JP2001225694A - タンクローリーとその製造方法 - Google Patents

タンクローリーとその製造方法

Info

Publication number
JP2001225694A
JP2001225694A JP2000038606A JP2000038606A JP2001225694A JP 2001225694 A JP2001225694 A JP 2001225694A JP 2000038606 A JP2000038606 A JP 2000038606A JP 2000038606 A JP2000038606 A JP 2000038606A JP 2001225694 A JP2001225694 A JP 2001225694A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
members
lorry
joined
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000038606A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4220092B2 (ja
Inventor
Shunji Higashida
俊次 東田
Masami Kitanaka
正己 北中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HIGASHIDA TEKKO KK
NIPPON EKITAI UNYU KK
Nippon Fusso Co Ltd
Original Assignee
HIGASHIDA TEKKO KK
NIPPON EKITAI UNYU KK
Nippon Fusso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HIGASHIDA TEKKO KK, NIPPON EKITAI UNYU KK, Nippon Fusso Co Ltd filed Critical HIGASHIDA TEKKO KK
Priority to JP2000038606A priority Critical patent/JP4220092B2/ja
Publication of JP2001225694A publication Critical patent/JP2001225694A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4220092B2 publication Critical patent/JP4220092B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷下ろし時の残液の発生を極力抑えること
ができるタンクローリーを提供する。 【解決手段】 危険物たる液体をタンク1のタンク室に
積載して運搬するタンクローリーであって、タンク1
は、その長手方向に隣接して互いに独立して配設され夫
々にタンク室を有する複数のタンク部材2によって形成
され、且つ夫々のタンク部材2の各タンク室の底面9が
各タンク部材2の配設方向両端部から中央部に向けて下
降傾斜した傾斜底面に形成され、この傾斜底面9の最も
低位にある部分に底弁10が設けられてなるタンクロー
リー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、危険物たる液体を
タンクのタンク室に積載して運搬するタンクローリー、
及びこのタンクローリーの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のタンクローリーは、一般
のタンクローリーと同様に、タンク内が直線的な筒状体
からなり、危険物たる液体を積載、運搬するので、内部
が仕切板によって複数のタンク室に仕切られており、ま
た各タンク室の液体の荷下ろしのために各タンク室ごと
にその底面に底弁が設けられ、これがタンク底部に配設
される排出管につながれている。そして、タンクは若干
進行方向前部側に低く、即ちタンク全体が若干前下がり
に取り付けられ、従って排出管もタンク底部に沿って前
下がりに配設され、これによって各タンク室の液体は排
出管を通って一旦タンク前方に送り出され、この前方位
置よりタンクローリーの後部あるいはローリーの左右側
面部に送られ、その位置から液体を外部に取り出すよう
になっている。
【0003】このように複数のタンク室の液体を一旦前
方位置に集め、この前方位置より後方又は左右側方に送
り出す必要があるため、排出管の総延長長さが非常に長
いものとなっていた。そして、このようなタンクローリ
ーのタンク内、つまり各タンク室内に、種々の油をはじ
め各種液体が積載されて運搬されるが、積載される液体
の粘土が高くなると、その荷下ろし時に、各タンク室や
長さの長い排出管内に、多量の残液が生ずるようにな
る。そこで、従来、高粘土液体については、そのままの
