JP2001231045A - 動画像符号化および復号化装置 - Google Patents

動画像符号化および復号化装置

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JP2001231045A
JP2001231045A JP2000036687A JP2000036687A JP2001231045A JP 2001231045 A JP2001231045 A JP 2001231045A JP 2000036687 A JP2000036687 A JP 2000036687A JP 2000036687 A JP2000036687 A JP 2000036687A JP 2001231045 A JP2001231045 A JP 2001231045A
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frame
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Yukio Endo
幸男 遠藤
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    • H04N19/61Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding in combination with predictive coding

Abstract

(57)【要約】 【課題】 動きベクトルが零にもかかわらず大きなフレ
ーム間差分が生じても効率的な動画像伝送を可能とする
動画像符号化および復号化装置を提供する。 【解決手段】 分割された小ブロックごとに、動画像入
力データ10とフレームメモリ13に蓄積された前フレ
ームの局所復号動画像データ14とからME11におい
て動きベクトル15を検出し、GE60において動画像
入力データ10との差分絶対値和が最小となる前フレー
ムの局所復号動画像データ14の各輝度信号画素に乗算
する係数である輝度ゲイン63を検出する。検出した動
きベクトル15が零ベクトルのとき、MC16で動き補
償した動き補償動画像データ17に対して輝度ゲイン6
3でゲイン補償したゲイン補償動画像データ64を生成
し、これを基準にフレーム間差分データ65を生成して
時間的冗長を削除し、この輝度ゲイン63を動きベクト
ル15とともに可変長符号化器61で統計的情報圧縮を
行って動画像復号化装置に通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は動画像信号を伝送す
るための動画像符号化および復号化装置に係わり、詳細
には前フレームの動画像信号との間で検出した動きベク
トルに基づいて高能率で動画像信号を伝送するための動
画像符号化および復号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルデータ伝送の提供を可能
とする総合サービスデジタル通信網(Integrated Servi
ces Digital Network:以下、ISDNと略す。)回線
やパケット化されたデータを伝送するIP(Internet P
rotocol)ネットワークの普及により、情報処理技術の
高度化および高速化とあいまって、ビデオコミュニケー
ションや遠隔画像監視といった動画像データの伝送を行
うシステムの利用が急速に拡大している。この伝送され
る動画像データは符号化装置で情報量を圧縮するために
符号化することで、低ビットレートのネットワークであ
っても良好な画像品質を実現することができる。この動
画像データの符号化技術としては、例えば国際電気通信
連合電気通信標準化部門(International Telecommunic
ation Union-Telecommunication Standardization Sect
or:以下、ITU−Tと略す。)勧告H.261やH.
263で採用されている技術がある。
【0003】ITU−T勧告H.261やH.263
は、主にテレビ会議やテレビ電話といったカラー映像信
号のデジタル符号化を規定する。すなわち、動き補償フ
レーム間予測技術と離散コサイン変換(Discrete Cosin
e Transform:以下、DCTと略す。)技術とにより、
画像信号を高能率で符号化し、比較的低い伝送速度で良
好な画像品質と、短時間の符号化および復号化処理を両
立する。
【0004】図4は、従来の動画像データの符号化を行
う動画像符号化装置の構成の概要を表わしたものであ
る。この動画像符号化装置において、伝送すべき動画像
が所定の小ブロック単位に分割された動画像入力データ
10は、動きベクトル検出器(Motion Estimation:以
下、MEと略す。)11と、差分器12とに入力され
る。ME11は、動画像入力データ10と、フレームメ
モリ13に蓄積された前フレームの局所復号動画像デー
タ14とから、動きベクトル15を検出する。動きベク
トルは、現フレームと前フレームとの間の画素値の空間
的なずれを2次元の動き情報であって、あるフレーム内
の画像が次のフレーム内のどの位置に移動したかを示
す。前フレームの局所復号動画像データ14と動きベク
トル15とは、動き補償器(Motion Compensation:以
下、MCと略す。)16に入力される。MC16は、前
フレームの局所復号動画像データ14を動きベクトル1
5で補償し、動き補償動画像データ17として出力す
る。動き補償動画像データ17は、差分器12と、加算
器18とに入力される。
【0005】差分器12は、動画像入力データ10と、
動き補償動画像データ17との差分を算出し、フレーム
間差分データ19としてDCT回路20に供給する。D
CT回路20は、フレーム間差分データ19に対して直
行変換としてのDCTを行う。これにより、フレーム間
差分データ19から各周波数成分のコサイン関数の係数
として変換されたDCTデータ21が得られる。自然画
像では、画素ごとに近い周波数成分を有していることが
知られており、このDCTによって得られた係数は、D
C成分といったある特定の周波数成分の係数周辺部に集
中する。したがって、このDCTデータ21は、量子化
