提示している。本発明は、低いビットレートに
おける拡張レイヤの符号化効率を改良するのに非常に効
率的であり、また符号化器が異なったVOPについて異
なったダイナミックレンジを動的に指定するのを可能に
する。本発明は、MPEG4規格の細粒度スケーラビリ
ティスキームで利用することが期待される。
【0064】
【発明の実施の形態】動的剰余数表示 動的剰余数表示は、ビットプレーン可変長符号化の符号
化効率を改良するために、FGS拡張レイヤの剰余数係
数を表示するための方法を提供する。図4および図5
は、本発明の1つのとり得る実施形態を示す。
【0065】図4は第1の実施形態の符号化器のブロッ
ク図を示す。モジュール416は、本発明を形成する既
存の従来技術に新しく追加したものである。ベースレイ
ヤ符号化について、その手順は既存の従来技術と同じで
ある。拡張レイヤ符号化については、ベースレイヤの量
子化DCT係数はモジュール413で逆量子化を受け、
また剰余数係数はモジュール414で計算される。計算
された剰余数係数はモジュール415でジグザグスキャ
ンを受け、次にモジュール416で動的剰余数表示が行
われる。次に、動的剰余数表示の結果はモジュール41
7でビットプレーン可変長符号化を受け、また拡張レイ
ヤビットストリームがFGSサーバに伝送される。
【0066】FGSサーバにおける再転送プロセスは既
存の従来技術と同じである。FGSサーバからの切り捨
てられた拡張レイヤビットストリームは、復号化器に伝
送される。図5は第1の実施形態の復号化器のブロック
図を示す。モジュール510は、本発明を形成する既存
の従来技術に新しく追加したものである。ベースレイヤ
復号化の全体プロセスは既存の従来技術と同じである。
拡張レイヤ復号化のために、受信した拡張レイヤビット
ストリームはビットプレーン可変長復号化され、次にモ
ジュール509と510でそれぞれ剰余数再構築と予測
とが行われる。次に、逆ジグザグスキャンがモジュール
511で予測された剰余数係数に実行される。次に、ベ
ースレイヤからの逆量子化DCT係数が、予測された剰
余数係数にモジュール512で加算され、次に拡張され
たDCT係数がモジュール513でIDCTを受ける。
イントラ符号化については、IDCTの出力は復号化フ
レームの拡張された画素値である。これに対し、非イン
トラ符号化については、IDCTモジュールの出力は拡
張された予測差であり、またそれらはベースレイヤの動
き補償モジュールからの予測値に加えられ、モジュール
514で出力フレームの拡張された画素値を形成する。
【0067】上記の実施形態では、剰余数が計算され、
また周波数領域で再構築される。本発明の他のとり得る
実施形態は、図6と図7に示したように、剰余数が空間
領域で計算かつ再構築される実施形態である。
【0068】図6は第1の実施形態の符号化器のブロッ
ク図を示す。ベースレイヤ符号化について、その手順は
既存の従来技術と同じである。拡張レイヤ符号化につい
ては、ベースレイヤの量子化DCT係数はモジュール6
13と614でそれぞれ逆量子化とIDCTとを受け
る。非イントラ符号化ブロックについては、動き補償モ
ジュールからの予測値はモジュール615でIDCTの
出力に加えられ、復号化フレームの画素値を形成する。
復号化フレームはモジュール616でフィルタ処理を受
け、映像のブロッキーノイズとリンギングノイズとを取
り除く。剰余数係数は、元の映像の画素値から復号化映
像の画素値を減算することによって計算される。次に剰
余数係数は、モジュール618と619でそれぞれDC
Tとジグザグスキャンを受ける。ジグザグスキャンの出
力は、本発明を用いてモジュール620で表示される。
次に、動的剰余数表示の結果はモジュール621でビッ
トプレーン可変長符号化を受け、次に拡張レイヤビット
ストリームがFGSサーバに伝送される。
【0069】図7は第2の実施形態の復号化器のブロッ
ク図を示す。モジュール710は、本発明を形成する既
存の従来技術に新しく追加したものである。ベースレイ
ヤ復号化の全体プロセスは既存の従来技術と同じであ
る。拡張レイヤ復号化のために、受信した拡張レイヤビ
ットストリームはビットプレーン可変長復号化を受け、
次にモジュール709と710でそれぞれ剰余数再構築
と予測とが行われる。次にモジュール711と712
で、逆ジグザグスキャンと逆DCTが、予測された剰余
数係数に実行される。ベースレイヤからの復号化出力フ
レームはモジュール714でフィルタ処理を受け、また
フィルタ処理の結果に拡張レイヤのIDCTモジュール
の出力が加算され、モジュール713に示したように拡
張された映像の画素値を与える。
【0070】本発明では、VOP内の剰余数係数の大き
さの確率密度分布は、最初に獲得される。この分布を用
いて、最大剰余数値と第1のビットプレーンのカットオ
フ値が計算され、また拡張レイヤビットストリームのV
OPヘッダ内に記憶される。剰余数係数はこれらの2つ
の値に基づき表される。以下の項では本発明の実施形態
をさらに詳細に説明している。
【0071】VOP内の剰余数値の大きさの確率密度分
剰余数の大きさの取り得る最大値は2048である。こ
れは、剰余数係数が、[−2048、2047]の範囲
で飽和した値を有するDCT係数に基づき計算されるか
らである。したがって、剰余数係数の絶対値をとり、ま
たVOP内の[0,2048]からの範囲のこれらの絶
対剰余数値の発生数を累積することによって、VOPの
絶対剰余数値の確率密度分布を決定することができる。
発生数は次のように計算される。 v=|R(x,y,m)| S(v)+=1 x=0...7.,y
=0...7.,m=0....k R(x,y,m)はVOP内の剰余数値を表し、S
