JP2001236513A - 境界線検出装置および方法、画像処理装置および方法、並びに記録媒体 - Google Patents

境界線検出装置および方法、画像処理装置および方法、並びに記録媒体

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JP2001236513A
JP2001236513A JP2000381222A JP2000381222A JP2001236513A JP 2001236513 A JP2001236513 A JP 2001236513A JP 2000381222 A JP2000381222 A JP 2000381222A JP 2000381222 A JP2000381222 A JP 2000381222A JP 2001236513 A JP2001236513 A JP 2001236513A
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Mitsuharu Oki
光晴 大木
Naosuke Asari
直介 浅利
Kenji Kameda
健司 亀田
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サンプリングレートを増やすことなく、境界
線付近のジャギーを除去する。 【解決手段】 注目画素(A,B)と、それに隣接する
画素との画素値の差を比較することにより、注目画素の
近辺に境界が存在するか否かを検出し、その境界線の長
さ、方向、および始点と終点を求める。そして、注目画
素と境界線との距離を算出することにより、注目画素の
画素値に対する重み付けを行い、重み付けを施した画素
を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、境界線検出装置お
よび方法、画像処理装置および方法、並びに記録媒体に
関し、注目画素と、それに隣接する画素との画素値の差
分を比較することによって境界線を検出し、注目画素と
境界線との位置関係に基づいて、画素値に重み付けを施
すことにより、サンプルレートをあげることなく、簡単
な構成でジャギーを抑えることができる境界線検出装置
および方法、画像処理装置および方法、並びに記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンピュータ等を用いたゲーム
において、その表示画面に表示される画像に対応する画
像データを求めるために、コンピュータにより、通常、
浮動小数点演算を用いて高精度な演算が実行されてい
る。そして、表示画面は、画素(ピクセル)が2次元に
並べられることにより表現される。すなわち、画素値
(色データ)が指定された画素の集合により画像データ
が表示される。
【0003】例えば、コンピュータにより計算された画
像データが、図1に表されるような、斜めの境界線1に
よって分けられた白の部分2と黒の部分3からなる画像
であった場合、これを表示するための各画素は、その位
置に従った画像データの画素値を持つため、白の部分2
に含まれる画素は白の色データ、黒の部分3に含まれる
画素は黒の色データを持つ。すなわち、各画素は、図2
に示されるような画素値に指定される。
【0004】図3は、図2に示される画素により表示さ
れる表示画面を示す。このように、基となる画像データ
の境界線は、斜めの直線であるが、表示される画面で
は、白と黒の境界が階段状に表示されてしまう。このよ
うに、本来直線であるべき部分が、階段状に表示されて
しまう現象をジャギーという。
【0005】これを解決するためには、図4に示すよう
に、境界線1の付近の画素を、境界をはさんだ2つの画
素値が表す色データの中間色(この場合は、グレー)で
表示するようにすればよい。すなわち、表示画像の画素
を求める場合、理想的には、図5に示されるように、コ
ンピュータで演算された高精度の画像データにおいて、
注目する画素(I,J)を中心とする、一辺が表示画像
の画素間の距離αと等しい正方形4の内部の画素値の平
均値を求めて、その値を表示画像の画素値とするとよ
い。そのための手法として、スーパーサンプリングと呼
ばれる画像処理方法がある。
【0006】スーパーサンプリングとは、画面上のある
1画素に対するデータを求めるときに、画素をさらに小
さなサブピクセルという単位に分割して、それらの平均
値をもってピクセルデータとする方法である。例えば1
画素を縦横4分割して(1/16分に分割して)それぞれの
仮想的な画素に対してレンダリングを行い、最終的には
それらの平均値をその画素の画素値とする。すなわち、
サンプリングレートをあげることにより、ジャギーを抑
える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単純に
スーパーサンプリングを実行すると,レンダリング時間
がサブピクセルの数に比例して増加してしまう。従っ
て、画像処理にかかる時間が大幅に増加してしまうた
め、例えば、ゲームなどのように、画像処理速度を落と
せない用途においては、演算部や記憶部に、高性能なも
のを使用する必要があり、大幅なコストアップにつなが
っていた。
【0008】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、サンプリングレートを増やすことなく、境
界線を検出することにより、より簡単な構成でジャギー
を除去するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の境界線
検出装置は、入力された複数の画素の保存を制御する保
存制御手段と、保存制御手段により保存が制御された画
素の画素値の差分を算出する算出手段と、算出手段によ
り算出された画素値の差分から、境界の有無を検出する
検出手段と、算出手段により算出された画素値の差分、
および検出手段により検出された境界の有無の情報を基
に、境界線の情報を作成する作成手段とを備えることを
特徴とする。
【0010】請求項4に記載の境界線検出方法は、入力
された複数の画素の保存を制御する保存制御ステップ
と、保存制御ステップの処理により保存が制御された画
素の画素値の差分を算出する算出ステップと、算出ステ
ップの処理により算出された画素値の差分から、境界の
有無を検出する検出ステップと、算出ステップの処理に
より算出された画素値の差分、および検出ステップの処
理により検出された境界の有無の情報を基に、境界線の
情報を作成する作成ステップとを含むことを特徴とす
る。
【0011】請求項5に記載の記録媒体に記録されるプ
ログラムは、入力された複数の画素の保存を制御する保
存制御ステップと、保存制御ステップの処理により保存
が制御された画素の画素値の差分を算出する算出ステッ
プと、算出ステップの処理により算出された画素値の差
分から、境界の有無を検出する検出ステップと、算出ス
テップの処理により算出された画素値の差分、および検
出ステップの処理により検出された境界の有無の情報を
基に、境界線の情報を作成する作成ステップとを含むこ
とを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の画像処理装置は、入力さ
れた複数の画素の保存を制御する保存制御手段と、保存
制御手段により保存が制御された画素に隣接する境界線
の有無を検出する検出手段と、保存制御手段により保存
が制御された画素に対する境界線の位置を算出する位置
算出手段と、位置算出手段により算出された位置に従っ
て、画素の画素値に対して重み付けを行う重み付け手段
と、重み付け手段により重み付けが施された画素を出力
する出力手段とを備えることを特徴とする。
【0013】請求項7に記載の画像処理方法は、入力さ
れた複数の画素の保存を制御する保存制御ステップと、
保存制御ステップの処理により保存が制御された画素に
隣接する境界線の有無を検出する検出ステップと、保存
制御ステップの処理により保存が制御された画素に対す
る境界線の位置を算出する位置算出ステップと、位置算
出ステップの処理により算出された位置に従って、画素