温度では、タンクローリーによる積載、運搬が困難であ
るとされていた。また、低粘土の液体であっても、従来
のように排出管の総延長長さが長いと、タンク室又は排
出管内に残液が生じたり、また残液を完全に排出するの
に可成りの時間を要した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、高粘土液体に
ついては、液温を上げることにより粘土を下げ、もって
荷下ろし時の残液発生を極力抑え、タンクローリーによ
る積載、運搬を可能とすることを従来行われていた。し
かしながら、このような方式を採用し、運搬のために高
粘土液体の液温を上げ高温化すると、まず変質、劣化す
るものも多く、またタンクローリーのタンクや排出管に
ついて高温を維持する付帯設備を要し、更にタンクロー
リーへの積み込みや荷下ろし側にも耐高温設備を要する
など、非常にコスト高となっていた。
【0005】本発明は、上記のような実情に鑑み、上記
従来の問題点を解決しようとするもので、タンク内の前
後部底面を中央部に向けて下降傾斜させることによっ
て、宅タンク室内の液体を中央部に集め、この中央位置
から液体を側面部又は後部から排出するようにすること
によって、荷下ろし時の残液の発生を極力抑えることが
できるタンクローリーを提供することを目的とする。更
に本発明の他の目的は、そのタンクローリーを安価に製
造し得る製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
危険物たる液体をタンク1のタンク室に積載して運搬す
るタンクローリーであって、該タンク1は、その長手方
向に隣接して互いに独立して配設され夫々にタンク室3
を有する複数のタンク部材2によって形成され、且つ夫
々のタンク部材2の各タンク室3の底面9が各タンク部
材2の配設方向両端部から中央部に向けて下降傾斜した
傾斜底面に形成されて各タンク部材2,2は互いに接合
され、該傾斜底面9の最も低位にある部分に底弁10が
設けられてなることを特徴とする。
【0007】請求項2は、請求項1に記載のタンクロー
リーにおいて、各タンク部材2のタンク室3の内壁には
フッ素樹脂皮膜層12が形成されてなることを特徴とし
ている。
【0008】請求項3に係る発明のタンクローリーの製
造方法は、上記タンク1が形成される複数のタンク部材
2は夫々独立して別個に形成され、しかる後に各タンク
部材2が長手方向に互いに接合されるようにしたことを
特徴とする。
【0009】請求項4に係る発明のタンクローリーの製
造方法は、上記タンク1が形成される2つのタンク部材
2,2は夫々独立して別個に形成され、次に両タンク部
材2,2の互いの対向端部2b,2bを覆うようにして
夫々にリング状の継板4,4を固着し、しかる後に両継
板4,4の対向端縁4b,4bを互いに固着することに
よって、両タンク部材2,2が長手方向に互いに接合さ
れるようにしたことを特徴とするものである。
【0010】請求項5に係る発明のタンクローリーの製
造方法は、上記タンク1が形成される複数のタンク部材
2は夫々独立して別個に形成され、しかる後に各タンク
部材2が長手方向に互いに接合されると共に、各タンク
部材2にわたって防護枠6や側面枠5等の補強枠が取り
付けられるようにしたことを特徴とする。
【0011】請求項6に係る発明のタンクローリーの製
造方法は、上記タンク1が形成される複数のタンク部材
2は夫々独立して別個に形成され、次いで各タンク部材
2の内壁にフッ素樹脂皮膜層12が形成され、しかる後
に各タンク部材2が長手方向に互いに接合されるように
したことを特徴とする。
【0012】請求項7に係る発明のタンクローリーの製
造方法は、上記タンク1が形成される複数のタンク部材
2は夫々独立して別個に形成され、次いで各タンク部材
2にフッ素樹脂粉体を投入して密閉した状態で、タンク
部材2を焼成炉21内の高温加熱環境のもとで二軸回転
成形法によってフッ素樹脂がタンク部材2の内壁に焼付
塗装され、これによってタンク部材2の内壁にフッ素樹
脂皮膜層12が形成され、しかる後に各タンク部材2が
長手方向に互いに接合されるようにしたことを特徴とす
る。
【0013】請求項8に係る発明のタンクローリーの製
造方法では、上記タンク1が形成される複数のタンク部
材2は夫々独立して別個に形成され、次いで各タンク部
材2にフッ素樹脂粉体を投入して密閉した状態で、タン
ク部材2を焼成炉21内の高温加熱環境のもとで二軸回
転成形法によってフッ素樹脂がタンク部材2の内壁に焼
付塗装され、これによってタンク部材2の内壁にフッ素
樹脂皮膜層12が形成され、しかる後に各タンク部材2
が長手方向に互いに接合されると共に、各タンク部材2
にわたって防護枠6や側面枠5等の補強枠が取り付けら
れるようにしたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るタンクロー
リーの全体を示す側面図である。このタンクローリーは
タンク1のタンク室に危険物である液体を積載して運搬