器22で量子化されると、この集中した係数周辺部のみ
が残る。量子化器22で量子化された量子化データ23
は、逆量子化器24と可変長符号化器25とに入力され
る。
【0006】逆量子化器24は、量子化器22で行った
量子化とは逆の逆量子化を行ってDCTデータ21に相
当する逆量子化データ26を生成し、逆DCT回路27
に供給する。逆DCT回路27は、DCT回路20で行
ったDCTに対応する逆DCTを行って、逆DCTデー
タ28を生成する。逆DCTデータ28は、加算器18
に入力される。加算器18は、逆DCTデータ28と動
き補償動画像データ17とを加算して、局所復号動画像
データ29を生成する。局所復号動画像データ29は、
フレームメモリ13に入力され、次のフレームタイミン
グで、前フレームの局所復号動画像データ14として出
力される。
【0007】可変長符号化器25は、量子化データ23
と動きベクトル15とから、統計的情報圧縮を行って、
符号化出力データ30を出力する。
【0008】このような構成の動画像符号化装置は、動
画像入力データ10と前フレームの局所復号化データ1
4における各フレーム内の同一画像の位置関係を示すM
E11で動きベクトル15を検出し、まず動き補償器1
6で動き補償動画像データ17と動画像入力データ10
との間のフレーム間差分データ19を生成する。すなわ
ち、前フレームの局所復号動画像データ14から動きベ
クトル15に基づいた予測画像データである動き補償動
画像データ17を基準に、その差分だけを求める。これ
により、伝送すべき情報の時間軸方向の冗長を低減す
る。
【0009】さらに動画像符号化装置は、フレーム間差
分データ19に対してDCT回路20によりDCTを行
って、変換された各周波数成分のコサイン関数同士が互
いに関連性があるという画像データの特性を利用し、量
子化器22で量子化することによって、復号化しても画
質に影響を与えないコサイン関数の周波数成分を除去す
ることによって、伝送すべきDCTデータ21の量をさ
らに削除する。そして、可変長符号化器25で、これと
動きベクトル15とを統計的情報圧縮を行って伝送す
る。これにより、伝送すべき情報の空間軸方向の冗長を
低減する。
【0010】このように符号化された符号化出力データ
30は、例えばISDN回線やIPネットワークを介し
て伝送され、動画像復号化装置で受信される。動画像復
号化装置では、動画像符号化装置と逆の手順で、可変長
復号化、逆量子化、逆DCT、動き補償を経て、受信し
た動画像の復号化を行う。
【0011】このような動画像符号化および復号化装置
については、種々提案されている。例えば特開平5−9
5545号公報「画像信号の高能率符号化および復号化
装置」には、MPEG(Moving Picture Experts Grou
p)の画像による高能率符号化において、動きの少ない
画像と動きの多い画像が混在した動画像であっても、各
ブロックを2分割して一方から他方を動き予測可能とす
る第1のモードと、2分割しない第2のモードとを適応
的に切り替えることで、効率良く動画像を符号化する技
術が開示されている。
【0012】また、特開平7−30896号公報「動き
ベクトル符号化および復号化方法」には、ブロックごと
に検出した動きベクトルと1フレーム前の同じブロック
の動きベクトルとの差分である差分動きベクトルを検出
することによって、差分動きベクトルの大小に応じて符
号化を変更し、高能率符号化を実現する技術が開示され
ている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の動画
像符号化装置では、動画像入力データと前フレームの局
所復号動画像データから動きベクトルを求め、この動き
ベクトルで動き補償された前フレームの画像データとの
間で差分を取るようにしたので、被写体が動いた場合で
あってもフレーム間差分を最小にし、伝送すべき情報量
を大幅に低減することができる。
【0014】しかしながら、例えばちらつき(flicke
r:以下、フリッカと略す。)のある蛍光灯による照明
下のカメラ動画像を符号化する場合、被写体の動きがな
くても、時間的な輝度変化に伴うフレーム間差分信号が
生じてしまうという問題がある。ここで、このフリッカ
によって生じる輝度変化について説明する。
【0015】図5は、フリッカのある蛍光灯による照明
下のカメラ動画像の一例を表わしたものである。カメラ
動画像データ50は、所定のブロックごとに分割され、
ここでは8×8ブロックに分割されている。カメラ動画
像データ50内には三角形の図形である被写体51があ
り、ある時間におけるストライプ状のフリッカ52が発
生している場合を示している。このとき、被写体51の
一部に、ストライプ状のフリッカ52が重なっているた
め、正確な画像ではなくなっている。
【0016】図6は、図5の前フレームにおけるフリッ
カのある蛍光灯による照明下のカメラ動画像の一例を表
わしたものである。ここでは、ストライプ状のフリッカ
が時間的に上から下に移動しているため、前フレームの
局所復号動画像データ55における被写体51の移動は
ないものの、ストライプ状のフリッカ56が発生する場
所が異なる。すなわち、被写体51の一部にストライプ
状のフリッカが重なる部分が異なっている。したがっ
て、図5のカメラ動画像データ50と前フレームの局所
復号動画像データ55における同一ブロック57に着目
すると、被写体51の動きベクトルが零であるにもかか
わらず、大きな輝度変化が生じ、これにともなう大きな
フレーム間差分信号が生じる。
【0017】このように大きなフレーム間差分信号が生
じることは、被写体の動きがないにもかかわらず動き補
償による伝送情報圧縮の効果を期待できないことを意味
し、効率的な動画像信号の伝送が不可能となる。
【0018】そこで本発明の目的は、動きベクトルが零
にもかかわらず大きなフレーム間差分が生じても効率的
な動画像伝送を可能とする動画像符号化および復号化装
置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)1フレーム前の動画像データを蓄積するフレ
ームメモリと、(ロ)入力された動画像データとこのフ
レームメモリに蓄積された1フレーム前の動画像データ