の画素値に対して重み付けを行う重み付けステップと、
重み付けステップの処理により重み付けが施された画素
を出力する出力ステップとを含むことを特徴とする。
【0014】請求項8に記載の記録媒体に記録されるプ
ログラムは、入力された複数の画素の保存を制御する保
存制御ステップと、保存制御ステップの処理により保存
が制御された画素に隣接する境界線の有無を検出する検
出ステップと、保存制御ステップの処理により保存が制
御された画素に対する境界線の位置を算出する位置算出
ステップと、位置算出ステップの処理により算出された
位置に従って、画素の画素値に対して重み付けを行う重
み付けステップと、重み付けステップの処理により重み
付けが施された画素を出力する出力ステップとを含むこ
とを特徴とする。
【0015】請求項1に記載の境界線検出装置、請求項
4に記載の境界線検出方法、請求項5に記載の記録媒体
においては、入力された複数の画素が保存され、保存さ
れている画素の画素値の差分が算出され、画素値の差分
から、境界の有無が検出され、画素値の差分、および境
界の有無の情報を基に、境界線の情報が作成される。
【0016】請求項6に記載の画像処理装置、請求項7
に記載の画像処理方法、請求項8に記載の記録媒体にお
いては、入力された複数の画素が保存され、画素に隣接
する境界線の有無が検出され、画素に対する境界線の位
置が算出され、算出された位置に従って、画素の画素値
に対して重み付けが行われ、重み付けが施された画素が
出力される。
【0017】
【発明の実施の形態】図6は、画像処理装置の構成を示
すブロック図である。
【0018】制御部11は、ユーザが、例えば、キーボ
ード、マウス、ジョイスティック、各種ボタンなどから
なる入力部12を用いて指令を入力すると、入出力イン
ターフェース13および内部バス14を介してその指令
を表す信号の入力を受ける。そして、制御部11は、入
力される信号に従って、例えば、ROM(Read OnlyMem
ory)、もしくはRAM(Random Access Memory)からなる
メモリ15に格納されているプログラムを実行する。ま
た、制御部11は、通信部16および内部バス14を介
して、インターネット等のネットワークを介して入力さ
れるプログラムや各種データをメモリ15に保存する。
更に、制御部11は、その処理結果を、例えば、内部バ
ス14、入出力インターフェース13および出力部17
を介して、LCD(Liquid Crystal Display)などよりな
るモニタ18に、必要に応じて出力し、表示させたり、
音声データである場合は、内部バス14、入出力インタ
ーフェース13および出力部17を介してスピーカ19
に出力して、音声を出力させる。
【0019】メモリ15には、インストールされたプロ
グラムのほかに、例えば、制御部11の処理によって生
成されたデータなどが保存されている。また、入出力イ
ンターフェース13には、ドライブ20も接続されてお
り、磁気ディスク21、光ディスク22、光磁気ディス
ク23、および半導体メモリ24などとデータの授受を
行う。
【0020】画像処理部25は、内部バス14に接続さ
れ、制御部11から入力される制御信号に従って、後述
する処理を実行することにより、入力された画像データ
をモニタ18の表示に適応するデータに変換する。
【0021】図7は、画像処理部25の詳細な構成を示
すブロック図である。
【0022】画像データは、通常、ラスタスキャン順に
入力される。すなわち、入力される画像データの各画素
の座標を(I,J)で表すと、画像データの画素数が、
横W、縦HのW×Hで表される場合、(0,0)(0,1)
(0,2)・・・(0,W−1)(1,0)(1,1)
(1,2)・・・(1,W−1)・・・(H−1,0)
(H−1,1)・・・(H−1,W−1)の順に入力され
る。
【0023】入力された画素は、メモリ31に一時格納
され、横方向境界線検出部32および縦方向境界線検出
部34は、メモリ31から必要な画素の画素値を読み込
む。横方向境界線検出部32および縦方向境界線検出部
34は境界線検出用と、境界線特定用に、入力された画
素の座標を表すためのレジスタをそれぞれ有し、横方向
の座標の値をJ、縦方向の座標の値をIとする。
【0024】横方向境界線検出部32は、制御部11か
ら入力される制御信号に従って、境界線の検出に必要な
画素をメモリ31から入力され、図9を用いて後述する
処理により、縦に並んだ2つの画素間の画素値の差の絶
対値を求め、図10を用いて後述する処理により、横方
向の境界線を検出し、その結果を横方向境界線情報メモ
リ33に保存する。境界線の検出には、注目画素の周辺
の画素値の差の絶対値も必要であるため、横方向境界線
検出部32は、内部に図示しないメモリを有し、複数の
画素値の差の絶対値の算出結果を一時保存しておくこと
ができる。
【0025】横方向境界線メモリに保存されるデータ
は、横方向の境界線の長さを示すlength、境界線のその
行における開始位置を示すstart(X,Y)((X,Y)は
開始位置の座標を示す)、境界線が、他の行のどちらの
方向から延びてきたのかを示すFrom(1の場合左下、−
1の場合左上、0の場合この行が始点であることを示
す)、および、境界線が他の行に延びていく方向を示す
To(1の場合右下、−1の場合右上、0の場合この行が
終端であることを示す)からなる境界線情報、および、
最新の処理(一つ前の注目画素に対する処理)の結果、
境界が存在したか否かを示すEdgestate(0の場合境界
なし、1の場合境界ありを示す)である。
【0026】すなわち、図8に示されるように、ある境
界線検出行に着目して境界線が検出され、例えば、境界
線Aは、"Start(A,B),From=−1,Length=3,To
=0"という境界線情報で表され、境界線Bは、"Start
(A,B),From=0,Length=2,To=−1"という境界線
情報で表される。
【0027】また、縦方向境界線検出部34は、制御部
11から入力される制御信号に従って、境界線の検出に
必要な画素をメモリ31から入力され、図9を用いて後
述する処理により、横に並んだ2つの画素間の画素値の
差の絶対値を求め、図17を用いて後述する処理によ
り、縦方向の境界線を検出し、その結果を縦方向境界線
情報メモリ35に保存する。縦方向境界線検出部34
も、内部に図示しないメモリを有し、複数の画素値の差
の絶対値の算出結果を一時保存しておくことができる。
【0028】縦方向境界線メモリに保存されるデータ
は、縦方向の境界線の長さを示すPrevlength、境界線の
この列における開始位置を示すstart(X,Y)、境界線
が他の列のどちらの方向から延びてきたのかを示すFro
m、および、境界線が他の列に延びていく方向を示すTo
からなる境界線情報、最新の処理(一つ前の注目画素に
対する処理)の結果、境界が存在したか否かを示すEdge
state、および、境界が存在しない座標を表すNoedge=
(I,J)である。
【0029】画素値変換部36は、その内部に、注目画
素と境界線との距離検出処理用と、画素値変換処理用
に、入力された画素の座標を表すためのレジスタをそれ
ぞれ有し、距離検出用レジスタは、横方向の座標の値を
B、縦方向の座標の値をAとし、画素値変換用レジスタ
は、横方向の座標の値をJ、縦方向の座標の値をIとす
る。そして、画素値変換部36は、横方向境界線情報メ
モリ33および縦方向境界線情報メモリ35から、境界
線情報を読み込み、かつ、メモリ31より入力された画
素を読み込み、図21乃至23を用いて後述する処理に
より、出力すべき画素値を演算し、演算結果に従って画
素値を変換し、出力する。
【0030】次に、図9のフローチャートを参照して、
境界線検出処理について説明する。ここでは、1フレー
ム分の画像データの処理について説明するが、動画像デ
ータの処理を実行する場合、複数のフレームを連続して
処理することにより、動画像データの処理を行うことが
できる。
【0031】ステップS1において、横方向境界線検出
