JP2001216393A - 生命保険シミュレーション装置、生命保険シミュレーション方法および記録媒体 - Google Patents

生命保険シミュレーション装置、生命保険シミュレーション方法および記録媒体

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JP2001216393A
JP2001216393A JP2000026507A JP2000026507A JP2001216393A JP 2001216393 A JP2001216393 A JP 2001216393A JP 2000026507 A JP2000026507 A JP 2000026507A JP 2000026507 A JP2000026507 A JP 2000026507A JP 2001216393 A JP2001216393 A JP 2001216393A
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insurance
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Shingo Mitsunami
新悟 三並
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生命保険の契約当事者の時間節約に役立つと
ともにコンサルティング機能も果たす、生命保険のシミ
ュレーションを行う装置を提供する。 【構成】 試用者による基礎データの入力を受け付ける
基礎データ入力手段と、その基礎データから準備済み資
金を算出する準備済み資金算出手段と、基礎データから
生涯必要資金を算出する生涯必要資金算出手段と、準備
済み資金が不足していた場合に試用者へ紹介する例話を
蓄積した例話データベースと、準備済み資金と生涯必要
資金との差額が所定以上のマイナス額である場合に基礎
データに基づいて当該試用者に適した例話を抽出する例
話抽出手段と、例話抽出手段が抽出した例話を試用者に
対して出力する例話出力手段とを備えた生命保険シミュ
レーション装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明が属する技術分野】生命保険に関するシミュレー
ションを行える技術に関する。
【0002】
【先行技術】生命保険の契約は、人それぞれに対して、
営業マンが質問しながら、生涯必要資金を算出するこ
と、準備済み資金を算出すること、および差額を埋めら
れるだけの保険を紹介する、というプロセスで進められ
る。そして、準備済み資金が不足している方について
は、準備済み資金が不足したために困った方という例話
を紹介するなどして、必要性を認識してもらい、契約を
勧める。
【0003】従来は、パンフレット類を見ていただきな
がら営業マンが説明をしていたが、近年では、携帯パソ
コンなどに、生涯必要資金、準備済み資金、その差額を
算出するプレゼンテーション用のプログラムをインスト
ールしておき、そのプレゼンテーションの中に例話まで
も織り込んでおき、営業マンの活動を補助している。と
ころで、営業マンが不要な保険の通信販売が盛んになっ
てきている。保険の通信販売が成功しているのは、通信
販売を利用する消費者がすでに必要性を認識しているた
めであると分析されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】インターネットが普及
し、情報リテラシーの高い人間も増えてきた。そういっ
た者にとっては、生命保険について知りたい場合、営業
マンに会うよりも、手軽に調べたり質問したいという要
望がある。生命保険の営業マンとしても、直接会って正
しい保険の知識を伝達し、且つ必要性を認識してもらう
という時間は、短いほどよい。
【0005】一方、保険の必要性を認識しているか否か
に関わらず、生涯必要資金および準備済み資金がどれく
らいであるかを認識した上で不足額を補うために保険契
約をする、という考え方は浸透しているとはいえない。
例えば、一般に、定期保険はいわゆる「掛け捨て」であ
るため、貯蓄機能のある養老保険や終身保険に比べて軽
視される傾向がある。また、生命保険の新規契約は、全
く生命保険に加入していなかった人が新規に契約する場
合に比べて、すでに何らかの契約をしている人が追加加
入をする場合や乗り換えをする人の方が、割合的に高
い。しかし、養老保険や終身保険は定期保険に比べて保
障額が小さくなり、そのために準備済み資金が不足して
いるという例がきわめて多い。すなわち、保険に加入し
