JP2001235911A - 画像形成装置、トナー付着量検出手段 - Google Patents

画像形成装置、トナー付着量検出手段

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JP2001235911A JP2000047652A JP2000047652A JP2001235911A JP 2001235911 A JP2001235911 A JP 2001235911A JP 2000047652 A JP2000047652 A JP 2000047652A JP 2000047652 A JP2000047652 A JP 2000047652A JP 2001235911 A JP2001235911 A JP 2001235911A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体の表面に光を照射する発光手段と、
この発光手段が照射した光の反射光を受光する受光手段
と、この受光手段の出力から前記像担持体上のトナー付
着量を検出する手段を備えたトナー付着量検出手段にお
いて、トナーの劣化に起因するトナー付着量の検出誤差
による画質の低下を防止する。 【解決手段】 トナー付着量検出手段102によりトナ
ーの劣化状態に応じてトナー付着量を補正することとし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体上のトナ
ー付着量を検出するトナー付着量検出手段及びこのトナ
ー付着量検出手段を具備した各種プリンタ、複写機、フ
ァクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にカラー画像形成装置では、像担持
体表面に色の異なるトナー画像をそれぞれ形成し、その
トナー像を中間転写体上の同一位置に重ね転写し、さら
に、この中間転写体上のトナー像を転写紙に転写してい
る。
【0003】転写紙上の画像濃度を常に一定で良好な状
態に保つためには、像担持体表面のトナー付着量を安定
させる必要があり、そのため像担持体表面のトナー付着
量を反射型トナー濃度センサにより検知し、この検知結
果に基き、トナー付着量を制御することが知られてい
る。
【0004】最近ではカラートナーの付着量をより正確
に検知するため、拡散反射光光量を測定するものが、例
えば特開平5−249787号公報に提案されている。
カラートナーに赤外光を当てると拡散反射光を生じる。
拡散反射光光量はトナー付着量に応じて増加す特性を示
すため、低付着量から高付着量まで感度よく測定するこ
とができる。
【0005】上記の様なフルカラー画像形成装置の中に
は、像担持体としての感光体上ではなく像担持体として
の中間転写体上でトナー付着量検知を行うものも提案さ
れている。
【0006】一般的に反射型トナー付着量センサの場
合、センサによるバラツキや温度湿度などによる出力変
化を校正してやれば、同じトナーのトナー付着量とセン
サ出力の関係は常に同じであると考えられてきた。
【0007】しかし、実際には経時的なトナーの劣化、
例えば、特性値の変化、主に粒形、微粉粗分含有量、円
形度などの変化により徐々に、トナー付着量とセンサ出
力の関係が変化し、経時的に正確なトナー付着量を検出
することができなくなり、トナー付着量制御にズレが生
じて、濃度バランスのくずれた異常画像が生じている。
特にこの傾向は微妙な色合いが画質を左右するカラー画
像形成装置において顕著である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、経
時的に正確なトナー付着量を検出することができるトナ
ー付着量検出手段及び画像形成装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、以下の構成とした。 (1).像担持体の表面に光を照射する発光手段と、こ
の発光手段が照射した光の反射光を受光する受光手段
と、この受光手段の出力から前記像担持体上のトナー付
着量を検出する手段を備えたトナー付着量検出手段にお
いて、トナーの劣化状態に応じて前記トナー付着量を補
正することとした(請求項1)。 (2).(1)記載のトナー付着量検出手段において、
前記トナーの劣化状態を、前記像担持体に対する作像回