部32および縦方向境界線検出部34は、画素の縦方向
座標を表すための境界線検出用レジスタの値をI=0と
する。ステップS2において、横方向境界線検出部32
および縦方向境界線検出部34は、境界線検出用レジス
タの値Iを参照し、I=H−1であるか否か(すなわち、
最後から2番目の行までの画素を注目画素とした処理が
終了したか否か)を判断する。
【0032】ステップS2において、I=H−1であると
判断された場合、処理が終了される。ステップS2にお
いて、I=H−1ではないと判断された場合、ステップS
3において、縦方向境界線検出部34および横方向境界
線検出部32は、画素の横方向座標を表すためのレジス
タの値をJ=0とする。
【0033】ステップS4において、横方向境界線検出
部32および縦方向境界線検出部34は、境界線検出用
レジスタの値Jを参照し、J=W−1か否か(すなわ
ち、その行の最後から2番目の画素を注目画素とした処
理が終了したか否か)を判断する。ステップS4におい
て、J=W−1であると判断された場合、ステップS5
において、横方向境界線検出部32および縦方向境界線
検出部34は、境界線検出用レジスタのIの値をI+1
とする。その後処理はステップS2に戻り、それ以降の
処理が繰り返される。
【0034】ステップS4において、J=W−1ではな
いと判断された場合、ステップS6において、横方向境
界線検出部32は、メモリ31に保存されている画像デ
ータから、画素(I,J)および画素(I+1,J)
(すなわち、注目画素と、その下の画素)を読み込み、
その2つの画素の画素値の差の絶対値を求め、内部のメ
モリに保存する。
【0035】ステップS7において、縦方向境界線検出
部34は、画素(I,J)および画素(I,J+1)
(すなわち、注目画素と、その右の画素)を読み込み、
その2つの画素の画素値の差の絶対値を求め、内部のメ
モリに保存する。
【0036】ステップS8において、画素値変換部36
は、画素(I,J)を読み込み、内部のメモリに保存す
る。
【0037】ステップS9において、横方向境界線検出
部32および縦方向境界線検出部34は、境界線検出用
レジスタのJの値をJ+1とする。その後処理はステッ
プS4に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0038】なお、境界線検出処理において、メモリ3
1は、1フレーム分の画像データの画素値を保存した状
態で、この処理を実行してもよいし、縦方向境界線検出
部34、横方向境界線検出部32、および画素値変換部
36に注目画素およびその周辺の画素の画素値を出力し
つつ、新たな画素の入力を受けるようにしてもよい。
【0039】次に、図10および図11のフローチャー
トを参照して、横境界検出処理について説明する。
【0040】ステップS21において、横方向境界線検
出部32は、画素の縦方向座標を表すための境界線特定
用レジスタの値をI=0とする。ステップS22におい
て、横方向境界線検出部32は、境界線特定用レジスタ
の値Iを参照し、I=H−1であるか否か(すなわち、最
後から2番目の行までの画素を注目画素とした処理が終
了したか否か)を判断する。
【0041】ステップS22において、I=H−1である
と判断された場合、処理が終了される。ステップS22
において、I=H−1ではないと判断された場合、ステッ
プS23において、横方向境界線検出部32は、Edgest
ateの値を0とし、境界線特定用レジスタの値をJ=0と
する。
【0042】ステップS24において、横方向境界線検
出部32および縦方向境界線検出部34は、境界線検出
用レジスタの値Jを参照し、J=Wか否か(すなわち、
その行の最後の画素を注目画素とした処理が終了したか
否か)を判断する。ステップS24において、J=Wで
あると判断された場合、ステップS25において、横方
向境界線検出部32は、Edgestate=1であるか否か(す
なわち、その行の最後の画素に境界があるか否か)を判
断する。
【0043】ステップS25においてEdgestate=1では
ないと判断された場合、処理はステップS28に進む。
ステップS25においてEdgestate=1であると判断され
た場合、画像の端に境界線が届いている、すなわち、こ
の境界線は、この行に終端を有していることになるの
で、縦方向境界線検出部34および横方向境界線検出部
32は、ステップS26において、To=0とし、ステッ
プS27において、縦方向境界線情報メモリ35および
横方向境界線情報メモリ33にStart(X,Y)、From、T
oなどの境界線情報を書き込む。
【0044】ステップS28において、横方向境界線検
出部32および縦方向境界線検出部34は、境界線検出
用レジスタのIの値をI+1とする。その後処理はステ
ップS22に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0045】ステップS24において、J=Wではない
と判断された場合、ステップS29において、横方向境
界線検出部32は、内部メモリに保存されている各画素
の差の絶対値の算出結果から、画素(I,J)と画素
(I+1,J)の間(すなわち、図12においてaで示
される部分)に境界があるか否かを判断する。例えば、
比較する2つの画素値の差の絶対値に閾値を設け、画素
値の差の絶対値と閾値とを比較して、閾値以上の場合は
境界あり、閾値以下の場合は境界なしと判断するように
してもよいし、その他の判断方法を用いてもよい。
【0046】ステップS29において、境界がないと判
断された場合、処理は、図11のステップS51に進
む。ステップS29において、境界があると判断された
場合、ステップS30において、横方向境界線検出部3
2は、図示しない内部メモリに保存されている画素
(I,J)と画素(I+1,J)との画素値の差の絶対
値と、画素(I−1,J−1)と画素(I,J−1)と
の画素値の差の絶対値を比較することにより、それぞれ
の画素間の境界の特徴が類似しているか否かを判断す
る。ここで、2箇所において境界の特徴が類似している
ということは、同一の境界線を有しているということな
ので、ステップS30は、図12においてbで示される
境界線が存在するか否かを判断していることにほかなら
ない。
【0047】ステップS30において、それぞれの画素
間の境界の特徴が類似していないと判断された場合、処
理は、ステップS34に進む。ステップS30におい
て、それぞれの画素間の境界の特徴が類似していると判
断された場合、ステップS31において、横方向境界線
検出部32は、図示しない内部メモリに保存されている
Edgestateの値が1か否か(すなわち、直前の注目画素
に対する処理において、図12のcで示されるエリアに
境界線が存在したと判断されたか否か)を判断する。
【0048】ステップS31において、Edgestateの値
が1ではないと判断された場合、処理は、ステップS3
3に進む。ステップS31において、Edgestateの値が
1であると判断された場合、図12のcに存在する境界
線dは、cとaの間に終端を有しているので、ステップ
S32において、横方向境界線検出部32は、cに存在
する境界線dの境界線情報を、To=0(すなわち、終端
であることを示す)とし、境界線dを示す境界線情報"S
tart,From,Length,To"を、ひとつのデータの組とし
て、横方向境界線情報メモリ33に書き込む。
【0049】ステップS33において、横方向境界線検
出部32は、ステップS29において検出された境界線
の情報として、"Start(I,J), From=−1,Length
=1"を図示しない内部メモリに記録する。この画素は、
境界線が始まった点であり、まだ、その方向はわからな
いため、Toの値はここでは設定されない。そして処理
は、ステップS43に進む。
【0050】ステップS31において、比較された境界
の特徴が類似していないと判断された場合、ステップS
34において、横方向境界線検出部32は、図示しない
内部メモリに保存されている画素(I,J)と画素(I
+1,J)との画素値の差の絶対値と、画素(I,J−
