JP2001217762A - 蓄積型無線中継伝送方式 - Google Patents

蓄積型無線中継伝送方式

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JP2001217762A
JP2001217762A JP2000021610A JP2000021610A JP2001217762A JP 2001217762 A JP2001217762 A JP 2001217762A JP 2000021610 A JP2000021610 A JP 2000021610A JP 2000021610 A JP2000021610 A JP 2000021610A JP 2001217762 A JP2001217762 A JP 2001217762A
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Tatsuhiro Oba
達博 大場
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信地球局から非リアルタイムな信号を一定
の周期で繰り返し受信局に無線中継伝送する場合、常時
送信地球局から送信し続ける必要が無く、また複数の非
リアルタイムな信号を同時には送信しないことにより送
信機の台数を削減する。 【解決手段】 上記課題の解決手段として、衛星2上
に、蓄積記憶部26を搭載し、非リアルタイム映像音声
あるいはデータを送信地球局1から送信して蓄積記憶部
26に記憶し、記憶動作完了後、制御部29が蓄積記憶
部26からデータを読み出してエンドレス再生を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、送信地球局から
送信される非リアルタイムな信号を、蓄積及び再生機能
を有する静止衛星、周回衛星又は空中に停留したプラッ
トフォームを中継して、受信局に向け伝送する無線中継
伝送方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えば、従来の蓄積及び再生機
能のない衛星を用いて、衛星放送サービスを提供する従
来の無線中継伝送方式のシステム構成図であり、図7に
おいて、1は映像音声番組ソースをディジタル信号にて
送信する送信地球局、2は送信されてきたディジタル信
号を地球の受信局に中継する衛星、4は衛星2より中継
されてきたディジタル信号を映像音声信号に変換して映
像音声をテレビジョン受像機に再生する受信局である。
送信地球局1において、11は映像音声番組ソース送出
部、12aは映像音声番組ソース送出部11より送出さ
れた映像音声信号をアナログ変調するアナログ変調部、
13はアナログ変調された映像音声信号を無線周波数に
変換した後に電力増幅して送信アンテナに送るアンテナ
高周波部である。
【0003】衛星2において、21は送信地球局1から
の電波を受信すると共に、電波を後述する受信局4に送
信する送受信アンテナ部であり、この送受信アンテナ部
21は反射鏡・給電部211、送受信周波数帯域を分離
するダイプレクサ212より構成されている。22は送
受信アンテナ部21で受信した受信信号を低雑音増幅し
送信周波数帯域へ周波数変換する低雑音受信・周波数変
換部、23は低雑音受信・周波数変換部22より入力し
た複数の受信信号を周波数分離する入力分波部、32は
入力分波部23より入力された複数の受信信号を送信波
として増幅する送信増幅部、33は送信増幅部32によ
り増幅された周波数の異なる複数の送信波を周波数合成
して送受信アンテナ部21に出力する出力合成部であ
る。
【0004】受信局4において、41は衛星2の送受信
アンテナ部21より送信された電波をアンテナで受信し
た後に、増幅して周波数変換するアンテナ及び低雑音増
幅・周波数変換部、42aは周波数変換された信号をテ
レビ用信号に変換する衛星放送チューナ、43はテレビ
用信号を画像化して画面に映し出すテレビジョン受像機
である。図8は、衛星2に搭載される通信系の一例を詳
細に示すものであり、例えば、「放送技術1997年1
0月号」968ページの図3に示された放送衛星BSA
T−1の通信系ブロック図である。
【0005】図8において、21は17/12GHz帯
送受信アンテナ部であり、17/12GHz帯送受信ア
ンテナ部21は送受信アンテナ部を構成する反射鏡・給
電部211、送受信周波数帯域を分離するダイプレクサ
212より構成される。22は受信信号を低雑音増幅し
送信周波数帯域へ周波数変換する低雑音増幅・周波数変
換部であり、低雑音増幅・周波数変換部22は送信信号
の漏れ込みを低減するバンドパスフィルタ221、現用
及び予備の低雑音受信・周波数変換器222,225、
現用・予備の低雑音受信・周波数変換器223,225
の入力および出力を切り替えるスイッチ224,224
より構成される。23は低雑音増幅・周波数変換部22
3,225より入力された複数の受信信号を周波数分離
する入力分波部である。32は送信信号の増幅部であ
り、増幅部32は励振用増幅器(DLA)322、送信
信号を電力増幅する進行波管増幅器(TWTA)32
3、進行波管増幅器323、現用予備の進行波管増幅器
323を切り替えるスイッチ324、現用予備の励振用
増幅器322切り替えるスイッチ321より構成され
る。33は低雑音増幅・周波数変換部32により増幅さ
れた周波数の異なる複数の送信波を周波数合成する出力
合成部である。
【0006】また、図9は、利用者が、インターネット
プロトコル(IP)を用い、地上回線によりサービスプ
ロバイダを経由してコンテンツプロバイダへアクセスし