数から判断することとした(請求項2)。 (3).(1)記載のトナー付着量検出手段において、
前記トナーの劣化状態を、前記像担持体に作像した画像
データの画素数の累積値より判断することとした(請求
項3)。 (4).(1)記載のトナー付着量検出手段において、
前記トナーの劣化状態を、トナーエンド検知センサ出力
により判断することとした(請求項4)。 (5).少なくとも帯電、露光、現像の各手段による帯
電、露光、現像の各プロセスを経て像担持体上にトナー
像を形成する画像形成装置において、請求項1ないし4
記載のトナー付着量検出手段により補正されたトナー付
着量に基いて、画像濃度に関わる制御値を変えることと
した(請求項5)。 (6).(5)記載の画像形成装置において、前記画像
濃度に関わる制御値が前記帯電手段による感光体の帯電
電位、前記露光手段による露光光量、前記現像手段によ
る現像バイアスのうち、少なくとも1つの制御値とした
(請求項6)。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例であるカラー画
像形成装置を図1により説明する。図1において、符号
1は像担持体たる可撓性のベルト状をした感光体を示
す。感光体1は支持用のローラ2、3間に張設されてい
て、ローラ2の回転駆動により図中矢印Aの向き(時計
まわりの向き)に回転し搬送される。符号4は、感光体
1の表面を均一に帯電する帯電手段たる帯電チャージャ
を示す。なお、帯電チャージャに代えて帯電ローラが設
けられることもある。
【0011】符号5は静電潜像を形成する露光手段とし
てのレーザーによる光走査装置を示し、符号6は後述す
るイエロー、マゼンタ、シアン、黒、の現像剤(トナ
ー)を感光体1に供給する現像手段としてのカラー現像
装置を示す。このカラー現像装置6は、回転式のいわゆ
るリボルバータイプであり、イエロートナーで現像する
現像器6Y、シアントナーで現像する現像器6C、イエ
ロートナーで現像する現像器6Y、黒トナーで現像する
現像器6Kを中心軸のまわりに備えている。
【0012】各現像器6Y、6M、6C、6Kには、ト
ナーが不足してきたときにこれを電気的(磁気的)に検
知するトナーエンド検知センサが設けられていて、二成
分現像剤の場合、キャリアに対するトナーの比率をトナ
ーエンド検知センサとしての透磁率センサにより検知す
ることができるようになっている。
【0013】各現像器6Y、6M、6C、6Kには、そ
れぞれに対応する色のトナーを補充するトナーボトルか
らトナーを補充することができるようになっている。ト
ナーエンドセンサが、トナー不足を検知すると警告が出
され、この警告に従って、トナーボトルを交換するなど
してトナーの補充がなされる。
【0014】また、各現像器6Y、6M、6C、6Kの
現像ローラと感光体1間には、図示しないバイアス手段
によりバイアス電圧(現像バイアス)を印加することが
できるようになっている。このバイアス電圧は可変であ
る。
【0015】符号10は中間転写体として構成された像
担持体としての中間転写ベルトを示す。この中間転写ベ
ルト10は支持ローラ11、12の間に張設されてい
て、回ローラ11の回転駆動により矢印Bの向き(反時
計まわりの向き)に回転、搬送される。
【0016】感光体1と中間転写ベルト10は、感光体
1を支持するローラ3の部位で接触している。この接触
部の中間転写ベルト10側には、導電性を有するバイア
スローラ13が中間転写ベルト10裏面に所定の条件で
接触している。
【0017】このカラー画像形成装置の画像形成動作に
ついて説明する。図1において、感光体1は帯電チャー
ジャ4により一様に帯電された後、光走査装置5によ
り、画像情報に基づき走査露光されて表面に静電潜像が
形成される。ここで、露光する画像情報は所望のフルカ
ラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ、及び黒の色情
報に分解した単色の画像情報であり、この画像情報によ
り半導体レーザー(図示せず)で発生されたレーザービ
ームLbは、図示省略の光学装置により走査、及び光路
調整されて感光体1を走査させられて、静電潜像が担持
される。
【0018】ここで形成された静電潜像は、カラー現像
装置6により所定のイエロー、シアン、マゼンタ、及び