1)と画素(I+1,J−1)との画素値の差の絶対値
を比較することにより、それぞれの画素間の境界の特徴
が類似しているか否かを判断する。これは、図13にお
いて、eで示される境界線が存在するか否かを判断して
いることにほかならない。
【0051】ステップS34において、それぞれの画素
間の境界の特徴が類似していると判断された場合、ステ
ップS35において、横方向境界線検出部32は、図示
しない内部メモリに保存されている境界線情報"Length"
の値を、"Length=Length+1"とする。そして処理は、
ステップS43に進む。
【0052】ステップS34において、それぞれの画素
間の境界の特徴が類似していないと判断された場合、ス
テップS36において、横方向境界線検出部32は、図
示しない内部メモリに保存されている画素(I,J)と
画素(I+1,J)との画素値の差の絶対値と、画素
(I+1,J−1)と画素(I+2,J−1)との画素
値の差の絶対値を比較することにより、それぞれの画素
間の境界の特徴が類似しているか否かを判断する。これ
は、図14においてfで示される境界線が存在するか否
かを判断していることにほかならない。
【0053】ステップS36において、それぞれの画素
間の境界の特徴が類似していないと判断された場合、処
理は、ステップS40に進む。ステップS36におい
て、それぞれの画素間の境界の特徴が類似していると判
断された場合、ステップS37において、横方向境界線
検出部32は、図示しない内部メモリに保存されている
Edgestateの値が1か否か(すなわち、直前の注目画素
に対する処理において、図14のcで示されるエリアに
境界線が存在したと判断されたか否か)を判断する。
【0054】ステップS37において、Edgestateの値
が1ではないと判断された場合、処理は、ステップS3
9に進む。ステップS37において、Edgestateの値が
1であると判断された場合、図14のcに存在する境界
線gは、cとaの間に終端を有しているので、ステップ
S38において、横方向境界線検出部32は、cに存在
する境界線gの境界線情報を、To=0(すなわち、終端
であることを示す)とし、境界線gを示す境界線情報"S
tart,From,Length,To"を、ひとつのデータの組とし
て、横方向境界線情報メモリ33に書き込む。
【0055】ステップS39において、横方向境界線検
出部32は、ステップS29において検出された境界線
の情報として、"Start(I,J), From=1,Length=
1"を図示しない内部メモリに記録する。この画素は、
境界線が始まった点であり、まだ、その方向はわからな
いため、Toの値はここでは設定されない。そして処理
は、ステップS43に進む。
【0056】ステップS36において、それぞれの画素
間の境界の特徴が類似していないと判断された場合、ス
テップS29において検出された境界線は、注目画素の
左に存在する3つの画素のいずれにも類似していないの
であるから、この画素から、新たな境界線が発生したと
判断される。そして、ステップS40において、横方向
境界線検出部32は、図示しない内部メモリに保存され
ているEdgestateの値が1か否か(すなわち、直前の注
目画素に対する処理において、図15のcで示されるエ
リアに境界線が存在したと判断されたか否か)を判断す
る。
【0057】ステップS40において、Edgestateの値
が1ではないと判断された場合、処理は、ステップS4
2に進む。ステップS40において、Edgestateの値が
1であると判断された場合、図15のcには境界線iが
存在するが、ステップS34において、境界の特徴が類
似していないと判断されているので、ここで検出してい
る境界線hとは別の境界線であることがわかる。従っ
て、ステップS41において、横方向境界線検出部32
は、cに存在する境界線iの境界線情報を、To=0(す
なわち、終端であることを示す)とし、境界線iを示す
境界線情報"Start,From,Length,To"を、ひとつのデ
ータの組として、横方向境界線情報メモリ33に書き込
む。
【0058】ステップS42において、横方向境界線検
出部32は、ステップS29において検出された境界線
の情報として、"Start(I,J), From=0,Length=
1"を図示しない内部メモリに記録する。この画素は、
境界線が始まった点であり、まだ、その方向はわからな
いため、Toの値はここでは設定されない。
【0059】ステップS43において、横方向境界線検
出部32は、図示しない内部メモリに保存されているEd
gestateの値を、"Edgestate=1"とする。
【0060】ステップS44において、横方向境界線検
出部32は、境界線検出用レジスタのJの値をJ+1と
する。そして、処理はステップS24に戻り、それ以降
の処理が繰り返される。
【0061】次に、図11のステップS51において、
横方向境界線検出部32は、図示しない内部メモリに保
存されているEdgestateの値が1か否か(すなわち、直
前の注目画素に対する処理において、図16のcで示さ
れるエリアに境界線が存在したと判断されたか否か)を
判断する。
【0062】ステップS51において、Edgestateの値
が1ではないと判断された場合、処理は、図10のステ
ップS43に戻り、それ以降の処理が繰り返される。ス
テップS51において、Edgestateの値が1であると判
断された場合、ステップS52において、横方向境界線
検出部32は、図示しない内部メモリに保存されている
画素(I,J−1)と画素(I+1,J−1)との画素
値の差の絶対値と、画素(I−1,J)と画素(I,
J) との画素値の差の絶対値を比較することにより、
それぞれの画素間の境界の特徴が類似しているか否かを
判断する。これは、図16においてlで示される境界線
が存在するか否かを判断していることにほかならない。
【0063】ステップS52において、それぞれの画素
間の境界の特徴が類似していると判断された場合、ステ
ップS53において、横方向境界線検出部32は、To=
−1とし、処理は、ステップS57に進む。
【0064】ステップS52において、それぞれの画素
間の境界の特徴が類似していないと判断された場合、ス
テップS54において、横方向境界線検出部32は、図
示しない内部メモリに保存されている画素(I,J−
1)と画素(I+1,J−1)との画素値の差の絶対値
と、画素(I+1,J)と画素(I+2,J) との画素
値の差の絶対値を比較することにより、それぞれの画素
間の境界の特徴が類似しているか否かを判断する。これ
は、図16においてmで示される境界線が存在するか否
かを判断していることにほかならない。
【0065】ステップS54において、それぞれの画素
間の境界の特徴が類似していると判断された場合、ステ
ップS55において、横方向境界線検出部32は、To=
1とし、処理は、ステップS57に進む。
【0066】ステップS52において、それぞれの画素
間の境界の特徴が類似していないと判断された場合、画
素(I,J−1)と画素(I+1,J−1)との間に存
在する境界線は、ここで終端を有するため、ステップS
56において、横方向境界線検出部32は、Toの値をTo
=0とする。
【0067】横方向境界線検出部32は、ステップS5
7において、境界線情報"Start,From,Length,To"
を、ひとつのデータの組として、横方向境界線情報メモ
リ33に書き込み、ステップS58において、境界線情
報をEdgestate=0とし、処理は、図10のステップS4
4に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0068】次に、図17のフローチャートを参照し
て、縦方向境界線特定処理について説明する。縦方向境
界線特定処理として、図10および図11を用いて説明
した横境界線特定処理と同様の処理を実行しようとした
場合、メモリ31に画素が入力されるのは、ラスタスキ
ャン順であるため、例えば、境界線が、一番上のライン