とから各フレーム間の画素値の空間的なずれを示す動き
ベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、(ハ)入
力された動画像データと1フレーム前の動画像データの
各フレーム間の各画素の輝度変化が最小となるように1
フレーム前の動画像データの補償すべきゲインを検出す
るゲイン検出手段と、(ニ)動きベクトル検出手段によ
って検出された動きベクトルが零ベクトルのときゲイン
検出手段によって検出されたゲインに基づいて1フレー
ム前の動画像データをゲイン補償するゲイン補償手段
と、(ホ)入力された動画像データとゲイン補償手段に
よってゲイン補償された画像データとの差分であるフレ
ーム間差分データを生成するフレーム間差分データ生成
手段と、(ヘ)このフレーム間差分データ生成手段によ
って生成されたフレーム間差分データと動きベクトルと
ゲインとを符号化して送信する送信手段とを動画像符号
化装置に具備させる。
【0020】すなわち請求項1記載の発明では、ゲイン
検出手段を設け、入力された動画像データとフレームメ
モリに蓄積された1フレーム前の動画像データの各フレ
ーム間の各画素の輝度変化が最小となるように、1フレ
ーム前の動画像データの補償すべきゲインを検出し、動
きベクトル検出手段によって検出された動きベクトルが
零ベクトルのときゲイン補償手段により、この検出され
たゲインに基づいて1フレーム前の動画像データをゲイ
ン補償させるようにした。そして、フレーム間差分デー
タ生成手段により、入力された動画像データとゲイン補
償手段によってゲイン補償された画像データとの差分で
あるフレーム間差分データを生成させ、これと動きベク
トルとゲインとを符号化して復号化装置に対して送信さ
せるようにした。
【0021】請求項2記載の発明では、(イ)1フレー
ム前の動画像データを蓄積するフレームメモリと、
(ロ)入力された動画像データとこのフレームメモリに
蓄積された1フレーム前の動画像データとから各フレー
ム間の画素値の空間的なずれを示す動きベクトルを検出
する動きベクトル検出手段と、(ハ)入力された動画像
データと1フレーム前の動画像データの各フレーム間の
各画素の輝度変化が最小となるように1フレーム前の動
画像データの補償すべきゲインを検出するゲイン検出手
段と、(ニ)動きベクトル検出手段によって検出された
動きベクトルに基づいて1フレーム前の動画像データを
動き補償する動き補償手段と、(ホ)ゲイン検出手段に
よって検出されたゲインに基づいてこの動き補償手段に
よって動き補償された動画像データをゲイン補償するゲ
イン補償手段と、(ヘ)入力された動画像データとこの
ゲイン補償手段によってゲイン補償された画像データと
の差分であるフレーム間差分データを生成するフレーム
間差分データ生成手段と、(ト)このフレーム間差分デ
ータ生成手段によって生成されたフレーム間差分データ
と動きベクトルとゲインとを符号化して送信する送信手
段とを動画像符号化装置に具備させる。
【0022】すなわち請求項2記載の発明では、入力さ
れた動画像データとフレームメモリに蓄積される1フレ
ーム前の動画像データとに対して、動きベクトル検出手
段により各フレーム間の画素値の空間的なずれを示す動
きベクトルを検出させるとともに、ゲイン検出手段によ
り各フレーム間の各画素の輝度変化が最小となるように
1フレーム前の動画像データの補償すべきゲインを検出
させるようにした。そして、1フレーム前の動画像デー
タを検出された動きベクトルで動き補償し、これを検出
されたゲインでゲイン補償し、フレーム間差分データ生
成手段で入力される動画像データとの間のフレーム間差
分データを生成させるようにした。そして、このフレー
ム間差分データと動きベクトルとゲインとを符号化して
復号化装置に対して送信させるようにした。
【0023】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
動画像符号化装置で、フレーム間差分データを直交変換
する直交変換手段と、この直交変換手段の変換データを
量子化する量子化手段とを備え、送信手段は量子化手段
で量子化された量子化データと動きベクトルとゲインと
から各発生頻度に応じて符号化して送信することを特徴
としている。
【0024】すなわち請求項3記載の発明では、直交変
換手段によりフレーム間差分データを直交変換して、動
画像データ特有の高い相関により、特定の変換係数に集
中する。そして、これを量子化することで、丸め込みを
行って空間的な冗長を除去し、さらにフレーム間差分デ
ータと動きベクトルとゲインとでその発生頻度に応じた
符号化を行うことによって、さらに空間的な冗長を除去
し、伝送すべき情報量を大幅に削減する。
【0025】請求項4記載の発明では、(イ)1フレー
ム前の動画像データを蓄積するフレームメモリと、
(ロ)入力された符号化データから符号動画像データ
と、1フレーム前の動画像データとの間の画素値の空間
的なずれを示す動きベクトルと、1フレーム前の動画像
データとの間の各画素の輝度変化が最小となる1フレー
ム前の動画像データの補償すべきゲインとを抽出する抽
出手段と、(ハ)この抽出手段によって抽出された動き
ベクトルが零ベクトルのとき1フレーム前の動画像デー
タをゲインに基づいてゲイン補償するゲイン補償手段
と、(ニ)このゲイン補償手段でゲイン補償された画像
データと符号動画像データとから復号動画像データを生
成する復号動画像データ生成手段とを動画像復号化装置
に具備させる。
【0026】すなわち請求項4記載の発明では、抽出手
段により、入力された符号化データから符号動画像デー
タと、フレームメモリに蓄積された1フレーム前の動画
像データとの間の画素値の空間的なずれを示す動きベク
トルと、1フレーム前の動画像データとの間の各画素の
輝度変化が最小となる1フレーム前の動画像データの補
償すべきゲインとを抽出させるようにした。そして、こ
の抽出手段によって抽出された動きベクトルが零ベクト
ルのとき1フレーム前の動画像データをゲインに基づい
てゲイン補償し、これと符号動画像データとから復号動
画像データを生成するようにした。
【0027】請求項5記載の発明では、(イ)1フレー