するもので、タンク1は、その長手方向に隣接して互い
に独立して配設され夫々にタンク室3(図2参照)を有
する2つのタンク部材2,2によって形成されていて、
両タンク部材2,2は対向端部に取り付けられた環状の
継板4,4を介して長手方向に互いに接合されている。
また、各タンク部材2にわたって側面枠5、防護枠6、
サブフレーム7等の補強枠が取り付けられている。
【0015】タンク1を形成する2つのタンク部材2,
2は、図1に示すように夫々上面8側が同一水平直線状
に配設されているが、各タンク室3の底面9が2つのタ
ンク部材2,2の配設方向両端部から中央部に向けて下
降傾斜するような傾斜底面に夫々形成され、各傾斜底面
9の最も低位にある部分に排出口18が設けられて、こ
の排出口18内に底弁10が配備されており、そして各
タンク室3の底弁10に排出管11がつながれている。
【0016】このようなタンクローリーによれば、各タ
ンク部材2のタンク室3の液体をタンク1の長手方向及
び幅方向の中央部側(最低位部側)に集め、この中央部
側に設けた各底弁10より排出管11を介して吐出ポン
プ(図示省略)にさせることによって、排出管11を可
及的に短尺に形成でき、これがために排出管11内や各
タンク室3内に残液の発生することが殆どなくなる。排
出管11の総延長長さは、従来この種のタンクローリー
に比べてその1/4 〜1/5 程度に大幅に短縮される。
【0017】そして、このようなタンクローリのタンク
1の各タンク室3に高粘度液体が積載されて運搬され、
そして荷下ろしに際し、各タンク室3内の高粘度液体
は、タンク1の長手方向およびこれよ直交する幅方向か
ら中央部にかけて下降傾斜する各タンク室3の傾斜低面
9に沿って円滑に流下して、その傾斜底面9の最も低位
にある位置設けた底弁10から排出された後、排出管1
1を経由し円滑に荷下ろしされる。従って、この高粘度
液体用のタンクローリによると、タンク1に積載される
液体が高粘度であっても、荷下ろし時にタンク1の各タ
ンク室3内、特にその底面9付近や、排出管11内に残
留し難く、円滑に荷下ろしされ、残液発生が抑えられる
ことになる。
【0018】図2は、互いに独立して形成された2つの
略円錐台形状タンク部材2,2を示す。各タンク部材2
は、円錐台形状の胴部2aと径大側鏡板部2bと径小側
鏡板部2cとからなるもので、タンク室3の内壁にはフ
ッ素樹脂皮膜層12が形成されている。また、各タンク
部材2の上面8径大部側にはマンホール13及び注入口
14が設けられ、底面9径大部側には前記したように底
弁10が配備される排出口18が設けられる。
【0019】図3は、上記のように互いに独立して形成
された2つのタンク部材2,2の夫々に、継板4が取り
付けられ且つ側面枠取付座15、防護枠取付座16、サ
ブフレーム取付座17が取り付けられた状態を示してい
る。継板4は、リング状に形成されたもので、各タンク
部材2の径大側端部に外嵌されて、その一端部4aがタ
ンク部材2に溶接されており、2つのタンク部材2,2
の接合時に両継板4,4の他端部4b,4bどうしが突
き合わせ溶接されるようになっている。
【0020】即ち、上記の2つのタンク部材2,2は夫
々の対向端部2b,2bが椀状ないし扁平半球状に形成
されているため、このままでは両者を互いに接合するこ
とは困難である。
【0021】そこで、本実施形態にあっては、図示のリ
ング状(環状)の継板4を別途製作し、このリング状継
板4を2つのタンク部材2,2に夫々の椀状端部2b,
2bを覆うようにして、夫々の一端部4a,4aを溶接
し、しかる後に上述のように両継板4,4の対向端縁で
ある他端部4b,4bを互いに溶接するようにしたた
め、両タンク部材2,2の互いに対向端部2b,2bが
椀状になっていても正確に且つ強固に連結することがで
き、特に両タンク部材2,2の底部9,9が互いに対向
端部2b,2b側に傾斜して、両対向端部2b,2bが
一層溶接され難い場合に有用である。
【0022】なお、リング状の継板4は、完全にエンド
レスなリング状に形成されることは必ずしも必要でな
く、例えばタンク部材2,2の底部側で外部から見えな
いところは切欠された切欠リング状であっても、或いは
所謂半割りリング状ものをリング状に突き合わせるよう
にしてもよい。
【0023】上記のような構成を有するタンクローリー
の製造方法について図4〜図6を参照して説明する。図
4の(A)〜(C)は、タンクローリー製造方法の工程
図であり、図5の(A)〜(C)は、図4の(A)〜
(C)の夫々についてタンク部材2の径小側鏡板部2c
から見た端面図である。
【0024】タンクローリーの製造にあたっては、先
ず、図2及び図3によって既に説明したような例えば2
つのタンク部材2,2を夫々独立して別個に形成する。
そして、各タンク部材2のタンク室3の内壁全域に、後
述する二軸回転成形法(他の方法でもよい)によってフ
ッ素樹脂皮膜層12を形成する。尚、各タンク部材2に
は、図3に示すように継板4、側面枠取付座15、防護