(v)は発生数を表し、またkはVOP内の最大ブロッ
ク数を表す。
【0072】VOP内の第1のビットプレーンの最大値
とカットオフ値 最大値は次のようにVOP内の剰余数値から計算するこ
とができる。 最大値=max(|R(x,y,m)|) x=
0...7.,y=0...7.,m=0....k 第1のビットプレーンのカットオフ値を決定するために
は、しきい値を最初に計算しなければならない。このし
きい値は次のように計算される。 T1=BRE/(FR*CE) BREが最小目標拡張ビットレートを表す場合、FRは
フレームレートを表し、またCEは、シンボル当たりの
ビットに関するMSBビットプレーン内のビットプレー
ンVLCの符号化効率を表す。T1は、カットオフ値よ
りも大きな絶対剰余数値を有するVOP内の剰余数係数
の最大数を表す。かくして、計算されたしきい値に基づ
いて、カットオフ値は次のようにS(v)から獲得され
る。
【0073】
【数1】 カットオフ値=最小x値、ここでC(x)<T1
【0074】最大値とカットオフ値とを獲得した後に、
これらの2つの値は拡張レイヤビットストリームのVO
Pヘッダ内に記憶され、復号化器で復号化するために使
用される。
【0075】ビットプレーンの総数 本発明では、第1のビットプレーンについて、「1」ビ
ットは「より大きいか等しい」ことを示し、一方「0」
ビットは「より小さい」ことを示している。したがっ
て、第1のビットプレーンのカットオフ値に基づき、カ
ットオフ値よりも大きいか等しい値を有する剰余数係数
は、第1のビットプレーンで「1」ビットとして、また
カットオフ値よりも小さい値を有するそれらの係数につ
いて「0」ビットとして表される。
【0076】表1は、第1のビットプレーンの剰余数の
ビットを示す。
【0077】
【表1】 ビットプレーンの総数を決定するには、最初に第2のビ
ットプレーンの最大ダイナミックレンジを計算しなけれ
ばならない。最大ダイナミックレンジは次のように計算
される、 ・Rlower=カットオフ値−1 ・Rupper=最大値−カットオフ値・BM=max(R
lower,Rupper) 次に、BMを表す2進ビットの数NMが決定される。例え
ば、上記の実例のBMは26であり2進数で11010
と表すことができる。かくしてこの場合のNMは5であ
る。計算されたNMの値に基づき、ビットプレーンの総
数はNM+1によって決定される。
【0078】バイナリ変換Mの最大バイナリレンジは次の式を用いて決定するこ
とができる。 RB=1<<NM−1 計算したRB値に基づいて、上限と下限両方のしきい値
が計算される。 Tしきい値=2×BM−RB 剰余数係数の大きさは次のように符号化される。
【0079】
【数2】 if(剰余数値<カットオフ値) if(剰余数値>Tしきい値) 符号化値=剰余数値<<1−Tしきい値 else 符号化値=剰余数値 else オフセット値=剰余数値−カットオフ値 if(オフセット値>Tしきい値) 符号化値=1<<NM+オフセット値<<1−T
しきい値 else 符号化値=1<<NM+オフセット値 符号化された値はNM+1ビットの2進数を用いて表さ
れる。
【0080】剰余数再構築と予測 剰余数再構築と予測技術は、再構築された映像の全体的
な品質を改良すべく、またその予測された剰余数値に基
づいて剰余数値を再構築すべく、受信された剰余数係数
について予測を実行するための方法を提供する。
【0081】復号化器側で、最大値とカットオフ値とを
拡張レイヤビットストリームのVOPヘッダから獲得す
ることができる。これらの2つの値に基づき、
upper、Rl ower、BM、NM、TupperおよびTlower
値を計算できる。
【0082】FGSサーバにおける拡張レイヤビットス
トリームの切り捨てにより、NM+1のビットプレーン
のすべてが復号化器側で受信されるのではない。したが
って、再構成の前に、受信した値について予測を行う必
要がある。予測値は次のように計算される。
【0083】
【数3】NDを復号化器側で受信されるビットプレーン
の数であるとする。
【0084】
【数4】剰余数値を再構築して戻すために、次のアルゴ
リズムが使用される。 if(予測値<(1<<NM)) if(予測値>Tしきい値) 剰余数値=(予測値+Tしきい値)>>1 else 剰余数値=予測値 else オフセット値=予測値−1<<NM if(オフセット値>Tしきい値) 剰余数値=カットオフ値+(オフセット値+Tしきい値)>>1 else 剰余数値=カットオフ値+オフセット値
【0085】
【発明の効果】本発明は、剰余数値を表すために使用さ
れるビットの有意性を改良し、かくしてビットプレーン
可変長符号化の符号化効率を向上するのに非常に効率的
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術の基本的なFGS符号化器のブロッ
ク図である。
【図2】 従来技術の基本的なFGS復号化器のブロッ
ク図である。
【図3】 VOP内の剰余数の大きさの典型的な確率密
度分布図である。
【図4】 本発明の第1の実施形態の符号化器のブロッ
ク図である。
【図5】 本発明の第1の実施形態の本発明の復号化器
のブロック図である。
【図6】 本発明の第2の実施形態の本発明の符号化器
のブロック図である。
【図7】 本発明の第2の実施形態の本発明の復号化器
のブロック図である。
【図8】 128kbpsにおけるベースレイヤビット
レートについての本発明と従来技術との間の性能を比較
した図である。
【図9】 256kbpsにおけるベースレイヤビット
レートについての本発明と従来技術との間の性能を比較
した図である。
【符号の説明】