ム前の動画像データを蓄積するフレームメモリと、
(ロ)入力された符号化データから符号動画像データ
と、1フレーム前の動画像データとの間の画素値の空間
的なずれを示す動きベクトルと、1フレーム前の動画像
データとの間の各画素の輝度変化が最小となる1フレー
ム前の動画像データの補償すべきゲインとを抽出する抽
出手段と、(ハ)この抽出手段によって抽出された動き
ベクトルに基づいて1フレーム前の動画像データを動き
補償する動き補償手段と、(ニ)この動き補償手段によ
って動き補償された画像データをゲインに基づいてゲイ
ン補償するゲイン補償手段と、(ホ)このゲイン補償手
段でゲイン補償された画像データと符号動画像データと
から復号動画像データを生成する復号動画像データ生成
手段とを動画像復号化装置に具備させる。
【0028】すなわち請求項5記載の発明では、抽出手
段により、入力された符号化データから符号動画像デー
タと、フレームメモリに蓄積された1フレーム前の動画
像データとの間の画素値の空間的なずれを示す動きベク
トルと、1フレーム前の動画像データとの間の各画素の
輝度変化が最小となる1フレーム前の動画像データの補
償すべきゲインとを抽出させるようにした。そして、こ
の抽出手段によって抽出された動きベクトルに基づいて
1フレーム前の動画像データを動き補償し、さらにこれ
を抽出手段によって抽出されたゲインに基づいてゲイン
補償し、これと符号動画像データとから復号動画像デー
タを生成するようにした。
【0029】請求項6記載の発明では、請求項4または
請求項5記載の動画像復号化装置で、抽出手段によって
抽出された符号動画像データを逆量子化する逆量子化手
段と、この逆量子化手段によって逆量子化された逆量子
化データを直交逆変換する直交逆変換手段とを備え、復
号動画像データ生成手段は直交逆変換手段によって直交
逆変換された画像データとゲイン補償手段でゲイン補償
された画像データとから復号動画像データを生成するこ
とを特徴としている。
【0030】すなわち請求項6記載の発明では、直交逆
変換手段により、直交変換および量子化されて情報圧縮
が行われた符号動画像データの画素値に逆変換し、更に
逆量子化を行うことで符号化されたフレーム間差分の動
画像データを復元し、これとゲイン補償された動画像デ
ータとから復号動画像データを生成するようにした。
【0031】請求項7記載の発明では、請求項3記載の
動画像符号化装置で、送信手段は動きベクトルが零ベク
トルのときのみゲインを符号化して送信するものである
ことを特徴としている。
【0032】すなわち請求項7記載の発明では、動きベ
クトルが零ベクトルのときのみゲインを符号化して送信
するようにしたので、さらに伝送すべき情報量を削減す
ることができる。
【0033】請求項8記載の発明では、請求項3記載の
動画像符号化装置で、送信手段は動きベクトルが零ベク
トルのとき動きベクトルに代えてゲインを符号化して送
信するものであることを特徴としている。
【0034】すなわち請求項8記載の発明では、動きベ
クトルが零ベクトルのとき動きベクトルに代えてゲイン
を符号化して送信するようにしたので、請求項7記載の
発明に比べてさらに伝送すべき情報量の削減が可能とな
る。
【0035】
【発明の実施の形態】
【0036】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0037】図1は、本発明の一実施例における動画像
符号化装置の構成の概要を表わしたものである。ただ
し、図4に示した従来の動画像符号化装置と同一部分に
は同一符号を付し、適宜説明を省略する。本実施例にお
ける動画像符号化装置は、分割された小ブロック単位
に、動画像入力データと前フレームの局所復号動画像デ
ータとから検出した動きベクトルに基づいて動き補償フ
レーム間符号化を行う際に、動きベクトルが零にもかか
わらず大きなフレーム間差分信号を生じる小ブロックに
対して、フレーム間差分信号が最小となる輝度ゲインを
求め、この輝度ゲインで補償した前フレームの局所復号
動画像データとの差分でフレーム間補償を行うととも
に、求めた輝度ゲインを伝送することを特徴としてい
る。以下、このような本実施例における動画像符号化装
置について説明する。
【0038】本実施例における動画像符号化装置では、
伝送すべき動画像が所定の小ブロック単位に分割された
動画像入力データ10は、ME11と、差分器12と、
ゲイン検出器(Gain Estimation:以下、GEと略
す。)60とに入力される。ME11は、動画像入力デ
ータ10と、フレームメモリ13に蓄積された前フレー
ムの局所復号動画像データ14とから、動きベクトル1
5を検出する。検出された動きベクトル15は、MC1
6と、可変長符号化器61とに入力される。
【0039】MC16は、前フレームの局所復号動画像
データ14を動きベクトル15で補償し、動き補償動画
像データ17として出力する。動き補償動画像データ1
7は、ゲイン補償器(Gain Compensation:以下、GC
と略す。)62に入力される。
【0040】GE60は、小ブロック化された局所復号
動画像データ14の各輝度信号画素に対してある範囲の
試行ゲインG(x)を乗算し、同様に小ブロック化され
た動画像入力データ10との間の評価値が最小となる試
行ゲインを求めるとともに、このときの局所復号動画像
データ14を補償すべき係数を輝度ゲイン63として検
出する。この輝度ゲイン63は、GC62と、可変長符
号化器61とに入力される。
【0041】GC62は、ME11で検出された動きベ
クトル15が零ベクトルのとき、MC16で動き補償さ
れた動き補償動画像データ17に対してGE60より供
給された輝度ゲイン63を用いてゲイン補償し、ゲイン
補償動画像データ64として出力する。すなわち、GC
62は、ME11によって検出された動きベクトル15
が零ベクトルではないとき、MC16で動き補償された
動き補償動画像データ16をゲイン補償動画像データ6
4としてそのまま出力し、動きベクトル15が零ベクト
ルのとき、MC16で動き補償された動き補償動画像デ
ータ16は前フレームの局所復号動画像データ14と同
じものであることからこの前フレームの局所復号動画像
データ14を輝度ゲイン63でゲイン補償した補償画像