黒トナーで各々単色現像され、感光体1上に各々の色の
画像が順次形成される。
【0019】図中矢印A方向に回転する感光体1上に形
成された各単色画像は、感光体1と同期して図中矢印B
方向に回転する中間転写ベルト10上に、イエロー、シ
アン、マゼンタ、及び黒の単色毎に、バイアスローラ1
3に印加された所定の転写バイアスにより順次重ね転写
される。
【0020】中間転写ベルト10上に重ね合わされたイ
エロー、シアン、マゼンタ、及び黒の画像は、給紙カセ
ットからなる給紙台17から給紙ローラ18、搬送ロー
ラ対19a、19b、レジストローラ対20a、20b
を経て転写ローラ14転写ローラ14が配置された転写
部で、転写紙17a上に一括転写される。
【0021】転写終了後、転写紙17aは定着装置80
により定着されて、フルカラー画像が完成し、排紙ロー
ラ対81a、81bを経て排紙スタック部82に排出さ
れる。
【0022】符号15は、感光体1に常時当接し、感光
体1上のトナーをクリーニングするクリーニングブレー
ドを含むクリーニング装置を示し、符号15cは廃棄ト
ナー回収容器を示す。
【0023】符号16は、中間転写ベルト10のクリー
ニング装置を示す。このクリーニング装置16のクリー
ニングブレード16aは、画像形成動作中には中間転写
ベルト10表面から離間した位置に保持され、形成像が
上述の転写紙17a上に転写された後に中間転写ベルト
10表面に当接される。
【0024】中間転写ベルト10上よりクリーニングブ
レード16aによって掻き取られた廃棄トナーは、クリ
ーニング装置16内に設けられたオーガ16bにより、
図面手前方向に搬送され、さらにプロセスカートリッジ
31手前側面に設けられた、図示を省略した搬送部によ
り廃棄トナー回収用器15cに搬送される。所定量以上
の廃棄トナーが廃棄トナー回収用器15c内に収容され
た時点でプロセスカートリッジ31に対し廃棄トナー回
収用器15cを交換することより、プロセスカートリッ
ジ31の長寿命化が図られる。
【0025】感光体、帯電チャージャ4、中間転写ベル
ト10、クリーニング装置15、16は、プロセスカー
トリッジ31と一体的に構成され、廃棄トナー回収用器
15cは、プロセスカートリッジ31に対して交換可能
に組み込まれている。プロセスカートリッジ31のレジ
ストローラ20b側のケース外装部分は、用紙搬送ガイ
ドとしての機能も備えている。
【0026】符号100は中間転写ベルト10上のトナ
ー付着量を検出するためのトナー付着量センサを示す。
本例のトナー付着量センサ100は、図2に示すよう
に、中間転写ベルト10の表面に光を照射する発光手段
として赤外発光ダイオード100Aと、この赤外発光ダ
イオード100Aが照射した光の拡散反射光を受光する
受光手段としてフォトダイオード100Bからなる。
【0027】図3に示すように、感光体1上に作像され
たトナー付着量検出用パッチが、感光体1と中間転写ベ
ルト10の接触する位置で中間転写ベルト上に転写さ
れ、中間転写ベルト10上に付着してトナーパッチ18
が中間転写ベルト10上に形成される。このトナーパッ
チ18は中間転写ベルト10に対向して取り付けられた
トナー付着量センサ100により検出される。
【0028】図2において、フォトダイオード100B
は受光量に応じた電圧を出力する構成となっており、赤
外発光ダイオード100Aが照射したトナーパッチ18
の拡散反射光をフォトダイオード100Bが受光し、光
電変換された出力信号が制御手段101に入力されるよ
うになっている。
【0029】フォトダイオード100Bの出力を入力し
たCPU内蔵の制御手段101は、演算により中間転写
ベルト10上のトナー付着量を検出し、トナー付着量が
狙いの量からずれていれば、当該画像形成装置における
画像濃度に関わる制御値を変更して上記ずれの量がせば
まるように制御する。
【0030】画像濃度に関わる制御値としては、帯電チ
ャージャ4による感光体1の帯電電圧、光走査装置5に
よる露光光量、現像器6Y、6M、6C、6Kにおける
現像バイアスを挙げることができ、これらのうち、少な
くとも1つの制御値を変えて画像濃度を調節することが
できる。これらトナー付着量検出センサ100と前記制
御手段101とにより、トナー付着量検出手段102が
構成されている。