から一番下のラインまでつながっていた場合、一番上の
ラインから一番下のラインまでの画素に対する処理が終
了するまで、境界線を特定することができない。従っ
て、縦方向境界線特定処理を、図10および図11を用
いて説明した横境界線特定処理と同様の処理を実行しよ
うとした場合、1画面分の全ての画素をメモリ31に保
存しておかなければならず、メモリ容量が増大する。図
17を参照して説明する縦方向特定処理は、メモリ容量
を削減するため、すでに処理済のデータを用いて、境界
線の推測を行う。
【0069】ステップS71において、縦方向境界線検
出部34は、画素の縦方向座標を表すための境界線特定
用レジスタの値をI=0とする。ステップS72におい
て、縦方向境界線検出部34は、境界線特定用レジスタ
の値Iを参照し、I=Hであるか否か(すなわち、最後の
行までの画素を注目画素とした処理が終了したか否か)
を判断する。
【0070】ステップS72において、I=Hであると判
断された場合、処理が終了される。ステップS72にお
いて、I=Hではないと判断された場合、ステップS73
において、縦方向境界線検出部34は、境界線情報をPl
evlength〔J〕=1(J=0,1,2、・・・W−2)、
境界線特定用レジスタの値をJ=0とする。
【0071】ステップS74において、縦方向境界線検
出部34は、境界線検出用レジスタの値Jを参照し、J
=W−1か否か(すなわち、その行の最後から2番目の
画素を注目画素とした処理が終了したか否か)を判断す
る。ステップS74において、J=W−1であると判断
された場合、ステップS75において、縦方向境界線検
出部34は、境界線特定用レジスタの値をI=I+1とす
る。そして処理は、ステップS72に戻り、それ以降の
処理が繰り返される。
【0072】ステップS74において、J=W−1では
ないと判断された場合、ステップS76において、縦方
向境界線検出部34は、内部メモリに保存されている各
画素の差の絶対値の算出結果から、画素(I,J)と画
素(I,J+1)の間(すなわち、図18においてpで
示される部分)に境界があるか否かを判断する。
【0073】ステップS76において、境界がないと判
断された場合、ステップS77において、縦方向境界線
検出部34は、縦方向境界線情報メモリ35に、Noedge
=(I,J)を書き込み、処理は、ステップS87に進
む。ステップS76において、境界があると判断された
場合、ステップS76において、縦方向境界線検出部3
4は、図示しない内部メモリに保存されている画素
(I,J)と画素(I,J+1)との画素値の差の絶対
値と、画素(I−1,J)と画素(I−1,J+1)との
画素値の差の絶対値を比較することにより、それぞれの
画素間の境界の特徴が類似しているか否かを判断する。
ここで、2箇所において境界の特徴が類似しているとい
うことは、同一の境界線を有しているということなの
で、ステップS78は、図18においてrで示される境
界線が存在するか否かを判断していることにほかならな
い。
【0074】ステップS78において、それぞれの境界
の特徴が類似していると判断された場合、ステップS7
9において、縦方向境界線検出部34は、境界線情報を
length〔J〕=length〔J〕+1とする。そして処理
は、ステップS87に進む。
【0075】ステップS78において、それぞれの境界
の特徴が類似していないと判断された場合、ステップS
80において、縦方向境界線検出部34は、図示しない
内部メモリに保存されている画素(I,J)と画素
(I,J+1)との画素値の差の絶対値と、画素(I−
1,J−1)画素(I−1,J)との画素値の差の絶対
値を比較することにより、それぞれの画素間の境界の特
徴が類似しているか否かを判断する。ここで、ステップ
S80は、図18においてsで示される境界線が存在す
るか否かを判断していることにほかならない。
【0076】ステップS80において、それぞれの境界
の特徴が類似していると判断された場合、ステップS8
1において、縦方向境界線検出部34は、境界線情報を
prevlength〔J〕=length〔J−1〕,From=−1,Star
t=(I,J),To=1とする。そして処理は、ステップS
85に進む。
【0077】ステップS80において、それぞれの境界
の特徴が類似していないと判断された場合、ステップS
82において、縦方向境界線検出部34は、図示しない
内部メモリに保存されている画素(I,J)と画素
(I,J+1)との画素値の差の絶対値と、画素(I−
1,J+1)と画素(I−1,J+2) との画素値の差
の絶対値を比較することにより、それぞれの画素間の境
界の特徴が類似しているか否かを判断する。ここで、ス
テップS82は、図18においてtで示される境界線が
存在するか否かを判断していることにほかならない。
【0078】ステップS82において、それぞれの境界
の特徴が類似していると判断された場合、ステップS8
3において、縦方向境界線検出部34は、境界線情報を
prevlength〔J〕=length〔J+1〕,From=1,Start=
(I,J),To=−1とする。そして処理は、ステップS
85に進む。
【0079】ステップS82において、それぞれの境界
の特徴が類似していないと判断された場合、ここから境
界線が開始しているということであるので、ステップS
84において、縦方向境界線検出部34は、境界線情報
をprevlength〔J〕=1,From=0,Start=(I,J),
To=0とする。
【0080】ここで、境界線は、注目画素とその右隣の
画素の間(図18のpで示される場所)を通過してい
る、すなわち、行ごとで考えた場合は、ここから境界線
が開始されているのであるから、ステップS85におい
て、縦方向境界線検出部34は、Length〔J〕の値を1
とする。
【0081】縦方向境界線検出部34は、ステップS8
6において、境界線情報"Start,From,Plevlength
〔J〕,To"を、ひとつのデータの組として、縦方向境
界線情報メモリ35に書き込み、ステップS87におい
て、境界線特定用レジスタの値をJ=J+1とする。そ
して、処理は、ステップS74に戻り、それ以降の処理
が繰り返される。
【0082】ここでは、一つ前の境界線が、どれぐらい
の長さだけこの列にとどまっていたかを用いて、注目す
る境界線についての推測を行っている。この推測につい
ては、例えば、推測の精度を向上させるために、2つ前
までの境界線情報を用いて、2次式で近似するようにし
てもよい。
【0083】次に、図19のフローチャートを参照し
て、距離検出処理について説明する。
【0084】ステップS91において、画素値変換部3
6は、画素の縦方向座標を表すための距離検出用レジス
タの値をA=0とする。ステップS92において、画素
値変換部36は、距離検出用レジスタの値Aを参照し、
A=H−1であるか否か(すなわち、最後から2番目の行
の画素を注目画素とした処理が終了したか否か)を判断
する。
【0085】ステップS92において、A=H−1である
と判断された場合、処理が終了される。ステップS92
において、A=H−1ではないと判断された場合、ステッ
プS93において、画素値変換部36は、距離検出用レ
ジスタの値をB=0とする。
【0086】ステップS94において、画素値変換部3
6は、距離検出用レジスタの値Bを参照し、B=W−1
か否か(すなわち、その行の最後から2番目の画素を注
目画素とした処理が終了したか否か)を判断する。ステ
ップS94において、B=W−1であると判断された場
合、ステップS95において、画素値変換部36は、距
離検出用レジスタの値をA=A+1とする。そして処理
は、ステップS92に戻り、それ以降の処理が繰り返さ
れる。
【0087】ステップS94において、B=W−1では
ないと判断された場合、ステップS96において、画素
値変換部36は、横方向境界線情報メモリ33に記憶さ
れているstart(I,J)に、I=A,J≦B≦J+leng
th−1を満たすものがあるか否かを判断する。