データをゲイン補償動画像データ64として出力する。
このゲイン補償動画像データ64は、差分器12と、加
算器18とに入力される。
【0042】差分器12は、動画像入力データ10と、
ゲイン補償動画像データ64との差分を算出し、フレー
ム間差分データ65としてDCT回路20に供給する。
これにより、フレーム間差分データ65から各周波数成
分のコサイン関数の係数として変換されたDCTデータ
66が得られる。自然画像では、画素ごとに近い周波数
成分を有していることが知られており、このDCTによ
って得られた係数は、DC成分といったある特定の周波
数成分の係数周辺部に集中する。したがって、このDC
Tデータ66は、量子化器22で量子化されると、この
集中した係数周辺部のみが残る。量子化器22で量子化
された量子化データ67は、逆量子化器24と可変長符
号化器61とに入力される。
【0043】逆量子化器24は、量子化器22で行った
量子化とは逆の逆量子化を行ってDCTデータ66に相
当する逆量子化データ68を生成し、逆DCT回路27
に供給する。逆DCT回路27は、DCT回路20で行
ったDCTに対応する逆DCTを行って、逆DCTデー
タ69を生成する。逆DCTデータ69は、加算器18
に入力される。加算器18は、逆DCTデータ69とゲ
イン動き補償動画像データ64とを加算して、局所復号
動画像データ70を生成する。局所復号動画像データ7
0は、フレームメモリ13に入力され、次のフレームタ
イミングで、前フレームの局所復号動画像データ14と
して出力される。
【0044】可変長符号化器61は、量子化データ6
7、動きベクトル15および輝度ゲイン63から、統計
的情報圧縮を行って符号化出力データ71を出力する。
【0045】このような構成の本実施例における動画像
符号化装置において、ME11は、動画像入力データ1
0とフレームメモリ13に蓄積された前フレームの局所
復号動画像データ14とを例えば16×16の小ブロッ
クに分割し、この小ブロックごとに動きベクトル15を
検出する。この動きベクトル15をMV(x,y)、小
ブロックに分割された動画像入力データ10をA(i,
j)、同様に小ブロックに分割された前フレームの局所
復号動画像データ14をB(i,j)とすると、次の
(1)式に示す差分絶対値和が最小となる(x,y)を
算出することで求めることができる。
【0046】 MV(x,y)=min(Σ|A(i,j)−B(i+x,j+y)|) …(1)
【0047】ここで、(1)式に示す差分絶対値和の最
小値が、MV(0,0)のとき、動きベクトル15が零
となり小ブロック内における被写体の動きがないことを
意味する。
【0048】MC16は、フレームメモリ13に蓄積さ
れた前フレームの局所復号動画像データ14から、この
ようにして検出された動きベクトル15を用いて動き補
償を行って予測画像データである動き補償動画像データ
17を生成する。
【0049】一方、GE60では、動画像入力データ1
0とフレームメモリ13に蓄積された前フレームの局所
復号動画像データ14とを同様に分割された小ブロック
ごとに、輝度ゲイン63を検出する。例えば、小ブロッ
ク化された動画像入力データ10であるA(i,j)、
小ブロック化された前フレームの局所復号動画像データ
14であるB(i,j)について次の(2)式で示す評
価関数を用い、この評価関数の評価値が最小となる試行
ゲインを求めるとともに、このときの局所復号動画像デ
ータ14を補償すべき係数g(x)を輝度ゲイン63と
して検出する。
【0050】 G(x)=min(Σ|A(i,j)−g(x)・B(i,j)|)…(2)
【0051】ここで、最適ゲインG(i)の探索は、±
0.5、±0.25、・・・の木探索(バイナリツリー
サーチ)による高速探索を行う。また、g(x)は、次
の範囲で探索するものとする。
【0052】0.5≦g(x)≦2.0 …(3)
【0053】GC62は、ME11で検出された動きベ
クトル15が零ベクトルのとき、このようにして検出さ
れた輝度ゲイン63を前フレームの局所復号動画像デー
タ14と同じものである動き補償動画像データ17に乗
算し、ゲイン補償動画像データ64を生成する。
【0054】そして、このゲイン補償動画像データ64
を用いて差分器12により、動画像入力データ10との
間でフレーム間差分を取ることで、ゲイン補償動画像デ
ータ64を基準として動画像信号レベルの変動の冗長分
が除去されたフレーム間差分データ65が生成される。
フレーム間差分データ65は、DCT回路20によるD
CTと、量子化器22による量子化により、空間的冗長
が除去される。このようにして生成された量子化データ
67は、逆量子化器24および逆DCT回路27で逆量
子化と直交逆変換である逆DCTが行われ、これとゲイ
ン補償動画像データ64と加算されることで、局所復号
動画像データ70が生成され、次のフレームの符号化用
にフレームメモリ13に格納される。
【0055】可変長符号化器61は、時間的および空間
的冗長が除去された量子化データ67と、ME11によ
って検出された動きベクトル15と、GE60によって
検出された輝度ゲイン63とを、統計的情報圧縮を行
う。この統計的情報圧縮は、情報圧縮すべき各データパ
ターンの発生頻度を統計的に解析し、発生頻度の多いデ
ータには短い符号語を、発生頻度の少ないデータには長
い符号語を、それぞれ割り当てる、例えばハフマン符号
からなる符号語列を符号化出力データ71として出力す
る。
【0056】このように符号化された符号化出力データ
71は、例えばISDN回線やIPネットワークを介し
て伝送され、動画像復号化装置で受信される。
【0057】図2は、図1に示した本実施例における動
画像符号化装置によって符号化された情報を受信して復
号化する動画像復号化装置の構成の概要を表わしたもの
である。本実施例における動画像復号化装置では、動画
符号化装置によって符号化され送信された可変長符号化
データ80は、可変長復号化器81に入力される。可変
長復号化器81は、図1に示した可変長符号化器61に
よる符号化処理に対応した復号化処理によって、入力さ
れた可変長符号化データ80から符号化動画像データ8
2と、動きベクトル83と、輝度ゲイン84とを復号化