ていない人だけでなく、すでに何らかの契約をしている
人にも保険の正しい知識は不足しており、適切なアドバ
イスやコンサルティングは欠かせない。
【0006】本発明が解決すべき課題は、生命保険の契
約当事者の時間節約に役立つとともにコンサルティング
機能も果たす生命保険のシミュレーション技術を提供す
ることにある。ここで、請求項1ないし請求項6記載の
発明は、生命保険の契約当事者の時間節約に役立つとと
もにコンサルティング機能も果たす生命保険のシミュレ
ーション装置を提供することである。また、請求項7な
いし請求項12記載の発明は、生命保険の契約当事者の
時間節約に役立つとともにコンサルティング機能も果た
す生命保険のシミュレーション方法を提供することであ
る。更に、請求項13記載の発明は、生命保険の契約当
事者の時間節約に役立つとともにコンサルティング機能
も果たす生命保険のシミュレーションのプログラムを提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を、あらゆる通信手段、例えば、インターネット、双方
向通信可能な衛星放送などを用いてインタラクティブ性
を確保した通信システム技術およびコンピュータによる
情報処理技術を用いて達成するものである。
【0008】請求項1記載の発明は、試用者による基礎
データの入力を受け付ける基礎データ入力手段と、その
基礎データから準備済み資金を算出する準備済み資金算
出手段と、基礎データから生涯必要資金を算出する生涯
必要資金算出手段と、準備済み資金が不足していた場合
に試用者へ紹介する例話を蓄積した例話データベース
と、準備済み資金と生涯必要資金との差額が所定以上の
マイナス額である場合に基礎データに基づいて当該試用
者に適した例話を抽出する例話抽出手段と、例話抽出手
段が抽出した例話を試用者に対して出力する例話出力手
段とを備えた生命保険シミュレーション装置に係る。
【0009】(用語説明)「基礎データ」とは、家族構
成、各種必要資金(生活資金、教育資金、老後資金な
ど)算出のためのデータ、準備済み資金算出のためのデ
ータ、年金情報などである。「基礎データ入力手段」と
しては、試用者の入力したデータを取り込むための手段
である。試用者が入力した基礎データを、インターネッ
トを介して通信手段にて送信する場合には、その基礎デ
ータを受信する受信手段が基礎データ入力手段となる。
「準備済み資金」とは、預金などの他、既に契約してい
る保険がある場合には、その保障額も含まれる。
【0010】「所定以上のマイナス額」とは、金額ある
いは割合にてあらかじめ定める。例えば、1000万円
あるいは3割以上、といった組み合わせでもよい。「例
話出力手段」とは、試用者がインターネット通信を用い
ている場合には、試用者に係るコンピュータへ例話のデ
ータを送信する送信装置となる。その送信装置から送信
されてきた例話のデータを、試用者に係るコンピュータ
を介してモニタ、スピーカなどから出力することによっ
て試用者は例話のデータを受け取ることができる。
【0011】(作用)まず、基礎データ入力手段が試用
者による基礎データの入力を受け付ける。そして、準備
済み資金算出手段がその基礎データから準備済み資金を
算出し、生涯必要資金算出手段が生涯必要資金を算出す
る。そして、例話抽出手段が準備済み資金と生涯必要資
金との差額が所定以上のマイナス額である場合に基礎デ
ータに基づいて当該試用者に適した例話を抽出し、例話
出力手段が抽出した例話を試用者に対して出力する。試
用者としては、基礎データを入力すれば、準備済み資金
や生涯必要資金を算出してもらった結果、準備済み資金
が足りなければ、例話が出力されるので、生命保険をよ
り深く考えるきっかけになる。生命保険の営業マンとし
ては、本発明が提供するシミュレーションによって予備
知識などを得た試用者に対して、補足的な説明をすれば
良く、両者の時間節約に貢献する。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の生
命保険シミュレーション装置を限定したものであり、生
命保険の基本形を蓄積する保険基本形データベースと、
準備済み資金と生涯必要資金との差額が所定以上のマイ
ナス額である場合に基礎データおよび保険基本形データ
ベースに基づいて当該試用者に適した保険を組み立てる
保険オーダー手段と、その保険オーダー手段が組み立て
た保険プランを試用者へ出力する保険出力手段とを備え
た生命保険シミュレーション装置に係る。
【0013】(用語説明)「生命保険の基本形」とは、
一般に、終身保険、養老保険および定期保険であるが、