情報コンテンツを要求した場合、該コンテンツプロバイ
ダからの情報コンテンツは、該サービスプロバイダから
送信地球局1を経由し、衛星を介して利用者へ伝送され
るように行われる衛星インターネットサービスを提供す
る従来の無線中継伝送システムの構成図である。図にお
いて、1はサービスプロバイダの送信地球局、2は送信
地球局1から受信局4へ信号を中継する静止軌道上の衛
星、5はコンテンツプロバイダ、100は地上回線網で
ある。
【0007】送信地球局1において、12bはディジタ
ル変調部、13はアンテナ高周波部、14は誤り訂正符
号化部、15はルーター、16は受信サーバー、17は
伝送制御部である。衛星2は、図6に示した衛星2と構
成が同一であるので、構成各部の説明は省略する。受信
局4において、41はアンテナ及び低雑音増幅・周波数
変換部、44はアダプタ、45はコンピュータ、46は
モデムである。コンテンツプロバイダ5において、51
はサーバー、52はルーターである。
【0008】次に従来の無線中継伝送方式の動作につい
て、図7に示した衛星放送を例にとり説明する。送信地
球局1において、アナログ変調部12aは、映像音声番
組ソース送出部11からのベースバンド送信信号に所要
の変調を施す。送出するベースバンド信号が複数ある場
合には、複数のアナログ変調部12aを用いて、各送信
信号毎に変調を施す。変調された各送信信号はアンテナ
高周波部13により、各送信信号毎に無線周波数に周波
数変換された後に電力増幅され、各送信信号が周波数合
成されてアンテナから衛星2に向けて送信される。
【0009】衛星2の送受信アンテナ部21で受信され
た信号は、低雑音増幅・周波数変換部22により低雑音
増幅のあと送信帯域へ周波数変換され、入力分波部23
により各入力信号がフィルタによりチャネル分離され
て、個別の送信増幅部32により各々増幅される。増幅
された各チャネルの送信信号は、出力合成部33により
周波数合成され、送受信アンテナ部21から地上の受信
局4へ向け送信される。
【0010】受信局4では、アンテナ・低雑音増幅・周
波数変換部41で衛星2からの信号を受信増幅し、中間
周波数帯へ周波数変換後、衛星放送チューナ42aによ
り復調されるので、視聴者はテレビジョン受像機43に
より希望の衛星放送番組を視聴できる。
【0011】次に、衛星2内部の動作について説明す
る。図8において、送信地球局1からの送信信号は、衛
星2に搭載された送受信アンテナ21の反射鏡・給電部
211で受信され、送受信周波数帯域を分離するダイプ
レクサ212で受信信号として分離される。
【0012】この受信信号は、低雑音増幅・周波数変換
部22において衛星送信信号の漏れ込みを低減するバン
ドパスフィルタ(BPF)221を通り、低雑音受信・
周波数変換器223(もしくは225)で増幅され送信
帯へ周波数変換される。入力分波部23は、各CH毎に
フィルタが装備され、該フィルタにより入力信号がチャ
ネル分離される。各チャネル毎の送信信号は励振用増幅
器(DLA)322及び進行波管増幅器(TWTA)3
23により電力増幅され、出力合成部33に装備された
フィルタ型合成器より周波数合成され、ダイプレクサ2
12を通り、反射鏡・給電部211から受信局4に向け
再送信される。
【0013】また、従来の無線中継伝送方式の動作につ
いて、衛星インターネットサービスを例に取り説明す
る。図9において、利用者は、受信局4のコンピュータ
45から、モデム46及び地上回線網100を介し、サ
ービスプロバイダの送信地球局1に回線接続する。回線
接続後、利用者がコンテンツプロバイダ5のインターネ
ットプロトコル(IP)アドレスを発信すると、送信地
球局1におけるルーター15は地上回線網100を介し
て、コンテンツプロバイダ5へと迂回接続する。
【0014】従来の衛星インターネットシステムでは、
コンテンツプロバイダ5から利用者への情報コンテンツ
は、地上回線網100を介して、利用者のコンピュータ
45へは伝送されず、ルーター15へ伝送される。受信
サーバー16はルーター15経由で伝送された情報コン
テンツを一時保管する。
【0015】伝送制御部17は、受信サーバー16に保
管された情報コンテンツを取り出し、受信局4の利用者
のIPアドレスを付加して、他の情報コンテンツと多重
化する。伝送制御部17からのディジタル信号は、誤り
訂正符号化部14により誤り訂正符号化処理が施され、
ディジタル変調部12bでディジタル変調を施された後
に、アンテナ高周波部13で無線周波数に変換されて増
幅され、衛星2へ向けて送信される。
【0016】衛星2で増幅されたディジタル信号は、受
信局4のアンテナ・低雑音増幅・周波数変換部41で受
信増幅される。アダプタ44は増幅された信号を復調、
誤り訂正復号化などを行い、利用者のIPアドレスが付
与された情報コンテンツを取り出して、コンピュータ4
5へ情報コンテンツを伝送する。以上のプロセスを経
て、利用者は、コンテンツプロバイダ5に要求した情報
コンテンツを、地上インターネット回線に比べて高速な
データ伝送が可能なように設計された衛星回線経由で入
手することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来の無線中継伝送方
式の一例として、衛星放送の場合、映画番組のように1
日に同一番組を繰り返し放映する場合があるが、衛星側
に蓄積及び再生機能がないため、非リアルタイム放送で
あっても、常時、送信地球局から衛星に向け送信するこ
とが必要であり、中継伝送路として、送信信号毎に複数
のアップリンク周波数を常時使用するので、周波数使用
効率が悪いという問題点があった。