【0031】パッチ18の面積は光走査装置5による露
光面積で決まり、一定の大きさの既知の値である。よっ
て、パッチ18当たりのトナー付着量から単位面積当た
りのトナー付着量M/Aを実測することができ、その付
着量でのトナー付着量センサ100の出力電圧Vsも実
測できる。
【0032】図4は単位面積当たりの付着量M/Aとト
ナー付着量センサ出力電圧Vsの関係を示したものであ
る。図中破線は初期トナーにおける出力電圧値であり、
実線は同じトナーで経時劣化したものについての出力電
圧値である。
【0033】単位面積当たりの付着量M/Aを等しくし
て、経時劣化したトナーと初期トナーの各出力電圧Vs
を比較した場合、経時劣化したトナーの方が初期トナー
よりも出力電圧Vsが低い傾向を示す。
【0034】これは、現像器内6Y、6C、6M、6K
をトナーが循環している間に、経時的にトナーの形が変
化(一般的に角が取れて丸くなる)し、また微粉、粗分
などの量が増えることにより拡散反射光光量が低下して
しまうためと考えられる。
【0035】このように、初期トナーと劣化トナーとで
拡散反射光光量に差があるにも関わらず、初期トナーに
おける単位面積当たりの付着量M/Aと出力電圧Vsの
関係だけにより、画像濃度に関わる制御値を変更しよう
とする場合、劣化トナーでは出力電圧Vsが狙いの制御
値よりも小さいと判断するのであるから、経時的に画像
の濃度は濃くなる傾向に制御されてしまい、実際とのず
れが生じてしまう。
【0036】出力電圧Vsについて新規トナーに対する
劣化の程度による出力電圧Vsのずれ量を把握できる。
従って、トナーの劣化の程度を判断することにより、画
像濃度に関わる制御値を変更する補正をすることができ
る。
【0037】トナーの劣化程度を判断する指標としては
次のものがある。 例1:トナーの劣化状態を作像数カウント値で判断する
例 ケース1:トナー付着量検出手段において、トナーの劣
化状態を、像担持体に対する作像回数から判断する。図
1に示した画像形成装置の例では、像担持体としての中
間転写ベルト10に対するカラー現像装置6による現像
回数を作像回数としてトナーの劣化の状態を判断するこ
とができる。ここで、劣化の状態とは、トナー付着量検
出手段102による検出結果に影響がでるような劣化の
程度という意味である。
【0038】各現像器6Y、6M、6C、6Kにおける
使用回数がカウントされるようにしておき、これらの各
カウンターの累積値を以って作像数カウント値として、
この作像数カウント値からトナーの劣化の程度を判断す
る。この場合、トナーの劣化の程度を判断するのである
から、各現像器6Y、6M、6C、6Kにおいて、各ト
ナーボトルの補充があったときには各カウンタ値をクリ
アし、このクリア時点からの累積カウント数に応じてト
ナーの劣化の状態を判断する。
【0039】プロセスコントロール時、それまでの作像
数カウンタ値をnとすると、このnの値に応じて図2に
示した制御手段101における演算の演算式を変えるこ
とで出力電圧Vsに応じた、劣化による誤差を含まない
トナー付着量を求めることができ、このトナー付着量デ
ータから、カラー画像形成において色バランスが良好な
最適なトナー付着量となし得る最適な感光体の帯電電
位、最適な露光光量、最適な現像バイアスなどを制御す
ることができる。
【0040】例えば、予め、作像数カウント値に応じた
劣化の状態(程度)を調べておき、その作像数カウント
値に応じた、劣化による誤差を補正したトナーの付着量
を求める演算式を用意しておく。その上で作像数カウン
ト値に応じトナーの付着量を求める演算式を使い分け
て、劣化による誤差を補正したトナーの付着量を求め、
このトナーの付着量に基いて、画像濃度に関わる制御値
を変える。
【0041】図5により、制御手段101による制御の
例を説明する。制御手段101には現在の作像数カウン
ト値nが入力されるようになっている。また、予め、作
像数カウント値nがA<n≦Bのときには付着量演算式
1、作像数カウント値nがB<n≦Cのときには付着量
演算式2、作像数カウント値nがC<n≦Dのときには
付着量演算式3、作像数カウント値nがn>Dのときに
は付着量演算式4を用いるように、それぞれの劣化の程
度に応じて、劣化による誤差を補正したトナーの付着量
を求めるための付着量演算式が定められている。