今後新しい保険が案出された場合には、それを含める趣
旨である。また、オプションとなる特約についての基本
形も、ここに含めることとしてもよい。「保険プラン」
とは、基本形、保障額、月々の支払金額、支払期間など
をいう。一の保険会社から提供されるプランに限らず、
複数の会社から提供されるプランを用いる場合もある。
【0014】(作用)保険基本形データベースには、予
め生命保険の基本形が蓄積されている。保険オーダー手
段は、準備済み資金と生涯必要資金との差額が所定以上
のマイナス額である場合に、基礎データおよび保険基本
形データベースのデータに基づいて、当該試用者に適し
た保険を組み立てる。そして、保険出力手段が組み立て
た保険を試用者へ出力する。ここにおいて、試用者とし
ては、基礎データを入力すれば、準備済み資金や生涯必
要資金を算出してもらった結果、準備済み資金が足りな
ければ、参考になる保険プランが出力されるので、生命
保険をより深く考えるきっかけになる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の生命保険シミュレーション装置を限定した
ものであり、基礎データのサンプルを蓄積するサンプル
基礎データベースと、サンプル基礎データベースから適
当な抽出データを抽出するサンプルデータ抽出手段とを
備え、準備済み資金算出手段および生涯必要資金算出手
段は、試用者が入力した基礎データに不足したデータが
ある場合には前記抽出データを用いて準備済み資金およ
び生涯必要資金を算出することとした生命保険シミュレ
ーション装置に係る。
【0016】(作用)試用者が入力した基礎データに不
足したデータがある場合には、サンプルデータ抽出手段
がサンプル基礎データベースから適当な抽出データを抽
出する。そして、準備済み資金算出手段および生涯必要
資金算出手段は、前記抽出データを用いて準備済み資金
および生涯必要資金を算出する。試用者としては、基礎
データとして、全てのデータを入力しなくても例話や保
険プランを出力してもらえる。したがって、未確定なデ
ータや知らないデータがあっても、本願シミュレーショ
ン装置を利用することができる。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1、請求項
2または請求項3記載の生命保険シミュレーション装置
を限定したものであり、試用者が入力した基礎データを
蓄積する基礎データベースを備えた生命保険シミュレー
ション装置に係る。
【0018】(作用)基礎データベースには、試用者が
入力した基礎データを蓄積する。蓄積した基礎データ
は、次なる勧誘におけるデータとなるほか、統計的なデ
ータとして役立つ。
【0019】(請求項5)請求項5記載の発明は、請求
項1から請求項4いずれかに記載の生命保険シミュレー
ション装置を限定したものであり、試用者が入力すべき
基礎データのうち入力しなかったデータが何であるかを
蓄積する非入力データベースを備えた生命保険シミュレ
ーション装置に係る。 (作用)非入力データベースには、試用者が入力しなか
った基礎データが何であるかを蓄積する。そこへ蓄積し
たデータは、次なる勧誘におけるデータとなるほか、統
計的なデータとして役立つ。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項1から請求
項5いずれかに記載の生命保険シミュレーション装置を
限定したものであり、基礎データ入力手段には用意して
いない項目のデータたる非項目データの入力を受け付け
る非項目データ入力手段と、その非項目データを蓄積す
る非項目データベースとを備えた生命保険シミュレーシ
ョン装置に係る。
【0021】(用語説明)「非項目データ」とは、例え
ば、準備済み資金や生涯必要資金の算出には直接関係な
いデータであり、備考欄、質問欄、クレーム欄などに記
載されるデータをいう。 (作用)非項目データ入力手段は、基礎データ入力手段
には用意していない項目のデータたる非項目データの入
力を受け付ける。そして、非項目データベースは、その
非項目データを蓄積する。そこへ蓄積したデータは、次
なる勧誘におけるデータとなるほか、統計的なデータと
して役立つ。
【0022】請求項7記載の発明は、生命保険シミュレ
ーション方法の発明であって、試用者による基礎データ
の入力を受け付ける基礎データ入力手順と、その基礎デ
ータから準備済み資金を算出する準備済み資金算出手順
と、基礎データから生涯必要資金を算出する生涯必要資
金算出手順と、準備済み資金と生涯必要資金との差額が
所定以上のマイナス額である場合に準備済み資金が不足