【0018】また、送信地球局では各チャネル毎に送信
機が必要であり、設備が大型化するという問題点があっ
た。さらに、衛星放送の周波数帯は、降雨による減衰が
大きく、降雨による減衰を予め見込んで送信地球局から
送信地球局の送信機出力として晴天時所要電力の10〜
20倍程度の規模で衛星へ大きな電力を送信するか、降
雨時、降雨減衰量の分だけ送信地球局からの送信電力を
増加させる等の対策を講じているため、所要回線稼働率
によっては、送信地球局の送信機出力として晴天時所要
電力の10〜20倍程度の規模が必要となるなどの問題
点もあった。
【0019】また、衛星インターネットサービスを提供
する従来の無線中継伝送方式にあっては、衛星回線の伝
送容量が限られているため、利用者からの情報コンテン
ツ要求が輻輳すると、輻輳しない場合に比べて、利用者
あたりの伝送速度が低下し、情報コンテンツのダウンロ
ードに時間がかかるなどの問題点があった。
【0020】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、送信地球局から非リアルタイム
な信号を一定の周期で繰り返し受信局に無線中継伝送す
る場合、常時送信地球局から送信し続ける必要が無く、
また複数の非リアルタイムな信号を同時には送信しない
ことにより送信機の台数を削減することを目的としてお
り、さらに降雨時には非リアルタイムな信号の伝送を中
止し、降雨減衰を補償することで送信機出力として出力
増大分を考慮しなくてよい無線中継伝送方式を提供する
こと、また衛星インターネットサービスにあっては、利
用者からの情報コンテンツ要求が輻輳した場合でも、情
報コンテンツに要するダウンロード時間を短縮できるこ
とを目的とする。
【00021】
【課題を解決するための手段】この発明は、送信地球局
から送信された信号を、衛星を中継して受信局に向けて
送信を行う無線中継伝送方式において、前記衛星に、前
記送信地球局から送信された信号を受信して復調する復
調手段と、復調された信号を保存する蓄積記憶部と、前
記蓄積記憶部への信号書き込み時に速度合わせを行う入
力速度変換部と、前記蓄積記憶部から前記信号読み出し
時に速度合わせを行う出力速度変換部と、前記入力速度
変換部および出力速度変換部に対して前記蓄積記憶部へ
の信号書き込み/読み出し速度を制御する制御部と、前
記蓄積記憶部から読み出した信号を再変調し受信局に向
け送信する送信手段とを搭載し、前記送信地球局からは
前記信号を前記衛星に送信し、前記衛星では受信した信
号を復調した後に前記蓄積記憶部に記憶し、記憶した前
記信号を前記蓄積記憶部から読み出し、送信用の信号に
再変調して前記衛星から受信局に送信するものである。
【0022】この発明は、衛星では受信した信号を復調
のあと前記蓄積記憶部に記憶し、記憶した前記信号を前
記蓄積記憶部から読み出す動作をエンドレスに行い、読
み出された信号を送信用の信号に再変調して前記衛星か
ら受信局に送信するものである。
【0023】この発明は、送信地球局から衛星に送信す
る保存目的のデータを送信信号に変調して送信し、前記
衛星では受信した信号を前記データに復調のあと前記蓄
積記憶部に記憶し、前記送信地球局からの指令により、
前記蓄積記憶部に記憶した前記データを該蓄積記憶部か
ら読み出す動作を行い、読み出されたデータを送信信号
に再変調して送信地球局に送信し、前記送信地球局は受
信した信号を前記データに復調して地上に復帰させるも
のである。
【0024】この発明は、送信地球局からの送信信号の
伝送速度を可変とするものである。。
【0025】この発明は、送信地球局には、送信するデ
ィジタル信号に第1の誤り訂正符号化処理を行う第1の
誤り訂正符号化手段を設け、前記衛星上には、受信した
復調後に再変調した信号に前記第1の誤り訂正符号化手
段に対応した第1の誤り訂正復号化処理を行う第1の誤
り訂正復号化手段と、この第1の誤り訂正復号化を行っ
た信号に第2の誤り訂正符号化処理を行う第2の誤り訂
正符号化手段とを設け、第1の誤り訂正符号化手段と第
2の誤り訂正符号化手段とでは誤り訂正能力が異なるも
のである。
【0026】この発明は、複数の前記送信地球局から送
信する信号が、前記衛星における受信時間軸上で重なら
ないように各送信地球局からの送信タイミングを制御す
る手段を設け、且つ、前記衛星上に搭載する復調手段を
1系統とし、前記1系統の復調手段で複数の送信地球局
からの信号を時分割で復調するものである。
【0027】この発明は、インターネット接続サービス
を受ける利用者が、インターネットプロトコル(IP)
を用い、地上回線によりサービスプロバイダを経由して
コンテンツプロバイダへアクセスし情報コンテンツを要
求した場合、前記コンテンツプロバイダからの情報コン
テンツは、前記サービスプロバイダから送信地球局を経
由し、衛星を介して前記利用者へ伝送される衛星インタ
ーネットシステムを構築し、前記送信地球局は、地上回
線と自己のネットワークとを接続するルーターと、前記
ルーター経由で受信した情報コンテンツ及び前記利用者
のIPアドレスとを一時保存する受信サーバーと、前記
衛星に搭載された蓄積記憶部へ向け情報コンテンツを転
送する伝送制御部とを備え、前記ルーターは、情報コン
テンツのデータ量が予め定めた制限値以下の場合、前記
情報コンテンツを前記地上回線経由で前記利用者へ転送
し、情報コンテンツのデータ量が当該制限値以上の場
合、少なくとも、前記情報コンテンツの名称、その更新
日付、最新情報コンテンツ、及び前記利用者のIPアド
レスを前記送信地球局の前記受信サーバーへ転送するよ
うに動作するものとし、前記受信サーバーは、転送され
