JP2001227452A

JP2001227452A - 重力変換原動機

Info

Publication number: JP2001227452A
Application number: JP2000079101A
Authority: JP
Inventors: Tadaharu Kuroki; 忠春黒木
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2000-02-15
Filing date: 2000-02-15
Publication date: 2001-08-24

Abstract

(57)【要約】【目的】動力（エネルギー）の生成に、化石燃料など
公害が発生する外的燃料を使用せずに動力を生成させる
構成からなる「重力変換原動機」を提供する。【構成】中心軸（１）と重量を加えたプーリー（２）
を伸縮自在フォーク（３）で接続し、ガイド滑車（４）
を組み込んだ環状型軌道（５）を架台（９）に装備す
る。ら線状のネジを設けたスクリューシャフト（７）の
回転操作により、環状型軌道（５）を水平線上でスライ
ドさせ伸縮自在フォーク（３）の伸縮を促す。伸縮によ
ってプーリー（２）の動力を変換させてプーリーを回転
させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、機器本体のプーリー
に重量を加え、中心から左右の重力に偏差を生じさせて
プーリーの回転を促し、重力によるエネルギーを発生さ
せる「重力変換原動機」に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、原動機の動力を成す源には電気、
天然ガスなど化石燃料を用いているが、電気の生成をは
じめこれらの資源はすべて有限であり、使用する際に発
生する有害物質は自然環境の破壊にとどまらず、人類は
もとより、動植物の生存の危機をも招き今や、グローバ
ル的解決策を求められている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これには次のような欠
点があった。電気エネルギー源には、大きく分けて核燃
料、石油、ガス、石炭などが使用されている。これには
莫大なコストが要求され、産業界に於ける生産性を圧迫
し、生活に占めるコストも大きい。より高文化が進めば
進むほど化石燃料は消費され有害物質は放出されて環境
破壊が進むと云う悪循環をくり返しているのが現状であ
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、架台（９）に
取付けた軸受（１１）で支えた中心軸（１）と重量を加
えたプーリー（２）を伸縮自在フォーク（３）で連結
し、ガイド滑車（４）を中心軸（１）の最短距離に設け
る。ガイド滑車（４）を回転誘導する円形状から成る環
状型軌道（５）を架台（９）のスライド溝（１０）に装
てんする。スライド溝受（６）を形成した環状型軌道
（５）を左右にスライドさせるハンドル（８）付きスク
リューシャフト（７）を設ける。プーリー（２）の回転
と加速を促すためのフライホイル（１２）を設ける。発
電機および諸機器に動力を供給するための接続用プーリ
ー（１３）を設ける。本発明は、以上の構成からなる
「重力変換原動機」である。

【０００５】

【作用】中心軸（１）とプーリー（２）を結ぶ伸縮自在
フォーク（３）に取付けたガイド滑車（４）を円形状か
ら成る環状型軌道（５）に組みこみ、環状型軌道（５）
に形成したスライド溝受（６）を架台（９）のスライド
溝（１０）に装てんし、環状型軌道（５）を架台に装着
する。架台（９）に設けたハンドル（８）付きのスクリ
ューシャフト（７）とスライド溝受（６）にはら線状の
ネジを施し、ハンドルを操作することによって環状型軌
道（５）は、スライド溝（１０）に添って移動する。こ
のときガイド滑車（４）も同方向へ移動する。この移動
によって伸縮自在フォーク（３）は伸縮運動をはじめ
る。このとき、重心を失ったプーリー（２）は中心軸
（１）を基点に伸縮自在フォーク（３）が伸びた方向へ
重力が加わり回転する。サイドに設けたフライホイル
（１２）はプーリーの回転をスムーズにし、回転力を持
続させる。プーリー（２）の回転力で発生した動力（エ
ネルギー）は、プーリー（１３）または歯車などで発電
機に直結し発電させる。また、動力（エネルギー）を必
要とする他の機器にも同様の方法で動力を供給すること
が可能である。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。（イ）、本機プーリー（２）自体の重量を動力（エネル
ギー）に変えるための構造から成るもので、中心軸
（１）を基点に伸縮自在フォーク（３）でプーリー
（２）と中心軸（１）を連結させる。回転力をあげるた
めプーリー（２）には重量を加える。（ロ）、重力を連続的に変換させるための構成は、伸縮
自在フォーク（３）の伸縮を促すガイド滑車（４）を設
けて環状型軌道（５）内を回転循環させる。ガイド滑車
（４）の回転により、伸縮自在フォーク（３）は伸縮運
動を始め、特に水平線上での伸縮の差が大きくなり、こ
れに比例してプーリー（２）の重力は伸びた方が大き
く、縮んだ方は小さくなるため自然の原理から、プーリ
ー（２）は、伸縮自在フォーク（３）の伸びた方へと回
転する。（ハ）、プーリー（２）の回転を促す方法は前述
（（イ）（ロ））の構成によるがその操作は、環状型軌
道（５）にら線状のネジを施したスライド溝受（６）を
設けて架台（９）のスライド溝（１０）に装着させる。
架台（９）に装着したスライド溝受（６）にら線状のネ
ジを施したスクリューシャフト（７）を装着する。移動
しないように架台（９）に取付けたスクリューシャフト
（７）のハンドル（８）を操作し、環状型軌道（５）を
水平線上で移動させてプーリー（２）を回転させる。ま
た、プーリー（２）の回転を停止するときは、スクリュ
ーシャフト（７）のハンドル（８）を逆に廻して環状型
軌道（５）の中心が中心軸（１）と合致する位置に戻す
ことによりプーリー（２）は停止する。（ニ）、中心軸（１）を支える軸受（１１）を架台に取
付け、中心軸（１）にフライホイル（１２）を装着しプ
ーリー（２）の回転力を増補させる。また、中心軸
（１）にプーリー（１３）又は歯車等を装備して発電機
その他動力（エネルギー）を必要とする機器に接続する
ことができる。

【０００７】

【発明の効果】本発明の構造は、以上の説明から成って
おり、以下に記載する機能を有している。外的エネルギ
ーを必要とせず、本機自体の重力によって該当プーリー
を回転させ、動力（エネルギー）を発生させて他の機器
えの動力（エネルギー）供給が可能となる。本機には、
外的エネルギーは必要としないので公害は発生しない。
従って環境汚染は皆無であり、コストのかからないクリ
ーンなエネルギーを提供できる。また、本機の設置にあ
たっては、地上、地下および高所、低所などいかなる条
件にも左右されず設置することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の正面図

【図２】本発明の正面図のＡ−Ａ断面拡大図

【符号の説明】

１中心軸２プーリー３伸縮自在フォーク４ガイド滑車５環状型軌道６スライド溝受７スクリューシャフト８ハンドル９架台１０スライド溝１１軸受１２フライホイル１３プーリー（接続用）

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】中心軸（１）とプーリー（２）を伸縮自
在フォーク（３）で接続し、伸縮自在フォーク（３）に
ガイド滑車（４）を設け、ガイド滑車（４）を誘導する
環状型軌道（５）を設ける、環状型軌道（５）にスライ
ド溝受（６）と、ハンドル（８）付きスクリューシャフ
ト（７）を設け、架台（９）に環状型軌道（５）用のス
ライド溝（１０）を設け、中心軸（１）にフライホイル
（１２）と他の機器へ伝道するためのプーリー（１３）
を装備した「重力変換原動機。」