していた場合に試用者へ紹介する例話を予め蓄積した例
話データベースから基礎データに基づいて当該試用者に
適した例話を抽出する例話抽出手順と、その例話抽出手
順が抽出した例話を試用者に対して出力する例話出力手
順とを備えた生命保険シミュレーション方法に係る。
【0023】請求項8記載の発明は、請求項7記載の生
命保険シミュレーション方法を限定したものであり、準
備済み資金と生涯必要資金との差額が所定以上のマイナ
ス額である場合に基礎データおよび生命保険の基本形を
予め蓄積する保険基本形データベースに基づいて当該試
用者に適した保険を組み立てる保険オーダー手順と、そ
の保険オーダー手順が組み立てた保険を試用者へ出力す
る保険出力手順とを備えた生命保険シミュレーション方
法に係る。
【0024】請求項9記載の発明は、請求項7または請
求項8記載の生命保険シミュレーション方法を限定した
ものであり、試用者が入力した基礎データに不足したデ
ータがある場合に、基礎データのサンプルを予め蓄積す
るサンプル基礎データベースから適当な抽出データを抽
出するサンプルデータ抽出手順を備え、準備済み資金算
出手順および保障額算出手順は、前記抽出データを用い
て準備済み資金および生涯必要資金を算出することとし
た生命保険シミュレーション方法に係る。
【0025】請求項10記載の発明は、請求項7、請求
項8または請求項9記載の生命保険シミュレーション方
法を限定したものであり、試用者が入力した基礎データ
を蓄積する基礎データ蓄積手順を備えた生命保険シミュ
レーション方法に係る。
【0026】請求項11記載の発明は、請求項7から請
求項10いずれかに記載の生命保険シミュレーション方
法を限定したものであり、試用者が入力すべき基礎デー
タのうち入力しなかったデータが何であるかを蓄積する
非入力データ蓄積手順を備えた生命保険シミュレーショ
ン方法に係る。
【0027】請求項12記載の発明は、請求項7から請
求項11いずれかに記載の生命保険シミュレーション方
法を限定したものであり、基礎データ入力手段には用意
していない項目のデータたる非項目データの入力を受け
付けて蓄積する非項目データ蓄積手段を備えた生命保険
シミュレーション方法に係る。
【0028】請求項13記載の発明は、コンピュータに
実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であ
る。そのプログラムは、試用者による基礎データの入力
を受け付ける基礎データ入力手順と、その基礎データか
ら準備済み資金を算出する準備済み資金算出手順と、基
礎データから生涯必要資金を算出する生涯必要資金算出
手順と、準備済み資金と生涯必要資金との差額が所定以
上のマイナス額である場合に準備済み資金が不足してい
た場合に試用者へ紹介する例話を予め蓄積した例話デー
タベースから基礎データに基づいて当該試用者に適した
例話を抽出する例話抽出手順と、その例話抽出手順が抽
出した例話を試用者に対して出力する例話出力手順とを
コンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0029】ここで、「記録媒体」とは、それ自身では
空間を占有し得ないプログラムを担持することができる
媒体であり、例えば、フロッピーディスク、ハードディ
スク、CD−ROM、MO(光磁気ディスク)、DVD
−ROM、PDなどである。
【0030】(その他)請求項8から請求項12記載の
方法発明をプログラムとし、請求項13記載の発明のよ
うにプログラムを記録した記録媒体の発明として提供す
ることは、当然可能である。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、実施形態および
図面に従って更に詳しく説明する。ここで使用する図面
は図1乃至図8である。図1および図7は、本発明の実
施形態を示すフローチャートである。図2および図6
は、本発明の実施形態の概念を示す概念図である。図3
は、本発明の実施形態に用いる質問シートの一例であ
る。図4は、本発明の実施形態に用いる必要資金算出シ
ートの一例である。図5は、本発明の実施形態に用いる
準備済み資金の算出シートの一例である。図8は、準備
済み資金等と年齢との関係をシミュレーションして出力
したグラフである。
【0032】図2を参照させながら説明すると、本実施
形態は、試用者による基礎データの入力を受け付ける基
礎データ入力手段と、その基礎データから準備済み資金
を算出する準備済み資金算出手段と、基礎データから生
涯必要資金を算出する生涯必要資金算出手段と、準備済
み資金が不足していた場合に試用者へ紹介する例話を蓄