た前記情報コンテンツの名称、その更新日付、最新情報
コンテンツ及び前記利用者のIPアドレスを保存するデ
ータベースを持ち、前記ルーターから情報コンテンツ等
を受信する毎に、前記データベースを更新し、またどこ
が更新されたかの更新情報を前記伝送制御部に通知する
ように動作し、前記伝送制御部は、情報コンテンツが更
新された場合、少なくとも、情報コンテンツの名称、最
新情報コンテンツ及び利用者のIPアドレスを、また、
情報コンテンツが更新されない場合、少なくとも、前記
情報コンテンツの名称、その更新日付、及び利用者のI
Pアドレスを前記衛星に搭載された前記蓄積記憶部へ向
け転送するように動作し、更に、前記衛星に搭載された
前記制御部は、前記蓄積記憶部への受信データの保存、
及び保存完了後、前記蓄積記憶部から、情報コンテンツ
及び該利用者のIPアドレスを読み出して前記衛星から
送信するように動作するようにしたものである。
【0028】この発明のおける衛星は静止衛星は、周回
衛星、又は成層圏など空中に停留したプラットフォーム
である。
【0029】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を添付図面について説明する。図1は、例
えば衛星を用いてディジタル放送サービスを提供する無
線中継伝送システムの構成図である。尚、図中、図7〜
図9と同一符号は同一または相当部分を示す。図におい
て、1Aは送信地球局、2Aは衛星、4Aは受信局であ
る。送信地球局1Aにおいて、11は映像音声番組ソー
ス送出部、12bはディジタル変調部、13はアンテナ
高周波部、14は誤り訂正符号化部である。衛星2Aに
おいて、21は反射鏡・給電部211、送受信周波数帯
域を分離するダイプレクサ212より構成される送受信
アンテナ部、22は受信信号を低雑音増幅する低雑音受
信・周波数変換部、23は複数の受信信号を周波数分離
する入力分波部、24は各受信信号を送信周波数帯域へ
周波数変換する送信周波数変換部、25はディジタル復
調部、26は蓄積記憶部、27は蓄積記憶部26への入
力データの速度を変換する入力速度変換部、28は蓄積
記憶部26からの出力データの速度を変換する出力速度
変換部、29は蓄積記憶部26及び入力速度変換部27
及び出力速度変換部28に対し入出力データの書き込み
/読み出しを制御する記憶制御部、30はディジタル変
調部、31は送信周波数変換部、32は送信信号を増幅
する送信増幅部、33は送信増幅部32により増幅され
た周波数の異なる複数の送信波を周波数合成する出力合
成部である。
【0030】受信局4Aにおいて、41はアンテナ及び
低雑音増幅・周波数変換部、42bはディジタル復調部
401、誤り訂正復号化部402、映像音声ディジタル
/アナログ(D/A)変換部403より構成されるディ
ジタル受信機部、43はテレビジョン受像機である。次
に送信地球局1Aから衛星2Aを介して受信局4Aへ映
像音声又はデータを提供する衛星放送サービスへ適用し
た例について、その動作を説明する。送信地球局1A、
及び受信局4Aの動作は従来例と同一であるが、ここで
はディジタル映像音声を衛星2Aを経由して送信地球局
1Aから受信局4Aへ伝送する場合を例に取って説明す
る。
【0031】送信地球局1Aにおいて、符号化/誤り訂
正符号化部14は映像音声番組ソース送出部11からの
ベースバンド送信信号を符号化しさらに誤り訂正符号化
処理を行う。ディジタル変調部12bは、固定した伝送
速度で、符号化されたベースバンド送信信号に所要の変
調を施す。変調された送信信号はアンテナ高周波部13
により、無線周波数に周波数変換され、電力増幅されて
アンテナから衛星2Aに向け送信される。
【0032】衛星2Aの送受信アンテナ部21で受信さ
れた信号は、低雑音受信・周波数変換部22で低雑音増
幅され、入力分波部23において各入力信号がフィルタ
によりチャネル分離される。チャネル分離された信号
は、受信周波数変換部24により、中間周波数(IF)
帯へ周波数変換される。
【0033】ディジタル復調部25はこのIF帯信号を
復調する。記憶制御部29及び入力速度変換部27は復
調された映像音声信号を蓄積記憶部26へ記憶する。こ
こで、蓄積記憶部26の容量は一定とを考える。一つの
無線チャネル当たりの伝送速度を40Mbps(映像チ
ャネルとして凡そ5〜8チャネルの時分割多重が可能)
とし、1時間分を蓄積する場合、蓄積するデータ量は4
0Mbps×3600秒/8=18Gバイトとなり、例
えば磁気ディスク装置でも実現可能な容量である。
【0034】入力速度変換部27は、蓄積記憶部26の
データ書き込み速度に比べて入力データ速度が速い場
合、バッファメモリとして動作し、記憶制御部29の制
御のもとに速度合わせを行う。出力速度変換部28は、
蓄積記憶部26のデータ読み出し速度とディジタル変調
部25の入力データ速度との速度合わせを行う機能を記
憶制御部29の制御のもとに実施する。
【0035】記憶制御部29は、蓄積記憶部26へのデ
ータ書き込みが終了すると、テープレコーダのエンドレ
ス再生のように、蓄積記憶部26からのデータ読み出し
をデータの始めから終わりまで繰り返して行うよう動作
する。データの内容が映画番組である場合には、映画の
始めから終わりまで繰り返し再生されることになる。
【0036】以上のように、非リアルタイムな映像音声
あるいはデータ情報の送信信号を送信地球局1Aから衛
星2Aを介して受信局4Aへ繰り返して伝送する無線中
継伝送方式において、衛星2A上に蓄積記憶機能及びエ
ンドレス再生機能を持つことにより、送信地球局1A
は、衛星2Aに向けてデータ蓄積に必要な時間だけ該送