401 ブロックサンプリング 403 DCT 404 量子化 405 DC&AC予測 406 ジグザグスキャン 407 VLC 408 逆量子化 409 逆DCT 411 フレームメモリ 412 動き推定および動き補償 413 逆量子化 415 ジグザグスキャン 416 動的剰余数表示 417 ビットプレーンVLC 402、410、414 加算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ティオ ケン・タン シンガポール534415シンガポール、タイ・ セン・アベニュー、ブロック1022、04− 3530番、タイ・セン・インダストリアル・ エステイト、パナソニック・シンガポール 研究所株式会社内 Fターム(参考) 5C059 KK11 MA00 MA04 MA05 MA23 MC01 MC04 MC33 ME01 PP04 RA01 RA04 RB01 SS06 TA43 TB07 TC08 TD02 TD12 TD14 UA02 UA11 UA31 5J064 AA02 BA09 BA16 BB03 BC01 BC08 BD02

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剰余数係数の動的表示技術によってビデ
    オ符号化効率を改良するための方法であって、 映像品質の損失を導入するビデオシーケンスのベースレ
    イヤを符号化するステップと、 前記符号化したベースレイヤから前記ビデオシーケンス
    の剰余数を計算するステップと、 動的表示技術を用いて剰余数値を表すステップと、 ビットプレーンエントロピ符号化方法によって、修正さ
    れた大きさと剰余数係数の符号値とを符号化するステッ
    プと、 前記符号化情報を符号化表示で表すステップと、 からなる方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の剰余数係数の動的表示
    技術によってビデオ符号化効率を改良するための方法に
    おいて、ベースレイヤの符号化器が、 2次元配列の画素を有するブロック内に入力画像をサン
    プリングするステップと、 予めメモリ内に再構築された映像から予測ブロックを構
    築するステップと、 サンプリングした画素の前記ブロックに使用される予測
    モードについて決定するステップと、 前記決定に基づき、サンプリングした画素の前記ブロッ
    クから予測ブロックを減算して予測誤差を獲得するステ
    ップと、 予測誤差の前記ブロックに離散コサイン変換を実行する
    ステップと、 DCT係数の前記ブロックを量子化するステップと、 前記ブロックをジグザグスキャン順序でスキャンするス
    テップと、 ハフマン符号化によって前記ブロックを符号化し、また
    前記符号化情報を符号化表示で表すステップと、 からなる方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の剰余数係数の動的表示
    技術によってビデオ符号化効率を改良するための方法に
    おいて、周波数領域の剰余数値を計算するステップが、 ベースレイヤ内の符号化器からDCT係数のブロックを
    獲得するステップと、 将来の減算のためにDCT係数の前記ブロックをブロッ
    クメモリに記憶するステップと、 ベースレイヤ内の前記符号化器から量子化DCT係数の
    ブロックを獲得するステップと、 量子化DCT係数の前記ブロックを逆量子化するステッ
    プと、 ブロックメモリ内のDCT係数の前記ブロックから、再
    構築されたDCT係数の前記ブロックを減算して剰余数
    係数を獲得するステップと、 剰余数係数の前記ブロックをジグザグスキャン順序で並
    べ替えるステップと、 剰余数係数の前記ブロックをフレームメモリに記憶する
    ステップと、 からなる方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の剰余数係数の動的表示
    技術によってビデオ符号化効率を改良するための方法に
    おいて、空間領域の剰余数値を計算するステップが、 ベースレイヤ内の符号化器から量子化DCT係数のブロ
    ックを獲得するステップと、 量子化DCT係数の前記ブロックを逆量子化するステッ
    プと、 逆離散コサイン変換によって前記ブロックを空間領域に
    変換するステップと、 ベースレイヤからの動き補償した予測値のブロックに、
    再構築された予測差の前記ブロックを加算して復号化映
    像を再構築するステップと、 再構築された映像の画素値をフィルタ処理するステップ
    と、 前記フィルタ処理された画素値を元の映像の画素値から
    減算して剰余数係数を獲得するステップと、 2次元配列の画素を有するブロック内に前記剰余数係数
    をサンプリングするステップと、 離散コサイン変換によって剰余数係数の前記ブロックを
    周波数領域に変換するステップと、 剰余数係数の前記ブロックをジグザグスキャン順序で並
    べ替えるステップと、 剰余数係数の前記ブロックをフレームメモリに記憶する
    ステップと、 からなる方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の剰余数係数の動的表示
    技術によってビデオ符号化効率を改良するための方法に
    おいて、動的剰余数表示が、 フレームメモリから剰余数係数を検索するステップと、 前記剰余数係数の符号値と大きさとを獲得するステップ
