JP2001252104A - はね上げ防止具 - Google Patents

はね上げ防止具

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JP2001252104A
JP2001252104A JP2000064683A JP2000064683A JP2001252104A JP 2001252104 A JP2001252104 A JP 2001252104A JP 2000064683 A JP2000064683 A JP 2000064683A JP 2000064683 A JP2000064683 A JP 2000064683A JP 2001252104 A JP2001252104 A JP 2001252104A
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JP
Japan
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insole
footwear
foot
water
walking
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000064683A
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English (en)
Inventor
Tomoko Kubokawa
智子 窪川
Daichi Yoshioka
大地 吉岡
Kazumi Kato
一美 加藤
Hiroko Yoshida
博子 吉田
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Individual
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 濡れた路面や歩道を歩くとき靴やサンダルな
どの履物の踵からはね上げられる水や泥でズボンや靴下
などの足の後面を汚すのを防ぐことを目的とする。 【解決手段】 履き物を履いたとき、足裏の外側から内
側に向かって下がる傾斜がつくような履き物および中敷
きを履き物の中に入れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、濡れた路面や歩道
を靴やサンダルなどの履物を履いて歩行するとき、該履
物に付着した水や泥などがはね上げられズボンや靴下な
どの足の後面(ふくらはぎ等)を汚すのを防ぐはね上げ防
止具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】二足歩行の際には必ず蹴り出した足から
反対の足へと重心移動が伴い、着地の作用点(重心)を移
動させることで歩行が可能となる。すなわち、踵から着
地し、つま先部(踏み付け部)から蹴り上げることで重心
を移動し前進のための推進力を得ている。よって、作用
点の移動の軌跡は、着地直後は踵部にあり中足部の外側
を移動しながら、つま先部に移動する。そして、このつ
ま先部の小指の根本部分で蹴り上げる。このようにつま
先部まで作用点が移動した後、最後に反対側の足に作用
点が移動することで前進歩行が可能となる。
【0003】上記のように、つま先部での作用点が、小
指の付け根に移動することで、作用点の軌跡が外側に広
がり、蹴り上げた時に僅かではあるが足首が内側に傾
き、はね上げた水や泥が蹴り上げた足の後方に跳ね上が
らず、反対側の足の方向に放物線を描きながらはね上が
り、蹴り上げた足と反対側の足の後面に付着する。これ
が、雨や雪などで濡れた路面を履物などを履いて歩行す
る場合、必ず履物の底面や踵により水や泥を跳ね上げて
いる原因である。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】このように、濡れた路面や歩道を靴やサン
ダルなどの履物を履いて歩行するとき、該履物に付着し
た水や泥などがはね上げられズボンや靴下などの足の後
面が汚れて困っていた特にこれを防ぐためには、はね
上がりを防止するために静かに歩行したり、すり足で歩
行したりしなければならず、通常の歩行では、はね上げ
を起こさないように濡れた路面や歩道を歩行することは
できないという問題がある。
【0005】また、はね上げを防止する他の方法とし
て、はね上げられた水や泥をズボンの上から着用するビ
ニール等の素材から造られたカバーに付着させること
で、ズボンや足などに付着させない方法(特開平08-2
66301号公報)が提案されていた。しかし、市街地
では雨天時でも雨水のない建築物内を歩行することがあ
り、いちいち脱着し携帯することは不便であり、該カバ
ーを着用したままで建築物内を歩行した場合、該カバー
より付着水や泥が建築物の床に落下し建築物内の床面を
汚染するとともに、落下した水や泥によりスリップし転
倒などの二次的な被害を危険性が高くという問題もあっ
た。