枠取付座16、サブフレーム取付座17等が溶接によっ
て取り付けられるが、タンク室3内壁に対するフッ素樹
脂皮膜層12の形成作業は、タンク部材2に上記継板
4、取付座15,16,17等を取り付ける前に行って
もよいが、溶接によって取り付ける際に、該溶接熱がタ
ンク室内壁に伝播して、これがフッ素樹脂皮膜層12に
熱分解等の悪影響を及ぼす虞れのある場合には、上記継
板4等をタンク部材2,2に取り付けた後にフッ素樹脂
皮膜層12を形成することが好ましい。
【0025】各タンク部材2のタンク室3内壁にフッ素
樹脂皮膜層12を形成した後、両タンク部材2,2を、
図4の(A)及び図5の(A)に示すように径大側鏡板
部2b,2bどうし対向させた状態からリンク状継板
4,4の対向端部4b,4bどうしを突き合わせ溶接す
ることによって、両タンク部材2,2を長手方向に互い
に一体的に接合し、図4の(B)及び図5の(B)に示
す状態とする。両継板4,4の対向端部4b,4bの溶
接接合部を図中Wで示す。この状態において、両タンク
部材2,2は、夫々上面8側が同一水平直線状に配設さ
れると共に、2つのタンク室3,3の底面9,9が両タ
ンク部材2,2の配設方向両端部から中央部に向けて下
降傾斜するような傾斜底面に夫々形成される。尚、上記
両継板4,4によって両タンク部材2,2を接合する際
には、一方のタンク部材2の防護枠取付座16及びサブ
フレーム取付座17と、他方のタンク部材2の防護枠取
付座16及びサブフレーム取付座17とを溶接によって
接合する。
【0026】上記のようにして2つのタンク部材2,2
を長手方向に互いに接合した後、図4の(A)及び図5
の(A)に示すように、両タンク部材2,2の夫々の側
面枠取付座15、防護枠取付座16及びサブフレーム取
付座17に、側面枠5、防護枠6及びサブフレーム7を
各タンク部材2にわたるように夫々取り付け、図4の
(C)及び図5の(C)に示す状態とする。側面枠5、
防護枠6、サブフレーム7等の補強枠を各タンク部材2
にわたって取り付けることにより、両タンク部材2,2
の接合部分を補強してその接合部分での破損等の発生を
回避できるようにすると共に、両タンク部材2,2全体
を補強して据え付けの安定を図り、更には各タンク部材
2を保護するようにしている。上記のように補強枠で補
強した2つのタンク部材2,2をクレーンで吊り上げ
て、走行車19の車台20上に搭載し、そして排出管1
1等の必要な配管を行うと共に、必要な機器を取り付け
る。
【0027】次に、上記タンクローリーの製造方法にお
いて略円錐台形状タンク部材2のタンク室3内壁にフッ
素樹脂皮膜層12を形成するのに最も有効な二軸回転成
形法について説明する。
【0028】図6には、この成形法に使用する二軸回転
成形装置の一例を示しているが、この装置は、焼成炉2
1と、この焼成炉21内に配置される装置本体22とか
らなり、装置本体22は、台車23に回転枠体24を水
平回転軸線Xの周りに回転可能に軸架すると共に、その
回転軸25にモーター26を連動連結し、回転枠体24
の水平枠27には、タンク部材取付座28を前記水平回
転軸線Xと直交する垂直回転軸線Yの周りに回転できる
ように軸受29を介して取り付け、このタンク部材取付
座28の回転軸30を水平枠27に設置したモーター3
1によって駆動するようにしたもので、モーター26,
31を夫々駆動することによって、タンク部材取付座2
8を水平回転軸線Xの周りに回転させつつ垂直回転軸線
Yの周りに回転させることができる。なお、図示の二軸
回転成形装置は一実施形態であって、特に水平回転軸線
Xの周りの回転軸および垂直回転軸線Yの周りの回転軸
の駆動源は、周知の伝動手段を介して一つのモーターで
行ってもよく、またこれらの駆動源を焼成炉21の外部
から取り出すようにしてもよい。
【0029】この装置の使用による二軸回転成形法に先
立って、先ず、タンク部材2のタンク室3内壁をバーナ
ーの火炎によって350℃〜420℃に空焼きし、タン
ク部材2の製作中に内壁に付着した油脂分等の付着物を
除去し、その後に例えばアルミナ研削材を使用したショ
ットブラストによる下地処理を施し、この下地処理によ
りタンク室3の内壁表面を粗面化して、フッ素樹脂皮膜
の密着力を高めるようにする。
【0030】上記のようにタンク部材2に対し空焼処理
及び下地処理を施した後、このタンク部材2のタンク室
3に、マンホール13又は注入口14から必要とするフ
ッ素樹脂粉体を所定量投入し、そのマンホール13及び
注入口14を塞いだ後、このタンク部材2を、二軸回転
成形装置の焼成炉21内に配置された装置本体22のタ
ンク部材取付座28に適当なクランプ部材(図示省略)
を用いて図6に示すような状態に取付け固定する。
【0031】この状態で、焼成炉21の外部に設けたバ
ーナーによってコントロールしながら焼成炉21の内部
に360℃〜450℃の熱風hを供給し、そしてモータ
ー26,31の駆動によってタンク部材取付座28を水
平回転軸線X周り及び垂直回転軸線Y周りで二軸回転さ