    と、 前記大きさの最大値を発見するステップと、 前記大きさのカットオフ値を規定するステップと、 前記最大値情報と前記カットオフ値情報とを符号化し、
    また前記情報を符号化表示で表すステップと、 剰余数変換に必要なパラメータを計算するステップと、 前記最大値と前記カットオフ値と前記計算されたパラメ
    ータとに基づき、バイナリ変換を前記大きさに実行する
    ステップと、 からなる方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の剰余数係数の動的表示
    技術によってビデオ符号化効率を改良するための方法に
    おいて、周波数領域で計算された剰余数の復号化器が、 ベースレイヤビットストリームを復号化するステップ
    と、 拡張レイヤビットストリームから最大値とカットオフ値
    とに関する情報を抽出するステップと、前記拡張レイヤ
    ビットストリームを逆ビットプレーンエントロピ符号化
    して剰余数係数の符号値と修正された大きさとを獲得す
    るステップと、 剰余数変換に必要なパラメータを計算するステップと、 剰余数再構築と、非ゼロ剰余数係数の前記修正された大
    きさに関する予測とを実行して剰余数係数の予測される
    大きさを獲得するステップと、 前記符号値と前記予測された大きさとを組み合わせるこ
    とによって剰余数係数を再構築するステップと、 2次元配列の画素を有する複数のブロック内に前記剰余
    数係数をサンプリングするステップと、 剰余数係数の前記ブロックを逆ジグザグスキャン順序で
    並べ替えるステップと、 ベースレイヤから逆量子化DCT係数のブロックを獲得
    するステップと、 逆量子化DCT係数の前記ブロックに、再構築された剰
    余数値の前記ブロックを加算するステップと、 拡張されたDCT係数の前記ブロックに逆離散コサイン
    変換を行い空間領域における前記係数の値を獲得するス
    テップと、 ベースレイヤのために使用された予測モードを決定する
    ステップと、 前記予測モードに基づき、動き補償された予測ブロック
    をベースレイヤから獲得するステップと、 拡張された予測誤差の前記ブロックに前記動き補償され
    た予測ブロックを加算して拡張された映像を形成するス
    テップと、 からなる方法。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の剰余数係数の動的表示
    技術によってビデオ符号化効率を改良するための方法に
    おいて、空間領域で計算された剰余数の復号化器が、 ベースレイヤビットストリームを復号化するステップ
    と、 拡張レイヤビットストリームから最大値とカットオフ値
    とに関する情報を抽出するステップと、 前記拡張レイヤビットストリームを逆ビットプレーンエ
    ントロピ符号化して剰余数係数の符号値と修正された大
    きさとを獲得するステップと、 剰余数変換に必要なパラメータを計算するステップと、 剰余数再構築と、非ゼロ剰余数係数の前記修正された大
    きさに関する予測とを実行して剰余数係数の予測される
    大きさを獲得するステップと、 前記符号値と前記予測された大きさとを組み合わせるこ
    とによって剰余数係数を再構築するステップと、 2次元配列の画素を有する複数のブロック内に前記剰余
    数係数をサンプリングするステップと、 剰余数係数の前記ブロックを逆ジグザグスキャン順序で
    並べ替えるステップと、 剰余数係数の前記ブロックに逆離散コサイン変換を行い
    剰余数ブロックの画素値を獲得するステップと、 ベースレイヤからの復号化映像をフィルタ処理してノイ
    ズを最小にするステップと、 剰余数係数の前記ブロックの値に、ベースレイヤからの
    前記フィルタ処理された映像の画素値を加算して拡張さ
    れた映像を形成するステップと、 からなる方法。
  8. 【請求項8】 請求項1、6、7に記載の剰余数係数の
    動的表示技術によってビデオ符号化効率を改良するため
    の方法において、ベースレイヤビットストリームを復号
    化するステップが、 前記ベースレイヤビットストリームを逆エントロピ符号
    化して量子化DCT係数のブロックを獲得するステップ
    と、 ベースレイヤビットストリームからスキャン方法と予測
    方法とを抽出するステップと、 前記スキャン方法によって量子化DCT係数の前記ブロ
    ックをスキャンするステップと、 将来の予測のために係数の前記ブロックをブロックメモ
    リに記憶するステップと、 DCT係数の前記ブロックを逆量子化するステップと、 逆離散コサイン変換によって、再構築されたDCT係数
    の前記ブロックを空間領域に変換するステップと、 前記予測方法と、ベースレイヤの予め復号化された映像
    からの情報とに基づき動き補償された予測ブロックを形
    成するステップと、 前記再構築されたブロックを前記予測ブロックに加算し
    て復号化映像の画素値を再構築するステップと、 将来の予測のために復号化映像をフレームメモリに記憶
    するステップと、 からなる方法。
  9. 【請求項9】 請求項1および5に記載の剰余数係数の
    動的表示技術によってビデオ符号化効率を改良するため
    の方法において、カットオフ値を規定するステップが、 VOP内の剰余数係数の大きさの値について発生数を獲
    得するステップと、 必要な最小拡張ビットレートと、フレームレートと、エ
    ントロピ符号化の符号化効率とに基づき発生のしきい値
    の和を計算するステップと、 発生の前記しきい値の和に基づきカットオフ値を決定す