信信号へ送信すれば良く、常時送信する必要がなくなる
効果がある。
【0037】なお、ディジタル変調部30は、出力速度
変換部28からのデータに所要の変調を施し、送信周波
数変換部31はこの変調信号を送信周波数帯域へ周波数
変換し、送信増幅部32はこの周波数変換された送信信
号を所要の出力まで増幅し、増幅された送信信号は、出
力合成部33により他の伝送チャネルと周波数合成され
て、送受信アンテナ部21から地上の受信局4Aへ向け
送信される。
【0038】受信局4Aにおいて、アンテナ・低雑音増
幅・周波数変換部41は衛星2Aからの信号を受信増幅
し中間周波数(IF)帯へ周波数変換する。ディジタル
受信機部42bを構成するディジタル復調部401はこ
のIF信号を復調し、誤り訂正復号化部402は復調さ
れた信号に誤り訂正復号化処理を行い、映像音声D/A
変換部403はディジタル信号をアナログ信号に変換し
てテレビジョン受像機43に出力することで、映像音声
番組を放送番組として視聴できる。
【0039】実施の形態2.また、実施の形態1では、
送信地球局1Aのディジタル変調部12bから受信局4
のディジタル復調部401に至る伝送路の伝送速度は固
定としたが、図2に示したように、ディジタル変調部1
2bからディジタル復調部25に至る伝送路の伝送速度
T1を可変としてもよく、その場合の特有の効果とし
て、例えば、晴天時はT1を高速として伝送に要する時
間を短縮し、送信中に降雨が発生した場合には晴天時と
同一送信電力であってもT1を低速とすることにより、
降雨に対する回線マージンを増加させることができる効
果がある。尚、本実施の形態に係る蓄積型無線中継伝送
方式の動作は、送信地球局1Aのディジタル変調部12
bから受信局4のディジタル復調部401に至る伝送路
の伝送速度を可変とした以外、実施の形態1の動作と同
様である。
【0040】実施の形態3.また、実施の形態1では、
衛星2A上では誤り訂正復号化処理を行わず、受信局4
Aの誤り訂正復号化部402で行うこととしたが、図3
に示したように、衛星2B上で、送信地球局1Aの第1
の誤り訂正符号化部14に対応した誤り訂正復号化部3
4を設けて一旦誤り訂正復号化処理を行い、さらに第1
の誤り訂正符号化処理とは異なった第2の誤り訂正符号
化部35を設けて誤り訂正符号化処理を行うこととし、
受信局4Aの誤り訂正復号化部402で第2の誤り訂正
復号化処理に対応した誤り訂正復号化処理を行うことと
してもよい。
【0041】その場合の特有の効果として、第1の誤り
訂正符号化処理の符号化利得を小さく設定することによ
り、送信地球局1Aから同一送信電力及び同一の伝送速
度で符号化利得を大きく設定した場合に比べ、誤り訂正
能力は劣るものの、より大きな情報速度で伝送すること
ができ、伝送に要する時間を短縮できる効果がある。誤
り訂正能力が劣っていても、間欠的に送信する蓄積型無
線伝送方式であるので、降雨時を避けて、送信地球局1
から送信すれば、アップリンク回線の稼働率を高くする
ことが可能となる。
【0042】実施の形態4.また、実施の形態1では、
送信地球局1が1局の場合を示したが、複数有る場合、
通常は、各局からの送信周波数が重ならないように割当
するので、衛星2A上に、ディジタル復調部25を複数
搭載する必要がある。しかし、図4に示したように、送
信周波数がf1〜fnのように異なる複数の送信地球局
1a〜1nからの送信信号が、衛星2Aにおける受信時
間軸上で重ならないように送信地球局1a〜1nからの
送信タイミングを、各スロット間にガイドタイムを設け
て第1スロット、第2スロット・・・第nスロットと制
御するようにしてもよい。
【0043】その効果として、衛星2A上に搭載するデ
ィジタル復調部25を1系統とし、この1系統で複数の
送信地球局1a〜1nからのディジタル信号を時分割で
復調することが可能となり、衛星2A上に搭載するディ
ジタル復調部25の台数を削減できる効果がある。
【0044】実施の形態5.また、実施の形態1では、
衛星2A上で記憶したディジタル信号を前記蓄積記憶部
26から読み出す動作をエンドレスに行い、読み出され
た信号を再変調して信号増幅し衛星2Aから受信局4A
に送信しつづけることとしたが、図5に示したように、
蓄積記憶部26からの読み出し動作をエンドレスに行わ
ず、送受信地球局第(1)1B(図5において送信地球
局が受信局の機能を装備)又は送受信地球局第(2)6
からのデータ送信指令を衛星2A上で受信した場合に限
り、前記蓄積記憶部26からデータを読み出し、読み出
された信号を再変調して信号増幅し、衛星2Aから送信
するようにしてもよい。
【0045】その効果として、災害のない平常時、第1
のコンピュータ18aの蓄積データベースを送受信地球
局第(1)1Bから衛星2A上に送信し、このデータベ
ースを災害対策用バックアップとして前記蓄積記憶部2
6に保存し、地震などの災害からの復旧時に、前記送受
信地球局第(1)1B又は送受信地球局第(2)6から
のデータ送信指令を衛星2に送出し、データベースを読
み出して、地上の第1コンピュータ18a、又は第2の
コンピュータ18bにデータベースを復旧することによ
り、重要なデータベースを地上災害から守り、またデー
タベースを復元することができる。
【0046】実施の形態6.また、実施の形態1では、
記憶制御部29は、蓄積記憶部26へのデータ書き込み
が終了すると、テープレコーダのエンドレス再生のよう
に、蓄積記憶部26からのデータ読み出しをデータの始
めから終わりまで繰り返して行うよう動作することと
し、主として衛星放送への適用を考えた構成とした。
【0047】本実施の形態では図6に示すように、イン