【0042】このような前提のもとで、トナー付着量に
関するプロセスコントロールがスタートすると、例え
ば、イエロートナーについて、ステップP1では図3で
説明したようなトナーパッチ18が作られる。ステップ
P2ではトナー付着量センサ100によりトナーパッチ
18を検知し、この出力Vsが図2の制御手段101に
入力される。
【0043】ステップP3では、現在の作像数カウント
値nがA<n≦Bにあるかどうかを判断し、「イエス」
ならステップP4に進み付着量演算式1を用いて劣化に
よる誤差を補正したトナーの付着量を求める。「ノウ」
ならステップP5に進む。
【0044】ステップP5では、現在の作像数カウント
値nがB<n≦Cであるかどうかを判断し、「イエス」
ならステップP6に進み付着量演算式2を用いて劣化に
よる誤差を補正したトナーの付着量を求める。「ノウ」
ならステップP7に進む。
【0045】ステップP7では、現在の作像数カウント
値nがC<n≦Dであるかどうかを判断し、「イエス」
ならステップP8に進み付着量演算式3を用いて劣化に
よる誤差を補正したトナーの付着量を求める。「ノウ」
ならステップP9に進む。ステップP9では、現在の作
像数カウント値nがn<Dであり、付着量演算式4を用
いて劣化による誤差を補正したトナーの付着量を求め
る。
【0046】このように、作像数カウント値nの値に応
じて演算式を変えることで、トナーの劣化による誤差を
含まないトナー付着量を求めることができ、そのトナー
付着量データから、ステップP10において、画像濃度
に関わる制御値、例えば、帯電手段による感光体の帯電
電位(帯電ローラでは帯電電圧、帯電チャージャによる
帯電ではグリッドのバイアス)、露光手段による露光光
量(発光源としてのレーザーダイオードLDの光量)、
現像手段による現像バイアスのうち、少なくとも1つの
制御値を変えて、イエロートナーについて他の色とのカ
ラーバランスのとれた最適なトナー付着量に制御するこ
とができる。
【0047】他のシアン、マゼンタ、イエロー、黒につ
いても同様とする。 ケース2:ケース1のように、作像数カウント値nの値
に応じて付着量演算式を使い分けるのでなく、作像数カ
ウント値nを直接付着量演算式に当てはめて劣化による
トナー付着量の誤差を補正したトナーの付着量を求める
こともできる。この場合には、例1の場合と比べて、演
算式が複雑となり、演算も込み入ったものとなるがより
詳細な結果が得られる。
【0048】この制御も図2における制御手段101に
より行なうものとして制御の例を図6により説明する。
制御手段101には現在の作像数カウント値nが入力さ
れるようになっている。また、制御手段101には、予
め作像数カウント値nを用いた付着量の演算式がプログ
ラムされている。ここで、作像数カウント値nでのトナ
ー付着量Mの演算式は、M=f(Vs)×f(n)で示
される。但し、f(Vs)は出力電圧Vsの関数式で出
力電圧Vsから直接トナー付着量を求めるいわば基本式
であり、f(n)は作像数カウント値nの関数式でトナ
ーの劣化の状態に応じて補正されるいわば補正式であ
る。
【0049】図6において、トナー付着量に関するプロ
セスコントロールがスタートすると、例えば、イエロー
トナーについて、ステップPP1では図3で説明したよ
うなトナーパッチ18が作られる。ステップPP2では
トナー付着量センサ100によりトナーパッチ18を検
知し、この出力Vsが図2の制御手段101に入力され
る。
【0050】ステップPP3では、現在の作像数カウン
ト値nと、現在の出力電圧Vsとが、M=f(Vs)×
f(n)の式に入れられてトナー付着量Mが演算され
る。こうして、劣化による誤差を補正したトナーの付着
量が求められる。
【0051】このように、作像数カウント値nの値に応
じた、トナーの劣化による誤差を含まないトナー付着量
を求めることができ、そのトナー付着量データから、ス
テップPP4において、画像濃度に関わる制御値、例え
ば、帯電手段による感光体の帯電電位(帯電ローラでは
帯電電圧、帯電チャージャによる帯電ではグリッドのバ
イアス)、露光手段による露光光量(発光源としてのレ
ーザーダイオードLDの光量)、現像手段による現像バ
イアスのうち、少なくとも1つの制御値を変えて、イエ
ロートナーについて他の色とのカラーバランスのとれた