    るステップと、 からなる方法。
  10. 【請求項10】 請求項1、5、6、7に記載の剰余数
    係数の動的表示技術によってビデオ符号化効率を改良す
    るための方法において、剰余数変換のパラメータを計算
    するステップが、 第2のビットプレーンの最大ダイナミックレンジを発見
    するステップと、 ビット数を計算して前記最大ダイナミックレンジを表す
    ステップと、 前記ビット数に基づきビットプレーンの総数を計算する
    ステップと、 前記ビット数に基づき第2のビットプレーンと下方の最
    大バイナリレンジを決定するステップと、 しきい値を計算するステップと、 からなる方法。
  11. 【請求項11】 請求項1、6、7に記載の剰余数係数
    の動的表示技術によってビデオ符号化効率を改良するた
    めの方法において、剰余数再構築と、受信した非ゼロ剰
    余数係数の修正された大きさに関する予測とを実行する
    ステップが、 前記受信した剰余数係数の修正された大きさについて予
    測を実行するステップと、 受信された剰余数の大きさを予測された大きさから再構
    築するステップと、 からなる方法。
  12. 【請求項12】 請求項1、5、9に記載の剰余数係数
    の動的表示技術によってビデオ符号化効率を改良するた
    めの方法において、発生のしきい値の和が、最小拡張ビ
    ットレートを第1のビットプレーンのエントロピ符号化
    のフレームレートと符号化効率とで除算することによっ
    て計算される方法。
  13. 【請求項13】 請求項1、5、9に記載の剰余数係数
    の動的表示技術によってビデオ符号化効率を改良するた
    めの方法において、カットオフ値が、前記カットオフ値
    よりも大きい剰余数係数の総数が発生のしきい値の和よ
    りも小さいという基準に基づいて決定される方法。
  14. 【請求項14】 請求項1および5に記載の剰余数係数
    の動的表示技術によってビデオ符号化効率を改良するた
    めの方法において、前記カットオフ値よりも小さく、ま
    た前記しきい値よりも大きな大きさの2進法表示が、前
    記剰余数係数の大きさに2を乗算し、また前記乗法の前
    記結果から前記しきい値を減算することによって動的剰
    余数表示に変換される方法。
  15. 【請求項15】 請求項1および5に記載の剰余数係数
    の動的表示技術によってビデオ符号化効率を改良するた
    めの方法において、前記カットオフ値よりも大きいかま
    たは等しい大きさの2進法表示を動的剰余数表示に変換
    するステップが、 前記大きさから前記カットオフ値を減算することによっ
    てオフセット値を計算するステップと、 前記剰余数係数の前記オフセット値に2を乗算し、また
    前記オフセット値が前記しきい値よりも大きい場合に
    は、前記乗算の前記結果から前記しきい値を減算するス
    テップと、 最大ダイナミックレンジを表すために所定のビット数だ
    け値を左に移動し、また前記移動した値を前記計算され
    たオフセット値に加算するステップと、からなる方法。
  16. 【請求項16】 請求項1、6、7、11に記載の剰余
    数係数の動的表示技術によってビデオ符号化効率を改良
    するための方法において、受信した非ゼロ剰余数係数の
    修正された大きさについて予測を実行するステップが、 受信されたビットプレーンの数を決定するステップと、 受信されたビットプレーンの数が1に等しい場合には、
    最後に受信されたビットプレーンの下の2つのビットプ
    レーンのビットを1に設定するステップと、 受信されたビットプレーンの数が1に等しい場合以外の
    場合には、前記受信されたビットプレーンの数がビット
    プレーンの総数よりも1を越えて小さければ、前記最後
    に受信されたビットプレーンの下の次のビットプレーン
    のビットを1に設定するステップと、 からなる方法。
  17. 【請求項17】 請求項1、6、7、11に記載の剰余
    数係数の動的表示技術によってビデオ符号化効率を改良
    するための方法において、予測された剰余数係数から大
    きさを再構築するステップが、 前記予測された剰余数係数から第1のビット情報を抽出
    するステップと、 前記予測された剰余数係数の第1のビットをゼロに設定
    するステップと、 前記抽出されたビットが1であるかどうかを決定するス
    テップと、 前記しきい値を前記予測された剰余数係数に加算し、ま
    た予測された値が前記しきい値よりも大きければ前記結
    果を2で除算するステップと、 前記抽出されたビットが1である場合には、前記予測さ
    れた値と前記カットオフ値とを合計するステップと、 からなる方法。
  18. 【請求項18】 請求項1、5、6、7、10に記載の
    剰余数係数の動的表示技術によってビデオ符号化効率を
    改良するための方法において、第2のビットプレーンの
    最大ダイナミックレンジを発見するステップが、 前記第2のビットプレーンの上限ダイナミックレンジを
    計算するステップと、 前記第2のビットプレーンの下限ダイナミックレンジを
    計算するステップと、 前記2つのダイナミックレンジから最大値を発見するス
    テップと、 からなる方法。
  19. 【請求項19】 請求項1、5、6、7、10に記載の
    剰余数係数の動的表示技術によってビデオ符号化効率を
    改良するための方法において、前記ビットプレーンの総