【0006】本発明は、上記の従来の問題点に鑑み、歩
行時に靴やサンダル等の履物に付着した水や泥などによ
りはね上げられズボンや靴下などの足の後面を汚すのを
防ぐために、保護カバーなどを着用することなく、完全
に防止することができるはね上げ防止具を提供すること
を目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、足に履く
履き物であって、この履き物を介して足裏と地面とが接
地し、上記足裏を外側から内側に傾斜させることを特徴
とする。第2の発明は、傾斜は、中敷きを用いて形成す
ることを特徴とする。第3の発明は、傾斜は、少なくと
も5度以上23度以下の範囲を有することを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】発明の実施例を説明する。はね上
げ防止具として、履き物sの底に中敷きmを挿入する。
図1に示した一実施例は、右足用の履き物sに挿入した
中敷きaを示している。この中敷きaは、足裏のつま先
からかかとまでの長さを有する。また、図2に示した実
施例の中敷きbは、つま先側半分程度の長さを有する。
この図1あるいは図2の中敷きa,bを以下の形状とし
たものを実験に用い、その結果を表1〜3に示す。な
お、この図は右足を示しており、図の上方が前、下方が
後である。
【0009】まず、実験に用いた中敷きのタイプを説明
する。タイプ1aは、足幅の外側が一番高く、内側にい
くにしたがって、徐々に低くなるとともに、足幅の真ん
中付近で傾斜がなくなる、三角形の断面(図3)を有
し、しかも先端からつま先までの長さを有する中敷きで
ある。タイプ1bは、タイプ1aと同じ断面を有し、つ
ま先半分の長さを有する中敷きである。タイプ2aは、
足幅の外側が一番高く、内側にいくにしたがって、徐々
に低くなるとともに、足裏の一番内側まで傾斜が維持さ
れる、三角形の断面(図4)を有し、しかも先端からつ
ま先までの長さを有する中敷きである。タイプ2bは、
上記タイプ2aと同じ断面を有し、つま先半分の長さを
有する中敷きである。
【0010】タイプ3aは、足幅の外側から真ん中付近
までの幅で、しかも傾斜がなく、長方形の断面(図5)
を有し、しかも先端からつま先までの長さを有する中敷
きである。タイプ3bは、上記タイプ3aと同じ断面を
有し、つま先半分の長さを有する中敷きである。タイプ
4aは、足幅の外側から真ん中付近までの幅で、しかも
外側から真ん中に向かって傾斜があり、真ん中付近端部
でもある程度の高さを有する、台形の断面(図6)を有
し、しかも先端からつま先までの長さを有する中敷きで
ある。タイプ4bは、上記タイプ4aと同じ断面を有
し、つま先半分の長さを有する中敷きである。
【0011】表1には、履物として運動靴を用い、中敷
きとして、タイプ1〜4のそれぞれa、bを用いたとき
を、実施例1〜8とし、その実験結果を示す。評価方法
としては、人工の水溜まりを歩行し、ズボンの後面(ふ
くらはぎ)への水の付着状況を観察し、跳ね上げによる
水の付着がほとんど見られない場合を「◎」とし、足の後
面(ふくらはぎ)全面に水が付着している場合を「×」と
し、全面ではないが5〜10個所程度水滴の跡がある場
合を「△」として示した。以下、表2〜4においても、同
じ評価方法で評価する。なお、表中Cは、傾斜のない、
いわゆる通常の中敷きを挿入したときである。
【表1】
【0012】同様に表2には、履き物として男性用革靴
を用い、中敷きのタイプ1〜4のそれぞれa、bを用い
たときを実施例9〜16として、その実験結果を示す。
【表2】
【0013】表3にはハイヒールを用い、中敷きのタイ
プ1〜4のそれぞれa、bを用いたときを実施例17〜
24とし、その実験結果を示す。
【表3】
【0014】この実験の結果、本発明の中敷きを挿入し
ていないCにおいては、いずれの場合にも跳ね上げによ
るふくらはぎへの水の付着が認められた。さらに、この
とき左足によってはね上げられた水が、右足後方面へ付
着し、いわゆる跳ね上げとなっていることが確認され
た。一方、本発明の中敷きを用いた場合では、ふくらは
ぎへの水の付着が認められず、跳ね上がりが防止できて
いることが明らかとなった。このとき、左足によって、
跳ね上げられた水は、同じ左足の真後ろへと飛んでいる
ことが確認された。水が真後ろに飛ぶと、水を跳ね上げ
た左足が、次の瞬間には、一歩前に踏み出しているの
で、左足のふくらはぎに水が付着することがない。すな
わち、左足で水を跳ね上げ、左足に付着させることはな
い。
【0015】さらに、各中敷きのタイプ1a〜4aの傾
斜を、20度にしたときを実施例25、7度にしたとき
を実施例26、5度にしたときを実施例27、25度に
したときを実施例28、30度にしたときを実施例29
として実験し、その実験結果を表4に示す。
【表4】
【0016】この結果、実施例25および実施例29は
実施例1と比較して、傾斜面の角度が大きいが、同様に