せながら、フッ素樹脂をタンク部材2の内壁に焼付塗装
することによって、タンク部材2の内壁にフッ素樹脂皮
膜層12を形成する。こうしてタンク部材2内壁にフッ
素樹脂皮膜層12を形成した後、フッ素樹脂皮膜層12
に不具合が発生しないように焼成炉21内の温度を徐々
に下げてゆき、そして所要時間経過後に、装置本体22
を焼成炉21より出し、装置本体22よりタンク部材2
を取り外した後、ピンホール検査等の外観検査及びフラ
ンジ面等の仕上げを行う。
【0032】このような二軸回転成形装置の使用による
二軸回転成形法を採用した場合には、略円錐台形状タン
ク部材2の内壁全域をむらなく一様に加熱することがで
き、それによってこのタンク部材2の内壁全域にわたっ
て均一で良好なフッ素樹脂皮膜層12を形成することが
できて、タンク部材2の耐食性を著しく向上できる。因
みに、フッ素樹脂皮膜層を形成すべきタンク部材が単純
な円筒形状であれば、一軸回転成形法(一般的な回転成
形法)でもある程度均一厚みの皮膜層を形成できるが、
本発明に係るタンク部材2のようにタンク胴部が円錐台
形を成している非円筒形の場合には、一軸回転成形法に
よっては、特にタンク胴部側の内壁が均一に加熱され得
ず、その内壁に形成される皮膜層の厚みに大きなバラツ
キが生じ、短期間に腐食され易くなる。
【0033】上記のようにタンク部材2の内壁にフッ素
樹脂皮膜層12が形成されることによって、耐食性が著
しく向上されると共に、タンクの洗浄性も大きく向上さ
れる。このフッ素樹脂皮膜層12の厚みは、1〜5mm
の範囲とされ、通常は2mm程度とされる。また、この
膜層12を形成するフッ素樹としては、PVDF(2F
樹脂)、ECTFE(3Fコポリマー)、ETFE(4
Fコポリマー)、PFA(4Fコポリマー)等が使用さ
れるが、このうち最もコストの安いETFEが実用的で
ある。
【0034】以上の実施形態では、タンク1が2つのタ
ンク部材2によって形成される場合について説明した
が、本発明に係るタンク1は、複数のタンク部材2のタ
ンク室の底面9がタンク長手方向両端部から中央部に向
けて下降傾斜した傾斜底面に形成されるものであるか
ら、もちろん3つ以上のタンク部材2によって形成され
てもよい。この場合、各タンク部材2,2は前述のリン
グ状の継板4を介して互いに接合されることが好まし
い。
【0035】
【発明の効果】請求項1に係る発明のタンクローリーに
よれば、タンクはその長手方向に隣接して互いに独立し
て配設され夫々にタンク室を有する複数のタンク部材に
よって形成され、且つ夫々のタンク部材の各タンク室の
底面が各タンク部材の配設方向両端部から中央部に向け
て下降傾斜した傾斜底面に形成されて各タンク部材が互
いに接合され、この傾斜底面の最も低位にある部分に底
弁が設けられているから、タンク内の液体をタンク底面
の中央部側に集めて、その中央部側にある底弁から排出
させることができ、それによって荷下ろし時の残液発生
を極力抑えることができる。即ち、高粘度液体であって
も、荷下ろし時において各タンク室内や排出管内の残液
の発生を抑え、事後の洗浄に大きな工数、手間を要する
こともなく、高粘度液体を積載、運搬できるようにな
る。
【0036】請求項2に記載のように、各タンク部材の
タンク室の内壁にフッ素樹脂皮膜層が形成されているか
ら、このフッ素樹脂皮膜層によってタンクの耐食性が著
しく向上されると共に、各タンク室の傾斜底面と相俟っ
てタンクの洗浄性がきわめて良好となる。
【0037】請求項3に係る発明のタンクローリーの製
造方法によれば、タンクを形成する複数のタンク部材を
夫々独立して別個に形成し、しかる後に各タンク部材を
長手方向に互いに接合するようにしたから、タンクの製
造が容易となって、製造コストの低廉化を期することが
できる。即ち、タンク底面がタンク長手方向両端部から
中央部に向けて下降傾斜した傾斜底面となった形状のタ
ンクを、単体として形成しようとすれば、大型のタンク
ローリーになる程、技術的に相当な困難を要する上、製
造設備も大型のものが必要となって、製造コストが非常
に高くつくが、本発明の製造方法では、複数のタンク部
材を別個独立して形成した後、これら複数のタンク部材
を長手方向に互いに接合するから、上記単体での製造方
法に比べて製造が容易で、それほど大がかりな設備も要
らず、コストを安くできる。
【0038】請求項4に係る発明のタンクローリーの製
造方法によれば、リング状(環状)の継板を別途製作
し、このリング状継板を2つのタンク部材に夫々の椀状
端部を覆うようにして固着し、しかる後に両継板の対向
端縁を互いに固着するようにしたため、両タンク部材の
互いに対向端部が椀状になっていても、また両タンク部
材の底部が互いに対向端部側に傾斜して、両対向端部が
一層溶接され難い場合にあっても、正確に且つ強固に両
タンク部材を互いに連結することができる。
【0039】請求項5に係る発明のタンクローリーの製
造方法によれば、複数のタンク部材を夫々独立して別個