最適なトナー付着量に制御することができる。他のシア
ン、マゼンタ、イエロー、黒についても同様とする。
【0052】本例1の場合には、像担持体に対する作像
回数という間接的なデータからトナーの劣化状態を判断
するのであるから、精密とはいえないが、作像回数のデ
ータとしてプリント回数のデータを利用するなど、比較
的簡単に実施できる利点がある。 例2:トナーの劣化状態を像担持体に作像した画像デー
タの画素数の累積値より判断する例 トナーの劣化は前記した作像数カウンタ値n以外でも、
現像器内6Y、6C、6M、6Kをトナーが循環するこ
とにより、経時的にトナーの形が変化することにより生
ずる。現像器内のトナーの循環は現像器の作動量と関連
している。現像器の作動量は、作像されたデータの画素
数の累積値と関連している。
【0053】作像されたデータの画素数の累積値から現
像器におけるトナー残量を把握することができ、トナー
残量が少ないことは現像器の作動量が大きいことを意味
する。従って、作像されたデータの画素数の累積値か
ら、トナーの劣化状態をより確実に予想できる。
【0054】ここで画素数とは、例えば600×600 dot/
inchの場合、A4サイズで約34.8Mdotの画素数である。
このとき、1画素当たりのトナー量が10ngだとすれば、
A4、5%チャートを1000枚出力すると、17.4gのトナ
ーを消費したことが分かる。これにより、このトナー消
費量に相当するトナーの劣化の状態を、作像数カウンタ
値nの代りに、作像されたデータの画素数の累積値を使
って把握し、これに基き、画像濃度に関わる制御値を変
えることもできる。
【0055】具体的な手法は、例1において図5、図6
で説明した内容において、作像数カウンタ値nの代り
に、作像されたデータの画素数の累積値を用いればよ
い。作像されたデータの画素数の累積値は、デジタル書
込みを行なう画像形成装置であれば容易に得ることがで
き、図5、図6に準じた制御においてこれのデータを利
用することができる。
【0056】本例の場合には、作像したデータの画素数
を使用するので、デジタル画像形成装置において簡単に
利用することができる。 例3:トナーの劣化状態をトナーエンド検知センサ出力
により判断する例 トナーの劣化は、現像器内6Y、6C、6M、6Kをト
ナーが循環することにより経時的にトナーの形が変化す
ることにより生ずる。そして、現像器内のトナーの循環
は現像器の作動量と関連していて、トナー残量が少ない
ことは現像器の作動量が大きいことを意味し、従って、
トナーの劣化状態も進んでいるといえる。
【0057】よって、現像器にトナーの残量がある一定
量より減っていることを検知するトナーエンド検知セン
サが付いていれば、このトナーエンド検知センサの出力
からトナーの劣化状態を把握することができる。
【0058】トナーエンド検知センサは、透磁率の変化
をみるなどして、キャリアに対するトナーの比率を常時
監視しており、キャリアに対するトナーの比率が一定値
以下と判断したときにトナーエンドを表示する。トナー
エンド検知センサはトナーエンド表示をするまでに何百
回ものセンサ出力を出す。そこで、この検知回数からト
ナーの劣化状態を判断することができる。
【0059】具体的な手法は、例1において図5、図6
で説明した内容において、作像数カウンタ値nの代り
に、トナーエンド検知センサがトナーエンド表示をする
までのセンサ出力回数を用いればよい。作像されたデー
タの画素数の累積値は、デジタル書込みを行なう画像形
成装置であれば容易に得ることができ、図5、図6に準
じた制御においてこれのデータを利用することができ
る。
【0060】本例の場合には、現像器における実際のト
ナー消費にかかるデータを基にするのであるから、精度
のよい補正制御を可能にする。
【0061】以上に説明した各例における補正制御を図
1に述べたカラー画像形成装置に適用するば、カラーバ
ランスのとれた画像を得ることができる。白黒画像形成
装置では、濃度の適正な画像を得ることができる。
【0062】以上の例以外にも、トナー付着量センサの
受光方式が正反射型の場合や、トナーが重合トナーの様
な場合においても、基本的に経時的な劣化などによりト
ナー特性が変化していれば、トナー付着量とセンサ出力
の関係は変化してしまうため、補正する必要が生じ、前