積した例話データベースと、準備済み資金と生涯必要資
金との差額が所定以上のマイナス額である場合に基礎デ
ータに基づいて当該試用者に適した例話を抽出する例話
抽出手段と、例話抽出手段が抽出した例話を試用者に対
して出力する例話出力手段とを備えた生命保険シミュレ
ーション装置である。なお、図6に簡単に示している
が、インターネットを用いてインタラクティブ性を確保
した通信システム技術およびコンピュータによる情報処
理技術を用いている。
【0033】ここで「基礎データ」とは、家族構成、各
種必要資金(生活資金、教育資金、老後資金など)算出
のためのデータ、準備済み資金算出のためのデータ、年
金情報などである。図3、図4および図5において、更
に詳しい入力データ項目を図示している。
【0034】準備済み資金算出手段および生涯必要資金
算出手段は、図8に示すような画面を、準備済み資金等
と年齢との関係をシミュレーションして出力させること
としており、差額が所定以上のマイナスの場合には、
「警告!」を試用者に対して文字や音声などを用いて出
力する。そして、試用者に適した例話を例話抽出手段が
抽出し、出力する。例話データは、音声や動画などを組
み合わせ、視覚や聴覚に訴えるものとしている。
【0035】また、生命保険の基本形を蓄積する保険基
本形データベースと、準備済み資金と生涯必要資金との
差額が所定以上のマイナス額である場合に基礎データお
よび保険基本形データベースに基づいて当該試用者に適
した保険を組み立てる保険オーダー手段と、その保険オ
ーダー手段が組み立てた保険プランを試用者へ出力する
保険出力手段をも備える。例えば、準備済み資金が50
00万円ほど不足していたとすると、2000万円を保
障する終身保険と3000万円を保障する定期保険との
組み合わせサンプルを出力して紹介する。ここには、具
体的に月々の支払金額なども算出しているので、試用者
としては、今後の生活設計に対して参考になる。
【0036】更に、基礎データのサンプルを蓄積するサ
ンプル基礎データベースと、サンプル基礎データベース
から適当な抽出データを抽出するサンプルデータ抽出手
段をも備える。すなわち、準備済み資金算出手段および
生涯必要資金算出手段は、試用者が入力した基礎データ
に不足したデータがある場合には前記抽出データを用い
て準備済み資金および生涯必要資金を算出することとし
ている。図6に示すように、試用者は、インターネット
を介して本実施形態に係る生命保険シミュレーション装
置を所有する生命保険会社へ基礎データを送信すると、
例話および保険プランを入手することができるのであ
る。
【0037】(作用)まず、基礎データ入力手段が試用
者による基礎データの入力を受け付ける。そして、準備
済み資金算出手段がその基礎データから準備済み資金を
算出し、生涯必要資金算出手段が生涯必要資金を算出す
る。この算出結果は、経時的な変化を表すグラフとして
出力することが多い。そして、例話抽出手段が準備済み
資金と生涯必要資金との差額が所定以上のマイナス額で
ある場合に基礎データに基づいて当該試用者に適した例
話を抽出し、例話出力手段が抽出した例話を試用者に対
して出力する。
【0038】保険基本形データベースには、予め生命保
険の基本形が蓄積されている。保険オーダー手段は、準
備済み資金と生涯必要資金との差額が所定以上のマイナ
ス額である場合に、基礎データおよび保険基本形データ
ベースのデータに基づいて、当該試用者に適した保険を
組み立てる。そして、保険出力手段が組み立てた保険を
試用者へ出力する。
【0039】試用者としては、基礎データを入力すれ
ば、準備済み資金や生涯必要資金を算出してもらった結
果、準備済み資金が所定割合(例えば3割)あるいは所
定金額(例えば2000万円)以上足りなければ、例話
および保険プランが出力される。その結果、生命保険を
より深く考えるきっかけになる。生命保険の営業マンと
しては、本発明が提供するシミュレーションによって予
備知識などを得た試用者に対して、補足的な説明をすれ
ば良く、両者の時間節約に貢献できる。
【0040】また、試用者が入力した基礎データに不足
したデータがある場合には、サンプルデータ抽出手段が
サンプル基礎データベースから適当な抽出データを抽出
する。そして、準備済み資金算出手段および生涯必要資
金算出手段は、前記抽出データを用いて準備済み資金お
よび生涯必要資金を算出する。試用者としては、基礎デ
ータとして、全てのデータを入力しなくても例話や保険
プランを出力してもらえる。したがって、未確定なデー
タや知らないデータがあっても、本願シミュレーション