に形成し、しかる後各タンク部材を長手方向に互いに接
合すると共に、各タンク部材にわたって防護枠や側面枠
等の補強枠を取り付けることにより、タンク部材相互の
接合部分を補強してその接合部分での破損等を防止でき
る回避できるようにすると共に、タンク部材全体を補強
して据え付けの安定を図ることができる。
【0040】請求項6に係る発明のタンクローリーの製
造方法によれば、夫々独立して別個に形成した各タンク
部材の内壁にフッ素樹脂皮膜層を形成することによっ
て、優れた耐食性を発揮し得るタンクローリーを製造で
きる。
【0041】請求項7に係る発明のタンクローリーの製
造方法によれば、夫々独立して別個に形成した各タンク
部材にフッ素樹脂粉体を投入して密閉した状態で、タン
ク部材を焼成炉内の高温加熱環境のもとで二軸回転成形
法によってフッ素樹脂がタンク部材の内壁に焼付塗装
し、これによってタンク部材の内壁にフッ素樹脂皮膜層
を形成するから、各タンク部材の内壁の全域にわたって
均一で良好なフッ素樹脂皮膜層を形成することができ、
従ってタンクの耐食性を著しく向上できる。
【0042】請求項8に係る発明のタンクローリーの製
造方法によれば、夫々独立して別個に形成した各タンク
部材にフッ素樹脂粉体を投入して密閉した状態で、タン
ク部材を焼成炉内の高温加熱環境のもとで二軸回転成形
法によりフッ素樹脂がタンク部材の内壁に焼付塗装し
て、タンク部材の内壁にフッ素樹脂皮膜層を形成した後
に、各タンク部材を長手方向に互いに接合すると共に、
各タンク部材にわたって補強枠を取り付けるようにする
から、各タンク部材の内壁の全域にわたり均一で良好な
フッ素樹脂皮膜層を形成できて、耐食性を著しく向上で
き、そしてタンク部材相互の接合部分を補強してその接
合部分での破損等を防止できると共に、タンク部材全体
を補強して車体上での据え付けの安定を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るタンクローリーの全体を示す側
面図である。
【図2】 2つのタンク部材を個別に示す一部断面側面
図である。
【図3】 2つのタンク部材の夫々に、継板、側面枠取
付座、防護枠取付座、サブフレーム取付座が取り付けた
状態を示す側面図である。
【図4】 (A)〜(C)はタンクローリー製造方法の
工程図である。
【図5】 (A)〜(C)は図4の(A)〜(C)の夫
々についてタンク部材をその径小側鏡板部から見た端面
図である。
【図6】 二軸回転成形装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 タンク 2 タンク部材 3 タンク室 4 継板 6 防護枠 7 サブフレーム 9 タンク部材の傾斜底面 12 フッ素樹脂皮膜層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月22日(2000.2.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、高粘液体に
ついては、液温を上げることにより粘を下げ、もって
荷下ろし時の残液発生を極力抑え、タンクローリーによ
る積載、運搬を可能とすることを従来行われていた。し
かしながら、このような方式を採用し、運搬のために高
液体の液温を上げ高温化すると、まず変質、劣化す
るものも多く、またタンクローリーのタンクや排出管に
ついて高温を維持する付帯設備を要し、更にタンクロー
リーへの積み込みや荷下ろし側にも耐高温設備を要する
など、非常にコスト高となっていた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東田 俊次 兵庫県尼崎市大浜町1の34 有限会社東田 鉄工内 (72)発明者 北中 正己 大阪府南河内郡美原町木材通2丁目4番6 号 日本フッソ工業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 危険物たる液体をタンクのタンク室に積
    載して運搬するタンクローリーであって、該タンクは、
    その長手方向に隣接して互いに独立して配設され夫々に
    タンク室を有する複数のタンク部材によって形成され、
    且つ夫々のタンク部材の各タンク室の底面が各タンク部
    材の配設方向両端部から中央部に向けて下降傾斜した傾
    斜底面に形成されて各タンク部材は互いに接合され、該
    傾斜底面の最も低位にある部分に底弁が設けられてなる
    タンクローリー。
  2. 【請求項2】 各タンク部材のタンク室の内壁にはフッ
    素樹脂皮膜層が形成されてなる請求項1に記載のタンク
    ローリー。
  3. 【請求項3】 上記タンクが形成される複数のタンク部
    材は夫々独立して別個に形成され、しかる後に各タンク
    部材が長手方向に互いに接合されるようにしたタンクロ
    ーリーの製造方法。
  4. 【請求項4】 上記タンクが形成される2つのタンク部