ターネット接続サービスを受ける利用者が、インターネ
ットプロトコル(IP)を用い、地上回線によりサービ
スプロバイダを経由してコンテンツプロバイダへアクセ
スして情報コンテンツを要求した場合、コンテンツプロ
バイダからの情報コンテンツが、サービスプロバイダか
ら前記送信地球局を経由し、前記衛星を介して利用者へ
伝送される衛星インターネットシステムに適用しても良
い。
【0048】ソフトウェアのバージョンアップなど、ダ
ウンロードに時間のかかるデータ量の多い情報コンテン
ツを衛星2A内の蓄積記憶部26へ記憶し、蓄積記憶部
26経由で利用者の受信局4へダウンリンクする。その
結果として、過去と同一の情報コンテンツが利用者から
要求された場合、送信地球局1Aからは情報コンテンツ
を送信する必要が無く、蓄積記憶部26に記憶された情
報コンテンツを、利用者へ配信するだけで済むので、ダ
ウンロードにかかる時間を短縮できる効果がある。
【0049】ところで、図9に示した従来の衛星インタ
ーネットシステムの動作と、図6に示した本実施の形態
との差について説明する。図6において、利用者は、回
線を受信局4のコンピュータ45から、モデム46、及
び地上回線網100を介し、サービスプロバイダの送信
地球局1に接続する。回線接続後、利用者がコンテンツ
プロバイダ5のインターネットプロトコル(IP)アド
レスを発信するとルーター15は地上回線網100を介
して、コンテンツプロバイダ5へ迂回接続する。コンテ
ンツプロバイダ5から利用者への情報コンテンツは、地
上回線網100を介して、送信地球局1Cのルーター1
5へ伝送される。ここまでは、従来例と同一である。
【0050】本実施の形態において、ルーター15は、
情報コンテンツのデータ量が予め定めた制限値以下の場
合、情報コンテンツを地上回線100経由で利用者へ転
送し、情報コンテンツのデータ量が当該制限値以上の場
合、少なくとも、情報コンテンツの名称(A)、その更
新日付(B)、最新情報コンテンツそのもの(C)、及
び該利用者のIPアドレス(D)とを送信地球局1の受
信サーバー(一時サーバー)16へ転送するように動作
する。受信サーバー16は、少なくとも、転送された該
情報コンテンツの名称(A)、その更新日付(B)、最
新情報コンテンツそのもの(C)、及び該利用者のIP
アドレス(D)を保存するデータベースを持ち、ルータ
ー15から情報コンテンツ等を受信する毎に、データベ
ースを更新し、またどこが更新されたかの更新情報を伝
送制御部17に通知するように動作する。伝送制御部1
7は、情報コンテンツそのもの(C)が更新された場
合、少なくとも、情報コンテンツの名称(A)、その更
新日付(B)、最新情報コンテンツそのもの(C)、及
び該利用者のIPアドレス(D)を、衛星2Aに搭載さ
れた蓄積記憶部26へ向け転送するように動作し、ま
た、情報コンテンツが更新されない場合、少なくとも、
情報コンテンツの名称(A)、その更新日付(B)、及
び該利用者のIPアドレス(D)を衛星2Aに搭載され
た蓄積記憶部26へ向け転送するように動作する。さら
に衛星2A搭載の記憶制御部29は、蓄積記憶部26へ
の受信データの保存、及び保存完了後、蓄積記憶部26
から、情報コンテンツそのもの(C)、及び該利用者の
IPアドレス(D)を読み出して衛星2Aから送信する
ように動作する。以上の各動作が本実施の形態における
特有の動作である。
【0051】実施の形態7.また、実施の形態1では、
2は静止衛星としたが、周回衛星又は成層圏などの空中
に停留したプラットフォームであっても良く、上記と同
様の効果を奏する。
【0052】
【発明の効果】以上のように、送信地球局から衛星を介
して受信局4へ、非リアルタイムな映像音声あるいはデ
ータ情報を、繰り返して伝送する無線中継伝送方式にお
いて、衛星上に蓄積記憶機能及びエンドレス再生機能を
持つことにより、送信地球局は、衛星に向け、データ蓄
積に必要な時間だけ該送信信号へ送信することにしたの
で、常時送信地球局から送信し続ける必要が無くなり、
送信地球局では同一の送信機及び同一の送信周波数を用
い、時間をずらして複数の非リアルタイムな信号を送信
できるので、送信地球局の送信設備規模を小型化でき、
また送信周波数を共用できるという効果がある。
【0053】また送信地球局では降雨を避けて送信でき
るので、降雨による減衰を補償するための出力増大分を
考慮しなくてよい送信機出力とできるという効果があ
る。また、送信地球局のディジタル変調部12bの伝送
速度を可変としたので、例えば、晴天時は伝送速度を高
速として伝送に要する時間を短縮し、送信中に降雨が発
生した場合には晴天時と同一送信電力であっても伝送速
度を低速とすることにより、降雨に対する回線マージン
を増加させることができるという効果がある。
【0054】また、送信地球局1に、送信するディジタ
ル信号に第1の誤り訂正符号化手段を設け、衛星2に復
調後再変調した信号に第1の誤り訂正符号化手段に対応
した第1の誤り訂正復号化を行う手段と、誤り訂正復号
化を行った信号に第2の誤り訂正符号化を行う手段とを
設け、第1の誤り訂正符号化手段と第2誤り訂正符号化
手段とは誤り訂正能力が異なることとしたので、第1の
誤り訂正符号化方式の符号化利得を小さく設定すること
により、送信地球局1から同一送信電力及び同一の伝送
速度で符号化利得を大きく設定した場合に比べ、誤り訂
正能力は劣るものの、より大きな情報速度で伝送するこ
とができ、伝送に要する時間を短縮できるという効果が
ある。
【0055】また、複数の送信地球局からの送信信号
が、衛星における受信時間軸上で重ならないように送信
地球局からの送信タイミングを制御することとしたの