記した例に準じて補正することができる。
【0063】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、経時的に正確
なトナー付着量を検出することができるトナー付着量検
出手段を提供することにある。
【0064】請求項2記載の発明では、作像回数のデー
タとしてプリント回数のデータを利用するなど、比較的
簡単に実施できる。
【0065】請求項3記載の発明では、作像したデータ
の画素数を使用するので、デジタル画像形成装置におい
て簡単に利用することができる。
【0066】請求項4記載の発明では、実際のトナー消
費にかかるデータを基にするのであるから、精度のよい
補正制御を可能にする。
【0067】請求項5記載の発明では、カラー画像形成
装置においてカラーバランスのとれた画像を得ることが
できる。白黒画像形成装置では、濃度の適正な画像を得
ることができる。
【0068】請求項6記載の発明では、いくつかの画像
濃度に関わる制御値のうち、利用しやすい少なくとも1
つを選択することで十分な補正効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー画像形成装置の概略構成図である。
【図2】トナーパッチの形成状態を説明した中間転写ベ
ルトまわりの斜視図である。
【図3】トナー付着量検出手段の概略構成図である。
【図4】センサ出力とトナー付着量との関係を初期トナ
ーと劣化トナーで比較した特性図である。
【図5】本発明の制御プロセスを説明した図である。
【図6】本発明の制御プロセスを説明した図である。
【符号の説明】
10 中間転写ベルト 100 トナー付着量センサ 102 トナー付着量検出手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体の表面に光を照射する発光手段
    と、この発光手段が照射した光の反射光を受光する受光
    手段と、この受光手段の出力から前記像担持体上のトナ
    ー付着量を検出する手段を備えたトナー付着量検出手段
    において、 トナーの劣化状態に応じて前記トナー付着量を補正する
    ことを特徴とするトナー付着量検出手段。
  2. 【請求項2】請求項1記載のトナー付着量検出手段にお
    いて、前記トナーの劣化状態を、前記像担持体に対する
    作像回数から判断することを特徴とするトナー付着量検
    出手段。
  3. 【請求項3】請求項1記載のトナー付着量検出手段にお
    いて、前記トナーの劣化状態を、前記像担持体に作像し
    た画像データの画素数の累積値より判断することを特徴
    とするトナー付着量検出手段。
  4. 【請求項4】請求項1記載のトナー付着量検出手段にお
    いて、前記トナーの劣化状態を、トナーエンド検知セン
    サ出力により判断することを特徴とするトナー付着量検
    出手段。
  5. 【請求項5】少なくとも帯電、露光、現像の各手段によ
    る帯電、露光、現像の各プロセスを経て像担持体上にト
    ナー像を形成する画像形成装置において、請求項1ない
    し4記載のトナー付着量検出手段により補正されたトナ
    ー付着量に基いて、画像濃度に関わる制御値を変えるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の画像形成装置において、前
    記画像濃度に関わる制御値が前記帯電手段による感光体
    の帯電電位、前記露光手段による露光光量、前記現像手
    段による現像バイアスのうち、少なくとも1つの制御値
    であることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013167656A (ja) * 2012-02-14 2013-08-29 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び画像形成プログラム
JP2014098865A (ja) * 2012-11-16 2014-05-29 Konica Minolta Inc 画像形成条件の設定方法及び画像形成装置

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