    材は夫々独立して別個に形成され、次に両タンク部材の
    互いの対向端部を覆うようにして夫々にリング状の継板
    を固着し、しかる後に両継板の対向端縁を互いに固着す
    ることによって、両タンク部材が長手方向に互いに接合
    されるようにしたタンクローリーの製造方法。
  5. 【請求項5】 上記タンクが形成される複数のタンク部
    材は夫々独立して別個に形成され、しかる後に各タンク
    部材が長手方向に互いに接合されると共に、各タンク部
    材にわたって防護枠や側面枠等の補強枠が取り付けられ
    るようにしたタンクローリーの製造方法。
  6. 【請求項6】 上記タンクが形成される複数のタンク部
    材は夫々独立して別個に形成され、次いで各タンク部材
    の内壁にフッ素樹脂皮膜層が形成され、しかる後に各タ
    ンク部材が長手方向に互いに接合されるようにしたタン
    クローリーの製造方法。
  7. 【請求項7】 上記タンクが形成される複数のタンク部
    材は夫々独立して別個に形成され、次いで各タンク部材
    にフッ素樹脂粉体を投入して密閉した状態で、タンク部
    材を焼成炉内の高温加熱環境のもとで二軸回転成形法に
    よってフッ素樹脂がタンク部材の内壁に焼付塗装され、
    これによってタンク部材の内壁にフッ素樹脂皮膜層が形
    成され、しかる後に各タンク部材が長手方向に互いに接
    合されるようにしたタンクローリーの製造方法。
  8. 【請求項8】 上記タンクが形成される複数のタンク部
    材は夫々独立して別個に形成され、次いで各タンク部材
    にフッ素樹脂粉体を投入して密閉した状態で、タンク部
    材を焼成炉内の高温加熱環境のもとで二軸回転成形法に
    よってフッ素樹脂がタンク部材の内壁に焼付塗装され、
    これによってタンク部材の内壁にフッ素樹脂皮膜層が形
    成され、しかる後に各タンク部材が長手方向に互いに接
    合されると共に、各タンク部材にわたって防護枠や側面
    枠等の補強枠が取り付けられるようにしたタンクローリ
    ーの製造方法。
JP2000038606A 2000-02-16 2000-02-16 タンクローリー Expired - Lifetime JP4220092B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000038606A JP4220092B2 (ja) 2000-02-16 2000-02-16 タンクローリー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000038606A JP4220092B2 (ja) 2000-02-16 2000-02-16 タンクローリー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001225694A true JP2001225694A (ja) 2001-08-21
JP4220092B2 JP4220092B2 (ja) 2009-02-04

Family

ID=18562317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000038606A Expired - Lifetime JP4220092B2 (ja) 2000-02-16 2000-02-16 タンクローリー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4220092B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007153404A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Higashida Tekko:Kk タンクローリー
JP2007152989A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Nippon Oil Corp 改質硫黄資材輸送用車両
JP2008132896A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Kayaba Ind Co Ltd タンク
JP2009022920A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Origin Electric Co Ltd 塗布物展延装置および塗布物展延方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104029627B (zh) * 2014-06-24 2016-07-06 吉安市综合物流中心有限公司 一种运送危险液体的物流车