して分離する。分離された符号化動画像データ82は、
逆量子化器85に入力される。分離された動きベクトル
83は、MC86に入力される。分離された輝度ゲイン
84は、GC87に入力される。
【0058】逆量子化器85は、図1に示した動画像符
号化装置の逆量子化器24と同様に、量子化器22によ
る量子化処理に対応した逆量子化を行い、DCTによる
各周波数成分のコサイン関数ごとの係数である逆量子化
データ88に変換する。この逆量子化データ88は、逆
DCT回路89に入力される。
【0059】逆DCT回路89は、図1に示した動画像
符号化装置の逆DCT回路27と同様に、DCT回路2
0によるDCTに対応した逆DCTを行い、各小ブロッ
クごとの画像データである逆DCTデータ90に変換す
る。この逆DCTデータ90は、加算器91に入力され
る。
【0060】一方、MC86は、フレームメモリ92に
蓄積された前フレームの局所復号動画像データ93か
ら、可変長復号化器81で分離された動きベクトル83
を用いて動き補償を行って予測画像データである動き補
償動画像データ94を生成する。この動き補償動画像デ
ータ94は、GC87に入力される。GC87は、可変
長復号化器81で分離された輝度ゲイン84をこの動き
補償動画像データ94に乗算してゲイン補償を行い、ゲ
イン補償画像データ95を生成し、加算器91に供給す
る。加算器91は、逆DCTデータ90とゲイン補償画
像データ95とを加算して、復号動画像データ96を生
成する。この復号動画像データ96は、図示しない画像
処理装置に対して出力されるとともに、次のフレームの
復号化用にフレームメモリ92に格納される。
【0061】以上説明したように本実施例における動画
像符号化装置では、分割された小ブロックごとに、動画
像入力データ10とフレームメモリ13に蓄積された前
フレームの局所復号動画像データ14とからME11に
おいて動きベクトル15を検出するとともに、GE60
において動画像入力データ10との差分絶対値和が最小
となる前フレームの局所復号動画像データ14の各輝度
信号画素に乗算する係数である輝度ゲイン63を検出す
るようにした。そして、検出した動きベクトル15が零
ベクトルのとき、MC16で動き補償した動き補償動画
像データ17に対して輝度ゲイン63でゲイン補償した
ゲイン補償動画像データ64を生成し、これを基準にフ
レーム間差分データ65を生成して時間的冗長を削除す
るとともに、この輝度ゲイン63を動きベクトル15と
ともに可変長符号化器61で統計的情報圧縮を行って動
画像復号化装置に通知するようにした。動画像復号化装
置では、受信した可変長符号化データ80から動きベク
トル83と輝度ゲイン84とを分離し、それぞれフレー
ムメモリ92に蓄積された前フレームの局所復号動画像
データ14から動きベクトル83で動き補償を行い、さ
らに輝度ゲイン84でゲイン補償を行って、逆量子化お
よび逆DCTによる復号化処理された復号データに加算
して復号動画像データ96を生成するようにした。これ
により、フリッカのある蛍光灯照明下のカメラ動画像を
符号化する場合、被写体の動きがないにもかかわらずフ
リッカによる輝度変化にともなう大きなフレーム間差分
の発生を回避することができ、劣悪な環境下の動画像に
ついても効率的な情報圧縮を行うことが可能となる。
【0062】変形例
【0063】本実施例における動画像符号化装置では、
フレームメモリ13に蓄積された前フレームの局所画像
符号化データ14に対して、検出した動きベクトル15
による動き補償を行った後、検出した輝度ゲイン63に
よるゲイン補償を行ったゲイン補償動画像データ64を
基準に、動画像入力データ10との間のフレーム間差分
データ65を生成するようにしていたが、これに限定さ
れるものではない。
【0064】図3は、本変形例における動画像符号化装
置の構成の概要を表わしたものである。ただし、図1に
示す本実施例における動画像符号化装置と同一部分には
同一符号を付し、説明を省略する。本変形例における動
画像符号化装置が本実施例における動画像符号化装置と
異なる点は、フレームメモリ13に蓄積された前フレー
ムの局所画像符号化データ14に対して、検出した輝度
ゲイン63によるゲイン補償を行った後、検出した動き
ベクトル15による動き補償を行った動き補償動画像デ
ータを基準に、動画像入力データ10との間のフレーム
間差分データ65を生成するところである。
【0065】すなわちGC62は、ME11で検出され
た動きベクトル15が零ベクトルのとき、(2)式にし
たがってGE60で検出された輝度ゲイン63を前フレ
ームの局所復号動画像データ14に乗算し、ゲイン補償
画像データ100を生成する。ゲイン補償画像データ1
00は、MC16に入力される。MC16は、ME11
で検出された動きベクトル15を用いて動き補償を行っ
て予測画像データである動き補償動画像データ101を
生成する。この動き補償動画像データ101は、差分器
12および加算器18に供給される。したがって、差分
器12によりこの動き補償動画像データ101を基準
に、動画像入力データ10との間でフレーム差分データ
102が生成される。また、加算器18により、逆DC
Tデータ69と動き補償動画像データ101とを加算す
ることにより、局所復号動画像データ103が生成さ
れ、次のフレームの符号化用にフレームメモリ13に格
納される。
【0066】また本変形例における動画像符号化装置に
よって送出される可変長符号化データを受信する動画像
復号化装置についても、図示は省略するが、図2に示す
本実施例における動画像復号化装置と異なり、フレーム
メモリ92に蓄積された前フレームの局所復号動画像デ
ータ93は、GC87で可変長復号化器81において復
号され分離された輝度ゲイン84でゲイン補償された
後、MC86で可変長復号化器81において復号され分
離された動きベクトル83で動き補償される。そして、
加算器91でこの動き補償された動き補償動画像データ
と、逆DCT回路89からの逆DCTデータ90とを加
算することで、復号画像データが得られる。
【0067】なお本実施例および本変形例における動画
像符号化および復号化装置において、直交変換としてD
CT、直交逆変換として逆DCTを行うものとして説明