ふくらはぎへの水の付着は認められない。一方、実施例
26および実施例27は実施例1と比較して傾斜面の角
度は小さいが、ほとんど水の付着は認められていないこ
とが分かる。しかしながら、実施例29ではふくらはぎ
への水の付着は認められなくはなるものの、歩行が不安
定となり長時間の歩行には不向きとなる
【0017】この実験結果から、足裏と接地面の傾斜角
度を5度以上、23度以下の範囲に保てる中敷きがより
好ましい。足裏と接地面の傾斜角度が5度未満では、は
ね上げ防止の大きな効果が得られず作用点の軌跡を内側
に大幅に改善することはできない。一方、23度を超え
ると、はね上げ防止の効果は得られるものの、歩行が不
安定になり長時間の歩行が困難となり実用上好ましくな
い。
【0018】本発明の中敷きは、上記に示した断面構造
を有していれば足裏と履物との間のどの部分に挿入して
も効果は得られるが、より好ましくは(図5〜7)、踵部
からつま先部まで連続して挿入するか、或はつま先部に
挿入して用いることで、作用点の軌跡を内側にスムーズ
に移行できるため、より大きい効果が得られる。
【0019】なお、この中敷きの構造は、一層以上のク
ッション材から構成されており、構成材料は公知の材料
が使用でき、例えば、発泡ポリウレタン、ゴム等の弾性
材料やエチレンビニルアセテート共重合体、発泡性ラテ
ックス、コルク、天然皮革等が使用できる。また、この
中敷きの内部にゲル(粘性流体)を挿入することでクッシ
ョン性を得ることも可能である。また、中敷きを挿入す
る変わりに、履き物の底に傾斜をつけることによっても
同じ効果を奏することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明の中敷きを足裏と履物との間に挿
入することで足裏は接地面に対し外側から内側へ傾斜
し、歩行時の着地の作用点(重心)の軌跡を自然に内側に
移行させることができ、蹴り上げた足の足首が内側に傾
くことを防止できるため、濡れた路面や歩道を歩くとき
靴やサンダルなどの履物の踵からはね上げられる水や泥
でズボンや靴下などの足の後面を汚すのを防ぐことが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】中敷きmの一実施例aを示した平面図である。
【図2】中敷きmの一実施例bを示した平面図である。
【図3】中敷きmのタイプ1を示した断面図である。
【図4】中敷きmのタイプ2を示した断面図である。
【図5】中敷きmのタイプ3を示した断面図である。
【図6】中敷きmのタイプ4を示した断面図である。
【符号の説明】
s 履き物 m 中敷き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 500109412 吉田 博子 東京都世田谷区宮坂2−18−5−201 (72)発明者 窪川 智子 千葉県船橋市栄町1−4−6−102 (72)発明者 吉岡 大地 東京都板橋区東新町2−37−3−403 (72)発明者 加藤 一美 神奈川県厚木市厚木町6−1−905 リバ ーツイン厚木 (72)発明者 吉田 博子 東京都世田谷区宮坂2−18−5−201 Fターム(参考) 4F050 AA01 EA07 EA09 EA13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 足に履く履き物であって、この履き物を
    介して足裏と地面とが接地し、上記足裏を外側から内側
    に傾斜させることを特徴とするはね上げ防止具。
  2. 【請求項2】 傾斜は、中敷きを用いて形成することを
    特徴とする請求項1に記載のはね上げ防止具。
  3. 【請求項3】 傾斜は、少なくとも5度以上23度以下
    の範囲を有することを特徴とする請求項1または2記載
    のはね上げ防止具。
JP2000064683A 2000-03-09 2000-03-09 はね上げ防止具 Pending JP2001252104A (ja)

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JP (1) JP2001252104A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016013042A1 (ja) * 2014-07-22 2016-01-28 里 浩二 ヒール及びパンプス用組立式インソール
JP2017079809A (ja) * 2014-07-22 2017-05-18 里 浩二 ヒール及びパンプス用組立式インソール

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WO2016013042A1 (ja) * 2014-07-22 2016-01-28 里 浩二 ヒール及びパンプス用組立式インソール
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