装置を利用することができる。
【0041】図7に示すのは、一旦、保険プランを出力
した後のフローチャートである。まず、保険プランを出
力する。出力された試用者は、そのプランの妥当性を検
討する。そして、例えば、月々の支払金額が多すぎると
考えた場合には、保険の種類、保障額などを入力する。
すると、準備済み資金および生涯必要資金が算出され
る。ここでも準備済み資金が所定割合(例えば3割)あ
るいは所定金額(例えば2000万円)以上足りなけれ
ば、例話が出力され、また保険プランが出力され、試用
者に対して再考を促す。
【0042】(バリエーション)図示は省略するが、試
用者が入力した基礎データを蓄積する基礎データベース
や、試用者が入力すべき基礎データのうち入力しなかっ
たデータが何であるかを蓄積する非入力データベース
や、基礎データ入力手段には用意していない項目のデー
タたる非項目データの入力を受け付ける非項目データ入
力手段およびその非項目データを蓄積する非項目データ
ベースを備えている。蓄積した基礎データは、次なる勧
誘におけるデータとなるほか、統計的なデータとして役
立つ。
【0043】
【発明の効果】請求項1ないし請求項6記載の発明によ
れば、生命保険の契約当事者の時間節約に役立つととも
にコンサルティング機能も果たす生命保険のシミュレー
ション装置を提供することができた。また、請求項7な
いし請求項12記載の発明によれば、生命保険の契約当
事者の時間節約に役立つとともにコンサルティング機能
も果たす生命保険のシミュレーション方法を提供するこ
とができた。更に、請求項13記載の発明によれば、生
命保険の契約当事者の時間節約に役立つとともにコンサ
ルティング機能も果たす生命保険のシミュレーションの
プログラムを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すフローチャートであ
る。
【図2】本発明の実施形態の概念を示す概念図である。
【図3】本発明の実施形態に用いる質問シートの一例で
ある。
【図4】本発明の実施形態に用いる必要資金算出シート
の一例である。
【図5】本発明の実施形態に用いる準備済み資金の算出
シートの一例である。
【図6】本発明の実施形態の概念を示す概念図である。
【図7】本発明の実施形態を示すフローチャートであ
る。
【図8】準備済み資金等と年齢との関係をシミュレーシ
ョンして出力したグラフである。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試用者による基礎データの入力を受け付け
    る基礎データ入力手段と、 その基礎データから準備済み資金を算出する準備済み資
    金算出手段と、 基礎データから生涯必要資金を算出する生涯必要資金算
    出手段と、 準備済み資金が不足していた場合に試用者へ紹介する例
    話を蓄積した例話データベースと、 準備済み資金と生涯必要資金との差額が所定以上のマイ
    ナス額である場合に基礎データに基づいて当該試用者に
    適した例話を抽出する例話抽出手段と、 例話抽出手段が抽出した例話を試用者に対して出力する
    例話出力手段とを備えた生命保険シミュレーション装
    置。
  2. 【請求項2】生命保険の基本形を蓄積する保険基本形デ
    ータベースと、 準備済み資金と生涯必要資金との差額が所定以上のマイ
    ナス額である場合に基礎データおよび保険基本形データ
    ベースに基づいて当該試用者に適した保険を組み立てる
    保険オーダー手段と、 その保険オーダー手段が組み立てた保険プランを試用者
    へ出力する保険出力手段とを備えた請求項1記載の生命
    保険シミュレーション装置。
  3. 【請求項3】基礎データのサンプルを蓄積するサンプル
    基礎データベースと、 サンプル基礎データベースから適当な抽出データを抽出
    するサンプルデータ抽出手段とを備え、 準備済み資金算出手段および生涯必要資金算出手段は、
    試用者が入力した基礎データに不足したデータがある場
    合には前記抽出データを用いて準備済み資金および生涯
    必要資金を算出することとした請求項1または請求項2
    記載の生命保険シミュレーション装置。
  4. 【請求項4】試用者が入力した基礎データを蓄積する基
    礎データベースを備えた請求項1、請求項2または請求
    項3記載の生命保険シミュレーション装置。
  5. 【請求項5】試用者が入力すべき基礎データのうち入力
    しなかったデータが何であるかを蓄積する非入力データ