したが、これに限定されるものではない。例えば、他の
直交変換であるフーリエ(Fourier)変換や、アダマー
ル(Hadamard)変換あるいはウェーブレット(wavele
t)変換と、これに対応する逆変換を行わせるようにし
ても良い。
【0068】なおまた本実施例および本変形例における
動画像符号化装置では、動きベクトルが零ベクトルでは
ないときもGE60で検出された輝度ゲイン63を符号
化して復号化装置に対して送信するものとして説明した
が、これに限定されるものではない。例えば、動きベク
トルが零ベクトルのときのみ輝度ゲイン63を符号化し
て復号化装置に対して送信し、動きベクトルが零ベクト
ルではないときは従来どおり動きベクトルと量子化デー
タのみを復号化装置に対して送信するようにしても良
い。このため、可変長符号化器61において、送信先で
ある復号化装置で輝度ゲインを含めて符号化されている
か否かが認識できるように、新たに設けたフラグをも含
めて可変長符号化することで、動きベクトルが零ベクト
ルではないときの伝送すべき情報量をさらに大幅に削減
することができる。あるいは、動きベクトルが零ベクト
ルのときは、動きベクトルの代わりに輝度ゲイン63を
符号化して復号化装置に対して送信し、動きベクトルが
零ベクトルではないときは従来どおり動きベクトルと量
子化データのみを復号化装置に対して送信するようにし
ても良い。このため、可変長符号化器61において、送
信先である復号化装置で動きベクトルが含まれているか
否かが認識できるように、新たに設けたフラグをも含め
て可変長符号化することで、伝送すべき情報量をさらに
大幅に削減することができる。
【0069】なおまた本実施例における動画像符号化装
置のGC62では、動きベクトルが零ベクトルではない
とき、MC16で動き補償された動き補償動画像データ
17をゲイン補償動画像データ64としてそのまま出力
するものとして説明したが、これに限定されるものでは
ない。MC16で動き補償された動き補償動画像データ
17をGE60で検出された輝度ゲインでゲイン補償し
たゲイン補償動画像データ64を出力するようにしても
良い。この場合、輝度ゲイン63は、上述と異なり必ず
復号化装置に対して送信する必要が生じる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、動
きベクトルが零ベクトルであっても大きな輝度変化が生
じるフリッカのある蛍光灯照明下のカメラ動画像を符号
化するといった劣悪な環境下の動画像についても、動き
ベクトルにかかわらず画素の補償すべき係数を検出し、
ゲイン補償するようにしたので、被写体の動きがないに
もかかわらずフリッカによる輝度変化にともなう大きな
フレーム間差分の発生を回避することができ、効率的な
情報圧縮を行うことが可能となる。
【0071】特に請求項3および請求項6記載の発明に
よれば、直交変換手段によりフレーム間差分データの直
交変換により、動画像データ特有の高い相関を利用し、
特定の変換係数に集中した各係数を量子化することで、
丸め込みを行って空間的な冗長を除去するとともに、さ
らにフレーム間差分データと動きベクトルとゲインとで
その発生頻度に応じた符号化を行うことによって、さら
に空間的な冗長を除去し、伝送すべき情報量を大幅に削
減する。
【0072】さらに請求項7記載の発明によれば、動き
ベクトルが零ベクトルのときのみゲインを符号化して送
信するようにしたので、さらに伝送すべき情報量を削減
することができる。
【0073】さらにまた請求項8記載の発明によれば、
動きベクトルが零ベクトルのとき動きベクトルに代えて
ゲインを符号化して送信するようにしたので、請求項7
記載の発明に比べてさらに伝送すべき情報量の削減が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における動画像符号化装置の
構成の概要を示すブロック図である。
【図2】本実施例における動画像復号化装置の構成の概
要を示すブロック図である。
【図3】本変形例における動画像符号化装置の構成の概
要を示すブロック図である。
【図4】従来の動画像符号化装置の構成の概要を示すブ
ロック図である。
【図5】フリッカのある蛍光灯による照明下のカメラ動
画像の一例を示す説明図である。
【図6】図5の1フレーム前におけるフリッカのある蛍
光灯による照明下のカメラ動画像の一例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
10 動画像入力データ 11 ME 12 差分器 13、92 フレームメモリ 14、93 前フレームの局所復号動画像データ 15、83 動きベクトル 16、86 MC 17、94 動き補償動画像データ 18、91 加算器 19、65 フレーム間差分データ 20 DCT回路 21、66 DCTデータ 22 量子化器 23、67 量子化データ 24、85 逆量子化器 25、61 可変長符号化器 26、68、88 逆量子化データ 27、89 逆DCT回路 28、69、90 逆DCTデータ 29、70 局所復号動画像データ 30、71 符号化出力データ 60 GE 62、87 GC 63、84 輝度ゲイン 64、95 ゲイン補償動画像データ 80 可変長符号化データ 81 可変長復号化器 82 符号化動画像データ 96 復号動画像データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C021 PA17 PA53 PA66 PA74 PA79 RA01 RA16 RB03 SA24 XA13 YA07 YC08 YC09 5C057 CC04 EA07 EB18 ED07 EF01 EG08 EG09 EG10 EK04 EM08 EM09 EM13 EM16 GE01 GF07 GG01 GH05 GJ02 5C059 KK23 MA05 MA21 MA22 MA23 MC11 ME01 NN01 PP04 PP16 RC12 RC16 RC40 TA71 TC12 UA02 UA05 UA33

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1フレーム前の動画像データを蓄積する