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007152989A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Nippon Oil Corp 改質硫黄資材輸送用車両
JP2007153404A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Higashida Tekko:Kk タンクローリー
JP2008132896A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Kayaba Ind Co Ltd タンク
JP2009022920A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Origin Electric Co Ltd 塗布物展延装置および塗布物展延方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4220092B2 (ja) 2009-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1291060C (zh) 移动式镀覆系统及方法
EP1162397B1 (en) Metal-composite corrugated hoses and a process for manufacturing the same
US7168743B2 (en) Means to seal terminal ends of pipe sleeves
US7211307B2 (en) Low permeation polymer fuel tank
CA2931793A1 (en) Method for lining pipe with a metal alloy
JP2001225694A (ja) タンクローリーとその製造方法
US8096168B2 (en) Container for accommodating media, and method for the production and verification of the leakproofness of said container
KR20070049159A (ko) 모노릴스 라이닝을 가진 구간 도관
US20070262075A1 (en) Heat Plate for Welding the Pipe with Multi-Walls and the Method for Welding the Same
MX2011001562A (es) Metodo para soldar un cuerpo metalico en forma de panal y para tratamiento de los gases de escape.
EP1197994A1 (en) Apparatus for manufacturing semiconductor device
US7191792B2 (en) Compressor assembly
US5364012A (en) Method of producing metal encapsulated plastic tank systems
US6627136B2 (en) Method for making a liquid storage tank
US4874445A (en) Method for repairing fuel tanks
JP2006298179A (ja) 液体搬送用車両
KR20160100691A (ko) 라이닝코팅시스템 및 라이닝코팅방법
US20040209027A1 (en) Slip collar
CN102245420A (zh) 用于制造多腔室油箱的方法
JPH0880996A (ja) 半導体用薬液タンク
KR100264010B1 (ko) 중량의 압력용기와 이를 용접하기 위한 셀 가접 방법
JPH09327834A (ja) 被覆鋼材への被覆剤の被覆方法および被覆装置
KR100326293B1 (ko) 패널수조의 조립식 코팅패널 제조방법
JP3184033B2 (ja) 高粘度液体用のタンクローリ
UA77931C2 (en) Method for repair of defect section of pipeline under pressure

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081022

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4220092

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121121

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131121

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term