【0088】ステップS96において、I=A,J≦B
≦J+length−1を満たすものがないと判断された場
合、処理はステップS98に進む。ステップS96にお
いて、I=A,J≦B≦J+length−1を満たすものがあ
ると判断された場合、ステップS97において、画素値
変換部36は、横方向境界線情報メモリ33に保存され
ている境界線情報を参照して、例えば、図20に示され
るような条件に基づいて、画素と境界線との距離を算出
する。
【0089】ステップS98において、画素値変換部3
6は、縦方向境界線情報メモリに記憶されているnoedge
(I,J)に、I=A,J=Bを満たすものがあるか否か
を判断する。
【0090】ステップS98において、I=A,J=Bを
満たすものがあると判断された場合、処理は、ステップ
S101に進む。ステップS98において、I=A,J=
Bを満たすものがないと判断された場合、ステップS9
9において、画素値変換部36は、縦方向境界線情報メ
モリに記憶されているstart(I,J)に、J=B,I≦
A≦I+length−1を満たすものがあるか否かを判断す
る。
【0091】ステップS99において、J=B,I≦A
≦I+length−1を満たすものがないと判断された場
合、処理は、ステップS101に進む。ステップS99
において、J=B,I≦A≦I+length−1を満たすも
のがあると判断された場合、ステップS100におい
て、画素値変換部36は、縦方向境界線情報メモリ35
に保存されている境界線情報を参照して、例えば、図2
0において、BをAに変更し、かつ、JをIに変更した
条件を用いることにより、画素と境界線の距離を算出す
る。ただし、縦方向の境界線特定処理は、図17を用い
て説明したように、推測を用いているため、距離の算出
結果が0未満の場合は距離を0とし、距離の算出結果が
1以上の場合は距離を1としなければならない。
【0092】ステップS101において、画素値変換部
36は、距離算出用レジスタの値をB=B+1とする。
そして処理は、ステップS94に進み、それ以降の処理
が繰り返される。
【0093】次に、図21のフローチャートを参照し
て、画素値変換処理について説明する。
【0094】ステップS111において、画素値変換部
36は、画素の縦方向座標を表すための画素値変換用レ
ジスタの値をI=0とする。ステップS112におい
て、画素値変換部36は、画素値変換用レジスタの値I
を参照し、I=H−1であるか否か(すなわち、最後から
2番目の行の画素を注目画素とした処理が終了したか否
か)を判断する。
【0095】ステップS112において、I=H−1であ
ると判断された場合、処理が終了される。ステップS1
12において、I=H−1ではないと判断された場合、ス
テップS113において、画素値変換部36は、画素値
変換用レジスタの値をJ=0とする。
【0096】ステップS114において、画素値変換部
36は、画素値変換用レジスタの値Jを参照し、J=W
−1か否か(すなわち、その行の最後から2番目の画素
を注目画素とした処理が終了したか否か)を判断する。
ステップS114において、J=W−1であると判断さ
れた場合、ステップS115において、画素値変換部3
6は、画素値変換用レジスタの値をI=I+1とする。そ
して処理は、ステップS112に戻り、それ以降の処理
が繰り返される。
【0097】ステップS114において、I=W−1で
はないと判断された場合、ステップS116において、
画素値変換部36は、横方向境界線情報メモリ33およ
び縦方向境界線情報メモリ35に記憶されている境界線
情報を参照して、注目画素(I,J)の周辺に境界線が
あるか否かを判断する。
【0098】ステップS116において、周辺に境界線
がないと判断された場合、処理は、ステップS118に
進む。ステップS116において、周辺に境界線がある
と判断された場合、ステップS117において、画素値
変換部36は、横方向境界線情報メモリ33および縦方
向境界線情報メモリ35に記憶されている境界線情報を
参照して、左右の少なくとも片側に境界線があり、か
つ、上下の少なくとも片側に境界線があるか否かを判断
する。
【0099】ステップS116において、周辺に境界線
がないと判断された場合、および、ステップS117に
おいて、左右の少なくとも片側に境界線があり、かつ、
上下の少なくとも片側に境界線があると判断された場合
は、その注目画素の周辺に境界線がないか、あっても、複
雑に入り組んだ部分であり、そのままの画素値で注目画
素を出力しても、出力画像に何ら影響を与えないため、ス
テップS118において、画素値変換部36は、図9の
ステップS8において読み込んだ画素(I、J)をその
まま出力する。
【0100】ステップS117において、左右のどちら
にも境界線がない、もしくは上下のどちらにも境界線が
ないと判断された場合は、ステップS119において、
画素値変換部36は、左右の少なくとも片側に境界線が
あり、かつ、上下のいずれにも境界線がないか否かを判
断する。
【0101】ステップS119において、左右の少なく
とも片側に境界線があり、かつ、上下のいずれにも境界
線がない状態ではないと判断された場合、注目画素は、
左右のいずれにも境界線がなく、上下のいずれかに境界
線があるので、ステップS120において、図22を用
いて後述する画素値算出処理1を実行し、その後、処理
はステップS122に進む。
【0102】ステップS119において、左右の少なく
とも片側に境界線があり、かつ、上下のいずれにも境界
線がないと判断された場合、ステップS121におい
て、画素値変換部36は、図23を用いて後述する画素
値算出処理2を実行し、その後、処理はステップS12
2に進む。
【0103】画素値変換部36は、ステップS122に
おいて、ステップS120もしくはステップS121に
おいて変換された画素値を出力し、ステップS123に
おいて、画素値変換用レジスタの値をJ=J+1とす
る。そして処理はステップS114に戻り、それ以降の
処理が繰り返される。
【0104】次に、図22のフローチャートを参照し
て、図21のステップS120における、画素値算出処
理1について説明する。ここでは、BlendAおよびBlendB
という値を用いて、画素値に対する重み付けを行う。
【0105】ステップS131において、画素値変換部
36は、(I,J)と(I,J+1)の間に境界線が存
在するか否かを判断する。
【0106】ステップS131において、(I,J)と
(I,J+1)の間に境界線が存在しないと判断された
場合、(I,J)と(I,J−1)の間に境界線が存在
しているということであり、処理は、ステップS134
に進む。ステップS131において、(I,J)と
(I,J+1)の間に境界線が存在すると判断された場
合、ステップS132において、画素値変換部36は、
図19を用いて説明した、距離検出処理の結果を参照
し、境界線は、(I,J)のほうに近いか否かを判断す
る。
【0107】ステップS132において、境界線が
(I,J)から遠いと判断された場合、処理は、ステッ
プS134に進む。ステップS132において、境界線
が(I,J)に近いと判断された場合、ステップS13
3において、画素値変換部36は、BlendA=2×
((I,J)から境界線までの距離÷(画素間の距離)
とする。
【0108】ステップS131において、(I,J)と
(I,J+1)の間に境界線が存在しないと判断された
場合、およびステップS132において、境界線が
(I,J)から遠いと判断された場合、ステップS13
4において、画素値変換部36は、BlendA=1とする。
【0109】ステップS135において、画素値変換部
36は、(I,J)と(I,J−1)の間の境界線は、
(I,J)に近いか否かを判断する。ステップS135
において、境界線が(I,J)から遠いと判断された場
合、ステップS136において、画素値変換部36は、
BlendB=1とする。ステップS135において、境界線
が(I,J)に近いと判断された場合、ステップS13
7において、画素値変換部36は、BlendB=2×