    数が、最大ダイナミックレンジ+1を表すビット数であ
    る方法。
  20. 【請求項20】 請求項1、5、6、7、10、11、
    15、17に記載の剰余数係数の動的表示技術によって
    ビデオ符号化効率を改良するための方法において、前記
    しきい値が、最大ダイナミックレンジに2を乗算すると
    共に前記結果から最大バイナリレンジを減算することに
    よって計算される方法。
  21. 【請求項21】 請求項1、5、6、7、10、18に
    記載の剰余数係数の動的表示技術によってビデオ符号化
    効率を改良するための方法において、前記上限ダイナミ
    ックレンジが、最大値からカットオフ値を減算すること
    によって計算される方法。
  22. 【請求項22】 請求項1、5、6、7、10、18に
    記載の剰余数係数の動的表示技術によってビデオ符号化
    効率を改良するための方法において、前記下限ダイナミ
    ックレンジが、カットオフ値から1を減算することによ
    って計算される方法。
  23. 【請求項23】 剰余数係数の動的表示技術によってビ
    デオ符号化効率を改良するための装置であって、 映像品質の損失を導入するビデオシーケンスのベースレ
    イヤを符号化する手段と、 前記符号化したベースレイヤから前記ビデオシーケンス
    の剰余数を計算する手段と、 動的表示技術を用いて剰余数値を表す手段と、 ビットプレーンエントロピ符号化方法によって、修正さ
    れた大きさと剰余数係数の符号値とを符号化する手段
    と、 前記符号化情報を符号化表示で表す手段と、 からなる装置。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の剰余数係数の動的
    表示技術によってビデオ符号化効率を改良するための装
    置において、ベースレイヤの符号化手段が、 2次元配列の画素を有するブロック内に入力画像をサン
    プリングする手段と、 予めメモリ内に再構築された映像から予測ブロックを構
    築する手段と、 サンプリングした画素の前記ブロックに使用される予測
    モードについて決定する手段と、 前記決定に基づき、サンプリングした画素の前記ブロッ
    クから予測ブロックを減算して予測誤差を獲得する手段
    と、 予測誤差の前記ブロックに離散コサイン変換を実行する
    手段と、 DCT係数の前記ブロックを量子化する手段と、 前記ブロックをジグザグスキャン順序でスキャンする手
    段と、 ハフマン符号化によって前記ブロックを符号化し、また
    前記符号化情報を符号化表示で表す手段と、 からなる装置。
  25. 【請求項25】 請求項23に記載の剰余数係数の動的
    表示技術によってビデオ符号化効率を改良するための装
    置において、周波数領域の剰余数値を計算する手段が、 ベースレイヤ内の符号化器からDCT係数のブロックを
    獲得する手段と、 将来の減算のためにDCT係数の前記ブロックをブロッ
    クメモリに記憶する手段と、 ベースレイヤ内の前記符号化器から量子化DCT係数の
    ブロックを獲得する手段と、 量子化DCT係数の前記ブロックを逆量子化する手段
    と、 ブロックメモリ内のDCT係数の前記ブロックから、再
    構築されたDCT係数の前記ブロックを減算して剰余数
    係数を獲得する手段と、 剰余数係数の前記ブロックをジグザグスキャン順序で並
    べ替える手段と、 剰余数係数の前記ブロックをフレームメモリに記憶する
    手段と、 からなる装置。
  26. 【請求項26】 請求項23に記載の剰余数係数の動的
    表示技術によってビデオ符号化効率を改良するための装
    置において、空間領域の剰余数値を計算する手段が、 ベースレイヤ内の符号化器から量子化DCT係数のブロ
    ックを獲得する手段と、 量子化DCT係数の前記ブロックを逆量子化する手段
    と、 逆離散コサイン変換によって前記ブロックを空間領域に
    変換する手段と、 ベースレイヤからの動き補償した予測値のブロックに、
    再構築された予測差の前記ブロックを加算して復号化映
    像を再構築する手段と、 再構築された映像の画素値をフィルタ処理する手段と、 前記フィルタ処理された画素値を元の映像の画素値から
    減算して剰余数係数を獲得する手段と、 2次元配列の画素を有するブロック内に前記剰余数係数
    をサンプリングする手段と、 離散コサイン変換によって剰余数係数の前記ブロックを
    周波数領域に変換する手段と、 剰余数係数の前記ブロックをジグザグスキャン順序で並
    べ替える手段と、 剰余数係数の前記ブロックをフレームメモリに記憶する
    手段と、 からなる装置。
  27. 【請求項27】 請求項23に記載の剰余数係数の動的
    表示技術によってビデオ符号化効率を改良するための装
    置において、動的剰余数表示が:フレームメモリから剰
    余数係数を検索する手段と、 前記剰余数係数の符号値と大きさとを獲得する手段と、 前記大きさの最大値を発見する手段と、 前記大きさのカットオフ値を規定する手段と、 前記最大値情報と前記カットオフ値情報とを符号化し、
    また符号化情報を復号化器に挿入する手段と、 剰余数変換に必要なパラメータを計算する手段と、 前記最大値と前記カットオフ値と前記計算されたパラメ
    ータとに基づき、バイナリ変換を前記大きさに対して実
    行する手段と、 からなる装置。
  28. 【請求項28】 請求項23に記載の剰余数係数の動的