    ベースを備えた請求項1から請求項4いずれかに記載の
    生命保険シミュレーション装置。
  6. 【請求項6】基礎データ入力手段には用意していない項
    目のデータたる非項目データの入力を受け付ける非項目
    データ入力手段と、 その非項目データを蓄積する非項目データベースとを備
    えた請求項1から請求項5いずれかに記載の生命保険シ
    ミュレーション装置。
  7. 【請求項7】試用者による基礎データの入力を受け付け
    る基礎データ入力手順と、 その基礎データから準備済み資金を算出する準備済み資
    金算出手順と、 基礎データから生涯必要資金を算出する生涯必要資金算
    出手順と、 準備済み資金と生涯必要資金との差額が所定以上のマイ
    ナス額である場合に準備済み資金が不足していた場合に
    試用者へ紹介する例話を予め蓄積した例話データベース
    から基礎データに基づいて当該試用者に適した例話を抽
    出する例話抽出手順と、 その例話抽出手順が抽出した例話を試用者に対して出力
    する例話出力手順とを備えた生命保険シミュレーション
    方法。
  8. 【請求項8】準備済み資金と生涯必要資金との差額が所
    定以上のマイナス額である場合に、基礎データおよび生
    命保険の基本形を予め蓄積する保険基本形データベース
    に基づいて当該試用者に適した保険を組み立てる保険オ
    ーダー手順と、 その保険オーダー手順が組み立てた保険を試用者へ出力
    する保険出力手順とを備えた請求項7記載の生命保険シ
    ミュレーション方法。
  9. 【請求項9】試用者が入力した基礎データに不足したデ
    ータがある場合に、基礎データのサンプルを予め蓄積す
    るサンプル基礎データベースから適当な抽出データを抽
    出するサンプルデータ抽出手順を備え、 準備済み資金算出手順および保障額算出手順は、前記抽
    出データを用いて準備済み資金および生涯必要資金を算
    出することとした請求項7または請求項8記載の生命保
    険シミュレーション方法。
  10. 【請求項10】試用者が入力した基礎データを蓄積する
    基礎データ蓄積手順を備えた請求項7、請求項8または
    請求項9記載の生命保険シミュレーション方法。
  11. 【請求項11】試用者が入力すべき基礎データのうち入
    力しなかったデータが何であるかを蓄積する非入力デー
    タ蓄積手順を備えた請求項7から請求項10いずれかに
    記載の生命保険シミュレーション方法。
  12. 【請求項12】基礎データ入力手段には用意していない
    項目のデータたる非項目データの入力を受け付けて蓄積
    する非項目データ蓄積手段を備えた請求項7から請求項
    11いずれかに記載の生命保険シミュレーション方法。
  13. 【請求項13】コンピュータに実行させるためのプログ
    ラムを記録した記録媒体であって、 そのプログラムは、試用者による基礎データの入力を受
    け付ける基礎データ入力手順と、 その基礎データから準備済み資金を算出する準備済み資
    金算出手順と、 基礎データから生涯必要資金を算出する生涯必要資金算
    出手順と、 準備済み資金と生涯必要資金との差額が所定以上のマイ
    ナス額である場合に準備済み資金が不足していた場合に
    試用者へ紹介する例話を予め蓄積した例話データベース
    から基礎データに基づいて当該試用者に適した例話を抽
    出する例話抽出手順と、 その例話抽出手順が抽出した例話を試用者に対して出力
    する例話出力手順とをコンピュータに実行させるための
    プログラムとしたコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。 【0001】
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100889713B1 (ko) 2003-10-20 2009-03-20 덴끼 가가꾸 고교 가부시키가이샤 액체 급결제, 스프레이 재료 및 그것을 사용한 스프레이공법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100889713B1 (ko) 2003-10-20 2009-03-20 덴끼 가가꾸 고교 가부시키가이샤 액체 급결제, 스프레이 재료 및 그것을 사용한 스프레이공법

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