で、衛星上に搭載するディジタル復調部を1系統とし、
この1系統で複数の送信地球局からのディジタル信号を
時分割で復調することが可能となり、衛星上に搭載する
ディジタル復調部の台数を削減できるという効果があ
る。
【0056】また、衛星又上の蓄積記憶部からの読み出
し動作をエンドレスに行わず、送信地球局又は他の送信
地球局からのデータ送信指令を衛星上で受信した場合に
限り、蓄積記憶部からデータを読み出し、読み出された
信号を再変調して信号増幅し衛星から受信局に送信する
こととしたので、地上の重要なデータベースを災害対策
用バックアップとして送信地球局から衛星へ送信し、デ
ータベースを蓄積記憶部に保存し、地震などの災害から
の復旧時に、送信地球局からのデータ送信指令を衛星へ
送出し、データベースを読み出して、地上へ送信するこ
ととしたので、重要なデータベースを地上災害から守
り、地上へデータベースを戻して復元することができる
ことでデータベースの保管を確実なものにできるという
効果がある。また、インターネット接続サービスを受け
る利用者が、インターネットプロトコル(IP)を用
い、地上回線を使用してサービスプロバイダの送信地球
局1を経由してコンテンツプロバイダへアクセスし情報
コンテンツを要求し、コンテンツプロバイダからの情報
コンテンツはサービスプロバイダの前記衛星送信地球局
を経由し、前記衛星を介して該利用者へ伝達される衛星
インターネットシステムに適用した場合、ソフトウェア
のバージョンアップなど、ダウンロードに時間のかかる
データ量の多い情報コンテンツを選択して、衛星内の蓄
積記憶部へ記憶し、蓄積記憶部経由該利用者の受信局へ
ダウンリンクすることにしたので、過去と同一の情報コ
ンテンツが利用者から要求された場合、送信地球局1か
らは該情報コンテンツを送信する必要が無く、過去蓄積
記憶部に記憶された情報コンテンツを、該利用者へ配信
するだけで済むので、ダウンロードにかかる時間を短縮
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による蓄積型無線中
継伝送方式を示すシステム構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による蓄積型無線中
継伝送方式を示すシステム構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による蓄積型無線中
継伝送方式を示すシステム構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による蓄積型無線中
継伝送方式を示すシステム構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態5による蓄積型無線中
継伝送方式を示すシステム構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態6による蓄積型無線中
継伝送方式を示すシステム構成図である。
【図7】 従来の無線中継伝送方式による衛星放送の例
を示すシステム構成図である。
【図8】 従来の無線中継伝送方式に用いられている放
送衛星の通信系を示す系統図である。
【図9】 従来の無線中継伝送方式に用いられている衛
星インターネットシステムの例を示すシステム構成図で
ある。
【符号の説明】
1A〜1C 送信地球局、2A,2B 静止衛星、4A
受信局、5 コンテンツプロバイダ、6 第2の送受
信地球局第2、11 映像音声番組ソース送出部、12
a アナログ変調部、12b ディジタル変調部、13
アンテナ高周波部、14 誤り訂正符号化部、15
ルーター、16 受信サーバー、17伝送制御部、26
蓄積記憶部、27 入力速度変換部、28 出力速度
変換部、29 記憶制御部、34 第1の誤り訂正復号
化部、35 第2の誤り訂正符号化部、41 アンテナ
・低雑音増幅・周波数変換部、51 サーバー、52ル
ーター、402 誤り訂正復号化部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信地球局から送信された信号を、衛星
    を中継して受信局に向けて送信を行う無線中継伝送方式
    において、 前記衛星に、前記送信地球局から送信された信号を受信
    して復調する復調手段と、復調された信号を保存する蓄
    積記憶部と、前記蓄積記憶部への信号書き込み時に速度
    合わせを行う入力速度変換部と、前記蓄積記憶部から前
    記信号読み出し時に速度合わせを行う出力速度変換部
    と、前記入力速度変換部および出力速度変換部に対して
    前記蓄積記憶部への信号書き込み/読み出し速度を制御
    する制御部と、前記蓄積記憶部から読み出した信号を再
    変調し受信局に向け送信する送信手段とを搭載し、前記
    送信地球局からは前記信号を前記衛星に送信し、前記衛
    星では受信した信号を復調した後に前記蓄積記憶部に記
    憶し、記憶した前記信号を前記蓄積記憶部から読み出
    し、送信用の信号に再変調して前記衛星から受信局に送
    信することを特徴とする蓄積型無線中継伝送方式。
  2. 【請求項2】 前記衛星では受信した信号を復調のあと
    前記蓄積記憶部に記憶し、記憶した前記信号を前記蓄積
    記憶部から読み出す動作をエンドレスに行い、読み出さ
    れた信号を送信用の信号に再変調して前記衛星から受信
    局に送信することを特徴とする請求項1に記載の蓄積型
    無線中継伝送方式。
  3. 【請求項3】 前記送信地球局から衛星に送信する保存