((I,J)から境界線までの距離÷(画素間の距離)
とする。
【0110】ステップS138において、画素値変換部
36は、出力画素={〔入力された(I,J)の画素値×
(BlendA+BlendB)〕+〔入力された(I,J−1)の
画素値×(1−BlendA)〕+〔入力された(I,J+
1)の画素値×(1−BlendB)〕}÷2とし、処理は、
図21のステップS122に進む。
【0111】次に、図23のフローチャートを参照し
て、図21のステップS121における、画素値算出処
理2について説明する。ここでも、BlendAおよびBlendB
という値を用いて、画素値に対する重み付けを行う。
【0112】ステップS141において、画素値変換部
36は、(I,J)と(I−1,J)の間に境界線が存
在するか否かを判断する。
【0113】ステップS141において、(I,J)と
(I−1,J)の間に境界線が存在しないと判断された
場合、(I,J)と(I+1,J)の間に境界線が存在
するということであり、処理は、ステップS144に進
む。ステップS141において、(I,J)と(I−
1,J)の間に境界線が存在すると判断された場合、ス
テップS142において、画素値変換部36は、図19
を用いて説明した、距離検出処理の結果を参照し、境界
線は、(I,J)のほうに近いか否かを判断する。
【0114】ステップS142において、境界線が
(I,J)から遠いと判断された場合、処理は、ステッ
プS144に進む。ステップS142において、境界線
が(I,J)に近いと判断された場合、ステップS14
3において、画素値変換部36は、BlendA=2×
((I,J)から境界線までの距離÷(画素間の距離)
とする。
【0115】ステップS141において、(I,J)と
(I−1,J)の間に境界線が存在しないと判断された
場合、およびステップS142において、境界線が
(I,J)から遠いと判断された場合、ステップS14
4において、画素値変換部36は、BlendA=1とする。
【0116】ステップS145において、画素値変換部
36は、(I,J)と(I+1,J)の間の境界線は、
(I,J)に近いか否かを判断する。ステップS145
において、境界線が(I,J)から遠いと判断された場
合、ステップS146において、画素値変換部36は、
BlendB=1とする。ステップS145において、境界線
が(I,J)に近いと判断された場合、ステップS14
7において、画素値変換部36は、BlendB=2×
((I,J)から境界線までの距離÷(画素間の距離)
とする。
【0117】ステップS148において、画素値変換部
36は、出力画素={〔入力された(I,J)の画素値×
(BlendA+BlendB)〕+〔入力された(I−1,J)の
画素値×(1−BlendA)〕+〔入力された(I+1,
J)の画素値×(1−BlendB)〕}÷2とし、処理は、
図21のステップS122に進む。
【0118】図5を用いて説明したように、注目する画
素(I,J)を中心とする、一辺が表示画像の画素間の
距離αと等しい正方形4の内部の画素値の平均値を求め
て、その値を表示画像の画素値とすれば、ジャギーは除
去されるのであるが、正方形4の内部の注目画素の位置
に従った、白と黒との画素値の重み付けを求める処理
が、図23のステップS143およびステップS14
6、もしくは、ステップS144およびステップS14
7に対応する。そして、正方形4の内部の画素値の平均
値を求める処理が、ステップS148に対応する。な
お、図23のフローチャートからもわかるように、画素
値の変更を行うべきではない場合(例えば、境界線が画
素間の中央を通過している場合)は、BlendAおよびBle
ndBの値は1となるため、ステップS148において、
実質的には画素値の変更は行われない。
【0119】以上の処理により、入力された画素の画素
値は、表示した際にジャギーが起こらないように変換さ
れ、出力される。この例においては、注目画素と、境界
線との距離によって重み付けを行ったが、これ以外の要
素によって重み付けを行うようにしてもよい。
【0120】なお、これらの処理は、例えば、縦方向の
出力画素数を、入力画素数に対して2倍にすることによ
り、インターレース画像(奇数行のみ走査された画像)
から、プログレッシブ画像(全ての行を走査された画
像)を生成する場合に適応することもできる。
【0121】出力画素の間隔は、図24(A)に示され
るように、横方向は入力画素と等しく、縦方向は入力画
素の半分となる。プログレッシブ画像の出力のために、
新たに作成される画素の画素値は、新たに作成される画
像の近辺に境界線がない場合(図24(A)の場合)、
新たに作成される画素の真上の画素と真下の画素の画素
値の平均値となる。
【0122】入力画素の画素間の距離をαとして、新た
に作成される画素に対して、縦方向にα/4以下の距
離、もしくは横方向にα/2以下の距離内(すなわち、
新たに作成される画素を中心とした、縦α/2、横αの
長方形の範囲内)に境界線がある場合について、図24
(B)を用いて説明する。
【0123】例えば、図24(B)のように、新たに作
成される画素の近辺に、横方向の境界線がある場合、
(I−1,J)と(I,J)との間に新たに作成される
画素の画素値は、真上の画素(I−1,J)と真下の画
素(I,J)の画素値に対して、境界線1と出力画素と
の距離に応じて重み付けして演算することによって求め
られる。すなわち、(I−1,J)と(I,J)との間
に新たに作成される画素の画素値は、図中のβとβ´の
比で、白の画素と黒の画素が重み付けされる。新たに作
成される画素の近辺に、縦方向の境界線がある場合にお
いても同様である。
【0124】このようにして求められるプログレッシブ
画像の例を図25に示す。境界線近辺の画素は、画素と
境界線の距離に応じた重み付けがなされたグレーの画素
として出力される。従って、プログレッシブ画像のジャ
ギーを除去することができる。
【0125】上述した一連の処理を実行するソフトウェ
アは、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用
のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、また
は、各種のプログラムをインストールすることで、各種
の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナ
ルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされ
る。
【0126】この記録媒体は、図6に示すように、コン
ピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するため
に配布される、プログラムが記録されている磁気ディス
ク21(フロッピー(登録商標)ディスクを含む)、光
ディスク22(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memor
y),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気デ
ィスク23(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導
体メモリ24などよりなるパッケージメディアなどによ
り構成される。
【0127】また、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0128】
【発明の効果】請求項1に記載の境界線検出装置、請求
項4に記載の境界線検出方法、請求項5に記載の記録媒
体によれば、入力された複数の画素を保存し、保存され
ている画素の画素値の差分を算出し、画素値の差分か
ら、境界の有無を検出し、画素値の差分、および境界の
有無の情報を基に、境界線の情報を作成するようにした
ので、サンプリングレートを増やすことなく、簡単な構
成で境界線を検出することができる。
【0129】請求項6に記載の画像処理装置、請求項7