    フレームメモリと、 入力された動画像データとこのフレームメモリに蓄積さ
    れた前記1フレーム前の動画像データとから各フレーム
    間の画素値の空間的なずれを示す動きベクトルを検出す
    る動きベクトル検出手段と、 前記入力された動画像データと前記1フレーム前の動画
    像データの各フレーム間の各画素の輝度変化が最小とな
    るように前記1フレーム前の動画像データの補償すべき
    ゲインを検出するゲイン検出手段と、 前記動きベクトル検出手段によって検出された前記動き
    ベクトルが零ベクトルのとき前記ゲイン検出手段によっ
    て検出された前記ゲインに基づいて前記1フレーム前の
    動画像データをゲイン補償するゲイン補償手段と、 前記入力された動画像データと前記ゲイン補償手段によ
    ってゲイン補償された画像データとの差分であるフレー
    ム間差分データを生成するフレーム間差分データ生成手
    段と、 このフレーム間差分データ生成手段によって生成された
    前記フレーム間差分データと前記動きベクトルと前記ゲ
    インとを符号化して送信する送信手段とを具備すること
    を特徴とする動画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 1フレーム前の動画像データを蓄積する
    フレームメモリと、 入力された動画像データとこのフレームメモリに蓄積さ
    れた前記1フレーム前の動画像データとから各フレーム
    間の画素値の空間的なずれを示す動きベクトルを検出す
    る動きベクトル検出手段と、 前記入力された動画像データと前記1フレーム前の動画
    像データの各フレーム間の各画素の輝度変化が最小とな
    るように前記1フレーム前の動画像データの補償すべき
    ゲインを検出するゲイン検出手段と、 前記動きベクトル検出手段によって検出された前記動き
    ベクトルに基づいて前記1フレーム前の動画像データを
    動き補償する動き補償手段と、 前記ゲイン検出手段によって検出された前記ゲインに基
    づいてこの動き補償手段によって動き補償された動画像
    データをゲイン補償するゲイン補償手段と、 前記入力された動画像データとこのゲイン補償手段によ
    ってゲイン補償された画像データとの差分であるフレー
    ム間差分データを生成するフレーム間差分データ生成手
    段と、 このフレーム間差分データ生成手段によって生成された
    前記フレーム間差分データと前記動きベクトルと前記ゲ
    インとを符号化して送信する送信手段とを具備すること
    を特徴とする動画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記フレーム間差分データを直交変換す
    る直交変換手段と、この直交変換手段の変換データを量
    子化する量子化手段とを備え、前記送信手段は前記量子
    化手段で量子化された量子化データと前記動きベクトル
    と前記ゲインとから各発生頻度に応じて符号化して送信
    することを特徴とする請求項2記載の動画像符号化装
    置。
  4. 【請求項4】 1フレーム前の動画像データを蓄積する
    フレームメモリと、 入力された符号化データから符号動画像データと、前記
    1フレーム前の動画像データとの間の画素値の空間的な
    ずれを示す動きベクトルと、前記1フレーム前の動画像
    データとの間の各画素の輝度変化が最小となる前記1フ
    レーム前の動画像データの補償すべきゲインとを抽出す
    る抽出手段と、 この抽出手段によって抽出された前記動きベクトルが零
    ベクトルのとき前記1フレーム前の動画像データを前記
    ゲインに基づいてゲイン補償するゲイン補償手段と、 このゲイン補償手段でゲイン補償された画像データと前
    記符号動画像データとから復号動画像データを生成する
    復号動画像データ生成手段とを具備することを特徴とす
    る動画像復号化装置。
  5. 【請求項5】 1フレーム前の動画像データを蓄積する
    フレームメモリと、 入力された符号化データから符号動画像データと、前記
    1フレーム前の動画像データとの間の画素値の空間的な
    ずれを示す動きベクトルと、前記1フレーム前の動画像
    データとの間の各画素の輝度変化が最小となる前記1フ
    レーム前の動画像データの補償すべきゲインとを抽出す
    る抽出手段と、 この抽出手段によって抽出された前記動きベクトルに基
    づいて前記1フレーム前の動画像データを動き補償する
    動き補償手段と、 この動き補償手段によって動き補償された画像データを
    前記ゲインに基づいてゲイン補償するゲイン補償手段
    と、 このゲイン補償手段でゲイン補償された画像データと前
    記符号動画像データとから復号動画像データを生成する
    復号動画像データ生成手段とを具備することを特徴とす
    る動画像復号化装置。
  6. 【請求項6】 前記抽出手段によって抽出された前記符
    号動画像データを逆量子化する逆量子化手段と、この逆
    量子化手段によって逆量子化された逆量子化データを直
    交逆変換する直交逆変換手段とを備え、前記復号動画像
    データ生成手段は前記直交逆変換手段によって直交逆変
    換された画像データと前記ゲイン補償手段でゲイン補償
    された画像データとから復号動画像データを生成するこ
    とを特徴とする請求項4または5記載の動画像復号化装
    置。
  7. 【請求項7】 前記送信手段は前記動きベクトルが零ベ
    クトルのときのみ前記ゲインを符号化して送信するもの
    であることを特徴とする請求項3記載の動画像符号化装
    置。
  8. 【請求項8】 前記送信手段は前記動きベクトルが零ベ
    クトルのとき前記動きベクトルに代えて前記ゲインを符
    号化して送信するものであることを特徴とする請求項3
    記載の動画像符号化装置。
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