    表示技術によってビデオ符号化効率を改良するための装
    置において、周波数領域で計算された剰余数の復号化手
    段が、 ベースレイヤビットストリームを復号化する手段と、 拡張レイヤビットストリームから最大値とカットオフ値
    とに関する情報を抽出する手段と、 前記拡張レイヤビットストリームを逆ビットプレーンエ
    ントロピ符号化して剰余数係数の符号値と修正された大
    きさとを獲得する手段と、 剰余数変換に必要なパラメータを計算する手段と、 剰余数再構築と、非ゼロ剰余数係数の前記修正された大
    きさに関する予測とを実行して剰余数係数の予測される
    大きさを獲得する手段と、 前記符号値と前記予測された大きさとを組み合わせるこ
    とによって剰余数係数を再構築する手段と、 2次元配列の画素を有する複数のブロック内に前記剰余
    数係数をサンプリングする手段と、 剰余数係数の前記ブロックを逆ジグザグスキャン順序で
    並べ替える手段と、 ベースレイヤから逆量子化DCT係数のブロックを獲得
    する手段と、 逆量子化DCT係数の前記ブロックに、再構築された剰
    余数値の前記ブロックを加算する手段と、 拡張されたDCT係数の前記ブロックに逆離散コサイン
    変換を行い空間領域における前記係数の値を獲得する手
    段と、 ベースレイヤのために使用された予測モードを決定する
    手段と、 前記予測モードに基づき、動き補償された予測ブロック
    をベースレイヤから獲得する手段と、 拡張された予測誤差の前記ブロックに前記動き補償され
    た予測ブロックを加算して拡張された映像を形成する手
    段と、 からなる装置。
  29. 【請求項29】 請求項23に記載の剰余数係数の動的
    表示技術によってビデオ符号化効率を改良するための装
    置において、空間領域で計算された剰余数の復号化手段
    が、 ベースレイヤビットストリームを復号化する手段と、 拡張レイヤビットストリームから最大値とカットオフ値
    とに関する情報を抽出する手段と、 前記拡張レイヤビットストリームを逆ビットプレーンエ
    ントロピ符号化して剰余数係数の符号値と修正された大
    きさとを獲得する手段と、 剰余数変換に必要なパラメータを計算する手段と、 剰余数再構築と、非ゼロ剰余数係数の前記修正された大
    きさに関する予測とを実行して剰余数係数の予測される
    大きさを獲得する手段と、 前記符号値と前記予測された大きさとを組み合わせるこ
    とによって剰余数係数を再構築する手段と、 2次元配列の画素を有する複数のブロック内に前記剰余
    数係数をサンプリングする手段と、 剰余数係数の前記ブロックを逆ジグザグスキャン順序で
    並べ替える手段と、 剰余数係数の前記ブロックに逆離散コサイン変換を行い
    剰余数ブロックの画素領域を獲得する手段と、 ベースレイヤからの復号化映像をフィルタ処理してノイ
    ズを最小にする手段と、 剰余数係数の前記ブロックの値に、ベースレイヤの前記
    フィルタ処理された映像の画素値を加算して拡張された
    映像を形成する手段と、からなる装置。
  30. 【請求項30】 請求項23、28、29に記載の剰余
    数係数の動的表示技術によってビデオ符号化効率を改良
    するための装置において、ベースレイヤビットストリー
    ムを復号化する手段が、 前記ベースレイヤビットストリームを逆エントロピ符号
    化して量子化DCT係数のブロックを獲得する手段と、 ベースレイヤビットストリームからスキャン方法と予測
    方法とを抽出する手段と、 前記スキャン方法によって量子化DCT係数の前記ブロ
    ックをスキャンする手段と、 将来の予測のために係数の前記ブロックをブロックメモ
    リに記憶する手段と、 DCT係数の前記ブロックを逆量子化する手段と、 逆離散コサイン変換によって、再構築されたDCT係数
    の前記ブロックを空間領域に変換する手段と、 前記予測方法と、ベースレイヤの予め復号化された映像
    からの情報とに基づき動き補償された予測ブロックを形
    成する手段と、 前記再構築されたブロックを前記予測ブロックに加算し
    て復号化映像の画素値を再構築する手段と、 将来の予測のために復号化映像をフレームメモリに記憶
    する手段と、からなる装置。
  31. 【請求項31】 請求項23および27に記載の剰余数
    係数の動的表示技術によってビデオ符号化効率を改良す
    るための装置において、カットオフ値を規定する手段
    が、 VOP内の剰余数係数の大きさの値について発生数を獲
    得する手段と、 必要な最小拡張ビットレートと、フレームレートと、エ
    ントロピ符号化の符号化効率とに基づき発生のしきい値
    の和を計算する手段と、 発生の前記しきい値の和に基づきカットオフ値を決定す
    る手段と、 からなる装置。
  32. 【請求項32】 請求項23、27、28、29に記載
    の剰余数係数の動的表示技術によってビデオ符号化効率
    を改良するための装置において、剰余数変換のパラメー
    タを計算する手段が、 第2のビットプレーンの最大ダイナミックレンジを発見
    する手段と、 ビット数を計算して前記最大ダイナミックレンジを表す
    手段と、 前記ビット数に基づきビットプレーンの総数を計算する
    手段と、 前記ビット数に基づき第2のビットプレーンと下方の最
    大バイナリレンジを決定する手段と、 しきい値を計算する手段と、 からなる装置。
  33. 【請求項33】 請求項23、28、29に記載の剰余