に記載の画像処理方法、請求項8に記載の記録媒体にお
いては、入力された複数の画素を保存し、画素に隣接す
る境界線の有無を検出し、画素に対する境界線の位置を
算出し、算出された位置に従って、画素の画素値に対し
て重み付けを実行し、重み付けが施された画素を出力す
るようにしたので、サンプリングレートを増やすことな
く、より簡単な構成でジャギーを除去することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】浮動小数点演算により計算された画像の例を示
す図である。
【図2】各画素と境界線の位置関係を説明するための図
である。
【図3】ジャギーを説明するための図である。
【図4】ジャギーを除去するために好ましい出力画素を
説明するための図である。
【図5】ボックスフィルタを説明するための図である。
【図6】画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図7】画像処理部の構成を示すブロック図である。
【図8】注目画素に対する境界線検出行および境界線情
報を説明するための図である。
【図9】境界線検出処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図10】横境界線特定処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図11】横境界線特定処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図12】注目画素と境界線の関係を説明するための図
である。
【図13】注目画素と境界線の関係を説明するための図
である。
【図14】注目画素と境界線の関係を説明するための図
である。
【図15】注目画素と境界線の関係を説明するための図
である。
【図16】注目画素と境界線の関係を説明するための図
である。
【図17】縦境界線特定処理について説明するためのフ
ローチャートである。
【図18】注目画素と境界線の関係を説明するための図
である。
【図19】距離検出処理について説明するためのフロー
チャートである。
【図20】距離算出の条件と計算式を説明するための図
である。
【図21】境界線検出処理について説明するためのフロ
ーチャートである。
【図22】図21の画素値算出処理1について説明する
ためのフローチャートである。
【図23】図21の画素値算出処理2について説明する
ためのフローチャートである。
【図24】インターレース画像からプログレッシブ画像
を生成する処理について説明するための図である。
【図25】インターレース画像からプログレッシブ画像
を生成する処理について説明するための図である。
【符号の説明】
11 制御部, 18 モニタ, 25 画像処理部,
31 メモリ, 32 横方向境界線検出部, 33
横方向境界線情報メモリ, 34 縦方向境界線検出
部, 35 縦方向境界線情報メモリ, 36 画素値
変換部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された複数の画素の保存を制御する
    保存制御手段と、 前記保存制御手段により保存が制御された前記画素の画
    素値の差分を算出する算出手段と、 前記算出手段により算出された前記画素値の差分から、
    境界の有無を検出する検出手段と、 前記算出手段により算出された前記画素値の差分、およ
    び前記検出手段により検出された境界の有無の情報を基
    に、境界線の情報を作成する作成手段とを備えることを
    特徴とする境界線検出装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、所定の閾値と、前記算
    出手段により算出された前記画素値の差分を比較するこ
    とにより、境界の有無を検出することを特徴とする請求
    項1に記載の境界線検出装置。
  3. 【請求項3】 前記作成手段により作成される前記境界
    線の情報は、前記境界線の長さ、前記境界線の方向、お
    よび前記境界線の始点と終点を含むことを特徴とする請
    求項1に記載の境界線検出装置。
  4. 【請求項4】 入力された複数の画素の保存を制御する
    保存制御ステップと、 前記保存制御ステップの処理により保存が制御された前
    記画素の画素値の差分を算出する算出ステップと、 前記算出ステップの処理により算出された前記画素値の
    差分から、境界の有無を検出する検出ステップと、 前記算出ステップの処理により算出された前記画素値の
    差分、および前記検出ステップの処理により検出された
    境界の有無の情報を基に、境界線の情報を作成する作成
    ステップとを含むことを特徴とする境界線検出方法。
  5. 【請求項5】 入力された複数の画素の保存を制御する
    保存制御ステップと、 前記保存制御ステップの処理により保存が制御された前
    記画素の画素値の差分を算出する算出ステップと、 前記算出ステップの処理により算出された前記画素値の
    差分から、境界の有無を検出する検出ステップと、 前記算出ステップの処理により算出された前記画素値の
    差分、および前記検出ステップの処理により検出された
    境界の有無の情報を基に、境界線の情報を作成する作成
    ステップとを含むことを特徴とするコンピュータが読み
    取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  6. 【請求項6】 入力された複数の画素の保存を制御する
    保存制御手段と、 前記保存制御手段により保存が制御された前記画素に隣
    接する境界線の有無を検出する検出手段と、 前記保存制御手段により保存が制御された前記画素に対
    する境界線の位置を算出する位置算出手段と、 前記位置算出手段により算出された位置に従って、前記
    画素の画素値に対して重み付けを行う重み付け手段と、 前記重み付け手段により重み付けが施された前記画素を
    出力する出力手段とを備えることを特徴とする画像処理
    装置。
  7. 【請求項7】 入力された複数の画素の保存を制御する
    保存制御ステップと、 前記保存制御ステップの処理により保存が制御された前
    記画素に隣接する境界線の有無を検出する検出ステップ
    と、 前記保存制御ステップの処理により保存が制御された前
    記画素に対する境界線の位置を算出する位置算出ステッ
    プと、 前記位置算出ステップの処理により算出された位置に従
    って、前記画素の画素値に対して重み付けを行う重み付
    けステップと、 前記重み付けステップの処理により重み付けが施された
    前記画素を出力する出力ステップとを含むことを特徴と
    する画像処理方法。
  8. 【請求項8】 入力された複数の画素の保存を制御する
    保存制御ステップと、 前記保存制御ステップの処理により保存が制御された前
    記画素に隣接する境界線の有無を検出する検出ステップ
    と、 前記保存制御ステップの処理により保存が制御された前
    記画素に対する境界線の位置を算出する位置算出ステッ
    プと、 前記位置算出ステップの処理により算出された位置に従
    って、前記画素の画素値に対して重み付けを行う重み付
    けステップと、 前記重み付けステップの処理により重み付けが施された
    前記画素を出力する出力ステップとを含むことを特徴と
    するコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録さ
    れている記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100818988B1 (ko) 2006-09-05 2008-04-04 삼성전자주식회사 영상신호 처리 방법 및 장치

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