    目的のデータを送信信号に変調して送信し、前記衛星で
    は受信した信号を前記データに復調のあと前記蓄積記憶
    部に記憶し、前記送信地球局からの指令により、前記蓄
    積記憶部に記憶した前記データを該蓄積記憶部から読み
    出す動作を行い、読み出されたデータを送信信号に再変
    調して送信地球局に送信し、前記送信地球局は受信した
    信号を前記データに復調して地上に復帰させることを特
    徴とする請求項1に記載の蓄積型無線中継伝送方式。
  4. 【請求項4】 前記送信地球局からの送信信号の伝送速
    度を可変とすること、を特徴とする請求項1ないし3の
    何れかに記載の蓄積型無線中継伝送方式。
  5. 【請求項5】 前記送信地球局には、送信するディジタ
    ル信号に第1の誤り訂正符号化処理を行う第1の誤り訂
    正符号化手段を設け、 前記衛星上には、受信して復調後再変調した信号に前記
    第1の誤り訂正符号化手段に対応した第1の誤り訂正復
    号化処理を行う第1の誤り訂正復号化手段と、この第1
    の誤り訂正復号化処理を行った信号に第2の誤り訂正符
    号化処理を行う第2の誤り訂正符号化手段とを設け、 第1の誤り訂正符号化手段と第2の誤り訂正符号化手段
    とでは誤り訂正能力が異なることを特徴とする請求項1
    に記載の蓄積型無線中継伝送方式。
  6. 【請求項6】 複数の前記送信地球局から送信する信号
    が、前記衛星における受信時間軸上で重ならないように
    各送信地球局からの送信タイミングを制御する手段を設
    け、且つ、前記衛星上に搭載する復調手段を1系統と
    し、前記1系統の復調手段で複数の送信地球局からの信
    号を時分割で復調することを特徴とする請求項1に記載
    の蓄積型無線中継伝送方式。
  7. 【請求項7】 インターネット接続サービスを受ける利
    用者が、インターネットプロトコル(IP)を用い、地
    上回線によりサービスプロバイダを経由してコンテンツ
    プロバイダへアクセスし情報コンテンツを要求した場
    合、前記コンテンツプロバイダからの情報コンテンツ
    は、前記サービスプロバイダから送信地球局を経由し、
    衛星を介して前記利用者へ伝送される衛星インターネッ
    トシステムを構築し、 前記送信地球局は、地上回線と自己のネットワークとを
    接続するルーターと、前記ルーター経由で受信した情報
    コンテンツ及び前記利用者のIPアドレスとを一時保存
    する受信サーバーと、前記衛星に搭載された蓄積記憶部
    へ向け情報コンテンツを転送する伝送制御部とを備え、 前記ルーターは、情報コンテンツのデータ量が予め定め
    た制限値以下の場合、前記情報コンテンツを前記地上回
    線経由して前記利用者へ転送し、情報コンテンツのデー
    タ量が当該制限値以上の場合、少なくとも、前記情報コ
    ンテンツの名称、その更新日付、最新情報コンテンツ及
    び前記利用者のIPアドレスを前記送信地球局の前記受
    信サーバーへ転送するように動作するものとし、 前記受信サーバーは、転送された前記情報コンテンツの
    名称、その更新日付、最新情報コンテンツ及び前記利用
    者のIPアドレスを保存するデータベースを持ち、前記
    ルーターから情報コンテンツ等を受信する毎に、前記デ
    ータベースを更新し、またどこが更新されたかの更新情
    報を前記伝送制御部に通知するように動作し、 前記伝送制御部は、情報コンテンツが更新された場合、
    少なくとも、情報コンテンツの名称、最新情報コンテン
    ツ、及び利用者のIPアドレスを、また、情報コンテン
    ツが更新されない場合、少なくとも、前記情報コンテン
    ツの名称、その更新日付、及び利用者のIPアドレスを
    前記衛星に搭載された前記蓄積記憶部へ向け転送するよ
    うに動作し、 更に、前記衛星に搭載された前記記憶制御部は、前記蓄
    積記憶部への受信データの保存、及び保存完了後、前記
    蓄積記憶部から、情報コンテンツ、及び利用者のIPア
    ドレスを読み出して前記衛星から送信するように動作す
    るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の蓄積型
    無線中継伝送方式。
  8. 【請求項8】 前記衛星は静止衛星は、周回衛星、又は
    成層圏など空中に停留したプラットフォームであること
    を特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載の蓄積型
    無線中継伝送方式。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010124135A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Japan Radio Co Ltd 中継装置およびそれを利用した放送システム
JPWO2010095267A1 (ja) * 2009-02-23 2012-08-16 三菱電機株式会社 衛星通信システムおよびデータ伝送方法
JP2013527650A (ja) * 2010-03-30 2013-06-27 アストリウム・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 衛星通信システム及びデータ伝送方法

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