    数係数の動的表示技術によってビデオ符号化効率を改良
    するための装置において、剰余数再構築と、受信した非
    ゼロ剰余数係数の修正された大きさに関する予測とを実
    行する手段が、 前記受信した剰余数係数の修正された大きさについて予
    測を実行する手段と、 受信された剰余数の大きさを予測された大きさから再構
    築する手段と、 からなる装置。
  34. 【請求項34】 請求項23、27、31に記載の剰余
    数係数の動的表示技術によってビデオ符号化効率を改良
    するための装置において、発生のしきい値の和が、最小
    拡張ビットレートを第1のビットプレーンのエントロピ
    符号化のフレームレートと符号化効率とで除算する手段
    によって計算される装置。
  35. 【請求項35】 請求項23および27に記載の剰余数
    係数の動的表示技術によってビデオ符号化効率を改良す
    るための装置において、前記カットオフ値よりも大きい
    かまたは等しい大きさの2進法表示を動的剰余数表示に
    変換する手段が、 前記大きさから前記カットオフ値を減算することによっ
    てオフセット値を計算する手段と、 前記剰余数係数の前記オフセット値に2を乗算し、また
    前記オフセット値が前記しきい値よりも大きい場合に
    は、前記乗算の前記結果から前記しきい値を減算する手
    段と、 最大ダイナミックレンジを表すためにビット数だけ値を
    左に移動し、また前記移動した値を前記計算されたオフ
    セット値に加算する手段と、 からなる装置。
  36. 【請求項36】 請求項23、28、29、33に記載
    の剰余数係数の動的表示技術によってビデオ符号化効率
    を改良するための装置において、受信した非ゼロ剰余数
    係数の修正された大きさについて予測を実行する手段
    が、 受信されたビットプレーンの数を決定する手段と、 受信されたビットプレーンの数が1に等しい場合には、
    最後に受信されたビットプレーンの下の2つのビットプ
    レーンのビットを1に設定する手段と、 受信されたビットプレーンの数がビットプレーンの総数
    よりも1を越えて小さければ、最後に受信されたビット
    プレーンの下の次のビットプレーンのビットを1に設定
    する手段と、 からなる装置。
  37. 【請求項37】 請求項23、28、29、33に記載
    の剰余数係数の動的表示技術によってビデオ符号化効率
    を改良するための装置において、予測された剰余数係数
    から大きさを再構築する手段が、 前記予測された剰余数係数から第1のビット情報を抽出
    する手段と、 前記予測された剰余数係数の第1のビットをゼロに設定
    する手段と、 前記抽出されたビットが1であるかどうかを決定する手
    段と、 前記しきい値を前記予測された剰余数係数に加算し、ま
    た予測された値が前記しきい値よりも大きければ前記結
    果を2で除算する手段と、 前記抽出されたビットが1である場合には、前記予測さ
    れた値と前記カットオフ値とを合計する手段と、 からなる装置。
  38. 【請求項38】 請求項23、27、28、29、32
    に記載の剰余数係数の動的表示技術によってビデオ符号
    化効率を改良するための装置において、第2のビットプ
    レーンの最大ダイナミックレンジを発見する手段が、 前記第2のビットプレーンの最大ダイナミックレンジを
    計算する手段と、 前記第2のビットプレーンの下限ダイナミックレンジを
    計算する手段と、 前記2つのダイナミックレンジから最大値を発見する手
    段と、 からなる装置。
  39. 【請求項39】 請求項23、27、28、29、32
    に記載の剰余数係数の動的表示技術によってビデオ符号
    化効率を改良するための装置において、前記ビットプレ
    ーンの総数が、ビット数を加算して最大ダイナミックレ
    ンジを1で表す手段によって計算される装置。
  40. 【請求項40】 請求項23、27、28、29、3
    2、33、36、38に記載の剰余数係数の動的表示技
    術によってビデオ符号化効率を改良するための装置にお
    いて、前記しきい値が、最大ダイナミックレンジに2を
    乗算すると共に前記結果から最大バイナリレンジを減算
    する手段によって計算される装置。
  41. 【請求項41】 請求項23、27、28、29、3
    2、39に記載の剰余数係数の動的表示技術によってビ
    デオ符号化効率を改良するための装置において、前記上
    限ダイナミックレンジが、最大値からカットオフ値を減
    算する手段によって計算される装置。
  42. 【請求項42】 請求項23、27、28、29、3
    2、39に記載の剰余数係数の動的表示技術によってビ
    デオ符号化効率を改良するための装置において、前記下
    限ダイナミックレンジが、カットオフ値から1を減算す
    る手段によって計算される装置。
  43. 【請求項43】 請求項23および27に記載の剰余数
    係数の動的表示技術によってビデオ符号化効率を改良す
    るための装置において、前記カットオフ値よりも小さ
    く、また前記しきい値よりも大きな大きさの2進法表示
    が、前記剰余数係数の大きさに2を乗算し、また前記乗
    法の前記結果から前記しきい値を減算することによって
    動的剰余数表示に変換される装置。
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